アルダワ魔王戦争4-B〜カーズキング・オブ・オーガン
地下迷宮アルダワ『ファーストダンジョン』……区画4-B。
そこは生物の内臓の内部のような、ぶよぶよした洞窟が広がっている。
洞窟全体が不気味に脈打っている上、消化液や毒液が染み出してきているのだ。
その中枢に居座る、臓物をかき集めたかのような不気味な形状をした存在。
大魔王第三形態『セレブラム・オルクス』である。
「一気呵成の素晴らしき精兵達だ。まさかダークゾーンも無限災群(インフィニット・ホード)も、ここまで攻め破られるとはな」
蠢く呪われた臓物の大魔王は、これから来るであろう猟兵達の快進撃に驚嘆した。
「だが、私達には「時間」が味方をしている。完勝である必要は無い。最後に全てを喰らえれば、どのような道程を取ろうが構わないのだ。加えて今の私には、『命を捨てて戦える』という強みもある」
最終形態の大魔王さえ最後に1体でも残れば、災魔側の勝利なのだから。
「さあ、来るがいい。そして、私を殺してみせよ、猟兵達……!」
「慌ただしいけど、またまた大魔王戦だよっ! こんどは第三形態……って、ちょっとグロテスクじゃないかな……?」
新たな大魔王の姿を頭上のグリモアで投影した蛇塚・レモン(白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘・f05152)の顔色が青ざめる。
「第一、第二形態同様、最終形態の大魔王を守る結界(バリア)の解除には、第三形態『セレブラム・オルクス』の撃破は必要不可欠っ! 今回は近寄るだけで凶悪な呪詛に蝕まれるようなユーベルコードを持つから、そういう対策も必要だよっ!」
また前回、前々回と違って容姿と能力がガラリと変わったな……。
んで、今回は呪詛特化ってわけか?
「そうみたいだね。正確には魔力特化? 強大な魔力と呪詛で先手を打って、此方を打破してきたり無力化してくるっぽいっ? 詳しいユーベルコードの内容をメモしておいたから、後で確認しておいてねっ!」
レモンは猟兵達に今回の大魔王のユーベルコードの内容を書き留めたメモを提示して、確認するように促した。
「今回も先制攻撃への対処法を万全に行わないと、太刀打ちできない強敵なのは間違いないよっ! でも、この快進撃はみんなの実力なのは揺るがない事実っ! 気合と知力を駆使して大逆転だよっ! この勢いで、気持ち悪い大魔王なんてぶっ飛ばしてきちゃってねっ!」
レモンはグリモアを起動すると、猟兵たちを大魔王のところへ送り届ける準備にとりかかるのだった。
七転 十五起
このシナリオのプレイングボーナス:『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』
(敵は必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります)
敵のユーベルコードは、猟兵側の使用するユーベルコードの種類に対応して使用されます。
猟兵側のユーベルコードの複数回使用は、敵のユーベルコードの使用回数をそれだけ増やすことになりますので非推奨です。
また、状況的に不可能な先制攻撃への対処法、並びに公序良俗に反するプレイング内容と判断した内容は、却下対象とさせていただきますので、此方もご了承願います。
コンビ、チームなど複数名様でのご参加を検討される場合は、必ずお相手の呼称とID若しくは【チーム名】を明記していただきますよう、お願い致します。
(大人数での場合は、チームの総勢が何名様かをプレイング内に添えていただければ、全員のプレイングが出揃うまで待つことも可能です)
よろしければ、御一考下さいませ。
それでは、皆様の挑戦をお待ちしております!
第1章 ボス戦
『大魔王第三形態『セレブラム・オルクス』』
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POW : クルトゥス・フィーニス
自身の【翼1つ】を代償に、【知性ある存在を蝕む禁呪】を籠めた一撃を放つ。自分にとって翼1つを失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : フルクシオー
自身の身体部位ひとつを【粘性を帯びた液体のように見える呪詛の塊】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ : プーリフィカーティオ
【巨大な眼球による魔力を籠めた『凝視』】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
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死之宮・謡
アドリブ歓迎
古代の黄金、獅子の王者ときて大脳の死神か…なんのこっちゃ…
急に解り辛くなったな…まぁ良い…愉しもうじゃないか…呪わしき我が同輩よ!
そもそも、貴様にとって翼一つ程度大した代償でもあるまいに…呪術に必要なのは代償と信念…そうだろう?
生憎と私も呪いの産物…貴様の禁呪も喰らって(呪詛・属性攻撃:呪・全力魔法)冥府魔道を突き進もうか!
喰らった呪いで自壊上等で自身を強化
【血脈回帰】を発動し闇呪宝玉を大槍に変化させ「怪力」で振るって「2回攻撃」自壊ダメージは「生命力吸収」と吸血鬼の再生能力でカバー
まるで、何かの生物の臓物の中のようだ……。
死之宮・謡(狂魔王・f13193)は黒衣を身に纏いながら、これまでの大魔王の形態を思い返していた。
「古代の黄金(アウルム・アンティーカ)、獅子の王者(レオ・レガリス)ときて大脳の死神(セレブラム・オルクス)か……なんのこっちゃ……急に解り辛くなったな……」
死之宮は名前だけではなく、姿形もバラバラな大魔王の形態を振り返ると、次第に頭痛に苛まれる。
「うぅ……機械から獣人になって、どうして臓物になるのか……形態が進むにつれて生物寄りになってると思いきや、これだとむしろ一歩退化していないか?」
考えても考えても、答えはまとまりきらず。
気が付けば、彼女は大魔王の目の前までたどりついていた。
第三形態『セレブラム・オルクス』……近寄るだけで知性体は呪われる禍々しきオーラを放つ臓物の怪物だ。
「そのコロコロと変わる姿と名前、どうにかならないのか……?」
だが、死之宮は呪いなど気に留めずに、思わず大魔王に問い掛けてみた。
すると、意外にも大魔王が口を開いた。
「……私には、それを語る知性がまだ足りていないようだ。ただ、あるべき姿であり続けることに、何故、疑問を抱くのか?」
「まぁ、そうだよな……。まぁ良い…愉しもうじゃないか……呪わしき我が同輩よ!」
死之宮は闇呪宝玉シュヴェルツェを掌の中で握り込むと、その時を待つべく身構えた。
すると、大魔王は呻き声を上げながら、全身を大きく身振るいし始めた。
「う、うぅ……うああぁっあああーっ!?」
めぎめぎめぎ、と、まるで朽ちた大木が根本からへし折れるような音が辺りに響き渡る。
途端、大魔王から発せられる呪詛の波動がより強力なものへと変化してゆく。
「私の翼1つを代償にした、知性ある存在を蝕む禁呪を籠めたこの一撃で蝕まれよ」
大魔王の動きは緩慢、しかし、腸の山から振り下ろされる腕が、死之宮の頭上を確実に押し潰さんと迫る!
だが、死之宮はそれを避けようともせず、闇呪宝玉を大魔王の腕へ向けて掲げる。
「そもそも、貴様にとって翼一つ程度大した代償でもあるまいに……呪術に必要なのは代償と信念……そうだろう?」
ニタリと口元を歪めた死之宮の掌が大魔王の一撃を受け止める。
そして宝玉が、大魔王の放つ禁呪を食らうように吸収し始めた!
「なんだと? 受け止められた?」
「生憎と私も呪いの産物……さて、貴様の禁呪も喰らって、冥府魔道を突き進もうか!」
死之宮が愉悦に顔を歪ませると、その姿がたちまち原初の始祖へと変貌を遂げてゆく!
『我ガ身ニ流レルハ殺戮ノ血脈……遥カ太古ヨリ破滅ヲ齎スモノ也』
数多の吸血鬼を滅ぼし、その血を奪った結果、彼女はあまりにも、あまりにも『近付き』すぎた。
自壊し始める肉体を留めるためには、目の前の獲物の生命力を奪わねばならない。
『血脈回帰・鏖殺帝……! 其ノ身、我ガ血肉トシテ捧ゲヨ!』
呪詛を蓄えた宝玉が大槍へと形状変化すると、その穂先で大魔王の身体を穿ち抉る! 切っ先を引き抜くと、すかさず大振りに槍を振り払う連続攻撃!
大槍に付着した血液と奪った生命力は、死之宮の自壊を食い止めるのに充分すぎるものであった。
成功
🔵🔵🔴
木常野・都月
このボスは…いわゆるモツっぽい感じだな。
俺はモツが大好きなんだ。
味噌煮とか、甘辛炒めとか…モチモチして美味しいんだ。
呪詛がなければ食べたいところだが…
しかし、流石は大魔王。
簡単にモツ煮…一筋縄ではいかないようだ。
[野生の勘、第六感]を使用して敵の動きを注視したい。
UCは【精霊召喚】を使用、大魔王に縋り付いて攻撃、もしくは妨害をお願いしたい。
先制攻撃に対しては[カウンター、高速詠唱、属性攻撃]で可能な限り相殺を。
相殺しきれないなら[オーラ防御、呪詛耐性]で凌ぎたい。
可能なら[属性攻撃、2回攻撃、全力魔法]で追撃を。
出し惜しみ出来る相手じゃないだろうからな。
須藤・莉亜
「生臭そう?いや、新鮮なヤツなら美味しいはず?」
見た目の割に美味しい血の味と見た。
奇剣を持たせた悪魔の見えざる手に眼球への攻撃を頼む。凝視出来ないように透明な腕で目ん玉突っついてもらおう。僕は凝視するタイミングを【見切り】、暴食外套を前方に広げて体を隠しつつ敵さんへ突っ込む。
敵さんの攻撃を凌げたら、暴食蝙蝠のUCを発動。自身の体を無数の蝙蝠に変化させる。更に敵さんを霧で覆い、全方位から全力【吸血】し【生命力吸収】。ついでに【捕食】も。
「脳みそに吸血ってした事ないんだよね、僕」
セラフィール・キュベルト
なんと禍々しく、悼ましい姿…如何なる理の果てに、斯様な姿となるに至ったのでしょうか。
いずれにせよ、この世界の災いたる存在には変わりありません。その呪い、浄めてみせましょう…!
敵の眼球の視線に捕われぬよう、【空中浮遊】での飛行・精霊様(angelus luxis)からの発光による【目潰し】を駆使し回避。
捕われた場合は己の【呪詛耐性】に、【祈り】による信心の発露を上乗せし、以て抵抗・脱出を試みます。
反撃の機を見出せましたならば、神威顕現・破邪天光を発動。
【破魔】の力を上乗せしての浄化を試みます。
特に、攻撃の起点となる翼、眼球へと集中的に撃ち込めればと。
続いて駆け付けてきたのは、妖狐の木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)とダンピールの須藤・莉亜(メランコリッパー・f00277)、そしてオラトリオのセラフィール・キュベルト(癒し願う聖女・f00816)……ちなみに全員、男である。
木常野は顔立ちが整っていて、見方によっては中性的な顔立ちのようにも受け取れるが、この3人の中では一番少年らしさを残している。
須藤は体の線が細く、顔立ちもどこか中性的な雰囲気を醸し出しているが男だ。
セラフィールはその生い立ちから常日頃より女性として振る舞っているが、間違いなく男だ。
決して騙されてはいけない。
奇しくも、似たような属性の3人が集い、同種のユーベルコードに対抗するとのことで共闘する事となった。
「あれが大魔王……ここのボスか」
木常野は蠢く臓物の王を、じっと見詰めて舌なめずりをした。
ん? 舌なめずり?
「このボスは……いわゆるモツっぽい感じだな。俺はモツが大好きなんだ。味噌煮とか、甘辛炒めとか……モチモチして美味しいんだ」
大魔王、まさかの食材へのシフト。
これに須藤が口を開く。
「ああ、美味しいよね、モツ。でも生臭そう? いや、新鮮なヤツなら美味しいはず?」
なんと同調意見が出てしまった。
さすがに大魔王は思わず声を詰まらせた。
「猟兵達よ……わ、私の身体を食そうというのか? この呪われた身体を? 正気か??」
よもや第二形態じゃあるまいに、なんて大魔王もドン引きのセリフが飛び出した。
すかさず木常野は残念そうに眉を下げる。
「そうか、呪われてるなら駄目だな。しかし、呪詛がなければ食べたいところだが……大魔王には可食部はないのか?」
「私に聞くな、小さきものよ……」
大魔王は別の意味でダメージを受けている!
「脳味噌とかどうだろう? 白子みたいにポン酢を掛けよう。誰か持ってる?」
須藤のフリーダムさが加速する!
木常野の期待の眼差しが、セラフィールに向けられる。
ポン酢の所有の有無を問われるセラフィール、どうしてこうなったという顔で一瞬、遠くを眺めてしまう。
「いえ、戦場に調味料は持ち込まない主義なので……」
「そうか……」
「なんだ、残念だな……」
セラフィールの返答に、木常野と須藤はがっかりして肩を落とした。
仕方がないので、セラフィールひとりでシリアス展開へ持ち込むことにした。
「おお……なんと禍々しく、悼ましい姿……。如何なる理の果てに、斯様な姿となるに至ったのでしょうか。いずれにせよ、この世界の災いたる存在には変わりありません。その呪い、浄めてみせましょう……!」
「さあ、猟兵共、私を殺してみせよ!」
オーソドックスにリアクションしてくれる猟兵の存在に、大魔王もようやく興が乗り、ユーベルコードを発動すべく前頭葉部に存在する巨大な眼球をギョロギョロを動かし始めた。
「あの目玉に睨まれたら、魔力で縛られて動けなくなるのか。なら……」
木常野を大目玉が睨み付ける。
だが木常野は視線を合わせられる前に野生の勘を働かせて逃げ回っていた。
「……くっ、流石は大魔王。簡単にモツ煮……じゃなかった、一筋縄ではいかないようだ」
呪詛耐性とオーラ障壁で直撃は防げるものの、木常野がユーベルコードを発動しようとすると大魔王が睨みつけてこようとするので、彼はなかなか反撃を行うことが出来ない。
同じく凝視から逃げ回る須藤。
だが、透明の『悪魔の見えざる手』に奇剣【極無】――極めて軽量かつ頑丈な透明の刀を持たせると、目玉目掛けて刀の切っ先で突いてみせた。
大目玉は不意の痛覚に視線を明後日の方向へずらしてしまう。
「姿が見えなければいいよね?」
流れ弾ならぬ流れ視線に当たらぬよう、須藤は暴食外套こと『グラさん』を広げて視界を遮りながらチャンスを伺う。
そして、セラフィールはというと、己の翼で大魔王の頭上より上を飛び回っていた。
「視界が武器だというのなら、これで……!」
セラフィールが祈りを込めると、光の精霊『angelus luxis』が顕現する。
「お願いします、世界に光を……!」
その願いを叶えるべく、光の精霊は辺りを眩く照らし始めた。
「う、ぬぅっ!?」
大魔王の眼球にはまぶたが存在していないため、2本の腕だけでは光を遮る事はできない!
更に、これに便乗した木常野も光の精霊を召喚し、明るさ2倍で大魔王の大目玉を照らしてゆく。
「ま、眩しい……!」
思わず動きが止まってしまう大魔王。
「今がチャンスだ。出し惜しみ出来る相手じゃないだろうからな」
ユーベルコードの相性の悪さを、仲間の連携と幸運で乗り切り、今、高速詠唱からの火炎魔法で大魔王の身体を焼き焦がす!
「こっちも反撃しようか」
暴食外套を前方に広げて体を隠しながら、須藤は大魔王へ突撃!
ユーベルコード『暴食蝙蝠(グラトニーファングズ)』で全身を無数の吸血コウモリへと変身すると、大魔王を霧で覆い尽くして視界を覆った。
「何も見えぬ……。猟兵はどこなのだ?」
「「ここだよ」」
全方向から響く須藤の声。
其れもそのはず、彼は今、コウモリの群生となって大魔王の脳味噌に群がっているのだ。
「脳みそに吸血ってした事ないんだよね、僕」
大魔王は脳味噌を齧られ、吸血され、魔力と体力を奪われてしまった。
更に、セラフィールのユーベルコード『神威顕現・破邪天光(サジッタ・リュケム)』が、霧の外側から発動される!
「その禍々しい大目玉、射抜いてみせましょう」
290本の神聖属性の魔力光線が、大魔王の目玉へ向けて放たれる!
「貴き天光束ねし者よ、彼の悪しき意を撃ち浄め給え!」
猟兵たちを素通りしてゆき、大魔王の体と目玉にだけ殺到する聖なる光線は、着実に大魔王の体力を削っていったのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
アイン・セラフィナイト
醜い姿、だね……。形態変化で知恵はついてるみたいだけど、戦況を見通す千里眼みたいな能力を得るつもりなのかな。
……今はそんな事関係ないよね。さあ、勝負だよ、大魔王。ボクの魔法はまだまだ未熟だけど、引くつもりはない!
『境界術式』で喚び出した魔書の束を『早業』で眼前に形成、『オーラ防御』で対象の視線を遮る!これなら眼球の『凝視』は魔書の壁に遮られてボクには当たらない!
魔眼を使えるのはキミだけじゃない。反撃だ、『万象』!キミは魔力に潜むことができる白鴉。眼球の死角、真後ろから現れてその魔眼で大魔王を討て!(動物使い・属性攻撃・全力魔法)
眼球の視線を潰す光の刃の後、召喚した魔書から光属性の魔弾で連撃だ!
ソラスティベル・グラスラン
どちらが勝つか、などと考えるなど…余裕ですね、新たな大魔王さん
わたしたちが考えるのは一つだけです
『必ず勝つこと』!わたしたち勇者は、貴方を打倒し地上へ凱旋します!!
竜の翼により飛翔し、接近!【空中戦】
空中であれば上下左右、どの方向にも回避はできます…!
せめて狙いはつけられないよう、最初から全速力で!【ダッシュ】
全ての翼を警戒、死角からは【第六感】で感じ取る
回避が難しければ、【オーラ防御】で僅かでも翼の勢いを軽減
蒸気盾で防ぎ、呪いに蝕まれる前に投げ捨てます【盾受け】
その先は、大魔王の『目』!
後の全ては【勇気】のままに突撃
投げた盾の影に隠れて大魔王に飛びこみ
必殺の大斧を、その頭の眼球に叩き込む!
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
やれやれ脳筋の次は搦め手好きかい?
振れ幅がこうもデカいと、おっかなすぎるねぇ。
最後にゃどんな下手物になってるのさ。
その最終形態を拝むためにも、
まずはアンタにゃ退場願おうかねぇ!
ねばねばした液体に見えても、呪詛は呪詛なんだろ。
本当は単純な『衝撃波』で散らしたいところだけど、
それだけじゃ足りないだろうね。
『呪詛耐性』の思念波も織り交ぜてぶつけ、
呪詛の本質を『情報収集』。
直撃を避けるように逃げ回りながら、チャンスを窺うよ。
呪詛の解析が終わったなら反撃開始さ。
液状になって見ただけじゃ核が分からなくなっていても、
【過去に抗う腕】は本質を捉えて封じ込める!
後はぶん殴るだけさね!
龍ヶ崎・紅音
アドリブ・絡み歓迎
【POW】
「これが大魔王の第三形態…呪詛が得意と聞いているし気を引き締めていかなきゃね…!」
翼ひとつ消費したのを確認し、"禁呪の一撃"を【勇気】と【気合い】で【見切り】ながら接近、至近距離まで来たら【力溜め】した【怪力】【グラップル】攻撃で怯ませた後に、焔【属性攻撃】の『千手焔風衝』ですべての翼を破壊することにより、魔王の"『クルトゥス・フィーニス』"を使用できないようにするよ
追撃として、「黒焔竜剣 肆式」でできるだけ目玉を斬りつけて"『ブーリフィカーチィオ』"の使用を制限するね
その後反撃に対しては、即座に「壱式」に切り替えて【武器受け】で対処するよ
月宮・ユイ
形態毎に復活有り…
…なんとも強大な敵ですね
[ステラ]斧槍創生
肌に纏う<オーラ>と併せ<破魔:毒・呪詛耐性>付与。
<第六感>含め知覚全てで<情報収集>動きや力<学習>分析。
敵呪詛は液体の性質持つが故
斧槍に<氷属性>付与、破魔ものせ効果<限界突破>
破損は追加創生で補い
<怪力>振るう度に冷気放射<早業>冷却、僅かでも凍らせ固め
<念動力>斥力ではじき時間稼ぎ
《九影連牙》起動
呪<呪詛>編み斧槍圧縮成形、付与した力ごと複製
消耗許容し回数や範囲増加優先、別軌跡の攻撃具現化
敵が変異した呪詛さえ削り<捕食:生命力吸収>突破
対処迎撃から攻勢へ。
呪い、喰い合いましょう
アドリブ絡み◎
呪操る誘惑呪詛器に宿すヤドリガミ
ルード・シリウス
次は呪いと臓物の塊か…
成程、なら呪いには呪いで挑むしかねぇな
外套と靴の能力で気配と音を殺し、残像を囮に置きながら神喰と闇斬を携えて攻撃に備える
攻撃の瞬間を狙って死角となる位置に潜り込む様に接近。攻撃がこちらに来るなら軌道と受ける瞬間を見切って闇斬と神喰で受け、呪詛を以て禁呪の相殺狙うと同時に直撃を避けるべく受け流して凌ぐ
凌ぐ事が出来たら、闇斬を無愧に持ち替えて【真名】発動
二刀による連撃と捕食能力を以て、斬りつけながら喰らっていく。呪いの塊だろうが、喰らえるモノなら問題ねぇ
そもそも、呪いすら喰らえねぇで目指す高みは届かねぇ…っ
悪いが総てを喰らうのは俺の方だ、お前等も…お前等の世界も全部だっ
大魔王の元へ、6人の猟兵が詰め寄ってきた。
ここが雌雄を決する大勝負。
大魔王は猟兵達へ告げた。
「私を殺しに来たか、猟兵達よ。ここへ足を運んだ時点で、私の思惑は成就している。あとはこの命をもって時を稼ぎ、『世界の終わり(カタストロフ)』を起こせば私達の勝利だ」
その口ぶりは、自身が殺されることを織り込み済みのような物言いであった。
これに真っ先に反応したのがドラゴニアンのソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)であった。
「どちらが勝つか、などと考えるなど……余裕ですね、新たな大魔王さん。わたしたちが考えるのは一つだけです。それは『必ず勝つこと』! わたしたち勇者は、貴方を打倒し、地上へ凱旋します!!」
「形態変化で知恵はついてるみたいだけど、戦況を見通す千里眼みたいな能力を得るつもりなのかな?」
こちらもドラゴニアンのアイン・セラフィナイト(精霊の愛し子・f15171)は精霊達と魔力回路(パス)を繋ぎ、膨大な魔力をやり取りしながら臨戦態勢を取る。
彼の疑問に、ヤドリガミの月宮・ユイ(月城紫音・f02933)が反応する。
「形態毎に復活有り……なんとも強大な敵ですね。ですが、個々の形態ごとに記憶の引き継ぎは出来ないようですので、今のところはそのような能力はないのでしょう」
「これが大魔王の第三形態……。呪詛が得意と聞いているし、気を引き締めていかなきゃね……!」
黒焔の竜娘こと龍ヶ崎・紅音(天真爛漫竜娘・f08944)も、相棒の白銀槍竜ホムラを槍形態として手中に収めながら敵を睨み付ける。
「次は呪いと臓物の塊か……。成程、見た目以上に醜悪だな……」
ルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)は黒き暴食剣『神喰』と白き呪詛剣『無愧』の二振りを携え、大魔王から発せられる知性体を呪う波動を肌で受け止めていた。
「この迷宮の有り様といい、大魔王といい、猟兵でなかったらSAN値チェックもんだねぇ、こいつは……」
対して、嫌悪感を隠さない数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は、いつでも動けるようにサイキックエナジーを全身に行き渡らせてゆく。
その言葉に、アインは小さく首肯する。
「本当に、醜い姿、だね……。でも、今はそんな事関係ないよね」
アインの周囲に、大量の魔導書が世界の境界を超えて出現する。
これがアインの魔力で編み出した、あらゆる世界の叡智を格納する異界図書館の一端『境界術式:叡智ノ書架』である。
恐るべきは、これはユーベルコードではなく、彼の魔力の権能のほんの一部に過ぎないということだ。
「さあ、勝負だよ、大魔王。ボクの魔法はまだまだ未熟だけど、引くつもりはない!」
宙に浮く魔導書が、意思統一されたかの如く一糸乱れぬ動きで飛び交えば、大魔王も呪詛の魔力を最大限まで発揮し始めた。
まずは大きな動きを見せ付けたアインへ、傷付いた大目玉で『凝視』せんと呪詛の魔力を込める。
「そうはさせないよ!」
アインは大量の魔導書を空中で整列させると、魔力の障壁を発生させる一枚の壁として自身の前に形成してみせた。
「これなら眼球の『凝視』は魔書の壁に遮られてボクには当たらない!」
壁で使用した大量の魔導書は、呼び出したもののほんの一部に過ぎない。
なぜなら、アインが一度に召喚できる魔導書は、今の実力ならば1120冊まで召喚できるからだ!
「皆さん、魔眼はボクの魔書の壁で守ります! だから、今のうちに!」
残った魔書も仲間を守る魔力壁として利用し、大魔王の呪詛の魔力から仲間を守る。
「サンキュ、青髪の坊や! やれやれ脳筋の次は搦め手好きかい? 振れ幅がこうもデカいと、おっかなすぎるねぇ。最後にゃどんな下手物になってるのさ?」
数宮はアインの魔書の壁を盾代わりにして、着実に大魔王へ接近してゆく。
「その最終形態を拝むためにも、まずはアンタにゃ退場願おうかねぇ!」
「退場するのは、私ではなくそちらだ、猟兵……!」
大魔王の膨れた腹が、たちまち粘性を帯びた液体のように見える呪詛の塊となって溢れ出したかと思えば、数宮へ向かって押し寄せてきた!
「ねばねばした液体に見えても、呪詛は呪詛なんだろ?」
数宮はサイキックエナジーを特殊なナックルから殴り付けるように撃ち出すと、それはたちまち衝撃波となって液体を押し退けてゆく。
だが、いくら撃ち込んでも波打ち際のように再び押し迫ってくる様子に、数宮は舌打ちをする。
「本当は単純な衝撃波で散らしたいところだけど、それだけじゃ足りないか。しゃーない、それじゃ、『探らせて』もらいますかね?」
撃ち出す衝撃波に呪詛へ抗うための思念波3種を織り交ぜて放ってゆく。
大魔王の呪詛の本質を探るべく、呪われた膨大な魔力と接続を試みる数宮。
途端、逆流してくる大魔王の呪詛が彼女を蝕む!
「うぐッ!? 狙いは良いはずなんだ! 耐えろ、あたしの精神力!」
だが消耗してゆく数宮に、更なる呪詛の塊の液体が押し寄せてくる!
そこへ身体を割り込ませてきたのは、同じく、先程から呪詛の塊に狙われ続けていた月宮だった。
「……下がってください。液体の対処は、こうすればいいのです」
彼女が振るう槍斧……連星型共鳴コア:星剣『ステラ』を変形させた武装を、迷宮の床に勢いよく振り下ろした。
すると、刃が接着した部分から、青白い霜が広がってゆくではないか!
「あの呪詛の塊は、液体の性質を持っているが故に、氷の気質を宿したこのステラで凍らせてしまえば、もう動かすことは出来ません」
月宮はハッとして何かに勘付くと、その場から一歩退いた。
呪詛の液体が槍のように伸び、月宮の目の前で凍り付いたのだ。
「あっぶねぇ!? よく気が付いたな!?」
感心する数宮に、月宮は斧槍で氷を砕きながら告げた。
「自身の直感を含め……知覚全てで、敵の行動情報をパターン計測し、最適な行動へ移しただけです。最悪、念動力による斥力で強制排除も可能です」
ガツン、と斧槍を振るうたびに呪詛の塊は白く凍て付いてゆく。
武器を振るうたびに冷気が放射され、凍結してゆく範囲を広げてゆくのだ。
「同時に、攻撃で呪解も施しています。故に、その氷に触れても問題ありません」
「つまり、あの液体の壁に出来るわけだな? よっしゃ! 余分な氷を砕くのはあたしも手伝うさね! ついでに大魔王の呪いの『核』を見つけ出す!」
数宮が意気込んでいると、月宮がその肩に触れてきた。
「……無理は禁物です。なにせ、あれは知性体を呪い殺す程の呪力です。ひとまず、あなたに蓄積された呪詛は、私が喰らって打ち消しましょう」
「でも、それだと……」
身体が軽くなってゆく数宮は、呪詛を吸収する月宮の身を案じた。
だが、月宮はゆっくり首を横に振る。
「私は呪操る誘惑呪詛器に宿すヤドリガミ。そしてこのステラは総てを食らう兵器……この程度の呪詛など、問題ありません」
自身の毒と呪詛の耐性を活性化させている状態の月宮は、再び押し寄せる呪詛の液体を凍結しながら砕き始めた。
「……正直、助かるさね。んじゃ、ちゃちゃっと解析を済ませるとするかねぇ?」
数宮は月宮と連携を取りつつ、大魔王の魔力の解析を急ぐ。
だが、大魔王は残る猟兵へも攻撃の手を緩めない。
「う、ぐぬぅ!? あああああああ……っ!」
背中の翼が同時に3本折れると、知性ある存在を蝕む禁呪を籠めた腸の鞭が振り回される!
「そんな攻撃、飛んでしまえば!」
腸の鞭の射程圏内から逃れるべく、ソラスティベルは背中の翼を羽撃かせて宙へと難を逃れんとする。
急速上昇!
しかし、大魔王の腸という巨大な物量が、蒸気盾とオーラの障壁へわずかに接触!
「直撃はしませんが、かすっただけでこの侵食度合いはまずいですね
……!?」
慌てて蒸気盾は大魔王へ向けて投げ捨て、呪詛に蝕まれるオーラを気に掛けつつ、急襲できるポイントを探すソラスティベル。
地表では、龍ヶ崎とルードが、大魔王の振り回す大腸の鞭を回避し続けていた。
「当たらなければ、呪われないよ!」
持てる勇気を振り絞り、緩慢な動きで振り回される巨大な肉の鞭を掻い潜って接近してゆく。
「真正面から向かう必要はないな……」
ルードも身に着けている着衣の恩恵で光学迷彩めいた隠密ぶりを披露。
たとえ居場所を勘付かれて大腸を叩き付けられても、その姿は既に残像であった。
猟兵たちに先制攻撃をことごとく対処され、有効打を見いだせない大魔王。
その大魔王に、猟兵達の反撃の刃が殺到する!
「先陣、切らせてもらいます! 我が勇気の証明、今こそ応えて、蒼雷の竜!」
ソラスティベルの全身から生体電流が迸ったかと思うと、それはたちまち蒼雷の竜の魔力と合わさり、無尽蔵の電撃となって彼女の両手に顕現する!
彼女が見据えるは、その巨大な眼球!
「我は放たん! 必殺の大斧!!」
オーラ障壁を全面に押し出しながら、蒼雷の大斧を振り上げ垂直降下!
「轟け! 【我が名は神鳴るが如く(サンダラー
)】!!」
轟雷の重撃が大魔王の頭上に突き刺さると、巨大な眼球は焼き目を付けて煙をあげる!
そこへ飛び掛かってくる龍ヶ崎!
振り上げるは白銀の槍、ではなく、空いている拳!
「まぶたぐらい作っておくべきだったね!?」
大魔王の巨大な瞳に全力のグーパンチ!
痛覚で身体を硬直させる大魔王!
龍ヶ崎は大魔王の側面に回り込むと、今度こそ槍を構えてユーベルコードを撃ち込む!
「これで……ハチの巣になっちゃえ!」
放たれたのは、厳しい修行の成果で勝ち取った新たな奥義!
一瞬にして千の手数を放つ『千手焔風衝』!
その穂先は黒焔が灯されており、大魔王の背中の翼を全て穿ち、削ぎ落としてしまった!
「これでもう、呪詛を籠めた攻撃はできないよ! ついでにその目玉も使えないよね!?」
ダメ押しに、胸元の黒龍焔の呪印から黒焔を噴き出し、黒焔竜剣 肆式『黒乃村正』を眼球部分へ横薙ぎに一閃!
刎ね飛ぶ眼球の上半分が黒焔の中に焼き消えてゆき、大魔王が視覚を失った!
これにより、アインは魔書で身を守る必要がなくなった!
「ありがとう! ここからはボクの反撃だ!」
魔導書がアインの背後に整然と並ぶと、空間に魔法陣が出現する。
中から飛び出したるは、アインの魔力に同調する純白の鴉。
「魔眼を使えるのはキミだけじゃない。反撃だ、『万象』!」
出現した純白の鴉は、すぐさま姿を消失させる。
「キミは魔力に潜むことができる白鴉。眼球の死角、真後ろから現れてその魔眼で大魔王を討て!」
眼球は既に潰れた。
だがこの白き鴉は『弱点』を生み出すユーベルコードを持つ。
ならば、大魔王の弱点はどこか?
大魔王の真後ろに出現した『万象』は、今の形態の名前にもなっているある部位を睨む。
「そこか! 『万象』! その呪われた大脳を光の白刃で撃ち抜け!」
白鴉の翼から光の刃が射出されると、大魔王の脳髄を容赦なく斬り刻んだ!
更には、アインの背後の魔導書が一斉にページがめくられると、千を超える蔵書数ひとつひとつから魔力光線が放たれた!
「穿て! 大魔王の呪いはボクらが打ち砕く!」
千発以上の光弾が大魔王の脳へと殺到!
激しい爆発が起きた後、駆け寄ってくるのは数宮と月宮だ!
「呪詛の解析は完了さね! ったく、中途半端に知性体に憧れて、それを憎むとかマッチポンプも大概にしなっ!?」
数宮は腕を伸ばし、最大出力の思念波を大魔王へ撃ち込む!
「卑怯とは言うまいね。アンタの過去、浚わせてもらうよ! 過去に抗う腕(カウンターパスト)!」
深層心理もしくは存在の本質を捉える思念波・過去の記憶や経験を探査する思念波・対象の精神や思考回路に干渉する思念波の全てが命中し、大魔王はユーベルコードを封じられてしまった!
動きが止まった大魔王へ、月宮が飛び掛かる!
(共鳴・保管庫接続正常、能力強化。無限連環術式起動。捕食吸収能力超過駆動、同位存在圧縮成形)
月宮が持てる全ての武装を召喚・具現化すると、彼女の身体能力並びに『星喰い』の権能が底上げされ、目にも留まらぬ速さで全武装で各9連撃ずつ大魔王に撃ち込んでいった!
「対処迎撃から攻勢へ。呪い、喰い合いましょう」
自身の寿命の消耗さえも許可し、大魔王の宿した知性体への呪詛を貪ってゆく月宮。
そこへ、ルードが全身に力を漲らせて突貫をしてくる!
「おい……それは俺が喰らう獲物だ……!」
白黒二振りの魔剣の形状が、無敵殺しのそれへと変化してゆく!
「真名・神喰無愧(プリミティブ・グラトニーエッジ)! 我が渇望と血の下に真なる姿を示せ、暴食と呪詛の剣。神も魔王も等しく喰らい尽くし、奴等の世界を果てまで蹂躙するぞ!」
他の猟兵の活躍により、ルードはあっさりと大魔王の背後を突き、『神喰』と『無愧』で“暴食”を開始!
「呪いの塊だろうが、喰らえるモノなら問題ねぇ。そもそも、呪いすら喰らえねぇで目指す高みは届かねぇ……っ!」
斬ッ!
ルードが魔剣を振るうたび、大魔王の臓物は周囲に飛び散り、血肉は刃に文字通り喰われて吸収されてゆく。
「なるほど……何度か顔をお見かけした気がしますが、種族こそ違えど指向性は似通っているようですね。……うぅっ」
月宮は大魔王の頭を解体し終えると、その場に崩れ落ちてしまう。
「おい、しっかりしろ! 無茶してんのはそっちじゃねーか!」
慌てる数宮が抱きかかえると、ポータブル救急箱で応急処置を施す。
残されたルードは、ほぼ絶命し掛かっている大魔王の肉体を、思う存分に腑分けし始めた。
「悪いが総てを喰らうのは俺の方だ、大魔王、お前等も……お前等の世界も全部だっ!」
想像で創造した無敵殺しの魔剣二振りが巨大化すると、ルードはそれを一思いに頭上から振り下ろす!
ダンッと魔剣が叩き付けられた。
最後の肉片が剣身に『喰われる』と、大魔王は完全にルードの魔剣に吸収されてしまったのだった。
蠢く迷宮の主を撃破した猟兵達。
しかし、その耳に新たな大魔王の形態の発見の一報が届く。
まだまだ最下層が見えない『ファーストダンジョン』に、猟兵達は挑み続ける。
大成功
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