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光を支配するもの

#ダークセイヴァー #地底都市 #第五の貴族 #紋章


●審問官の館
 黒い夜に、黒い洋館は佇む。
 屋敷の主は、骨のように白い顔、白い髪。黒夜そのものの黒衣。
「地底都市に侵入者……」
 声色は透徹。一切の感情を排した、冷酷なる審判者の語勢。
 吸血鬼の異端審問官・月陽透夜である。
「……状況が読めぬな。まずは情報の収集を」
 透夜は配下に命じたのち、しばし思考を巡らせ、踵を返した配下を呼び止めた。
「併せて館の警備を固めよ。フクロミノシタを使え」
「……は。フクロミノシタ、ですか」
 最大級の警戒を。そう言われたに等しい言葉に、配下は困惑を覗かせる。
 返す透夜の眼差しは冴え冴えと冷たい。
「可能性の問題だ。我々の把握よりも事態が進行していた場合に備えよ」
「は」
 すなわち、地下都市やその番人から何らかの情報が引き出されている可能性。あるいは別の手段においてそれ以上の情報が侵入者の手に渡っている可能性。
 侵入者が地下都市を解放したというのなら、それは吸血鬼の敵。「第五の貴族」の存在が知られれば、地下都市の支配者を滅するために乗り込んでくる可能性は、極めて高い。
「ならば都合が良い……我が屋敷にて迎え撃たせてもらおう。吸血鬼の敵に──死を」
 審問官の冷たい瞳が、未だ見ぬ敵を彼方に描いて細められた。

●グリモアベース:ゲネ
「ダークセイヴァーの吸血鬼退治の依頼だ! 敵本拠に乗り込むことになる。骨のあるミッションになるぞ……!」
 ゲネ・ストレイ(フリーダムダイバー・f14843)がホロモニターに提示するのは、暗闇に溶け込むように佇む、漆黒の邸宅。
「先日発見された「地下都市」についての話は聞き及んでいる者も多いだろう。ダークセイヴァーの地下に点在する巨大空洞の中に、吸血鬼の支配下にある都市が存在していて、人々が地上よりも過酷な隷属を強いられている、というものだ」
 現在、猟兵達の活躍によって地底都市の番人は順次撃破され、各都市は解放され始めている。
 その甲斐あって、「地底都市」を支配し、地上世界に「紋章」なる寄生虫型オブリビオンを撒き散らしていた存在の正体が判明した。
「連中は「第五の貴族」と呼ばれている、「地底都市」の支配者階級。おそらく、紋章によって地上世界の吸血鬼達を影から支配しているんだろう」
 言うなれば地上世界の悲劇の黒幕達だ。当然、その実力は地上の吸血鬼達の多くを上回ると推測される。
 危険な相手だが、一人ずつでも撃退していかねば、ダークセイヴァーに平和が訪れることはない。

「ここまでの戦いを経て、私が予知できた邸宅が一つある。第五の貴族と目される『異端審問官・月陽透夜』の屋敷だ」
 月陽透夜は吸血鬼に逆らう存在を「異端者」とみなし、粛清と称した殺戮と拷問を行う者である。表情一つ変えず、為すべき使命として審問と粛清を敢行する、ひたすらに冷酷で冷徹な男だ。
 それだけならばまだしも、敵は「紋章」の力を得て強大な戦闘力を身に着けているという。
「月陽透夜の紋章の名は『クラールハイト』。装着者を透明化させる紋章だ」
 紋章の力が発動している間は、視覚的に装着者を捉えることは不可能。気配を追うのも困難。また運よく捉えたとしても攻撃がすり抜けてしまう。
 すなわち、透夜から一方的に攻撃される状態になってしまうのだ。
「反則級の能力のように見えるが、弱点はある。この紋章の本質は「光の操作」だ」
 光を操り物の見え方をいじることによって装着者の姿を透明化せしめ、その事実に合わせて気配を消したり攻撃をすり抜けさせたりするようだ。
 裏を返せば、能力の端緒である光の操作さえ狂わせてしまえば、術は解けるということだ。
「強烈な光を当てれば、一時的に紋章の作用をはぎ取ることが可能だ。ただすぐに対応されてしまうので、ここぞというところで照射すること。他にも光の操作に干渉できるような手段があれば試してみるといい」

 問題は他にも二つ。
 まず、「番犬の紋章」を付与されたオブリビオンが屋敷中に放たれており、透夜の居場所にたどり着くまでにこの群れを突破する必要があること。
 敵群は紋章の力によってかなり強化されており、まともに戦い続けるわけにはいかない。ある程度数を減らしたら、態勢を立て直される前に透夜の元へ向かうことになるだろう。
 そしてさらに、透夜を撃破した後にもさらなる強敵が立ち塞がるという。
「倒された月陽透夜は、体内から這い出した別の紋章に呑み込まれ、全く異なる姿のオブリビオンとして蘇生する。こいつの能力や弱点は完全に未知数だ」
 ぶっつけ本番の戦いになるが、その紋章にも何らかの弱点があるはず。それに対応できれば五分の戦いに持ち込めるだろう。
「全てをまるっと予知してやれないのは心苦しい限りだが、これは好機、退くわけにはいかない。ダークセイヴァーの裏に潜み表を操ってきた黒幕の一人、絶対に撃破してくれ……!」
 ゲネは強い願いを託してキーボードに指を走らせ、眩い転送術式をモニターに輝かせた。


そらばる
 ダークセイヴァー、「第五の貴族」。
 敵邸宅に乗り込み、「紋章」の力を得た強力な吸血鬼を撃退してください!

●第一章:集団戦『フクロミノシタ』
 食人植物のオブリビオン。魅了の力を使います。
 「番犬の紋章」によって能力が向上しており、通常の集団戦と同じ感覚で戦い続けることはできません。
 ある程度倒して突破、屋敷の奥に向かう形になります。

●第二章:ボス戦『異端審問官・月陽透夜』
 吸血鬼に逆らう者を「異端者」として断罪する吸血鬼審問官。
 冷酷、冷徹。配下を使って事を成すタイプ。

 「クラールハイト(透明化の紋章)」を装着しています。
 戦闘中は常時紋章の力を発動します。
 紋章の力は「光の操作」であり、以下の作用をもたらします。
==========
・「姿を消す」:視覚的に完全に見えなくなります。
・「気配が薄くなる」:五感や「野生の勘」「第六感」程度では敵からの攻撃のダメージ軽減はできても、完全な回避や補足は難しいでしょう。能力の組み合わせや索敵系のUCを使えば補足できるかもしれません。
・「攻撃がすり抜ける」:あらゆる攻撃が効きません。
==========

 強烈な光を浴びせることによって、一時的にこれらの作用をはぎ取ることができます。(敵にも慣れや対応力があるので、ここぞという時を狙うといいでしょう)
 他にも紋章の「光の操作」を乱す手段があれば、同じく作用をはぎ取ることができるかもしれません。

●第三章:ボス戦
 撃破した月陽透夜が別の紋章に呑み込まれて、全く違う姿のオブリビオンとして蘇生するので、撃退してください。
 三章冒頭に挿入される断章から弱点を推測し、それをつく戦い方をすればプレイングボーナスがあります。

 執筆の進捗やプレイング締め切りなどは、マスターの自己紹介ページで呟いております。目安にどうぞ。
 それでは、皆さんの自由なプレイングをお待ちしています!
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第1章 集団戦 『フクロミノシタ』

POW   :    身とする蔓
【触れたものを植物に変化させる無数の蔓】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    魅を放つ香り
【本体の開く穴】から【生物を魅了する香り】を放ち、【恍惚とさせ引き寄せること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    実を作る
【自らの身体の一部に】【見たもの、香りを嗅いだ物を魅了する】【実を作りだすこと】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
👑11
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●食人植物の繁茂する館
 黒い夜に溶け込むように佇む館は、外観も内観も全てが漆黒だった。
 護衛の吸血鬼はいない。
 踏み込んだ猟兵達を待ち受けていたのは、広々とした屋敷の内部に大量の食人植物の蔓延るおぞましい光景だった。
「ァー……ァァー……」
 食人植物『フクロミノシタ』は、人に擬態した器官や捕虫袋に似た器官に開いたありとあらゆる穴から、人の声とも獣の呻きともつかぬ雑音と共に甘ったるい芳香を垂れ流している。
 目もくらむような香りだ。「獣の紋章」で強化されているのだろう。猟兵であろうとも長くここに身を置くのは危険すぎる。
 行く手に立ち塞がる個体、邪魔をしてきそうな個体のみを撃破し、敵群が態勢を立て直す前に屋敷の奥へと進もう。
 その先に、『月陽透夜』が待っている。
レイチェル・ルクスリア
こんな観葉植物を庭に植えて喜ぶだなんて、地上と変わらず地下の吸血鬼共も良い趣味をしてるわね。

別に甘い香りが嫌いな訳では無いのだけれど、こうにも甘ったるいのが続くとちょっと吐き気がして来るわ……。


よし、こんな所に長居は無用ね……その為にも先ずはルート確保が急務!、【制圧射撃】で遠距離から邪魔な雑草を蹴散らしていくわ!

館への入り口を確保次第速やかに突入よ!
もちろん細心の注意は払うけれど、万が一にも何かしらの理由でフクロノミシタへの接近を許してしまった場合には【零距離射撃】で焼夷榴弾をフクロの中に叩き込んでやるわ!

アドリブ&絡みok!



●闇を切り裂く弾丸
 レイチェル・ルクスリア(ホワイトウィドウ(シロゴケグモ)・f26493)は漆黒の館の門前に立ち、皮肉げな笑みを口許に刷いた。
「こんな観葉植物を庭に植えて喜ぶだなんて、地上と変わらず地下の吸血鬼共も良い趣味をしてるわね」
 格子門から玄関口に至るまで、吸血鬼の姿はない。が、玄関周辺に黒々とわだかまる影に、すでに異形の影は蠢いている。
 漂ってくる、目に見えそうなほどに濃厚な芳香。
「別に甘い香りが嫌いな訳では無いのだけれど、こうにも甘ったるいのが続くとちょっと吐き気がして来るわ……」
 ぼやきつつ、レイチェルは手際よく愛銃達に弾丸を装填した。ネイビー・カスタム、エーケイ・トゥエルヴ、さらにはグラナーテ・サーティーフォーも。持てる銃器を駆使して突破を試みるつもりだ。
「よし、こんな所に長居は無用ね……その為にも先ずはルート確保が急務!」
 侵入口は確保済み。レイチェルは豪快に門を蹴飛ばし、速やかに突入するや制圧射撃を開始した。
 周辺に繁茂しているフクロミノシタの先触れを距離のあるうちに撃ち抜き、敵群が怯んでいる隙を縫って巨大な玄関から屋内へと押し入る。
 内部は壁から家具、調度品に至るまで黒づくめ。
 そしてあらゆる場所に食人植物が群生し、うぞうぞと侵入者へ忍び寄ってくる。
 不気味な光景だ。しかし引き金を引くレイチェルの手に躊躇はない。
「邪魔な雑草は蹴散らすに限るわ!」
 高らかな発砲音が闇をつんざく。暗い館の中で、火薬が爆ぜる輝きが絶え間なく瞬き駆け抜ける。
 しかし数が多い。その上タフだ。倒し切るには手間がかかり、その隙に他の個体に距離を詰められる。弾幕を満遍なくばら撒けば多少の足止めにはなるが、数に押されてじりじりと包囲を狭められていく……
「っ、厄介ね……でも」
 レイチェルは甘い香りが脳を痺れさせる感覚を振り払い、前方に弾丸をありったけぶち込んだのち、背に負っていたグラナーテ・サーティーフォーを構えて背後を振り返った。
 音もなく忍び寄っていた食人植物の数体は、すでに蔓の間合い。
「──」
 レイチェルは呼吸を止めて走り出す。伸び迫る蔓を躱して、中央の個体の懐に一気に距離を詰め──
「焼き払えばそれで終わりよ!」
 人の口の形をしたうろに弾頭を突っ込んだ状態で、容赦なく発射される焼夷榴弾。
 豪勢な爆発と植物達に延焼する炎が、館の一角を煌々と照らし出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定
*アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風/火の精霊、聖霊、月霊、戦乙女を呼んで“七色金平糖”を配って『聖精月天飛翔』でWIZを強化して『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃をして、『月世界の英雄幽霊』で敵の攻撃を空間飛翔して避けて敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化をします♪
『エレメント・セイント・ティファーナ』を使い『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻を仕掛けます!

怪我人を『祝聖嬢なる光輝精』で治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆
祈り/鼓舞/第六感/勇気/オーラ防御/浄化/属性攻撃を駆使♪

「神様の花園へ導け」


シャーロット・ホール
 ダンピールの探索者×量産型キャバリア、16歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、考え事中は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


木霊・ウタ
心情
第五の貴族とやらをぶっ飛ばして
夜明けを呼ぼうぜ(ぐっ

戦闘
UC発動
自身と得物を獄炎で覆い
気色悪い植物どもを切り払い
焼き払いながら
低空飛行で突っ切る

蔓も実も幹も
獄炎纏う焔摩天で薙ぎ払い
砕き燃やす

炎が生む気流が香りを吹き飛ばし
香り成分を炎が焼き尽くす

視界を炎の紗幕で薄く覆って
実をはっきりと認識できない風にしてみるぜ

もし魅了されそうなら
焔摩天の刃を握りしめて痛みで意識を保ち
敵を砕き燃やして魅了から解放

多分人質とか普通の人間はいないよな?
遠慮なく延焼させる

目の前の敵を蹴散らしながら
屋敷の奥へ一直線だ
へへ親玉ってのは大抵
一番ケツにいるもんな

フクロ
お前らも蘇ったら
歪んでたクチか?
海へ戻してやる
灰に還れ



●まばゆい進軍
 漆黒の館を見上げ、決意の表情で佇む猟兵が三人。
「第五の貴族とやらをぶっ飛ばして夜明けを呼ぼうぜ」
 先頭に立つ木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)は他の二人を振り返り、力強く親指を立てて見せた。
 頷き返すのは祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)とシャーロット・ホール(ダンピールの探索者・f31117)。
「じゃ、ボクが先行するねっ☆」
 ティファーナが小さな壺を掲げると、中から燦然とした輝きと共に精霊達が飛び出した。
 風の精霊、火の精霊、聖霊、月霊、戦乙女。各々が前払いの七色金平糖を喜んで受け取ると、ティファーナの周囲を螺旋を描くように飛び交った。
 その中心に佇むティファーナの姿も光に塗り替えられ、精霊達と同じ輝きを放ちながら宙に浮かび上がった。
「お先にっ☆ 歌唱う、我らが精霊・聖霊・月霊よ♪ 歌い、踊り、唄い、舞踏れっ♪」
 燦然と聖なる輝きを放ちながら、黒く暗い館の中を精霊そのものの姿となったティファーナが飛びまわる。絶え間なく放たれる大量の魔法の矢、天より降り注ぐ清浄の光。
 地面や壁にへばりつくフクロミノシタ達は、負けじと芳香を振り撒き蔓を伸ばして反撃してくる。
「世界を巡りし英霊よ……蘇ノ能力を現わせ……!☆」
 芯を捉えた蔓の攻撃を、ティファーナは空間転移によって巧みに逃れていく。
 しかし食人植物の吐息や果実のもたらす芳香は、精霊達の力の隙さえ縫って漂い迫ってくる。
 ──ならば、焼き払えばいい。
 それがウタの結論だ。
「嵐のお通りだ。ちょいと荒っぽいぜ? ──焔摩天、転生!」
 瞬時にして地獄の炎に包まれるウタの全身。
 炎が翼の如く展開し、不死鳥の如き全身が宙を舞う。自由自在の低空飛行で、食人植物を斬り払い焼き払いながら群生地帯を突っ切っていく。蔓も実も幹も獄炎を纏う焔摩天が薙ぎ払い、砕き、燃やす。
「負けてられないね……私も最初から全力で行くよっ!」
 漆黒の館の暗がりに、シャーロットの瞳が真紅に輝く。
 その姿は人ならざるヴァンパイアの本性に目覚め、塗り替えられていく。
「さよなら私、よろしくヒーロー」
 覚醒したシャーロットは爆発的に増大した身体能力で、館の中を軽やかに駆け抜ける。
 すれ違いざまに襲い来る蔓を引き裂き、威力に特化させたキャノンで反撃。撃っては退きのヒットアンドアウェイを繰り返し、先行する二人が弱らせた食人植物を牽制しながらしんがりを突き進む。
 しかし館の奥へと進むほどに甘い芳香もさらに濃度を高めていく。生半可な防御や焼却、浄化の力もほとんど意味をなさなくなってきた。
「くっ……この程度──」
 ウタは強引に焔摩天の刃を握りしめて、視界を揺らす眩暈を痛みで振り払った。そのまま不気味な果実を高々と掲げる食人植物へと燃え盛る刃を叩きつけた。砕き、残骸残さず焼却し、ようやく魅了の影響から解放される。
「──吹き飛ばしてやる!」
 さらに火力を上げて燃え盛るウタ。激しい炎が気流を生み出し、魅了をもたらす香りの成分を吹き飛ばしながら焼き尽くしていく。炎が紗幕となって視界を薄く覆い、果実への認識を曖昧にする。
「ぷはぁっ。気持ち悪かったぁ……よし、このまま無力化しちゃうよっ☆彡 ……月は眼醒めた……其の総ては庇護と加護と祝福を絶たれる……☆」
 むせかえる香りから解放され、動きに精彩を取り戻したティファーナは空間飛翔を繰り返して敵を攪乱しながら、月の力を解き放った。満月、半月、三日月、新月。あらゆる月に照らし出された群れがうぞうぞとしり込みする仕草を見せた。甘い芳香が明らかに弱まっていく。
 さらに仲間達に振りまかれる精霊の治癒の光。積もり積もった深刻な眩暈と誘惑を浄化され、シャーロットはほっと安堵の吐息をつく。
「……助かった。さあ、もうひと暴れね!」
 キャノンがさらなる輝きを放ち、対抗手段を封じられた敵群にまばゆい光線を照射する。
「多分人質とか普通の人間はいないよな?」
「そんな情報はなかったはずよ。気配もなさそう!」
 各々に敵群を牽制しながら背中合わせに言葉を交わすウタとシャーロット。グリモア猟兵が見通せた範囲……つまり月陽透夜が討伐される時点までの予知は正確なはずだ。そこまでに提示されなかった情報はないものと信じていい。
 確信を得てウタの炎はさらに燃え盛る。焔摩天の纏う炎が美しい弧を描く。
「お前らも蘇ったら歪んでたクチか? 海へ戻してやる。──灰に還れ」
 業火に巻かれる食人植物の群れ。屋敷中に遠慮なく延焼が広がり、キャノンが断続的に白い輝きを追い打ちする。
 さらに闇を遊ぶように照らし出す、精霊達の気まぐれな光。その制御は全て、ティファーナの手に握られている。
「神様の花園へ導け」
 爆発的な力が黒い館を白一色に塗りつぶす。
 苛烈な攻勢に押され、ついには敵群の一部が瓦解した。
「──道が拓けた!」
「よぉし、先に進むよ♪」
「屋敷の奥へ一直線だ! へへ、親玉ってのは大抵一番ケツにいるもんな」
 食人植物の群生地帯を乗り越えて、猟兵達は迅速に館を攻略していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御剣・刀也
植物ねぇ。俺が知ってるのと随分違うな。まぁ、常識は通じないか
さて、邪魔な奴は斬り捨てて、大将のところに行かせてもらおうか

身とする蔓で、蔓で掴もうとしてきたら、第六感、見切り、残像で避けつつ、邪魔な奴を斬り捨てつつ、勇気で被弾を恐れずダッシュで一気に間合いを詰めて、斬り捨てながら、一気に駆け抜ける
「遅い。所詮は植物か。動きが遅すぎて欠伸が出そうだ。いくら強化されたとしても、これじゃあな。さっさと大将のところに行くか」


愛久山・清綱
深く暗い地に居を構える、『第五の貴族』。
彼等もまた斥候に過ぎぬのか、それとも……?

■進
強化された敵が何体も存在する以上、敵中突破が善の善。
『進行の邪魔になる敵』のみ狙いつつ、屋敷の奥を目指す。

■闘
先ずは刀に【破魔】の力を宿し、非物質化しよう。
敵の放つ蔓は此方に辿り着く瞬間を目視しながら【見切り】、
タイミングよく【衝撃波】を放って軌道をずらし回避を狙う。

そこから正面に立ち塞がっている敵へ急接近し刀を構え、
魂を断つ【貫通攻撃】の太刀・【夜見・改】を放ち一刀両断。
邪魔な敵を斬り伏せたら長居は無用。他の個体に見つかる前に、
咄嗟の【ダッシュ】で戦線離脱、目的地まで一気に進むぞ!

※アドリブ歓迎・不採用可



●剣士、二人
「植物ねぇ」
 果たしてこれらを植物と呼んで良いものか。
 フクロミノシタの群生地と化したおぞましい館を、御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は顔をしかめて睥睨した。
「俺が知ってるのと随分違うな。まぁ、常識は通じないか」
 ぼやきつつ、掲げるは獅子吼。わずかな光を反射して刃を駆ける煌めきは不屈の獅子の如く、ぞっとするほど美しい。
「さて、邪魔な奴は斬り捨てて、大将のところに行かせてもらおうか」
「うむ」
 同じく刀を構える愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)。愛刀にゆっくりと指を滑らせ破魔の力を注ぎこめば、白刃は淡い光を帯びながら非物質化し、背景を透かしていく。
「強化された敵が大量に存在する以上、敵中突破が善の善。進行の邪魔になる敵のみを叩きながら奥を目指すべきだろう」
「同感だ。──行くぜ!」
 躊躇なく館へと突撃する二人。二振りの白刃のきらめきが鋭く闇を疾る。
 侵入者に反応し、無数の蔓が殺到する。
 接触する寸前、先行していた刀也の実像はかき消え、蔓は残像を突き破ってそのまま後続の清綱へと伸び迫った。
 清綱は蔓の速度と軌道を目視で見切り、最適な瞬間を狙いすまして刀を横薙ぎに払った。剣閃はそのまま衝撃波となって蔓の波と激突し、押しのける。
 拓かれる視界。刀也と清綱は力強く前へと踏み込み、敵の攻撃を恐れず一気に間合いを詰める。しつこい蔓の追撃はことごとく残像を掴むばかり。
「遅い」
 正面を塞ぐ個体の、実を結びかけた果実を斬り捨てる刀也。
「秘伝……夜見」
 続けざま、清綱が非物質化した刀身を敵の心臓部へと「通した」。物質を透かし、何の抵抗もなく貫通した刃が貫いたのは、食人植物の魂。
 魂を一刀両断にされたフクロミノシタは、肉体もまた真っ二つに引き裂かれ、消滅した。
 二人は即座にその場を離れ、進路上の個体を次々に斬り払いながら奥へ奥へと駆け抜ける。
「所詮は植物か。動きが遅すぎて欠伸が出そうだ。いくら強化されたとしても、これじゃあな」
「だがやはり数が多い。邪魔な個体のみを退ければ長居は無用、目的地まで一気に進むぞ!」
「違いない。さっさと大将のところに行くか」
 通路に繁茂し壁の如く塞いでいた群れを掃討すると同時、二人は一気に速度を上げて戦線離脱した。置き去りにされた大量のフクロミノシタの恨めし気な甘い香りが追いかけてくるが、脳の髄を冒される前に振り切って、ひたすら前へ。
 長々と続く黒い廊下を駆け抜けながら、清綱の脳裏には静かな疑問が浮かびあがる。
(「深く暗い地に居を構える、『第五の貴族』。彼等もまた斥候に過ぎぬのか、それとも……?」)
 その答えは未だ闇の中。予知でも見通せぬものを問いただしたところで、敵が素直に真実を開示するとも思えない。
 視界の先には、新たな食人植物の群生帯が姿を現す。
「しつこい連中だ……押し通る!」
 刀也の気合いを追いかけて、清綱もまた戦いへと没頭していく。
 幾筋もの剣閃で敵と闇を斬り裂きながら、二人の剣士は漆黒の館を駆け抜けていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リーヴァルディ・カーライル
…一度ならず闘った事のある植物だけど、
まさか全てが紋章で強化されているなんてね

UCを発動して"御使い、韋駄天、狂気避け、破魔、息止め"の呪詛を付与
香気を浄化する●オーラで防御して全身を覆い●息を止め、
さらに両眼に●破魔の魔力を溜め敵の精神属性攻撃を弾き、
攻撃の余波は●狂気耐性と気合いで受け流す

…っ、ここまで護りを固めてもまだ完全には防ぎきれない、か

…全てを相手している余裕は無い
取り込まれる前に、一気に突破して本命を叩くわ

今までの戦闘知識から蔦の動きを暗視して見切り、
攻撃を掻い潜り●怪力の踏み込みから●ダッシュして懐に切り込み、
大鎌をなぎ払う早業のカウンターで紋章を切断し突破する



●甘い狂気を乗り越えて
 館の中心部、見通しの良い大階段は、完全にフクロミノシタの巣窟だった。
「……一度ならず闘った事のある植物だけど、まさか全てが紋章で強化されているなんてね」
 敵を少なからず知るリーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は、慎重に防護を重ねていく。
「……術式換装」
 身に纏う衣が風もないのにふわりと揺れて、淡い光を帯びた。両眼は破魔の魔力に満たされ、心を守る分厚い盾となる。
 深々と息を吐ききり、新たな酸素で肺を満たしきり──息を止める。
 次の瞬間、リーヴァルディは弾丸の如く飛び出した。
 持てる限りの戦闘知識で脳裏を埋め尽くし、階段を駆け上がりながら襲い来る無数の蔓の軌道を見極め掻い潜る。
 しかし大量の食人植物から放たれる甘い香りと果実の誘惑は、リーヴァルディの心身を容赦なく浸食し始めている。
(「……っ、ここまで護りを固めてもまだ完全には防ぎきれない、か」)
 群れの層が厚すぎる。しかしここを抜けなければ、第五の貴族には届かない。 
 ……全てを相手している余裕は無い。
(「取り込まれる前に、一気に突破して本命を叩く……!」)
 心を冒す狂気を気合いで撥ね退けながら、リーヴァルディは一歩、力強く踏み込んだ。
 ステップを踏みぬくほどの怪力がとてつもない推進力となってリーヴァルディの全身を弾き出す。
 飛ぶように過ぎる景色、瞬く間に目前に迫る食人植物の群れ。リーヴァルディはギリギリまで魅了の力に抗い、遠心力を乗せて大鎌を一気に薙ぎ払った。
(「紋章を隠しているとすれば──ここ!」)
 でっぷりと膨らんだ捕虫袋の芯を鎌の刃が掻き切った瞬間、確かに、何かが割れたような涼しい手応えが残った。
「……ぁぁ」
 溜息にも似た呼吸音を残して、一拍ののち、群れ中央のフクロミノシタは番犬の紋章と共に爆散した。
 周囲の個体が爆発に巻き込まれて吹き飛び、道を阻んでいた群れは退いた。リーヴァルディは躊躇なくその先へと飛び込む。
 階段を登り切れば、広く長い廊下の先に、いかにも豪華な大扉。
 館の主はすぐそこだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『異端審問官・月陽透夜』

POW   :    私が直に手を下すことになろうとは。
【断罪の血】に覚醒して【処刑者】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    貴殿を粛正する!
自身に【断罪のオーラ】をまとい、高速移動と【禍々しい裁きの闇】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    さぁ、異端者を捕らえなさい!
戦闘用の、自身と同じ強さの【護衛兵士】と【拷問特化騎士】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
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●異端審問官・月陽透夜
 闇に、白い顔が浮かび上がる。
 猟兵がたどり着いたのは、古めかしくも広大な広間だった。
 正面突き当たり、厳めしい造りの祭壇めいた壇上に、質素だが玉座を思わせる椅子に腰かける白い顔の吸血鬼が一人。
「……来たか」
 吸血鬼は椅子に座したまま、冷たい眼差しで猟兵達を見渡した。
 と、突如として猟兵達の背後で広間の大扉が閉ざされた。
 観れば、扉の隙間に植物らしき組織が入り込み、がっちりと固定されているのがわかる。
「帰途は必要あるまい。貴殿らの命運はここで尽きるのだから」
 冷え冷えとした吸血鬼の声。……初めから、猟兵達をこの場におびき寄せて閉じ込める段取りだった、ということだろう。
「罪状は多数。我等「第五の貴族」の統治領を踏み荒らした罪。門番及び「番犬の紋章」を破壊した罪。あまつさえ、我が屋敷に押し入った罪。……数々の吸血鬼への敵対行為に相違はあるまい」
 吸血鬼はスマートに椅子を立ち、瞳を深く閉ざした。じわりと体内からにじみ出るように、その皮膚を複雑な紋章が覆い始める。
「吸血鬼の敵、すなわち異端者なり。我が身命を賭して滅すべき悪である。我が紋章『クーラルハイト』を以て排斥しよう」
 紋章が広がるにつれて吸血鬼の姿は薄く透け、再び目が見開かれた次の瞬間には、その姿は周囲の景色に溶け込むように消えた。
「貴殿らを粛正する……!」
 姿の見えない異端審問官の冷たい声だけが、広場に響いた。

 『異端審問官・月陽透夜』。
 透明化の紋章の力により、姿が見えず、気配も儚く、あらゆる攻撃を受け付けない。
 厄介極まるこの力をどうにかしなければ、猟兵の攻撃は透夜に届くことはないだろう。
 突破口は、紋章の力の起点である「光の操作」を乱すこと。
 地上と地下の圧政の根源たる吸血鬼「第五の貴族」。
 謎めいた強敵に、猟兵達は今、挑む。
リーヴァルディ・カーライル
…勝手な事を。裁かれるべきはお前達の方よ、吸血鬼
…今まで人々の生命を弄んだ罪、その身に刻んであげるわ

自身の生命力を吸収した"写し身の呪詛"を乱れ撃ち、
第六感や暗視を惑わす存在感のある残像を無数に展開
分身達を囮に攻撃を受け流しつつ大鎌に魔力を溜めUCを発動

…確かにお前の紋章の力は無敵に近い
私の五感や第六感にも何の殺気も捉えられない

…だけど無駄よ。私には通じないもの
…さあ、覚悟は良い?吸血鬼狩りの業を知るがいい

限界突破した陽光のオーラで防御を無効化して切り込み、
大鎌をなぎ払い紋章を切断して早業の武器改造
大鎌が変形した手甲剣を怪力任せに突き刺し、
体内を陽光で浄化して傷口を抉る光属性の2回攻撃を行う



●吸血鬼を狩る曙光
「……勝手な事を。裁かれるべきはお前達の方よ、吸血鬼」
 月陽透夜の冴え冴えとした眼差しの前に、真っ先に歩み出たのは、リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)。
 伏していた眼差しを毅然と上げて、透夜の消えた場所をしかと見据える。
「……今まで人々の生命を弄んだ罪、その身に刻んであげるわ」
 敵の姿は見えない。が、
「貴殿らに選択の権利はない」
 一方的な断罪は、間髪入れずに広間に響いた。
 リーヴァルディは咄嗟に写し身の呪詛を乱れ撃った。
 術者の生命力を宿した存在感ある残像は、木を森で隠さんばかりにリーヴァルディの周囲を無数に埋め尽くした。
 が、直後、残像の一角が前触れなく吹き飛んだ。おそらく透夜の杖に薙ぎ払われたのだ。
「偽りを祓いなさい!」
 透夜の命に応じ、厳めしい鎧姿の護衛兵士と拷問特化騎士がどこからともなく出現した。
 たちまち周縁から二体の攻撃の蹂躙を受け始める写し身陣営。一方で陣営の内側にも目に見えない攻撃が散発的に加えられていく。分身の数を手下に減らさせながら、透夜自身は本体であるリーヴァルディを探しているのだ。
「……確かにお前の紋章の力は無敵に近い。私の五感や第六感にも何の殺気も捉えられない」
 分身を囮に、その身を紛れさせながら、リーヴァルディは大鎌にありったけの魔力を注ぎ込む。
「……だけど無駄よ。私には通じないもの」
 分身が瞬く間に減っていく。陣営が薄くなり、急速に実態が暴かれていく感覚に、ひやりと肝が冷える。しかしリーヴァルディはじっと耐えた。
 ──間近に展開していた分身が不意に薙ぎ払われた。
 リーヴァルディの身体は反射的に反応した。分身の消え方から薙ぎ払いの軌道を見極め、大鎌で攻撃を受け流す。
 杖を弾くと同時、リーヴァルディは極限まで昂った大鎌の力を開放した。
「……さあ、覚悟は良い? 吸血鬼狩りの業を知るがいい」
 限界突破した陽光のオーラの燦然たる輝きが、薄暗い戦場に顕現する。
「何──!?」
 瞬時にして、のけぞる透夜の身体が実体化した。それを追いかける大鎌の刃が、透夜の皮膚に浮かび上がる紋章の一部を斬り裂く。
 血飛沫舞う光の中、瞬時にして形を変えた大鎌が手甲剣と化して翻る。
 特徴的な刃が、無力化された透夜の脇腹を刺し貫く。
 傷口から溢れるまばゆい陽光に、吸血鬼の苦鳴が広間をつんざいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーロット・ホール
 ダンピールの探索者×量産型キャバリア、16歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、考え事中は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
※アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風/火/生命の精霊.聖霊.月霊.てんし.戦乙女を呼んで“七色金平糖”を配って『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の星矢』で聖攻撃をします♪
敵の攻撃を『月世界の英霊』で空間飛翔して避けて敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化を仕掛けます☆
『聖精月天飛翔』でWIZを強化して『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻をします!
怪我人は『祝聖嬢なる光輝精』で治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒やします♪
『エレメント・セイント・ティファーナ』で“七色金平糖”を更に配りながら攻撃/支援/治療を補佐します☆


木霊・ウタ
心情
俺達はこの世界に夜明けを呼ぶために来た
袋の鼠はどっちだろうな(にやり

戦闘
見えなくても居る
なら…

放った迦楼羅が炎の羽根を降らせる
&床にぶっ刺した剣先から炎を床一面に延焼

ちょいと熱いけど悪ぃ>仲間

炎は影を生む
かくれんぼしても影が丸見えだぜ

消火されても繰り返す

序に焙られた空気は歪み
光の屈折を攪乱
紋章の力へ干渉

見える攻撃なら防御は可能だ


余裕綽々だった透夜の言動や動きに
焦りや軽挙が混じって来たら好機だ

地を這う炎
迦楼羅の羽根
刃纏う獄炎
を急速燃焼

強烈な閃光で
完全に紋章の力を剥ぎ取る

戻した迦楼羅と合身
炎の翼の爆炎で瞬時に間合いを詰め
断罪の刃一閃
紋章ごと灰に帰す

確かに処刑(された)者になったな


さていよいよか



●光、罠、そして炎
 敵の召喚した護衛兵士と拷問特化騎士は、矛先を他の猟兵へと変えていた。
「……っ、さすがに硬いわね……!」
 シャーロット・ホール(ダンピールの探索者・f31117)は距離を取りながらキャノンフレームで二体を相手取っていた。
 召喚主と同様の戦闘力を誇る騎士達は強敵だった。統制の取れた連携で遠距離攻撃を回避し、あるいは剣や拷問具で受け流し、シャーロットの牽制を冷静に左右に振って躱しながら、一気に距離を詰めてくる。
 このままでは懐に潜られると思った瞬間、騎士達は突如として降り注いだ聖なる光に飛び退った。祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)のもたらした神罰の聖矢だ。
「とにかくこの二体を片付けないとね☆ ──光よ!」
 ティファーナは七色金平糖を得て張り切る各種属性の精霊や天使、戦乙女達に取り囲まれて、最初からエンジン全開だ。燦然と輝く魔法の矢と天から降り注ぐ光を、二体の騎士にめいっぱい叩きつけていく。
 ティファーナが敵を引きつけている隙に、シャーロットは改めて距離を取りさらなるキャノンを照射。ティファーナは限界まで二体を引きつけ、ランダムな空間飛翔で敵の攻撃を回避していく。
「……とはいえ、召喚主の姿が見えないんじゃ弱体化もさせられないね──って、えぇっ!?☆」
 壁際から気まぐれな転移を繰り返した瞬間、一瞬前に背にしていた壁が、ドゴォッ、と大きく凹み、ティファーナは仰天した。
 目に見えない打撃……おそらく透夜の攻撃だ。回避できたのはとんでもない強運だったと言わざるを得ない。
「気を付けて!」
 シャーロットは咄嗟に抉れた壁に向けてキャノンを発射した。砲撃は何者にも着弾せず、壁をいっそう抉るに終わったが、目に見えない吸血鬼を牽制することはできただろう。
 しかしシャーロットの攻撃もティファーナの攻撃も、紋章の光の操作を乱すまでには至っていないようだ。このままでは攻めに転じることもままならない……
「見えなくても居る。なら……」
 不意に空中に差し出された木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)の腕に、どこからともなく迦楼羅が留まる。
「ちょいと熱いけど悪ぃ」
 先んじて仲間達に断りを入れてから、ウタは迦楼羅を解き放った。
 金の翼が広間を自由に飛び回り、炎の羽根を雨の如く降らせ始めた。
 続けて、ウタはだしぬけに床に愛剣を突き刺し、挑戦的な視線を広間に馳せた。
「俺達はこの世界に夜明けを呼ぶために来た。袋の鼠はどっちだろうな」
 にやりと笑んだ瞬間、突き刺した刃の切っ先から獄炎が噴き上がった。たちまち炎が広間の床全体を嘗め尽くしていく。
「炎は、影を生む。かくれんぼしても影が丸見えだぜ」
 存在そのものをかき消した透夜も例外ではなかった。床這う炎と炎の雨に炙られ、うっすらとした影が可視化し始めている。
「くっ……」
 咄嗟に光の操作に力を注ぎ影をかき消す透夜。しかし消えたのはほんの一瞬。炎の揺らぎに合わせて、再びより濃い影が落ちる。
 ……いや、それどころか、本体の姿までうっすらと実体化し始めている。不規則に揺らぐ炎の明かりと炙られた空気の歪みが光の屈折を攪乱し、紋章の作用を薄めているのだ。
「まだこっちの攻撃は通じないだろうが、見える攻撃なら防御は可能だ!」
 仲間達に聞こえるように声を張り上げるウタ。見えない敵への過剰な警戒を解かれて、シャーロットとティファーナの動きにも精彩が戻る。
「……助かった! 騎士の相手はこっちに任せて!」
「さあ、戦闘再開だよっ☆」
 強化を重ねていっそうの輝きを増すティファーナの精霊魔法とシャーロットのキャノンが、二体の騎士を猛然と攻め立てる。
「精霊、聖霊、英霊、月霊、天使、戦乙女よ!」
 騎士達も苛烈な抵抗を示すが、ティファーナは手数の有利を駆使して治癒も補助も攻撃もの八面六臂の活躍を担い、火力で押し切っていく。月陽透夜とその眷属に対して、ティファーナのユーベルコード自体の相性は極めて良いらしい。
 後退を余儀なくされる二体の騎士。その直上には、「本来そこになかったはずの」巨大なシャンデリア。
 シャーロットは会心の笑みを浮かべる。
「悪いけどそれ、罠だから!」
 パチリと指を鳴らした瞬間、シャンデリアは豪速で落下し、二体の騎士を避ける暇なく圧し潰した。広間中央に吊り下がったシャンデリアを模した、非常に精巧な仕掛け罠だったのだ。
 身動きが取れなくなった両騎士は、さらなる光と砲撃に追い打ちを受けている。その様子に、透夜は歯噛みする。
「異端者めらが……やってくれる!」
 襲い掛かる姿はうっすらとでも視認できる。ウタは回避と受け流しを繰り返しながら、敵の言動に焦りを読み取った。
 ここが好機。地を這う炎、迦楼羅の羽根、刃纏う獄炎──全ての火力を一気に上げる。
 急速に燃焼する炎が赫々たる閃光を解き放った。
「ぐあ──!?」
 強烈な閃光に、ついに剥ぎ取られる紋章の作用。死角を焼かれて動きを止める、完全に実体化した透夜。
 ウタは即座に迦楼羅を手元に戻し、そのまま合身した。背に広げた炎が爆炎を推進力として、瞬時にして敵への間合いを詰める。同時に火を噴くシャーロットのキャノン、追い七色金平糖効果でいっそう生き生きと猛攻を仕掛けるティファーナの精霊達。
 砲撃が、精霊の光が、そして断罪の刃の一閃が、紋章に覆われた透夜を一斉に蹂躙した。
「確かに処刑者になったな」
 ウタの皮肉な揶揄が、絶叫する吸血鬼に投げつけられる。
 数多の人々を処刑し粛清してきた審問官こそが、今まさに処刑されようとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御剣・刀也
いやー、困った。困った。
俺は魔術とか使えないからほんとどうしようかね
透明化されて攻撃も当たらないとなったらお得意の捨て身もダメだしほんとどうするかな
って考えるのは苦手だ。俺は何時だって自分の武を信じるだけよ

私が直に手を下すことになろうとは。で処刑者に変身されても慌てず騒がず、明鏡止水の境地で第六感、見切り、残像を駆使して重傷になる一撃、急所への一撃以外は回避できなかったら回避しないと腹を括って、勇気で恐れず、刀身による僅かな光の反射を利用して、乱れた一瞬に捨て身の一撃を打ち込む
「姿が見えない。それは確かに強力なスキルだ。が、過信しすぎたな。楽しかったよ」



●乾坤一擲
「いやー、困った。困った。俺は魔術とか使えないからほんとどうしようかね」
 透明な敵、というものを目の当たりにして、御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は頭を掻いた。透明化中に攻撃も当たらないとなれば、得意の捨て身も通じない。
「ほんとどうするかな……って考えるのは苦手だ」
 早々に思考を放り出して、愛刀を静かに構える。
「俺は何時だって自分の武を信じるだけよ」
 ぴたりと静止した刀身が、薄らな光をはじいて淡い白を走らせた。
 透夜の姿はすでに広間の闇に溶け、猟兵の視界には映らない。声だけは聞こえるが、広々とした空間に響き渡って居場所を掴ませない。
「……私が直に手を下すことになろうとは」
 気配もしない。が、場の空気が変わったのはわかる。洞窟の奥で眠っていた化け物が目覚めたのを肌で感じるように。
 しかし刀也は慌てず騒がず、あらゆる邪念を心の芯から消し去った。
 心に鎮座するのは曇りも揺らぎもない静かな水。
 ──不意に水面が揺らいだ瞬間、刀也は残像を描きながら大きく身を翻した。間髪入れず灼熱する痛みが脇腹をよぎる。
 決して浅くはない裂傷から鮮血が伝う。が、なんとか急所への一撃は回避したようだ。
「っ、やっぱ完全な回避は難しいか……それならそれで!」
 今一度直感を信じて、刀也は身を翻す。今度は躱すためではなく、敵へと斬りこむために。
 鋭く振り上げた白刃が光をはじく。ほんの僅かな反射が鋭い光の軌跡に集約され──確かにそこにいる吸血鬼の身体の一部を、わずかに浮かび上がらせた。
「姿が見えない。それは確かに強力なスキルだ。……が、過信しすぎたな」
 一切の恐れを捨てて力強く踏み込む。持てる力の限りに、刃を一気に振り下ろす。
 僅かに実体化した箇所へ、針の穴を通すような捨て身の一撃を。
「ぐぁ……っ!?」
 何が起きたのかを瞬間理解できず、血を噴く肩口を抑えて後ずさる透夜。透明化の制御が乱れ、その姿がチラチラと不安定に揺れる。
「楽しかったよ」
 本心からの言葉を送り、刀也は静かに白刃を納めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

愛久山・清綱
『強烈な光を当てれば一時的に紋章の作用を防げるが、
すぐ対応される』。なれば……
『直後に再び当てれば』不意を突けるか。
■闘
【剣宿・現】で憑神体に変身、『心切』と『真武』に
【破魔】の輝きを宿し【念動力】で浮かし操作。

空中から浮いた刀の光を合わせて強い光を発しつつ、
懐に入られる前に敵を探る。万一【野生の勘】が
少しでも反応したら、直ぐさまその場から離脱。

姿が見えたら、更に照射し狙いを定める!
というのは【フェイント】。次は持っていた『空薙』を
手放し、再び消えたその瞬間に別の方向から光を照射。
そこから浮かせていた『心切』を手繰り寄せて急接近を図り、
一瞬の太刀で其の身を【切断】せん!

※アドリブ歓迎・不採用可



●剣神の光輝以て鬼祓わん
 敵吸血鬼の姿はやはりすぐに闇に透けて消える。
 その様子をじっと観察しながら、愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)はグリモアベースで聞いた説明を自分なりに咀嚼した。
「『強烈な光を当てれば一時的に紋章の作用を防げるが、すぐ対応される』。なれば……」
 『直後に再び当てれば』不意を突けるか。
 試す価値はあるだろう。清綱は新刀『心切』と薙刀『真武』を構え、力を解放した。
「剣の神は、我と共に在る……」
 たちまち全身に神降り来る気配。掲げた二刀は破魔の輝きに満たされ空中に浮かび上がり、剣神宿し憑神体と化した清綱の肉体もまた強い輝きを放ち始めた。
 唐突な光の照射に、視界の隅でゆらりと人影が揺れた。高速移動で音もなく接近せんとしていた透夜は、露わになった顔を一瞬しかめたが、すぐさま光の操作を調整し姿を消した。
「油断ならんな……!」
 思いのほか間近に接近を許していたと知り、清綱は即座に場を離脱しながら、さらに強烈な光を照射した。
「ぐ……っ」
 不意の再照射に暴かれる透夜の実体。清綱は狙いを定め、合金刀『空薙』を掲げながら自ら敵へと飛びかかった。
 だがこれも予測の範疇だったのか、透夜も即座に対応してきた。光を操作し姿をくらまし始める──
 ──が、清綱は、その反応をも見通していた。
「捉えたり!」
 斬りかかった姿勢のままあっけなく『空薙』を手放す清綱。その手元に、宙を浮いていた『心切』が舞い戻る。
 剣神と破魔の刀とが揃い、その輝きは燦然と目を射る激しさで透夜を蹂躙した。
「──なんだと!?」
 もはや取り戻しようもなく露わにされた透夜の動揺に、振り下ろされる破魔の一太刀。
 一瞬の一閃が、吸血鬼の全身を、浮かび上がる紋章ごと切断する。
 轟いた絶叫は、それが断末魔であることを告げていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『高き森の怪物』

POW   :    光輝にて闇を照らす
全身を【輝かせ、周辺地域を鬱蒼とした森林地帯】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    高きより歩み征く
【自身の巨体】を披露した指定の全対象に【得体の知れない強烈な恐怖】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
WIZ   :    大地の法則を書き換える
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

●輝かしき森の王
「わ、私が……この私が、異端者に負、ける、など……!」
 透明化の力を失い、血にまみれた月陽透夜は、そのまま血を吐き絶命した。
 倒れ込んだ肉体は、猟兵達の目前で、表皮から剥離するように灰に変わり始めた。
 確かに『異端審問官・月陽透夜』は死んだ。……しかし。
 灰化が進んだ背中から、ぞろりと、紋章が這い出した。
 透明化のそれとはまったく違う禍々しい形状の紋章は、虫の如き挙動で透夜の遺骸にとり憑いた。
 ──瞬間、ごぼり、と透夜の遺骸が膨れ上がった。
 全身が沸騰するように組み変わり、見えない糸に引き上げられるようにして立ち上がる。長い手足、木の質感を持つ異常に発達した筋肉、黒く塗り潰された顔、光迸る両眼。
 体長六メートルにも及ぶであろう異形のオブリビオンが、吼える。
 ──ォォォォオオォォォオオォォォ──
 その瞳は炎、その声は洪水、その爪は嵐。
 巨体が輝き、不気味な咆哮が屋敷を激しく揺さぶると共に、崩壊が始まった。
 屋敷中に未だ蔓延る『フクロミノシタ』が芽吹いたのだ。一体一体が急速に大樹を成し、屋敷を突き破っていく。
 あっけなく全壊した屋敷の跡地は、鬱蒼たる森林地帯と化していた。
 その中央に佇むのは、全身を太陽の如く輝かせる『高き森の怪物』。
 まるで光そのものだ。猟兵達は直感的に悟る。『このままでは攻撃はまともに通らない』。
 これがあの正体不明の紋章の力なのだろう。「無敵化の紋章」とでも言えばいいのか。

 ずしりと一歩踏み出すだけでも、他の存在を圧倒する存在感。
 通常、無敵化のユーベルコードは身動きがとれなくなるものだが、紋章の恩恵か、この怪物にはそうしたハンデもないと見える。
 しかし大仰なその動きが、辛うじて形を保っていた屋敷の残骸を突き飛ばし、生長の遅れていたフクロミノシタの木の一本を瓦礫が圧し潰した。
 それに呼応したように、『高き森の怪物』のくるぶし部分から不自然に光が抜け落ちたのを、猟兵達は見逃さなかった。

 ……紋章の正体も弱点も、なんら確証はない。
 しかしだからといって、この不気味な強敵を野放しにする選択肢こそありえない。
 猟兵達は覚悟を決め、闇深き森の王に立ち向かう。
エレクトゥス・レヴィン(サポート)
『本丸到達、パーティー開始ってな!』
『契約の下に、ぶっ潰す!!』
『履行、完了……!』

機械化された両足と右腕を酷使して戦うサイボーグ。
大雑把な性格で口が悪いが、人並みの正義感は持ち合わせている。
生身の左腕を包む「超硬連結放熱板」は強力な武器にして防具。
主にボス戦に於ける猟兵側の増援として参戦。

戦闘でよく使う装備は、上記の「超硬連結放熱板」、脚部の内蔵火器「炸裂者」それに装填された「G型特殊弾薬」の属性弾。
加えて、ボス戦では義肢から放つユーベルコードと併用した集中砲火を行う。
基本は力押し、または力任せのカウンター戦法。
絡み、アドリブ大歓迎。

24歳、男。
口調:男性的、一人称:オレ、二人称:呼び捨て。


日東寺・有頂(サポート)
 人間の化身忍者×アリスナイト
19歳男
身長183cmです。
口調は長崎弁風+αで「オイ(一人称)・〜ばい・アンタ・〜っさ・〜やけん・〜と?」などです
「です〜〜・ネ〜〜」と語尾を伸ばしてみたりもします。
ノリが軽く暢気でマイペース。おとぼけながらも戦いは愉しみます。
化身忍者的な戦術にはまだ疎くシノビな自覚も薄いですが、時にそれっぽく振る舞いたがります。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用しボコられも厭わず積極的に行動するばいね。他の猟兵に迷惑をかける行為はせんです。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はせんです。
 あとはおまかせ。よろゅう頼んますー。


シフォン・メルヴェイユ(サポート)
『楽しい世界が待っていたらいいなぁ。』
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 怒った時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびりとして、無邪気な性格をしています。
基本的に常に笑顔で人に接して、
敵以外なら誰に対しても友好的な性格です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風/火/闇/光の精霊、聖霊、月霊、戦乙女、天使を呼んで“七色こんぺいとう”を配って『クリスタライズ』で姿を隠し『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を「神罰の聖矢」で聖攻撃をします♪
『月世界の英霊』で敵の攻撃を空間飛翔して避け敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化を仕掛けます☆
『聖精月天飛翔』でWIZを強化して『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』+『エレメント・セイント・ティファーナ』で苛烈な猛攻をします♪

『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆
猟兵にも“七色こんぺいとう”を配ります♪



●トライアンドエラー
「はぁ。えろう大きかねぇ」
 日東寺・有頂(手放し・f22060)は『高き森の怪物』を見上げながら、状況にそぐわぬ暢気な声を上げた。
「光ってる部分、攻撃通るかな? 微妙じゃない?」
 シフォン・メルヴェイユ(夢見る少女・f19704)ものんびり首を傾げる。こちらも緊張感には縁遠い。
「なら、まずは実験だね♪ みんな、いっくよー☆彡」
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は溌溂と七色こんぺいとうを宙にばらまいた。
 たちまちフェアリーランドの壺の中から姿を現した精霊や戦乙女が色とりどりのこんぺいとうを受け取ると、螺旋を描いてティファーナを取り巻いた。
「身体も貴方も水晶の様に透明に……」
 祈るようにティファーナの姿が掻き消えると、続けざま、暗い森の一点が眩く輝いた。風を切って疾る風、火、闇、光の精霊と、聖霊、月霊、戦乙女に天使。横殴りの雨の如く怪物へと打ち付ける魔法の矢。
 しかし怪物は一切揺るがない。その纏う光が全ての攻撃を無に帰しているようだ。間断なく撃ちつける天から注ぐ光も、敵の纏う光に呑まれてあっけなく消えていく。
「ぺぺペペペ……いやこりゃ無理ばい。物理も通じないっさー」
 乱れ撃ちした猛毒手裏剣もことごとく光に呑み込まれ、有頂はお手上げとぼやく。
 そこに滑り込むように駆け込んできたのは、エレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)。
「本丸到達、パーティー開始ってな!」
 敵前に躍り出るや否や左腕を掲げ、「超硬連結放熱板」の翼状パーツを大きく展開。内蔵火器「炸裂者」もまた脚部から露出する。
「攻撃が通ろうが通るまいが、どの道こいつをほっとくわけにゃいかねぇ……契約の下に、ぶっ潰す!!」
 無敵の怪物へと恐れなく飛び込むエレクトゥス。高熱放つ翼状装甲が、赫々たる集中砲火が、敵の足元を爆撃していく。
「そうだね、他の人のためにも、この敵はとにかく引きつけておかないとね」
 シフォンはにこやかに三叉鉾を敵へと掲げた。
「白き蓮の花々よ、吹雪の様に舞いなさい!」
 敵に突きつけられた鉾が、たちまち白くほどけて花弁の嵐となる。花弁自体はやはり効力を成さないが、怪物にとっては十分に目障りだろう。
 事実、怪物は自身の足元でちょこまかと動き回る猟兵達に、あるとも知れない視線を向けて、長すぎる腕で一気に薙ぎ払った。
「チッ……!」
「おぉっと」
「散開~!」
 暴力的な速度で通過する巨大な手を間一髪で躱し、猟兵達は後方に退きつつも各々の攻撃を続ける。
 すると今度は怪物の周囲に禍々しいオーラが渦巻いた。光と闇が妖しく融合し、一気に爆ぜる。
 光と闇の嵐が暗い森を吹き荒れた。闇がおぞましい気力減退をもたらし、光が通り過ぎた場所には擦過傷に似た浸食痕が刻み込まれる。
 猟兵達はさらなる後退を余儀なくされた。姿を晒している者も隠している者も、等しく嵐に蹂躙される。
「歌唱う、精霊・聖霊よ♪ 癒し、治し、生命の灯火を再び与えたまえ……みなさん、これを!☆彡」
 嵐の向こうでティファーナの歌声が響き、一拍遅れて暴風のさなかに七色こんぺいとうが盛大にばらまかれた。
 猟兵達は色とりどりの金平糖を嵐の合間に受け取った。癒しの光輝が傷を塞ぎ、歌声が精神の汚染を取り払っていく。
「ありがたかぁ」
 精神汚染と戦いながら気配を潜めて怪物の足元に迫っていた有頂は、甘味を口内に放り込むと、敵の足元へと大量の麻痺針を放った。
「足元不注意ばい」
 念力で操作された針は自在に宙を飛び回り、敵へと殺到する。吹き荒れる嵐や怪物の纏う光に半数近くを持っていかれつつ、残り半数は確実に届いた。
 敵の足元、光の剥げ取れたくるぶし部分に。
「……んん、微妙な手応え……でも無力化はされてないです~~~」
 こちらに気づいた敵の拳から逃げ出しながら、有頂は仲間達へと声を張り上げた。
 その言葉の意味を正確に読み取り、猟兵達は一斉に動いた。
「全ての時と空間を、私の手のひらで支配してあげるわね! こっちよ怪物さん!」
 シフォンは瞬時にして豪華絢爛なドレス姿に変じ、大量の花弁を舞い散らせながら嵐の中を飛翔した。
 怪物の注意は自然、目先をうろちょろ飛び回るシフォンに集中する。光の如き炎噴き出すその眼差しに注視されるだけでも、身体が燃え上がりそうなほどの高熱に晒される。
「まだまだ……っ」
 高熱に耐えてひたすら飛翔するシフォン。
 彼女が怪物の視線を一手に引き受けている隙に、巨体の足元では着々と攻撃準備が整っていく。
「精霊、聖霊、英霊、月霊よ……」
「さてと、ちょっとばかし無理をするかね」
 各々に能力を高めるティファーナとエレクトゥス。
「叡智と膂力を示せ!☆」
 解き放たれるティファーナの精霊達。ありとあらゆる属性の魔力がくるぶし一点を蹂躙する。
 まばゆい光が完全に退くのを待たず、エレクトゥスは全身で敵に突っ込んだ。
「せっかくの隠し玉だ、存分に味わっていけ!」
 巨大なくるぶしに叩き込まれる強烈な蹴撃、至近距離でぶち込まれる大量のG型特殊弾。
 怪物のくるぶしを、色とりどりの苛烈なユーベルコードが蹂躙していった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

リーヴァルディ・カーライル
…この場合、必要なのは威力よりも手数ね

…あの木々が紋章に力を与えているならば、諸共に粉砕するまでよ

今までの戦闘知識と第六感を頼りに敵の攻撃を見切り、
空中戦を行う"血の翼"を広げ飛翔して敵のUCを受け流し、
吸血鬼化した自身の生命力を吸収してUCを二重発動(2回攻撃)

…来たれ。星々を揺るがす大いなる力よ
過去より出でし者共に重獄の抱擁を与えたまえ…!

両掌に限界突破した闇属性攻撃の魔力を溜め、
怪力任せに両手を合わせて"闇の重力"球を形成
"闇の流星"雨として重力球を乱れ撃ち、
超重力のオーラで防御ごと木々と敵をなぎ払う

…この闇は巨大であれば巨大であるほど勢いを増す
自らの威容に圧し潰されるがいい、第五の貴族


木霊・ウタ
心情
その邪なる光をかき消して
本当の光をこの世界へ呼ぶぜ

戦闘
紋章が樹木に力を与え
樹木の力を以て無敵性を獲得してる
ってワケか

ならまずはこうだ
迦楼羅を炎の翼として顕現し機動
獄炎纏う焔摩天で
樹木を手当たり次第に薙ぎ払い燃やす
倒れた木から炎を次々に延焼させるから
鼠算式に広がるぜ?

怪物の抜け落ちが増えてきたら
その欠けた部分を狙って刃を振るいダメージを与えつつ
その周囲の光を砕き削ぎ落す
&欠けた部分から内部へ炎を延焼させる

紋章なくても無敵性があんなら
動き出した瞬間に紅蓮の渦で包み灰へ変える

怪物
紋章に喰われたってカンジか
アンタも傀儡だったとは哀れだぜ
今、海へ還してやる

事後
これまでの犠牲者や透夜へ鎮魂曲
安らかにな


御剣・刀也
真の姿、いしはま絵師のJC参照

おー、おー、でけぇなぁ
でかい上に無敵?そりゃすげぇや。けどな、でかけりゃ勝てる訳でもねぇし、無敵は無敗じゃねぇんだよ

光輝にて闇を照らすで周りが森林に変えられても、焦らず第六感、見切り、残像で味方の位置を把握しつつ、攻撃を避けて、捨て身の一撃で周りの木を薙ぎ倒しつつ、巨人を攻撃する
「でかいってことはアドバンテージだが、でかすぎるとそれもなくなる。そんなどんくさくてでかい体になったら俺らの相手は面倒だろ。あばよ。貴族だってんなら、散り際くらいわきまえておきな」


愛久山・清綱
見えざる紋章が、大いなる輝きを放った。
此の力に打ち勝つには……そうだな。
審問官。貴様の力、『奪わせて』頂く。
■闘
猛禽の翼を羽ばたかせ、【空中戦】形態に入り突撃する……
は、勿論フリ。

事前に二振りの刀に【破魔】の力を付与し【念動力】で操作。
巨人に近づいたら俺の真後ろで刀を一気に輝かせ、光の交錯に
よる蒸発現象で巨人の眼前から一瞬消える。
審問官の弱体版だが、1秒でも相手の眼を欺ければ良し。

上手く消えたら気取られる前に足元へ向かい、敵の動きを
【見切り】つつ【視力】を用いて『光が抜けた部分』を探す。
発見したらそこに向かって一気に【ダッシュ】し刀を手繰り寄せ、
超高速の【真爪】で断つ!

※アドリブ歓迎・不採用可



●森を征する者
「紋章が樹木に力を与え、樹木の力を以て無敵性を獲得してる、ってワケか」
 敵の力の質を正しく読み解き、木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)は対処を決めた。
 呼びいだしたるは迦楼羅。金色の翼持つ神鳥はウタの背に留まり、炎の翼へと変じる。
「その邪なる光をかき消して、本当の光をこの世界へ呼ぶぜ」
 翼広げ宙駆けるウタ。鬱蒼たる木々の隙を縫いながら獄炎纏う焔摩天を振るい、手当たり次第に樹木を薙ぎ払って焼却していく。
 赤々とした火の手が急速に森を浸食し、炎を上げながら倒れ込む木から炎が次々周囲へと延焼していく。炎の広がりは鼠算式だ。
 森の延焼と連動して怪物の光が翳りを帯びていく。目を凝らせば、わずかずつながら怪物の纏う光が所々抜け落ち始めているのがわかる。
 ……しかし。
 ──ォォォオオオォォォォォ──
 唐突に、深い闇の底から響くような咆哮が轟き渡った。
 呼応して怪物の全身がひときわ燦然と輝き、周囲の闇を照らした。光を得た森がさらに力を増す。木々がさらなる生長を始め、それどころか地面を突き破って新たな樹木まで生え出し、急速に森の濃度を深めていく。
 森林地帯が広がれば、またしても怪物の肉体は光輝の向こうに隠されてしまう。とてつもない紋章の力だ。
「おー、おー、でけぇなぁ」
 光り輝く怪物の巨体を、御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は掌で作った庇の下から仰ぎ見る。恐怖をもたらさんばかりの威容だが、刀也にはなんの痛痒ももたらさない。
「でかい上に無敵? そりゃすげぇや」
 軽口を叩きながら、刀也の右目から青白い光があふれ出した。光は帯を成し、全身を取り巻き、掲げた刀に注ぎ込まれる。
「けどな、でかけりゃ勝てる訳でもねぇし、無敵は無敗じゃねぇんだよ」
 光と一体となった刃を構え、人ならざる速度で地上を駆け抜ける刀也。
 周囲を急速に生え出してくる木々に囲い込まれても焦りはしない。怪物の攻撃は、その大きさゆえに読みやすい。刀也は敵の踏みつけや薙ぎ払いを冷静に見切り残像で躱していく。
「でかいってことはアドバンテージだが、でかすぎるとそれもなくなる。そんなどんくさくてでかい体になったら俺らの相手は面倒だろ」
 挑発じみた声をあげつつ、刀也は仲間達に被害を及ぼさぬ角度を計算し、立ちはだかる木々へとあたかも光の弾丸の如く突っ込んだ。激突された木々は棒切れのように次々とあっけなく折れ飛ばされていく。
「……この場合、必要なのは威力よりも手数ね」
 敵の踏みつけ攻撃を直感的に躱しながら、リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は冷静に血の翼を広げ飛翔した。
 舞い上がるリーヴァルディに、怪物の注目が移る。その眼窩から噴き上がる白い炎がさらに膨れ上がり、灼熱の津波となって押し寄せるが、リーヴァルディは巧みに空中を飛翔し津波を受け流していく。
 ひりつく空中戦に、新たに参戦する翼が一対。
「見えざる紋章が、大いなる輝きを放った。此の力に打ち勝つには……そうだな」
 愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)は猛禽の翼の力強い羽搏きで森の天蓋を割り、怪物の巨体の前に身を晒す。
「審問官。貴様の力、『奪わせて』頂く」
 黒い翼で空を叩き一気に敵へと肉迫しながら、清綱は密かに、空薙と心切の二振りに破魔の力を注ぎ込んだ。自身は薙刀の真武を大上段に構え、こちらに気づいた敵頭部へと振り下ろ──さない。
 敵の視線がこちらを向いたと確信した瞬間、清綱は念動力で飛ばした二振りを己の背後で燦然と輝かせた。
 ゴォ……ォォオ……
 怪物は戸惑ったように低く唸りを上げた。一瞬前にあったはずの清綱の姿が、そこにない。
 光の交錯による蒸発現象だ。月陽透夜の透明化に比べれば付け焼刃は否めないが、錯視によって稼げた短い隙は、全ての猟兵にとって貴重な好機となった。
「……来たれ。星々を揺るがす大いなる力よ」
 リーヴァルディは吸血鬼の血を解放し、自身の生命力を吸収することでユーベルコードを発動した。
 両掌に集束するのは、限界突破した闇の魔力。
「過去より出でし者共に重獄の抱擁を与えたまえ……!」
 魔力を圧縮せんばかりに怪力任せに両手を合わせれば、掌中に生じるのは闇の重力球。
「……あの木々が紋章に力を与えているならば、諸共に粉砕するまでよ」
 瞬間、小さな重力球は数多に増殖し、闇の流星雨となって怪物とその周囲の森へと降り注いだ。
 怪物の光は重力球さえ無効化するが、他の猟兵達による延焼や伐採のおかげで光の抜け落ちていた箇所には覿面の効果を示した。同時に、周囲の森は絨毯爆撃に曝されたように薙ぎ払われ、怪物の纏う光をさらに後退させていく。
 降り注ぐ流星雨の中を、怪物の視野から一瞬で消えて見せた清綱は巨体の足元へと突き進む。流星雨の蹂躙にたたらを踏む敵の動きを読みながら、敵脚部、大きく光の抜け落ちた箇所を瞬時にして見抜いた。
 左足、ふくらはぎ。
「……もらったり」
 速度を上げて突っ込む清綱。
 その正面からは、同じく左足の向う脛を狙って刀也が飛び込んでくる。
「あばよ。貴族だってんなら、散り際くらいわきまえておきな」
 清綱の手繰り寄せた刀の一太刀が、真の姿を露わにした刀也の捨て身の一撃が、怪物の左足で交錯した。
 斬撃が確かに肉を断った手応え。
 ──ォォォォオオオオオオオオオォォォォ──
 怪物がこれまでにない激しい咆哮を上げて身悶えた。その声に、眼差しに、一切の仕草に、月陽透夜の面影も理性も存在しない。
「紋章に喰われたってカンジか。アンタも傀儡だったとは哀れだぜ」
 森を十分に焼き払ったウタが、焔摩天を振りかぶりながら敵巨体へと肉迫してくる。
「今、海へ還してやる」
 高々と跳躍し、腹部に叩きこむ大剣。刃の纏う獄炎が光を押しのけながら紅蓮の渦を巻き起こし、敵体内にたっぷりと注ぎ込まれていく。絶叫にも等しいさらなる咆哮。
 猟兵の猛攻に、怪物の全身の光は瞬く間に剥ぎ取られ、まだらに残る光はもう半分ほどもない。もはや無敵性は失われたと言っていい。
 リーヴァルディは再度闇の重力球を編み上げる。
「……この闇は巨大であれば巨大であるほど勢いを増す。自らの威容に圧し潰されるがいい、第五の貴族」
 再び降り注ぐ闇の流星雨。
 乱れ撃つ超重力のオーラは今度こそ致命的に森を薙ぎ払い、その王を大地に引きずり倒した。
 大質量が倒れ込む振動が、森を失った一帯を揺るがした。
「安らかにな」
 吸血鬼の犠牲になった全ての者と、月陽透夜自身への鎮魂曲が、枯れた旋律を辺りに響かせた。

●紋章の死
 ……ォオォ……ォォ……
 かつて月陽透夜だったもの……『高き森の怪物』は、心があるともないとも知れぬ呻きを残し、ピクリとも動かなくなった。目から噴き上がる炎も、禍々しい黒いオーラも、一切合切掻き消える。
 再度の灰化が始まった。紋章によって歪められ引き留められた事象を正常に押し進めるように。
 うつ伏せになった遺骸の背部に、透夜の体内から這い出てきた例の紋章が浮かび上がった。
 紋章は仰向けになった虫の今際の抵抗の如く激しく蠢いたのち、割れ砕ける涼やかな音と共に夥しい亀裂によって寸断され、あっさりと掻き消えた。
 かくてここに、『第五の貴族』の討伐と、二つの紋章の破壊は為された。
 大きな収穫を土産に、猟兵達は胸を張って各々の日常へと還るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年12月23日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は荒月・紫音です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アウル・トールフォレストです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト