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迷宮災厄戦⑦〜時間無制限一本勝負in大図書館

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦


●グリモアベースにて
「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「さて、今回もまたアリスラビリンスで『迷宮災厄戦(ラビリンス・オウガ・ウォー)』に参加してもらうよ。今回の戦場は『世界征服大図書館』――ボクがここの案内をするのは2回目だ。すでに戦場の制圧は済んでるけど、オウガはまだまだ沢山いるからね」
 世界征服に関するあらゆる書物が収められていると言う、広大な図書館の不思議の国。これらの書物を読み、その内容に従った者は、強大な力を得る事が出来る。
 オウガは悪に関する書物を読んで悪らしい行動を行い、猟兵は『正義の書』と呼ばれる書物を読んで正義らしい行動を行う。それによって互いにパワーアップし、ぶつかりあうと言う訳だ。

「今回は変化球なし、真っ向勝負。強力なオウガ『メガトンキング・ネイキッド』と戦ってもらうよ」
 筋骨隆々、290cmの長身を誇る暑苦しい見た目のオウガだ。見た目通り格闘技を得意とし、特殊な能力はないが単純に非常に強い。また、鍛え抜かれた身体は防御力も高い。
「キングは図書館の書架を並び替えて10m立方ほどの狭い空間を作り、そこに陣取って勝負を挑んでくる。キミ達にはこの中に入って、正面からこの勝負を受けてもらう」
 空間の外からの攻撃や、密かに忍び寄っての暗殺などは、『正義の書』の力を得られず不発に終わる可能性が高い。相手に自らの姿を晒し、堂々と名乗りを上げて戦う必要があるだろう。
「戦い方自体も正義っぽい方が良いね。こっちも格闘勝負を挑むとか、敢えてリスクを負った戦い方をするとか、ピンチに陥ってから逆転するとか……まあいろいろあるから、自分の戦い方に相応しいやり方を考えると良いよ。もちろん台詞とかも正義っぽいとなお良いね!」
 なお、正義っぽくさえ有れば、必ずしも格闘勝負、近距離戦を挑む必要はない。そもそも悪の書物で強化されたキングは単純に強いので、狭い空間では逃げながら戦おうとしても簡単に捕まってしまうだろう。
「ちなみにキングは悪の書物を読んでいるとはいえ、卑怯な手段は使って来ない。ただ、こちらの肉体を破壊する事に愉悦を抱き、降参を許さず容赦なく叩き潰そうとする、って所は悪っぽいかな」
 彼が好むのは、闘いではなく暴力だ。正面から勝負を挑んでくるのも、ただその目的を果たすに都合が良いからに他ならない。

「敵は強い。それに真っ向勝負を挑むのは大変かもしれない。でも、正義の心があれば必ず勝利出来る筈だよ!」
 説明を終えたくるるは猟兵達を見渡し、ビシッとポーズを決める。
「それじゃあ、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ」

●暴虐の格闘王
「くっくっく、来たか、猟兵ども!」
 書架で作った闘技空間。入り口とは反対側の奥で、腕を組んで堂々と仁王立つ褐色の王。己の肉体を誇示するように見せつけた『裸の王様』は、長身から猟兵を見下ろして笑みを浮かべた。
「我を恐れずにこの場を訪れた事は褒めてやろう」
 特殊な能力がある訳ではない。研ぎ澄まされた殺気を持っている訳ではない。ただその肉体が力強い。それだけであり、しかしそれが脅威である。
 原始的な暴力を身にまとったキングが、構えを取って猟兵達を見つめる。
「さあ、誰から沈めて欲しい? 覚悟の出来た者からかかってくるが良い!」


一二三四五六
 今回のマッチョは見た目程イロモノじゃない(と思う)。

 ごきげんよう。オリジンも開いたけど通常戦場をお届けします。一二三四五六です。

 本シナリオは一章完結の戦争シナリオとなっております。ボス戦『メガトンキング・ネイキッド』は、ファイール・ティンプレート(脱出請負人チーム“ティンプレ四天王”リーダー・f19523)さんの宿敵です。ありがとうございます。

 補足。
 まあ真っ向から闘えば良いと思います。イメージは格闘ゲーム。タイマン勝負を挑んでも、仲間との共同戦線でも構いません。

 『正義の戦い』の禁止事項に関しても、格闘ゲーム的なイメージだと分かりやすいと思います。チクチクハメ殺してみたり、ゲームバランス無視の無敵技とか仕掛けるのはダメですが、間合いを詰められるリスクを負って飛び道具中心で攻めたりする分には大丈夫です。
 格闘ゲームが分からない方は、まあ、正々堂々闘えばだいたい許されるので、そんな感じで。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『メガトンキング・ネイキッド』

POW   :    メガトンキングドロップ
【天高く弾き飛ばすかちあげボディアッパー】が命中した対象に対し、高威力高命中の【上空でパワーボムの体勢に捕え落下叩きつけ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    メガトンパンチ
【常軌を逸した筋力・体重を乗せた拳】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
WIZ   :    大王爆裂キック
【視線】を向けた対象に、【えげつないスピード・破壊力のミドルキック】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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弥久・銀花
ここは同キャラ対決と言う、夢の競演と行きましょう。

正義の書を読んだ私がユーベルコードのオルタナティブ・エネミーを使用して、正義のメガトンキング・ネイキッドを召喚してあげますので、思う存分格闘の粋を凝らしてぶつかりあいましょう


双方準備できましたね……、それではパ〇ルダーオン!(マ〇ンガーℤのあれです)

2対1は正義にもとりますがこれなら多分ヨシ!

ネイキッド! メガトンパンチです!

打撃の撃ち合いになったら『オーラ防御42』で格好よく戦います





それにしても暑苦しい……、熱中症には気を付けないと……



「ここは同キャラ対決と言う、夢の競演と行きましょう!」
 ユーベルコードの力で、キングの肉体を複製する銀花。暑苦しい筋肉が向かい合う。
「ぬぅ、2対1とは卑怯な!」
「落ち着いてください、まだこれからですよっ。とうっ、パイルほにゃらら・オーン!」
 自分を棚上げして非難してくるキングに対して胸を張ると、勢いよく跳び上がる銀花。そのままコピーキングの肩に飛び乗り、肩車をさせる。
「どうですか。これなら1対1、多分ヨシ!」
「ぬぅぅ、良いのか?」
 オーラでコピーを強化させて、そのまま真っ向から殴り合わせる銀花。だが正義の書も悩んでいるのか、それとも単に乗っている銀花が邪魔なのか、殴り合いは互角に進む。
「ネイキッド! メガトンパンチです!」
「させぬわっ! ふぅんっ!」
 互いの重いパンチが、分厚い筋肉に突き刺さる。大きく呻いてよろめく2人のキング。
 そして、その上で指示を送る銀花……だが。
「これ普通に、すごい乗り心地悪いですね!?」
 コピーキングが殴られる度に激しく揺れ、派手に動けばさらに揺れる。ダウンすれば一緒に倒れて背中も痛い。
「あと、なんだかじっとりします……」
 筋肉の表面に浮かぶ汗の感触も感じられ、その気持ち悪さにも眉を寄せる。いろいろ大変なのはもちろん、デカい筋肉が2人で殴り合う様は視覚にも暑苦しい。
「熱中症になる前に決着をつけますよ、ネイキッド!」
「まだまだっ、そうはいかんぞ!」
 ぶつかりあう激しいパンチ、揺れる身体、飛び散る汗、しっとりとした不快感。必死に耐えながら、コピーを操縦し続ける銀花。
 ――ところで、そうまでして乗り続ける理由は何があるのだろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アニカ・エドフェルト
正々堂々、真っ向勝負、がんばり、ます。
よろしく、お願いします、ね?
(片手でスカートを摘まんで軽く一礼)

もちろん、挑むのは、格闘戦、です。
投げ飛ばしてみたり、関節…は、うまく、極められる、でしょうか。(力づくで持ち上げられ→地面叩きつけで外されたり)
相手のUCを、喰らうも、1回目は、何とか耐えて、立ち上がれると、いいのですが。(〈オーラ防御〉とか〈激痛防御〉とか)

そんな感じで、ある程度、相手の体力、削ることは、出来ますが…
相手のUC、2度目を、喰らって、体力、刈り取られちゃい、ます。
その後の、攻撃に、思わず、ギブアップを、宣言するも、もちろん、許されません、でした…。

(アドリブ歓迎単独希望)



「正々堂々、真っ向勝負、がんばり、ます。よろしく、お願いします、ね?」
「良かろう、受けて立ってやる。だが我は幼子と言えど容赦はせんぞ!」
 片手でスカートを摘み、軽く一礼するアニカ。自分の1/3ほどしかない幼女を相手にしても、キングは容赦なく殴りかかってくる。
「すごい、パンチ……でも……!」
「ぬぉっ!?」
 そのパンチをかわし、引っ張って体勢を崩してやる。倒れた所に腕を取り、一気に関節を引き延ば――そうとするが。
「甘いわっ!」
「えっ……か、はっ!?」
 腕一本の腕力で強引に立ち上がられ、地面に叩きつけられてしまう。力の差をまざまざと見せつけられた所に、今度は重いアッパー。
「メガトンキィィィング・ドロッープッ!」
「っ……ああっ!」
 そこからパワーボムで地面に叩きつけられれば、一瞬意識が遠のく程の衝撃だ。意地で耐えるも、目に見えてふらつくアニカ。必死に食い下がるが、時間を稼いで体力消耗を誘うのが精一杯だ。
「か、はっ!?」
「二発目だ、喰らえっ!」
 結局、そこからもう1度必殺の連携を叩き込まれてしまう。むき出しのお腹には痣が浮かんでヒクヒクと震え、頭はぐらぐら揺れて立ち上がれず――。
「ぎ……ギブアッ……んぐぅっ!?」
「なにぃ、聞こえんなぁ!」
 戦意を喪失して降参するも、黙殺されてしまう。何度も持ち上げられ、餅つきのように叩きつけられ、ボロボロになっていく肉体。
「はぁ、はぁ……あ、がっ……ぎ、ぶ……おね、がっ……はぁ、ぁ……っ!!」
「はは、容赦せんと言っただろうっ!」
 トドメはベアハッグ……太い腕が腰にめり込み、背骨がミシミシと悲鳴を上げる。幼い少女のか細い悲鳴が、図書館に響き渡る――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
真っ向から立ち向かっての格闘戦。
うん、これは別にいい。
でも…いやー、あの筋肉はキツイですって。
戦力的な意味ではなく、純粋にキモイのです。
がっちり組み合って力で対抗はあり得ないのです。
技術でどーにかするですよ。
<隠忍の見えざる手>で念動手を生成。
直接触れたくないので念動手を四肢に纏うのです。
更に2本の念動手を使って自分に補助系の術をかけ続ける。
最後の2本は敵に接触させるのです。
触れた念動手から<意>を読み、行動の起こりを潰す。
上手くいかなくても受け流しや回避に移行すればへーきへーき。
後は隙を見つけて攻撃を撃ち込んでいけばいい。
<徹し>系統の攻撃で数を重ねて削る。
そして最後に重い一撃を徹すっぽい!



「真っ向から立ち向かっての格闘戦。うん、これは別にいい」
 げんなりとした表情を浮かべ、歩み出る鬼燈。生粋の武芸者にとって、戦いは娯楽である、が。
「でも……いやー、あの筋肉はキツイですって」
「ふはは、我の筋肉が恐ろしいか! 貴様のような軟弱な身体ではなぁ!」
 マッスルポーズでそれを誇示し、鬼燈を見下すキング。だがもちろん、そういう事ではなく。
「いや、純粋にキモイのです」
「キモイ!?」
 割とショックを受けた様子のキングをスルーして、見えざる手を四肢に纏う鬼燈。念動の力を借りれば、キングの怪力にも引けを取る事はない。
 あと直接触れたくない。
「ぬぅぅ……おのれ、ゆるさん!」
「許してもらう必要はないのです! あと近づかないでほしい!」
 念動手を通して密かにその身体に触れ、相手の動きの起こりを掴む。そこに合わせての強烈な掌打で、脚を止めさせる。
「ぐふぅっ……おのれ、この程度、我が肉体には!」
「わー、やっぱり暑苦しい!」
 だがキングは強引に突破を図ってきて、迫りくる巨体を慌てて避ける。受け流しや回避は危なげないのだが、迫ってくる度に視覚的に暑苦しい。
「ぬぅん、逃さんぞ!」
「うわぁ……!」
 力強く跳躍し、その巨体でボディプレスを仕掛けて来るキング。こんなのに潰されたらいろんな意味でひとたまりもないと表情を歪める鬼燈は、両手を重ねてキングに向ける。
「いい加減にして欲しいっぽい!」
「なに……ぐふぅぅっ!?」
 そのまま双掌打を腹筋に叩き込み、念動の力を筋肉に徹す。自身より遥かに大きなキングが、大きくふっとばされて――。
「ふぃー、助かったのです」
 その成果より、あれに潰されなかった事に心から安堵する。

大成功 🔵​🔵​🔵​

上野・イオナ
まだこの戦場の予知があるとは思わなかったなぁ
僕はこの図書館の戦場をいくつか回ってきた
その中で筋肉のオウガとも何度か戦ったけど
その時、僕は剣を握ってた
僕は正々堂々と戦ったし相手も納得していたけど……。
うん!多分これが最後だし武器を持たず肉弾戦で行こう!

「英雄イオナ 希望を描きにただいま参上!」
(登場の決めゼリフ堂々叫び入場)
(背後で爆発)
(UC【空を翔ける小鳥が歌うは夢の音色】使用 戦闘BGMがかかる)

パワー系のパンチは出来なくても
僕にはスピードファイターだし
それに白猫の手がある!
猫騙しに肉球パンチ
そして必殺乱れ引っ掻き!

「ただの暴力好きのお前に好き勝手はさせないぞ!」

※アレンジ・連携大丈夫です



「まだこの戦場の予知があるとは思わなかったなぁ……」
 この図書館で戦い抜き、その中で筋肉オウガとも戦ってきたイオナ。
「その時は剣を握ってて、相手も納得していたけど……うん! 多分これが最後だし!」
 せっかくだからと、その虹色の剣を地面に置き、素手でキングの前に歩み出るイオナ。ビシッとポーズを決め、堂々と名乗りを上げる。
「英雄イオナ、希望を描きにただいま参上!」
「うぉぉっ、な、何やつ!」
 決め台詞と共に背後で起こる、七色の爆発、そして鳴り響く激しい戦闘曲。いかにも正義の味方めいた登場に、強い警戒を見せるキング。
「むぅ、だがひょろっこい優男ではないか。我の敵ではないっ!」
「それはどうかなっ!」
 力強く重い拳が振り下ろされるが、キマイラの白翼をはためかせて横跳びに回避する。獣の俊敏さを見せつけ、キングを翻弄しながらの打撃の嵐。
「喰らえ、肉球パンチ!」
「ぬぬぅぅぅ、鬱陶しい!」
 こちらからの打撃も軽いが、その分キングの苛立ちを誘う。パンチが幾度となく空を切るうち、次第に大ぶりになって来て。
「今だ、猫騙し!」
「うぉっ!?」
 跳び上がり、ばちんと肉球を目の前で打ち合わせれば、硬直するキング。立ち尽くしたその隙を逃さず、白猫の手から爪を出しての連続攻撃。。
「必殺、乱れ引っ掻きっ!」
「ぐぉぉぉぉっ!?」
 流石にこれは強烈で、キングの頑強な肉体にいくつもの傷跡が刻まれる。苦し紛れの反撃は当然飛び退いてかわし、ビシッと指を突きつけるイオナ。
「ただの暴力好きのお前に好き勝手はさせないぞ!」
「ぐ、ぐぬぅ、おのれぇ……」
 正義の心に気圧されたキングは、呻きと共にたじろいだ様子を見せる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雷田・龍子
POW

「私が相手です!」
メガトンキング・ネイキッドに向けてビシッと指さす。

メガトンキング・ネイキッドと対峙し、牽制攻撃をしたり【残像】で攪乱したり【グラップル】を試みる。
グラップルで相手を掴めればボディアッパーを防げるだろう。

相手の攻撃は【見切り】で回避を試みるが、喰らった場合はダメージをアイテム【ドラゴンコイル】でこちらの攻撃力へと変換する。

掴めても掴めなくても構わずユーベルコードを発動。
相手の背後に瞬間移動し、自身の胸に乗せることにより、えげつない角度で床に叩きつけるスープレックスを試みる。

「まさか脳筋だから効かないということは無いでしょう?」



「私が相手です!」
「ほう、良かろう。我が拳を受けるが良い!」
 キングめがけてビシッと指さし、宣戦布告する龍子。キングはそれに応じ、力強く殴りかかってくる。
「それはお断りしますが!」
「むぅっ!?」
 その拳を巧みに回避し、ローキックを叩き込んでいく。キングには劣るとはいえ逞しい長身、そこから繰り出されるしなるような一撃に、表情を歪めるキング。
「ぐっ、なかなかやるな!」
「まだまだ。これからです!」
 何度かのローキックで脚を止めさせた所に素早く組み付いていく龍子。間合いの内側に入るとしっかり組み付き、持ち上げようと――。
「甘いわっ!」
「っ……ぐぅっ!?」
 だが、強引に力で振りほどかれ、避ける暇も無くアッパーを貰ってしまう。重い衝撃に身体が浮き上がり……そして、バチバチと身につけたコイルが火花を散らす。
「貰った、メガトンキィィングッ……何ぃっ!?」
「なかなか重いパンチでした。お返ししますよ!」
 追撃を目論んだキングの目の前から姿を消し、背後への瞬間転移。伸び切ったキングの身体を、豊かな胸に乗せた。
 雷龍の毛で出来たコイルは、受けた衝撃を電力に変え、巨体を前にした彼女の身体に力を与え。
「まさか脳筋だから効かないということは無いでしょう。どうぞ、遠慮なく!」
「ぐ、ぉぉぉぉっ!?」
 そのまま豪快なスープレックス……爆乳に乗せての高角度の一撃。キングを脳天から地面に串刺しにすれば、重い衝撃がずずぅぅぅん、と響き渡った。
「のぉぉぉ、我が冠がっ!?」
「むしろ頭を砕いてあげるつもりだったんですが」
 頭蓋骨の代わりに冠が砕け散り、悲痛な悲鳴を上げるキング。もちろん肉体の方にも大きなダメージが入り、頭を抑えて呻く。

大成功 🔵​🔵​🔵​

草剪・ひかり
POW判定
シングル戦希望
お色気、キャラ崩し描写等歓迎

このオウガの存在は利いていたけど
こうして相見えるのは初めて……巨体に見合った迫力、圧力!

だけど、銀河を股に掛けるプロレスの絶対女王“クイーン”たる私には見慣れたもの

アナタがこのリングの「王」?
確かに立派な貫禄だけど……
「超次元の絶対女王」たる私には“ほんの少し”及ばないね!

真っ向勝負が始まれば、圧倒的な体格とパワーの差に、流石に大苦戦
でも、私を沈めるには「ほんの少し」足りないんだな……!

キングの攻め手を躱してバックを取り、芸術的なジャーマンスープレックス!
そして起き上がり際に必殺のアテナ・パニッシャーからの体固めで
完璧な3カウントを頂くよ!



「このオウガの存在は聞いていたけど、こうして相見えるのは初めて……」
 キングの巨体を見上げ、思わず息を呑むひかり。だが怖気づくのでは無く、むしろ戦意を滾らせる。
「確かに立派な貫禄だけどだけど、超次元プロレスの絶対女王(クイーン)たる私には、“ほんの少し”及ばないね!」
「ぬぅ、生意気な。ならば我が力、教えてやろうっ!!」
 挑発に乗ったキングは、真っ向から向かってくる。がっちりと組み合っての力比べ――だが当然、ひかりを襲うのはその巨体に見合った怪力。
「どうした、生意気なのは口だけのようだなっ!」
「っ、くぅぅぅ、流石……か、はっ!?」
 あっという間に膝をつかされ、膝蹴りを貰ってダウンを奪われる。超重量のストンピングのダメ押しを受け、堪らず悶絶。
「ぬぅんっ、どうだっ!」
「ぐ、ぅ……わ……私を沈めるには、“ほんの少し”、足りないんだな……!」
 さらに引き起こされてベアハッグ、豊かな胸が巨体の胸板で圧迫される。苦しさに呻きを漏らし、それでも目は死なずにキングを睨みつけ。
「良かろう、では我が必殺技で沈めてくれるわ!」
 それに煽られるように、キングは必殺技の体勢を見せる。だが、挑発に乗った一撃は僅かに大振り。
「そこっ!」
「何っ……が、はぁっ!?」
 紙一重で回避し、背後からの人間橋。強烈なジャーマンで、脳天から床に叩きつけて。
「ぐぅ、ま、まだ……」
「これで、フィニッシュッ!!」
 その起き上がりに重ねるように放つ、必殺の右腕。女神の鉄槌たるラリアットが、キングを再び床に逆戻りさせた。今度は、それを体固めで抑え込む。
「1・2……3ッ!!」
 鳴り響くゴング――は無いけれど。文句無しに、キングを沈めて見せたひかり。
 天高く掲げられた彼女の右腕が、大図書館の戦いの終結を示すのだった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月21日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はファイール・ティンプレートです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト