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帝竜戦役㉑〜炎帝竜だろうと囲んで叩けば勝てる

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #帝竜 #ガイオウガ #群竜大陸 #連携フィニッシュ


「うむ、緊急連絡だ! ブリーフィングを始める」

『WARNING!!
 DETECT SUPER HUGE ENERGY REACTION. DECIDED TO BE AN IMPORTANT OPERATION TARGET, ”OBLIVION”. IMMEDIATELY ATTACHED TO BATTLE PLACEMENT -NO REFUGE-』

 グリモアベースに響き渡る重低音の警報! 赤文字で強調表示される警告文!
 (自称)レイリス・ミィ・リヴァーレ・輝・スカーレット(厨二系姉キャラSTG狂・f03431)がホログラム表示された豪華な執務卓に得意げに手を組んで語り始める。
「よりそれっぽくして見た。どうだ? いや、その事は置いておこう」
 ベースに表示される帝竜ガイオウガの立体映像! 炎を統べる神の如く燃え盛る炎。ただ映像だと言うのに熱さを感じる。
「帝竜の一体を捕捉した。奴に覚えのある奴も居るかもしれんな……私自身には無いのだが。ともかく、見ての通りの炎の帝竜だ。見ただけで分かると思うが炎属性の攻撃は何であれ通用するまい。熱で攻撃する物も同様だ。そして、生半可な氷でも太刀打ちできない……そうだ、普通に考えれば水、氷属性が有効に思えるだろう。だが、半端な攻撃では届く前に蒸発する」
 サーモグラフ表示の画像は完全に振り切れて計測不能。
「まあ、それだけの熱量を持つ相手なら氷じゃなくても蒸発するだろうがな……猟兵なら太刀打ちできないと言う事はあるまい、やってみせろ。概要を説明する。例によって例の如く先手は取れないと思え。口から吐く垓王牙炎弾はそのまま炎の獣として戦列に加わるし、垓王牙溶岩流により戦場は溶岩流に固定され、垓王牙炎操により作り出された炎により形成されたガイオウガもどき……デミガイオウガとでも呼んでおこうか、本来はそれ単体でも脅威だ。これらを全て開戦時に展開してくる」
 追加表示される立体映像のデミガイオウガ。大きさは本体よりは小さいが本体の巨体と比較しての話。その体格は並の猟兵を優に超える。
「そうだな、UCの構成的に……意外にも奴自身は攻撃用UCを持っていない。突くとしたらここかもしれん。だが、忘れるな。相手は動く火山その物だ、単に殴るだけで消し飛ばされる威力はある。作戦としては……そうだな、シンプルに攻撃担当と防御担当に分かれて見てもいいかもしれん」
 レイリスは全ての表示物を消すと、執務卓の前にゲートを開く。
「以上だ。私は見えた事件を解説するだけ……実際の対応は諸君に任せる。健闘を祈る」


Chirs
 二度目の強敵戦です。ワクワクしますね。新人マスターChirs(クリス)です。この瞬間を待っていたんだ。
 帝竜ガイオウガは必ず先制攻撃をします。このシナリオのガイオウガは躊躇なく全部使います。凄いですね。基本的には選択されたUCを主体として扱いますが、皆さんも一つのUCに拘らずに自由に対処してみてください。
 複数の猟兵を即席の一チームとしてガイオウガと戦うという方針でやってみたいと思っています。なので、必ずしも先制攻撃に対応する必要はありません。誰かに先制攻撃対策をきっちり請け負ってもらって攻撃に専念するプレイングなんてのもアリです。UC一つを完全封鎖して味方の活路を切り拓くという展開もいいですね。なお、結果的に誰も先制攻撃対策してないと普通に負けます。誰も攻撃してなくても負けます。覚悟してください。
 チームやコンビでの参加は勿論、ソロで来ていただいても全く問題ありません。こっちで勝手に組み合わせます。
 ある程度の人数がまとまってから一気に書こうと思いますのでご容赦を。皆さんのやりたい囲んで叩くボス戦のお手伝いが出来れば良いなと思う所存でございます。
 なお、特に指定が無くてもアドリブと連携は増し増しでお送りする予定です。
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第1章 ボス戦 『帝竜ガイオウガ』

POW   :    垓王牙炎弾
【全身の火口から吹き出す火山弾】が命中した対象を燃やす。放たれた【『炎の獣』に変身する】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    垓王牙溶岩流
自身の身体部位ひとつを【大地を消滅させる程の超高熱溶岩流】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ   :    垓王牙炎操
レベル×1個の【ガイオウガに似た竜の姿】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
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雨音・玲
さぁ『岩石回廊』の修行の成果をお披露目だ!!

空を覆う暗雲をぶち抜いて
太陽を背に「太陽の神鳥」で炎を纏い巨大化したバディーペットの背に乗って強襲
(同行上等!!)

帝龍の真上を通過時に、素早く飛び降りながら
「一握りの焔」+「静かな心炎」発動
(攻撃力重視を選択、『限界突破』『範囲攻撃』『カウンタ―』『先制攻撃』『衝撃波』をLv770へ強化+炎の精霊化により無敵モードへ)

攻撃手段は「月炎」「月落」!!
微細な魔力操作での目に映る敵全てに対して疑似重力操作
言うなら「先制範囲カウンター」

身体も軽いしなランダムに落ちて来る岩石と比べりゃ余裕だぜ!!

問答無用でその場に圧し潰し&吹っ飛ばしの大暴れをかまします


叢雲・凪
相手は炎を司る竜神 アイサツをしたいところだが会話が通じる相手じゃないな…。先制攻撃に警戒して身構えておこう。ガイオウガの攻撃はいずれもボク達に当たるまでタイムラグがあるはず…火山弾は放物線を描くはずだし デミガイオウガ自身は攻撃UCを持たない…溶岩流よりも早く動けば良いだけの話。

【疾雷】+【ダッシュ】+【残像】+【ジャンプ】を用いて高速移動だ。
雷でコイツを仕留めれるとは思っていない…。

ならば 他の猟兵が隙を突けるように陽動に徹する。

跳躍しつつ瞬間的に足を雷に変化させ駆け抜けよう。
「まさに動く火山だな… ヨウカイめ…」

これほどの規模の敵を相手にした事がない…。
出しゃばらず攻めは仲間に任せよう。


シャルロッテ・ヴェイロン
すいません、やっぱり演出が派手すぎました(ぇ)。

――それはそれとして、やはり溶岩地帯だけあってスゴイ熱気ですね。できれば短時間で片付けたいですが(【環境耐性】【オーラ防御】でどうにか耐えてる)。

で、敵の分身体が召喚されたのを確認したら、直ちに本体を含めて攻撃していきましょう(【誘導弾・2回攻撃・乱れ撃ち・一斉発射・制圧射撃・援護射撃・捨て身の一撃】)。ちなみに属性は最初「冷気」で試してみて、それがだめなら「超低温」、さらにそれがだめなら「極低温」、最終的には「絶対零度」でやってみますか!

※アドリブ・連携歓迎


ナァト・イガル
あ、暑いなんてものじゃないわ……!
タールだからって溶けたりはしないけれど……しないはずよね?
不安になってしまうじゃないの!

あれって見たところ、翼がないわよね。飛ばないのかしら?
『聖者の騎行』で巴さんに騎乗し、空へ。炎弾その他は第六感と見切りをフル活用しての回避、
もしくは聖痕による盾受け『聖者の決意』で凌ぐわ。
戦場全体を俯瞰しながら、他の猟兵への援護も視野にいれた立ち回りを心がけたいわね。
「炎の獣」や「竜の姿の炎」は、なるべく小さなうちに
破魔の祈りの歌唱を込めた『小夜啼鳥の戯れ歌』で消し飛ばせば
こちらの強化もできて有難いわね。
ガイオウガ本体へは、鎧無視攻撃を加味した多重詠唱のUCで……口を狙うわ


アリス・セカンドカラー
肉体という枷を外し(封印を解く)、魂のリミッター解除。所謂幽体離脱で肉体をグリモア猟兵に預けて出発。
まぁ、このクラスの相手だと普通に魂焼いてくるので熱気対策にしかならないわけですが。オーラ防御で各種耐性を高めつつ熱エネルギーを捕食し略奪し吸収(魔力溜め)することでダメージの軽減。感応能力(第六感/情報収集)での先読みで致命傷だけは回避し、限界突破した継戦能力による耐久力と回復力で耐久持久戦。
B.I.G EXPの世界改変で隔離空間へ捕食、形態変化で私好みの萌擬人男の娘へ変化させての弱体化。熱は情熱へと変換(精神攻撃)して料理し、ガイオウガたんのエナジーを捕食し生命力吸収するわ♡


ミスト・ペルメオス
【POW】

成る程。
次の帝竜も、脅威的だな…ッ!

愛機たる機械鎧(人型機動兵器)を駆って参戦。
マシンヘルム等を介して念動力を活用、機体をフルコントロール。
スラスターを駆使して飛翔、今まで培ったものを総動員するつもりで挑む。

如何に信頼する愛機と言えど、近づくだけでも危険だろう熱量。
降り注ぐ火炎弾を避けつつさらに高く、さらに速く。
敵の頭上を目指して飛びながら、機を見ては可変速ビームキャノンで応射する。

頃合いを見て【フォースド・アサルト】、限界稼働状態に移行。
2種の防壁を展開、機体を反転・降下――
限界を迎えて離脱せざるを得なくなるまで、縦横無尽に飛び回りながら砲撃を叩き込む!

※他の方との共闘等、歓迎です


天道・あや
ふむふむ、攻撃担当と防御担当。……成る程!それじゃ、あたしは攻撃……って言いたいけど、防御担当に回ろうかな!
炎の相手は、任せてください!

という訳で、敵を【挑発】して、攻撃がこっちに来るように【誘き寄せ】る!

そんで、こっちに炎が来たらレガリアス!フル稼働!全力【ダッシュ】で逃げるように攻撃を避ける!火山でもあたしは、絶好調!【足場習熟】

逃げながら攻撃担当の人達が攻撃を仕掛けてるタイミングを見極めて、仕掛ける時にUC発動!響かせるぜ!この火山に、いや、世界にあたしの歌を!そして皆さん!でっかい帝竜、ぶち抜いて下さいね!【歌唱、楽器演奏】

そして、あたしも…いい加減この炎を倒す!パンチ!【属性攻撃雷】



●竜を狩る者達
「さぁ『岩石回廊』の修行の成果をお披露目だ!!」
 雨音・玲(路地裏のカラス・f16697)は手を拳に打ち付けて気合いを入れた。
「相手は炎を司る竜神、アイサツをしたいところだが会話が通じる相手じゃないな……」
 叢雲・凪(断罪の黒き雷【ジンライ・フォックス】・f27072)は不安げに呟と、
「タールだからって溶けたりはしないけれど……しないはずよね?」
 ナァト・イガル(さまよえる小夜啼鳥・f26029)もそれに同調する。
「すいません、やっぱり演出が派手すぎました」
 シャルロッテ・ヴェイロン(お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917)が無駄に凝った演出にツッコミを入れると、
「じゃ、肉体の方はよろしくね」
 アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)は大胆にもここに肉体を預けて霊体で出撃するという。
「成る程。次の帝竜も、脅威的だな…ッ!」
 ミスト・ペルメオス(銀河渡りの黒い鳥・f05377)は愛機の最終点検を終えて乗り込み、
「ふむふむ、攻撃担当と防御担当……成る程! それじゃ、あたしは攻撃……って言いたいけど、防御担当に回ろうかな! 炎の相手は、任せてください!」
 天道・あや(未来照らす一番星!・f12190)は役割分担を確認する。
 ここに集いし七人の猟兵。それぞれの意思で、それぞれの策で、それぞれの手段で、それぞれの目的で、けれども為すべき事はただ一つ。帝竜ガイオウガの討伐。
 ベースのゲートが大きく開かれた。ここを抜ければその先は地獄。けれども誰一人として躊躇いは無い。

●悉く疾く
 空を、大地を、大気すらも焼き焦がすかの如き帝竜の咆哮。その周囲にはそれを崇め奉る竜、虎、狼といった様々な形状を持つ異形の炎獣達。
「予想通りだけど、大層なお出迎えね?」
「やはり溶岩地帯だけあってスゴイ熱気ですね。できれば短時間で片付けたいですが」
 霊体のアリスが不敵に微笑み、環境耐性とオーラ防御で何とか凌いでいるシャルロッテが冷静に状況を分析する。
「あ、暑いなんてものじゃないわ……! やっぱり不安になってしまうじゃないの!」
「そうだな、長居したい場所じゃないぜ。とっとと終わらせよう」
「機体の冷却材も有限ですしね。短期決戦で仕留めます」
 ナァトが白い鴉の上で呟くと、同じく空に展開した玲とミストもそれに同調する。
「どうも、ジンライ・フォックスです」
 ジンライ・フォックスは無駄とは思いつつも挨拶をしてみたが帰って来たのは凄まじい咆哮。それを口火に襲い来る炎の獣たち!
「言葉を持たぬ獣に挨拶は不要ですか。では、作戦通りに!」
 溶岩の噴出する地獄の様な大地をジンライ・フォックスがその名の如く駆けだす!
「おっけー、なるべくこっちに引き寄せる!」
 バディを組むのはあや。
「あたしのライブを始めようじゃないの。これがあたしの! サウンド! ミュージック! 想い! さあ、最後まで聴いていってね!」
 夢と未来の籠められた音符の弾幕が獣の群れに突き刺さる! 僅かに狼狽える獣達。最初のターゲットは決まったようだ! だがあやも戦場を舞うアイドル! レガリアスをフル稼働して弧を描く様に駆け出す。音符の弾幕を張りながら! だが足の速い虎の獣がそれに襲い掛からんとする。
「させるとでも?」
 横から稲妻の如き拳の一撃! 炎の獣が吹き飛ばされる! ジンライ・フォックスだ! 意思を持った稲妻の如くあやの周囲を駆け巡ると接近する獣達を次々とパンチで、キックで、次々と消し飛ばす!
「取り巻きの雑魚じゃ相手にならないよ」
 一瞬立ち止まり、親指と中指と薬指をくっつけて前に押し出し、同時に人差し指と小指を立てる奥ゆかしい挑発行為キツネ・サイン! ガイオウガは咆哮と共に全身の火口から吹き出す火山弾を二人に降り注がせる!
「ここまでは作戦通りって感じ?」
 撃ち出された火山弾をシャルロッテの冷気属性ATTACK COMMANDが迎撃。しかし、大した効果が無いと見ると超低温属性に切り替え再発動! 火山弾に張り付いた攻勢プログラムが粉砕!
 後衛が潰せないと見るやガイオウガはより力あるミニオン、垓王牙炎操を作り出す! デミガイオウガとでも呼ぶべき脅威。本来、これ単体でも一体のオブリビオンと見做すべき強敵!
「速攻で片を付けるッ!」
 シャルロッテの超低温属性プログラムがその足を止め、
「了解、合わせる」
 ジンライ・フォックスの右、左、回し蹴り二連の稲妻めいた四連打のコンビネーションアーツ!
「いっくよーー! これがあたしの想い! 受け取ってね!」
 あやのレガリアス超加速パンチが止めを刺す! だが、しかし……
「一体を片付ける間に」
「四体も増やされたら」
「ジリー・プアー……徐々に不利だ」
 これは決して彼女たちの攻撃力が足りないのではない。単純に、相手が強大なのだ!
「それは分かっていた事でしょう?」
 アリスの霊体が前に出る! 実体が無いとは言えど、寧ろ、実態が無いからこそ魂を焦がされ続けるアリスもまた危険を顧みぬ大胆不敵な行為!
「本体から頂きたかったけど、とりあえず君からでいいか」
 アリスの霊体がデミガイオウガに触れる。すると、おお、なんという事だ! デミガイオウガがグッドルッキング化してしまったではないか!
「あら、中々可愛らしくなったわね?」
「アイエエエ!?」
 グッドルッキングデミガイオウガと共にアリスがB.I.G EXPの世界改変で隔離空間へと消える! これは一体何が行われているのか。今はまだ、語るべき時ではない。ただ一つ言える事は隔離空間内ではアリスとデミガイオウガの死闘が繰り広げられ、そこから出てきたのはアリスだけであるという事実!
「中々楽しめたわ。じゃあ次ね」
「グアー! ヤメロー! ヤメロー!」
 次の一体をグッドルッキング化! おお、何たる冒涜的男の娘化現実改竄による危険な非合法前後行為か! このリプレイは青少年のなんかに配慮しているので卑猥は一切ない。いいね?
「わたし、アリスさんの方が怖い」
「ボクもアレには巻き込まれたくないよ、色々な意味で」

●暗雲を穿て
「何か地上が盛り上がってる、なっ!」
 邪を払う炎を纏い三本脚の太陽の神鳥の背に乗り、自らも静かな心炎による炎の無効化、更に一握りの焔により燃え盛る神鳥と一体化した玲の体当たりを受けて竜型炎獣が爆発四散! 何故炎その物である炎獣が炎の攻撃で倒せるのか。
「お互いに炎が効かないならよぉ、ガチンコで勝つ方が残るのは当然だよなぁ?」
 然り、これは純然たる地力の差だ!
「思った通り、空は比較的安全だけど」
 射撃支援型後衛として立ち回るナァトが火山弾に光鳥の矢を突き立てる! 炎は光を発する物、故に光に還元し光を吸収し貫通威力を増す光鳥の矢は火山弾の内包するエネルギーを吸い上げ、火山弾自体のエネルギーにより貫かれる!
「地上よりはマシってだけね。忙しいったらないわ」
「それでも」
 漆黒の鴉の放つ光束、可変速ビームキャノンの対機動兵器モードが炎の竜を撃ち抜き滅ぼす。ビームキャノンもまた熱による攻撃。炎その物の炎獣には威力減衰は起こるが熱ではなくエネルギーのぶつかり合いによる相対消滅に持ち込むには十分な威力!
「地上が大分引き付けてくれている――仕掛けるぞ」
「おうよ、掃討は頼むぜ!」
 玲を乗せた神鳥が空高く舞い上がる! それを追う炎竜の群れ、そこに割り込む白の鴉!
「行かせないわ。光よ、抗いの手をここにッ!」
 空に展開される巨大魔法陣! 次々と衝突し、分解されながらもそれを啄み突き破ろうとする炎竜!
「長くは持たないわよ!」
「既に十分、捕捉済みです」(――攻撃開始)
 可変速ビームキャノン、ビームアサルトライフル、マシンキャノン。更にコクピットハッチを開け、ゾル・アームド、シャンク・アームド、アナイアレイターMk.6……一斉に放たれる膨大な熱量の嵐! 炎竜全消滅!
「この瞬間を待っていましたので」
「ああ、今だねッ!」
 太陽を背に神鳥が光り輝く!
「逃がしはしねぇ、月落ッ!!」
 その一撃が遂に、ガイオウガ本体を捕えた!

●吼え猛る暴威
 凄まじい轟音。UCですら無いにも拘らず並の猟兵であればこれだけで爆発四散しかねない強大な圧! しかし、今大地に縛り付けられているは炎帝竜の方だ!
「やってみるぜ、師匠みたいに――縫い止める!!」
 続けて放たれる月炎の魔力超重力波! 咄嗟に垓王牙溶岩流により溶岩化し逃れようとするガイオウガだが、
「当然、そう来ると思ってたよ」
 シャルロッテの極低温プログラムが襲い掛かる! この状態で溶岩化すればむしろ、実体を失う分ダメージが加速する! 溶岩化回避不可能!
「過去に皆の未来は邪魔させないっ! だから皆…! 頑張ろうっ!」
 あやがその足を止め、全力を歌とダンスに注ぎ込む!
「夢は素晴らしい! 未来には無限の可能性が! だから一緒に行こう!! 手を繋いで! 一緒に一歩、二歩、三歩! 夢と未来が私達を待っている!」
「さぁ、此れより語りまするは──」
 そこにナァトが即興のセッション、小夜啼鳥の哀歌を合わせる! 垓王牙炎操封印!
「そうだ、未来は誰にも奪わせない……当然! お前にもッ!」
 ジンライ・フォックスがその巨体を駆け上りながら黒雷槌の連打!
(――念動力最大、誤差修正ッ)
 ミストのハッチを開けたままの捨て身の一斉射撃、サイキック・フルバースト!
「流石に難しいと思ったけど、ここまで弱らせればねぇ?」
 そこに! 這い寄るアリスの霊体!
「いただきまーす」
 おお! なんと! 遂にはガイオウガ自体ですら……グッドルッキング化しようと言うのか!

●人と竜の物語
「ごちそうさま」
 ぷいっと吐き出されたガイオウガは既に元の姿を取り戻し、しかし、その生命力は既にほぼ残されていない!
「鳥よ、貫け」
 何事も無かったかのようにナァトの小夜啼鳥の戯れ歌が乱れ飛び、次々とガイオウガを貫く!
「攻撃プログラム展開。敵に直接コマンド入力、絶対零度でやってみますか!」
 シャルロッテのATTACK COMMANDにより形成された絶対零度プログラムが凍結させ!
「お前の魂さえも残さず消し飛ばす…! 黒雷槌!」
 ジンライ・フォックスの黒雷槌がその巨体に僅かながらヒビを入れる!
「これが! あたしの…私の…! 想いが乗った重い…一撃──!」
 あやの想いの乗った重い一撃!3だーー!! ヒビが全身に広がる!
「まだまだ師匠見たいには行かないけどな―吹き飛べ!!!」
 玲の月炎がその巨体を上に向けて吹き飛ばす!
「最大稼働ッ――行くぞッ!」
 全身を覆うサイキック・フィールドとエネルギーバリア、フォースド・アサルトによる超加速により自身を一つの弾丸としたミストの一撃が!
 B.I.G小夜啼鳥のATTACK黒雷想いの乗った重い月炎アサルト! 七連携攻撃! 遂に炎帝竜ガイオウガを粉々に打ち砕かれた! 猟兵の完全勝利だ!

●束の間の安息
 今ここに恐るべき帝竜の一体が討ち取られた。赤熱する火山に流れる溶岩は主を失い急速に冷え固まっていく……油断ならぬ強敵、この一瞬の好機を逃せばこうなるのは猟兵の方だった筈だ。
 まだ戦いは終わっていない。帝竜ヴァルギリオスを打ち倒すその時まで。だが、今は、今だけは……互いの健闘を称えて疲れた体を休めても良いだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月16日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト