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隠された貯蔵施設を探せ!

#UDCアース

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#UDCアース


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「…そうか。ガスはそちらに届く前に、UDC(アンダーグラウンド・ディフェンス・コープ)と猟兵たちの手によって、奪われたのか」
 ここはとある地下。1人の人物が無線機を使って、誰かと会話しているようだ。
「この貯蔵施設も危ないと? …ふっ、笑わせてくれる。輸送部隊は奇襲を受けたようだが、ここでは奇襲される心配はない。もし来たとしても、返り討ちに出来る。ここは私の庭のような物だから。…了解。また何かあったら、連絡を」
 そう言ってその者は無線を切る。
「…さて、猟兵たちは果たしてここを探すことが出来るのか…見物だな」
 その者はそう呟きながら、目の前にある大きな扉を開き、その先の物を眺める。そこには大量のガス兵器が貯蔵されていたのであった。

「皆、迷宮災厄戦ではお疲れ様だったな。無事勝利することが出来、カタストロフも回避することが出来た。だが、俺達のオブリビオン達との戦いはまだ終わったわけではない。各世界ではまだオブリビオン達が蔓延っているようだ。というわけで、今回のブリーフィングを始めるとしよう」
 グリモアベースに集まった猟兵たちにそう告げて、防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)は左腕のハッキングツールを操作し、中央に置いてある透明な机に今回の舞台の地図を表示する。
「今回の任務は、邪神教団の貯蔵施設を探し出し、強襲を仕掛けて制圧することが目的だ。実はとある作戦で邪神教団の輸送部隊の関係者が残していた書類の一部を入手し、貯蔵施設が存在することが判明した。そこには大量のガス兵器が貯蔵されている。そんな危険な物を放置しておくわけにはいかん。で、肝心の場所なんだが…とある中東の国の無人島にあること以外、分かっていない。まず、皆にはその島を探してもらいたい。皆を最初に港へ送るつもりだから、そこで船で海上から探すなり、空を飛んで上から探すなり、地元の漁師たちから情報を聞くなりして、目的の島を見つけて欲しい。船の方は俺から話して、借りれるように手配してある。安心して使ってくれ」
 そこで1人の猟兵が敵に関する情報はないのかと質問するが、拓也は首を横に振る。
「残念だが、今回は敵の情報は不明だ。書類には貯蔵施設の主に関する情報、警備体制すら書かれていなかった。とりあえず、どんな敵にでも対応できるように準備をしておいてくれ」
 そう質問に答えた後、彼は猟兵たちを改めて見回す。
「質問がないのなら、以上でブリーフィングは終了だ。どんな敵が出てくるか分からない以上、油断しないように注意してくれ。それでは、皆の武運を祈る」
 最後に彼は敬礼し、グリモアを起動するのであった。


メガネペンギン
 迷宮災厄戦、無事に終わりましたな。だが、猟兵たちの戦いはまだ終わらない。オブリビオン達を滅するその時まで…。
 というわけで、お世話になっております方はどうも。初めての方は初めまして。メガネペンギンです。
 今回はUDCアースのシナリオで、敵の貯蔵施設を探し出し、強襲を仕掛けて制圧する任務となっております。
 今回の大まかな流れは… 貯蔵施設を探す→施設を警備している敵との集団戦→施設の主とのボス戦 となっております。
 今回は敵の情報がないので、油断しないように気を付けて下さい。
 皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
 皆さんのプレイング、お待ちしておりますよ!
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第1章 冒険 『地図に無い孤島』

POW   :    私が沖に出ます!(船で海に出る)

SPD   :    空を飛-ぶー鳥のよーうにー(空から海上を探索)

WIZ   :    話をお聞かせ願いたい(地元漁師等から情報収集)

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 グリモアによって、とある中東の国の港に送られた猟兵たち。港には多くの漁船が停泊しており、拓也の話によれば、船を借りて海上に出られる。また、地元の漁師たちの姿も見受けられ、彼らから話を聞くことも出来そうだ。空に飛んで上から探すのもアリだろう。猟兵たちは各々方法を考えて、行動に移るのであった。
波狼・拓哉
…まあ、情報分かってないとか結構あるし気楽にいきましょうか
どうせ動かんと分かりませんしー

しかし中東か…言葉通じるかな
アラビア語なら何とかなるけどペルシャとか言われると困る

世界知識で現地の言葉を理解・使用し、コミュ力、礼儀作法で愛想よく聞いて周りましょう
…あー新聞記者とか名乗っときますか、変装レベルとは行きませんけどそれっぽい恰好しとけば相手の行動も読みやすくなるでしょう

聞くことは…最近よく見かけるようになった人はいないか、人が立ち入ってる無人島見たこと無いか辺りですかね
後は聞いた島を眺めたりして第六感にでも任せますかね

…ついでに近くまで運んでくれそうな人も探しとこ

(アドリブ絡み歓迎)



「…まあ、情報分かってないとか結構あるし気楽にいきましょうか。どうせ動かんと分かりませんしー」
 やれやれとそう呟きながら、調査を始めたのは波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)。彼は新聞記者を装い、何かを知っていそうな人を探す。
「(しかし中東か…。言葉通じるかな? アラビア語なら何とかなるけど、ペルシャとか言われると困る…)」
心の中でそう不安を呟きながらも、歳をとっていかにもベテランらしい漁師を見つけ、その人に話を聞いてみることにした。
「すいません、新聞記者の者なんですが…少しお話をよろしいでしょうか?」
「ん? 何じゃい?」
「実はとある調べ物をしていまして…。最近よく見かけるようになった人がいたり、人が立ち入ってる無人島を見たりとかしませんか?」
「う~ん…」
拓哉の質問に対して、漁師は少し考え込む。
「…あ、そうじゃ。うちの港を良く出入りするようになった船はあるな。確かどこぞの海運会社が所有する貨物船で、この港で何かの荷物を積むために2年前くらいから出入りするようになったのう」
何かを思い出したように、漁師はそう答える。
「船…ですか。その船はどこへ行くかは分かったりしますか?」
「さぁ、そこまではワシは知らんのう」
「そうですか。ご協力ありがとうございます」
「おう。調べ物、無事に分かるといいのう」
親切に答えてくれた漁師に拓哉は礼を言い、その場を離れる。
「(船…か。次はその船について調べてみるとするか。後は近くまで運んでくれそうな人を見つけておこう)」
彼はそう考えながら、次の行動に移るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

芦谷・いろは
う~?
いろはお空を飛んだりとか船に乗って探すとか出来る自信がないのですよね
なので、《礼儀作法》や《コミュ力》等を使って港にいらっしゃる漁師さんに
お話しを聞いてみようかと思います
なんたって周辺の海のプロな方ですし!

ヒミツ基地みたいな無人島なんですよね?
お空から物資補給とかしてたら目立ちそうですし、なら海から船でですかね?
船が接岸しやすそうな
人目が避けられる入り江がある無人島とかないですかね?
もしくは、あまり人が寄り付かない無人島とかですか?
とにかく《情報収集》したり、ちょっとした噂話にも《聞き耳》立ててみようかなって思うですよ
地図(海図?)とか、潮の流れも調べた方が、強襲時に役に立ちますかね?



「ヒミツ基地みたいな無人島なんですよね? お空から物資補給とかしてたら目立ちそうですし、なら海から船でですかね?」
 そう呟きながら港を歩くのは、芦谷・いろは(傀儡使い・f04958)。彼女は空を飛んだりとか船に乗って探すとか出来る自信がないということで、周辺の海のプロである地元の漁師たちに聞き込みをすることにしていた。
「おや? あの人は丁度、漁から帰ってきた人ですかね…?」
船を接岸させてロープをボラードに結び終わったところの30代くらいの漁師を彼女は見つけ、話を聞いてみることにした。
「すいません~。少しお話を聞いてもいいですか?」
「おう。何だい、嬢ちゃん?」
「いろはは今、調べ物をしていまして。目が避けられる入り江がある無人島やあまり人が寄り付かない無人島とか、この海域周辺にはありますか?」
「無人島かぁ…う~ん」
いろはの質問に対して、漁師は少し考え込む。
「…一応、無人島は2つあるんだ。2つとも大きさ的には中くらいなんだが、そのどちらにも俺は立ち入ったことはない。まぁ、俺達は漁師だから、わざわざ立ち入る必要はないがね」
手による動作を交えながら、漁師はそう答える。
「そうですか。ちなみに外観から気になった物はありますか?」
「外から見た様子か…。あ、そういえば片方の島には戦車の残骸らしき物が海岸にあったな。まぁ、錆びれていたようだし、かなり古い物だろうな」
「戦車の残骸ですか。分かりました、ご協力ありがとうございます」
「おう。ついでに言っておくと、戦車の残骸が見えた島は2つの内、東の方にある島だ」
いろはは漁師に礼を言い、その場を離れる。
「(戦車の残骸…昔、何かの基地があったり、戦闘があったのでしょうか? まだ調べる必要がありますね)」
そう思った彼女は更なる情報を得るため、行動に移るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェイミィ・ブラッディバック
心情:ふむ、聞き込みは他の猟兵の皆さんがやっていますし、どうせならばこの目で直接見ておきたいところ。
となると空からですね……いやぁ、本音としては先日猟兵としての初任給で奮発して買った空間機動スラスター、試してみたかったんですよねぇ(ウキウキ)。記念すべき処女フライトと参りましょうか!

行動:装備【増設スラスター】を使用して空中戦技能による飛行を行い、空から近海にある無人島の偵察を行いますね。
正確な位置と防衛戦力の有無は最低条件、詳細な配置状況や装備等がわかればベストでしょうか。
偵察完了後はダッシュ技能を使用し最大戦速で漁港に退避しつつ、他の猟兵の皆さんに情報を共有します。報連相は大事ですからね!



「ふむ、聞き込みは他の猟兵の皆さんがやっていますし…どうせならば私は無人島をこの目で見ておくとしましょうか」
 そう言いながら港の先端に立ち、増設スラスターの作動確認をするのはジェイミィ・ブラッディバック(脱サラ傭兵・f29697)。彼は空からの偵察を試みようとしていた。
「(いやぁ、先日猟兵としての初任給で奮発して買った空間機動スラスター、試してみたかったんですよねぇ~)」
そう心の中で呟いてウキウキ気分になりながら、作動確認を終える。
「さぁ、記念すべき処女フライトと参りましょうか!」
彼はスラスターを噴射し、地を蹴ってテイクオフするのであった。

「え~っと、他の猟兵さんの皆さんからの情報によると、ここら辺に無人島があるはずのですが…あっ、アレですか!」
 飛び立ってからしばらく時間が経った後、彼は目的の島を見つける。今回偵察するのは、戦車の残骸があるという情報がもたらされた東の方にある無人島である。
「う~ん、海岸以外は森に覆われているようですね。あ、アレが言っていた戦車の残骸でしょうか?」
彼は島の周りを旋回しながら偵察していると、情報にあった戦車の残骸を見つける。かなり古い物なのか、何とか原形はあるものの、そこら中が錆びてて今にも崩れそうな感じであった。
「かなり年月が経っているようですね。これで無人島の位置は分かりましたが…この残骸では防衛戦力の有無は分かりませんね」
彼はその後も周りを旋回してみたが、森のせいで島の内側の詳細が分からなかった。
「…仕方ありません。一度港に戻って、他の猟兵の皆さんと情報を共有しましょう。報連相は大事ですからね!」
そう決断した彼は漁港へと進路を変更し、この島を後にするのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

メイリン・コスモロード(サポート)
『一緒に頑張りましょうね。』
人間の竜騎士×黒騎士の女の子です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「対人恐怖症(ワタシ、アナタ、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
人と話すのに慣れていなくて
「えっと……」とか「あの……」とか多様します。
戦闘ではドラゴンランスを使う事が多い。

その他、キャラの台詞はアドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「港を良く出入りするようになった船…ですか。確かに気になりますね。これについてもう少し調べてみますか」
 他の猟兵達からの情報を聞いて、メイリン・コスモロード(飛竜の鉾・f13235)は2年前くらいから出入りするようになった貨物船について聞き込みをすることにした。
「とりあえず…漁師さんに話を聞いてみましょう」
彼女はそう言って、何人かの漁師たちに聞き込みをしたが…
「貨物船の行き先? う~ん、それはちょっと分かんねぇな…」
「あの船は確かによく見るが、行き先までは気にしたことはねぇな~」
「…そうですか。ご協力ありがとうございます」
聞き込みをした漁師たちの答えはどれも芳しくないものであった。
「(どうしよう…他にアテになる人はいるのでしょうか…?)」
メイリンがそう諦めかけた時であった。
「…おい、嬢ちゃん。あの貨物船について知りたいのか?」
後ろから突然声を掛けられて、彼女は振り向く。そこには背が高くて屈強な身体つきで、顔に傷がある男であった。
「えっ…あ、はい…!」
メイリンは男の迫力に圧倒されながらも、何とかそう答える。
「実は俺、漁から帰る最中だったとある日に、その貨物船が普通なら寄ることはない場所に寄っているのを目撃したんだ」
「えっ、そうなんですか!? その場所は…一体どこなんですか?」
「ああ。その場所とは東の方にある無人島だ。島の近くに錨を降ろして、停泊していたんだ。何か積み荷を降ろしていたに違いない」
「東の方の無人島ですか…。確かにここが怪しいと他の猟兵さん達からも報告が来ていますね…。漁師さん、ご協力ありがとうございました!」
メイリンはそう礼を言ってお辞儀をした後、他の猟兵達に情報を共有するため、駆け出す。
「嬢ちゃん、無理はするなよ~!」
男はそう言って手を振りながら、メイリンの後ろ姿を見送るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
15歳ナノデ、エッチとグロは(R15的な理由で)ダメデス。

暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。……慌てた子守りロボットじゃナイデスヨ?
UCによっては暗器サイズじゃない物が出る……ほんとに猫型ロボットじゃナイデスヨ??

鍵開けと罠外しは日課レベル、必要ならありあわせの素材でレプリカも作る。
あまり汚れる場所には行きたくないお年頃。
でも、胴まである長靴が用意されてれば、腰までの泥ぐらいなら……。


ガーネット・グレイローズ(サポート)
『見せてみろ、お前のユーベルコードを』
 ダンピールの女猟兵。冒険商人×サイキッカーです。
 グリードオーシャンとスペースシップワールドで会社を経営。広い視野で物事を考察し、物事の本質を見抜く洞察力を備えています。

戦闘では二刀流による高速攻撃、念動力によるワイヤー操作、超能力による衝撃波や自然発火など、様々な能力を使いこなします。宇宙出身で、メカ操作も得意。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 目的の貯蔵施設を探し出すため、調査を進める猟兵達。一番怪しい東の無人島の海岸には、上陸した2人の猟兵の姿があった。
「うう…島に着いたけど、森の中に入るのか…。あまり汚れないといいんだけど…」
「仕方ないだろう。他に手掛かりがなければ、後は森の中しかないのだ。我慢しろ」
目の前に広がる森を見て、城田・紗希(人間の探索者・f01927)が嫌そうな顔をするが、隣にいたガーネット・グレイローズ(灰色の薔薇の血族・f01964)がそう言い、先に森の中へと足を踏み入れる。
「あ、待ってよ~!」
置いていかれないように紗希がその後を追うのであった。

「…森の中に入ってひたすら真っ直ぐ進んでみたが、手掛かりが見つからんな」
「本当にこの島のどこかに貯蔵施設なんてあるのかなぁ~?」
 手掛かりを求めて、森の中を突き進む2人。2人がそう話した時であった。
「…止まれ」
先に進んでいたガーネットが静かにそう言い、紗希も止まる。
「どうしたの?」
「静かに…」
ガーネットは静かに耳を澄ませる。すると、何かの音が彼女の耳の中に入ってきた。
「…遠くから足音。大体300mくらいか。それも複数だ」
「…ここ、無人島だよね?」
「そのはずだ。…注意して進むぞ」
2人は木陰などに隠れながら、慎重に歩みを進める。そして2人は、150mくらい先に洞窟があるのを発見する。
「洞窟…。まさか、あそこが貯蔵施設の入口か?」
「可能性はあるね。何なら、あそこに入ってみようよ」
「いや、待て。どうやら足音の主が出てくるようだぞ」
2人は木陰に隠れながら、様子を伺う。洞窟の目の前を何かが通っていく。それは大体戦車の形をしているが、足が生えていたり、口があったりするなど、到底普通の物には見えなかった。恐らくオブリビオンだろう。それらは洞窟の前を守るように、複数で周辺を行き来していた。
「うわっ、何アレ…気持ち悪い」
「…どうやら洞窟を守っているようだ。貯蔵施設はあの洞窟の中で間違いないな。一度後退して、他の皆に連絡しよう」
「了解。どのみち、アレを倒さないと、先に進めないようだしね」
2人はそう言い、その場を一時的に後にする。猟兵達は遂に貯蔵施設の場所を探し当てたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『鬼戦車』

POW   :    レッド・ウェーブ
【自身と同じUCが使用可能な同型戦車をLv】【×1体の増援として召喚する。また、増援の】【戦車と連携して攻撃(戦車砲や機銃)する事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    タンク・コルホーズ
自身が戦闘で瀕死になると【自身と同じUCが使用可能な同型戦車】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ   :    マルクスの亡霊達
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【自身と同じUCが使用可能な同型戦車】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 貯蔵施設の場所を突き止めた猟兵達は、早速東の無人島へと集結し、木陰に隠れながら洞窟周辺の様子を伺う。洞窟周辺には『鬼戦車』というオブリビオンが徘徊しており、洞窟を守っていた。洞窟の中に入るには、『鬼戦車』たちを片付けなければいけないようだ。猟兵達は目の前の敵を掃討するため、各々行動に移るのであった。
ジェイミィ・ブラッディバック
【アドリブ共闘歓迎】
ふむ、洞窟とは盲点でした。もっと突っ込んで捜索すべきでしたか。さて、敵戦力は戦車ですが…口や脚が生えている?装甲の柔らかい部分を作るなどナンセンスですね。

UCを起動。ミサイル(誘導弾)とレーザーキャノン(砲撃+貫通射撃)を一斉発射。こちらに注意を向けさせつつ数を減らします。こちらに接近してくる敵戦車にはマシンガン(制圧射撃+弾幕+2回攻撃+零距離射撃)を。口や脚といった柔らかい部位を狙います。

こちらを狙う敵が増えてきたら一度UCを解除して空中戦+ダッシュ+見切りで距離を取った上で改めてUCを起動し仕切り直し。前職で手掛けた製品は伊達ではないことを教えて差し上げましょう。



「ふむ、洞窟とは盲点でした。もっと突っ込んで捜索すべきでしたか」
 そう呟きながらジェイミィは『ARTEMIS FCS Over Drive』を発動し、射撃特化型形態へと変形する。
「さぁ、ドンパチの時間です。発射(ファイア)!!」
彼はミサイルとレーザーキャノンを『鬼戦車』たちに向けて、一斉発射する。攻撃範囲にいた『鬼戦車』たちは一気にふっ飛ばされるが、残った『鬼戦車』たちが『レッド・ウェーブ』を発動し、減った分を補うように増援を召喚していく。
「やっぱり増やしてきましたか。ですが、こっちの火力が相手の召喚数を上回ればいいだけのことです!」
そう言いながらジェイミィは、次々とミサイルとレーザーキャノンを『鬼戦車』に放っていく。接近してくる『鬼戦車』たちにはマシンガンで応戦し、口や脚などの柔らかい部分を狙って動きを止め、ミサイルやレーザーキャノンでまとめて掃討していく。だが、『鬼戦車』たちは止まらず数を増やして突撃してくる。
「ええい、なかなかしぶとい連中ですね…!」
ジェイミィはそう言って射撃特化型形態を解除し、一旦『鬼戦車』たちから距離をとって、また射撃特化型形態へと変形する。
「まだです、まだこんなものではありません! 前職で手掛けた製品は伊達ではないことを、教えて差し上げましょう!!」
そう言って彼は再び全武装を一斉発射するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

芦谷・いろは
折角突き止めたのに邪魔されたら入れないじゃないですか~
もう、仕方ないですね
UC【傀儡の宴】を使用します

これ倒せば倒すほど増えていく感じですか?
むむむ、いろはは倒す方が得意なんですが……面倒ですけど

一杯のヌイグルミさんを利用しつつ
《ロープワーク》や《罠使い》の技能を駆使して身動き取れない様に
操作糸でがんじがらめにしちゃいますよ!
それでも攻撃されそうなら、《第六感》を駆使して避けたり
《敵を盾にする》や《武器受け》できたらいいなって思ってます


波狼・拓哉
ふむん…洞窟の周りだけか
そりゃ目撃情報も少な目ってやつですなー
まあ、攻め込まれた時に困ることになりますけど…いまはこっちが攻め込む方です
気にせず行きましょう

まあ、正面から戦う気はないんですけど
取り敢えずミミックを敵陣に向けて投擲してっと
ミミック!化け侵しな!…それじゃあ最厄の時を始めましょう
なんか都合のいいことにお仲間さんもぞろぞろ出てきてますし…纏めて狂乱の渦中に轢き釣りこんでやりましょう

自分はちょっと離れたところで地形の利用で目立たないようにしておき、遠くからミミックの影響がない奴狙って衝撃波込めた弾で撃ち貫こう

(アドリブ絡み歓迎)



「折角突き止めたのに、邪魔されたら入れないじゃないですか~」
「ふむん…徘徊していたのは洞窟の周りだけか。そりゃ目撃情報も少な目ってやつですなー」
 ジェイミィとは異なる方面では、洞窟の前に蔓延る『鬼戦車』たちを見て、いろはが頬を膨らませたり、拓哉が納得したようにうんうんと頷いていた。
「もう、仕方ないですね。先ほどの戦いを見たところ、倒せば倒すほど増えていく感じのようですし…。むむむ、いろはは倒す方が得意なんですが…」
「まぁ、それでも何とかするしかないでしょう。ちょいと俺は準備するんで、敵を一箇所に集めてもらえませんか?」
「あ、何か策があるんですか? じゃあ、その策に期待させてもらいますね!」
拓哉の策に乗ったいろはは『傀儡の宴』を発動。多数の戦闘用ヌイグルミを召喚し、それらを操作する糸を『鬼戦車』たちに絡めていく。
「さぁ、がんじがらめにしちゃいますよ~!」
彼女は操作糸を器用に扱いながら、拓哉に言われたように『鬼戦車』たちを一箇所へ集めていく。当然、『鬼戦車』たちから機銃や戦車砲による攻撃があったが、第六感を研ぎ澄まして回避したり、自身の武器で攻撃を受け止めたりして、何とか凌ぐ。
「っとと…拓哉さん、まだですか?!」
丁度、戦車砲による攻撃を武器で防いだいろはが少々バランスを崩しながら、拓哉にそう呼び掛ける。
「待たせたな。もう十分だ。さあ、化け侵しなミミック…!」
拓哉がそう答え、ミミックと呼ばれる召喚した箱型生命体を一箇所に集められた『鬼戦車』たちに投擲する。それを見たいろはが念のため、『鬼戦車』たちから距離をとる。
「それじゃあ、最厄の時を始めようか!」
そう言って拓哉は『偽正・平界空音』を発動し、ミミックの内部から様々な武器が飛び出し、『鬼戦車』たちを攻撃していく。すると、攻撃を受けた『鬼戦車』たちが次々と同士討ちを始める。攻撃を受けた『鬼戦車』たちの見ている世界や思考を改変したためである。
「後は…増援を呼ばれる前に弱った奴を確実に仕留めていけば、何とかなるだろう」
そう言って拓哉は『MODELtypeβ・γ バレッフ&ノット』で弱った『鬼戦車』たちを撃ち抜いて、完全に息の根を止めていく。
「なるほど…こういう対処の仕方もあるんですね」
いろははそう感心しながら、弱った『鬼戦車』たちを拓哉と共に仕留めていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

虚偽・うつろぎ
アドリブ連携等ご自由にどぞー

脚の数がもっと多かったら危なかった
それにしても群れているなー
お掃除、請け負っちゃうよ
ここは僕に任せて先にいけぇーだよ
フラグばっちし

登場即自爆
とにもかくにも速攻で自爆することが最優先
自爆さえできれば台詞も活躍もいらぬ!

ただ自爆するためだけに現れる存在

技能:捨て身の一撃を用いてのメッサツモードによる高威力な広範囲無差別自爆

射程範囲内に敵が1体でもいれば速攻で自爆する
自爆することが最重要
なので敵がいなくても自爆するよ
近づかない動かない一歩も動かず即自爆
大事なのはスピード
そう、スピードなのですぞー

捨て身の一撃なので自爆は1回のみ
1回限りの大爆発
自爆後は爆発四散して戦闘不能さ



 猟兵達の活躍により、次々と数を減らしていく『鬼戦車』たち。そんな奴らに引導を渡さんと、1体のブラックタールが『鬼戦車』たちの足元に潜んでいた。
「…脚の数がもっと多かったら危なかったな」
その生物の名は虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)。彼はたった1度の自爆に全てを掛ける者だ。自爆は正に彼の生き様を示す行為なのである。
「それにしても群れているなー。お掃除、請け負っちゃうよ、ここは僕に任せて先にいけぇーだよ。…よし、フラグばっちし」
そう言った彼は地面からニョキっと姿を現し、彼の姿に『鬼戦車』たちが一斉に気付く。
「さぁ、お待ちかねの…自爆の時間じゃあぁぁぁー!!」
そう叫んだうつろぎは身体から光を発し始める。只事でないと感じた『鬼戦車』たちは攻撃を加えて阻止しようとしたが、時すでに遅し。
「纏めて一掃じゃあぁぁぁー!!」
うつろぎがそう叫んだ瞬間、大きな光が周囲を包み込み、やがて大爆発が起きる。洞窟周辺にいた『鬼戦車』たちは跡形もなく消失し、残ったのは戦闘不能になって倒れたうつろぎであった。
「我が…自爆に…一片の…悔い、なし……ガクッ」
そう言って彼は気を失う。洞窟の入口は周りが爆発によって吹き飛んだものの、幸い入口自体は塞がれていなかったので、進めるようになっていた。うつろぎ以外の猟兵達はうつろぎの回収を頼んだ後、入口へと進んで行くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『冬寂の紫毒『ウルフズヴェイン』』

POW   :    心も体も、凍えて終わる
【攻撃される前に強力な猛毒注射で刺した後、】対象の攻撃を予想し、回避する。
SPD   :    この中では誰しもが静寂を守る
戦場全体に、【人外にも有効な毒ガスが充満する汚染物質】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ   :    呼吸すらも凍りつく
【複数の症状が発生するガスグレネードの範囲】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はヴィクティム・ウィンターミュートです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 洞窟内部へと入り、歩みを進めて行く猟兵達。やがて広い空間に行き着く。そこは奥の方に大きな扉があり、その前には1人の人物が待ち構えていた。
「ようこそ、猟兵諸君。意外と来るのが早かったな」
その人物こそが冬寂の紫毒『ウルフズヴェイン』。今回の施設を守るボスであった。
「お前たちの目的は大体分かっている。あの扉の向こうにあるガス兵器が目当てなんだろう?」
ウルフズヴェインは親指を後方にある扉に差して、そう言う。
「だが、アレを渡すわけにはいかない。ここは私の庭だ。ここまで来た以上、諸君らをただで返すわけにはいかない」
両手にそれぞれ薬品、グレネードを手にし、ウルフズヴェインは構えをとる。
「さぁ、諸君らには私の特製である毒とガスをたっぷりと馳走してやろう。そして、苦しみながら死んでいくがいい!!」
そう言ったウルフズヴェインが猟兵達に突進していく。いよいよボスとの決戦が始まったのである。
波狼・拓哉
意外とて
…普通見つからん前提じゃねーんですか
その割り切りの良さは称賛に値しますけど、それ以外は認められませんね

んじゃまあ、化け堕としなミミック
鎖なんで毒注入もガスも効かんとは思うんですけど…まあ万が一効いたとしても再召喚すりゃ問題ないですね
別に制限とかないし…縛ってやりゃ他の人もやり易くなるでしょう

自分は衝撃波込めた弾で撃ちつつ相手の武装狙って武器落としをメインに
近づくと危ないので、戦闘知識、目立たない辺りで一定以上の距離保って立ち回りましょう

ガスだまりとかあったら、地形の利用、環境・地形耐性、第六感でこちらが埋まらない程度の崩落で済みそうなら撃って爆発させたりしときましょう


芦谷・いろは
もう、毒とか面倒な事してくれちゃいますね~
突撃までしてくれちゃいますし
大人しくしてくれると助かるのに~
大人しくさせればいいですね

仕方ないのですね
【傀儡の宴】を使用しますね
攻撃してきてくれたタイミングで《武器受け》の容量で、合体させたヌイグルミさんにハグして貰っちゃいます
ついでに、《ロープワーク》の容量でグルグルと雁字搦めにできたらいいなぁ~って思ったりです
ヌイグルミですから毒とかきかないですよね?
なんなら襲さん(あやつり人形)も一緒にギュッてしちゃいますか



「もう、大人しくしてくれると助かるのに~。仕方ないのですね~」
「というか、普通にアレらヤバそうじゃないですか」
 突撃してくるウルフズヴェインが持つ薬品やグレネードを見て、拓哉といろははすぐに阻止行動に移る。
「ってなわけで、さあ、化け堕としなミミック…!」
「さぁ、行ってください。ヌイグルミさん!」
拓哉は『偽正・崩翔鎖線』を発動してミミックをウルフズヴェインに投げつけ、いろはは『傀儡の宴』を発動して戦闘用ヌイグルミ達を次々と召喚していく。まず、ミミックが白熱した鎖に化けて、突撃してきたウルフズヴェインに絡みつく。
「これは…?!」
「さぁ、灼熱の炎に焼かれてしまいな!」
絡みついた鎖から炎が発せられて、ウルフズヴェインは燃やされ始める。
「ぐあぁぁぁー!!」
ウルフズヴェインは鎖を振りほどこうとしたが、続けていろはが召喚した戦闘用ヌイグルミ達が合体して1つの大きなヌイグルミになり、ウルフズヴェインを拘束するように抱き着く。
「は、放せ…があぁぁぁー!!」
身動きがとれないウルフズヴェインは灼熱の炎によって、更に燃やされ続ける。
「おまけに…襲さんもゴ~!」
いろはが畳み掛けるように大型からくり人形『襲』を操って、ウルフズヴェインに操作糸を絡めながら雁字搦めにし、襲を抱き着かせる。
「ぐっ…ぐおぉぉぉー!!」
拓哉といろはの見事な連携技に、ウルフズヴェインは苦しみの叫び声を上げる。だが、ここのボスを務めるウルフズヴェインはこの程度で終わるような相手ではなかった。
「いい加減に…しろ!!」
ウルフズヴェインは『呼吸すらも凍りつく』を発動するため、手に持っていたグレネードをその場に落とし、起爆させる。
「ヤバッ!?」
「きゃあ!」
拓哉といろはは爆発と毒ガスに巻き込まれないように、すぐに距離をとる。これによりウルフズヴェインの拘束が一瞬緩み、その隙を突いてウルフズヴェインは拘束を力づくで振りほどいて、脱出する。
「よくもこの私をやりたい放題してくれたな…。お前ら、楽には死なせんぞ!」
迫力ある怒声でそう言いながら、傷ついたウルフズヴェインは猟兵達を睨みつける。ボスとの戦いはまだ始まったばかり。猟兵達はより一層気を引き締めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

シン・クレスケンス(サポート)
■アドリブ歓迎

■「大体のことはこなせますので、何でもお申し付けください」
落ち着いた雰囲気を持つ物腰柔らかな青年。
一人称は僕。使役は呼び捨て。

窮地でも動じず冷静に戦況を判断し切り抜ける。
詠唱銃による銃撃と、魔術による属性攻撃を得意としている。
猟兵になる以前の経歴から調査、情報操作、諜報も得意。

■「俺はシンの狗じゃない!というか犬でも狼でもない!」
闇色の狼の姿のUDC「ツキ」は息ピッタリの相棒。

■梟の姿の精霊「ノクス」
賢い精霊で人語を理解するが、言葉は話さない。

■UCはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
迷惑行為や公序良俗に反する行動はしません。

宜しくお願いします!



「おやおや、かなり気が立っていますね…。こういう時、慌てた方が負けなんですよ」
 怒り状態のウルフズヴェインに対して、シン・クレスケンス(真実を探求する眼・f09866)が冷静にそう言う。
「その澄ました顔、こいつで吹き飛ばしてくれる!」
ウルフズヴェインがそう言って『呼吸すらも凍りつく』を発動し、手にしていた1個のグレネードをシンに投げつけようとする。
「そうはさせません!」
シンはすぐさま『殲滅の槍の召喚』を発動し、ウルフズヴェインの周りに幾何学模様を描き複雑に飛翔する未知の材質の黒槍を召喚し、包囲攻撃する。
「ちぃ、猪口才な!」
ウルフズヴェインはグレネードを投げるのを中断し、飛んでくる槍を蹴飛ばしたり殴って軌道を変えるなどして、回避していく。だが、飛んでくる槍の数は700以上。全てを回避するのは無理があった。
「ぐっ…!!」
今まで粘り強く攻撃を回避していたウルフズヴェインへ遂に1本の槍が刺さり、後続の槍も刺さっていく。
「くそっ…!」
これ以上刺さるのを防ぐため、ウルフズヴェインはグレネードを地面に投げて起爆して、爆風によって残りの槍を落とす。
「流石にここの主をやっているだけはありますね。まだ倒れませんか」
「…当然だ。お前ら猟兵達を皆殺しにするまで、まだ私は死なぬ!!」
刺さった槍を抜き取りながら、シンの言葉にウルフズヴェインはそう答えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

モース・レフレクソン(サポート)
ボスは強力な攻撃が必要だ。アイアンフェザーを構えて、強力な牽制射撃をしつつ一気に近づく。そして近距離で装甲突破型アンチマテリアルライフルを撃つ…が、これも牽制射撃だ。
後ろか側面に回り込んでユーベルコード掌底発破(パームバーンを叩き込んでやる。
肉片にするつもりで行くぞ。


コノカ・ハギリガワ(サポート)
『やるわ。私に任せなさい!』
 サイボーグの鎧装騎兵×戦巫女、18歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
出身世界:スペースシップワールド

性格:勇敢
戦場では積極的に前線に切り込み、敵の注意や攻撃を引き受けます

・戦闘
勇翠の薙刀を主に使って戦います
また、エメラルドアームから発生させた障壁で仲間を庇います

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


火土金水・明
「あなたを倒して、厄介な毒ガスはしっかり処分させてもらいます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】で【破魔】と【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】で、『冬寂の紫毒『ウルフズヴェイン』』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】【毒耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。



「ハァ…ハァ…まだだ。まだ私は倒れはしない!」
 先程の猟兵達の攻撃により、かなりのダメージを受けたウルフズヴェイン。だが、そのような状態でも目にはまだ戦意が消えていなかった。
「いい加減にしつこいですね。あなたを倒して、厄介な毒ガスはしっかり処分させてもらいます」
そんなウルフズヴェインにそう言い放ったのは、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)。彼女の後ろには、モース・レフレクソン(サイボーグの戦場傭兵・f06734)、コノカ・ハギリガワ(勇を示す翠・f06389)が控えていた。
「じゃあ、さっさと決めてやろう」
「一斉攻撃で行きましょう!」
3人は散開し、それぞれウルフズヴェインに攻撃を仕掛けていく。明は『コキュートス・ブリザード』を発動して氷属性の魔法の矢を多く飛ばし、モースは二丁の大口径大型拳銃の『アイアンフェザー』で牽制射撃を行いながら、接近を試みる。
「ちぃ、鬱陶しい!」
ウルフズヴェインは矢を蹴飛ばしたり殴ったりして軌道を変えながら、モースの弾を避けていく。
「隙あり!」
そこへコノカがウルフズヴェインに近づき、自身の得物である『勇翠の薙刀』の間合いに入った瞬間、『翠刃閃・自在』を発動して翠色の光の斬撃を放つ。
「ぐぅ…!?」
モース達の攻撃を避けるのに気をとられていたウルフズヴェインはコノカが放った斬撃をまともにくらい、大きな血飛沫を撒き散らして膝をつく。
「まだ終わりじゃないぞ」
更に追撃として接近していたモースが『装甲突破型アンチマテリアルライフル』に持ち替えて、至近距離でウルフズヴェインに弾を撃ち込もうとする。
「…フッ、まさかこれを使うことになるとはな」
「?!」
モースが引き金を引こうとした瞬間、彼とウルフズヴェインの間に突然壁が突き上がり、モースは射撃を中止する。彼が周りを見ると、同じような壁があり、まるで迷路を形成しているようであった。そう。ウルフズヴェインは『この中では誰しもが静寂を守る』を発動したのだ。そして迷路には毒ガスが流れ始める。
「くそっ、不味いな…。味方とも分断されたし、早いとこ合流しないと…」
極力毒ガスを吸わないように、口と鼻を手で押さえながらモースは迷路を進み始めるのであった。

「このような奥の手を残しているとは…手負いとはいえ、ボスはやはり油断できませんね」
 ウルフズヴェインのUCにより、見事に味方と分断された明は口と鼻を押さえながらそう呟き、歩き始める。流れている毒ガスは人外にも有効であり、当然人間でも有効である。早めに迷路を抜けるか、ウルフズヴェインを仕留めないとこちらが全滅する恐れがある。
「………」
明は周囲を警戒しながら歩き続ける。T字路につき当たり、右に曲がった時だった。彼女の目の前にいきなりウルフズヴェインが現れる。
「!?」
「もらったぞ、猟兵!」
後方に下がろうとステップした明だが、ウルフズヴェインが僅かに速く明の片腕を掴み、猛毒が入った注射器で注射しようとする。だが、その腕を掴んでいる感覚がすぐに無くなる。
「なっ…!?」
「残念、それは残像です」
そう。ウルフズヴェインが掴んだのは明が作り出した質量がある残像であり、本物の彼女は既に距離をとっていた。
「…やっと見つけた、覚悟しろ」
「はっ…!?」
後方に気配を感じたウルフズヴェインが振り返ると、そこにはモースがおり、掌底をウルフズヴェインの身体に押しつけていた。
「これで終わりだ」
そう言った瞬間、モースは『掌底発破』を発動し、掌底に内蔵した散弾銃でウルフズヴェインを撃ち抜く。
「…っ!!」
超強力な零距離射撃で身体が分断されたウルフズヴェインは、そのまま息絶える。やがてウルフズヴェインが死んだことにより、迷路が消滅して毒ガスも消滅する。
「はぁ~、迷路で分断された時はヒヤッとしましたよ…」
何とかボスを倒し、ホッと胸をなでおろすようにコノカがそう言う。
「ええ。でも、これで私達の勝利です」
そう言って明は部屋の奥の大きな扉へ目を向ける。こうして、この貯蔵施設は猟兵達により無事制圧され、貯蔵されていたガス兵器は後にUDC(アンダーグラウンド・ディフェンス・コープ)によって回収されたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年10月11日


挿絵イラスト