「みかんが鳥に食べられてる」
グリモアの代わりにみかんを手の上に乗せて、九瀬・夏梅(人間のシーフ・f06453)はにやりと笑った。
場所はサムライエンパイア。
江戸幕府が治める島国エンパイアのある世界だ。
そのとある農村で、突如現れた真っ白でもふもふな鳥達が、収穫時期の美味しいみかんを片っ端からつついているのだという。
ただの鳥害なら、農民の努力で何とかできるのだが。
「まっしろピヨすけ、だな」
夏梅はオブリビオンの名を口にする。
それならば、猟兵達の出番だ。
「他に、ピヨすけを畑に連れてきたヤツもいるだろう。
鳥は砂嵐に飛ばされて来た、って証言もあるしな」
農民達は既にみかん畑から逃げ、せっかく育てたみかんが傷つけられるのを悲しみながら、これ以上畑が荒らされて木々まで傷つけられることを恐れている。
美味しいみかんを少しでも守るため。
そして、次の年やその次の年にも美味しいみかんを実らせるために。
「行ってこい」
夏梅はひらりと手を振って、猟兵達を送り出す。
「ああ、そうそう。
無事に事態が治まれば、落とされたり傷ついたりしたみかんは貰えるそうだ」
ついでと言うように付け足された情報は、戦いの後のお楽しみ。
手にしたみかんを軽く放っては受け止めながら、夏梅はまたにやりと笑い。
楽しみにちょっとそわそわする猟兵達を眺めた。
佐和
こんにちは。サワです。
みかんを食べ過ぎると黄色くなりますよ。本当に。
第1章・第2章はオブリビオンとの戦闘です。
特に第1章はふわっふわでゆるゆるな戦いが想定されます。
がっちりと戦術を組むよりも、もふもふを楽しんだり、自分らしさを出してみたりしてみてください。
撃退できれば、第3章でみかん拾いとなります。
あくまでも被害にあって出荷できなくなったみかんが対象です。
無傷のものを木から採るみかん狩りはできません。あしからず。
でも、甘味好きなまっしろピヨすけが狙ったみかんですよ。
それでは、甘くて美味しいみかんを、どうぞ。
第1章 集団戦
『まっしろピヨすけ』
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POW : 超もふもふもーど
全身を【膨らませてめちゃくちゃモフモフな状態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : もふもふあたっく
【もふもふ体当たり】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : もふもふソルジャーズ
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【ミニまっしろピヨすけ】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
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栗花落・澪
紫崎宗田と行動
みかん拾いが出来ると聞いて
お菓子の材料集めのため
持ち帰り用に空の鞄を所持
というわけで鳥さんには悪いけど早速倒…(視線を向け)
はわわわわわわ(反応IC参照)
だって、だってぇ…
やっぱり可愛すぎるぅ!
まぁでも
実害あるなら倒すしかない、かぁ
懐の★飴瓶からいくつかの飴を取り出し
啄ばみ易いよう★杖で叩き砕いて餌付け
美味しいものが食べたかっただけなんだよね
幸せな気分になる魔力を入れてるから
喜んで貰えたら嬉しいよ
飴に夢中になってる間に抱きつかせてもらい
【破魔】を込めたUCで【優しく】浄化
ごめんね
※攻撃はご褒美ですが
一応回避した後背後からもふります
ふわふわぁ~♪
紫崎君に加勢した場合も戦法は同じ
紫崎・宗田
栗花落澪(チビ)と連携
お前小動物系の敵に弱すぎだろ
なんだっけか
まっしろ…ぴよ太郎?ぴよ次郎?
めんどくせぇ、シロでいいな
とりあえず…少し遊ぶか
チビから飴玉を分けてもらい
隠しながらシャッフル
さぁ、どっちの手に入ってる?
匂いでわかるだろうが
当てたら軽く笑み
正解だ
なかなか賢いじゃねぇか
【怪力】で砕き投げ配る
もっと欲しいか?
なら俺と勝負して勝ったらな(挑発)
俺達に見つかったのが運の尽きだ
炎を纏わせた武器による【属性攻撃】と
体ごと回転させ振り回しての【薙ぎ払い、範囲攻撃】
POW技使用して来るなら遠慮無くUCで【鎧砕き】
あぁ…あとシロが膨らんだら一応チビも呼んどくか
今こいつモフり放題だぜ?
「みかん拾いが出来ると聞いて!」
わくわく顔で到着した栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は、空っぽの鞄をしっかり持ってみかん畑を見回した。
冬の寒空の下で茂る緑の葉の間から、幾つものオレンジ色の実が顔を覗かせていて。
美味しそうなその色合いに、どんなお菓子を作ろうかな、と栗花落は拾った後にも思いを馳せて、さらに笑顔を零していく。
「というわけで、鳥さんには悪いけど早速倒……」
だがしかし。
そんなみかんの前に立ちはだかるのは、もっふもふの真っ白な鳥の群れ。
「はわわわわわわ」
愛らしくこちらを見つめる鳥達に、栗花落は困惑と歓喜とが入り混じった声を上げながら、真っ赤な顔で慌てながらわたわた手を振った。
可愛い。すっごく可愛い。
でもこれはオブリビオン。
倒すべき敵。
だけど……可愛い。
栗花落の混乱する胸中を悟って、紫崎・宗田(孤高の獣・f03527)は大きくため息をついてからぽつりと指摘する。
「お前、小動物系の敵に弱すぎだろ」
「だって、だってぇ……」
ちらりと宗田を見てから、栗花落はまた鳥と向かい合って。
「やっぱり可愛すぎるぅ!」
再び、困りつつも嬉しそうにわたわたする。
宗田もまたため息をつきながら、暴れる栗花落から瓶を取り上げた。
「なんだっけか。まっしろ……ぴよ太郎? ぴよ次郎?」
まっしろピヨすけ、ですが。
「めんどくせぇ、シロでいいな」
あ、はい。
宗田は、瓶から出した飴玉を片手に乗せ。握って隠し、両手でシャッフル。
「さぁ、どっちの手に入ってる?」
ちゃんと見ていたのか、それとも匂いで分かったのか。
シロの視線が集まった右手を開くと、ころんと飴玉が転がった。
「正解だ。なかなか賢いじゃねぇか」
軽く笑った宗田は、その怪力で飴玉を砕いて、配るように投げる。
栗花落も、宗田から返してもらった飴瓶から幾つか取り出して、ピヨすけがついばみやすいように杖で叩き砕いて撒いた。
「美味しいものが食べたかっただけなんだよね」
微笑んで見上げるのは、揺れるオレンジ色の果実。
きっと、ピヨすけ達はただそれだけだったのだろうと思いながら。
「幸せな気分になる魔力を入れてるから、喜んで貰えたら嬉しいよ」
みかんの代わりにと、栗花落の飴がキラキラと降る。
そこに、もふもふな数匹が勢いよく飛び込んできた。
「わっ!?」
慌てて体当たりを避けた栗花落は、通り過ぎていった白い背中をじっと見て。
「ふわふわぁ~♪」
その背後から抱き付き、ふっわふわを堪能する。
(「まぁでも、実害あるなら倒すしかない、かぁ」)
抱き付く栗花落の身体が光り輝く。
魔を浄化する輝きは、白い毛並みを照らし出して。
「ごめんね」
ピヨすけは浄化されて消えていった。
「もっと欲しいか? なら俺と勝負して勝ったらな」
宗田も挑発の笑みを浮かべ、飴の代わりに手にした武器に炎を纏わせる。
そのまま大きく振り回せば、炎の中にシロが次々と消えていく。
「俺達に見つかったのが運の尽きだ」
にやりとした笑みとともに刃を向けられたシロは、むっと全身に力を入れたかと思うともふっと膨らみ、防御力を上げていくけれども。
「お。チビ、今こいつモフり放題だぜ?」
宗田の声に、栗花落は身体よりも琥珀色の瞳を輝かせて抱き付いていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
寧宮・澪
おおー……ふっかふかー……もっふもふー……。
これはー……抱きしめ、たい、ですよー……。
抱きしめ、させて、くださいー……。
うわぁー……もっふもふーー……すやぁ……しそー……です、よー……。
攻撃されて、もー……だいじょうぶー……【Resonance】で、治しますよー……もっふもふー……。
ふかふかーもふもふー……。
気持ちいい、ですねー……。
そんな、気持ち込めてー……【歌唱】しますー……。
ミニまっしろピヨすけにうもれたり、超もふもふもーどの子に抱きつい、たりー……ああーふかふかー……。ぎゅー……。
アドリブ、連携、お任せですよー……。
夜刀神・リヨ
【POW】
うわぁ~、ふわっふわぁ…もっこもこぉ…。
どうしよう…可愛い…そしてすっごい撃ちづらい…。撃っていいんですかね?撃っていいんですかね!?これ!?
取り合えず、2回攻撃は確実に、第六感を信じて…もふもふ、零距離射撃、というなのハグ、援護射撃で味方の援護…援護…いりますかね?皆、もふりたいですよね?もふもふしますよね?
え?私?もふるに決まってるじゃないですか。全力でもふりますよ可愛いんだもん!!
超もふもふもーどの子がいたら…動けないことを良い事にめっちゃもふります。はい。
みかん木は絶対に傷つけないように行動するように心がけます。これが一番大事ですね。
その他、アドリブや絡み等大歓迎
「おおー……ふっかふかー……もっふもふー……」
「ふわっふわぁ……もっこもこぉ……」
寧宮・澪(澪標・f04690)と夜刀神・リヨ(Phantom soldier・f13429)も、まっしろピヨすけのふわっふわな毛並みに身体を埋めてうっとりした声を零す。
「すやぁ……しそー……です、よー……」
無表情な寧宮の黒瞳がゆっくりと閉じられて。
長い黒髪を真っ白なもふもふの上に広げて。
大好きなお布団のふかふかに匹敵するふわふわを余すことなく堪能する。
「どうしよう……可愛い……」
戸惑いも見せるリヨも、だが気持ちよさそうに青瞳を細めて。
眼鏡を外したある意味本気モードで、ふわもふにぎゅっと顔を埋める。
でもピヨすけはオブリビオンだから。
倒さねばならない相手で。
「すっごい撃ちづらい……
撃っていいんですかね? 撃っていいんですかね!? これ!?」
何度も確認しながらも、漆黒の拳銃2丁がリヨの両手それぞれに現れる。
そして、ピヨすけから一旦離れると。
「とりあえず、2回攻撃!」
銃弾ではなくリヨがもふっもふっと飛び込んだ。
「第六感を信じて……」
もふっ。
「零距離射撃!」
もふふっ。
ふわもこ目当ての(一応)攻撃を受けたピヨすけは、もこもこと大きく膨らんで。
防御を固めたところで、待ってましたとリヨが再び抱き付いた。
「これはー……抱きしめ、たい、ですよー……」
寧宮もより大きなもふもふを求め、ふらりと移動してくる。
「ああーふかふかー……。ぎゅー……」
相手が動かないのをこれ幸いと、抱き枕のようにして微睡む寧宮。
だがピヨすけも、されるがままではいない。
きょとんとしたようなその目が、不意にきゅっと閉じられたかと思うと、周囲にミニまっしろピヨすけの群れが現れた。
小さなもふもふは、リヨに、寧宮に、押し寄せるけれども。
「攻撃されて、もー……だいじょうぶー……」
寧宮の歌声が穏やかな癒しを奏でる。
静かに響く旋律が守ってくれるというならば。
「こんなの、もふるに決まってるじゃないですか」
心置きなく、リヨはミニまっしろピヨすけに埋もれた。
「気持ちいい、ですねー……」
寧宮も、違う種類のもふもふを新たに楽しみながら微睡む。
歌声は心地よく広がり。
緩やかにピヨすけにも染み渡っていく。
「援護射撃、いりますかね? 皆、もふりたいですよね? もふもふしますよね?」
リヨの拳銃を持つ手も緊張を解かれていき。
「ですねー……」
寧宮の長い黒髪が、小さな頷きにさらりと流れる。
ちゃんと後で倒すから。
だから今は、真っ白なふわふわを心から楽しんで。
「ふかふかーもふもふー……」
「うわぁ~、ふわっふわぁ……」
寧宮とリヨは幸せに埋もれていく。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アイン・ローレンス
【POW】
丹精込めて作ったみかんをダメにする悪い子達がいると聞いたのですが…
まあなんてもふもふふわふわ!
はっ。あまりの可愛さに惑わせられる所でした…恐ろしい子
悪い子達にはお仕置きが必要でしょう
もふってもふってもふりたおしますよー!
片っ端から抱き寄せてもふもふして感触を堪能します
お腹に顔を埋めて幸せいっぱいです!
まあ美味しいみかんを食べたからでしょうか?とても甘い香りがしますね
しかしあなたたち…まだ隠しているものがあるのではないですか?
私の【第六感】が伝えてくるのですよ
「友の現身」でメープル(ツキノワグマ)を呼び出しがおーと威嚇
すっごくもふもふ…幸せです
最後はメープルと「蔦の鞭」で【吹き飛ばし】
霧城・ちさ
悪いもふもふはおしおきしないといけませんわね
みかんの木を守るためにもがんばりますわっ
このもふもふを捕まえて手触りとか確認できるとちょっと嬉しいですの
捕まえるためにも私はユーベルコードでうさぎさんを走らせますわね
挟み撃ちとかできたらよさそうですわっ
あまり暴力で解決するのはよくないですの。倒してしまったら触れないので捕まえておしおきにもふもふしたいですわね
神宮時・蒼
………もふもふ。…いや、相手は、オブリビオン、なので、ほっこり、している、場合では、ない、のでしょう、けれど…。
(ものすごく触ってみたい気持ちでいっぱいのようです。もふもふは正義、もふもふは世界を救うはずです)
もふもふしたいですが、攻撃はしっかり避けましょう。いや、ダメージがなさそうならば、当たってみるのもありかもしれませんが…。
戦闘中も、もふもふにちょっと心を奪われてしまいます。
ただ、ミニまっしろピヨすけはごめんなさいしながら倒します。
…ものすごく、心が痛みますが!後々、大変なことになりそうなので…。
せめて、痛みを感じないよう一撃で屠るつもりで挑みましょう。
「まあ、なんてもふもふふわふわ!」
「……もふもふ」
ぱあっと顔を輝かせるアイン・ローレンス(気の向くままに・f01107)の横で、神宮時・蒼(終わらぬ雨・f03681)もこくりと頷いた。
つぶらな瞳。まるっとした身体。
そして何より、ふわふわもこもこな白い毛並み。
触ってみたい気持ちを抑えて、蒼はぎゅっと手を握り締める。
「ほっこり、している、場合では、ない、のでしょう、けれど……」
「そうですね。あまりの可愛さに惑わせられる所でした……恐ろしい子」
アインははっと気づいてふるふると首を振り。
地面に点在している、落とされたみかんに目を留める。
「いくら可愛いくとも、丹精込めて作ったみかんをダメにする悪い子達ですから」
「悪いもふもふはおしおきしないといけませんわね」
改めて確認すると、霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)も頷いた。
目と目を合わせ、頷き合って。
「みかんの木を守るためにもがんばりますわっ」
「もふってもふってもふりたおしますよー!」
ちさとアインはまっしろピヨすけの群れの中に飛び込んでいく。
向かい来るもこもこを抱き寄せて。
もふもふの感触を確かめて。
ふわふわのお腹に顔を埋めて。
「すっごくもふもふ……幸せです。
それに、とても甘い香りがしますね」
美味しいみかんを食べたからでしょうか? と微笑むアイン。
ちさが伸ばした手からは、やさしくかわいい白うさぎさんとワイルドでかっこいい黒うさぎさんが召喚され。
ピヨすけを追いかけ走るうさぎさん達は、戯れて一緒に遊んでいるようだけれども。
白うさぎさんが前に回り込むと、黒うさぎさんが後ろを押さえて挟み撃ち。
そこにちさが手を伸ばし。
「これはおしおきですの」
捕えたピヨすけをぎゅっとして、もふもふにまみれていった。
そんな2人を蒼はじっと眺め、静かに攻撃に備えていたけれども。
「一緒におしおきするですの」
「おしおき……」
ちさが差し出したピヨすけを、蒼は少し間を置いてから受け取る。
つぶらな瞳。まるっとした身体。
そして何より、ふわふわもこもこな白い毛並み。
(「もふもふは正義。もふもふは世界を救うはずです」)
じっと見つめていた蒼は、ややあってそのふわもこを抱きしめる。
もふっとした感触に、蒼の顔にうっすらと微笑みが浮かんだ気がした。
「しかしあなたたち……まだ隠しているものがあるのではないですか?」
そうして皆でもふもふする中、ふと、アインがピヨすけに尋ねる声をかける。
第六感が感じたそのままに疑問を口にするとともに、傍らに現れたツキノワグマのメープルが、がおー、と威嚇して答えを求めるけれども。
ピヨすけがその問いに答えることはなく。
アインの腕の中から逃げ出そうとするかのように身体を震わせると、周囲にミニまっしろピヨすけがどんどん増えていった。
「……ごめんなさい」
淡々と呟いた蒼は、神霊体へと変身してなぎなたから衝撃波を放ち、ミニまっしろピヨすけを静かに消し去っていく。
可愛い鳥に攻撃するのは心が痛むし、暴力で解決するのもよくないと思うけれども、まっしろピヨすけは……オブリビオンは後々のことを考えると倒しておくべきで。
ならせめて一撃で、痛みを感じさせないようにと蒼は刃を向けた。
「倒してしまったら触れないですわね」
名残惜しそうにするちさのうさぎも、白と黒の影を残すように走り回ってピヨすけを追い立て、追い詰めて。
そこにアインの蔦の鞭が振るわれ、メープルと共に吹き飛ばしていく。
ピヨすけがまた1体、消えた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
彩瑠・姫桜
…べ、別に、モフモフだからって、敵なんだから、攻撃するのに手は抜かないわよ
敵だからここはしっかり気を引き締めて倒、さ、なくちゃ…、だ、けど…っ
・・・・・ああああ、もう、何これ、見た目にも可愛らしすぎるじゃないの?!
しかも手触りなんてもう最高だし…
…はっ、思わずそのままモフモフに埋もれてしまっていいって思ってしまったわ
もふもふ、すごく名残惜しいけど、というかこのまま連れて帰りたいくらいなのだけど…っ
ごめんなさい、私、ここから鬼になるわ…っ
【咎力封じ】でもふもふをまとめて団子になるように【拘束ロープ】で縛って、
ドラゴンランス二刀流で、苦しまないように一気に片付けるわ
もふもふの咎、まとめて串刺しよ!
暗峠・マナコ
こたつでみかんは良いものです。
寒い時にもふもふするのも良いものです。
けれど残念ながら、それを害するあなた達を許すことはできません。
罰として、私にもふられていただきましょう。
【バウンドボディ】で腕を大きく広げて[範囲攻撃]、体当たりしてきたピヨすけさんたちを受け止めましょう。
そのままぎゅっ!と、もふり!です!
普段ぷにぷにな私ですが、もふもふも好きですよ。
確保した後は【レプリカクラフト】で檻を作って、その中に入れて閉じ込めてしまいます。
いささかこの愛らしさに、暴力的になるのはちょっと…
ああでも、真っ白な毛並みが赤色に染まるのは、それはそれでキレイな予感がしますね。
ふふ、冗談ですよ。
暗峠・マナコ(トコヤミヒトツ・f04241)は木に実るみかんを見上げた。
「こたつでみかんは良いものです」
しっかりと抱え込んだまっしろピヨすけの毛並みを確かめて。
「寒い時にもふもふするのも良いものです」
そして足元に転がるみかんを見下ろす。
「ゆえに、それを害するあなた達への、これは罰なのです」
大義名分を掲げたマナコは、漆黒の腕で純白をもふもふした。
その様子をちらりと見た彩瑠・姫桜(冬桜・f04489)は、だがすぐに顔を背ける。
「……べ、別に、モフモフだからって、敵なんだから」
腕を組み、青い瞳をクールに閉じて。
「敵だからここはしっかり気を引き締めて」
我慢するように腕を組み、青い瞳を白い鳥が映らないようにぎゅっと閉じて。
「攻撃の手を抜かないで、倒さ、なくちゃ……だ、けど……」
マナコはそんな姫桜をじっと見やると。
不意に、抱えていたピヨすけを差し出し、姫桜の胸元へもふっと押し付けた。
「ああああ、もう、何これ! 見た目にも可愛らしすぎるじゃないの!
しかも手触りなんてもう最高だし!」
とたん、マナコから奪うかのようにピヨすけを抱きしめ、もふもふする姫桜。
一瞬きょとんとしたマナコだが、すぐに優しい笑みがふわりと浮かぶ。
そこに、仲間を助けようとしてか、ピヨすけの群れが体当たりをしてきた。
マナコは突進してくる一団に向き直り、もふもふを堪能する姫桜を庇うように腕を大きく広げる。
大きく、大きく。
人間にはあり得ないほど腕を伸ばして、幅を広げて。
ブラックタール特有の身体で広範囲を遮ったマナコは、そのままぶつかってきたピヨすけ達をぎゅっ!と集めた。
ぷにぷにの黒く広い腕でもふもふを楽しむ傍ら、ユーベルコードで檻を作り上げ。
がしゃん、と捕らわれる籠の鳥。
「いささかこの愛らしさに、暴力的になるのはちょっと……」
攻撃は躊躇うも、野放しにできない相手ではあるから、といったところの折衷案か。
だがピヨすけは次から次へと現れてくる。
はっと我に返った姫桜は、名残惜しそうにピヨすけを手放すと。
「ごめんなさい、私、ここから鬼になるわ……っ」
空いた手に、schwarzとWeiß、2刀のドラゴンランスが現れた。
向かってくるピヨすけの群れを拘束ロープでまとめて団子にして、姫桜は迷いなく、苦しませないように一気にと、二刀流を煌めかせる。
「もふもふの咎、まとめて串刺しよ!」
次々と消えていくピヨすけを、マナコはのんびりと眺めながら。
「真っ白な毛並みが赤色に染まるのは、それはそれでキレイな予感がしますね」
ぽつりと呟かれた言葉を理解してか、檻の中のピヨすけがぶるっと身震いした。
マナコは檻へとふわりと微笑み。
「ふふ、冗談ですよ」
その間にも姫桜の槍がまたピヨすけを消し去っていく。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
パーム・アンテルシオ
冬といえばみかん、冬といえばもふもふ。
まさか、敵にまでもふもふな相手が出てくるとは思わなかったけど…
これは負けてられないね。私も手伝うよ。
まずは…そうだね…
敵を知り、己を知ればなんとやら。
そのもふもふ、ちょっと拝見…
むむ…中々やるね…
うん、とってももふもふで、言うことなしだね。
それに、なんと言ってもこの数。
一つ一つの大きさなら、私の尻尾でも太刀打ちできるかもしれないけど…
九本で勝負するには、ちょっと厳しい数だよね。
…結論。
このオブリビオンは、危険だね!
九ツ不思議…大太法師!
もふもふにはもふもふを。せめて、この尻尾で勝負をつけよう。
尻尾ビンタ!
…もふもふの勝ち負け?
両方良かった、で良くないかな?
秋稲・霖
もっふもふしてる…何こいつめっちゃ可愛い…
せ、積極的に倒せる気がしないんだけどこいつ燃えたりすんのかな…!?
…と、とりあえず行ってみてくれ式神!
あっ、もしかしてあんま効いてない…?無敵な感じ?
心なしか式神が申し訳なさそうにしてる…こんなん初めて見たかも
こうなりゃもうアレだな、これ以上もふもふを燃やすの罪悪感がやばいし…
物理的に行くしかないっしょ!
もふりまくってれば満足して消えたりしねえかな
ってわけで!もふもふの群れに飛び込ませてくれー!!
※絡み、アドリブ歓迎です
「もっふもふしてる……何こいつめっちゃ可愛い……」
まっしろピヨすけを目の当たりにした秋稲・霖(ペトリコール・f00119)は、思わず後ずさりしながら頬を緩ませた。
ふわもこで真っ白な身体。
こちらを見つめてくる純真な瞳。
「冬といえばみかん。冬といえばもふもふ。
だけれども、まさか、敵にまでもふもふな相手が出てくるとは思わなかったね」
パーム・アンテルシオ(桃色無双・f06758)もその姿を見据えて、小さく息を吐く。
「せ、積極的に倒せる気がしないんだけど」
無心に飛び込みたい衝動と、戦わなければならない義務感。
板挟みな内心を表すように、霖の身体がふらふらと揺れた。
とはいえ、ずっと眺めているだけというわけにはいかない。
「と、とりあえず行ってみてくれ式神!」
霖が紙人形を放ると、それは式神として形をとり。
青紫色の炎を生み出してピヨすけに向かう。
しかし、その動きを見たピヨすけは、ぎゅっと目を瞑ると全身を膨らませて、さらなるもふもふ状態で炎を受け止めた。
その場から逃げることなく、燃えることもなく、どこか涼しい顔で炎をやり過ごすピヨすけに、式神が心なしか申し訳なさそうにちらりと霖に視線を送ってくる。
(「こんなん初めて見たかも」)
炎が効かないことよりも、式神から感じる困惑の気配に霖は目を瞬かせた。
「私も手伝うよ」
その状況を見て、今度はパームが前に出る。
「まずは……そうだね。敵を知り、己を知ればなんとやら」
真剣な眼差しで、炎が消えた跡を歩み近寄り、膨らんだピヨすけの前に立つと。
そのままもふっと倒れ込むように抱き付いた。
「むむ、中々やるね……うん。とってももふもふで、言うことなしだね」
さらには、仲間を助けようとかピヨすけの群れが集い、ふわもふふわもふっと次々にパームへ体当たりをしてきたりして。
「私の尻尾でも太刀打ちできるもふもふかもしれないけど……
九本で勝負するには、ちょっと数が厳しいね」
旅する『もふ屋』として自慢の九尾を揺らしながら、パームはもふもふを堪能する。
「俺も行くしかないっしょ! とうっ!」
霖も、我慢しきれなくなったかのように、白い群れへと飛び込んだ。
「もふりまくってれば満足して消えたりするかもしれねえし!」
何とか理由を捻り出して、もふもふの中に埋もれる霖。
そこに、ふわさぁっと立派な尻尾も差し出されてきて。
「本当は1回500円だけど、今日だけはサービスだよ。
さあ、どっちのもふもふがいい?」
ピヨすけを抱きしめながら問いかけるパーム。
真っ白とピンク色と、2種類のもふもふという贅沢な時間を、霖は大喜びで楽しみ。
「あー……両方いいぜ!」
「結論。このオブリビオンは、危険だね!」
パームがすっくと立ち上がると、そのもふもふな尻尾が大きく膨らんでいった。
「もふもふにはもふもふを。せめて、この尻尾で勝負をつけよう」
そのまま振り回されたピンク色の尻尾は、まっしろピヨすけ達を、もふっもふっと片っ端からビンタしていって。
今度こそはというかのように、霖の式神の炎が青紫色に舞い踊る。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ヒビキ・イーンヴァル
もふもふだな……
だが、農民に迷惑をかけるのは良くないな
彼らにも生活があるんだしな
……しかし、もふもふだ
しかし、オブリビオンだ
あ、今ピヨすけと目が合った
とりあえず、みかんの木に群がっているピヨすけは排除しとくか
掴んでぽいっと別の場所に移そう
とてももふもふだった(やり遂げた感)
じゃなくて、こいつらを倒さなきゃならねぇんだよな
何か増えてないか?気のせい、だよな
あ、合体してるな。気のせいじゃねぇな、これ
美味しいみかんと農家の人たちの為に、一思いに退治しよう
ウィザード・ミサイルで攻撃
……何故だろう、今、焼き鳥という言葉が脳裏をよぎっていったが
いや、しかしもふもふだった
香神乃・饗
うわあ……儲け時なのに災難っす。もったいないっす!
ピヨすけでもピコすけでも追い払ってやるっす!
これ以上みかんを落とさせない様に木や畑を荒らさない様に戦うっす
剛糸をはり護れるところは護っておくっす
被害を出すくらいなら攻撃を避けない覚悟っす
もっふもふくらいとめてやるっす!
香神写しで苦無を複製しておいて、投げつけてフェイントをかけ
死角にまわって苦無で暗殺していくっす!
攻撃を受けそうなら、敵を剛糸で絡めとって盾にするっす!
このまっしろピヨすけは鳥の言葉っすかね?
戦いながら吹き飛ばしてきた奴等のこととか聞きだしてみるっす。
こんな迷惑なこと仕掛けてきた奴は誰っすか!
藤野・いろは
・心情
最近はまっしろピヨすけの被害をよく耳にしますね
その愛らしい姿から思うように攻撃出来ない猟兵も多くいました
ええ、僕は既に慣れていますから平気です……もふもふ……
・攻撃
動きをよく観察し【見切り】を狙っていきます
相手の大技に合わせてユーベルコード【先の先】、【カウンター】を叩き込みましょう
【破魔】の力を込めた刀で【なぎ払い】です
好機と見れば【2回攻撃】で攻めの手を緩めずいきましょう
・防御
相手の攻撃には【勇気】をもってギリギリまで見定め【残像】を残すような速さで最小限な回避を試みます
回避が困難な攻撃には狙いに合わせて【オーラ防御】で対応し、ダメージを可能な限り軽減
・その他
アドリブ、猟兵の絡み歓迎
冬の寒空の下で茂る緑の葉の間から、幾つも顔を覗かせるオレンジ色の実。
それを啄み落としていく、もふもふのピヨすけ達。
「うわあ……儲け時なのに災難っす。もったいないっす!」
また1つ、落とされたみかんを見て、香神乃・饗(東風・f00169)が声を上げた。
同じ光景を見たヒビキ・イーンヴァル(蒼焔の紡ぎ手・f02482)も頷いて。
「農民に迷惑をかけるのは良くないな。彼らにも生活があるんだしな」
じっと、みかんの木に群がるピヨすけを見据える。
「……しかし、もふもふだ」
一見無害な可愛い鳥達。
けれども、それはオブリビオン。
見つめるヒビキの視線に気付いてか、ピヨすけのつぶらな瞳がこちらを向いた。
目を合わせたまま、ヒビキはすたすたと近寄って。
「とりあえず、みかんの木に群がっているピヨすけは排除しとくか」
無造作にもふっと掴むと、木から引き剥がし、ぽいっと放り投げる。
もふっ、ぽいっ。もふっ、ぽいっ。
「俺も俺も! ピヨすけでもピコすけでも追い払ってやるっす!」
はいはいっ、と手を挙げた饗も参戦し、さらにピヨすけを退けた後の木に剛糸を張り巡らせて、また群がられるのを防いでいった。
「最近はまっしろピヨすけの被害をよく耳にしますね」
藤野・いろは(天舞万紅・f01372)も手伝いながら、ふと、そんなことを思う。
その愛らしいもふもふな姿から、思うように攻撃出来なかったり、攻撃を躊躇ったりする猟兵達も多い、ある意味でとても手強い相手。
みかん畑を見渡してみても、少し離れた場所でピヨすけと対峙している者達の戸惑いがここまで伝わってくる気がする。
「ええ、僕は既に慣れていますから平気です」
以前ピヨすけと相対したことがあるゆえに、もう惑わされることはないと、いろはは力強く頷いた。
でも、ピヨすけをぽいっとする前に、しっかりもふもふしていたりします。
ええ、まあ。折角のもふもふですから。
そして、ある程度ピヨすけを剥がしたところで、一足先にいろはは攻撃を開始する。
「あなたの一撃、太刀に映せぬ前に終わらせます」
機先を制した剣戟が、ふわふわさせずにピヨすけを断ち切り。
構えさせる間を与えずに、破魔の刀で薙ぎ払っていった。
「一つが二つ、二つが四つ、香神に写して数数の」
饗もユーベルコードで苦無を複製すると、増やしたそれを投げつける。
避けたその動きを回り込み、死角から切り裂いていけば。
いろはも饗の苦無を観察し利用して、上手く攻撃を合わせていった。
「とてももふもふだった」
淡々とした口調で、でもやり遂げた感を滲ませて、ヒビキも周囲に炎の矢を生み出し。
ふと、気付く。
「何か増えてないか?」
気のせい、だよな、と首を傾げて見つめる先。
ミニまっしろピヨすけの額には数字が書いてあって。
「あ、合体してるな。気のせいじゃねぇな、これ」
どんどん大きくなる数字と共に、集い纏まり大きくなっていく。
一芸を見せるかのような動きに、ヒビキは思わず淡白な拍手を送った。
だが、それで終わりにすることはなく。
拍手の音に合わせるように、炎の矢がピヨすけへと降り注ぐ。
みかんの木を焼かないように気を付けながらも、炎はピヨすけを燃やし消して。
「……何故だろう。今、焼き鳥という言葉が脳裏をよぎっていったが」
呟いた言葉に、別のピヨすけがびくっと身体を震わせた。
そこに、饗の鋼糸が纏わりつき。
ぐいっと引っ張られた先で、また別のピヨすけの体当たりとぶつかる。
そして、盾にされたピヨすけごと、いろはの連続攻撃が斬り断ち、消した。
鋼糸を引き戻し、次は、とピヨすけを見据える饗は、はたと思い出す。
鳥は砂嵐に飛ばされて来た。
確か、そんな情報があったかと。
(「まっしろピヨすけは鳥の言葉っすかね?」)
思い出し、思いついて。
「こんな迷惑なこと仕掛けてきた奴は誰っすか!」
動物と話してみようと、饗は攻撃と共に声をかける。
だが返ってきたのは答えではなく体当たり。
オブリビオンゆえに鳥の言葉ではなかったのか。
饗のスキルが不足していたのか。
理由は定かではないけれども、何も情報を得ることはできず。
みかんの木を気遣った饗が、突進してきたもふもふをもふっと受け止めたところで、ヒビキの魔法がピヨすけを貫き消した。
そしていろはが、近くにいたピヨすけの最後の1匹を切り去って。
見回せば、他の猟兵達の元からもまっしろな姿は見えなくなっていた。
「いや、しかしもふもふだった」
「そっすね」
名残惜しむようにヒビキが呟けば、饗もにっと笑って頷いて。
いろはは目を細めるようにして、みかんの木を見上げる。
ひとまずこれで鳥害を防ぐことはできたと、1つの戦いの終わりを感じていると。
突然の砂嵐がみかん畑を襲った。
成功
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第2章 ボス戦
『砂塵のあやかし』
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POW : 砂塵
【激しい砂嵐】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 目潰し
【自身の足元】から【対象の目に向かって蹴りあげるようにして砂】を放ち、【目潰し】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : 砂の侵食
【着物の袖から放った砂】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を砂で覆い】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
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パーム・アンテルシオ
うん、中々参考になったよ。
私もそのうち、大きなもふもふの狐を召喚できるような技を…
って、それどころじゃなかったね。
なるほど、あれがもふもふを運んできたヤツだね。
…うーん、近寄りたくない。
なんでって…あんなのに近づいたら、絶対に砂だらけになるからだよ。
尻尾が砂だらけになったら、後のお手入れがどれだけ大変か…
うん、考えれば考えるほど近づきたくないね。
ユーベルコード…二人静火。
そういうわけだから、二匹とも。あなた達に任せるよ。
大狐は、炎を飛ばして遠距離攻撃。子狐は、引っ掻いたり体当たりしたり接近戦担当。
戦法的な意味でも、物理的なでも、引っ掻き回してやろう。
さてと…それじゃ、私は出来るだけ安全な所に…
栗花落・澪
紫崎宗田と連携
砂嵐はうっかり起こせるものじゃないもの
やっつける一択で
方針:紫崎君の援護
砂は目潰しに使われると厄介だから
風の【全力魔法】で紫崎君の火力強化と合わせて
紫崎君に向かう砂を吹き飛ばす
砂は水で固まる筈だし
POW技等強力で吹き飛ばしきれないと判断したら
魔力を水に変えて
固めて落とす方針に切り替えます
上記を基本行動とし
僕の方を狙われたら飛行で回避後
その隙に【催眠】を乗せた【歌唱】で
敵の行動力を奪う
敵のWIZ技には僕もUCで対抗
歌唱による音程や強弱で操作する花弁の刃で攻撃
外れても地形一面を花畑に
砂漠にすら咲き誇る強き花、なんてね
効果の上書きは無理でも
少なくとも僕と敵の条件はこれで変わらないよね?
紫崎・宗田
栗花落澪(チビ)と連携
砂と炎じゃちと相性悪ィか…
上等だ
テメェの砂如きじゃ消せねぇくらいの高火力で
迎え撃ってやるよ
方針:本体狙いの接近戦
炎を纏わせた武器に
敢えて自分の腕を切り発動させたUCで炎を上乗せ
更に澪の風での火力増しも合わせて
炎の【属性攻撃】での連続攻撃を主体として行動
砂は目元への直撃は極力武器で防ぐが
澪の魔法で対処可能と判断した場合は無視
視界の妨げにはならず体に傷を作る目的の攻撃なら
受けてもUCによる火力の底上げになるので
回避や防御は捨て攻撃優先
チビは元々体が弱いんだ
極力体に負担をかけさせないためにも
敵の懐へ潜り込む、炎で視界を塞いだ隙に背後に回る等
注意をこちらへ引く目的での立ち回り
霧城・ちさ
この方がピヨすけさん達を使ってみかんの木を襲わせていたのかもしれませんわね
砂で攻撃されると行動に師匠が出そうですし回避をしてみますわね
囲んでいくのは難しそうですが挟撃していったりしていろいろな位置から攻撃して有効な攻撃をみつけますの
攻撃の手数を多くしたり一撃に全力を込めてみたりして隙が作れるような攻撃方法を取りますの
味方の猟兵さんがダメージを多く受けたらユーベルコードで回復していきますわね
寧宮・澪
おやー……ふかふか、の次はー
……砂ですかー……。
ざりざりー……?
【霞草の舞風】、で、対抗、ですよー……積もった、砂も、こちらへの、攻撃、の砂もー……風で、払って、しまいましょー……。
みかんの木、と実、ちゃんと、【かばい】ましょねー……。
【拠点防御】、ですよー……砂が来ない、ようにー……風で、壁、作れます、かねー……。
おいしいみかんー……落としたり、いたずら、しちゃ、めっですよー……。
ちゃんと、実るまでー……収穫まで、大事に、しましょねー……。
アドリブ、連携、歓迎ですー……。
ヒビキ・イーンヴァル
へえ、お前がピヨどもをみかん畑に送り込んだ犯人って訳か
何が目的かはわからんが、砂塵ごと燃やしてやるよ
『蒼き焔よ響け、天雷の如く』で攻撃
『全力魔法』と『2回攻撃』で畳みかけて行こう
これで敵さんの動きを封じていきたいところ
隙が出来れば、他の猟兵たちも攻撃しやすいだろうしな
ま、狙いを外さないように慎重に撃って行こうか
敵さんからの攻撃は『見切り』で回避したい
視界が悪くなりそうなのが面倒だから、あまり接近はしないように
地形が砂で覆われたら『範囲攻撃』で諸共に吹っ飛ばす
あと余裕があったら、みかん畑にこれ以上被害が出ないように気を付けて立ち回ろう
みかん大事だからな
香神乃・饗
砂、風、ってことは、鳥はお前がつれてきたんっすか。
なんでこんな悪戯するんっすか!
お仕置きが必要っすかね。
蜜柑の木が傷つかないように戦うっす
これ以上被害を広げるわけにはいかないっす
香神写しで苦無を複製し投げて皆が攻め易い様に援護するっす
苦無を投げてフェイントに使い、死角に周りこんで苦無で暗殺を狙うっす
相手からの一撃を喰らっても怯まずそのままつっこむ覚悟っす!
その程度で隙をみせてやらないっす!その殺気、見逃さないっす!
組み付いたときに暗殺しきれないなら剛糸でしめあげるっす
動きを止めて誰かに託すっす!
夜刀神・リヨ
【POW】あぁ…至福の時間が…もふもふカムバック…。
ん?何でしょう、この砂嵐…むむむ?黒幕登場?取り合えず、何でこんなことしたのか知りませんが、ピヨすけの仇げふんげふん。みかん畑を荒らした責任取っていただきましょう!!
まずはキャノン砲の【スナイパー】でドカンと一発。外れても気にしません。だってユーベルコード【白銀の流星弾】で全弾撃ちますから。
キャノン砲の残弾数ゼロになったら愛用の二丁拳銃に持ち直して攻撃あるのみ!!
でもみかんの木には流れ弾などが絶対に行かないように細心の注意を払います。
味方さんが危なさそうだったり攻撃を受けそうな場合は迷わず【援護射撃】
その他、アドリブや絡み等大歓迎です。
暗峠・マナコ
まぁ、これまた別のタイプの可愛らしいお方が。
なるほど、この風でみかんをダメにしてしまっていたのですね、いけない子です。
きっとこの子は、みかんの美味しさを知らないのですね?
だからこんな無情な事が出来てしまうのでしょう。
【バウンドボディ】で腕を伸ばし、風に流されているふりをしつつ、上手い事伸縮させてあの子を腕でぐるぐる巻きにしてみましょう。
ぐるぐる巻きにして近づくことができたら、落ちていたみかんを拾って食べさせてあげます。
目潰しは無駄だと思いますよ?
私の瞳はただの宝石飾り、その気になれば、掌や脹脛からでも"見る"ことは可能なので。
おいしいみかんを食べて後悔するといいでしょう。
彩瑠・姫桜
砂嵐の主…ということは、あなたね?
もふもふなピヨすけ達を連れてきてくれたのは、
個人的にかわいらしくて癒やされたからお礼を言ってもいいくらい…でもあるのだけど
(もふもふ、本当にかわいらしくて癒やされたわ、と
手触りを思い出すように小さく息を吐き)
でも、みかんへの害は見逃す事できないし
これ以上みかん畑を荒らさせるわけにはいかないの
申し訳ないのだけれど、この場所からご退場願うわね
まずは敵の動きを観察し攻撃の癖や弱点を【情報収集】するわ
砂嵐で視界遮られるかもしれないけれど、
【第六感】も駆使して隙を狙って敵に接近して【双竜演舞・串刺しの技】で攻撃するわ
できるだけ苦しめないように一思いに【串刺し】にするわね
アイン・ローレンス
【WIZ】
あなたがみかん畑を狙った親玉ですね?
木々や美味しいみかんに手を出そうだなんて許しませんよ!
…ただ、ピヨちゃんたちをもふもふ出来たのだけは感謝します。
ですがそれは別のお話。一切容赦しませんので覚悟して下さいね。
【範囲攻撃・全力魔法・属性魔法】
「エレメンタル・ファンタジア:水の竜巻」
砂を操るのなら、その砂ごと固めてあげましょう。
舞い上がる砂も向かってくる砂も全て飲み込んで敵へと一直線です!
【2回攻撃】地形に残った砂は「土の津波」で上から覆い隠してしまいます。
ついでに敵の足とか巻き込んで、行動を制御出来たらラッキーですね。
神宮時・蒼
…次も、もふもふ、という、わけには、行きません、でしたか。…少し、残念、です。
…ではなく、貴方が、元凶、ですね。…あまり、みかんを、落とされたくは、ありません、し、早く、撤収、して、いただき、ましょう。
目潰しに注意。足元の砂が僅かにでも動いたら要警戒。
…砂が、目に入ると、ごろごろ、しますし、それは、ちょっと…。
戦力アップされても困るので、なるべく攻撃をして、砂の上に立たせないよう立ち回ります。
いっそ、接近して隙を与えないよう連撃するのもあり、でしょうか。
「あぁ……至福の時間が……もふもふカムバック……」
消えゆく真っ白なもふもふに、夜刀神・リヨ(f13429)は名残惜し気に手を伸ばし。
パーム・アンテルシオ(f06758)も、ピンク色の九尾をもふもふと揺らし、大仰に頷きながら見送っていく。
「うん、中々参考になったよ。
私もそのうち、大きなもふもふの狐を召喚できるような技を……」
そこに、突如として大風が吹いた。
ただの風ではない。
大量の砂を巻き上げた、砂嵐だ。
「おやー……ふかふか、の次はー……砂ですかー……。ざりざりー……?」
寧宮・澪(f04690)がぼんやりとした黒瞳で辺りを見回すと、嵐の中心に1人の女の子の姿が現れる。
黒い着物の袖口にフリルを揺らし、短い紫のスカートから伸びる脚には白いハイソックスと右近の下駄を履いて。赤い飾り紐を随所に揺らす和装風な女の子は、不機嫌そうに口をへの字型にしていた。
「これまた別のタイプの可愛らしいお方が」
まぁ、と暗峠・マナコ(f04241)が微笑みを見せる一方で、神宮時・蒼(f03681)は表情を陰らせて。
「次も、もふもふ、という、わけには、行きません、でしたか。
……少し、残念、です」
思わず呟いてしまってから、ふるふると首を左右に振ると、蒼は女の子に向き直った。
「貴方が、元凶、ですね」
確認しつつも確信を含む言葉に、女の子……オブリビオンの赤い瞳が蒼を見据える。
「この方が……」
「ピヨどもをみかん畑に送り込んだ犯人って訳か」
霧城・ちさ(f05540)も砂塵のあやかしをじっと見つめ、ヒビキ・イーンヴァル(f02482)は納得するように頷きを見せた。
「あなたね? もふもふなピヨすけ達を連れてきてくれたのは」
そこに彩瑠・姫桜(f04489)が1歩進み出て、あやかしをぐっと睨みつける。
「ピヨすけ達はかわいらしくて癒やされたから、個人的にはお礼を言ってもいいくらいでもあるのだけど……」
手触りを思い出すかのようにそっと握り締められる姫桜の手。
ほぅ、と小さく吐かれた息にも、うっとりとした響きがあって。
しかし、そんなふわもこへの未練を振り払うように、構えた姫桜の手には槍が現れた。
「でも、みかんへの害は見逃す事できないわ」
「木々や美味しいみかんに手を出そうだなんて許しませんよ!」
アイン・ローレンス(f01107)も続けて声を上げる。
「確かに、ピヨちゃんたちをもふもふ出来たのだけは感謝します」
一瞬目を伏せれば、すぐに脳裏に蘇る一面真っ白もこもこな光景。
そして、今なお鮮明に思い出せるもふもふの感触。
それらはとても素敵な時間だったけれども。
「ですがそれは別のお話。一切容赦しませんので覚悟して下さいね」
アインも生命の杖を手にして、あやかしへと構えて見せた。
そんな姫桜とアインを見たあやかしの表情がより一層苛立つ。
その様子に香神乃・饗(f00169)は少し眉を潜め。
「なんでこんな悪戯するんっすか!」
「何が悪戯か!」
問いかけた饗の声に、それ以上の叫びが返ってきた。
「美味そうな果物をゆるりと楽しもうと、折角鳥どもを連れて来たとゆうに。
妾の邪魔をする、お主らこそ元凶じゃ! 犯人じゃ!」
荒ぶる声に呼応するように、あやかしの周囲の砂嵐も勢いを増していく。
強風に煽られて、また枝から幾つかのみかんが落ちていった。
「これ以上被害を広げるわけにはいかないっす」
地面に増えるオレンジ色の果実に、饗は再び手の中の苦無を増やす。
「お仕置きが必要っすかね」
「そうね」
頷いた姫桜も2刀の槍の穂先を煌めかせて。
「申し訳ないのだけれど、この場所からご退場願うわね」
「ピヨすけの仇げふんげふん……みかん畑を荒らした責任取っていただきましょう!」
リヨのキャノン砲『tyrant』が火を噴いた。
唐突に放たれた弾丸は、だがあやかしにひらりと躱され。
それを見たリヨがにやりと笑う。
「It's Show Time!」
ユーベルコードにより、リヨの全射撃武装が初撃に続くように一斉発射。
白銀の流星弾となり次々とあやかしへと降り注ぐ。
攻撃を受けたあやかしを覆う砂嵐はますます激しさを増して。
明確に猟兵達へと襲い掛かってきた。
「砂と炎じゃちと相性悪ィか……」
それに立ち向かい、逆に飛び込んだのは紫崎・宗田(f03527)。
「上等だ。テメェの砂如きじゃ消せねぇくらいの高火力で迎え撃ってやるよ」
言いながら宗田は自身の腕を斬りつける。
傷から流れ出るのは赤い血と、地獄の炎。
元々炎を纏っていた漆黒の巨大斧に、さらに炎を重ねて。
栗花落・澪(f03165)の起こした風がその勢いを増すように強化する。
風は砂嵐の攻撃にも拮抗し、幾分、宗田を守るようにも吹いて。
「紫崎君!」
「任せろ、チビ」
栗花落の声も含めた支援と共に、宗田はあやかしに連続で斬りつけていった。
「……あまり、みかんを、落とされたくは、ありません、し。
早く、撤収、して、いただき、ましょう」
宗田の動きに合わせて、蒼は神霊体となって接近するとなぎなたを振るい。
「砂塵ごと燃やしてやるよ」
ヒビキも愛用の蒼剣を振るう。
連続する剣撃の合間に、ちさの魔法のピコピコハンマーも入り混じり。
(「有効な攻撃を見つけて、隙を作ってみせますの」)
こちらはダメージよりも観察を狙い、様々な攻撃を試していった。
「其は荒れ狂う蒼き焔、我が意を妨げるもの全てを阻め」
そこに、ヒビキの声が響く。
応えるように星喰の蒼剣から蒼く燃え盛る焔が生まれ、あやかしへと放たれる。
蒼焔はあやかしを囲い込むように広がると、結界となってその動きを封じた。
「……うーん、近寄りたくない」
ヒビキが作ったチャンスに、だがパームはそんな気のない声を漏らす。
何しろ相手は砂塵のあやかし。今も周囲には砂が纏わりついている。
そこに近づけば、自慢の尻尾が砂だらけになるのは絶対だ。
後のお手入れがどれだけ大変かなんて、想像しなくても分かる。
考えれば考える程、近づきたくないわけで。
「そういうわけだから、2匹とも。あなた達に任せるよ」
ゆえにパームは二人静火で、黒い炎でできた2匹の狐を召喚した。
大きな狐が炎を飛ばせば、小さな狐が体当たりをして、そのまま鋭い爪で引っ掻く。
「それじゃ、私は出来るだけ安全な所に……」
パーム自身が砂嵐から離れても、狐達は主の代わりに攻撃を続けていった。
「ええい、うっとおしい!」
積み重なる連撃に、あやかしは苛立ちの声を上げ。
ヒビキの結界を破るや否や、腕を大きく振るい、着物の袖から砂を放つ。
「回復はお任せですの」
すぐさまちさが聖なる光を放ち、高速で傷を癒していくが。
砂は攻撃だけではなく、あやかしの足元に広がり、地面を侵食していった。
畑が、砂塵のあやかしにとって有利な場所へと、変わっていく。
「んー……風で、払って、しまいましょー……」
対抗すべく、寧宮の舞風が、吹いた。
かすみ草の花びらと共に、風は砂も乗せる。
栗花落も風を合わせ、澪と澪とで侵食する砂を飛ばしていくけれども。
あやかしの風とぶつかり合い、思ったより効果は得られなかった。
それならと、ヒビキが剣を振るい、範囲攻撃でさらに砂を吹っ飛ばし。
狭まってていく砂地から追い出すように、蒼が攻撃を重ねていく。
「砂を操るのなら、その砂ごと固めてあげましょう」
そして、微笑んだアインが生み出したのは、水の竜巻。
地面の砂を飲み込み、濁った竜巻は、そのままあやかしに向かっていった。
風よりも効果があると踏んだ栗花落も、水で砂を固め、砂塵にならないようにして。
さらに歌声を響かせると、無数の花びらが刃として舞い上がる。
栗花落の周囲に広がった花びらは、旋律に合わせてあやかしを切り刻み。
そして、あやかしがしたのと同じように、地面を花畑に変えていった。
「砂漠にすら咲き誇る強き花、なんてね」
「おー……いいです、ねー……」
花に囲まれて立つ栗花落へ、ぱちぱちと寧宮の適当な拍手が響く。
砂があやかしの力を増すならば、花はオラトリオの栗花落の力を増す。
強化条件のせめぎ合いだ。
それらが気に障ったのか、あやかしは砂嵐を栗花落と花畑へと向け。
だが、栗花落を守るようにかすみ草の花びらが舞った。
「おいしいみかんー……落としたり、いたずら、しちゃ、めっですよー……」
かすみ草は広く周囲の木々も砂から守り、風の壁を作り上げて。
「ちゃんと、実るまでー……収穫まで、大事に、しましょねー……」
「その通りです」
寧宮のフォローにほっと息を吐いて、リヨは頷くと愛用の二丁拳銃に持ち替えた。
銃撃と共に、饗の苦無もあやかしへと向かう。
あやかしは何とかそれらを避けるが、その動きを読んでいた饗は死角へと回り込んでいて、手にした苦無と共につっこんでいく。
辛うじて反応したあやかしが、足下の砂を蹴り上げるけれども。
「その程度で隙をみせてやらないっす! その殺気、見逃さないっす!」
負傷を気にせずそのまま饗は苦無を振るい、あやかしを切り裂いた。
「大変……砂が、目に入ると、ごろごろ、しますし」
目つぶしに警戒を見せる蒼だが、その横でマナコは穏やかに笑い。
「私に目潰しは無駄だと思いますよ?」
ブラックタールであるマナコは、その気になれば、掌や脹脛からでも『見る』ことができる。ゆえに、笑みに細めた漆黒の瞳は宝石飾りも同然で。
「なるほど。この風でみかんをダメにしてしまっていたのですね。いけない子です」
ゆえに、砂を気にせず、巻き起こる風のみを見る。
「きっとこの子は、みかんの本当の美味しさを知らないのですね?
だからこんな無情な事が出来てしまうのでしょう」
リヨや饗、ヒビキ達が気にかけ、寧宮が風で守る、みかん。
マナコは伸ばした腕を風に揺らしながら、オレンジ色の果実を眺めて。
風の流れを利用して、ただ流されているだけのように見せていた腕で、さり気なくあやかしをぐるぐる巻きにする。
慌てるあやかしに、マナコはふわりと笑いかけ。
落ちていたみかんを1つ、あやかしの口へと押し込んだ。
「むぐ!?」
「おいしいみかんを食べて後悔するといいでしょう」
じたばたするあやかしを抑え、微笑むマナコ。
あやかしが振るう腕からまた砂が放たれると、回避したマナコの腕が離れる。
そしてまた、砂地があやかしの足元に広がるけれども。
アインは今度は土の津波を起こし、砂を土で覆い隠す。
あわよくば足も巻き込んで動きを止めようと狙ったが、あやかしがとっさに下がったことでそれは叶わず。
「戦力アップは、させません」
けれども、蒼の追撃で砂地からは引き離されていく。
さらにヒビキの蒼剣が、大狐と小狐が追いかけて。
リヨの銃撃と挟撃するように飛び込んだちさに避ける先を狭められ。
そこに饗の鋼糸が絡みつき、あやかしを縛り上げた。
寧宮と栗花落の花びらが、美しくも鋭くあやかしを切り裂いていく。
攻撃元を睨み付けるあやかしへ。
「チビを見てる余裕はねぇぞ」
宗田は視界を奪われないようにだけ気を付けながら、傷を気にせず接近する。
注意を栗花落から自身へ引き付けるように。
傷からさらなる紅蓮の炎を纏って、斬りかかった。
鋼糸の束縛の中、あやかしはギリギリでその一撃は避けたけれども。
「今ですわ」
ちさの声に応えて、飛び込んだのは姫桜。
攻撃の中で相手を観察してきたちさと同じく、しかしちさと違いあやかしの戦いからあえて距離を置いて、ずっとその動きを見続けて、完全な隙を狙っていた双槍が。
相手の動きを、癖を、理解して。
そして、皆が作ったチャンスも最大限に生かして懐に飛び込む。
「あなたの咎ごと、串刺しにしてあげる!」
驚きに見開かれた赤い瞳を、青い瞳で真っ直ぐに見据えて。
苦しませず、いっそ一思いに。
姫桜の気持ちそのままに、大威力の一撃があやかしを見事に貫き、倒した。
大成功
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第3章 日常
『ふぞろいのミカンたち』
|
POW : もったいないから、ぜーんぶ食べちゃおう。
SPD : 加工して飲料や染料にしようか。
WIZ : 皮もいろいろと使い道があるんだぞ。
|
砂塵のあやかしが姿を消すと共に、砂嵐も嘘だったかのように消え失せて。
残ったのは、みかん畑のあちこちに落ちてしまったみかん。
もう売り物にならないそれは、農民から猟兵達へと譲られている。
傷がついてしまったものや、ピヨすけに齧られてしまったものもあるけれども。
落ちてしまっただけで無傷のみかんも多い。
猟兵達はみかんを眺め、互いに顔を見合わせてから。
思い思いにみかんへ向かっていった。
夜刀神・リヨ
【SPD】
はい、無事にオブリビオンも撃破完了っと。何かに当てないで撃つのって神経使うな~(眼鏡付けつつ)
それにしても、こんな立派なみかんが売り物にならないなんて…もったいないもったいない!!
これだけみかんがあったら冬越せちゃいますよ!!炬燵にみかん!!これ定番!!
あ~…でも…私の兄さん達(傭兵兄貴達)いっぱいいるしいっぱい食べるからなぁ…みんなに配れるかな~…。
(周りを見まわし、みかんを見る)
いや、うん、足りる。いっその事、100%みかんジュースとか!!冷凍みかん!!とか作ってみるのも良いかもしれませんね。
大切なみかん、美味しくいただきましょう♪
アドリブ等大歓迎。
彩瑠・姫桜
POW
もふもふの害に砂嵐の害と、連続だったけど、
みかんの木、結構耐えたわよね
(おつかれさま、とみかんの木の幹をそっと撫で)
木にあるみかんは売り物なら…落ちてるのは味見してもいいってことよね
(まずは1つ、と落ちている無傷のみかんを拾って皮を向いてぱくり)
…わ、思った以上に甘くておいしい…っ
1つ2つ食べれば十分かと思っていたけど、ついつい手にしたくなっちゃうわね
4つ5つはぺろっと食べられそうだもの
持ち帰り…は、さすがに厳しいかしら
1つ2つくらいを、家族と親友に分けてあげられたらいいのだけど
農民の皆さんに相談してみて、問題ないようなら、少しだけ持ち帰ってみようかしらね
*他の方との絡み・アドリブ大歓迎
ヒビキ・イーンヴァル
やれやれ、やっと一息ついたか
ピヨに砂に……だいぶ体力を消費したな
糖分摂取の時間だ
甘いみかん、楽しみにしてたんだぜ?
とりあえずみかん畑を巡って、食べられそうなみかんを拾って回ろうか
結構傷ついてんなー……あのピヨども、たらふく食べたに違いない。おのれ
ではなく、無事そうなみかんを集めていこう
で、食べられるくらい集まったら休憩タイムだ
さて、美味いと評判のみかん、頂きますっと
……甘い、な。やっぱみかんはこれくらい甘くないとな
うん、美味い美味い
これだけ美味いみかんを育てている農家の人には、本当、尊敬する
今回の事にめげないで、頑張って欲しいな
あわよくばまた食べに来たい
今度はただの客としてな
「はい、無事にオブリビオンも撃破完了っと。
何かに当てないで撃つのって神経使うな~」
外していた眼鏡をつけながら、夜刀神・リヨ(f13429)はぐぐっと背筋を伸ばした。
戦いの間中、流れ弾が行かないようにと気を付けて見ていたみかんの木を、今はほっとしながらぐるりと見渡す。
「やれやれ、やっと一息ついたか」
ヒビキ・イーンヴァル(f02482)も言葉通りに息を吐き、改めてみかん畑を見回した。
白いもふもふも、砂の大風もそこにはなく。
冬の寒空の下で茂る緑の葉の間から、幾つものオレンジ色の実が顔を覗かせている。
「みかんの木、結構耐えたわよね」
手近な幹にそっと手を添えた彩瑠・姫桜(f04489)が、労わるように呟いたのは、おつかれさま、の労いの一言。
害が続いたけれども、撫でた幹に大きな傷は見当たらず。
守りきれた木を見上げ、姫桜は微笑を浮かべていた。
「それにしても、こんな立派なみかんが売り物にならないなんて……
もったいないもったいない!」
そこにリヨの声が響く。
手にしているのは、拾ったばかりの傷のないみかん。
怒っているように見えるけれども、どこか嬉しそうにも感じられて。
「木にあるみかんが売り物になるなら……落ちてるのは味見してもいいってことよね」
察した姫桜も1つ拾い上げ、リヨに見せるように掲げてから皮を剥き始めた。
その通り、と言わんばかりに微笑んでから、リヨも次のみかんへ手を伸ばす。
「甘いみかん、楽しみにしてたんだぜ?」
ヒビキもそっと足元のみかんを手にして。
まっしろピヨすけに、砂塵のあやかしに。
続いた戦いでだいぶ体力を消耗したし、と理由を取ってつけておいて。
正当な糖分摂取の時間を楽しもうと、小さく笑いかけた。
しかし、ヒビキの拾ったみかんには、大きく齧られた跡が残っていて。
「結構傷ついてんなー」
その原因であるふわもこを思い出し、ほんの少し眉を潜める。
「……あのピヨども、たらふく食べたに違いない。おのれ」
でも鳥が食べるのは、そのみかんが美味しい証拠でもあるから。
ヒビキは無事そうなみかんを探し、ひょいひょいと拾っていった。
「これだけみかんがあったら冬越せちゃいますよ!」
拾い続けたリヨは、片手に抱えるほどになったみかんに喜んで。
「炬燵にみかん! これ定番!
あ~、でも兄さん達いっぱいいるしいっぱい食べるからなぁ……
みんなに配れるかな~」
ちょっと心配そうに、改めて周囲を見回すと。
まだまだ転がっているみかん、みかん、みかん。
「うん、足りる!」
晴れた杞憂に、リヨの表情がまた輝いた。
「わ、思った以上に甘くておいしい……っ」
姫桜は拾ったものから早速食べていて、その味に舌鼓。
「1つ2つ食べれば十分かと思っていたけど、ついつい手にしたくなっちゃうわね」
休むことなく動く手元には、みかんの皮が増えていき。
3つ4つとまた近くのみかんを引き寄せては楽しんでいく。
ある程度集めたヒビキも、頂きます、と皮を剥き。
「うん、美味い美味い」
評判通りの美味しさを堪能した。
「やっぱみかんはこれくらい甘くないとな」
いくら連れてこられたとはいえ、ピヨすけどもが留まっていたのも納得の甘味。
すぐに1つ食べ終わり、もう1つ、と次のみかんを手にしたところで。
ふと、姫桜がみかんをまじまじと見て考え込んでいるのに気付く。
「持ち帰ってもいいものかしら?」
食べるならば6つ目となるみかんを前に、姫桜が思うのは家族や親友の姿。
こんなに美味しいみかんなのだ。
(「1つ2つくらい分けてあげられればいいのだけど」)
「問題ないと思うな」
呟きを拾ったヒビキは、姫桜にそう声をかけると。
ほら、と腕を広げて周囲を示す。
広い広いみかん畑に、まだまだ点々と落ちているみかんの実。
それを次々と拾い上げ、両手いっぱいに抱えていくリヨの姿。
「100%みかんジュースとか! 冷凍みかんとか!
作ってみるのも良いかもしれませんね!」
聞こえてくるリヨの声は、持ち帰る前提の楽しいもので。
「というか、今食べきれる量じゃないだろう」
肩を竦めたヒビキが苦笑して見せれば、姫桜も、そうね、と微笑んだ。
持ち帰り用のみかんを集め始めた姫桜に、ヒビキはまた剥いたみかんを味わって。
「これだけ美味いみかんを育てている農家の人には、本当、尊敬する」
少し顔を上げて、みかんの木を見上げる。
強く枝を伸ばした木が、茂る緑の葉が、冬の青空に映えて。
果実のオレンジ色が、陽光を受けてなお明るく輝いて見え。
その美しさが、農民達が大切に育ててきた月日を思わせた。
「今回の事にめげないで、頑張って欲しいな」
そして、できることならまた食べに来たい。
今度は事件の時ではなく、平和な時に。
猟兵としてではなく、ただの客として。
そんな未来を思いながら。
「大切なみかん、美味しくいただきましょう♪」
一通り集めて満足したらしいリヨが、ようやくみかんを食べ始めるのを見て。
ヒビキは、まずは今を楽しむべく、またみかんを1房、口にした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
栗花落・澪
宗田と行動
わーいみかんだみかんー♪
プレゼント用のお菓子に使うみかんは
出来るだけ傷の少ないものを探したいけど
自分の個人的なお菓子研究にも使えるし
痛みの酷いものも積極的に回収
ほらー、紫崎君も拾って拾って!
拾ったものは鞄の中に詰め込んでいきます
砂被ってるものはちゃんと払ってよ?
うーん、でもこれだけ拾うと流石に重…ってわわ!なに、なに?
急に鞄を取られてびっくり
流石にそこまで非力じゃないんですけどー!
でも気使ってくれたのは嬉しいから素直に甘えちゃう
よーし、どんどん放り込んじゃお!
心配しなくても食べれる食べれる
紫崎君にもあまーいの作ってあげるね
ふふ、そんなに遠慮せずにー♪
これくらいの照れ隠しは許されるよね
紫崎・宗田
栗花落澪(チビ)と行動
ざっと周囲を見回しつつ
落ちてる蜜柑を適当に拾っていく
菓子研究だのジャムがなんだの
俺にはよくわからんが
とりあえずチビが楽しそうなんで手伝っておく
チビの鞄に蜜柑を入れるついでに鞄没収
オラよこせ
完全に重くなってからじゃ遅ェだろうが
目の前で転ばれたんじゃ敵わねぇからな
先に荷物持ちを引き受け蜜柑拾いを再開
おい、これとかスゲェ傷だらけだぞ
使えんのかよ?
つか多過ぎだろ…
菓子作りの話は淡々と断る
いらねぇ
甘いもんは嫌いだっつってんだろアホ
澪は全部知ったうえでからかって来てるだけだ
わかっているからこそ敢えて受け流してやる
人慣れしてないコイツの精一杯の甘え、戯れだからな
満足するまで聞いてやるよ
「わーい。みかんだみかんー♪」
満面の笑顔で駆け出した栗花落・澪(f03165)は、早速手近な木の根元にしゃがみ込んでみかんを拾い始める。
オレンジ色の果実を手にする度に、脳裏に浮かぶのは数々のお菓子レシピ。
プレゼント用に使うものは傷が少ない方がいいけれど、個人的なお菓子研究用なら痛みが酷くても大丈夫と、仕訳けはしつつも拾うみかんは選ばない。
「おい、これとかスゲェ傷だらけだぞ。使えんのかよ?」
「心配しなくても食べれる食べれる」
呆れたような紫崎・宗田(f03527)の声にも、栗花落の笑顔は変わらなかった。
最初からこのために用意してきた空の鞄を開けて、次々と詰め込んでいく。
「ほらー、紫崎君も拾って拾って!
砂被ってるものはちゃんと払ってよ?」
「へいへい」
適当な相槌を返しながらも、宗田はざっと周囲を見回して。
しゃがみ込んだ栗花落から遠いところから集めるように、大雑把な手つきながらもみかんをこれ以上傷つけないようにしつつ、拾っていった。
お菓子にも研究にも興味はないが。
それでも、彼なりに丁寧にみかんを拾うのは。
(「まあ、チビが楽しそうだからな」)
にこにことみかんを受け取り、鞄に詰めていく栗花落をそっと眺める。
そして、次の木へ移動しようと栗花落が立ち上がりかけたのを見て。
「オラよこせ」
無造作にその鞄を奪い取った。
「……わわ! なに、なに?」
「完全に重くなってからじゃ遅ェだろうが」
鞄からは、そこそこの膨らみに比例した重量を感じる。
でも、まだまだ満杯ではないのなら、これからさらに重くなるのは確実なわけで。
「目の前で転ばれたんじゃ敵わねぇからな」
「流石にそこまで非力じゃないんですけどー!」
にやりと笑ってからかえば、栗花落の頬がぷぅっと膨らんだ。
それでも、気遣ってくれたのは嬉しくて。
(「これくらい甘えてもいいよ、ね?」)
栗花落は素直に鞄を託した。
「よーし、どんどん放り込んじゃお!」
「鞄の大きさ考えろよ。つか、これでも多過ぎだろ……」
「だって、いっぱい作るもん。
紫崎君にもあまーいの作ってあげるね」
「いらねぇ」
「ふふ、そんなに遠慮せずにー♪」
「するか」
「痛んだのもね、ジャムにすればあまーく食べれるんだよ」
「結局甘いのかよ」
みかんを拾い上げ、渡しながら、ぽんぽんと交わされる会話。
宗田が甘いものが苦手なことも、栗花落がそれを知った上で話していることも。
栗花落が照れ隠しでからかっていることも、宗田が甘えさせていることも。
互いに分かり合っているから。
「それじゃ、次はあの木の下! 行くよ紫崎君っ」
「へいへい」
戯れの一時を共に慈しみながら。
みかんの詰まった鞄と共に、2人は並んで歩いていく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
パーム・アンテルシオ
ふふ。待ってました、なんて言ったら、農民の皆に怒られちゃうかな。
売り物にならないみかんだから、っていうのはわかってるけど…
こういう、助けた人たちからの感謝の形が目に見えると、嬉しくなっちゃうよね。
●POW
こういう時、ミキサーなんかがあると、傷の有り無し関係なく、ジュースにしちゃったりできるんだけど…
そう都合よく用意してきてもなかったし。今日は、普通にそのままで頂こうかな。
ふふふ。こうやってみかんを食べてると、こたつに入りたくなってくるよね。
欲張ってるつもりじゃないんだけど…残すと、もったいないからね。
今日のご飯は、みかんかな。できるだけたくさん、落ちちゃってる分は残さずに、食べて帰りたいよね。
寧宮・澪
わーい……みかん、ですよー……。
美味しくて、栄養たっぷり、みかんー……。
(白い筋は程よく残して、薄皮ごとかぷり)
じゅわーって、水々しくてー……甘酸っぱくてー……至福、の、味ですねー……。
うまー、ですよー……。
(幸せいっぱい)
そーいえばー……みかん、の、皮ー……天日干し、して、お風呂にいれるとー……いい香り、ですよねー……。
からからに、してからー……布に、包んで、浮かべると、いい香りー……。
あとは、煮込んでお砂糖と合わせればー……ジャムにー……。
(そんなこと言いながらみかんの皮でこたつを作る)
うん、みかん万能ー……じゅわうまー……。
アドリブ、とか、ぜひご自由にー……。
神宮時・蒼
…こんなに、被害が…。…農家様には、大変、もうしわけ、なく…。
折角、ですし、いただき、ましょう。…おみかん、楽しみ、です。
【POW】
超絶不器用なので、おとなしくみかんを食べる事にします。
…甘い、…おみかん、おいしい、です…。
みかんは縦に二つに割ってから中身を出して食べる派。多分少数。
見た目に反して大雑把なので、白いのが付いてても気にしません。
普段、碌な物食べてないので、おみかんのおいしさが身に染みる様子
「待ってました、なんて言ったら、農民の皆に怒られちゃうかな」
ふふ、と笑いながら、パーム・アンテルシオ(f06758)は丁寧にみかんを剥いていく。
その傍らには、近くを軽く回って拾い集めたみかんが積み上げられていて。
神宮時・蒼(f03681)はその量から見える被害を思い、琥珀色の瞳を伏せた。
「……農家様には、大変、もうしわけ、なく……」
そのほとんどは、猟兵達が来る前にピヨすけ達が落としたものだろうけれども。
そっと手を伸ばした蒼は、大事そうにみかんを1つ、掌に包み込む。
「折角、ですし、いただき、ましょう」
みかんを少しでも無駄にしないように。
そして。
「売り物にならないみかんだから、っていうのはわかってるけど……
こういう、助けた人たちからの感謝の形が目に見えると、嬉しくなっちゃうよね」
パームがはにかみながら言うように、農民達の気持ちを大切に受け取ろうと。
「……おみかん、楽しみ、です」
蒼は、いただきます、と手の上のみかんを見つめ、微笑んだ。
「わーい……みかん、ですよー……
美味しくて、栄養たっぷり、みかんー……」
そんな2人の傍らで、寧宮・澪(f04690)はのんびりとみかんを剥いていく。
白い筋は全部は取らず、程よく残しておいて。
薄皮ごとがぶり。
「じゅわーって、水々しくてー……」
がぶり。
「甘酸っぱくてー……至福、の、味ですねー……」
もぐもぐ。
「うまー、ですよー……」
食べながら眠ってしまいそうに見える寧宮だけれども、みかんは次々と消えていって。
幸せそうなうっとりとした雰囲気がにじみ出ていた。
蒼も、手元のみかんにぐっと力を入れて。
まずは縦2つに割ってから、中身を取り出していく。
寧宮やパームのような、剥く、という動きとは違った食べ方だが。
超絶不器用な蒼にはこれが一番。
繊細な容姿に反して白い筋も気にせずに、半球の皮からぽこっと取った実を、皮さえついていなければいい、と言わんばかりにそのままぱくっと口にする。
「……甘い」
じんわりと口の中に広がる美味しさは、身や心にも染み入っていって。
無表情ながらも感激している様子がひしひしと周囲に伝わってくる。
「おみかん、おいしい、です……」
呟かれた感想にも、しみじみとした実感が込められていた。
ここまで感動されると、普段の蒼の食事が碌な物じゃなさそうな気さえします。
みかん1つで幸せいっぱいなのは、パームも同じ。
あっという間に食べ終えて、次の1つへと手を伸ばす。
「欲張ってるつもりじゃないんだけど……残すと、もったいないからね」
おかわりの理由を添えながら、照れ隠しのように笑いかけるけれども。
そんな必要がないくらい、みかんは充分に集められていて。
さらに、少し離れたところに、まだまだ点々と転がっているのが見えるから。
「……今日のご飯は、みかんかな」
改めて周囲を見渡したパームが思わず零すと、蒼の無表情が輝いた気がした。
「できるだけたくさん、落ちちゃってる分は残さずに食べたいものね。
こういう時、ミキサーなんかがあると、傷の有り無し関係なく、ジュースにしちゃったりできるんだけど……そう都合よく用意してきてもなかったし」
大量消費の手段は今はないから、パームはまたみかんを剥き剥きぱくり。
「そーいえばー……みかん、の、皮ー……
天日干し、して、お風呂にいれるとー……いい香り、ですよねー……」
そんなパームが避けた皮を摘まみ上げて、寧宮はひらひらと揺らし。
自分の皮と一緒に、纏めるように置き集める。
「そうなの?」
「からからに、してからー……布に、包んで、浮かべると、いい香りー……」
感心するパームへ実演するように、寧宮はみかんの皮をハンカチで包み、まるっとした巾着袋のようにして、また揺らして見せた。
なるほど、とパームは頷いて。
「お風呂もいいけど……
ふふ。こうやってみかんを食べてると、こたつにも入りたくなってくるよね」
「おこたで、みかん、です……」
蒼もこくりと頷いて、定番と聞く組み合わせを口にすれば。
寧宮の手がそっと、蒼のみかんの皮へと伸びた。
これも集めて乾燥させるのだろうかと思ってその動きを目で追うと。
寧宮は半球型のみかんの皮を、器用に形を整えて。
別の皮を四角く切り取ってその上に乗せる。
出来上がったその形は。
「こたつー……」
「わ、すごい」
あっという間のみかんの皮アートに、パームの表情が輝いた。
蒼も目を瞬かせて、小さなこたつへと姿を変えた皮を見つめる。
これが本当のおこたでみかん。いや、みかんでおこた、です。
「あとは、煮込んでお砂糖と合わせればー……ジャムにー……」
続いて寧宮が挙げたのは、皮の美味しい食べ方例。
香りを、形を、そして味を。
皮でさえもそれだけ多様に楽しめる、みかん。
「うん、みかん万能ー……じゅわうまー……」
寧宮はまたのんびりとみかんを剥いて。
至福の味を楽しんでいく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
霧城・ちさ
私は落ちたみかんも食べられそうですし食べたりジュースにしたいですわね
まだ木から落ちたばかりのものもありそうですしまだ新鮮かもしれませんわっ
ジュースやそのまま食べるだけで使うのももったいないですし和菓子とかお菓子作りに使ってみたいですわね。いろいろな食べ方があれば楽しそうですしみなさまのお料理も食べたり作ったりしてみたいですの
アイン・ローレンス
【SPD】
お言葉に甘えて木から落ちたみかんは頂いてしまいましょう。
まああまーい!オブリビオンまで虜にしてしまうみかん…恐るべしですね。
いくつかお友達の動物たちへお土産に持ち帰っても良いでしょうか?
こんなにあまいとお菓子にしても風味が消えなさそうですね。
皮までまるごと使ってパウンドケーキとか、
みかんゼリーとか作っちゃいましょう。
あとは紅茶に輪切りにしたみかんを浮かべて…完璧です。
みかんのお礼に農民の皆さんにもお裾分けします。
こんなに美味しいみかんを作れるなんて凄いです!
一先ずあまい物で元気を取り戻して、
また愛情たっぷり美味しいみかんを育てて下さいませ!
来年も頂きに来ますね。
暗峠・マナコ
せっかくの美味しいおミカンなので、美味しくいただきましょう。
そのまま食べてもいいのですが、少し変わり種も、ということで「焼きミカン」を作ってみます。
七輪の上に丸ごとミカンを乗せて…、なんか焦げて私みたく黒くなっていますが、大丈夫なはず。
中身はちゃんと甘くてホクホクの焼きミカンになるハズです。
ミカンを加工している人がいれば興味津々に眺めつつ、ちょっと教わったりもしたいです。
なるほど、そのまま食べるだけではないのですね。
加工してしまえば、見た目が多少悪くても問題ない、なんと素晴らしい発想です!
原型が無くなっても美味しいものに生まれ変わることができるとは、不思議です。もはや魔法ですね。
香神乃・饗
(SPD)
食べられないくらいに潰れたものやゴミを念入りに掃除するっす!
地形を利用して効率的にするっす!
潰れたみかんがそのままじゃ、これからの作業が大変っす。
残った蜜柑がしっかり育つように綺麗にしておくっす!
こんな良い蜜柑を作ってくれてる農家さんっす!儲けて貰わないと来年の楽しみがなくなるっす!
七つ道具でめっちゃんこ潰れてるやつを絞ってジュースにするっす
んん!スッキリして甘いっす!
ほんと良い蜜柑っす!
香りもとれたてならでは、匂いが甘いって言ってるっす!
持って帰ることはできるんっすかね?
もしできるなら潰れ具合のマシなものを旅団の皆にお土産にするっす!
こんなに良いものを頂いて、ありがとうっす!
「まあ、あまーい!」
みかんを1房口にするなり、アイン・ローレンス(f01107)は表情を綻ばせた。
口の中に瑞々しく広がる甘酸っぱさは、予想以上に甘さが強くて。
甘い物が好きだと聞くピヨすけが群がっていたのも、砂塵のあやかしがピヨすけを集めてもふもふみかんを楽しもうとしていたのも、納得するしかない美味しさ。
「オブリビオンまで虜にしてしまうみかん……恐るべしですね」
アインはまじまじとみかんを見つめて。
でもすぐに次の1房を口へと運んで微笑んだ。
「せっかくの美味しいおミカンです。美味しくいただきましょう」
暗峠・マナコ(f04241)もみかんを剥いて、まずはそのままの味を楽しむ。
「これ、木から落ちたばかりかもしれませんわっ。まだ新鮮かもっ」
無傷のみかんを拾い上げた霧城・ちさ(f05540)は、木に生っているものと寸分変わらぬ色形に、嬉しそうに笑顔を弾けさせた。
そんなちさが手にしたものとは逆に、潰れたり齧られたり、傷の大きなみかんも積極的に集めていくのは香神乃・饗(f00169)。
「潰れたみかんがそのままじゃ、これからの作業が大変っす。
残った蜜柑がしっかり育つように綺麗にしておくっす!」
美味しいみかんをもらってばかりではいられないと、少しでも役に立てるように、傷に由らず余すことなくみかんを拾い。
ついでに、みかん畑のゴミも掃除していく。
「こんな良い蜜柑を作ってくれてる農家さんっす!
儲けて貰わないと来年の楽しみがなくなるっす!」
作業の合間にしっかりとみかんを食べて、その味に感激しながら。
饗は怒涛の勢いでみかんを集めて回っていった。
なるほど、とちさも傷ついたみかんに手を伸ばし、今食べるのとは別に集めていく。
「こんなにあまいと、お菓子にしても風味が消えなさそうですね」
そこにアインも傷みかんを置いて、ちさにふわりと微笑んで見せた。
「加工してしまえば、見た目が多少悪くても問題ない。
なんと素晴らしい発想です!」
察したマナコがぽんっと手を打ち、なるほど、と何度も頷けば。
「折角新鮮ですから、ジュースにしたいですわね。
他にも、和菓子とか、いろいろな食べ方が楽しめそうですの」
「皮までまるごと使ってパウンドケーキとか、みかんゼリーとか作っちゃいましょう。
あとは紅茶に輪切りにしたみかんを浮かべれば……完璧です」
ちさとアインからは具体的な変身案が飛び出してくる。
畑ゆえに本格的な調理器具はなく、今すぐ作ることは難しいけれども。
農家の台所をお借りできないでしょうか? とアインは思いを巡らせる。
「では、少し変わり種から」
そこにマナコが声をかけ、指し示したのは七輪。
赤い炭を入れたその上には焼き網と、真っ黒焦げな球体が幾つか転がっていて。
その真っ黒をよく見ると、みかんと同じ大きさで、みかんのような形をしていた。
「焼きみかん……?」
「なんか焦げて私みたく黒くなっていますが、大丈夫なハズです」
まあ、と驚くアインに黒いマナコがにっこりと笑う。
傷がないものを使ったが、これもみかんの加工品かとアインとちさは顔を見合わせ。
恐る恐る受け取った焼きみかんから、黒い皮を剥がして食べてみる。
途端に、先ほど以上の甘さが口の中に広がっていった。
「見た目はびっくりですのに……すごく美味しいですの」
信じられないものを見るかのように七輪の上に残る真っ黒を眺めながら、ちさも程よく加熱されたことにより引き出された甘みに舌鼓を打つ。
「あーっ。焼き蜜柑! 俺も食べてみたいっす!」
そこに、みかんの山を抱えて戻ってきた饗も、マナコから分けてもらい。
ほくほくした甘さを堪能していった。
「代わりに、ジュース作るっすよ!」
そして、取り出したのは七つ道具。
ミキサーほど効率は良くないけれども、手慣れた様子で道具を操り、饗は次々と傷の大きなみかんを絞っていく。
「ほんと良い蜜柑っす!
香りもとれたてならでは。匂いが甘いって言ってるっす!」
作っている段階からもう美味しさが漂ってくるようで。
マナコも興味津々、饗の手元をじっと覗き込む。
4つのコップに半分を超えるぐらいずつ、ジュースが溜まったところで。
饗のすすめでそれぞれコップを手にすると、口元へと傾けた。
「んん! スッキリして甘いっす!」
「原型が無くなっても美味しいものに生まれ変わることができるとは、不思議です。
もはや魔法ですね」
一気飲みする饗に、ゆっくり味わい顔を綻ばせるマナコ。
アインとちさもその美味しさに、顔を見合わせ笑い合って。
「そのまま食べるだけではもったいないですわね」
ちさは、みかんの広い可能性の一端を感じて頷いた。
「持って帰ることもできるんっすよね?
旅団の皆にお土産にするっす!」
「私も、お友達の動物たちへ持ち帰ります」
もっといろいろな形で、もっと広く皆で、この美味しいみかんを楽しみたいと。
饗とアインはこの後へと思いを馳せて。
ふと、饗はそれに気づいた。
みかん畑の向こうから、恐る恐るこちらを伺っている農民達の姿に。
「こんなに良いものを頂いて、ありがとうっす!」
大きく腕ごと手を振り、お礼の声を張り上げる饗。
顔を見合わせた農民達は、余所者への警戒心なのか、気付かれていたことに驚いただけなのか、慌てたようにさっと姿を隠してしまったけれども。
きっと気持ちは伝えられていると饗は尚も腕を振り続けた。
ちさが清楚に、マナコがゆるりと、農民達がいた方へと手を振って。
アインも胸元で手を揺らしながら、思う。
みかんでお菓子を作ったら、農民の皆さんにもお裾分けしよう。
この美味しいみかんのお礼に。
幾つものみかんを失って気落ちしているであろう心を甘く癒せるように。
そしてまた、愛情たっぷり美味しいみかんを育てて下さるように。
「来年も頂きに来たいですね」
未来を願うようなアインの呟きに、皆の頷きが重なった。
大成功
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