「とある洋館で『影朧による連続殺人』が予知された。よって、その日洋館に行く予定だった人々全員には事情を話し中止してもらったのだが、影朧も倒しておきたい。そこで、『殺人事件の被害者になってくれる猟兵達』を募らせていただきたい」
灘・岸科(f25350)はこの場に集まった皆々の顔を見てそう言った。
「まず、『影朧』なのだが、此奴は予知通りの連続殺人さえ起きればやって来る。故我々でその『連続殺人を偽装』し、やって来た『影朧を倒す』と言うのが今回の任務だ。謎の招待状によって館に集められた事になっているおめえ達は、なるべく『一癖も二癖もありそうな人物像』を演じつつ、館での優雅な生活を楽しんでもらう。こんな奴らと一緒にはいられないと個室にこもったり、詮索好きの名探偵役を演じたり、無意味にシャワーを浴びたりするのもあり。むしろ推奨する。まあ、そんなこんなでどこかにいる影朧の仕掛けた『トリック』が次々と牙を向くから、おめえさん達はどんどん喰らって『死んだふり』をして欲しい。何、我々は猟兵だ。そう安易と死にはすまい。そんなことも知らず連続殺人を成功させた影朧はのこのこと現場に現れる。まあ、色々と語ると思うが、最後まで話を聞いてから倒して欲しい。以上だ。よろしく頼むぞ」
そう一気に捲し立てた岸科は一つ溜息を吐く。
「完全な芝居だな。逆に影朧が哀れに思えて来る」
彼の殺意は本物だろう。元々招待していた者達にそれ程の怨みがあると言う事だろう。
だが、それにしても……。
「殺しはいかんよな。殺しは」
歌舞伎役者
まあ、ミステリーものだ。頑張って行こうぞ。
ミステリーにありがちな事を行い楽しんでくれると嬉しい。
第1章 日常
『楽しいお見合いパアテイ』
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POW : 料理を楽しむ。
SPD : イケメンや美人を物色する。
WIZ : パアテイを盛り上げる為のイベントに参加する。
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巫代居・門
アドリブ歓迎
俺みたいな奴にとって、ここまで残酷な場所は無えだろ……
いや、まあ、【目立たねえ】ように料理食っとけば、逆に目立つ……か?
見合いパーティーに来て、誰にも声掛けずに飯食ってんだ……目立つ、よな?
いや、未知すぎて一切勝手がわかんねえ、なんだここ……
ひぅ、目が合うだけで怖ぇえの
なんだあの不審者見る目、礼服も似合わねえってか……分かってるよクソ
声潜めて話すぐらいなら視線も誤魔化してくれ、絶対俺の中傷だろ、その会話の中身。
……はあ、クソ早く時間、過ぎてくれねえかなあ……
俺には荷が重すぎんぞコレ……
料理は、……うん、うめえけど
俺にとってここまで残酷な場所があっただろうか。巫代居・門(f20963)は極力目立たない様、人の少ない会場の隅で食事をしながらそんな事を考えていた。
場所は豪華絢爛なとある館の大広間。幾つもあるシャンデリアが会場を淡く照らし、その光が部屋に集まる彼等彼女等が身に付けている装飾品を上品に輝かせている。
宝石のついた指輪。黒塗りの簪。胸元で光るネックレスに耳元で輝くイヤリング。誰もが自身を輝かせんと己を彩るドレスに着物。どれもこれが一級品で、それが似合わないと思う人物はいない。それも彼にとってはこの場にいることが苦痛に感じる一つの要因でもあるのだろう。
この場所に来た時、彼は悟ったのだ。
(無理だろ)
彼はそう感じた。
確かに、この館で行われる事は聞いていた。『お見合いパアテイ』。そう聞いてはいた。理解したつもりだった。だが、彼はそのパアテイの本質を真に理解していなかったのだ。男女が互いを見定め、時に見染め、時には言葉の裏を読み合い牽制し合う。それがお見合いパアテイというものの実態だった。
任務なのだから、そう思って最低限の装いしかしてこなかった門は他のメンバーの本気具合に恐れをなした。何がそこまで彼等を突き動かすのか理解できず、本気でお見合いパアテイをしている面々の空気に馴染むことが出来ず、彼は一人会場の隅で食事をしているというのが今ここに至るまでの流れだ。
完全なるお見合いパアテイ。男は女を求め、女は男を求めるその空間の空気を敏感に感じ取ってしまった彼は来て早々外に出るのも失礼で、だからと言って中央でダンスを踊る気にもならず隅の花に徹する事にしたのだ。が、誰にも見向きもせず、食事ばかりを取る彼が目立たないかというとそういう訳でもない。逆に目立っている。
なんせ、入場して直ぐ、誰かに目をくれる事もなく机に置かれている食事にありつき始めたのだ。目立たないわけがない。
門は目立たない様にしようとして逆に目立つ行動をしてしまっていたのだ。
彼の言い分的には勝手がわからない。未知すぎてどうしたら良いかわからない。などと言うだろう。
だが、逆に目立っている彼にこの会場にいる彼等は逆に好感の感情を向けていた。
「ねえ、あそこの彼、素朴で良い感じじゃない?」
「そうね、戸惑っている感じが逆に初々しいわ」
可愛らしい。そう周りに印象付ける事を門は意識せずに成していた。
そんな事を知らず、彼は元来な卑屈さからそんな彼女らの視線と潜めた会話を自身の悪口であると認識し心の中で毒付いた。
知らず知らず、彼は周りの女達に狙われ、囲まれ、牽制し合う女達のど真ん中で食事を食らいながら周りの様子を伺い自身でストレスを溜めて行く時間が過ぎて行くのだった。
「……うん、うめえ」
料理を頬張っ裏僅かに表情を綻ばせ、笑みを見せる門。
周りはそんな顔を見てほっこりしているのだが、やはり本人は気付かないその姿は女豹に狙われる純朴なウサギを思わせた。
成功
🔵🔵🔴
一章:パアテイを楽しむ
二章:死んだふり
三章:影朧との戦い
と言う三章で分かれたシナリオです。
勘違いされた方は申し訳ありませんこちらのミスです。
混乱した方も申し訳ありません。
今後はこの様なことがない様に努めます。
瀬尾・カズマ
SPD
ホラーでもミステリでも軽挙軽薄リア充は死にやすいしよ。お見合いパアティだしよ
片っ端からナンパだナンパ!
ヒャホー!
女給さーん、ドリンクいい?ありがと。可愛い子から貰うとただの水も甘露になるわ。じゃ、これチップと…俺の連絡先。お手紙、待ってます。じゃーねー!
へえ、おねーさん探偵なんだ。カッコイイー!俺のこと当てて当てて!『學徒兵』?…答え合わせは今度、会った時に。意地悪?だってこうすればまた俺に会ってくれるでしょ?
おねーさんどこから来たの?天界?…え?天使じゃないの?こんなにも綺麗なのに?
…にしても、シャイな非モテからの殺意と嫉妬の視線がハンパねぇ!影朧の前にこいつらに殺されそう!こわー!
俺の名前は瀬尾・カズマ(f25149)!
カルト教団に拉致られ、改造され、気づいた時には強化人間になっていた。
カルト教団からは『ニョグダノオトシゴ』と呼ばれるUDCを得てしまい、人類防衛組織『UDC』に保護された俺はUDC制御法を学ぶため、新米猟兵に……。
そんな俺は今任務のためにとあるパアテイが行われているとある館に潜入している。
そのパアテイの名はお見合いパアテイ!
お見合いパアテイだ。
これは、……片っ端からナンパするしか無いでしょう!
ヒャッホー!
ヘーイ女給さん。ドリンクいい? ありがとう。いやー、可愛い子からもらうと水も甘露の様になるぜ。じゃあ、これチップと……俺の連絡先。
お手紙待ってるぜ。じゃーねー!
さて次はと、おっ、あの人良さそうだな。へへっ、美女がいっぱいいるぜ。
ヘーイそこの天使。どこから来たの? 天界? ……え?天使じゃないの? こんなにも綺麗なのに?
などなどと、彼はそこにいる女性達に片っ端から声をかけた。
後々わかる事なのだが、彼がシャイで非モテだと思っていた者達からの殺意と嫉妬の視線だと思っていたものは男色猟兵達からの熱い視線だったのだと言う事には最後まで気付かなかった。
大成功
🔵🔵🔵
月守・咲凛
おみあいぱーてい。
えっと、何をすれば良いのでしょう?
そもそもお付き合いを考えるような年でもないので、ぱあていの趣旨が全く理解できていません。
話しかけられればにこやかに応対しますが、男女の機微等は全くわからないので単に話しかけられて返事をしているだけで、恋愛には全く発展しません。
とりあえずパーティなら何か食べていれば良いのかな、と判断してその辺の食べ物をつまみますが、少食であまり量は食べられないのですぐに飽きてしまい、その辺の探索に出発します。
身体能力はただの子供なので他の人に捕まったら大人しく連れ戻されますけど
「ふーん、何か入ってはいけない理由があるのですねー」
などと呟いておきます。
鳩麦・灰色(サポート)
「ウチ、やなくて私も手伝わせてもらうよ」
「アンタ(敵)はそこで黙ってて」
◆特徴
独り言は関西弁
話言葉はほぼ標準語
脱力した口調
『敵さん』の行動の意図を考える傾向があるが内容に関わらず容赦しない
◆行動
【ダッシュ】【クライミング】【地形の利用】で場所を問わず速く動く事が得意
戦闘は速さで回避重視
味方が居れば武器の音で【存在感】を出し率先して狙われにいく
攻撃は主に【衝撃波】を込めた鉄パイプを使用、空砲銃は場合に合わせて使用
◆UC
索敵、回避特化ではUC『三番』
集団戦では『四番』
敵単体では『一番』か『二番』を使用する
◆日常
日常は何かしつつ寝落ちる事が多い
◆
協力絡みセリフ自由
他おまかせ。よろしくおねがいします!
隣・人(サポート)
『隣人ちゃんは隣人ちゃんですよ隣人ちゃんと呼んでくd』
バーチャルキャラクターの殺人鬼 × 咎人殺し
年齢 20歳 女
外見 158.4cm 赤い瞳 茶色の髪 色白の肌
特徴 囚われていた 実は奴隷だった ハイテンション! いつも笑顔 刺激に敏感
口調 隣人【ジコ担当】(自分の名前+ちゃん、あなた、~さん、ね、よ、なの、かしら?)
恋人には 収容違反(私、アンタ、ね、よ、なの、かしら?)
人型のオブリビオンが相手だと三半規管を狙います
それはもう執拗に狙います
相手が『見せられなく』なるまで
真の姿の際は『殺人』特化
普段とは違い、シリアスな感じでお願い致します
月守・咲凛(f06652)はパーティに来ていた。
それが彼女の認識だ。
パーティー。飲み物を飲み、食べ物を食べ、誰かと話す。それが彼女の思っているパーティーだ。間違ってはいない。しかし、この時この場所では彼女と言う存在は異質なものだった。
なんせ、ここで開かれているのはパーティーはパーティーでもその本質はお見合いだ。彼女ほどの歳の頃の少女がいるのはあまりにも場違いがすぎた。
話しかけられたならにこやかに応対し、相槌を打ち話しはするがなぜ彼らが彼女に話しかけているのかが理解できていない。
よくわからないところに来てしまった。それが彼女の正直な気持ちだった。
食べ物を食べていればいいのかと思うが、お腹は一杯になりすぐに食べられなくなった。楽しそうと思っていたパーティだが、蓋を開ければ彼女にとっては酷く面白味のないものだった。
率直に言ってつまらない。それが正直な感想だ。
だからだろうか。彼女は会場を後にし、館の探索に出たのは何もおかしなことではない。しかし、どれも扉は閉じられ彼女が視覚的に楽しめるものは少なかった。
彼女はもう部屋で休んでしまおうと一つの部屋の扉を開こうとした時だ。
「ちょーと待とうか」
彼女のそんな行動を阻むものがいた。
「この部屋には入らないほうがいいよ。と言うか会場にいたほうがいいよ」
そう言ったのは獣の耳が生えた女性だった。
「お姉さん、誰?」
咲凛は首を傾げながらそう尋ねた。
「私? 私は鳩麦・灰色(f04170)。あなたは?」
「私、月守・咲凛、です」
「そっか、咲凛さんか。……まあ、とりあえず、君は戻ったほうがいいね」
灰色は咲凛を足から頭の天辺までじろじろ見て、そう提案をした。
「でも、面白くない」
「あー、そっか〜」
咲凛のその言葉を聞いて灰色はしばらく考えた後、こう言った。
「じゃあ、お姉さんが一緒に会場にいてあげるよ。一緒にお話をしよう」
「う、うん」
咲凛は灰色の言葉に頷いた時だった。
「では、この隣・人(f13161)もお供しましょう!」
「うわぁっ!」
「ふわっ!」
二人は突然現れたメイドに驚きの声をあげた。
「ど、ど、ど、ど、どなた、でしょうか?」
「隣人ちゃんは隣人ちゃんですよ隣人ちゃんと呼んでください!」
思わず、敬語を使う灰色に、隣人はいたずらが成功した言葉にようにくすくすと笑い声を上げながら、再度名を告げるのだった。
「あなたは、確か給仕をしていた……」
「ええ! 会場の外に出ていくあなたの小さな後ろ姿を見かけたので追って来たのよ!」
「へえ」
「ささ、咲凛さん、一緒に会場に戻りましょう!」
「はい……。ふーん、何か入ってはいけない理由があるのですねー」
咲凛は独り言の様にそう呟いた。彼女達は自身が部屋に入るのを止めた。
近くに休めるし、気軽に話せる部屋があると言うのにわざわざ会場に戻ろうとしている。それが違和感となり、ここから遠ざけ会場に戻ろうとする彼女達の意図に何となく気づいたからこそ出た呟きだった。
それを聞いた灰色と隣人の二人は愛想笑いを溢すしかなかった。
成功
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第2章 冒険
『トップスターはキミだ!』
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POW : ノリと勢いで熱く演じ切る!
SPD : 卓越した所作や演技で魅了する。
WIZ : 繊細な表現を活かし、惹き付ける。
👑11
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巫代居・門
アドリブ歓迎
聞いたことある、こういうのはアレだ。合コンで自分が優位になる見た目の奴を揃える奴。
俺みたいなのにも声を掛けてあげてるって気遣えるアピールか、純粋に比較して自分の価値を上げてんのか。
…役に立つのはいいけど、そろそろ勘弁…
シャワー室…なら、流石に平気だろ。冷や汗も流したい。
ああ、狭い個室、落ち着く。二度と来ねえ婚活パーティー…
ん、悪寒、て誰か入、いやソッチの悪寒じゃなくこれ、殺…
ぁー…そうだった、こういう役回りだった、忘れてた。
気配が消えるまで動脈内臓は塞いで、きずはそのまま。
いなくなってから『兜陰衣』で回復するか。
…出血、服脱いでて良かったな
「ああ、もう嫌だ……」
巫代居・門(f20963)はシャワー室の個室でそう呟いた。
「俺みたいなのにも声を掛けてあげてるって気遣えるアピールかよ。自分の価値を上げようとでもしているのか?」
先ほどまでいたお見合いパアテイで自身に話しかけてきた女性達のことを思い出し腹立たしげな様子だ。
「もうお見合いパアテイなぞ勘弁したい……」
彼がそう呟いた時だ。誰もいないはずの部屋のシャワー室の扉が一人で開いた。
少しの寒気を感じ門は後ろを鏡で確認する。閉めたはずの扉が開いていた。
(なんだ?)
少しの違和感。そして次の瞬間に感じた寒気に彼はここにきた理由を思い出した。
(ぁー…そうだった、こういう役回りだった、忘れてた)
その寒気の正体は殺気だった。
彼はわかった。鏡に映ってはいないが後ろに何かがいる。それも彼には馴染みの深い存在だ。『幽霊』それが背後にいる正体だ。
幽霊は気づいていないと思っているのか殺意を丸出しで門に近寄り殺意を振りかざそうとしている。
倒そうと思えば倒せる相手だがそれでは目的に反してしまう。
(ええい、南無三。このままそしらぬフリで殺されるフリをしよう。痛いけど、……痛いけど)
彼はせめて即死箇所はやめてくれと素知らぬふりをしながら相手の出方を待った。
彼女の手には刃物が一振り。それを門の背中に向けて振り下ろした。
(やば! 心臓直撃! ちょ、待って!)
彼は急いでシャンプーを取るふりをしながら位置をずらすことに成功した。
「ぐあっ!」
そして、彼は刃物に貫かれシャワー室の床に倒れ込んだ。
(いてぇ、いてぇ! 早く消えてくれ!)
彼は幽霊が消えるまで床に倒れながらそんなことを考えていた。
そして、彼は幽霊が消えた後『兜陰衣』で自身を回復させそのままその場で倒れ伏したまま死んだふりを続けるのだった。
成功
🔵🔵🔴
月守・咲凛
アドリブ他諸々OK
やっぱりあの部屋には何かあるのです。
単純に好奇心がうずいてしまい、例の部屋に入りますが、結局何もなくてちょっとがっかりしながら自室に戻ろうとした所を後ろから紐で首を絞められて、びっくりして抵抗しますけど武装がないと非力な子供なのでそのままやられてしまい、気を失ってしまいます。
気が付いたら木に吊るされていて、アリバイ工作のために時間差で首を吊るトリックの発動間際。あわててしまって普通に首を吊られてしまいますが、酸欠になりながらギリギリで思い出して、髪のソラノナミダから飛行制御ユニットを取り出して重力を無効化しつつ、そのままプラーンとぶら下げられて、力尽きて死んだフリをします。
(やっぱりこの部屋には何かあるのです)
お見合い会場にいた月森・咲凛(f06652)は適当な言い訳を口にし話し相手と別れ、先ほどまでいた部屋の扉の前にいた。
彼女がここに戻ってきた理由は他の猟兵達が自身を止めてまで入らせなかった部屋に何かあると思ったからだ。要は単純な好奇心。冒険心だ。
何があるのかと胸を高鳴らせドキドキしながら扉の取手に手を掛ける。
取手を回し扉が開く。
暗い部屋の中にはベットと鏡面台、それと机と椅子があるだけの唯の客室でしかなかった。
「……何も、ない?」
部屋の前でキョロキョロと部屋の中を見渡すが特に何かがある様には見えない。
「なんですか、もう」
肩透かしをくらい、文字通り肩を下ろす咲凛。
そんな彼女の後ろで漂う怪しい影があった。細く長い『それ』。
生きた蛇の様に見える。それは『ロープ』だった。
ロープは一人でに動き、咲凛の背後から襲いかかる。
「ぐっ!」
突然後ろから首を絞められ、苦しむ咲凛は突然のことにパニックに陥った。
ジタバタと暴れだんだん締まる首。
(な、何? 何が起きたですか?)
頭の中は大混乱。訳が分からなくなり、体は天井に吊るされて行く。
(ちょ、まっ!)
やばいやばいやばい、と慌てだんだんと意識が朦朧としていく中で彼女は思い出す。
(そうだ! 飛行ユニット!)
咲凛はソラノナミダから飛行制御ユニットを取り出し、重力制御により空を飛び、首を締めつける縄を少し緩め、窮地を脱した。
「ふぅ〜」
あわや死にそうになった窮地を脱したことに息を吐き、彼女はここに来る前の説明を思い出し、納得した。
「ああ、こう言うことですか……」
じゃあ、自身はこれから死んだふりをすることになるのですね。そう理解した咲凛は大人しく首吊り死体を演じるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
天星・零(サポート)
零、夕夜二つの人格を持つ少年
零は常に微笑んで話す
基本的なこと口調はステシ
UC口調は秘密の設定
装備
零
十の死
星天の書-零-
死神の瞳
アヴィスの懐中時計
夕夜
Punishment Blaster
共通
Enigma
オーバーライト
約束の四葉
違法契約者の刻印
Ø
グレイヴ・ロウ
Determination -決意の魂-
常に【戦闘知識+世界知識+情報収集+追跡+第六感】を働かせ、普段の情報収集や戦闘での戦況や弱点や死角を把握警戒して臨機応変
基本、enigmaを使い両人格で行動または召喚系UCのオブリビオンと行動
メインは指定UCを使う方
真の姿禁止
ネタ禁
人格毎に使うucが違う為、どの人格が使用するかは秘密の設定
スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、19歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
ヤドリガミの特徴として、本体は腰に付けている十字形の人形操作板です。
普段は「自分、~君、~さん、だ、だろう、なのか?)」と砕けた口調で、戦闘中は言い捨てを多用します。
UCはほぼ人形を介した物で、非常に多数の敵を相手にする場合以外は、人形「暁闇」か、その場にある生物を模った石像等を操り戦います。
人形「暁闇」:「鬼猟流」に最適化された人形で、自律しません。ワイヤーガンやフレイルのように使いつつ、UCを発動させます。
機械的な仕掛け(からくり等)に興味を持っています。
とある場所、玄関ホールにて三人の男女が話をしていた。
「なんかこの場所に何かあるような気がするんだけどな〜」
そう言ったのは、ヤドリガミの人形遣い六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)。彼は何となくこの場所に違和感を持ち人形『暁闇』を連れながらそんなことを言っていた。
「そうですね。何故かかこの辺りに他の場所とは違う違和感を覚えます。なにがあるのかなぁ」
松左衛門の言葉に同調した少年、天星・零(零と夢幻、真実と虚構・f02413)は玄関ホールを見渡しその顔には笑顔を浮かべている。
「そうね。ここだけ何か強い力を感じるわ」
神妙な顔でそう言ったのはスフィア・レディアード(魔封騎士・f15947)、彼女はこの玄関ホールに強い力場を感じここにいた。と言うより、三人共がこの場所に強い違和感を感じこの場所にいた。
他のものが気付かなかったのはこの場所で感じるものよりも更に強い力を持った者達がその場にこぞっていたからだろう。
つまり、この三人はその時にはいなかったと言う事で、いわゆる遅刻組だ。
彼等は会場にはいかずこの場所に留まり玄関ホールの力場について調べていると言うわけだ。
「なんかあるはずなんだがな」
「罠はいくつかあったんですけどね」
「そうね。でも、見た感じこの玄関ホールにある力とは無縁ね」
それぞれあらかた調べ終わった玄関ホールの中央で各々顔を見合わせ首を傾げた。
「どこから来ているのかしら、どんどん強まっているのを感じはするのだけど……」
スフィアは強まる力を感じながらおかしいと首を捻り、後の二人も答えがわからないのか周りをキョロキョロ見渡している。
と、その時だ。
松左衛門の人形『暁闇』の指が微かに動いた。松左衛門が動かしていないにもかかわらずだ。そして、『暁闇』はすぐ前にいる松左衛門に後ろから襲い掛かった。
が、だ。
「しまったな。反射的に止めてしまった」
松左衛門は頬をかきながらそう言った。『暁闇』は彼の人形だ。そのため糸が常につながっている。それに、自身の武器に違和感があればすぐにわかる。そのため、死んだふりをしてくれと頼まれていて人形に入り込んだ幽霊を見逃していたと言うのにいざ、自身の武器の中に入られると反射的に止めてしまったのだ。彼の熟練の技がこの状況下では逆に仇になっていた。
「……どうしましょうか?」
「あ〜あ私、演技には結構自信があったのに……」
それに気付いた二人は苦笑いを浮かべ松左衛門にそれぞれそう言った。
「ごめんごめ──」
松左衛門が謝り切るその前にガチッ、と言う音が天井から聞こえた。
松左衛門、零、スフィアの三人はその音を聞いて、何が起きるのか理解した。
ああ、これよくあるやつだ。三人はそう思った。
よく見れば、『暁闇』の足元にはトラップが起動する床を見事に踏み抜いている。
シャンデリアが彼等三人目掛けて落ちてくる。
「ああ、私これが終わったら結婚するの」
「いや、それただの死亡ふらg」
そして、三人の上に着地したシャンデリアによって三人は下敷きになったのだった。
三人は下敷きになった者でリアの下で震える指でこう書いた。
『K・O』
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『幻朧将校』
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POW : 影朧兵器『グラッジ弾』
【任意の対象へグラッジ弾を撃ち影朧】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 影朧兵器『ラプラスの悪魔』
自身に【影朧の入った薬物を射ち、瘴気】をまとい、高速移動と【未来余地によって放つ衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : 影朧兵器『黙示録の軍団』
自身が【怒りや恐怖心】を感じると、レベル×1体の【名も無き影朧】が召喚される。名も無き影朧は怒りや恐怖心を与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11
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お見合いパアテイの会場が突然暗くなり、その後数秒後に会場の奥、舞台の上に黒づくめの男が一人立っていた。
「ああ、私は恨んでいる」
幻朧将校はそう言った。
「彼等は私達を裏切り、今ものうのうと生きている。私はそれが許せなかった。だが、ようやく私の願いは成就した。次は君達だ。かかってくるが良い」
ニレ・スコラスチカ(サポート)
自分に厳しく、他人に寛容なシスター。オブリビオン相手には冷徹な異端審問官として振る舞う。
行動理念:
罪には罰を、罰の先には赦しを。それが彼女の救済である。
かつて自ら犯した虐殺の罪滅ぼしの為、世界を救うべく戦う。
戦闘:
痛覚を含む防衛本能を意図的に無視できる。捨て身の戦法の根拠は自身の肉体を強化・再生する"洗礼聖紋"。その恩恵を受けるよう造られた生体拷問器は歯の鋸であり肉の鞭であり爪の機関銃である。
全体主義で自己犠牲的。陽動や囮を担う事が多い。
冒険:
異端狩りで培ったトラッキング、武器との視覚共有を利用した偵察、【審問】で直接情報を聞き出す等。
世間知らずで不器用な為、何かと力で解決しようとする傾向も。
鬼桐・相馬(サポート)
羅刹の黒騎士×ブレイズキャリバー(26歳男)
口調:冷静
「……来い」
「この程度の傷、炎で補える」
冷静で感情が表に出ない為、喜怒哀楽が分かりづらいです。戦闘時も淡々としています。
[冥府の槍]全体を使った突き・抉るような攻撃法です。槍の炎は相馬が負傷した場合に滲む炎と同じ青黒い色をしています。
攻撃は主に[怪力]をのせ[部位破壊][串刺し][傷口をえぐる]。必要があれば[ヘヴィクロスボウ]で遠隔攻撃します。防御は[戦闘知識]から相手の攻撃を[見切り][武器受け]します。
苦戦している味方は[かばう]。炎が補うので怪我をすることに頓着がなく、逆に威力上昇を狙います。
※絡み・アドリブ歓迎です
「さあ、私の恨みを受け死んでいくが言い」
幻朧は自身の影武者『影朧』を召喚した。『黙示録の軍団』。怒りや恐怖心を与えた対象を攻撃、追跡する彼の影だ。
一方的な殺意かつ、一方的な行為。この場にいる猟兵達を打倒せんと影達は動き出した。その場一気に乱闘状態となる。多くの者がこの場で幻朧に怒りを覚えたからだ。
確かに裏切りに怒りを覚える気持ちはわかる。しかし、だからと言って、無垢な人々に殺意を持ち殺そうとした彼に怒りを覚えてしまったからだ。
だからこそ、誰もが幻朧の影に相対することになった。
しかし、その中で二人程、そんな感情も持たず幻朧の影に襲われることもなく彼に一直線に向かっていく者達がいた。
ニレ・スコラスチカ(旧教会の異端審問官・f02691)と鬼桐・相馬(一角鬼の黒騎士・f23529)の二人だ。
彼等は壇上に立つ幻朧に向かって疾走する。
「……」
「……」
二人は互いに互いを認識するも何か言葉をかけることはなかった。何故なら、お互いの目的が同じなら、やることも同じだろうと予測を立てたからだ。
幻朧を打倒する。その目的が同じなら特に声をかけることもないだろう。そう思ったのだ。何故なら互いに修羅場を潜り抜けてきた者同士だ。言わずとも相手が何をするかくらいは読めた。
「……っ!」
相馬は無言で獄卒の門番『闕烙鬼』へと変身し、ニレはそのを見てその個体の行動を予測し、互いに自身の役割を言葉を交わさず、己で即決した。
『闕烙鬼』相馬は6m近くあるその巨体を生かし壇上に立つ幻朧に向かってその拳を振り下ろし、ニレは相馬の攻撃に対する幻朧の行動を予測し先回りを始めた。
「ふん、その程度」
幻朧、彼は素早く懐から取り出した薬物を自身に打ち拳を構え、瘴気を纏い衝撃波を打ち出した。
衝撃波と相馬の拳はぶつかり合い彼等の動きは一時止まる。
それこそがニレが予測した状態だ。
「あなたにはここで退場してもらいましょう」
彼女は振り抜き様にそう呟き鋸を振り抜いた。
「そうだな。そうなるだろう」
切られた幻朧は影のように揺れ動き消滅しながらそう呟いた。
「私は君たちを過小評価するつもりはない。一人一人、潰してやろう。覚悟しろ」
幻朧の影はそうこの場の全員にそう言いながら消滅した。
「そう、偽物でしたか……」
「そのようだ」
ニレと相馬はその事実を受け止め、会場の幻朧の影の殲滅に向かった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
テト・ポー(サポート)
はいどーも、テト・ポーだよ。
ていうかおなかすいたしごはんやおやつ食べよ?
いいなら「空腹の充足」を使いながら【厳選おいしいごはん】や【お手軽レトルトパウチ】、【食料カバン】からいろいろ出して食べるからね。
あ、これは「暴食の堪能」でもいいかも。
もしくは、「食欲の使徒」で敵を食べてもいい。
人型の敵だから難しい? 【お気に入りレシピノート】で人型の食べ方はわかる。
食べちゃだめなら「食欲の主張」「暴食の飢餓」で暴れるから。
戦闘がなくて、探し物とかなら「食料の応援」でタピチャンに応援してもらおう。
……いや、モチベーション的な意味で。
とにかく、ごはんはすべてを解決する。
食べよう。
分けあうともっとおいしいよ。
紅守・弌流(サポート)
ユーベルコードはどれでも使用可です
使用の仕方のアレンジなどはお任せします
戦闘の際の武器は刀
他、多少の体術であれば使えます
性格は基本的に悪しきを滅し、正義を貫く一直線な女傑
多少の怪我は厭わず、特に仲間の協力などに関してはより積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はNG
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
それと、R18に関する依頼などもNGです
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ニキ・エレコール(サポート)
「こんにちは、ブラックタールのニキだよ、サポート頑張るね。
頼もしい英霊様を召喚して戦うよ。大切なものを守る戦いは任せて!
故郷はお城がある星でね、綺麗な所だったの…帝国に壊される前は。どの世界でも、帰る所を失うのはとても辛いよね」
外見:とろける黒い体、金の宝石を埋めた瞳
口調:私、~様、だね、なのかな?
好き:美味しいもの、生活感溢れる街
使命:人々の生活を守ること
【発言】優しく、敵味方年齢問わず様付け、星の皇女様を守れなかった過去から責任感と使命感がとても強い
【戦闘パターン】高速詠唱で速攻、属性攻撃+2回攻撃で電撃や氷結、手をつなぐ+オーラ防御で護衛役、種族特性+闇に紛れる+目立たないで潜伏など
幻朧の影を殲滅した猟兵達は、館の中を散策することにした。
ニキ・エレコール(黒枝手繰り寄せるイリア・f04315)は暗い館の中を一人歩いていた。
「は〜、下手を打ちました」
彼女は先の会場にいた。しかし、幻朧に襲い掛かろうにも幻朧の影達との戦闘になり動けなくなっていた人物の一人だった。だからこそ、落ち込みこうして幻朧の探索に出ているのだが、一向に幻朧が現れる気配はない。
「それにしても、どこにいるのでしょうか?」
ニキは首を傾げ下に降りてみようと廊下の曲がり角を曲がろうとした時だ。
「シっ!」
鋭く小さな息を吐き出す音が耳に届いた。
「っ!」
危険を感じ咄嗟にその場から飛び臨戦態勢に入るニキ。
「誰ですか?」
「……」
しかし、襲撃者は何も答えることはない。返答の代わりと言う様に壁を突き抜けた拳がゆっくりと引かれていく。
「……岩砕き地焦がす古の戦士よ、蘇り来たれ」
彼女の詠唱により、槍戦士が召喚され、彼女を守る様にその槍を襲撃者がいるであろう場所に矛先向ける。
「流石だ。これを避けるか……」
そう言って曲がり角から現れたのは黒い軍服に身を包んだ男、幻朧だった。
彼はその目を闘士にぎらつかせ、ニキを見つめた。
「っ、行きなさい!」
ニキのその掛け声に槍戦士は幻朧に突撃しその槍を振るった。
古代の戦士の名は伊達ではなく、一振り一振りは早く鋭い。幻朧の軍服に幾たびの傷を付ける。が、しかし、そこまでだった。
「ふんっ、甘いな。っはあ!」
幻朧は槍戦士の明確な隙をつき懐に入りその拳を叩きつけた。
「〜〜〜っ!」
痛みに悶えてか、槍戦士は声を上げながら後退させられた。
「甘い甘い。何を召喚したかは知らぬが、まだ甘い。その程度では私は倒せぬよ」
そう言って一歩二キに近づく。
「っ、くっ」
ニキは一歩交代し、後退りをする。
「クックックッ」
その姿を見て、幻朧は歪な笑みを浮かべながら笑い声を上げた。
「さあ、死ぬがいい」
そう言って、足に力を入れた瞬間だ。
「っ!」
何かを感じ取ったのだろう。幻朧は笑みをなくし半場体を横にしてそれを避けた。
白刃の閃光がその場に引かれる。
「チッ」
そう舌打ちをしたのは赤い髪が特徴的な鋭い目をした女性だった。紅守・弌流(紅蓮なりし刀剣豪・f23583)。それが彼女の名だ。
「ふんっ」
幻朧はその舌打ちに笑みで答えた。人を馬鹿にした笑みだ。しかし、次の瞬間。
「あああああああああ!」
ニキの方角からそんな叫び声が間近に聞こえた。彼の注意は正に弌流に向いている瞬間だ。その時、野生の獣の牙が彼に襲い掛かった。
常に腹を空かしたテト・ポー(腹ペコ野郎・f21150)の牙が幻朧の向けられ、彼が気づいた時にはすでに避けられる距離にはなかった。
恐るべきは腹を空かした野獣じみた彼の狩猟能力だろう。
幻朧は彼に押し倒され、その肉を喰らわれた。
「大丈夫か?」
弌流はニキにそう話しかけた。
「ええ、大丈夫。申し訳ありません。助けていただいて」
「いや、構わない。それより……」
弌流はテトに食われているはずの幻朧を見た。
「これも偽物か……」
「本物は一体どこにいるのでしょうか?」
「さあな。案外、高みの見物をしているかも知れん」
彼女の言葉は合っていた。
幻朧は館の一番上の階で彼女、彼等の戦いぶりを見ていた。
「ふんっ、こんなものか」
幻朧は不敵な笑みを浮かべながらその時を待った。
猟兵達が疲弊するその時を……。
成功
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火土金水・明
「さあ、舞台の幕を下ろすことにしましょう。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【先制攻撃】で【高速詠唱】し【破魔】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、『幻朧将校』と召喚されたもの達を巻き込めるようにして【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
クレア・フォースフェンサー
光珠を展開しつつ【能力反転】を使用し、力に反応した敵の位置を捕捉。
足止め用の光矢を放ち、光珠で反射させて複数方向から敵を狙う。
若き将校殿。
復讐が叶ったのならば、成仏なり転生なりするのが道理であろう。
何故、わしらと戦おうとするのかの。
いや、オブリビオンとして現界した以上、オブリビオンとして生きようするのが道理か。
確かにわしらは、おぬしらの天敵じゃからな。
わしもおぬしを影朧ではなく、オブリビオンとして対処させてもらうぞ。
光剣で銃弾や剣戟を弾きつつ接近。
首輪を切り落とした後に、心臓を狙う。
その首輪を見れば、おぬしがどのような最期を遂げたかは想像できる。
せめて二度目の死は、将校として迎えるが良い。
「埒があきませんね……」
そう呟いたのは幻朧の影を何度か撃退している火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)だ。周りを見ると多くの猟兵が疲弊しているのが見て取れる。
彼女もそうだ。少しばかり疲れを感じている。
「見つけたわい!」
その時だ。朗報が聞こえた。
「彼奴め。この館の最上階で悠々と見物しておるわ!」
そう言ったのは金髪の女性クレア・フォースフェンサー(UDC執行人・f09175)だ。
「そうですか。大雑把ですが幻朧将校を炙り出すことにしましょう」
そう言うと、明は手に持つ七色の杖で床を強く突いた。
「『我、求めるは、冷たき力』!」
そう言った瞬間だ。彼女の周りに魔法の矢が展開され始めた。
幾十、幾百、いやもっとあるだろうか魔法の弓矢がそこに存在した。
「ははっ、豪勢じゃのう! ……場所はわかるか? この会場の真上じゃ」
「わかったよ。でも、周りも邪魔なので範囲攻撃! 館を全て凍らせるよ!」
「ははっ、まっこと豪勢じゃな!」
「行くよ!」
そう呟き明は魔法の矢を放った。影は凍り、姿を消し、館は凍りついた。
だが、それで終わりではない。
「もう一丁!」
明は魔法の矢を打ち終わり、館を凍らせたと言うのにさらに堂宇数の数の魔法の矢を放った。今度は全て一つの場所に向かってだ。
「そこだけ、矢が弾かれた感覚がしたからね。すぐにわかったよ。幻朧将校」
そして、魔法の矢が会場の天井を破壊した。
その瞬間だ。
明目掛けて衝撃波が放たれた。
「あっ!」
そして、無防備な明はそれに見事命中したかの様に見えた。
「まず一人……」
幻朧が呟く。
「おおおおおお!」
クレアはその手に光剣を持ち、幻朧に斬りかかった。
その周りには光の矢が滞空しており獲物に放たれんと今か今かと待ち望んでいる。
「二人目」
それに対して彼はグラッジ弾を放たんと構えた時だ。
「残念、残像です」
明は幻朧の背中を七色の杖で突いた。
「っ! なっ!」
人の体は意外とバランスを崩しやすい。ただ背中を突かれただけ、それでもバランスを崩すのだ。
幻朧は背中を疲れただけでよろけ動作が遅れた。
「しまっ──!」
「さあ、舞台の幕を下ろすことにしましょう。オブリビオンは骸の海へ帰りなさい」
「はあああ!」
クレアはその隙を逃さず、その心臓を光剣で突いたのだった。
「幻朧。その首輪を見れば、おぬしがどのような最期を遂げたかは想像できる。せめて二度目の死は、将校として迎えるが良い」
「くっ、無念」
こうして、とある館の戦いは終わりを告げたのだった。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2020年04月10日
宿敵
『幻朧将校』
を撃破!
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