「ヒャッハー! ここにある全ての農作物を燃やしてしまえー!!」
「イエッサー!」
ここはアポカリプスヘルにあるとある農園。そこにオブリビオンたちが襲撃し、農園でできた農作物を手当たり次第、火炎放射器で燃やしていた。
「や、やめてくれ! これは街に届けるための大切な食料なんだ!!」
農園のスタッフの1人がオブリビオンたちにそう叫んで阻止しようとする。
「うるせぇ! てめえも燃えてしまえ!!」
「ぎゃあぁぁぁー!!」
止めようとしたスタッフが火炎放射器で燃やされてしまい、悲鳴を上げてその場に倒れて息絶える。
「ハハハ! いいか、お前ら! 農作物だけでなく、逆らう奴らもみんな燃やしてしまえ!!」
「イエッサー!」
こうしてオブリビオンたちによって農園はスタッフごと燃やし尽くされて、火の海となるのであった…。
「…というのが、今回、俺が見た予知だ。このままオブリビオン達の横暴を許す訳にはいかない。早速、ブリーフィングを始めよう」
グリモアベースに集まった猟兵たちにそう告げて、防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)は左腕のハッキングツールを操作し、中央に置いてある透明な机に今回の舞台の3Dモデルを表示する。
「今回の任務はアポカリプスヘルにあるとある農園をオブリビオンの軍団から守り抜くのが目的だ。ここの農園で収穫される農作物はとある街の食料として重宝されているそうだ。そんな大事な物をオブリビオン達に燃やされる訳にはいかない。まず、皆には農園の前に防衛線を築いてもらいたい。バリケードを作成したり、罠を仕掛けたり、農園の周りの地形を把握したりするなどして、オブリビオン達の襲撃に備えてもらいたい。なお、農園のスタッフはできることがあれば、協力してくれるそうだ」
次に彼は敵の3Dモデルを表示する。
「今回の敵だが、奴らは『バーニング団』を名乗っているらしく、その名の通り火の扱いに長けた集団のようだ。主力の兵士たちは『フレイムアーミー』。火炎放射器を使った攻撃を得意としている。そして集団のボスが『パーフェクト・メタル・モヒカン』というサイボーグだ。こいつは火炎放射器に加えてブレードによる攻撃もできるそうだ。注意してくれ」
そう説明を終えた彼は改めて猟兵たちを見回す。
「アポカリプスヘルはまだ未知の世界だ。油断はするなよ。それでは、皆の武運を祈っている」
最後に彼は敬礼し、グリモアを起動するのであった。
メガネペンギン
ヒャッハー! 世紀末?な新世界に進出だぁぁぁー!!
ということで、皆さん、どうも。初めての方は初めまして。メガネペンギンです。
今回は新世界であるアポカリプスヘルにて農園の前に防衛線を築き、オブリビオンたちを迎撃するシナリオです。
今回の大まかな流れは、農園の前に防衛線を構築→『フレイムアーミー』との集団戦→『パーフェクト・メタル・モヒカン』とのボス戦 という流れになっております。
幸い敵が分かっているので対策は立てやすいかもしれませんが、油断大敵です。
で、ここだけの話。新世界の武器を見て、私は愕然としました。
「何で今更アサルトライフルやロケットランチャーなどが出てくるんだよ! 普通にこっち(UDCアース)で作っちゃったじゃないの!!」
という感じで(笑)
まぁ、アサルトウェポンは銃火器という説明もあるし、同じようなものだから…(震え声)
皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
皆さんのプレイング、お待ちしておりますよ!
第1章 冒険
『防衛準備を早急に整えよ!』
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POW : 鉄板や木の板、瓦礫を積み上げてバリケードを組み上げろ!
SPD : 拠点周辺や内部にトラップを仕掛け、相手の動きを妨害せよ!
WIZ : 住民と協力し、周囲の地形や拠点の構造を把握せよ!
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グリモアによって現場に転送された猟兵たちは到着した後、早速農園のスタッフとコンタクトをとる。
「ああ、猟兵の方々ですね。お待ちしておりました! この農園に危機が迫っているとグリモア猟兵の方からお話を聞きました。我々にできることがあれば、ぜひ協力させて下さい!」
スタッフの言葉に猟兵たちは頷き、各々行動を始めるのであった。
無限・虚数
穴を掘ろか。土やらモノ積み上げるより低いトコを作る方が手っ取り早いし、それに進みづらくなるよってな。感覚を考えて掘れば車両やら中途半端なモンの足止めにはなるよ。
バリ作るんやったらこえかけてや。木材でやるんやったら生木がええんやろけど、無いんなら泥水でええから水をかけといてや。そいでウチのUCで熱エネルギーを奪って凍らせたれば、多少はもつやろ。いうてあんまウチもカバーしきれんやろけどな。水も貴重やろうから排水とかでええからな
アーロン・フェニックス
防御戦かぁ、僕苦手なんだよねー。
僕らの戦いって、跡形も残さず蹂躙することだったからさ。
あぁ、心配しないでよ。農園には興味(破壊・殺害衝動)ないから。
●WIZ
そう、むしろ僕は相手の方が気になってね。いいよね、火炎放射器。燃料背負った連中って、派手に吹っ飛ぶんだ。……心配いらないってば、農園に被害を出すなって話はちゃーんと頭にある。
さて、どこが一番外から来る敵を見つけやすいかな。
早く見つけられれば早く攻撃できる。早く攻撃できれば誰より多く敵をバラバラにできる。
《テンペスト》は背後を気にかけることはないけれど、正面は何も残すつもりはないのさ。さあ、誰より前に立てる所はどこだい?
アドリブ絡み歓迎
「とりあえず穴を掘ろか。土やらモノ積み上げるより、低いトコを作る方が手っ取り早いし、それに進みづらくなるよってな」
そう言って、塹壕を掘り始めたのは無限・虚数(無限残機の非人道性少女・f24500)だ。彼女は『私に触れないで』を発動し、見えないエネルギーを奪う亡霊の手を放ち、その手に塹壕を掘らせる。
「えっと、虚数さん。塹壕の前にバリケードを作ったらいかがでしょうか?」
作業を見ていたスタッフの1人が彼女にそう提案してみる。
「あ、バリ作る? 何なら、木材を水をお願いするわ。水の方は泥水でも排水でもええよ。後は木材を組み立てて、水を掛けておいてや」
「はい、任せて下さい」
スタッフはその後、言われた通りの材料を持ってきて、組み立てる。水の方は泥水が掛けられた。
「じゃあ、始めるで~」
彼女はバリケードのように組み立てられた木材に、見えないエネルギーを奪う亡霊の手を放ち、手が熱エネルギーを奪い、凍らせる。
「こんなモンやろな」
彼女は出来上がったバリケードを見て、頷きながらそう言うのであった。
「防御戦かぁ、僕苦手なんだよね~。僕らの戦いって、跡形も残さず蹂躙することだったからさ。あぁ、心配しないでよ。農園には興味ないから」
一方、アーロン・フェニックス(アーロン・ザ・テンペスト・f24438)はスタッフに案内されながら、周囲の地形を観察していた。
「(そう、むしろ僕は相手の方が気になってね。いいよね、火炎放射器。燃料背負った連中って、派手に吹っ飛ぶんだ)」
内心でそう呟きながら、彼はほくそ笑む。その表情を見ていたスタッフは不安そうな顔になる。
「…心配いらないってば、農園に被害を出すなって話はちゃーんと頭にあるからさ。さて、どこが一番外から来る敵を見つけやすいかな?」
彼の質問に対して、スタッフはとある古い監視塔を指差す。
「あそこならどうでしょうか? 監視塔は高い所ですし、いち早く遠くのものを見つけやすいと思いますよ」
「なるほど…確かに僕にもってこいの場所だね。ありがとう、早速行ってみるよ」
彼はスタッフに礼を言い、監視塔のてっぺんに上る。
「(…うん。上々の眺めだ。《テンペスト》は背後を気にかけることはないけれど、正面は何も残すつもりはないのさ。さぁ、早く来てくれよ…)」
彼は内心でそう呟きながら、微笑むのであった。
成功
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木常野・都月
初めてアポカリプスヘルにきた。
防衛戦…つまり農園を守ればいいんだな?
大地の精霊様に頼んで農園の周辺に簡単な罠でも仕掛けておきたい。
落とし穴と沼を、大地と水の精霊様に。
罠を隠すのに、罠周辺にいる植物の精霊様にお願いしておきたい。
あ、植物の精霊様に頼んで、蔦か何かを延ばしてもらって、相手の足を引っ掛けて貰えるようにしようかな。
あと蔦に鈴をつけさせてもらおう。
俺は野生の狐だったから、鈴の音が聞こえればいち早く気付ける。
音が聞こえたら、沼にいる水の精霊様に頼んで、凍らせて貰えれば、そこそこ時間稼ぎになるはずだ。
獲物を騙して狩りを行うのは、狐の十八番。
仕事とはいえ…ああ楽しいな!
「ここがアポカリプスヘルか…」
そう言って周りを見渡すのは木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)。彼は初めてこの世界に来たのだ。
「さて、防衛戦だから…農園を守ればいいんだな?」
彼は早速行動を開始し、まずは大地と水の精霊に罠として落とし穴と沼を作ってもらうように頼み、次に仕掛ける罠の周辺にいる植物の精霊に罠を植物で隠してもらうように頼む。
「あ、そうだ。植物の精霊様、ついでに蔦か何かを延ばして、敵が来たら引っ掛けてもらえないかな?」
彼は何かを思いついたかのように植物の精霊へ頼み、精霊は蔦を罠周辺に張り巡らす。
「よし、後はこれを付けて…っと」
彼は鈴を取り出し、蔦に付ける。これが鳴れば、蔦に引っ掛かった敵がいるのが分かる寸法だ。
「(俺は野生の狐だったから、鈴の音が聞こえればいち早く気付ける。音が聞こえたら、沼にいる水の精霊様に頼んで、凍らせて貰えれば、そこそこ時間稼ぎになるはずだ)」
彼は頭の中で、敵を嵌める計画をそのように思考する。
「(獲物を騙して狩りを行うのは、狐の十八番。仕事とはいえ…ああ、楽しいな!)」
彼は内心でそう呟き、微笑むのであった。
成功
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夜叉ヶ池・鴉暁
兵糧攻めってやつだねぇ。これだけ荒廃した世界での貴重な安定供給源だし、狙わない訳はないかぁ。
【WIZ】
取り敢えず、住民さんたちにある程度高い建物があるか訊いて、そこから地形を把握することに努めるよ。襲撃のときにそこから状況を見つつ、他の人が作った罠に相手を追い込んだりできるようにね。
自分たちが狩る側だなんて思い上がってる連中の慄く顔、楽しみだねぇ。
「兵糧攻めってやつだねぇ。これだけ荒廃した世界での貴重な安定供給源だし、狙わない訳はないかぁ」
そう言ってスタッフに案内されながら呟いたのは、夜叉ヶ池・鴉暁(ぬくたにの里の若君・f22209)。彼は地形を把握するために、スタッフと行動していた。
「キミ、ここら辺である程度高い建物はあるかい?」
彼がそう質問すると、スタッフは地図を広げる。その地図には、すでに他の猟兵たちがいる場所や罠が仕掛けられている場所が記されており、スタッフはとある場所を指差す。
「ここの監視塔はいかがでしょうか? 一番前にある古い監視塔から少々距離が離れていますが、罠が仕掛けられている場所に一番近いですよ」
「ふむ…そこなら襲撃の時に状況を見つつ、他の人が作った罠に相手を追い込んだりできそうだねぇ。地形を把握するのにももってこいだ」
彼は早速その監視塔へ行き、最上階に上がって周りの地形を確認する。
「うん。見渡す限り、平らな地形だねぇ。これは罠とか仕掛けてもらって正解だったねぇ」
彼はそう言って、罠の位置を確認する。
「(自分たちが狩る側だなんて思い上がってる連中の慄く顔、楽しみだねぇ)」
彼はそう心の中で呟いて微笑みながら、襲撃に備えるのであった。
大成功
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エコリアチ・ヤエ
ふむ、どうせなら罠でも仕込んで敵の数を減らす方向にやってみるか。
オルタナティブダブルを使用し、手数を2倍に。
仕掛ける罠は単純なもんでも効果がありそうだし、張り巡らせた線と、それにひっかかったらピンが抜けて手榴弾が爆発するようなもんとかでいいか。
せっかく頑張って行きてるやつらの農園を破壊しようなんざロクでもねぇ。
罠はできるだけ誘い込んで一網打尽にできそうな場所に仕掛けるぜ。
時間がありそうなら複数箇所に設置する。
ついでに地形把握もできるぶんはおこなっておくか。
罠設置ぐらい、戦場傭兵として当然の戦闘知識だ。もう一人の俺と一緒に手際よくやってくぜ。
[アドリブ連携歓迎]
「ふむ、どうせなら罠でも仕込んで敵の数を減らす方向にやってみるか」
そう言って、罠を仕掛ける場所の下見するのはエコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)。彼は地図を見て、既に罠が仕掛けられている場所や監視塔にいる猟兵たちの位置関係を確認し、敵を罠に誘い込んで一網打尽にできそうな場所を見つけ、そこに仕掛けることを決める。
「よし、ここら辺に罠を仕掛けるか。しかし、せっかく頑張って生きてる奴らの農園を破壊しようなんざロクでもねぇ」
そう言いながら彼は『オルタナティブ・ダブル』を発動し、もう1人の自分を召喚する。そして彼は懐からワイヤーといくつかの手榴弾を取り出し、一部をもう1人の自分に手渡し、分担して罠を仕掛けていく。彼が仕掛けるのは、張られたワイヤーに引っ掛かるとその衝撃で手榴弾のピンが抜けて起爆するという罠だ。単純な物ではあるが、注意深く正面を見たりなどしてワイヤーに気づかなければ、引っ掛かってしまうだろう。
「ふぅ、こんなもんだろ。後はできるだけ周辺の地形を把握しておくか」
罠を仕掛け終わった彼は、周辺を見回しながら、地形を確認していくのであった。
大成功
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第2章 集団戦
『フレイムアーミー』
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POW : ファイアスターター
【火炎放射器の炎】が命中した対象を燃やす。放たれた【ゲル状の燃料を燃やすことで生じる】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : トリプルファイア
【火炎放射器】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ : ヘルファイア
【火炎放射器の炎】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を炎で包み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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猟兵たちが防衛線の構築を終えた頃、とある集団が防衛線の前に姿を現す。
「ヒャッハー! 野郎ども、あれが今回焼け野原にする農園だぜ!!」
「サー、目の前に何やらいるようですが…」
それは拓也が予知していたオブリビオンの集団だった。『バーニング団』である。
「関係ねぇ! お前たちの炎で、そんな奴ら燃やし尽くしてしまえ!!」
「イエッサー!」
ボスである『パーフェクト・メタル・モヒカン』から命令を受けた『フレイムアーミー』たちが前に出て、防衛戦へと進んで行く。それを確認した猟兵たちは各々迎撃を開始するのであった。
木常野・都月
さて、狩りの時間だ。
真面目にお仕事をしよう。
敵は沼で足を取られているんだから、まずは沼に足を取られてる間に倒しておきたい。
[野生の勘、第六感]を使って[情報収集を行いたい。
主に罠に仕掛けた鈴の音、敵全体の動きに意識を向けたい。
鈴の音を元に、沼にいる水の精霊様には氷になって貰いたい。
凍ったら、UC【雷の怒り】で雷で沼に雷を落としたい。
沼から氷化させておけば、誘電しやすくなるはず。
水気に触れてる周囲の敵は氷上で無力化したい。
それでも向かってくる敵は[カウンター、属性攻撃]で各個撃破を狙いたい。
敵の攻撃は[オーラ防御]で対処をしたい。
でも、極力接近戦に持ち込まれる前に倒しきるのが理想だな。
夜叉ヶ池・鴉暁
うーん、不確定因子が存在するにも関わらず突っ込んでくるとは。奴さん、ホントに今まで獲物に反撃されたことが無いんだねぇ…。
まあいいや、あの調子なら姿を見せれば勝手に追いかけてくるだろうし、扱い易くて助かる。
まずは態と連中の前に姿を見せて、追いつけないし炎も届かないけど見失わないくらいの距離を保ちながら、誰かが仕掛けた罠の方へ移動しよう。
そんでもって罠の上をUCでの高速移動で飛び越して、息を切らしたような仕草で油断を誘う。
引っかかってくれて罠にかかれば御の字。かからなくても罠の方に気がとられるだろうし、再度の高速移動で敵陣真っ只中に突っ込むよ。
雷撃を広範囲に放射して行動を阻害しながら斬りかかる。
アーロン・フェニックス
きた!
きたきたきたきた!
カモがガスコンロ背負って来た!
じゃあ、ドカンといってみよっか?
ねえいいんだよね?
●
(【UC】発動、《天照》を構え射撃姿勢をとる。彼の目には既に、全てが燃えて見えていた)
そんなもん持って来たんだ、君らも見たいんだろ〜? 見せてあげるよ、間近でさぁ……!
何もかも、燃え上がれ!
(周囲の味方さえ気にかけず熱線を撃ち込み『焼却』してゆく。敵の燃える様を見るたびに笑い、熱量を上げる)
燃えろ燃えろー、君たちがやりたかった事、僕がみぃーーんな……あ、そっか。農場を焼き払うんだった。あれ、違うなそれを止めるのか。ややこしーなー。まあ、背後がどうでももういっかーぁ。
「きた! きたきたきたきた! カモがガスコンロ背負って来た!」
防衛線の中で一番前の監視塔にいたアーロンが興奮しながら言う。そう。彼が待ちに待った獲物がやって来たのだ。彼はすぐさま『ヘビーアームド・ウェポナイズ』を発動し、移動速度を犠牲にして、自身の武器である『熱線砲〈天照〉』の攻撃力と射程距離を強化する。
「(ああ…見える。僕には見えるよ…!)」
〈天照〉を構えて射撃姿勢をとっていた彼の目には、既に全てが燃えているように見えていた。
「そんなもん持って来たんだ、君らも見たいんだろ〜? 見せてあげるよ、間近でさぁ……! 何もかも、燃え上がれ!」
彼はそう言って引き金を引き、熱線を発射。『フレイムアーミー』たちを熱線で薙ぎ払うかのように撃っていく。
「ぎゃあぁぁぁー!!」
「火が、火がぁぁぁー!!」
熱線を食らった者はその場で即死か、例え生きていたとしても、タンクが誘爆して炎が自分と周囲に燃え移る。まさに地獄絵図だ。
「アッハッハ! もっとだ…もっと燃えてしまえー!!」
彼は高笑いしながら、熱線の火力を上げて、さらに焼き尽くしていく。
「う、うわあぁぁぁー!!」
「助けてくれぇぇぇー!!」
『フレイムアーミー』たちの悲鳴が響き渡り、目を逸らしたくなるほど酷い惨状であった。だが、彼はさらに笑っていた。
「アハハハハハ、燃えろ燃えろー!! 君たちがやりたかった事、僕がみぃーーんな……あ、そっか。農場を焼き払うんだった。あれ、違うな。それを止めるのか。ややこしーなー。まあ、背後がもうどうでもいっか」
彼は何かを思い出したかのようにそう言ったが、すぐに敵を焼却する作業に戻る。幸いだったのは、味方が前に誰もいなかったことであろう。
「…どうやら始まったみたいだねぇ」
「じゃあ、俺達も始めようか」
一方、別の場所で敵を待っていた都月と鴉暁は、自分たちのところへと歩みを進める『フレイムアーミー』たちを見やる。
「まずは、俺が敵を連れて来よう」
そう言った鴉暁が前に出て、『フレイムアーミー』たちの前にわざと姿を現す。
「いたぞ!」
彼らは鴉暁を見つけた瞬間、追いかけ始める。追われる鴉暁の方は、追いつけないし炎も届かないが、見失わないくらいの距離を保ちながら、都月が仕掛けた罠へと誘導していく。そして何も気づかずに鴉暁を追いかけていた『フレイムアーミー』たちは何かに嵌る。
「どわぁっ!?」
「な、何だ?!」
彼らが嵌ったのは都月が仕掛けた罠である落とし穴と沼だ。さらに蔦が彼らに引っ掛かり、鈴の音が響き渡る。
「引っ掛かったね。水の精霊様、出番だ!」
都月はそう言った瞬間、水の精霊の力により沼が凍っていく。
「な、何だ! 凍っていくぞ!」
「ええい、この程度の氷、焼き払ってくれる!」
『フレイムアーミー』たちは火炎放射器を使って、氷を溶かそうとする。しかし、それが大きな隙を生んだ。
「今だ。雷の精霊様、ご助力下さい!」
都月は『雷の怒り』を発動し、沼に嵌った『フレイムアーミー』たちに次々と指差して落雷を降らしていく。
「ぐわぁぁぁー!!」
水は電気を通しやすいため、落雷を受けなかった『フレイムアーミー』たちも巻き込んで感電していく。
「さぁ、雷のおかわりはいるかい?」
続いて鴉暁が敵陣の中へ突撃しながら、『閃駆・嶽御雷』を発動。鮮緑の雷気を纏い、鮮緑の雷撃を広範囲に放射し、行動を阻害しながら自身が感電しないように、愛刀で『フレイムアーミー』たちを斬っていく。
「ぎゃあっ!」
沼に嵌った『フレイムアーミー』たちは思うように身動きがとれず、感電死するか、鴉暁に斬られて絶命するかのどちらかであった。
「(とりあえず、接近戦に持ち込まれずに済んで良かったな…)」
都月はそう心の中でホッとしながら、『フレイムアーミー』たちを倒していくのであった。
大成功
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火土金水・明
「あなた達に大切な農園を蹂躙される訳にはいきません。」「全力で相手をしてあげます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【先制攻撃】で【高速詠唱】し【破魔】を付けて【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、『フレイムアーミー』達を纏めて巻き込めようにして【2回攻撃】をします。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】【火炎耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
アウル・トールフォレスト(サポート)
(基本好きにお任せします)
「今日はどんなところに行けるのかな?」
猟兵として皆を手伝う役割は理解してるが、基本的に楽しそう、面白そうで物事を判断し行動する
神出鬼没に出現し、気まぐれにアチコチ歩き回り、笑顔で爪を振るう
基本的に巨体を活かした力任せな戦闘スタイル
より細かく言えば、野生の勘等でその場その場の『強み』を感じ取り、適切に対処しつつ自分の『強み』を押し付けていく戦い方
主な攻撃は身体を巨大化させた上での怪力の発揮や、鋭い爪での引き裂き
理力の扱いも得意で、体表で自生する植物を操り、或いは自在に生やし、防御や隠密に罠等サポートを行わせる
本人自体も植物としての性質を強く持つ
無垢ではあるが無知で無く
鉄・虎徹
アドリブ、連携、歓迎。
「小賢しく行くぜ…!」
既に築かれている防壁の影に隠れ、息を殺してフレイムアーミーの接近を待つ。
火炎放射器の火が回ってきたとしても、サバイバル1で耐える。
身体が燃えていても声を殺して生き抜く覚悟を見せる。
味方の猟兵との交戦に気を取られていたり、自分に気が付いていないフレイムアーミーがヘッドショットの射程10m圏内に入ったら、速やかに背中のガスボンベを撃ち抜き燃料に引火させる。
「ギャアギャア騒ぎやがって、素人かよ。」
乱戦が発生するようであれば率先して利用し、障害物や防壁、延焼物などの視野を遮るものを使って身を隠しながらヘッドショットする。
オン・スロート
連携、アドリブ歓迎。
「さあ来い、戦い方を教えてやる!」
2回攻撃12、拠点防御10、地形の利用10、援護射撃8、制圧射撃4、一斉発射1を使い、
構築された防壁を利用して固定砲台となる。
マルチプルランチャーは攻撃回数重視でとにかく乱射して、近寄ってくるフレイムアーミーの動きを遅延させる。
AGM-114B/Cヘルファイア改と.50 Calは後先考えずにとにかく連射。
接近された場合はパイルバンカーSPで敵の体ごとガスボンベを貫く。
「今日はとことん撃つぞ!重火力を思う存分楽しめ!」
味方前衛が前に出やすいように、とにかく発砲して堅い囮になる。
「ん? バリケードがあるぞ」
ここはもう1つの防衛線。数がいる『フレイムアーミー』たちは手分けして進軍していた。
「構わん。焼いてさっさと突破するぞ!」
1人が火炎放射器を構えてバリケードを焼こうとした時だった。彼らの目の前に巨大な人影が現れる。身長は優に2mを越していた。
「今日はここか~。で、わたしはお兄さんたちと遊べばいいのかな?」
そう言って彼らを見下ろし、バリケードを跨いで現れたのは、アウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)。彼女はバイオモンスターと言われる種族であり、普通の人間と比べて1.5倍の身長を持つのだ。
「な、何だ、このバケモンは…!?」
『フレイムアーミー』たちは見たこともない巨大な人間に慌てふためく。
「むぅ、バケモンは酷いな~。そういう悪口を言うお兄さんたちは…こうだ!」
そう言った彼女は自身の大きな手で、『フレイムアーミー』たちを薙ぎ払い、爪で引き裂いていく。
「うわあぁぁぁー!!」
いともたやすく薙ぎ払われた『フレイムアーミー』たち。しかし、アウルの恐ろしさはここからだ。
「あはは! 綺麗にふっ飛んじゃって…たーのしー!」
彼女は楽しみという感情を爆発させて『過剰成長・生物超過』を発動し、自身の身体を大きくし、戦闘能力を向上させる。
「な、何だ!? さらに大きく…!?」
「今度はどこまでふっ飛んでいくかな? そ~れ~!」
UCによって先ほどよりも大きくなった手で、彼女は『フレイムアーミー』たちを薙ぎ払う。薙ぎ払われた『フレイムアーミー』たちがふっ飛んだ距離は、先ほどより長かった。
「くっ、くそっ! 一度、あのバケモンから距離をとれ! 皆で一斉発射して、焼き尽くすぞ!」
『フレイムアーミー』たちはアウルから距離をとろうとするが、そんな彼らを見逃すほど猟兵たちは甘くない。バリケードから火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)とオン・スロート(重装甲陸戦兵器・f01587)が姿を現す。
「あなた達に大切な農園を蹂躙される訳にはいきません。全力で相手をしてあげます」
「逃げ出すなんて、情けねぇな。かかって来いよ、戦い方を教えてやる!」
最初に明が『コキュートス・ブリザード』を発動し、300本以上の氷の矢を『フレイムアーミー』たちへ飛ばす。
「ぎゃあっ!」
「ぐおっ!」
弾幕の如く飛ばされる矢を『フレイムアーミー』たちが避けることはほぼ不可能であり、次々と倒れていく。
「オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい」
明はそう言い放ち、間髪入れずに再び氷の矢を飛ばしていく。
「おぉ~、すご~い!!」
アウルは明の技を目を輝かせながら、眺める。
「嬢ちゃん、避けてな。さもないと、当たるぜ」
眺めていたアウルにそう言ったのはオンであり、彼は既に兵器を発射する態勢になっていた。
「うん、分かった!」
アウルはオンの射線上から避けて、それを確認したオンは『マルチプルランチャー』を発動。内蔵兵器とともにAGM-114B/Cヘルファイア改、.50 Calを発射していく。
「今日はとことん撃つぞ! 重火力を思う存分楽しめ!」
ミサイルが敵をふっ飛ばし、重機関銃で敵をミンチにしていく。まさに圧倒的な火力であった。
「ひ、ひぃっ!? これじゃ、近づくこともできないぞ!」
『フレイムアーミー』たちは猟兵たちの圧倒的な強さに、ほぼ何も出来ない状態であった。そんな中、『フレイムアーミー』たちに気づかれないように物陰や障害物を利用して、接近していく猟兵がいた。鉄・虎徹(荒野の運び屋・f24986)である。
「ったく、ギャアギャア騒ぎやがって、素人かよ。ま、俺は小賢しく行くぜ…!」
バレないように小声で言った彼はアサルトライフルを構えて、他の猟兵たちの攻撃に気をとられている『フレイムアーミー』たちのガスボンベに狙いを定める。
「派手に燃えちまいな」
彼はそう言って引き金を引く。『ヘッドショット』を発動したことにより、弾は外れることなくガスボンベへと命中する。穴が開いたところから燃料が漏れ、弾によって着火された火が『フレイムアーミー』へと燃え移る。
「ぎゃあぁぁぁー! 火が、火がぁぁぁー!!」
「うわっ! こっちに来るんじゃない!!」
火に包まれた『フレイムアーミー』が転げ回り、他の『フレイムアーミー』は誘爆しないよう離れようとする。だが、虎徹は他の『フレイムアーミー』たちのガスボンベを次々と撃ち抜いていく。
「や、ヤバい! このままでは…!!」
『フレイムアーミー』たちが恐れていた誘爆は最早避けることは出来ず、火は多くの次々とガスボンベへと燃え移り、誘爆を起こして爆発とともに大きな火柱が上がる。
「うおっ…!?」
虎徹は爆風と炎を障害物に隠れて、何とか凌ぐ。爆風が止んだ時、彼が障害物から覗き見ると、そこに残るのは燃やし尽くされた『フレイムアーミー』たちの遺体だけであった。『フレイムアーミー』たちの攻勢は猟兵たちの活躍により、完全に防がれたのだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『パーフェクト・メタル・モヒカン』
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POW : ヒャッハー! 根こそぎ奪い尽くしてやるぜー!!
戦闘中に食べた【略奪物資(食料、燃料、種籾など)】の量と質に応じて【調子に乗って】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 焼け死ぬか、切り刻まれて死ぬか、選ばせてやるよ
【腕に内蔵された火炎放射器またはブレード】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ : みんな集まれ!さっさと降参した方が身のためだぜ?
戦闘力のない、レベル×1体の【バイクに乗った雑魚モヒカン】を召喚する。応援や助言、技能「【恫喝】」を使った支援をしてくれる。
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「…なかなかやるじゃねぇか」
『フレイムアーミー』たちが蹴散らされたのを確認したボスの『パーフェクト・メタル・モヒカン』。今度は彼が猟兵たちの前に出る。
「次は俺様が相手だ! せいぜいあがいてみせることだな、ヒャッハー!!」
火炎放射器を吹かし、ブレードをブンブン回しながら、彼はそう叫ぶ。猟兵たちとボスの決戦の火蓋が今、切られようとしていた。
木常野・都月
このヒトが予知で聞いてたサイボーグか。
髪の毛までメタルだからパーフェクトなんだな。
というか、あれは髪の毛なのかトサカなのか…
農園を守るためには、このメタルなトサカのヒトをなんとかしないと。
UC【精霊召喚】を使用、呼び出した精霊様には、トサカのヒトにまとわりついて、攻撃もしくは行動の妨害をお願いしたい。
敵の攻撃は[属性攻撃]を[カウンター]で相殺したい。
相殺しれないなら[オーラ防御]で対処したい。
接近戦になるなら、ダガーに持ち替えて応戦したい。
アーロン・フェニックス
あー、楽しかった。つぎは猿山の大将だって? あれも壊したら楽しそーだ。
●君んとこの花火悪くなかったよ。ぽんぽん弾けて、爽快だった。
だからさ、うん。サービスタイムをあげよう。
好きにしていいよ。
花火は打ち止めみたいだけれど君だってオモチャ、持ってきてるだろ?
僕と遊んでくれるならそれでもいいけど。
(『見切り』
相手が戦闘を仕掛けてくるなら防御と回避、周囲への破壊・侵攻なら止めずに眺める。
相手が暴力を振るう度、男も止めようが無い《衝動》に突き動かされ始める。)
なあ、楽しいだろ!
(UC発動、機巧腕、《不退転》を噴かして突撃)
もっと壊そう、もっと壊せよ! もっと壊れろよ! 俺と、一緒に、さぁ!!
「(このヒトが予知で聞いてたサイボーグか。髪の毛までメタルだから、パーフェクトなんだな。というか、あれは髪の毛なのかトサカなのか…)」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』を見てみて、内心そう呟く都月。そんな中、アーロンが前へと進み出る。
「あー、楽しかった。君んとこの花火悪くなかったよ。ぽんぽん弾けて、爽快だった」
そう言って彼は、『パーフェクト・メタル・モヒカン』を挑発する。当然、『パーフェクト・メタル・モヒカン』の目は彼に行く。
「ほう、てめぇが俺の手下どもをふっ飛ばしていたのか。手下どもがよく世話になったようだなぁ」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』はそう言って火炎放射器を向けるが、アーロンは動じない。
「好きにしていいよ。花火は打ち止めみたいだけれど君だってオモチャ、持ってきてるだろ? 僕と遊んでくれるなら、それでもいいけど」
「だったら遠慮なく、遊ばせてもらうぜぇぇぇー!!」
彼の言葉が引き金となり、『パーフェクト・メタル・モヒカン』は火炎放射器を噴射する。しかし、アーロンはこれを見切って回避する。
「へっ、そうでなくちゃ面白味がねぇぜ!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』は続けざまに火炎放射器をアーロンに向けて噴射していくが、アーロンはこれを避けていく。
「ふ、ふふふ…」
彼は攻撃を避けていく度、笑みが増していく。そう。彼に衝動が現れ始めていたのである。『感じて刻めプロフェッショナル』を発動するための衝動が。
「ふふふ…アハハハハハ! ああ、楽しいな! なあ、楽しいだろ!!」
ついに衝動を止められなくなった彼は、機巧腕〈滅力轟嵐〉と背部推進器《不退転》を噴射させて、『パーフェクト・メタル・モヒカン』に突撃していく。彼の攻撃を『パーフェクト・メタル・モヒカン』はブレードで受け止める。
「はっ、気でも狂ったか! なら、もっと楽しませてやるよ!」
そう言った『パーフェクト・メタル・モヒカン』は彼を押し戻した後、ブレードによる斬撃を次々と繰り出していくが、アーロンはそれを機巧腕〈滅力轟嵐〉で相殺していく。
「ああ、そうだ。もっと壊そう、もっと壊せよ! もっと壊れろよ! 俺と、一緒に、さぁ!!」
「な、何だ…こいつ、動きがだんだん速くなって…」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』がアーロンの攻撃で釘付けになっているその時だった。突如、『パーフェクト・メタル・モヒカン』の周りに精霊がまとわりつく。都月が『精霊召喚』を発動して召喚した水の精霊であった。
「ちっ、鬱陶しい!!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』は火炎放射器を噴射して精霊を追い払おうとしたが、精霊は水のバリアを張って、これを防ぐ。
「無駄だ。その精霊様はお前に対して有効なのさ。さぁ、遠慮なくやってくれ!」
都月の言葉を聞いた精霊は頷き、先ほどの攻撃のお返しと言わんばかりに高圧のジェット水流を『パーフェクト・メタル・モヒカン』に向けて噴射する。
「うおっ?!」
攻撃を食らった『パーフェクト・メタル・モヒカン』は怯み、隙ができる。その隙をアーロンが見逃すはずがなかった。
「隙だらけだよ」
彼の推進器を利用した重い一撃は、『パーフェクト・メタル・モヒカン』をいとも簡単にふっ飛ばす。
「がっ?!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』は地面に叩きつけられ、自慢のボディとモヒカンには傷がつく。
「てめぇら…よくも俺様の自慢のモヒカンに傷をつけてくれたなぁ…」
彼は立ち上がり、怒りに震える。
「うん、そうでなくちゃ。そうでないと、壊しがいがない! さぁ、もっと俺を楽しませてくれよ!!」
アーロンはその怒りに微笑みながら、武器を構える。戦いはまだ始まったばかりである。
成功
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紫野崎・結名(サポート)
音は、こころ。こころは、ちから。
今はたぶん、この音が合ってる…と思うから
音によるサポート、妨害、撹乱が好み
攻撃や運動は苦手、特に腕力はほとんど無いです
なので、キーボードも肩にかけます
ピンチは黒い天使、歩くのはセブンリーグブーツ、Float on soundをふわっと浮かべてキーボードを演奏
キーボードはスマホとつないで音源を自由に設定変更できるよ
動物の鳴き声にしたり、管楽器の音にしたり、弦楽器の音にしたり
食は細くてすぐお腹いっぱい
そして人見知り気味
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
「俺様のモヒカンを傷つけた代償…高くつくぜぇ! 覚悟しろよぉ、てめぇら!!」
先ほどの攻撃により、自慢のモヒカンを傷つけられた『パーフェクト・メタル・モヒカン』は怒りを露わにしながら、火炎放射器を上に噴射する。その時、緩急のついた曲が戦場に流れ出す。
「あん? 何だ、この曲は?」
彼は曲が聞こえる方に顔を振り向けると、そこには紫野崎・結名(歪な純白・f19420)が小型浮遊スピーカー『Float on sound』をふわっと浮かべて『ショルダーキーボード』で演奏をしていた。
「些細なことで、そんなに怒らないで欲しいです…。この曲を聞いて、リラックスしたらどうですか?」
彼女はそう言いながら、曲を奏で続ける。
「ふざけんじゃねぇ! 誰でも自慢の物を傷つけられたら、怒るに決まってるじゃねぇか!!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』が怒りのままにブレードを彼女に振りかざそうとした時だった。『パーフェクト・メタル・モヒカン』の動きがスローモーションのように遅くなる。
「な、何だ…!? か、身体が思うように動かねぇ…?!」
身体の動きが遅くなる理由。それは結名が奏でる『休息のソナタ・ダ・カメラ』による力であり、曲を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にするのだ。
「そんな悪い人にはお仕置き、だよ」
彼女はそう言い、バロックレギオンの『黒い天使』に『パーフェクト・メタル・モヒカン』を攻撃させる。動きが遅くなっている『パーフェクト・メタル・モヒカン』は避けれるはずもなく、攻撃を食らい、さらにボディとモヒカンに傷がつく。
「て、てめぇら…調子に乗りやがって…!!」
自慢のモヒカンをさらに傷つけられた『パーフェクト・メタル・モヒカン』は怒りを増していくのであった。
成功
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アメリア・イアハッター(サポート)
『あの空にいったい何があるんだろう』
ヤドリガミのスカイダンサー×スターライダー、20歳の女です。
普段の口調は「馴れ馴れしい(私、~くん、~ちゃん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、友達には「甘えたがり(私、相手の名前、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携歓迎
約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも調べる伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。
戦闘は剣士の動きだ。
フェイントを多用する。相手が格上や多数の場合は挑発をして隙を作ることもある。
「よくも俺様をコケにしやがって…! お前ら、出てこい!!」
「ヒャッハー! 兄貴ぃ、呼びましたかい!!」
怒る『パーフェクト・メタル・モヒカン』はバイクに乗った雑魚モヒカンを大勢召喚する。
「猟兵って言ったか? てめぇらが数で来るなら、こっちも数でやってやるよ!」
「おうおう! 兄貴を寄ってたかって攻撃しやがって!! てめぇらは臆病者か、ああん?」
「臆病者は家に帰って、ねんねしてな!!」
召喚された雑魚モヒカンたちはアクセルを吹かしながら、猟兵たちを恫喝する。だが、そんなことで怖がる猟兵たちではなかった。
「はぁ…全く、本当にチンピラが言うようなセリフだ」
「同感ね。さっさと片付けてしまいましょうか」
ため息をつきながら、風雷堂・顕吉(ヴァンパイアハンター・f03119)とアメリア・イアハッター(想空流・f01896)がそう言い、それぞれ構える。
「というわけで、そっこーでケリをつける!」
まずアメリアが『風の瞬き』を発動し、風の魔力を纏い、回し蹴りして竜巻を放つ。
「うわぁぁぁー!!」
戦闘力のない雑魚モヒカンたちは乗っていたバイクごと空へと打ち上げられて、次々と消滅していく。
「では、俺はこいつでケリをつけてやろう!」
続いて顕吉が『ブレイズフレイム』を発動し、紅蓮の炎を放って雑魚モヒカンたちを燃やしていく。
「ぎゃあぁぁぁー!!」
「あ、兄貴ぃぃぃー!!」
雑魚モヒカンたちは2人の攻撃によりあっという間に片付けられて、『パーフェクト・メタル・モヒカン』のみとなる。
「て、てめぇら…よくも俺様の可愛い舎弟たちを…許さねぇ!」
舎弟たちを倒されて怒りに燃える『パーフェクト・メタル・モヒカン』は、2人に対して火炎放射器を噴射するが、2人は距離をとってこれを避ける。
「あんたもいい加減に倒れなさい!」
「これでもくらえ!」
2人はそれぞれそう言いながら、アメリアは竜巻を放ち、それに合わせて顕吉が紅蓮の炎を竜巻に纏わせて炎の渦を作り出す。渦は『パーフェクト・メタル・モヒカン』を燃やしながら空へと打ち上げていく。
「がっ?!」
打ち上げられた後、『パーフェクト・メタル・モヒカン』は地面へと叩きつけられる。
「…ま、まだだ。まだ…やってやるぜ…!!」
そう言いながら『パーフェクト・メタル・モヒカン』は立ち上がるものの、全身傷だらけで、身体の一部から黒い液体が漏れ出すほどの満身創痍だ。倒せるまであと一息だと、猟兵たちは感じるのだった。
成功
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ナギ・ヌドゥー(サポート)
普段はなるべく穏やかで優し気な感じで話してます。
……そう意識しておかないと自分を抑えきれなくなりそうなので。
それでも戦闘が激しくなると凶悪な自分が出てしまいますね。
オブリビオン相手なら最初から素で対峙し、手段を選ばず殺しにいきますよ。
探索行動の時は第六感や野生の勘などの知覚に頼る事が多いです。
日常的な行動は、寛ぐ事に慣れてないから浮いた存在になるかもしれません……。
武器は遠距離ではサイコパーム、近距離では歪な怨刃、
痛みや恐怖を与える時はソウルトーチャーを使います。
ぼくは所詮、殺戮の為の兵器……
でも人間的な理性を保つ為に良き猟兵を演じなければ、とも思っています。
どうぞ自由に使ってください。
霧崎・蛇駆(サポート)
『あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ』
『やるからにはやるさ、給料分はな』
『いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた』
口では面倒くさいと言いつつも仕事はこなす猟兵で、戦闘だとやる気を最初から見せる戦闘バカです。
捜索系ではハッキングを駆使して情報を集めたり、演技で騙したり脅したりします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、正面きって戦うのも好きですが、テンタクルによる立体的な移動からの相手の死角から攻撃も別格です。弱い相手だといたぶる傾向があります。
メインの武器は『テンタクル』です。
基本的な口調は『オレ』です。
あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。
アレクシア・アークライト
ここがアポカリプスヘルの世界ね。
なるほど、状況は大体分かったわ。
・3層の力場を情報収集用に展開し、敵の動きを把握。残りの力場で攻撃を防御。
・念動力で敵の動きを封じつつ電撃を放ち、稼働部位を破損させる。
これまでにいったいどれだけの農園を、人を燃やしてきたのかしら。
そんな貴方がこの程度で骸の海に還ったら、今までやって来たことと釣り合いが取れないわよね。
たっぷり反省する時間を作ってあげるから、感謝なさい。
・UCにより周囲の時間の流れを加速させ、その中で数時間、死なない程度に直接電撃を流し込む。
・敵にしっかり後悔してもらったら、UCを解き、集束した電撃と力場を叩き込む。
――せいぜい派手に弾けなさい。
「へぇ~、まだやるのかい? そんなにボロボロになっても」
ボロボロになって追い詰められても、未だに抵抗の意思を見せる『パーフェクト・メタル・モヒカン』を見て、霧崎・蛇駆(ヴィリジアンモンスター・f20261)がそう言う。
「だったら、もう終わらせましょう。僕たちで」
穏やかで優し気にナギ・ヌドゥー(殺戮遊戯・f21507)がそう言う。
「そうね。とりあえずお先にどうぞ。私は後方から援護するわ」
アレクシア・アークライト(UDCエージェント・f11308)がそう言って、念動力で操作する力場を展開する。
「それじゃあ、遠慮なく行かせてもらうぜ!」
まず蛇駆が『テンタクル』を使い、正面から突っ込んでいく。
「ぐっ…燃えやがれぇぇぇー!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』は突っ込んでくる蛇駆に対して、火炎放射器を噴射する。だが、噴射された炎は途中で真下に反らされて、蛇駆に届くことはなかった。アレクシアによる力場のおかげだ。
「行けよ、テンタクル!!」
蛇駆は『テンタクル』の先を鋭く尖った形状に変化させて、『パーフェクト・メタル・モヒカン』へと伸ばす。
「ちっ…!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』はブレードを構えて、防御しようとする。
「おっと、そう上手くいくと思うなよ」
蛇駆がそう言うと、『テンタクル』はブレードに当たる寸前で方向転換し、『パーフェクト・メタル・モヒカン』の背後に回り込み、背中に突き刺さる。
「がっ…!?」
予想外の攻撃に『パーフェクト・メタル・モヒカン』は反応できず、もろにくらってしまう。
「…さぁ、次はオレの番だ。アンタはもう虫の息みたいだし、1回やるだけでよさそうだな」
そこへ真紅に変化した両目が輝いているナギが追撃に入る。彼は普段の穏やかで優し気な感じではなく、本来の凶悪な自分を解放して戦闘モードになっていた。
「綺麗に解体して、スクラップにしてやるよ」
彼は『歪な怨刃』で9つの剣筋を『パーフェクト・メタル・モヒカン』に描き、彼の身体を斬り刻む。『九忌怨刃』により、攻撃回数を9倍にしているのだ。
「あっ…がっ…!?」
この攻撃により『パーフェクト・メタル・モヒカン』の左腕がもげ、右腕ももげる寸前まで斬られていた。
「ま、まだ…」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』は残った右腕の火炎放射器を猟兵たちに向ける。
「へっ、最後まで抵抗するとは度胸があるじゃねぇか! それじゃ、これでもくらいな!」
蛇駆は『テンタクル・レギオン』を発動し、浮遊する球体状の触手の集合体を数十体召喚して、『パーフェクト・メタル・モヒカン』をそれらで叩いていく。
「がっ! ぐっ! ごはっ!!」
幾多の触手に殴られ続け、右腕ももげ、ついに『パーフェクト・メタル・モヒカン』は自身の武器を失ってしまう。だが、それでも彼は立っていた。そこへアレクシアがやって来る。
「いい加減、貴方の顔を見るのも飽きたわ。これまでにいったいどれだけの農園を、人を燃やしてきたのかしら。そんな貴方がこの程度で骸の海に還ったら、今までやって来たことと釣り合いが取れないわよね」
そう言ったアレクシアは力場で『パーフェクト・メタル・モヒカン』の動きを封じ、電撃を流す。
「うがっ…!」
「たっぷり反省する時間を作ってあげるから、感謝なさい」
彼女は『時間操作』を発動し、周囲の時間の流れを加速させ、その中でじっくりと死なない程度に直接電撃を『パーフェクト・メタル・モヒカン』に流し込んでいく。
「うがぁぁぁー!!」
『パーフェクト・メタル・モヒカン』が大きな悲鳴を上げても、彼女はやめることはなかった。『パーフェクト・メタル・モヒカン』が後悔するまで。
「がっ…ぐあっ…お、俺様が悪かった…だ、だから…かいほ…うがっ!!」
「はっきり言いなさい」
「わ、悪かったと言っているんだよ!! 俺様は今までやってきたことを後悔しているんだよ! だから解放してくれぇぇぇー!!」
「…そう、分かったわ」
後悔の言葉をはっきりと聞いたアレクシアはそう言い、『時間操作』を解除して元の時間帯に戻す。
「なら、最後はせいぜい派手に弾けなさい」
「ま、待ってくれ…死にたくな…っ!!」
冷たくそう言い放った彼女は止めに集束した電撃と力場を叩き込み、『パーフェクト・メタル・モヒカン』を言葉通り、盛大に弾けさせて亡き者とする。『バーニング団』は今、ここで猟兵たちにより殲滅されたのであった。
「ありがとうございます! これで無事に街へ農作物を送り続けることができます。猟兵の皆さん、本当にありがとうございました!」
「ありがとうございました!!」
戦闘が終わった後、農園のスタッフたちが総出で猟兵たちに礼を述べる。こうして大切な農園の1つが、猟兵たちの手によって守られたのであった。
成功
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