大祓百鬼夜行②〜雷速の電撃戦
「皆!竜神親分との最後の戦いを始めるよ!」
そうレーヴァ・アークルージュ(超学園級の烈焔魔導士・f29627)はグリモアベースに集まった猟兵達に声をかけ、ブリーフィングを始める。
今回、彼らが担当するのは竜神親分『碎輝』の『成長電流形態』だ。
「もう猟兵達の間では周知の事実だろうけど、一応説明を……この形態の竜神親分『碎輝』は『無限の成長』を以て戦ってくるよ。最初は弱いんだけど、成長が進んでいくにつれて強化されていき、誰にも手に負えなくなる……それが竜神親分の『最弱』の真価だよ」
『最初』は『最弱』であるが、『成長』するにつれて『無敵』となる。
それが竜神親分『碎輝』の『無限成長ユーベルコード』なのだ。
「これに対抗するには短期決戦のみ!皆には一回の交戦で短い時間で竜神親分を斃せると判断してから転移してもらい、そこから迅速に竜神親分を成長させる前に撃破してもらうよ」
つまりは、電撃戦。転移を用いた奇襲と最低限の人数を以て迅速に竜神親分を撃破するのが今回の作戦だ。
「今回は短い時間で最低限の人数で作戦を行ってもらう事になるから、それを念頭において参加してね」
そう念を押すと同時、虚空に火が灯される。
それはレーヴァのグリモアである狐火そのもの。
本来すぐさま炎が空間に拡散して世界間移動の扉となるゲートに変化する狐火だが、今回は奇襲作戦であることを踏まえて空間が火炎に変化しているままだ。
「作戦が実現可能な人数が集まったら、すぐさまゲートを開けるよ。それまで準備していてね」
黒代朝希
大祓骸魂の元へ5/28に辿り着く為の電撃戦です。
ソロ描写でなく必然的に連携リプレイとなります。
完結が可能な最低限の人数が集まり次第、プレイングを締め切らせてもらいます。
プレイングボーナス……他の猟兵と連携して戦う。
第1章 ボス戦
『竜神親分『碎輝』成長電流形態』
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POW : 成長電流放射
【黄金竜】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【状態から次第に強くなっていく電流】を放ち続ける。
SPD : 黄金竜神
【体に雷を纏う】事で【無限に成長を続ける黄金竜の姿】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : 超電竜撃滅衝
自身が装備する【槍】から【無限に成長する巨竜型の雷電】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【感電】の状態異常を与える。
👑11
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夜刀神・鏡介
この戦いもいよいよ大詰めって辺りか……。残り時間は短いが、決して越えられない壁ではない筈。だからまずは、目の前の碎輝、あんたを乗り越えさせてもらおう
などと気勢を上げて共に戦う皆を鼓舞しつつ、神刀の封印を解除
金色の神気を刀身に宿らせて、――弐の秘剣【金翼閃】
超高速で飛ぶ金色の斬撃波によって碎輝が放った雷電諸共、彼を攻撃
これだけで碎輝に痛打を与える事はできまいが、彼の放つ攻撃を、その動きを妨害出来れば他の猟兵が繋げてくれる筈だ
その後は敵が遠距離ならば妨害を主目的に斬撃波を飛ばして随時攻撃。近距離ならば碎輝の直接攻撃を受け流しながら切り込んで直接攻撃
――感謝するよ、碎輝。これで俺達はまだ、先に進める
シホ・エーデルワイス
アドリブ&連携歓迎
最初から強い存在なんて滅多に無いと思います
寧ろ…最初から強い…ある意味完成した存在は
環境や状況の変化に対応し難いかもしれません
強さとは何かを考えさせてくれる親分さんだと思います
他の味方への支援優先で行動
第六感と聞き耳で敵の動きを見切り
雷は聖剣を念動力で宙に浮かせて避雷針にして逸らすか
電撃耐性のオーラ結界で味方を庇いつつ防御
負傷しても諦めない強さを改めて認識させてくれた碎輝さんの
期待に応えたい覚悟と継戦能力で耐える
ここぞというタイミングで【華霞】の花弁で目潰しによる援護射撃
余裕があるなら味方の攻撃が当たり易い様フェイントの誘導弾で攻撃
皆さんと一緒ならきっと大丈夫です!
空亡・劔
他の参加者と連携希望
決意
…もしも間に合わない時は
我が身を依代に大祓骸魂を取り込み一時的でも封じて見せる…!
親分達がやってのけた事…あたしもまた…!
カタストロフは起こさせない…!
【戦闘知識】で親分の動きを【見切り】
【天候操作】で純水で構成された雪による猛吹雪を引き起こし
【属性攻撃】で氷属性を武器と全身に纏い電撃耐性を高め
親分…あんたの勇気は無駄にしない
それにきっと…あんたとも弾幕ごっこで遊びたいからね
全霊をもって今は倒す!
時刻みを使用
【残像】を残し高速で飛び回りながら
【念動力】を込めた【弾幕】で動きを鈍らせると同時に
【結界術】で閉じ込め
時空を切り裂く斬撃をもって【二回攻撃】による【切断】
カシム・ディーン
共闘希望
中々に厳しい状況だがまだ終わりじゃねーです
「此処が正念場だよご主人サマ!」
【戦闘知識・情報収集・視力】
強化された視力で動き自体を観察し
今迄の戦闘記録と己の経験も吟味し攻撃や動作の癖を見出し共闘者達と情報共有
また仲間の戦力についても把握して連携方法を分析
【属性攻撃・迷彩】
水光属性を己とメルシーに付与
純水をフィールドとして纏い光学迷彩で存在を隠
UC発動
他の参加者とタイミングを合わせての猛攻開始!
【念動力・スナイパー】
念動光弾を乱射してその動きを乱し
メルシー
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
主と技能をリンクさせ援護射撃をと交じり鎌剣による連続斬撃からその槍を強奪にかかる
此処で終わらせねーよ
ナイ・デス
もう十分に力、示せましたよね
竜神親分、碎輝さん
私達は、大祓虞魂を祓いに、あなたを超えていきます!
変身する
変身して「光」に、自らを破壊(分解)、再生(再構築)
再生量に比例して、限界はない。無限に強くなる。文明はより強固に、より速く
【生命力吸収】世界から、碎輝さんの雷からも力をかりて、輝きを増していく
最大飛翔速度に、光を放っての加速【推力移動】を乗せて
【浄化】の光を宿した拳で【重量攻撃】
骸魂を、虞を殴り祓う
即興の連携攻撃は、隙を埋める、反撃の機を与えない波状攻撃でどうでしょう
成長されても、私が【かばい】受けて、再生して、成長に追いついて【カウンター】
全身から浄化の光を放つ【零距離射撃】で撃ち祓う!
「この戦いもいよいよ大詰めって辺りか……残り時間は短いが、決して越えられない壁ではない筈」
事実、ゲートが開通する直前に竜神親分と新し親分の戦場制圧が報告された。
だが、予知した依頼がある以上『観測』された竜神親分と新し親分は依然として存在し続ける。
「だからまずは、目の前の碎輝、あんたを乗り越えさせてもらおう」
夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)はそうしたことも踏まえて、竜神親分へと挑んでいく。
「——『弐の秘剣【金翼閃】』」
発動するユーベルコードは神刀【無仭】の封印を解くことで金色に煌めく超高速の斬撃波を放つ封印解除系ユーベルコード。
その金色の斬撃は、碎輝が放った雷電諸共攻撃していく。
「これだけで碎輝に痛打を与える事はできまいが、彼の放つ攻撃を、その動きを妨害出来れば他の猟兵が繋げてくれる筈だ」
その確信を得た鏡介は、一撃を加えた旨を他の猟兵にグリモア猟兵を介して告げて撤退する。
「――感謝するよ、碎輝。これで俺達猟兵はまだ、先に進める」
「最初から強い存在なんて滅多に無いと思います。寧ろ…最初から強い…ある意味完成した存在は、環境や状況の変化に対応し難いかもしれません」
完成とはすなわちそこで終わりであり、発展の余地が無いという事だ。
故に、無限の成長――終わりなき自己の発展を可能とする竜神親分のユーベルコードは、そう言った意味で安易な『完璧』よりも『完成』していると言えるだろう。
「強さとは何かを考えさせてくれる親分さんだと思います」
そう言いながら、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は他の猟兵の攻撃を支援するべくユーベルコードを起動させていく。
「——『【華霞】儚きエーデルワイスの嵐』」
瞬間、竜神親分を侵食していくのは感覚を晦ませる、銀色に輝くエーデルワイスの花びら。
それを戦場に満たすことで、竜神親分の感覚を鈍らせることで他の猟兵の攻撃が命中しやすくなるようにしたのだ。
「皆さんと一緒ならきっと大丈夫です!親分さんにも勝って、『大祓百鬼夜行』にも勝利しましょう!」
「……もしも間に合わない時は、我が身を依代に大祓骸魂を取り込み一時的でも封じて見せる……!」
そう決意するのは空亡・劔(本当は若い大妖怪・f28419)。
『おいおい、そりゃ悪手だぜ』
そこに竜神親分は語り掛ける。
『世界最強の妖怪なんだろう?そこは『カタストロフが起きようが無理やりでも間に合わせて阻止する』くらいは言わなきゃだめだろう』
「……そうね、少し弱気になっていた」
それは、空亡(エンドブレイカー)として重要な事。例えどんな絶望的な状況でも、理不尽なる終焉に抗い続けた場合、生き延びることが出来る。
それが、終焉破壊者(エンドブレイカー)。故に、弱気になっては駄目なのだ。
「親分達がやってのけた事……あたしもまた……!カタストロフは起こさせない……!なぜなら!」
そう告げて、決まり文句を叫ぶ。
「この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての大異変!親分といえど生意気だからよ!」
瞬間、時空ごと人類の脅威を切り裂く斬撃が解き放たれる――!
「中々に厳しい状況だがまだ終わりじゃねーです」
『此処が正念場だよご主人サマ!』
「ああ、ここで終わらせねーよ。カクリヨファンタズムの終焉(エンディング)はハッピーエンドだァ」
【界導神機『メルクリウス』】のコックピット内で、自我と意思のあるキャバリアを会話をするのは竜眼簒奪の魔術盗賊、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)。
「本当はその瞳にも興味がねー訳ではねーですが……まぁ、味方なので奪うのは止めですね」
『さすがご主人サマ弁えてるゥ!』
「おめーは弁えなさすぎです」
そう会話を繰り広げながら、カシムは自我保有キャバリア人間体変容ユーベルコード『メルシー&カシム『ロバーズランペイジ』(キシントトウゾクノダイジュウリン)』を起動させ、メルシーと二人で紫電が瞬く空へと踏み出していく。
「もう一度言わせてもらうぜ。『此処で終わらせねーよ』」
「それが、メルシー達!」
瞬間、92100km/hの速度で飛翔しながら高機動連携攻撃を二人は繰り出していった。
「もう十分に力、示せましたよね。竜神親分、碎輝さん。私達は、大祓虞魂を祓いに、あなたを超えていきます!」
『良いぜ!だったら見せてみろ、『文明守護竜』ダイウルゴスとして、そして、ナイ・デス自身として!』
「無論、です!」
そう叫んでナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)は自身を聖者の光へと分解し、『文明守護竜』としての自分を構成する99の文明を更に強固にしていく。
「まだだ……です!」
そこへ、『碎輝』が解き放ち迸らせる紫電をも取り込み、聖者の光と融合同化させていくと同時に99の文明に莫大な電力エネルギーを与えていく。
「『『ブレンホルズ・ジヴィライゼーション』(エクステンドオーブ)』」
聖者の光そのものとして、『文明守護竜』ダイウルゴスとして、そして、愛しき勇者から貰った名である『ナイ・デス』自身として、その活力は無限の力を引き出していく!
「これで、ハッピーエンド、です!」
『——見事だったぜ!』
そう呟いて竜神親分『碎輝』は戦闘不能となり、申請した帝竜にして竜の中の王(ドラゴンロード)そのものの姿をしたナイを視界に入れながら、この『大祓百鬼夜行』から有終の美を飾って幕を下りるのであった――
大成功
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