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森の怪物はカエシテと叫ぶ

#ダークセイヴァー #同族殺し



 ダークセイヴァーの荒野を、巨人が走っていた。
 緑の髪を振り乱し走る巨人。巨人が目指すのは、自身よりなお巨大な城。
 巨人が城に辿り着くまで百メートルと少しのところで、城の門が音を立て開いた。
 中から現れたのは狼の顔を持つ者たちの軍勢。先頭の一体が声を張り上げた。
「よくぞおこしを。されど我が主は多忙、貴女様には残念ながら……」
 巨人は狼人の言葉を遮って叫ぶ。
「カエシテ……!!」
 叫ぶ間も足を止めず一心不乱に城の門へ突き進む巨人。
「此処は死守せよ。撃てーっ!」
 狼人達は銃を構え、巨人へ一斉射撃。
 巨人はもとより傷らだけの肌をさらに傷つけられつつも、止まらない。狼人達との距離を詰める。
「カエシテエエ!!!」曇天の世界に響く巨人の、慟哭めいた声。


 グリモアベースで。
「……何をかえしてほしいんだろう?」
 ベッキー・ウッドはぽつり呟いた。猟兵達に気づくと、顔をあげ本題に入る。
「ダークセイヴァーで同族殺しのオブリビオンを発見した」
 このオブリビオン『高き森の怪物』は、あるオブリビオン領主の城に押し入ろうとし、城入口で領主の配下と戦闘を繰り広げる。
「皆にはこの機に乗じて、城に侵入し『領主オブリビオン』を、次に同族殺しの『高き森の怪物』を倒してほしい」

「まずは入口にいる配下を蹴散らし、城の内部に侵入してほしい」
 配下のオブリビオンの名は、蜂起する銀狼軍。
 銃剣を手にした彼らの特筆すべき点は、敵を倒すためなら命を犠牲にすることも躊躇わない精神。自らの寿命や命を犠牲にする技を平気で使うのだ。
 現在、彼らは同族殺しと交戦中。
「銀狼軍は数も多く侮れる敵じゃない。でも同族殺しと戦っている隙を突けば、蹴散らして突破するのも不可能じゃない。
 ただ。ここで同族殺しを攻撃したり倒したりしてしまうと、銀狼軍の守りを突破するのが困難になるから、気を付けて」

 裏口の銀狼軍を蹴散らし、城内に侵入できれば、次は城の奥にいる領主オブリビオンとの戦いになる。
「高き森の怪物も入口を突破したら領主の元に向かう。だから、領主と高き森の怪物と、皆と、三つ巴の戦いになるだろう。その中で、領主オブリビオンを打倒しなくちゃいけない。
 けど、それも皆が入口の銀狼軍を突破出来たら。まず銀狼軍との戦闘に全力を注いで」

 転移の準備をしながら、ベッキーは皆の目を見た。
「今回は、強力なオブリビオンを二体討てる好機。今後、ダークセイヴァーを救うためにも頑張って。よろしくお願いね」


支倉みかん
 支倉みかんです。
 ご閲覧ありがとうございます。

●今回のシナリオについて
 ダークセイヴァーにて。
 同族殺しのオブリビオンが発生し、領主オブリビオンを襲撃しようとしています。
 この領主オブリビオンを討ちとり、さらに同族殺しのオブリビオンを倒すのが、今回のシナリオの目的です。

●第一章について
 入口では領主の配下『蜂起する銀狼軍』と、同族殺しの『高き森の怪物』が戦闘を行っています。
 この機に乗じて、銀狼軍たちを蹴散らし、城内部への侵入を果たしてください。

 皆さんの力と個性を発揮し、勝利を掴み取ってください。
 よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『蜂起する銀狼軍』

POW   :    シルバーバレット
自身の【命】を代償に、【他の構成員を超強化。彼ら】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【銀の弾丸】で戦う。
SPD   :    決死の覚悟
【自ら頸動脈を切断する】事で【最終戦闘形態】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    抹殺の意思
【戦闘後の確実な死】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【高速連射形態】に変化させ、殺傷力を増す。
👑11
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ライラ・ムスタリンナ
POW

ハッ、オブリビオン同士で潰し合い?
勝手にやってろって言いたいところだけど、
この喧嘩にうまく介入すれば2つのオブリビオン勢力がまとめてこの世から消えると…
楽しくなってきたじゃないのエー!!!(血の昂ぶりを抑えるつもりのない最高に気持ち悪い笑顔で)

領主の館の入り口を守る銀狼軍めがけて血路を開くが如くMurskata Maailmaで攻撃
『ど~も~力技に定評の吟遊詩人で~っす』
『ハイ、今から皆さんには死んでもらいます♪
抗議とか一切受け付けませんので悪・し・か・ら・ず♪』
『そんなに死にたいんならあたしが介助してやっから有難く思いな!クソ狼!!!』




 城に近づく『高き森の怪物』へ、容赦なく射撃する『蜂起する銀狼軍』。
 が、銀狼軍の足元から草が伸びる。草が銃の幾つかを絡めとる。高き森の怪物の技だ。混乱する銀狼軍。一体が声を張る。
「狼狽えるなっ! 銃が無事なものは引き続き射撃――」

 ライラ・ムスタリンナ達猟兵は、城門近くに辿り着いていた。敵軍の混乱を見るや、ライラは躊躇なく走り出す。
「新手っ?!」銀狼達がライラに気づく。数体が発砲。銃弾が漆黒のVampyyri Surmataja Haarniskaにぶつかり火花。
 ライラはとびきり陽気な声で、
「ど~も~力技に定評の吟遊詩人で~っす」
 敵を武器の間合いに捉え、ギター状の六弦楽器Kaoottinen Huutoを大きく振りかぶる。
 繰り出す【Murskata Maailma】!
 銀狼の脳天に楽器を叩きつけた。一撃で敵を粉砕し、地面を陥没させる!

