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屠殺劇場~スーサイド・ミンチ

#UDCアース


●カーニバル
 寂れて廃った劇場に、激情に苛まれた存在が立った。
 嗚呼。如何して融合したのだ。
 嗚呼。如何して死んだのか。
 嗚呼。如何して肉が動くのか。

 言われなくても。嘲りを受けても。この照明が『邪悪』を照らしている。誰か。誰でも好いから。ボクを殺してくれないか。ボクを屠ってくれないか。如何やって滅ぼしても構わないから、君達に最期の願いを届けるね――子供達は守れなかった。ボク自身も守れなかった。そうさ。此れは誰かへの尻拭いの絶叫で、泣く事も出来ず浪漫よ届け。
 君達はボクを殺せるんだ。だから。救けて!

 勿体ない。勿体ないなぁ。
 お肉屋さんに処理は任せてくださいね。

●グリモアベース
「貴様等、とあるUDC職員が『死んだ際に邪神と融合』してしまった予知だ。死にたいと思う『此れ』を早々に【終了処分】に成すのだ。少々苦しい戦闘だが、美しく幕を降ろしに向かうのだ。クカカッ――」
 ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)が手帳を閉ざし、猟兵達に貌を向ける。其処に在るのは冒涜への執着で『此れ』と表現したのも理解出来る。
「貴様等には職員だった『もの』を殺した後、迎えに訪れる連中も骸の海に還してもらう。私の予知では『包丁』が映った故、料理人の類と思考すべきか――重ねて子供の解体(バラバラ)死体。それを好物とする『群れ』も在ると解せる。面倒な【終幕】を押し付けるが、宜しく頼むぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 捨てるものはない。

 宜しくお願い致します。
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第1章 ボス戦 『『スーサイダル・ブラック』諭鶴羽・明滅』

POW   :    ロマンチック・スーサイド
【猟兵は世界を守る存在であると信じる】事で【UDCと細胞単位で完全融合した本気モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    ブラスト・ビート
レベル分の1秒で【魔導拳銃を構え、狙いを定め、呪殺弾】を発射できる。
WIZ   :    ブラック・ゲイズ 
【邪視】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
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 猟兵達が客席に転移(すわる)と、真っ赤に塗れた幕が上がった。悲劇のヒロイン――死の間際に『融合』された人物――が浪漫(スーサイド)を追い求め、お願いだからと拳銃を構えた。此れを尻拭いと表現するのも仇討ちと表現するのも貴様等次第だが、何で在れ骸の海に還さねば成らない――混沌とした呪いが「死と生」の合間で垂れ下がっている。
火奈本・火花
「元UDC職員、という事か。UDCと融合したのも、世界を守ろうとした結果の犠牲なのだろうな。……安心しろ、お前の肉体がお前の意志に反した結果を齎す前に、我々がお前を終了させてやる」

■戦闘
視線をキーとして発動する能力なら、まずは身を隠すべきだろう
『地形の利用』で遮蔽物に身を隠し、『闇に紛れ』て『暗視』で対象を確認しながら、『忍び足』で近付いて『暗殺』してやろう
灯りを破壊出来るようなら9mm拳銃で灯りを破壊し、暗所を作る事も試すつもりだ

奴がすぐに視線を向けられない位置から、なるべく視線の範囲に入らないよう参加させた状態で『クイックドロウ』で9mm拳銃を向け
機動部隊の銃撃を浴びせよう


アドリブ歓迎



 終了処分――音読すれば耳に心地良いものだが、意味説けば残酷な『屠殺』で在る。救済を求めて拳銃(て)を伸ばした彼女は、座した火奈本・火花(エージェント・f00795)を視認する――職員と元職員同士の『再会』と謂うには組織は茫々で、融合した『径』は理解出来ない。されど。世界を守ろうとした結果なのだ。人類を闇から助けようと掴んだ結末だ。安心しろ……肉と魂が矛盾する前に。我々がお前を終了(ころ)してやる――慈悲だ。精神を蝕まれ、根底から『融けた』者への総力。有難うの台詞は聞かずに『客席』に照明は届かない。
 故に証明するのは容易かった。邪なる双眸が『閃く』前に座席へと身を屈められた。屈した貌すらも黒に塗り潰し、淡々と『化け物』の器へと音無く歩む――奔る鉛が天蓋(ひかり)を破壊し、舞台は強制的に暗転(ころげ)落ちる。駆け付けた機動部隊は『経験』を活かし、生かす事無く『幕』を鳴らす。
 速く。早く。その魂を還さねば成らない。その精神を海に墜とさねば成らない。発狂したかの如く弾丸が飛び交い、容赦なく劇は撃に包囲される――我々なのだ――収容する事も出来ぬ、肉の塊は散らさねば『世』が生らない。

 グッド・ラック。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
思う事は溢れるほどにあるけれど、やるべき事はただ一つ。

殺します。
望む様に殺します。
死を望む貴女に敬意を。

構えて、狙って、撃つ
一連の動作の速さに対するには、それより速く動くしかない。

『神速軽妙』発動
撃たれるより、
狙われるより、
構えられるより、
疾く、彼女を切り刻む。

残像を残しながら動きは止めず、構える猶予も与えない連続攻撃で一気呵成にけりをつける。
少しでも早く、彼女を解放するんだ!

さようなら
お疲れ様です
おやすみなさい



 肉はじけても彼女は生えて、映える舞台は幾度でも『明るく』晒す。殺して。滅ぼして。恥ずかしい自分を如何か亡くして。無くす前に……青葉・まどか(玄鳥・f06729)は黒い球体の内に『溢れる』思いを留めて覗く。一つだ。ただ、ひとつ。成すべき事も説くべき事も、解くべき地獄も『一』なのだ。殺します。望む様に。臨む様に。邪神を処理する様に。死を救いと言う、貴女を敬意(ころし)ます――呪いの殺意は『異物』の所為に違いない。ないあるを問う暇など在らず、早く、速く、只管に――軽やかなのは肉だけだ。脳髄が想像よりも重くて仕方がない。構える前に足は動いた。
 疾――短剣(タガー)が咽喉を貫いた。残された影が消える時、腸がこぼれていた。次の輪郭が失せたならば、蓋はがりりと削り抉れた。一気呵成(足りない)。もっと。少しでも早く。いつも以上に『死ぬ程』神へと近付け――筋が悲鳴を上げても構わない。ねえ。貴女はどんな枕が好きなのかな。お疲れ様です。

 消灯……おやすみなさい。

成功 🔵​🔵​🔴​

播州・クロリア
({メトロノーム・コイン}でコインロールしながら敵をじっと見る)
死を冒涜し魂を汚す
まさに邪神ですね
UDC職員の方と邪神を切り分けて差し上げたいですが
私にはそんな芸当はできません
(肩幅ほどに足を開き、深く息を吐きながら全身の力を抜いた後{霹靂の旋律}で『ダンス』を始める)
このリズムのように一瞬で
苦しむことが無いよう
骸の海へ送ることしかできません
(UC【蠱の腕】で{錆色の腕}を刀に変えた後『衝撃波』で一気に敵に接近し{霹靂の旋律}で生まれた雷『属性攻撃』を付与した斬撃を放つ)
これが始まりとは
ダラキュ、ですね



 辟易な世界に小さな劇場。ころころと廻る銀色に反射した、襤褸雑巾の彼女(オブリビオン)。播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)はコインを止めて息を吐いた。ダラキュな気配(かみ)の穢し方。冒涜的な獲り口は純粋な蟲には不可解な胃袋だ。囚われの精神と肉体が『手繰られ』転んで、永久に横たわる死と謂うのだ――職員と邪神を切り分ける事など誰にも出来ず、それは『私』も同じ事だろう。肺から抜いた空気が震え、その嫌気に霹靂が犇めいた。リズムは一瞬。故に此れは宣誓だ。一瞬で『貴女』を骸の海へと送るべく、還す掌は錆色に違いない。これが序章と告げるならば、ダラキュな連中は『閉める』べきだ。
 衝撃――猟兵の接近は『本気』を瞬間凌駕し、想いを貫く閃きは腕(かいな)。貫いた胴体の先には刀身(かいな)。脆かった臓腑が大笑いで臥せたなら、消滅は目前と思えるだろう。しかし神は赦す事知らず、何度も何度も焼き斬られるのを望んだ。
 相応しい腕を味わいたいとは、とんだダラキュも在ったものだ。刺し挙げた『怪物』は自殺を嘲笑し、其処に立っている――アドリブに弱い貴女。

成功 🔵​🔵​🔴​

レン・デイドリーム
こういうことも……あるか
元エージェントのオブリビオンは別の場所でも見たことあるしね
ここで尻込みする方が明滅さんの事を傷付ける
精一杯戦ってきた明滅さんも終わらせてあげよう

【オーラ防御】を纏いつつ、障害物を利用しながら接近
呪殺弾には【呪詛耐性】も必要だね
弾丸の雨を潜り抜けつつ走っていこう
多少の損傷は承知の上だよ

接近しきれば腕を伸ばしてUCを
なるべく痛くないように気を付けるけど……大人しく噛まれてね
狼の霊に明滅さんを食べさせる
もし僕がダメージを受けていたら治療もさせてもらうね

兎を狩るのは狼で
オブリビオンを倒すのは猟兵で
同僚の始末をつけるのは僕らのお仕事
今までお疲れ様、ありがとう
……ゆっくり休んでね



 流し過ぎたのは赤色か。眼球が汚れて分泌したのか。融合体は上手も下手も知らず、蹲って肉を掻き集めた。レン・デイドリーム(白昼夢の影法師・f13030)の指は顎に絡まって、こういうこと『と』呑み込んだ。元職員(エージェント)が過去と化すのは何度か『視た』のだ。人の貌は緑色に、その人間性を嫉んでいるのか。妬むべきは浪漫の一部で、そうとも尻込みよりも尻拭いだ。精一杯戦ってきた明滅(かのじょ)の為に――終わらせてあげよう。良い具合にお腹が空いたのだ。悦ばしいほどに空っぽなのだ。殺意の呪いは包み込むように耐えて向かえ。お迎えの障害物は直ぐ其処だ。
 潜り抜けて負った傷は染み込むように削っている。伸縮自在の『狼』が笑い、その兎を追い掛ける。否。鬼ごっこには至らずに、心臓(ビート)だけが響いていた。痛くない。屈辱から解放されるならば、大人しく『喰われた』方がマシだ。がぶり。修復と損傷は正しく交換で、消化液が肢を楽しんでいる。
 何も変わらない。兎を狩るのは狼。過去を殺すのは猟兵。忘却を還すのが『人間』だ。此方側の水は今でも甘いのか。始末をつけて、お疲れと肩を叩くのだ。ありがとう……何度言われたか。ゆっくり休んでね。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
戦場じゃ命を失うのは当たり前だ。UDC職員の一般人だってんなら、危険の可能性も高い。
…今回のケースは最悪のケースだろうぜ。

二丁銃を構え、【二回攻撃】と【クイックドロウ】で応戦。
応戦の片手間に邪神と融合した職員に声を掛けるぜ。内容は至極単純な質問だ。
――――アンタ、名前は?
邪神と融合した今の名前じゃねぇ。アンタ本来の名前だ。既に死んで暫く、時間が経ってるなら、返答は望み薄か?
返答が聞けるならそれで良し。記憶も定かじゃねぇってんなら、仕方ねぇ。
この仕事は便利屋Black Jackが引き継いだ。アンタからの報酬はサービスするぜ。
【クイックドロウ】に【早業】を加えてUC。

後は任せろ。…ゆっくり休みな。



 戦場は常に地獄なのだ。カイム・クローバー(UDCの便利屋・f08018)曰く、死は隣の芝生に近いモノだ。者と物が乱立し『賢い』奴から殺される。職員が一般人ならば危険の可能性も高い――収集途中に出遭う事も、行き着いて発狂する事も『よくある』終了処分だ。故に。今回のケースは最悪だろうぜ。最早【救う】手は一個しかない。啼いている獣の頭部は幾つだった――鉛と鉛が悲鳴を上げ、呪々(じゅうじゅう)と世界が絶望に浸るのか。応える早業は両者互角で、愈々言の葉まで飛び交った。

 ――アンタ、名前は?
 ――明滅。
 ――そっちじゃねえ。本来の名前だ。
 ――あ。

 不意の質問に融合(のうずい)が軋んだ。至極単純な質問に人間(むかし)が立った。起った狭間に奔るのは双頭の咆哮で、望み薄の返答に『ド派手』な手向けか。仕方がねぇ。頭痛が遮るってんなら、この仕事は『便利屋』が引き継いだ――数は忘れるなよ、この弾丸で『な』かせるのみ。報酬はサービスするぜ。

 後は任せろ――2枚で21だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
何て素敵な浪漫でしょうか。ええ、本当に。…あ、これ服装のことです。いい趣味してますよね!…もうちょいマシな服装なかったんですかと小一時間…ほか?まあ、よくある事じゃないですかね?死に方選べるだけましでしょう

さてとそれでは…早撃ち勝負とでもいきます?答えは聞いてませんが。戦闘知識、第六感、地形の利用、視力で敵の動きを見切り、慈悲を感じさせない様に衝撃波込めた弾で撃って行きましょう

撃つ弾の中に秒針弾を混ぜといて…本気モード確認次第、化け刻みなで指パッチン。…こちらの攻撃というか相手の自滅誘ったのでスーサイドみたいになっちゃいましたね?ま、苦しむ時間が少ないだけましでしょうが

(アドリブ絡み歓迎)



 穴凹塗れの兎が、舞台の中央で懇願している。何度も何度も殺されたが、未だ『神』の意は膨張し続けて在る。貼り付いた笑みが通常ならば、波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)の貌は『本当の神』に視えた筈だ。得た糸は蜘蛛の仕業ではなく、時計に這入り込んだ人物は正体を隠すに違いない――浪漫は確かに存在した。何て素敵な『服装』でしょうか。いい趣味の過去(オブリビオン)は幾匹か在るが、もしや元職員の『脳髄』の結果か。小一時間ほど問い詰めたいが、そんな『時間』は有り会ない。まあ……よくあることじゃないですかね? 選ばれないよりはマシだ。選べないよりはマシだ。選択肢は貴様等に委ねられた――早撃ち勝負とでもいきます?
 逝くべきはボクだと咀嚼は出来ていた。呪いを籠めた弾丸は衝撃に朽ちて、座席の裏側で待ち受ける色彩。眼球に映り込んだ花火はきっと、最期の――痛い。苦しい。早く殺して。お願い。お願いだから。ボクを――答えは聞かない。言葉も聞かない。それはタダの『オブリビオン』なのだ。

 融合も何も、既に死んでいるのだ。
 苦労も足りたと、体定め。

 砂時計は脳髄へ。化け刻む『超躍』の切っ掛けは、指鳴らす『今』で在った。攻撃と謂うには恐ろしく瞬間的で、明滅は苦笑いを残して――寿命を使い切った――自滅(スーサイド)。その冒涜(にく)が崩れた。苦しむ時間は僅かだったのか。もう一度「マシ」と付け加える。結局、慈悲深い序章でしたね。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『嘲笑う翼怪』

POW   :    組みつく怪腕
【羽毛に覆われた手足】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    邪神の加護
【邪神の呪い】【喰らった子供の怨念】【夜の闇】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    断末魔模倣
【不気味に笑う口】から【最後に喰らった子供の悲鳴】を放ち、【恐怖と狂気】により対象の動きを一時的に封じる。
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 ぐしゃり――明かりは滅され、守れなかった子供達が降り注いだ。
 続いての幕は『嘲笑』の翼で、怪異は死者(がき)の真似事だ。
 助けて。救けて。たすけて……意味ない鳴き声が客席を冒す。
 ――ミンチ・ミンチ・ミンチ。
 美味たる子供の山積みは、化け物を育てるのに最適だ。

 カーニバルには早いだろうが、埋める死体も倣うように。
火奈本・火花
「相も変わらず悪趣味なUDCだ。お前らの犠牲となった子供らの痛み、しっかりと叩き込んでやる」

■戦闘
子供の死体には『狂気耐性』で一先ず無視しよう。弔いは後だ
9mm拳銃の『クイックドロウ』による『先制攻撃」で、子供を食らおうとしているか、死体に近い個体から銃撃しよう
奴らの不愉快な口を『スナイパー』として狙えば、少しは耳障りな真似事も軽減できるだろうか
私を狙う個体にはグローブの鋼糸で捕まえ、『敵を盾にする』事でやり過ごしてやる

私の銃撃である程度場を静めてから、機動部隊による弾幕を浴びせてやろう
「一匹たりとも残すな、徹底的に終了させろ。……だが、子供達には当てないよう注意しろ」


アドリブ歓迎



 幸せに逝ったとは思えないが、彼女の地獄に付き合うのが『此度の業務』と解せる。相も変わらず悪趣味な連中(UDC)だ。子供達の暗幕がころころと頭を繋げている。滴った中身が面を悦ばせ、その冒涜を終了させねば治まらぬ――弔う暇など存在しない。狂気を耐える。否。此処は狂気で耐えると表現すべきで、一先ず赤色は怪翼を睨む。死骸を啜る個体を優先して鉛の嵐は放出される――四葉が血を養分と見做すならば、劇場に潜んだ激情は当たり前だろう。奴等の不愉快な『口』を実行(ねらえ)ば幾分か『真似事』を殺せる筈だが……恐怖は無い。狂気は証明出来やしない。
 掴む事もおぞましいが、手足を『絡めれ』ば盾とは成せる。人型なのが忌々しいが役に立つのだ。奴等の異常性を存分に活かせ。我々の誰かが叫んだに違いない。子供達の悲鳴は虚構――八百匹在ると泣き叫ぶならば、八千の弾丸で蹂躙して終え。此処はミンチ以外に何と記せば好い。一匹たりとも逃がすな。徹底的に【終了】させろ。
 子供達には中てないよう注意しろ――組織の人間が【外す】時は殆どない。それが世界の終わりに繋がる『可能性』を想うのだ。収容する必要は一片も在らず、ただ塵は骸の海に散らして落とせ。鳥には相応しい『墜ち』だろう。

 宿るものが嘲っているのか。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
でしょうねぇ。邪神に取り込まれつつ、自分の意志を捨てなかった人物が負ける理由なんてこんなもんでしょう…誰も救われませんがね

んじゃ、化け堕としなミミック。自分は嘲笑する方などと思っているのなら、お前らが食いものにした所まで同じように堕としてさしあげましょう。翼を狙って絡み取り、焼き尽くして存在を否定するだけなのですから

自分は衝撃波込めた弾でにやけヅラにでも撃ち込んどいてやりましょうか。無駄に狙いやすい頭してますし…ミミックの鎖が捕まえればそれでいいですし無理し過ぎるのもね。相手の攻撃だけはしっかり見切っていきましょう
…俺なら子供気にせず撃なぁ。うん

(アドリブ絡み歓迎)



 神に抗い。邪を退け。自らを『最期まで認識』した人物が、敗北する所以は想像に容易いのだ。守るべき者を人質に取られ、獲られる前に突っ走った地獄。最早『底』は肉と骨の編み物で在り、誰も救われない過去と現実の鎖(アフォーゴモン)。怒りと怨みを覗き込んだ貌は『無』に視えるだけで、其処に一抹の正気も無い。嘲笑する側も哄笑されるのが真実だ。人間は何処までも愚かで在り、故に知性は身に染み込むのだ。化け堕としなミミック――食い物にした連中に白熱する『台座』を用意しろ。狙うべきは怪異の翼で、組み付かれる前に絡め取れば問題ない。前のめりの死者に弔いを。
 にやけづらめ。ツラツラと並べられた笑みを真っ赤に染めて、返り血以外を啜れば好いのだ。堕落した者どもはムダに狙い易く、安っぽい芝居には飽きたと報復する。捉えた個体に捕らえた物体。過去の副産物(はいえな)には丁度いい送信だ――気にせず撃て。それが生存への鍵だったのだ。俺なら……うん。
 焼ける。融ける。地に落ちる。天使か悪魔の類ならば物語もサマに成った筈だ。しかし此処に延焼するのは阿呆面で、今に堕ちろと正しく偽れ。嗚呼。当たり前だが。死の真実は覆らない――無理が祟った。スーサイド・バニーめ。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
子供を殺し...ふーん、UDC職員も殺し...ふーん
せんせー、ねぇ、せんせー
(「わかってる、わかってるから、落ち着いて、殺しなさい」と頭の中の教導虫が諭す)
わかりました

支援兵さん
(黒影がそう呟くと影の中から儚く舞う蝶が大量に出現し敵を魅了する)
...ん...
(黒影が指を動かすと『念動力』で操作された{皇糸虫}と{蠢く水}が見惚れている敵に絡みつき地面に叩き落して捕縛する)
叫んでいいよ
止めないけど
(『衝撃波』を纏った{誘導灯型合金破砕警棒}を敵の顔面がつぶれるまで殴り、つぶれたら別の敵を殴りを繰り返す)
...なんなんだ...
...お前ら本当になんなんだよ...



 刑期を終えた囚人は景気よく罪を犯すと謂うのか。自らを顧みず子供達を助けようとした『人間』は哀れにもミンチに成り果てた――守れない。護れない。その呪いが怪の餌と化し、悲鳴と絶望の混ざった『啼き声』が舞台を包む。せんせー。ねぇ。せんせー。理解はできない。理解はしたくない。この現実は過去の話だ。この真実は忘却の深淵だ。わかってる。わかってるから……脳内の教導虫(スクイリア)が宥めるように。撫でるように。落ち着いて……貴様等の殺意を高めるのだ。荒れ狂う緞帳は息を知らない。支援兵さん――影。その儚さを尊重するように、蝶々が客席までも飛び交った。
 呟き。ひらひらと満ちる鱗粉が『啼き声』をとかして、何方が観客か解せなく混ぜる。動かした指が糸が奔り、蠢く液体が『四肢』を絡める。カラメルだけのプリンだったら『どんなに』楽だった。色々と盛り込んだ芸術性に、嫌悪の念を押し付ける。粘ついた血液は酷く臭って、ああ、なんなんだ。
 お前ら本当に――警棒で乱雑に。無差別に。目についたにやけ面に。砕けるまで。潰れるまで。還るまで。否。原形が死ぬまで。殴る。撲る。殺す。滅ぼす――惚けた別の奴を処理する。処分する。終了――なんなんだ。

 叫ぶ。叫ぶ。構わない。
 どうせ、止めない。やめられない。

成功 🔵​🔵​🔴​

レン・デイドリーム
死体なんてよく見ているけど、子供のそれはやっぱり良い気分はしない
けれど怪物自体は見慣れた存在で安心しているよ
敵対するなら容赦なく殺せる

鳴き声は【狂気耐性】でシャットアウト
明滅さんの声に比べたらこんなのただのノイズだよ
さっさと口を塞いでしまおう

シュエ、力を貸して
【学習力】で相手の習性や動きを学び
的確なタイミングでUCを
四肢はもちろん出来れば口にも枷をかけてあげたい
うるさいし、死体を啄まれるのもよくない

拘束したらあとは【衝撃波】で滅多打ちだよ
ミンチになるのは君たちだ
子供には被害がいかないように気をつけて
ひたすたひたすら滅多打ち

君達も良い子になれればよかったんだけどね
インサイダーのあの子は元気かなぁ



 半透明――ぐちゅりと潰れた眼球が、体液に塗れていたのは気の所為だ。死体はよく見る。何度も視た。観る事に悪寒はないが、ただ子供の積み重ねには『良い気分』がしない。更に言えば。それで戯れる怪物は見慣れたもので、キュイキュイ楽しそうな顔面だ。敵対するなら容赦なく殺せる。人をつまみ食いするなら、容赦なく滅ぼせるのだ。人形に狂気が届くと本当に『思った』嘲笑どもめ。完全に遮断された悲鳴が『鬼』の意味を丸呑みする。明滅さんの救済(こえ)を響かせれば、こんな雑音(ノイズ)は煩わしい程度。丁寧に口を縫い合わせて終えば好いのだ。惰性に肉食む夜鷹風情――力を貸して。彼女(シュエ)が真っ白に伸縮すれば、捕まえてしまえと照明めぐる。
 的確に。正確に。角ばった世界に丸い先端。四肢を縛って枷を成せ。召された思いを此処に『圧し』浸けろ。うるさいし、死体を啄まれるのもよくない。酔っ払った貴様は、真っ赤な酩酊に溺れたいのか。人間ごっこは楽しいだろう。
 君も僕もミンチが好きで、滅多打ちする衝撃波(斧)持って。ひたすら。ひたすら。乱打する顔面太鼓――甲高い声も咽喉で失せる。行き詰った垂れ流しだ。被害のいかない子供達、いつか逝ってくれ。彼女の元へ。
 君達も良い子になればよかったんだけどね。根っこから忘却なら如何も恋う事も知れぬ。インサイダーのあの子は元気かなぁ……胎児よ。胎児よ。

 堕ちてくれよ。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
オイオイ、役者不足にも程があるだろ?折角の舞台に三文役者かよ。
胸糞悪い言葉を繰り返すだけ。台本ぐらいは覚えるべきだぜ?

二丁銃を化物の顔面に向けて。何度か見たツラだ。
【二回攻撃】に【クイックドロウ】。額の風通しを良くしてやるよ。
羽毛の手足は【残像】と【見切り】で躱す。
グラン・ギニョール(血なまぐさい劇場)は俺の好みじゃねぇ。台本は変更だ。こっからは勧善懲悪のヒーロー活劇だ。
【範囲攻撃】を交えてUCをぶちかます。
周囲を一掃したら明かりは付け直すぜ。銃弾を一発、天井に向けて。当然、スポットライトは俺だ。【存在感】を使ってアピール。
物語はまだ中盤。お客様はまだお席を立たれませんように――なんてな?



 舞台裏にも詰まった人肉好きが、大根の如く埋まっている。役者不足にも程がある。折角の舞台に三文役者だ。悶絶するには面が汚く、口を拭う紙すらもない。神様(デウス・エクス・マキナ)でも匙を投げる、胸糞悪い言の葉(さけび)だけが響いている。台本ぐらいは覚えるべきだぜ。記憶する脳味噌も潰れたなんて、子役どもへの冒涜だ。獣は双頭、オルトロスを突き付けて。その見覚えの『ある』面をブチ貫かねば気が治まらない。抑制される事のない狂気が、口先上手に相応しい風穴――額の内で掻き混ぜてやれ。手足が伸びても影残し、組み付かれる事は観『定』まる。
 血生臭い舞台(グラン・ギニョール)は槌での『終』で充分だ。俺の好みじゃねぇ。演劇が好きならば脚本を選べと演出に言えよ、このモブの群れ。勧善懲悪(ヒーロー)の出番だ。雑魚は退場の時間――引っ込んでな。活劇、撃ち落とした。照明が映やせば銃弾天蓋。此処に英雄が在ると轟かせよ。紫奔り、弾丸が『存在』を魅せる。物語は中盤だ。お客様は席を立たず、世から旅立てばいい。

 なんてな――笑みに笑みで応え、滅ぼせ銀色。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
『嘲笑う翼怪』
不愉快だね
実際、不快な存在だけど今は特に癇に障る
屠殺の時間だ。ブツ切りにするよ

八つ当たりで滅茶苦茶にしたいけど
何も考えずに戦って、無事に済む相手でもない
キッチリと手順を考えて手際よく殺すよ

『神速軽妙』発動

子供達を踏まないように注意しながら、フック付きワイヤーを駆使してワイヤーアクションによる【地形の利用】した立体機動
敵の攻撃を【視力】で【見切り】、【敵を盾にする】

ダガーによる斬撃・刺突・投擲の【範囲攻撃】 をするけど、動き回れると面倒だ
フック付きワイヤーを駆使して【早業】の【ロープワーク】で【捕縛】したり、相手の翼や脚を直接攻撃して【部位破壊】

翼怪と子供達が混ざらないように処分



 不愉快だね――数多の肉と化しても、嘲笑う翼怪はぐるぐると傾げる。仲間も子供もごちゃ混ぜに、未だ残った数個は胃袋を満たしている。悲鳴と絶叫、負の糸を編みながら『網』に掛かった獲物を啜る。実際。不快な存在だけど……今回の『遭遇』は癪に障る。人間だった部位も怪物で在る部位も、忘却の海から起き上がった『貌』が。ブツ切りにしてやる。叩き刻んで盛り付けて、無意味に無価値に還してやる。屠殺の時間だ。殺戮の時間だ。時間は残されていない。開幕のブザーは何度でも。
 黄色の衣と白の仮面、何方も剥がさねば気が済まない。八つ当たりで滅茶苦茶にしたい衝動を抑制し、軽やかに集める『意思』は強固だ。考える。思う。想うのだ。簡単に殺せる相手ではない――手際よく切らないと駄目だ――手順は成した。神速軽妙(ライト・スピード)スポットライトに晒されて。
 死骸は踏まない。踏むべき奴等の呪いに気を配り、くたばれと呟いて『舞台』を飛び回る。手繰れば視えた肉を盾に、その異物を退けていく。逝けよ。逝けよ。逝ってしまえ――捕縛した個体から丁寧に血抜きだ。邪魔な翼と足をもいで。処分するのに困らぬよう――墓を造るにも名前がわからない。

 嗚呼。ああ。それでも。
 ――遅いかもしれない。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『『肉屋と言う名の災厄』二代目ハールマン』

POW   :    自慢のソーセージを味わって下さいねー
【真っ赤な紅茶と手作りソーセージ(意味深)】を給仕している間、戦場にいる真っ赤な紅茶と手作りソーセージ(意味深)を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
SPD   :    お肉屋さんは何処でもお伺いしますよー
【血糊の染み付いたエプロン姿】に変身し、武器「【非常に使い込まれた肉切り包丁(意味深)】」の威力増強と、【人体構造の限界を無視した身体能力】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ   :    是非お友達にも紹介してくださいねー
【手作りソーセージ(意味深)】を披露した指定の全対象に【知人にも食べさせなければと言う異常な】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11
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 待って。待って。待ってよ。

 客席に飛び込んできた人間が、息を荒らして君達を止める。片手に肉斬る包丁と、眼球に映った惨劇の味わい。腸詰めにも使えない筈の『それ』を確かめ、良かったと安堵の吐息――自殺兎と子供の柔らか、鳥のミンチに『材料』は完璧だ。孤独と蟲毒の劇場が、激情と呼ばれる調理場と成り果て。二代目『肉屋』が微笑んだ。
 真っ赤な紅茶にソーセージ。即席だけれど味は最高だ。手伝ってくれて有難う。お礼に――屠殺劇場限定~スーサイド・ミンチを無料で如何だい。

 お友達にも紹介してくださいね。
青葉・まどか
お前が元凶か。
ここまで嫌悪感を抱くUDCは久しぶりな気がする。
「食」の好き嫌いは人それぞれだけど、禁忌の領域にしか悦びを見いだせない狂人。
骸の海に叩き返してやる!

相手の得物は肉切り包丁。
どれ程のスピードで飛翔できても、攻撃の為には接近しないといけない。
【地形の利用】して、自らを中心にフック付きワイヤーを【早業・ロープワーク・罠使い】で蜘蛛の巣のように張り巡らせる。
こんなものワイヤーを切れば、大して障害にもならない。
ほんの少し動きを止められればいいんだ。

ダガーを【範囲攻撃・2回攻撃・投擲】
掠り傷一つでも与えればいい。
ダガーの刃には『逆しまの毒』が塗ってある。

ねえ、出来るだけ苦しんで逝ってね。



 お前が元凶か――幼げな肉の残った『二代目』を猟兵は睨み付ける。それが例え『悲劇の産物』もしくは『副産物』でも構わない。現状を惨たらしく『思わない』奴が如何して偶発的と謳うのだろうか。神は愚かなほどに『運命』で、骰子の眼球は最悪(ファンブル)だ。此れを殺すのが。屠って還すのが。我々の証明なのだ――嫌悪感。脳髄を弄るジューサーが吐き気だけを摘出していく。イカレた世界に落ち込んだ肉切りに『慈悲』は要らない。叩き返してやる。好き嫌いを押し付ける狂人め。禁断の領域で身を降ろす、残虐な人間め――何処にでも現れる肉屋ならば、その継接ぎを直すが好い。
 飛翔する肉屋を羽虫と見做せば、飛んで腐に入る観客だ。廻りに巡った蜘蛛の巣(ワイヤー)が貴様の思考を走らせる。奔り抜ける事を赦さずに『にく』は憎々しく絡まった。しかし脆い。動きを止めるには粘性も足りない。故に――一瞬。舞台が逆さに終落した。掠れた。皮一枚『貰った』のだ。抜け出した肉屋はぐらりと揺らぎ、自らの傷(ファンブル)を認識する。ねえ、出来るだけ苦しんで逝ってね。
 翔ける事も駆ける事も否定する。膝をついて頭を押さえ、抑えられぬ毒に沈む。血塗れの舞台で悪役は震え、子供達が逆流した。勿体ない。勿体ないなぁ……反芻するも味が判らず、一種の絶望が起き上がった――受け付けない。

 冷酷に突き刺した、胃袋はいらないよね。

成功 🔵​🔵​🔴​

火奈本・火花
「まるでホラー映画の悪役だな。お前が何を狙って“遅れて”やってきたのかは知らないが――我々の神経を逆撫でする事だけは、成功したようだ」

■戦闘
『演技』と『礼儀作法』に基づいて紅茶とソーセージとやらを楽しもう
だが私自身は口にはしない
私のヤドリギは血を好む。左腕を覆って蔦を伸ばしたヤドリギに真っ赤な紅茶とやらを楽しませよう

「……お茶が、無くなったな」
奴が給仕をしなければ効果は発揮されない
ならば近付いてくるように『おびき寄せ』てから、紅茶を楽しんでいるであろうヤドリギの一閃を見舞わせる
楽しんでいると思われ、私の行動速度が鈍っていなければ『クイックドロウ』で『呪殺弾』も叩き込んでやろう


アドリブ歓迎



 下手に脳味噌が回る怪人は、現場に罠を仕掛けるものだ。者でも物でも構わずに利用するのが罪の味だ。まるでホラー映画の悪役だな。仮面が無いのは如何なる所以だ。その継接ぎこそが偽りで、肉切り包丁には怨みが垂れている。何を狙って『遅れた』のか。嗜好の為に思考は巡り、反吐が出るとは彼女の事だ――我々の神経を逆撫でする。虎の尾を踏む事には成功したのだ。ならば忌々しい卓上(テーブル)よ。此処からは猟兵も役者に違いない――真っ赤な紅茶の残り滓が、底に溜まったキャンディ三個。並んだソーセージに真っ黒詰めれば危険信号も無駄に成る。楽しむ術の準備は出来た。伸びる『ヤドリギ』がちゃぽんと……養分を抱いて内側へ。
 此れは翼怪の血液だ。此れは子供の欠片だ。此れは明滅(オブリビオン)の乗っ取られた汁気と謂うべきか。私(バケモノ)の腕は何を好む。肉屋の満足げな面が火花の如く怒りを舐る。嗚呼――お茶が無くなったな。肉も提供するには時間が掛かる。ふらりと近付いた二代目の眼は『食べられたように死んでいる』。
 一閃――蔦の鞭が皮と肉を抉った。紅茶がばちゃりと舞台に散って、肉屋の表情が「勿体ない」と歪んでいる。一瞬だ。愉しんだ事が『速度』に繋がり、殺意が籠もった一撃(まじない)は――厄災の額をブチ貫いた。

 ぼちゃ。ぼちゃ。脳漿。

成功 🔵​🔵​🔴​

レン・デイドリーム
うわ、やだなぁ
オブリビオンの叩きとか絶対食べたくない
明滅さんや子供達はきちんと弔いたい
色々楽しみたい僕だけど人肉食は流石にNGだな……お帰りいただこうか

いつものように【呪詛】を籠めて戦士さんを呼ぶ
危ないソーセージごと炎で焼き払ってもらおうね
見てると美味しそうに思えてくるから嫌だな……お酒のつまみとかに良さそうな気すらしてくる……UDC組織なら割りとああいうお肉も入手できそうだし……
でも消し炭になるなら関係ないよね
【狂気耐性】で意思を固めて戦士さんを応援だ

お肉屋さんもローストしようね
自分が焼き肉になる気分は如何かな
彼女が焦げる匂いすら美味しそうに感じて嫌になる
しばらくお肉は控えようか、シュエ……



 うわ――その『器物』な口先で嫌悪が漏れたのは自然だろう。やだ。いやだなぁ。過去(オブリビオン)の叩きとか。忘却(オブリビオン)の炙りとか。腸詰めなんて絶対食べたくない。賞味期限も消費期限も、腐り尽くした『もの』を食むのは厭に決まっていた。明滅さんと子供達はきちんと弔いたい。チキンを弔う時は咀嚼するクセに――君達は本当に人間を演じるのが上手いんだね。色々楽しみたい『僕』だけど、人肉食は流石にNG……お持ち帰りは如何ですか。本物の友達なんて居ないでしょうけど。全部々々興味と呼ばれる胃袋に容れ込むだけ。混ざりッ気のオマエは創られた皿だ。
 サラダを好む場合は話は別で、美味(デリシャス)を辱めるべく起きたのは古代。籠められた呪詛が炎と化して『ソーセージ』を台無しにする。酷い。如何して。勿体ない――無い亡い放題の君にはお似合いの薪だ。視てると。嗅ぐと。美味しそうだから。いやだなぁ。酒の側に置くのは最高だろう。血液の袋じゃ足りないのさ。要らない人は間引こうね。消し炭になるなら関係ない。総てが用済みだ。
 ローストお肉屋、表情には『懐かしさ』の絶望。自分が焼肉になる気分は――それが死因だ。何が悪い――焼ける。焦げる。柔らかな女の子のお肉が――たまらなく腸を動かすのだ。嫌に……しばらくお肉は控えようか、シュエ。

 真っ白な首が揺れた。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
もっと丁寧に焼いとけば良かった…っても被害者事行く訳にも行かないわけで…これ以上話し合う必要あります?無いですよね。じゃあ還れ

…化け潰しな、ミミック。ミンチなんて生温い。その存在維持できないくらいまで潰しきってやりましょうか…あいつの血が真っ赤なら潰してるのは手作りしてるみたいになりますかね。俺は知らんけど

自分は適当に衝撃波込めた弾を撃ち込みましょう。給仕されると面倒なら早業、クイックドロウ、制圧射撃で相手の動きの制限を…対象物がないのにそれは給仕と呼べますかね?

…ぶっちゃけ、新鮮じゃないお肉勧めるってのもどうかと思いますけどね。肉屋としては最低の分類ですよね。
(アドリブ絡み歓迎)



 モグモグ――丁寧に。芯まで。骨の髄まで焼き尽くせば良かったのだ。被害者諸共『焼却』するのは人間を犠牲にするようで、たとえ正気が曖昧でも此処だけは揺らがない。逝くべき者には言の葉が必要だが、眼前の『もの』に会話は使えない。合う事はなく遭う事だけが箱の中身だ――還れ。スーサイドの餌食に成るのは貴様なのだ。文句を吐く余裕もなく、美味そうなソーセージ――調理される前に『頭足類』が幕を引く。
 裂いた。咲いた。最多の聖杯が『肉』を隠していく。化け潰しな……生温いミンチは存在諸共『丸めて』終え。この光景がハンバーグと告げるならば染まるは赤色。腐った臭いが蠅を生めば、膿んだオマエ(オブリビオン)も犠牲者なのか――知らんけど。淡々とダンダン、舞台が震え、軋み、割れる。壊れる。崩れていく。
 幾度も残骸は脳に映した。写した文字列が如何に視えようと、出し尽くした縄(もつ)は戯れるにも短いのだ。二重とび――千切れた腕が肉を掴んでいる。撃鉄! 衝撃で『星辰』にはじけ、最早給仕は『なく』なった。
 肉屋としても最低な部類ですよ――爛れた肉は『血』とも言えず『丁寧』に壊された。まだ。未だ。殺人(マーダー)には甘い粉砕だ。

 マッシュ・マッシュ・マッシュ。

成功 🔵​🔵​🔴​

播州・クロリア
({メトロノーム・コイン}でコインロールしながら相手を見る)
邪気がない...好意のみです
貴女を評するなら
存在することが罪、でしょうか
理不尽とは思いますが
骸の海に還っていただきます
(肩幅ほどに足を開き、両手で太ももをなぞりながらゆっくりと上体を起こした後{紅焔の旋律}で『ダンス』を始め『催眠術』でダンスから目が離せないくらいに魅了しつつ『念動力』でそっと動きを封じる)
お肉は切っていただく必要はございません
燃やし尽くします
貴女ごと
(UC【蠱の珠】を発動し相手を骨ごと焼き尽くす業火に包まれた珠に閉じ込める)
理不尽で残酷で...
少し、疲れました



 コインの表裏に映るのは滅多に潰れた肉屋だった存在。此れで絶えると思えずに『鼓動』が集まっている。嗚呼。その無自覚に『在る』のは好意だ。邪気のない奈落から沸々と茹だった塊。魂は一代目(かこ)を継いでいない。貴女を評するなら――罪。罰する事の出来ない、存在そのものが悪(ダラキュ)。何処かのマイナスかプラスの一部を埋めて、再生させた結果に等しいのだ。理不尽とは思いますが……不条理が何を言いますか――骸の海に還っていただきます。美味しく食べてね。私も肉なのだから。可笑しいですね。まだ『蠱』の惑いは教えていない。
 なぞれ。伝え。暗幕の下を潜るように。太腿の感触を確かめて『魅せる』己は上質な蟲(タンパク)に思えるだろうか。目が離せない。否。転がった眼球だけが『視』ている程度だ。最早再生は成されず『紅焔』の旋律【珠】を生す――しかし生は蹂躙され『過去』は刑を突き浸けられる。切る必要は無い。加工する必要は無い。腸詰めの肉屋なんてツマラナイのだ。燃やし尽くします。
 ミンチと説くにも凄惨な舞台上。空間は塞がり灼熱涌いて、鉄も骨も無様に歌う。躍れ。踊れ。無垢なる者は報いを受けよ――貴女。理不尽で残酷で。

 それは君の事だろう。蟲は貴重だけど、汁気が足りない。
 ――疲れました。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
役者の方は多少マシになったみたいだが、舞台違いだぜ?出前の方は閉幕後に頼む。あと注文するならソーセージよりはステーキの方が好みだ。次は忘れんなよ

俺まで材料にしようってか?ゲテモノの仲間入りは御免だね。
二丁銃にて距離を保ちつつ、【二回攻撃】と【クイックドロウ】。距離さえ保てりゃ、一方的に撃ちまくれるぜ。
距離はワザと詰めさせる。【フェイント】で銃を戻し、魔剣を顕現。至近距離から【串刺し】を込めたUCを叩き込む。
血糊じゃなくて本物の血になっちまったが…まぁ、良いだろ。肉屋なんだ。血に濡れるのは慣れてるだろ?

さて、残るは静寂のみ。これにて閉幕。皆さまも劇場に赴く際にはお気を付けて(観客席に向け、一礼)



 焼かれた煙が肉を成し、その不条理が襤褸雑巾の如く再生した。舞台の真ん中で起立した『肉屋』は諦め掴めず肉切り締める。役者は幾分か真面な『貌』だ。悲劇のヒロインが最初で最後は惨劇のヒロインとは味な真似を……されど舞台違いだ。出前の方は閉幕後に頼む。嗚呼。それは困った。誰も食べる人が居ないじゃないか――あと注文は腸詰めではなくステーキだ。次は忘れんなよ。忘却された者に何を告げるのか。継いだ血肉には悲鳴の他に香辛料(コショウ)――どかり。どかり。舞台上へ。
 俺まで材料にしちまうってか。下手物の仲間入りも如何物の盛り合わせも御免だね。双頭の獣が鉛で拒絶し、憎たらしい肉切りを弾き飛ばす。距離を維持して放出すれば勧善懲悪の無双劇だ。撃を歌えば客席茹だって、一方的に――簡単に。演技が上手かった。故に二代目は眩んで理解する。近付いたのは愚策だった。渇望顕現し『終』満ちて奔る――受け取りな。不可視に等しい紫雷の串刺し。
 削げば肉塊(ケバブ)と称せるか。血糊はなく本物の焼き加減。まあ、良いだろ。肉屋は塗れる事に慣れている。遂に再生は『黄昏』に斃れた――残るは静寂。

 閉幕――皆さまも劇場に赴く際にはお気を付けて。
 一礼……屠殺劇場~スーサイド・ミンチ。
 拍手なく。明滅する天蓋(キャットウォーク)。

 落――END.

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年05月20日


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#UDCアース


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は伊美砂・アクアノートです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は黒玻璃・ミコです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト