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迷宮災厄戦⑦〜世界を賭けたカードゲーム

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦


●グリモアベースにて
「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「さて、今回もまたアリスラビリンスで『迷宮災厄戦(ラビリンス・オウガ・ウォー)』に参加してもらうよ。今回の戦場は『世界征服大図書館』。世界征服に関するあらゆる書物が収められていると言う、広大な図書館の不思議の国だよ!」
 これらの書物を読み、その内容に従った者は、強大な力を得る事が出来る。オウガは悪に関する書物を読み、悪役らしい言動をすることで強化されているので、普通に戦えば勝つのは難しい。
 ただし、この図書館には『正義の書』と呼ばれる書物も眠っている。これを読んで正義の味方っぽい行動をすれば、オウガに負けないほどパワーアップ出来ると言う訳である。

「と、言う前提を踏まえた上で。今回のオウガはちょっと特殊なオウガだから、それに見合った戦い方をする必要があるよ」
 今回戦うオウガは、『遊戯の国の暴君』の異名を持つ、ヒュブリスと言う名の女王だ。彼女は『理不尽なゲームを相手に強要し、それを拒否したもの、敗北した者を器物に変える』と言うユーベルコードを持っている。
「ヒュプリスは『ゲームによる世界征服』を書いた本でパワーアップした事で、このユーベルコードの強制力が非常に高くなってる。ゲームを拒否してヒュプリスを倒すのは不可能に近いんだ。だからキミ達は、ヒュプリスのゲームに乗った上で相手を倒して欲しい!」
 相手の持ちかけてくるゲームに敢えて乗り、勝利を目指す。それは正義の書によって正義的な行動と認められ、力を得る事が出来るだろう。

「今回ヒュプリスが挑んでくるゲームは、いわゆるトレーディングカードゲームっぽい、1対1のカードバトルだね」
 カードからモンスターを召喚したり、魔法を行使したりして闘わせる。相手のモンスターを倒すか、プレイヤーに直接攻撃を決めれば、ダメージを与える事が出来る。そんなオーソドックスなカードゲームだ。
 ただし厳密なルールは曖昧であり、『このカードならこういう事が出来るはず!』と言う説得力が大事になってくる。
「例えば相手が壁を出してたとして、幽霊のカードなら壁を通過出来る、みたいな事を主張すれば、その通りになる、って感じだね」
 どんなカードを使うかも大事だが、それを使う時にどんな理屈(場合によっては屁理屈)を加えるかも、大事になってくるだろう。

 ヒュプリスが使ってくるカードは3枚だ。
 全モンスター中最強の攻撃力と防御力を持つドラゴン『伝説の黄金竜』。
 相手モンスターのあらゆる能力を継続的に低下させる『茨の迷宮』。
 ヒュプリス本人への直接攻撃とカード効果を全て無効にする『鏡の盾』。

「まあいわゆるチートカードってヤツだね。敵のボスが卑怯なくらい強いカードを持ってるのはお約束だから!」
 モンスターで戦おうとしても黄金竜に勝つ事は出来ず、搦め手を取ろうにも茨の迷宮で弱められる。ならば戦闘を避けてヒュプリス本人を狙おうにも、鏡の盾で封じられる、と言う訳だ。
「まあ、でもそれをカードの組み合わせで華麗に打ち破るのが、正義のカードゲーマーの醍醐味ってヤツだね。正義の書のおかげで、キミ達は自分のイメージ通りのカードを創造する事ができるよ!」
 それっぽいモンスターカードや魔法カードを作るのはもちろん、自分のアイテムやユーベルコードをカードにして放つ事なども可能だ。
 黄金竜を倒せば余波でダメージを与える事ができるし、黄金竜を無視して鏡の盾を貫いても良い。各々の猟兵が順に勝負を挑み、相手にダメージを蓄積させていけば、いずれ倒す事が出来るだろう。

 また、これは正義の書の効果なので、正義のカードゲーマーっぽい言動をすると、カード自体が強化されたりもする。
「カードの内容がそれっぽいのは基本として……単純に強いだけのカードじゃなく、組み合わせによって強化されるカードや、相手のカードの弱点を突くようなカードみたいに、芸術点が高い感じを狙うと良いと思うよ。もちろんカードを使う時にかっこいいセリフ、とかも効果的だね!」
 ちなみにカードは何枚でも作る事が可能だが、ただ数の暴力で押し潰すだけでは正義のカードゲーマーっぽくない。数を出すに見合った演出が必要だろう。

「戦争なのにゲームだけど、これはいわば、世界の命運を賭けたカードゲームだよ!」
 説明を終えたくるるは猟兵達を見渡し、ビシッとポーズを決める。
「それじゃあ、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ」

●遊戯開始
「ほう、我が遊技場へ良く来たな、挑戦者よ」
 図書館を訪れた猟兵達を出迎える、白いドレスの美女、ヒュプリス。
 美しいが、どこか冷たく残酷な視線を猟兵達に向け、口元を笑みの形に歪める。
「我に勝負を挑むのならば、覚悟は出来ておろうな」
 自身は悠然と立ったまま、背後に従えた巨大な手が三枚のカードをフィールドに展開する。
 出現の余波だけで図書館の本をなぎ倒し、咆哮と共に君臨する巨大な黄金竜。
 床に、地面に、書架に絡みつき、獲物を求める生きた茨。
 ヒュプリスを守るようにそびえ立つ複数枚の鏡。
「我が無敵の布陣、そなたらに崩せはすまい。敗北する覚悟が出来たら、かかってくるが良い」
 どれも最強クラスのカードだ。倒すのは容易ではない。だが、知恵と勇気、そして何より正義の心があれば、勝利は不可能ではない!
「では、遊戯開始だ!」


一二三四五六
 イメージは某王国編。

 ごきげんよう。ホビーに世界を賭けるのはお約束。一二三四五六です。

 本シナリオは一章完結の戦争シナリオとなっております。ボス戦『遊戯の国の暴君『ヒュブリス』』はシエナ・リーレイ(取り扱い注意の年代物呪殺人形・f04107)さんの宿敵です。ありがとうございます。

 補足。
 『相手が3枚のカードを出す→誰か1人が勝負を挑む→勝敗がつく(猟兵が勝てばダメージが入り、負けると罰ゲームで家具にされる)』までがリプレイの1セット。そして、『改めて相手が3枚を出し直す→別の1人が勝負を挑む→勝敗がつく』と言う感じで、全員分繰り返していきます。
 勝利条件(ダメージが入る条件)は『黄金竜を倒す』か『鏡の盾をどうにかして直接攻撃を決めるか』です。どっちが優れているとかは無いです。逆に、これらを満たせずこちらのカードを使い果たすか、黄金竜に直接攻撃を喰らうと敗北(WIZユーベルコードで罰ゲーム)となります。
 あと単純にカードゲームを挑まず戦おうとしても、敵の強化ユーベルコードを喰らって負けます。勝つ気でこれをやるプレイングは不受理になりますが、意図的に敗北プレイを狙ってこれをやりたい人がいればご自由にどうぞ。

 なお、基本的には1対1ですが、共同プレイングをかける事でこちらが多人数のハンデ戦を挑む事も可能です。その場合、相手のカードもこちらの人数分だけ強くなるので卑怯にはなりません。

 カードのアイディアは自由です。ただし、『1枚でヒュプリスより強いカード』は基本的に作れません。『組み合わせによってヒュプリスより強くなるカード』は可能です。

 決闘開始的なあのアレは、他社様の登録商標ですのでセリフとして使ってはいけません。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『遊戯の国の暴君『ヒュブリス』』

POW   :    遊戯を妨害する者は見せしめとして胸像の刑に処する
非戦闘行為に没頭している間、自身の【遊戯結果が敗北でない限り破壊不能な繰り手】が【遊戯の妨害や攻撃をした者を胸像に作り変え】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
SPD   :    遊戯を拒否するものは硬貨となり国に奉仕せよ
【遊戯する事を拒絶した対象への刑の執行宣告】から【破壊不能な繰り手の捏ね繰り回し攻撃】を放ち、【対象を無数の金属硬貨に作り替える事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    敗者は女王の所有物となり奉仕する栄誉が与えられる
【女王が遊戯を行った結果、敗北】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【破壊不能な漆黒の繰り手による捏ね繰り回し】から、高命中力の【対象を家具や食器や調度品に作り変える技】を飛ばす。
👑11
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ヴェル・フィオーネ
・心情
カードゲーム……アリスとしての『想像力』、見せてあげる!

・戦闘
まずはモンスターカード、『ポーン・アヘッド』を召喚!
このモンスターは最弱クラスの攻撃力と防御力な代わり、幸運で相手の効果を受けない……つまり、『茨の迷宮』をまっすぐ突き進む!
敵の攻撃は、他のモンスターと位置を入れ換えて攻撃を庇わせる魔法カード、『キャスリング・シャッフル』で新たに召喚した『ルーク・シールド』が代わりに受ける!
そして、魔法カード『翔覚醒~白き姫騎士~』で『ポーン・アヘッド』を『クイーン・ホワイト』に進化!
最強クラスの攻撃力と、散った仲間の力を受けてパワーアップする効果で、黄金竜を打ち倒すわ!

・その他
アドリブOK



「カードゲーム……アリスとしての『想像力』、見せてあげる!」
 想像力を武器にするアリスナイトにとって、この戦場はまさにうってつけの場。ヒュプリスや黄金竜の威圧も、ヴェルの想像の翼を遮るものではない。
「まずはモンスターカード、『ポーン・アヘッド』を召喚! このモンスターは幸運で相手の効果を受けない」
「ほう、だが弱小の兵士如きでなんとする?」
 迷宮を抜けたそのモンスターは、確かに弱小。黄金竜の爪が掠めるだけで、粉々に砕け散りかねない。
「続けて『ルーク・シールド』を召喚! そして、魔法カード『キャスリング・シャッフル』を発動!」
 そこで、新たに召喚したモンスターと兵士の位置を入れ替える。硬い盾と鎧に武装した重戦士が、黄金竜の爪を真っ向から受け止めて――そして、砕け散った。
「最強の竜の前では、誤差の範囲だ、残念だったな」
「いいえ、まだよ! 魔法カード『翔覚醒~白き姫騎士~』、発動!」
 カードから放たれる聖なる白銀の光。それは彼女自身の力――己の想像と兵士が完全に重なり合った時、兵士は女王へと進化する。
「むぅ、進化しおったか……だが!」
 黄金竜のブレスが、女王を包み込む。例え進化しても、ただ1枚のカードでは黄金竜には敵わない――。
「進化した『クイーン・ホワイト』の効果! このカードは、散った仲間の力を受けてパワーアップする!」
「何ぃっ!?」
 散った重戦士の力が、無形の鎧としてその身を守る。女王は、ランスを手に真っ向からブレスに突っ込んで。
「いっけぇっ!!」
「馬鹿なっ……ぐああああっ!?」
 その切っ先が、黄金竜の口の中に突き刺さった。光が内側から黄金竜を灼き尽くし――ヒュプリスを巻き込んで大爆発を起こし、ライフポイントを削り取る。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エメラ・アーヴェスピア
カードゲーム…昔そういう依頼を受けた事があったわね
その分経験もあるし…行けるかしら

対竜
それじゃ…私のターン
魔法C「魔導蒸気の援軍要請!」により魔導蒸気モンスターを一体特殊召喚するわ
要請受諾、投下準備…完了。灰になる覚悟はできたかしら?「魔導蒸気の機械灼熱巨人」!(中身はUCの巨人兵)
聞くにある世界では機械の巨人は伝説の竜並みに強力だとか
そして今回は炎の巨人、召喚された時に茨なんて物は焼き尽くすわ!
さらに「瘴気の魔導蒸気機関」を装備、貴女の竜の攻撃力を下げる…ええ、モデルは今回の戦場⑤に出て来た物よ
さぁ、吹き飛びなさい!アルティメット・ブレイズフィスト!…少しカッコつけすぎかしら?

※アドリブ歓迎



「カードゲーム……昔そういう依頼を受けた事があったわね」
 その経験を思い出しながら、カードを創り出すエメラ。
「私のターン。魔法カード『魔導蒸気の援軍要請!』により、魔導蒸気モンスター1体を特殊召喚するわ」
 優れた魔導蒸気機械の技術者でもある彼女のモンスターは、精緻な構造を持って生み出される。蒸気を噴き上げ、炎を渦巻き現れる、鉄の巨人兵。
「要請受諾、投下準備……完了。灰になる覚悟はできたかしら? 『魔導蒸気の機械灼熱巨人』を特殊召喚!」
 そして、確固たる想像力は、確固たる力を生み出す。炎の巨人は茨を寄せ付けず、黄金竜経と真っ向から掴みかかった。
「ある世界では機械の巨人は伝説の竜並みに強力だと聞くわ……その力を受けなさい!」
「ほう、なかなか強力なモンスターだ……だが、我が黄金竜には及ばぬ!」
 一方の黄金竜もまた、ヒュプリスの力を注ぎ込まれた強大なモンスター。最強と言う概念を形にしたそれの前では、いかに巨人と言えど。
「なら……装備カード『瘴気の魔導蒸気機関』!」
「何ぃ、そのカードは!?」
 だが巨人が蒸気機関から瘴気を吹き出せば、さらに力を増していく。逆に黄金竜は、瘴気に包まれ弱っていく。
「気づいたようね。このカードのモデルは、猟書家レディ・ハンプティの技術よ!」
 確固たる想像力が力を生み出す、それは装備カードであっても同じ事。確かなイメージは、黄金竜と巨人の差を逆転するには十分。
「さぁ、吹き飛びなさい! アルティメット・ブレイズフィスト!」
「ぐあああああっ!?」
 エメラが力強く拳を突き出すのに合わせ、鉄の巨人も燃え盛る炎の拳を突き出した。それは黄金竜を真っ向から貫き、爆発させた。
「……ちょっとカッコつけすぎたかしら?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

秋山・軍犬
解説役のギャラリー
後一撃で負けの状態
処刑BGMは必須
※正義の書:熱い決闘の作法参照

ナンシー「残りライフは1…軍犬!」

ジョン(ラジカセ>処刑BGMぽち~)

自分はフードファイターの料理人を召喚
このカードは自身の攻撃力以下の特定のカードを調理する!

更にドラゴン料理のレシピを料理人に装備
これで攻撃力に関係なく竜族を調理できる

出来上がった黄金竜のドラゴン料理と料理人をフュージョン!

皆の食卓を守る為
果てなき食の未来へ駆け抜けろ
アクセルフュージョン!

黄金竜のフードファイター!

正義の書『暗雲が一気に晴れて光が差し込む演出入りま~す』

未来へ駆け抜けるフードファイターは
あらゆる困難を乗り越える…そう鏡の盾さえも!



「ぐぅぅぅっっ……!」
「残りライフは1……軍犬!」
 手勢のほとんどを失い、満身創痍で膝をつく軍犬。観戦するナンシーが、悲痛な声を上げる。……どこから現れたのかは知らないが。
「口ほどにもなかったな。そろそろ引導を渡してくれよう!」
「……それはどうかな!」
 ヒュプリスの悪役らしい嘲りに、不屈の心を持って立ち上がる。どこからか響き渡る処刑用BGM。
「自分は『フードファイターの料理人』を召喚! このカードは自身の攻撃力以下の特定のカードを調理する能力を持つ!」
「ほう。だが無駄だ、黄金竜を調理する事など――」
「更に!」
 ヒュプリスのセリフを食い気味に、新たなカードを追加する。料理人に装備される、一冊の本。
「『ドラゴン料理のレシピ』を装備! これで攻撃力に関係なく、竜族を調理出来る!」
「何ぃっ!?」
 満身創痍からの逆転、そして処刑用BGM。正義のシチュエーションがそのコンボを成立させる。料理人は黄金竜に飛びかかり、その包丁を突き立てた。
「皆の食卓を守る為、果てなき食の未来へ駆け抜けろ――アクセルフュージョン!! 生来せよ、『黄金竜のフードファイター』!」
 黄金の光を纏って現れた新たなモンスターへと、暗雲が晴れ、光が差し込む。そもそも室内なのに何故暗雲が、などと言うのは、この勢いの前では些細な話。
「ば、馬鹿な……我が黄金竜が……調理されたっ!?」
「未来へ駆け抜けるフードファイターはあらゆる困難を乗り越える……そう! 鏡の盾さえも!」
 愕然とするヒュプリスへ、まっすぐに突き進むモンスター。それは鏡を叩き割り、ヒュプリスの身体を斬り裂いた。
「ぐああああああっ!?」
 大きくライフポイントを削られ、膝をつくヒュプリス。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リアン・ブリズヴェール
【アドリブ歓迎】【ソロ希望】
まずは遊戯開始前に【魅了変化】で6歳の魔法少女の女の子となり、相手を油断させようとします

使うカードは「ファム」「魔物幽霊娘軍団」「ラミア」の召喚カード、カード効果はUCの【オルタナティブダブル】と【コールレギオン】を使い、カード自体を操りますが呼び出したファムや魔物娘・ラミアもカードがダメージを受けるとダメージを受けます

挑むの黄金の伝説竜です、ラミアで押さえ、魔物娘幽霊の魔法とファムの攻撃の連携で撃破しようとしますが
黄金竜のブレスで魔物娘幽霊が黄金像にされファムもラミアも突破されてリアンが負けそうです

そうなったらリアンを含めた全員が家具や食器や調度品にされます



「ふん、そなたのような小娘も我に挑むというのか?」
「はい……リアンは、負けませんっ!」
 幼い姿で、キッ、と強く睨みつけるリアン。その姿は油断させる術で、実際の姿はもう少し大人だが。
「まずはこのカードを……『ラミア』を召喚します!」
 呼び出すモンスターは、半人半蛇の美女。長い胴体を黄金竜に巻き付かせ、足止めを図る。
「さらに、『魔物幽霊娘軍団』も召喚!」
 続いて黄金竜へと挑むのは、大量の魔物娘の幽霊。物量をもって最強の相手を打ち倒そうとする――が。
「無駄だ、有象無象の力では黄金竜には通用せぬ!」
「くっ……!」
 軽々と拘束を引き剥がしていく黄金竜。魔物娘達の攻撃もその皮膚を傷つけるには至らない。
「最後に……お願い『ファム』!」
 ならばと繰り出す最後の切り札は、彼女に宿るもうひとりの人格だ。瓜二つの寡黙な少女が、その手から魔法を放つ。
「……!!」
 黄金竜を包み込む、大量の魔弾。連携して、魔物娘達も黄金竜に殺到し。
「無駄だと言っている!」
「なっ……!」
 そして、黄金竜のブレスが放たれた。黄金像へと変わり、地面に落ちていく魔物娘達。
「所詮雑魚は雑魚。我の黄金竜には通じぬ」
「そ、そんな……!?」
 ラミアの拘束を物ともせず、リアンへと襲いかかる黄金竜。ファムが必死に魔弾を放つが、足止めにもならず。
「これで終わりだ……敗者の罰を受けるが良い!」
「きゃああっ――」
 打ち倒された瞬間、現れる漆黒の手。それに握りつぶされ――椅子に姿を変えられるリアン。
「ふむ、なかなか良い出来だ」
 女王はその椅子に悠然と腰掛ける。ラミアはテーブルにされ、その反対側には同じデザインの椅子となったファム。
 ここに、女王のためのテーブルセットが完成した――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です




「ジジッ、ジジジジ……(ヒギギギッ! ッ!?)」


ユーベルコードのオルタナティブ・エネミーを使用して決闘代理人を用意しました
ですが私自身はこれカードゲームを放棄してると見做された様なので、枕元のライトスタンドの様な家具にされて部屋を照らしています
体が後ろ手に腕を組んで拘束された感じで、物の様に固められて通電される感覚が延々と続きます
一切の意思を示す事は出来ません




それはそれとして、決闘代理人はカードバトル開始です



ステータスが相手より強いので相手の出すカードを読み切って同じ伝説の黄金竜を相打ちに持って行ってダメージを与える作戦で行きましょう



「我を模倣するとは面白い。だが、我が鉄壁の布陣、模倣如きが打ち倒せるものか!」
 ヒュプリスの前に立つ、もう1人のヒュプリス。銀花のユーベルコードによって生み出された模倣者が、黄金竜を呼び出していく。
 ぶつかり合う2体の黄金竜。……で、その模倣者を生み出した銀花が何をしているかと言うと。
(ヒギギギッ! ッ!?)
 代理人を立てた事で、自身は降伏したとみなされ、電気スタンドに変えられていた。机の上に置かれ、物言わぬまま周囲を照らしている。
(ギギギギギギギッ――!!)
 感覚としては、後ろ手に腕を拘束され、指一本動かせず拘束されているような形だ。器物であるため、僅かな身じろぎすら許されない。
(ギギッ――ギッ、ヒギィ……!?)
 そして電化製品なので当然、体内には電流が流れて続けている。強い痺れと苦痛に絶えず襲われ続け、狂う事すら出来ない。
「我の黄金竜こそが最強……それより強いカードなど有りえぬ!」
 2体の黄金竜のぶつかり合いは熾烈さを増し、余波で風が吹き荒れる。カタカタと揺れるスタンド。
(ギィィイィッ――)
 銀花にしてみれば、倒れる事もできずに全身を揺さぶられるに等しい。だが、その苦痛を表明する事すら許されていない。
(ギッ、ガッ――ギギィッ――)
「ぐ、ぐぅぅぅぅぅぅっ!?」
 黄金竜同士が相打ちになり、爆発を起こす。その衝撃波で、スタンドはコテン、と机に倒れこんだ。
(ギッ――!?)
 全体的に斜めな、より不安定な体勢で動けなくなる銀花。苦痛がより増して、心の中で呻きを漏らし続ける。
 だが、外から見れば、何の変化もないスタンドは無言で、周囲を照らし続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フレミア・レイブラッド
カードで戦う、というのは斬新ね。
そうね…わたしは自分をイメージしたカードを幾つか用意するわ。
イメージを持ちやすいしね♪

先ずは1枚目「創造支配の紅い霧」。
相手のカードを無効化・支配して自身のカードとして使用できる。
霧は鏡を曇らせ、その輝きを失わせるわ。鏡の盾は術者本人への効果を無効にする。けど、鏡への効果はどうにもならないでしょう?
2枚目「次元放逐」。紅い霧で視界を封じられた黄金竜に対し、異次元の穴を開けて次元の挟間へ放逐させて貰うわ。
能力が高くてもこの場にいない竜なんて怖くないわ。
3枚目「真祖の吸血姫」…言うまでも無く力を解放したわたし自身。
直接攻撃で貴女に再現した真祖の力を叩き込んであげるわ



「カードで戦う、というのは斬新ね」
 イメージしやすいよう、自分の力をカードに込めるフレミア。
「まずは1枚目……魔法カード『創造支配の紅い霧』!」
 カードから溢れ出す膨大な魔力の籠もった霧が、戦場を包み込んだ。互いの姿も、黄金竜も、霧の中に覆い隠していく。
「ぬぅ、これは……」
「確か、鏡の盾は術者本人への効果を無効にする……だったかしら?」
 その中で、フレミアの声だけが響く。鏡も霧に呑み込まれ――そうなればもはや、何も映さない。
「でも、鏡そのものへの効果はどうにもならないでしょう……霧は鏡を曇らせ、その輝きを失わせるわ!」
「ちぃっ!?」
 身の守りを剥がされ、警戒を強めるヒュプリス。黄金竜を呼び戻し、己の身を守ろうとする。
「いくら鏡の盾を奪った所で、我には黄金竜が……」
「そうね、だから2枚目はこれよ、『次元放逐』!」
 フレミアは続けて、霧の中に異次元の穴を開く。吸い込まれていく黄金竜の巨体。
「次元の狭間へ放逐させて貰うわ。能力が高くてもこの場にいない竜なんて怖くない!」
「ぐっ……我が黄金竜がそのようなものにっ!」
 黄金竜はそれに抗い、吸い込まれまいとする。最強のカードと言うだけあり、簡単に無力化する事は出来ない、が。
「3枚目、『真祖の吸血姫』――」
「はっ!?」
 足止めできればそれで十分。守る者なきヒュプリスの前に現れるのは、フレミアの姿を再現したモンスター。
「再現した真祖の力……その身に叩き込んであげるわ!」
「っ……があああああっ!?」
 莫大な魔力を篭めた魔槍が、ヒュプリスの身体に突き刺さる。
 衝撃に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられると、主が力を失った事で黄金竜も次元の狭間に消えていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩波・流江
(アドリブ歓迎です!)

「魔法札『砂浜の輝き』
光属性を対価として手放し…地属性の『砂鳥の卵』を召喚します
この子の効果は場に光属性の札が4枚無いと使用不可ですが、手放した『暴走花ちゃん』の効果で、場にある札を光属性にします

その鏡は貴女を対象とした効果を防ぐ物…これは場の全ての札に影響を及ぼすため無効の対象外です
条件を満たした『砂鳥の卵』を手放し、この子を呼びます

母なる海岸の命の砂よ、その内に秘められし天空へと舞え!
『大いなる砂鳥』!

『砂鳥の卵』の効果で召喚された時、この札以外の場の全ての効果を無効にします
これで貴女の守りは無くなりました
黄金竜は無視しますよ?

『大いなる砂鳥』は直接攻撃出来ますので」



「魔法札、『砂浜の輝き』を発動……光属性を対価として手放し、地属性の『砂鳥の卵』を召喚します」
 手札の1枚を代価に、流江が呼び出したのは大きな卵。
「この卵を孵化させるには、光属性の札が4枚必要です」
「光属性? そんなものがどこにいる……何っ!?」
 ヒュプリスの言葉に答えるように、戦場のカード全てが光を放つ。卵はもちろん、黄金竜と迷宮の茨、そして鏡の盾までも、だ。
「先程手放したのは『暴走花ちゃん』。この効果で場にある札全てを光属性に変えます。鏡の盾が無効化するのは、あくまで『貴女を対象とした効果』でしたね?」
「手放した事で発動する効果だと……!?」
 4枚のカードの光が、卵に集まっていく。収束した光は、卵を内側から突き破り――。
「母なる海岸の命の砂よ、その内に秘められし天空へと舞え! 『大いなる砂鳥』!」
 孵化し現れる、一羽の鳥。羽ばたきと共に砂嵐が生まれ、戦場を包んでいく。
「我のカードを利用して、切り札を呼んだだと!? おのれ……!」
「『大いなる砂鳥』は『砂鳥の卵』の効果で召喚された時、この札以外の場の全ての効果を無効にします」
 溢れる砂に茨が埋まっていき、鏡の盾はもはや何も映さない。屈辱に打ち震えるヒュプリスに対し、あくまで流江は冷静に手順を進める。
「だがっ、我が黄金竜は最強のモンスター、効果を無効にされた所で!」
「ええ、そうですね。砂鳥では勝ち目がありません」
 そして砂嵐は、砂鳥自身も包み隠す。黄金竜はその力を振るう相手を失い、右往左往するばかりで。
「ですが、『大いなる砂鳥』は直接攻撃出来ますので」
「っ……があっ!?」
 ヒュプリスの背後に現れた砂鳥が、その身体を鋭く切り裂き大きなダメージを与える。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーリィ・リトルウィッチ
私のターン!いくわよー!

手札から魔法カード!『偉大なる魔女の偉大なる秘術』を発動するわ!
空に現れた巨大な魔法陣が見えるかしら?
あの魔法陣には、私のターン毎に炎が一つ灯されるの!そして3つの炎が灯されたとき、地獄の炎が場のモンスターを焼き尽くす!つまり3ターン後に貴方は負けるってわけ!

そして私は魔法カード!【翠宝石の兵隊】を発動!攻守0の兵隊を4体召喚するわ!
この子たちを一度に破壊できない限り、3ターン以内に貴方は私を攻撃できない!
これで私の勝利は確定ね!

残り3ターン、敗北に怯えてプレイするといいわ!私がじっくりと見ててあげる!
ふふ、ふふふ、あははははははは!!!!

※アドリブ歓迎!敗北も可



「私のターン! いくわよー!」
 自信満々に、カードを展開するシャーリィ。そのうち1枚をヒュプリスへ突きつける。
「手札から魔法カード! 『偉大なる魔女の偉大なる秘術』を発動するわ!」
「ふむ?」
 カードから迸る魔力は空へと舞い上がり、巨大な魔法陣が生成された。中心には、3つの空白。
「あれが見えるかしら? あの魔法陣には、私のターン毎に炎が一つ灯されるの! そして3つの炎が灯されたとき、地獄の炎が場のモンスターを焼き尽くす! 3ターン後に貴方は負けるって訳よ!」
 得意げにその効果を解説するシャーリィ。さらに新たなカードを追加する。
「そして……魔法カード、『翠宝石の兵隊』! 攻守0の兵隊を4体召喚するわ! この子たちを一度に破壊できない限り、3ターン以内に貴方は私を攻撃できない!」
 必殺のコンボを完成させた彼女は、自信満々に胸を張る。ついには高笑いすら溢れ出すほど。
「これで私の勝利は確定ね! 残り3ターン、敗北に怯えてプレイするといいわ! 私がじっくりと見ててあげる! ふふ、ふふふ、あははははははは!!!!
「……なら、我のターンだな?」
 が。ヒュプリスは冷静に、己の下僕に指示を下す。
「焼き払え、黄金竜!」
「……え?」
 ブレスが一瞬で、4体の兵隊を蒸発させる。胸を張ったまま、硬直するシャーリィ。
「え? え?」
「これで壁はいなくなったな……さあ、黄金竜よ、トドメを刺してやるが良い!」
 慌てて手札を見るが、防ぐ術は何一つない。黄金竜のブレスは、そのままシャーリィの身体を包み込み。
「きゃあああああっ!?」
「まるで、相手にならなかったな」
 悲鳴と共に、ライフを失うシャーリィ。その身体が漆黒の繰り手に握られると、物言わぬ家具が一つ、戦場に残された。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
『悪竜』を召喚し、続けて魔法カード『限定開放・戦乙女の影』を発動。
『茨の迷宮』による能力低下を解除するとともに手札から『戦乙女の影』を特殊召喚。
さらに『戦乙女の影』の特殊能力『UC魔剣解放・竜殺しの戦乙女』を発動。
これは『悪竜』と『戦乙女の影』を場から排除することで『竜殺しの戦乙女』を特殊召喚する。
召喚された『竜殺しの戦乙女』で『伝説の黄金竜』を攻撃。
この時、攻撃対象が竜であるので『竜殺しの戦乙女』の特殊能力『竜殺し』が発動。
『伝説の黄金竜』の攻撃力と防御力を低下させる。
『竜殺しの戦乙女』の行動が終了した時点でターンエンドっぽい!
これが公式大会で禁止される竜殺しコンボなのです!



「『悪竜』を召喚。続けて魔法カード『限定開放・戦乙女の影』を発動!」
 魔法カードに描かれた魔剣から姿を現す、戦乙女の影。それが鬼燈の召喚した悪竜を縛る、迷宮の茨を払いのける。
「ほう、我が黄金竜に竜で挑むか。だが我が竜こそが最強よ!」
「いえいえ、これからなのです。『戦乙女の影』の特殊能力『UC魔剣解放・竜殺しの戦乙女』!」
 カードから放たれるのは、鬼燈のユーベルコードだ。悪竜と戦乙女の影は姿を消し、そして混ざり合って。
「是は、竜との戦いである――『竜殺しの戦乙女』を特殊召喚!」
 悪竜の血肉を対価に現れたのは、彼の魔剣の銘と同じオルトリンデの名を持つ戦乙女。黄金竜を恐れる事なく毅然と立つ。
「伝説の黄金竜を攻撃なのです!」
「ふん、迎え撃て、黄金竜!」
 指示を贈る鬼燈だが、いかに強大な戦乙女と言えど、相手は最強の黄金竜。ステータスでは劣る。そのままでは敗北は必至。
「この時、『竜殺しの戦乙女』の特殊能力『竜殺し』が発動!!」
「何っ……!?」
 だが。相手は強大なモンスターである前に、竜だ。そして竜であるならば。どれほど強大であっても――。
「……ターンエンドっぽい!」
「何だと? 一体何を……ぬぅぅ!?」
 黄金竜に背を向ける戦乙女。当然黄金竜は、その背に攻撃しようとする、が――。次の瞬間、黄金竜の身体がバラバラに引き裂かれ、弾け飛んだ。
「ば、馬鹿な!? ぐあああっ!?」
「すでにその竜は殺してあったのです。竜であれば全て殺す!」
 その余波を受けて吹き飛ぶヒュプリス。手元に戻って来る戦乙女を侍らせながら、鬼燈は高らかに宣言した。
「これが公式大会で禁止される竜殺しコンボなのです!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜月・クリスタ
「腕力勝負じゃないなら勝ち目はある!さてシャッフルに細工を…ってママ!?ごめんなさいーっ!!」

という訳で妾が正々堂々相手になってやる。妾が勝ったら…先程の非礼の詫びも含め、娘を胸像にしてもらうぞ。妾達二人の身が代償故、これで公平じゃろ。(【催眠】で娘の服を脱がせ始める鬼母)
「ひどいや、ひどいやっ…!」

妾が出すのは以下のカード
一枚目:子狐のカード。二&三枚目と組み合わせドラゴンを攻撃。
二枚目:自分のカード一枚を相手の効果を受けなくする魔法。
三名目:自分と相手のモンスターを一体選び、自分のカードを相手のカードの攻撃力分強化する魔法。

鏡の盾の効果は【本人】への効果しか無効化できない。これで終いじゃ!



「腕力勝負じゃないなら勝ち目はある!」 さてシャッフルに細工を……あだっ!?」
 イカサマをしようとした所で、母親代わりの妖狐に拳骨を落とされるクリスタ。
「全く、何をやっておるか!」
「ママ!? ごめんなさいーっ!!」
 頭を抱えて蹲るクリスタを見下ろし、ため息を漏らす妖狐。そしてヒュプリスに向き直る。
「という訳で、妾が正々堂々相手になってやる。妾が勝ったら……先程の非礼の詫びも含め、娘を胸像にしてもらうぞ」
「ええっ!? ひどいや、ひどいやっ……!」
 催眠をかけられ、服を脱がされるクリスタ。鬼のようだが、これもお仕置きである。
「くく、面白い茶番だ。だが、我に勝てるものか」
「ふん、それはどうかのう!」
 妖狐が召喚するのは、子狐のモンスター。黄金竜の前ではあまりにか弱い……いや、それ以前に迷宮の茨にすら絞め殺されそうだが。
「そら、見るが良い……こやつの真の力を!」
「何っ!?」
 続け様に2枚の魔法カードを放つ妖狐。煙が子狐を覆い隠して茨から身を守り、そして――その背後に生み出されるのは、黄金の竜の幻影。
「貴様の自慢の黄金竜の力、我が物とさせてもらう!」
「何っ……!?」
 相手を化かすのは狐の本領。幻影と本物の竜が、真っ向からぶつかり合う。同じ力で、当然相打ちになり――。
「これで、終いじゃ!」
「くぅぅぅっ!?」
 そして、その相打ちから免れていた子狐本体のひと押しが、鏡の盾を掻い潜ってヒュプリスにダメージを与えた。
「って言うか勝ったのになんで……うわー!?」
「ふふん、なかなか良い出来ではないか。芸術家にでも転向すれば良いものを」
 そして、約束通り裸の胸像へと変えられていくクリスタを見て、満足げに頷く妖狐。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルナ・ステラ
カードゲーム?初めてです...
でも、世界を救うためにどうにかしないと!

カードが作れるんですか?
それなら、図書館で読んだ本の...
ジークフリートさん力を貸して下さい!

―そんな!押されてます!?
竜相手にパワーアップしているはずなのに、まだ何か足りないのでしょうか?
(そうです!カードに頼りきってわたしは何もしていなかったです!カードを信じるのと頼りっぱなしなのは違います!)

ごめんなさい!協力させてください!
迷宮は氷魔法で凍らせて効果を弱めましょう。
そして、わたしのUCの剣を装備してください!

<竜に対して強い+剣を装備するとパワーアップ+茨の迷宮弱体化>
一人の力では無理でも協力すれば!必ず勝てるはず!



「カードゲーム? 初めてです……でも、世界を救うためにどうにかしないと!」
 図書館で読んだ本を思い出し、そのイメージをカードに込めるルナ。
「ジークフリートさん、力を貸してください!」
 現れたのは竜殺しの英雄。黄金竜を相手にすれば力を増し、果敢に挑んでいく、が。
「そんな! 押されてます!?」
「ふん、英雄なぞ、竜に殺されるものだ!」
 その戦いは劣勢。黄金竜の爪が、次々とその身体を斬り裂く。鎧も剥がれ、とめどなく血を流す英雄。
「まだ何か足りないのでしょうか……はっ、そうです!」
 その戦いを見守り、不安そうな表情を浮かべていたルナ。だが、手元に残る魔法カードを見て、はっと気づく。
(カードに頼りきってわたしは何もしていなかったです! カードを信じるのと頼りっぱなしなのは違います!)
「ごめんなさい! 協力させてください!」
 その魔法カードに篭められたのは、彼女自身の魔力。氷が迷宮の茨を凍らせれば、英雄を縛っていた呪いも消えて。
「そして……この剣を使ってください!」
 もう1枚のカードからは、無数の剣が迸る。十天の力を宿した剣、それだけでは黄金竜には届かないが。
「一人の力では無理でも協力すれば! 必ず勝てるはず……!」
『――!!』
 その剣に合わせて跳躍する英雄。空中で剣を掴み取り、黄金竜に振り下ろす。突き刺せばすぐに離れ、別の剣を手にとって。
「竜殺しの力と、この剣のパワーアップ……これでっ!!」
「ぬぅぅっ!?」
 次々と剣を突き刺され、のたうつ黄金竜。そしてついには、英雄の剣が心臓を貫いて。
「ぐぅぅぅぅっ!」
「やりましたっ、英雄さんっ!」
 黄金竜が爆発し、その余波でライフを削られるヒュプリス。その光景に、ルナは快哉を叫ぶ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フェルト・ユメノアール
カードバトルなら負ける訳には行かないね!
無敵なんてものはない、今からボクが証明してみせる!

黄金竜の攻撃に合わせてカウンタースペル『ワンダースモーク』を発動!
色鮮やかな煙幕で攻撃を無効にする!
この瞬間、ボクは手札から【グランギニョルの夜】を発動!
闇属性の「SP」モンスター2体をデッキから召喚する!
カモン!【SPアクロバット】【SPゴーストン】
アクロバットならこの煙の中でも音を頼りに黄金竜を攻撃する事が可能

もちろんブレスや翼の突風攻撃で煙対策をしてくるのは想定内さ
なら、ボクは大量のゴーストンを盾に攻撃を防御
ゴーストンは破壊された時、相手の能力をダウンさせる
動きの鈍った黄金竜にアクロバットで攻撃だ!



「カードバトルなら負ける訳には行かないね!」
 普段からカードを武器にするゲーマーとして、カード勝負に燃え上がるフェルト。
「無敵なんてものはない、今からボクが証明してみせる!」
「ならば我が黄金竜こそが無敵と証明してくれる!」
 フェルトに迫る黄金竜。これを喰らえばひとたまりもないが……。
「カウンタースペル『ワンダースモーク』を発動!」
「むっ!?」
 生じた色鮮やかな煙幕が、フェルトの身体を覆い隠した。黄金竜の攻撃は相手を失って空振り、声だけが響き渡る。
「この瞬間、ボクは手札から『グランギニョルの夜』を発動! 闇属性の『SP(スマイルパペット)』モンスター2体をデッキから召喚する――カモン! 『SPアクロバット』、『SPゴーストン』!」
 現れたのは、愛らしい色鮮やかな蝙蝠と、コミカルな姿の幽霊豚。煙幕の中見え隠れするその姿に、ヒュプリスは嘲りの視線を向ける。
「ふん、そのような道化人形に何が出来る!」
「すぐに分かるさ。さあ、アクロバット!」
 煙幕の中でも音波を頼りに跳び回り、体当たりを繰り返す蝙蝠。黄金竜もブレスを放って周囲を焼き払おうとするが。
「それを待っていたよ!」
 広範囲の攻撃に合わせて幽霊豚が大量に増殖し、フェルトを守る盾となる。当然彼らはそのままブレスに焼かれ――呪いを遺す。
「ゴーストンは破壊された時、相手の能力をダウンさせる!」
「何!?」
 いくら黄金竜と言えど、無数の呪いをその身に浴びれば、力を失う。飛ぶことすらできなくなったその竜めがけ、まっすぐに突き進む蝙蝠。
「今だ! アクロバット!」
「お、おのれぇっ……」
 高速の体当たりが竜の巨体を貫き、爆発させる。その爆発を貫通し、蝙蝠はさらにヒュプリスへと迫り。
「どんなカードも、使い方次第……最強のカードなんてないんだっ!」
「馬鹿な……ぐああああっ!?」
 その一撃は、鏡の盾ごと打ち砕き。全てのライフポイントを奪い去られたヒュプリスを、骸の海へと送り返したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月11日


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#アリスラビリンス
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#戦争
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#迷宮災厄戦


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシエナ・リーレイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト