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大祓百鬼夜行③〜麒麟は塔の輝きを目指す

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行


●鎮守塔を狙う災いの群
 カクリヨファンタズム、百霊鎮守塔。
 この世界の最深層に通じる道を示すという呪われた塔の最上階には百霊灯篭が存在している。
 それは竜神親分『碎輝』へ至る為の道を照らすと共に、眠れる最弱の竜神親分の力を抑え込むとされている。
 この百霊灯篭を灯せば竜神親分への道が開かれかつ骸魂を取り込んだらしい竜神親分を弱体化できる。
 だからか、無数の麒麟が塔を破壊せんと猛スピードで接近してきていた。塔ごと破壊してしまえば猟兵達の目論見を崩す事ができる。瑞獣の伝承とは逆に大いなる災いを齎すとされる麒麟達は、その身に纏う災厄を塔の破壊の為に解放せんとしていた。

「百霊鎮守塔という建築物が幽世には存在しているが、その一つが麒麟に破壊されようとしておると予知を得た」
 竜神の一柱、水鏡・多摘(今は何もなく・f28349)が集まった猟兵達に告げる。
「この塔は正しく最深層に向かう為の道を示し、そして竜神親分の力を抑え込む力を持つが……竜神親分の弱体化を阻止せんとオブリビオンの麒麟の群が塔を目指している。この塔を守る為に皆の力を貸してほしい」
 そして多摘は予知で得た情報を語り始める。
「まず麒麟の群だが一体一体はそこまで強くはない。だが数が多く、迂闊に戦うと数の暴力に叩き潰されるか突破されてしまうじゃろう」
 だから塔にある程度ひきつけて背後に塔を背負って戦うか、塔の中にある程度誘い込んで戦うのが無難じゃろうと、龍神は語る。
「塔は中心に一本の巨大な柱がある。それが酷く破壊されない限りは塔の倒壊は防ぐ事ができる。そして塔の中と塔の周囲には防衛の為の装置があって、それを上手く使う事で麒麟達の迎撃を有利に行う事ができる。この塔の場合は鎖、装置のスイッチを押して起動状態にしている間に麒麟が来た場合、それを捕らえる鎖を放ってくれる。ただ起動状態は一分もすると解除されるためタイミングを計る必要があるじゃろう」
 そこまで説明した多摘は宝珠型のグリモアを操り、転送の陣を出現させる。
「既に竜神親分への道は開かれておるが、この地を制圧できれば竜神親分との戦いを有利に進める事ができる。どうか頼んだぞ」
 そう多摘は締め括り、転送陣に霊力を込め陣を起動し猟兵達を転送する。
 転移した猟兵達の目の前にはどこか恐ろし気な塔が聳えている。
 そして、その肌にこれより訪れる災厄の気配をびしびしと感じるのであった。


寅杜柳
 オープニングをお読み頂き有難うございます。
 大きくもない小さな災いは蹴散らしてしまいましょう。

 このシナリオは百霊鎮守塔で塔を破壊せんとする『麒麟』を迎撃するシナリオとなります。
 麒麟たちは数が多いですが、この百霊鎮守塔には霊的防衛装置である霊鎖発射装置があります。
 この装置は起動スイッチを押して作動させた状態で麒麟が近づいてくると、霊的なものを縛り付ける鎖が伸びて縛り付けてくれます。
 ただし作動させてから1分以内に作動しなかった場合休止状態になって再起動する必要がありますので、必要なタイミングで起動させる必要があります。
 また、下記の特別なプレイングボーナスがある為、それに基づく行動があると判定が有利になりますので狙ってみるのもいいかもしれません。

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 プレイングボーナス……霊的防衛装置を駆使して塔を守る。
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 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『麒麟』

POW   :    カラミティリベンジ
全身を【災厄のオーラ】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【攻撃】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
SPD   :    因果麒麟光
【身体を包むオーラ】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、身体を包むオーラから何度でも発動できる。
WIZ   :    キリンサンダー
【角を天にかざして招来した落雷】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を災いの雷で包み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
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ソルティリア・ブレイズ
アドリブ・連携 OK

「数が多い、か。なら一気に蹂躙した方が速そうだ」
 剣を抜き、一気に駆け抜け敵を減らそうとするが、一向に減らず、敵の数がかなり増えたのを確認したら防衛装置を起動して、UC『瞬間錬成』を起動して、一気に叩き潰します。

「まさか動きを止める事になるとは、私も少し鈍ったかな?」


麦屋・灼
はっはぁ、なるほどのう。防衛装置を上手いタイミングで使って、あっちの妖怪共を縛り付けて叩きのめしゃいいって寸法か。
よし、やったろうじゃないか!

塔の周辺に立って麒麟を迎撃
事前に肉うどんに乗せる牛肉のしぐれ煮たっぷり食って、能力の底上げじゃ
「今のわしは何でも出来る! 初陣じゃからと臆する必要はないわ!」
麒麟を塔の周辺に誘い込むように動き回りながら、スイッチを押すタイミングを見極める
そして、いい頃合いの距離になったらどろんはっぱを飛ばしてスイッチオンじゃ
「囚われたかの? ならばあとはこっちのもんじゃ、往生せい!」

アドリブ・連携歓迎


夜柄守・白袖
うん、塔は土台を崩せば結構簡単に崩れてくれるから、それは正しいだろう。
こちらは大黒柱を守れば勝ち、ということだ。

……防衛戦は、まあ、不得手だが……設備を使えばどうにかなるだろう。
多分。
きっと。

出来る限り引き付けて掃討したいところだ。接敵し、速度で撹乱するように前線を操作しよう。
数を減らしながらも、優先は敵前線を横並びに揃え、装置の有効範囲に出来るだけ固めた状態で収める事。

有効範囲に入れば、一気に戻り装置を起動させる。塔の中へ雪崩れ込む手前では起動させる事が出来るだろう。
どれ程私の真似をしようと捕縛されている状態では片手落ちだ。切り捨てよう。

出来なければ強行……なら、やる事は変わらないのか。


ゲニウス・サガレン
私は塔の中で待ち受けようか。
塔内では麒麟が行動する方向が絞られるからね。
装置の射程内に多くの個体を引き付けたい。
恐らく、彼らは柱を壊しにくるはずだ。

アイテム「C式ガジェット」
UC「ガジェットショータイム」

タコ型ガジェットよ、姿を周囲に擬態し、秘かに麒麟たちの尻尾を引っ張ったり、墨を吐いたりして攪乱するんだ。

彼らが混乱し始めたら、出来るだけ個体が集まっているところを狙う!
アイテム「海蛍閃光弾」&「沈滞の投網」&「フライングシュリンプ」

この閃光弾は、しばらく視野にきらきらしたちらつきを残す。
そして有翅エビたちが、上空から投網を落とす。
こうして動きを止めたところで、霊鎖発射装置の出番だ!



●百霊鎮守塔防衛戦
 グリモアベースより転移した猟兵達は塔の内部、そして周囲の確認を開始した。
「はっはぁ、なるほどのう。こいつを上手いタイミングで使って、あっちの妖怪共を縛り付けて叩きのめしゃいいって寸法か」
 少年姿の狐の東方妖怪、麦屋・灼(燃ゆる狐は赤々と・f33507)は岩に偽装された防衛装置を興味深げに弄っている。
 骸魂に憑かれ救出され、そして猟兵として合流してからまだ一月も経たぬ彼。けれど自身が感銘を受けた猟兵達の気概に報いるという意志は強い。
「数はそれなりにあるようだけど、隙間を抜けられそうだねえ」
 海の世界では博物学者をやっているゲニウス・サガレン(探検家を気取る駆け出し学者・f30902)が確認するのは装置の配置。
 防衛装置の数は一つではなく、離れた位置に複数配置されているが有効範囲は意外と狭くどうしても隙間ができてしまうようだ。
「使い方次第って所かねえ。塔を守るならもっと狭めて配置して突破防いだ方がよさそうだけど」
「……うん、塔は土台を崩せば結構簡単に崩れてくれるから、それは正しいだろう」
 小柄なドワーフのソルティリア・ブレイズ(過去の剣豪・f27901)の言葉に返すは人狼の如き姿の怪奇人間、夜柄守・白袖(怪奇人間の學徒兵・f32220)。
 麒麟達の狙いはこの塔の土台たる大黒柱、戦術的にそれを狙うのは合理的だろうと彼は思考する。
 幼少期から武装組織の少年兵、帝都桜學府に保護されてからも學徒兵として教育を受けた彼は状況からの最善手に考えを巡らせる。
 ――向こうの狙いは塔の柱一点集中、それはその一点を突破できなければ一気に苦しくなる。
 つまり、この塔の大黒柱を守れば猟兵の勝ち、ということだ。
 問題は白袖は防衛戦をあまり得手としていない事なのだが。
「……設備を使えばどうにかなるだろう」
 多分。きっと。後に続く言葉はどうにも不安が残るけれども。
「ああ、じゃあ私は中で最終防衛ラインを務めさせてもらうよ」
 まあ役に立たない方がいいけどね、と軽口を叩きつつゲニウスが塔の中へと入り彼の準備を行う。

 そして少しして。遠くに微かな振動、そして立ち上る土煙が見える。
 群れ成しこの塔を狙う麒麟達の姿が徐々に近づいてくる。
「数が多い、か。なら一気に蹂躙した方が速そうだ」
 ソルティリアは背に負った無銘の剣を抜き臨戦態勢、塔に近づける前に数を減らさんと真っ向から麒麟の群れへと突撃する。
 隙間を駆け抜け手当たり次第に斬撃を重ねていく彼女、だが麒麟の数が減る様子は一向に見られない。寧ろその反撃が苛烈になっているようにすら感じられる。
 ――いや、実際に増えている。
 麒麟の群れすべてが受けた攻撃の合計に比例して攻撃の回数を増すユーベルコード、多くの剣を操るソルティリアと言えど対処しきれるものではない。
 そんな彼女をすり抜け麒麟の群は防衛装置が設置されている辺りに差し掛かる。
「よし、やったろうじゃないか!」
 迎え撃つ灼は完全に迎撃態勢、勢いに乗る麒麟達は彼を吹き飛ばさんと更に加速する。
 麒麟は既に強化されている、しかし今の灼も準備は万全。
 麒麟の姿を視認した瞬間、彼は甘辛く煮込まれた牛肉のしぐれ煮を一気に口に放り込み味わった。本来肉うどんに乗せるそれはユーベルコードを起動するには質・量共に十分。
 実年齢は初老に差し掛かる彼だけれども、今は外見年齢並みに全身の細胞が活性化されていて、突撃してきた麒麟の双角を真っ向から受け止め明後日の咆哮に投げ飛ばす。
「今のわしは何でも出来る! 初陣じゃからと臆する必要はないわ!」
 投げ飛ばした麒麟が地に転がる前にその後方から次の麒麟が突っ込んでくるが、灼はその頭部に足をかけてそのまま跳躍、麒麟の群れの背を足場にして群れの後ろへと駆け抜ける。
 突撃を軽く躱されプライドが傷ついたのか、背を踏まれた麒麟達は灼を八つ裂きにせんと塔を後回しにし、地面を蹄で力強く踏み込み加速する。
 そして灼が惹きつけきれなかった麒麟達に、黒服の狼が飛び込んでいく。
 彼の獲物はダガーと退魔刀といずれも近接武器。その二振りで麒麟に斬りつけ反撃される前に離脱、麒麟よりも小回りの利く体と速度で攪乱する。
 麒麟達の首元を斬り裂きつつ白袖は常に戦線の状態に注意を払う。
 理想は数を減らしつつ前線が横並び――防衛装置の有効範囲にできるだけ固めた状態にする事。
 絶え間なく変化する戦況でその理想状態を作る事は困難だが、持ち前の速度とユーベルコードによる加速で窮地を逃れつつ望み通りになるように戦況を狼の青年は整えていく。
 一方、灼は麒麟の追撃をギリギリのところで回避しつつ塔の周囲を駆け回っていた。
 麒麟の数は後から後からどんどん増え、それに伴い逃げ場も減っていき――そして無くなった。
 背には塔の壁、それ以外の全周を麒麟に完全に包囲され灼は追い込まれている。しかしその不敵な表情に恐れは見えない。
 麒麟が大きく角を振り上げ一斉に飛び掛かってくる。その瞬間、灼はどろんはっぱを塔の屋根――装飾の一部に見えるよう偽装されたスイッチへと飛ばし、起動する。
 すると塔の壁から霊なる鎖が伸び、飛びかかってきた麒麟達を次々に拘束し地面に縛り付けていく。
「囚われたかの? ならばあとはこっちのもんじゃ、往生せい!」
 灼はその護符装束の一部を解き、破魔の力を宿した護符を麒麟達の額に張り付け骸魂を弾き出し、本来の妖怪の姿へと戻していく。
 そして、ソルティリアも同じように周囲を麒麟に包囲されていた。
 斬撃で惹きつけていた彼女、包囲されながらもどうにか岩に偽装された防衛装置へと辿りついていて、その起動スイッチを押した。
 途端地面から無数に伸びる霊的な鎖が麒麟達を地面に縫い留めるように拘束、その苛烈な突進を強制的に停止させる。
 或いは時間が経てばこの霊なる鎖からも脱出されるかもしれない、しかしソルティリアにはその時間で十分。
「鍛冶屋におかしな事聞くなよ。 武器の貯蓄は十分にあるぜ」
 ソルティリアのユーベルコード、召喚されしは65本の剣。それらが降り注ぎ、地に縫い止められた麒麟の群れの急所を串刺しにしていく。
「まさか動きを止める事になるとは、私も少し鈍ったかな?」
 ぼやくソルティリア、右目の負傷によりここ最近前線から遠のいていた為のなまりもあるのかもしれない。
 しかし、少なくともこの場の制圧は完了したようだ。
 更に別の場所では白袖が変わらず麒麟と接近戦を繰り広げていた。
 素早く麒麟に接近した白袖が刃を振るおうとした瞬間、麒麟の身に纏うオーラが輝きを増す。
 咄嗟に白袖は攻撃を放棄、コピーの条件を満たさせない。
 後退した彼に麒麟達は一斉に突撃を仕掛けてくる。しかし防衛装置の起動が僅かに早い。
 鉄鎖が地面から一斉に伸びて侵入者たる麒麟達を地に縛り付けると同時、白袖が麒麟達を刃で次々に斬り裂き骸魂から妖怪達を解放していく。
 例えコピーされようと動く事ができないのであれば恐れるに足らぬ片手落ちだ。
 だが、その時彼の視界の端に看過できぬ光景が飛び込んできた。
 後方を振り返れば他の二人を無視し一直線に塔へと向かう麒麟の姿。
 即座に彼は攻撃を放棄し加速して塔へ走る。あの勢いで雪崩れ込まれては流石にまずい――風を裂く疾風の如き彼と麒麟が塔の入り口に辿り着いたのはほぼ同時。
 予め周囲を確認していた彼は入り口近くの防衛装置の起動スイッチを押し麒麟達を捕縛する。しかし速度の乗り切った数頭の麒麟を捕らえるには間に合わず塔へ侵入させてしまう。
 すぐに追跡を仕掛けたい、だがこの場の麒麟達を放置した場合霊鎖の拘束はやがて解ける事は目に見えている。
 手早く麒麟から骸魂を追い出し元の妖怪に戻すと、白袖は合流してきたソルティリアと灼に後続の警戒を任せ塔へと飛び込んでいった。

 塔への潜入を果たした麒麟は四頭、時間をかければこの数でも十分大黒柱を破壊する事は可能だろう。
 麒麟達は最早障害などないかのように塔の廊下を抜け中心部を目指す。
 ――が、麒麟の尾がほぼ同時に何かに引っ張られる。
 見えない何かに気を取られた瞬間、麒麟達の視界が黒に染まる。
 猟兵は塔の中にも潜んでいた――その事実を認識し、疑心暗鬼から麒麟達の歩みが遅くなる。
(「塔内では麒麟が行動する方向が絞られるからね」)
 海の世界では博物学者をやっているゲニウスは大黒柱近くの防衛装置の起動スイッチの近くに立ち、麒麟達の足音で大体の位置を計算していた。
 麒麟達の目標は明確、ならその通り道を制限して一網打尽にしてしまうのも戦術の一つだ。
 思ったよりも足音の数が少ないのは外の猟兵達が頑張ってくれた結果なのだろう。
 ならばその後詰めとしてきっちり彼らに報いねばならないと、帰還してきたタコのような形のガジェットを拾い上げる。
 C式ガジェットを介して発動したガジェットショータイム、それにより出現したこのタコ型ガジェットはその姿を隠し攪乱するにはうってつけの形だ。
 ゲニウスの命令に従ってタコ型ガジェットは麒麟達を撹乱した。道も狭くルートも制限される塔の中、一気に速度で突っ切ってくるような無謀は心理的にそう簡単に行えないだろう。
 そして麒麟の通り道には手頃な防衛装置もある事を道中で確認していたゲニウスはその場所へと向かう。
 気配がかなり近くなり、ゲニウスが廊下の角からそっと先の様子を覗き見る。
 麒麟達は周囲を警戒しながら固まって歩いている――この状況は理想的だ。
 けれどもう一押しを。ゲニウスは古代遺跡より発掘した自動修復する投網を空飛ぶエビの群れに持たせ、そして海蛍閃光弾を麒麟達の眼前に放り投げる。
 海蛍の光は本来やわらかなものだが、その発光成分を濃縮したこれは閃光弾の名に相応しい光量の青白い光で塔の廊下を満たし、麒麟達の視界を奪う。
 光にちらつく視界、その隙に空飛ぶエビの群れが麒麟達に投網を落とし動きを封じると、止まった瞬間にゲニウスが防衛装置を起動させて霊なる鉄鎖の群れで壁に縛り付ける。
 効果的に罠に陥れる為の場を整えたゲニウスの狙い通り、四頭の麒麟達は敢え無く捕縛される。
 オーラを輝かせ離脱しようとするがユーベルコードのコピーもこの状況ではそう意味をなさない。
 丁度その時、白袖が駆けつけ捕縛された麒麟達を見、その向こうのゲニウスへと視線を向ける。
「……外の方ももうすぐ片付くと思う。中に入ったのもこれで全部だろう」
「ああそれはよかった。きっちり守りきれたね」
 白袖の言葉に安心したようにゲニウスが応えた。

 そして塔の床でバタついている麒麟達から骸魂を祓い、外へ出て灼とソルティリアと合流して襲撃も収まった事を確認。
 猟兵達が戦い守り抜いた塔を見上げれば、その最上階に仄かに光が見えたような気がした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月27日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト