邪神復活チョコレートはUDCからの贈り物!
#UDCアース
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●学園に潜む甘い罠
鎌倉に存在する小中高一貫の大きな学園で、最近噂が流れていた。
バレンタインデーに自分はチョコをもらえそうもないと話していると、可愛い女の子が現れるらしい。
そして、彼女についていくと、心のこもった手作りのチョコをもらえるのだという。
けれど、噂は流れているものの、その真偽をはっきりと語る者はいなかった。
「へっ、どーせ噂だよ、噂。モテないってのは悲しいもんだぜ! ……はぁ」
「だよなー。どうせ俺たちのことなんて気にしてる女の子なんていないもんな!」
放課後。中学校の教室の1つで2人の少年が話していた。
「……なあ小田切。実際もらえそうもないよな、俺らも」
「そうだなー、加納。うちなんて母さんすら忙しくてくれないくらいなんだぜ」
2人しかいない教室で話をしていると、突然扉が開けられた。
一瞬教師が見回りに来たのかと彼らはビクつくが、違う。
夕暮れの赤い光に照らされた教室に入ってきたのは、緑がかった水色の髪を持った美少女だった。
「君たち……チョコが欲しいの?」
上目遣いに問いかけられて、加納と小田切は何度も頷いた。
「だったら……私と一緒に来て。あなたたちみたいな人に、チョコをあげて幸せにしてあげたいっていう人がいるの」
そう言われて断れる男子など存在するだろうか。
もちろん、2人も断れなかった。
――翌日も彼らは普通に学校に現れた。異様なまでに怠惰な様子で、しかし顔だけはニヤけている2人を、クラスメートたちは遠巻きに見つめるばかりだった。
彼らがチョコをもらい、そして邪神復活の儀式に利用されていることなど、誰も知るよしもなかった。
●グリモア猟兵の依頼
「UDCアースで邪神復活をもくろむオブリビオンがいるようです」
白金・伶奈(プラチナの先導者・f05249)が猟兵たちに呼びかけた。
「復活の儀式が行われているのは、西御門学園という小中高一貫の巨大学園内です」
ただし、残念ながら学園のどこで儀式が行われているのかは不明だという。
「わかっていることは、儀式の一環として生徒にお菓子を配っている者たちが学園内を暗躍しているということだけです」
お菓子を渡されて、それを食べると幸福感に支配されてしまう。そうした者を増やすことで儀式が完成に近づくのだと推測される。
現在、近づくバレンタインにかこつけてチョコが多数配られている。おそらく甘いものを渡しても疑われない今の時期に、一気に儀式を完成させるつもりなのだ。
「邪神が復活してしまう前に、どうか儀式を阻止してください」
伶奈は言った。
学園内のことならば、学園の関係者に聞くのが早道だろう。ただ、幸福感に支配されている犠牲者から話を聞きだすのは難しいので、聞く相手には一考が必要だろう。
あるいは儀式を行うUDCの痕跡を探したり、学園内の資料に不審な点がないかどうか当たってみるのも手だ。
「楽しいはずのイベントを、邪神復活のために利用することなど、見過ごすわけにはまいりません。皆様、どうぞよろしくお願いいたします」
そう言って、伶奈は頭を下げた。
青葉桂都
おはようございます、青葉桂都(あおば・けいと)です。
今回はUDCアースにて、バレンタインデーを利用して行われている邪神復活の儀式を阻止していただきます。
●舞台について
鎌倉に存在する小中高一貫の巨大学園です。
学園内のどこかで邪神復活の儀式が行われています。
第1章では学園内を調査して、どこで儀式が行われているか確認するのが目的となります。
●オブリビオンについて
どのような敵か、第1章の時点では情報がありません。
第2章では儀式を行っているUDCとの集団戦を行って、第3章では不完全ながら復活したボスと戦闘することになります。
それでは、ご参加いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
第1章 冒険
『鎌倉にある学園を調査せよ』
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POW : 学園関係者に直接聞く
SPD : 学園の周囲や内部から痕跡を見つける
WIZ : 学園の書類やデータベースを当たってみる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
赤星・緋色
おっけー
相手の情報を集めればいいんだよね
こんな時のために沢山とっておいた技能を駆使して頑張るよ
チョコは配られてるし、配る側や配る側への供給者を探して追跡すれば元を探せそうかな
まずは怪しまれないように学生に変装して放課後の学園に侵入
残ってる学生でバレンタインについて話してそうな人を第六感で探すよ
その後は対象が現れるまで技能目立たないで待機かな
対象が現れたら迷彩と追跡で気付かれないよう後を追っていく感じ
それで場所が掴めたらいいかな
なんやかんや分断されても他のルートから鍵開けやUCスカイステッパーを使って侵入していくよ
証拠になりそうな物とか場面があれば撮影してほかの猟兵たちに配って情報共有したいな
●巨大学園への潜入
小中高一貫だというUDCアースのその学校へ、猟兵たちはそれぞれに入り込んでいた。
「ここが西御門学園だね。おっけー、頑張るよ」
呟いたのは、赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)だった。
電子の海から生まれた精霊である赤毛の少年は、学生に変装するにはちょうどいい姿をしている。
身につけた様々な技術を生かすべく、彼は学園内へと足を踏み入れた。
「チョコが配られているんだし、配る側やその供給元を探して追跡すればいいかな」
考えながら、緋色は勘に頼って学園内を移動する。
部活に励む学生の声が時折遠く……おそらくは校庭か体育館から聞こえる。そうでない生徒たちの姿は徐々に減っていっている。
それでも、近づくバレンタインは暇な男子生徒にとって格好の話題となっていた。
「あーあ、チョコもらいたいよなあ」
そんな風に話す若者を見つけるのは、さして難しいことではない。
「……さて、後は追跡対象が現れるまで待機だね」
目立たないように行動する方法も、緋色にはわかっている。
もっとも、そう簡単に対象は発見できなかった。
なにも現れないままに生徒が下校して、新たな生徒を何度か探すはめにはなった。
それでも、やがて彼は男子生徒に話しかける作り物めいた女子生徒を発見する。
「あれが……チョコを配っている女子だね」
話しているところを、通りすがりのような振りをして、目立たぬように観察する。
やがて、男子生徒を連れて女子生徒はどこかへと移動を始めた。
どうやらさりげなく追跡を警戒している……が、緋色個人に注目しているわけではないらしい。
(「分断されたときの供えも万端だからね。このまま、どこに連れていくのか確かめさせてもらうよ」)
警戒する彼女に悟られぬよう、緋色は校内を静かに追跡していった。
成功
🔵🔵🔴
四辻・未来
ふむ、学校なんてものは現代のクローズドサークル、閉鎖的な空間だし隠れ蓑には実にいい。
これはやっかいな仕事になりそうだね。
幸いにも僕は高校生と言っても過言ではない。
制服を着ていれば生徒に紛れるのも問題ないだろう。
とはいえ広い学園だし足で探すにも限度がある
掲示物になにか最近の出来事なんて載ってないかな
校内のイベントや新聞部の眉唾なゴシップ記事でもいいんだけど。
なんにしろ興味を惹くものがあれば発信者に逢いに行ってみようか。
虎穴入らずんば虎子を得ず、まずは情報収集だよ。
長坂・リン
POW
心のこもった手作りのチョコ、ね。
まあ、その心が何なのかは簡単に見極められるものじゃないだろうし、難しいよね。
様子がおかしい犠牲者の周囲の学生さん達から情報収集するよ。
技能のコミュ力を生かせればいいんだけど、怪しいチョコを配ってる怪しい奴を知らないか訊いてみる。
あたしも学生っぽい見た目だけど猟兵やってて仕事してるっていうのは隠さないし、事情聴取みたいな感じじゃなくて暇潰しくらいの雰囲気で、気軽な雰囲気で会話したいな。
儀式や敵の正体が分からない内は荒事は避けたいけど、ユーベルコードはもしもの危険に備えるために、ね。
●学生たちの午後
学生の振りをしても違和感がない猟兵は、他にも学園に潜入していた。
「ふむ、学校なんてものは現代のクローズドサークル、閉鎖的な空間だし隠れ蓑には実にいい。これはやっかいな仕事になりそうだね」
四辻・未来(FRINGE・f05564)は制服を着て、学園内を移動していた。
物憂げな空気を漂わせた彼女は普通の学生には見えなかったかもしれない。ただ、少なくとも不審がられるようなことはなかった。
廊下の片隅にある掲示スペースに近づいて、未来は端から貼ってあるものをながめていく。
「学内新聞の類いがどこかにないかな。眉唾な感じのやつでもいいんだけど……」
こういう大きな学校なら、新聞の類いは必ずあるはすだ。
そう考えて、未来は掲示物をチェックする。
ほどなく、彼女は目当てのものを見つけていた。
「バレンタイン特集、彼のハートを射止めるチョコは……いや、これじゃないね」
貼り出された新聞を斜め読みしていく。
「なにか面白そうな記事はあった?」
横から声をかけられて、未来は黙ってそちらに視線を向けた。
中学生くらいの年齢をした、色黒の少女……いや、彼女もおそらく猟兵か。
未来は顔にかかった灰色の髪の毛越しに、黒髪をショートカットにした少女を見る。
「……面白い話がないか、探していたんだよ。チョコの噂も記事になってるみたいだね」
チョコが欲しいと話していたら、チョコをくれる可愛い女子が来るというもの。聞いていた通りの噂だ。
「心のこもった手作りのチョコ、ね。まあ、その心が何なのかは簡単に見極められるものじゃないだろうし、難しいよね」
一緒に記事をながめて、長坂・リン(涼風猟兵・f12981)は言った。
「まったくだね。心なんて、流れ星にぶつかったくらいで変わっちゃうものなのに」
未来は言った。
「でも、面白そうなことも書いてるな。チョコをくれる少女の前は、秘密のスイーツパーティって噂もあったみたいだ」
噂の詳細は不明だが、お菓子がキーになっているなら関連があるのかもしれない。
「僕はこの記事を書いた人に会いに行ってみるよ。君は?」
「あたしはチョコをもうもらった人の回りで聞き込みしてみるよ。なにかわかったら教えてね」
「ああ。なんにせよ、まずは情報収集だよ」
未来はリンに背を向けた。
彼女を見送り、リンはもともと行こうとしていた方向へ歩き出す。
「コミュ力をうまく生かせたらいいんだけどね」
しばし後、リンは高等部の教室の1つに入っていった。
幸せそうにニタニタ笑っている男子生徒を横目で確かめてから、彼女は教室内にいた女子に話しかける。
「ねえ、怪しいチョコを配ってるやつのこと、なにか知らない?」
「怪しいチョコ? ああ、鈴木がもらったってやつ?」
男子生徒の名は鈴木というらしい。
「うん。あたし、学生っぽく見えるけど猟兵だからいろいろ調べてるんだ」
「リョウヘイ?」
「ああ、ヒーローみたいなもの、かな」
猟兵を知らないということはUDCの関係者ではないらしい。ただ、学校内の怪しい噂なら知っているかもしれない。
世間話のような軽い調子で、リンは彼女たちから話を聞き出そうとする。
「ああ、そういや、2組のサヤカが鈴木を見たって言ってたかな。チョコ女のほうは見なかったみたいだけど」
話しているうちに、1人がそんなことを言い始めた。
「授業は終わってるのに、特別教室が集まってる4階にあがってったって言ってたような……」
「なるほどね……ありがとう。サヤカさんって先輩にも聞いてみるね」
そう言って、リンは頭を下げた。
話の内容次第では、4階にも行ってみる必要があるだろう。
(「敵の正体がわからないうちは荒事は避けたいけど……ね」)
考えながら、リンは教室を出た。
それぞれの方法、それぞれのルートで、猟兵たちは少しずつ目的の場所へと近づいていっていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
波狼・拓哉
そりゃついてくよね。俺も行く。
さて…俺は書類やデータベースに当たって情報収集といくかな。
UDC組織の力も借りて学園に協力を要請しようっと。カバーストーリーとしては探偵業の調べものの一環…って所かな。
儀式場となってるのならやはり人が立ち入り難い所…昔事故があったとか古くなって侵入禁止になってるとかかな。何年に一回くらいで話題になるとかなら余計怪しい所だね。
後はこの噂がいつごろから流れてるとか分かればいいんだけど。
●過去の事件
猟兵たちはもちろん、学生に変装できる者ばかりではない。
とはいえ、UDCがこの学園に潜んでいるならば、探索するのが猟兵の役目だ。
波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)はUDC組織にも協力を要請し、探偵の仕事という名目で学園の記録を調べていた。
「そりゃついてくよね。俺も行く」
犠牲になった男子生徒たちに密かに共感しながら、拓哉は資料を調べ続けていた。
とはいえ、些細なことがきっかけで超常現象に巻き込まれることはある。そのことは拓哉自身がよく知っている。ブレスレットにしている黒水晶をもらった日から……。
「儀式場となってるのならやはり人が立ち入り難いところのはずだよな……」
なにか事故が起こったり、あるいは古くて立ち入り禁止になっている場所など。
そんな空間がないか、拓哉は過去の記録を調査していた。
西御門学園は大きな学校なので、毎年なにかしら事件は起こっているようだ。とはいえ大半は不注意から起こった些細な事件に過ぎない。
その中で、1つの事件が拓哉の気を引いた。
「……行方不明事件?」
高等部の校舎内にいたはずの生徒が、忽然と姿を消したという。
しかも、姿を消したのは最上階だ。
廊下を歩いていたはずの生徒が、向かった先の教室には現れなかった。
もっとも、廊下を歩いていたという目撃証言は見間違いだと断定されて、受験を苦に家出をしたのだろうと結論付けられていたようだが。
「事件が起きたのは一年前……ね。儀式との関連があるかはわからないけど」
しかし、理屈に合わない事件があったなら、UDCが関わっていてもおかしくはない。
たまたま儀式場を見つけてしまった生徒が誰にも気づかれずに襲われたとしたら、その周囲を調べてみる価値はあるだろう。
「噂については記録にないか……いつごろから流れてるとか分かればよかったんだけど」
とはいえこれも、まだ問題になって記録に残らない程度に最近の話だと推測することはできる。
最近活発に動き始めたのだとすれば、理由はやはり邪神復活が近いということだろう。
「とりあえず、その高等部の校舎を確認してみるか」
呟いて、拓哉は資料から顔を起こした。
外は、もう暗くなっていた。
大成功
🔵🔵🔵
ジェット・ラトリオック
【SPD】で判定。学園内部に侵入して、「情報収集」で痕跡を探す。
時間は夜が良い。真っ昼間から忍び込む自信は無い。
校庭はベタ過ぎる。中庭も違う気がする。教室内部、特に使われていなさそうな教室を重点的に探す。
何らかの痕跡、書類を見つけた場合は「撮影」で証拠を保存。その後、可能なら「追跡」を行う。
人の気配を感じたなら隠れてやり過ごす。それでも見つかってしまう、止む終えない場合は「気絶攻撃」。
何であれUDCが関わっている。ならば俺は、すべき事を。
●存在しない部屋
夜になってから、学園内に忍び込む影があった。
(「……真っ昼間から忍び込む自信は無いからな」)
ジェット・ラトリオック(黒玉の蛸・f01121)は心の中で呟いた。
190cm近い長身の、30代の男。
学生だと言い張るのは不可能だろうし、教師を装うのも難しい。……そもそも、バケツをひっくり返したような鉄兜を常にかぶった彼は、学校内にいれば不審者だろう。
異世界の姿をしていても違和感を持たれない猟兵なので、もしかするとなにも言われないかもしれないが、試してみるよりも見つからないほうが確実だ。
幸い、誰にも見とがめられることなく、ジェットは校舎内に忍び込むことができた。
(「校庭はベタ過ぎる。中庭も違う気がする。……となれば」)
教室内を重点的に調べることを決断して、彼は校舎内を探索し始めた。
生徒はもう校内にいないようだ。見回りをしているらしい教師と行き合うことが一度あったものの、素早く手近の教室に身を隠してやり過ごす。
(「可能性があるとすれば、使われていない教室だろうが……」)
各校舎、各階の使われていない教室を確かめていく。
やがて、高等部の校舎の最上階にたどり着いたジェットは再び人の気配を感じた。
複数の人の気配……だが、どうやらなにかを探している様子だ。
(「他の猟兵たちか……必要なら協力することもあるだろうが……」)
考えながら、ジェットは彼らの気配をうかがいつつ探索を続ける。
だが、目指した先に教室はなかった。
(「他の階にはこの場所に教室があったはずだが……」)
隣の教室を覗いてみるが、別に他より広いということもない。
使われなくなった教室を、なんらかの手段で隠しているのだ。
ここがUDCの儀式場だ。あるいはそれにつながる場所だ。そう確信し、ジェットはまず記録を撮る。
(「何であれUDCが関わっている。ならば俺は、すべき事を」)
そう考えて、ジェットは壁の向こうに行く方法を探し始める。
ほどなく、それは見つかった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『泥人』
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POW : 痛いのはやめてくださいぃ…………
見えない【透明な体組織 】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
SPD : 悪いことはダメです!!
【空回る正義感 】【空回る責任感】【悪人の嘘を真に受けた純粋さ】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ : 誰か助けて!!
戦闘用の、自身と同じ強さの【お友達 】と【ご近所さん】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●儀式場の少女たち
それぞれのルートで、猟兵たちはUDCが作り出していた秘密の部屋……儀式場を見つけ出した。
そこで彼らは、無数の少女たちを見た。
1人1人ならば魅力的な少女に見えたかもしれない。けれど、同じ顔、同じ姿が無数に存在するとなれば話は別だ。
粘性の音がどこかから聞こえて、彼女たちが一斉に振り向いた。
「「「あなたがたも、チョコが欲しいの?」」」
無数の少女たちが一斉に問いかけてくる。
彼女たちは手に持っているチョコレートらしき箱を差し出してきた。
幾人かの猟兵には、その箱がまるで呪われた品を閉じ込めた封印の箱のように見えたかもしれない。
「「「大丈夫。このチョコレートを食べれば、みんな幸せになれます。私たちは、すべての人を救うために活動しているの」」」
その言葉を、彼女たちは心から信じているようだった。
猟兵たちの前に一斉にチョコが差し出される。
だが別に彼女たちが近づいてきたわけではない。
彼女たちの手首から先が溶けていた。そして、おそらくそこから伸びているのだろう見えない手がチョコを差し出しているのだ。
手だけでなく、裸足の足も溶けていることに幾人かの猟兵は気づいただろう。
本来不定形の生物が、人の形をしているだけなのだ。
のみならず、一部の者の足から流れる粘性の液体は床に複雑な紋様を描いた邪神復活の儀式円を作り出しているようだ。
「「「遠慮しないでください。これを食べて、私たちの『お友達』になりましょう?」」」
その『お友達』というのは、彼女たちがいいように利用できる存在なのだろう。もしかすると彼女たちを救いに来るかもしれない。
猟兵たちは、無論彼女たちに利用されるつもりはなかった。
無垢な顔をしている彼女たちも、あるいは邪神に利用されているだけなのかもしれない。
それでも、彼女たちを排除するのが務めだと、猟兵たちは皆、わかっていた。
近づいてくるチョコレートの向こうにいるUDCに、猟兵たちは攻撃をしかける。
波狼・拓哉
…変なの入ってなかったら正直ほしかった。ゴホンゴホンさて、蹴散らすか。
それじゃあいつも通りお願いしますねミミックさん。前は任せまんで好きに暴れまわってくださいねー。体当たりはあんまり効果なさそうだから箱の中身使って消し飛ばしていこうか。さてさて何が出るかなー?
俺自身はサポートに回ろう。動きの止まったモノから衝撃波込めた弾で片っ端から打ち込んでいこう。あとはついでに下の召喚陣も一部消して回ろうか。
(アドリブ絡み歓迎です)
四辻・未来
全ての人を救うための活動ね。
奇遇だね、僕たちの活動も似たようなものなんだ。
「ほら、友好の証に握手しよう?」
とチョコを差し出しているだろう手を掴みサイキックブラストで【だまし討ち】だ
じゃあ僕は寝るから……後は私に任せてもらおう!
ふっ、愚か者が、私が貴様らなどと手を組むなどありえない。
全員ここで消えてもらおうか!
まずは儀式の破壊だ。
儀式円が液体で出来ているなら高圧電流で吹っ飛ばすのがいい
あわよくば上にいるヤツらも感電してくれればいいがな
お友達、ご近所さんか。普段なら大義の前の些事としてまとめて吹き飛ばすが操られているだけならば仕方ない。
死なない程度の威力に調節してやる、動くなよ。
●痺れるほどの握手を
見えない手で差し出されたチョコを見て、拓哉は思わず心に浮かんだ一言を口に出してしまっていた。
「……変なの入ってなかったら正直ほしかった」
咳払いをしてごまかす彼の横を、灰色髪の少女が通り過ぎた。
「全ての人を救うための活動ね。奇遇だね、僕たちの活動も似たようなものなんだ」
未来が無数の少女たちに語りかける。
そして、彼女は片手を差し出した。
「ほら、友好の証に握手しよう?」
チョコを差し出している見えない手があるあたりに、手を差し出す。
見えない手が集まってきているのは、チョコが近づいてくることで分かった。
そのうち1つが手に触れたところで彼女は手を握って、掌から電撃を放つ。
「じゃあ僕は寝るから……後は私に任せてもらおう!」
いきなり少女の表情が変わった。未来の可能性の1つが、別人格となって現れたのだ。
「なにをするかと驚いたけど、そういうことですか。えげつないけどけど仕方ありませんね。さて、蹴散らすか」
未来の動きを確かめて、拓哉も敵に向けて一歩踏み出す。
「だっ、騙したんですね……」
一斉に泣きそうな顔をしたUDCたちの誰を感電させたのかは、未来自身にもわからないが、敵が臨戦態勢に入ったことはわかった。
「ふっ、愚か者が、私が貴様らなどと手を組むなどありえない。全員ここで消えてもらおうか!」
力強く告げる未来へ見えない手が迫っていくが、それを突然出現した箱が阻む。
拓哉が召喚した箱型生命体だ。
「それじゃあいつも通りお願いしますねミミックさん。前は任せますんで好きに暴れまわってくださいねー」
ミミックの中から飛び出した刃物が不定形のUDCを切り裂く。
切り開いたその向こうに、未来が放つ電撃が飛んで後方にいた敵を焼いた。
側面から見えない手が未来やミミックへと絡みつくが、拓哉が構えたカラフルなモデルガンが衝撃を放って吹き飛ばす。
「とりあえず召喚陣を消さないとですね」
