迷宮災厄戦⑱-18〜プロレスこそ最強の格闘技
●想像力の国(?)
この国はジャングルだ。
白いマットのジャングルだ。
四角い大地に、4本の柱。柱をつなぐ3本のロープ。
そう、プロレスリングがそこにあった。
「あははははは! このリングの上では、わたしが!わたしのプロレスこそが!最強なのよ!!」
リングの上では、競泳水着のようなリングコスチュームに身を包んだオウガ・オリジン……否、最強のプロレスイマジンモンスターの少女が仁王立ちして、挑戦者を待っているのだった。
●グリモアベースにて
「プロレスこそが最強。うん、その意見にはボクも納得するしかないね」
集まった猟兵を前に、美少女グリモア猟兵のメリッサ・ウェルズ(翡翠の吸血姫・f14800)は、そんなことを言うのだった。
「ああ、ごめん。ちゃんと説明するね」
というわけで、メリッサが語るところによれば、今回の依頼は、オウガ・オリジンとの戦いだ。
オウガ・オリジンは、現実改変ユーベルコードを使って恐るべきイマジンモンスターに変身する。
そしてオウガ・オリジンのいる『想像力の国』もまた、イマジンモンスターの力を増幅する国なので……。
「で、今回のオウガ・オリジンの選んだ最強が、プロレスというわけだよ。ご丁寧に想像力の国もしっかりプロレスリングになってるね」
プロレスこそ最強と強固なイメージで作られたこの国では、例え銃火器などの近代兵器を使っても、あるいは魔法や超能力などの特殊能力を使っても、はたまた巨大ロボや宇宙戦艦などを持ち出しても、プロレスには勝てないという。
「ただしもちろん、そんなプロレスに対抗できる最強はあるよ。それが、プロレスをはじめとしたリングの上で戦う格闘技さ」
猟兵もこの国の流儀に乗っ取って、己が使うものこそ最強の格闘技だと規定し、リングの上での『さいきょうのそんざい』に変身(?)することで、最強のプロレス・イマジンモンスターに対抗できる。
「要するに、プロレスをすればいいんだよ。あるいは異種格闘技戦だね。自分の考える最強の格闘技で、オウガ・オリジンをマットに沈めてきて!
ボクも行けるものなら、必殺のアルティメット・ヴァンパイア・バスターを叩きこんでくるところだけど……ここはみんなに任せたよ!」
雅瑠璃
このシナリオは戦争シナリオです。
ボス戦1章のみで完結します。
というわけでこんにちは。またはこんばんは。
雅です。
今回は難しいことは言いません。
オウガ・オリジン戦ではありますが、プロレスです!
敵は最強の格闘技たるプロレスですので、こちらもそれに負けない最強の格闘技で対抗しましょう。もちろん、プロレスで対抗するのもオーケー!
今回のプレイングボーナスは、さいきょうのそんざいに変身することですが、基本的にはあなたの考える最強の格闘家に変身することになります。はい、あなたのイメージする格闘技が全てです!
リプレイのノリとしては、キン◯マンとか、修◯の門とか、そんな感じになると思います。
……あ、一応、大人の事情的にアウトなものは使わないでくださいね?
注意事項はそれくらいです。
では、プレイングお待ちしてます。
第1章 ボス戦
『『オウガ・オリジン』とイマジンモンスター』
|
POW : イマジンモンスター・ギガンティック
【現実改変ユーベルコード】を使用する事で、【全身からオウガ達の頭部】を生やした、自身の身長の3倍の【イマジンモンスター】に変身する。
SPD : イマジンモンスター・スピード
【現実改変ユーベルコードを使用する】事で【イマジンモンスター】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : イマジンモンスター・ディフェンス
対象の攻撃を軽減する【イマジンモンスター】に変身しつつ、【身体から溢れ出すトランプ】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:飴茶屋
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
秋山・軍犬
いきなり最終戦のオリジン戦はイカンでしょ
キン〇マンの完〇超〇始祖編や
オ〇ガ・ケンタウリの六〇客編の様な
主人公の為に道を切り開く仲間達の
熱きドラマと戦いが無ければ最強のプロレスとは言えない
という訳でオリジンがやらなければいけないのは
現実改変能力で超〇募集に応募するノリで
私の考えた最強の〇人チームメンバーを作り出す事
それを迎え撃つ事で超人 秋山・軍犬は最強に
燃えるシュチュエーションで最強に
カッコ良い超〇レスラー至るのだ
オリジン戦は他の主人公に任せた!
秋山・軍犬
出身:キマイラF
超〇強度:100万パワー
必殺技:圧力拳
余談ですが…キン〇マン・ビックボディさん
ラン〇イジマン戦、マジ頑張って下さい!
●激闘の始まり
「来たわね挑戦者ども……!」
最強のプロレスラー・イマジンモンスターとなったオウガ・オリジンが、リング上で腕を組んで仁王立ちしていた。
引き締まった肢体を競泳水着のようなリングコスチュームに包み、リング上に君臨している貌のない少女。
最強のプロレスラーという割には、大柄でもなく、筋骨隆々というわけでもないが。そのオーラは、まさに本物の風格と言えよう。
そんなオリジンを前に、秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)は吠えた。
「いきなり最終戦のオリジン戦はイカンでしょ!」
「あン?」
「物語の盛り上がりというものを考えて!
最強のオリジンが現れたのなら、その前に、オリジンの親衛隊がやってきたり、その場で戦える仲間が迎撃に出て、主人公のために道を切り開いたりあるでしょ!!」
力強くそんなことを主張する軍犬である。
確かに少年漫画的にはそれがお約束ではあるのだが。
「主人公の為に道を切り開く仲間達の熱きドラマと戦いが無ければ最強のプロレスとは言えない!!」
確かにそれは一理あるのだが!
そんな軍犬の主張を聞いて、オリジンはふと考え込む。
その主張もプロレスとして受け入れようというのだろうか。
「という訳で、お前がやらなければいけないのは、現実改変能力で私の考えた最強のチームメンバーを作り出す事だ!」
軍犬は、そう言ってビシッと指を突き付ける。
「それを迎え撃つ事で超人、秋山・軍犬は最強に燃えるシュチュエーションで最強にカッコ良いレスラーに至るのだ……!」
ついでにそんな未来図を描いていたが……後半の台詞はオリジンは聞いていないっぽい。最初のチームメンバーのくだりで考え込んでいるようだ。
そして、オリジンは考えがまとまったのか、軍犬と、その他の集まった猟兵達に向けて宣言する。
「なるほど、確かに挑戦者の数も多い。1人1人順番で戦うのは面倒だ。
だが! 最強はこのわたし1人! 最強のわたしに仲間などいらない!
……ならば、わたしがお前たちの数だけいればいい!」
オウガ・オリジンは、現実改変ユーベルコードを使用する。
すると、ズズズズズズ……と周りの地面が盛り上がって、挑戦者の数だけ別のリングが出現した。
もちろんその全てに、寸分違わずプロレスラー・イマジンのオウガ・オリジンが腕を組んで仁王立ちしている。
「さぁ、それぞれ同時に戦ってやろう! 来るがいい挑戦者ども……!」
もちろん、軍犬も目の前のオリジンから、かかってこいと手招きされている。
「むむ……オリジン戦は他の主人公に任せるつもりだったけど……そういうことなら!」
最強のオリジンのチームメイトは、分身したオリジン自身。
そう言われてしまえば、それに挑まないわけにはいかない。
「キマイラフューチャー出身の100万パワー、秋山・軍犬! いざ勝負!!」
こうして軍犬はリングインする。
必殺の【圧力拳】ははたしてオリジンに炸裂するのか!?
軍犬の戦いはこれからだ!
大成功
🔵🔵🔵
才堂・紅葉
「中々に小粋な演出じゃない、ニュービー」
花道からメタリックな専用BGMで入場しよう
“真の姿”で紅の髪をなびかせ、黒を基調にしたリングコスチュームだ
最強のイメージはシンプルだ。腰に巻いたチャンピオンベルト一つで十二分
堂々と入場し、タイトルマッチを宣言してゴングを待とう
●先制対策
少女らしからぬパワーファイトに対し、受け身で耐える
恐るべきパワーと速度だが、耐え切る覚悟を持って耐えよう
王者は倒れても倒れても、受けて立ち上がる物だ
【気合、オーラ防御、激痛耐性、怪力、情報収集】
●反撃
相手の大技を耐え、出す技が尽きた所を【見切り】反撃
竜巻めいた投げ技で上空へ【吹き飛ばし】、【捕縛】からUCで地に落したい
●分身オリジンとの戦いその1
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「なるほど、中々に小粋な演出じゃない、ニュービー」
一対一の戦いで全員相手をしてやるとのオリジンからのメッセージに、才堂・紅葉(お嬢・f08859)は、ニヤリと笑みを浮かべた。
「そういう事ならこちらも遠慮なく、いかせてもらうわ」
そういうと紅葉の身体が、最強の持つイメージとともに変わっていく。
真の姿の紅の髪、黒を基調にしたリングコスチューム、そして腰に巻いたチャンピオンベルト!
メタリックなBGMに乗り、紅い髪をなびかせて颯爽とリングに駆けのぼった。
「さぁ、タイトルマッチといこうじゃない!」
迎え撃つオリジンは、貌のない黒い顔で、三日月のようにニヤリと口を開いて笑うのだった。
ゴングと同時に仕掛けたのはオリジンの方だ。
決して筋骨隆々とは言えない少女の体ながら、その打撃はあまりにも重い。
そして小柄な身体から繰り出されるパンチとキックのコンビネーションは、しばらく紅葉を防戦一方にさせた。
「どうしたの? その程度!?」
「いってなさい。プロレスはまずは相手の攻撃を受けるものよ」
防戦一方とはいえ、しっかりと両腕でのガードは間に合っている。
だが、ガードの上からでも響いてくる衝撃に、なかなか反撃のきっかけはつかめなかった。
「痩せ我慢して。この程度じゃお話にならないわ!」
そして紅葉がよろけたのを見逃さず、オリジンは紅葉の顔面を強烈な握力で掴むと、そのままワンハンドアイアンクローをかけたまま持ち上げると、紅葉の身体を振りまわしアイアン・クロー・スラムでリングへと叩きつけた。
「かはっ!?」
そのままダウンする紅葉。それを見下し、オリジンは技を解く。
だが、それで終わる紅葉ではなかった。
「……王者は倒れても倒れても、受けて立ち上がる物よ」
ダウンカウント8で飛びあがるように跳ね起きた紅葉は、倒したと思って油断していたオリジンを捕まえると、その一瞬で竜巻のように振りまわして上空へと放り投げた。
「んなっ!?」
「油断大敵よ。この一撃で決めるわ!」
そのまま自らも追いかけるようにジャンプ。空中でオリジンを捕らえると、空中のまま関節技に極める。
「コード・ハイペリア! ……これで沈めッ!!!」
そして落下中に大勢を入れ、固めたまま、リングにオリジンの身体を叩きつけた。
空中での関節技『墜天』から落下技『落星』につなげる紅葉の必殺の【ハイペリア重殺術・獅子噛】が、オリジンをマットに沈めたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
月影・このは
なるほど…プロレス…肉弾戦ですか
自身の鍛えた肉体でぶつかり合う、とても単純で奥深いかと
はい、では此方も最強のプロレスで挑ませて頂きます…
ステップで近づきワンツー『グラップル』、腕を高速回転させることで威力増【鎧砕き】これぞ、ウォーマシン流!
ラリアット時に腕のホイールを高速回転させロープへ!
帰ってきたオウガ・オリジンに足のブラストブーツの炸裂火薬により威力を上げたローリングソバットを
ポストに上がってポーズを
トドメは高所からの『重量攻撃』クラッシュメテオドロップにてKOです
アイム、ナンバーワン!
●分身オリジンとの戦いその2
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「なるほど……プロレス……肉弾戦ですか。自身の鍛えた肉体でぶつかり合う、とても単純で奥深いかと」
月影・このは(自分をウォーマシーンと思いこんでいる一般ヤドリガミ・f19303)は、オウガ・オリジンの選んだ最強にいたく感心していた。
自分自身の本体が機械ゆえに、体を鍛えるということはできないが、ならば機械ゆえの力を魅せようか。
「はい、では此方も最強のプロレスで挑ませて頂きます……!」
「その小さな身体で何ができる!」
リングに上がったこのはを、プロレスラー・オリジンが早速出迎えた。
オリジンも少女の身体ゆえにそんな大柄ではないのだが、このははさらに小さな小学生男子程度の肉体でしかない。簡単に捕まってそして振り回された。
「お、おおおお!?」
「オラァー!」
何度も投げられ、マットに叩き付けられ、ダウンこそとられないもののオリジンの猛攻に晒されてしまうこのは。
やがてオリジンはトドメとばかりに、フルパワーでこのはをロープに吹き飛ばした。ロープに跳ね返されたこのはのリバウンドを待ちかまえたオリジンによるヤクザキック。正面からの前蹴りで、このははまたもやロープへと飛ばされる。
「これでトドメよ!」
「……2度もさせませんっ」
だが、トドメのラリアットで迎え撃とうとするオリジンに対し、ロープのリバウンドで跳ね返ったきた不安定な体勢ながらも、このはは対抗する。
「これぞ、ウォーマシン流!」
腕のホイールを高速回転させながらのラリアットでの逆襲。
両者ラリアットのぶつかり合いになり、互いの腕が互いの喉元にヒットする。
「んなっ!?」
「どうですかーっ!」
ラリアットのぶつかり合いを制したのは、ホイールの高速回転というプラスアルファのあったこのはだった。
ホイールの回転で威力を増したこのはのラリアットは、オリジンの守りを打ち崩し、逆にロープへと跳ね飛ばす。
「もうひとーつ!」
さらに跳ね返って帰ってきたオリジンに向かって、足のブラストブーツの炸裂火薬により威力を上げたローリングソバットをぶちかます。
ずばぁん!
綺麗なカウンターで側頭部に決まったソバットは、オリジンの頭を揺らしダウンさせた。
そして、このチャンスを逃すまいとこのははコーナーポストへと駆けあがった。
「アイム、ナンバーワン!」
指を1本立ててポーズを決めた後、コーナーポストからダウンしているオリジンのもとへ跳躍する。
高くジャンプしてそのままオリジンに向け落下する重量攻撃、【クラッシュメテオドロップ】が、起き上がろうとしたオリジンを上から叩きつぶすように炸裂するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
死絡・送
プロレスが最強、その勝負乗った!
ならばプロレスで勝負だ!
「挑戦者、ノーブルバット! お前を倒すベビーフェイスは俺だ!」
リングアナがいないから自分で名乗り挑む!
ダークヒーローだが正義の味方として反則なしの真っ向勝負!
俺の最強のプロレスはまずは立ちの張り合いからだと
まずは気合いと怪力からの衝撃波が出るほどの掌打!
相手の反撃は継戦能力とオーラ防御と限界突破で「気合いだ~!」と耐えて技を破りに行く。
部位破壊狙いのグラップルテクニックで卍固め!
フィニッシュホールドはこのUCノーブルフォール
「これが貴族のフォークリフトだ1」
と、決めに行くぜバックドロップ!
●分身オリジンとの戦いその3
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「挑戦者、ノーブルバット! お前を倒すベビーフェイスは……!」
死絡・送(ノーブルバット・f00528)は、リングアナがいないので自分で実況しながらリングインし、そしてぐっと握った拳の親指を自分に向けて宣言する。
「俺だ!」
ダークヒーローの送だが、今回は正義の味方として反則なしの真っ向勝負。
プロレスが最強というのなら、その勝負乗ってやると、力強くオリジンに立ち向かう。
「言ってくれるじゃないか、ベビーフェイス? どう見てもヒールにしか見えないよ!」
「言ってろ! 俺の最強のプロレスは、まずは立ち合いからだ!」
リング中央で2人の意地と力がぶつかり合う。
気合十分に繰り出される立ち合いの組み手争い。掌打の応酬。衝撃波が飛ぶほどに、ブンッと唸りを上げて振るわれる互いの掌打が、互いの身体を打ち据えていく。
気合と怪力で繰り出される送の掌打がオリジンをぐらつかせれば、オリジンの張り手は送の顎を叩き、脳を揺らす。
「なんの……気合いだ~!」
「気合だけで耐えられるものかっ!」
それでも踏ん張って耐える送を、オリジンはがっしと捕まえて組み合った。立ち姿勢からの関節技。脚を絡め、脇から手を回して首をホールド。そのまま横に倒すように極めていく、いわゆるコブラツイストが、送の身体を締め上げていく。
「ぐっ……がぁっ……」
ギリギリと脇から壊されていく感覚に、送の身体が悲鳴を上げる。
だが、気合でそれを耐え抜く送は、ならばとどめを刺そうと更に攻め立てようとするオリジンの、より強い力を込めるために一瞬息継ぎをした、その一瞬のスキを捕らえた。
「ぐぐっ……今しか、ない!」
「なにぃ!?」
気合で限界を超えた力を吐き出してクラッチを解くと、バランスを崩して前屈みになったオリジンの首に片足をかける。そしてもう片方の脚はオリジンの脚に絡め片腕を抱え込むように力を加えていく。先ほどと体勢が入れ替わっての卍固めだ。
そのまま掟破りの逆立ち関節で決め、オリジンの身体がきしみだしたところで、素早く技を解き、代わりに背後からがっちりとホールドする。
「くらえ! これが貴族のフォークリフトだ1」
そのままへそを引っこ抜いて上に持ち上げるようなバックドロップ……送のフィニッシュホールドである【ノーブルフォール】が、綺麗な弧を描いて、オリジンの脳天をマットに叩き付けたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
神羅・アマミ
プロレス最強の言葉に異論はない!
しかし、その中でも頂点はただ一人!
血反吐に染まったキャンバスに沈め!オウガ・オリジン!
というわけで紅白の派手なコスチュームとマスクで入場。
リングネームはレディ・牛鬼!今適当に考えた!
UC『操演』で召喚した蜘蛛型ドローンのオクタビアスくんを背負っておく。
こ、これはコスチュームの一部なんじゃ…ベアクローとかチョッキのトゲみたいな。
中盤までは得意の【怪力】も生かしたパワーファイトで普通に戦う。
じゃが、ここぞという山場でドローンを分離!
ククク…まさか突然のハンディキャップマッチが展開されるとは夢にも思うまい!
喰らえ昇技・トライアングルドリーマー!恥ずかし固めのアレ!
●分身オリジンとの戦いその4
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「プロレス最強の言葉に異論はない! しかし、その中でも頂点はただ1人!」
紅白の派手なコスチュームとマスク姿のレスラー、リングネーム、レディ・牛鬼こと神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)が、颯爽とリングインした。
牛鬼の名の由来は、背中に背負った機械の蜘蛛足からだろうか。
リングコスチュームの一部として【操演】を用いて召喚した蜘蛛形ドローンを背中に背負い、アマミはプロレスラー・オリジンと相対する。
「もちろん最強の頂点はこのわたしよ!」
「ほざけ! 血反吐に染まったキャンバスに沈むのはお主じゃ、オウガ・オリジン!」
アマミとオリジンの戦いは、まずは真っ向からの力勝負となった。
互いの肉弾のぶつかり合い。
アマミのパンチがオリジンの顔面を捕らえれば、オリジンのキックはアマミを正面から蹴り飛ばしてロープに飛ばす。
ロープからのリバウンドを利用してアマミがアックスボンバーをぶちかませば、オリジンはそれを受け止めてショルダースルーで投げ飛ばす。
再び立ち上がったアマミが組みに行けば、オリジンも真っ向から受け止めてロックアップ。
互いに譲らず、ロックアップの体勢のまま力比べとなる。
「なかなかやるじゃない? だけど、力比べならわたしの方が上よ!」
「ぐっ……確かにの……」
ロックアップの体勢から、じりじりと押されていく。
なんとか踏ん張ろうとするも、背中が大きく逸らされ、背中に背負った蜘蛛の脚が地面につきそうになる。
……だが、それもアマミの計算だったのだろうか。
「確かに妾ひとりの力では及ばぬかもしれぬ……じゃがな!」
そこで突然分離した蜘蛛ドローンが、素早くオリジンの背後に回りこんだ。
「なにぃ!?」
蜘蛛はそのまま背後からオリジンの脚を払うと、アマミもその隙に乗じてロックアップを外し、蜘蛛と並ぶように背後へと回りこむ。
そして、自らの片足をオリジンの脚に絡め、片腕を取った。蜘蛛もアマミと同じ動きをし、そして両者は同時にオリジンを宙吊りにするように仰向けにマットに倒れこむ。
「ククク……まさか突然のハンディキャップマッチが展開されるとは夢にも思うまい! 喰らえ!」
そして2人がかりで仕掛けるツープラトンの吊り天井固めロメロ・スペシャル。
「三角形の頂点は譲ってやるぞ。そのまま血反吐を吐いてくたばるが良い!」
綺麗なトライアングルを描いた夢のツープラトンがオリジンに炸裂するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
クリストファー・レヴェック
「なるほど、プロレスこそが最強か。いいね、その考え方。俺は嫌いじゃないぜ。だがな、一口にプロレスといっても奥が深い。ストロングスタイルに王道、アメリカンにルチャ、キャッチ。さらにU系。これだけのスタイルがある中でお前さんが思う最強でかかってきな。全部受け止めて、俺が最強プロレスラーってのを見せてやるぜ」
プロレスの基本は受けにあり。相手の攻撃は透かさず、すべて受ける。その上でチョップやエルボー、スープレックスやキャッチ・アズ・キャッチ・キャン流の関節の取り合いをしてペースを作り相手のスタミナが尽きてきたタイミングで腹部へのガットショットを放ちユーベルコードを使用する
一番すげぇのはプロレスなんだよ
●分身オリジンとの戦いその5
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「なるほど、プロレスこそが最強か。いいね、その考え方。俺は嫌いじゃないぜ」
そう嘯くのは、まさにプロレスラーといった筋骨隆々の体躯を持つクリストファー・レヴェック(千の人格を持つ男・f04828)だ。
「だがな、一口にプロレスといっても奥が深い。お前さんのスタイルは何だ?」
一口にプロレスといっても、団体ごとに、あるいは国ごとに、スタイルは変わる。
ストロングスタイル。アメリカン。ルチャ・リブレ。キャッチ・アズ・キャッチ・キャン……などなど。細かく言えばキリがない。
「ふっ。愚問ね。あらゆるスタイルを飲み込んでその全てに打ち勝つから最強なのよ!」
「なら、全部受け止めて、俺が最強プロレスラーってのを見せてやるぜ!」
開戦と同時に、両者は激しく打ち合う。
まずはアメリカンプロレスからというわけか、激しいパンチの応酬となった。
クリストファーは、ガードを固めつつ、オリジンの放つ激しく鋭く重いパンチを受け止めていく。
ガードの合間に水平チョップなどの反撃も加えていくが、手数も与えたダメージも、まだまだオリジンが優勢だろう。
更に派手なハイキックをぶちかましたあたりから、ルチャスタイルに移行したのか、ロープワークも使っての空中殺法も搦めて、オリジンはクリストファーを痛めつけていった。
だがそれも、クリストファーはとにかく受ける。
コーナーポストから大きく飛んで降ってくるギロチンドロップを、がっしと受け止めたクリストファーは、そこで反撃のスープレックスを叩きつけた。そして流れるようにキャッチ風に関節技に移行、オリジンを固めて極めようとする。
しかしオリジンも、関節の取り合いならば負けていない。
極められる寸前に外し、今度は逆にオリジンの側がクリストファーの関節を極めようとする。
繰り返される関節の取り合い、グラウンドの攻防。
グラウンドの攻防は、最強を自負するオリジンの技術も確かに見事なものではあったが、しかし、体格とスタミナで優れるクリストファーの方に分があった。
次第にクリストファーが関節を極めようとする時間が長くなり、これ以上グラウンドの攻防を嫌ったオリジンは、手を離して距離を取ろうとする。
「スタミナ切れかい? だったら、ここからは俺のターンだ!」
そういうとクリストファーは、起き上がりざまに、オリジンの腹部をつま先のガットショットで蹴り飛ばした。
「がはぁっ!?」
そしてクリストファーは、腹部の衝撃で前屈みになったオリジンに覆い被るようにしながら背後で両腕を取り、さかさまになるように持ち上げる。
「これでトドメだ!」
そしてダブルアーム式のフェイスバスター……その名も【Royal pedigree】で、オリジンの頭をマットに叩き付けたのだった。
「アンタが最強なんじゃない。一番すげぇのはプロレスなんだよ!」
大成功
🔵🔵🔵
白銀・ゆのか
最強の格闘技、かぁ…
基本薙刀だったり、肉弾戦でもステゴロだったり…あぁ、でも。
基礎は今でも磨いてて…女らしくないって、母には怒られるけど…一つだけ自信あるかも。
(《土俵》に構えるように、どっしりと。
ぶつかり合いに、組み合いに、己のてっぽうに、鋼の土台を崩さんばかりの『怪力』を込め…)
「(はっきよい…)」
そちらがプロレスなら…
私は相撲で迎え撃つ!
正面から相手の技を受け止めて…がっぷり四つ!
「(重い…伊達に最強名乗ってない…だとしても!)」
組み合い微動だにせず…怪力で動くことそのものを許さず、力を溜め込んで。
「受け止めてみなさい、最強なら!」
全力全霊で押し出しの張り手…羅刹旋風・剛破を叩き込む!
●分身オリジンとの戦いその5
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「最強の格闘技、かぁ……」
白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)は考え込む。
のほほんとした性格とは裏腹に、武闘派であるゆのかだ。普段は薙刀で戦うか、あるいはステゴロか……だが。
「ひとつだけ自信あるかも」
女らしくはないと母には怒られたりもするけれど、それでも今も基礎から磨き続けている伝統の格闘技。あるいは神事を司る巫女らしい……のかもしれないその格闘技とは。
スパッツの上に褌……否、廻しを締めたその恰好を見れば一目瞭然だろう。
そう、ゆのかにとっての最強の格闘技とは、相撲である!
「なーに? スモウ? ぽっちゃりおデブさんが、転んだら負けなんてぬるいお遊戯で、最強のプロレスに挑もうとはいい度胸だわ!」
リングインするなり、四股を踏んで、立ち合いの構えを取るゆのかの姿を見て、オリジンは嘲るように笑い飛ばした。
だが、そんな嘲笑を受けても、ゆのかは揺らがない。
「そう言えるのも今だけよ。相撲の本当の力、すぐに見せてあげるわ……」
立ち合いの構えから呼吸を整える。
はっけよい……そう心で行司の掛け声を唱え、そして立ち会い、土俵……リングに一瞬手をつけた。
次の瞬間、ゆのかは暴風のようなダッシュでオリジンの懐に飛び込み、立ち合いのぶちかましをオリジンへと炸裂させる。
「ぐぁっ……なに、この力……?」
「……受け止めた? 重い……伊達に最強名乗ってない……」
ゆのかの突進を、オリジンは真正面から受け止める。
そのまま両者がっぷり四つに組み合い、微動だにせずに膠着状態になる。
オリジンが廻しを付けていない分、ゆのかの方が組み合いは不利だが、それでもゆのかは持ち前の怪力でオリジンの両腕を上から押さえつけるような閂に捕らえることで、オリジンの力を封じ込めていた。
だが、その状態でもオリジンの力はなお、ゆのかと膠着に陥るほど重く、一瞬たりとも気の抜けない攻防となる。
「だとしても! 負けない!」
閂の状態から抑え込んだ腕を上手から抱えて小手投げに行こうとするゆのかだが、オリジンの強靭な足腰はその状態でも倒れる事を良しとせずに、投げを堪えて踏ん張った。
「最強たるプロレスが、相撲ごときに投げられるわけが!」
「ごとき……? そこまで言うなら、受け止めてみなさい、最強なのでしょう!」
ならばとゆのかはやり方を変える。
再び膠着し、これが本当に相撲なら水入りとなるのではという長い組み合いを自ら解くと同時に、掌底に力を籠めた。
「一意専心、一心不乱、一意攻苦……、一撃、必倒ッ!」
放たれるは、強烈な張り手。【羅刹旋風・剛破】による張り手だ。
がっぷり四つの体勢での膠着状態の間溜め続けた力を解放して叩き付けられたゆのかの張り手は、オリジンの顔面を捕らえ、そのまま一気に振り抜いた衝撃でオリジンの脳が揺らされ、そしてその一撃でオリジンを吹き飛ばす。
決まり手は突き倒し。
軍配はゆのかにあがったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
政木・朱鞠
プロレスとは意表を突かれちゃったね。
面白いからイメージがモノを言うルールに乗らせて貰うね…。
イメージ的には野見宿禰みたいなキック中心の格闘家で固めていこうかな。
チャンピオンベルトが有るかわからないけど挑戦させて貰うよ…お覚悟よろしくって?
戦闘【SPD】
『忍法・狐龍変化身』で真の姿を前借りして、さらに【化術】で女子プロレスラーに見た目になっておこうかな。
見た目がガッツリ武器だと卑怯な感じがするから、リングシューズっぽく風狸ノ脛当をチョイスしての【スライディング】技能を使いバランスを崩して、キック技で【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の合わせで間を置かないダメージでダウンを取りたいね。
アドリブ連帯歓迎
●分身オリジンとの戦いその7
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「プロレスとは意表を突かれちゃったね」
という政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)だったが、それでも面白そうだしと、イメージがモノを言うこの国のルールに乗ることにした。
そこで彼女がイメージした最強は、日本神話における角力の第一人者、野見宿禰だ。
当麻蹴速と共に日本で初めて相撲を取った人として知られる野見宿禰だが、当時の角力は現代の相撲とは違う。どちらかというと、蹴速の腰を蹴り負ったという逸話でもわかるように、打撃系のキック中心の立ち技格闘技に近いものがある。朱鞠のイメージもそちらだ。
さらに朱鞠は【忍法・狐龍変化身】による真の姿をも開放し、プロレスラー・オリジンへと挑む。
なお、格好だけはしっかりと女子レスラーのようなリングコスチュームである。
「チャンピオンベルトが有るかわからないけど、挑戦させて貰うよ……お覚悟よろしくって?」
「返り討ちにしてやるわ!」
リングインした朱鞠は、さっそくイメージ通りの蹴り技で攻めていく。
先手必勝とばかりに繰り出されるのは、華麗な足さばきによるキックのコンビネーション。大振りのハイキックが空振りしたかと思えば、それが空中で反転し後ろ回し蹴りとなってオリジンの頭部を襲う。しかし、オリジンは片腕でガードしてダメージを吸収すると、逆に朱鞠に向かって蹴り足を伸ばしてきた。
「どうしたの、その程度!?」
「くっ……重い……」
一撃一撃が、腰を蹴り折ったという野見宿禰のイメージを宿した朱鞠の蹴りをも上回るほどの力だ。それがサンドバッグを蹴るように何発も来れば、ガードの上からでも簡単に朱鞠を吹き飛ばしてしまう。
「ぺしゃんこにしてあげるわ!」
ダウンしてしまった朱鞠の上に、更に追い打ちをかけるように降ってくるオリジンのフットスタンプ。
それを朱鞠は何とか転がるように避けるのだった。
いや、ただ避けるだけではなかった。
「お返しだよ……そこっ!」
マットの上を転がるように、スライディングしながらのローキックが、オリジンに炸裂する。しかもそれは、リングシューズに加工していた朱鞠の武器『風狸ノ脛当』による一撃となり、通常の蹴り以上のダメージをオリジンに与えた。
その一撃でバランスを崩したオリジンに対し、素早く立ち上がった朱鞠は、お返しとばかりのキックコンビネーションを再び放つ。試合開始直後のキックよりも、更に鋭さを増した今度のラッシュは、オリジンの防御を突破し。何発かクリーンヒットとなって叩きこまれていく。
「くっ……さっきとは違うっ!?」
「これでフィニッシュ!」
最後には、野見宿禰張りの強烈なミドルキックが、オリジンの腰に炸裂し、吹き飛ばすのだった。
大成功
🔵🔵🔵
不知火・桂花
妹の美桜(f27727)と龍柄のチャイナ風レオタで姉妹タッグよ
で、最強の格闘技?当然中国武術よ!
八卦掌に投げ技がある位だしプロレスでも十分♪
あ、こっちは2人よ
アンタはどうするの?
誰かの力、借りる?(ニヤリ)
上手く【挑発】できたら【血統覚醒】起動
プロレスらしくオリジンの技も多少受けるけど
それは2人で【カウンター】の隙を作るため
一瞬の虚をついて宙へ蹴り上げるわ
奇跡のツープラトン、行くわよ
ド派手に散りなさいっ!
共に飛んだらアタシは美脚をオリジンの腰に絡め
更に両腕をチキンウイングの要領でホールド!
両腕・両肩をキメつつ、そのまま2人で脳天をマットに…!
ふぅ、いい汗かいた♪…って揉まないの、この色ボケ妹!
不知火・美桜
桂花姉さん(f05277)と鳳凰柄のチャイナ風レオタで姉妹タッグ!
最強は中国武術、もちろん異論は認めない♪
姉さんもミオもド派手にキメたいし
【燃焼】系【念動力】で強化した打撃と
【紅翼扇舞】でオリジンを牽制して隙を…!
姉さん、OKっ!
一緒に飛んで、夢の大技行くよ!
まずオリジンの両太腿を大開脚状態のまま両手でホールド♪
そして姉さんが彼女の背中側に組み付いたら、一気に落下!
股・背骨を砕きつつ、脳天をマットにどっかーんっ☆
ミオ達の想像力があれば、物理法則なんて気にしないよ?
名付けて【双鳴封華(フラワリング・ドッキング)】!
ミオ達の美技に挟まれてイッちゃえ☆(ケラケラ)
姉さん、おつかれー♪(だぎゅふにゅ)
●分身オリジンとの戦いその8
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「で、最強の格闘技だっけ? そんなの……」
「最強は中国武術、もちろん異論は認めない♪」
やってきたのは、龍柄のチャイナ風リングコスチュームに身を包んだ不知火・桂花(逆弦紅娘・f05277)と、鳳凰柄のチャイナ風雨リングコスチュームに身を包んだ不知火・美桜(龍鳴凰華・f27727)の姉妹だ。
「あ、こっちは2人よ」
「姉妹タッグでいかせてもらうけど、いーよね?」
どうやら姉妹でタッグを組んで挑むらしい。2人揃って同じリングに上がる。
「アンタはどうするの?」
桂花の問いに、プロレスラー・オリジンは黒い貌の中の三日月のような口をにやりと歪ませる。
「もちろん、そういう事なら、わたしが2人でお相手するわ」
分身したオリジンがもう1人同じリングへとやってきて、かくしてこのリングはタッグマッチという事になった。
プロレスにおけるタッグマッチとは、通常は1人ずつの交代制となる。
もちろんその中でも、正式な試合犬がないパートナーが、対戦相手の技をカットするために乱入したり、2人がかりで一人を攻撃したりと、厳密に言えばルール違反な行為さえも、盛り上げのためには暗黙の了解で許容されるのがプロレスというものだ。
だから、先発の桂花が【血統覚醒】起動を起動させて、オリジン1号に対し放った自慢の美脚から繰り出される中国拳法系のハイキックを、カットに飛び出したオリジン2号に受け止められてバランスを崩し、そこをオリジン1号に捕らえられて投げ飛ばされる、などという攻防もごく当たり前のプロレスと言えよう。
「くっ……さすがにやるわね……?」
「姉さん、交代するー?」
「まだ大丈夫よ!」
両タッグとも、目まぐるしい攻防を続けている。
不知火姉妹も、姉妹ならではのコンビネーションを魅せているが、そもそもオリジン1号2号は同一人物だ。連携という意味では圧倒的にオリジンコンビに分があった。カットに入ったり、ツープラトンを仕掛けるタイミングもばっちりで、局所的に1対2の状況を作り出すのがうまい。
結果、桂花は美桜にタッチする隙もなく、美桜の乱入もなかなか有効打にならず、1号2号にかなり一方的に叩きのめされていた。
「きゃぁっ!?」
やがて試合も進み、1号のボディスラムに投げられマットに叩き付けられた桂花は、そのまま1号に抑え込まれ、更にそこに2号がコーナーポストからギロチンドロップで飛び込んでくる。
「このままツープラトンでとどめを刺してあげるわ!」
「させないよっ!」
だが、もちろんそれを黙って見ている妹でもない。
カットのために飛び出した美桜は、【紅翼扇舞】による超高速の手刀を2号に叩き付けた。
これが狙いすましたかのようなカウンターとなって、2号は、吹き飛ばされてリング外に叩き落とされる。
「なんだって!?」
「ようやく……隙ありよ!」
そして美桜のカウンターに驚愕した1号の固めが甘くなった隙をついて桂花も脱出、と同時に1号の腹を蹴り上げて1号を宙に浮かせた。
「美桜、ここで決めるわ!」
「OK、姉さんっ!」
2人は宙に浮いたオリジン1号を追いかけるように飛びあがり、まずは桂花が1号の背中側から飛びついて脚を腰に絡めてホールドすると、両腕をチキンウイングの要領でねじりあげる。そして美桜は1号の正面から両脚を捕まえて開脚させながらホールド。
「名付けて『双鳴封華(フラワリング・ドッキング)』!」
即興で美桜が技名を叫びつつ、そのままリングへと落下していく。
2人がかりで固められた1号は、動くこともできずそのままマットに脳天を叩きつけられたのだった。
「奇跡のツープラトンで、ド派手に散りなさいっ!」
「ミオ達の美技に挟まれてイッちゃえーっ☆」
当然、その衝撃に耐えきれずに1号はダウンし、ド派手なツープラトンを成功させた姉妹は、抱き合って喜びの声をあげる。
「やったー! 姉さん、おつかれー♪」
「ふぅ、いい汗かいた♪ ……ってどこ触ってるの、この色ボケ妹!?」
……ところで、もう終わったように騒いでいる姉妹だが、リング外から這い上がってきた2号がまだいることは忘れないでくださいね……?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ミラン・アレイ
◎☆
プロレスに対抗するにはー…アマレスとかどうかな!かな?!
薄手のぴちぴちアマレスユニフォームに身を包んでリングにあがるよ!
【見切り】で相手の攻撃をかわしてから、タックルを仕掛けて【体勢を崩す】よ!
あとは【怪力】で相手を抑えつけつつ、くんずほぐれつの寝技合戦を仕掛けるね!
キャットファイト的な?うんなんかそんな感じ!トラブルなんかもありそう?!
大技はプロレスのお株を奪う豪快なスープレックスを仕掛けるよ!
そしてそのままホールド!3カウント狙えるかな?!
●分身オリジンとの戦いその9
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「プロレスに対抗するにはー、……アマレスとかどうかな!かな?!」
薄手のぴちぴちアマレスユニフォームに身を包んだミラン・アレイ(ドラゴンガール・f29182)が、元気にリングインしてくる。
「アマレス……? あまり舐めるんじゃないわ。打撃も関節もないスポーツで、最強のわたしに勝てるなんて思わない事ね!」
同じレスリングと名前がついていても、プロレス……プロフェッショナルレスリングと、アマレス……アマチュアレスリングとでは大きく違う。
プロとして競技をやっているからプロレスというわけではなく、競技そのものが異なるのだ。分かりやすい違いは、アマレスではスポーツであるがゆえに禁止されている技があるという事だろうか。
ゆえに、アマレスを選択したミランは、アマレスにはない技、すなわちオリジンが放つ多彩な打撃技、パンチやキックの雨あられに晒されることとなった。
「わっ!? ひゃぁっ!? うっひゃー!?」
「ほらほら、どうしたどうした? アマレスなんて、タックルさえ喰らわなければ、どうってことないわ!」
激しい打撃の雨を、何とか見切って避け続けるミランだが、その全てを避けきることはできない。幾度となく蹴りを喰らい、パンチを受けて、体にダメージが蓄積していく。
それでも、ミランはチャンスをうかがっていた。
奇しくもオリジン自身が言ったように、アマレスの最大の武器はタックルだ。それで相手を倒してグラウンドの攻防に持ち込んでしまえば、それに特化して技術を磨いているアマレスの舞台となる。
そのための第一歩、相手を倒して押さえつける事に特化したアマレスの基本意思て切り札のタックルが……打撃の連続技でスタミナを消耗したオリジンの一瞬のスキをついて炸裂する。
「いまだ! ……でやーっ!」
「しまっ
……!?」
オリジンはそのまま腰にとりつかれて、足を駆られて倒された。
そしてここからは怪力をいかしたミランによるグラウンドの攻防が始まる。
最強をイメージしたアマレスのグラウンドの技術は、まるで蟻地獄のように、あるいは詰将棋のように、オリジンを追い込んで押さえつけていく。
もちろんプロレスもグラウンドの攻防はあるため、オリジンも反撃に出て、もつれ合って目まぐるしく攻守が変わっていくことになる。
まるでキャットファイトのように、両者のリングコスチュームが乱れるほどの大乱戦。危うく色々ポロリしてしまいそうなくんずほぐれつの勝負を制したのは、アマレスだった。
「捕まえたー! 3カウント狙えるかな?!」
オリジンの両肩を抑え込み、ピンフォール勝ちを狙うミランに対し、オリジンは必死に抵抗をする。
「なめるなぁーーー!」
そしてカウント2.9でフォールを跳ね返したオリジンは、その勢いのまま立ち上がった。
だが、無我夢中で立ち上がったがゆえに、その身体は無防備そのもので。
「後ろががら空きだよー!」
背後に取りついたミランは、そのままプロレスのお株を奪うような豪快なスープレックスでオリジンをマットに叩き付ける。
そしてその体勢でホールドし、今度こそ3カウントが数えられたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ユーフィ・バウム
◎☆
相手が変身した後でこちらも《蒼翼の闘魂》を発動
真の姿――「蒼き鷹」がお相手します
プロレスこそ最強。分かってているではありませんか
相手の攻撃は【見切り】、致命を避けた上で受け切るスタイル
【オーラ防御】で堂々受けて見せる
【激痛耐性】をはじめ、各耐性と、何より【勇気】と
レスラーとしての【覚悟】が全てを受け、凌いでみせます
攻撃に苦悶しようと最後に勝つのは私
反撃には【グラップル】で組み、【怪力】を活かし
【力溜め】ての【鎧砕き】
必殺の空手チョップに、ロープに振ってドロップキック!
強烈な連撃で相手のスタミナを削っていきまして
隙を見出せば【空中戦】――相手を抱え飛んでからの
必殺の投げでフィニッシュですわ!
●分身オリジンとの戦いその10
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「プロレスこそ最強。分かってているではありませんか」
不敵な笑みを浮かべて頷きながら、ユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)は自らも変身する。【蒼翼の闘魂】により露わになった真の姿……『蒼き鷹』という名のレスラーの姿に。
「では、その最強の座を賭けて、お相手いたしますわ。この『蒼き鷹』が!」
青きショートの神をなびかせて、蒼き鷹が颯爽とリングインする。
「どうした、その程度でわたしから最強を奪おうというつもりか!?」
蒼き鷹ユーフィは、ゴングが鳴るなり一方的に攻められていた。
オリジンの放つパンチキックの打撃のコンビネーションが、間断なくユーフィに叩き付けられていく。
「……っ」
何度も打ち据えられて、苦悶の表情を浮かべるユーフィ。
だが、その攻撃をギリギリのところで見切り、致命傷だけは避けながら受けに徹しているユーフィには、見た目ほどのダメージは入っていない。
それでも、蓄積されたダメージは重く、ローキックを叩き付けられた脚は震え、ガードし続ける腕はしびれていく。
「一方的じゃない! その程度なの!?」
だが、それでもユーフィはじっと耐える。
一方的に攻めるオリジンのスタミナに陰りが見えるのが先か、自分が耐えきれなくなるのが先か。
ユーフィのレスラーとしての覚悟が、そのギリギリの戦いを支えていた。
そして待ちに待った瞬間が訪れる。
攻め疲れたオリジンが汗で足を滑らせたのだ。
「しまっ
……!?」
「チャンス……喰らえっ!」
この隙を逃さず放たれた、反撃のカウンター空手チョップ。
怪力任せに胴に叩き付けられたその一撃で、オリジンはロープまで吹き飛ばされる。
さらに、そのままロープのリバウンドで帰ってくるオリジンを迎え撃つように跳躍、両脚を揃えたドロップキックを正面からオリジンに叩き付けた。
「がはっ!?」
そしてそこからは、今まで十分耐えてプロレスしたと言わんばかりに、ユーフィの逆襲のターンになった。
先程と役割を入れ替えてのユーフィのラッシュ連打。ドロップキックのダメージも癒えないオリジンに対し、次々と打撃を叩き付けていった。
そして頃合いとみてユーフィはオリジンを捕まえる。
「これでフィニッシュですわ!」
オリジンを抱え込んだまま跳躍し、そして空中で身体を入れ替えつつ頭上に持ち上げ……そのままマットに叩き付ける必殺のジャンピング・パワーボムが炸裂し、オリジンはそのままマットに沈んだのだった。
大成功
🔵🔵🔵
マスクド・サンドリヨン
最後の決戦でプロレス勝負なんて驚いたわね。でも、受けて立つわ!
「相手は強敵ですが……姫華ならきっと勝てる筈です!」
当然私もプロレスラーとして勝負を挑むわ。空中殺法を仕掛けて、スピードで翻弄しましょう。
ドロップキックやローリングソバット、フライングニールキックで畳み掛けて、コーナー最上段からミサイルヒップ!
――を、受け止められて、アトミックドロップを喰らっちゃって。悶絶する私を、オリジンのサブミッション地獄が襲うことに……全身を締め上げられて、股裂きで辱められて、絞め落とされる寸前まで苦しめられて。
最後はフィニッシュホールドを喰らって沈められちゃう……けどせめてUCを使って、他の人に託すわ。
滝沢・涼子
「最強のプロレスですか。確かにあるレスラーは大観衆の前で『一番すげぇのはプロレスなんだよ』と言ったことがあります。その事を最強であるという自負は認めざるを得ませんね。ですが果たしてあなたのプロレスは本当に最強なのでしょうか。私とあなた、どちらのプロレスが真に最強か。試してあげましょう」
相手がプロレスで来るということなのでこちらはルチャ・リブレで対応します。基本はアームホイップやヒップトス等のランセとカンパーナ、カベルナリアといった様々なジャベを使い試合を組み立てます。相手の体力を削ったらUCであるKukulcanを使いフィニッシュを狙います
さあ、スペルエストレージャの妙技をお魅せいたしましょう
●分身オリジンとの戦いその11
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「最後の決戦でプロレス勝負なんて驚いたわね。でも、受けて立つわ!」
「相手は強敵ですが……姫華ならきっと勝てる筈です!」
オリジンの待つリングを前に、1人の少女が2人分の声を出して会話していた。
彼女たちの名はマスクド・サンドリヨン(仮面武闘会のシンデレラ・f19368)、ヒーローマスクのピジョンとそれを身に着けた灰崎・姫華が合わさった覆面レスラーである。
2人で1人のこのコンビも、プロレスで勝負を挑むべく颯爽とリングインした。
「行くわよ!」
リングインと同時にロープに飛ぶサンドリヨン。
そのままロープのリバウンドを利用してのドロップキックで先制攻撃を仕掛ける。
「受けて立つわ!」
それを正面から受け止めるオリジン。
少女のような体躯でありながら、地に根を張るがごとき安定性で、正面からがっちりと受け止めている。
だが、受け止められることなど想定内とばかりに、サンドリヨンは縦横無尽にリングの中を飛び回る。華麗な空中殺法から繰り広げられる多彩な技。フライングニールドロップを叩きつけたと思ったら、ガードされて着地すると同時に反転し逆側にローリングソバットをお見舞いする。
こめかみにヒットしたソバットでオリジンがぐらついたのを見て、サンドリヨンはコーナーポストへと駆けあがった。
「これで決めるわ! 必殺の……!」
そこから大きく跳躍し、回転しながら背を向けてオリジンに向けて落下する。強烈なミサイルヒップ、ダイビングヒップアタックがオリジンに炸裂……。
「あまいわっ!!」
……しなかった、サンドリヨンの豊満な臀部を正面から受け止めたオリジンは、そのまま自らの膝を立てて、膝の上にサンドリヨンのヒップを叩き付ける。
「ひぎゃーーーっ!?」
アトミックドロップをもろに喰らってしまったサンドリヨンは、尻から脳天に突き抜ける衝撃に悶絶し、リングの中を転がるように倒れ込んだ。
「逆にこっちが、これで終わらせてやるわ!」
そして追い打ちをかけるように攻め立てるオリジン。
悶絶して転がるサンドリヨンを捕まえると、そのまま極めにかかる。
サンドリヨンの脚を大きく広げ、股裂きの体勢からさらに恥ずかし固めに極められて、羞恥と締めのダブルパンチがサンドリヨンを襲った。
「あ……ぐ……」
「これでトドメよ!」
さらにオリジンは、そのまま脚を大きく広げさせられたサンドリヨンを持ち上げて肩に担ぎあげた。頭上で逆さに持ち上げたサンドリヨンの両腿を手で掴み、そのままジャンプ。着地の衝撃でサンドリヨンの首・背骨・股に致命的なダメージを喰らわせた。
「ああっ……もぅ、ダメ……」
最早立てずにリングに沈むサンドリヨン。
だが……【英雄の敗北】、次の人に託す力を込めて、サンドリヨンは残された力で叫ぶ。
「……でも、私が負けても……私には仲間がいるのよっ!」
「その願い、私が受け取りましょう!」
そして、サンドリヨンの叫びに応えて、ひとりのルチャドーラがリングに飛び込んできた。
「最強のプロレス……なるほど、見せていただきました。
ですが果たしてあなたのプロレスは本当に最強なのでしょうか。私とあなた、どちらのプロレスが真に最強か。試してあげましょう」
サンドリヨンに応えてリングインした滝沢・涼子(精霊に愛されし魔導騎士・f04041)は、ビシッとオリジンに指を突き付けた。
「この女の惨状を見て、なおもそんな口が叩けるとはね。なら、思い知らせてあげるわ!」
「空中殺法の仇は空中殺法でとります。私のルチャ・リブレ、受けてみなさい!」
かくしてサンドリヨンから交代した遼子による第2戦が開始される。
宣言通り、遼子はルチャスタイルでの空中殺法で攻め立てる。
ロープワークを駆使して、リングの中を縦横無尽に駆け巡り……だが、サンドリヨンとは違い打撃一辺倒にならず、アームホイップやヒップトスなどの投げ技も織り交ぜて攻めていく。
「ええい、ちょこまかと、鬱陶しい!」
「まだまだ、このくらいでは終わりませんよ……とうっ!」
さらに大きく跳躍するとオリジンの首を脚で挟み込むように捕らえ、両脚で投げ飛ばすティヘラ……ヘッドシザーズ・ホイップでオリジンをマットに叩き付けると、そこから更に、俯せ状態になったオリジンの背中に乗って膝を当て首を極めつつ持ち上げるカベルナリアのようなジャベ……関節技に極めていく。
「ぐ、がっ……」
「まだまだ、このくらいでは終わりませんよ!」
その後も涼子の攻勢はとどまるところを知らない。
華麗にリングを飛び回り、空中殺法の飛び技からランセ……投げ技へとつなげるコンビネーションに、オリジンは何度も何度もリングに転がされていく。
更に倒した後はジャベで追い込んでいった。
サンドリヨンを倒したことで油断してしまっていたオリジンは、すっかり防戦一方に追い込まれてしまう。
「くっ……まさか、こんな……」
「最強を語るなら、連戦だからなどと言い訳はしないでくださいね。もっとも、彼女の奮闘が貴方を追い込んでいたからでもありますが……!」
そして十分にダメージを与えた威力を削ったと判断した涼子は、フィニッシュムーブに移る。
「これで決めます。自由なる闘争、ルチャ・リブレ。その真髄の一端をあなたにお魅せしましょう!」
涼子は宣言とともに、オリジンを捕まえてコブラツイストのような関節技に極めていく。さらにそこから回転しながら跳躍。そのまま脳天をリングに叩き付ける涼子のフェイバリット【Kukulcan】が炸裂した。
「がはっ
……?!」
まともにフィニッシュホールドを喰らってしまったオリジンは、そのままマットに沈むのだった。
そして涼子はサンドリヨンと手を繋ぎ、つないだ手を大きく天に掲げ、2人での勝ち名乗りを受けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アウレリア・フルブライト
成程、敵の全てを受け止め逆転勝利する格闘技、プロレス。大変な強敵です。
しかし!私のフルブライト式格闘術こそはその更に上を行く、真に最強の格闘技!
それをこの場にて証明してくれましょう!
というわけで早速試合開始です。
私の拳はあらゆる守りを打ち抜き、確実にダメージを叩き込みます(【鎧砕き】)
敵の攻撃に傷つこうとも、それ以上の打撃を即座に叩き込んでみせます(【カウンター】【激痛耐性】)
そして力尽きて倒れたと見えた時こそ真骨頂。【限界突破】した肉体を立ち上がらせ、不撓不滅の闘魂を発動。猛攻を仕掛けて参ります。
追い詰められれば追い詰められる程強くなる勇者の拳、これぞフルブライト式格闘術ですわッ!
●分身オリジンとの戦いその12
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
「成程、敵の全てを受け止め逆転勝利する格闘技、プロレス。大変な強敵です」
言葉とは裏腹に、とても楽しそうな表情でアウレリア・フルブライト(輝くは黄金の闘志・f25694)は拳を振りかざす。
「しかし!私のフルブライト式格闘術こそはその更に上を行く、真に最強の格闘技!」
そして高らかに、己こそが最強だと宣言した。
そんなアウレリアの言葉に、オリジンは忌々しそうに吐き捨てる・
「なんだと? どこの馬の骨かは知らないが、つまらないことを言ってくれる!」
「つまらないかどうかは、この場にて証明してくれましょう!」
だが、アウレリアの自信は全く揺るがない。
まるでオリジンを挑発するかのようにそう言い放つと、リングにあがるのだった。
オリジンとアウレリアの戦いは、凄絶な打ち合いとなった。
プロレスというよりも、激しいボクシングの試合のように、両者のパンチが、互いに炸裂する。
「私の拳はあらゆる守りを打ち抜き、確実にダメージを叩き込みます!」
「……確かに重い拳だが、此方にダメージが入る前に、お前の方を先に壊してやる!」
ほぼノーガードの打ち合い。
アウレリアの拳がオリジンに叩き付けられ、その衝撃が内部に浸透していく。
だが、オリジンの方も、クロスカウンター気味に同時に拳を叩き付ける。こちらはその一撃一撃が単純に重く強く、外部からその力で強引に叩き壊すかのような攻撃を連続させ、何度も何度もアウレリアに叩き付けられていった。
そのダメージにも耐え、アウレリアはカウンターで拳をオリジンへと叩き付ける。
敵の攻撃に傷つこうとも、それ以上の打撃を即座に叩き込んでみせます……というのが、アウレリアの本音であった。
だが、その願いもむなしく、立て続けに与えられた衝撃で、アウレリアの膝が崩れ落ちる。浸透したダメージで膝が振るえ、片膝をついたまましばし立ち上がれずにいた。
「口ほどにもなかったな?」
そしてアウレリアを捕まえたオリジンは、そのままアウレリアを持ち上げると、垂直落下式のブレーンバスターで、マットに叩き付ける。
これで終わったとばかりに、倒れたアウレリアを見下すオリジン。
だが、アウレリアはその状態でもまだ戦いをやめない。
「……そう。かしら……? 私の真骨頂は、ここからですわよ……!」
今にも崩れ落ちそうなくらいにボロボロにされていても、アウレリアの心は折れない。
そして遂に【不撓不滅の闘魂】が燃え上がり、限界を超えた肉体を立ち上がらせた。湧き上がる黄金のオーラが全身を包み、先程までの負傷さえも己の力に変えていく。
「ここからは、私のターンですわ。」
「なにぃ!?」
闘魂を燃やして立ち上がって以降、アウレリアとオリジンの戦いは攻守が逆転した。
「追い詰められれば追い詰められる程強くなる勇者の拳、これぞフルブライト式格闘術ですわッ!」
闘魂と共に強化された拳を、アウレリアは繰り返し繰り返しオリジンへと叩き付けていく。
「が、はっ
……!?」
そして、気合と共にオリジンのみぞおちに叩き付けられたアウレリアの拳は、ついにその守りを貫き、オリジンを滅ぼす一撃となった。
「これがフルブライト式格闘術ですわ!」
ボロボロの身体でも、誇り高く。
アウレリアは天高く拳を突き上げたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
草剪・ひかり
POW判定
お色気含むキャラ崩し描写等歓迎
シングル戦希望
プロレスが最強なのは
プロレスは「最高」で、その中でもこの私
「超次元のプロレス絶対女王」草剪ひかりが
「ベスト・オブ・ベスト」だから
腑に落ちないなら、相手してあげる
かかっておいで?
……とは言え、自分の数倍の相手との肉弾戦
ぶん投げられ、殴り飛ばされ、踏み潰され
さすがの私も苦戦は必至
でも、私を沈めるには「ちょっと」足りないね
アナタの攻撃は重いし痛いけど
まだ「立ち上がれる」から
アナタもプロレスラーなら味わうといいよ
私の得意なドロップキック、ジャーマンスープレックス
そして必殺の右ラリアット「アテナ・パニッシャー」!
さぁ、まだ立ち上がる気に、なれるかな?
●分身オリジンとの戦いFINAL
挑戦者の数だけリングが出現し、その全てに分身したプロレスイマジンモンスターのオウガ・オリジンが、猟兵を挑発するように待ちかまえている。
そんな状態から始まる戦いの組み合わせも、ここが最後。
「プロレスが最強なのは……」
静かに語りながら、腰にベルトを巻いた王者がリングへとやってくる。
「プロレスは『最高』で、その中でもこの私、『超次元のプロレス絶対女王』草剪ひかりが『ベスト・オブ・ベスト』だから!」
自ら絶対女王と名乗りを上げた草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)が、颯爽とリングに駆けあがった。
「何がベストだ。どこの馬の骨かは知らないが、わたしに勝てるなどと思うな!」
「さぁ、どうかしら? 腑に落ちないなら、相手してあげる。かかっておいで?」
オリジンを挑発するような笑みを浮かべ、ひかりはそのままオリジンへと挑んでいく。
「ぐっ……重い、わね」
オリジンの少女の身体とは思えないほど強靭な肉体から繰り出される技の数々。
脚を砕かんばかりのローキックから、流れるように掴みかかってきたオリジンは、力任せにひかりの身体を振りまわす。ロープに投げ飛ばされ、その跳ね返りを迎え撃つビッグブーツ。正面から顎を蹴り飛ばされ、吹き飛ばされてダウンしたひかりに、更に追い打ちのフットスタンプが振ってくる。ひかりの豊満すぎる胸を踏みつぶす勢いで飛び込んできた衝撃にひかりはもがき苦しむのだった。
「どうした? 大口叩くほどのことはないわね?」
そのままダウンは許さないとばかりに、オリジンはひかりのリングコスチュームを掴むと、強引に持ち上げて立たせる。
「確かに、アナタは強いわ……でもね……?」
「でも、なに……? まだ減らず口を!」
それでも折れないひかりの言葉に激高したオリジンは、そのまま力任せにひかりを投げ飛ばした。
リングコスチュームを掴んだまま強引に腕の力で投げ飛ばしたものだから、ビリビリとコスチュームも破れひかりの豊か過ぎるバストも零れ、そしてそのまま吹き飛ばされたひかりはコーナーポストに叩き付けられた。
「……でもね、私を沈めるには『ちょっと』足りないね?」
それでも、ひかりはまだまだ崩れず、自らの脚で立ち上がる。
「まだ、『立ち上がれる』から」
満身創痍で、コスチュームもボロボロになりながら、それでもひかりは不敵に笑ってみせた。
その表情にオリジンも戦慄を覚え、無意識のうちに半歩後ずさってしまう。
「まだ、立てるというのか……?」
「もちろん、ここから私のプロレス、味合わせてあげるわ」
そしてひかりは、ふらつく足どりのまま自らロープに飛んで、その反動のままジャンプ。オリジンに得意のドロップキックをぶちかました。
「なん、だとっ!?」
「まだまだ……!」
そして着地と同時に背後に回りこんで抱きつくようにホールド。
大木を引き抜くように持ち上げ、投げっぱなしのジャーマンスープレックスで叩き付けた。
さらによろめきながらも立ちあがるオリジンに向けて、ロープのリバウンドを利用して一気に近付きつつ、右腕を振りかぶる。この構えは。
「くらえっ! アテナ・パニッシャー!!」
絶対女王草剪ひかりの至高のフェイバリット、激闘に終止符を打つ必殺の右が繰り出された。
大きく振りあげた右腕から繰り出される必殺の右ラリアット【“戦女神の断罪の斧”アテナ・パニッシャー】が、オリジンの喉元に炸裂し、オリジンの身体を吹き飛ばして、リングに叩き付ける。
この技は決して衰えることのない絶対王者の証。
まともに喰らったオリジンは、倒れたまま動けない。
「さぁ、まだ立ち上がる気に、なれるかな?」
そんなひかりの言葉に、オリジンは結局答えることができなかった……。
かくしてゴングが鳴り響く。
ひかりが勝ち名乗りを受けたのと時を同じくして、オリジンの他の分身たちと戦っていた猟兵達の試合も決着がついたようだ。
すべてのオリジンの分身がノックアウトされたことで、プロレス・イマジンモンスターと化していたオウガ・オリジンは斃れ、消えていく。
オリジンとのプロレスバトルは、猟兵の完全勝利で幕を下ろしたのだった。
大成功
🔵🔵🔵