3
祭りに乗じて襲撃せよ!

#UDCアース

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース


0




●商店街に潜む女性ばかりの拠点
 UDCアースのとある場所で行われている祭り。
 それは、商店街が運営しているささやかなものだった。
 中央の特設会場では、のど自慢大会や一芸披露などのイベントが企画され、たくさんの人が賑わう。
 また、会場にはあちらこちらに屋台が立ち並ぶ。
 子供達が楽しむことのできる射的、紐引きクジなどを楽しむことができる。射撃の腕に覚えがあったり、クジで何か引いたりすることで、有益なものが手に入るかもしれない。
 また、焼きそば、たこ焼き、リンゴ飴、わたあめにクレープ、チョコバナナなど食べ物を振る舞う店もたくさんある。こうした場所で食べる食べ物は非常に美味しいものだ。

 さて、そんな商店街の一角にある建物の地下に、女性ばかりが集まる邪神教団の拠点があるという。
 所属員は全てオブリビオンであり、いわゆるUDC怪物に当たる彼女達は邪神の復活の為に日々奔走している。
「さすがに、こんな状況では、動くこともできないわね……」
 椅子の上でふんぞり返っているのは、ボンデージ衣装姿の女王様スタイルをした悪の女幹部『ローザリンデ』。
 表に大勢の人々が溢れ返る状況では、大っぴらに活動するわけにもいかない。下手な活動は自分達の活動幅を狭めることを、彼女達は十分に理解しているのだ。
 だからこそ、ローザリンデはつまらなさそうに、今後の戦略についてぼんやりと考えている。
 ただ、豊満な体を持つビキニ姿という露出高めな女眷属達は貪欲だ。
「つまんなーい。早く若い子漁りたーい」
「いっそ、こっそり誰か食べちゃおうよ」
 女性の姿をした眷属達は、襲った相手の性欲を吸収して取り込む。
 それが本物の人間を乗っ取った存在なのか、あるいは元からこういう姿をした存在なのかは定かではない。
 ただ、彼女達が吸収したそのエネルギーは、邪神へと捧げられるのだという。
「ちょっと待ちなさい、あんた達」
 外に出ようとする眷属達を、ローザリンデが制する。
「せめて、祭りが終わるまで待ちなさい」
 そうすれば、人々も油断するはず。
 気の緩んだ人をこっそりお持ち帰りして、性欲を根こそぎ奪ってしまえば……。
 そんなことを考え、女眷属達は怪しげに微笑むのだった。

●邪神教団の拠点に攻め込め!
 グリモアベースで依頼を探す猟兵に、セレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)が声を掛ける。
「頼みたい依頼があるのだけれど、話を聞いてもらってもいいかしら?」
 猟兵達の反応を見て、セレインは笑顔を浮かべて握手を求める。
 彼女の話によれば、『UDCアース』で邪神復活の為に活動する教団の拠点の一つを発見したとのこと。
 この為、猟兵達を集めて襲撃を考えているのだが。
「その拠点は、商店街のとある建物の地下にあるのよ」
 拠点には、女王様ルックをした悪の女幹部『ローザリンデ』とビキニ姿の女眷属たちが詰めている。
 女幹部が指示を出し、眷属どもが人々を襲って高めた性欲を取り込み、邪神へと捧げているのだという。
 ただ、その日は外が祭りとあって人通りも多く、表立った活動をしていない。
「相手が気を緩めて待機している今がチャンスよ」
 今なら、一気に攻め込み、拠点を制圧できるかもしれない。
 女性ばかりの拠点とあって、一部の猟兵にとってはご褒美依頼かもしれないが、それはさておき。
 死神教団の拠点を一つでも潰すことができるなら、是非とも頼みたいというのがこの世界で活動するUDC組織の願いでもある。
 できるだけ協力し、その殲滅に当たりたいところだ。
 なお、事後は祭りに参加することもできる。ちょっとしたご褒美にと何か屋台を巡ってみるのもいいだろう。
「以上ね。それではよろしくお願いするわ」
 笑顔を見せるセレインは手を振り、猟兵達を現場へと送り出すのだった。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 UDCアースの商店街の一角にある建物内にある邪神教団の拠点にて、
 なんともけしからん姿をした女性のオブリビオン達が待機しています。
 攻めるならば、彼女達が気を緩めた今です。
 祭りが終わるのを待たずして、拠点を攻め落としてください!

 それでは、よろしくお願いいたします。
145




第1章 集団戦 『搾取するモノ』

POW   :    搾取準備
自身の【性欲を搾取するという目的】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    捕食搾取
【大量の触手の群れ】が命中した対象に対し、高威力高命中の【大型丸呑み触手】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    捕縛搾取
小さな【穴から這い出た、対象を拘束する大量の触手】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【対象の理想の性的状況で、性欲を満たす事】で、いつでも外に出られる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アイ・キャンディ
わぁ……お姉さん寒そう。
そんなかっこしてたら風邪ひいちゃうよ。
大丈夫? 服買えなかったの? 上着貸そうか? うちの上着だとちっちゃくて足しにならないかもだけどさ。

あの格好は心配だけど、オブリビオンなら倒さないとね。
ユーベルコードで高速移動できるようにして、触手を掻い潜ろう。
顔の画面に映像を出してオブリビオンの視線を集められないかな。囮になって皆が戦いやすくするんだ。
この場合、どんな動画なら……イケメンアイドルのライブ? ハリウッド映画? うーん、お姉さん、リクエストある?


波狼・拓哉
…UDCアースにも色々いるんだなぁ。うん。気を抜くと色々持っていかれそうだし気を引き締めていくか…
地形を利用しつつ逃げ足、目立たない、時間稼ぎの技能をフルに使い隠れながら、クイックドローで衝撃波込めた弾を打つこんで恐怖を与えつつのヒット&ウェイで相手の意識を刈り取り周りのサポートに回る。
大分意識をこちらに向けれたら、レプリクラフトで等身大の男性の仕掛け罠を作り引っ掛ける。破壊工作で爆発もするようにしておいてダメージの増加を狙う。
(アドリブ絡み歓迎です)


峰谷・恵
「いや、服着ようよ」(←ひとのこと言えない格好してる猟兵)

敵拠点に乗り込んだら敵が迎撃してくる前にフルバースト・マキシマム(誘導弾、2回攻撃)でまとめて敵を撃破。その後はMCフォートと熱線銃で迎撃に来る敵から撃破していく。捕食搾取もMCフォートの連射で触手の群れごと敵を倒して対処(MCフォートの弾幕でも押し切られたりリロード中を狙われた場合は飛び退いて回避しながら熱線銃で反撃。かわしきれない場合ダークミストシールドで触手を弾く)

「そもそもそういうことやりたいなら別に邪神にすがる必要無くない?」


時雨・零士
敵のリーダーは如何にもって感じの女性幹部っぽい相手みたいだが…あー…うん、目のやり場に困るな。コレは…。元々女性を殴るのは主義じゃねぇし、可愛くてスタイル良い子も多いし…ゲフンゲフン…。
あー、でも触手は勘弁だな…。そんなモンに襲われても気持ち悪いだけだ…。

戦闘開始と同時にポーズ取って「変身」。
触手はバーストのブラスター連射【2回攻撃】で全て焼き払い殲滅。
【ダッシュ】で接近し、【零距離射撃】や【グラップル】【2回攻撃】での拳や蹴りでの連撃等で素早く戦闘不能にさせていくぜ。

…捕縛搾取受けたら、中でスルまで出られないって事か…それは…イヤイヤ、流石にまずいだろ…(一瞬過る煩悩)

※アドリブ等歓迎



●色気を漂わせる『搾取するモノ』達
 祭りで賑わう商店街。
 その地下で人知れず活動を続けている死神教団の拠点へと、猟兵達は踏み込む。
「……っ、どうしてここが……!」
 女王様ルックの悪の女幹部『ローザリンデ』が、ここへとやってきた猟兵達に驚きを隠さない。
「敵のリーダーは、如何にもって感じの女性幹部っぽい相手みたいだが……」
 英雄を志し、活動を続ける時雨・零士(仮面ライダーデオルム・f04112)は冷静に状況を分析しようとする。
「あんた達。やっておしまい!」
「はーい」
「暇してたから、丁度よかった」
 女幹部の指示で動き出す眷属『搾取するモノ』達。場所によっては、淫魔、サキュバスなどと呼ぶ者もいるかもしれない。
 大きく肌を露出させた女性達が近づいてくるこの状況に、零士は顔を真っ赤にして動揺してしまう。
「あー……うん、目のやり場に困るな。コレは……」
 可愛くてスタイルの良い女性が多いこともあり、咳払いする彼はどこを見ていいのやらと視線を宙へと泳がせてしまう。
「いや、服着ようよ」
 そんな女性達の姿に、峰谷・恵(神葬騎・f03180)が冷静にツッコミを入れた。
 しかしながら、Vカップという人並外れた爆乳の持ち主である彼女も、人のことを言えない薄着の格好である。
「……UDCアースにも、色々いるんだなぁ」
 探偵家業を営む一家の生まれである波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)もまた、淡白な態度をとっていた。
「わぁ……、お姉さん寒そう。そんなかっこしてたら、風邪ひいちゃうよ」
 小さくて可愛らしいテレビウムのアイ・キャンディ(顔のモニタは広告用・f06686)は、目の前の色っぽいお姉さん達へと問いかける。
「大丈夫? 服買えなかったの? 上着貸そうか?」
 アイは親身になって女眷属達を気遣うものの。身長35センチ程度のテレビウムの上着では、その豊満な胸を隠すだけで精一杯だろうか。
「のーせんきゅーよーん」
 女眷属どもは、アイの気遣いを一蹴してしまう。
 その返答を待たずして、恵は全武装を展開して女眷属達を撃ち抜いていく。
 連続して放たれる砲弾。中には誘導弾も交じっており、女眷属達をしつこく追いかけて爆撃していく。
「それじゃ、こっちもやっちゃうよー」
 こうなれば、女眷属達も黙ってはおらず、空中に開けた穴から大量の触手を出現させた。
「骨の髄まで絞りつくして、あ・げ・る」
 これには、健全な青少年である零士も拓哉も、さすがにドン引きである。
「あー、触手は勘弁だな……。そんなモンに襲われても気持ち悪いだけだ……」
「うん。気を抜くと色々持っていかれそうだし、気を引き締めていくか……」
 まっすぐ伸びてくる触手。相手が襲ってきたことで、零士はポーズをとった。
「……変身」
 次の瞬間、零士は特撮ヒーローを思わせる姿へと変わる。
 そして、彼はすぐさま『デオルム・ブラスター』を連射させ、伸びてくる触手を焼き払っていく。
「あの格好は心配だけど、オブリビオンなら倒さないとね」
 応戦を決めたアイはユーベルコード『明日を生きる糧となれ』を使うことで、自身が高速移動できるよう強化する。
 目立たぬよう建物の中を駆け出していた拓哉も迎撃に動き、拳銃『MODELtypeβ バレッフ』を手に素早く衝撃波を込めた弾丸を発射していった。
「やあん」
 撃ち抜かれた敵は艶めかしい声を上げるも、拓哉は意識せずに距離をとっていく。
 そこで、アイはモニタに何か映像を流して、自らが囮となって相手の気を引こうと考えるのだが。
「この場合、どんな動画なら……」
 イケメンアイドルのライブか、それとも、とある世界でいうところのハリウッド映画か。
 いまいち、ピンとくるものがアイには思い浮かばず、直接相手に要望を聞くことにする。
「うーん、お姉さん、リクエストある?」
「やっぱ、ダンディーなおにーさんがいーなぁ」
「ダメよ、かわいくて食べたくなるチェリーボーイを☆」
 思った以上に、リクエストが多すぎたことにアイは困ってしまうが、相手の気を引けたことは思惑通りと言えるだろう。
 とはいえ、相手の数も多く、他メンバーへと向かう敵も少なくない。
 恵は『MCフォート』と『熱線銃』を使い、向かい来る敵を片っ端から撃ち抜いていく。
 こちらは逃げ足を駆使して時間稼ぎしつつ、相手に銃弾を浴びせてその意識を刈り取っていた拓哉。
「お姉さんが食べてあげるわ」
 眷属達の意識を集めた頃合いを見計らい、拓哉はユーベルコード『レプリカクラフト』を使って実物大の男性の姿をした仕掛け罠を作る。
「ああん、いい男♪」
 それに飛びついた眷属は触手を伸ばし、その男性の姿をした罠……デコイを飲み込んでしまう。
 次の瞬間、そのデコイは爆発し、飲み込んだ女眷属は吹き飛んでいたようだ。
「……捕縛搾取受けたら、中でスルまで出られないって事か……」
 今の罠のように飲み込まれたらならばと、零士は脳内で煩悩を過ぎらせてしまう。
「それは……イヤイヤ、流石にまずいだろ……」
 おそらく、これに飲み込まれると、彼女達に全てを搾取されてしまうのだろう。
 いくら零士が女性を攻撃する主義ではないとはいえ、相手は死神の眷属であり、オブリビオンだ。
 それを再認識した彼は接近していった相手目掛け、格闘戦を仕掛ける合間に零距離射撃を叩き込む。
「ああん、だめええ……」
 猟兵達から色々と搾り取るはずが、逆に果ててしまった眷属はその場へと崩れ落ちていく。
 恵もまた、女性でも構わず襲ってくる女眷属へと弾幕を張り巡らせるが、そんな中でも近寄ってくる敵もいて。
「おねえさん、吸わせてぇ~ん」
 しつこく追いすがり、女眷属達は触手を伸ばしてくる。
 危険を察した恵は触手をダークミストシールドで弾きつつ飛び退き、熱線銃で反撃して撃退した。
「そもそも、そういうことやりたいなら、別に邪神にすがる必要無くない?」
「おねえさ~ん♪」
 だが、そんな問いに答えることなく、新手の女眷属が猟兵から全てを搾り取ろうと群がる触手を使って襲い来るのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィネ・ルサルカ
ほほぅ…女だけの邪教とは珍しい…しかも性を貪る淫魔の集団か…くくく、これは中々に愉しめそうな祭典じゃなぁ。

さて、一先ず拠点に乗り込んだならば【ネクロポリスの黒嵐】に【鎧砕き】を載せて三下共の衣類を剥ぎ取ってやろうぞ。
嵐が収まったならば一人ずつ【生命力吸収】を載せた【暴食螺鈿怪口】で嬌声と痴態を堪能しながら丁寧に呑み込んでやるとしよう。
奴等がUCを放ったならば【オーラ防御】を発動し堪能、【喰らい呑む悪食】で模倣しお仕置きせねばなるまいな?

くくく、女の柔肌と快楽に喘ぐ姿は極上の酒にも優る旨さじゃ。

尚、他の猟兵との絡み及び即興は歓迎致すぞ。


クヌギ・アルマータ
百目鬼・明日多君(f00172)と協力して相手を迎え撃ちますわ。
フォックスファイアを使って迫りくる触手を焼いていきますわね。

それにしても…性欲をエネルギーにするなんて、妖狐として負けるわけにはまいりませんわね。
触手を焼き尽くしたら、不意を突くカタチで肌を合わせて直接対決しちゃいましょう。
性欲を搾取するのは慣れていても、精気を搾取されるのはどうかしらね?
キスをしながら、触り合ってどちらが先に根を上げるか勝負ですわね。
うふふ、途中明日多君も巻き込んでしまおうかしら?
そのうち、彼をどちらがドキドキさせたかの勝負にシフトしそうですけれど…それにも負ける訳いきませんわね。

【アドリブ歓迎。大胆にどうぞ!】


百目鬼・明日多
クヌギ・アルマータ(f00849)さんと共に戦います。
最近知り合った方なのですが
とても頼りになる方ですので期待しています!

この敵は、とにかく大量の触手を如何に捌くかが重要ですね。
触れただけでアウトという技もありますし
『融合する刃貨』で遠距離攻撃を行いましょう。

…それにしても、僕みたいな年齢には中々厳しい相手で…
クヌギさんも色っぽいですし、なんていうか…
いや、年上のおねーさんには興味は有りますけど!
沢山の年上のおねーさんに囲まれて色々されちゃうのは
まだその、僕には早いというか…!
興味はありますけど!けど!僕だって男の子ですし!

(※色んな事に巻き込まれちゃうのは全然OKなのでやっちゃってください)



●色々なお楽しみタイム
 この戦いの中、青い肌を持つキマイラ女性、ヴィネ・ルサルカ(暗黒世界の悪魔・f08694)が金の瞳を細めて。
「ほほぅ……、女だけの邪教とは珍しい……。しかも、性を貪る淫魔の集団か……」
 露出の高い女性達が猟兵達へと襲い掛かる姿は、彼女の求める欲望に近しい。
「くくく、これは中々に愉しめそうな祭典じゃなぁ」
 拠点に乗り込んだヴィネは早速、詠唱を始めて。
「狂える王よ、万物を侵せ」
 ヴィネがこの拠点内に巻き起こすは、腐食の呪詛を含んだ漆黒の旋風。
 その嵐に、相手の防具や衣服を破く力を付与した彼女は、女眷属どもの衣服を剥ぎ取ろうとしていく。
「いやあああん!」
「ああん、らめえええええっ♪」
 なぜかノリノリで、大切な部分をしっかりと隠す女眷属達は互いをカバーし、危ない部分をしっかりとガードしていたようである。

 宇宙海賊として活動する妖狐、クヌギ・アルマータ(百合姫騎士・f00849)は、赤い縁の眼鏡を着用した緑髪の少年、百目鬼・明日多(一枚のメダル・f00172)と共にこの依頼に臨んでいた。
「この敵は、とにかく大量の触手を如何に捌くかが重要ですね」
 『搾取するモノ』と呼ばれる女眷属達が操る触手は触れただけで丸呑みされたり、拘束されてあらぬことをされたりする可能性がある。
「お願い、メダルズ……!」
 そんな触手を危険視した明日多は、青年型アバターから戦闘用メダル型自立飛行ブレードを召喚し、女眷属どもが伸ばしてくる触手を切りつけていく。
 クヌギもまたいくつもの狐火を空中に灯し、次々に触手を焼き払ってくれていた。
(「思った通り、とても頼りになる方です」)
 明日多はクヌギと知り合ったのは最近のことだが、彼の期待以上にクヌギはその力を見せつけていた。
「……それにしても、僕みたいな年齢には中々厳しい相手で」
 明日多は操るブレードでクヌギ以上に触手を駆除していたが、過激すぎる相手の見た目にかなり抵抗があったようだ。

 2人は協力し、襲い来る触手の数を順調に減らしていく。
「……性欲をエネルギーにするなんて、妖狐として負けるわけにはまいりませんわね」
 襲い来る触手を焼き尽くし、クヌギは近場にいた女眷属の不意を突いて、肌を合わせていく。
「性欲を搾取するのは慣れていても、精気を搾取されるのはどうかしらね?」
 クヌギはそっと女眷属へと顔を近づけて唇を重ね、さらにその豊満な体を触る。
「くすっ、負けないよー」
 敢えてその誘いに乗り、身体能力を向上させて抵抗してくる眷属はクヌギに顔を近づけ返し、その体を触り返す。
 その触り合いで、どちらが先に根を上げるか。
 突然始まる別の形でのバトルに、明日多はどぎまぎしてしまう。
(「クヌギさんも色っぽいですし、なんていうか……。いや、年上のおねーさんには興味は有りますけど!」)
 戦いの最中、クヌギはそんな可愛らしい明日多を誘って手招きする。
「うふふ、明日多君もどうかしら?」
「おいでー♪」
 女眷属達もウェルカムと誘いかけると、明日多は思いっきり首を横に振って。
「沢山の年上のおねーさんに囲まれて色々されちゃうのはまだその、僕には早いというか……!」
 ただ、クヌギも女眷属も一緒になって明日多へと近づいてくる。
「興味はありますけど! けど! 僕だって男の子ですし!」
「かわいー、もっとドキドキさせてあげるねー」
「負けませんわよ」
 勝負はなぜか、明日多をどれだけドキドキさせられるかに移行していたようだ。

 さて、ヴィネは自らが起こした嵐が収まった後……。
「凡てを喰らい尽くせ」
 己の頭をクリオネの頭部のように変え、嬌声と痴態を堪能しながら丁寧に女眷属達を飲み込んでいく。
「「「いやああああん!」」」
 相手は触手を伸ばして抵抗もして来るが、ヴィネはそれを展開した左腕のオーラで防いで。
「お仕置きせねばなるまいな?」
「うそっ、やっ、あああああああああん!!」
 そのまま模倣して触手を返し、女眷属達の性欲を満たしていく。多数の触手が危ない部分をしっかりガードしていたことはご了承願いたい。
 もし、捕まっていたならこれをされていたのかと、男性猟兵陣は完全に引いていたようである。
「くくく、女の柔肌と快楽に喘ぐ姿は極上の酒にも優る旨さじゃ」
「あらぁ、残念ね」
 自身の相手していた女眷属まで喰われ、クヌギは残念がる。
 一方で、難を逃れた明日多がほっと一息ついていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『悪の女幹部』

POW   :    今週の巨大化獣
【今週の巨大化獣 】の霊を召喚する。これは【パンチ】や【キック】で攻撃する能力を持つ。
SPD   :    戦闘員召喚
レベル×5体の、小型の戦闘用【悪の組織員 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ   :    悪の女幹部のおしおき
【剣 】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠蓮賀・蓮也です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●動き出す女幹部『ローザリンデ』
 なんだかんだで、女眷属『搾取するモノ』達を倒していった猟兵達。
「全く、使えない子達ね……!」
 それまで奥の椅子にふんぞり返り、眷属達が猟兵と戦う様子を眺めていた死神教団の女幹部『ローザリンデ』の表情がどんどん険しくなっていく。
「どうやら、私自ら出なければならないようね」
 ボンデージ衣装の彼女はゆっくりと立ち上がり、女眷属を退けた猟兵達に向けて抜いた長剣の刃を突き付ける。
「私はこの子達のように甘い攻めではなくてよ」
 これまでのむせかえるような女眷属達の触手が飴のような攻めなら、この女幹部は高圧的な女王様タイプの攻めで鞭といったところか。
「さあ、あんた達。出番よ」
 そこで彼女が呼び出すは、悪の組織員。
 ただ、それらは露出の高い組織員の服を纏う女性達だ。
「うふふ……」
「たーっぷり、可愛がってあげるわ」
 先ほどの女眷属とは違い、高圧的な女性が多い印象。手にするムチで相手をいたぶるつもりなのだろう。
 さらに、ローザリンデが呼び出す巨大化獣の霊。
 地下ということもあって大きさは控えめだが、それでも身長5mほどもある半裸の女性を思わせる女獣人の姿をとっており、色気を振りまきながらも格闘戦を仕掛けてくるようだ。
「いくわよ。私に続きなさい」
「「「サー、イエッサー!」」」
 拠点制圧にはこの女幹部の討伐が必須。
 女眷属との戦いで色々とあった猟兵達は気を引き締め直し、ローザリンデの撃破へと当たっていくのである。
峰谷・恵
「幹部からしてこれとか死神教団じゃなくて色魔教団なんじゃ?」

まずはすべての敵を巻き込むようにフルバースト・マキシマム(一斉発射、鎧無視攻撃、鎧砕き、誘導弾、属性攻撃、2回攻撃)を放ち、悪の組織員を一掃しながらローザリンデと巨大化獣にダメージを与える。
その後はMCフォートの弾幕でローザリンデを牽制しながら(MCフォートリロードの隙は熱線銃連射で埋める)アームドフォートの砲撃で巨大化獣にダメージを与えていく。敵が組織員を呼び出したらその度フルバースト・マキシマムで処理。
敵の攻撃はダークミストシールド(盾受け)で防ぐ。ユーベルコード封じは自分に来る分には問題ない(雑魚処理用なので)


波狼・拓哉
…ああいうのを組み伏せると可愛かったりするんだよね。ああいや別に他意は無いよ?
それじゃあ、俺はというかミミックはあの女獣人の相手をするかな。さあ、いつも通りお願いな、ミミック…!大きめの龍に化けてねじ伏せな!相手に遠距離手段少なそうだし、咆えて先手取ってそのままマウントできそうならやる感じで頑張ってほしいかな。後は周りを巻き込むように戦っておいてくれ。
俺自身は引き続き衝撃波込めた弾で組織員の数減らしたり、傷に打ち込んで意識を反らしたりとサポートに回ろう。
(アドリブ絡み歓迎です)


メルフローレ・カノン
悪の秘密基地を壊滅させると聞いて、推参しました。
怠惰な死神教団……もといオブリビオンは撃破ですね。([傷口をえぐる])
……遅れての登場でなんかすいません(こっそり)

私の得物はメインがメイス、予備が剣で
状況次第で使い分けます。
[力溜め]の上で[2回攻撃][傷口をえぐる]で叩いていきます。
[鎧砕き]で敵の装甲を剥いだり
[気絶攻撃]で敵の動きを止めて他の人の支援もしましょう。
「全力で行きますよ!」

敵の攻撃に際しては、[見切り]でかわしたり
[武器受け][なぎ払い]で敵の武器や部下を払いのけます。
耐えなければならない場合は[オーラ防御]【無敵城塞】を使用します。
「ここは堪えてみせます!」


ヴィネ・ルサルカ
カカカ、漸く親玉の登場か。
貴様の三下共は中々に善い声で鳴いておったぞ?

初手は【ネクロポリスの黒嵐】に【衝撃波】【鎧砕き】【呪詛】を載せて戦闘員共を纏めて排除するかのぅ
次の手は【■■■■■・■■■】にて眷族を召喚。猟犬には【傷口をえぐる】【鎧砕き】を付与し遊撃を。奴隷には【誘導弾】【毒使い】を付与し強酸による射撃で猟犬の援護を指示。
さて、手下共を全て片付けたら親玉と対峙すると致そう。眷族共が健在ならば猟犬には爪と牙での格闘、奴隷には強酸で顔を狙った射撃を指示。
親玉が瀕死になったならば眷族を送還。

奴を抱き締め接吻で【生命力吸収】しつつ、腹を【暴食螺鈿怪口】にて変化させ丸呑みにして止めとしようぞ。


時雨・零士
「ホントにいかにも悪の組織の女幹部って感じだな…ヒーローとしては、やっとらしくなってきたって感じだぜ。さぁ、おまえの罪を数えろ…!」

戦闘員をバーストのブラスターを【2回攻撃】連射して蹴散らしつつ、巨大獣にブラスターのブラストを叩き込み牽制。爆風に紛れて【ダッシュ】でローザリンデへ接近。【グラップル】【2回攻撃】で蹴りと拳の連撃から、素早くマグナモードのブラスターを抜き放ち【クイックドロウ】【零距離射撃】の接射で吹き飛ばす!
更に吹き飛ばした敵を【ダッシュ】で追撃。【力溜め】【捨て身の一撃】による必殺の【カオス・ストライク】発動。全力の一撃で眠らせてやる…!

「さぁ、フィナーレだ!」

アドリブ歓迎



●女幹部との戦い
 邪神教団の拠点に攻め込んだ猟兵達は、女幹部との戦いに臨む。
「私はこの子達のように甘い攻めではなくてよ」
 椅子から立ち上がった女幹部『ローザリンデ』は大きな胸を張り、こちらを見下すような態度で告げる。
「幹部からしてこれとか、死神教団じゃなくて色魔教団なんじゃ?」
 はちきれそうなVカップの爆乳を持つ峰谷・恵(神葬騎・f03180)は、そんな敵の姿に呆れすら見せる。
「カカカ、漸く親玉の登場か」
 青い肌を持つキマイラのヴィネ・ルサルカ(暗黒世界の悪魔・f08694)は、サメのような鋭い刃を見せつつ口角を吊り上げて。
「貴様の三下共は中々に善い声で鳴いておったぞ?」
「……ああいうのを組み伏せると、可愛かったりするんだよね」
 同意する波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)は別に他意はないと言うが、中々に楽しそうだ。
「ホントに、いかにも悪の組織の女幹部って感じだな……」
 顔に傷跡のある黒髪の青年、時雨・零士(仮面ライダーデオルム・f04112)は相手にそんな感想を抱きつつも、ヒーローとしてはやっとらしくなってきたと血を滾らせて構えをとる。
「さぁ、おまえの罪を数えろ……!」
「ふん、さあ、あんた達、出番よ」
 女幹部ローザリンデの呼びかけに応じて現れるのは、露出の高く、高圧的な女性組織員達だ。
「うふふ……」
「たーっぷり、可愛がってあげるわ」
 彼女達はムチをしならせ、妖艶に微笑む。
 そして、女獣人の姿をとる巨大化獣の霊が爛々と目を輝かせる。
 色気を振りまく配下達をけしかけ、ローザリンデ自身もまた剣を抜いて動き出す。

●取り巻きを蹴散らせ!
 向かい来る邪神教団所属員達。
「いくわよ。私に続きなさい」
「「「サー、イエッサー!」」」
「おおおおおおおおおおおおっ!!」
 女幹部ローザリンデの指示で組織員達は床をムチで叩きつけ、さらに女獣人の姿をした巨大化獣が吠え、猟兵達へと襲い来る。
 相手の数は非常に多いが、本当に相手すべきは女幹部ローザリンデただ1人。あとは、彼女がユーベルコードによって呼び出した存在にすぎない。
 数々の敵を目掛け、恵は全武装を展開して。
 アームドフォート、熱線銃、MCフォート。
 ありったけのスキルを駆使した恵はそれらを一斉発射し、組織員達の一掃をはかるだけでなく、ローザリンデと巨大化獣も撃ち抜いていく。
 そこで、地上から駆け付けてくる1人の猟兵。
「悪の秘密基地を壊滅させると聞いて、推参しました」
 清楚な印象を抱かせるメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)が駆け付けて。
「怠惰な死神教団……もとい、オブリビオンは撃破ですね」
 傷口を抉る様に言い放つメルフローレだが、相手はあまり意に介する様子はない。
「……遅れての登場でなんかすいません」
 その上で、仲間達に小さく謝ったメルフローレはこっそりと動き出し、メイスを振るって組織員達を払いのける。
「これだけと思ったの? 甘いね」
 ローザリンデも最初から波状攻撃を考えており、後方からさらに組織員をけしかけて猟兵達へとムチを振るわせる。
 相手の数もあって、メルフローレはすぐ敵に囲まれる形となってしまって。
「ここは堪えてみせます!」
 オーラ防御で耐える彼女はさらに全身を超防御モードとして、しばらく動かず耐えることにする。
「狂える王よ、万物を侵せ」
 ヴィネも近づいてきていた組織員達に向け、漆黒の旋風を巻き起こす。
 それは腐食の呪詛を含み、衝撃波を伴って組織員達へと浴びせかかる。
「「きゃあああ…………」」
 ユーベルコードで現れた組織員達は、一撃を受けただけで消えてしまう。
 零士も『デオルム・ブラスター』をバースト状態とし、連射して敵の数を減らしていく。
 さらに、零士は巨大化した女獣人の霊目掛け、ブラスト形態としてから大威力砲撃を叩き込んでいった。
「おおおおおおおっ!!」
「さあ、いつも通りお願いな、ミミック……!」
 獣人の霊が猛然と殴り掛かってくるのに対し、拓哉が箱型生命体ミミックをけしかける。
「オオオオオオオオォォォ……!」
 それは大きめの龍へと変化し、咆哮を上げて巨大獣の霊と組みかかっていく。
 完全にマウントをとるとはいかなかったが、ミミックはうまく相手を抑えていたようだ。
 その間、拓哉自身は『MODELtypeβ バレッフ』に衝撃波を込めた弾丸を装填し、鞭を叩きつけてくる組織員の数を減らしていく。
「我が眷属よ、顕現せよ」
 ヴィネもこの場に、三角頭を持つ四足の猟犬と不定形の奴隷を呼び出す。
「アオオオオオオォォォ……!」
 猟犬は一声吠えてから組織員達へと食らいつき、さらに巨大化獣の霊にも前足の爪を薙ぎ払う。
 奴隷は誘導性のある毒性の強い強酸を飛ばし、猟犬を援護させていた。
 ただ、その間、無防備となるヴィネへ、剣を抜いたローザリンデが攻め入る。
 しかし、己のブラストによる爆風に紛れ、零士がその女幹部へと肉薄していく。
「させないぜ!」
 相手へと蹴りかかった彼は間髪入れずに拳を叩きつけ、単発威力のマグナモードとしたブラスターで素早く零距離射撃を撃ちこむ。
「……簡単に倒せると思わないことね」
 端正に整った眉を吊り上げ、ローザリンデは零士目掛けて斬りかかってきた。

●拠点が落ちるとき
 女組織員の数は見る見るうちに減っていく。
 相手に対する囮となっていたメルフローレは、仲間の砲弾や黒い嵐を浴びて敵が減ったことで防御状態を解いて。
「全力で行きますよ!」
 力を溜めたメルフローレは連続してメイスで殴打し、合間に予備の剣で斬りかかって組織員を次々に消滅させていく。
 竜の姿となった拓哉のミミックも、巨大化獣の霊と互角以上の勝負を繰り広げている。
 その間に、拓哉は弾丸で組織員を撃ち抜き、確実に仕留めていった。
「くっ……」
 剣で猟兵達へと斬りかかるローザリンデは、呼び出した組織員のほとんどが消えていたことに表情を歪ませる。
 女獣人もこちらへのサポートは難しそうだ。
 ならばと女幹部は攻撃の手を強め、切りかかった猟兵を捕縛して動きを止めようとしてくる。
 その狙いは、最も組織員を消し飛ばした恵だ。
「そらそらっ!」
 恵はダークミストシールドでそれを防いでいたが、相手の巧みな剣技で盾を弾かれ、斬撃を受けてしまう。
 その瞬間、動きを止められてユーベルコードが使えなくなってしまった。
「もらったよ!」
 ただ、恵は用意していたユーベルコードは雑魚殲滅用。
 最初から、こうなることを想定したとばかりに恵は嘲笑する。
 そこでヴィネが眷属を送還して動き出し、ローザリンデの体を抱きしめてみせた。
「なっ……!?」
 ヴィネはそっと唇を重ね、相手の生命力を奪って。
「凡てを喰らい尽くせ」
 さらに、腹をクリオネの頭部のごとく変形させてローザリンデを喰らおうとした。
「冗談じゃないよ……!」
 強引に、ヴィネの腕から逃れたローザリンデ。
 そこへ零士が飛び込み、蹴りのフォームから放つ混沌の魔力を浴びせて。
「さぁ、フィナーレだ!」
 全身に混沌の魔力を纏った彼は、捨て身で飛び蹴りを叩き込む。
「おっ、覚えておいでっ…………」
 捨て台詞を吐いた女幹部ローザリンデは崩れ落ち、残っていた女組織員や巨大化獣と共にその姿を消していったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『祭囃子に誘われて』

POW   :    食べ歩いて楽しむ

SPD   :    ゲームで楽しむ

WIZ   :    運試しで楽しむ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●今日は楽しいお祭り
 無事、死神教団拠点の解放に成功した猟兵達。
 事後処理を済ませたメンバー達が地上へと出ると、外では変わらず商店街主催の祭りが続いていた。
 せっかくだから、猟兵達は祭りで並ぶ屋台を歩くことにする。
 景品の当たる射的や金魚すくいやヨーヨーすくいなどのゲーム。型抜きなどは地味にハマる魅力がある。
 景品くじが販売されている屋台もちらほら。中には高額商品を掲げる場所もあるので、運試しをするのもいいだろう。
 あと、屋台といえばやはり食べ物を振る舞う店。
 焼きそば、たこ焼き、リンゴ飴、わたあめにクレープ、チョコバナナ。探せば、まだたくさんある。
 どれも魅力的に見えるが、さて、どこから回ろうか。
 今回、教団拠点解放に参加した者も、そうでない者も、商店街の人々は受け入れてくれる。
 だって、今日は楽しい祭りなのだから。

 ※MSより
 なちゅいです。死神拠点の解放お疲れさまでした!

 ここからは日常パートです。
 死神教団拠点のあった地上では、UDCアースの人々が猟兵達の戦いなど知らず、商店街主催の祭りに参加しています。
 猟兵の皆様も、この祭りに参加していただければと思います。

 こちらでは、人々に紛れて屋台巡りができます。
・POW……食べ物の屋台を食べ歩きます。
・SPD……ゲームで楽しみます。結果は、サイコロで判定します。
・WIZ……景品くじで運試しです。こちらもサイコロで判定します。
 全てを巡るのも良いですが、1ヵ所を集中してプレイングを手掛けますと、描写の幅が広がってお勧めです。

 お1人での参加もOKですし、複数参加もできます。
 お連れの方がいらっしゃる場合は、名前とIDの併記を願います。
 参加のタイミングがずれる場合、仮にシナリオクリアの達成条件を満たしても、先の参加の方の締め切り1日前まででしたらお待ちいたします。

 皆様のご参加、お待ちしております!
メルフローレ・カノン
オブリビオンを撃破して、
そのままお暇しようと思っていましたが、
この世界の現地の商店街のお祭りが開催されてるのですよね。

折角ですので、
お祭りを見ていきましょう。
お祭りに人が集まるのは、古今東西変わりませんね。

出店などで、何か面白いものがあるか見てみましょう
小物やおもちゃは不思議なものばかりですが(←文化の違い)
食べ物はそれとわかりますね。
美味しい食べ物に人が集まるのも世界共通です。
たこ焼きなど、小麦粉料理にしては不思議なもので……
思わず沢山食べてしまいそうです。
テーブルなどで、ステージのイベント(とその観客)を眺めつつ
たこ焼きをパクパク食べてます。

※アドリブ、絡み大歓迎。


峰谷・恵
「お祭りだと財布緩んじゃうよね。気をつけないと」

焼きそば食べてちょっとゆっくりしてから【WIZ】景品くじに挑戦。
特に狙うわけでもなくなにか当たればいいなーと思いながら勘(第六感)の赴くまま一発勝負で引いてみる。

アドリブ、絡み歓迎です。

「お祭りの雰囲気とかお祭りに興じていられる平穏とかは好きだよ」



●楽しい楽しいお祭り!
 無事に、死神教団の拠点を潰すことができた猟兵達。
 地上へと出た面々は、UDCアースの人々が何事もなく祭りを楽しんでいる姿を目にする。
 淫魔や女王様など、地下で戦った死神教団の連中を考えれば、この場がいかに健全で楽しいイベントを開催しているのかと実感させられる。
 商店街主催ということで、ささやかな規模の祭りだ。
 しかし、この地の人々にとってはこの日の為にと準備し、そして、皆で楽しく交流する場だ。
「この世界の現地の商店街のお祭りが開催されてるのですよね」
 そんな光景に、清楚な印象を抱かせる少女、メルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)ほっこりと表情を緩ませる。
 オブリビオンを倒し、そのままお暇をと考えていた彼女だったが、気分が変わったらしく。
「折角ですので、お祭りを見ていきましょう」
 その後ろから、黒髪爆乳のダンピール、峰谷・恵(神葬騎・f03180)が続いて。
「お祭りだと財布緩んじゃうよね。気をつけないと」
 こうした場は楽しく、ついつい散財してしまうものだ。

●出店を巡ろう
 多少夜遅くまで出歩いても、子供達は怒られることのない特別な日。
 大人達は普段仕事や家庭と忙しい日々を送るがゆえに、なかなか時間の取れない昔馴染みとの語らいを楽しむ。
 集まりによっては、お酒を口にする大人達の姿も。もちろん、未成年の参加がお断りの場である。
「お祭りに人が集まるのは、古今東西変わりませんね」
 メルフローレは楽しげに、人々の賑わう街を見て回っていた。

 出店などで、何か面白いものはないだろうか。
 見れば、射的や金魚すくい、ヨーヨーすくいといったゲームに子供達が集まっている。
 それらは良家の令嬢として生まれ、修道院で育ったメルフローレにとって、文化の違いもあって不思議なものばかりだ。
 彼女はそれらにはさほど興味を抱くことなく、食べ物の屋台へと足を運ぶ。
 所変われど、食べ物はそれと分かるもの。
「美味しい食べ物に人が集まるのも世界共通です」
 メルフローレは早速、たこ焼きを1パック購入する。
 小麦粉料理ではあるが、その形、中に入っている具。味付け。どれをとってもメルフローレには特別なものに感じる。
 熱すぎてなかなかすぐに食べられないのが難点だが、思わずたくさん食べてしまいそうだ。
 実際、彼女は追加でもう1パック頼んでいたようである。

 そばでは、恵がいつの間にか焼きそばを1パック購入してしており、腹ごしらえしつつゆっくりと屋台を見回っていた。
 そんな彼女は、景品くじに興味が惹かれたらしい。
 並んでいるのは、この世界のアニメやゲームなどのキャラクターの商品だろうか。
 中には如何にも値の張りそうなおもちゃや、ゲーム機などの景品も。
 そこで、恵が試しに一口だけ購入。
 特に何か狙うわけでもなく、何かいいものが当たればいいなと考え、勘の赴くまま一発勝負。
 ……残念ながら、外れである。
「まあ、こんなものよね」
 時の運というのは、実に無情だ。

 商店街に設置された特設ステージからは、様々な催し物が開催されている。
 地元の人達による一芸披露。ほとんどが宴会芸ではあるが、人々の拍手は実に温かい。
「すごいですね……。これだけの人の前でアレを行う度胸が」
 メルフローレは設置されたテーブルに座り、先ほど購入したたこ焼きをパクパク食べながらそれらのステージを眺めていた。
 また、のど自慢大会は思った以上に辛口な審査員が判定しているらしい。
 カーーーン。
 鳴り響く鐘の音一つ。
 爆笑に包まれるステージに、恵は一言。
「お祭りの雰囲気とか、お祭りに興じていられる平穏とかは好きだよ」
 そんな楽しいお祭りの空気を、彼女は胸いっぱいに吸い込んで楽し気に微笑むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月09日


挿絵イラスト