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ユーレイ・ストラグル・イン・キリング(作者 鹿崎シーカー
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 黒ずんだ木材で組み上げられた商店街。その一角で、駄菓子屋が爆発四散した! 飛び散る火の粉と家屋から飛び出したのは炎の車輪を持つ巨大な猫の妖怪! 激しいドリフトを決めた猫は商店街を猛ダッシュで走り去る! その背で袋を背負った骸骨が笑い声を上げた。
「イヒヒヒヒヒヒ! 菓子だ菓子だ! ぜぇーんぶ俺のモンだァ!」
「ア?」
 骸骨を乗せた猫がドスの利いた声を上げ、骸骨を睨む。
「何言ってんだコラ! オレサマがいなけりゃ何もできなかったんだから、その菓子は全部オレサマに渡すべきだろうが!」
「ンだとォ!?」
 骸骨は袋を庇うようにし、睨み上げてくる猫にガンを飛ばす!
「お前の足じゃ菓子取れねえだろ! 俺のおかげで作戦成功したんだから、コイツは全部俺のモンだ!」
「ふざけんじゃねえぞオラァァァ!」
 火車輪猫が下半身を跳ね上げ骸骨をカタパルトめいて射出! 強盗した駄菓子が詰まった袋めがけて跳躍し、猫は口で袋を奪った!
「あーッ! 俺の菓子!」
「オレサマの菓子だァァァ!」
 火車輪猫は頭をスイングして骸骨を吹き飛ばし着地。そのまま商店街を過ぎ去っていく。
 走り去る猫の後方では、狼男が馬頭鬼を殴り倒して財布を奪い、髑髏の頭を持つ鳥が牛頭鬼の弁当箱をかっさらう。
 妖怪横丁のそこかしこで火の手が上がり、略奪と殺し合いに端を発する狂乱が幕を開けていた。


「……アポカリプスヘルみたいって思いません?」
 顔のBTRを消したシーカー・ワンダーは右手を口元に当てて首を傾げた。

 カクリヨファンタズムが、オブリビオンの企みにより滅亡の危機に陥っているとの予知が入った。
 オブリビオンはカクリヨファンタズムからとある概念を奪い取り、この世の終わりじみた光景を生み出している。その奪われた概念とは、『自制』。自らの欲望を制御し、抑制するという概念全てが失われ、住民たちは欲望のままに奪い合いをしているというのだ。

「このまま放っておいたら、妖怪たちは殺し合いの末に世界を滅ぼしてしまいます! 原因のオブリビオンをやっつけて、奪われた概念を取り戻してほしいんです!」

 この事態の元凶の名は『ダークプルティア『ダークデザイア』』。欲望の解放こそが正義だと主張する仮面で、現在はとある少女妖怪の身体を乗っ取り暗躍している。

 ダークデザイアの居場所はわかっているが、そこは彼女が配下にした『妖タヌギツネ』の盗賊団が拠点にしており、一歩踏み入れば問答無用で身ぐるみを剥がしにかかってくる。まずは盗賊団を倒し、道を斬り拓いてほしい。

「ダークデザイアをやっつけたら、世界は元通りになるはずです。終わったあとは本来の妖横丁をのんびり散策できるはずですよ! がんばってくださいね!」





第3章 日常 『妖怪横丁へ寄っといで』

POW妖怪横丁グルメを楽しむ
SPD妖怪横丁ショッピングを楽しむ
WIZ妖怪横丁催事を楽しむ
👑5

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●お知らせ
・第三章に移行します。
・地上に戻ると、カクリヨファンタズムの騒乱は収まっており、平和が戻ってきていました。正気に戻った妖怪たちは、それぞれ謝罪し合ったりしているようです。
・妖怪横丁を自由に見物……もとい、事後のパトロールをしましょう。