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未来へ繋ごうカップ麺ロード

#アポカリプスヘル #【Q】 #ストレイト・ロード


●道路工事
「皆さん、アポカリプスヘルの拠点が、先のオブリビオン・ストームのせいでどこも皆孤立している……というのはご存じかと思います」
 椀種・クルトン(憂き実・f00365)が、皆の目線の高さに合わせて飛びながら説明を始める。
「ですが、この度儀式魔術Qの成功によって、離れている拠点同士を『舗装道路』で繋ごうという試みが始まりましたの」
 とはいえ、オブリビオン・ストームのせいで、転送時に予め異世界から調達したアスファルトやコンクリートを持ち込むことは不可能である。
「それ故、舗装の仕方は自ずと限られて参ります。今回はマカダム舗装——砕石舗装ともいう、砕石をローラーで圧し固める方法で、道路をお造りくださいませ」
 拠点間の距離は当然ながらかなり離れているため、道中には荒れ地や地割れが多く存在する他、オブリビオンに作業の邪魔をされる可能性も高い。
「砕石道路を敷設なさる傍ら、それらのアクシデントもつつがなく解決なさってくださいませね」
 ぺこりとお辞儀するクルトン。
「さて、まず皆さんに行っていただきたいのは、2拠点間の道の整地ですわ」
 最近猟兵たちの手で集めたインスタント麺集積所と近くの拠点を舗装道路で結び、インスタント麺やカップ麺といった保存食の運搬ルートを確保するのが最終目標だそうな。
「荒れ地をならしたり地割れを塞いだり、舗装に使う砕石を作ったり……全て資材は現地調達する必要もございますから、どうぞ気合いを入れて取りかかってくださいませね」
 その後、予知によるとオブリビオン『ハヤブサさま』の集団に舗装工事を邪魔されるので、砕石を敷く合間にでも軽く撃退して欲しい。
「ハヤブサさまを退けてもなお、道路工事を悪気なく邪魔してくるオブリビオンが現れそうですの。皆様、どうか根気強く障害を取り除いて、舗装道路を完成まで漕ぎ着けてくださいませ」
 クルトンは彼女なりに皆を激励した。


雨都瑣枝
 ご覧くださりありがとうございます、雨都です。

●第1章について
 拠点と物資集積所を繋ぐ舗装道路造りに取りかかりましょう。
 ユーベルコードを駆使してそこら辺の岩を破砕したり。
 ユーベルコードの召喚による様々な助っ人さんと一緒に砕石を敷いたり。
 ローラーがわりに宇宙バイクなどの武器やご自身の怪力で砕石を押し固めたり。
 色々な作業ができるかと存じます。

●第2章
 どこから湧いたのかハヤブサさまがいっぱい出てきて、道路の上で毛繕いをしています。
 見た目は可愛らしいですが、肉とみればこちらを容赦なく襲ってくる危険なオブリビオン。
 相手の使うユーベルコードをよくお確かめの上で、対策を立てて撃破なさってください。

●第3章について
 せっかく形になってきた道路へ荷物を山盛り置かれて、工事の邪魔をされてしまいます。
 犯人に悪気こそなくても、そこは説得の通じないオブリビオンです。
 残念ですが、邪魔な荷物と共に成敗してあげてください。

●第2章と第3章のプレイング受付開始について
 冒頭に事態の変転や敵さん登場シーンの文章を挟みます。
 それが載ったらプレイング受付開始となります。
(シナリオ進行のペース次第では、都合により受付開始を数日遅らせる可能性があります)

 皆様のプレイング、楽しみにお待ちいたしております。
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第1章 冒険 『荒野を切り開け』

POW   :    道路を敷く為、荒れた地面の整地を行う

SPD   :    鋭い調査や直感によって、周囲の危険を避ける

WIZ   :    知恵や知識によって、最適な交通ルートを割り出す

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ジノーヴィー・マルス
【POW】

良いよねぇカップ麺、俺も好きだよ。特にお湯入れるだけで簡単に出来て美味いところとか。保存も利くし。
そんな大事なものをちゃんと運ぶ為に、張り切って整地していきますかね。

整地には愛車のAmnesiaを使う。最初は自分の足が欲しい程度だったけど、依頼で役立てることが出来るならこれからもガンガン乗っちゃうだろうなぁ。
【運転】【騎乗】をフルに活用して、しっかり均せる様にスピードを出しすぎずに走ってみよう。
技術の慣熟も兼ねているから、これはしっかり丁寧に仕事していかないとだね。

(舗装が終わり)
いや何……普段の俺はものぐさだけど、こうやって真面目に働く…っていいね。レベルアップって感じがするよ。



●慣熟運転
 アポカリプスヘル、物資集積所。
「良いよねぇカップ麺、俺も好きだよ」
 ジノーヴィー・マルス(ポケットの中は空虚と紙切れ・f17484)は、聳え立つカップ麺の山を前に、感慨深く呟いていた。
「特にお湯入れるだけで簡単に出来て美味いところとか。保存も利くし」
 日頃から——多少わざと装っているとはいえ——ダラけた身なりのジノーヴィーが気怠さ漂う口調で言うと、妙に実感がこもる。
 もしかすると、存在すら忘れていたカップ麺の長い消費期限に、思いがけず助けられた経験があるのかもしれない。
「そんな大事なものをちゃんと運ぶ為に、張り切って整地していきますかね」
 ともあれ、ジノーヴィーは珍しくやる気を見せて愛車のAmnesiaに跨った。
 ブロロロロ……!!
 まずは騎乗センスと運転の腕を遺憾無く発揮して、荒れ地を均すべく徐行運転を始める。
「……最初は自分の足が欲しい程度だったけど」
 アポカリプスヘルの景色は人里から離れていれば殺風景な荒れ地が続き、かつて都市部だった廃墟群は、ゴーストタウンとして殺風景を通り越した生々しくも凄惨な災害跡を残していた。
 そんなオブリビオン・ストームが通り過ぎた後の無残な光景は、普段ならジノーヴィーの心にも荒涼な隙間風を吹かせただろう。
「こうして依頼で役立てることが出来るなら、これからもガンガン乗っちゃうだろうなぁ」
 だが、どんな悪路でも難なく走り抜けるAmnesiaに跨っているだけで、通り過ぎる風景ががらっと違って見えるから不思議だ。
「技術の慣熟も兼ねているから、これはしっかり丁寧に仕事していかないとだね」
 何度も同じ道を往復して、走り易さに手ごたえを感じてくると、新しい道を整地しているという実感も湧いてくる。
 多くの人が通ることで生まれるという道を、人工的に作り出す面白さ——そんなやり甲斐を肌で感じるのだ。
「いや何……普段の俺はものぐさだけど、こうやって真面目に働く……っていいね。レベルアップって感じがするよ」
 ジノーヴィーはスピードを出し過ぎないよう気をつけて、荒れた地面へタイヤを擦りつけながら、少しずつ往復する距離を伸ばしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ステラ・アルゲン
【星門】カガリと
この世界には初めてきましたが……こうも荒廃した世界だったとは
カガリ、人々が少しでも楽に生きられるように私達も手伝いましょう

砕石に使えそうな石を見つけたら【怪力】による【流星撃】で思いっきり砕きましょう!
程よいサイズに砕けたら運びます
白馬のスピカを連れてきているので砕石を運ぶのを手伝ってもらいましょう、頼みましたよスピカ
馬が引けそうな荷車が借りられたらいいのですが、なかったらカガリに任せます

できた道が人々の未来へ繋がる道になればいいですね
それにしてもカップ麺というものを実は食べたことがないんですよ
お湯だけで作る保存食……カガリ、この依頼が終わったら一緒に食べてみませんか?


出水宮・カガリ
【星門】ステラと

道路の舗装か
道がしっかりしていれば、大きな車とか、大人数とか、通れるからな
しっかり直そうか

荷車のようなものは、借り受けられるだろうか
無ければ、タイヤとロープ、だけでもあれば。荷台はカガリの盾(【錬成カミヤドリ】での複製)に布でも敷いて、荷車代わりにしよう
【しろ】に荷車を牽かせて、運搬の手伝いを

野良仕事はいやか?
頼む、美しいお前が荷を運べば、皆士気も上がるというものだ
なぁ?(※口説かれるとやる気を出すしろ)

今日は久し振りに、スピカの姿も見たが
相変わらず元気そうで、何よりだ
ふむ…かっぷ、めん…とても、とても、興味がある
湯、だけで、食べられるなら
カガリでも、作ることができるかな



●白い駿馬たち
「この世界には初めてきましたが……こうも荒廃した世界だったとは」
 ステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)は、アポカリプスヘルの実状を目の当たりにして、思わず眉を顰めた。
「カガリ、人々が少しでも楽に生きられるように私達も手伝いましょう」
 それでも、共にやってきた婚約者の出水宮・カガリ(荒城の城門・f04556)へ語りかければ、
「そうだな。道がしっかりしていれば、大きな車とか、大人数とか、通れるからな。しっかり直そうか」
 力強く請け負ってくれた為、自然と笑顔も戻った。
「ああ、あの岩など良さそうですね」
 まずは砕石に使えそうな石を調達せねばと、ステラは鍛錬の賜物であろう怪力を発揮。
「――せいっ!」
 隕石衝突並みの威力をこめた月光槍で、単純ながらも重い一撃を岩壁へ叩きつけた。
 ガラガラガラ……と地面へ散らばった大石を、程良いサイズを目標にせっせと砕いていくステラ。
 一方。
「こんなもので、良いか」
 カガリは砕石を運ぶ荷車を作ろうと、丈夫なロープとタイヤを廃墟から拾い集めていた。
 さらに自らの本体である鉄門扉の盾を幾つか複製して、手近にあった布を巻きつければ充分荷台がわりになると踏んだ。
 後はカガリの愛馬『しろ』へ荷車を牽かせれば砕石を効率よく運べるだろう。
 だが。
「野良仕事はいやか?」
 乗り手のカガリをして高飛車ウーマンと言わしめるしろは、いざロープを繋がれてもぷいっとそっぽを向いて動こうとしない。
 とはいえ、そこはしろの性格を熟知したカガリなので、
「頼む、美しいお前が荷を運べば、皆士気も上がるというものだ。なぁ?」
 言葉巧みに口説き落とし、しろのやる気を引き出したのだった。
 他方、ステラはステラで愛馬スピカへ荷車のロープを結わえつけていた。
「多少重く感じるかもしれませんが、頼みましたよスピカ」
 スピカがわかったとでも言うように嘶いて、ゆったりと歩き出す。
 サファイアの星が煌めく鬣を揺らしながら悠々と歩みを進める相棒を見送って、ステラが呟く。
「できた道が人々の未来へ繋がる道になればいいですね」
 それにしても、と振り返れば物資集積所につい視線がいく2人。
「カップ麺というものを実は食べたことがないんですよ」
「ふむ……かっぷ、めん……とても、とても、興味がある」
 カガリも深く頷く。
「お湯だけで作る保存食……」
 実物を見た事がない2人からすると、カップ麺がどんな料理か想像もつかないようだ。
「……カガリ、この依頼が終わったら一緒に食べてみませんか?」
「そうだな」
 恋人たちは果てない道路工事のご褒美を設定して、密やかに笑い合った。
「湯、だけで、食べられるなら、カガリでも、作ることができるかな」
「おや、カガリが作ってくれるんですか。楽しみにしていますね」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クラウン・アンダーウッド
インスタント食品は時短で食べられるからいいよねぇ。まぁ、個人的にはお湯で戻さずそのまま御八つ感覚で食べる方が好きだけど。

先ずは材料を調達しないと始まらない♪
岩石が多い場所に移動して10体のからくり人形と共に怪力で砕石を量産していき、自身のオーラを纏わせて強度を上げた超特大の風呂敷に包む。風呂敷に結んだロープをεに持って貰い、UCで一条の流れ星のようになり一気に現場まで一飛びする。
ε、任せたよ!ん?何で襟首を掴むのかな?そんな指示は出してないし、操り糸で繋がっているから移動に支障はないはずなんだけどなぁァァァァッ!!
襟首を掴まれて移動する中、クラウンは思った。もう少し人形使いを改めよう...と。



●からっとした復讐
 さて。
「インスタント食品は時短で食べられるからいいよねぇ」
 クラウン・アンダーウッド(探求する道化師・f19033)は、数多のインスタント麺が備蓄された物資集積所へ少々後ろ髪を引かれつつも、広大な荒れ地に足を踏み入れた。
「まぁ、個人的にはお湯で戻さずそのまま御八つ感覚で食べる方が好きだけど」
 道化師らしいカラフルな燕尾服に加え、オーケストラや大道芸の真似事で日銭を稼いでいる事もあって派手な暮らしぶりを想像してしまうが、案外庶民的な食事が好物のクラウン。
 インスタント麺のストレート食いは、庶民的通り越してある種のストイックさすら感じさせるが。
「先ずは材料を調達しないと始まらない♪」
 ともあれ、クラウンは岩石が多い場所に一旦腰を落ち着けると、10体のからくり人形たちと共に怪力を駆使して砕石を量産。
 それらを、自身のオーラを纏わせた超特大の風呂敷で包むや、耐久性の上がっている風呂敷にロープを結んでεへ持たせた。
「ε、任せたよ!」
 クラウンにしてみれば、εの得意とする高速飛翔運送術式——空中浮遊や怪力、運搬技術の合わせ技で、一条の流れ星がごとく一気に、そして『安全に』現場までひとっ飛びするつもりだったのだが。
 がしっ。
「ん? 何で襟首を掴むのかな?」
 果たして日頃の鬱憤でも溜まっていたのか、εはクラウンの襟首を掴んで飛翔、ぶらんと宙にぶら下げてみせた。
「そんな指示は出してないし、操り糸で繋がっているから移動に支障はないはずなんだけどなぁァァァァッ!!」
 ブォン、と風を切って空を翔けるε。
 まるで猫の子のように手足をぶらぶらさせたまま高速移動に見舞われて、クラウンは思った。
(「もう少し人使い、もとい人形使いを改めよう……」)
 と。

大成功 🔵​🔵​🔵​

チトセ・シロガネ
ボクも手伝うヨ。お代はそのとても興味あるインスタントヌードルでいいネ。

ボクは交通ルートを割り出すお仕事でもやってみるネ。
【星屑従者】のドローン達をバラまいて付近の地形の情報収集をしてもらうヨ。
ボクはドローン達の情報を元に『比較的道路作成が容易な道』『敵襲が少なく、奇襲が難しい地形』を第六感と地形の利用や戦闘知識といった経験を頼りに舗装ルートを割り出してみるヨ。

特にこちらが見晴らしの良い位置を陣取りつつ、隠れられる岩場が程よくある場所が理想ダネ。
でも、岩場に関しては作ってもらう手もあるから提案だけはしてみるヨ。

さぁ、ドローン達、ヌードルのためにもうひと頑張りヨ!



●ルート解析
 大きな風呂敷包みと死んだ魚の目の人形使いが空を飛ぶアポカリプスヘル。
「ボクも手伝うヨ。お代はそのとても興味あるインスタントヌードルでいいネ」
 チトセ・シロガネ(チトセ・ザ・スターライト・f01698)は、物資集積所で山と積まれたインスタント麺に興味津々らしく、やる気も充分に荒野へと繰り出す。
「ストームに備えて……こちらが見晴らしの良い位置を陣取りやすく、すぐに隠れられるような岩場も程よくある場所が理想ダネ」
 と、チトセが取りかかるのは、道路を敷設するのへ適した交通ルートの割り出しだ。
「天に浮かぶ星の従者たちよ、我が輝きの元に集え!」
 早速64機ものドローンたちをバラまいて、付近の地形の情報収集へ向かわせる。
 星屑従者なる戦術解析用支援ドローンたちは情報収集能力や戦闘知識を遺憾なく発揮して、周辺地形の解析を進めた。
 そしてドローンたちが随時更新してくる情報を元に、チトセが『比較的道路作成が容易な道』や『敵襲が少なく奇襲が難しい地形』を、自身の第六感や咄嗟の判断力、今までの戦闘経験を頼りに、舗装ルートを割り出す。
「さぁ、ドローンたち、ヌードルのためにもうひと頑張りヨ!」
 例え岩場が見つからなくてもそれっぽく作る手があるな、と考えながら、星屑従者たちへ檄を飛ばすチトセ。
 こうして割り出されたルート予測は他の猟兵たちへ共有され、次第に整地の手が加わってそれを追うように砕石も広がっていく筈だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高柳・源三郎
「重労働も楽しさが有れば苦労と感じんはずじゃ」とユーベルコード【源三郎の人形劇】を使って沢山の杵を持ったたぬきの操り人形を作り出します。
沢山のたぬき人形に可愛らしい仕草をさせながらも黙々とたぬき人形を操り整地作業をする源三郎。
たぬき人形を見る猟兵達に楽しさを感じさせて労働の疲れを癒す事も出来たら嬉しいのう。



●踊る狸
「重労働も楽しさが有れば苦労と感じんはずじゃ」
 と、年の功か果てない道路工事へも怖気づくことなく、悠々と作業へ取りかかるのは高柳・源三郎(零細旅芸人一座の酔いどれ座長・f15710)。
「さぁさ、道路工事の始まりじゃ!!」
 まずは、周囲の石ころや廃墟の瓦礫を使って、杵を持ったたぬきの操り人形を沢山作り出した。
「あ、それそれ」
 ぽんぽん。
「ほれほれ」
 がつんがつん。
「ちょいなちょいな」
 じゃりじゃり。
「よーいとな♪」
 たぬき人形たちは可愛らしい仕草で踊りながら、リズムに乗って軽快に杵を振り下ろし、荒れ地を均したり砕石を押し固めていく。
 そんなたぬき人形たちの可愛らしさもさる事ながら、彼らを操る傍ら、自分もたぬきの親分のような風情で黙々と共に作業する源三郎の姿がまた妙に微笑ましい。
 長い道路予定地の端から端まで散らばったたぬき人形は、きっと他の猟兵たちの目にも入って、キツい作業で疲れた心をふっと和ませているに違いない。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ハヤブサさま』

POW   :    獲物発見
全身を【風のオーラ】で覆い、自身の【肉を求める意思】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    抉り喰らう
【嘴】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【習性と味】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ   :    貪欲なる意思
【肉を求める意思を籠めた】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【仲間】の協力があれば威力が倍増する。
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●ハヤブサさま襲来
 猟兵たちによる道路敷設が少しずつ、されど確実に進む中。
「ぎぃ、ぎぃー」
「きぃー!」
 せっかく敷き詰めた砕石を鋭い嘴で掘り返す、邪魔者が現れた。
「ぎっぎっぎっぎ」
 ころんとしたフォルムと白い腹、円らな瞳が可愛らしいオブリビオン、『ハヤブサさま』である。
「ぎぃー、ぎぃー!」
 ハヤブサさまたちは、愛らしい仕草で毛づくろいをしたり砕石を掘り起こしたり、整地した土の上をゴロンゴロン転がって荒らしたりとやりたい放題。
 このままでは、ただでさえ大変な道路工事がますます停滞してしまう。
 どうか道路工事を進める合間にでも、ハヤブサさまの群れをサクッと撃退してほしい。
ジノーヴィー・マルス
【SPD】アドリブ歓迎

――まあアレだよ。額に汗して働くのは良い事だって知れたのはいいよ?
けどさぁ。それを滅茶苦茶にされるとすげー腹立つんだな、それはそれで勉強なったわ。

そうと来りゃ教えてもらった俺は何かお礼をしなきゃならねーなぁ?
っつーわけで現物支給の鉛玉でも食ってろ鳥共。

とはいえ数が多いのは仕方ねーから「分身使って楽する」として、Vendettaを二人で撃ちまくる。
【範囲攻撃】【一斉発射】【二回攻撃】をフルに使うぜ。
嘴で突っつかれない様に攻撃には【見切り】【第六感】で対応する。



●理不尽を乗り越えて
 インスタント麺集積所近くの工事現場。
「――まあアレだよ。額に汗して働くのは良い事だって知れたのはいいよ?」
 ジノーヴィー・マルスは、目の前に広がる光景を目の当たりにして、思わずがっくりと肩を落とした。
 何せ、既に数メートルもの道路予定地が、ほんの数分でハヤブサさまたちにほじくり返されているのだ。
「けどさぁ。それを滅茶苦茶にされるとすげー腹立つんだな、それはそれで勉強なったわ」
 整地のために時間をかけて疾り回ったジノーヴィーが怒るのも当然だろう。現に落ちた肩がぶるぶると怒りで震えていた。
「そうと来りゃ、教えてもらった俺は何かお礼をしなきゃならねーなぁ?」
 っつーわけで、とVendettaの銃口を構えるジノーヴィー。
「現物支給の鉛玉でも食ってろ鳥共」
 蒸気で銃身をフル回転させて射出した弾丸が、次々とハヤブサさまたちの体毛へ吸い込まれていく。
「ぎぃッ!?」
 大きな身体がころんころん地面に転がったが、いかんせん数が多過ぎるので、ジノーヴィーは彼らしく『分身使って楽する』。
 もう1人の自分と共に、同じVendettaを広範囲へ一斉発射、大層景気良く連射しまくった。
「ほら働け働けー」
 その一方、口では檄を飛ばしつつも、ハヤブサさまたちの嘴攻撃から第六感を駆使して分身を庇ってやる、優しい一面もあるジノーヴィーだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ステラ・アルゲン
【星門】カガリと
土の上をゴロゴロしているの姿、可愛い……
っていやいや、せっかく作った道を壊されてはなりません!

白馬の【スピカ】に【騎乗】して【ダッシュ】し、動き回る敵に対応しましょう
そして【高速詠唱】で素早く【赤星の剣】を発動
【月光槍】のルナで炎を操り、薙ぎ払いで広範囲の敵を炎【属性攻撃】で攻撃!
敵は風のオーラで覆っている、その風が炎の勢いをあげてくれるだろう

カガリと一緒に倒せるならする
彼が危なかったらもちろん助けるさ

こちらも風を【全力魔法】で操り、カガリの炎ごと巻き上げて炎の竜巻とする
これで空中にいる敵にも攻撃が届くはず

さぁこんがり焼いてしまおう!
え、食べられるか?
……後でできるなら試すか?


出水宮・カガリ
【星門】ステラと

む。
やっている仕草は何となく、可愛げのようなものを…感じない、ことも…
だが、道をめちゃくちゃにされるのは、駄目だからな
まとめて焼き払ってしまおう

【しろ】に乗って駆けながら、突進してくるはやぶさを【神都落城】で焼き払っていくぞ
さあ、今こそその美しさを、見せつけてやる時だ
もし命中しなかったら、【鉄門扉の盾】で衝突を防ぐ
一度にたくさん来られるなら、ステラにも協力してもらおう
逆に、ステラが危なそうなら守りにいくぞ
二人の炎を更に煽るべく、盾に風を纏わせよう(属性攻撃)

……ところで、この
はやぶさの、肉は
かっぷ、めんの、材料になるだろうか?
消し炭に、なっていなければ、あとで試してみたいな



●増えていく丸炭
 同じ頃。
「土の上をゴロゴロしている姿、可愛い……」
 ステラ・アルゲンは、ハヤブサさまの愛くるしい姿にふと見惚れてしまってから、
「っていやいや、せっかく作った道を壊されてはなりません!」
 すぐに我へ返り、首をぶんぶん振っていた。
「む。やっている仕草は何となく、可愛げのようなものを……感じない、ことも……」
 その戸惑いは出水宮・カガリも同じだったらしく、彼は彼でハヤブサさまへ視線が吸い寄せられている。
「だが、道をめちゃくちゃにされるのは、駄目だからな。まとめて焼き払ってしまおう」
 とはいえ、カガリは流石の瞬発力でしろに跨り荒野を駆け抜け、突進してくるハヤブサさまを神都落城で迎え撃つ。
「ギィーッ!!?」
 半径約70mに再現された黄金都市の炎上瓦礫が、動く生肉目掛けて突っ込んでくるハヤブサさまたちを次々と焼き尽くす。
「赤く燃えろ、我が星よ」
 ステラも白馬のスピカへ騎乗して疾走、ぐんぐん加速してちょこまか動き回るハヤブサさまへ対抗する。
 そして高速詠唱と共に素早く月光槍を振り抜いて、ハヤブサさまたちを薙ぎ払った。
「相手の風も炎の勢いを強めてくれるだろう」
 穂先から噴き出した炎が広範囲に散らばった群れをも射程に収め、撃ち漏らしなく仕留めていく。
「これで空中にいる敵にも攻撃が届くはず……」
 他方。
「さあ、今こそその美しさを、見せつけてやる時だ」
 しろと共に戦場を駆けるカガリもまた、順調にハヤブサさまを炎上瓦礫へ誘引していた。
「ぎぃーっ!!」
 中には、丸っこい全身が炎に包まれながらそのまま低空飛行で突撃してくるような個体もいたが。
「だいじょうぶか、ステラ?」
「ああ。助かるよ」
 そこはカガリが鉄門扉の盾で衝突を防ぎ、ステラを庇ってくれた。
「さぁこんがり焼いてしまおう!」
 ステラは神都落城の炎上を、カガリは赤星の剣の紅蓮を更に煽るべく、それぞれ炎の竜巻を生んだり盾に風を覆わせたりと、互いに息を合わせた連携が光る。
「……ところで、このはやぶさの、肉は」
 ハヤブサさまたちの丸焼きを順調に増やしつつ、ふと呟くカガリ。
「え、食べられるか?」
「かっぷ、めんの、材料になるだろうか?」
 ステラの以心伝心ぶりへ素直に頷いて、素朴な疑問を口にした。
「……後でできるなら試すか?」
「消し炭に、なっていなければ、あとで試してみたいな」
 カガリの望みを叶えてやりたいと思うステラだが、そこここで燃え盛る炎の勢いを思えば、焼け残りを探すのすら大変そうだとも悟る。
 それでも恋人と一緒なら、良い焼き具合のハヤブサさまを広い工事現場から見つけ出すのも、苦にはならないのかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

セット・サンダークラップ
アポカリプスヘルは初めてっすが、大変な世界っすね・・・
このオブリビオンもかわいいっすが作業の邪魔になるんでご退場願うっす!

エレクトロレギオン起動! レギオンは小型っすが、荒れ地を均しながら疾走するワイルドなタイヤと、捨てられた砕石もハヤブサさまのボディもがっしり掴めるアームを備えた作業用の形状のを召喚して突撃させるっす。

相手が数押しで突撃してくるならこっちも真っ向から数で押すっすよ!
飛んでくるハヤブサさまたちを[操縦]したレギオンのアームと数の力で迎え撃って、うまく拘束出来たらそのまま地平線の彼方までレギオンを走らせて戦場から放り捨てるっすー!



●数対数
 ハヤブサさまたちが続々と黒焦げになって、順調に数を減らしている傍ら。
「アポカリプスヘルは初めてっすが、大変な世界っすね……」
 セット・サンダークラップ(青天に光を見る・f05234)は、瓦礫と地割ればかりの荒涼とした光景に、しばし圧倒されていた。
 元より、空とそこに浮かぶ雲や星、太陽が好きという穏やかな性格のセットだけに、世界そのものが破壊しつくされたアポカリプスヘルの現状へショックを受けるのも頷ける。
「相手が数押しで突撃してくるならこっちも真っ向から数で押すっすよ!」
 だが、すぐに気を取り直してハヤブサさま対策を講じるセットからは、充分な芯の強さも窺えた。
「エレクトロレギオン起動!」
 小型の戦闘用機械を250機も召喚して、まずは彼らのワイルドなタイヤに荒れ地を均させながら、長く大きなアームを構えての一斉突撃を敢行するセット。
「見た目はかわいいっすが作業の邪魔になるんでご退場願うっす!」
 がしぃっ!
 対抗するように真っ直ぐ飛んでくるハヤブサさまたちだが、セットが手足のごとく操るレギオンのアームに悉く鷲掴みにされた。
 こうして、数には数で迎え撃ったレギオンたちは、ハヤブサさまを拘束するなりそのまま超加速。
 バリバリバリバリ……!!
 自らが消滅する前にと地平線の彼方目指して、ばたばたもがくハヤブサさまを連れ去っていくのだった。
 カット曰く、戦場の外へ放り捨てるとのこと。なかなか斬新な対処法である。

 ともあれ、正面からガトリングガンをお見舞いしたり、あるいは炎で丸焼きにしたり、機械の腕でちぎっては投げしたり……。
 猟兵たちの奮闘の甲斐あって、ついにハヤブサさまの大群を1羽残らずやっつけたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『サンタガール』

POW   :    プレゼント
【本人曰く善意1000%のプレゼント】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    プレゼント
レベルm半径内の、自分に気づいていない敵を【本人曰く善意1000%のプレゼント】で攻撃する際、ほぼ必ず狙った部位に命中する。
WIZ   :    プレゼント
【本人曰く善意1000%のプレゼント】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【嗜好と特徴と傾向と流行】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
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●大大大迷惑
 猟兵たちがハヤブサさまたちを全て駆除したおかげで、道路工事の障害はなくなったかに見えた。
 だが、束の間の平和を悪気なく打ち破る、新たなオブリビオンが現れた。
「ほ~ら、サンタさんからのプレゼントだよ~~~☆」
 季節外れながらも、タイトでシースルーなコスチュームが色っぽく可愛らしい『サンタガール』である。
 どさどさどさっ!
 ——否、せっかく荒れ地を均等にならした道路予定地の上へ、やたらとかさばるギフトボックスを山ほど積み上げる、非常に傍迷惑なサンタガールであった。
「プレゼントはもらうと嬉しいよね! 幾らあっても困らないもんね!! どんどん用意するからね!!!」
 本人は善意1000%でやっている大量のプレゼントだが、はっきり言って工事を妨害する邪魔な荷物でしかない。
 猟兵たちは彼女の天真爛漫さに惑わされず、しっかりと排除して欲しい。
ライザー・ヴェロシティ(サポート)
・出身世界「アックス&ウィザーズ」の猟兵だ
元の世界でも傭兵として活動していた
依頼の傾向は純戦闘
重視するのは報酬だ(金銭、食事等)

仕事は仕事として割り切るスタンスだな
あとは強敵と戦う依頼を好む


・性格は荒っぽいほうだろう
デジタルとか近未来の文化にゃ馴染みがない

・風属性の魔法を主体とするマジックナイトだ
剣に風属性を付与して行う近接戦闘を主とするぞ
使用するユーベルコードは主に近接の強化
または攻撃のレンジや範囲を補うモノだ


・耳がいい
乱戦時とかにゃ僅かな音を頼りに見えない敵の位置を把握するぜ

ただ耳がよすぎるんでな、歌や高音は聞きすぎると頭が痛くなる
特に歌は嫌いだ
味方なら兎も角、敵が歌ってんなら全力で止める



●砂漠の傭兵
 舗装道路の工事現場。
「ふぅん……お湯だけで食える保存食か。なかなかの報酬じゃないか」
 ライザー・ヴェロシティ(Sturm Jaeger・f00188)は、ここへ来るまでに見た物資集積所の様子もあって、依頼の報酬へ期待を寄せていた。
 アックス&ウィザーズで長年傭兵として活動してきただけに、自ずと労働に見合う報酬かどうか気になるのだろう。
 これもその日暮らしで生きるための知恵である。
「それにしても、故郷とは別の意味で厳しい世界だな」
 自然に溢れたアックス&ウィザーズに比べて、緑も人工物も殆ど破壊されたアポカリプスヘルの惨状は、ライザーの眼にも過酷に映るようだ。
「ま、その分敵も強そうだぜ」
 と、だだっ広い工事現場の中から、乱雑に荷物が積まれている場所を探し当て、駆け寄るライザー。
「あっ、キミが一番乗りだよー! ご褒美にいっぱいプレゼントあげるね!」
 どさどさどさっ!
 サンタガールはやっぱり謎の善意を前面に押し出しながら、大量のプレゼントを放り投げてきた。
 だが、耳の良いライザーは絶望の福音のおかげもあって飛来物に気づいていたため、これに対抗。
「風よ、俺に続け!」
 300本近くもの風属性の魔法刃をルーンソードの刀身から次々と放って、プレゼントを撃ち落とすと共に、
「きゃいん!」
 サンタガールへ決して少なくないダメージを与えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・アルゲン
【星門】カガリと
悪意のない善意で迷惑なものほど厄介なものはないですね
ですがプレゼントである以上……何か使えるものかもしれない

【スピカ】に【騎乗】したまま【月光槍】を振るう
プレゼントはカガリが防いでくれるはず
落ちたプレゼントは邪魔にならないように魔力で風を操り宙に浮かします【属性攻撃・全力魔法】
そしてカガリの方へ投げて回収してもらう!
私からのプレゼントは受け取って欲しいぞー!

これはこちらからのお礼のプレゼントですよ
【流星雨】を敵に落とすとしよう!

回収したプレゼントはあとで確認しよう
現地の人たちに分けたり、少しは私たちも貰っていこうか
カップ麺だったらカガリが作ってくれるんだったな?(期待の目)


出水宮・カガリ
【星門】ステラと

むむ、ぷれぜんと…あの中身は、何なのだろう
それこそ、かっぷ、めん?だったりしたら、とてもいいのでは
なるべく、プレゼントを壊さないようにしよう

【しろ】で駆けて、プレゼントが地面に直撃しないよう【鉄門扉の盾】で守る
ステラからのプレゼントも全部受けとるぞ!
カガリの本体にぶつけてこーい!

受け止めたプレゼント達は、【夢想城壁】へ回収していくぞ
後で取り出して、中身が何だったか見てみよう
かっぷ、めん…だといいなぁ、皆の役にも立つし…カガリ達も食えるやも知れんし
かっぷ、めんを、よこせー!(カップ麺断定)



●プレゼントが嵩張っていたワケ
 同じ頃。
「悪意のない善意で迷惑なものほど厄介なものはないですね」
 ステラ・アルゲンは、サンタガールの迷惑極まりない所業へ半ば呆れた様子で溜め息をついた。
「ですがプレゼントである以上……何か使えるものかもしれない」
 だが、すぐに気を取り直し、ポジティブな発想でニヤリと笑う。
「むむ、ぷれぜんと……あの中身は、何なのだろう」
 一方、出水宮・カガリは不審そうに眉間へ皺を寄せながらも、
「それこそ、かっぷ、めん? だったりしたら、とてもいいのでは」
 と、新たな閃きを得ていた。
「なるべく、プレゼントを壊さないようにしよう」
「ええ。カップ麺だと良いですね」
 ステラは相方へ頷いて三たびスピカに跨ると、月光槍を携えて疾駆する。
(「プレゼントはカガリが防いでくれるはず」)
 そんな婚約者への全幅の信頼が、ステラを気丈夫にしていた。
 現に、カガリはしろへ騎乗して荒野を駆け抜けながら、サンタガールの投げてくるプレゼントを地面にぶつからせまいと鉄門扉の盾で守ってくれている。
 だからステラは安心して、ギフトボックスが自分へ直撃しないよう月光槍で器用に捌き切ったり、
「私からのプレゼントは受け取って欲しいぞー!」
 落ちたプレゼントたちを全力魔法の風で宙に浮かせると、カガリの方へ投げて回収させる心の余裕も見せた。
「カガリの本体にぶつけてこーい!」
 鞍の上でどっしりと構えて豪語するカガリ。
 鉄門扉の盾の正面には小さな亡都の紋章が刻まれていて、そこへ衝突した大量のギフトボックスは次々と吸い込まれ、ユーベルコード製の黄金都市へ転移する仕組みだ。
「これはこちらからのお礼のプレゼントですよ」
 ステラはサンタガールへ槍の穂先を向けると、天から降り注ぐ流星の雨を奴の頭に浴びせて大打撃を与えた。
「きゃいん! あぁーん、せっかくのプレゼントが~~~!」
 蹲って痛がるサンタガールだが、気にするのは背負っている謎の触手袋のことばかり。ある意味ブレないオブリビオンである。
「もし、あの箱の中身がカップ麺だったら、カガリが作ってくれるんだったな?」
 未だ緊張走る戦闘中ゆえか真剣な時の物言いのまま、ちらと期待の眼差しを向けるステラ。
「かっぷ、めん……だといいなぁ、皆の役にも立つし……カガリ達も食えるやも知れんし」
 カガリも深く頷いて、カップ麺の有用性を語ってから、
「かっぷ、めんを、よこせー!」
 カガリはすっかりプレゼントの中身をカップ麺と決め込んで、サンタガールへ突撃していく。
 カップ麺という工事後のお楽しみが、ステラとカガリへかなりのやる気を出させているのは確かだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ジノーヴィー・マルス
【SPD】
はいはい今度は何。え、プレゼント?いらねーよ。
って言うかなんでサンタなのお前ら。時期ハズレとか思わねーの?
ったくよー。美味い昼飯の差し入れなら良いものをそうやって訳わかんねーもん持って来やがって。
仕事増やすんじゃねーよ、面倒臭ぇ。

そういう訳だから「怠け者は頑張らない」
……をちょっと応用して、工事に没頭する事にする。
さっきのハヤブサ共の被害も気になるし洗い出しからだな。

……おいおい、サンタさん。構わず投げるの止めてくれよ。
止めないとVendettaで【2回攻撃】【一斉発射】【範囲攻撃】しちゃうよ。



●工事最優先
 恋人たちがカップ麺強奪に燃えている傍らでは。
「うわーん! プレゼントいっぱい、いくらでもあげるよー! だから攻撃しないでーっ!!」
「はいはい今度は何」
 分身と一緒に根気良く砕石を圧し固めていたジノーヴィー・マルスも、サンタガールからのプレゼント投擲の被害を受けていた。
「え、プレゼント? いらねーよ」
 今度はたまたま手の空いていた分身へ飛んでくるプレゼントを払い落とさせながら、ジノーヴィーはサンタガールへ振り向きもせずに返事する。
 今は、せっかく皆で整地した道路予定地へ砕石を敷き詰めることの方が、プレゼントなんかよりよっぽど大事だ、と。
「って言うかなんでサンタなのお前。時期ハズレとか思わねーの?」
「サンタは年中いた方が嬉しいでしょ?」
 どさどさどさぁ!
「……おいおい、サンタさん。構わず投げるの止めてくれよ」
 それでもびゅんびゅん飛んでくるプレゼントへ良い加減辟易して、作業の手を止め振り返るジノーヴィー。 
「止めないと……」
 意味深な笑みとVendettaの銃口をサンタガールへ向けるや、銃身を回して一斉発射。
 重い銃弾の連射をサンタガールへ真正面から浴びせかけて、ついに引導を渡したのだった。
「ったくよー。美味い昼飯の差し入れなら良いものを、そうやって訳わかんねーもん持って来やがって」
 ジノーヴィーが不機嫌なのは、何もサンタガールのせいだけではない。
「仕事増やすんじゃねーよ、面倒臭ぇ」
 そう。さっきのハヤブサさまたちが荒らしてくれた後始末にもずっと追われているのだ。
 だがハヤブサさまもサンタガールも撃退した今、猟兵たちはやっと何者にも煩わさせることなく、舗装道路の敷設へ打ち込めるだろう。
 腹が空いたら、サンタガールの遺したプレゼントの中身だってある。
 あの中身は、恋人たちの推理通り、カップ麺やインスタント麺だったから。
 オブリビオンたるサンタガールが、この物資の少ない世界でそれらをどこからくすねていたのかは、もはや言うまでもない。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年02月10日
宿敵 『サンタガール』 を撃破!


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#アポカリプスヘル
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#ストレイト・ロード


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアレク・アドレーヌです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト