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干支の巡りの幸いを

#サムライエンパイア #【Q】 #お祭り2019 #冬休み


●干支の巡りの幸いを
 子年です。
 サムライエンパイアのとある地方の、とある神社。
 そこを訪れる人々は神様にお参りをし、帰るときには今年の干支の眷属となる。
 お参りを済ませたら、その干支を模したものを得て身に着けて帰るのだ。
 今年の干支の神様の眷属となり、幸いのおすそ分けを神様より預かり周囲のものたちに渡すために。
 己がもらうのではなく、誰かのためにもらって帰り巡り巡って――自分の幸いとなるだろうから。
 牛であれば角をつけ虎であれば耳を付け。龍であればそれっぽい角をつけ。昨年の亥であればその牙を。
 今年はねずみの耳が神社によって用意されていた。中が見えない箱の中に手をいれてひとつ選ぶ。
 時折他のものも交じっていたりもするのだが、それをひき当てたならば今年は眷属ではなく客人として神社に招かれたということなのだろう。客人であればいつもより多くの幸いを預かり、面白い年になるというような話があるのだとか。
 行きは人の身、帰りは眷属か招かれた客人か――人々はそんなお参りを楽しんでいる。
 お参りのあとは参道に広がる店に足を運ぶのも良いだろう。射的、りんご飴、他にも色々な店があり人々の楽し気な声が響いていた。

●案内
「あけましておめでとう、なんじゃよ~」
 ふにゃりと終夜・嵐吾(灰青・f05366)は笑て、初詣にいかんかと猟兵達へ声をかける。
 その神社は干支を神様としてあがめている。
 人として、新年のお参りをして。そしてその後に今年の干支の眷属となって幸せを預かって帰るというような話があるのだ。
 そしてその幸せを周囲の人々へと一年かけて渡していく。きっとそれが巡り巡って自分の幸いにもなるだろうからと。
 そんなわけで眷属になるにはどうするのか、というと。
「お参りのあとに、神社が用意してくれとるものをひとつもらえるんじゃって」
 中の見えない箱に手を入れて一つ選ぶ。今年は子年、ねずみの耳のついた頭飾りがもらえるという。
 ただその中にはねずみの耳だけでなく、別のものも混ざっている。他の干支を模したものであったり、全く関係のないものであったり。それを引き合てたものは客人として招かれたこととなり、例年より多くの幸いと預かることとなるのだとか。
「ひとつもろたらあとは参道にある出店を楽しんでいくとええんじゃなかろうか」
 子年の色々な飾りなどからはじまり、射的や輪投げなどの遊びもある。美味しいものはりんご飴は和菓子。それからつきたてや焼きたての餅などもあるだろう。
 何があるかはいってみてのお楽しみというところ。
 気軽に足を運んで、楽しんでおくれと嵐吾は言って、話聞いた猟兵達を案内するのだった。


志羽
 お目通しありがとうございます、志羽です。
 プレイング締め切りなどのタイミングはお手数ですがマスターページの【簡易連絡】をご確認ください。

 一章、まるっとお遊びです。
 神様にお参りをして、そのあとで眷属となって帰る。
 そんな感じです。箱の中にあるのはほとんどがねずみの耳ですがたまに他のものもまざっていたりします。頭飾りとありますがカチューシャのような感じです。
 他の干支のものや(牛、寅、兎などの耳や鳥のとさか等)ほかにも何かの折にふと迷い込んだものです。そのあたりはどうぞお好きに。
 耳をつけたあとはどうぞ色々な出店をお楽しみください。どのようなものがあるかは、皆様のお好みのままに。

 フラグメントのPSWについては無視していただいて大丈夫です。
 ただ、行動はある程度絞った方が良いかな、と思います。ご自由に、できそうなことをお楽しみください。
 公序良俗に反しない。また他の方に迷惑のかからない内容でしたら問題ありません。
 当然の事ながら、未成年の飲酒喫煙については絶対禁止です。(なお見た目年齢で判断致します)

 グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。

 お声がけあれば志羽のグリモア猟兵も遊びに参ります。

 以上です。
 ご参加お待ちしております。
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第1章 日常 『サムライエンパイアの冬を楽しもう』

POW   :    体力の限りを尽くし、力いっぱい、サムライエンパイアの冬を楽しむ

SPD   :    遊びに参加したり、料理や作品を作ったり、クリエイティブに冬を楽しむ

WIZ   :    恋人や友達と一緒に、サムライエンパイアの冬を幸せに過ごす

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 神社へのお参りを済ませて――さぁ、どうぞと巫女さんが箱を差し出す。
 それは手だけが入る程度の大きさの箱だ。中はどうなっているかは見えない。
 小さな子がひとつ、取り出したのはねずみの耳だ。それを頭に着けて、今年は子の眷属だねと笑う。その両親も同じようにねずみの耳だ。
 しかし中には――ちがうものを引き当てるものもいる。
「御客人だ! こちらは申の御客人だ!」
 と、ねずみの耳ではなく、申を模した面を引き寄せた男がいる。
 その様子に周囲では御客人だ、たくさんの幸いをもっていっておくれと声がかけていく。
 その面を頭にのせて、男はともに来ていた娘と一緒に参道へ。
 参道もまた、賑わっている。
 店の人々もねずみの耳をつけ、訪れる人々を迎える。
 輪投げや射的のちょっとした遊びの店もあれば、子年をテーマとした小物を売る店も。
 それからつきたてのおもちはまっしろで、ねずみを模した形で振舞われていたり。他にもりんご飴の店などもあるようだ。
 新年、お参りあとの出店をゆっくり見て回るのも楽しみのひとつ。
 客人であればきっと店の者達はちょっとだけおまけをしてくれるだろう。
砂羽風・きよ
薺(f00735)と

お、振袖似合ってる

明けましておめでとう
早速行こうぜ

軽くお参りをして
ねずみの耳が入ってる箱に手を入れる

確かランダムなんだよな
出たのは酉の真っ赤なトサカ

うお、マジか!ねずみじゃねぇじゃん!
…あんま見ないでくれ、ハズ
薺は似合ってるなぁ

装着してからおみくじへ
初詣って言ったらくじだよな。引いて行こうぜ
(運勢はお任せ)
薺は何引いた?俺はこれ

おぉ、餅あんじゃん。食べるか
磯部が良いな。薺は何味が好きなんだ?

餅のついでに甘酒も2つ分買って彼女に差し出す
どーぞ甘酒です
寒いの苦手なんだよな?これで温まるといいんだが
染みるわ。うめぇ

みょーんと餅を伸ばしてめっちゃ伸びるぞ!
なんてガキみたいにはしゃぐ


勾坂・薺
きよさん(f21482)と

暖かめの振袖姿

ハロー、明けましておめでと、きよさん
合わせるようにお参りして
何が出るかなぁ、と箱に手を入れ
(結果お任せ)
ちょっと慣れないなあ、と
頭に装着したものをいじり

あは、そういうのも出るんだ
大丈夫大丈夫
笑ったりなんてしないから。……。ぷふ。
笑いを堪えつつ籤引きへ

初詣といえば御神籤も気になるよね
良い運勢がいいなぁ
(運勢お任せ)
わたしはこれ
きよさんのは……どれどれ

お餅かぁ、うーん、磯部も好きだけど
黒蜜をつけたきなこ餅がすきかなぁ
甘くて好きなんだよね

あ、甘酒もありがと
寒いとやる気ダウンするんだよねえ
うーん、お正月って感じ

伸びるねえ、それ
わたしもやってみよっと、なんて伸ばし



 砂羽風・きよ(屋台のお兄さん・f21482)は勾坂・薺(Unbreakable・f00735)の姿を見つけひらひらと手を振る。
 薺はふわもこの襟巻もつけ暖かくし、振袖を。
「お、振袖似合ってる」
 その言葉にそうでしょうと薺はくるりと回ってみせた。そして、新年最初の挨拶を。
「ハロー、明けましておめでと、きよさん」
「明けましておめでとう、さっそくいこうぜ」
 きよと薺、ふたりでまずお参りを。
 同じ方向に向かう人々は何もつけてないが、お参りを終えた人たちの頭にはなにかしらある。
 それがちょっと気になるのもあり、お参りを素早くさくっと終えたふたり。
 すると、こちらにどうぞと巫女さんが手招きし箱を示す。
「どうぞ眷属になってお帰りください。客人かもしれませんが」
 その箱を見て、よし、と腕まくりする勢いのきよ。その隣の箱に薺も手を入れてごそごそ。
「確かランダムなんだよな……これだ!」
「ん、これ」
 と、二人が箱から手を抜く。
 高々と掲げたきよの手には――酉の真っ赤なトサカだ。
 そして薺の手には今年の干支、ねずみの耳だ。
「うお、マジか! ねずみじゃねぇじゃん!」
「あは、そういうのも出るんだ」
 笑いながら薺は頭にねずみの耳を。それはちんまりとしたサイズだ。
「ちょっと慣れないなあ」
 と、一番いい場所どこかなと薺は位置を調整。
 そしてトサカとにらめっこしていたきよも、それを装着。
「……あんま見ないでくれ、ハズ」
「大丈夫大丈夫。笑ったりなんてしないから」
「薺は似合ってるなぁ」
「……」
「……薺」
「ぷふ」
 笑わないっていっただろ! ときよは言う。けれど零れる笑いは仕方ない。
 それを薺は堪えつつ籤引きの方へ。
「初詣といえば御神籤も気になるよね」
「初詣って言ったらくじだよな。引いて行こうぜ」
 そんな二人の声は重なって。
「良い運勢がいいなぁ」
 薺が籤をひき、出てきた数字を告げる。きよも同じように、その手におみくじを。
「薺は何引いた? 俺はこれ」
「きよさんのは……どれどれ」
 と、広げると――末吉。
 赤いものに幸いあり、なんて書いてある。赤いもの、と薺の目はトサカに向く。
「わたしのはこれ」
 そして薺のおみくじは中吉だ。
 良い一年を過ごせることでしょう、と書かれてあった。
 さて、おみくじの結果がこの一年にどうなるかは――終わってみなければきっとわからない。
 他愛のない話をしつつ、二人は参道へ。
 そこには同じように頭にねずみの耳やほかのものつけたもの達がいる様子。
「そこの酉さん、餅くっていかないか! おまけするよ!」
 と、きよのトサカを見て気さくに声をかけてくる餅屋。
「おぉ、餅あんじゃん。食べるか。磯部が良いな。薺は何味が好きなんだ?」
「お餅かぁ、うーん、磯部も好きだけど、黒蜜をつけたきなこ餅がすきかなぁ」
 その声にどっちもあるよと声かかる。席も用意されており、ちょっとゆっくりも出来そうだ。
 きよと薺はそちらに座り、それぞれ餅をお願いする。すると客人にはおまけしないとねと店主は笑う。
 甘酒ふたつ、というきよにひとつ分のお代でふたつだ。早速の幸いかよ、とちょっと嬉しい。
「どーぞ甘酒です」
「あ、甘酒もありがと」
 ほかほか、うけとった甘酒は温かい。指先からじんわりと温まっていく。
「寒いの苦手なんだよな? これで温まるといいんだが」
「寒いとやる気ダウンするんだよねえ」
 そんなこと言いながら、二人同時に一口。そのあとにはーと幸せな吐息が零れるのも同時だ。
「染みるわ。うめぇ」
「うーん、お正月って感じ」
 一口でさえ、体の内がわから温めてくれる甘酒。
 もう一口、二口と飲んでいるとお待ちかねのお持ち。
 磯部と、黒蜜添えられたきなこ餅だ。
 さっそく、ときよはぱくり。そして、みょーんと。
 みょーんと、餅は延びる。
「めっちゃ伸びるぞ!」
 みょみょーんとさらに伸びる、伸びる。それをきよは子供にようにはしゃいでさらに伸ばす。
「伸びるねえ、それ」
 わたしもやってみよっと、と薺もみょーんと伸ばす。
 薺はほどほどに、みょーん。
 しかし調子に乗ったきよはみょみょみょーんとして――餅がふつっと切れる。
 あー! と声上げた時にはすでに遅しだ。けれどそれも、正月の楽しい一幕。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

プロメテ・アールステット
【明け空】

牡丹柄の赤い振袖で
箱から出てきたのは、黒い犬の立耳がついた頭飾り
家族の柴犬に似ているな…
レイラ殿も犬耳か?
着物柄も耳もお揃い
そう思うと嬉しくなってくる

この格好で出店を見て回ったら更に楽しいんじゃないだろうか?
しかし人が多いな…
レイラ殿が流されそうになるので慌てて手を掴む
手を離すとはぐれてしまいそうだ

…その、レイラ殿
このまま手を繋いでいっても、いいだろうか?
返ってくる微笑みに勿論だと何度も真剣に頷いて
彼女に歩調を合わせて歩き出そう

手を繋いで歩くなんて始めてで落ち着かない
優しく暖かい手
絶対離さないように、でも強く握りすぎないように
気を付けて一緒に歩こう
今年も友人と過ごせる幸せを感じながら


レイラ・アストン
【明け空】

牡丹柄の青い振袖姿で
箱から引き当てたのは、垂れ耳?
おそらくは犬耳かしら…あら、プロメテさんも?
ふふ、着物も耳もお揃いね

そうね、あちこち見て回りましょう
それにしても、やっぱりすごい人混みね
流されてしまいそうと、少し不安が過った刹那
友達の繊細な指が、私の手を取って繋ぎ止めてくれる

…ええ、喜んで。このまま歩きましょう
離さないでね?
なんて、悪戯っぽく微笑んで
自分からプロメテさんの手に、より深く指を絡めるわ

私も決して離さないわ
貴女とはぐれてしまうのは嫌だもの
繋いだ手は温かく、足取りはとても軽やかに
さあ、まずは何処に行きましょうか

今年は良い年になるわね
強い確信を胸に
友達と二人、歩んでいく



 牡丹柄の振袖、というのはお揃いだ。ひらりひらり、袖がひとびとの中でも目を引く。
 ただ、プロメテ・アールステット(彷徨う天火・f12927)は赤地に大ぶりの花を咲かせ、でレイラ・アストン(魔眼・f11422)は青地に細やかな花を纏う。
 同じではあるが少し違うのだ。
 お参りすませたふたりも、またねずみの耳か、はたまた他のものか――箱に手を入れて一つ選んぶ。
 プロメテの手には黒い犬の立耳がついた頭飾り。ぴんと立ち上がっているそれはどこかで見覚えがあるようで――プロメテは、ああとそれに思い至る。
「家族の柴犬に似ているな……」
 と、零し傍らのレイラの、その手へと視線向けた。
「レイラ殿も犬耳か?」
「垂れ耳? おそらくは犬耳かしら……あら、プロメテさんも?」
 着物は牡丹柄、耳は犬耳でお揃い。ちょっと違いはあるけれど、これは間違いなくお揃いと言える。
 着物だけでなく、運で引き寄せた耳までお揃い――そのことに二人嬉しくなって、思わず笑い合う。
「この格好で出店を見て回ったら更に楽しいんじゃないだろうか?」
「そうね、あちこち見て回りましょう」
 それにしても――人が多い。そう思うのはプロメテも、レイラも同じだったようだ。
 人の波に流されそうになると、レイラの胸中に少しばかり不安がよぎる。
 その刹那、そっと手に触れる感触。このままでは逸れてしまいそうだとプロメテがその手を掴んだのだ。
 手をとって、繋ぎ止める。そのことを何も言わず、そっとしたプロメテ。
 手を繋いで、その後で繋いでしまってよかったのだろうかとプロメテは思う。けれど、レイラはそれを嫌がることなく自然と受け入れているのだから大丈夫。
「……その、レイラ殿。このまま手を繋いでいっても、いいだろうか?」
「……ええ、喜んで。このまま歩きましょう。
 離さないでね? と悪戯するように微笑むレイラに勿論だとこくこくと、何度も真剣にプロメテは頷いて、ひとびとの波間を歩んでいく。
 そして二人歩調合せて歩み始めた。
 手を繋いで歩くなんて初めてで、落ち着かないプロメテ。
 繋いだ手は優しく温かいものだ。
 絶対離さないように、でも強く握りすぎないように――そうしているとするりとレイラの指がプロメテの指を撫でる。
 私も決して離さないわと、言葉にせずとも伝わるだろう。レイラは貴方とはぐれてしまうのは嫌だものと思っていた。
 より深く指を絡めて笑ってみせると、プロメテも驚いたがすぐに微笑みを。
 手を繋いで、感じる確かな絆がここにはあった。
「さあ、まずは何処に行きましょうか」
 二人の足は気の赴くままに、色々な店を巡っていく。
「今年は良い年になるわね」
 レイラの言葉に、プロメテは微笑み頷く。
 今年も友人と過ごせる幸せ――それを感じながら。
 きっとどんな波がこようとも、手を繋いで二人歩んでいけると。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トティア・ルルティア
ともだちのセト(f16751)と

どうやら示されたのは眷属の道のよう
セトに耳を預けて
着けて着けてと頭差出し無言の催促

これってねずみになりきればよいの?
彼等はなんと鳴くのだったかしら?ねずー?

ハロウィンの時も思ったけれど
セトはけものの装いがよく似合うのね?
かわいいねずー。
セトの様子にご機嫌連呼
セトはかわいいねずー。
出店の呼び込みに歩みは惹かれ
ふと目に付いた射的へふらふら

ここは銃を撃つのですって
魔女に不可能はないわ?おまかせあれ

あれー?
てんで方向違いに飛んでいくコルクにふしぎふしぎ

魔女は万能ではないの
セトねずみにばとんたっち

獲物を見据える友の横顔
その凛々しさに瞬く
後で、恰好良いと訂正してあげなくては


セト・ボールドウィン
トティア(f18450)と

箱から引き当てたのはネズミの耳
トティアもかー。へへ、同じだね!
早速着けてみよーよ

無言の圧に、仕方ないなあって笑いつつ
はい、出来た
うん。トティアこれ似合うね。可愛い可愛い

…ねず。(一瞬たじろぎ
チューとかキーとかじゃないのか
でも、ねずーって鳴くのも居るのかもしれないよな
俺が知らないだけで

…って言うか、可愛いとか言うなよ
気恥ずかしくて赤くなる顔
何となくそっぽ向いて
――あっ。目を離したら迷子になりそうだ

あちこちにコルクを飛ばす様子は、ちょっと微笑ましい

俺も?
渡された銃を構えて深呼吸
弓とは勝手が違いそうだけど、どうかな
狙うは…ネズミのぬいぐるみ

無事取れたら、トティアに渡そうかな



 お参りすませ、せーのでふたりが引き当てたのはねずみの耳。
「トティアもかー。へへ、同じだね! 早速着けてみよーよ」
 セト・ボールドウィン(木洩れ陽の下で・f16751)はトティア・ルルティア(IKTSUARPOK・f18450)にも同じねずみの耳があるのを見て嬉しそうに笑み向ける。
 そしてすちゃっと装着を。
 トティアは手にした耳を見つめ、セトへとずずいとそれを差し出した。
 着けて着けて、とねずみの耳と、自分の頭も差し出し無言の催促。
 セトはトティアの言わんとしていることを察して仕方ないなあと笑いつつねずみの耳を受け取った。
「はい、出来た」
 ちょこんと、トティアの頭にものったねずみの耳。
「うん。トティアこれ似合うね。可愛い可愛い」
 セトはばっちりとトティアへと笑いかける。するとトティアは首を傾げ。
「これってねずみになりきればよいの?」
 彼等はなんと鳴くのだったかしら? と、トティアはしばし考えて、こうだったようなと口にしたのは。
「ねずー?」
 こうよね? とセトに訴えかける視線。けれどセトは一瞬たじろいていた。
「……ねず」
 一度、口に出してみるものの、自身の知っているねずみの鳴き声はそれではない。
「チューとかキーとかじゃないのか。でも、ねずーって鳴くのも居るのかもしれないよな」
 俺が知らないだけで、とセトは言う。言うが、本当にいるのだろうかと思う心はあるのは事実だ。
 そんな風にセトがちょっとばかり悩んでいると、トティアの目はセトの頭上の耳へと向いていた。
「ハロウィンの時も思ったけれど、セトはけものの装いがよく似合うのね?」
 かわいいねずー、とトティアは小さく笑い零して紡ぐ。
「……って言うか、可愛いとか言うなよ」
「セトはかわいいねずー。かわいいねずー」
 気恥ずかしくて赤くなるセトの顔。そんなそぶりにトティアはご機嫌でかわいいねずーと連呼する。
 なんとなくセトはそっぽを向く。その間にトティアの耳に射的だよーと呼び込みの声。
 その声にひかれて、歩みはおそくなりふらふらとそちらへ。
 セトが視線戻せばトティアの姿は隣になく、慌てて視線巡らせれば。
「――あっ。目を離したら迷子になりそうだ」
 射的の店ですでにスタンバイ完了。その手にはコルクがぺんっと放たれる銃を持っていた。
 セトがトティアと声をかけると、おもちゃの銃をもったねずみの魔女殿は胸をはり。
「ここは銃を撃つのですって」
「できるのか?」
「魔女に不可能はないわ? おまかせあれ」
 そして構えて、狙い撃ち――とはいかず、狙ったもの横をぽーんと飛んでいく。
 む、とトティアは狙い定めるもコルクの行き先は気まぐれにあちこちだ。
 そんな様子がちょっと微笑ましく、セトはしばらく見守っていた。
「あれー?」
 あっちこっちに飛んでいくコルクにふしぎふしぎ。
 トティアは銃をもって、くるりとセトへと向き直る。
「魔女は万能ではないの。セトねずみにばとんたっち」
「俺も?」
 そう、とトティアは耳を付けてもらったときのように何も言わず。
 セトは銃を受け取り、構えて――深呼吸。
「弓とは勝手が違いそうだけど、どうかな」
 セトが狙うは、ネズミのぬいぐるみ。
 獲物を見据える、友の横顔は凛々しく、トティアはぱちぱちと瞬いた。
 かわいいねずーと言っていたけれど。
(「後で、恰好良いと訂正してあげなくては」)
 そう思っている間におめでとうの声が響く。
 セトの放ったコルクはぺんっと狙ったネズミのぬいぐるみに。
 渡されたそれをセトが持てば――やっぱりちょっとかわいい? とトティアは思いつつ。
 あげると渡されたそれを受け取って、恰好良かったと、また語尾にねずーと着けて告げるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ファルシェ・ユヴェール
ネルウェザさん(f21838)と

現地の方に作法を訊いて御参りを済ませ
ネルウェザさん、其れは卯の御客人というやつなのでは
大丈夫、愛らしいですよと笑い、己はねずみ耳を帽子の代わりに
断腸の思いです。耳が帽子から生えれば宜しいのに、等と冗談を

賑わいに逸れぬよう手を引いて
勝負するのも面白そうですね…いえ、射的以外で(実はノーコン)
一頻り遊んだら、温かい甘酒を買い求め、乾杯


予知と現場、違う立場から共闘してきたこの戦友は
何時もけらりと何事も無いように笑って
あらゆる世界の見知らぬ誰かの為に奔走する
私はその姿に少なからず影響を受けたなど――態々告げる事は無くとも

彼女が楽しそうであれば、誘い出した甲斐がありました


ネルウェザ・イェルドット
ファルシェ君(f21045)と一緒に行くよ

御参り…いや、実はこういうの初めてでねぇ
私も先ずは現地の人に作法を訊くよ

ねずみ耳を受け取って渋々着ける
ねずみ…? ねぇなんかこれ長くない?
明らかにウサギの耳だよね、これ

ただ着けるのは恥ずかしいから
リボンと耳で頭の上をうるさい感じにして誤魔化そうか
ファルシェ君も帽子の上から着ければ…
いや、やっぱり何でもないよ
そのままでいいんじゃないかな

勝負と聞けばにやにや笑って射的の屋台を指差して
冗談だよ、金魚すくいとかで如何だい?

ああ、楽しい
私もこの手で君の心を動かせたなら
…いやいや、無い無い

ただ、今この時間だけでも
共に楽しんでくれているなら、来た甲斐があったよ



 お参りはどうするのか――ネルウェザ・イェルドット(彼の娘・f21838)はうぅんと唸る。
「御参り……いや、実はこういうの初めてでねぇ」
 その言葉にファルシェ・ユヴェール(宝石商・f21045)は現地の人に聞きましょうと、その場にいた巫女さんへ作法を訊ねる。
 お参りをして、そしてその後は眷属か客人か。
 えい、とネルウェザが引いたのは。
「ねずみ……? ねぇなんかこれ長くない?」
 明らかにウサギの耳だよね、これとネルウェザは耳を引っ張る。
「ネルウェザさん、其れは卯の御客人というやつなのでは」
 大丈夫、愛らしいですよとファルシェは笑い、ねずみ耳を帽子の代わりにちょんとつける。
 そしてネルウェザは素直にただ着けるのは恥ずかしく。
 何時もつけているリボン、と耳が並べばちょっとうるさい感じ。でもそれで恥ずかしさもちょっと誤魔化せる、ような。
「ファルシェ君も帽子の上から着ければ……」
 と、ネルウェザは思ったのだがファルシェの帽子は――造花とイミテーションの宝石で華美に飾られている。
 その上に耳――それは難しそうだ。
「いや、やっぱり何でもないよ」
 そのままでいいんじゃないかなと言うネルウェザに小さくファルシェは笑い返して。
「断腸の思いです。耳が帽子から生えれば宜しいのに」
 そんな風に冗談めかして言葉紡ぐ。
 お参り終わって耳をつけたら参道へ。
 参道は賑わいがあり、逸れぬようにとネルウェザの手をファルシェは引く。
 色々な店を見ていけば美味しいものは遊べる場所も色々だ。
「勝負するのも面白そうですね」
 じゃあ、とネルウェザがにやにや笑って指さしたのは、射的の店。
 その示された先をファルシェは薄っすら微笑んで。
「……いえ、射的以外で」
 実はノーコン。そんなファルシェにその勝負は向かないのだ。
 その様子に冗談だよとネルウェザは言って、周囲見回せばもう一つ、勝負できそうなところがある。
「冗談だよ、金魚すくいとかで如何だい?」
 それなら受けて立ちましょうと二人で早速。
 寒い中、ゆるゆると泳ぐ金魚をどちらが多く捕まえられるか――最中でつくられたポイは思いの外柔く。
 勝負がつく前に溶けてしまった。
 一頻り遊んで、ファルシェの目にとまったのは甘酒の店。
 温かいそれを買い求め、はいとネルウェザに渡して乾杯しほっとするひと時。
 ああ、楽しいとネルウェザは緑の瞳細め笑み零す。それはいつものにやにや笑いよりわずかに柔らかく。
(「私もこの手で君の心を動かせたなら」)
 と、思ったものの。
「……いやいや、無い無い」
 そんなことを小さく独り言ちる。そんな彼女の横顔をファルシェはふと見つめ。
(「予知と現場、違う立場から共闘してきたこの戦友は」)
 何時もけらりと何事も無いように笑って、あらゆる世界の見知らぬ誰かの為に奔走する。
 そんなネルウェザの姿をファルシェは見てきたのだ。
(「私はその姿に少なからず影響を受けたなど――」)
 態々告げる事は無くとも。
 楽しそうなその表情が見れただけで充分だ。
「誘い出した甲斐がありました」
 その言葉にネルウェザは瞬いて。楽しいよと改めて紡ぎ、そして。
「共に楽しんでくれているなら、来た甲斐があったよ」
 そんな言葉を返されるとは思っていなかった。
 ファルシェはネルウェザに笑いかけ、それは良かったと紡ぐのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

筧・清史郎
綾華(f01194)とらんらんも共に

参拝後、動物さんになるのか(引く
ほう、これは…またもやトナカイさん(鹿)
客人として幸いを預かろう(すちゃりと雅に装着

ん?綾華もトナカイさんか、お揃いだな(微笑み
俺とらんらんは、先日のクリスマスの際にもトナカイさんになったので慣れている
トナカイさん着ぐるみは、なかなかの着心地で気に入っているな
綾華とも、これで仲良しトナカイさんだな(鹿)

…ふむ、トナカイさんのような振舞いか
幸いのおすそ分けを頂くべく、共にトナカイさんになりきろうか
トナトナナ、トナナ(いざ参ろう二人共、とトナカイ語で

出店も巡ろう(トナカイ語で
林檎飴と綿飴、人形焼もいただこう(甘味両手に満足気な鹿


浮世・綾華
清史郎さん(f00502)と

あ、嵐吾さーん
嵐吾さんも一緒に行きましょ

トナカイ?クリスマス的な帽子もついてる…
え、あまりにも季節外れじゃないですか、これ
えーやだ、一人で浮かれてるみたいで恥ずかしい

あ、清史郎さんも?やった…って(それ鹿じゃ…
(嵐吾さんも鹿になったのか?クリスマスに?と視線を向け
え、クリスマスの時になんかあったんデス?
なにそれ教えてくださいよ
仲良し。そうですネ(何にしろ一人で目立たないのでいいか

これ、ちょっとその動物みたいに振る舞った方がいいんですっけ(誤情報
トナカイってなんて鳴くの…
ト、トナ(嵐吾さんの方を見

はーもういいや!しょうがねえ
気を取り直して甘いもん食う
トナトナ…!(やけ



「あ、嵐吾さーん。嵐吾さんも一緒に行きましょ」
「うむ、いくいく!」
 終夜・嵐吾(灰青・f05366)の姿を見つけ、浮世・綾華(千日紅・f01194)は手をひらひらと振る。
 筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)もらんらんと、その友の名を呼んだ。
 三人並んでお参りを済ませ――そしてひとびとがその頭に何かしらの耳を付けるのを目にした清史郎は。
「動物さんになるのか」
 それは楽しみだと涼やかな笑みを浮かべて箱に手を。
「まぁ多分ねずみの耳」
 なんて笑っていた綾華だが箱から引き抜いたその手には。
「……トナカイ?」
 明らかにおかしい。すでに過ぎたクリスマス的な帽子もついてる、トナカイの角。
 そして――共にいるもの達はここでオーソドックスなねずみを引くような天運をもってはいない。
「ほう、これは……またもやトナカイさん」
「あ、清史郎さんも? やった……って」
「いやせーちゃんそれ……まぁええか」
「ええんですか」
「ええんじゃよ。というかわしも鹿なんじゃけど!」
 せーちゃんがトナカイ言うたらトナカイじゃもんねと嵐吾は流しながら鹿角を付ける。
 そして清史郎もすっと、雅やかにそのトナカイ角(鹿角)を装着した。その角に花が咲きそうなほど雅に。
「客人として幸いを預かろう」
 綾華もつけるといい、と清史郎はその手の中にあるものを見て微笑み零す。
「ん? 綾華もトナカイさんか、お揃いだな」
「え、あまりにも季節外れじゃないですか、これ」
 ふたりは鹿角だが、綾華のものはクリスマス仕様。
 改めて見て、えーやだ、一人で浮かれてるみたいで恥ずかしい……と綾華は渋い顔だ。
 そんな綾華に清史郎は大丈夫だと言いつつ。
「俺とらんらんは、先日のクリスマスの際にもトナカイさんになったので慣れている」
「え、クリスマスの時になんかあったんデス?」
 と、嵐吾さんも鹿になったのか? クリスマスに? と綾華は視線を向ける。
 嵐吾は――なった、と静かに頷いた。わしはトナカイじゃったけど、と訂正して。
 ちょっとばかりトナカイの姿になって追いかけっこしたんじゃよと。
 なにそれ教えてくださいよと綾華は面白そうな話の気配に興味を見せる。
「わしは角だけのつもりだったんじゃけどね。なんか気づいたら……トナカイの着ぐるみ着とった。多分勢いで」
 それはどんな勢いなのか。しかし清史郎はその時のことを思い出して涼やかに笑み。
「トナカイさん着ぐるみは、なかなかの着心地で気に入っているな」
 そしてこのトナカイの角(鹿角です)もなかなかの着け心地、などと紡ぎ。
「綾華とも、これで仲良しトナカイさんだな」
 清史郎さんのは鹿――そう思いつつも、微笑まれたらトナカイ角であろうとつけねばならぬ気がしてくる。
 そもそも鹿であるがトナカイである事を嵐吾はスルーをしている。突っ込んでいいのかどうか、と思うが仲良し、というのは嬉しいものがあった。
「仲良し。そうですネ」
 何にしろ一人で目立たないのでいいか、と綾華もクリスマスの名残トナカイを装着。
 その様子をみつつ嵐吾は――せーちゃんに知らず言いくるめられとる……などと思うのだが。それで害があるわけでもなくまぁええかと、似合うんじゃよ~と笑っていた。
 そんなわけで仲良し鹿、トナカイ(鹿)、トナカイ(正規)となった三人は参道へと繰り出した。
 そしてこのまま大人しく帰るなどということはなかった。
「これ、ちょっとその動物みたいに振る舞った方がいいんですっけ」
 と、綾華は言う。なおこれは誤情報でありまったくもってそんな必要はない。
 必要はないのだが近くから語尾にちゅーとついた声が聞こえてきてしまったのでなるほど、となるのが清史郎と嵐吾なのだった。
「……ふむ、トナカイさんのような振舞いか」
 幸いのおすそ分けを頂くべく、共にトナカイさんになりきろうかと自信満々の清史郎。ついこの前トナカイになったのだから経験済みゆえの自信。此度は鹿なのだが。
「トナカイってなんて鳴くの……」
 鳴き声なんて知らない――と、零したらだ。
「トナトナナ、トナナ」(いざ参ろう二人共)
 清史郎が華麗にトナカイ語(謎)を操り始め(なおこれは鳴き声ではない)、綾華はぱちくりと瞬き、嵐吾へとわずかに躊躇いと戸惑いを含んだ視線を向けた。
 ト、トナ……とこれは、と嵐吾を見て呟く綾華。嵐吾さんならこの状況がきっとわかるはず、なんとかしてくれるという期待もこめて。
 その嵐吾はああ、と。いつものあれじゃあ~という顔をしている。そしていつもの如く、清史郎に付き合うのだ。
「トナナナトナ」(まずどこからいくかの)
「トナトナトナナナ」(出店も巡ろう)
「えっ? 清史郎さん? 嵐吾、さん?」
「トナトナトナ、トナナナ」(綾華は何が好みだろうか、俺は甘い物から行こうと思う)
 何を言っているのか、と綾華は思う。トナで繰り広げられる会話――謎。
 嵐吾は綾華の肩をぽんと叩いて。
「綾くん、難しく考えんでええよ、ノリでいこ」
 慣れじゃよと――嵐吾はふにゃりと微笑んだ。
 何故なら清史郎はもうすでに満喫しているトナカイ(鹿)なのだから。
「トナトナトナ、トナナトナトナト」(林檎飴と綿飴、人形焼もいただこう)
「ちゅー!」(御客人どうぞ!)
 と、清史郎と店の主人のやり取りを目にしなるほど確かにと綾華も思う。
 あの店の主人は勢いとノリだろう。
「トナトナ、トナ。トナナ?」(らんらん、綾華。甘酒は?)
「トナ~」(もらうんじゃよ~)
 そしてトナ語、ちょっと、楽しそう。そう思ってしまった綾華は深く息吸って。
「はーもういいや! しょうがねえ」
 何かを振り切ったかのように一声、そして。
「トナトナ!」(俺も!)
 甘酒くださいとトナって受け取る。
 トナ、トナトナトナナナ――トナナナナナナ。(さて、次はどこにいこうか――三人は歩み始める。)
 トナトナトナトナトナナナナトナ。(トナトナ珍道中は始まったばかり。)

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マリークロード・バトルゥール
アラン(f19285)と

まあ、この世界のお祭りも賑やかね
僅か欠けた耳付けて着慣れぬ袖を揺らし乍ら出店を歩く
「似合っていて?」訊ねては返る賛辞に綻んだ

片手に綿の菓子、もう片手に鯛の焼菓子
両手塞がりのなか見つけた甘味は一等美しかった
宝石如き赤が目惹く大ぶりの林檎飴
綺麗……。わたくしはアレも食べたいわ
けれど食べる為の手が足りないのも事実
自尊心と菓子を天秤に掛けてから小さな声で囁き強請る
アラン、あなたがその手でわたくしに食べさせなさい

なっ――……もうっ、アランってば!
不意のこども扱いに対し頬膨らまし口尖らせ抗議する
林檎越しに見えた穏やかな眼差しに一瞬見惚れ掛けたなんて
口が裂けたって言ってやるものか


アラン・サリュドュロワ
マリークロード(f19286)と

この世界のドレスだという振袖を着せ
鼠耳をつけた主の姿に満足して頷く
大変愛らしいですよ、マリー様
このまま部屋で飼いたいですね

神の膝元が賑わうのはどこの世界でも同じだな
―失礼、店主どの。そちらの品を一つ
どうぞ、マリー様…と

主を見て、気前よく買い与えすぎたことに気が付き
ちょっとだけバツが悪そうな顔

かしこまりました
少々不作法ですが…どうぞこのまま召し上がり下さい

端に移動すると、口元へ差し出し勧める
小さな口が齧るのを見ながら、ふと顔を覗き込んだ
―マリー様、失礼を
赤く色付いた唇を指の腹で軽く拭ってやる
…今度は頬が染まってしまったな、キリがないぞ
笑って、蜂蜜の髪を優しく撫でた



 この世界のドレスだという振袖を着せ、その頭にはねずみの耳。
 そんな姿の主――マリークロード・バトルゥール(夜啼き鶯・f19286)の姿にアラン・サリュドュロワ(王国の鍵・f19285)は満足して頷いていた。
「まあ、この世界のお祭りも賑やかね」
 僅かに駆けた耳の先を、その着慣れぬ袖を揺らしながらちょんと指先で触れマリークロードはアランへと笑いかける。
「似合っていて?」
「大変愛らしいですよ、マリー様」
 訊ねて返る賛辞にマリークロードは微笑んだ。しかしアランの言葉はまだ終わっておらず。
「このまま部屋で飼いたいですね」
 なんて小さな声で、揶揄うようにアランは言う。
 マリークロードは僅かに表情変えたがさらりとかわすよう努める。その様子にアランは楽しそうだ。
 今は主と従者なのだから――それらしく。
 参道には様々な店がある。綿あめ、林檎飴、たい焼きに人形焼き。みたらしだんご、あんころもちなどの店。他には射的や輪投げ、かわいらしい装飾品の店もある。
 どこも人々が集い賑わっている様子。その様をアランは瞳細め眺めていた。
「神の膝元が賑わうのはどこの世界でも同じだな」
 マリークロードの手にはふわふわの綿の菓子。もう一方にはあんこたっぷりのたい焼き。そんな幸せな両手塞がりだ。
 そんな中、マリークロードの瞳をとらえたのはきらきら輝くまあるい甘味。
 宝石の如き赤が、陽の光を受けて輝き目を惹く大ぶりの林檎飴。
「綺麗……。わたくしはアレも食べたいわ」
 その声にアランは頷いて。
「――失礼、店主どの。そちらの品を一つ。どうぞ、マリー様……と」
 林檎飴を手にしたアランは、マリークロードの状況を改めてみてしまったと思う。
 気前よく買い与えすぎてしまったとちょっとだけバツが悪そうな顔。
 マリークロードはきらきら輝く林檎飴に嬉しそうな表情だ。
 しかし、綿あめとたい焼きを持ち、林檎飴を持つ手はない。
 どちらかを急いで食べてしまえばいいのだがそれも勿体ない。
 どうしよう、どうすればいい――とれる方法は一つしかないのだが、それは姫様としてではない自分がどこかでダメだと言っている気がする。
 自尊心と、菓子と。マリークロードの心の秤はゆらゆらと揺れていた。
 そしてそれが傾いた方は――アランに小さな声で、囁き強請るほうに傾いた。
「アラン、あなたがその手でわたくしに食べさせなさい」
 そのお強請りにアランは何でもないことのように。
「かしこまりました。少々不作法ですが……どうぞこのまま召し上がり下さい」
 人の通りの少ない端に移動し、その口元へと林檎飴を。
 マリークロードはあーんと一口、美味しいとご機嫌だ。
 もうひとくち、ふたくちと小さな口が齧る。
 その顔をふと、覗き込んでアランはその唇がきらきら輝いているのに気づくのだ。
「――マリー様、失礼を」
 赤く色づく唇を、アランは指の腹で軽く拭ってやる。突然の事にマリークロードは瞬き動きを止め。
「なっ――……もうっ、アランってば!」
 不意のこども扱い。マリークロードは口尖らせ抗議する。
 そしてその頬は林檎飴のように色づいていた。
「……今度は頬が染まってしまったな、キリがないぞ」
 ふと、笑ってアランは手を伸ばす。
 己の蜂蜜色の髪を優しく撫でる、その穏やかなまなざしに一瞬見惚れかけた、なんて。
(「口が裂けたって言ってやるものか」)
 けれど今はされるがまま。それを誤魔化すようにもう一口と、マリークロードは告げるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベイメリア・ミハイロフ
※嵐吾さまと、どこかのタイミングでお会いできたら幸いにございます
他の皆さまとの絡みも歓迎いたします


干支にちなんだものを身につけて帰るとは
それはそれは、素敵な催しをされているのでございますね

今年もどうか、皆々さまがご健勝であらせられますように…
そう、お参りを済ませましたら
では、箱に手を入れますね
ねずみさんの耳もかわいらしいですけれど
他のものにも興味がございます
何が出ますか、楽しみでございますね
(何が出るかはお任せで)

何が出ても、シスター帽の上から着用
…?何かおかしゅうございましょうか?
そういえば、嵐吾さまは
耳の上に耳をつけることになるのでございましょうか
ちょっと、ちょーっとだけ、気になります…



 行き交う人々の姿にベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)は表情綻ばせた。
「干支にちなんだものを身につけて帰るとは。それはそれは、素敵な催しをされているのでございますね」
 神社にお参りした人々の頭にはねずみの耳。その中には時々違うものを付けたひとびともいる。
 それはいわゆる、客人といわれるひとびとだ。
 神社へと入り、ベイメリアは礼を。
(「今年もどうか、皆々さまがご健勝であらせられますように……」)
 ベイメリアは修道女だ。サムライエンパイアのこの神社に縁はないが、神を前に祈る気持ちは同じ。
 お参りを済ませれば、巫女さんがどうぞと手招きを。
「こちらの箱に?」
 ねずみさんの耳もかわいらしいですけれど、他のものにも興味がある。
「何が出ますか、楽しみでございますね」
 どれにしようかとベイメリアの手は箱の中で迷って――ひとつ掴んだ。
 それは――羊の角だ。
「あら、どうやら羊の御客人のようですね」
「そのようです」
 こんな感じでしょうかとベイメリアはシスター帽の上からそれを付ける。
 丁度耳の上あたりにくるんとまるまった小さな角がきて違和感はなさそうだ。
 その角付けて参道へ――すると、おおきなねずみのぬいぐるみを背負う人の姿が見えた。
 どこかで遊んで、景品としてとったのかもしれないとベイメリアは小さく微笑みを。
 そしてふと、その人が見える。それはここへ誘った嵐吾だ。
 嵐吾さま、と呼ぶと――ああと笑みを向ける。そして、ベイメリアの目はその頭上に注がれた。
 狐の耳はそのままである。そしてねずみの耳ではなく、角があった。鹿の角のようだ。
「耳ではなく角なのですね」
「そう、鹿の角なんじゃよ。汝は……羊さんかの?」
 そのようですとベイメリアが笑うとじいと嵐吾はその角を見ている。
「……? 何かおかしゅうございましょうか?」
「や、シスター帽の上から上手につけとるなと思って。よう似合っとるよ」
 その言葉にありがとうございますと返し、ベイメリアはふと思うのだ。
 妖狐の耳がひくりと動く。つけているのは角だが――あれがもしねずみの耳であったなら。
「嵐吾さまは、耳の上に耳をつけることになるのでございましょうか」
「ん? 耳の上に耳?」
 ちょっと、ちょーっとだけ、気になっていた。それがふと口から零れて、あらとベイメリアは口元抑える。
 そして嵐吾は、ああ! と思いいたって。
「そじゃね。もしねずみの耳なら……耳の前につけたか後ろにつけたか……」
 おさまりの良いところを探すのは大変そうじゃと嵐吾は返す。
 ベイメリアはその言葉に瞬いて、その狐の耳はそのままなのですねと微笑むのだった。
 気になっていたことがわかって、ちょっとすっきり。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月舘・灯里
【華禱】
にいさまといっしょに
はぐれないようにてをつないで
ふふ、とうさまとかあさまみたいなのです

にいさま、おいしいものはかえりなのですっ!
あかりも、ゆうわくにはまけないのです

にかいおじぎで、てをにかいぱんぱんして、いっかいおじぎするです、よ?

おまいりしたら、あたまかざりをうけとるのです
あかりはねずみさん!けんぞくです!
にいさまは……たつ?りゅうなのですね!

こいは、たきをのぼると
りゅうになるのだと、きいたことがあるです

かっこういいのです
とうさまとかあさまには……まだすこし、かてないですけれども

にいさま
おいしいものはにげないのですよ?

にいさまはおきゃくさまだから
ちょっとだけ、おまけがあるかもなのです


篝・陸彦
【華禱】
エンパイアのお参り、勉強してきたんだぞ!
UDCアースのテレビだと端を歩いて神様にはお金を入れてから
鈴みたいなのを鳴らしてとかだったよな

勉強した通り、端を歩いて向かう
灯里とは逸れないように手を繋いで行くぞ
歩いてる最中に店から良い匂いがして……我慢だ、我慢!
ゆうわくには負けないんだ

着いたらお参り
えっと……何回頭下げて手叩くんだっけ
灯里、覚えてるか?

お参りが終わったら箱から頭飾りを貰うぞ
尖った耳に、角……ねずみの耳じゃないな、これ
近くの人に聞いてみたら「たつ」、龍なのか
へへっ、かっこいいじゃん

灯里の頭は何だ?
灯里も似合ってて可愛いぞ

さて、お参りも終わったし
貰ってたお小遣いで買い物しようぜ!



 エンパイアのお参り、勉強してきたんだぞ! と篝・陸彦(百夜ノ鯉・f24055)は胸を張る。
 UDCアースのテレビだと端を歩いて神様にはお金を入れてから鈴を鳴らしてとかだったよな、と陸彦は紡ぐ。
 勉強した通り、端を歩く。
 そして一緒に向かう月舘・灯里(つきあかり・f24054)とは、逸れないように手を繋いだ。
 その手を見て、灯里はふふと笑い零す。
「ふふ、とうさまとかあさまみたいなのです」
 そう笑い零していると、ふわりと良い香りがした。
 その香りに陸彦の意識は引っ張られたのだが。
「……我慢だ、我慢!」
「にいさま、おいしいものはかえりなのですっ!」
 あかりも、ゆうわくにはまけないのですという声にうんうんと陸彦は頷く。
 そしてゆうわくには負けないんだとまっすぐ、また歩み始めた。
 そして神社についたら。
「えっと……何回頭下げて手叩くんだっけ。灯里、覚えてるか?」
「にかいおじぎで、てをにかいぱんぱんして、いっかいおじぎするです、よ?」
 と、灯里が告げるとわかったと陸彦は頷く。
 二人でお辞儀をし、手を二度叩いて、またお辞儀。
 お参りを済ませたら、ふたりで巫女さんの待つ方へ。
「あたまかざりをうけとるのです」
 そういって、箱に手を入れてさっと灯里は取り出す。これ、と灯里が取り出したのは。
「あかりはねずみさん! けんぞくです!」
 かわいい、と灯里はにこにこと。
「尖った耳に、角……ねずみの耳じゃないな、これ」
 そして陸彦の手には尖った耳と角。なんだろうこれと首を傾げていると、巫女さんがそれは辰ですよと教えてくれた。
「にいさまは……たつ? りゅうなのですね!」
「龍なのか。へへっ、かっこいいじゃん」
 かっこいいのは嬉しくて、陸彦は早速つける。
「灯里も似合ってて可愛いぞ」
 ありがとうです! と灯里も褒められたらくすぐったそうに嬉しそうに笑う。
「こいは、たきをのぼるとりゅうになるのだと、きいたことがあるです」
 それを聞いて陸彦は一層、嬉しそうに笑み浮かべた。陸彦は、ヤドリガミであり鯉の根付なのだ。自分とも縁を感じるこの頭飾りに嬉しくなっているのがその表情でわかった。
 灯里はその表情にふふりと笑み零し、そしてかっこういいのですと頷いて。
(「とうさまとかあさまには……まだすこし、かてないですけれども」)
 その気持ちは、まだ胸の内に。
「さて、お参りも終わったし。貰ってたお小遣いで買い物しようぜ!」
 早くいこうぜ、灯里! と陸彦はその手を取って引っ張る。
「にいさま、おいしいものはにげないのですよ?」
 逸る陸彦の姿に灯里は笑って。そういえば、と告げる。
「ちょっとだけ、おまけがあるかもなのです」
 おまけ? と陸彦は問う。
 灯里はたつですから! と笑う。その言葉通り、悩んで選んだお店にて――ふたりは美味しいものをおまけしてもらえたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

皐月・灯
花雫(f00523)と

オレみてーなヤツにゃ向かねー場所だ。
神サマ、信じてねーからな。
……なら何で居るのかって、コイツが連れてきたからだ。

「……なんだこれ。おい花雫、これお前がつけろ。オレはそっちにする」

……本当はお前のだけどな。

って、終わったらすぐこれかよ。
「お前……最初から目当てはこっちだな?」

お参りってのが似合わねーのは、どうもオレだけじゃねーらしい。
まあ、いいか。花雫に付き合うの、いつものことだからな。

……ところでわざと当ててんのか、コイツ。

「おい、花雫……いや、なんでもねー。口開けろ」

りんご飴。
綿飴半分寄越してきたからな、買っといたんだ。
それを食いきる頃には、次の目当ても見つかんだろ。


霄・花雫
灯くんと

鼠耳だってー、耳鰭付き鼠になっちゃった
(ホントは、神サマってあんまり信じたコトないの。ただ、年明け真っ先に灯くんと遊ぶ口実が欲しかっただけ。内緒)
灯くんの……それなんだろ、寅?
わぉ、灯くんお客人だってー

灯くんこっちこっち!
お参りを終えたらはしゃいで繋いだ手を引っ張って、彼方此方の屋台の覗き見
灯くんがホントは甘い物が好きなの、知ってるもん
小さめの綿飴を買って、あたしだけじゃ食べ切れないから手伝ってって半分こ
色んな食べ歩きもたまには良いじゃない?
人混みで逸れないように灯くんの腕を胸元に抱き込んで、機嫌良く
次は何食べよっかなー

ん?なぁに?
……わっ、……りんご飴?
わぁ、ありがとー灯くん!



 神社――こんな場所、オレみてーなヤツにゃ向かねー場所だと皐月・灯(喪失のヴァナルガンド・f00069)は思う。
「神サマ、信じてねーからな」
 そしてぽつりと呟き、向けた視線の先では。
「鼠耳だってー、耳鰭付き鼠になっちゃった」
 ふわりと、ねずみの耳をつけた霄・花雫(霄を凌ぐ花・f00523)が空を踊る。
 花雫は楽しそうに灯へと笑いかける。
(「ホントは、神サマってあんまり信じたコトないの。ただ、年明け真っ先に灯くんと遊ぶ口実が欲しかっただけ。内緒」)
 そんなこと、素直にまっすぐ言えるはずもなく心の内にしまいこむ。
 けれどそれは花雫だけでなく。
(「……なら何で居るのかって、コイツが連れてきたからだ」)
 灯くんも早くひいてと花雫はせかす。そしてしぶしぶというように灯が引き出したのは。
「灯くんの……それなんだろ、寅?」
「……なんだこれ。おい花雫、これお前がつけろ。オレはそっちにする」
「わぉ、灯くんお客人だってー」
 それは灯くんの、と花雫はその寅の耳を頭につけてあげた。
(「……本当はお前のだけどな」)
 と灯は思いつつ。
 お参り終えて、耳をつけてこれでばっちり、と参道へと足向ける。
「灯くんこっちこっち!」
 はしゃいで繋いだ手を引っ張って、彼方此方、気になる屋台を花雫は覗いていく。
 終わったらすぐこれかよ、と思いつつも灯は引っ張られるままについていくのみ。
「お前……最初から目当てはこっちだな?」
 そんなことないよーと言いながら花雫の手にはすでに綿飴。あまくてふわふわのお菓子が触れている。それは小さめではあったのだが。
「あたしだけじゃ食べ切れないから手伝って」
 半分こね、と灯にそれをおすそ分け。
 灯くんがホントは甘い物が好きなの、知ってるもんとは心の中で紡いで花雫は、綿飴をはいと渡す。それを口にするときっとそんなことないと言うだろうから。
 お参りってのが似合わねーのは、どうもオレだけじゃねーらしい、なんて灯は思いつつそれを受け取る。
「まあ、いいか。花雫に付き合うの、いつものことだからな」
 もらえるものはもらっとく、と口にした綿飴はしゅわりと消えていく心地。
「色んな食べ歩きもたまには良いじゃない?」
「そうだな。たまには」
 なんてそっけなく返す灯。そんな様子に人混みで逸れないようにと灯の腕を捕まえて、花雫は胸元に抱き込んで機嫌よく笑う。
「次は何食べよっかなー」
 そしてふと、花雫が別のものに気を取られている間に灯はあるものをみつけていた。
(「……ところでわざと当ててんのか、コイツ」)
 と、思うのは致し方ない。ぎゅうと腕を抱き込まれているのだから。
「おい、花雫……いや、なんでもねー。口開けろ」
 そのことを言おうとしたが、なんだかそれも面倒くさくなる。
「ん? なぁに?」
 と、花雫が明けた口に灯は。
「……わっ、……りんご飴?」
「綿飴半分寄越してきたからな、買っといたんだ」
 それはさっきのお礼。
「わぁ、ありがとー灯くん!」
 花雫はおいしい! と笑み浮かべる。その様子に灯は僅かに表情を緩め。
「それを食いきる頃には、次の目当ても見つかんだろ」
 その言葉にそうだねと花雫は言って、左右異色の青い瞳を瞬かせた。あっちにお団子、そこにはどら焼きもあるようだ。
 何にしようか迷うね! と笑う花雫に好きなもの選べばと灯は告げた。
 どれ選んでも付き合ってやるからと。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年01月08日


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#サムライエンパイア
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#【Q】
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#お祭り2019
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#冬休み


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト