●
「はろー。アックス&ウィザーズでの群竜大陸の冒険は順調だね♪」
と、グリモア猟兵ベッキー・ウッドは集まった猟兵達に語りだす。
「猟兵の皆の活躍の結果、『皆殺しの荒野』に行けるようになったよ!」
この荒野には、呪われた風が吹く。風を浴びたオブリビオンたちは、『ドラゴン化能力』と無差別な殺戮衝動を植え付けられるのだ。
故に、荒野では『皆殺しの荒野』の名にふさわしく、オブリビオンの群れ同士の殺し合いが延々と繰り広げられている。
ベッキーは表情を引き締め、猟兵に依頼する。
「荒野の先に進むために、できるだけ多くのオブリビオンを倒さないといけない。だから、皆には荒野の一角に転移し、オブリビオンを撃破してほしいんだ」
今回、猟兵達が転移する場所のすぐそばには、オブリビオンの一群がいる。猟兵を見るや、オブリビオンたちは襲って来るだろう。
その群れは、蛮族の女戦士たち『サヴェージ・ギャルズ』。
「彼女たちは怪力を誇り、力任せの一撃や、敵を恐怖させる咆哮を使ってくる。しかも今回の彼女たちは、背中からドラゴンの翼を生やし、空から攻撃してくるんだ」
ドラゴンの翼で自在に空を飛ぶ女蛮族たちに、どう立ち向かうか。
「良い対策をとれば、戦況を有利に導ける筈だよ。知恵を絞って、対処方法を考えてみて」
「女蛮族たちを倒した後も油断はできない。他のオブリビオンの群れが、戦いの気配を察知してやって来るから」
しかもそのオブリビオンたちも、女蛮族とは異なるドラゴン化の能力を、持っているというのだ。
「連戦につぐ連戦、今回も大変な任務。けど先に進むためにも、今回の依頼を成功させてほしい。よろしくお願いね。皆ならきっとできるから!」
ベッキーは猟兵――あなたへ信頼のこもった声で言い、転移の準備を始めた。
●
猟兵達が辿り着いたのは、草が殆ど生えていない荒野。荒々しい風が吹き、砂が宙を舞う。
その風の音に混じって、頭上から声。
「イルゾ」「イルイル」「獲物ガ、イル」
頭に獣の骨を被り、手には石斧を持ち、背に竜の翼を生やした女蛮族たちが、上空にいた。彼女らは瞳に殺戮衝動の光を浮かべ、猟兵達を見下ろす。
「アタイタチの『怪力』、怖イモノナシ」
「荒野ヲ生キ抜イテキタ、腕力デ、叩キコロス!」
女蛮族たちは翼を動かし、猟兵達へ急降下してくる!
支倉みかん
支倉みかんです。ご閲覧ありがとうございます。
どこでだって、生き抜くためにはなにかしらの『力』が必要です。
今回のシナリオは群竜大陸の『皆殺しの荒野』、そこで殺戮を生き抜いてきたオブリビオンたちとの連戦となります。
第一章は、ドラゴンの翼により飛行能力を得た『サヴェージ・ギャルズ』との戦いです。
飛行能力への対処をすれば、戦いを有利にできるでしょう。
皆様の力、個性、知恵を発揮し、シナリオを成功に導いて下さい。
よろしくお願いします。
第1章 集団戦
『サヴェージ・ギャルズ』
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POW : アマゾネス・スマッシュ
単純で重い【武器または素手、素足】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : バーサーカー・ドライブ
【トランス状態になる】事で【狂戦士モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : フィアー・ビースト
【口】から【野獣のような咆哮】を放ち、【恐怖を与えて萎縮させること】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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御剣・神夜
ほう。飛行能力ですか
空を飛べるというのは確かに有利。ですが、その攻防は騎馬での一騎打ちのそれに近しいものがあります
攻撃しては離れ、離れてはまた攻撃する
そんな単純な行動の繰り返しは読みやすいですよ?
アマゾネス・スマッシュで殴り掛かってきたら、第六感、見切り、で避けるか、武器受けで防御して、カウンターで斬り捨てる
相手が空を飛び、距離をとって安全だと思っているなら、衝撃波で追撃して撃ち落とす
「空を飛ぶだけで勝てると思っているのなら、幼稚にもほどがあります。地の利を少し得たくらいで勝てるほど、戦場は優しい場所ではないのですよ」
●
御剣・神夜は身の丈はある野太刀、豪刀・牙龍を鞘から抜く。空飛ぶ無数の女蛮族たちを見上げた。
「コッパミジンッ!!」
女蛮族の一体が急降下。神夜へ石斧を振り落としてくる。
神夜は野太刀を片手で軽々と操る。刃を斧にぶつけガード! 火花が飛ぶ。
女蛮族は止まらない。「マダダッ!」攻撃を防がれた一体が横に退くと、別の一体が神夜に殴り掛かってくる。止むこと無い女蛮族たちの連撃。
が、神夜は、
「飛行能力は確かに有利。竜の翼だけあり速度も侮れません。ですが攻撃をしては離れ、離れてはまた攻撃する。余りに単純。……読み切りました」
冷静に敵を見たまま斧を野太刀で受け、払い、弾く。揺れる戦神楽の袖。
巧みな防御を見せられ、女蛮族たちは激昂。
「「潰スゥッ」」二体が神夜に飛び掛かる。二体は同時に渾身の打撃を放ってくるが、
「読み切ったと言いました」
神夜は体を僅か数センチずらして回避。そして、
「天武古砕流奥義、流走!!」
【剛刃・流走】! 敵二体を瞬時に両断!
「空を飛ぶだけで勝てると思っているなら、幼稚にもほどがあります。地の利を少し得たくらいで勝てるほど、戦場は優しい場所ではないのですよ?」
神夜の声には、剣の道を歩む者としての厳しさ。
残った女蛮族達は、注意に浮いたまま神夜を睨んでいた。隙を伺っているのか。
神夜は視線を真っ向から受け、
「近づかなければ安全と思っているなら、それも幼稚!」
容赦なく衝撃波を放つ! 一体が地に墜落。
体勢を立て直さんと飛び回る女蛮族達。追撃せんと神夜は牙龍の柄を握る。
大成功
🔵🔵🔵
ヘルルーガ・レオノーラ
アタシの一族と似たような奴等だな!力こそ全てってのも同感だ。それじゃあ、アタシの怪力とアンタらの怪力…どっちが上か勝負しようじゃあないか!
アンタらに龍の力が有るようにアタシには鷲獅子の力が有るのさ!
【空中戦・ダッシュ・怪力】で空中を跳ねるように飛び上がりハルバードで力任せに地面に叩き落として回るよ
敵の攻撃には【獣の勘】で攻撃方向を察知して回避したらカウンターで一撃食らわせてやる
相手のUCバーサーカー・ドライブに対してUCビーストバーサーカーを発動!素早く動くなら好都合だな。味方は巻き込まれるなよ!
アッハッハッ!モット!モットダ!モット戦ワセロォォオ!
●
ヘルルーガ・レオノーラは上空の蛮族を見、
「アタシの一族と似たような奴らだな! 力こそ全てってのも同感だ」
ニヤリと唇の端を吊り上げた。
「信ジロ! アタイラノ怪力ハ、全テ捻ジ伏セル!」
数を減らした女蛮族達は檄を飛ばし、己らを鼓舞している。
「それじゃあ、アタシの怪力とアンタらの怪力……どっちが上か勝負しようじゃないか!」
ヘルルーガは龍鱗の足甲の力を借り、跳躍。女蛮族と同じ高さに着くと、バトルハルバートを縦に。女蛮族の脳天を殴り、墜落させる!
着地したヘルルーガは休むことなく、さらに跳びあがる。
空中で、ヘルルーガは不意に体を回転させた。背後から迫る敵一体に気づいたのだ。
「不意打ちか? 殺気が隠せてねえな!」
その敵を、ヘルルーガはハルバートで弾き飛ばす!
再び着地したヘルルーガへ、
「ブッ潰スゥ!」
女蛮族たちは翼を激しく動かす。必殺の一撃を見舞わんと、今まで以上の速度で殺到。
「そっちから来るなら好都合だな。見せてやる、これがアタシの全力だ!」
ヘルルーガは【ビーストバーサーカー】を発動、鷲獅子たちの力を体に宿す。
「アッハッハッ!」と哄笑し、ハルバートを一閃。攻撃せんとしていた女蛮族四体の骨を砕き、昏倒させる。
「モット!モットダ!」
ヘルルーガは吼え、女蛮族の群れめがけジャンプ。
蛮族たちの斧がヘルルーガを幾度も打つが、ヘルルーガは止まらない。超耐久力で攻撃を耐え、逆に女蛮族達の首を次々と刎ねた。
返り血を浴びつつ、ヘルルーガはオレンジの瞳を煌々と輝かせる。
「モット戦ワセロォォオ!」
大成功
🔵🔵🔵
小宮・あき
神夜さん、凄い…!
旅団で何度か戦闘のお話は聞いております、さすがですね。
なるほど、敵の動きは、そうやって判断するのかぁ。
勉強になります、と感心するものの、
生粋の剣士でない小宮に、即座の判断は出来ないもので。
必死に攻撃を避けて(第六感・野生の勘・ジャンプ)は、
何とか攻撃を当てようと夢中になるばかり。
「むー、数の暴力で行きますか。」
マスケット銃(71本)を【念動力】操作し【空中戦】展開。
【一斉発射】【援護射撃】【零距離射撃】【スナイパー】
銃をクロスして簡易盾を形成、敵の突撃を防いだり【吹き飛ばし】。
毎秒命を削るなら、長期戦に持ち込むのもアリですね。
簡易盾で近接されないよう注意しましょう。
●
小宮・あきは神夜の雄姿を思い起こしていた。
「神夜さん、凄かったです……! 勉強になります、私もああやって敵の動きを読み切って……」
そんなあきに女蛮族達は突撃してくる。
あきは水色の瞳の目を見開き、敵を観察しようとするが――女蛮族の動きは予想以上に速かった。
気づいた時には敵は目前にいて、石斧を振り上げている。
「きゃ……っ!?」
大慌てで横に跳び、敵の攻撃を回避するあき。
女蛮族達はさらにあきを強襲。
あきはピンクの髪を揺らしつつ攻撃を避け、メイスで必死に反撃。が、敵の動きを読む余裕はない。
「むー」と唸るあき。敵から一旦距離を取る。メイスをイニシャルの刻まれたマスケット銃に持ち替え、
「なら数の暴力でいきますか」
【愛雨霰】を発動。銃71本を複製!
「何ヲシヨウト、腕力デ圧倒シテヤルウウウウ!」
一方。女蛮族たちは咆哮しトランス状態に、風を裂く音を立て猛スピードであきへ迫る。
あきを念動力を行使。銃と銃をクロスさせ、複数の簡易盾を作成、自身の前に展開。
突進していた女蛮族たちは止まれずに、簡易盾に激突する。
動きを止めた女蛮族たちに、あきは数十の銃口を向け、
「神夜さんのようにはいきませんが、これが今の私の全力です!」
一斉に発砲! 弾丸が敵の胸や翼を次々に貫く。「ぎゃああ!」悲鳴をあげ絶命していく女蛮族たち。
残った女蛮族達はなお突撃を繰り返してくる。
あきは迎撃すべく銃を操りながら、仲間に声を飛ばす。
「戦意は衰えていないようですが、数は確実に減っています。このまま崩しきりましょう!」
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
眩しい空だな。何度来ても、晴れやかな空。
まぁ、いろいろうじゃうじゃしてるけど。
……行こうか。
開幕UC発動
高速詠唱による幻想の催眠術で、敵に見せるのは『猟兵が大集合して空に向かって飛び立つ』の図。
まぁ安易な罠だけど、これはあくまで副次的な罠。
UCに合わせた全力魔法と念動力による風の衝撃波で、敵の一切合切をなぎ払い攻撃する。無機物はそこら辺にあるだろうから発動に問題もないし、風の音で敵の咆哮もシャットアウト。そして空を制圧していると思っている相手に【恐怖を与える】。
……ま、元々相手のフィールドだからどこまでやれるか分からないけどね。
オーラ防御展開
攻撃は第六感で見切り光の鎖で早業武器受け
●
鈴木・志乃は空を仰いだ。蒼天に雲はほとんどない。
「何度来ても、晴れやかな空。まぁ、いろいろうじゃうじゃしてるけど」
志乃は嘆息し、空を飛ぶ女蛮族達に目をやった。
クリアボイスが拾う音声から、女蛮族がこちらに幾度目かの突撃をしようとしているのを察知。
「今一時銀貨の星を降らせる、世界の祈りの風よ」
志乃は魔改造したマイクから詠唱の声を響かす。荒野の上を舞う砂が空気に溶け、風になり、女蛮族たちへ吹く
「猟兵ガ飛ンダ?!」「大量ニ来ル!」
女蛮族達は構え、何もないところへ石斧を振りだした。志乃の【流星群】が見せた幻影に囚われたのだ。
「キャハ!」歓喜する蛮族。猟兵を殺す幻を見ているのだろう。
「安易な罠だけど、上手くかかったみたいだね。だけど、本番はここから――」
志乃は片掌を蛮族たちに向けた。精神を集中し、魔力を解放。
轟音を立てる強烈な風が、発生。風が女蛮族達を襲う。
仲間たちの攻撃で傷つき、志乃の幻に囚われている状態の女蛮族達は風に抗えず、吹き飛ばされ、地面に激突。
だが。数体がまだ生きていた。血を流しながら立ち上がり、志乃へ飛んでくる。
「ソンナ術ナド、力デ潰スゥ」
「速いっ。けど――見切ったよ!」
志乃は光の鎖を操る。特攻する女蛮族たちの体にぶつけ、動きを鈍らせた。
女蛮族はそれでも口を開けた。咆哮をあげようとしている。
「させないっ」
志乃は掌を血塗れの敵軍に向け、豪風を吹かせ、その音で声を打ち消す。
志乃はさらに魔力を放出。女蛮族達を再び地面に叩きつけた!
女蛮族達は地に転がったまま、完全に沈黙。
●
敵を倒し終えた志乃はけれど、慎重に首を動かし周囲を伺う。
眉をぴくっと動かすと、マイク越しに仲間に告げた。
「南から新手です! 注意してください!」
志乃の言った方向から、新たな群れが姿を見せていた。
それは妖精の兵士たち。
竜の鱗を持つ妖精兵たちは、整然とした隊列と足取りを保ちつつ、猟兵達に近づいてくる。
大成功
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第2章 集団戦
『謎の精兵』
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POW : 防衛陣形
対象のユーベルコードに対し【防衛の陣形になって銃弾 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD : 弾幕攻撃
レベル分の1秒で【初期型の銃 】を発射できる。
WIZ : 妖精の怒り
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
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荒野に現れたのは、小さな体に軍服をつけた妖精たち。
顔の殆ど、顎以外の全ての部分に竜の鱗が生えている。
軍服のラインがいびつなのをみれば、全身が鱗で覆われているようだ。
ヘルメットからはにょきりと角が伸びている。角からは魔力が漂っている。
妖精兵たちは猟兵達に無表情な顔を向ける。全ての瞳に、敵を排除するという意志。
「敵は蛮族を倒したようだが恐れるに足りない。排除しよう」
一体が言うと、他の者達も口を開く。
「その通り。竜の鱗と、訓練によって磨き上げられた『技術』を持つ我等に敵はない。排除しよう」
「陣形と魔術と射撃、全てが洗練された我等なら可能だ。排除しよう」
一斉に銃を抜き構える妖精兵達。その動きに乱れはない。
全身を竜の鱗で覆われた妖精兵たち、その防御力はきっと高い。
が、顎だけは鱗で覆われてはいない。そこに攻撃を当てれば大きなダメージを与えられるだろう。
当然、妖精兵たちも顎への攻撃は警戒するはず。それでも顎に攻撃を当てるのにはどうすればいいか、知恵や技の使いどころだろう。
猟兵達は妖精兵たちを迎撃するべく、それぞれ武器を構えた。
御剣・神夜
ふむ、訓練された妖精ですか
一糸乱れぬ動き、しっかりと統率も取れている様子
中々に手強き相手のようですね。まぁ、統率が取れているのなら、倒しようはいくらでもあります
防衛陣形になって銃弾を放ってきたら、第六感と見切りで撃つ瞬間を見極め、それに対して最大の威力が出るように野太刀を振り、衝撃波で真っ向から銃弾を弾き飛ばしてそのまま精兵達を蹂躙する
弾き飛ばせなかった銃弾は特に気にすることなく、当たろうが当たるまいが大したことではない。と悠然と立ち続ける
「統率の取れた動きは優れた統率者がいてできること。ならば、統率者を先に倒してしまえばいいだけの話。その程度では私は倒せませんよ」
●
御剣・神夜は豪刀・牙龍を手に、敵群へ一歩を踏み出す。その先に、竜の鱗を持つ妖精兵たち。
妖精兵たちは防御陣形を構築しつつ、銃口を一斉に神夜に向けた。
神夜は悠然として動かない。目で敵の動きを捉え続ける。
(一糸乱れぬ動き。中々に手強き相手の様ですが……統率が取れているのなら、倒しようはいくらでもあります)
妖精たちが発砲する、その瞬間を狙い、神夜は野太刀を片手で大きく振った。
刃は空気を裂き、衝撃波を発生させる。衝撃波は飛んでくる大量の弾丸を弾き、妖精兵たちに直撃! 数体が転び、別の数体が地に膝を付けた。
「竜の鱗の効果か、ダメージは小さいですね……でも態勢は大きく崩れている。なら、このまま蹂躙するまで」
神夜は野太刀を振り続ける。妖精兵たちに衝撃波を連続で叩きつける! 陣形の乱れた敵群へ、神夜は戦神楽の袖をはためかせ突撃。
衝撃波に巻き込まれていない妖精兵が、神夜へ射撃してくる。
神夜の肌に弾丸三発が刺さった。が、神夜は動きを止めず、敵の中を疾走。
「その程度では私は倒せませんよ」
妖精兵数体が声を飛ばし連携を取っているのを、青い瞳で確認。
「統率者はあのどれかでしょうか? 絞り切れませんが、なら一体ずつ倒せばいい――天武古砕流奥義、流走!!」
【剛刃・流走】を行使。指示を飛ばす妖精兵の一体へ、神速の斬撃! 剣圧に地面が抉れた。刃が妖精兵の顎に当たり――命を絶つ!
さらに敵を屠るべく構えながら、神夜は仲間へ呼びかけた。
「やはり顎への攻撃が有効な模様。顎を重点的に狙って下さい!」
成功
🔵🔵🔴
秋月・紅(サポート)
『さーて!楽しくなってきたじゃねぇか!』
羅刹のバーバリアン×ブレイズキャリバー、23歳の女です。
普段の口調は「サバサバ系?(アタシ、てめぇ、だ、だぜ、だな、だよな?)」、時々「真面目(アタシ、アンタ、だ、だぜ、だな、だよな?)」です。
ユーベルコードはその時に応じて一番使えそうなのを使います。戦闘狂なので怪我は一切厭わずヒャッハーします。
戦闘以外にはあまり興味はないけどなんだかんだで最終的にはノリノリで参加します。
カッコいい物が好き。
可愛い格好とかさせられるのは苦手。恥ずかしいから。
弱い者にも優しい。
でも脳筋なのでパワーで解決しようとする。力こそパワー。
よろしくおねがいします!
●
秋月・紅は火薬と血のにおいを嗅ぎ、金の瞳を煌々と輝かせた。
「訓練の行き届いた飛び道具使いの兵隊か。楽しくなってきたじゃねぇか!」
紅は狂おしい笑みを浮かべ、肩に担いでいた無骨にして巨大な斧を、構えた。
紅は敵群へと走り出す。真正面から一直線に。
妖精兵たちが銃口を紅に向け、発砲。弾丸が、紅の肩や腹に命中。
紅は鮮血を零しつつも、笑みを濃くしてみせた。
「なかなか当てるのが上手いじゃねぇか……だが、それじゃあアタシは止まらねぇぜ! ヒャッハー!」
哄笑。紅は斧を振り上げ――己の体を裂く。【ブレイズフレイム】を実行。傷口から炎が噴出。炎が飛び、妖精たちを襲う。
「炎を排除せよ!」「排除せよ!」「排除!」
妖精兵たちは声を張る。銃弾を炎に飛ばす。弾丸に魔力が込められているのか、炎の勢いが弱まった。
「炎を防いだか? だが、隙だらけになってるぜ!」
炎への対処に気を取られた妖精兵に、紅は一気に接近。ブンッと斧を叩きつけた。
しかし彼らの全身の鱗は硬く、斧の刃を通さない。故に妖精兵はほぼ無傷。
「なら効くまで斬り続けてやる!」
再び斧を振りあげる紅。
他の妖精兵たちが紅を銃撃する。傷が増え出血量が増すが、紅はかまわず斧を妖精兵へ振り続けた。一撃、二撃、三撃……! 火花が飛び散った。
そして遂に一撃が妖精兵の顎に命中。鱗に覆われていない部分を斬られ、妖精兵は絶命。体が地に転がった。
己の血と敵の返り血に塗れながら、紅は吼えた。
「見たか、てめぇら? これがアタシのパワーだ!」
成功
🔵🔵🔴
ヘルルーガ・レオノーラ
あの飛び道具は面倒だが、アタシには関係無ねぇえ!ギリギリの戦いである程アタシは燃えるんだ!
UC【戦士の血統】を発動しながら近づいて攻撃する
相手の自然現象の攻撃に対して、地面を渾身の蹴りで捲り上がらせて盾にして防ぐ
【獣の勘】で攻撃を勘で避けつつ【ダッシュ】で接近する、どうしても避けれない攻撃は【武器受け】で叩き落とす、多少のダメージは無視だ!敵の陣形に正面から突っ込みあえて囲まれる、命の危機と隣り合わせのギリギリの戦闘!最高だ!
後は強奪の魔石の【生命力吸収】で回復しながら【蹂躙】【怪力】で顎を集中的に狙って力の限り大暴れだ!
アドリブok
セリフの加筆、アレンジok
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獣王のマントをはためかせ、ヘルルーガ・レオノーラは妖精兵達へ突っ走る。
「あの飛び道具は面倒だが、アタシには関係ねぇえ!」
叫びながら【戦士の血統】を行使。飛び道具を持つ相手に正面から突撃するという状況に、血を滾らせ身体能力を強化して、加速。
「対象接近中! 射撃開始!」「開始!!」
妖精兵たちは陣を整え、銃口をヘルルーガに向けてくる。そして一斉に射撃。ヘルルーガを襲う無数の銃弾。
「いいね。燃えるじゃねぇか!」
ヘルルーガは地面を蹴りつけた。滾る血と龍鱗の足甲で強化された脚力で、地面を捲り上げた。地面を盾に銃弾を防ぐ!
「何?」
「驚いたかよ? だが、本当に驚くのはこれからだッ!」
捲れた地面を跳び越え、ヘルルーガは敵陣へ突入。
「包囲し殲滅せよ!」「殲滅開始!」
妖精兵はヘルルーガを囲む。四方から飛んでくる弾丸。弾丸の幾つかが腹や背に刺さるが、ヘルルーガは高らかに笑った。
「アッハッハッ! 命の危険と隣り合わせの戦闘! 最高だッ!!」
ヘルルーガは体を捻り、顔や心臓を狙った弾丸を回避。更に体を回転させ、ハルバートを妖精兵の胴へ。
刃は竜の鱗に阻まれるが、ヘルルーガは腕の筋肉を隆起させる。妖精兵の体を押し、姿勢を強引に崩した。ふらつく妖精兵の顎に、ヘルルーガは刃を叩きつける!
どうと音を立て、妖精兵の死体が地面に転がった。
強奪の魔石で奪った生命力により、ヘルルーガの傷は塞がっていく。なお敵に囲まれながら、ヘルルーガは敵へ声を張る。
「さぁもっと来い! もっともっとギリギリまでやり合おうぜぇ!!」
大成功
🔵🔵🔵
小宮・あき
あなた達とは過去に戦った事がありますが…。
大分様子が変わっていますね。
高い防御力かぁ。なるほどなるほど、顎が弱点なのですね?
敵SPDは、先程(1章)で私が使った技と同じものですね。
む、なんだかちょっと対抗心。
私の方が、いっぱい銃出せるんですからね~っ。
同じ技で行きましょう。
向こう1体のレベルは私より低いでしょうが、数が増えればその分初期型銃も増えますね。
そうなる前に、本体を狙っていきましょう。
マスケット銃を前進させ、物理で落とすわ!
銃を回転させ妖精を【吹き飛ばし】で地面に叩きつけるようにして【気絶攻撃】!
弱点の顎、弾丸ではなく銃刀で狙ってみましょう。
ん?あれ?志乃さんが居る!
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小宮・あきは、イニシャルの刻まれたマスケット銃を、妖精兵へと向けた。
「あなた達の同種とは過去に戦ったことがありますが……大分様子が変わっていますね」
妖精兵たちは銃を高速で発射してくる。そして雨の如く大量の弾丸があきへと放たれる!
あきはピンクの髪を揺らしながら、サイドステップで銃弾を辛うじて避ける。
「やりますね……でも!」
オレンジの瞳で敵を真っすぐ見据え、
「それでも、私の方が、いっぱい銃出せるんですからね~っ」
むっと唇を尖らせ、あきは【愛雨霰】を行使。72挺のマスケット銃を複製。
「恐れるな、如何なる銃撃も我等の鱗には無効!」「戦闘を継続せよ!」声を飛ばし合う妖精兵達。
あきは念動力で72挺を飛ばし、敵に迫らせる。弾丸は打たない。
近づいてきた銃を見て、妖精兵たちは咄嗟に手で顎を庇う
「やはり顎が弱点なのですね? 顎以外は硬い鱗で守られている……なら、こうです!」
あきは銃をくるくると大きく回転させ、妖精兵にぶつけた。姿勢を崩し、転倒する妖精兵たち。
彼らの多くは地面に手を突き立とうとするが、あきは銃を操り続ける。銃刀を妖精兵たちの弱点へ叩きつけた!
骨が砕ける音――妖精兵たちの目から光が消えた。
「ば、馬鹿な……銃をあのように……」
残った妖精兵たちの顔に、驚愕と戦慄。
「数だけじゃなくて、銃の使い方のバリエーションでも私の勝ちですね!」
あきは満足気な声で告げる。残る妖精兵達は僅か。彼らを追い詰めるため、あきのマスケット銃が宙を舞う。
大成功
🔵🔵🔵
四軒屋・綴(サポート)
※口調
・語尾に「ッ!」がつきます(とても大事)
・敵には『貴様ッ!』
・一般人には『貴方』
・『~なのだなッ!』
・ヒーローらしいポーズや大きな身振り、手振りを多用します。
※台詞例
・「仲間の為ならえんやこらッ! だッ!!」(だんだん《!》が多くなります)
・「良い夜だな、ご令嬢"フロイライン"。」(ルビを《"○○"》の形で振ります、†ダークな雰囲気†の時に)
※行動例
・「なるほどッ! つまり壊せば良いのだなッ!」(仲間の指示には基本従います、「流石だ○○さんッ!」(サムズアップ))
・「生憎だがな、貴様達は此処が『終点』だッ!!」(大声で煽りつつ突撃します。)
被弾とか破損とか全然OKです
●
四軒屋・綴は電脳魔術によって蒸気構築されたヒーローとしての姿で、敵――竜の鱗を持つ妖精兵の軍勢の前に立つ。
片足をどんっと大きく前に踏み出し、親指で自分の胸を差し、名乗った。
「勇蒸連結ッ! ジョウキングッ!! 仲間の為にも勝たせて貰うぞッ!!!」
妖精兵たちは数を減らしてはいたが、冷たい殺意のこもったまなざしを綴へ向けた。
「術式、実行!」「実行!」
妖精たちが叫んだ途端、炎のつぶてが、空から綴へ降り注ぐ。
「手強いなッ!」
炎のつぶてに打たれる綴。熱が体を損傷するが、それでも声は闘志に満ちていた。
「だがしかしッ! ヒーローは空から火が降ってきたぐらいで、運休はしないッ!!」
片腕を天へ突きあげ、
「唸れ必殺スチーム張り手ッ!!!」
蒸輝衛掌ジョウキングバリアの力を発動。渦巻く蒸気の防壁で、振りかかる炎の雨を弾き飛ばす!
「術式を継続せよ!」「術式継続!」
さらに振り続ける炎の雨を防壁でしのぎつつ、綴は敵に向けて突進。両腕を振る。懸架蒸甲アームズジョークを敵二体へ叩きつけ、吹き飛ばす。
地面に落下する妖精兵。が、竜の鱗を持つ二体は大したダメージを受けていない様だ。
「ならばこれを使うまでッ!!」
綴は断言と同時に両腕を突き出し、
「炉・勁・列・車ッ!!」
【炉勁列車】を発動、両腕に装着したアームズジョークを発射、二体の妖精兵の顎を撃ち砕く!!
綴はシケンヤゴーグルを残った敵に向け、宣告。
「生憎だがな、貴様達はココが『終点』だッ!!」
残った妖精兵達は既に疲労し、動きに精彩を欠いていた。綴は体術と武装とで、一体ずつ撃破。
そして最後の一体を、
「これで決着だッ!」
装着し直したアームズジョークで顎をかちあげ、撃破!
敵を殲滅した綴は不意に、体を大きく反り、空の一点をびしっと指さした。
「次の敵は――魔女かッ! 行くぞ、皆ッ!!」
シケンヤゴーグルと指の向く先に、空飛ぶ魔女がいた。
竜の鱗と翼をもつ魔女たちが、瞳に殺意を浮かべ、こちらに急接近していた。
成功
🔵🔵🔴
第3章 集団戦
『エビルウィッチ』
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POW : ファイアー・ボール
単純で重い【威力を持つ、火球の魔法】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : デモン・フュージョン
【肉体を持たない下級の悪魔】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ : クリエイト・アンデッド
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【術者の命令に従い動く、不死の魔物】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
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荒野に転がっているのは、猟兵達が撃破した、蛮族や妖精兵の屍。
敵を撃破した猟兵達を上空から見下ろすのは、空飛ぶ魔女たち。
胸の谷間や太ももを大胆に露出した衣服を身につけた魔女たち。背には竜の翼。また肌の殆どが竜の鱗を覆われている。
唯一、鱗に覆われていない顔で、魔女たちは微笑する。
「ふふ……蛮族も妖精兵も撃破されたようですね。力だの技術だの、下らないものに頼るから」
「わたくしたちの『魔術』こそが、全てを翻弄し、制圧し、殺戮するのよ! うふふふふふ!」
狂った声を出しながら、空飛ぶ魔女たちは杖を掲げ、あるいはオーブを輝かせる。
魔女たちは翼で空中を自在に飛行する。
その上、魔女たちは鱗でほぼ全身を覆われていて、高い防御力を持つ。
だが。顔は鱗で覆われていない。
『空を飛び回る相手に如何に攻撃を当てるか』『鱗に護られていない顔に、如何に攻撃を当てるか』
この二つを重視して戦えば、有利になるはず。
この荒野から先に進むためにも、負けてはいられない。竜の鱗と翼をもつ魔女たちに、打ち勝て、猟兵よ!
小宮・あき
魔女。悪魔。
なるほど、良く判りました。
あなた方は、存在してはいけない。
私は聖職者。敬虔なるカトリック教徒。
神に仕える者として、魔を名乗る者を許すわけにはいきません。
UC発動
「神罰を与えましょう」
祈りの力によってレベルm半径の光の柱で攻撃するUC。
スポットライトのように物体を伴わない光属性の【属性攻撃】。
現役聖職者である私の【祈り】は常に神に注がれています【早業】【先制攻撃】。
【全力魔法】の半径「72」m、直径144mの柱は、【範囲攻撃】に。
顔が弱点ですか。
では、正面から食らわせましょう。
UCは連射可能。
上空から、地上から、そして正面から。
たとえ光の海の中で顔を覆っても、逃げる事はできませんよ。
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上空の魔女たちを仰ぎ見る小宮・あき。その顔に普段の天真爛漫な笑顔はなかった。
視線の先で、魔女のうち十体が「悪魔よ、わたくしに憑きなさいっ!」と、己に悪魔を憑依させ、あきへ急降下してくる。
あきはその場を動かず、静かに言う。
「なるほど、良く判りました……あなた方は存在してはいけない」
敵に向ける瞳に、聖職者としての強い意志。迫りくる魔女の前、あきは両手を組む。
「神罰を与えましょう」
次の瞬間、巨大な光が発生する。あきの祈りの力が生み出した【神罰】の光だ。
直系140メートルを越える【神罰】の光の柱は、魔女十体を巻き込んだ。彼女らの弱点たる顔を、聖なる光が照らす!
「ぎゃあ――ッ」
苦痛の悲鳴。魔女七体が抵抗も逃亡もできず、絶命し墜落。
が、光に撃たれた魔女のうち三体は傷つきつつも、まだ生きていた。光の柱が消えるや、三体はあきに飛び掛かってくる。
あきを殴らんとする魔女の動きは、悪魔に憑かれている故に極めて早い。攻撃が当たれば、きっと無事では済まない。
しかし、あきは冷静な顔を崩さず、心の中で祈りを捧げ続けた。
敵の拳が己の体に触れる寸前に、二度目の【神罰】を発動!
「これで終わりです。光の海の中で顔を覆っても、逃げる事はできませんよ」
あきは魔女たちを光で包みこむ。拳を突き出した体勢の魔女たちの命に、終焉を与えた。
未だ無傷の魔女たちは多い。殺気を放つ彼女らへ、あきは断固として宣告。
「神に仕える者として、魔を名乗る者を許すわけにはいきません――あなた方の存在すべてを抹消します」
大成功
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曽我部・律(サポート)
『この力を得たことは後悔していない……』
『私以外の人間が不幸になるところを見過ごすことはできないんでね』
『こういうのには疎いんだが……ふむ、こんな感じか?』
とある事件で妻子を失い、その復讐の為にUDC研究を続けているUDCエージェントです。ですが、UDCを強引に肉体に融合させた副作用として徐々に生来の人格は失われつつあり、妻子の記憶も彼らの写真によって辛うじて繋ぎ止めています。
多重人格者としての別人格『絶』は凶悪なオブリビオンの存在を察知すると、律に代わって表に出てきて戦います。その際、口調は『おい律……うまそうな匂いがするじゃねぇか。代われよ』みたいな凶悪な感じになります。
大周・照(サポート)
『ーーそこまでだ。ここには猟兵(ぼくたち)がいる』
一人称は“僕”。その他口調等はステシ参照のこと
キャラ崩れない範囲でのアドリブ・連携OK
基本お人好しで温厚かつ前向き。
その性格から、虐げられているもの、
不幸になりそうな者が居る場合は割と積極的に肩入れする。
が、正邪善悪の判断はキッチリつけるタイプ
戦闘では、数多の世界からの祈りの歌(【祈り】【歌唱】)を
力に変えるデバイス・事象鍵を用い、
【武器改造】で[無尽錠]を各武装に変形させて行動する
※UC【一矢点射】【断象逸閃】は必ず適した武装変換からの
行使描写をお願いします
戦闘が絡まないパートでも、事象鍵の力と自らの手足で
事件解決へ努力を止めることはない
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猟兵達の上空で魔女たちは叫んだ。
「わたくしたちの魔術の前に、苦しみ倒れなさいぃぃぃ!」
大周・照は首を左右する。
「いいや、猟兵(ぼくたち)は倒れない。この大陸の探索が、世界の希望の灯を守ることに繋がるなら、それを必ず遂行する」
そこまで言い、照は眉をぴくりと動かした。
「気を付けて、仕掛けてくるよ」
仲間へ警告する照。はたして仲間が倒した蛮族や妖精兵の死体が、ムクと起き上がった。魔女の力が死体を動かしているのだ。
蛮族達の死体は、斧を振りつつ、照たちへ直進してくる。その後ろで、妖精兵の死体達が銃による射撃を開始。
「数が多いね……けれど、やりようはある」
照は直方体の『無尽錠』に、籠手型のデバイス『事象鍵』を接続、無尽錠の形態を、大禍祓太刀へ。
照は無骨なる太刀を一閃させる。蛮族どもの斧の柄を切断し、攻撃を無効化。
照はさらに刃を一閃二閃させ、弾丸を弾き飛ばし、返す刀で死体どもを切り伏せる。
が、死体達は大量かつ執拗。死体の斧の一本が、照の腕を傷つけた。
照は流血と痛みを堪えつつも、息を大きく吸う。
「歌(ねがい)よ、響け!」
共感したものの傷を癒す【シンフォニック・キュア】を戦場に響かせつつ、照は機を伺う。死体どもを操る魔女を倒す、好機を。
照の声は、少し離れた位置にいた、曽我部・律の耳にも届いた。
「仲間も奮戦している。私も全力を尽くさないとな」
決意を込めた黒の瞳で敵を見上げる律。その律を魔女たちは嘲笑う。
「全力を出しても無駄ァ! 我が魔術にひれ伏すのです!」
狂的な声をあげ、己に悪魔を憑依させ、地上の律へ突撃してくる。
魔女たちは、律の頭や肩を杖で打った。打撃の威力に体を揺らす律。
が、照の歌声が律の傷を癒してくれる、故に律にダメージは殆どない。
「悪魔を己に憑依……」
呟く律の声には、複雑な感情が込もっていた。その時、律の内より、別人格・絶の声。
『ククッ、律よぉ……うまそうな匂いがするじゃねぇか。代われよ』
律は答えず、光沢を放つオーブ・オブ・ウーズに触れた。【脈動切断】を発動、絶を出現させる。
現れるや、絶は跳躍。魔女の一体に飛び掛かる。が、魔女の体は竜の鱗に包まれていた。絶の一撃は弾かれてしまう。
『……竜の力を手に入れた魔女、か。食い応えがありそうだ』
絶は不敵に笑うと試験管を出した。中の液体――対UDC神経毒参型を魔女たちの顔へ飛ばす。毒は魔女たちの目や口に命中。魔女たちは顔を押さえ「目がァ」と口々に叫ぶ。
死体を倒していた照は気付く。毒をかけられた魔女たちが、空に逃げんと翼を動かしているのを。照は戦場を駆け、死体たちを突破、魔女に迫った。
照は大禍祓太刀を振る。羽ばたこうとしていた魔女たちの翼に、刃を叩きこむ! 魔女たちの飛行を妨害。
照は律に呼びかけた。
「曽我部さん、今のうちに!」
「了解だ――これで決めよう」
律はUDX-8レーザーキャノンの照準をあわせ、発射! 超高速の一撃で魔女の額を貫通、その命を奪った。
「曽我部さん、別の魔女が右手から来るよ」
「分かった。……この戦い、必ず勝利しよう」
照と律は敵の攻撃を耐え、確実に敵を追いつめていく。
成功
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蛇塚・レモン(サポート)
いつも元気で優しく、快活な性格
その身に蛇神を宿す19歳の娘
霊能力と保有する技能及びアイテムを駆使して事件解決を試みます
普段の口調は語尾に『っ』を多用します
時々「蛇神オロチヒメ(裏人格)」ですが老人口調NG
UCで召喚されると巨大な白蛇として顕在化
戦闘スタイル
召喚術士だけど前衛役も出来るパワーファイター
武器は蛇腹剣と指鉄砲から放つオーラガン
基本的に脳筋だけど、左目の蛇神の眼力の催眠術で敵に幻覚を見せたりUCで行動不能に陥らせたり絡め手も得意
多少の怪我は厭わず積極的に行動
また、例え依頼の成功のためでも、他の猟兵に迷惑をかけたり、公序良俗に反する行動はしません
あとはお任せ
よろしくおねがいします!
西院鬼・織久(サポート)
【行動】
オブリビオン狩が最優先で救出行為は二の次
通常「俺」、戦闘中「我等」、あなた、苗字+さん
五感と第六感、野生の勘で状況を把握し危険を察知
罠や逃走する敵の追跡などは戦闘知識の応用で考え対処する
多種多様な武器に変形する「闇器」で場面に応じて武器を変える
武器には「呪詛+武器改造」により「生命力吸収」の効果
機動力と攻撃力に任せての先制攻撃を仕掛け、狭い場所でも縦横無尽に動き回り死角から攻撃
殺気を抑え暗殺を行う事もできるが、大抵は特攻紛いの戦闘を行う
集団にはUCやなぎ払いを範囲攻撃に広げるか、単体を夜砥やUCで拘束して振り回して周囲をなぎ払うなどで牽制。対処が遅れた所を狙って追撃を仕掛ける
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竜の翼と鱗を持つ魔女たちは、上空で杖を掲げていた。
西院鬼・織久は赤い瞳で探るように敵の群れを見た。
「杖の先に魔力が集まっている――来る、か」
魔女たちが杖を振る。先端に巨大な火球が発生。火球が織久たちへ降り注ぐ!
織久は感覚を澄まし、迫りくる火球の動きを予測。濡鴉の裾を揺らしつつ、走りだす。
縦横無尽の疾走で、織久は火球の殆どを回避!
だが。
魔女の火球は次々に飛んでくる。その全てを避けるのは困難。火球の一つが、織久の顔の間近に迫った。その時、
「織久君っ、一歩後ろに下がってっ!」
蛇塚・レモンが声をあげた。金のポニーテールを靡かせ、レモンは疾走。
織久の前に移動すると、火球へ腕を突き出す。手には白蛇の鏡盾。火球は盾の上で弾けた。
防いだとはいえ、盾越しに伝わってくる衝撃に腕が痛む。額に浮かぶ脂汗。けれども、レモンは不敵な笑みと力強い声を作る。
「あたいがいるかぎり、好き勝手はさせないよっ!」
織久の動きの鋭さに、レモンの勇敢さに、悔しげに顔を歪める魔女たち。
それでも敵の攻撃は止まない。レモンはまた一つ火球を盾で弾きながら、発言する。
「全員、全力で撃ってきてるっ……これじゃ反撃の隙が掴みにくいね」
「ならその隙、我等が作ろう」
織久はレモンに応えると、
「我等が本性、ここに解放する」
【怨鬼解放】を実行。自身の体を荒ぶる怨鬼へ変えた。
怨鬼となった織久は、敵の攻撃と攻撃の合間を見計らい、跳躍。増大した戦闘能力により、飛行する魔女と同じ高さにまで跳び上がった。
織久は闇器を赤黒い槍・百貌に変形させ、魔女の一体へ素早く突きを放つ!
不意を突かれた魔女は避けられない。織久はその顔を穂先で穿ち、絶命させた。
他の魔女たちは、一斉に織久を睨んだ。
着地した織久は悟る。魔女が今まで以上に巨大な火球を作ろうと、杖先に膨大な魔力をためているのを。
織久はレモンに視線で合図する。(敵が大技を放とうしている、今が好機だ)と。
レモンは織久にびっと親指を立てた。そして真紅に色を変えた左の瞳を、魔女たちへ。
「これが本当の蛇睨みだよっ!」
行使するのは【蛇眼超霊力操術】。
金色に輝く超霊力のオーラで鎖を生成。集中していた魔女たちの足に、鎖を絡みつかせた。
「こ、これは!?」
「驚くのはここからっ」
驚く魔女たちをレモンは鎖で強く引き、体を地面に激突させる!
織久は駆ける。落下した魔女たちとの距離を一気に詰めた。
魔女たちは地面に激突したにもかかわらず、体に生えた竜の鱗の防御力で殆ど無傷。
「だが、地上に落下した今なら攻撃は容易」
織久は槍を繰り出す。魔女の弱点の顔を貫いた! 織久は槍を振るい続ける。一撃ごとに、魔女たちを確実に屠っていく。
離れた位置に落ちた魔女が、なお態勢を立て直そうとしていたが、
「これで決めるよっ」
レモンは指鉄砲を魔女へ向けた。
腕にはめた増幅器の力を借り、オーラを放出。
レモンのオーラは魔女の額へ直撃! どさ。音を立て魔女が倒れた。
そして時間が経過して。レモンと織久の連携攻撃は、魔女たちのことごとくを撃破。
織久は残ったオブリビオンがいないのを確認、体から力を抜く。
「終わりましたね……報告に戻りましょう」
普段の口調で淡々と告げ帰路につこうとする織久。
レモンは「おつかれさまっ」と皆を労ってから、織久に続いた。
レモンはふと振り返る。冒険心のこもった目を荒野の地平線の先へ向けた。そして仲間に告げる。
「この大陸を攻略するまで皆で頑張ろうねっ」
成功
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