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飛行船を護衛せよ

#クロムキャバリア

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#クロムキャバリア


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「新しい世界が発見されたと言うお話はもう耳にしました?」
 そのクロムキャバリアの世界で事件が起きようとしているようなんですとフェリクス・フォルクエイン(人間の天馬聖騎士・f00171)は君達に明かした。
「事件の内容なんですが、とある国でプラントからの荷物を満載した飛行船が、オブリビオンによって撃墜されそうなんです」
 この世界では、殲禍炎剣によって高速飛翔体が破壊されるため、輸送に飛行船を用いることもあるのだが、襲われるのもそんな一つであり、故に君達に声をかけたという訳だ。
「現状では僕の予知ですから、皆さんが飛行船を護衛していただければ悲劇は防げるはずです」
 最初に飛行船を襲うのは、長距離支援機のオブリビオンマシンの大群。
「まずは待ち伏せの形で飛行船の進行ルートに待機しているこの敵部隊を先行して撃破してください」
 護衛と移動の為にキャバリアが必要な場合、フェリクスが手配して借りてくれるようなので移動手段を気にする必要はないが、不要ならばキャバリアを駆る必要はない。
「最初の敵部隊を撃破すると上半身に備えつけられた大型バーニアユニットがもたらす高速による、三次元機動を得意とするオブリビオンマシンが襲撃をかけてきます」
 このオブリビオンマシンを撃破してしまえば、飛行船を狙ってくる敵はもういない。
「ただ、飛行船の目的地である市街地は平和ではあるものの、物資の到着で沸き立っていると思うので」
 到着後は、現地の兵士と協力して市街地を見回ってほしいともフェリクスは言う。
「せっかく飛行船を守ったのに最後にアクシデントでケチがついても何ですし、僕も及ばずながらサポートさせていただきますから」
 どうかよろしくお願いしますねとフェリクスは君達に頭を下げるのだった。


聖山 葵
 きましたね、クロムキャバリア。

 と言う訳で、今回は新しい世界で飛行船を護衛していただくお話です。

 では、ご参加お待ちしておりますね。
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第1章 集団戦 『ギムレウス』

POW   :    砲撃モード
自身の【背部大型キャノン砲】を【砲撃モード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    メタルファング
自身の身体部位ひとつを【機械で出来たワニ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    接近阻害地雷敷設
自身からレベルm半径内の無機物を【対キャバリア地雷】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ユーリー・ザルティア
いよっしー。
ボクの猟兵デビュー戦だよ。
張り切って逝こう。

キャバリアは愛機があるからボクはそれを使うよ。
さあ行こう。(クロムキャバリアに乗り込み、量産型キャバリアには自動操縦で僚機設定をおこなう)
しかし、予知か…。便利だね。ただのキャバリア乗りだったころから護衛依頼はやっているけど、予知のおかげで楽させてもらったよ。

さぁ~って、戦闘開始。
オーバーブースト・マキシマイザー発動。
『肉体改造』された、この肉体を『限界突破』するぐらいの超速機動でオブビリオンを翻弄しながら攻撃。ボクに注意を引かれている隙に、僚機のキャバリアの砲撃が本命さ。さて、体が痛い。

アドリブと他猟兵の共闘はご自由にってね。よろしく♪


火土金水・明
移動は魔法の箒に跨って、殲禍炎剣に攻撃されない高度を飛行します。「この世界での最初の戦闘です。気を引き締めていきましょうか。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【先制攻撃】の【高速詠唱】で【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【新・ウィザード・ミサイル】を【範囲攻撃】にして、『ギムレウス』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。



「いよっしー」
 愛機のコクピットに乗り込んで、さあ行こうとユーリー・ザルティア(レプリカントのクロムキャバリア・f29915)が量産型キャバリアを自動操縦で僚機設定したのは、少し前のこと。
「ボクの猟兵デビュー戦だよ。張り切って逝こう」
 漏れ出た声はただの独言か、それとも誰かに聞かせるものか。クロムキャバリアの空を飛行船が行く、そんな光景はいつしか後方になり。
「しかし、予知か……。便利だね」
 砂塵を巻き起こしつつ僚機を引き連れ進む先、スクリーンに映し出される敵機を見て、ユーリーはつくづく思う。襲撃があることもその編成も本来なら知りえない情報であり、敵としては知られたくないモノだというのに、ユーリーはそれを知っていて。
「ただのキャバリア乗りだったころから護衛依頼はやっているけど――」
 難易度が段違い、至れり尽くせりである。現在進行形で楽をさせてもらっている中。
「この世界での最初の戦闘です。気を引き締めていきましょうか」
 ユーリー・ザルティアの機体と並走するように飛ぶのは、箒に跨る火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)。クロムキャバリアの巻き起こす砂塵を眼下に片手で帽子を押さえつつ秘かに詠唱を開始する。一言で言うなら、敵は浮足立っていた。待ち伏せを看破された上に想定していなかった先行した飛行船の護衛の襲来。
「全ての属性を収束して、今、放つ!」
 長距離支援機のオブリビオンマシン達めがけて、色とりどりの魔法の矢が降り注ぐが、放つタイミングをフェイントでずらしていなかったとしても反応出来ていたかは怪しい。敵機ことギムレウス達とてただ護衛のキャバリアが出てきて戦闘になるならまだ、想定はしていたであろう。
「残念、それは残像です」
 だが、相手の内一人は箒に乗っただけの生身の人間。この時点でキャバリアよりはるかに小さな相手に射撃を当てる必要があり、先制攻撃の魔法の矢で我に返って何とか向けたキャノン砲の砲撃は残像を貫いて空しくはるか向こうの地面で爆発する。混乱のあまり周辺の無機物を空を飛ぶ明には無意味な対キャバリア地雷へ変える機体まで出る始末。
「さぁ~って、戦闘開始」
 想定外の襲撃をされた上、相手の攻撃は喰らうのに、こちらの攻撃は当たらない、そこへあいさつ代わりの気軽さで全搭載武装を一斉発射したユーリーの機体が、超速機動で突っ込んで来たのだ。不幸なギムレウスが直撃を受けて撃破され。
「おっと」
 とっさに膝の装甲を機械で出来たワニに変えて応戦するギムレウスも何機か見受けられたが、限界突破するほどの超速機動で駆け抜けるクロムキャバリアは捉えきれず、逆にユーリーの僚機である量産型キャバリアへ無防備なところを砲撃され、大破して沈黙する。
「少しでもダメージを与えて次の方に」
「そうだね、っ」
 混乱と被害を拡大させるように二度目となる魔法の矢の雨を降らせた明に同意しつつ顔を歪めたユーリーは僚機の為に再び敵機の注意を引き付け。
「こんなとこかな……さて、体が痛い」
 新たに何機かのギムレウスを打ち減らすと、これだけやればいいよねと僚機を引き連れて離脱してゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
あれがこの世界のオブリビオン、オブリビオンマシン……ですか
搭乗者がいるのでしたね。彼らはオブリビオンではないから、殺さないように……マシンだけを破壊して、正気に戻す
……やってみましょう

『イグニッション』

【覚悟】を決め『勇気』を出して
『ダッシュ』宇宙服から光と【念動力】を放出して飛翔『空中戦』
『野生の勘で見切り』高速機動で回避しながら接近して
噛みつかれても『オーラ防御』で防ぎ
負荷も【激痛耐性】慣れてる。怯まず
腕鎧から刃をだして【鎧無視攻撃】
『怪力』で【切断】しながら【生命力吸収】マシンの生命力……燃料を奪い、無力化
【継戦能力】そうして疲労を補い次の敵へと止まらない

機械相手も、慣れたものです


リリウス・テイケー
新しい世界の様子見も兼ねて出撃
いきなり使うのは汎用性が大事、キャバリアは量産型をお借りしたい
武装は大型の盾と短剣とサブマシンガン的な物がいいかな

ふぅむ、これがキャバリアか……
当然だが、普段操作するからくり人形とは訳が違う
コクピットにからくり人形を座らせ、自身はスライム状態で膝の上に

いざとなったら【バウンドボディ】の触手で複数の操作をこなそう

相手の攻撃を盾で捌きながら射撃で多少の牽制をしつつ接近、短剣で関節部分等のもろい箇所を狙っていくスタイル
そういえばパイロットは助け出せるほうがよいのだったね
臨時で他の猟兵と組むようなら盾を活かして『かばう』、味方の攻撃に隠れて近づくような動きで連携できれば


天星・雲雀
遠距離からの待ち伏せとは、オブリビオンマシンというのは、随分と戦術的な動きをするんですね?取り込んた操縦者の適正ですか?

そちらが信じる強ポジから動かないなら、逆に攻めやすいです。

【行動】絶無に乗って出撃!発生した嵐の中心(無風地帯)を飛行船の現在位置にセットして、万が一の砲弾の雨から守ります。【WIZ】接近阻害地雷が在る事は予知でわかっているので、空中から接近します。
殲禍炎剣を警戒して、最高速は出せませんが。

戦闘時、仮に撃って来ても第六感と絶無の機動力で、かわします。
UC千切り糸の結界で、攻撃。
ついでに、地雷を爆破させて敵機を巻き込ませます。
(視覚妨害、足場を崩す)

(アドリブ、共闘、OK!)



「ふぅむ、これがキャバリアか……」
 コクピットに座らせたからくり人形の膝の上でリリウス・テイケー(自称悪くないスライム・f03261)は身じろぎした。当然ではあるが普段操るからくり人形とは何もかもが違う。いきなり使うのは汎用性が大事と借りた量産型キャバリアとの共通点があるとすれば、両者とも人型であるところぐらいだろうか。
「あれがこの世界のオブリビオン、オブリビオンマシン……ですか」
 一方で、ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)はまだ混乱冷めやらず陣形が乱れ穴の開いたギムレウスの集団を見据えていた。
「遠距離からの待ち伏せとは、オブリビオンマシンというのは、随分と戦術的な動きをするんですね? 取り込んた操縦者の適正ですか?」
 サイキックキャバリアのコクピットから敵陣を観察して天星・雲雀(妖狐のシャーマン・f27361)は呟く。長距離支援機であるからとかこの後襲撃してくると予知されたオブリビオンマシンの指示であるという可能性もあるが、理由はどうあれやることは変わらない。
「搭乗者がいるのでしたね。彼らはオブリビオンではないから、殺さないように……マシンだけを破壊して、正気に戻す」
 ただ、雲雀の呟きを拾って思い出したのか、ナイが思考を口に出し、短い沈黙を挟んでからやってみましょうと口にし。
「イグニッション」
 0.05秒で宇宙服に身を包むと全速力で走り出す。
「敵襲」
 に気づくギムレウスのパイロットとて皆無という訳ではない、だが先の襲撃で被害を受け混乱した状況から立ち直り、即座に統制された反撃を行うというのもまた無理な話であった。
「狙いが甘いな」
 反射的に狙いも定まらぬまま撃ったのか、ハズレてただ地を穿っただけの砲撃の余波を量産型キャバリアの持つ大型の盾で防ぎながらリリウスは距離を詰め。
「そちらが信じる強ポジだからにしても、混乱した仲間で身動きが取れないにしても――動かないなら、逆に攻めやすいです」
 サイキックキャバリアである絶無で空を行きながら雲雀は敵陣までの距離を詰めてゆく。殲禍炎剣を警戒し最高速度は出せずとも、態勢を立て直せていないところに複数の猟兵から攻められているのだ。
「遅い、です」
 射程を考えれば近すぎる上、生身の相手という小さい的を無理に狙った砲撃をナイは野生の勘で見切り、念動力を使って浮き上がって躱し。
「っ」
 肉薄したところで腹部装甲の一部を機械で出来たワニの頭部に変えたギムレウスがワニの口を開かせ、喰らいつこうとする牙がナイを護るように展開するオーラと接触する。
「ここ、なら」
 オーラによる噛みつきの阻害、それで充分だった。ナイの腕鎧から出現した刃がギムレウスがアギトを開いた事を逆用して口を裂くように機体を切断、燃料タンクか動力炉に損傷を受けたらしいギムレウスは突然脱力し、そのまま緩慢な動きで崩れ落ちる。だが、ナイ自身は止まらない。次々にギムレウス達へと襲い掛かってゆき。
「機械相手も、慣れたものです」
「あちらは派手にやっているようだな」
 スクリーンの端に敵機をどんどん沈黙させるナイをリリウスは認め、ワニの頭部へと変わったギムレウスの腕を盾ではね上げたリリウスの機体が腕の伸び切ったギムレウスの肘関節を短剣で切り裂き。
「そういえばパイロットは助け出せるほうがよいのだったね」
 バランスを崩した機体を蹴り倒すとサブマシンガンと短剣を用いて武装と四肢を破壊し行動不能に至らせる。
「さてと、次は」
 どの敵を狙うかと首を巡らせた量産型キャバリアは急発進すると盾を構えたままナイの前へと躍り出て、直後に光と炎が弾けた。
「間に合ったか」
 大型の盾でナイを庇ったリリウスは掲げたままの盾を下ろさせ、その上空を横回転しながら砲撃を躱す雲雀の機体が飛んでゆく。
「飛行船を万が一に備え嵐で守る必要もなかったかもしれませんね」
 雲雀へ向かって飛んでくる砲撃も第六感と絶無の機動力余裕をもって回避できるほどにまばらなのだ。長距離支援機が最も得意とする間合いを既に向けられていることもあって、ギムレウス達は面白いように猟兵達に翻弄されており。
「せっかくだ、便乗させてもらうか」
 雲雀の機体に敵機が気を取られているのをいいことにリリウスは砲身を上に向け、空を仰ぐ形で棒立ちするギムレウスへ肉薄すると仕留めてゆく。
「無理に、動けば細切れにします」
 一方、上空では雲雀が不可視の光粒子の操り糸を放ち、警告に従わなかったギムレウスの砲身や腕がを斬り落とし、戦闘力を奪う。これに伴って、ギムレウスの一機が地雷に変えた無機物へ切断された僚機のパーツが落ちたことで爆発し、連鎖的に起きる爆発が自爆の形でギムレウス達へ損害を与え。
「どうやらここの敵は無力化できましたね」
 爆発が晴れた後には戦闘どころか砲撃も出来ない残骸とそこから這い出してきたと思われるパイロットが残るだけであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ブレイジング・バジリスク』

POW   :    ブレイジング・シュート
【ライフルの集中射撃】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    バジリスク・ランページ
【右腕のライフル】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    エンジンキラー
自身の【オブリビオンマシン】から【漆黒のオーラ】を放出し、戦場内全ての【エンジン】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「あれだけの数が居ながら何の損害も与えられずに全滅とはな、無能どもが」
 ギムレウス隊の全滅を察したのであろう、大型バーニアユニットから火を噴かせ赤い機体が飛行船めがけ飛翔してきたのは、先の戦いから数分後のことだった。
「俺は違う、悪いがその飛行船――落とさせてもらうぞ!」
 右腕のライフルを向けたまま直進していた赤の機体は、突如ブレるように震えると軌道を変えつつ更に加速したのだった。
ユーリー・ザルティア
ふう、まずは第一波クリアって感じだね。
しかし、ちょっと酷使しすぎたかね。
次は三号機で出撃しようか。おつかれさん相棒(バディ)

―ユーリー・ザルティア。シビリアンジョー出るッ

目標確認...射撃戦型の機体かー。
砲撃戦か。燃えるね。
オーバーフレーム換装。シビリアンジョー・イェーガーカスタムタンクモードへ移行っと(攻撃力UP。移動力Down)

「ボクの『操縦』テク魅せてあげるよ。」
僚機の量産型と『集団戦術』囮よろしく♪
僚機は回避に専念しながら飛んでもらって、気を取られてる隙に『エネルギー充填』キタキタ―ッエネルギー100%うんうん。『限界突破』120%…
発射―ッ

アドリブと他猟兵の共闘はご自由にってね。


双海・忍
銀色のキャバリアで飛行船と敵の間に割り込みます。「初の実戦ですが勇気を出して頑張ります。」「いざとなったら、この機体で飛行船をかばいます。」
【POW】で攻撃です。
攻撃方法は、無敵斬艦刀を構え【先制攻撃】の【空中戦】で【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡め【限界突破】した【一撃必中】で、『ブレイジング・バジリスク』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】【盾受け】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでも、ダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



「ふう、まずは第一波クリアって感じだね」
 先の長距離支援機との戦いから離脱し、そう一息ついたのは、ユーリー・ザルティア(レプリカントのクロムキャバリア・f29915)の記憶に新しく。
「しかし、ちょっと酷使しすぎたかね」
 と、機体を降りるなりその姿を見上げて呟いたのも覚えている。
「次は三号機で出撃しようか。おつかれさん相棒」
 最後に判断を下し、機体に声をかけたから今があり。
「――ユーリー・ザルティア。シビリアンジョー出るッ」
 敵機の出現と接近を知れば、ユーリーは再び出撃していた。
「初の実戦ですが勇気を出して頑張ります」
 これに続くのは、銀色のキャバリアへ搭乗した双海・忍(人間のクロムキャバリア・f04566)だ。
「目標確認……射撃戦型の機体かー。ってことは、砲撃戦?」
 スクリーンに映る敵機を視認してユーリーは、燃えるねと口の端を吊り上げる。
「いざとなったら、この機体で――」
 一方で忍は徐々に近づいてくる敵機から目は逸らさず、飛行船と敵機とを結ぶ直線上へと無敵斬艦刀を構えたキャバリアを進めていた。
「行く手を遮るか、命が要らぬと見える」
 ならばまずはお前からだとばかりに赤い機体は右腕のライフルを忍の機体へ向けて引き金を引こうとし。
「な」
 銀の機体が構えを解いて急加速したことで一瞬ではあるが動きが止まる。
「ちぃっ、フェイントか」
 構えた無敵斬艦刀を立てに使うモノと構わず射撃しようとした赤の機体のパイロットは舌打ちして距離を開けようと急減速から後退を試み。
「逃がしません、確実に当てます」
 追いすがる忍の斬撃が赤の装甲に十文字の斬痕をつける。
「ぐうっ、装甲が意味をなさぬとは」
 ただの一撃ではあったが、忍の先制攻撃は赤の機体の胴に装甲を破壊して深い傷を刻み。
「だがっ」
「残念、それは残像です」
 反撃と牽制で立て続けに放たれたライフルの射撃が銀の機体の残す影を撃ち抜いて。
「百も承知だ」
「ぐっ」
 終わらぬ集中射撃は銀の機体に追いすがると機体を護るオーラを削り、破壊された盾の破片が落下して地面をたたく。

「オーバーフレーム換装。シビリアンジョー・イェーガーカスタムタンクモードへ移行っと」
 そんな味方と敵の攻防のさなか、換装を終了したユーリーは機体を操作しつつスクリーンの中の敵機に言う。
「ボクの『操縦』テク魅せてあげるよ」
 続けて量産型のキャバリア達へ囮よろしくと声をかけ。
「盾は頂いた、次、っ」
 尚も忍を撃とうとする赤い機体、ブレイジング・バジリスクは新たな敵の接近を知覚して即座に距離をとる。
「新手っ、いいところで邪魔をする」
 ならばと的を赤い機体が量産機の編隊に移すもユーリーが僚機に指示したのは、回避専念。
「ええい、ちょこまかと!」
 逃げに徹する機体をライフルが捉える機会はなかなか訪れず。
「少しでも、ダメージを与えて次の方に」
「があっ」
 量産機に気を取られすぎたせいで出来た隙を銀の機体に突かれたブレイジング・バジリスクは更に傷を増やしてゆく。
「貴様ぁっ」
 最初に機体を傷つけた相手だ、加えて機体を損傷させられれば、赤い機体のパイロットの敵意も注意もどうしても忍の方へ向く。
「『エネルギー充填』キタキタ―ッエネルギー100%うんうん」
 助かったよとひたすら射撃の為に機体のチャージを続けていたユーリーは追い回される銀の機体に礼を言い。
「『限界突破』120%……発射―ッ」
「な、しま」
 スクリーンの中でなおも忍を追い回していたブレイジング・バジリスクは、ユーリーの機体の超巨大荷電粒子ビーム砲から伸びた光に呑まれたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

備・香
突如として、天から響く声。

「本気で悪いと思ってるなら、回れ右して、お帰りください!」

殲禍炎剣の反応しないギリギリの高速を保ち、バジリスク目掛けて垂直降下の直撃コースで、大気層から急襲を掛けます。(此の身には幾重にも衣のようなオーラ防御を纏う)

敵機が射程内に入ったら即座にUC鋼の檻をフルスロットルで【制圧射撃】します。

「機体に痛覚が有るかは存じ上げませんが、キャバリア用トラバサミの重さで落ちてください!」

「備家の誇るドッグファイト(空中戦闘)、食らいついたが最後、離れはしません!」

「物資は、未来を繋ぐために、待ち人の元へ運ばねばなりません!」

「顔も知らない誰かの願いのために、貴方を落とします!」



「ぐ、お」
 辛うじて脱出がかなったのだろう赤の機体だが、左半身の装甲はあちこちが熔け、左肩の大型バーニアユニットも一部が消失。パイロットがうめき声を漏らした時であった。
「本気で悪いと思ってるなら、回れ右して、お帰りください!」
「何? っ、上か」
 空から降ってきた備・香(歴史の管理者・f28612)の声にブレイジング・バジリスクが頭上を仰げば、殲禍炎剣の反応しないギリギリの速度と高さをもって垂直降下に急襲する香の姿。
「一つでも当たれば、ただの的に成ります。機体に痛覚が有るかは存じ上げませんが、キャバリア用トラバサミの重さで落ちてください!」
 衣のように幾重もオーラを纏い地と赤い機体に向かって直進しながら香の放ったトラバサミが幾何学模様を描き。
「っ、こんなものッ!」
 無事な右腕のライフルを連射して空へ向けて放たれた光がいくつかのトラバサミを撃ち落とすも、すべてを撃墜することは能わず。
「ぐっ、ぐぅっ」
「備家の誇るドッグファイト、食らいついたが最後、離れはしません!」
 腕に脚に、機体へ次々に食らいつくトラバサミを視界に入れ、香は進行方向を地面へ平行に曲げる激突せず。
「おのれ、生身で飛翔ぶとは――」
 何とかトラバサミを振りほどこうとしつつブレイジング・バジリスクから苦々し気な声が漏れる。オブリビオンマシンとしての力を用い、いかに周辺のエンジンを停止させようが、オラトリオとして自前の翼で飛ぶ香にとっては何の意味もない。所持したガジェットには影響を与えるかもしれないがそれだけであり。
「物資は、未来を繋ぐために、待ち人の元へ運ばねばなりません!」
 Uターンして戻ってきた香のソーシャル・レーザーの砲口が向けられているとあれば、赤い機体が為すべきことは別のことだった。ライフルを香へ向け。
「舐めるなァっ!」
「顔も知らない誰かの願いのために、貴方を落とします!」
 トリガーを引くと同時にソーシャル・レーザーからも光が迸る。
「きゃあっ」
 すれ違う光条の片割れが衣の様なオーラを削り。
「ぐおおおおおっ」
 咆哮するブレイジング・バジリスクの片足がレーザーの直撃を受けて吹き飛ぶ。
「まだだッ! まだ墜ちんッ!」
 それでも赤の機体は片足で地を蹴ると、片方が壊れかけの大型バーニアユニットから火を噴いて飛んだ。残された力を振り絞るように。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御狐・稲見之守(サポート)
 100歳超(実年齢秘密) 妖狐の悪霊✕陰陽師 
 口調「ワシ、~殿、ゾ、~んじゃ、じゃ、じゃナ、かナ?」

 荒ぶる力を揮うカミにして、魂を啜る獣、そして幻を繰る妖狐、御狐稲見之守じゃ。
 カミを求め助けを願う声を聞き届けるが我が務め。ヒトの道理で叶わぬならばカミの道理を通してみせよう…なんてナ。

 天変地異を起こす[荒魂顕現]に、[眩惑の術]で幻覚を見せて動きを封じたり、[山彦符][万象変幻]で敵のUCに対抗したりするんじゃ。無論、[狐火]は妖狐の嗜みじゃナ。
 他にも[式神符]で対象を追跡したり〈催眠術〉で情報収集したりと色々出来るゆえ何卒よしなに。


霧崎・蛇駆(サポート)
『あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ』
『やるからにはやるさ、給料分はな』
『いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた』
口では面倒くさいと言いつつも仕事はこなす猟兵で、戦闘だとやる気を最初から見せる戦闘バカです。
捜索系ではハッキングを駆使して情報を集めたり、演技で騙したり脅したりします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使います。正面きって無数のテンタクルによる物量戦も好きですが、触手による立体的な移動からの相手の死角から攻撃も別格です。弱い相手だといたぶる傾向があります。
メインの武器は『テンタクル』です。
基本的な口調は『オレ』です。
あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。


比良坂・逢瀬(サポート)
新陰流を修めた剣豪であり戦巫女です。
誰に対しても礼節を重んじた接遇を心掛けています。
二尺三寸の名刀『三池典太』を振るう、巫女装束を纏う少女です。

敵の攻撃を冷静に<見切り>、その上で<ダッシュ>と<ジャンプ>による機動力を活かして翻弄する戦法を好みます。
どのような戦場でも最大の武器である機動力を活かせるように<地形耐性><環境耐性><水上歩行>等の各種技能を駆使します。

空中戦にはレベル回のジャンプが出来る《空ヲ走ル》を、
強敵には奇襲性能の高い《影ヲ斬ル》を使用します。
状態異常系の攻撃は《穢レヲ禊グ》で対処します。
その他のユーベルコードは状況に応じて使い分けます。

アドリブ、連携など歓迎します。



「おー、いいじゃんいいじゃん。あっさり終わって雑用つーか、後始末だと思ってたら――」
 諦めず戦いを続行しようという赤い機体の様子に、フードの内から垣間見える霧崎・蛇駆(ヴィリジアンモンスター・f20261)の赤い瞳が笑みの形に緩んだ。
「命を賭してことを成し遂げんとする気迫は見事ですが……」
 護衛対象の撃墜が目的となれば、如何に礼節を重んじた接遇を心掛ける比良坂・逢瀬(影斬の剣豪・f18129)とて、黙って見過ごすことは出来ず。
「荒ぶる力を揮うカミにして、魂を啜る獣、そして幻を繰る妖狐、御狐稲見之守じゃ。カミを求め助けを願う声を聞き届けるが我が務め」
 故に阻ませて貰うゾと御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)は片足を失ったブレイジング・バジリスクを瞳に映し。
「なっ」
 突如行く手を阻むように出現した浮遊する球体状の触手の集合体の群れに赤い機体のパイロットが驚きの声を漏らすも。
「コイツらっ」
 触手の集合体が自身を追尾し近寄ってくることに気付くなり、すぐさまライフルを連射し。
「おっと、ソイツで終いって訳じゃねーんだ」
 自信が召喚したモノに敵が気をとられている間に蛇駆は触手を用いた立体軌道で赤の機体の死角へと回り込んでいた。
「さてと」
「こん、ぶっ?!」
 慌てて蛇駆へ向き直ろうとしたところで、機体に直撃してはじけたのは無数の狐火。
「狐火は妖狐の嗜みじゃからナ」
「っ、おのれぇっ」
 ブレイジング・バジリスクの頭部を一部煤まみれにして、術者である稲見之守の姿を探そうとするも。
「影を斬る業を御覧にいれましょう」
「な」
 その片腕が逢瀬の斬った影の部分を再現するようにずり落ち。
「あー、片脚吹っ飛ばされても戦う意地ってやつが見たかったんだが、こりゃ、もう弱い者いじめだな」
 四肢を二つ失ったブレイジング・バジリスクを見て、蛇駆は頭を振り触手の形をとらせた液体金属を嗾けた。
「ぐっ、が」
「ほらほら、どうしたどうした?」
 容赦は一切なく、むしろ甚振るように機体を触手は打ち据えてあちこちをへこませ。
「おのれぇ」
「いや、フォックスファイアだとプレで字数使うんでな……?」
「ぶっ?!」
 いきり立って再びライフルを向けようとしたところで、再び稲見之守の放った狐火がブレイジング・バジリスクの顔面に炸裂する。
「ぐ、うぐぐ……ならば、いったん離脱し」
「申し訳ありませんが、それはご遠慮願いましょう」
「は?」
 流石に拙いと思ったのか、呻きつつ大型バーニアユニットから火を噴かせ、離脱しようとした赤の機体のパイロットは想定外の場所から聞こえた逢瀬の声に思わず振り返り。
「では、これで失礼いたします」
 二尺三寸の名刀『三池典太』を手に赤い機体の肩に立っていた逢瀬は刀をバーニアユニットに突き立てるとそれを蹴って飛び。
「ぐわぁっ?!」
 身に纏う巫女服を風になびかせ離脱した逢瀬の後方で、損壊したブレイジング・バジリスクの大型バーニアユニットは爆炎と共に消し飛んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ナイ・デス
マシンの狂気にのまれているから、狙うのですよね
正気であれば、どんな人なのでしょう……
悪い人ではないと、思いたいですね

『リベレイション』

全身が真の姿である「光」となって、巨大化。鎧が覆い、まるでジャイアントキャバリアのようになって

お喋りは、正気に戻ってからしましょうか

【念動力】の光を放って自身【吹き飛ばし】加速
腕部から伸ばした刃で【鎧無視攻撃】コックピットを残して【早業】素早く【切断】
マシンを、破壊。正気に戻ってもらいます

【覚悟、激痛耐性、継戦能力】
ライフル射撃に真っ直ぐ突撃
自ら全身を破壊、光となって、その一部から再生、瞬間移動のように現れ
虚をついて確実に破壊を



「ぬぅぅ、まだっ」
 片方の大型バーニアユニットも失い、姿勢制御すらままならぬ赤の機体が残った腕を上げてライフルを構える。
「マシンの狂気にのまれているから、狙うのですよね」
 執念を感じさせる動きにナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)の興味は機体のパイロットへと向いた。
「正気であれば、どんな人なのでしょう……」
 機体の内で姿すら見えない相手の、ましてマシンの影響を受ける前のことなど現時点のナイには知る術もなく。
「俺のッ」
「悪い人ではないと、思いたいですね」
「行く手を遮るなぁぁぁッ!」
 敵意も露わに向かってくるブレイジング・バジリスクを視界に入れたまま、ナイは地を蹴った。
「リベレイション」
 宙に浮いた身体が黒剣及びダイウルゴスの彫像と融合。更に光へと変わりつつ巨大化するその身を鎧に覆われながら、ナイは低空をまるでジャイアントキャバリアのようになって飛ぶ。
「なっ」
「お喋りは、正気に戻ってからしましょうか」
 突然の変身に虚を突かれたこともあるが、四肢も半分がなく大型バーニアユニットも損傷した片方しかないブレイジング・バジリスクへ加速し突撃してくるナイをどうにかしろと言うのは酷な話だった。
「くそっ、くそおおおッ!」
 残された右腕でライフルを連射するも、射撃の当たった場所はすぐさま再生しナイの勢いは止まらない。
「なん、ぐ、あッ」
 牽制にすらならなかった集中射撃に驚きの声を上げかけた赤い機体のパイロットが直後に感じたのは連続する衝撃。
「こん、な」
 ナイの腕部から伸ばした刃が付け根に突き刺さったブレイジング・バジリスクの右腕が肩から斬りおとされ、ライフルごと落ちた右腕に続く形で様々なパーツが切断され、ずり落ちて積み重なってゆく。
「馬鹿……な」
 最後にコクピットを含むブロックが落下した時、赤の機体はただのスクラップと化していたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『市街地警備』

POW   :    軽犯罪者を現行犯で取り押さえる

SPD   :    人目に付かなさそうな場所を重点的にチェックする

WIZ   :    市民と会話し、情報を集める

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「飛行船だ、物資が届いたぞ!」
 よほど困窮していたのか、荷が待ち望んだ品であったのか。飛行船がたどり着くと市街地はもうお祭り騒ぎだった。これも猟兵達が飛行船を守り切ったからこその光景であり。
「やれやれ、浮かれるのもいいけど」
「俺達まで混ざって騒ぐわけにもいかねぇからな」
「そうそう、っと……この度はありがとうございました」
 顔を見合わせ肩をすくめた現地の兵士と思わしき二人は猟兵の姿を認めると飛行船を守ってくれた礼を言いつつ敬礼をする。
「お手を煩わせて恐縮ですが――」
 かくして飛行船の護衛は終了し、市街地の見回りが始まる。
ユーリー・ザルティア
ヤレヤレだね。
それじゃあ、ボクの代わりに三機のキャバリアの簡易メンテよろしくね。

リモート・レプリカント
コックピットから降りてるけど、機体のコンピューターにこの都市の『情報収集』してもらってるよ。
う~ん。送られてきた情報を『瞬間思考力』で考えてみたけど、ちょっとARICA。こことここの監視カメラ『ハッキング』してもらえない?
って、ビンゴ。兵士の巡回ルートと監視カメラに死角あり。

兵士に連絡して確認に行くよ。
え?ボク…あっはっはっはっは。パイロットのボクが生身で戦うなんて…。できるよ。
『肉体改造』で強化されたパワーで不審者は投げ飛ばして兵士に引き渡しだよ。
罪状?…う~ん。不審者?

アドリブや連携大歓迎



「ヤレヤレだね」
 肩をすくめたユーリー・ザルティア(自称“撃墜女王”(エース)・f29915)のまず向かった先はキャバリア用のドックであった。
「それじゃあ、ボクの代わりに三機のキャバリアの簡易メンテよろしくね」
 その場にいたメカニックに言伝して機体を託せば、すぐさまドッグを後にして。
「いい天気だね」
 見上げれば陽光のプリズムが降り注ぎ、どこからか飛行船を連呼する子供の声と走っては危ないと窘める親らしき人物の声が聞こえ。
「飛行船もりっぱな見世物かぁ、それはそれとして――」
 歩き始めながら、脳波によってドッグに残してきた機体と接触したユーリーは機体のコンピューターへ働きかけ、今いる都市の情報を引き出すと。
「なる程ね。う~ん」
 送られてきた情報を基に即座に考えを纏め、指示を返す。
(「ちょっとARICA。こことここの監視カメラ、ハッキングしてもらえない?」)
 声なき声を機体に送れば、すぐさま機体のコンピューターは作業を開始し。
「って、ビンゴ」
 兵士の巡回ルートと監視カメラに死角のあることを知ったユーリーは即座に情報を兵士につたえる。
「そうですか、ご協力感謝します。それで、あなたはどこに?」
「え? ボク……あっはっはっはっは」
 問われて笑い出す中、連絡を受けた兵士の一人が問うた兵士の脇をつつく。現在のユーリーはキャバリアを置いてきているのだ。生身では何も出来ないからドッグに戻るとでも思ったのかもしれない、だが。
「パイロットのボクが生身で戦うなんて……。できるよ」
「え」
 思考を先読みするように答え、あっけにとられた兵士たちをそのままに歩き出し、向かう先は倉庫の連なる区画。
「そこの人」
「っ、見つかった?!」
 怪し気にこそこそしていた覆面の人物は振り返って固まるも、ユーリーが生身の上単独だったこともあって自身で制圧できると踏んだのだろう。
「見られたいじょ」
 生かしておけないとでも言うつもりだったのだろうか。走り寄ってきた怪しい男は、次の瞬間には投げ飛ばされ、ユーリーの力で宙に舞っていた。
「げはっ」
「っ、こちらでしたか……へ?」
 したたかに怪しい男が地面に叩きつけられたところで置き去りから我に返って追いかけて来たらしき兵士が、地面で呻く男を見て目を白黒させ。
「この男は?」
「……う~ん。不審者?」
 こうして小さな悪事を潰しつつユーリーは市街を見回り、治安の向上に貢献したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

比良野・靖行(サポート)
うむっ! 文豪の比良野靖行だ!
実にハイカラな僕が来たからには恐らくなんとかなるだろう!
……え? ならない? そんなあ。

まあ、しかし、戦うのはあまり得意ではなくてね。
目立つことならば得意なのだがね。
逆に、目立たないということはできないからなあ。わはは!

敵に対しては目立って注目を集め、道行く人々にはハイカラにて注目を集める。
それこそが僕、比良野靖行というハイカラさんなのだよ!
……でも痛いのは嫌だからユーベルコヲドでもなんでも使うぞ!
基本は逃げの一手だ! わっはっは!

ああ、あと、もしも時間があるならば、さまざまな世界の本も読みたいね。ネタ探しも兼ねてね。
……原稿が白いのはいつものことなんだよなあ!


フロース・ウェスペルティリオ(サポート)
やぁ、ウチはフロースと言うよ。よろしくねぇ。
美味しい物や綺麗な物があれば、喜んでお手伝いさせてもらいます。
そうでなくてもグリモア猟兵さんの頼みだもの、ちゃんと手を貸すよ。

◆行動スタンス
臨機応変に動くフォロー役
基本的に『情報収集』『世界知識』『第六感』等による観察や先読みを併用
ブラックタールらしく、液状体でこっそり移動したり、物理的な攻撃を液状化して逃れたり
『目立たない』『忍び足』『暗殺』で身を潜めやすい

◆戦闘スタイル
弓での『援護射撃』
特に「千里眼射ち」は『視力』で超遠距離や複数同時相手も可
『串刺し』『スナイパー』で貫通力アップ
近接攻撃は「シーブズ・ギャンビット」で素早さを活かしたダガーでの迎撃



「やぁ、ウチはフロースと言うよ。よろしくねぇ」
 市街の巡回予定だった兵士達は名乗って会釈するフロース・ウェスペルティリオ(蝙蝠花・f00244)へそれぞれ名乗り返すとこちらこそよろしくお願いしますと敬礼で応じ。
「うむっ! 文豪の比良野靖行だ!」
 これに続いたのは、比良野・靖行(Mysterious BAKA・f22479)。
「実にハイカラな僕が来たからには恐らくなんとかなるだろう!」
「はい、から?」
 市街の見回りにどう関係するのかわからなかったのであろう、首を傾げる兵士のリアクションを見てそんなあと靖行は残念そうな表情をし。
「ともあれ、協力していただけるのは助かります。街中に賑やかで人手が少しでも欲しいところでしたので」
「それは良かった」
 グリモア猟兵さんの頼みなのだ手を貸すことに異論はなかったフロースは内情を吐露する兵士に笑顔で応じ。
「まあ、しかし、戦うのはあまり得意ではなくてね」
 見回りなら荒事になると決まったわけでもないだろうし、と靖行。
「目立つことならば得意なのだがね」
「ああ、それはちょうどいいかもしれないねぇ」
「む?」
 ブラックタールであることを活かし身を潜めたり液状になってこっそり進むことを得意とするフロースからすると、注目を集めてくれるというのは願ったりかなったりだったのだ。
「約束のブツは?」
「あの車の中だ」
 倉庫街の一角、目に見えて怪しい取引が行われているようだと情報提供があり、人目につかなそうな場所を重点的に回った靖行達がその取引現場を目撃することとなったのは、暫し後のこと。
「わっはっは!」
「なっ、何だお前は?!」
 唐突に笑い声をあげて姿を現した靖行に取引をしていた男の一人が誰何の声とともに武器を向け、他の男達も倣って銃火器を構えれば。
「がっ」
「うげっ」
「ぐおっ」
 靖行だけに注意が言って隙だらけの男達を弓で射ってフロースが無力化してゆき。
「ご協力感謝です」
「助かりました」
「いやいや、大したことはしてないよ」
 怪しい男達を捕縛した兵士達が感謝の言葉をかければなんでもないという様にフロースは頭を振り。
「うーん、それじゃ、この街には美味しい物や綺麗な物とかあるかな?」
「なら僕はさまざまな本が読みたいね。ネタ探しも兼ねて」
 何かお礼をさせてほしいという兵士にフロースがリクエストすれば、靖行もこれに便乗し。
「わかりました、ご案内させていただきます」
 二人の要望を快諾した兵士に案内される形で、フロース達は少し治安のよくなった街の飲食店と土産物や、そして本屋を巡るプチ観光をして帰ることになるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年10月10日


挿絵イラスト