「ああ。液体でできているのなら、高圧電流で吹っ飛ばしてやろう!」
部屋の中央に描かれた儀式円へ猟兵たちは近づこうとする。
「誰か……誰か助けて!」
呼び声に応えて、学生や近所の住民らしき人物が、教室内にこつ然と現れた。
幸せそうな表情を浮かべて立ちはだかる彼らは、すでにUDCのチョコを食べて虜となっているらしい。
「こいつらはチョコもらったんだよな……いいなあ。いや、操られるのは困りますけど」
「普段なら大義の前の些事としてまとめて吹き飛ばすが操られているだけならば仕方ない。死なない程度の威力に調節してやる、動くなよ」
拓哉がちょっとうらやましそうな目を向けたところで、未来が放つ高圧電流が彼らを感電させる。加減はしているが、それでも床に倒れて痙攣しているようだ。
ミミックも容赦なく箱の角をぶつけて敵を排除する。
倒れた者たちの上を軽く飛び越えて、拓哉は召喚陣の一部を踏み消した。
「気をつけろよ! 手を向けている奴がいるぞ!」
「おっと、ありがとうございますっと」
見えない手の攻撃を飛びのいてかわすと、拓哉はまた陣を消しに近づく隙をうかがいつつモデルガンを構えた。
他の猟兵たちもすでにUDCの群れと交戦している。
だが、崩れ始めた女性たちの姿は、まだまだ数多く残っているようだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
メルフローレ・カノン
皆さんの後を追って来ましたが、
邪神復活阻止には間に合いそうですね。
力仕事はお任せください。
まずは、
目前の少女たちを駆逐すればいいのですね。
私の得物はメインがメイス、予備が剣で使い分けます。
敵の数が多いようですので、[2回攻撃]や[なぎ払い]で
蹴散らしていきましょう。
液体で物理攻撃が有効でなければ、
[属性攻撃]で炎を武器に纏わせて攻撃します。
「全力で行きますよ!」
敵の攻撃については、[見切り]でかわしたり
[武器受け][オーラ防御]【無敵城塞】で防御します。
自分や他の人が敵に包囲された時は
[怪力]+[力溜め]で敵を押しのけたり、
ピンチの人を[かばう]事もしましょう。
「ここは堪えてみせます!」
ジェット・ラトリオック
救済、友好。甘い、甘すぎる言葉だ
見た目なんぞ関係ない。言葉も不要。UDCは、ただ潰すだけだ
【拷問具:Life Reverser】を用いて戦闘。戦鎚状態でなぎ払い、叩き潰し、雷光を流しながら、地形ごと破壊していく。
見えない体組織については仕方がない。ある程度は無視して、体組織を放った対象を優先して狙い攻撃して解除させる。動けないほど纏わりつくなら、戦鎚の雷光を最大出力で放電。気合で耐えつつ体組織を蒸発させる。
そもそもある程度のダメージは無視して攻撃に集中する。
先に殺せば反撃も何も無くなる。
●殲滅する猟兵たち
同じ顔をした少女たちが迫る中へ、メイスを振り上げた少女が躍り込む。
「邪神復活阻止には間に合いそうですね。力仕事はお任せください」
可憐な姿で鈍器を振り回すのはメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)だった。
姿に反して力強い動きで、彼女のメイスと剣はUDCたちを蹴散らしていく。
「「「どうして邪魔をするの。救済が欲しくはないの?」」」
問いかける不定形の美少女たちを雷をまとった戦鎚が叩き潰す。
「救済、友好。甘い、甘すぎる言葉だ」
ジェットが鉄兜の下から告げた。
「見た目なんぞ関係ない。言葉も不要。UDCは、ただ潰すだけだ」
幽鬼のように戦う男は、敵の外見にだまされたりはしなかった。
はた目にはむしろジェットのほうが無力な少女たちを薙ぎ倒す悪党に見えたかもしれないが、それを気にする彼ではない。
戦鎚は雷光を放ちながら少女たちごと教室の床を打ち砕き、破損させる。
見えざる手が絡みついているのを感じるが、ジェットは自らの体に戦鎚をぶつけて雷光で焼き払う。
自身も傷つくが、そこは根性で耐えるだけだ。
「「「もうやめて! ひどいことをしないで!」」」
叫んだ少女たちが、不定形の腕を武器に変えて彼に飛びかかってきた。
四囲より襲ってくる敵。
そこに力ずくで割り込んでくる者がいた。
「ここは堪えてみせます!」
メイスと剣を交差させて、守りを固めたメルフローレがジェットの前に立ったのだ。
超防御モードとなった彼女には、強化されたUDCの攻撃もさしたる打撃とはならないようだった。
「ご無事ですか!?」
「……いちおう礼は言っておく」
問いかけてくるメルフローレを見て、それからジェットは答えた。
兜の下から告げたくぐもった声が彼女に届いたかどうかはわからないが、彼は気にしない。
(「敵の残りも少ない……先に全滅させてしまえば、これ以上攻撃を受けることもない」)
そんな意図を説明することもなく、ジェットはまた雷光を纏う戦鎚を振り上げて一方にいた敵を薙ぎ払う。
飛び込んでいった後方から、メルフローレの声が聞こえてきた。
「後少し……全力で戦わせていただきます!」
打撃の音が遠ざかっていく。
激しい戦いを続ける猟兵たちにUDCは見る間に数を減らす。
それでも、敵はまだ戦闘能力を失ってはいなかった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
赤星・緋色
うんうん、「みんな幸せに」「すべての人を救うため」「みんなお友達に」
考えてることは私と同じだね
でもね言葉が同じでも意味が違うから駄目だよ
バーチャルキャラクターの敵は、見た目がどんなのでも敵だから
容赦はしないよ
UDCはせん滅しなきゃ!
なんかちょっとスライムっぽい感じのUDCだし、学校で炎系使うのもまずいよね
属性弾は『凍』をセット
ガトリングの属性攻撃で凍らせて、凍ったら弾の着弾の衝撃で砕いていって
沢山いるみたいだし、技能の範囲攻撃も使って巻き込んでいくよ
他に攻撃に回る猟兵がいるなら援護に回ってもいいかな
その場合は相手の攻撃タイミングや回避タイミングに合わせて撃ち込む感じの妨害をしていく感じかな
●バーチャルキャラクターは容赦しない
緋色は残ったUDCたちに語りかけた。
「うんうん、『みんな幸せに』『すべての人を救うため』『みんなお友達に』。考えてることは私と同じだね」
「そうですよね。とっても大事なことですよね」
残り少ない彼女たちの声が近づいてくる。先ほどまで重なって聞こえていた声は、もうずれては聞こえない。
「でもね言葉が同じでも意味が違うから駄目だよ」
魔導蒸気で駆動する銃器をUDCの顔に突きつける。
中にセットしているのは『凍』の属性弾だ。どうやら不定形らしい敵だけれど、凍らせて砕けば片付くだろう。
引き金を引くと、まず目の前の少女が砕けて散った。
(「それに、学校で炎を使うのもまずいよね」)
緋色がミニさんと呼んでいる魔導ガトリングガンから、連射を抑え命中率を重視して放つ弾丸は、残り少ない敵をその攻撃範囲に巻き込んでいく。
「やめて……ひどいこと、しないで……」
懇願しながらもUDCは反撃してきた。
凍らせた体から、見えない手が伸びてきたようだった。緋色の電子データでできた体に絡みついて締め付けてくる。
「バーチャルキャラクターの敵は、見た目がどんなのでも敵だから容赦はしないよ。UDCはせん滅しなきゃ!」
けれど、哀れげな声に惑わされたりはしない。
攻撃を受けつつも、緋色の放つ属性弾は敵を凍らせ、砕いていく。
他の猟兵たちとも連携して攻撃し続けていくうち、やがて教室内に動くUDCはいなくなっていた。
粘性の液体が教室内に散らばり、少女たちの破片が猟兵たちを見上げている。もはやそれらに動く力は残っていないように見えた。
「ああ……救いを……お願い……!」
破片となった少女たちが懇願している。猟兵たちに救いを求めているのではない。
その呼び声に緋色は、そして猟兵たちは、戦いがまだ終わらないことを直感していた。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『四四八『デビルズナンバーおかし』』
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POW : 悪魔の戦棍(デビルメイス)
単純で重い【鈍器クッキー】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 悪魔の甘味(デビルスイーツ)
【全身】から【食べずにはいられない甘くて美味しいお菓子】を放ち、【幸福感】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : 悪魔の菓子(デビルスナック)
【クッキー】【マカロン】【オランジェット】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「六六六・たかし」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●おかしなお菓子の怪物
少女に擬態していたUDCは今や残骸となっていた。
「ああ……救いを……お願い……!」
だが、破片となり、死を待つばかりの彼女たちが、なにかに懇願する声を上げている。
か細く、消えそうな声だが、その声に応えて床が光り始めた。
今や召喚儀式円も消えていたが、光っているのは確かにそれがあった場所だ。
もちろん猟兵たちも黙ってそれを見ていたわけではない。すぐにUDCにとどめを刺す。
だが、祈るような声を消し去ったとき、すでにそこには新たなるUDCが出現してした。
「オカッシィィィィ!」
出現した敵が叫び声を上げる。
その姿はあたかもお菓子でできたゴーレムといった様子だった。
叫んだ頭部はカップケーキの形をしていたし、肩には防具のようにマカロンがはりついている。全身すべてが、お菓子だった。
食欲を喚起されずにはいられないかぐわしい甘い匂いを放つUDCが、クッキーでできた鈍器を手に猟兵たちへ一歩踏み出す。
菓子好きでないものですら虜にする魔力を秘めたお菓子を食べてしまえば、おそらく幸福感で動けなくなるのだろう。
チョコレートをもらった者たちがそうなっていたのと同じように。
ここでUDC――四四八『デビルズナンバーおかし』を食い止めなければ、この地域の社会活動が完全に停止することは間違いない。
だが、このUDCは不完全にしか召喚されていない。今なら、猟兵たちの力で食い止めることができるはずだ。
立ちはだかるお菓子の巨人に、猟兵たちは果敢に立ち向かう。
メルフローレ・カノン
なかなか美味しそうでファンシーな姿の怪物ですね。
しかし、あれでもUDCでオブリビオンであれば、
撃破しなければなりませんから、
引き続き戦います。
私の得物はメインがメイス、予備が剣です。
相手も鈍器を使うようですので
[怪力]によりパワー負けしないようにします。
[力溜め]の[2回攻撃][傷口をえぐる]などで
攻撃していきましょう。
また、装甲部には[鎧砕き]を狙うとか
[気絶攻撃]で動きを止めるとかして他の人の支援をします。
「全力で行きますよ!」
敵の攻撃は、[見切り]で回避したり
[武器受け][なぎ払い]で払いのけます。
耐えなければならない時は
[オーラ防御]【無敵城塞】を使用します。
「ここは堪えてみせます!」
ジェット・ラトリオック
…少し、予想外の見た目に不意打ちを受けたが…
まぁ、良い。すべき事をするだけだ。
【拷問具:断割鉈】を鞭のように変形させ、中、近距離での戦闘を行う。遠心力を利用した重い攻撃力重視だ。「怪力」「鎧砕き」で菓子の体を砕いていこう。
「逃げ足」で距離を取りつつ、「残像」を残し攻撃を誘発させつつ、「戦闘知識」「第六感」にも頼り、鈍器による攻撃には十分に気をつけ避ける。
「二回攻撃」「ロープワーク」も駆使し「傷口を抉り」、追撃も狙う。
前線に立ち、敵の注目を自身に向けさせる。味方の援護もしやすい様にな。
フザけた容姿だがUDCオブジェクトだ。油断せず徹底して有利に戦う事を意識しろ。
(※アドリブ、自由にお任せします)
赤星・緋色
うぇーい出てきたねボスっぽいやつ
バレンタインはハッピーで終わらせるよ
でもなんか見た目チョコ成分少ないような気も
お菓子には乾燥剤とか脱酸素剤が入ってるよね
あれってお菓子が湿気ると風味と食感が落ちて、酸化すると傷みやすくなるから
言い換えると、どっちも満たせる水が弱点かな
という訳で今度の属性弾は水をセット
ガトリングの属性攻撃でお菓子をべちょべちょ状態にして
その後は着弾の衝撃で少しずつでも崩していく感じ
接近されたら見切りを使って回避に専念して、隙を見てダッシュで離れる
距離を取ったらまたガトリングで攻撃再開かな
近くに仲間がいるなら援護もしていこ
ちょっと濡れちゃうかもだけど、戦いが終わるまでは我慢してね!
●甘い巨人の甘くない攻撃
異様な姿のオブリビオンに、猟兵たちは一瞬だけ動きを止めた。
「うぇーい出てきたねボスっぽいやつ」
かたわらにうぇーいという書き文字を浮かべて緋色が言った。
「なかなか美味しそうでファンシーな姿の怪物ですね」
敵の巨体を見上げてメルフローレも言う。
「……少し、予想外の見た目に不意打ちを受けたが……」
狂気を抑えるという黒兜の下から、ジェットが声を出した。
「まぁ、良い。すべき事をするだけだ」
大型の鉄鉈をひと振りすると、それが分離して鞭のようにしなる。
「そうですね、あれでもUDCでオブリビオンであれば、撃破しなければなりません」
重たそうなメイスと剣をメルフローレは両手に構えた。
「バレンタインはハッピーで終わらせるよ。でもなんか見た目チョコ成分少ないような気も」
ガトリングのミニさんを手に、緋色は赤い瞳で敵を観察していた。
軽そうなクッキーの鉄球を、UDCは軽々と持ち上げた。
それが、重たい衝撃と共に振り下ろされた。
逃げ損ねたメルフローレはメイスでそれを払いのけようとしたが、見た目よりはるかに重い衝撃を殺しきれない。
小柄な体が後方に吹き飛ばされる。
「なかなかの力自慢ですね。パワー負けはしないつもりでおりましたが……」
だが、まだ若い少女とはいえ、一撃で倒れるほど彼女もやわではない。
追撃に移ろうとする敵と少女の間に、素早い動きでジェットが入り込んだ。
薙ぎ払うクッキー球が今度は彼に命中する――と、思った瞬間、長身の姿が消えた。
残像だ。
そして横からお菓子巨人の体に、鞭のようにしなる刃が巻き付いた。
遠心力が働き、UDCに断割鉈が巻き付いていく。
「……砕けろ」
短い言葉と共に、お菓子の体にはひびが入った。
メルフローレのメイスが、さらにそのひびを広げる。
だが敵も即座にクッキーやマカロン、オランジェットの鎧を体から生み出して、自らを強化しているようだ。
『ガシャン!』という音がした。音と同じ書き文字をかたわらに浮かべ、緋色がガトリングに属性弾をセットしたのだ。
「お菓子には乾燥剤とか脱酸素剤が入ってるよね。あれってお菓子が湿気ると風味と食感が落ちて、酸化すると傷みやすくなるから」
保持したミニさんの銃口を無造作にUDCへ向ける。
「言い換えると、どっちも満たせる水が弱点かな」
引き金を引いた。
フルオートではなく連射を抑え、確実に命中させることを重視した射撃。
命中した弾丸からは水があふれだして、お菓子の体を濡らしていく。
「ちょっと濡れちゃうかもだけど、戦いが終わるまでは我慢してね!」
仲間たちに呼びかけながら、緋色は断続的に射撃を続ける。
「濡れるくらいなら、どうということはありません!」
服が体に張り付いて大きな胸のラインが浮かんでいるが、メルフローレは気にすることなく戦いを続けていた。ジェットも無言で飛び散った水を浴びている。
デビルズナンバーおかしが全身に力を入れた。食べずにはいられないほどの甘い香りで教室を満たしながら、スイーツをばらまく。
「ここは堪えてみせます!」
オーラをまとい、メルフローレは甘い香りをシャットアウトした。
移動はできなくなるが、敵はまだ目の前にいる。
「全力で行きますよ!」
濡れたお菓子の装甲めがけて、少女はメイスを力いっぱい叩きつけた。
ダメージを受けたデビルズナンバーおかしが飛びのくが、そこにジェットの断割鉈が巻き付き、緋色のガトリングが装甲を撃ち抜く。
猟兵たちの攻撃が敵に少なくないダメージを与えているのは確実だ。
だが強力なUDCが倒れる様子は、まだなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ジェット・ラトリオック
随分とタフだ。面倒と言う他無いな
『断割鉈』から【拷問具:Life Reverser】に持ち替えて、戦闘を続行する。
戦法も特に変わらない。残像を残しつつ、逃げ足で距離を取り、攻撃の合間を縫ってダッシュで詰め寄り【拷問具】を叩きつけて、力任せに押し付ける。
水で湿っている今ならば、雷光の通りも良い筈だ。
二回攻撃で追撃も。何の為に、この戦鎚が打突部と本体で別れていると思う?
その体、細かく砕いて焼き焦がしてやろう。
(※自由にお任せします)
波狼・拓哉
…この前喰ったな(ミミックが)、あれ。んじゃ、また美味しく頂きますか。
さてじゃあ、遠慮なく喰らいなミミック!クッキーとかマカロンとかオランジェットが狙い目だぜ?あ、メイスぽいクッキーだけは固そうだし挑戦はやめとけ。
さて俺自身はサポートに。属性攻撃で衝撃波を乗せた弾で傷口というか噛み後を抉っていこう。…しってる?お菓子は一度崩れるととても砕け安いんだよ?後はメイスぽいクッキーだけは上手く打ち込んで弾いたり出来たらいいんだけどね。
(アドリブ絡み歓迎です)
●喰らえ、そして砕け!
湿ってはいたものの、デビルズナンバーおかしはまだ美味しそうな匂いを放ちながら猟兵たちへ足を踏み出した。
「随分とタフだ。面倒と言う他無いな」
鉈を鎚へと持ち替えて、ジェットが兜の下から呟く。
「……ま、食っちまえば片付くさ。この前も食ったからな、あれ。んじゃ、また美味しく頂きますか」
拓哉が言った。
もっとも、食うのは彼自身ではない。
彼の足元で、ミミックと彼が呼ぶ箱形生命体が跳ねた。
「さてじゃあ、遠慮なく喰らいなミミック! クッキーとかマカロンとかオランジェットが狙い目だぜ?」
飛びかかったミミックが、箱の角を怪物へとぶつける。UDCはそれを拳で迎え撃とうとした。
敵の体はおかしの塊とは思えぬほど堅い……が、これまでの戦いですでに湿気ってしまっている。
硬質な音が響き、拳についていたオランジェットが砕けて弾けた。
宙を舞うそれへ、ミミックが大口を開けて食いつく。
食べている隙に敵がクッキーの槌を振り上げた。
「あ、メイスぽいクッキーだけは固そうだし挑戦はやめとけ」
その言葉を受けて、ミミックが飛び退いた。
ミミックと共に接近しようとしていたジェットに命中したかに見えたが、彼もまた残像を残して移動していた。
側面へと回り込んでいた彼が『Life Reverser』と名付けられた鎚鉾を振り上げた。
とっさに敵は砕けかけた腕でそれを受け止める。
オランジェットと鎚に互いの力がこもり、金属が硬いものとこすれる嫌な音が響いた。
だが、力比べは長くは続かなかった。
「さて、こっちはサポートに回ろうかね」
拓哉が構えたモデルガンから、衝撃を伴った弾丸が飛んだ。
「……しってる? お菓子は一度崩れるととても砕け安いんだよ?」
じりじりとひびが広がっていた腕が完全に砕ける。
バランスを崩したUDCがジェットに力負けしてよろめいた。
「―――潰れろ」
素早くパーツを追加し、雷光をまとわせた戦鎚による単純で重い一撃が、片腕のロールケーキを千切り飛ばす。
ミミックが肩のマカロンを、さらにはボディのウエハースさえも食らい、拓哉がまたそこに追撃を加えた。
他の猟兵たちも機を逃さずに攻撃を加えている。
「オカッシィィィィ!」
デビルズナンバーおかしはたまらず飛び退いた。距離を取り、追いつめようとする猟兵たちに反撃とばかりに全身からおかしを放つ。
湿気って、砕けた体からではあったが、まだそのおかしは食べずにいられないほどのかぐわしい匂いを放っている。
ミミックや、猟兵たちの何人かが思わずそれに食いつき、幸福感で動きを止めてしまった。
「――惑わされるものか」
ジェットが真っ黒な布でおかしを受け止めた。呪詛避けの聖骸布は甘い香りの誘惑を断ち切る。
一気にダッシュするジェットへとUDCはクッキーの鉄球を向けようとする……が、拓哉の放つモデルガンの弾が命中し、あらぬ方向へと飛ばす。
再び雷光をまとった鎚がUDCのボディへと命中し、大きな穴を開けた。
さらに雷光が全体へ走る。水を含み、湿気た敵に予想通り雷はよく通るようだ。
「何の為に、この戦鎚が打突部と本体で別れていると思う?」
問いかけはしたが、別に答えがあることは期待していなかった。
「オ……カ……シ……」
先端の打突部から鎚を引き抜き、素早く打撃を加える。
「その体、細かく砕いて焼き焦がしてやろう」
通電し、かぐわしい香りを放って焼けていくおかしを、ジェットの鎚が、そして他の猟兵たちの攻撃が打ち砕いていく。
やがて、おかしはただの食べ残しの欠片と化した。
「女の子が配ってたやつならともかく……さすがに、怪物の体はもらいたいとは思わないね」
拓哉が言った。もっとも、彼が召喚した箱形生命体は、おかしを喰らって満足げに?還っていったが。
「UDCの配っていた菓子など不要だ」
ジェットは短い言葉で応じると、鎚をコートの下にしまう。
バケツをひっくり返したような兜の下から彼は周囲を見回した。
「ずいぶん壊してくれたね。ま、こっちも壊してたけどさ」
「UDCがどうにかするだろう。奴らは信用できんが役に立つ」
拓哉とジェットが言葉を交わした。
それに、もとよりこの教室は存在しないはずの場所だ。どうにでもごまかしようはあるだろう。
モテない男子学生たちにチョコを配る者は最早いない。それは彼らにとって残念なことかもしれないが、邪神復活の糧にされるよりはマシなはずだ。
それに、学園に平和が戻れば、彼らにもまた機会は与えられる。
UDCに利用された者たちの中に、少しでも幸せなバレンタインが過ごせる者がいることを願い、猟兵たちは人知れず学園を後にした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2019年03月04日
宿敵
『四四八『デビルズナンバーおかし』』
を撃破!
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