「ハイ、今から皆さんには死んでもらいます♪ 抗議とか一切受け付けませんので、悪・し・か・ら・ず♪」
「おのれ。かくなる上はっ」
 おどけるライラの前。銀狼の三体が銃剣を動かし、自身の喉を切り絶命。
「「オオオッ!」」
 残った銀狼達が咆哮を上げ、一斉に引き金を引く。先刻より威力と精度を増した銃撃が、ライラを襲った。
 ライラに突き刺さる弾丸。が、ライラは傷をものともせず、
「死と引き換えに仲間を強化? そんなに死にたいんならあたしが介助してやっから有難く思いな! クソ狼!!」
 道を拓くために突進。腕を大きく振り横凪の一撃。射撃を続ける銀狼達を纏めて弾き飛ばし、体を捻り別の一体の狼面を打つ!
 血雨の中でライラは、目を限界まで見開き瞳を煌々と光らせ、笑う。
「楽しくなってきたじゃないのエー!!!」

成功 🔵​🔵​🔴​

雲母坂・絢瀬
騒ぎに乗じて漁夫の利を、ってとこやね。
うち、そない要領よく立ち回れるやろか……まあなんとかなるやろ。

ややおっとりめ、マイペース系関西弁女子ね。
臨機応変な柔軟さがモットーなんよ。

【見切り】【残像】【敵を盾にする】で相手を撹乱しつつ、敵陣深く入り込んでからの、UC【雪払い】での銀狼軍の一掃を狙うんよ。同族殺しには攻撃が及ばんように気をつけんとね。
混乱に乗じて、銀狼を【なぎ払い】つつ、城内にに侵入するんよ。

基本お任せのアドリブ大歓迎でよろしゅうお願いします。




 雲母坂・絢瀬は、蘇芳一文字の柄に手をかけた。足を一歩前に、同族殺しと猟兵の活躍でダメージを受けた銀狼軍へ。
「まだまだ数が多いから、よっぽど要領よく立ち回らんと……」
 彼女に銀狼達が気づいた。即座に発砲してくる。
 が、絢瀬は、敵の銃口の向きから攻撃の軌道を見切る。上体を右に左にずらし、弾丸を回避!
「まあなんとかなるやろ」
 楽観的に笑み、絢瀬は駆ける。残像を生むほどの速度で接敵。
 敵の銃撃は容赦なく続いていたが、
「こっち来てもらうよ」
 絢瀬は、一体の銀狼の手首を掴み、引き寄せた。
 銀狼の体を盾に銃弾を防ぐと、絢瀬はさらに敵陣深くへ。

「猟兵めぇっ!」
 唐突に絢瀬の周囲の銀狼達が首から血を噴いた。銃剣で己が首を裂いたのだ。
 流血しつつ銀狼たちは絢瀬へ疾走してくる、土煙をあげんばかりの勢いで。血塗れの剣先で、絢瀬を突こうとしてくるが、
「はやっ……けど、そっちから来るんやったら好都合やね」
 絢瀬は蘇芳一文字を抜刀、
「しんしんと払え――」
【雪払】! 放つは、白く鋭利な斬撃。斬撃は絢瀬に迫る銃剣を破壊、さらに銀狼の首や胴を、命ごと切る!

 離れた位置で。
「カエシテエエッ!」同族殺しの高き森の怪物が悲痛な声をあげ、巨腕を振り回していた。
 入口までは未だ距離がある。が、銀狼軍が受けたダメージも小さくない。
「皆、このまま行くよぉ」
 絢瀬は皆に呼びかける。いつもの、ややおっとりした調子を崩さず。
 そして、より多くの敵を薙ぎ払うため、絢瀬は妖刀を構え直した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ハルア・ガーラント
巨人さんの声がおおき……ひいぃっ。

【WIZ活動】
命を代償に……そんな戦い方、悲しくなります。

心の中で謝りつつ、巨人さんの陰に隠れるよう飛びながら敵に接近。彼女の腕や角に気を付けつつ[銀曜銃]の[誘導弾]で敵を削ります[空中戦]。
巨人さんの陰で攻撃を防ぎますが、無理なものは[オーラ防御]し弾を防ぎます。

相手のUCに合わせUCを発動。白梟さん達、お願い!
敵の動きを止め、そこを巨人さんになぎ倒してもらいます。残った敵……銃は魔力を使うので使わないでおきますね。[咎人の枷]を[念動力]で操作し[マヒ攻撃]、それを巨人さんに叩いてもらいましょう。

あなたがそこまで訴える「返して欲しいもの」、気になります。




「カエシテエ――!」
 銀狼軍の中、同族殺しの巨人『高き森の怪物』の咆哮。
 ハルア・ガーラントは背をびくと震わせた。新緑の瞳で高き森の怪物と銀狼を見、一瞬顔を歪ませた。それは罪悪感ゆえにか。
 ハルアは表情を引き締める。白翼を広げ、怪物の巨躯の後ろへ。飛びつつ銀曜銃の銃口を銀狼達へ向けた。
 銀狼数体が銃剣を怪物へ構えた。その隙にハルアは射撃。光る弾で敵達の胴を貫く。倒れていく銀狼。

 戦いの中。銀狼達の銃が変形し巨大化。三つに増えた銃口から、無数の弾丸。その多くが高き森の怪物を襲う。
「これが我が命と引き換えの弾――なに?」
 撃たれた怪物は、何処からか出した人の頭程の桃を投擲。桃が弾けた。銀狼の弾丸に似た種が飛び、銀狼達に刺さる。悲鳴。

 ハルアは己に飛んできた弾丸を、オーラで弾いた。
 銃声と悲鳴の中、ハルアは口を開けた。花の中のシンフォニックデバイスを使い、【サイレントソング】!
「命と引き換えに……なんて悲しい戦い方。でも負けません――白梟さん達、お願い!」
 静寂の門から飛び立った白梟達が、宙に魔法陣を構築。途端、銀狼達の動きが鈍る。
 高き森の怪物はその銀狼達を巨腕で薙ぎ払い、前進。また叫ぶ。
「ミンナ、イナイノ……カエシテェェ!」

 ハルアはもの問いたげに怪物を見つめた。
(皆? 巨人さんが訴える『返してほしいもの』、気になりますが……今は進まないと)
 ハルアは念動力を行使。翼に巻き付けた咎人の枷で、怪物の行く手を塞ぐ銀狼達を縛りつつ前へ。――城の入口は近づいてきていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイツ・ディン(サポート)
「蹴散らしてやるぜ!」
ナイツは「」、一人称俺、冷静でありつつ好奇心旺盛
ディロ(竜槍/紅竜)は『』、一人称我、不遜な暴れん坊
ローア(竜槍/蒼竜)も『』、一人称私、丁寧な保護者

槍を担いでダッシュで寄って薙ぎ払い、見切りや第六感を駆使して盾受けでダメージを避ける。
目立たないを併用し、ダッシュ、敵を盾にするを使って撹乱もしていく。
小さいから埋もれるとやばいからな。基本的には高めに飛んで戦っていこう。
UCは適宜使っていくぞ。
「小さいからって舐めてると痛い目見るぞ?俺は強いからな。」
援護よりも押せ押せ、アタッカー気質。変身系UCを使った場合は激痛耐性、火炎耐性、、氷結耐性でゴリ押すことも多い。




 ナイツ・ディンは敵軍を上空から見下ろしていた。不敵に笑み、
「命懸けで戦う大量の軍? そんなもの、俺が蹴散らしてやるぜ!」
 呪われた獣のマントの裾をはためかせ、ナイツは急降下。
 銀狼軍の只中に着地すると、担いでいたドラゴランス:ディロを一閃。敵の足を薙ぎ払い、傷つけ転倒させ、再び飛んで上空へ。

「早いな猟兵っ。だが、命を賭して撃ち落とす!」
 銀狼達は自身の首を銃剣の刃で切る。大量に出血しながら、銀狼はナイツに射撃。死の寸前で集中力が上がったのか、狙いは精密。
 ナイツは回避を試みるが、一撃を胴に受けてしまう。宙でふらつくナイツ。それでも、
「こんな銃弾じゃ、俺は止められないぜ!」
 ナイツは体勢を立て直す。
「小さいからって舐めてると痛い目見るぞ? 俺は強いからな」
『いいや、奴らは見ることすらできんよ!』
 不遜な声で応じたのは槍に宿る紅竜『ディロ』。
 ナイツは翅を広げ、そして高速飛翔! 敵は再び銃撃するが、ナイツは銃弾を掻い潜る。
 銀狼の胸へ、渾身の一撃。【フラッシュニードル】! 槍の穂先で敵の命を奪う。

 ナイツは槍を構えなおしながら、視線を動かす。近くでは、同族殺しの高き森の怪物が、
「カエシテエエ!」
「……ば、馬鹿な。我等の命懸けの強化が無効化され、る、だと?」
 驚いた顔の銀狼を踏み潰していた。
 ナイツは、
「俺らと同族殺しの攻撃で、敵もだいぶ混乱してる。ならこのまま突き進むぜ!」
 そういうと息を大きく吸う。前方の銀狼達へ再び突撃すべく、ナイツは翅を動かす。

成功 🔵​🔵​🔴​

十文字・武
<アドリブ連携詠唱省略ok>

カエシテカエシテか。
何を求めているのか解らんが、領主の下へ向かってるなら、そいつが関係してるのかね。
まぁ、どちらにせよオブリビオンだ。いずれ倒すしかないんだが……今は利用させて貰うぞ。

【悪喰魔狼と狼少年】発動。
巨人の脇を併走【ダッシュ】しながら斬撃を飛ばし、巨人を阻む銀狼を蹴散らしていけ。
城壁を開ける、破壊するのは巨人に任せてしまえば良い。
オレは【アラクネブーツ】で壁を駆け上がり【クライミング】、城壁の上から銃撃してくる銀狼達を始末しよう。
【なぎ払い】、【串刺し】、城壁上から蹴り落とせ【グラップル】
主火力は巨人。彼女の歩みを止めさせるな。




 地響き。足跡を地に刻みながら、巨人『高き森の怪物』は城門へ駆ける。
 十文字・武は、
「何を求めているか解らんが……今は利用させて貰うぞ。――【【ディスガイズ・ビースト】ォォッ!」
 雄叫び、【悪喰魔狼と狼少年】を発動。『悪喰魔狼』の呪詛を纏い、拘束服の下の肉体を変貌させる。
 そして疾走。高き森の怪物の横へ。
「同族殺しを止めるのだっ、撃てぇッ!」
 前方の銀狼どもが銃剣で己の首を裂き、命と引き換えの反応速度で巨人へ射撃してくる、
 武は右腕を大きく振る。
「今回の主火力は彼女だ。その歩みは止めさせない」
 獣の如く伸びた爪で空気を裂く。真空の刃で敵の腕を切り、射撃を妨害。弾丸の多くが巨人を逸れてゆく。

 それでも、銀狼達は地上から、或いは城壁の上から絶え間なく射撃を敢行。武は真空刃を放ち続けるが、射撃全てを止めることはできない。
 撃たれ続けた巨人は足を止めた。集中砲火に耐え切れなかった? ――否!
 武は気付く。巨人を撃った銀狼達の動きが途端に鈍りだしたことに。
「巨人が何らかの力で銀狼の自己強化を無効化した? なら今が好機だ!」
 武は加速する。動きの鈍った銀狼を突破し、城壁の前へ。そしてアラクネブーツで一気に壁を駆けあがる。
 城壁の上に辿り着りついた武は右手で妖刀【鬼喰らい】を抜刀。横凪の一撃で、狙撃していた銀狼を、斬る!
 背後から一体の銀郎が飛びかかったが、武は体を捻る。回し蹴りで、銀狼を城壁から弾き落とす!

 城壁上からの射撃を止めることに成功した武は、地上を見やる。
 巨人は再び走り出し、銀狼達を蹴散らしていた。
 城門前まで着くと、巨人は門に体を叩きつけた。何度も音を響かせ――門を破壊。そのまま城内に突入していく。

「さあ、俺達も領主の元まで向かうぞ!」
 武は仲間達猟兵に呼びかけると、巨人を追って城内に入るため速やかに移動する。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『枢軸の王子』プリンツ・ブラウブルート』

POW   :    罪と罰
自身の【紅い瞳】が輝く間、【聖剣ザナドゥ】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD   :    赤と黒
対象のユーベルコードに対し【聖剣ザナドゥによる斬撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
WIZ   :    不在の騎士
自身の【血液】を代償に、【自身に隷属するフェアリー『レディ』】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【禍々しいオーラ】で戦う。
👑11
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 同族殺しの巨人・高き森の怪物は城内を突き進んでいく。立ちはだかる壁を時折巨躯で破壊しながら。
 その背を追う猟兵達。
 やがて高き森の怪物と猟兵は、巨大な広間にたどり着く。
 広間の奥には紫のスーツを着込んだオブリビオンが立っていた。この者こそが領主。
 領主は高き森の怪物を見て、整った中性的な顔に穏やかな笑みを浮かべる。

「カエシテッ、ミンナ、モリ、カエシテエエッ!!」
「愚かしいことを言うね、彼女は」
 巨人の叫びにも領主は穏やかな笑みを崩さず、肩の上を飛ぶ己の従僕たるフェアリーに話しかける。
「醜く弱いものは滅び、滅んだものは二度と戻らない――簡単な真理がどうして理解できないのかな? ふふふ――あはっ、あははははっ」
「カエシテエエ――ッ!!」
 嘲笑する領主に怪物はただただ叫ぶ。
 高き森と怪物の前で領主は剣を引き抜いた。
「ああ、でも彼らもその悲鳴は美しかった。愚かなる姫に猟兵、キミ達が体を切り刻まれてあげる声は、美しいかい? この僕、プリンツ・ブラウブルートに教えておくれ」
 領主プリンツ・ブラウブルートの紅い瞳には、強烈な悪意。

 先程の戦いで、高き森の怪物が『敵のユーベルコードを無効化する技』や、あるいは『敵のユーベルコードに類似した攻撃を返す技』を使えることは判明している。
 領主の攻撃を高き森の怪物に向けることができれば、戦いを有利できるだろう。
 猟兵達は各々の武器を手に、領主と同族殺しとの三つ巴の戦いに挑む!
鈴木・志乃
あいにく私は悲鳴より歓声のが好きな生き物なんでね……早いとこ骸の海に還ってくんない?

【オーラ防御】展開
敵の目が紅くなったのを感知、斬りかかってきた瞬間UC発動(【罠使い】)
敵の認識能力を【精神攻撃】し【ハッキング】、【全力魔法催眠術】も乗せて敵が味方、味方が敵になるよう弄くる
無事に攻撃を自分自身とフェアリーちゃんに向けてくれると良いんだけど!

どう、自分の悲鳴は心地好かった?
【第六感】と【聞き耳】で攻撃を【見切り】【早業念動力】で切断トランプを操作し体の中心目掛けて飛ばしまくるよ

腕はそのままでいいか
貴方が戦えなくなると困るもの、ねえ……?




 鈴木・志乃の目前で、オブリビオンらは戦闘を開始していた。
 殴るかかる高き森の怪物。領主プリンツ・ブラウブルートは軽やかなステップで避けた。
「さぁ――」
 何かを言おうとしたプリンツを、志乃は「はぁ」と溜息で遮る。大げさに肩を竦め、
「あいにく私は悲鳴よりも歓声のが好きな生き物なんでね……早いとこ骸の海に還ってくんない?」
「ほう。面白いことを言うね」
 プリンツは体を志乃に向けてきた。志乃に突きを放とうと、右足を前に。
 志乃はクリアボイスから音を拾い敵の動きを予測、体を捻り一撃を回避。さらにオーラを展開、続く二撃目を弾き返す!

 感覚を活かし攻撃を避ける志乃。が、敵の剣捌きは早い。反撃の糸口を掴めない。
「さぁ悲鳴の時間だッ!」不意にプリンツは瞳を輝かせた。
 志乃は敵が大技を使おうとしていると見抜く。薄く笑い、
「それを使うのを待ってたよ――私を媒介に今一時繋がれ、世界の意志よ」
 【UNKNOWN】を発動、左ももの聖痕から光を敵に浴びせかける!
 次の刹那、プリンツの剣が自身の体に刺さった。「があ!?」苦痛の声。
 志乃の聖光が敵の認識を歪め、自身を攻撃させたのだ。
 間髪入れず、志乃は魔法のトランプを飛ばす。傷ついた敵の肌をさらに裂く!

「なかなかやるね、猟兵……!」
「それより『悲鳴の時間だ』だっけ? どう、自分の悲鳴は心地よかった?」
 血を垂らしつつ、未だ強烈な狂気と殺意を向けてくるプリンツを、志乃は愉快そうに煽る。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴城・有斗(サポート)
倫理観や常識は基本的には現代日本に準拠
上記に反しない、他者に迷惑をかけない範囲で悪ノリや調子に乗る事もある

命がけの戦闘を経てきたせいか、暴力で解決できるなら倫理や常識に納まる範囲内で行使する事へのタガが緩くなっている
同様に、救助や避難の必要な対象が居る場合、UCを利用して効率をあげようとする事もある(冷静な状態ならある程度対象に配慮している)

戦闘よりも避難、救助を優先する事が多い
武器もUCも用途に応じて持っているものを使う
敵の姿が女子供でも、敵意を持って向かってくる相手に遠慮はしない
ゲスな奴なら尚更容赦しない

「地識の黒鎖」で過去の情景を調べられる




 戦列に加わるべく前進する鈴城・有斗。
 前方ではプリンツ・ブラウブルートはなお剣を振るっていた。刃が、高き森の怪物の肌を幾度も刻む。
「ガッ、カエ、カエ、シテェッ」
「不思議だね、醜悪な者の血ほど綺麗だ!」

 有斗はプリンツへの軽蔑を露わにし、八頭ノ神咬の柄を強く握った。
「事情は分からないが、プリンツ・ブラウブルート、あんたがゲスなのはよくわかった。だから容赦はしないよ」
 腕を一閃! 敵の腹を深く斬る。
 一撃を受けたプリンツは、しかしニヤリと笑う。
 流れた血が宙に浮かぶ。血はプリンツの肩の上にいたフェアリーへ吸い込まれた。
「さぁレディ」
 プリンツの声に、フェアリーが掌を有斗に向けた。黒いオーラが迸り、有斗に命中。
 有斗は弾き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
「がっ……ゲスなだけじゃなく実力も確か……余計に質が悪いね。けど」
 体が砕けそうな痛みの中、有斗のオレンジの瞳に意志の光。
「燃え滾る意志は今ここに。 目覚めろ!」
 力強い声に、モラのラティが【モーラットヒーロー】へと進化。
 フェアリーが再びオーラを放つが、ラティはVキャリバーを生成、敵のオーラを切り消滅させる。
 ラティは全身に雷を纏い、飛行。驚きの顔のプリンツへ突撃、電撃の体当たりを命中させる!

「ふ、面白い」プリンツは変わらず微笑している。が、ラティの電撃に消耗したのだろう、息がやや粗い。
 有斗は立ち上がりつつ、仲間に呼びかける。
「攻撃は効いている。このまま攻撃していこう!」

成功 🔵​🔵​🔴​

雲母坂・絢瀬
高いところからの物言いが強く聞こえる思とるんが滑稽やね。
うちの知る心理はあんたとはちゃうみたいやわ。

スキル【残像】で相手を撹乱、【見切り】で敵の攻撃ミスを誘発しつつ、隙を作り出す事に専念するんよ。
高き森の怪物との位置取りを意識するんを忘れんようにね。
焦れて相手がUCを放ってきたら、悪いんやけど、高き森の怪物に矢面立ってもらおか。

UCを放った後の隙をついて、一気に間合いを詰めるんよ。

無塵流のUC【千霞】の抜刀の一撃をお見舞いするで。

斬り刻まれる結末を迎えるんはどっちやろな?

続く無数の斬撃で防御諸共、霞となるまで斬り刻むんよ。

基本お任せのアドリブ大歓迎でよろしゅうお願いします。


ハルア・ガーラント
醜くて弱いとか、あ、あなたが勝手にそう思っているだけじゃないですか!
え、姫……、同族殺しさんが……?

【WIZ行動】
先の戦いと同様に、彼女の陰に隠れるように位置取り戦闘、攻撃に追撃する形で[銀曜銃]から[誘導弾]を撃ちます。あくまで攻撃の主軸は彼女となるように。
ごめんね、わたしはあなたを利用してばかり。

彼女の攻撃が敵に深めに当たった瞬間、UC発動。突然背を飛び越えて沢山の刃羽根が飛んでくるので、幾らかは当たるはず。フェアリーに力を渡したとして、彼女がそのUCを阻止するか、まとめて薙ぎ払うか……わたしも前に出て戦います。

……醜くて弱いのはあなたになるけど、認めるんですか?

共闘・アドリブ歓迎です!




 戦闘の中、ハルア・ガーラントはプリンツ・ブラウブルートへ告げる。
「醜くて弱いとか、あ、あなたが……」
 声を震わせながらも懸命に。新緑の瞳でプリンツから逸らさず、ハルアは続ける。
「あなたが勝手にそう思ってるだけじゃないですか!」
 プリンツはくすっと声を漏らす。
「だが、愚かな姫の愛した者達は弱かった。姫の前でただ醜く死んだ。ああ……血の色と悲鳴は実に綺麗だったけれどね」
 ハルアは確信する。この者が同族殺し・高き森の怪物が愛していた誰かを殺したのだと。その刹那、プリンツが走り出した。
 プリンツはハルアに一気に迫ってくる。その動きは速い。このままでは移動すらできず、斬られてしまう。
 その時、ハルアとプリンツの間に、雲母坂・絢瀬が割り込む。
 ハルアを斬ろうとしていた刃を、絢瀬は蘇芳一文字で払った。火花。
 絢瀬は刀を鞘に納め、告げる。
「あんたの言葉はちっとも響かん。高い所からの物言いが強く聞こえると思うとるんが滑稽やね」
「言葉が届かないなら、剣を届かせ――何?!」
 再び絢瀬に斬撃を放つプリンツ。が、絢瀬は軽やかな足捌きで回避。
 ふわ、京幽禅小袖の裾を揺らしつつ絢瀬は残像を発生させ、プリンツを幻惑。
 幾つもの斬撃を回避しつつ、絢瀬は移動、プリンツが高き森の怪物に近づくよう誘導。

 高き森の怪物は、近づいてきたプリンツに腕を伸ばす。プリンツは腕を避けんと後ろに跳び退いた。
 ハルアは今は、高き森の怪物の背後に移動していた。プリンツが回避した隙に、銀曜銃から輝く誘導弾を発射。高き森の怪物の体越しにプリンツを撃つ!
 詫びるような視線を同族殺しに向けつつも、ハルアはさらに引き金を引く。幾発もの弾に魔力を込めプリンツへ。プリンツの体に傷を増やす
「小賢しい。なら先に姫から――」
 プリンツは零れた血をフェアリーに吸収させる。フェアリーは黒いオーラを高き森の怪物へ放つ。
 が、怪物は巨大な果実をどこかから取り出す。実はフェアリーのオーラを吸収。そして吸収したオーラをプリンツへ放射!
 プリンツの体勢が崩れた。ハルアは即座に精神を集中。
 途端。白い花弁――羽に似た、刃を備える『刃鳥花』の無数の花弁が飛び、プリンツを襲う。【刃鳥花の風】!
 苦悶の表情になるプリンツ。ハルアは問う。声に力を込め、
「倒されようとしているのはあなた……醜くて弱いのはあなたになるけど、認めるんですか?」
 ハルアの言葉にプリンツは表情をさらに歪める。怒りと動揺を露わに、

「違うッ。勝つのは僕だ!」
 剣を上段に構えるプリンツ。必殺の一撃を放とうとしている。
「カエシテ――ッ!」
 が、高き森の怪物が床から草を生やす。草はプリンツの腕や足に絡み付き、動きを封じた。
 絢瀬は蘇芳一文字の柄に手を掛け、
「無塵流の一撃をお見舞いするで。切り刻まれる結末を迎えるんはどっちやろな? ――霞となりて散れ!」
 言い終えるや、絢瀬は踏むこみ敵の至近距離へ。
 抜刀と同時に放つ、神速にして無数の斬撃、【千霞】!
「ば、か、な……ッ」
 プリンツは体中から血を噴出しながら仰向けに倒れ、完全に沈黙。

 猟兵が倒したプリンツに高き森の怪物は駆け寄った。
「カエシテ!」
 死体からは返事はない。
「カエシテカエシテカエシテッ!」
 返事はない。
 高き森の怪物は腕を床に叩きつけた。何度も何度も……。
「ミンナヲ、カエシッ、テ!」
 叫びながら、床や壁、手近なものを殴っていく。
「カエシテ―ッ!」
 怪物の顔が猟兵達に向いた。絢瀬とハルアはそれぞれの想いを胸に、怪物に対峙する。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『高き森の怪物』

POW   :    いたいのは、キライ
対象のユーベルコードに対し【夥しい呪いの魔草】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD   :    こわいのも、キライ
完全な脱力状態でユーベルコードを受けると、それを無効化して【傷を刻みつけた大地】から排出する。失敗すると被害は2倍。
WIZ   :    ひとりは、もっとキライ
対象のユーベルコードを防御すると、それを【取り込み、果実の眷属を生みだす事で】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑8
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

 かつて彼女はオブリビオンでありながら誰かを愛していた。
 が、別のオブリビオンによって、その誰かは命を奪われた。
 彼女は同族殺しの高き森の怪物と成り果て「カエシテ」と叫び続ける。
 それが猟兵達が高き森の怪物について知ったこと。

 領主のいなくなった城の大広間で、
「カエシテッ! カエシテッ!」
 怪物は叫び床や壁を殴りつけていた。今まで受けた傷から大量の血を流しながら。
「ミンナ、ドコ、イナイノ、カエシテッ!」
 悲し気な声を上げる怪物の顔が――猟兵達に向けられた。
 何かを失い、それを取り戻したいと願い、それゆえに狂気に陥った怪物が、今、猟兵達に近づいてくる。

 このまま、彼女を放置しておけば――いずれ目にした者すべてを見境なく攻撃する存在になるだろう。そうなれば、罪なき人々も彼女の手にかかる。
 猟兵達は動き出す。彼女の狂気と悲しみを、ここで終わらせるために。
二尾・結(サポート)
強化人間でスーパーヒーロー、15歳の少女です。
キャライメージは考え無しに行動して酷い目に合うタイプのぽんこつ系。
性格はとにかく自信過剰で猪突猛進。『!』が多用される感じの、自信に溢れた力強い喋り方をします。

どんなことでも「私に任せなさい!完璧にこなしてみせるんだから!」と自信満々に正面から力技で突っ込んでいきます。
一応ヒーローなので、一般人や護衛対象への配慮はしっかりと行います。

戦闘時はまず敵の攻撃を全て受け止めてから反撃するスタイルで、使うUCも防御重視で選択します。状態異常などの搦め手への対策はあまり考えません。

NGは無し。ダメージ描写や格好悪い描写も遠慮なくやってOKです。


御神姫・カノン(サポート)
『私は、護る…。護るためにここにいます!』
 ヤドリガミの戦巫女×聖者、20歳の男です。
 普段の口調は「中性的(私、キミ、です、ます、でしょう、ですか?)」、覚醒時は「高圧的(私、貴様、だ、だな、だろう、なのか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!





「カエシテ、カエシテッ」
 叫ぶ高き森の怪物の前に、御神姫・カノンと二尾・結が出た。
「キミも誰かを護りたかったのでしょうか? ……でも、人を護る猟兵として、今のキミを放っておけません」
 相手をじっと見つめ、なぎなたの柄を痛いほど強く握るカノン。
「過去に何があったにせよ、あんたの悲しい想いも暴走もここで終わらせるわ!」
 結は正義と蒼月の破刃剣の切っ先を敵の胸に向け、広間に声を響かせた。

 結は走り出す。敵に真正面から突進。
「来なさい! どんな攻撃でも受け止めてやるわ!」
「カエシテ――ッ!」
 敵の拳が飛んでくるが結は避けない。体で巨大な拳を受ける。その威力に、上半身をぐらつかせる結。
 怪物は結をさらに殴る。顔の一部から血が零れるが、結はなお倒れず、「まだよ!」高らかに叫ぶ。
 カノンは素早く結に近づく。
「大丈夫ですか? 今治療しますから」
 傷ついた部位を灰色の瞳で確認。
 聖痕から淡い光を放つ。【生まれながらの光】で結から痛みを払い、血を止める。
「怪我はしてほしくないですが……キミが敵の攻撃を受けたうえで戦う方針でしたら、私が全力でサポートしますから」
「有難う!」
 心配そうに結を見るカノン。結は満面の笑みで感謝を示す。

「今度はこっちの番よ!」
 結は【スーパー・ジャスティス】を発動。黄金のオーラで体を包む。だが、
「カエシテッ!」
 轟く敵の声。途端、床から草が急速に伸び、結の足に巻き付いた。草が結のオーラを吸い取っていく。
 カノンはなぎなたを振り上げる。
「少しじっとしていてくださいねっ」
 そして刃を一閃。草を切り、結を解放する。
 そんな二人に、
「ミンナ、ドコ、ドコ、カエシテッ」
 泣きそうな声を出して怪物が迫る。
 殴ってきた相手の腕を、カノンはしゃがんで回避。その体勢のままカノンは薙刀を一閃、敵の足を斬る!
「今です!」
「了解よ――高き森の怪物。今度こそこっちの番よ、私の一撃受けてみなさい!」
 結は高く跳躍。靡くポニーテール。結は落下と同時に剣を振る。鋸状の刃で高き森の怪物の肩を――切る!
「ガアアアッ」苦し気に悲鳴をあげる怪物。

 敵に確実なダメージを与えた結とカノンは、なお怪物に向き合い続ける。
「勝負はここからね。まだまだ行くわよ!」
「はい、がんばりましょう!」
 結の顔にはひたすら真っすぐな闘志。カノンの目には護るという強い意志。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

雲母坂・絢瀬
所詮はうちら相入れんもん同士や――。
……同情はせえへんよ。

相手の攻撃はスキル【見切り】・【残像】でかわし間合いを測りつつ、隙を窺っては蘇芳一文字での斬撃や【なぎ払い】で攻撃を重ねていくんよ。

ある程度ダメージがかさんだとこで、あえて隙を見せて、相手の大振りの一撃を誘い、【見切り】でぎりぎりのとこでかわすで。

相手の体勢が崩れた所で、UC【白灼の殲刃】で剣気の巨大な刃を作り出して、一刀のもとに斬って捨てるわ。
体勢崩しとるから、お相手さんはUC使う暇あらへんかもしれん。これは賭けやな。

せめて彼岸で愛する人に会えたらええね……言うんはセンチメンタリズムやろか。

基本お任せでアドリブ大歓迎ですよってに。




 大きく負傷した高き森の怪物は、なおも腕を振る。ひたすら猟兵達に殴り掛かる。
 雲母坂・絢瀬は後方に跳び敵の拳を回避。
 怪物の攻撃を双眸に確と捉えつつ、絢瀬は小さな声で告げた。
「所詮うちらは相入れんもん同士や――。……同情はせえへんよ」
 前進。そして蘇芳一文字を横薙ぎに。敵の胴に傷を刻む。

 絢瀬は体を左右に素早く動かし、残像を生む。敵を混乱させつつ攻撃を避け続けた。
 が、敵は一撃一撃が強烈、回避には細心の注意が必要。気力を消耗する絢瀬。額に汗の滴。
 呼吸を整え絢瀬は分析。
(反撃するには、敵のユーベルコードが厄介やね……リスクはあるけど、賭けに出よか)
 続く戦闘の中、絢瀬は体をふらつかせた。それは敵の大振りを引き出すための演技。
 はたして怪物は絢瀬へ、渾身の力で腕を振り落とす。
 絢瀬は体を捻り、紙一重で攻撃をかわす。拳圧に揺れる藍色髪。
 一撃を避けられ怪物は態勢を崩す。絢瀬は蘇芳一文字の柄を固く握った。
「一切を殲くせ!」
 剣気で作り出した巨大な刃を、絢瀬は怪物へ叩きつける。【白灼の殲刃】! 怪物は身を護ろうとするが、それより早く刃が怪物の肩に直撃!

 大量の血が飛散。うつ伏せに倒れる怪物。
 が、「……カエシテ……ェッ」怪物はまだ生きていた。必死に立ち上がろうともがく。
「まだ生きてるんは想いの強さゆえやろうか……それでも容赦はせえへん。あんたを……倒す」
 絢瀬は刃の先を怪物へ向けた。瀕死の彼女を終わらせるために。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ライラ・ムスタリンナ
POW

『カエセ…ミンナドコ…カエセ…
一人は寂しいもんねぇ…。
寂しすぎてぶっ壊れちゃったってぇやつかぁ…。
そんなに仲間のところに行きたいってぇんならおねーさんが途中までなら案内してあげるわ。
あんたの同族が待ってるあの世へねぇ!!!!!』

Kaoottinen Huutoを放り投げて血統覚醒発動。
武器をMusta Käärme(右手)、 Macht Fleisch(左手)に持ち替えて通常攻撃で攻撃。
受けたダメージは【吸血】で回復
『…まずい、実にまずい。つくづく因果な体質だわ』




 かろうじて立ち上がる高き森の怪物の前に、ライラ・ムスタリンナが立つ。
「カエシテ、ミンナ、ミンナ、カエシテエっ」
 怪物は腕をライラの顔へ叩きつけてくる。
 ライラは腕で攻撃を防ごうとするが、間に合わない。拳を受け、仰向けに倒れる。倒れたまま呟く。
「カエセ……ミンナドコ……カエセ……一人は寂しいもんねぇ……。寂しすぎてぶっ壊れちゃったってぇやつかぁ……」
 ライラは跳ねるように立った。Kaoottinen Huutoを放り投げ、【血統覚醒】を発動!
 真紅の瞳を輝かせ、ライラは敵の懐に飛び込む。体を敵に寄せ――吸血!
「……まずい、実にまずい。つくづく因果な体質だわ」
 
 攻めるライラの足元から草が伸びた。ユーベルコードを無効化する力を持つ魔草だ。
「これであたしを止める? つまらない冗談!」
 ライラは左腕を豪快に振る。Macht Fleischの巨大な刃で伸びる魔草を切断。
「ミンナドコ、カエシテッ」
「そんなに仲間の所に行きたいってぇんならおねーさんが、途中までなら案内してあげるわ」
 ライラは唇の端をぐいっと釣り上げ、
「あんたの同族が待ってるあの世へねぇ!!!!」
 両腕を動かす。左手のMacht Fleischで敵の肌を切り、右手のMusta Käärmeの黒き刃で体を裂く! 血統覚醒で向上した戦闘能力を使い、容赦なく連撃!

 大量の血を流しながら、怪物はなお倒れない。「カァ……テ……」呻きつつ立ち続ける。
 ライラは笑みを濃くした。敵に終焉を与えるべく、両手の刃をより激しく振るい続けた!

大成功 🔵​🔵​🔵​

ハルア・ガーラント
あなたは、大事な方を失ってしまったんですね。
……辛かったでしょう。

【SPD行動】
[銀曜銃]に光の精霊の力を付与し[属性攻撃]をします。大きく光る魔弾にしたいので、わたしの力も沢山込めながら。防御は[空中戦][空中浮遊]を基本に回避、又は[オーラ防御]。

腕による大振りの攻撃を回避した瞬間[念動力]で[咎人の枷]を彼女の片腕にきつく絡みつかせ拘束。振り解く為に力を込めるでしょう、それと同時に囮としてひときわ輝く魔弾を撃ちながらUC発動。
……お願い、倒れて!

わたしに言う権利なんて、ないって分かってるけど……あなたの大事な人と、どうかあなたが再び出逢えますように。……ごめんね。

共闘・アドリブ歓迎です!




 ハルア・ガーラントは白い翼を動かし、高き森の怪物の周囲を飛ぶ。
 瀕死になり「……ァ……ァ」呻く怪物。
 ハルアの顔は悲しみに歪んでいた。声に出さず言う
(あなたは大事な方を失ってしまったんですね。……辛かったでしょう。そして今もそんなに傷ついて……)
 怪物は「カエ、しィ……テッ」不明瞭に叫び、ハルアへ手を伸ばしてくる。
 ハルアはオーラを展開。敵の拳を防ぐと、銀曜銃に構えた。射出した巨大な光の弾が、敵の胴に命中!
 揺らぐ巨体に、ハルアは銃を向け、悲痛な表情で魔弾を撃ち続けた。

「――ッ!」
 声にならない叫びをあげ、死に物狂いの拳を放ってくる怪物。
 ハルアは体を捻る。象牙色の髪を揺らし間一髪的で拳を回避。
(攻撃を放ったばかりなら、すぐに脱力は出来ない筈)
 ハルアは銃に魔力を込め、今までより光の強い魔弾を射撃、怪物の注意を引く。そして【アンヘル・アロウ】を発動。
 ハルアの頭上に現れる巨大な天使の輪。
「……お願い、倒れて!」
 祈るようなハルアの声と同時、輪から放たれる聖なる熱線が、怪物を撃ち抜いた!

 大きな音を立て、倒れる怪物。立つ力も既に残っていない。息絶えつつある怪物はか細い声で言う。
「……ミンナ、ドコ……」
 ハルアは一瞬だけ躊躇し、口を開く。
「……きっと、今からあなたが行く場所で会えますから……」
 怪物はハルアに顔を向けた。ハルアをしばらく見……そして息絶えた。

 ハルアは亡骸の前で手を組み祈る。
 どうか彼女の大事な人達と彼女が、再び出逢えるように、と。
 そして微かな声で、
「……ごめんね」

 かくて猟兵達は領主と同族殺しの討伐に成功した。
 愛ゆえに狂ってしまったオブリビオン、彼女が「カエシテ」と叫ぶことは、もうない。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年01月08日
宿敵 『高き森の怪物』 を撃破!


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#ダークセイヴァー
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#同族殺し


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はマリス・ステラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アウル・トールフォレストです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト