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アースクライシスEX~ラグナロク・オブ・スティール

#ヒーローズアース #【Q】 #鋼神ウルカヌス


●雌伏せし鋼神/大気圏外
 ヒーローズアースの大気圏外に存在する、廃棄された宇宙船群・ラグランジュポイント。
 知られざる文明の一つであるこの地は、ジェネシス・エイトの一角であるスーパープルトンに支配され、圧政を受けていた。
 戦争中に猟兵達に解放されてから1ヶ月あまり、徐々に復興を遂げているとはいえ、未だ爪痕は深い。
 未だ復興の手の届かぬ、外縁部――いくつもの宇宙船の残骸が混ざり合って生み出された『島』のうちの一つ。
 そこに、侵略の萌芽が再び生み出されつつあった。

「よもやクライング・ジェネシスが滅ぼされるとはな……」
 鋼神ウルカヌス。原初の鋼と炎を司る強大なる神。彼は、屈辱と怒りをこめてその言葉を紡ぎ出す。
「私がこのような場に潜み、雌伏を強いられるとはな。気に食わん、だが……奴らを侮るわけにもいかんか」
 敗残の身なれど、その身から溢れる神力に衰えはない。それは徐々に形を為し、強大にして堅牢なる鎧を形成しつつある。
「我が神鋼兵団が再び力を取り戻せし時……その時こそ、我が神威を再び地に知らしめる時。それまでは、奴らに邪魔をさせる訳にはいかん」

●グリモアベースにて
「あっけおめー。今年もくるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「そんでまあ、新年早々……ってほどでもないけど。今年のボクからの初仕事はちょーっとハードなバトルをお願いするよ!」
 そしてその笑顔を不意に真剣なものとすると、猟兵達を強い視線で見回す。
「今回の依頼は――鋼神ウルカヌス。ジェネシス・エイトの一角にして最強と謳われた原初の神。その打倒だ」
 オブリビオン・フォーミュラ、クライング・ジェネシスが敗れた後、鋼神ウルカヌスは再起を期してその身を隠した。
 己の神力を以て新たなる兵団を作り上げ、それをもって再びヒーローズアースに侵攻を行うつもりのようだ。
「でもそうは問屋が卸さない、ってね。儀式魔術【Q】の力で、ウルカヌスの潜伏場所を暴き出す事に成功したんだ。だから、奴が戦力を取り戻すより先に、これを叩いてもらうよ!」

 ウルカヌスは、ラグランジュポイントの一角、廃棄された宇宙船群の最奥に潜んでいる。
 辿り着くには2つのエリアを抜けていかなくてはならない。
「1つ目のエリアでは、強化人間の少女達が立ちはだかるよ」
 彼女達は、オブリビオンの因子を無理やり植え付けられる事で戦闘力を与えられているが、元々は一般人だ。全身を苛む激痛と、ウルカヌスに対する恐怖によって、絶対の服従を誓わされている。
「説得とかは通じないけど、ある程度のダメージを与えればオブリビオンの因子を無力化して元に戻す事ができるよ。できれば助けてあげてほしいな」
 オブリビオン因子は宿主である少女達のダメージを肩代わりするため、多少ならば攻撃しても彼女達が傷つく事がない。だが、因子が受け止めきれない過剰なダメージを与えてしまった場合、少女達が死亡、あるいは後に残る傷を負う可能性がある。
 助けるならば、因子を無力化するだけのちょうど良いダメージを与えるように、調節する必要があるだろう。
「ぴったりプラマイ0、とかじゃなくても、ある程度の超過は大丈夫だから安心して。ある程度まで、だけどね」
 なお、救出に成功した場合も彼女達はそれまでの身体的負担で意識を失うが、その場合室内にある回復カプセルに入れておけば安全だ。ウルカヌスを倒した帰路で回収し、連れ帰れば良いだろう。

「2つ目のエリアでは、『笑う悪魔』と呼ばれるオブリビオンと対峙してもらうね」
 一見すれば、常に穏やかな笑みを浮かべた温厚そうな美女。だがその実態は、人々を惑わし、堕落させる邪悪な悪魔だ。
「無数のレーザーによる乱射、相手を内側から破壊する力、分身しての魔弾攻撃……とか、いろいろと強力な攻撃を持っているのも厄介だけれど。何より、彼女にはウルカヌスから『神鋼の鎧』が与えられているんだ」
 その鎧は物理・魔法・精神攻撃すら弾く無敵の鎧である。ただし、かつてモニュメント・バレーに現れた時とは違い、聖地から力を得ていないため『完全無敵』とまではいかない。
「まあそれでも、かなり高い耐性を持つから、できれば鎧の隙間を狙って攻撃した方が良いね。彼女の鎧の隙間は、お腹の中心……臍の部分だね」
 もちろん、相手も鎧の隙間は把握しているため、ガードは固い。なんとかしてそれをこじ開け、腹部を露出させてから攻撃する必要があるだろう。

「笑う悪魔を退けたら、いよいよウルカヌスとの対決になる。言うまでもないけど……強いよ、とても、ね」
 ウルカヌスのユーベルコードは特に強力だ。これらに対する対策がなければ、有効打を入れる事は出来ないだろう。
「もちろん、ユーベルコードに対処出来たとしても、相手が強大である事に変わりはない。激戦になると思う……でも、放っておく訳にはいかない」
 ウルカヌスを放置すれば、神鋼の鎧を量産して新たな兵団を築き上げてしまう。ようやく戦火から解放されたヒーローズアースは、再び激しい戦いに巻き込まれる事になるだろう。
「敵は、本当に強い。けど、キミ達ならきっと倒せるって、ボクは信じてるよ」
 いつもどおりのわざとらしいほど可愛い仕草の中に、強い期待をもって、くるるは猟兵達を見渡す。
「だから、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ!」


一二三四五六
 あけましておめでとうございます。いやまああけてから結構経ってますが!

 ごきげんよう。2020年一発目はいきなりハードに。一二三四五六です。

 第一章の集団戦『強化人間奴隷少女兵』は寺田・サツキ(元・悪の組織のエリート奴隷兵士・f20977)さん、第二章のボス戦『笑う悪魔』はアリュース・アルディネ(異形蒐集者・f11279)さんの宿敵です。ありがとうございます。
 第三章は言うまでもなくトミーウォーカーの公式ボスです。

 補足。
 第一章の強化人間少女達は、神鋼の鎧を持っていません。生産が間に合っていないそうです。
 助けたい場合、よっぽどやりすぎない限りはちゃんと助けられます。

 第三章、ウルカヌスはボス敵のお約束通り、『猟兵の使用したユーベルコードに対応する能力値のユーベルコード』を先制使用して来ます。対抗策をプレイングに記載しましょう。
 ウルカヌスのユーベルコードは全部持続系なので、『先制攻撃を防ぐ』と言うよりは『相手の防御を打ち破る』事を考えた方が良いような気がします。
 POW:神鋼の鎧を纏っての格闘戦/SPD:腕を超高熱の液体金属に変化させる/WIZ:周囲を原初の炎で満たして自分以外を焼き尽くす、となっています。詳細な説明文は登場まで待つか、アースクライシス2019㉑の依頼群あたりをごらんください。
 また、リプレイは激戦を演出する感じになる予定です。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 集団戦 『強化人間奴隷少女兵』

POW   :    ディーモニック・パワー
全身を【オブリビオン因子由来の禍々しきオーラ】で覆い、自身の【総身を襲う、想像を絶する激痛】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    ディーモニック・アクセレレイション
【オブリビオン因子から力を引出す】事で【高速戦闘モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    ディーモニック・サイキック
見えない【オブリビオン因子由来のサイキックパワー】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
👑11
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弥久・銀花
元が一般人、ならば武術の経験は少ないのでしょうか?
しかも激痛で動きが硬いですね、油断しないで意識を刈り取ってあげましょう。

「始めまして、人畜無害で可愛くて強い猟兵の弥久銀花です」
「私に襲い掛かって来れば速やかに意識を落としてあげますよ、確りと戦えばウルカヌスにも責められないかも知れません」
「出来ればですが助けてあげるので、とっとと掛かってきなさいオブリビオン未満達」

ユーベルコードの無視できない煽り攻撃を使い、相手を挑発してこちらに攻撃を誘発します。


【見切り】で相手の攻撃を回避して、鳩尾の辺りを狙って【鎧砕き】を使った殴打で攻撃します、これが私の【優しさ】です。(服が派手に破れます)


黒玻璃・ミコ
※スライム形態

◆心情
うーん、戦争時から感じてましたが
鋼神ウルカヌスって結構配下に対する扱いが雑なのですよねー
望まぬ戦いを強いられるのも可哀そうですしテキパキ解放してあげましょう

◆行動
オブリビオン因子がある程度吸収するとは言え
これ以上痛い思いをするのは嫌でしょう

【毒使い】で精製した酩酊状態に陥らせる毒を
【念動力】によって【範囲攻撃】の要領で彼女達を包みましょう
まともな判断能力を無くしてきたら
ぷるぷる震える私の魅惑のボディを見せて【催眠術】で眠りに付かせちゃいますよ
首尾よく事が運んだ後は【黒竜の道楽】で
身体を傷付けず悪い因子のみをパクっと頂いてしまいましょう

◆補足
他の猟兵さんとの連携、アドリブOK



「はぁ……はぁ……はぁ……!」
 苦悶の吐息を漏らし、身体を震わせながら猟兵達の前に立ちはだかる少女達。与えられた最小限の戦闘服に身を包み、常に身を苛む痛みに汗を滲ませる。
「ウルカヌス様に逆らう事は……死を意味します……あなた達も……ここで……!」
 彼女達の表情に張り付くのは、苦痛と、そして恐怖。常人では決して抗えぬそれに突き動かされ、襲いかかってくる。
「うーん、戦争時から感じてましたが、鋼神ウルカヌスって結構配下に対する扱いが雑なのですよねー」
「オブリビオン因子で強化されていようと、元一般人。しかも激痛で動きが硬いですね。わざわざ攫って来ておいて無駄な扱いです」
 そんな様を見ながら、ぷるぷるとタールのスライムボディを震わせ感想を漏らすミコ。銀花も少女達の動きを観察して冷静に批評を下すと、前に歩み出る。
「はじめまして、人畜無害で可愛くて強い、猟兵の弥久銀花です」
「……?」
 唐突な自己紹介に、一瞬意識を取られる少女達。それを見て銀花はさらに言葉を紡ぎ出す。
「私に襲い掛かって来れば速やかに意識を落としてあげますよ、確りと戦えばウルカヌスにも責められないかも知れません」
 その言葉に加え、微妙な声音の高低や指先まで計算された仕草、それらが注目を引く。
「出来ればですが助けてあげるので、とっとと掛かってきなさいオブリビオン未満達」
「っ……なに、をっ……!」
 痛みと恐怖に支配されていてさえ、それを上回る程の苛立ちを与える挑発。銀花の得意げなドヤ顔に、怒りを覚えて顔を赤く染めた少女達が殺到する。
「いやぁ、絶妙にイラッと来る感じが素晴らしいですねー」
 そんな少女たちを見ながら、ミコの身体から溢れる毒。空気に混じって広がるそれが、少女達を迎え撃ち、包み込む。
「ぁ……く……!?」
「ま、せっかく誘き出してくれたのですから、テキパキ解放してあげましょう」
 怒りに染まっていた頬が、今度は酒に酔ったように赤く染まる。毒の成分で酩酊させられ、足元のおぼつかない少女たちの攻撃。
「ふむ。それでは当たる方が難しいですね」
「うっ……!」
 ふふん、と鼻を鳴らし――挑発の一環なのだろうが相変わらずイラッと来る得意げな表情で――それを回避した銀花は、すれ違いざま、鳩尾に拳を叩き込んだ。目を見開き、呻きと共に崩れ落ちる少女。
「さあ、優しく意識を失わせてあげますよ。痛みを感じる暇も与えませんので、さっさと次、かかって来てください」
「殴られるのが怖いなら、こちらでも良いですよー?」
 なおも酩酊毒を溢れさせながら、ミコはぷるんぷるんとボディを揺らす。抱きつきたくなるような、魅惑の黒いボディ。
「う……なに……?」
 それを見ていると、目を離せない。柔らかそうに形を変える様、身体の表面に広がる波紋……瞼が自然と落ちてくる。
「これ以上痛い思いはしたくないでしょう? ゆっくりとおやすみなさいー」
 自らの身体の揺れを使った催眠術で、少女達の意識を次々と閉ざしていくミコ。無論、見なければ眠る事はないのだが、酩酊し判断力を失った少女達は、目をそらすと言う判断が思いつかない。
「まあ目を反らした所で、隙だらけですが」
 ミコを見ないように顔をそむければ、当然銀花が殴りにいって。次々と意識を失う少女達。
「こんな所ですか。あとは因子を取り除くだけですが……」
「では、パクっと頂いてしまいましょうか」
 近くの少女達を全て無力化すると、最後はミコが黒竜の魔力で身を包み、身体を傷つけずに因子だけを喰らい尽くす。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フレミア・レイブラッド
流石に無理矢理戦わされてる子達を見捨てる気はないわ。
できれば後遺症も無く助けてあげたいわね。

【ブラッド・オブリビオン】で「荒野に飛来する氷鳥達」の「氷雪の鷲獅子」を召喚。
【サイコキネシス】と【念動力】を周囲の空間に展開し、敵集団が空間内に入った瞬間を念で察知し、そのまま【サイコキネシス】と【念動力】で一斉に拘束。
鷲獅子の(加減した)【極寒の風】、【凍てつく息吹】で凍結させつつダメージを与えたり、加減した魔槍の一撃【怪力、早業】や威力調節した雷撃の魔力弾【属性攻撃、高速詠唱、誘導弾】でダメージを与え気絶させる等して確保していくわ。

可愛い子達だし、キズモノになんて可哀想だしね♪


佐伯・晶
無理矢理戦わされてるなら助けたいね

サイキック自体もそれで操った物も
神気で時間を停めて防ごうとするよ

女神降臨で強化したガトリングで
ゴム弾をばら撒き戦意を削ろう
激痛に苛まれてるなら
衝撃はきついんじゃないかな
可哀相だけど数も多いし弱みを突かせて貰うよ

怯んだところで使い魔に蝋人形に変えさせよう
幾人かはあえて徐々に変えていく事で
変化を実感実況できる時間を与えて
他の娘の注目を集めさせ隙を作ろうか

近くにいるのを無力化したら
回復ポッドまで運ぶよ

それはそうとこのレオタード際どい上にピッチリ過ぎない?
体が硬い蝋に変わったから体の凹凸が凄く目立つ

あと何か胸の大きい娘が多い気がするけど
ウルカヌスの趣味って事はないよね



「無理矢理戦わされてるなら助けたいね」
「ええ、流石に見捨てられないわ」
 可憐なドレス姿に身を包んだ晶と、氷色の鷲獅子に跨ったフレミア。二人は空中から、少女達に対峙する。
「ウルカヌス様に……逆らってはダメ……!」
 侵食の苦痛に抗い、オーラを纏って飛び上がる少女達。二人へと高速飛翔で迫り――。
「……!?」
 その身体がぴたり、と停止する。
「ダメよ、暴れちゃ。これから助けてあげるから、そこでじっとしていて?」
「ちょっと手荒に因子を追い出す事になるけど、我慢してね」
 フレミアの念動力が少女達を拘束し、晶の神気が少女達の時間を停める。二重に動きを封じられ、動けなくなった少女達へと、晶はガトリングの銃口を向けた。
「ちょっと可哀想だけど、弱みを突かせて貰うよ」
「っ……あっ、く、んぅぅっ……!」
 激痛に苛まれる全身にゴム弾が突き刺さると、苦悶に身を捩って悶絶する少女達。無論ダメージは因子が肩代わりするので、傷つく事はない。
「うーん、でもちょっと罪悪感は有るよね」
「仕方ないわ、助ける為ですもの……後遺症なく助けてあげるから、安心して!」
 鷲獅子が加減した冷気を送り、動けぬ少女達を凍結させる。冷気のダメージで弱った因子にトドメを刺すべく、電撃を送り、痺れさせて気絶に追い込むフレミア。
「なるべく痛みを与えないように……これならどうかな?」
「っ……あっ、な、にっ……!?」
 晶が送る神気が変質すると、一部の少女達の身体が蝋人形に変化していく。ゆっくりと蝋に変わる恐怖に青褪め、身を捩る少女。
「や、やだっ……身体が……私、のっ……変わってっ……!」
「あんまり抵抗したり、暴れたりしない方が良いと思うよ、そっちの方が楽だからさ」
 敢えて恐怖を与える事で、他の少女達の視線を集め、隙を作る。その隙にフレミアが鷲獅子を駆り、少女達の間を飛んだ。
「これで、あなた達の因子だけを貫いて……っと、大丈夫かしら?」
 傷一つないまま意識を失い床に落ちそうになる少女達を、そのまま優しく受け止める。ぐったりと意識を失い、苦痛から解放されて安らかに呼吸するその姿を、フレミアは微笑みと共に愛でてやる。
「可愛い子達だし、キズモノになんて可哀想だしね♪」
「うん、確かに可愛いんだけど……」
 蝋人形になった少女達を回収しながら、その姿をまじまじと見つめる晶。
「このレオタード、際どい上にピッチリ過ぎない?」
「あら、でもよく似合ってると思うわ♪」
 役得、とばかりに少女をしっかりと抱き寄せるフレミア。そんな少女の柔らかな膨らみが形を変えるのを見て、晶はさらに考え込む。
「胸の大きい娘が多いのは……ウルカヌスの趣味って事はないよね」
「……どうなのかしら」
 動けない少女達を、次々と回復カプセルに入れてやりながら、2人は顔を見合わせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アテナ・カナメ
【心情】ウルカヌスの侵攻…させはしないわ!その前にあの女の子達をどうにかしないとね…!(宛那(マスクに体を貸している人):マスクさん…あの子達は細胞を植え付けられ無理やり戦わされています…決して殺しては…)わかってるわよ宛那。アテナマスクとして、必ず助け出して見せるわ!

【作戦】少女兵達の攻撃は【見切り】で回避、【怪力】で受け止めるわ!そして【2回攻撃】のかなり手加減したバーニングパンチを使うわ!「ごめんなさい!でもこうでもしないと細胞を倒せないの!」

【描写】戦っている最中に攻撃のせいでマスクが外れ宛那に戻ってしまい、マスクを探している最中に攻撃されちゃうかも…(絡み・アドリブOK)


露木・鬼燈
少女へのダメージと取り回しを考えれば魔剣は不適切。
少女を傷つけずに因子だけを<斬祓>。
手刀に破魔の刃を纏わせ、更に浄化のルーンを乗せる。
これならイケルイケル!
スピードに反応速度を増幅しようとも経験が足りてないね。
手練れの戦士ならともかく、これなら対処も難しくない。
異形心眼で捉えて見切り、回避できないものは生体装甲で受ける。
タイミングと角度を合わせれば装甲でも受け流しはできるのです。
回避と受け流し、これが成功したときにカウンターで削っていく。
んー、流石に一人ずつは効率が悪いけど大丈夫。
破魔の刃は味方ごと斬っても問題はない。
それに射程範囲も十分。
つまり適切なタイミングでならまとめて祓えるっぽい!



「ウルカヌスの侵攻……させはしないわ!」
 正義の心で燃え上がる炎を両の拳に纏い、少女達と向き合うアテナマスク。
「その前にあの女の子達をどうにかしないとね……」
(マスクさん……!)
 そんなアテナに語りかけるのは宛那……彼女が借りた身体の元の持ち主だ。
(あの子達は無理やり戦わされています……決して殺しては……)
「わかってるわよ、宛那。アテナマスクとして、必ず助け出して見せるわ!」
 倒すだけではない、救ってこそのヒーロー。決意と共に、アテナは少女達へと拳を振るう。
「うぐっ……」
「ごめんなさい! でも、こうでもしないと細胞を倒せないの!」
 そうと分かっていても、少女達が苦痛に表情を歪める度、アテナの心も痛む。それでも決意を揺らさず、拳を振るっていくアテナ、だが。
「ウルカヌス様に……逆らってはダメ……!」
「っ!?」
 やはり罪悪感が動きから精細を奪ったか。少女の反撃を見切り損ね、顔を拳が掠める。直撃は避けたものの、運悪く覆面が顔から外れてしまう。
『しまった、宛那っ……!?』
「ああっ、マスクさんっ……んぐぅっ!?」
 宿主とのリンクが切断され、『宛那』と『アテナ』が分かたれる。マスクの加護を失った宛那では、少女達の攻撃を見きれず、腹に突き刺さる拳に呻きが溢れる。
「っ……がっ……あぁっ……!」
 身体を折った宛那へ、畳み掛けるような連続攻撃。必死に身を庇うも、その守りごと抱きしめられる。
「っ……あああああっ!」
『宛那、ダメ、逃げて……!』
 背骨が軋み、悲鳴を上げる宛那。アテナが必死に呼びかけるが、少女達に妨害されて近づけず――。
「むむ、これは助けないとっぽーい!」
 そこに駆けつけた鬼燈が、光を纏った手刀を一閃した。宛那と少女の身体を諸共に切り裂き……だが、2人ともに傷はない。
「この手刀は、穢れのみを斬り祓う破魔の刃……って事で大丈夫?」
「あ、ありがとうございます……」
 因子を斬り祓われて少女が倒れ込み、解放される宛那。それを庇うように立った鬼燈は、少女達に右手を向けた。
「じゃあ、しばらく休んでると良いのです。僕にはこの破魔の刃があるからね、イケルイケル!」
 カッと目を見開くと、その瞳に浮かぶは複眼レンズ。異形の心眼が少女達の攻撃を見切り、降り注ぐそれを全て回避する。
「いくら強化されようと……経験が足りてないねっ!」
 熟練の武芸者である鬼燈にとっては、数の不利も速度の不利も何ら問題にはならない。
 避けきれぬ攻撃も、ナノメタル製の生体装甲で受け止め、表面の曲線で巧みに受け流していく。
「とはいえ、流石に一人ずつでは効率が悪いのです」
 倒してもなお迫り来る少女達。鬼燈を強敵と見たか、3人がかりで迫り来る……それをちょうど良いと見た鬼燈は、手刀の上に浄化のルーンを刻む。
「と言う事で……これでまとめて祓うっ!」
 増幅された破魔の力を振るう、横薙ぎの一閃。伸長された刃が、少女達を3人まとめて薙ぎ払い……いや、少し離れた少女達も、まとめて斬り祓う。
「射程範囲も十分、味方ごと斬っても問題ない……だからこのまま一気に片付けられるっぽい!」
 大きく数を減らし、余裕ができれば、そのまま続けざまに破魔の刃を振るう鬼燈。
 その立ち回りの隙に、アテナもなんとか合流を果たす。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

四季乃・瑠璃
緋瑪「とりあえず、頭撃ち抜いたり、鎌で斬りおとしたり、ボムで粉々、とかは止めておいた方が良いかな?」
瑠璃「やり過ぎちゃっても困るし、その辺は加減した方が良いね」
翡翠「この子達も好きでやってるわけじゃないしね…。まぁ、多少我慢はして貰うけど」

【チェイン】で分身&シスターズ

敢えて急所は狙わず、戦闘不能・制圧が目標。
K100による雷撃や凍結の魔術を付与した弾丸【属性攻撃、ドロウ、早業】や威力を調節した【範囲攻撃、早業】接触式ボム等で動きを封じつつ、戦闘不能程度までダメージを与えて制圧していくよ。
大鎌は機巧は使うけど敢えて柄の部分を棒術みたいに鳩尾に当てるとか峰打ちするとかで気絶させたり


キリカ・リクサール
アドリブ連携歓迎

ジェネシスエイトの残党か…
前回の大戦では取り逃したが、今度こそは確実に仕留めたいところだな

その前に、まずは目の前の少女兵を救わなければな
実弾を撃ち込むのは控えるか
ナガクニとオーヴァル・レイを装備
ナガクニは峰打ちや柄部分の打撃
オーヴァル・レイは出力を落としたビーム
と致命のダメージを与えないように注意して攻撃だ
場合によっては素手でのグラップルによる格闘戦で無力化したほうが確実だな
敵が高速戦闘モードに変身したらこちらもUCを発動
複製したオーヴァル・レイ(低出力)による一斉射撃で殺さずに無力化し、倒した少女達は怪力で数人をカプセルまで運んで回復させる

辛いだろうが…必ず助けると約束するよ



「ジェネシスエイトの残党か……前回の大戦では取り逃したが、今度こそは確実に仕留めたいところだな」
 そのためにも、まずは目の前の少女達から。卵形の砲台を周囲に浮遊させつつ、黒龍革の鞘から短刀を抜き放つキリカ。
「……実弾を撃ち込むのは、控えた方が良さそうだな」
「うんうん。とりあえず、頭撃ち抜いたり、鎌で斬りおとしたり、ボムで粉々、とかも止めといた方が良いよねー」
 などと物騒な事を言うのは緋瑪。殺人姫とて自重はする――もう一歩、口に出す前に自重した方が良いのではなかろうか。
「やり過ぎちゃっても困るし、その辺は加減した方が良いね」
「この子達も好きでやってるわけじゃないしね……」
 瑠璃と翡翠も同意しつつ、愛銃の弾倉に雷や氷の魔力を装填する。
「なるべく、手加減はするから……それで勘弁してもらおうかな!」
「っ……!」
 瑠璃が投げ放った爆弾の爆風が、少女達の中心に投じられた。加減された爆風に少女達が脚を止めた所で、3つの……いや、キリカも含めて4つの影が一気に飛びかかる。
「この刀は斬れ味抜群だが……今は、それを発揮してもらう訳にはいかないか」
 鹿島永国の銘を持つその愛刀の刃を返し、力強く峰を打ち付ける。呻きを漏らして崩れ落ちる少女――その影から別の少女が迫るが、隙を埋めるように卵型砲台から繰り出される粒子ビーム。
 出力を落としたそれで動きを止め、今度は鞘と同じ竜革製の柄を鳩尾に叩き込んだ。手に良く馴染む愛刀は、たとえ本来の使い方でなくとも、まるで腕の延長のように次々と少女達を無力化する。
「こっちも負けてられないよね♪」
 そんな技巧を見せられれば、緋瑪とて負けていられない。巨大な機巧の大鎌の、刃ではなく柄を巧みに操る。
 ともすれば少女達を、それどころか己を切り裂いてしまいそうな危険な武器も、その取扱いに危なげはない。
「ほら、どんどんいくよ。多少痛いのは我慢してね」
「まあ、あんまり抵抗しない方が良いと思うよ」
 それを援護するように、翡翠と瑠璃が銃弾を放つ。あるものは痺れを与え、あるものは体温を奪って凍結させて……動けなくなった少女達の因子を、緋瑪とキリカが重い一撃で無力化していく。
 だが、少女達の表情に宿るのは、あくまでも恐怖。助けて貰える期待より、神罰への怖れを懐き、オブリビオン因子から力を引き出していく。
「ウルカヌス様に……これ以上逆らわないで……!」
「おっと……!」
 その身体が霞むほどのスピードで、銃弾を回避しながら迫る少女達。咄嗟に緋瑪は目の前に爆弾を投げ、その爆風で身を守る。
「来たか……ならば、こうだ!」
 そしてその爆風が晴れるより先に、キリカは浮遊砲台を分裂させる。どんな超スピードでも、決して避けきれぬ光の雨。
「っ……きゃあっ!?」
「辛いだろうが……必ず助けると約束するよ。だから今は……!!」
 加減されているとはいえ、全身を撃たれ崩れ落ちる少女達。その姿に憐れみと、そして神への怒りを覚えながら、回復カプセルへと運んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロNG
WIZ

私と同じ強さと技能を持つ
アイリスとナルを召喚!

オブリビオン因子が負傷を防ぐ……か。
処女を失っても元に戻るのかしら?

ナル:操られてる子達の処女をボクに奪えと?

やぁね、素朴な疑問よ。
ヤりたいなら止めないけど❤

アイリス:闇の【属性攻撃・全力魔法】で視界を奪い
【闇に紛れる・暗視】で忍び寄り【怪力】で取り押さえましょう。
私達の姿や武器になる物を視認できなければ
見えないサイキックパワーも威力を発揮できないはずよ

後は【生命力吸収】で
オブリビオン因子を吸い出すだけね。
人間にしては可愛いし、隅々まで味わってアゲル❤

ナル:彼女達が負傷する事は無いけど
洗脳解除後も、あちこち敏感になってそう……



「オブリビオン因子が負傷を防ぐ……か。初めてを失っても元に戻るのかしら?」
「……ボクにそれをやれと?」
 召喚者であるルルを横目で睨む、金属生命体のナル。
「やぁね、素朴な疑問よ。ヤりたいなら止めないけど♪」
「そんな事より……来るわ!」
 会話を遮るように少女達が迫り、その前に素早く立ちはだかるアイリス。その手を広げると、主の力を映した闇を広げ、少女達を包み込む。
「っ……これは……」
「ふふ、見えなければ、力も発揮出来ないでしょう?」
 視界を奪われ困惑する少女達とは裏腹に、アイリスは闇を見通し、自らその中に飛び込んだ。力でその身体を押さえつけ、無防備な身体を晒させる。
「く……離し……なさ……ひゃ、んっ!?」
 力任せにアイリスを引き剥がそうとした瞬間、強い刺激で身体を震わせる少女。虚脱感に襲われて力が抜けるその身体を、正面からルルが支えた。
 満面の笑みを浮かべると――無論、闇で他の者には見えないが――その身体を押し付けて、重なった豊かな肢体から生命力を収奪する。
「人間にしては可愛いし、隅々まで味わってアゲル……♪」
「ひ、ぅっ……あんっ……くふぅっ、ひぅぅっ!」
 肉体に、因子が吸い上げられていく感覚。甘い声を上げ、身体を何度も跳ねるように痙攣させる少女。
「ごちそうさま♪」
「ぁ、んっ……」
 因子を全て吸い終えると、解放し……倒れ込んだ少女は、ナルが抱き上げて回復カプセルに連れて行く。
「ん、はあっ……♪」
「あちこち敏感になってそうだけど、大丈夫かな、これ……」
 カプセルではそういう方面の回復はしてくれるのか。背後に闇から響く主と少女達の声を聞きながら、彼は小さく溜息を漏らした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

グァーネッツォ・リトゥルスムィス
オブリビオン同士で仲良しならまだしも、
赤の他人を無理やり戦わせるなんて最低だぞ
絶対に助けるぜ!

宇宙船内の回復カプセルを一つ拝借してUCで救急ロボに変形だ
奴隷兵のディーモニック・パワーを弱体化させる為に
鎮痛効果のあるガスや薬液を当ててオブリビオン因子による激痛を軽減させるぞ
まさか戦闘中の敵に対してある意味治療行為をするなんてオレ自身夢にも思わなかったぜ

鎮痛薬の投与だけでなく救急機能のバイタルチェックで
因子破壊以上の過剰ダメージを与えない様に気を付けつつ
隙を見て無力化された奴隷兵を戦闘範囲外に運搬するぞ
戦闘の余波で死んだらたまったもんじゃないからな
それもこれも回復カプセルがあって本当に良かったぜ


フランチェスカ・ヴァレンタイン
手加減は然程得意ではありませんがー… まあなるようになるでしょう、ということで

少女兵の攻撃を見切って空中戦の立体機動で翻弄し、カウンターで蹴り脚を合わせていきましょう
うーん… 延髄やら脊椎へ膝なり踵を噴射加速で叩き込む程度のダメージならちょうどいい感じですかねー…?
些か殺意高過ぎのような気もしますが――きっと被害担当のオブリビオン因子クンが全て受けきってくれるハズです、ええ(

とはいえこの数を全て蹴り倒すのは少々骨ですし、因子とやらがどんな感じのモノかはだいたい”掴め”ましたので?

「ブレイザー、イグニッション――!」
天を衝くほどに伸びたUCの光刃で、問題の因子のみを纏めてざっくり参りましょう…!



「く、ぅ……はぁ、はぁ……これ以上……抵抗しないでっ……」
 禍々しいオーラを身に纏い、上空から猟兵に襲いかかる少女達。
 その横を、一陣の風がすれ違う。
「うぐっ!?」
「手加減は然程得意ではありませんがー……」
 すれ違いざま、カウンターで蹴りを叩き込んだのはフランチェスカ。強い衝撃で地面に少女を叩き落とす。
「まあなるようになるでしょう……なりますよね?」
 若干の不安は否めない所だが、下手に手を抜き過ぎてこちらが痛い目を見る訳にもいかない。
「まあ、被害担当のオブリビオン因子クンに頑張っていただきましょう」
「ならオレも頑張らせてもらうぜ!」
 蹴り落とされる少女達をキャッチしたのは、ロボット。それを身に纏うのはグァーネッツォだ。
「うん、大丈夫そうだ! そっちはこのまま頼むぜ!」
 ロボットの機体を構成するのは、備え付けの回復カプセルの一つ。それと合体した彼女は、バイタルチェック機能で少女達のダメージを確認する。
「では、医療班のお墨付きも出た事ですし……そろそろ因子とやらがどんな感じのモノかはだいたい”掴め”ましたので?」
 フランチェスカは斧槍を構えると、その穂先に光を纏わせる。万象を断ち切るその刃を因子に合わせてチューニングし始めれば、その光を警戒して殺到してくる少女達。
「おっと、やらせないぜ! オレの治療を受けろ!」
「っ!?」
 そんな彼女達へと、グァーネッツォは救急ロボの腕からガスを迸らせる。鎮痛効果のある麻酔ガスを受けると、少女達は苦痛からひととき解放され……その安らぎが、因子と少女の繋がりを弱めていく。
「あ……これ、は……?」
「まさか戦闘中の敵に対して、ある意味治療行為をするなんて……オレ自身夢にも思わなかったぜ」
 戸惑う少女達の顔を見ながら、グァーネッツォ自身も多少の戸惑いはあり、だがその手を緩める事はない。
「オブリビオン同士で仲良しならまだしも、赤の他人を無理やり戦わせるなんて最低だからな……絶対に助けようぜ!」
「ええ、準備は整いましたわ?」
 掲げた斧槍の穂先から、光刃が天を衝く。渦巻く風が少女達の身を打ち――。
「ブレイザー、イグニッション――!」
 そして振るわれる、戦場全体を切り裂く光刃の一閃。それは、少女達の胴を真っ二つに薙ぎ払い。
「憚りながら……その因子だけ、断ち切らせて頂きましたわ」
 光刃が消えると共に、傷一つない少女達が地に落ちていき、それをグァーネッツォが落下点に先回りして受け止める。
「痛みも感じずに戻ってくれたなら良いんだが……何はともあれ、回復カプセルがあって本当に良かったぜ」
 念の為バイタルを確認し、問題ない事を確かめ、回復カプセルへと連れていく。
「せっかく助けたのに余波で死んだら、たまったもんじゃないからな。ここで休んでてくれ」
 少女達をそのままカプセルに入れると、奥を睨みつけるグァーネッツォ。
「すぐに、お前たちをこんな目に合わせた奴を倒して、戻ってくるからな……!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『笑う悪魔』

POW   :    崇高なる呪翼
【巨大化した翼から放たれるレーザーの乱射】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    邪笑
【魅力的な笑顔】を向けた対象に、【対象の内側から飛び出す槍状の触手】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    悪魔たちの祝福
【怒りや憎悪、劣情などの負】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【自分の分身達】から、高命中力の【堕落の魔弾】を飛ばす。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 最初のエリアで少女達を因子から解放し、救出した猟兵達。
 彼女達を回復カプセルに入れてやると、次のエリアを目指して進む。
「にゅふふふ。来ちゃいましたねぇ、猟兵さん達?」
 そんな猟兵達の前に立ちはだかるのは、笑みを浮かべた黒い悪魔。
 その薄らと細められた眼が、猟兵達を見回す。
「困りましたねぇ。ウルカヌス様はまだまだ準備の真っ最中で、この先に進まれる訳にはいかないのです」
 口ではそう言いつつも、ウルカヌスへの敬意はさほど感じられない。むしろその声音に乗るのは、猟兵達に対する興味と、そして――。
「と言う訳なので……ここで私がたっぷりと、可愛がってあげましょうかね、くふふふふっ♪」
 笑みの中に隠しようのない嗜虐をたたえ、悪魔はその翼を大きく広げた。
 その身を覆うのは、あらゆる攻撃を阻む神鋼の鎧。腹部の僅かな隙間を突かぬ限り、有効打は望みにくい。
「それじゃあ、覚悟してくださいなっ!」
弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です




覚悟? 初対面の相手を臍責めしなければならないのは確かに覚悟が要りますね……

しかし、ここは心を鬼畜に変えて倒します!
幸い貴女達はオブリビオン、鎧が頑丈な分ちょっと惨い事になりますが気にしないでおきましょう。


初手でユーベルコードの可能性の風を使用し金髪の人狼となり、身体能力をパワーアップ!

【オーラ防御】と【激痛耐性】で攻撃を防ぎながら接近し敵の一体の手か足を掴みます。

後は掴んだモノが武器兼盾になりますね。

いやあ、丈夫で助かります、【怪力】で思う存分振り回しても平気なのですから。

振り回して、ぐったりしたらお臍をほじくって止めを刺して次の敵を掴みます。


四季乃・瑠璃
瑠璃「完璧じゃないなら、やりようはあるね」
翡翠「前任者みたいにお馬鹿ならやりやすかったんだけど…」
緋瑪「あの時(モニュメント・バレー)は酷い目にあったなぁ…」(遠い目)

【チェイン】で分身

3人で敵を包囲する形で3人掛かりで敵の頭部・顔面狙いで【範囲攻撃、鎧砕き、鎧無視、早業】接触式ボムで集中爆撃。
耐性は完全ではないし、耐性を持つとはいえ、閃光と衝撃で頭部を揺らされるのは流石に嫌だと思うので、頭部の守りに入った隙を狙い、K100による銃撃【ドロウ、早業】や機巧で一気に加速しての大鎌での一撃を鎧の隙間に叩き込むよ。
またガードを下げたら頭部狙い、上げたら腹部狙いの繰り返しだね



「覚悟、ですか?」
 悪魔の言葉に考え込み、納得したようにうなずく銀花。
「初対面の相手を臍責めしなければならないのは、確かに覚悟が要りますね……」
「そういう覚悟じゃないですよぉ?」
 降り注ぐレーザーが、地を削り、銀花に迫る。それが直撃するその寸前。その身体が金の光に包まれた。
「ここは心を鬼畜に変えて、倒します!」
 地を蹴り、一瞬の加速がレーザーを置き去りにする。風の如き速さで一気に間合いを詰める銀花。
「っ、速い、ですねぇ!?」
 ほんの数呼吸で間合いを詰められ、慌てて空中へと飛び逃れようとする悪魔……だが、その頭上に蓋をするように、爆弾が降り注ぐ。
「にゅわっ!?」
「簡単に逃したりはしないよ」
 降り注がせたのは無論、瑠璃達だ。次々と悪魔の顔付近で爆弾が爆ぜ、爆風が嵐となってその頭部を揺さぶる。
「前任者みたいにお馬鹿ならやりやすかったんだけど……」
「あの時は酷い目にあったなぁ……」
 若干遠い目をして、モニュメント・バレーの戦いを回想する緋瑪と翡翠。今の相手もその肉体に相似はあるが、比較すれば大分真面目な相手だ。
「でも防御が完璧じゃないから、やりようはあるね」
「むー、それでも……このくらい大したこと、は!」
 聖地から力を得られない鎧では、爆風を防ぎきれない。少し苛立ちながらも、強引に飛び上がってしまおうとする。
「……む?」
「この鎧、頑丈なんですよね。それにあなた達はオブリビオン……」
 だが、そこで下から思い切り引かれる。怯んで飛び上がるのが遅れたその隙に、追いついた銀花が足首を掴んだのだ。
「ちょっと惨い事になりますが気にしないでおきますね?」
「な……にょわわわわっ!?」
 そのまま、力任せに思いっきりぶん回す。流石に慌てる悪魔……何しろ周囲には、瑠璃達の投じた爆弾が大量にある訳で。
「はぶっ、やっ、ちょっ、んぶぅっ!?」
 ぶつかる度に爆ぜる爆弾。鎧の上からでも、ここまで連続して爆破されれば衝撃が響き悶絶する。
「はな、し……」
「おっと、隙ありだね」
 その爆弾から身を庇おうとすれば、当然腹部の防御は疎かになる。その瞬間を逃さず、緋瑪は一気に間合いを詰めた。
「それっ!」
「……ご、ぶっ!?」
 鎌の先端が臍にあてがわれるなり、機巧で加速して思い切り刃を突き立てる。鎧の隙間を貫かれ、血を吐き出し悶える悪魔。
「ぐ、ふっ、やりましたねぇ……!」
「おっと、危ない」
 凄むような笑顔で反撃してくるが、咄嗟に爆弾を投げてその笑顔を遮る。瑠璃と翡翠の銃弾が腹部に追撃で放たれると、やむを得ず防御を固め、追撃を諦める。
「くぅ、鬱陶しいです、ねぇっ……」
「あなたは大分頑丈ですね」
 そんな悪魔の腹に、銀花は無造作に手をのばした。その指で力強く臍を突く。
「にゃ、うっ、ちょっ……んんぅっ!?」
「もっと振り回しても壊れそうにないですし……」
 臍責めと共に物騒な事を口にする銀花。
「もう、いい加減にしてくださいなぁっ!」
 流石にこれ以上振り回されてはたまらないと、悪魔は銀花を振り払って間合いを取る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒玻璃・ミコ
※スライム形態

◆心情
神鋼の鎧ですが
竜の逆鱗の様に弱点が判明してるのはまだ幸いと言えますかねー

◆行動
鎧が如何なる攻撃を無力化しようとも
周囲に存在する物が牙を向きますよ

レーザーの乱射は軽やかに跳躍し【空中戦】の要領で
致命的な一撃を【第六感】で避け続けます
勿論、無傷では済まないので
周囲には体液とかが飛び散るでしょう
はい【毒使い】による腐食毒が混じったものがです
腐食した足元が崩れ、天井が落下した時こそ【地形の利用】する好機
【念動力】と言う名の【黒竜の遊戯】で
針の穴を通す様に剛弓による魔矢を誘導して弱点である臍を居抜きましょう
既に体内に入った毒も無効化できますか?

◆補足
他の猟兵さんとの連携、アドリブOK


キリカ・リクサール
アドリブ連携歓迎

可愛がる…ね、ぞっとしない話だ
大ボスが準備中と言うならちょうどいい、とっととお前を片付けて
、ウルカヌスに合わせてもらおう

とは言え迂闊に相手の前に出るのは危険だな
念動力で操るオーヴァル・レイのビーム線と自在に飛び回るデゼス・ポアの刃を使い敵の腹部を狙うように攻撃
自分は残骸で出来た物陰に隠れて本命の攻撃に備える

空中戦は貴様の専売特許ではないぞ
油断しきったその腹に一撃をぶち込んでやろう

敵が飛び回る武器に気を取られてる隙にUCを発動
気配を消し、相手に気取られないように準備
武器を破壊しようと笑顔を向けた瞬間を狙い腹部に必殺の一撃を叩き込む

針の穴を通すような一撃だが…
確実に決めて見せるさ



「竜の逆鱗の様に弱点が判明してるのは、まだ幸いと言えますかねー」
「ふふふ、それを突けるなら、ですけどねぇ?」
 ミコめがけて降り注ぐ、無数のレーザー。巨大な翼から降り注ぐ光の雨を、跳び回ってかわしていく。
「ほぉら、どんどんいきますよ?」
「よっ、ほっ……と、これは、結構、きつい、ですねー」
 黒いボディをぷるぷる震わせ、地面を、空をも跳び回るミコ。だが、レーザーはその動きを巧みに追尾して来る。
 必死にかわすも、身体を掠める度、黒いタールの身体が削ぎ落とされるように飛び散っていく。
「にゅふふ、どのくらい削ったら動かなくなるか、試してみましょう……っと?」
 逃げ回るミコに加勢すべく、黒とは対照的な白い影が飛びこんで来た。仮面を付けた愛らしいからくり人形が、哄笑と共にその刃を振るう。
「どうにもぞっとしない話だ……頼むぞ、デゼス・ポア」
 操り手はキリカ。残骸の影に隠れて気配を消しながら、、執拗に腹部を狙わせる。その攻撃から腹部の守りを固める悪魔。
「あー、もう、鬱陶しいですねぇ……どこに隠れているのやら?」
 跳ね回るミコと飛び回るデゼス・ポア、加えて浮遊砲台の援護まで送り出される。眉を寄せて苛立ちを露わにし……だがその口元はあくまで笑んだまま。
「まあ、ぜーんぶ片付けちゃいますけどね? くふふっ!」
 邪な気配を交えたその笑顔が、周囲に呪いを広げる。相手の体内を蝕み、槍に作り変える悪魔の微笑み――。
「!?」
 だがその笑みが、瓦礫に遮られる。驚き天井を見上げれば、腐食して崩れ始めており。
「鎧が如何なる攻撃を無力化しようとも、周囲の物が牙を剥く、と言う訳ですよー」
 そこに付着した黒い粘液は、ミコの飛び散った身体に他ならない。攻撃を受けながら撒き散らしたそれで弱った天井が、次々と悪魔に落下する。
「でも、こんなもの、神鋼の鎧の前では、ただの嫌がらせ……」
「さて、どうでしょうねー?」
 無論、それだけがミコの攻撃である筈もない。体内に秘めた九圏の一つ、剛弓に黒竜の魔力を番え、引き絞る。そこに秘められた殺気に、慌てて悪魔は守りを固めようと――。
「がっ!?」
 だが、その直前。完全にミコへ意識を取られた僅かな間隙を突いて、高らかに銃声が響き渡る。臍の僅かな一点、狙い違わず突き刺さるのは、秘術の弾丸。
「油断しきった腹に一撃喰らった気分はどうだ? 空中戦は貴様の専売特許ではないと言う事だ」
 放ったのは無論、キリカだ。瓦礫の陰から飛び出すや否や、針の穴を通すような一点狙撃、それも防御に隙が出来た僅かなタイミング……絶技としか言いようのないそれを決めて、だがそれを誇るでもなく淡々と問いかける。
「う、ぐ、このぉ……っ!?」
「はい、隙ありですよー」
 続けざまにミコの魔矢が、咄嗟の防御を巧みに迂回して腹に突き刺さる。銃弾で傷ついた腹へと、浸透する黒竜の魔力。
「が、はっ!?」
「鎧の防御力は高いようですが、既に体内に入った毒も無効化できますか?」
 撃ち抜かれ苦悶する悪魔へ、ぷるぷると身体を震わせて笑みかけるミコ。言い返そうとする悪魔だが、そこに飛来する追撃の銃弾から慌てて飛び下がる。
「とっととお前を片付けて、ウルカヌスに合わせてもらおう」
「もう……生意気ですねぇ!」
 キリカを睨み、反撃を諦めて間合いを取る悪魔。口元には笑みを浮かべたままだが、その瞳は隠しきれない苛立ちが宿る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アテナ・カナメ
【心情】ごめん宛那…まさか私(マスク)が外れるのは誤算だったわ…あなたを危険な目に遭わせた…(宛那:いえ…私は大丈夫です…あの娘達の方がつらかったでしょうから…)相変わらず優しいわね…とりあえずウルカヌスをまた目指しましょう!
今度の敵は…手加減なしでも大丈夫そうね!

【作戦】相手のレーザーや魔弾などの攻撃は【第六感】と【見切り】を使い、可能な限り回避よ!そして「そんなものなの?大したことないわね。」と【挑発】して頭に血が昇った所を【鎧無視攻撃】と【2回攻撃】を利用したヒートスタンプのキックで相手の腹部を狙うわ!!
(絡み・アドリブOK)


佐伯・晶
ウルカヌスを倒すのを邪魔される訳にはいかないし
皆と協力して戦うよ

まずはガトリングガンで範囲攻撃し
鎧の強度や相手の振舞を見てみるよ
ばら撒けば腹のあたりに飛んでいくのもあるから
どう防ぐか動きを確認しよう

レーザーの乱射は動き続けて回避しつつ
避け切れないものは神気で防御するよ

接近しての射撃で腹を狙うと見せかけて
ワイヤーガンで手や尾の動きを縛ろうか
防御力が上がってもそこにあるものが無くなる訳じゃないよね

その隙に接近し羽交い絞めとか相手に組み付いて
腹を隠せないようにした後
封印の縛めで体をタングステンに変えるよ
その胸のサイズだと腕の可動域狭そうだし
密度の高い金属だからかなり重いよ
その隙に仲間に攻撃して貰おう



「ごめん宛那……まさか私が外れるなんて……」
 合流を果たし、傷ついた宿主を気遣うアテナ。
「あなたを危険な目に遭わせた……」
(いえ、私は大丈夫です……あの娘達の方がつらかったでしょうから……)
 こちらを安心させるため……と言うだけではない、本心からの宛那の言葉に、ふっと笑みがこぼれる。
「相変わらず優しいわね……」
「おやぁ?」
 と、そこへ飛来した悪魔が、アテナ達を見下ろして笑う。同じ笑いでも、邪悪さを隠しきれない嗜虐の笑み。
「にゅふふ、随分と辛そうですねぇ。ひと思いにトドメを刺してあげましょうか?」
「っ……! そうはいかないわ!」
 雨か霰かと降り注ぐレーザー。これ以上宛那の身体を傷つけさせまいと、アテナはそれを必死にかわす。
「今度の敵は……手加減なしでも大丈夫そうね!」
「手加減されるのはどちらの方……おっと?」
 さらに追撃を繰り出そうとする悪魔だが、そこに弾丸の雨が飛来する。鎧に覆われた翼でそれを弾きながら、飛来した方に視線を向ければ、ガトリングを構える晶の姿。
「ふむ、これだと防がれるか……っと!」
「お返ししてあげますねぇ、くふふっ!」
 当然、悪魔からレーザーの返礼が飛んできて、それを慌てて回避する晶。そのまま動き回りながら弾丸をばら撒いていく。
「ほらほらぁ、逃げ回ってくださいなぁ!」
「むぅ、厄介だなぁ」
 まさしく雨としか言いようのないレーザーを、晶は避けきれぬ分を神気で凌ぎ、アテナはその軌道を必死に見切る。
「っ……そんなものなの? それじゃあ私を倒せないわよ!」
「大分必死に見えますけどねぇ……良いですよぉ、ならお望み通り?」
 アテナの挑発を鎧で阻み、笑みを深める悪魔。怒るよりむしろ楽しげに、さらに翼を広げる。
「穴だらけにしてあげますねぇ!」
「っ……!」
 雨がさらに強く降り注ぐ。防ぐ神気も限界に近づくと、晶は覚悟を決めて一気に駆け出した。
「仕方ない、そろそろ仕掛けるよ!」
「おやおや、苦し紛れですかぁ?」
 向けられた銃口から腹を防御し、余裕の笑みを浮かべる悪魔。だが晶は構わず引き金を引き……そこから放たれるのは銃弾、ではなく。
「おや?」
 撃ち出されたワイヤーに尾を絡め取られ、眉を寄せる悪魔。振り払おうと尾を振るが、その僅かな隙で今度は晶自身が飛びかかり、真正面から抱きつく。
「捕まえた、よ!」
「そんな事をしても無駄ですよ、すぐに振り払……!?」
 急に重みを感じ、慌てて晶の姿を見やる悪魔、その身体が変質していて。
「いくら無敵でも、タングステンの重みには耐えられるかな?」
「くぅっ……!?」
 大きな胸にしがみつき、ずっしりとした重量をかける。必死にもがいて振り払おうとする悪魔。
「今よっ!」
「あ、しまっ……!?」
 だが当然、アテナがその隙をぼうっと見ている筈もない。一気に駆け寄り、その脚に熱き炎を纏わせる。
「ヒィィトッ! スタンプ!」
「ぐっ……ご、ぼぉぉっ!?」
 動けぬ悪魔の腹に、燃え盛る左足で蹴りを叩き込む。次いで、さらに右足……二連の炎脚を受け、唾液を吐き出し吹き飛んでいく悪魔。
「げほっ、げほぉっ……くぅっ……もぉ、離れてください、なぁ……!」
 蹴りの衝撃で拘束が緩んだため、胸を揺らして晶を引き剥がす悪魔。だが、苦しさに呻きを漏らし、何度も咳き込み噎せ返る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
神鋼の鎧はめんどうだね。
それでもやりようはあるってね。
これでも僕はサムライエンパイア出身の武芸者。
鎧組討なんてものも一応だけど修めてはいるのです。
接近さえしてしまえばイケルイケル!
魔剣を盾にレーザーを受け止めながら全速前進。
ナノメタルの粒子を周囲に散布。
レーザーを拡散反射する力場を形成。
さらに生体装甲を鏡面化し、散らすことでダメージを抑える。
こうした努力で突破し、組み付くですよ。
本来は鎧の隙間から首を狙うなどするんだけどね。
今回は態勢を崩し、護ろうとする腕をすり抜ける。
そして<忍殺>を行うのですよ。
生体装甲から刃を生成し、それで貫くっぽい!
密着した状態ならレーザーは脅威ではない。
焦らずに、ね。



「神鋼の鎧はめんどうだけど……それでもやりようはあるってね!」
 魔剣を前に翳して、一気に間合いを詰める鬼燈。迫りくるレーザーを、巧みにその刀身で弾いていく。
「これならイケルイケル!」
「むふ~、頑張りますね?」
 それを見た悪魔は、翼をさらに大きく広げ、レーザーの本数を増していく。
「でも、これを防ぎきれますかねぇ!」
「……!」
 降り注ぐレーザーの雨霰。それらを魔剣で防ぐが、全てを防ぎきれはしない。無数の光に打たれ、巻き起こる土煙の中に呑み込まれていく。
「にゅふふ、こんなもので――」
「……取った!」
 その、直後。光の束を切り裂き、一気に懐へと飛び込んだ。組討術でしっかりと、悪魔の身体を固定する。
「なっ、どうして……はっ!?」
 驚く悪魔の目に映るのは、鬼燈の周囲に散るナノメタルの粒子。光を拡散し反射する力場がレーザーを弾いたのだ。
 加えてその生体装甲も鏡面を纏い、万全の守りを重ねた鬼燈に、悪魔のレーザーは届かない。
「でもタネが割れているならやりようは……」
「密着状態なら、もう驚異じゃないっぽい!」
 魔剣を捨て、両手でしっかりと悪魔の身体を押さえつけた鬼燈。鎧の抵抗にも負けず、その身体を押し込む。
「これでも僕はサムライエンパイア出身の武芸者。鎧組討なんてのも修めてるのです!」
「むむむ、このっ……」
 抵抗する悪魔の体勢を崩し、その腹に肩を押し付けて。
「沈め……!」
「ふぐぅっ!?」
 生成された刃が、そのまま腹の中心を貫いた。
「さあ、この調子で……焦らず仕留めるっぽい」
「仕留められたりは、しませんよぉっ」
 口元と腹から血を零し、呻きを漏らして後ろに逃れていく悪魔。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フレミア・レイブラッド
こちらとしても、貴女みたいに可愛い子は可愛がってあげたいのだけど…その鎧が面倒なのよね、魅了なんかにも耐性付けられるし…。
だから、悪いけど倒させて貰うわ…貴女の主の力で♪

【ブラッディ・フォール】で「鋼神降臨」の「鋼神ウルカヌス」の力を使用(ウルカヌスの鎧を纏った姿へ変化)。
【超鋼神装】で無敵の鎧を纏い防御を全て任せつつ、【鋼と炎の神】で片腕を流体金属化させ、敵に絡みつかせた後、硬化。
更に【念動力】で敵の周囲の空間を固定して重ねて捕縛。

敵の動きを拘束した後、【原初の神炎】による原初の炎を魔槍に纏わせ、原初の炎と全魔力を乗せた魔槍で鎧の隙間である腹部を貫き【怪力、早業、串刺し】そのまま焼き尽くすわ



「貴女みたいに可愛い子は、可愛がってあげたいのだけど」
「にゅふふ……私も、可愛い子を可愛がるのは大好きですよぉ」
 にこやかに微笑みを交わし合う、真祖と悪魔。けれど、とフレミアは溜息を漏らす。
「でも、その鎧が面倒なのよね……だから」
 かつて倒したオブリビオンの記憶を身に纏う、フレミアのユーベルコード。今、その身に纏う記憶は――。
「えっ!?」
「倒させて貰うは……貴女の主の力で♪」
 鋼の……神鋼の鎧。即ち呼び出したる記憶とは、鋼神ウルカヌスのそれに他ならない。
「以前、倒した事があるのよね……♪」
 オブリビオンは、幾度となく骸の海より蘇る。強大なるオブリビオンなら特に――なれば、これから倒すべき敵を、すでに倒していたと言う事も当然、起こりうる。
「これで防御は互角、よね?」
「にゅぅぅぅっ……そんな偽物の鎧なんて、こうですよぉ!」
 翼を広げ、レーザーを降り注がせる悪魔。だがフレミアの鎧は当然の如くそれを弾き返す。
 お返し、とフレミアが右腕を向ければ、どろり、とその腕が溶け落ちた。
「さあ、いくわよ♪」
 赤熱した液体金属は、鋼と炎を司る神の力。ぐるりと悪魔を取り囲み、硬化して動きを封じる。
「そしてこれも……」
 魔槍が、原初の炎に燃え上がる。動けず焦る悪魔の腹めがけ、まっすぐに。
「受け取って、ね♪」
「ぐふぅっ……んあああああああっ!?」
 突き刺し抉り、体内から炎で焼き尽くす。鎧によって鋼を弾いて逃れる悪魔だが、腹を抑え……いや、全身を襲う苦痛に、ただただ激しくのたうち回る事しか出来ない。
「そうやって苦しむ姿も……可愛いわよ♪」
 くすり、と幼くも残酷な笑みを浮かべ、フレミアはその姿を見下ろした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロNG
POW

いや~ん、素敵な笑顔と巨乳のお姉様っ❤
可愛がられたい所だけど
まずは私の愛を受け止めて❤

守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力増強。
更に『芳しき熱愛』で魔法の破壊力を高め
光の【属性攻撃・全力魔法】でレーザーを押し返すわ。
神鋼の鎧に軽減されても
完全耐性じゃないなら目くらましにはなるはず

汚泥となり流動性を得た私の体は
お腹を守る彼女の手の間を通り抜け
腹部の隙間から鎧の内側に侵入。
彼女の全身を包み、猛毒と【呪詛】で
身も心も快楽に染めながら【生命力吸収】
悪臭も【催眠術】で五感を狂わせれば
甘美な蜜の香りに

もっともっと、お姉様を感じさせて❤

彼女の穴という穴から体内に侵入し
快楽の絶頂に導くわ❤



「いや~ん、素敵な笑顔と巨乳のお姉様っ♪」
 満面の笑みを浮かべ、悪魔へと全力で飛びかかるルル。
「可愛がられたい所だけど、まずは私の愛を受け止めて♪」
「だったらまずは、私の方の愛を受け止めて貰わないとですねぇ、くふふっ♪」
 そんなルルへと、悪魔は翼からレーザーを解き放つ。
「あぁん、これがお姉様の愛なのね、でも……っ♪」
 それを全身で浴びながら、光の魔力を解き放つ。スカムキングの愛人・アシュリーを模倣した破壊の魔力がレーザーとぶつかりあい、辺りを光に包み込む。
 その光量に思わず目を閉じる悪魔。
「にゅやっ……ですが、こんな光など神鋼の鎧には通用……おやぁ?」
 そしてその光が晴れれば、そこにルルの姿はない。
「まさか消し飛んだなんて事は……んひゃうっ!」
「ふふ、お姉様ぁ……素敵な感触だわ♪」
 ドロドロにその身を溶かし、汚泥と化したルルは、目潰しの隙に鎧の隙間に潜り込む。強い毒性と呪詛をもって、悪魔の身体を苛んでいくルル。
「もっと、もっと、お姉様を感じさせて♪」
「ん、にゅっ……あっ、んっ……もぉ、出ていってくださ……んにゃうっ……!!」
 汚泥より溢れる悪臭を催眠術で狂わせ、蜜の香りに変えながら、全身を激しく責め立てる。神鋼の鎧も、内側に入り込めば何の意味もない。
「はぁん、お姉さまのお体、隅から隅まで……いいえ、奥の奥まで、味わい尽くしてあ・げ・る♪」
「ひゃうっ……やっ、んっ……いい加減、に、んふぅっ……!」
 全身を這い回られる度に身体を跳ねさせ、豊かな胸を奮わせる悪魔。苛まれると共に生命力を収奪され、悦楽と虚脱に喘ぐ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

グァーネッツォ・リトゥルスムィス
邪悪な笑顔がムカつくが、その顔も鎧が覆ってるんだよな?
顔面パンチは諦めて欠点の隙間を狙うぜ

攻撃が当たらない様に悪魔へ接近するけど避けられない時は当たってしまうだろう箇所を見切り、
アースマスコットでその箇所を大地の、それも今は当たったレーザーを屈折させて
悪魔に対して反撃するよう放射させるクリスタルの小人に変異させて少しでもダメージを軽減するぜ

悪魔に間近まで接近したら全身を今度は泥の小人に変異させて臍まで入り込んで密着するぞ
いくら手や翼で隠そうとしても泥の滑りやすさじゃ捕まえられないし遮られないぞ
小さくなったり泥の体でもパワーはそのまま、渾身の連続パンチをオラオラオラオラ繰り出してやるぜ!


フランチェスカ・ヴァレンタイン
遠距離で狙い穿つのは、ちょーっと厳しいですかねー…

レーザーの乱射は弾道を見切り、サーカスめいた空中戦機動で回避を
カウンターで誘導弾のマイクロミサイルを乱れ撃ち、迷彩で爆炎に紛れての急接近で懐へ

ガードを蹴りや斧槍の穂先で巧みに突き崩し、【虚空に踊り 繰り爆ぜるもの】のワイヤーでガードする四肢を縛り上げてしまいましょうか
ガラ空きになった鎧の隙間――土手っ腹に、腹パンならぬ腹ハンマーと参りましょう…!

「それではこちら――いつもより気持ち威力多めにしておきましたので、ええ。…どうぞたぁっぷり、召しあがれ?」
ともすれば、戦槌が鎧の隙間を塞ぐ形になって集束された爆轟波が一気に隙間へ噴き込む形になるかと?



「ほぉら、逃しませんよぉっ」
 空中へと乱射されるレーザーを、巧みな空中機動で回避していくフランチェスカ。砲火の集中する空戦は慣れたもの、弾道を見切って光の間を掻い潜る。
「とはいえ、避けながら遠距離で狙い穿つのは、ちょーっと厳しいですかねー……」
「にゅふふ、いつまで避けてられますかねぇ?」
 レーザーの本数を増し、さらにプレッシャーを強める悪魔。その笑みをグァーネッツォはキッと睨みつける。
「邪悪な笑顔がムカつくぜ……顔面パンチを喰らわせてやりたいけど」
「おやおや~? 殴りに来ますか~? くふふっ♪」
 挑発的な笑みにますます苛立ちを深める……が、そこは鎧に守られている。耐えて、腹を狙い一気に間合いを詰めていく。
「その隙間、思いっきり殴らせてもらうぜ!」
「それはぁ、困りますね~?」
 空中に差し向けているレーザーの一部を、地上に降り注がせていく。真っ直ぐに突き進むグァーネッツォは、それを避けきれず。
「……今だっ!」
 それが着弾する寸前、身体がクリスタルの小人に変異し、光を屈折させる。
「っ、くぅ、どうだっ……耐えられるぜ!」
 当然、全てのダメージを防ぎきれる訳ではない、だが意地でも止まらない。最短距離を駆ける褐色の弾丸に、少し気圧されるように下がる悪魔。
「でも、飛んでしまえば追いつけな――」
「あらあら、よそ見をしていてはー……」
 そんな地上に気を取られすぎて出来た隙を、当然フランチェスカは逃さない。
「付け入る隙、だらけです?」
「にゅやっ!?」
 カウンターで放たれるマイクロミサイル。咄嗟に撃ち落とす悪魔だが、爆炎が視界を遮る。その合間を駆け抜け、フランチェスカは一気に接近する。
「ほぉら、参りますわよっ!」
「くっ!?」
 咄嗟の防御を斧槍で巧みに掻い潜り、四肢にワイヤーを絡めていく。鎧で防がれるとしても、数秒の拘束なら十分に可能。
「は、離し……んっ!?」
「それではこちら――いつもより気持ち威力多めにしておきましたので……」
 振りかぶるは斧槍の戦鎚。必死に身を捩る悪魔の腹へと、それを――。
「ええ。……どうぞたぁっぷり、召しあがれ?」
「っ……ぐぶぅぅぅっっ!?」
 渾身の力で叩きつけ、爆裂を鎧の中に叩き込む。戦鎚で隙間をふさぎ、逃げ場のない衝撃を腹から全身に広げ……血反吐を吐きながら吹き飛ぶ悪魔。
「っ、がっ……は、まだ……!!」
 苦しみながらもフランチェスカから逃れようとして……ゾクリ、と悪魔の背筋を走る悪寒。
「あのちびっこい方はどこに――」
「ここだぜ!!」
 はっと声のする方を……即ち自分の腹を見下ろす。爆裂に紛れ、小人となって腹に飛びついたグァーネッツォ。
「くっ、まず……」
「この泥の小人は簡単には掴めないぜっ!」
 慌てて手をのばす悪魔の指を掻い潜り、鎧の隙間へ入り込む。目の前に広がる、無防備な……傷と痣にまみれたその腹めがけ。
「オラオラオラオラァッ!」
「ぐっ、ばっ……あっ……んぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!」
 繰り出されるは、渾身の連撃。小人となっても変わらぬそのパワーに耐えきれず、悪魔の身体が吹き飛び、壁に叩きつけられる。
「うぅ……この……私がぁ……!!」
 悪魔の全身はその形を維持しきれず、どろりとした黒い泥に変わる。そのまま飛散し――骸の海へと消えていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『鋼神ウルカヌス』

POW   :    超鋼神装
無敵の【金色に輝く『神の鎧』】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    鋼と炎の神
自身の身体部位ひとつを【自在に液体化も可能な超高熱の金属】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ   :    原初の神炎
自身からレベルm半径内の無機物を【使用者以外の全てを焼き尽くす原初の炎】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
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 悪魔を倒し、二番目のエリアを抜けた猟兵達。
 最後のエリアに足を踏み入れた――その途端、熱気がその身体を打ち付けた。
 室内は、鎧の材料である神鋼の原石が転がっており……それを加工するための炎が、あちらこちらから吹き上がっている。
 廃棄宇宙船の中、と言う事を忘れそうな、その光景。それを作り出しているのは無論、一人の――いや、一柱の男。
「……忌々しい猟兵め。もうここを嗅ぎつけたか」
 猟兵に気づき、それは憎々しげに吐き捨てた。その巨躯を鎧に包み、重々しい足音と共に振り向く。
「プルトンから借り受けた小娘どもも、私が鎧を与えてやった悪魔も……ふん、まるで役に立たん。やはり私手ずから葬ってやるしかないか」
 その神名はウルカヌス。鋼と炎を司りし原初の神。
 神たるに相応しき傲慢さと強大さをもって、彼は猟兵を睥睨する。
「貴様らは知る事になる。真なる神の力がどのようなものかを。人の子如きが神に逆らう、その意味を」
 その大言を裏付けるだけの力が、その身に宿る。ジェネシス・エイト最強と謳われた、その神なる体に、そしてその身を覆う鎧に。
「貴様ら全てを灰と変え……その後改めて、我が兵団を作り上げるとしよう」
 その鎧が黄金に輝き、その腕が炎を纏う。神との戦いが、今まさに幕を開ける――!
キリカ・リクサール
アドリブ連携歓迎

矮小な人の子に尻尾を巻いて逃げておいて随分とまぁ立派な御宣託だな?
それで?偉大な神様はここでありがたい壺でも売ってくれるのか?

と散々に挑発してからナガクニを装備
敵の攻撃を見切りで避け、カウンターを中心に接近戦を行う
怒りで頭に血が上れば正常な判断は難しくなるだろうし、さらに神の鎧が奴に油断を与えてくれるだろう
そこが狙いだ

UCを発動
髪先や指先などを密かに猛毒の霧へと変え、鎧を避けて奴の呼吸器官に侵入
激痛を伴う出血毒で体組織を破壊する
正体不明のダメージを受ければ奴も無敵の効果に疑念を持つはずだ

どうした?大層な鎧だが不良品でも掴まされたか?
まぁ気を落とすな、寝室の照明ぐらいには使えるさ


黒玻璃・ミコ
※美少女形態

◆行動
ごきげんよう、鋼神ウルカヌス
そしてさようなら

貴方の操る能力は何れも高熱を発します
第六感だけに頼らずとも
輻射熱による景色の揺らぎ、所作による音の変化
先制攻撃であってもその予兆を察するに充分です

ですが黄金に輝く無敵の神の鎧
非常に素晴らしい、賞賛に値しますよ
されど何故に想像でしか具現化出来ないのですか?
真に鋼と炎を司りし神ならその手で作り上げてこそ
仮に匠の技が足りず叶わないならば未熟
未熟な者が描いた想像に瑕疵が潜むのは必然

心が揺らげば其を以て【黒竜の邪智】の証明とします
後は邪魔な武器は投げ捨て限界を超えてドーピングした
この拳で殴り飛ばし頑なな心と殻を叩き割りましょう

※アドリブOK


アテナ・カナメ
【心情】ついにたどり着いたわウルカヌス!このアテナマスクが相手よ!(宛那:強敵です!気をつけて!)ええ!ここまで来て負けないわよ!

【作戦】スーパー・アテナにパワーアップするわ!敵の攻撃は極力ジャンプなどで【見切り】よ!炎の攻撃は【火炎耐性】でも耐えるわ!そして【2回攻撃】のバーニングパンチやヒートスタンプなどで連続攻撃して「こんなものなの!?こんなの壊せるわよ!」とウルカヌスに鎧の耐久力を疑問視させるようにするわ!!【絡み・アドリブOK】


弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です。



えーっと、ああ、そうそう、ユル○ヌスさんでしたね、凄まじく酷い切れ痔の。
今度も色々と覚悟して貰います!



相手が無敵の金色に輝く神の鎧を着てる間、私はユーベルコードの可能性の風を更に追加します。

相手が鎧なら私はその逆、白兵にてお相手しましょう。

拳で殴るのは痛いので【オーラ防御】した掌打で攻撃します、つまりツッパリです。
バランスを崩すようにカウンターを行ったり、【見切り】で立ち位置を誘導したりして、マワシ……、もといウエストアーマーを掴み、【怪力】で強引に上手投げです!

倒せたら刀でまたぐらを突き刺して、先の挑発と合わせて能力に疑念を生じさせましょう。


グァーネッツォ・リトゥルスムィス
オーラ防御で火炎耐性と地形耐性を高め
戦闘知識から敵の格闘戦を見切り懐へ潜り込み
オレの小さい体躯と敵の巨大な体躯を逆に利用し
敵の腕や蹴りが届かない背中まで早業でクライミングし
時間稼ぎしてる間に槍を当ててUC発動!

絵画竜に敵の背中にかっこいいヒーローの絵を描いて貰い
実際に絵が描かれたかは別としてオレは
・実際に絵が描かれている
・絵は描かれてない、鎧は無敵と自惚れたらヒーローの広告塔になっちゃう
と大げさに演技して負け戦の傷口を抉り挑発
少しでも絵を消そうと背中を確認したら正に鎧の無敵に疑念を抱いたはず
その時こそ竜に本気の2回目攻撃して貰うぞ!

これが今のオレに出来るはずの対策で全力だ
傲慢の神をぶっ飛ばす!


メンカル・プルモーサ
……人の子如き、ね……神殺しは人の得意とする所だよ……
何を企んでるのか興味はあるけど……ここで叩きつぶさせて貰う…
…変換された原初の神炎に呼応して重奏強化術式【エコー】により威力を増した【尽きる事なき暴食の大火】を発動…原初の神炎へぶつけるよ…
……そちらが全てを焼き尽くす炎ならば……こちらは全てを燃料として燃える白い炎……
…最初は押されるかも知れないけど…そちらは焼き付くだけ、こちらの炎は原初の神炎を、その熱を燃料として更に燃えさかる…
…だから時間が経つにつれて、神炎を糧とする事で押し返していくよ…
…神炎を全て飲み込んだらその炎をウルカヌスへとぶつけて攻撃しよう…


佐伯・晶
かなりの強敵だと思うけど
仲間と協力して打倒を目指すよ

女神降臨で使い魔の状態異常を強化して凍結させたり
神気の防御で攻撃の時間を停めたり
火炎耐性で我慢したりして高熱の金属を防御

ガトリングガンの弾をばら撒き
顔や関節などの鎧の隙間に当てて時間を稼ぎつつ
邪神の涙で攻撃するよ
金属である以上極端な温度変化でひび割れたりしないかな

複製創造支援端末で創った消火器も併用してみようか
UDCや邪神の研究から生まれた材料も入ってて
化学と神秘から消火する優れものだよ

炎の神でもあるから
熱には自信がありそうだし
こちらに注意を集めて仲間に攻撃して貰ったり
仲間の攻撃に気を取られてる時に冷却して
プライドを傷つけたり上手く立ち回ろう


四季乃・瑠璃
緋瑪「折角生き残ったのか復活してきたのかは知らないけど、もう逃がさないよ♪」
瑠璃「神だろうと関係無い。神殺し、達成させて貰うよ」
翡翠「人が神を殺せないなんて道理は無いよ…」

UCで分身&能力・武装強化&シスターズ

鎧が幾ら無敵だろうと、纏う中身は無敵じゃない。
高速で敵の周囲を3人で包囲する形で連携。四方八方から【範囲攻撃、鎧砕き、鎧無視、蹂躙、限界突破、早業】接触式ボムで爆破を繰り返す事で爆破の熱と光による目晦ましや衝撃による敵の態勢崩しで敵を攻撃に移らせない様に翻弄しつつ、ダメージを内部へ浸透。
攻撃を叩き込みながら隙を伺い、【ジェノサイドブレイカー】で一点集中による鎧の突破を目指すよ


フレミア・レイブラッド
あ本来無力な子達まで無理矢理狩りだしておいてその言い草…敗残の神が随分な物言いね。
何にせよ、貴方をこれ以上のさばらせておくワケにはいかない。
再び骸の海へ戻ると良いわ

【属性攻撃、高速詠唱、全力魔法】による雷光の枷と【念動力】による障壁で敵を足止めし、その間に【吸血姫の覚醒】を発動。

敵の攻撃を【見切り】、覚醒の超高速で敵を翻弄。
【念動力】で瞬間的に捕縛し、敵を膂力と【怪力】により魔槍で全力で空中に打ち上げ、真祖の魔力を破壊力と速度の強化に回し、身動きの取れない空中で敵を跳ね上げる様に超高速で連続攻撃【怪力、鎧砕き、鎧無視、早業、残像】。
全魔力を込めた一撃で地面へ叩きつけて敵を粉砕するわ!


露木・鬼燈
神殺し、ね。
ちょっとカッコいいよね。
オブリビオンってことは一度は死んでるだよね。
それなら殺せないことはない。
神であろうとも死からは逃れられない、なんてね。
再び骸の海に沈めてやるっぽい!
呪法<祟神>で攻撃を受け止めてコピー。
超高熱の液体金属と化した大百足にUCを相殺させるですよ。
百足らしく巻き付き変異した部分は封じる。
効果時間はおよそ60秒、その間に力を出し尽くすっぽい!
古来より全身を鎧で守られたヤツを殺すには…撲殺!
魔剣を戦槌に変形させて殴打を繰り返すです。
練り上げた気で肉体と魔剣を強化。
60秒で使い切るつもりで生命力を追加投入。
急所を狙って殴りつける!
防御なんて打ち砕けばいい。
イケルイケル!


フランチェスカ・ヴァレンタイン
アースクライシス然り、今回然り。容易く蹴散らされる程度の鎧しか打てない時点で、それがアナタの限界なのですけれどね?

空中戦機動でデコイの攻撃を撒きながら、急加速による強襲でのヒット&アウェイを
攻撃をおびき寄せ、フェイント+迷彩+残像の幻惑機動で金色の鎧を纏った近接攻撃を躱し
防御ばかりが無敵でも、攻撃が鈍重では無敵の鎧とやらの程度も知れたものですわねー?

機動と挑発で攪乱し続けるのはわりと綱渡りでしょうが…
ここぞという一瞬を見切って、UCを纏わせた蹴撃をカウンター+2回攻撃で一度に叩き込んで差し上げましょう
鎧という形状的な縛りがある以上、その内側にまで浸透する振動源の共振作用まで防げますかしら?



「矮小な人の子に尻尾を巻いて逃げておいて、随分とまぁ立派な御宣託だな?」
「本来無力な子達まで無理矢理狩りだしておいてその言い草、だものね」
 ウルカヌスの口上に対し、冷たく視線を向けるキリカとフレミア。
「それで? 偉大な神様はここでありがたい壺でも売ってくれるのか?」
「矮小な人の子が小賢しく舌を回した所で、私が動じると思ったか?」
 だがウルカヌスは意に介さず、その拳を握りしめた。その拳から漏れる炎が大地に落ちたその瞬間、燃え広がり、あたり一面を炎の海に変える。
「その小生意気な言ごと、灰燼に変えればいいだけの話だ」
「変えられるなら……ね」
 その炎を遮るように、メンカルは白き炎を放つ。燃え広がる赤を迎え撃ち、押し留めんとするは、術式によって幾重にも重ねられた白。
「神殺しは人の得意とする所だよ……何を企んでるのか興味はあるけど……ここで叩き潰させて貰う……」
「ほう。だがそのような軟弱な炎で、原初の炎を如何にするつもりだ?」
 神炎は、全てを焼き尽くす。それは炎ですらも。白を呑み込み広がる赤の中を、ウルカヌスだけが意に介さずに攻め上がる。
「させないわよっ!」
「邪魔だっ!」
 咄嗟に神の前に立ちはだかるのはアテナ。当然ウルカヌスは彼女めがけて拳を振り下ろす。。無敵の神鋼は最強の防具であると同時に、武器でもある。その鎧を纏い殴りつけるだけで、耐えられるものなどそうはいない。
「微塵に砕いてくれる!」
「っ……当たる、もんですかっ……!」
 それを、紙一重で回避し、跳躍するアテナ。一瞬前までいた地面が、あまりにたやすく粉砕される。
「流石、神と言うだけのことはっ……」
(強敵です! 気をつけて!)
 宛那が緊迫した声で警告を送る。今更言われるまでもない道理、それでも言わずにはいられない神威。
「ええ! ここまで来て負けないわ……このアテナマスクが相手よ!」
「ふんっ……逃しはせぬっ!」
 その足が地を踏み砕き、跳躍する。巨体からは想像も出来ぬ速度をもって、神はアテナへと拳を振り下ろし。
「おっと、こちらもいかがです?」
「ぬ……?」
 そこに割り込むはフランチェスカ。急加速から強襲し、至近距離で砲撃を叩き込む。当然それは鎧に阻まれるものの、アテナへの攻撃を邪魔され、鬱陶しさに眉を寄せるウルカヌス。
「ふん、いくら群れようと無駄な事。まとめて叩き潰せば良いだけよ!」
「そうはいかないわ、ウルカヌス!」
 ウルカヌスから迸る赤き神炎を飲み込むべく、アテナがその身に纏う炎は黄金。赤き髪が、装いが、全てが金に染まる。
「スーパー・アテナの力、見せてあげるっ!」
「ぬぅぅっ!」
 炎を纏いし拳が、蹴りが、ウルカヌスの鎧を打ち据える。反撃の拳を紙一重でかわし、幾度となく攻撃を叩きつける。
「防御ばかりが無敵でも、攻撃が鈍重では……無敵の鎧とやらの程度も知れたものですわねー?」
「小蝿どもが。囀るな!」
 フランチェスカも、巧みな空戦機動でウルカヌスの拳を回避し続ける。残像を残して神の瞳を撹乱し、その身を捉える事を許さない。幾度となく振るわれた神の拳は、2人を捉える事なく空を切る。
(とはいえ、これは……)
(流石に、綱渡りですわねー……!)
 一見すれば、優位に戦いを進めている。だが、いくらこちらから攻撃を叩き込んで、その鎧は小ゆるぎもしない。逆に相手の拳は、掠めるだけでも致命となりかねない、神力の拳。このまま戦い続ければ、地に伏すのはこちらの方だ。
 ――無論、それを許す他の猟兵達ではないが。
「折角生き残ったのか復活してきたのかは知らないけど、もう逃がさないよ♪」
「神だろうと関係無い。神殺し、達成させて貰うよ」
 ウルカヌスの周囲へと投げ込まれた、数多の爆弾。緋瑪や瑠璃のもたらした暴風が、神の周囲で次々と爆ぜる。
「人が神を殺せないなんて道理は無いよ……ましてや、鎧が幾ら無敵だろうと、纏う中身は無敵じゃないよね?」
「人の子の玩具如きで、私を殺すと言ったか!」
 オーラを纏い、ウルカヌスの周囲を駆け回りながら、次々と爆弾を投じる翡翠。当然傷つける事は出来ずとも、音と光がウルカヌスを妨害する。
「貴方をこれ以上のさばらせておくワケにはいかない。再び骸の海へ戻ると良いわ」
「かなりの強敵だけど……ここで打倒させてもらうよ!」
 動きを止めたウルカヌスへと力を放つはフレミアと晶。真祖の魔力をもってウルカヌスの四肢に雷光の枷を嵌め、邪神の力にてその時を止める。
「ぬぅ……!」
「まだまだ、これはどうかな?」
 動けぬウルカヌスの鎧の隙間……顔や関節部を狙ってガトリングの弾をばら撒く晶。弾丸の雨に、ウルカヌスの表情が歪み……。
「無駄……だっ!!」
「きゃっ!?」
 その枷と力を、ウルカヌスはただ力で引きちぎる。反撃の炎から、咄嗟に逃れる2人。
「我が鎧には、いかなる干渉も通じはせぬ。脆弱なる力など、神の前では無為と知れ!」
 振り払った勢いのまま、ウルカヌスの腕がどろりと融解する。赤熱した液体金属と化したその腕が、戦場を鞭のように薙ぎ払った。触れれば人体など軽く融解させる超高温。
「おっと、危ないなぁ!」
 咄嗟に消火器を取り出し、吹き付ける晶。化学と神秘の力と神秘を篭めたそれを吹き付け、かろうじてその炎鋼を反らすが……それが精一杯。
「これが神の力、ね」
 そんな炎鋼の鞭を咄嗟に身を屈めて掻い潜り、鬼燈は薄く笑みを浮かべる。武芸者たる彼にとって、戦いこそ人生。なれば神に挑むは至極の享楽。
「神殺しとか、ちょっと、カッコいいよね!」
「英雄譚など所詮は幻想……人の子が原初の神に届きはせんっ!」
 炎鋼が、再び戦場を薙ぎ払う。荒れ狂うそれを阻むべく、目の前に呪詛を展開する。
「っ!」
 呪詛は、一瞬で砕け散った。神なる力を、呪い如きが阻む事は出来ぬ――されど。
「でも、オブリビオンってことは一度は死んでるだよね!」
 砕け散ったそれは、再び形を為して炎鋼に喰らいついた。どろりと赤く染まる大百足。
「それなら殺せない事はない!」
「我が力を模したか、人の子如きがっ!」
 そう、砕け爆ぜたとしても、それが液体金属であるならば、束ねるは易い。炎鋼同士が絡み合い、刹那、動きを封じる。
「隙ありですよ、えーっと……?」
 その隙を逃さず、迫る銀花。神の名を記憶より探る素振りを見せ、にこやかに微笑む。
「ああ、そうそう、ユル○ヌスさんでしたね、凄まじく酷い切れ痔の?」
「低劣な口を聞く、それで煽ったつもりか?」
 形を保つ左腕の拳で、それを迎え撃つウルカヌス。だが銀花の身は黄金の風を纏い、加速してそれを掻い潜る。
「今度も色々と覚悟して貰います!」
 力の限りを篭めて、ウルカヌスの胴を張る。オーラを纏いし掌で、その巨体を揺らがそうとする。
「覚悟など……卑賤な貴様に何の覚悟が要ると言うのだ?」
「っ……!」
 だが、神は僅かたりとも揺らがぬ。拳から逃れて咄嗟に組み付き、その腰部を捕らえても、微動だに持ち上がる事はない。
「神を軽んぜしその報い、しかとその身で受け止めるが良い」
「が、ぁっ!?」
 ウルカヌスの腕が、銀花の頭を握る。二呼吸も持たず、頭蓋が砕け散るであろう剛力。
「おっと、やらせないぜっ!!」
「むぅっ?」
 だがその呼吸を許さず迫るはグァーネッツォ。小柄な身体による急接近は、ウルカヌスの巨体にとって死角となる。
「ふんっ!」
「うぉっとっ!?」
 無造作に銀花の身体を投擲してそれを阻もうとするウルカヌスだが、紙一重で見切りそれを回避する。バウンドしながら後ろに飛んでいく銀花を気遣う余裕はなく、投擲を終えた左腕の脇をすり抜けた。
「来いっ、絵画竜!!」
「む……!」
 神の背に槍を打ち付ける。当然、鎧に阻まれ傷つける事は出来ないが、命中を契機に呼び出されるは、彼女が契約せし竜の一体。広い背をキャンパスに、竜が描かんとするは神殺しのヒーロー。
「無敵の鎧とやらも、ヒーローの広告塔になっちゃうぜ!」
「何を、戯けた事を。我が鎧に絵を描くだと?」
 ウルカヌスは無造作に、竜の身体を薙ぎ払い、壁に叩きつけた。侮蔑と共に睥睨されるグァーネッツォは、しかし不敵に笑う。実際には絵画すら鎧に弾かれて……だがそれを表情で悟らせるつもりはない。
「絵の具を防げるかどうか、試した事はないだろ?」
「ふん……仮に一時絵が描けた所で、それが何になる」
 それが神鎧の防御力を貶める訳ではない。言いつつも、僅かに気を取られ、背に視線を送り――。
「ごきげんよう、鋼神ウルカヌス。そしてさようなら」
「ぬぅっ!?」
 その逸れた視線を逃さず、間合いを詰めるのはミコ。咄嗟の反撃の拳を、巧みに回避する。
「無駄ですよ、当たりません」
「ちょこまかと、鬱陶しい……!」
 振るわれる拳を見切りかわす……訳ではない。彼女が見切るは、その鎧が纏う原初の炎熱。
 輻射熱による揺らぎ、空気を灼く音。五感の全てを活かしたミコは、神の拳ですら捉えられない。
「どうした。随分苛立っているようだな」
 その感情の揺れを見て取り、間合いを詰めるのはキリカ。感情によって繊細さを欠き始めた拳を、巧みにかわして斬りかかる。
「神の鎧とやらも、あまり役に立っていないようだが」
「貴様のその、鈍らを防ぐには十分だがな……!」
 異常な強度を誇る愛刀も、神鋼を断つには遠い。これほどの攻撃に晒されても、神鋼の鎧には傷一つつかぬ。
「なるほど貴様らは人の子にしてはよくやった。だが貴様らに我を倒す事は出来ぬ!」
「ふむ……」
 そう、重ねて言うが。いくら相手の攻撃を避けられても、この鎧を打ち砕けぬ以上、猟兵達に勝ち目はない――。
「……それは、真実か?」
「何……ぐっ!?」
 その瞬間。ウルカヌスの口から、赤き血が溢れ出した。
「どうした? 大層な鎧だが不良品でも掴まされたか?」
「貴様……何をしたっ!」
 戦いに紛れ、キリカの指先が、髪先が、僅かに空気に溶けていた。それは体組織を破壊する猛毒。神鋼の鎧が全ての攻撃を阻むとしても、ウルカヌスが己で取り込んだ呼吸を阻む事はない。
 もし彼が毒に気づいて入れば、毒のみを阻み空気を取り込む事もできただろう。彼が冷静であったならば、僅かな違和感にすら気づいていたかもしれない。
 だが、猟兵達に心揺さぶられ冷静さを失った傲慢なる神は、その僅かな差異に気づかない。無論キリカにも、手品のタネを明かしてやる理由はない。
「まぁ気を落とすな、寝室の照明ぐらいには使えるさ」
「ぬぅぅぅっ!」
 気づかれぬように嗅がせた毒はあくまで微量、神を殺すには至らない。だが……鎧を抜けて傷を付けた、それこそが比類なき戦果。
 主の疑念を向けられた神鋼は、もはや無敵では有り得ない。
「ほら、そこよっ!」
「!?」
 動揺の隙を逃さず、フレミアが一気に間合いを詰める。念動で一瞬の自由を奪い、渾身の力で叩きつけた魔槍は、神の巨体を宙に浮き上がらせた。
「ぐっ、だが……我が鎧、この程度で封じたと思うな!」
 例え弱まってもなお、強靭なる鋼の鎧と言うだけで、それは十分な護りとなる。空中で体勢を立て直し、身構えるウルカヌス……その背後。
「ええ、確かに鎧は強固な防御でしょう、ですが……」
 知覚の外より迫るはフランチェスカ。その美脚が、超振動を纏って高々と掲げられる。
「形状的な縛りがある以上、その内側にまで浸透する振動源の共振作用まで防げますかしら?」
「がっ!!?」
 飛行の運動エネルギーを乗せた、二連の蹴撃。重い蹴りは鎧ではなく、その体内へと浸透する。
 無敵性を失った鎧には、もはやその衝撃は阻まれる事なく。内臓を重く揺さぶりながら吹き飛ばした。
「そこだぜっ、やり返してやれっ!」
「ぬぐぅぅっ!?」
 次いで神を襲うは、先程壁に叩きつけられた絵画の竜。盟友の声に従い、受けた傷の返礼をウルカヌスに叩き込む。
「これが今のオレに出来るはずの全力、だ!」
「おの、れぇっ!」
 一度はねじ伏せた筈の竜の力をその身に叩きつけられ、グァーネッツォを睨みつけるウルカヌス。だが、空中で完全に姿勢の制御を失い――。
「今よっ!!」
「さあ、粉砕してあげる!」
 その上を取るのは、アテナとフレミア。正義の金炎が拳を覆い、真祖の赤き魔力が槍を包み込む。
「バァァァニングッ!! パァァァンチッ!!」
「我が血に眠る全ての力……その身で受け止めなさいっ!!」
 無敵ならざる鋼の鎧では防ぐ事など出来よう筈もない、重く力強い二人の攻撃。それは宙に舞う神の身体を、地へと貶めた。
 重い地響きを立てて墜落し、巨大なクレーターを作り上げるウルカヌス。
「ぐ、ぐぅ、おのれ……」
「まだまだっ、仕掛けるっぽいっ!」
 それでもなお立とうとする神へ、攻撃の手を緩める事なく間合いを詰めるは鬼燈。
「その鎧っ、打ち砕くっ!!」
「ぬぉぉぉぉっ!」
 戦槌に変形させた魔剣を、渾身の力を篭めて幾度となく叩きつける。渾身とは比喩ではない、その命の炎すら燃え盛らせての殴打。
「ぐ、ぐぅ……貴様っ……がっ……」
「逃さないっぽいっ!」
 液体金属になろうとするウルカヌスを、大百足が縛り続ける。神の力を模倣で相殺し、幾度となく振り下ろし続ける鉄槌。急所を幾度となく打ち据え、衝撃を体内へと打ち込んでいく。
「うん、この調子ならイケルイケル。古来より全身を鎧で守られたヤツを殺すには……撲殺だよね!」
「む、殺すなら、負けてられないよね!」
 銃を手に間合いを詰めるのは緋瑪。装填されし魔力は3人分、真なる力が銃身に収束する。
「これで……銃殺してあげるよっ!!」
「っ……ぐ……おぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!」
 全ての魔力を収束した、必殺の砲撃。狙いは一点、鬼燈が幾度となく叩き撃った急所。
 解き放たれた一撃は、神の身体を吹き飛ばし、壁へと叩きつけた。
「がっ……はっ……!!」
「む、そこっ、ダメ押しですよっ!」
 壁に大穴を開け、その中で苦悶に血反吐を溢れさせるウルカヌス。屈辱と怒りをもって猟兵達を見やる彼へと、いつの間にか復活した銀花が刃を突き刺した。
「ぐふぅっ……ば、馬鹿、な……!」
 本来ならば刃を弾く筈の鎧は、そこにはない。その無敵の鎧へ、猟兵達の数多の攻撃によって穿たれた穴。
「我が鎧は無敵……このような事で……!」
「ええ、黄金に輝く無敵の神の鎧。非常に素晴らしい、賞賛に値しますよ」
 そんなウルカヌスの前に立ち、ミコはにこやかに微笑む。
「――されど何故に想像でしか具現化出来ないのですか?」
「な、に……」
 突きつけるは真理。愕然とした表情を浮かべる神へと、残酷な事実を突きつける。
「真に鋼と炎を司りし神ならその手で作り上げてこそ。未熟な者が描いた想像に瑕疵が潜むのは必然でしょう」
「馬鹿、な、そのような……っ!?」
 それが、トドメ。ウルカヌスの抱いた疑念はもはや消えず……それを象徴するように形を為すは、竜の残骸。
「ぬ、ぉぉっ……!?」
 ミコのもたらした魔力が、鎧から完全に力を奪う。もはやそれは、ただの鋼の板。いかなる神秘も籠もらない。
「馬鹿な……私は神だぞ……原初の鋼と炎の神……はっ!?」
 鋼は、今まさに力を失った。なれば炎は……そう顔を上げた瞬間、愕然と目を見開くウルカヌス。
「炎が……どうかした……?」
 その視界に広がるのは、原初の赤き炎――では、ない。戦場を満たすは白き炎、それを従えしは無論、メンカル。
「確かに……原初の炎は全てを焼き尽くす……私の炎ですらも。けれど……」
 白き暴食の大火は、全てを糧とする。自らを焼き尽くす赤き炎すら。
 焼かれるより早いスピードで広がった白き炎は、もはや神炎ですら止まらない。
「これで……炎も、なくなった……あなたには、もう、何もない……」
「馬鹿な……馬鹿なぁっ!」
 神格を失い、狂乱するウルカヌスは、その拳を振り上げる……だが、その拳に。力を失いし鎧に降りるは白い霜。
「な……!」
「うん、鎧が力を失って、炎も使えないなら……もう、これを防げないよね」
 神より熱を奪うは、晶の神気。己の身すら白く凍結させながら極低温の領域で、ウルカヌスを包み込む。
「熱には自信があったみたいだけど、今なら……」
「く……有り得ぬ……有り得ぬ、このよう、なっ……がっ……!」
 熱されていた鎧が凍結すれば、急激な温度変化で鋼が変質する。ピシリ、ピシリと音を立て……神の象徴たる鎧にヒビが広がっていく。
「さて、それじゃあ後は頼んだよ」
「ぐっ……ぉぉぉっっ!」
 晶が完全に氷像と化したその瞬間、ウルカヌスの鎧は完全に砕け散った。後に残るは、守るもの無き肉の身体のみ。もはや無力な神へと、猟兵の攻撃が殺到する。
「神が……神たるこの私がっ……人の子、などにっ……!!」
「その傲慢が……あなたの敗因、ですよ」
 限界を超えた拳を叩きつけ、ミコが言い放つ。それを見下ろし、反論せんと口を開き。
「っ……がっ……ぁ……!!」
 だが、その口から、溢れるは、言葉ではなく断末魔。己の誇りを、力を、全てを奪いつくされた哀れな神は……元の、過去の残滓へと砕け散った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年01月20日


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#ヒーローズアース
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアリュース・アルディネです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト