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猟兵先生の冒険授業だにゃー!

#アルダワ魔法学園 #戦後


「みんな、アルダワ魔法学園から、依頼が来たのにゃ!」
 グリモアベースにて、元気よく声かけをするのは、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)。
「この依頼によると、ミーヤ達猟兵さんに先生になって欲しいみたいなのにゃ。授業をやる前に、先生と生徒さんとで、親睦を深めるために、お茶会が行われるそうなのにゃ。紅茶とかジュースとかの飲み物と、クッキーやカップケーキとかのお菓子が出るみたいなのにゃ! ……ミーヤも食べに行きたいのにゃ……」
 ちょっぴりミーヤの耳がへにょんとしているのは、気のせいだろうか?
「交流を深めたら、いよいよ、授業開始なのにゃ! 実際に学園の地下に入って生徒さんと一緒に冒険なのにゃ! ちょっとした罠があるから、気をつけてあげてなのにゃ」
 と、そこでミーヤが付け加える。
「罠を突破した先には、先の戦いの残党がいるっぽいなのにゃ。ちょっと強い敵だから、生徒さんを戦わせるときは、充分に気をつけて欲しいのにゃ。強化してあげたり、守ってあげたりすると良いかもしれないのにゃねー」
 ふむふむとミーヤはそう説明する。
「それと……これはミーヤの個人的な話にゃんだけど……」
 この依頼で予知してしまったらしい。
「今回担当する生徒さん……アーサー君っていう子なんだけど、前の授業でちょっと活躍できたから、ちょっぴり調子に乗ってるのにゃ。だから、ぐいぐい先走る傾向があるのにゃ。それともう一人、フィリアちゃんっていう女の子は、逆に内気過ぎて、足手まといになっちゃう事を気にしてるみたいなのにゃ。その子にも自信を付けさせて欲しいのにゃ」
 どうやら、今回はその二人を鍛えるための授業なようだ。
「とにかく、この二人を成長させるためにも、みんなで先生、してあげてほしいのにゃ!」
 そういって、ミーヤは教師役の猟兵達をアルダワへと送ったのであった。


柚葵チハヤ
 こんにちは! 柚葵チハヤです。
 今回はアルダワでのシナリオとなります。
 学園の生徒さんと一緒に冒険を楽しんで下さいね。
 ただし、生徒さんは弱々なので、しっかり守ってエスコートをお願いします。

 今回、担当するのは以下の二人。

 アーサー君:先の課外授業で良い成績出せたので、調子に乗ってます。前衛で戦うタイプで、大剣を使う少年です。力押しで倒すのが多いみたいです。

 フィリアちゃん:内気で眼鏡の少女です。内気過ぎて、先の課外授業では、皆の足手まといになってしまい、気にしているようです。後方で風の魔法で攻撃したり、風でできた壁で敵の攻撃を1回無効にする魔法を使えます。

 まずは、1章の「お茶会」にて、二人と接触し、お茶会を楽しみながら親睦を深めて下さい。二人とも先の戦いで勝利に導いた皆さんのことが気になるようで、興味津々ですので、なにかお話しするのも良いかもしれませんね。
 断章はありませんので、そのまま参加してくださってOKです。

 それでは、皆さんの先生プレイング、お待ちしていますね。
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第1章 日常 『はじまりの日にパーティーを』

POW   :    スペシャルメニューを楽しもう

SPD   :    とっておきの装いでダンスをしよう

WIZ   :    これからの楽しみを語らおう

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
フィーネ・ルーファリア
フィリアちゃんは私と同じ風使いで後方支援が得意なのかぁ
ここは同じ風使いとして是非ともお友達になりたいところね!

それにしてもなんで足手まといに思っちゃったんだろう?
そりゃあ、後方支援は前衛として敵と戦ってる連中に比べたら地味な役目かもしれないけど、フィリアちゃんは『風の壁で攻撃を防ぐ』っていうすごい魔法が使えるのにね?
私なんか後方支援っていうよりも援護の方が得意だから、使える魔法は攻撃一辺倒
たくさんの羽根出して敵に飛ばしたり(UC)、矢に風を纏わせて飛ばしたりしかできないもの
強い防御の魔法って使い所によっては戦況を左右するものだってことをわかってくれたら、ちょっとは自信がついてくれるかな



「フィリアちゃんは、私と同じ風使いで後方支援が得意なのかぁ。ここは同じ風使いとして、是非ともお友達になりたいところね!」
 そう意気込むのは、エルフのフィーネ・ルーファリア(森の守護者・f27328)。
 さっそく、気に入った飲み物とお菓子を持って、目的のフィリアちゃんを探す。周りを気にしているのか、目立たない所でちょこんと座って、静かにお菓子とかを食べているようだ。
「こんにちは。私は猟兵のフィーナよ。あなたと同じ風の魔法を使うの」
 ここいいかしらと、フィリアの隣に座って、にっこり微笑む。
「同じ、風の魔法……」
 良い感じに食いついてきてくれた。
「そうそう、聞いたわ。足手まといになってるって思っているんだって? ……そりゃあ、後方支援は前衛として敵と戦ってる連中に比べたら、地味な役目かもしれないけど、フィリアちゃんは『風の壁で攻撃を防ぐ』っていうすごい魔法が使えるのにね?」
「……でも……」
 なかなか言い出さないフィリアに、フィーナは。
「私なんか、後方支援っていうよりも援護の方が得意だから、使える魔法は攻撃一辺倒なの」
 そういって、誰もいない所へ向けて、ちょっとだけ羽刃(フェザーエッジ)を放って見せてみた。
「……すごい」
「それと、矢に風を纏わせて飛ばしたりしかできないもの」
 ちょっと聞かせてくれる? と尋ねてみると。
「失敗しちゃったんです……その、きちんと魔法を使えなかったから……」
 どうやら、そこに何かあるようだ。
「そうだったのね。でも、強い防御魔法が使えるのだから、それをタイミング良く使えるようになれたら、上手くいくかも知れないわ」
 一緒に頑張りましょうねとフィーナが、その手を重ねると、フィリアも不器用ながらもふわりと笑顔を返したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴木・志乃
トラップが他より多いこの世界
知識、技術、感覚を磨かなきゃ
下手したらうっかり死ぬぞ……

アーサー君、優秀だって聞いたよ
凄いじゃん、やるね
良かったらこれ食べる?(適当にチョコレート差し出しつつ)

ちなみにそれロシアンチョコでね
うっかり外れ引くと口から(無害な)火を噴く
私の友達が作ったパーティーグッズなんだけど……
(【罠使い】【高速詠唱】で一番美味しそうに見えるように誘導済)

材料自体はこの世界でもいーちばん高いやつ使ったから
味自体はとっても良いよ。彼女は料理も上手だしね。
まー優秀なアーサー君なら外れは引かないでしょう!
外れは滅茶苦茶辛いけどね!! 悪魔の衝撃!!

調子乗ってるから
人の話聞かないと思うけど



「トラップが他より多い、この世界。知識、技術、感覚を磨かなきゃ、下手したらうっかり死ぬぞ……」
 そう呟くのは、鈴木・志乃(ブラック・f12101)。彼女が気にしているのは、あのアーサーだ。さっそく志乃は、アーサーの側へとやってきた。
「も、もしかして、猟兵の先生ですか? 初めまして!!」
 調子に乗っているけれども、アーサーは猟兵相手には緊張するようだ。丁寧にぺこりと頭を下げて挨拶をしてくれた。
「そう、私は鈴木志乃。よろしくね。それと、アーサー君、優秀だって聞いたよ。凄いじゃん、やるねぇ」
「わわ! もう俺の名前、もう知ってるんですか? 嬉しいです!!」
「そうだ、良かったらこれ食べる?」
 そういって、志乃が差し出したのは、ケースの中に6個入ったチョコレート。
 どれも美味しそうに見えるが……。
「ちなみにそれロシアンチョコでね。うっかりハズレ引くと口から火を噴くくらい辛い、私の友達が作ったパーティーグッズなんだけど……」
「えっ?」
 既に遅し、アーサー君、うっかり食べちゃった。
 しかも、辛い方のやつを。
「材料自体はこの世界でもいーちばん高いやつ使ったから、味自体はとっても良いよ。彼女は料理も上手だしね。まー優秀なアーサー君ならハズレは引かないでしょう! ハズレは滅茶苦茶辛いけどね!! 悪魔の衝撃!!」
「からからからーーー!!」
 涙目になるアーサー君に、志乃はしっかりと罠がどんなに恐ろしい物かを教えてあげたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カイリ・タチバナ
アドリブ歓迎。

俺様は新人猟兵だが…先生になれるってか。
よっしゃ、アーサーに絡みに行くか!
調子乗ってるってことは、目立つはず。すぐにわかるだろ。

力押しってのは、俺様と似たような戦術だわな!
俺様も前衛で、わりと力押し派なんだわ。
が、搦め手は1つでもいい、用意しておけ。世の中、力押しだけじゃ通じねぇ相手はいる。漁で学んだわ。
ああ、俺様、元は漁師だ。もっと言えば、漁で使われる銛なんだわ。
おう、持ってる銛、これ本体だぜ!(豪快に笑うヤンキー)

…あとな、調子乗ってイケイケどんどんすると、足元すくわれるぜ?
とくに、敵に囲まれやすい前衛は、な。



「俺様は新人猟兵だが……先生になれるってか。よっしゃ、アーサーに絡みに行くか! 調子乗ってるってことは、目立つはず。すぐにわかるだろ」
 と思ってやってきたカイリ・タチバナ(銛に宿りし守神・f27462)だったが、それはすぐに分かった。志乃にロシアンチョコレートに洗礼を受けて、騒いでいたので。
「あーその、災難だったな」
 近くにあったお水を手渡して、カイリが声を掛ける。
「すみません、ありがとうございまふ……」
 最後がかみかみになってしまったが、カイリ先生に助かったーという感じのようだ。さくっと自己紹介をしてから、さっそく本題へと入る。
「力押しってのは、俺様と似たような戦術だわな! 俺様も前衛で、わりと力押し派なんだわ。が、搦め手は1つでもいい、用意しておけ。世の中、力押しだけじゃ通じねぇ相手はいる。漁で学んだわ」
「あれ? 先生は猟師をしてるんですか?」
 アーサーの言葉に。
「ああ、俺様、元は漁師だ。もっと言えば、漁で使われる銛なんだわ。俺様の持ってる銛、これ本体だぜ!」
「え、ええ!?」
 豪快なヤンキーのように笑うカイリにアーサーは驚いている。
 と、そこで、声を潜めて、カイリは続ける。
「……あとな、調子乗ってイケイケどんどんすると、足元すくわれるぜ? 特に、敵に囲まれやすい前衛は、な」
 そのカイリの真剣な紫の瞳に、アーサーはごくりと息を呑んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

海屋・福実
ふむ、大剣使いの少年と風魔法使いの少女か。私は風を纏った剣技が使えるので、二人とも指南は可能だろう……よし、アーサーと少し話をしてみるか。
アーサーは前衛を志願しているんだな?ならば、前線で戦う重要性を知っておく必要があるな。最前線で戦う精鋭の戦士達は、人々や後衛を護りながら戦い、一瞬の気の緩みも許されない。力押し自体は悪いわけじゃない。が、調子に乗ると痛い目を見る時がある。それを知っておくと、今後役に立つだろうな。
……さて、堅苦しい話はここで終わりだ。どうも私の話し言葉がきつく感じる人もいるみたいでな、ゆっくりお茶でも飲んでくつろごうじゃないか。
大丈夫だ。アーサーならきっと良い剣士になれるぞ。



「ふむ、大剣使いの少年と風魔法使いの少女か。私は風を纏った剣技が使えるので、二人とも指南は可能だろう……よし、アーサーと少し話をしてみるか」
 そう考え、海屋・福実(風使い剣士・f27518)もまた、アーサーの元にやってきた。
 軽く自己紹介をしてから、福実も本題に入っていく。
「アーサーは前衛を志願しているんだな? ならば、前線で戦う重要性を知っておく必要があるな」
「前線で戦う必要性……ですか?」
「ああ、最前線で戦う精鋭の戦士達は、人々や後衛を護りながら戦い、一瞬の気の緩みも許されない。決して、力押し自体は悪いわけじゃないぞ。だが、調子に乗ると痛い目を見る時がある。それを知っておくと、今後役に立つだろうな」
 そう前衛で戦う大切さを教えていく。と、神妙な表情を浮かべるアーサーに、福実は笑みを浮かべる。
「……さて、堅苦しい話はここで終わりだ。どうも私の話し言葉がきつく感じる人もいるみたいでな、ゆっくりお茶でも飲んでくつろごうじゃないか」
 そういって、元気づけるようにアーサーの肩を叩いた。
「大丈夫だ。アーサーならきっと良い剣士になれるぞ」
「は、はいっ!!」
 そう元気づけられて、アーサーもようやく、笑みを浮かべたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高柳・零
WIZ
なるほど。お調子者をたしなめつつ、引っ込み思案な子のフォローをするわけですね
ところで、お二人共種族は人間なんでしょうか?

「初めまして!自分は高柳零と申します。では最初に…お二人の特技を教えてください。自分は体が頑丈なので、壁役が得意ですよ」
「成る程。では、アーサーさんと自分が前衛、フィリアさんが後衛という感じですね。では…前衛と後衛、それぞれで大事な事は何だと思いますか?」
「実はどちらも同じで、周りに気を配る事です。前衛が抜かれたら後衛の人が危なくなりますし、後衛の人は背後から不意打ちされるかもしれません。常に周りに気を配って…お互いをフォローしましょう。それがパーティというものです!」



「なるほど。お調子者をたしなめつつ、引っ込み思案な子のフォローをするわけですね
。……ところで、お二人共、種族は人間なんでしょうか?」
 高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)は、そう思い、二人を観察してみる。普通の形の耳に、人間らしい外見を見ると、恐らく人間で問題ないだろう。
 零はうむと、一人頷いて、二人のところへとやってくる。
「初めまして! 自分は高柳零と申します。では最初に……お二人の特技を教えてください。自分は体が頑丈なので、壁役が得意ですよ」
 そう尋ねると、二人は。
「俺は前に出て、剣を振るうのが得意です!!」
「わ、私は……その、後ろの方で風の魔法を使ってます……」
 対照的な返答を返す二人に零は。
「成る程。では、アーサーさんと自分が前衛、フィリアさんが後衛という感じですね。では……前衛と後衛、それぞれで大事な事は何だと思いますか?」
 少し難しい質問を出してみた。
「え……それぞれで大事な……こと?」
「……な、何でしょう……??」
 二人とも、困惑しているようで、なかなか答えが出てこない様子。
 それに零は優しく答えてやる。
「実はどちらも同じで、周りに気を配る事です。前衛が抜かれたら後衛の人が危なくなりますし、後衛の人は背後から不意打ちされるかもしれません。常に周りに気を配って……お互いをフォローしましょう。それがパーティというものです!」
 その零の言葉に、二人は目から鱗が落ちたかのように、驚いていた。
 どうやら、零の講義は二人にとっても、かなり有益だったようだ。

 こうして、猟兵を迎えたお茶会は、終わりを告げる。
 皆は身支度を終えると、さっそく、実習先のダンジョンへと向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『迫る天井!?全速力で駆け抜けろ!』

POW   :    俺が支えるうちに速く行け!

SPD   :    落ちて来る前に突破だ!

WIZ   :    あそこの窪みでやり過ごせ!

👑7
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 猟兵達から教えを受けて、アーサーは少し落ち着きを取り戻しているようだ。
 それでも、緊張しているのか、きょろきょろと辺りを見回す頻度が高いように見える。
 一方、フィリアの方は、おどおどと、やや遅れが目立つようである。

 ここでの難関は、落ちてくる天井だ。
 果たして、彼らは、この難関を上手く乗り越えられるだろうか?


※マスターより
 こちらの難関は、1人ずつ越えていくことも、皆一緒に越えていくことも可能です。
 一人ずつ越えていく場合は、数十分後に天井が元の位置に戻っていくので、その後に挑戦していく形となります。
 ただし、失敗するとアーサーとフィリアは、大変なことになりますので、しっかりとフォローをお願いしますね。
 また、第1章の交流によって、アーサーは、かなり学びがあったようですが、フィリアは若干、足りない感じになっています。かといって、また偏ると、今後に若干の影響がある可能性もありますので、バランス良く対応していただけると幸いです。
 皆さんからの冒険プレイング、お待ちしています。
鈴木・志乃
正直な話
フィリアちゃんの方が生き残る率は高いんだよ?


見知らぬものや他人に恐怖出来るということは
それだけPTの状態や周囲の異変に敏感になれるということ
臆病な方が、こういう罠ありきな場所では
PTの生命線になれるんだよ

フィリアちゃん、自分が物凄く貴重な存在だって
分かってないでしょ?

貴方が進言することで助けられる命もある
あそこの無謀なアーサー君とかね

UC発動
第六感と共に情報収集
さ、フィリアちゃんあの壁をどうにかしようか
観察の仕方は教えてあげる(内容御任せ)

動き方のパターンや天井の材質を見て
気づくことはあるかな?
あれはどんな方法、順番、タイミングで行けば
突破することが出来るのかな?


海屋・福実
(WIZ)
向こうまで行けるかどうか、分からないかもしれない?
フィリア、恐れる事は無いぞ。あそこに窪みが見えるだろう。あそこまで走って一旦やり過ごすんだ。
そうだな…私も一緒に行こうか。体格的にも二人共収まる大きさだし、一人よりは不安じゃないだろう?
丁度天井が上がっているようだ。フィリア、私と一緒に窪みまで行くぞ!


高柳・零
WIZ
うーん、自信の無い子は言葉よりも成功体験の方が効果的ですからねえ。

「さて、ここはどう対処しますか?」
実際の通路を見てから、2人に意見を聞きます。
「走るのも手ですが、フィリアさんや自分は足が遅いので窪みを利用して行きましょう」
「こういったトラップには魔法の方が対処に向いています。ですので、アーサーさんは周りを見て進路の先導を、フィリアさんには落ちて来る天井への対処をお願いします」
自分は全体を見て、2人の対処が間に合わない時に衝撃波で破片を砕いたり、オーラで護ったりします。
また、怪我したらUCで回復します。

無事に抜けられたら2人を褒めます
「良く頑張りました!これで立派なパーティーですね」


カイリ・タチバナ
アドリブ、連携歓迎。

(やべ、俺様だとフィリア萎縮させそう。でもまぁ、放っておけねぇし)

よっしゃ、二人とも!ダンジョン入る前に深呼吸!!
ゆっくり吐いて、吸ってまた吐いて。肩の緊張、とれたか?
緊張するのも、おどおどするのもいい。
俺様だって、漁で緊張するんだ。
だが、し過ぎるのもよくねぇ。体が固くなっちまう。

フィリア、て…お前、観察眼鍛えてみるか?
観察眼鍛えれば、補助魔法をタイミングよく使う助けになる。
前衛な俺様から言わせると、とっても助かるんだぜ。

…ここでは、人の入れそうな窪み探してみろ。駆け抜ける予定でも、先に見つけてたら焦りも減るさ。
(自分も探しておいて、いざとなったら二人を押し込む予定)


フィーネ・ルーファリア
失敗しちゃったから『足手まとい』だって思っちゃってるのね
どんな失敗か分からないけど、大体は仲間がフォローしてくれるから問題はないと思うけどな
それに、失敗は成功のもとって言うし、足手まといって思ってるのはフィリアちゃんだけかもしれないよ

落ちてくる天井って、よくあるトラップだよねぇ
この手はタイミングよく【見切り】、全力で【ダッシュ】すれば通り抜けられるはず!
まず私からお手本を見せるね
風の【全力魔法】で加速をつけて…って、強すぎたぁ!(勢いよく飛んで壁or地面に激突)
いてて…た、たまにはこんな失敗もあるよね?
(失敗した姿を見せることでフィリアを安心させたいですが、フィーネ自身は本気でやってます。)



(「やべ、俺様だとフィリアを萎縮させそう。でもまぁ、放っておけねぇし」)
 フィリアを気遣いながらカイリは、さっそく行動に出る。
「よっしゃ、二人とも! ダンジョン入る前に深呼吸!!」
 アーサーとフィリアの二人にそう声掛けして、深呼吸をさせたのだ。
「おわっ! は、はいっ!!」
「し、深呼吸っ……」
 カイリに言われるまま、ぎくしゃくと深呼吸をしてみせるアーサーとフィリア。
「ゆっくり吐いて、吸ってまた吐いて。肩の緊張、とれたか?」
 一緒に深呼吸をさせることで、緊張をほぐす、それがカイリが考えたリラックス方法だ。
「緊張するのも、おどおどするのもいい。俺様だって、漁で緊張するんだ。だが、し過ぎるのもよくねぇ。体が固くなっちまうからな」
 そういって笑顔を見せれば、アーサーもフィリアも幾分、緊張がほぐれたようだ。
 一行は、猟兵を前後ろに配置して、アーサーとフィリアを守る形で、ダンジョンをゆっくりと進んでいく。
 ここでの難関は、落ちてくる天井の罠を、どうやって切り抜けるか、である。
 そのトラップを前に、さっそくフィーネがフィリアへと声をかけた。
「前に失敗しちゃったから『足手まとい』だって思っちゃってるのよね」
 そう優しく声をかけていく。それだけではない。
「どんな失敗か分からないけど、大体は仲間がフォローしてくれるから問題はないと思うけどな。それに、失敗は成功のもとって言うし、足手まといって思ってるのはフィリアちゃんだけかもしれないよ」
「……でも……」
 まだ勇気の出ないフィリアに、フィーネは。
「落ちてくる天井って、よくあるトラップだよねぇ」
 天井を確認すると。
「まず、私からお手本を見せるね!」
「えっ!!」
「ちょ……」
 仲間達が声をかける前に、フィーネは。
(「この手はタイミングよく、見切り、全力でダッシュすれば通り抜けられるはず!」)
 そう考えて、トラップのある部屋へ飛び込む。
「風の全力魔法で加速をつけて……って、強すぎたぁ!」
 ちょっと力の加減を間違えて、一気に……勢いよく、出口の中に入って、どっかーん!!
「お、おーい、フィーネ!! 大丈夫か!?」
 心配になった福実が声をかけると。
「大丈夫大丈夫!! いてて……た、たまにはこんな失敗もあるよね?」
 恐らく、失敗しても大丈夫だということを見せようとした……わけではなく、フィーネはいたって本気であった。
 誰よりも先にこのトラップを突破したが、ちょっと、その先の壁を壊してしまったのは……見なかったことにしておこう。
「こほんこほん」
 零が仕切り直しと言わんばかりに、せき込んで見せると。
「さて、ここはどう対処しますか?」
 アーサーとフィリアに、そう質問を投げかけ、講義を始める。
「はい! フィーネさんみたく、一気に走っていきます!!」
「その、天井を抑える……でしょうか?」
 二人の答えに零は首を横に振って。
「走るのも手ですが、こういったトラップには魔法の方が対処に向いています。ですので、アーサーさんは周りを見て進路の先導を、フィリアさんには落ちて来る天井への対処をお願いします。また、万が一の時は、窪みを利用して行きましょう」
 なるほどーと、二人は零の教えに感心していた。フィリアはさっそく、教えられたことを持ってきた手帳に書き込んでいる。
 真面目に学んでいるフィリアの元に、カイリと志乃がやってきた。
「フィリア……お前、観察眼鍛えてみるか? 観察眼を鍛えれば、補助魔法をタイミングよく使う助けになる。前衛な俺様から言わせると、とっても助かるんだぜ」
 そうカイリが声をかけて、さっそく鍛え始める。
「ここでは、人の入れそうな窪み探してみろ。駆け抜ける予定でも、先に見つけてたら焦りも減るさ」
「そうですね……あそことあそこ……それにあっちもギリギリ入れそうです」
「お、いいじゃないか。丁度、俺様もそれを見つけていた。ちなみに、あそこも使えるぜ」
 カイリは一緒になって、安全地帯を見つけると、正解を伝えた上で、抜けていたところも補足しておく。これなら、フィリアも余裕をもって行けることだろう。
(「正直な話、フィリアちゃんの方が生き残る率は高いんだよね……」)
 そんな様子を見守っていたのは、志乃。
「それじゃあ、罠の動き方のパターンや天井の材質を見て、気づくことはあるかな? あれはどんな方法、順番、タイミングで行けば突破することが出来るのかな?」
 そう尋ねてみる。
「そ、そうですね。先ほどフィーネ先生がお手本を見せてくれた時に、天井がゆっくりと落ちてきました。ですから、急いで向かうのもいいですし、さっき零先生とカイリ先生に教わったくぼみを利用すれば、足が遅くてもなんとかなりそうだと思いました。その、まだちょっと怖いですけど……」
「うん、そうだね。良い気付きだよ」
 そう褒めるとフィリアは、嬉しそうにはいっと、元気よく返事を返してくれた。
「見知らぬものや他人に恐怖出来るということは、それだけ、仲間の状態や周囲の異変に敏感になれるということ。こういう罠ありきな場所では、臆病な方が、一緒に同行している者達の生命線になれるんだよ」
 ぽむっと、フィリアの頭を撫でて、志乃は続ける。
「フィリアちゃん、自分が物凄く貴重な存在だって分かってないでしょ? 貴方が進言することで助けられる命もある。そう……あそこの無謀なアーサー君とかね」
「えっ!! アーサー君っ!? 危ないっ!!」
 志乃に促されて、フィリアが声を張り上げた。
「う、うわああっ!!」
 フィリアが声をかける前に罠に挑戦してしまったアーサーは、足元の出っ張りに気づかず転倒。それを。
「天井を壊します!」
 零が衝撃波を使って、天井を壊し、少しでもアーサーにぶつからないように対処を行う。その隙に飛び込んでいったカイリがアーサーを確保。天井が完全に落ちる前にくぼみに入って、なんとかやり過ごすことができた。
「た、助かった……」
 涙目になりながらも、アーサーは助けてくれたカイリと零に頭を下げると。
「もう、こんなことしないよう、気を付けます」
 もう懲り懲りだと言わんばかりに、そう心を入れ替えた様子。
 さあ、後はフィリアがこのトラップに挑戦し、突破するだけだ。
 震えるフィリアに、ぽんと肩を叩いて、微笑んで見せるのは、福実。
「向こうまで行けるかどうか、分からないかもしれない?」
 フィリアの言葉に福実は。
「フィリア、恐れる事は無いぞ。あそこに窪みが見えるだろう。あそこまで走って一旦やり過ごすんだ」
 そう、切り抜け方を教えていく。
「で、でも……」
 二人の失敗例を見てしまったから、若干、恐さもアップしてしまったようだ。
「そうだな……私も一緒に行こうか。体格的にも二人共収まる大きさだし、一人よりは不安じゃないだろう?」
 そう、フィリアには『できた』という自信がつけばよいのだ。福実が手を差し出せば、フィリアもそこに自分の手を重ねていく。
 福実は、緊張で少し汗ばむその手をしっかりと握ってやり。
「丁度天井が上がっているようだ。フィリア、私と一緒に窪みまで行くぞ!」
「はい、福実先生!!」
 こうして、福実の補助を受けて、フィリアはこの罠を、しっかりと突破して見せた。
 突破した先で待っていた零が微笑んで、告げる。
「良く頑張りました! これで立派なパーティですね」
 そうアーサーとフィリアを称えると、二人は照れ臭そうにしながらも、嬉しそうに。
「「はいっ!!」」
 そろって、良い返事をダンジョン内に響かせたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 集団戦 『首無しの熟練騎士』

POW   :    雷鳴刀
【迸る魔法刀の剣筋】が命中した対象を切断する。
SPD   :    疾風迅雷
【「炎」と「氷」を無効化する強化魔法】【脚力を上昇させる強化魔法】【物理的防御力を上昇させる強化魔法】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    怒髪天
【掌を天高く掲げて】から【全方位に向けて高威力・広範囲の雷】を放ち、【電気や雷に対策のないものは感電】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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 いよいよ、今回の授業の総仕上げ。
 この先に待ち受ける災魔……首無しの熟練騎士達を倒すだけである。
 複数の敵を相手に、アーサーとフィリアを、上手く導いて、この戦闘に勝利するのだ!!

「……かなりいますね」
 思わず零が呟く。
「まあ、これくらいなら、俺様達で一気に行けるが……」
「二人も戦闘に加えて、経験を積ませないと、だね」
「そのためには、さらなるフォローが不可欠か」
 カイリにフィーネ、福実がいくつか、今回の課題を指摘していく。
「でもまあ、さっきの天井トラップも乗り越えられたんだし、なんとかしてあげようよ。アーサー君もさっきので懲りたからか、私達の話、ちゃんと聞いてくれそうだしね」
 そう志乃が締めると、皆はこくりと頷き、最後の課題突破のための作戦を開始するのであった。

※マスターより
 第2章の突破、お疲れさまでした。第2章の結果を受けて、アーサーもフィリアもやる気に満ちています。
 ここでは、実習の総仕上げとなります。アーサー君には、協力して戦うことの大切さを教え、フィリアちゃんには、臆せず戦いパーティに貢献できるよう、導いてあげてください。
 皆さんの最後のプレイング、お待ちしています。
鈴木・志乃
おお、甲冑が歩いてる(けらけら)
こういう集団戦では自分の位置取りに注意すること!
気づいたら孤立して敵に囲まれてることもあるからね

とは言え前衛は攻撃に専念しなきゃだから
全体の状況はさっきみたいにフィーナちゃんがちゃんと見て、アーサー君を補助しないといけない。
危ないと思ったらすぐ風の防御を使おう
自分の直感を信じて。それは正しいから。

余程自信が無い限りは、一体ずつ釣って倒した方が良いね
たとえ敵が弱くても、隠し玉を持ってないとは限らないから
そのダンジョン特有の罠とかあるしね……

アーサー君、まずいと思ったら逃げて来ていいからね
生きてりゃ何回でも挑戦出来る
誰か適当な金属棒持ってない?
避雷針代わりにするから



「おお、甲冑が歩いてる」
 目の前の光景に思わず、ケラケラと笑ってしまう志乃だが、今はあの二人を鍛えることが先決。
 気を取り直して、さっそく二人へと声をかけることにした。
「こういう集団戦では、自分の位置取りに注意すること! 気づいたら孤立して敵に囲まれてることもあるからね」
「はいっ!!」
「……わかりました!」
 アーサーもフィリアも、真剣な顔でそう答える。
「とは言え前衛は攻撃に専念しなきゃだから、全体の状況はさっきみたいにフィーナちゃんがちゃんと見て、アーサー君を補助しないといけない」
 いいねと声をかけると、緊張した面持ちで、フィリアはこくりと頷く。
「それと、危ないと思ったら、すぐ風の防御を使おう。自分の直感を信じて。それは正しいから」
「は、はい」
 と、フィリアの隣にいたアーサーが手を挙げる。
「俺はどうしたらいいですか?」
「余程自信が無い限りは、一体ずつ釣って倒した方が良いね。たとえ敵が弱くても、隠し玉を持ってないとは限らないから。そのダンジョン特有の罠とかあるしね……」
「了解です!」
 さっそく、立ち向かおうとするアーサーに志乃は、待ったをかける。
「アーサー君、まずいと思ったら逃げて来ていいからね。生きてりゃ何回でも挑戦出来るから」
 命を大事に、それがアーサーとフィリアの大事な作戦である。

 とそこまで教えた後、志乃は今度は仲間達へと声をかけた。
「誰か適当な金属棒持ってない? 避雷針代わりにするから」

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィーネ・ルーファリア
最後の課題は戦闘か
ここはさっきみたいに出しゃばりすぎないように、気をつけないとね
数は多いけど、さっきのトラップをくぐり抜けたふたりならきっと大丈夫だよ!

私のUCって、威力よりも数重視なところがあるから多数を相手にするには実はうってつけだったりするんだよね
【高速詠唱】と【全力魔法】で敵に対して【乱れ撃ち】しよう
もちろんアーサーくんや他の猟兵には当たらないように気をつけるよ
それから風の【属性攻撃】の弓での攻撃だね(【援護射撃】)

本当はフィリアちゃんの風の壁のタイミングも教えてあげられたらいいんだけど私じゃ無理っぽいかな
それに関しては他の猟兵に任せて、二人がしっかりと戦えるように援護してあげよう



「最後の課題は戦闘か。ここはさっきみたいに出しゃばりすぎないように、気をつけないとね」
 そう気を引き締めて、今度はフィーネが二人へと声をかける。
「数は多いけど、さっきのトラップをくぐり抜けたふたりなら、きっと大丈夫だよ!」
 にっこり笑顔でそう告げると、フィーネは前に出て梅雨払い。
(「私の力って、威力よりも数重視なところがあるから、多数を相手にするには、実はうってつけだったりするんだよね」)
 高速詠唱に全力の力を込めた羽刃(フェザーエッジ)を発動させる。
「我が敵を切り裂け!」
 もちろん、前衛としているアーサーや仲間達には当てないよう、気を配りながら、危険な敵の数を少し減らしていく。
(「本当はフィリアちゃんの風の壁のタイミングも、教えてあげられたらいいんだけど……私じゃ無理っぽいかな」)
 攻撃系の技しか知らないフィーネには、説明するのは難しそうだ。
 それにさっき、志乃が指南していたから、タイミングは大丈夫であろう。
「それじゃあ、次は弓で攻撃していくよ!」
 それよりも攻撃方法のタイミングを見せた方がいいと思ったフィーナは、弓で敵を狙うと次々と打ち貫いて見せたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カイリ・タチバナ
アドリブ、絡み歓迎。

おーお、数多いなあっと。
おーう、適当な金属棒って、銛でもいいか?【錬成カミヤドリ】で増やせるし。
使えるものは、本体の複製品でも使えってな!

さて、俺様は前衛だが…。うん、アーサーは忠告受けてるから大丈夫かな?
俺様が最初の方に言った、『出すぎると囲まれる』覚えてるだろうし。
フィリアに教えられるのはないし…。
俺様も露払いだな!

もし、アーサーがヤバくて一旦下がろうとしてたら、それを援護するように、敵を銛で凪ぎ払いながら間に入る。
そのときは、「いい判断だ!」って誉めるんだぜ。
ああ、フィリアの風の援護があった場合もな。
よく見てる、よく理解してるってことだからな!



「おーお、数多いなあっと」
 カイリも敵の数に驚きながらも。
「おーい、適当な金属棒って、銛でもいいか? 錬成カミヤドリで増やせるし。使えるものは、本体の複製品でも使えってな!」
 少し前に呼びかけていた志乃に、そう断ってから、錬成カミヤドリを使って、どかどかと地面に突き刺した。
 お陰で敵の雷は、カイリの銛に吸われて、無視してもいいくらいになった。
 その間にも、カイリはアーサーやフィリアのために……。
「さて、俺様は前衛だが……うん、アーサーは忠告受けてるから大丈夫かな? 俺様が最初の方に言った、『出すぎると囲まれる』覚えてるだろうし。フィリアに教えられるのはないし……よし、俺様も露払いだな!」
 そう決めて、カイリも銛を片手に敵をなぎ払う。

「うわっ! こ、こういうときは、後退っ!」
 対処しきれず、一端、後退するアーサーを守るように、フィリアの風の壁も展開される。
「二人とも、良い判断だ!」
 カイリはそれに気づき、そう褒めると、彼らの前に立ち、体勢を整える時間を稼いでやるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高柳・零
POW
さて、授業の仕上げですね。
「アーサーさんは前衛で敵を後ろに通さないように。フィリアさんは後衛で状況に応じて防御や攻撃をお願いします!」
2人を守る想いでUCを使用。
自分はサポートに徹しましょう。
フィリアさんの支援が間に合わない時は盾受けでアーサーさんを庇ったり、フィリアさんに攻撃が行った時はオーラで守ったりします。

「その調子です。そのまま…お茶会で言った通り周りを見つつ、敵を倒してください!」
メイスの鎧砕きで敵の防御を下げ、止めは2人に任せます。
また、見切りで敵の動きを教えたりもします。

全て終わったら「お疲れ様でした。良い冒険者になってくださいね」と労います。

アドリブ、絡み歓迎です。



「アーサーさんは前衛で敵を後ろに通さないように。フィリアさんは後衛で状況に応じて防御や攻撃をお願いします!」
 零もまた、二人の側で援護する一人だ。
「天よ、人々を護る力を!」
 二人を守る想いを力に変えて、ゴッドハンドを発動。自らを強化して、フィリアの側に居続けた。
 先ほどのカイリとのやりとりを見ていた零は。
「その調子です。そのまま……お茶会で言った通り周りを見つつ、敵を倒してください!」
「はい、零先生!!」
 フィリアも零達に守られて、少し自信をつけたのか、少しずつ攻撃の仕方も、壁の使い方も上手になっていた。
 もちろん、アーサーも良い動きをしている。
 勢いはそのままに、だが、危険だと察知したら、すぐ下がることを覚えて、かなり効率的に動けている。
(「二人とも、この戦いで一段と成長したようです」)
 思わず零は、二人の姿を見て、瞳を細める。
「アーサーさん、余裕が出来たら、敵の攻撃を見切ってみましょう……相手の動きに注意して……こうです!」
「えっと……こうですか!?」
 まだ動きはぎこちないが、アーサーはなんとか敵の攻撃を見て、避けて見せた。
「ええ、それで問題ありませんよ。徐々に慣れていきましょう……さて、こっちもこうしておきましょうか」
 零のメイスが、首無しの熟練騎士の鎧を打ち砕いて見せた。
 この好機に、猟兵達もそして、アーサー達も敵の中へと突っ込んでいったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

海屋・福実
(WIZ)
あの騎士の放つ電撃には、注意が必要だな。
アーサー、私が奴らの死角(【偵察】と【闇に紛れる】)に位置取り、UC【神旋風】(【属性攻撃】と【鎧無視攻撃】で強化)で奇襲をしかける。風の裂傷でふらついているうちに、アーサーの力で奴らにトドメを刺すんだ。とにかく数が多いからな、倒しきれないと感じた時点ですぐに退くんだぞ。
「大いなる風よ解き放て、私に力を!神旋風!!」



 最初に動いたのは、福実。近くに居るアーサーに声をかけた。
「アーサー、私が奴らの死角から攻撃を仕掛ける」
「は、はい!」
 戦いで少し疲れが見えるが、それでも元気よく返事をするアーサーに、思わず福実も笑みを浮かべた。
「風の裂傷でふらついているうちに、アーサーの力で奴らにトドメを刺すんだ。倒しきれないと感じた時点で、すぐに退くんだぞ」
 その福実の言葉に、こくりと頷いてみせるアーサーに、福実はそのまま、闇に紛れて、敵へと迫る。
「大いなる風よ、解き放て! 私に力を……神旋風!!」
 神旋風(ジンセンプウ)を発動させ、生み出した魔法のカマイタチで、一気に敵へと攻撃を仕掛ける。
 福実の攻撃をまともに受けて、ふらつく敵を。
「うおおおおおっ!!」
 渾身の力を込めたアーサーの一撃が襲う。倒しきれなかった敵は。
「私も……行きます!」
 フィリアも風の魔法で攻撃して、全ての敵を蹴散らしたのだった。

「二人とも、良い動きだったよ。始めはどうなるかと思ってたけどね」
 ちょっと乱暴に、けれど親しみを込めて、志乃はアーサーの頭をくしゃくしゃにして褒める。
「志乃先生やフィーネ先生。それにカイリ先生、零先生に……福実先生がタイミングを教えてくれたからだよ」
 そういうアーサーに。
「お、ちゃんと分かってるみたいだな」
 カイリも頭くしゃくしゃに加わり、アーサーの髪が大変なことになっている。
「そう言って貰えると私も嬉しいな。私の援護も役に立ったんだって、嬉しくなるし」
 にこっと笑って見せながら、フィーネも喜んでいるよう。
「今日教えたこと、忘れないようにな」
 福実も嬉しそうだ。
 最後に零が言う。
「お疲れ様でした。良い冒険者になってくださいね」
 そう労うと、二人はとびきりの笑顔で。
「「はいっ!!」」

 こうして、彼らの課外授業は無事、終えることが出来た。
 アーサーは、先走ることがどんな結果を生むのかを、しっかりと自覚したし、フィリアもまた、自信をつけることができた。きっと、このまま学んでいけば、二人とも有能な冒険者として成長していくことだろう。
 そして、彼らを指導した猟兵達のことも、学園内で語り継がれるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年06月05日


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#アルダワ魔法学園
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#戦後


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 苦戦🔵🔴🔴
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 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

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挿絵イラスト