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魁! 漢達のガチムチ鮫祭り島

#グリードオーシャン


「ソイヤッ!」
「ソイヤッ!」
「ワッセワッセワッセワッセ!」
「「ソイヤアアァァァーッ!」」

 威勢のいい掛け声が島中から湧き上がる。
 グリードオーシャンの海に浮かぶ『阿瀬区祭(あせくさい)島』は年中お祭り騒ぎだ。
 島の建物からすると、元はサムライエンパイアの漁村であったと推測できる。

「行くぞテメェ等! 第541回を誇る恒例の『漢(おとこ)の鮫祭り』じゃぁぁーッ!」
「「ワッショーイッ!!」」

 祭りに参加するのは、皆揃って筋肉隆々のオッサンばかりだ。
 40~60代のナイスミドルばかりが、褌ひとつで御輿を担ぎ、キレッキレに踊る。
 そして褌楽団が演奏を始めると、祭りのボルテージがヒートアップ!
 踊る筋肉、弾ける汗。
 まさに狂乱、カオスのるつぼ。

 しかし、そこへ忍び寄る鮫のコンキスタドール軍団の存在に、彼らは気付かなかった。
 ――そして、数刻後には、この島は無人島と化す未来が待っていた。

「待って無理尊い、この島、天国なのかなっ?」
 イケオジ大好きなグリモア猟兵こと蛇塚・レモン(白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘・f05152)は、目を輝かせながらニヤけまくっていた。マッシヴな褌姿のオッサン達を予知で眺められてご機嫌のようだ。
「でも予知があったってことは、数時間後には此処は虐殺の場になるよ。そんな事は絶対に避けないとっ!」
 妙に気合が入るレモンに、猟兵達は無言で頷く他なかった。
 レモンは早速、今回の任務について説明を始めた。

「この『阿瀬区祭(あせくさい)島』は、今までコンキスタドールの驚異に晒されなかった稀有な島でねっ? 元はサムライエンパイアの漁村だったせいか、鮫魔術を崇拝しているんだってっ!」
 鮫魔術。それはグリードオーシャンに伝わる古式奥ゆかしい魔術体系。
 島民達はその昔、鮫魔術士に島を救われて以来、こうしてかの英雄の偉業を祭りで讃え続けているらしい。541回も。
「で、今もお祭りの真っ最中なんだけど、コンキスタドールの襲来に気付いていないんだよっ! かといって、予知によると無理に祭りを中止して避難しろと言っても島民達は言うことを聞かないんだよね……」
 なんでも『祭りは島民の誇りと魂!』とかで、聞く耳を持たないらしい。
「だから、今回はみんなでこっそりとコンキスタドール討伐を行ってほしいんだよっ! 島の人達の笑顔を守るために、お願いっ!」
 レモンが合掌して懇願する様から、その意図が猟兵達へ伝わってゆく。
 何も猟兵自ら島を混乱させる必要はないのだ。秘密裏に討伐出来るに越した事はない。

「あ、そうそう! みんなは商船団の一員という体裁で島に乗り込んでもらうけど、流石に島民達は余所者には態度を頑なにするから、みんなも島民達の警戒心を解くため、水着着用で祭りに参加してねっ! 女の子でも気迫が勝れば、島民達が認めてくれるはずだよっ!」
 お、おう。
 むせ返る程の漢臭さの中に飛び込んでゆかねばならないのか。
 猟兵達はコンキスタドールを討ち取るよりも気合を入れると、鉄甲船『恵比寿號』へ転送されて島へ渡ってゆくのだった。


七転 十五起
 安 定 の ネ タ 依 頼 で す 。
 ワッショイ! なぎてんはねおきです!

 第一章はガチムチなオッサン達と混じって祭りで盛り上がっていただきます。
 水着着用なので、イェーガーカードが有ればそれを参照に描写します。
 別の水着、又は褌(女性は胸元のサラシ必須)で参加希望者はその旨を必ず明記でお願い致します。
 思いっきりハメを外した猟兵にはプレイングボーナスを差し上げます。
 ただし、えっちなのはいけないと思います。
 なお、この島のメガリスは『鮫魔術士の英雄が締めていた黄金錦の褌』だそうです。祭壇に祀られているので、見学したい人はドウゾ。

 第二章は鮫コンキスタドール軍団の尖兵達が祭りに紛れ込もうとしてくるので、文字通り水際で撃退してください。
 第三章は鮫コンキスタドールの頭目との戦闘です。頭目の目標は『全島民の排除並びに島を自身の拠点とすること』なので、メガリスは二の次です。

 同伴者がいる場合、お相手のIDと呼称を明記していただきますようお願い致します。また、グループ参加の場合は、【参加者タグ】をお忘れなく。

 それでは、思う存分はっちゃけてくださいねっ!
 プレイングをお待ちしております!
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第1章 日常 『ソイヤッ! 祭りだワッショイッ!』

POW   :    己の肉体美を誇示しつつ景気よく神輿を担ぐ

SPD   :    キレッキレの情熱的なダンスで祭りに華を添える

WIZ   :    楽器演奏や歌唱で場の空気を高揚させる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
木常野・都月
ふん…どし…
要は布で股を隠すんだな?

俺は水着持ってないし、島の人も褌なんだろ?褌でいい。

で…同じようにワッショイってすればいいのか?

ワッショイってなんだろうな。
鮫魔術の名残か何かかな。

わっしょい!わっしょい!
わっしょい!わっしょい!

わっしょい!!わっしょい!!
わっしょい!!わっしょい!!

あれ、なんか……だんだん楽しくなってきたぞ!!

わっしょい!!!わっしょい!!!
わっしょい!!!わっしょい!!!

なんだ、鮫魔術すごい楽しいな!!

わっしょい!!!
わっしょい!!!
わっしょい!!!
わっしょい!!!


ティエル・ティエリエル
WIZで判定

わーい!お祭りだー!ボク、お祭り大好きー☆
さっそくすくーる水着に着替えてお祭りに参加するね!

御輿の周りを飛び回って、おじさん達に交じってワッショイ!ワッショイ!ソイヤッ!ソイヤッ!と掛け声をあげるよ♪
ついでに「怪力」で自分の体以上の大団扇も振り回しちゃうぞ☆

ソイヤッソイヤッしながらおじさん達と仲良くなったら大昔の鮫魔術士のことも聞いてみようかな!
ワクワクドキドキな冒険譚を教えてもらえるかも!

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



 鉄甲船はようやく『阿瀬区祭(あせくさい)島』へ到着すると、早速、中から猟兵達が下船してきた。
 港は既にお祭り騒ぎで、木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)はその異様な熱気と観衆の姿に圧倒されていた。
「すごい気迫だ。それに、ふん……どし……?」
「わーい! お祭りだー! ボク、お祭り大好きー☆」
 木常野の肩に乗っていたティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が翅を羽ばたかせ、ふわりと舞い上がる。
「よーし! ボクもさっそく『すくーる水着』に着替えてくるね☆」
 ばびゅーんっとティエルは鉄甲船へ引き返してしまい、木常野は一時的に独りぼっちに。
「待って、ティエ……ッ!? ええと、どうしよう?」
 木常野が狼狽していると、ガタイの良い漁師のオッサンが声を掛けてきた。勿論、祭りに参加しているため、褌ひとつしか纏っていない状態だ。
「おい、あんちゃん? この島に何しに来やがった?」
「あ、どうも。商船団の都月です。この島でお祭りがあるというので立ち寄ってみたんだ」
 都月、今までの猟兵活動の中で培った情報収集の心得から、身分を偽って相手の懐に飛び込む術を会得していた。
 自身でも驚くくらい冷静に対処してみせると、漁師は訝しがりながらも首肯した。
「へぇ? 流石は商船団サマだな。この荒れた海を超える情報網を持ってらっしゃるようだ」
「それほどでもない」
 木常野の言葉を謙遜と捉えた漁師は、値踏みするように彼を見詰める。
「で、商人サマが何をお求めで? 生憎、祭りの最中なんでおもてなしもロクに出来やしねぇぜ?」
「いや、その祭りに参加したくてきたんだ。ただ、水着はない」
「なんだって?」
 漁師は目を細める。
「オイオイ、冗談だろ? その格好で神聖な祭りに参加しようってぇのかい?」
「そんなわけ無いだろ」
 木常野の顔付きが急に陰影が濃くなった。
「島の人は褌なんだろ? なら、俺も褌でいい」
 その顔付きは、まるでハードボイルドな映画の主役のごとき顔付きだった。
「なんてこった……。コイツ、顔付きだけじゃなく、言動まで劇画調になってやがる……!」
「さあ、早く俺に褌を寄越せ。褌を締めたら皆と一緒にワッショイって言えば良いのか?」
 積極的な木常野に、漁師は慌てて駆け出していった。
「た、大変だ……! おい、皆ァ! 島外から新たな『フンドシスト』が現れたぞーッ!」
「「な、なんだってーッ!?」」
「……え?」
 首を傾げる木常野のもとへ、屈強な肉体のオッサン達が一斉に詰め寄ってきた。
「フンドシストだ! 囲めっ!!」
「新鮮なフンドシストだ!」
「皆ァ! 新人フンドシストには優しくしろよぉ!?」
「ちくわ大明神」
「おい誰だ今のォ!?」
 むせ返る漢臭さに圧倒される木常野は、いつの間にか胴上げ状態で担がれていた。
「おい、待て? 俺をどうする気だ!?」
「決まってるだろう? 漢達の楽園(エデン)へ向かうのさ!」
「行くぞ、テメェ等! 新たな仲間を歓迎するぜ!」
「「ワッショォォォイッ!!」」
 そのままお神輿状態で島の中心部へ担がれてゆく木常野。
 それを上空で発見するのは、『すくーる水着』に着替えてきたティエル。
「ずるーい! ボクも面白そうだから行くー☆」
 こうして2人は島の中心部へ向かう。

 なんやかんやで褌を締めた木常野は、この感覚に覚えがあった。
(そう言えば、俺が野生の狐として生活していた時は、服なんて着ていなかったからな。その頃を思い出すようだ)
 限りなく裸に近い姿になった木常野は、その開放感から昔を懐かしんでいた。
(要は股を覆い隠せばいいんだな。さぁ、祭りに参加するぞ)
 気合充分の木常野は、神輿の前で踊ることにした。
 だが、木常野は疑問があった。
「なぁ、ティエル? 皆が叫んでる『わっしょい』ってなんだ?」
「うーん? そう言われてみると、ボクもピンと来ないなぁ?」
「鮫魔術の名残なのか?」
「わかんなーい! でも鮫ってワッショイって鳴かないよねー?」
 改めて聞かれると、なんで『ワッショイ』なのか?
 急に哲学の時間が始まってしまった。
 だが、ティエルが慧眼と言うべき解答を見出した。
「……判った! 楽しいからだよ!」
「そうか!」

\\結論:たのしい//

「よーし、盛り上がるぞー☆ ワッショイワッショイ!」
 ティエルは神輿の近くまで飛翔すると、その周りを元気よく掛け声をかけながら飛び回ってゆく。
「ワッショイ! ワッショイ! ソイヤッ! ソイヤッ!」
 オッサン達の中に輝く一輪の妖精姫は、神輿を担ぐ暑苦しい漢達の清涼剤であった。
「コイツは最高だ! 小さな女神様が神輿においでなすった!」
「妖精の嬢ちゃん、景気が良いじゃねぇか!」
「一緒に盛り上がろうぜ!」
 女っ気ゼロの中に突如現れたティエルを、オッサン達は熱烈大歓迎!
「おじさん達も元気だねー☆ ワッショイ! ワッショイ!」
 いつの間にか祭団扇を抱えるティエルは、熱気で湯気立つオッサン達を怪力で扇ぎだした。
 小さな身体から繰り出されるパワフルな団扇捌きに、オッサン達は次第に心を開いていった。
「妖精の嬢ちゃん、やるじゃねぇか!」
「えへへー♪ まだまだこれからだよ☆」
 一層ヒートアップしてゆく神輿に負けじと、周囲で踊り狂うオッサン達と木常野も、身体の動きを激しくしてゆく!
「オラオラ! まだまだいけんだろ!?」
「ハハッ! 筋肉が弾んでやがるぜ!」
「限界を超えた先にある景色を見るんだ!」
 半狂乱で踊る男たちに、木常野は圧倒されていた。
(いけない。このままでは島民の心を掴むことは出来ないな)
 ぎこちなく踊る木常野は、やぶれかぶれで叫び始めた。
「わっしょい! わっしょい!」
 気合だ、気合で乗り切るんだ。
 木常野はワッショイが何なのかは知らぬ。
 しかし、この場で叫ぶことが最善だということは理解していた。
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
 大声で叫びながら、拙い踊りを披露する木常野。
 いつの間にか、白い仔狐型の月の精霊『チィ』も、その周りを飛び跳ねていた。
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「チィッ! チィッ!」
 必死に叫びながらギクシャクと踊っていると、木常野の心の中である感情が芽生えてきた。
(あれ? なんか……だんだん楽しくなってきたぞ!!)
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ!」
 島民達が木常野に合いの手を入れ始める。
 果敢に祭りの環に飛び込もうとする木常野の姿勢に、漢達は感銘を受けたのだ。
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「セイヤッ! セイヤッ! セイヤッ! セイヤッ!」
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「フゥワッ! フゥワッ! フゥワッ! フゥワッ!」
 徐々に木常野を中心とした掛け声が形成されてゆく!
(なんだ、鮫魔術すごい楽しいな!!)
 熱狂で頭の中がぐるぐると回る木常野は、もはや己の思うがままに踊りつ続ける。
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「ソレッ! ソレッ! ソレッ! ソレッ!」
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「セイヤッ! セイヤッ! セイヤッ! セイヤッ!」
「わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!」
「ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ!」
「わっしょい!! わっしょい!! わっしょい!!」
「「ワッショォォォーイッ!!」」
 こうして、木常野は島民達の心とひとつに繋がったのだった。

 小休止。
 ティエルは仲良くなった定食屋の主人に、食事をご馳走してもらっていた。
「うわ~! 美味しそう~☆」
「今朝、島の近海で獲れた新鮮な魚だ、遠慮なく食ってくれ!」
「いただきま~す♪」
 宝石のように光り輝く新鮮なお刺身盛り合わせに、ティエルは体ごと飛び込んでかぶりついてゆく。
「おいふぃぃ~☆」
 全身を震わせながら感動を表すティエル。
 ご主人はその食べっぷりにニコニコと嬉しそうに微笑む。
「ティエルちゃんが喜んでくれると俺も嬉しいぜ!」
「本当に美味しいーっ! おじさん、ありがとう!」
「いやぁ、フェアリーの娘っ子なんてこの辺りじゃ珍しいし、なんだか孫ができた気分だぜ!」
「あははは☆ じゃあ、おじさんはボクのお爺ちゃんだね☆」
「商船団じゃなきゃ、本当にこの島に居ついてほしいくらいだな!」
 その後、ティエルはご主人との世間話を通じて、この島の在り方を尋ねた。
 すると、この島の男女比は異様に偏っており、島民の8割が男性であること。
 また、いかにこの祭りが素晴らしく、島民達の心の拠り所になっているかを力説された。
「そっか~! だからほぼ年中毎日、お祭りをしているんだね?」
「そうさ! なんたって鮫魔術の英雄様は偉大だからな!」
「ねぇねぇ~? その鮫魔術の英雄様ってどんな人だったのかな?」
 ティエルの質問に、ご主人はまるで子供のように目を輝かせながら答えた。
「伝説によれば、この島は元々、凶悪な海の怪物の根城だったらしい。島民達は虐げられ、皆が絶望していたんだ。だがある日、この島にみすぼらしい格好の男が漂着してな? 島民は見捨てるわけにもいかず、こっそりとその男を手当したんだ。男は回復すると、御礼がしたいと言ったっきり、なんと根城のボスへ乗り込んでいっちまったんだ! そしたら、巨大な鮫が空から降ってきて、海の怪物をあっという間に丸呑みしちまったんだ! こうして、島は平和が戻り、男は何事もなかったの如く去っていったんだ。この祭りの褌は、男が海の怪物を倒しちまったときの姿が褌一丁だったことが由来なんだぜ! つまり、この島にとって、褌は英雄の装束ってわけだ!」
 此処まで一気にしゃべくり倒したご主人に、ティエルは感動していた。
「すごーい☆ 褌にそんな歴史と由来があったなんて!」
 見た目の奇抜さに目が行きがちだが、島民達の熱い魂が褌に宿っていることに、ティエルは胸が熱くなる。
「ワクワクドキドキな冒険譚を教えてくれて、ありがとう☆」
 ティエルはお刺身を平らげると、すぐさま祭りへ戻ってゆく。
 褌は締めていないが、ご主人の話でティエルは『褌スピリッツ』を理解したのだ。
「そーれ☆ ワッショイワッショイ! ソイヤソイヤ!」
 ティエルは思う。
(だからこそ、この島をボク達が守らないと!!)
 堅く誓うティエルの団扇を持つ手に、より一層の力が籠もるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

龍ヶ崎・紅音
アドリブ・絡み歓迎

【POW】

「祭りをやめさせることができないなら、せっかくオブリビオンが来る前におもっきり楽しんちゃおうか。」

神輿を【怪力】で豪快に担いで大声で叫んで場を盛り上げるよ
そーれ、わっしょいわっしょい

そういえば、例のメガリスが祭壇の方で祀られているんだよね。だったらそれを見に行くよ
こんな立派なものを締めてた英雄はすごい人だったのかな…?
鮫魔術士なのに…こう…筋肉とか…?
前に科学者だけどムキムキマッチョに会ったことあるわけだし…多分そうだよ



 鉄甲船から島へ降り立った龍ヶ崎・紅音(天真爛漫竜娘・f08944)は、去年の夏に用意した黒のビキニ水着姿で祭りを見物して回っていた。
「すごい熱気だね!! この祭りをやめさせることができないなら、せっかくオブリビオンが来る前におもっきり楽しんちゃおうか、ホムラ?」
 龍ヶ崎は自分の顔の横を飛ぶ白銀槍竜のホムラに尋ねた。
 ホムラは同意の意を示すかのごとく、甲高く一声鳴いてみせた。
「うん! そうと決まったら飛び入り参加だね! すいませ~ん! 私もお御輿を担ぎたいな!」
「お嬢ちゃん、さては物好きな商船団の一員だな?」
 祭りに参加している男たちの耳は早かった。
 近頃の荒れ狂う島外の悪天候のせいで、観光客という存在が珍しくなっていたのだ。
 猟兵達は今や、『なんだかノリがいい物好きな若者たち』と認識されていた。
 龍ヶ崎は笑いながらごまかす。
「あははは……まあ、そんなところかな? それよりも!」
「ああ! お嬢ちゃん、この漢の神輿が担げるかい?」
 男が上下に暴れまくる神輿の担ぎ棒を代わってくれた。
 そこへ龍ヶ崎がすっぽり収まれば、彼女は持ち前の竜人の怪力で豪快に神輿を揺さぶり始めた!
「そーれ! わっしょいわっしょい!」
「うおおっ!? 急になんだ!?」
「とんでもねぇパワーだぜ!!」
 見た目に反して島の漢達顔負けの腕力を発揮した龍ヶ崎に、神輿を担ぐ漢達もより一層の力が入る。
「どうしたの、おじさんたち!? 私はまだまだ馬力が上がるよ!」
「こうしちゃいられねぇ! テメェラ! 腹の底から声出しやがれ!」
「「ダァラッシャーッ!!」」
 まるで火山のように神輿のボルテージが噴き上がってゆく!
 龍ヶ崎はいつの間にか我を忘れて熱狂!
「すっごく楽しいね、ホムラ! わっしょいわっしょい!!」
「「セイヤッ! セイヤッ!!」」
 次第に龍ヶ崎が音頭を取るようになり、神輿は御神体のあるメガリの前まで行進を続けていった。

 神輿を奉納したあと、龍ヶ崎は祭壇付近を見学していた。
「そういえば、例のメガリスが祭壇の方で祀られているんだよね?」
「おうよッ! 俺達の英雄の残したメガリス、見ていくかい?」
「うん、見たい!」
 神輿担ぎで仲良くなったオッサンの案内で、龍ヶ崎は祭壇に掲げられている『黄金の褌』の前までやってきた。
「これが……」
 龍ヶ崎は息を呑んだ。
 まるで太陽の光と見紛うような布地の輝きと、籠められた膨大な魔力に、目の前の代物が『本物』であることを龍ヶ崎は確信した。
「こんな立派なものを締めてた英雄はすごい人だったのかな……?」
「当たり前だろ? 何でも、ここの島に巣食う海の魔物を倒したとき、天から降ってきた光が英雄の褌を照らしてから、これは今までずっと黄金に輝き続けているらしいぜ?」
「そ、そんなことが……!?」
 にわかに信じられない話だが、目の前の褌が正真正銘のメガリスである以上、その逸話も信憑性が高い。
「確かに凄い……。でも、鮫魔術士なのに、なんで褌? もしかしたら……すごく……こう、筋肉……?」
 首を傾げる龍ヶ崎に、オッサンは白い歯を見せて快活に笑った。
「良い勘してるな、お嬢ちゃん! この島の漢達がみんな筋肉ダルマなのは、その英雄もバッギバギのゴッリゴリの筋肉超人だったって話さ! 島中の漢は英雄に憧れて、身体を仕上げているのさ!」
「や、やっぱり!?」
 龍ヶ崎は目の前の黄金褌を注視してしまう。
 想像するのは、黄金褌を締めた全身キレッキレのマッスル英雄。
 はためく黄金褌。
 腹筋は当然シックスパック!
 両腕と両脚はまるで丸太のように太い!
 背中は鬼面の如く筋肉が隆起!
 そして大殿筋もカッチカチだ!
「――絶対に強い!」
 想像しただけで誰にも負けそうにない人物像が思い浮かんでしまった。
「私、以前に科学者だけどムキムキマッチョに会ったことあるわけだし……多分そうだよ」
「お? 学者さんでも筋肉を愛するものがいるのか! 俺達も負けられねぇな!」
 オッサンが何故か対抗心を燃やす様に、龍ヶ崎は苦笑する他なかったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『うさぎライダーズ』

POW   :    契約鮫魔術
自身の【契約の履行、もしくは契約内容の破棄】を代償に、【自身と契約を結んだ鮫】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【高速飛行(遊泳)や強化された牙】で戦う。
SPD   :    ヴォーパル・カットラス
【カットラス】による素早い一撃を放つ。また、【支配下にある空飛ぶ鮫のスピードを利用する】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    シャークカウント
【一族が結んだ契約鮫魔術】から、【過去に飲み込んだオブリビオンやメガリス】の術を操る悪魔「【鮫伯爵】」を召喚する。ただし命令に従わせるには、強さに応じた交渉が必要。
👑11
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 時間は経過して、日が傾き始めた頃。
 島の裏側の海岸から、鮫に跨った兎獣人たちが大挙して押しかけようとしていた。
 彼らの接近は、島民達の誰一人として気付いていない状況だ。
「おーい! あの島の住民達は、祭りで頭がいっぱいらしいぞ!」
「しかも鮫魔術を崇拝しているから、僕たちを見ても怪しまないそうだ!」
「なぁ、誰が一番人数多く殺せるか、競争しないか?」
「勿論だとも! 一番は俺がもらうけどな!?」
「んだとー? 負けないからなー?」
 うさぎライダーズ達は軽口を叩きながら、島の海岸まであと一歩というところまで迫っている。このままでは、コンキスタドール達の虐殺を許してしまう!

 しかし、猟兵達はうさぎライダーズ達の気配を気取っており、砂浜に生える椰子の木の影に身を潜めている最中だ。
 上手く仕掛ければ奇襲が可能であり、当然、敵は猟兵の存在に気付いていない!
 さぁ、猟兵達よ! 悪逆を尽くさんとする者共へ鉄槌を下せ!!
シキ・ラジル(サポート)
あーあー、てすてす、マイクテスト…OK?

アタシはシキ・ラジル!
戦闘に救助、呼ばれたらなんでもがんばるよ!あっでも頭使うのは苦手だからごめんね!

戦い方
基本はWIZ型
サウンドウェポンを持って「パフォーマンス」しながら「衝撃波」「薙ぎ払い」で敵をぶっ飛ばしちゃう!
皆でボスに立ち向かう時は「鼓舞」と「援護射撃」でサポートするねっ

敵が多い時、人手が欲しいなら【アミィズ・マーチ】でミニシキちゃんたちがお手伝いするよ!「時間稼ぎ」に「一斉射撃」ちっちゃいけど数はいるからね!

性格傾向
やかましいくらいにハイテンションな音楽大好きっ子
キマフュ民なので楽しいことはなんでも首を突っ込む

☆アドリブ連携OK!


クリュウ・リヴィエ(サポート)
記憶喪失のダンピールだよ。
名前も年齢も本当かどうか、僕にも判らない。
ま、気にしてないけどね。

自分の過去は判らなくても、色々考えるのは好きだよ。
他人の行動とか状況とかに違和感があると、それに何か意味がないのか考えちゃうよね。
まあ、それで僕が有利になるかどうかは別問題だけど。

あとは食べることも好き。
食わず嫌いはしないし、残さないよ。

戦うときは、突っ込んで力任せに殴り掛かることが多いかな。
一応、剣も魔法も使えるんだけど、結局シンプルなのが性に合うね。



 うさぎライダー達が鮫に跨りながら浜辺に上陸してきた。
 サメ達は低空を飛行しており、水がなくても空中遊泳が可能のようだ。
 そこへ飛び出したのは、バーチャルキャラクターのシキ・ラジル(揺蕩う雷歌・f11241)と記憶喪失のダンピールのクリュウ・リヴィエ(よろず呑み・f03518)だ。
「アタシはシキ・ラジル! ねえうさぎさん達! アタシの歌を一曲聞いていかない?」
「うん、唐突な僕らの出現にまずは驚いてくれたみたいだね。あとは殴るだけだ」
 シンセサイザー型サウンドウェポン『Electシリーズδ』で演奏を始めるシキと、蛇腹剣への変形機構を持つ、大鉈の様な黒剣こと『カミ砕き』に己の血を浴びせて殺る気満々のクリュウ。
 うさぎ達は目の前で繰り広げられるカオスに狼狽してしまう。
「なんで猟兵がここに居るんだ!?」
「というか、反撃しないと殺されるぞ!」
 ひとまず、うさぎ達は接近してくるクリュウへ向けて、自身が操る鮫達をけしかける。
「俺達は何があっても、お前達との契約を破棄しない! だから突撃しろ!」
 契約履行または契約内容の破棄のどちらかを代償とすることで、鮫達がうさぎの命令通りに動くのだ。
 空中を高速で遊泳し、すれ違いざまに鋭い牙を向いた鮫達が、四方八方からクリュウに噛み付いてきた!
「とりあえず、全部切り倒そうか」
 考えることは好きだが、その殆どが殴ることに直結しがちなクリュウは、今回も脳筋戦術で武器をガンガン振り回してゆく。
 握った黒剣は今やユーベルコード『ブラッド・ガイスト』によって殺戮捕食態に変化しており、近付く鮫達をうさぎごと片っ端から食い散らかしていった。
「遅い遅い! むしろ逆に食べられにきているのかって疑うくらいに遅いよ。あれ? もしかしてお前たち、自殺願望があるのかな?」
 暴力という嵐の中心にいるクリュウは、突っ込んでくる鮫とうさぎ達を餌としか認識していない。
「ひいいっ! 何なんだよアイツ!?」
「奴に近付くのは危険だ! あっちの無防備な女の子をやっつけろ!」
 うさぎ達は下種の極みの発想により、今度はシキに悪魔『鮫伯爵』をぶつけんとしていた。
「我らの一族の結んだ契約に乗っ取り、今こそ力を貸したまえ、海の悪魔『鮫伯爵』!」
 すると、巨大なホオジロザメめいた悪魔が虚空から出現したではないか!
『貴様らの一族の敵は、我が牙で噛みちぎってやろう!』
「やったー! これでアイツはバラバラだー!!」
 うさぎ達の願いが通じ、巨大鮫がシキへ飛び掛かった!
 だが、次の瞬間!
「そこのキミもあっちのお前も聞いていけー!」
 シンセサイザー型サウンドウェポン『Electシリーズδ』に高性能スピーカーを装着!
 そのまま爆音を奏でると、凄まじい衝撃波が周囲をなぎ払い、鮫伯爵ごとうさぎ達は海へと吹き飛んでいった!
 これぞシキのユーベルコード『トランス・フォルツァ』だ!
「え、ちょっと!? まだイントロだよー!?」
 ノリノリで楽曲を奏でるシキだが、ユーベルコードによってもはや音波爆撃機と成り果てていた。
「♪ららら~ららら、らんらら~!」
 メロディーに合わせて歌い出すシキだが、どうやら歌詞はないようだ。
 見えない張り手でも食らうがごとく、うさぎ達は血反吐を零しながら元いた海へと弾き返されてゆく。
 その傍らでは、クリュウが鮫を刺し身にして食っている最中だった。
「う~ん、醤油が欲しい。あとお酒も恋しい」
 そういいつつ、新鮮な鮫の刺し身を堪能してゆくクリュウであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

木常野・都月
ウサギ…
何があろうと、妖狐…というよりは狐の矜持だ、ウサギに負ける訳にはいかない。

ウサギには、ウサギには負ける訳にはいかないんだ。

ここでウサギに負けたら、全国の狐の皆と、妖狐の先輩方に顔向け出来ない。

何より俺自身のためにも、打倒ウサギ。

敵に気付かれていないなら好都合だ。
落とし穴を作って埋めてしまいたい。

ある程度上陸してきたら、地の精霊様にお願いして[属性攻撃]、足元を崩して下半身あたりを埋めてしまいたい。

UC【狐火】で地面に埋まってない上半身を焼きウサギにしたい。火力は強め。

何なら敵が呼び出した鮫公爵?も焼き鮫にしておこうか。

追撃が必要なら[範囲攻撃]で対処したい。


龍ヶ崎・紅音
アドリブ・絡み歓迎

【POW】

「さてと、祭りの参加…ではなくて狩りの話し合いか。どっちにしろ、あなたたちじゃ参加は断るし、そのまえにすべて倒すからね!!」

「参式」の【二回攻撃】で奇襲したあとに「伍式」で鮫一体を焔【属性攻撃】のついでに【捕縛】し、『黒焔呪縛鎖』の発動でぶん回して周辺の敵を一網打尽にするよ
あと逃げようとする敵に狙いを定めて、ホムラの【槍投げ】で【串刺し】にし、「弐式」へ形態変化をしながら一気に距離を詰めて【なぎ払い】よる【範囲攻撃】で殲滅をはかるよ!!


ティエル・ティエリエル
SPDで判定

むむむー、島のみんなが大好きな鮫魔術を悪いことになんて使わせないぞー!
みんなに気付かれる前にここで全員やっつけちゃうね!

得意の「空中戦」で空中にいる空飛ぶ鮫に跨っているヤツを狙ってやっつけていくよ!
ふふーん、空中を泳げるように飛べるだけじゃボクに追いつけたりしないよ!
空中を縦横無尽に飛び回って翻弄して、カットラスを振り回しても届かない鮫の真下から【妖精の一刺し】で突撃だー!

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



 カオスな幕開けとなった奇襲戦。
 うさぎ達は犠牲者を抑えるべく、上陸ポイントを変更した。
 しかし、そこにも猟兵が潜んでいるのだ。
「ウサギ……」
 物陰から木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)がうさぎライダー達をガン見していた。
「何があろうと、妖狐……というよりは狐の矜持だ、俺はウサギに負ける訳にはいかない」
 木常野はどうやら、ここ最近の依頼を通して、自身の在り方を模索しているようだ。
 人と狐の間に位置する妖狐について、今は少々固執しがちの木常野。
 ウサギという存在に、彼は強い対抗心を剥き出しにしてゆく。
「ウサギには、ウサギには負ける訳にはいかないんだ。ここでウサギに負けたら、全国の狐の皆と、妖狐の先輩方に顔向け出来ない」
「そこまで気負うことないような……?」
 一緒に身を潜めていた龍ヶ崎・紅音(天真爛漫竜娘・f08944)が、木常野の並々ならぬ覚悟に苦笑いを浮かべる。
 だが、木常野は生真面目に龍ヶ崎へ告げた。
「でも、何より俺自身のためにも、打倒ウサギは狐の義務だ」
 真剣な口調で断言する木常野。
 そこへティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)がふんわり宙を舞いながら首を傾げた。
「確かに、狐はウサギを狩るけどねー? ちょっと力み過ぎじゃないかな??」
「そう、か? ううむ……」
 気持ちばかりが急くようで、木常野はソワソワと落ち着きがない。
「とにかく、今は戦闘に集中しよう! 来るよ!」
 龍ヶ崎の合図とともに、猟兵3名はうさぎライダー達の前へ飛び出していった。
「むむむー、島のみんなが大好きな鮫魔術を悪いことになんて使わせないぞー! みんなに気付かれる前にここで全員やっつけちゃうね!」
 ティエルは空中でビシッとうさぎライダー達に指を突き付ける。
「さてと、さっき聞こえた会話の内容って祭りの参加……ではなくて狩りの話し合いか。どっちにしろ、あなたたちじゃ参加は断るし、そのまえにすべて倒すからね!!」
 双剣形態の黒焔竜剣 参式『魔焔双爪』を胸元の黒龍焔の呪印から噴き出す黒焔から具現化させると、すかさず真正面から飛び込んでいく龍ヶ崎。
 うさぎ達よりも素早い身のこなしで、身体を翻すたびにうさぎ達から血風が舞い散っていった。
「ふふーん、空中を泳げるように飛べるだけじゃボクに追いつけたりしないよ!」
 ティエルも得意の空中戦をうさぎ達へ挑み、その小さな身体で敵の死角へ回り込みながら、愛用の風鳴りのレイピアで乱れ突き!
「ぎゃあっ!?」
「あいたたたたっ!」
 うさぎ達は致命傷を負って鮫から転げ落ちてゆく者が続出する。
 そこを狙っていたのが、今回、ウサギ絶対殺すフォックスと化した木常野である。
「鮫から落ちたな? だったらその砂浜がお前たちの墓穴だ」
「へ?」
 うさぎ達は目を疑った。
 さっきまで足元にあった大量の砂が、ぽっかりとなくなっているではないか。
「アイエェェーッ!?」
 深い! これは……落とし穴!!
「ありがとうございます、地の精霊様。その調子でウサギの足元の砂を陥没させてやってください」
 木常野は精霊術士だ。
 実は、うさぎライダー達が上陸する前から地の精霊様に頼んで、目の前の海岸の砂を自在に移動させてもらっていたのだ。
 つまり、天然の落とし穴がうさぎ達の足元に点在している状態なのだ。
 鮫に跨っている以上は効果がないが、龍ヶ崎とティエルが落馬ならぬ落鮫を促しているため、面白いようにウサギ達は落とし穴にハマり、首から上だけを砂浜に顔出す状態となっていた。
「いいか? 選ばせてやる」
 木常野はいつの間にかスコップを携帯してた。
用意周到すぎて殺意溢れまくっていた。
「生き埋めになるか? それとも灯籠になるか?」
「ヒッ……!?」
 ハイライトの消えた木常野に、穴にハマったうさぎ達は砂の中で思わずチビッた。
「や、やめてください死んでしまいます」
「ウサギが……狐に文句を言うのか?」
 ドドドドドドドドドドド……と木常野の背後から凄みが発せられる。
「狐は、ウサギを狩る。つまり、森の食物連鎖の頂点に君臨する。ということは、お前たちの生殺与奪の権利は俺が握っている」
「あばばばばばばばばあば……」
 ウサギ絶対殺すフォックスこと木常野がウサギ達をじわじわと心を折っていく最中、他の猟兵二人はというと?
「さて、少し動きを封じさせてもらうね! 黒焔呪縛鎖!」
 龍ヶ崎は黒焔竜剣を伍式『呪縛の焔鎖』に形状を変えると、燃え盛る黒焔の鎖でうさぎ達をまとめて捕縛!
「せりゃーっ!!」
 絡め取ったうさぎ達を強引に振り回すと、そのまま全員砂浜へ叩き付けた!
 頭から突き刺さるうさぎ達の全身が黒焔で爆ぜた!
「サヨナラーッ!!」
 しめやかにうさぎ達はハナビめいて爆発四散!
 範囲攻撃に専念する龍ヶ崎に対して、ティエルは個別撃破に注力していた。
「そんな高度で飛んでいたら、カットラスなんて届かないよーだ!」
 べーッと舌を出してうさぎ達をおちょくるティエル。
 対してティエルは急降下と急上昇を繰り返す一撃必殺戦術でうさぎ達を翻弄してゆく。
「いっくぞーっ!! これがボクの全力全開だよ☆」
 防御を顧みない捨て身のひと刺しが、うさぎ達の首を貫いてたちまち躯の海へと突き落としていった。
「へへーんだ☆ 遅すぎちゃって欠伸が出ちゃうよ、ふあぁ~っ!」
 本当に欠伸を出しながら、ティエルは空中を縦横無尽に飛び回って翻弄し続けていた。
 そうこうしているうちに、浜辺で燃える焚き火の数々がどんどん増えてゆく。
「燃えてしまえ」
 目が座ったまま、木常野はユーベルコードでうさぎ達の頭部を高火力で焼き焦がしてゆく。うさぎ達の断末魔が海岸に轟けば、砂浜に浮かぶ火の魂めいて実際ブキミであった。
「思い知ったか。狐の真の実力ってやつを……!」
 勝ち誇った木常野。
 だが、そんな彼の真上から、悪魔『鮫伯爵』が大口を開けて降り注いできた!
「危ない!」
 龍ヶ崎は咄嗟に相棒である白銀槍竜ホムラを槍へと変えて投擲!
 その穂先は見事に悪魔の身体を貫き、その衝撃の際に吹き飛ばすことで軌道をずらして木常野を助けることが出来た。
「間一髪、だったねー☆」
 ティエルもほっと胸をなでおろす。
 うさぎ達は自身の敗北を悟ると、鮫魔術の契約破棄を行い、この悪魔を呼び出したのだ。
 呼び出された悪魔は自由の身となり、すかさず贄を求めて木常野へ襲い掛かったのだ。
「残念だな。最初の贄に俺を選んだことがそもそもの間違いだ」
 木常野は残る狐火を全て合体させて巨大狐火を生成!
 そのまま鮫伯爵へぶつけて焼き鮫にしてしまった。
「他の猟兵がこの鮫を食っていた。皆で食べよう」
「もしかして、フカヒレ!?」
 龍ヶ崎の目がキラリと輝く!
「鮫ってお魚の仲間なんだね☆ 悪魔だけど食べちゃう?」
 ティエルも戸惑いながら、完全に焼き魚と成り果てた鮫伯爵の姿焼きにゴクリと唾を飲み込んだ。
 木常野は焼けた鮫伯爵の身を素手で引き裂くと、高らかに叫んだ!
「焼き鮫祭りのはじまりだ! わっしょいわっしょい!」
 唐突な祭りの開始に、他の猟兵達も反射的に掛け声を上げてしまう。
「わっしょいわっしょい!」
「ソレ! ソレ! ソレ! ソレー☆」
「「ウェーイッ!!」」
 木常野は祭り囃子を口にすると、今まで胸の中に充満していた黒い感情が一気に晴れてゆくのを感じた。
 唐突な鮫祭りの勃発である!
(そうか、祭りは人間的なレベルを引き上げてくれる儀式だったんだ!)
 妙な悟りを木常野は開眼した瞬間である。
 だが、そんな中、生き残ったうさぎライダー達が海岸の奥へとトンズラ窯してゆく姿を龍ヶ崎は捉えていた。
「あ、待って? あそこ、うさぎライダーが逃げてゆくよ!」
「本当だー! こらーっ! 待てーっ!!」
「祭りの邪魔をするとは、無粋な奴らだ。許さないぞ」
 龍ヶ崎は黒焔竜剣 弐式『黒龍焔月刀』を手にして砂浜を駆け出し、ティエルは懸命に妖精の翅を羽ばたかせ、木常野はわっしょいわっしょいと叫びながら狐火を逃げるうさぎライダー達へ乱射してゆくのであった。
「「うーさーぎ追ーいし! すーなーはまぁぁぁぁっ!!」」
「「ぎぃやあぁぁぁぁーっ!!」」
 うさぎ達の恐怖に覚えた絶叫が、しばらく海岸に響き渡っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・WIZ】
UDCアースで買ったスク水とやらを着て来たけど
人間の祭りに参加する気は起きないわね……

あら、可愛い男の子達♥
人間狩りとは楽しそうね。
でも、お姉さんともっと楽しい事しない?

お尻を振りつつ【誘惑・催眠術】
魅了されなかった子が鮫伯爵を召喚してきたら
守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力増強。
更に【水中機動・環境耐性】を得て
【見切り】での回避や【オーラ防御】で攻撃に耐え……
過去に飲み込んだオブリビオンの術ですって!?

『狂愛』で76人に分裂し【吸血】
軍隊蟻の如く鮫伯爵を食い殺す

……念の為に聞くわ。
貴方達(兎)が他のオブリビオンを食わせたの?

肯定:兎も食い殺す
否定:兎は愛して【生命力吸収】



 ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は、青いスクール水着を着用したはいいもの、肝心の祭りへは参加せずに、独りで浜辺を散策していた。
「UDCアースでこの『すくみず』とやらを買って着てみたけども、やっぱり人間達の祭り参加する気は起きないわね……」
 人間よりもオブリビオンへの博愛を主義とするドゥルールは、あの暑苦しい祭りの雰囲気に嫌悪していた。
「は~あ、こんなとき、如何にも従順なショタオブリビオン、略してショタリビオンが私の前に現れないかしら?」
 欲望ダダ漏れのドゥルールは、遠くから聞こえる断末魔を耳にする。
「今、ショタの声が聞こえたわ!」
 はやる気持ちを抑えきれず、ドゥルールは足早に声が聞こえた方向へ向かうことにした。

「はぁ……はぁ……ようやく猟兵達を撒いたぞ……」
 ボロボロのうさぎライダー達の生き残りは、鮫の上で焦燥しきっていた。
「もうやだ……島の人間の抹殺なんて諦めないか?」
「だよな、ボスのところへ報告がてら逃げ帰ろうぜ?」
「そうだなぁ。猟兵って容赦ないよな。トラウマものだった……」
「あら、可愛い男の子達♥ 人間狩りとは楽しそうね。でも可哀想に。一体、他の猟兵達にどんな酷いことをされたのかしら?」
「そりゃあ、口にするのもおぞましい……って、げぇっ! 猟兵!?」
 しれっと会話に混ざるドゥルールに気付いたうさぎ達。
 顔面蒼白になって全身をガタガタと震わせる。
「あばばばばばば殺さないで……!」
「大丈夫よ。私はオブリビオンを救済したいの」
「へ? 救済?」
 ドゥルールの慈愛に満ちた笑みに、うさぎ達はキョトンと目が点になる。
 そのまま彼女はうさぎ達の1体の手を取り、自分の頬に触れさせた。
「ねぇ? お姉さんともっと楽しい事しない?」
 ドゥルールは後ろを振り返ると、スクール水着で包まれたお尻を左右に振ってアピール。
 純朴なうさぎ達は顔を赤らめながらも、うさぎ特有の性欲の強さからか、お尻から目を話すことが出来ずにいた。
「お姉さんのお尻……右、左、右、左……ふへぇ……♪」
「ふふ♥ そのまま夢見心地になっちゃいなさいな?」
 コレは、まさかの振り子式催眠術である!
 糸で結わえた五円玉を左右に振る手法の応用!
 うさぎの性欲の強さを逆手に取った、ドゥルール式の催眠術式なのだ!
 気付いたときには手遅れ。
 意識が朦朧となったうさぎ達は、残らずドゥルールの接吻で精気を吸い取られてしまった。
「ショタ最高……♥ って、あら、貴方達は掛からないのね?」
 だが、ほんの極小数のうさぎ達は、催眠術に抵抗して攻撃の構えを取っていた。
「ふざけるな! そんな、わけわからない術に掛かるもんか!」
 そう告げると、上空から悪魔『鮫伯爵』を召喚するうさぎ達。
「鮫伯爵様! 僕たちをあの変なお姉さんから護って!」
「もう失礼しちゃうわ! オシオキ、しなくちゃね?」
 ドゥルールは今まで吸い取ったオブリビオンの魂を自身に守護霊として憑依させると、そのまま海の中へ飛び込んだ!
「馬鹿め! 海の中じゃ鮫伯爵の独壇場だぞ!」
 鮫伯爵も海へと潜り、弾丸めいた速度でドゥルールを追いかける。
 だが、あまりにも直線的な動き過ぎたため、海中適性を得たドゥルールに回避されてしまう。
「ほらほら、こっちよこっち? 鮫さんこちら♥」
「くそー! 鮫伯爵様は過去に飲み込んだオブリビオンやメガリスの術を操る悪魔なんだぞ! とっても強いんだぞー!?」
 うさぎ達の言葉に、ドゥルールの表情が途端に険しいものへと変わった。
「過去に飲み込んだオブリビオンの術ですって!?」
 ドゥルールの中で理性のタガが外れた瞬間であった。
「そんなの、到底許されるわけないじゃない! あぁん、もう我慢できない!!」
 途端、ドゥルールは76体の二頭身のちび分身体へと分裂!
 ユーベルコード『狂愛(ラストグラトニー)』によってゆるキャラめいた愛らしい姿へと変わったドゥルール。
 だが、彼女の業である『性愛』と『食欲』は76倍になっているのだ!
「「そんな鮫、こうしてやるわ!」」
 軍隊蟻が如く鮫伯爵にちびドゥルール達が纏わり付くと、一斉に肉も血も骨も貪り始めたではないか!
 あっという間に鮫伯爵はちびドゥルールの胃袋に収まると、海からゾロゾロと這い上がってきた。
「「ねぇ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」」
「ヒッ!?」
 蛇に睨まれた蛙ならぬ、吸血鬼(集団)に睨まれたうさぎ状態。
「「……念の為に聞くわ。貴方達が他のオブリビオンを食わせたの?」」
「ボスの命令なんだ、俺達は従うほかなくて……」
「「もういいわ。貴方達は、私の胃袋の中でひとつになりましょう?」」
 氷よりも冷たい眼差しを向ける76人のちび吸血鬼達。
 岸壁まで追い詰められたうさぎ達が最期に見たものは、大口を開けて飛び掛かってくる吸血鬼たちの集団であった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『大洋の奪還者』オセアナ・ディブロン』

POW   :    鮫牙呪具魔術『アクセリオス・デ・コルミリオス』
命中した【鮫】の【牙でできたアクセサリー】が【自身からすぐに外れ、対象に食い込む形】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
SPD   :    鮫肌装甲魔術『ピエル・デ・ディブロン』
全身を【触れたものを削り取る鮫肌】で覆い、自身の【鮫魔術の魔力】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ   :    鮫影具現魔術『ソンブラ・デ・ディスカード』
【あらゆる環境で活動できる元の姿の自分】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
👑11
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「うさぎ達がやられるなんて……。既にあの島には猟兵達がいたのね」
 部下を失い、唇を喰むコンキスタドールの首領。
 それでも、彼女は目的を果たすべく、島の上陸を目指す。
「私は、私の居場所を奪い返す。そのためにも、あの島に居る邪魔者は皆殺し……」
 どうやら、並々ならぬ執着がこの島にはあるようだ。
「かつて、褌一丁の変態に、私のご先祖様はコテンパンにされた。以来、あの島には人間達が我が物顔で居座って、毎日バカみたいに祭りばかり。あそこは、元々は私の一族の島だったのに……!」
 どうやら、伝説の英雄に退治されて、島を追い出されたコンキスタドールの末裔のようだ。
 だが、そうだとしても今となっては島は島民のものであり、このコンキスタドールの願望は身勝手な内容であることは明白だ。
 ならば討ち果たさねばならない。
 島民達が異変に気がつく前に、このコンキスタドールこと『大洋の奪還者』オセアナ・ディブロンを討伐し、島に本当の平和をもたらせ、猟兵達!
チヒローズ・イッシー(サポート)
自由都市を故郷に持ち、本人も自由を愛する女性です。
戦闘では指定したユーベルコードを状況に応じて使い、人々の自由を取り戻す為に皆さんと力を合わせて戦います。
オラトリオの聖者×プリンセスということで、もしよければキラキラっとした華やかな戦闘演出を描写していただけると嬉しいです。

口調はステータスシートの通り、「なの、よ、なのね、なのよね?」という感じの優しく人当たりのいい女の子といった感じの喋り方です。
一人称は「私」、二人称は基本的に年齢や男女を問わず「さん」付けの呼び方です。
あとはマスターさんにお任せします。よろしくお願いします!


レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
 人間のサイキッカー×ダークヒーロー、15歳の女です。
 普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 チヒローズ・イッシー(オラトリオの聖者・f20852)とレイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)は、島の海岸に迫るコンキスタドールの首領こと『大洋の奪還者』オセアナ・ディブロンの前に立ちはだかる。
「この島を奪わせないよ! お祭りを楽しむ皆を守る為に頑張るの!」
 チヒローズがプリンセスらしく可憐な仕草と声で敵を威嚇すれば、レインもゴシックロリータのお洋服の上に纏った漆黒の金属鎧『夜空の小雨』に身を包みながら、手袋を両手にはめた。
「私の背には、この惨劇を知らない島民達の生命が掛かっています。ここは通しませんよ、コンキスタドール?」
 2人の少女に行く手を阻まれたオセアナは、すぐさま鮫牙呪具魔術『アクセリオス・デ・コルミリオス』を発動させた!
「私は、奪われた場所を取り返しに来ただけなの……!」
 鮫の牙で出来たアクセサリーがオセアナの腕からすり抜けた瞬間、たちまち凶暴な牙型の刃となって猟兵2人へ襲い掛かる!
「させません! サイキックエナジー全開……!」
 だが、レインがチヒローズをかばうと、手袋から緑色の光のエネルギー障壁を発生させて牙を受け止めた!
「エーテル・ウォール! その牙、ここで食い止めます!」
「ありがとう、レインさん!」
「さぁ、チヒローズさん? 貴女の本気を見せて下さい」
 レインの言葉が合図となって、チヒローズがシューベルコードの発動の準備に入る。
 だが、それをみすみす見逃すオセアナではなかった。
「現れて、私のオリジナルの存在……鮫影具現魔術『ソンブラ・デ・ディスカード』!」
 オセアナは、かつての自身のオリジナルの姿をチヒローズの背後に召喚させた。
 巨大なノコギリザメは空中を浮き、チヒローズめがけて突進を開始!
 前を防ぐことに精一杯なレインは、チヒローズの背後の危険を叫ぶことで知らせるほかない。
「チヒローズさん! 後ろ……!」
「遅い。そのまま猟兵を貫いて、『私』!」
 チヒローズの背中から心臓めがけ、顎から伸びた刃を勢いよく前へ突き出した。
 しかし、その刃が届く前に、白い花弁の嵐が突然吹き荒れる!
「一緒に踊るの! 鈴蘭の嵐!」
 チヒローズの傍らで浮くプリンセスハートが、鈴蘭の花弁となって周囲に渦となって拡散!
 嵐に巻き込まれたオセアナとノコギリザメは、たちまち全身を斬り裂かれて吹き飛んでいった!
 キラキラ輝く聖者の光とともに舞い踊る花弁は、チヒローズのユーベルコードで発生した武器である。
「吹き飛んでくれたおかげで、私も反撃に移れるわね?」
 障壁を解除したレインは、鎧の中から無数の暗器を出現させた。
 オセアナは態勢を整えるべく、その場から距離を取ろうと後退りするも、レインは素早く前方へ跳躍!
「逃げ場などありませんよ、これで切り裂かれなさい」
 時間停止したかのごとく、暗器が空中でバラ撒かれて宙に浮く。
 次の刹那、暗器は各々が意思を持つがごとく、オセアナの全身目掛けて投擲された!
「優雅に散りなさい。ナイトメア・カッター!」
「きゃあっ!?」
 暗器の刃の雨に晒されたオセアナは、分が悪いと見るや、手負いのまま別の海岸へと対比してゆくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

龍ヶ崎・紅音
アドリブ・絡み歓迎

【POW】

「どんな事情があるにせよ、島の人たちの大切な祭りの邪魔をさせないよ!!」

"鮫の牙でできたアクセサリー"には注意が必要そうだけど、それを【見切り】や【気合い】で回避しておけば問題ないよね
とりあえず、接近したところで焔【属性攻撃】の「肆式」で『黒焔一閃』を放ち
すぐに格闘攻撃で【吹き飛ばし】てから、ホムラを【槍投げ】することで可哀そうだけど、【串刺し】になってもらうよ

さてこれで今回の依頼は終わったし、戦勝祝いも兼ねて気晴らしに祭りの続きをしていこうかな


木常野・都月
変態……だと……
俺、変態だったのか…?

って、違う、多分そうじゃない。

パンツじゃないけど、ちゃんと褌で股を隠してるじゃないか。
海で履くパンツと変わらない。

人の…人の感覚って、やっぱりまだよくわからないや……。

とりあえず、人の世界のルールでは、隠れてれば犯罪じゃないんだろう?
なら変態じゃない…と思うんだけど…。

ちょっと一瞬呆然としたけど、仕事は…しないと。

UC【精霊の矢】を氷の精霊様の助力で、敵を凍らせたい。

敵のUCは、氷と風の[属性攻撃、範囲攻撃]でまとめて対処したい。

…もしかして、俺が変態なんじゃなくて、褌が変態なのか?
ただの布に見えるけど…


ティエル・ティエリエル
WIZで判定

むむむー、また悪い鮫魔術の使い手だね!
オセアナの話を聞いても、悪いことしてたんなら追い出されても自業自得だって思うよ!
それじゃあ、今度は鮫魔術の英雄の代わりにボクが追い返してやるぞー☆

オセアナがUCの力で協力して襲い掛かってきたら
背中の翅を羽ばたいて空中からチクチクと攻撃して挑発しちゃうよ!
こっちのチクチク攻撃にイライラしてきたところに
【妖精姫のタライ罠】で金タライをごつーんってしてさらにイライラさせちゃうね♪

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



 先程の海岸から少し離れた場所にも、猟兵達が陣取っていた。
「ここにも猟兵が……。もうなによ……! 私が褌の変態に奪われた島を取り戻すことの何が悪いのよ……!」
 苛立つオセアナに対し、猟兵達は複雑な心境を抱いた。
 龍ヶ崎・紅音(天真爛漫竜娘・f08944)は一瞬だけ表情を曇らせるも、すぐにオセアナをキッと見据えて言い返す。
「どんな事情があるにせよ、島の人たちの大切な祭りの邪魔をさせないよ!!」
「そうだそうだー☆」
 同意の言葉を敵に送るのはティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)である。
「むむむー、また悪い鮫魔術の使い手だね! 事情があるみたいだけど、この島で悪い事をしていたから退治されたって聞いたよ? それって自業自得だって思うよ!」
「私のご先祖様は被害者なの……! ちょっと周囲の邪魔な船を沈めたり、住民達に貢物を求めたくらいで、全力で殴ってこなくてもいいじゃない!?」
「それが悪い事だって言うんだよ! 分からないなら、もういいもんっ☆」
 ヒュンヒュンッと風鳴りのレイピアを振るって音色を奏でる。
「それじゃあ、今度は鮫魔術の英雄の代わりにボクが追い返してやるぞー☆」
「お祭りは絶対に守ってみせるよ!」
 意気込む女子2人に対して、木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)はオセアナの言葉に衝撃を受けていた。
「変態……だと……? 俺、変態だったのか…?」
 木常野、只今、お祭りの褌姿を未だ継続中。
 実はお祭りの格好そのままで此処に来ていた。
 その褌姿を、目の前の敵が変態と罵った事に、彼は困惑の色を隠せなかった。
「ちょっと待ってくれ。パンツじゃないけど、ちゃんと褌は股を隠してるじゃないか。海で穿く水着のパンツと変わらない。何がいけないんだ?」
 救いを求めるかのごとく、木常野はオセアナに尋ねた。
 それに対して、オセアナは吐き捨てるように答えた。
「単なる帯で股間を締め付けるなんて、どんな性癖なのよ? 理解できないもの」
「そう言われても困る。性癖が何なのかもよくわからないし、俺はきつく締めたほうが気合が入ると、島の男から教えられたから。そういうものじゃないのか?」
「言ってる意味が全然分からないんだけど……」
 オセアナが困惑すると、木常野も次第に混乱してしまう。
(どういう事だ? どうして褌をそこまで否定するんだ? 女の子だから胸元を隠せないのが不満なのか? でも、島の女性は胸元に白い布地を水着のようにきつく巻いていたぞ。あれじゃ不満なのか? 胸元と股間のダブル褌が嫌なのか? よくばりだからか?)
 正確に言えば、胸元の布地はサラシというのだが、褌初体験の木常野にはそれを知る由はない。
「って、違う、多分そうじゃない」
 自分で話が脱線してゆくことに気が付いた木常野は、セルフツッコミで話を戻した。
「俺には、まだ、人の……人の感覚って、やっぱりまだよくわからないや……。でも、とりあえず、人の世界のルールでは、股間は隠れてれば犯罪じゃないんだろう?」
 ほんの少しまで野生の狐だと思いこんでいた木常野にとって、もっともな質問である。
 だが、ダイレクト過ぎる質問内容に、オセアナは顔を真っ赤にしてしまう。
「そ、そうだったと思うけど……! てか、言い方……!」
 ついでに居合わせた猟兵少女2人も顔を赤らめて目線を逸していた。
「なら変態じゃない……と思うんだけど……」
「う、うるさいっ! そこの狐は調子狂うんだわ! さっさと死んじゃえ!」
 茹でダコのように顔を赤らめながら、オセアナは猟兵達へ突撃を開始した!

「鮫の牙でできたアクセサリーが武器になるのは、さっきの戦闘を遠くで見ていたから知ってるよ!」
 龍ヶ崎はオセアナの予備動作から攻撃内容を読み取ると、変形した牙の刃の軌道を冷静に予測。
「見え見えだよっ!」
 サイドステップで牙の刃をひらりと回避!
 すかさず龍ヶ崎は手元に胸元の黒龍焔の呪印から噴き出した黒焔を掴み取る。
「黒焔竜剣、肆式……『黒乃村正』!」
 象ったのは妖刀形態。
 すかさずカウンターで高速の抜刀術を披露する!
「……不用意に近づいたのが仇になったね!? 黒焔一閃!!」
「痛ったぁいっ!」
 漆黒の炎の刃が迸れば、牙の刃が弾かれ、そのままオセアナの胴体を真一文字に掻っ捌いた!
 ジュウゥゥと肉が焼ける音が潮騒とともに浜辺に広がった次の瞬間、オセアナは負傷した自分の代わりにオリジナルの姿の自分を召喚!
「よくもやってくれたわね!? 今度はオリジナルの私が相手よ!」
 空を泳ぐノコギリザメが龍ヶ崎へ突進!
 これを龍ヶ崎は砂浜の上でローリング回避!
「うわっと! あれが本来の姿!?」
「そうよ! 本来の姿の私は、どんな環境でも対応できる万能さを有しているの! 近付こうとしても無駄なんだから!」
 試しに龍ヶ崎がオセアナの懐に潜り込もうとするも、ノコギリザメが割り込んでくるので上手く近付けない。
「う~ん、さすが鮫魔術だね。これ以上は間合いに飛び込めない!」
「紅音! ここは私に任せて☆」
 待ってましたとばかりにティエルが飛び出す!
 妖精の翅を羽ばたかせ、ノコギリザメと全面衝突だ!
「がっきーんっ! 自慢のレイピアは、そんなキザギザに負けないよ☆」
 ノコギリザメの突き刺してくる刃を、愛用のレイピアの剣先で弾き返しながらおちょくるティエル。
 軌道を逸らされたノコギリザメが身悶えしている間に、手負いのオセアナの頭をチクチクと突き刺して、更にティエルは敵を苛立たせる。
「都月ー! なにボーッっとしてるの!?」
「……はっ! ごめん。ちょっと一瞬呆然としたけど、仕事は……しないと」
 木常野、よほど褌を変態呼ばわりされたことがショックだった模様。
 すぐさまエレメンタルロッドを掲げると、木常野は氷の精霊を召喚した。
「氷の精霊様、立ちはだかる敵を氷の矢で凍て付かせてください!」
 瞬時に虚空から385本もの氷の矢が生成されると、ノコギリザメとオセアナへ目掛けて一気に降り注ぐ!
「今度はちべたいっ!?」
 オセアナは尾びれをビッタビッタと跳ねて氷の矢から逃げ惑い、ノコギリザメを盾にして致命傷を避けた。
 盾になったノコギリザメは、霜に全身を覆われて砂浜の上に転がってしまった。
「よーし、トドメだよー☆」
 ダメ押しとばかりに、ティエルがユーベルコードを発動!
 虚空から現れたのは……まさかの金ダライ!
 しかも、ひとつだけではなく、青い空を覆う無数の金ダライが宙に浮かんでいる!
「この砂浜の砂と貝殻を金ダライに変形させてみたよ! さぁ、ずっこけちゃえー♪」
 ティエルの合図で金ダライの雨がオセアナの頭上に容赦なく降り注ぐ!
「あだだだだっ!? ごめんなさいっ! もう帰るっ! 帰るから許して~っ!?」
 泣き喚くオセアナはそのまま海へと∪ターンすると、波の中へ逃げていってしまった。
「……倒せてないけど、勝った、のか?」
 未だ呆然とする木常野に、龍ヶ崎が苦笑いしながら頷いた。
「まぁ、多分? とりあえず、これで今回の依頼は終わったし、戦勝祝いも兼ねて気晴らしに祭りの続きをしていこうかな?」
「そうだね~☆ またおじさん達とわっしょいわっしょいってしたいな☆」
 ティエルも一件落着と背伸びをすると、龍ヶ崎とともにまつり会場へと戻っていった。
 ただ、木常野だけが首を傾げていた。
「うぅん……本当に、これでいいのか?」
 だが、しばらく経ってもオセアナが戻ってくる気配はない。
「都月ー? 置いてゆくよー!?」
「あ、待って!?」
 木常野は呼び掛けられた龍ヶ崎の元へ足早へ駆けってゆく。
 その内心、木常野は悩んでいた。
(……もしかして、俺が変態なんじゃなくて、褌という下着が変態の証なのか? ただの布に見えるけど……)
 もはや自分の身体と呼べるほどに馴染んでしまった褌を、このあと記念品として持って帰るべきか、人知れず悩む木常野であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・POW】
貴女も、人間に居場所を奪われたの?
……私と同じね

守護霊の憑依【ドーピング】と『欲望解放』で
爆発的に戦闘力を高め
最大7600km/hの速度で【空中戦】
オセアナの放つ牙を【見切り・残像】で避け
【呪詛・属性攻撃】の黒い雷で【マヒ攻撃】
痺れた彼女を【念動力】で私の腕の中へ導き、上空に連れ去るわ

他のオブリビオンを兎達の鮫に食わせた事は赦せないけど
人間に居場所を奪われたと知って憎めなくなったわ。
私は貴女を救済(アイ)すると決めたの

抵抗しても【怪力・激痛耐性・気合い】で離さず
【誘惑・催眠術】で魅了しつつ
濃厚なキスで【慰め・生命力吸収】

私の楽園に導いてあげる。
貴女も、まだ幸せになれるのよ



 ざぶん、とオセアナが波間から顔を出した。
「……今度こそ、誰もいないよね?」
 満身創痍の身体を押して、3度目の上陸を果たしたオセアナ。
 先程、海へ逃げ帰ったのは油断を誘うためだったのだ。
「もう猟兵はいないわ。ここからは祭りに混じってじわじわと島民達を嬲り殺しに……」
「見付けたわよ♪」
 オセアナの背後に、いつの間にかスクール水着姿のドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)が立っていた。
「ひっ……!」
 戦慄するオセアナがアクセサリーを変形させようとしたその時、ドゥルールは何を思ったのか、オセアナをバックハグ!
「怖がらないで……? 私、貴女が戻ってくるのを待っていたのよ?」
「なん、ですって?」
 まさか作戦が読まれていたのかと焦るオセアナ。
 だが、ドゥルールがオセアナの耳元で囁いたのは、意外な言葉であった。
「聞いたわ。貴女も、人間に居場所を奪われたの? ……私と同じね」
「えっ?」
 アクセサリーを武器化する手が止まる。
 バッグハグは拘束というよりも抱擁という表現が正しく、オセアナが振りほどけば解放してくれそうな気配すら感じた。
「私も、かつて人間から迫害された過去を持つの。だから……貴女を他人事だと思えないのよ」
「そ……そうなのね……」
 抱き締めるドゥルールの手を握ろうとするオセアナ。
 だが、それを既のところで思い留まった。
「でも、猟兵とコンキスタドールは敵同士! 戦わなきゃ!」
「そう……じゃあ、気の済むまでヤッてみる?」
 ペロリ、と舌なめずりをするドゥルール。
 その背後に、今まで『友達』になったオブリビオンの霊体が守護霊となって顕現、溶け合うようにドゥルールの体の中へ入ってゆく。
「あぁん、みんなが私の中に……♪」
 憑依状態になったドゥルールが軽くトリップしてトロンとした目付きに変わる。
 次の瞬間、何故かスクール水着が月下香の花弁へと変化して周囲に巻き上がる!
 完全に裸体を浜辺に晒すことになったドゥルールだが、局部はしっかりと花弁でガードされているため、青少年への配慮は抜群であった。
「ふふ……♥ これぞ、別世界の大戦にて、オブリビオンの首魁との逢瀬で会得した『完全なる自由』の証明……♥ 欲望解放(ネイキッド・フリーダム)……今の貴女には、自由と愛を知るべきだわ」
「やっぱり、この島にいる奴らは変態ばっか!!」
 牙のアクセサリーを凶器へ変形させ、ドゥルールへ飛び掛かってゆくオセアナ!
 しかし、ドゥルールの身体は亡霊のように透けて消えてしまった!
「うふふ、それは残像よ♥」
 背後に回り込むドゥルール。
 先程もこれを使ってオセアナの背後へ忍び寄ったのだ。
「ちょこまかとウザい!」
「何処を見ているのかしら?」
「逃げないでよ!」
「貴女が遅いのよ? うふふ♪」
 オセアナの攻撃はひたすら空を切るばかり。
 それもそのはず、ドゥルールの瞬間最高速度はマッハ7.2を誇るのだ。
 コンキスタドールとはいえ、肉眼で『真の自由』を得たドゥルールを捉えることなど不可能であった。
「今度はこっちの番ね?」
 ドゥルールの左腕に刻んだ魔力増強の呪印から、黒い稲妻の槍がオセアナ目掛けて射出された!
「ぎゃんっ!?」
 槍で刺し貫かれたオセアナの全身が感電して麻痺してしまう。
 動けなくなったところを、ドゥルールはしっかりと再び抱き締めると、そのまま島の上空へと急上昇!
「は、はな……して……!」
「だぁめ♪ 他のオブリビオンを兎達の鮫に食わせた事は赦せないけど、人間に居場所を奪われたと知って憎めなくなったわ」
 ドゥルールの眼が深淵を映し出す。
「だから……私は貴女を救済(アイ)すると決めたの」
「はな……せっ!」
 アクセサリーがドゥルールの脇腹に食い込む!
 だが、それ以上深く突き刺さることはなかった。
「どう、して……!?」
「それは、私がお腹に力を入れているせいよ?」
 単純に怪力で腹筋をめっちゃ力入れているので、刃が刺さらないだけであった。
 ドゥルールは両目でオセアナに催眠術を仕掛けながら語りかける。
「怖がらないで? オセアナ、私の楽園に導いてあげる」
 聖母の如き微笑みをオセアナに向けるドゥルール。
 両者の顔の距離が次第に狭まる。
「……貴女も、まだ幸せになれるのよ」
 そして重なり合う唇同士。
 それは吸血と吸魂の死の接吻だ。
 徐々に全身の力が抜けてゆくオセアナだが、不思議とその胸の中は暖かな満足感が存在した。
「……ありが、とう……」
 オセアナの命の灯が完全に消失すると、光の粒子となってドゥルールの肉体へ吸い込まれてゆく。
「……おやすみなさい、オセアナ。今日から、私の中が貴女の居場所よ」
 愛おしそうに自分の体をセルフハグするドゥルール。

 かくして、本当の戦いの決着は誰にも悟られずに幕を下ろしたのであった。
 真実は、祭囃子の中へ埋もれてゆく……。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月03日
宿敵 『『大洋の奪還者』オセアナ・ディブロン』 を撃破!


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#グリードオーシャン


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠幻武・極です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト