アルダワ魔王戦争1-E〜きもちわるい
●1-E『心奪いのキノコ森』
ファーストダンジョンの1-E地点にあるフロア、心奪いのキノコ森。
精神に悪影響をもたらす胞子を飛ばすというキノコがたくさん生えたこの森林エリアに、1体の巨大なウォークがいた。
本来ならば、女を見れば、その尽きることない獣欲のままに、己の体から生える触手を用いて、襲いかかってくるだろう。
だが、今は……。
「ぐがががが……オンナなんか、ムカつく、ムカつくぜえ!
あんなムカつくヤツらは、オレサマの触手で嬲って嬲って嬲り殺してやる……!」
……結果的には、やることはそう変わらないようだった。
●グリモアベースにて
「皆様、ファーストダンジョンの攻略は順調ですか?」
集まった猟兵たちを前に、アテナ・パラステール(亡国の姫騎士・f24915)が、凛とした声で語り始めた。
「今回皆様に行ってもらいたいエリアは、『心奪いのキノコ森』と呼ばれる、大量のキノコの生えた森になります。
ここがどんな場所かはもうご存じの方もいるでしょうが、改めて説明しますね」
このエリアでは、キノコの胞子が充満しており、それを吸ってしまうと、ある特定の感情が増幅されてしまうという。
「その感情とは『嫌悪』です。
嫌だ、嫌い、気持ち悪い、そんな負の感情が暴走してしまいます」
この感情を押さえつける事も不可能ではないが、その為には多大な精神力が必要となる為、戦闘行動を行うのが難しくなってしまう。
「そしてこのエリアには、巨大な触手を持つ豚妖魔……ウォークグルェートがいます。
本来ならば女と見れば欲望のままに襲いかかり、触手で弄んで楽しむような汚らわしい存在ですが、当然これも嫌悪に支配されています。
つまり、女と見れば嫌悪のままに襲いかかり、触手で嬲って殺そうとしてくるのです。
……客観的に見れば、やることあまり変わってませんね」
ほんとだよ。
「ついでに皆様も、嫌悪のままに戦える相手でしょうし、なんの問題もないかもしれませんね。
でも一応言っておきます。
いいですか? 触手に身体を弄ばれて、それで快楽を感じたりしてはいけませんよ?
そうなれば嫌悪感に逆らうこととなり、大幅に弱体化、待っているのは敗北からの死です」
アテナはどこまでも真剣にいう。
「もう一度言います。いいですね?
嫌悪感を忘れずに。快楽落ちは却下です。
『やっぱり触手には勝てなかったよ……』の即オチ2コマはダメです。
せめて『くっ、ころ……』の精神でいきましょう!」
そこまで力説して、アテナは転移の準備を始めるのだった。
雅瑠璃
このシナリオは戦争シナリオです。
ボス戦1章のみで完結します。
こんにちは。またはこんばんは。
雅です。
快楽オチよりは、くっころの方が。
くっころよりは、何をされても生きる方が好きな雅です。
というわけで、今回はくっころも似合いそうな姫騎士から、ウォーク依頼をお届けします。
そこそこえっちなシナリオかもしれませんが、触手にやられてはいけませんよ?
とはいうのもアテナさんが力説したように、今回は嫌悪感ですので。
このシナリオにおけるプレイングボーナスは、オープニングで指定した感情を爆発させるということになってます。
普段のえっちなシナリオのように、やられっぱなしでは、言い換えれば、快楽に負けて嫌悪感を薄れさせてしまったら、🔵は稼げませんのでお気をつけください。
まあ、こんな汚らわしい豚妖魔ですからね、嫌悪感を抱き続けるのは簡単でしょう。
ボーナスステージと思って気軽にお越しください。
また今回も戦争シナリオということで、キャパシテイ越えるようなときは、全採用よりもシナリオ完結を優先して不採用だす可能性はあります。ご了承ください。
それではプレイングお待ちしてます。
第1章 ボス戦
『ウォークグルェート』
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POW : 大斧の一撃 + 服破り + ずぶ濡れ
【触手から吐き出した粘液】が命中した対象に対し、高威力高命中の【防具を破壊する大斧での一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 触手乱撃 + 捕縛 + うごめき
【悍ましい触手】【粘液まみれの触手】【いやらしい触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : 悲しき性質 + 壊アップ + 狙アップ
自身の【欲望が理性を上回る性質】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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アルテミス・カリスト
【恋華荘】
「アルダワの大魔王との決戦!
これは正義の騎士として参戦せざるを得ませんね!」
踏み入ったのは、胞子溢れる森。
そこにいるのは騎士のライバルとも言うべきウォークです。
「何故でしょうか、普段にも増してウォークを倒さねばならない気がします。
こうなったら、まゆさん、一緒に必殺技で勝負を決めましょうっ!」
オブリビオンのみを斬り裂く【聖なる大剣】を構え、ウォークへの嫌悪感から冷静さを欠いて突撃します!
「きゃ、きゃああっ!」
聖なる大剣の代償により粘液を回避できず防具を破壊されて、そのまま全裸に剥かれてしまい……
「い、いやっ、そんな穢らわしいものっ!」
身体の中のものに嫌悪感を感じ大剣で斬り裂くのでした。
白雪・まゆ
【恋華荘】
森に現れたウォークですかっ。
触手には行動で酷い目にあわされかけましたし、
しっかりリベンジさせていただくのですよ!
坑道での魅入られしモノとの記憶も生々しく、
触手への憎悪を燃え上がらせて、アルテミスさんとウォークに挑みます。
が……冷静さを欠いたまま放った【Centrifugal Hammer】は、
自分のたっているべき足場も破壊してしまい、
バランスを崩したところを触手に絡め取られ、全裸に剥かれてしまいます。
触手がまゆを拘束し、嬲りはじめると、
実験体として嬲られていた頃のトラウマに、理性を完全喪失。
触手の責めに裂けた傷口から放出した【ブレイズフレイム】で、焼き尽くします。
●恋華荘の大冒険(いつもの?)
うっそうと茂るキノコの森。
ここにはすでに、精神に異常をきたす胞子が充満していた。
「アルダワの大魔王との決戦!
これは正義の騎士として参戦せざるを得ませんね!」
そこに意気込んでやってきたのは、いつものお馴染み猪突猛進正義の大騎士様アルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)である。
「それに、ここにいるのは騎士のライバルとも言うべきウォークです。これは倒さなければなりません!」
いつになく気合が入っているが、この娘の場合気合が入っている方が酷いことになるのは、ある意味経験でわかっているのだ……。
「今回の敵は、キノコの森に現れたウォークですかっ。
触手には坑道で酷い目にあわされかけましたし、しっかりリベンジさせていただくのですよ!」
さらに今回はその傍らに、もう1人、猪突猛進な突撃娘の白雪・まゆ(月のように太陽のように・f25357)がパートナーとしてついてきてしまっている。
誰ですか、この2人だけで送り出した人は。ちょっと恋華荘の管理人さーん、保護者つけてないとだめじゃないですかー?
これから先に起こるであろうことを想像して顔を覆いたくなる地の文の嘆きをよそに、ウォークグルェートの待つキノコの森の奥へと、2人は歩を進めていってしまうのだった。
「グ、ガッ……オンナ、か? ケガラワシイ、オンナなんかが、キヤガッテ……!」
やってきた2人に気付くなり、ウォークグルェートはそう吐き捨てて顔を歪める。
本来ならば女とみれば襲い掛かって欲望を満たそうとする豚妖魔が、このキノコの森の奉仕の影響で、女に対して強烈な嫌悪感を持ってしまっているのだ。
もちろんその強烈な嫌悪感は、アルテミスとまゆだって同じこと。
「何故でしょうか、普段にも増してウォークを倒さねばならない気がします」
「あの時のとは別の敵ですけど、その触手には裏見晴らさないと気が済まないのです!」
……そもそもウォークに嫌悪感なんてもともと持っているわけなのだが、アルテミスもまゆも、その嫌悪感が強烈に増幅されているので、言葉が普段よりも過激になっていた。
ちなみにまゆが言っているのは、坑道で戦った魅入られし者という別の触手の事である。
「こうなったら、まゆさん、一緒に必殺技で勝負を決めましょうっ!」
「はいですっ! 全力でぶちかますですっ!」
そしてその過剰になった嫌悪感に身を任せて、2人は全力で、一撃で決めようと駆けてしていく。嫌悪感が強烈すぎて、冷静さを欠いた行動であった。
「今こそ、聖騎士としての力を解放する時!」
「一撃必砕! 全・力・全・開っ!」
愛用の【聖なる大剣】を大きく振りかぶるアルテミスと、愛用のバトルハンマーを全力の【Centrifugal Hammer】で叩きつけようとするまゆ。
本来の2人なら、あるいはその一撃でウォークの脳天を叩き割り、その身体を切り裂いていたのかもしれない。
だが、今は。
「オンナの攻撃なんか、くらうかよおおおお!!」
意外なほどに機敏な動きでウォークグルェートはその攻撃を避けていく。
そして避けられたことで自爆するように、地面を大きく叩いてしまったまゆのハンマーは、大地を砕き、地面大きく陥没させてしまった。それも、その余波は今自分が立っている場所にさえも届いている。
「きゃっ?!」
さらにアルテミスは、その陥没した大地に足をとられてしまった。
結果、2人して、まゆの攻撃でできたプチクレーターの中に落ちるように転んでしまうのだった。
……ついでに言えば先程の聖なる大剣の代償により、騎士のお約束的なピンチに見舞われることが確定しているアルテミスだ。当然のように、ウォークグルェートが伸ばしてきた触手に絡めとられてしまった。一緒に転んでいるまゆも巻き添えにして。
「いやっ、離して、汚らわしいっ!」
「なにをするんですかっ、わたしにそんな……っ」
完全に触手が絡みつき、拘束されてしまった2人。
「アア。ケガラワシイケガラワシイ……オンナなんて、キモチワルイ。だから、徹底的に嬲り殺してヤル」
ウォークグルェートは、捕まえた2人を触手で宙づりにしつつ、苦々しい顔のまま。触手で2人を嬲り始めるのだった。
いつの間にか触手の粘液によるものか、まゆもアルテミスもその服を溶かされ、ほぼ裸の状態になったまま、普段以上に悍ましいウォークグルェートの触手が、身体に絡みついてくる。その触手が通るたびに服を溶かされて、そして今の状態になったのだ。
「は、はなしてっ?!」
「ウルセェ、ウルセェ!」
汚らわしい汚らわしいと嫌悪感をむき出しにしているにもかかわらず、行動だけは普段通りのウォークグルェートだ。
「い、いやっ、そんな穢らわしいものっ!」
食すが、露になっている二人の身体の上を這い回り、そして下腹部へと伸びていく。
「いやあああああっっ?!」
触手に嬲られ、自身を貫くような痛みに襲われたアルテミスは、それでも剣だけは手放さないのだった。
「あ……これ、は……」
そしてそんなアルテミスの様子を見ていたまゆに、忌まわしい記憶がフラッシュバックしてくる。
それはかつて地下の実験施設にて実験体として囚われていた頃のこと。
そしてそこで嬲られ続けていたこと。
まゆは、すぅっと血の気が引いていくのがわかる。
「こ、れ、以上、は……!」
アルテミス同様に、絡みついた触手に嬲られていくまゆは、触手に体中を弄らせている嫌悪感と、フラッシュバックした過去への怒りで、己の身体が燃え始めていることに気が付いた。
発動に必要な傷は……ウォークグルェートの太い触手に嬲られているときに、いくらでもついている。
ゆえに、その傷から炎が噴き出し、自分を拘束していたウォークグルェートの触手を焼いていく。
「これ以上、触らないでっ、くださいっ!」
そして嫌悪感のまま降りぬいたアルテミスの聖なる大剣が、触手を斬り割いて、2人を解放するのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ヘザー・デストリュクシオン
触手嫌いなの!
依頼でひどい目にあってから触手嫌いなの!
だから壊すの!
うわ、気持ち悪い。
ウォークだっけ?
豚って呼ぶのは豚に失礼なの。
だって豚はもっとかわいいもん。
豚に触手なんてついてないし。
あれに近づくのやだな…。
って言ってたら触手がっ!
ちょっと、触らないで!
ぜんぜん気持ちよくないの!
そういうことは好きな人とするの!
やだっどこ触って…!
やめてって言ってるでしょ!って爪で触手を引き裂くの。
胸元のリボンを解いて速さを上げて触手を切り裂きながらダッシュで敵に近づいて、力溜めして敵に攻撃されても気にせず捨て身の一撃を食らわせるの!
ああ、気持ち悪かったの…!
早く帰って好きな人にキレイにしてもらうの!
才堂・紅葉
きのこ…きのこかぁ
またアルダワかって言われそうよね
諦観を感じつつ転移
「いつもに増して酷いわね……」
触手まみれの豚妖魔に足が止まる
気持ち悪い
この手の奴は何度も相対したが特別に気持ち悪い
踏み止まるだけで精いっぱいだ
動きが鈍り粘液を避ける事が出来ず、大斧も直撃は回避するも服を破壊された
肢体に触手が這い嫌悪感に身震いする中、ほんの一瞬それが甘みを帯びる
不味い!
【野生の勘】に従って嫌悪感を爆発させる
「ざけんな!!」
【怪力】の蹴り上げで真上に【吹き飛ばし】
「いい加減にぃ……」
真の姿の【封印を解いて】空中での【関節技】で追撃。技のロック部分を【部位破壊】し
超重力での落下技を叩き込みたい
「しろっての!!」
●触手嫌いなの(当たり前)
「きのこ…きのこかぁ……またアルダワかって言われそうよね」
なんとなく遠い目をしつつ、才堂・紅葉(お嬢・f08859)はキノコの森へとやってきた。このあたりの胞子は吸うと嫌悪感が増幅されるが……胞子の種類によってはもっと別の大惨事になるかもしれないあたりがアルダワの怖い所である。
「胞子も嫌だけど、それよりも!」
その傍らにいるヘザー・デストリュクシオン(白猫兎の破壊者・f16748)は、それよりも大問題だと声を張り上げる。何に対してか?そんなものは決まっている。
「触手嫌いなの! 依頼でひどい目にあってから触手嫌いなの!」
これから戦う敵、ウォークグルェートとは直接関係ないかもしれないが、それが触手を操るというだけで、過去の酷い目を思い出してしまう。ゆえに嫌い。
……まぁ、そうでなくても、触手が好きという人はあまりいないだろうが。
とはいえ、そんな敵が待っているとわかっていても、それを倒さなければ先には進めないのもまた事実。2人は互いに頷き合うと、覚悟を決めてキノコの森の奥へと進んでいくのだった。
「いつにも増して酷いわね……触手まみれの豚妖魔」
森の中でウォークグルェートの姿を見つけた途端、沸き起こる嫌悪感。
もともと気持ち悪い相手ではあるが、普段以上に嫌な気持ちが紅葉の中に湧き上がってきていた。
「うわ、気持ち悪い」
もっとストレートなのはヘザーだ。直球で素直な感想が口から出る。それもものすごい嫌な顔をしながらだ。
「ウォークだっけ? 豚って呼ぶのは豚に失礼なの。
だって豚はもっとかわいいもん。豚に触手なんてついてないし」
言葉にするのも嫌だという嫌悪にまみれた顔のまま、ぶつぶつと文句を言い始めるヘザー。気持ちはとてもよくわかる。
「あれに近づくのやだな……」
これもまた素直な気持ちだろう。これもよくわかる。
「この手の奴は何度も相対したが……特別に気持ち悪い」
ヘザーだけではない。紅葉も、普段より足取りが重く、前進するどころかむしろ、この場に踏みとどまるのでさえ精いっぱいといった感じだ。
だが、そんな2人を放っておくようなウォークグルェートではない。
「グゲゲゲ……オンナが、来やがったかぁ……!
気持ち悪いオンナどもぉぉぉ! 俺様の手で全部つぶしてやらああああ!!」
同じく女性に対する嫌悪感に襲われているウォークグルェートは、その嫌悪感を消し去ろうと、対象であるオンナ、つまり紅葉とヘザーの2人を排除するために襲い掛かってきた。
大斧を振りかぶると同時に、ふと組みにくい触手を伸ばして、2人纏めて攻撃してきたのだ。
「ちょっと、触らないで! ぜんぜん気持ちよくないの!」
あっという間にウォークグルェートの触手に絡まれてしまったヘザー。
その身体を、ぬめぬめと粘つく粘液を滴らせながら、ピンク色の触手が蹂躙していく。その豊かな胸を弄るように、触手が絡みつき蠢いていった。
「くっ……やめ、ろ……」
最初の大斧の攻撃こそ、服をかすめた程度でかわすことはできた紅葉だが、それによって引き裂かれた服から露わになった地肌に、直接触手が絡みついてきていた。
「あっ……ダメ、だ、そんなとこ、ろ……」
健康的な引きしまった紅葉の肢体の上を、粘液をまき散らして不快な触手が蠢いている。
紅葉にもヘザーにも共通することだが、今のウォークグルェートは、欲望によって2人を襲っているわけではない。あくまでも嫌悪感によって、2人を嬲り殺すために触手を絡みつかせているのだ。だが、そうはいっても本能的なものなのだろうか、絡みついた触手は、2人の身体に刺激を与え続けていく。
「やだっどこ触って……!
そういうことは好きな人とするの!」
つい最近想い人と両想いになったばかりのヘザーだ、恋人以外に触れられるのは苦痛以外の何物でもないだろう。ましてや嫌悪感溢れる触手が、乙女の大事な部分にまで触れようというのだから。
「やめろ、それ、以上は……!」
破れた服の隙間から中に入り込んだ触手に身体を弄られている紅葉もそれは同じだった。だが、成熟した紅葉の身体は、嫌悪感しかない触手の動きからでさえも、僅かな甘みを、その刺激から感じてしまう。
「不味い……! これ以上は、離れろおおおお!!!」
その感覚に危機感を抱いた紅葉は、心の全てを嫌悪感で満たし、力づくで怪力任せに触手を引き剥がした。
「やめてって言ってるでしょ!!」
同時にヘザーも、大事な所に到達しそうになる触手を爪で引き裂いていく。
さらにヘザーは、触手に散々いじくられて粘液まみれになった胸のリボンを引きちぎると、それによって加速した【シーブズ・ギャンビット】による捨て身の一撃でウォークグルェートへと斬りかかっていく。
「グッ、ガッ?!」
一瞬顔を斬られ、鮮血で視界を失ったウォークグルェート。
その隙を逃さず、紅葉はウォークグルェートを思いっきり前蹴りで蹴りあげる。紅葉の怪力を乗せた蹴りは、ウォークグルェートの巨体さえも空中に吹き飛ばした。
「いい加減にぃ……!」
そのままジャンプしてウォークグルェートの背後に回ると、空中で関節技に極めていく紅葉。複雑な関節技で、ウォークグルェートの腕と首を極めた。
紅葉必殺の【ハイペリア重殺術・獅子噛】だ。
そして関節を極めたまま、超重力に乗せて、ウォークグルェートの身体を地面に叩き付ける落下技へとつなげていく。
「しろっての!!」
「ガハァッ?!」
その後、ダメージを受けたウォークグルェートは、関節技が外れると同時に2人の前から逃走していくのだった。
「ああ、トドメ刺せなかったか……」
「もういいの。気持ち悪かったの……!
早く帰って好きな人にキレイにしてもらうの!」
「そうね。私も、早くシャワー浴びてさっぱりしたいわ……」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
郁芽・瑞莉
♥♥♥◎
ウォークグルェートですか……。
アルワダでの依頼の初めては彼の者との対峙でしたが。
心と身体に癒えない傷を文字通りに刻み込まれて……。
胞子の所為とはいえ無性に腹が立ってきました。
あんな獣に身体を赦してしまうなんて!!!
それでも身体に刻み込まれた性の悦びに動きが鈍って。
触手に弄られ胸も尖り、蜜も溢れ快感もあるが。
徐々に快感に足を止め溺れる事に期待し貪ろうとする自分への嫌悪感が上回り。
「ああ、もう!! 自分で自分が嫌になります。こうなったってしまったのはこいつのせいですよ!!!」
ドーピングで限界を突破し触手を引き千切り、
カウンターで苦無を誘導弾の如く動く触手とウォークに早業で撃ち込みますよ!
リリスフィア・スターライト
◎他の猟兵達との絡みもOKよ。
強気で接近戦が得意な人格のリリスで挑むわよ。
胞子による感情の爆発でいつも以上に強気で乱暴になるわ。
向こうも殺意が高いようだし、全力で駆除してやるわ。
距離があるなら挑発でもして迂闊に前に出てきた所を返り討ちね。
華炎連斬による炎でその醜い触手ごと焼却して
それから剣による斬撃で首を跳ねてやるわ。
もし捕ってしまった人がいるなら積極的に助け出すわ。
そして怒りをあらわにして、報いを受けてもらうわよ。
「そんな粗末な物で何をするつもりなのかしら?」
「くっころ?ああ、早く止めを刺して欲しいのね。望み通りそうしてあげるわ!」
「あんたたちを残さず駆除すれば、さぞ気持ち良くなるかしらね」
●忌まわしい記憶を越えて
「ウォークグルェートですか……。アルダワでの依頼の初めては彼の者との対峙でしたが……」
郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)は遠い目をしていた。
思い返せば、その初邂逅したウォークグルェートに弄ばれて、心と体に消えない傷を植え付けられてしまってから、自分の中の何かが目覚めたような、目覚めさせてはいけなかったような、そんな気分である。
「胞子の所為とはいえ無性に腹が立ってきました。
あんな獣に身体を赦してしまうなんて!!!」
だからきっと、この沸き起こる感情は、胞子のせいだけではない。
心からウォークグルェートに対する嫌悪と怒りがわいているのだ。
瑞莉は一人、キノコの森へと足を踏み入れ、そしてウォークグルェートと対峙していた。
他の猟兵とも戦いダメージも受けているウォークグルェートだったが、目の前に嫌悪するオンナが、それも1人で現れたとなると、それを嬲って殺さずにはいられない。
「オンナ……嬲ってやる、嬲り殺してやるぜえええ!!」
「くっ、この……!」
瑞莉も決して甘く見ていたわけではないのだが、嫌悪と怒りで冷静さを欠いていたのか、それとも始まりの相手に対する臆する心でもあったのか、残念ながらすでにウォークグルェートの触手に捕まってしまっていた。
今のウォークグルェートは決して快楽のために嬲っているわけではないのだが、その触手は的確に、瑞莉の弱い所を刺激し、瑞莉の身体に刻み込まれた性の悦びを掘り起こしていく。
「あっ……んくっ……」
豊満な胸を揉みしだくように絡みつく触手の動きに、その先端はむくむくと尖りだし、装束の隙間から股を撫でられると、ジワリと蜜が湿ってくる。ウォークグルェートへの嫌悪感を、身体に刻まれた快楽が塗りつぶそうとしていく。
「これは……ダメ、まず、い……」
嫌悪感に逆らってはいけない、そう思うものの、肉の悦びは、本能は、それを押し流そうとする。
「アア、キモチワルイ、キモチワルイ! オンナなんざ、こうしてやればすぐにオチやがる。汚らわしいぜ!」
そんな瑞莉を憎々しげに見ると、ウォークグルェートは触手の動きを強くし、このまま瑞莉を嬲り殺すために、更に攻めていった。
やがて瑞莉の心から、ウォークグルェートへの嫌悪感は薄れ、代わりに……。
「そんな粗末な物で何をするつもりなのかしら?」
そんなときに聞こえてくる、怒りに染まった冷たい女性の声。
「ダレだ?!」
「誰でもいいでしょ?
そちらも殺意が高いようだし、全力で駆除してやるわ」
声の主……リリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)の強気の方の人格『リリス』は、冷たくそう言うと、【華炎連斬】……炎を纏った斬撃で、瑞莉を捉えていた触手を斬り飛ばした。
「グアアアッ?!」
そのままリリスは炎の剣を叩きつけ、ウォークグルェートを瑞莉から引き剥がす。
ようやく解放された瑞莉は、粘液まみれの姿のまま、はぁはぁと肩で息をしていた。
「あなた、大丈夫?」
「ごめんなさい……助かったわ。くっ……自分で自分が嫌になります」
……ウォークグルェートへの嫌悪感を押し流したのは、徐々に快感に溺れて責めを期待し貪ろうとする自分への嫌悪感だ。
「ああ、もう!! こうなったってしまったのはこいつのせいですよ!!!」
爆発的に膨れ上がる自分への嫌悪を力に変え、瑞莉は、距離の離れたウォークグルェートに向けて、【神速 千里苦無飛燕撃ち】を放つ、連続で投げられた苦無が次々と、再び自分を捉えようと伸びてくる触手にカウンターで突き刺さっていく。
「クッ……コロ、シテヤ……」
「くっころ? ああ、早く止めを刺して欲しいのね。望み通りそうしてあげるわ!」
殺してやると続けようとしたウォークグルェートに、最後まで言葉を続けさせず、リリスは、瑞莉の苦無から逃れて伸びてきた触手を炎の剣で焼き、触手を次々と切り払っていった。まるでギロチンに落とされたかのように、触手の先端が切り離されて宙を舞う。
「ガアアアアア?!」
「あんたたちを残さず駆除すれば、さぞ気持ち良くなるかしらね」
「少なくとも、私の忌まわしい記憶は、お前を倒せば払拭されます!」
そのままリリスの炎と瑞莉の苦無は、ウォークグルェートを攻め立て、追い込んでいくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
桐府田・丈華
【心情】
「魔王復活は必ず阻止しないとね!」
と自分自身を奮い立たせて臨みます
【行動】
キノコの迷宮をトラップや敵の襲撃に注意しながら慎重に進んでいきます
胞子の影響でだんだんと迷宮が嫌悪により気持ち悪く見えてしまいます
「うー…気持ち悪い はやくこんな所抜けよう」
特に抵抗せずにそのまま進んでいきます
敵が出現したら戦闘開始
【戦闘】
ウォークグルェートに嫌悪感が爆発
「キモいキモいキモいキモいー!」
バトルキャラクターズを召喚して戦います
敵に最初は男の子に見られるも戦闘の中女の子と悟られたりします
敵の触手に手足絡まれたりしたら
完全に爆発して嫌悪感を力に一気に畳み掛け猛攻
倒し終えたら半泣きでその場を後に進みます
サエ・キルフィバオム
◎♥♥♀♀
「うわ、嫌悪感煽られる必要もなく、嫌悪しかないんだけどー」
支離滅裂なウォークに対してそのままの嫌悪感を示します
「はぁ~、いつも見たく付き合ってやる必要。ないよね?」
普段は相手のペースに乗ったふりをして、不意を突く戦法を取りますが。今回は嫌悪感に身を任せて【フォックスファイア】を最大火力でぶちかまします。
「一瞬でもいい気になんかさせてやるもんか!思い知れ!」
くっころどころか、殺意の塊で押し切ろうとします。
ルナ・ステラ
怖そうな敵ですが、アルダワのためです...
頑張ります!
【属性攻撃】の炎魔法で攻撃していきましょうか。
えっ!?炎が粘液で消されていってます!?
きゃあ!
触手に捕まってしまいました...
色んなところを撫でないでくださいぃ...
ヌルヌルしてて気持ち悪いです...
嫌だよぅ...
(色んなところに絡みつかれて、しかも粘液を刷り込まれていく感じでとても気持ち悪いです...このままじゃ気持ち悪さで参ってしまいそうです...助けて!!)
〈UC発動したら〉
狼さんたちあの気持ち悪い豚さんをやっつけてください!
わたしも鼓舞の獣奏器で援護します!
(それにしても、今まで感じたことない嫌悪感は何だったのでしょうか?)
●はじめてのけんおかん
「魔王復活は必ず阻止しないとね!」
……と、自分自身に気合を入れるように桐府田・丈華(カードバトルゲーマー・f01937)宣言する。
そうやって鼓舞していかないと、このキノコの森と、そして奥にいるという敵に立ち向かう気力は萎えてきてしまうのだ。
「うー……気持ち悪い……はやくこんな所抜けたい」
キノコの森を進む間、その胞子によって嫌悪感を呼び起こされている丈華は、この森そのものにさえ嫌悪感を抱き、だんだんと気分が悪くなってきた。
敵の襲撃や、天然のトラップなどに注意しながら進むが……そんなものに気を配るより、早くここから出たくてたまらない。気持ち悪い。
そんな丈華を救うように、倒すべきウォークグルェートの姿が見えてきた。
「うわ、嫌悪感煽られる必要もなく、嫌悪しかないんだけどー」
まさに醜悪なウォークグルェートの姿を見た瞬間、サエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)の嫌悪感は、全てウォークグルェートへと向けられることになった。さもありなん。
「怖そうな敵ですが、アルダワのためです……頑張ります!」
一方でこちら、ルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)は、まだ嫌悪感よりもそれ以外の感情の方が勝っている模様。胞子に冒され嫌悪感を呼び起こされ散るとはいえ、今まで嫌悪感などの負の感情を強く感じたことはないのか、目の前にいる敵が触手をうねうねとくねらせているのが気持ち悪いとは思っていても、猟兵としての使命感の方がまだ強いようだ。多少は恐怖で涙目にはなっていたとしても、やるべきことはわかっている。
「オンナが、またキタ……?
オンナどもガッ、必ず嬲り殺してやらあああああ!」
その一方で、ウォークグルェートの方でも3人に気が付いたようだ。
ここまでの戦いで、本人にも、触手にも大きくダメージは負っているというのに、元々の女への欲望が反転した嫌悪感だと言っても、オンナとみれば反応する様はやはりウォークグルェートなのかもしれない。
近づく前に、さっさと攻撃しよう、近付かれていろいろ付き合う必要なんかないんだから、先制攻撃してぶったおそう。
そんな風に思っていたはずなのだが、それでもやはり嫌悪感が足を鈍らせたのか、ウォークグルェートの方が接近するのは早かった。
「きゃあ!」
最初に捕まったのはルナだった。粘液やら血やらで汚れた触手が、ルナの身体に絡みつき、全身を撫でまわして、衣服を汚していく。粘液が服を通した身体に刷り込まれていく感じがとても気持ち悪い。
「色んなところを撫でないでくださいぃ……ヌルヌルしてて気持ち悪いです……」
嫌悪感でめまいがするほど気持ち悪さを感じ、涙目で嫌がるルナだが、もちろんそれでウォークグルェートがやめるわけもない。むしろ女の子らしく泣いて嫌がるほどに、女性に嫌悪感を抱くウォークグルェートの攻撃は激しくなる。
「このままじゃ気持ち悪さで参ってしまいそうです……助けてーっ!」
「くっ……いつもみたく付き合ってやる必要、ないってのに……っ」
サエもまた捕まってしまっていた。普段のサエなら、ウォークのペースに乗ったふりして遊ばせてやりながら不意を衝くところだが、今はウォークグルェートに対する嫌悪感で頭がいっぱいだ。なので遊びなくとっとと狐火で焼いてしまおうとは思っていたのだが……それでも複数の触手を全てかわしきることはできず、捕まってしまっている。
「一瞬でもいい気になんかさせてやりたくないのに……!」
「イイ気になんかなるか! ケガラワシイ!」
もっとも今回のウォークは、オンナに対して嫌悪感を抱いているので、せっかくのサエの豊かなバストを触手で絡めていても、それを楽しむような事はない。それだけは救いなのか……どうなのか。
「お前もオンナだったのか?!」
「ひぃっ?!」
そして当初は男の子かと思われたのか、ルナやサエほどに攻撃を喰らっていなかった丈華も、戦いの最中女の子であることを悟られたのか、今や脚を触手に絡めとられて引き倒されている。土のまま脚に絡みついた触手は、ぬめぬめと蠢きながらじわじわと丈華の身体へと巻き付いていき……。
「キモいキモいキモいキモいー!」
そして、嫌悪感の爆発した丈華が、半泣きのまま50体以上にもなる【バトルキャラクターズ】をその場に一気に召喚した。
「ンガッ?!」
狭い場所に爆発的に現れたバトルキャラクターズたちは、丈華を掴んでいた触手はおろか、サエやルナを拘束している触手にも津波のように押し寄せて攻撃していく。
「狼さんたちあの気持ち悪い豚さんをやっつけてください!」
同時にルナも、【狼王・女王狼召喚】で仲良しの灰色の狼と白色の狼を呼び出し、自らを拘束していた触手を噛みちぎらせる。
「これ以上やらせるもんか! 思い知れ!」
そして嫌悪感がピークに達したサエも、丈華やルナの攻撃で自身を拘束していた触手が緩んだ瞬間に、最大火力の【フォックスファイア】を解き放つのだった。
「くっころなんかしてやるもんか!」
「ギャアアアアアア?!」
丈華のバトルキャラクターズと、ルナの狼さんと、サエの狐火の一斉攻撃を受けて、3人を拘束するどころではなくなったウォークグルェートは、そのまま3人を放り出してこの場から逃げていくのだった。
「うぅ……なんとか、助かりました……」
襲われそうになった時の恐怖と嫌悪にまだふるえている丈華は、半泣きでその場にぺたりと座り込んでしまった。
「……ああ、気持ち悪い。あんなサービスするつもりじゃなかったのに……」
いまだに消えない嫌悪感に顔を歪めながら、サエはため息をついている。
(「それにしても、今まで感じたことない嫌悪感は何だったのでしょうか
……?」)
そしてその傍らではルナが、胞子のせいとはいえ、今まで感じたことがないほどに自身の中が嫌悪感で満たされたことに戸惑ったまま放心しているのだった……。
大成功
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イデアール・モラクス
◎❤️❤️❤️
フン、汚らわしい豚め…散々に痛ぶって嬲り殺しにしてやる…!
・戦術
「豚め、豚め、豚め!汚らわしく卑しい化物め!」
湧き上がる嫌悪感をそのままに魔力を高め、奴を嬲り殺しにしてやる。
UC【色欲の触手】を『全力魔法』で数を無数に増やした上で『高速詠唱』を用いて素早く召喚、『範囲攻撃』で四方八方から対象を絡め快楽漬けにする事で【敵に、嫌悪感を抱く女に快楽を与えられる事で嫌悪感を薄れさせ弱体化】させる。
「私の本気で痛ぶってやる」
拘束したら触手の先端を『武器改造』で凶悪なドリルと化し、穴という穴を『串刺し』にして掘り抉り、『属性攻撃』を用いて先端から炎を生じさせ体内から『焼却』する。
アリス・セカンドカラー
催眠術で『給食で嫌いものが出てお残りさせられて無理矢理食べさせられるシチュエーション』の自己暗示をかけて挑むわ。
うぇと思いながら【悍ましい触手】【粘液まみれの触手】【いやらしい触手】にサキュバスタイムで奉仕を始めるわ……精力吸収なんてしたくないけど給食残したままだと帰れないし仕方ないわね。
うっわ、こいつ最悪、罵倒の仕方もなってないし、憎悪のままに嬲るにしとも、もっとこうナニカあるでしょ?はぁ、限界突破した快楽で蹂躙して、とっとと精力を捕食して搾り尽くして終わらせましょ。
げぇ、まっず、そして汚な。本当に最悪ね。
ベース戻ったらこんな予知した姫騎士ちゃんで口直ししないと💢😠💢安全圏なぞ無いわよ
●むしろこれはウォークの受難
これまでの戦いで、大きくダメージを受けていたウォークグルェートは、這う這うの体でキノコの森の中を彷徨い逃げ惑っていた。
そんな彼の前に、とある猟兵2人が立ち塞がる。
……って、完全にウォークグルェート側の視点でリプレイ書き始めてしまっているけれども許してほしい。何せここで彼が出会った猟兵たちは、ある意味最悪の相手だったからだ。
「グゲ……オンナ、またオンナが出たか……汚らわしいオンナめ。嬲って、嬲り殺してやる、殺してやるぞ!」
それでも現れた猟兵が女だったがゆえに、女性に対する強烈な嫌悪感に突き動かされているウォークグルェートは、彼女たちを嬲り殺そうと、傷ついた触手を動かし始めた。
「フン、汚らわしい豚め……散々に痛ぶって嬲り殺しにしてやる……!」
そして、その猟兵のうちの1人、イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)は、そんなウォークグルェートとほぼ同じようなことを言い返してきた。
「ナンダトッ?!」
「豚め、豚め、豚め! 汚らわしく卑しい化物め!」
イデアールもなんだかんだでしっかりと、このキノコの森の胞子に冒され、ウォークグルェートに対する嫌悪感が渦巻いているようだが……。
「嫌悪感を抱く女に快楽を与えられる事で、嫌悪感を薄れさせるがいい!
そして私の本気で甚振って、嬲り殺してやる!」
やってることは、ウォークグルェートと同じだった。ほぼどころか全く同じだった。完全に一致していた。
そしてイデアールの召喚した【色欲の触手】がウォークグルェートを飲み込んで絡みつきその身体を弄んでいけば、ウォークグルェートの触手はイデアールに絡みついて、その身体を弄んでいく。なんだこれ。地獄絵図か?
そんな地獄絵図の中に飛び込んでいく少女がいた。
おい、いいのかそれ、こんな地獄にかれんな少女が巻き込まれて……って、なんだ、そのもう1人の猟兵って、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)だった。ならいいや。何の問題もない。ノープロブレム。むしろこの後の地獄絵図が待っているのはウォークグルェートなのは確定的に明らかじゃないか。
「給食ってさ、嫌いなものが出ていたとしても、残しちゃだめって言われて無理矢理食べさせられるのよね」
そんなアリスは、なんだか不思議なことを言い出した。そしてその言葉の真意はすぐにわかる。イデアールに絡みついていた触手を、口に頬張り始めたからだ。
「うぇぇ……まっず……でも、給食残したままだと帰れないし仕方ないわね」
どうやらアリス、しっかりとウォークグルェートに対する嫌悪感には冒されているものの、催眠術による自己暗示で、それを『残さず食べなければいけない給食の嫌いなモノ』と認識しているらしい。それによって、嫌なのに無理矢理【サキュバスライフ】による奉仕対象にしているのだ。
「げぇ、まっず、そして汚な。本当に最悪ね……」
ウォークグルェートの触手を頬張り、その精気を吸い取っていくアリス。
「汚らわしい豚め、快楽づけになるがいいわ!」
そしてウォークグルェートを触手の海に沈めて嬲っているイデアール。
ウォークグルェートも2人を嬲り殺そうと必死に触手を動かすのだが、2人に攻められっぱなしで、反撃に放っていなかった。
「キ、キサマら……ケガラワシイ、やめろ、やめろぉぉぉ!!
穢れたオンナのくせに、なんてことしやがるううう?!」
しかし、嫌悪感と、与えられる快楽で気が狂いそうになっているウォークグルェートの嘆きの叫びを、アリスは不快そうに切って捨てるのだった。
「うっわ、こいつ最悪、罵倒の仕方もなってないし、憎悪のままに嬲るにしとも、もっとこうナニカあるでしょ?」
「フン、このまま触手に貫かれて死ぬがいい!」
そしてイデアールの触手が、ウォークグルェートを嬲り殺そうと、ウォークグルェートの穴という穴に潜り込もうと蠢きだした。
ある意味、普段のウォークグルェートが、女たちにやっている光景ではある。
だからまったく同情の余地はないのだが……それにしても哀れな扱いではあった。
「イヤだあああああ!! オンナなんかにやられたくねえええええ!!」
結局、最早プライドも何もかもかなぐり捨てたウォークグルェートは、2人を甚振ろうとするのを完全依蜂起し、全力でイデアールの触手を振り切って、一目散に逃げだすのだった……。
大成功
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鈴木・志乃
(笑顔で硬直)
すみません帰っていいですか?
UCでオーラ防御展開
【精神攻撃、焼却、オーラ防御】
うんもう君にはこのUCが良くお似合いだよ?
接近次第焼き尽くしますねぇ、色々……そのまま隙が出来たら早業念動力で光の鎖をロープワークの要領で操り捕縛狙います
さらに足元めがけて油ばしゃー。転べ。
高速詠唱全力魔法でさらに赤々と激しく燃やし、遠くから破壊工作爆弾ぽいぽいします
敵攻撃は第六感で見切り極力回避!
斧は光の鎖で早業武器受けからの念動力操作でカウンター捕縛狙います
割りと本気で人類の敵だから早いとこ消えてくんない?
あっもう消えるんだったか
(筆舌に尽くしがたい顔)
音取・金枝
豚妖魔ウォークグルェート、所謂触手オークというやつですね
新妻の金枝としては非常に嫌になりますが、今回はそういう目的で襲うことはないそうですから、そこだけは安心でしょうか?
ともあれ、変身してしまえばどの道大丈夫でしょう
【ヘビーアームド・ウェポナイズ】
魔導装甲ナイアルティン、此処に参上!
バレットM82をモデルにした狙撃銃型の魔導粒子砲、つまりはビームキャノンで遠方からウォークを撃つ
私とて、お前のような嫌悪感しか抱けない豚に好き好んで近づきたくはない。故にお前の手と触手が届かぬところから失礼させてもらう
まぁお前とて嫌悪する女性である私に近づきたくはなかろう?
ならば近づかずにそこで撃たれ続けるがいい
●近付きたくは、ないですものね?
「豚妖魔ウォークグルェート、所謂触手オークというやつですね」
顔も見えない全身装甲のパワードスーツに身を包んだアームドヒーローがそこにいた。ただそのスーツ、わりと体のラインがくっきりと出る軽装甲のスーツなので……中身が女性であるのは明らかだ。
その正体は、魔導装甲ナイアルティンこと、音取・金枝(若奥様は秘密の変身ヒーロー・f25315)である。
新婚早々の新妻である金枝は、夫に内緒で変身ヒーローとして猟兵活動を行っている。この全身を覆う姿は、夫にばれないようにするためのものでもあるのだ。
そして当然、そんな新妻がウォーク相手に……なんて考えたくもない。一応今回は貞操的な意味での危険はないようだが。それでもキノコの胞子に冒されるまでもなく、嫌悪感は隠せない。
「すみません帰っていいですか?」
金枝の隣で、鈴木・志乃(オレンジ・f12101)が実に自然な感想を漏らしていた。
ついでに志乃は、遠目で見えるウォークグルェートの姿を見たまま、笑顔で硬直していた。さもありなん。
こちらももちろん、わざわざキノコの胞子が感情を刺激する必要もなく、嫌悪感でいっぱいであった。あんな汚らわしいものには近寄りたくない。この地上から消し去りたい。そう思うのは実に自然な感情だろう。
同時に、ウォークグルェートの方も、2人の姿を見つけたらしい。
「またオンナが来た……? くそがあああ、オンナなんざ、俺様の触手で嬲り殺してやらなきゃ気がすまねええええ!!」
ここまで猟兵達と戦い、散々な目にあってきたウォークグルェートだ。
それでも消えない女への嫌悪感を解消するためには、新たに見つけた別の女で晴らすしかないのだろう。
どすどすどすと大きな音を立てて、金枝と志乃の元へと駆けよってくるウォークグルェートである。
「やれやれ……お前とて嫌悪する女性である私に近づきたくはなかろう?」
顔は見えなくとも、スーツ越しのボディラインで女性であることは明らかな金枝だ。当然ウォークグルェートの嫌悪対象になっている。
「私とて、お前のような嫌悪感しか抱けない豚に好き好んで近づきたくはない。故にお前の手と触手が届かぬところから失礼させてもらう」
嫌悪の気持ちは金枝とて同じだ。だから金枝はまだ近付かないうちから、【ヘビーアームド・ウェポナイズ】で重武装モードとなり、狙撃銃のような荷電粒子砲……いわゆるビームライフルでウォークグルェートを撃っていく。
「グッ、ガッ?!」
それは的確にウォークグルェートの身体に焼け焦げた穴をあけていく。
さらに志乃もまた遠距離攻撃を選択した。
「接近される前に焼き尽くしますねぇ」
志乃は自らの聖痕から吹き上がる【浄化の炎】を燃やすと、遠くから爆弾のようにポイポイっと投げ込んでいった。ウォークグルェートの足元に着弾したそれは、まるで油でも撒かれていたかのように大きく燃え上がり、その肥満体を、そして粘液にまみれた触手を焼いていく。
「うんもう君にはこのユーベルコードが良くお似合いだよ?
あとついでにこれもっ。転べっ!」
さらに念動力で手持ち装備の『光の鎖』を飛ばし、ウォークグルェートの足に絡めてやる。
「ガガガガッ……おのれ、オンナどもぉぉぉ!!」
鎖に絡まれてそのまま足止めを喰らったウォークグルェートは、志乃の浄化の炎で焼かれながら、金枝の狙撃を受け続けることになる。
「嫌悪する相手に近付かずに済むのだ。ありがたくそこで撃たれ続けるがいい」
「割りと本気で人類の敵だから早いとこ消えてくんない?
あっもう消えるんだったか」
筆舌に尽くしがたいとてもいい笑顔で志乃がつぶやくと同時に、元々ここまでの猟兵達の戦いで大きなダメージを受けていた……特にここに来る直前の相手が最悪だった……ウォークグルェートは、金枝に撃たれ、志乃に焼かれ、そしてとうとう力尽き、炎の中に燃えて消えるのだった……。
大成功
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