その灯篭に想いを込めて
「はい、みんな注目!新しいオブリビオンの襲撃情報が入ったよ!」
いつものように、ちょっと高めの台に乗って集まった猟兵らに説明を始めるのは、レオウ・ヴァナターク(天真爛漫な能天気・f01149)である。
「灯篭流しってみんな知ってる?紙で作った灯篭に火を灯して川に流すことらしいのだけれど…。」
レオウも灯篭流しをしたことがないらしく、説明する表情には合っているか少し不安な表情が浮かんでいた。彼は、それはともかく…と仕切り直すと、説明を続ける。
「今回襲撃されたのは、『灯篭流しのお祭り』の準備をしていた町らしいんだ。町の男手がオブリビオンの魅了を受けて、少し大変なことになってるみたい。」
どうやら話によると、『灯篭流しのお祭り』を開こうと準備していたとある町。そこに突然現れた美人なオブリビオンとその配下により、町の男は根こそぎ『魅了』されて祭りどころではなくなってしまったらしい。男たちはオブリビオンらの従僕と化していて、気が狂ったように町の物を貢物として片っ端から差し出してしまうので、事は一刻を争う状況でもあった。
「みんなにはこのオブリビオンたちの討伐に向かってほしいのだけれど、町の男を全員『魅了』しちゃうくらいの技を使うらしいから、特に男の人は気を付けたほうが良いかも。いくら美人さんだからって、見惚れてちゃダメなんだからね!!」
そう釘を刺すレオウの顔は少しだけ赤い。彼も男の子だ、言いつつもちょっと気になる様子にも見える。しかし、首を横に振って邪念を追い払った。
「それと、事件を解決できれば無事に『灯篭流しのお祭り』が開催されるよ!参加も可能みたいだから、良かったら参加してみたらどうかな?では健闘を祈ります!」
闇猫鍋
皆さまこんにちは。
美人な敵キャラってなんかズルいと思っている闇猫鍋です。
今回皆さまには、オブリビオンにいろんな意味で蹂躙されそうな町を救っていただきます。シナリオ構成は以下の通りです。
一章(集団戦):『妖狐人』(×いっぱい)
POW『魅了の術』/SPD『小刀一閃』/WIZ『狐火』
二章(ボス戦):『傾国の白仙狐』(×1)
POW『その精、喰ろうてやろうぞ』/SPD『出でよ我が僕、死ぬまで遊んでおやり』/WIZ『妾の炎に焼かれて死ぬがよい』
三章(日常):灯篭祭りのお祭りに参加することが出来ます!願いや思いを込めた灯篭を流してみてはいかがでしょうか?お祭りに誘われれば、レオウも出向きます!
皆様の楽しいプレイングを心よりお待ちしています。
第1章 集団戦
『妖狐忍』
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POW : 魅了の術
【全身】から【魅了の術】を放ち、【幻惑】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD : 小刀一閃
【小刀】が命中した対象を切断する。
WIZ : 狐火
レベル×1個の【狐火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
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北条・優希斗
灯籠流し
・・・・・・か。
・・・・・・邪魔をさせるわけには行かないな。
取り敢えず
・・・・・・全身から放たれる色香、魅了の術には気をつけないと。
妖剣解放を使用。
高速移動を軸に、【先制攻撃】を行い、ワイヤーで纏めて【薙ぎ払い】足を引っかけ【騙し討ち】にする。
転倒した相手を【斬撃の衝撃波】で斬り裂き、【ダッシュ】、【残像】を駆使してとにかく相手に触れない様にしつつ確実に斬り捨てる。
必要であれば【二回攻撃】で【傷口を抉り】、確実に殺すことを厭わない。
防御は、一閃を【見切り】つつ、【オーラ防御】で負傷を最小限に。
後、敵を倒す【覚悟】を以て、魅了を受けぬ様対峙する。
隙あらば【敵を盾】にしで同士討ちを狙う。
「灯篭流しか…邪魔させるわけにはいかないな…。」
静かに呟く北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)は、【妖剣開放】により妖刀の怨念をその身に纏う。そして、自身の高速移動に翻弄される妖狐忍達に先制攻撃。しかしそれはフェイクで、彼はワイヤーを使い纏めて彼女らの足を薙ぎ払う。
「もらった!!」
足を払われ、声を上げながら転倒した数名の妖狐忍に対し、優希斗は残像を駆使し、斬撃の衝撃波で確実に斬り捨てる。息のある奴には傷口を抉り、確実に殺すことを厭わない。
そんな優希斗に迫る妖狐忍の攻撃。彼は小刀一閃を素早い動きで見切り、飛んでくる狐火をオーラ防御で防ぐ。妖狐忍はただの攻撃では止めることが出来ないと判断したのか、即座に魅了の術を発動する。
「そんな術、俺には効かないよ。」
敵を倒す覚悟と、強い意志を持った優希斗に魅了など効かない。その気迫に押され、尻もちをついた妖狐忍の懐に潜り込み、その急所を貫いた。
返り血に濡れる優希斗を見て、妖狐忍達は思わずたじろぎ距離を取る。そんな妖狐忍達を更に斬り伏せるべく、優希斗は鬼のごとく斬りかかるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
玉兎・巴
灯篭流しで御座るか……。死者の魂を弔う行事を汚すとは許せぬで御座るな。
あえての【POW】
腹から大声で『恫喝』し、声の届く範囲の相手を怯ませて魅了の術を使わせない(もしくは使用を遅らせる)。
「神聖な祭りに何をするで御座る!覚悟は良いで御座ろうな!」
『先制攻撃』『残像』『2回攻撃(効率が良いなら一撃毎に標的変更も視野に入れる)』『剣刃一閃』で術を使われる前に撃破数を稼ぐ。
魅了の術を使われたら、『気合い』で抵抗。女なのである程度抵抗できるか。
全身からとあるので四肢を切り飛ばせば威力が減る?
しかしお主ら、忍と言うには逆に目立つ格好で御座らんか?もしかして房中術専門?
他の方との絡みやアドリブは自由でOK
「神聖な祭りに何をするで御座る!覚悟は良いで御座ろうな!」
戦場に降り立った玉兎・巴(羅刹の剣豪・f06307)は、耳を劈くような大声を上げる。それは厄介な術を使う妖狐忍怯ませるためでもあり、あるいは本当に怒りを感じているからだった。
巴の大声を間近で聞いた妖狐忍は、思わず驚き首を竦める。巴はその一瞬の隙を見逃さない。素早く刀を抜くと、通りすがりざまに【剣刃一閃】で大勢を斬り捨てる。金属音を立てながら刀を収める頃には、巴が通った直線上の妖狐忍は切断され絶命していた。
これはまずいと思った妖狐忍はすぐさま巴から距離を取ると、魅了の術を使おうと腕を広げる。しかしその瞬間、その腕は間合いを詰めた巴により、胴体から外れて地面に落ちる。魅了の術どころではない、激痛で苦しむ妖狐忍を、巴は一瞬で楽にしてやった。
「変な術は発動させないでござるよ。」
そう宣言をした巴は、素早い動きで自分を取り巻く妖狐忍を全て斬り捨てると、刀の血を地面に振り払い、鞘に納めた後で呟いた。
「しかしお主ら、忍と言うには逆に目立つ格好で御座らんか?もしかして房中術専門?」
大成功
🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
素敵な妖狐のお姉さん達ね♪
男性が魅了されるのも無理ないわ。
女の私だって、食べたくて仕方ないもの♪
悲愴の剣を素早く振るい【衝撃波】による【2回攻撃】で
飛んでくる狐火を打ち消すわ。
【呪詛】を唱え、その苦痛で相手の動きを鈍らせつつ接近。
相手の反撃を【見切り】
『シーブズ・ギャンビット』の【2回攻撃】で両腕を狙うわ。
両腕を狙ったのは抵抗する力を弱める為。
相手を抱きしめ、むぎゅむぎゅと胸を押し当てつつ
首筋に噛み付き【吸血】ついでに尻尾も撫で回すわ
「私と同じくらい胸あるんじゃない?
尻尾も触り心地いいわ♪」
相手の攻撃は【激痛耐性】で耐え、吸血で回復。
優しく吸い殺してあげる
「ご馳走様。あら、貴女も美味しそう♪」
「素敵な妖狐のお姉さん達ね♪男性が魅了されるのも無理ないわ。女の私だって、食べたくて仕方ないもの♪」
蠱惑な雰囲気を醸し出しながら、悲愴の剣を素早く振るい、その衝撃波で狐火を打ち消すのはドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の姫君・f10671)。妖狐忍の攻撃が緩んだ一瞬の隙を見逃さず、呪詛を唱える。苦しむ妖狐忍に素早く接近をすると、苦し紛れの小刀一閃を見切り、【シーブズ・ギャンビット】による二回攻撃で妖狐忍の両腕を負傷させる。そして…。
「ふふ……。」
ドゥルールは捕食者の笑みを浮かべながら妖狐忍を抱きしめると、むぎゅむぎゅと胸を押し当て、その首筋に牙を立てた。そして、吸血をしながら尻尾を掴むと、その感触を楽しむように撫で上げる。
「私と同じくらい胸あるんじゃない?尻尾も触り心地いいわ♪」
吸血で回復をしながらも、妖狐忍の身体を楽しみながら…、優しく、そしてゆっくりと吸い尽くしていく。抵抗も虚しく、徐々に衰弱していく妖狐忍は、遂に…静かにその息を引き取った。ドゥルールはそんな妖狐忍から離れると、近くにいる別の妖狐忍を見て、舌なめずりをしながらも少し赤い顔を見せた。
「ご馳走様。あら、貴女も美味しそう♪」
成功
🔵🔵🔴
藤野・いろは
なんともまぁ……溜息が出そうになるお話ですが、
ただの美人ではなく相手はオブリビオン……致し方ない、のでしょうね。
灯篭流しのお祭りの為にも、旦那さん達のお嫁さんが呆れてしまう前に片付けるとしましょうか。
妖剣に『破魔』の力を込めて戦いましょうか、妖狐が相手という事で十分に効果を期待できるでしょう。
数が多いせいか1人の力は然程のようですね、順当に各個撃破をしましょう。
まとめて一網打尽に出来そうな時は勿論『薙ぎ払い』をして倒してしまいましょう。
……全く、男性はこんなに誘惑がされやすいんですかね?
グリモア猟兵のレオウさんまで顔を赤らめて居ましたし。
アドリブやアレンジ・猟兵同士の絡み歓迎です。
「やれやれ……グリモア猟兵であるレオウ君も顔を赤らめていましたし、男ってどうしてこんなに魅了に罹りやすいんですかね?」
ため息を抑えつつもそう呟くのは、藤野・いろは(天舞万紅・f01372)。ただの美人ではなく、相手はオブリビオン……致し方ないのだろうが、それでも呆れは抑えられていなかった。彼女は妖刀を鞘から抜くと、『破魔』の力を込めながら構えた。
「灯篭流しのお祭りの為にも、旦那さん達のお嫁さんが呆れてしまう前に片付けるとしましょうか。」
そう言いながら、いろはは一人ずつ確実に斬り伏せていく。数が多いせいか、一体一体の強さはそれほどでもない。妖狐忍の一閃も、簡単に妖刀で受けると、それを押し返す。やはり厄介なのは魅了の術なのだろう。正直、そんな術にかかる気はしないものの、される前に倒してしまえば関係がない。彼女は妖狐忍が複数人固まっている中央に素早く飛び込むと、大きく、一網打尽に薙ぎ払った。
「さて、一通り片付きましたかね?」
彼女が暴れた周りに立っている妖狐忍はいない。唯一這いつくばり、逃げようとする妖狐忍に刀を突き立ててとどめを刺したいろはは、他の者の援護に向かうべく、場を離れるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『傾国の白仙狐』
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POW : その精、喰ろうてやろうぞ
【全身】から【魅了の術】を放ち、【幻惑】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD : 出でよ我が僕、死ぬまで遊んでおやり
【自身に従属する妖狐】の霊を召喚する。これは【剣】や【電撃】で攻撃する能力を持つ。
WIZ : 妾の炎に焼かれて死ぬがよい
レベル×1個の【狐火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑17
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妖狐忍が掃討されていく中、遂にそのボスである『傾国の白仙狐』が姿を現す。殆どの部下が倒され、男への魅了も解けてしまった様子を見て、怒りに震えていた。
「おのれ……おのれ……ただでは…ただでは済まさぬぞ…!」
玉兎・巴
出たで御座るな女狐。あ、いや、猟兵の皆には関係ないで御座る、よ?(誘惑しちゃう系該当者達を横目で見つつ)
【POW】
効くなら雑魚戦同様『恫喝』で怯ませる(無理?)。
「悪さをしておいてタダで済む訳ないで御座るよ!」
『気合い』を入れて『幻影夜叉・因幡剣王』(自己紹介参照)で遠間から『先制攻撃』『2回攻撃』。
上半身だけで身長の二倍なのでスケール的に約四倍(武器の長さも)という事で間を開ける事で、魅了の術の効きを弱められないか。
攻守で『残像』を使用。
守備は回避メインだが因幡剣王で防ぎもする。
過去の人達を弔う祭りを過去の人が妨害するとは、なんともやるせない話で御座るよな。
アドリブ・連携は自由で。
縁城・陽
灯篭流しは鎮魂の儀、
そして灯篭の流れていく綺麗な光景を見て癒される祭りだ。
てめーらなんかに潰させねーよ!
……でも相手の胸元は見ねー、絶対。
そ、そーいうとこ見るなんて、よ、よくねーからな!例え敵でもな!
判定:WIZ
技能:武器受け/怪力
味方の攻撃の合間や敵の隙に
【狐花の舞】で彼岸花の花びらを飛ばして攻撃
「狐を狐花で貫き倒す……変な感じだな」
敵の攻撃は【狐花の舞】解除して《武器受け》で防ぐ
避けられない味方が近くにいたら積極的に庇う
一瞬でも自分が誘惑されたら自分の顔を《怪力》で殴って気付けする
「灯篭流しを、一緒に見たい奴がいるんだ。だから、お前らには負けねーし、惚れねー」
絡ませ、アドリブ等歓迎です
「出たでござるな女狐。悪さをしておいてタダで済む訳ないで御座るよ?」
「灯篭流しは鎮魂の儀、そして灯篭の流れていく綺麗な光景を見て癒される祭りだ。てめーらなんかに潰させねーよ!」
怒りの一言を呟きながらも、一歩前に出たのは縁城・陽(瓦礫の城塞・f03238)と玉兎・巴(羅刹の剣豪・f06307)。武器も服装もまったく異なる彼らは、お互いをちらりと見やりながら、そして陽は口元をにやりと歪める。
「足引っ張んじゃねーぞ?」
そんな一言を聞いた巴も、彼を見やるなり、口を開く。
「それは拙者のセリフで御座る。魅了されないように気を付けるで御座るよ?」
巴自身は真面目に言ったつもりだったが、それを聞いた陽は少し赤面すると、ムキになって言い返した。
「バっ……そんなのに引っ掛かる訳ないだろ!!…それによ、俺は灯篭流しを一緒に見たい奴がいるんだ。そんな中で敵に惚れて溜まるかよ…!」
それを聞いた巴は、少し微笑んだような顔を見せるもすぐに真剣な顔に戻り、傾国の白仙狐に武器を構える。それに合わせるように、陽も身構えた。そして、巴はすぐさま『幻影夜叉・因幡剣王』を発動する。すると、現れるのは彼女に似た巨人の幻影。それは上半身だけであるものの、彼女の2倍もの大きさがあった。
「拙者が前に出る!援護は任せたで御座るよ!」
そう叫ぶと、巴は白仙狐に一直線に斬り込みにいく。そして、遠間から素早い二連撃を入れた。
「ぅぐぅ……おのれ…小癪な……。」
白仙狐はダメージこそ大きくないものの、その巨影に怯んで後ろに数歩後退りをした。そして、反撃しようとする白仙狐を前に、巴は残像で翻弄する。その残像が消える時、間髪入れずに攻撃を入れるのは陽だった。
「舞い咲け曼珠沙華、魑魅魍魎を彼岸に運べ」
『狐花の舞』。彼の武器は無数の白い彼岸花の花びらに代わると、彼を中心にその花びらが渦巻き始める。そして、それらは皆、意思を持つかのように白仙狐に襲い掛かると、身体の至る場所を切り裂き、抉った。
白仙狐は、堪らずその範囲から大きく離脱をすると、傷ついた美麗な顔を袖で隠す。そして、その顔は憤怒で大きく崩れるのだった。
「おのれ…おのれおのれおのれぇぇ!!そんなもの、妾の炎で焼き尽くされてしまうが良い!!」
怒りのままに無数の炎の球を出現させた白仙狐は、その全てを合体させ、特大の火の玉を生み出した。そして、その球は迷いなく2人に迫る。
「なっ……まともに喰らったら火傷じゃ済まないで御座るよ!!」
因幡剣王よりも大きなその火の玉、そのスケールに押され、巴の出していた巨人の幻影は消されてしまう。このままでは2人纏めて、この炎に焼き尽くされてしまう。この大きさでは残像も……慌てた巴は、自分より身の小さい陽を守るために、一直線に下がり、仁王立ちに…。しかし、前に出たのは陽だった。
「てめーの攻撃なんざ、オレが打ち消してやる!」
いつの間に、『狐花の舞』を解除していた陽は、かばおうとする巴の前に出ると、自分の武器でその炎を受け止めようと、決死の突撃をする。こんな攻撃に負ける訳にはいかない。決死の覚悟と男を見せたその行動は、無謀にも思えた。しかし…。
「あっちぃ…!!けど……舐めんなぁぁ!」
気合、気迫、男気……それが、彼の背中を押し留め、そして巨大な火の玉を受け止める。結果、火の玉はその場で爆発。火の粉が辺りに飛び散った。
「全く、無茶し過ぎで御座るよ。」
白仙狐から少し離れた川の近く、敵の見えない場所にて…。煤だらけのボロボロになった陽を、服の背中をしっかりと掴んで持ち上げている巴が呟いた。あれからというもの、爆風で吹っ飛ばされた陽は、爆風に乗じて撤退をした巴によってしっかりと救出される。軽い火傷は負ったものの、お互いに大きな負傷は無かった。
「ばーか、んなもん屁でもねぇよ。つーか下ろせし。」
対して、白仙狐は大きな肉体的ダメージと共に、相当な精神的ダメージも受けただろう。宙ぶらりんになっている陽は、ヘラヘラと笑いながらそう言うと、地面に降りて煤を払う。そんな様子を見ながら、巴は目の前の川を見て呟いた。
「灯篭流し、意中の人と無事に出来ると良いで御座るね。」
「……ああ、まぁな。…てかお前には関係ねーだろ!」
そんなやり取りをしつつも2人はそれぞれの想いを胸に、一時離脱するのであった。
大成功
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式神・白雪童子
ご主人様に「アイツいてこまして来い」と命令されてしまってはやるしかありません、よね。……稲見様の宿敵なら、自分でくればいいのに。
[WIZ]七星七縛符、その術を封じさせていただきます! 北斗七曜の御光を以て悪狐此処に調伏せん! 魅了の術も、狐火の術も【破魔】の力で打ち破れる、はず……ッ、それでも向こうの妖力が、強い……っ!
アドリブ、セリフ改変などご自由にお願いします。
どこからともなく、一直線に白仙狐目掛けて飛んでくる護符。それを瞬時に見切り、その護符が飛んできた方向を見る。
「外してしまいましたか…。」
その視線の先に構えていたのは、式神・白雪童子(白拍子・f12020)だった。彼は、ご主人様の命令を果たすべく、白仙狐をいてこましに来たのである。
「……稲見様の宿敵なら、自分でくればいいのに。」
少しだけ面倒くさそうにそう呟くと、そっと白仙狐を見据える。それを見て、白仙狐は袖で口元を隠すと、クスリと笑う。
「ほう、妾と同じ妖狐…どれ、遊んでやろう。」
そう言うと、白仙狐は従僕である妖狐の霊を召喚して、白雪童子の目の前に立たせる。そして、彼を倒すようにその霊に命令した。
「随分、舐められたものですね。私程度、これで十分だということですか?」
攻撃してくる妖狐の霊をさばきながら、白雪童子は白仙狐に問いかける。しかし、そこに白仙狐の姿は無い。妖狐の霊の攻撃を薙刀で受け止め、白雪童子はきょろきょろと周りを見る。すると、真後ろから声。
「その精、喰ろうてやろうぞ。」
違う、白仙狐は舐めていたのではない。これを狙っていたのである。全身から魅了の術を放ちながら、白雪童子を優しく包もうとする。白仙狐は、勝ち誇ったような笑みを浮かべる。これで魅了されなかった者はいなかったからである。しかし、勝ち誇ったその顔は、怪訝な顔に変わる。白雪童子が小声で、何かを呟いていたからである。
「北斗七曜の御光を以て悪狐此処に調伏せん…!」
破魔の力を発動し、辛うじて魅了を退けた白雪童子の、渾身の『七星七縛符』が発動する。
「な……妾の魅了を……退けた、だと……?」
そんな驚愕の一言と共に、護符を懐に受けた白仙狐は拘束された身体をカクカクと動かしながら、白雪童子に問いかける。
「妖力では私が負けていた。あなたが油断をしていたから、助かった。」
動けなくなった白仙狐を背に、白雪童子は呟く。彼の札は、白仙狐を捕縛、そしてユーベルコードの封印に成功したのだった。
成功
🔵🔵🔴
北条・優希斗
ただで済まさないのは俺も同じだ。
死者の魂を送る儀式を邪魔し人を誑かそうとするお前を許しはしないよ。
仲間との連携・声掛けOK
【先制攻撃】からの【薙ぎ払い】で従属する妖狐を撃破。
魅了の術の幻惑は【見切り】、【地形の利用】、【覚悟】で防御。
妖狐の群れをある程度撒いたら【ダッシュ】で間合いを詰め傾国の白仙狐に【早業】で加速した刃を当てる。
更に【フェイント】、【グラップル】で適宜【騙し討ち】を行いつつ【傷口を抉る】様に攻める。
刃が従属する妖狐に届いた所で【夢月蒼覇斬】。
機会があれば【二回攻撃】で追撃を怠らないよ。
狐火は、【見切り】、【残像】、【オーラ防御】で凌ぎつつ【カウンター】を狙えたら狙うよ。
「ただで済まさないのは俺も同じだ。死者の魂を送る儀式を邪魔し人を誑かそうとするお前を許しはしないよ。」
刀を構え、白仙狐目掛けて一直線に斬りこみに行くのは、北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)。その俊足で一瞬のうちに間合いを詰めると、その神速の一閃を白仙狐にお見舞いする。虚を突かれた白仙狐は、回避しきれずにその一閃を受けると、後ろに大きく退く。そして、そのままもう一撃…。
「こっちだ…!!」
正面から攻撃すると見せかけて素早く後ろに回り込むと、後ろから白仙狐にもう一撃喰らわせる。堪らず白仙狐は狐火で反撃をするも、その俊足を捉えることは難しい。意思で動く狐火は、回避する優希斗をしつこく追った。
優希斗は追いかける狐火を誘導しながら白仙狐の目の前まで素早く間合いを詰め、寸前のところで避けた。
「なっ
………。」
白仙狐の目の前には大量の狐火。それらはすべて、自分に炸裂した。間髪入れず、後ろにいた優希斗は『夢月蒼覇斬』を叩きこむ。妖刀から繰り出される超高速連続攻撃は、白仙狐を切り刻み、彼女に大きなダメージを与えた。
成功
🔵🔵🔴
モース・レフレクソン
チーム名【傭兵】
アイリスと共に遅れて来たが…魅了してくる狐なんて妙な敵がいたもんだ…
アイリスが良い位置について狙撃できるように俺は援護射撃をするとしよう……まぁ、いつも通りの作戦よな
まずは武器【Minigun】を設置して【ファランクスシールド】を装備する、その後ユーベルコード【孤独なる要塞】を発動し、完全な守りを固める。
後はひたすらフルオートで制圧射撃だ!雨のように鉛玉をぶち込んで、銃声で音も聞こえなくしてやる…!
魅了しようが無駄だ。銃の音と煙でせっかくの美人が見れねぇのは残念だがな
その間にアイリス!頼んだぞ
お前の腕だけは信用出来る
アイリス・クラウディア
【傭兵】
「…あれが今回のターゲット。」
「モース。手筈通りに、よろしく。」
私はモースと戦況を、確認。
軽く作戦の確認も済ませたら、各自行動開始。
モースが敵の注意を引き付けている間、私は狐を狙いやすいポジションへ移る。
狐が疲労しているとはいえ、気は抜けない。
モースやほかの仲間の事も援護できるようにしっかりと観察。
問題なくことが運んだら、狙撃体制へ。
私はそっと息を潜めながら愛銃MR-24のスコープを覗く。そして、疲労しきった狐が見せたその隙を、穿つ。
「ユーベルコード、発動。」(一撃必殺)
狙うは1点ヘッドショット。
「私はやるべき事をやっただけ。」
その後は狐の消滅が確認できるまで、ほかの仲間の援護に入る。
「…あれが今回のターゲット。モース、手筈通りによろしく。」
スナイパーライフル。愛銃MR-24を背負ったアイリス・クラウディア(戦場に咲き誇る小さな花・f09353)は、共に戦場に足を運んだモース・レフレクソン(サイボーグの戦場傭兵・f06734)に、静かに話す。お互い、相槌を打つと、それぞれの行動に移る。
「アイリスが良い位置について狙撃できるように…。」
彼女が狙撃地点に着くまで、自分が時間稼ぎと弾避けをしなければならない。そんなことを思いつつ、彼は大きなガトリング砲のMinigunを設置し、ファランクスシールドを装備。更に守りを固めるために、【孤独なる要塞】を発動した。
[ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド]
重い銃声と共に、Minigunは白仙狐に向けて鉛弾を雨のように集中砲火する。耳を劈くような音と、舞い上がる土煙で視界が悪くなる。白仙狐はそのデタラメな弾丸の雨を、目にも止まらぬ素早い動きで範囲幅から逸れ、狐火を放つ。が、鉄壁の要塞と化しているモースはその程度の炎で動じることは無かった。
「今のうちに……。」
同時刻、モースが派手な時間稼ぎをしている最中、両手で少し重そうにMR-24を運ぶアイリス。白仙狐を打ち抜くことのできる場所を探して走り回る。白仙狐からかなり離れたその場所で、彼女は狙撃場所を一点を見つける。
彼女はMR-24を二脚で立てるとうつ伏せになって、でレンズを覗く。ターゲットととの距離はかなり離れている。彼女は風向き、重力を計算し、慎重に照準を合わせる。
「土煙で……ターゲットが隠れてる……。これじゃ……。」
ガトリングの土煙、そのせいで照準がうまく合わない。彼女はレンズを覗いたまま、好機を待つ、待つ…静かに待つ。そして訪れる好機…!土煙が風で飛ばされ、白仙狐の頭が一瞬露わになる。
「ユーベルコード、発動……。」
狙うは一転、会心の一撃、ヘッドショット。彼女は【一撃必殺】を発動した。引いた引き金と共に、強めの反動、飛び出る弾丸。それは一直線に白仙狐に向かい、その脳天を貫くと思われた。
が…それは脳天に炸裂せず、殺気を感じた白仙狐は僅かに避ける動作を見せる。結果、弾丸は白仙狐の肩を貫通し、そのまま地面に着弾した。白仙狐は大ダメージを追ったものの、撃破まで至らず。今の一撃で狙撃場所を知られてしまったアイリスは、ため息を吐きながら狙撃地点を離れ、呟いた。
「それでも、私はできることをやっただけ。」
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
はぁ、美味しかった♪
(妖狐忍たちの亡骸を抱えて参上。お肌つやつや)
彼女が妖狐の親玉ね。傷ついた姿も艶かしいわ♪
真の姿を開放。赤黒いオーラを纏うわ。
妖狐の霊や狐火は【衝撃波】で打ち消すか【見切り】で回避。
【呪詛】で動きを鈍らせて【ダッシュ】で接近!
自分の服を切り裂き、相手の顔めがけて脱ぎ捨てて目くらまし。
服を脱いで加速した『シーブズ・ギャンビット』の【2回攻撃】で
相手の服を切り裂き【盗み攻撃】で脱がすわ!
大丈夫、私が密着するから見えない!
妖狐の精を喰らう力と
私の【吸血】どちらが上か勝負よ!!
えっ、魅了?
そんな事されたら……
あぁん、白仙狐さまぁっ❤
貴女の血も、魂も、亡骸も、ぜんぶ私のモノぉぉっ❤❤
「はぁ、美味しかった♪」
ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の姫君・f10671)は、妖狐忍の亡骸を抱えながら、自身の口元に付いた血を舐める。他の猟兵と戦う白仙狐を見据えて、彼女は恍惚な顔を浮かべた。
「あれが妖狐の親玉ね。ぁぁ、傷ついた姿も艶かしいわ♪」
ドゥルールは真の姿を解放し、赤黒いオーラをその身に纏う。そして彼女は一直線に白仙狐に向かって走り始める。それに気が付いた白仙狐は、狐火をドゥルールに飛ばした。しかし、ドゥルールはそれを難なく衝撃波で打ち消し、間合いを詰める。白仙狐はその姿に何か嫌な気を感じ、後ろに逃げようした。
「逃がさないわ?貴女はもう、私の獲物だもの♥」
そう呟き、呪詛で白仙狐の動きを鈍らせる。そして彼女は、なんと自分の服を切り裂き、相手の顔目掛けて脱ぎ捨て目くらまし。服を脱いで加速した『ジーブズ・ギャンビット』による二回攻撃で、なんと白仙狐の服を切り裂いた。流石に予想外だった白仙狐は、簡単にドゥルールに服を奪われてしまう。
「その精、喰ろうてやろうぞ…。」
堪らず魅了の術を発動する白仙狐、しかしそれは逆効果で――。
「あぁん、白仙狐さまぁっ❤貴女の血も、魂も、亡骸も、ぜんぶ私のモノぉぉっ❤❤」
この後、白仙狐は地獄を見ることになる。
成功
🔵🔵🔴
美星・アイナ
町の人達の大事なしきたりを邪魔した上に、男手を籠絡したなんて・・・頭にきた
『お仕置きが必要ね、女狐ちゃん!』
ペンダントに触れてシフトする人格は高飛車で高圧的な猛獣使い
レガリアスシューズで疾走しながら鋼糸を伸ばし
鞭の様にしならせながら巻き付け
同時にユーベルコード詠唱、攻撃相殺しながらヒールキックを当てていく
赤水晶を集結させて形成するのは炎熱を孕む大太刀
動きを封じた後袈裟斬りに
刀傷と火傷の化粧、アンタにはお似合いね(クスクス)
※アドリブ、他猟兵との掛け合い可
ペイル・ビビッド
(服を破られた白仙狐を見て)
むー…なんかジェラシー感じるな…胸おっきいし
って、ちっちゃいとか子供だとか言ってこないで!
飛ばしてくる鬼火は
筆で【なぎ払い】・【二回攻撃】
スケッチブックで【武器受け】
(炎で焼けてしまわないか心配だけど)
もしもの時にも【逃げ足】には自信あるから
【スライディング】も使ってかわす
防御に成功したら拝借模写を使い
出せるだけの狐火を全部出して合体させぶつける
お返しだよ!
いつかあんたを見返すほど
美人なオトナのおねーさんになってやるからねっ!
(他PLとの共闘・アドリブOK)
服を破かれた白仙狐を見て、ペイル・ビビッド(淡色弾ける筆先の軌跡・f01836)は、自分の胸を見ながらどこかジェラシーを感じていた。そんな様子を見て、どこか笑ったような白仙狐にムキになって怒る。
「ちっちゃいとか子供とか言うなぁぁ!!」
実際そんなことは言っていないのだが、きっと彼女にはそう聞こえたのだろう。その様子を横で見ていたのは、美星・アイナ(インフィニティアンロック・f01943)である。町の人達の大事なしきたりを邪魔した上に、男手を籠絡…頭に来ていた彼女の頭の血が少しだけ引く。
「もっと心を大きく持ちなさい!そうすれば自然と胸も大きくなるわ!」
「なっ、今が小さいみたいな言い方するな!!」
そんなやり取りをしながらも、2人は身構える。裸で傷だらけと言えど、まだ余力は残っている。アイナは、さて……と呟くと、白仙狐を睨んで言った。
「お仕置きが必要ね、お灸を据えてあげるわ?女狐ちゃん!」
ペンダントに触れて現れる人格は、高飛車で高圧的な獣人使い。彼女はまず飛び出すと、レガリアスシューズで疾走し、白仙狐に超速で鋼糸を伸ばす。そして鞭のようにしならせその首に巻き付けた。
「ぅぐぅ…妾の炎に焼かれて死ぬがよい…。」
首を絞めつけられながらも、白仙狐は無数の炎でアイナを焼こうとする。そこにすかさず、ペイルが間に入って武器で防御、そのまま筆で焼き払った。間髪入れずにアイナが白仙狐を引き寄せ、鋭いヒールキックを炸裂させた。その攻撃を受け、堪らず後ろによろける。そして、2人は同時に唱えた。
「ココはこうでこう描いてこう描けば…デッサン完了♪これでそっくり、かなっ!?」
「地に落ちた血涙達、姿を変えて此処に集え・・・行き場のない哀しみと怒り、水晶の炎に変えてここに放たん!さあ、骸も遺さず焼き尽くせ!」
ペイルが出したのは、白仙狐が出した狐火とそっくりの炎。アイナが出したのは赤水晶の欠片型の炎。それらは白仙狐に向かうだけでなく、それぞれが合体し肥大化…巨大で、水晶のようにキラキラと光る炎が、斬るように襲い掛かる!
「わ、妾が……妾が
………。」
逃げる余裕もない白仙狐。そして、2人が予想した以上の爆発を起こし、高くまで燃え上がった。
「いつかあんたを見返すほど、美人な大人のおねーさんになってやるんだからねっ!」
「刀傷と火傷の化粧、アンタにはお似合いね。」
息の合った2人は、お互いを見やって笑うと、ハイタッチをするのだった。
大成功
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第3章 日常
『燈す日』
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POW : 少し大きめの骨組みで灯篭を作って燈す。
SPD : 華やかな形をした灯篭を作って燈す。
WIZ : 高く浮かびやすい灯篭を作って燈す。
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白仙狐は、9人の猟兵の活躍により、無事討伐された。妖狐忍の残党たちもその他の猟兵により掃討され、村は平和を取り戻す。そのおかげか、洗脳されていた男たちも我を取り戻し、灯篭流しの祭りの準備は続行された。
「どうやら全部終わったみたいだね、皆のおかげなのだー。」
全てが終わった後でひょっこりと現れたレオウも、祭りの準備を手伝う。戦闘により破壊されてしまった場所もあり、それらの修復にも時間が掛かっていた。村の人間は、早急に修理と準備を進めるも、それらが全て終わったのは日が暮れる頃。
「お疲れ様なのだー。材料は向こうにあるから、是非皆も作って流してほしいのだ。」
準備が終わった後に、作業を終えたレオウは、村に残っている猟兵の一人一人に声をかけて、灯篭流しを促す。日の光が完全に隠れた時、真っ暗になった静寂な夜の中で、突然として始まる。
太鼓の音と共に灯される炎、村の女性による精霊送りの舞い。
込められた想いを乗せ、川に流れる綺麗な灯篭の数々、賑わう人々。
貴方は…貴女は…どの様な想いを胸に、その灯篭を流しますか?
玉兎・巴
うむ、これで万事解決で御座るな。これで漸く灯篭流しが出来るで御座るよ。
【POW】
「普通ので、何なら材料の余りで小さいのでもと思ったで御座るが……。かたじけないで御座る」
村人から事件解決の功労者として少し大きめの材料を貰い、丁寧に作る。
灯篭を流す時は、今は亡くなっている師匠の事を想う。
愛刀や剣技をはじめ、今の巴を形作る基盤となった育ての親とも言える人物。
既に亡くなってから、数年は経っている。
「終ぞ一緒に酒を飲み交わすことがなかったのが後悔、いや、未練で御座るかな」
既に廃村になっている程の田舎出身であり、今まで帰る事がなかったが、そろそろ一度、墓参りでもしようかと思う巴だった。
アドリブ等は自由で。
「うむ、これで万事解決で御座るな。これで漸く灯篭流しができるで御座るよ。」
祭りに足を運んでいた玉兎・巴(羅刹の剣豪・f06307)は、レオウの話を聞いて灯篭を作る場所まで足を運ぶ。すると、材料を配っていた村人は、彼女の顔を見るなり感謝の言葉を並べながら、普通の物より少しばかり大きくしっかりとした材料を持ってきた。
「普通ので、何なら材料の余りで小さいものでもと思ったで御座るが…。かたじけないで御座る。」
流石に村人も、村を救ってくれた恩人にそんな無碍な扱いはできない。巴はそれを快く受け取ると、丁寧に作り始めた。
●玉兎・巴(羅刹の剣豪・f06307)の灯篭流し
他の灯篭と共に流れる自分の少し大きな灯篭。明るいその姿を眺めながら、彼女は今は亡き師匠の事を想う。愛刀や剣技をはじめ、今の自身を形作る基盤となった育ての親とも言える人物。既に亡くなってから数年が経っていた。
「終ぞ、一緒に酒を飲み交わすことがなかったのが後悔…いや、未練で御座るかな。」
既に廃村になっている程の田舎。今まで帰ることがなかったが、そろそろ一度、墓参りでもしに帰ろうかと想う巴だった。
大成功
🔵🔵🔵
縁城・陽
シュガー(f02321)と参加
灯篭作り……心を安らげる光になるように、祈って作ろう。
ちょっと大きめに骨組みした灯籠の、周囲の紙に
蝶が羽ばたいていく絵を描いておく。
「こーしたら、灯りがついたら綺麗だろ?」
一緒に何かを作るのも、楽しいな。
時間になったら川縁で落ち着けるようなところを見繕って灯篭を流して、
そのまま二人で灯篭流しを見る。
「……綺麗、だな」
ちらりと横を見て、いつもと違う雰囲気のシュガーにどきっと赤く
目線が合ったら慌てて灯篭に目を戻す
「灯篭流し、どーだった?」
喜んでくれてたら、頑張った甲斐あったと笑い
「ん。また、どこかに……一緒に、遊びにいこーぜ?」
アドリブ歓迎です
シュガー・ラビット
【デート】
陽くんと一緒に、灯篭流しに参加するよ〜!
ええと、灯篭って1から作るの?
陽くんの隣で少しずつ、ワクワク試行錯誤しながらお手伝いするね
初めて体験する灯篭流し
陽くんと一緒にやさしく火を灯して、そっと流すよ。ここにはもういない人達の標になりますように…
たくさんの灯篭が水面に浮かぶ光景がほんとに綺麗で…。ふと声をかけられたら、優しく微笑んで言葉を返すよ
ここに来て本当によかった
ありがとう、陽くん。
また遊ぼうね!
後日景色とかツーショットとか、SNSに上げてるかもしれない
▼藍色の浴衣に編み込んだ髪に簪挿して。いつもとは違って落ち着いた大人っぽい雰囲気で纏めてます。
アドリブ 歓迎!セリフおまかせです♪
「ええと、灯篭って1から作るの?」
「紙で作るんだよ。それを川に流すんだ。」
そんなやり取りをしながら、灯篭を作る場所に歩いて向かうのは、縁城・陽(瓦礫の城塞・f03238)とシュガー・ラビット(白くて小さなふわふわ💓・f02321)。二人が作業場に到着すると、そこには灯篭を作る人々で賑わっていた。そこで、一人の村人が陽に気が付き、灯篭の材料を持って近付いていく。
「この度はお疲れ様です。」
白仙狐の討伐に参加した人として覚えてもらっているらしく、その村人は材料を渡した後で、二人分の場所を作ってくれた。陽とシュガーは一緒に灯篭を作り始めた。陽が率先的に灯篭の形を作り、シュガーがそれを手伝う。
「こーしたら、灯りがついたら綺麗だろ?」
陽は完成間際の灯篭に、綺麗な蝶の模様を描く。二人でする灯篭作りを楽しんでいた。
「わぁ…陽くん上手上手!」
墨で描かれた蝶は、きっと光を灯せば綺麗に映し出されるだろう。二人は完成した灯篭を持ち、川辺に向かうのだった。
●縁城・陽(瓦礫の城塞・f03238)とシュガー・ラビット(白くて小さなふわふわ💓・f02321)の灯篭流し
ここにはもういない人達の標になりますように…。燈火と共に流れゆく灯篭の数々は、本当にきれいだった。そんな中、陽は呟く。
「…綺麗、だな。」
灯篭が?……まさか。彼はちらりと横にいるシュガーを見る。いつもと違う、彼女のちょっと大人っぽい雰囲気に少し赤面する。ふと目が合ったのか、陽は慌てて灯篭に目を戻した。そんな様子の彼に、シュガーは笑顔を見せた。
「ふふ、ここに来て本当に良かった。誘ってくれてありがとね、陽くん!」
喜んだ様子のシュガーを見て、陽の表情は緩む。絆創膏の貼られた腕を手で隠し、頑張って良かったなと思う。彼は、ぶっきらぼうに「おう」と返す。変な様子の陽に、シュガーはクスっと笑いながら携帯を取り出した。
「陽くん陽くん、一緒に写真撮ろ?」
灯篭の流れる綺麗な背景を背に、二人は並んで写真を撮る。そして、もう遠くに流れてしまった自分たちの灯篭をもう一度見ると二人は話す。
「ん。また、どこかに……一緒に、遊びにいこーぜ?」
「勿論。また遊ぼうね!」
ゆっくり流れる灯篭……永遠にも思えるその時間を、彼らは過ごすのだった。
大成功
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ペイル・ビビッド
いなくなった人たちへ送る灯火…この世界にはこんな文化があるんだね
【SPD】
村人のみんなにいろいろ教えてもらいながら作ってみる
和紙に絵の具で絵も書き込んでみようっと
ルピナスを描いた灯籠の灯りに思うのは
故郷の村で一番長生きだったおじいさん
晴れの日にはいつも散歩に出てきて
あたしのスケッチを上手だねってほめてくれた
だけど去年の春のある日
散歩に来なくてどうしたんだろうと思ったら
寝ている間に息を引き取ってたって…
あたし、おじいさんのこと忘れないよ
もっとたくさん絵を描いて
いつかおとーさんみたいな画家になる!
…もちろん、カッコいい大人のおねーさんにも、ね
(アドリブ等OK)
「いなくなった人たちへ送る燈火…この世界にはこんな文化があるんだね。」
村人から、灯篭流しの内容を聞いて歩いているのは、ペイル・ビビッド(淡色弾ける筆先の軌跡・f01836)である。彼女もまた、灯篭流しに参加するために白仙狐の討伐後も村に残っていた。村人の誘導も受け、灯篭作りの作業場に到着したペイルは、材料を貰ったものの、作り方がいまいち分からないらしい。
「お嬢ちゃん、良かったら手伝おうかい?」
そんな彼女に手を差し伸べたのは、作業場の主。今回流れている灯篭の大半を作っている職人である。ペイルは素直に首を縦に振ると、彼から灯篭の作り方などを習い順調に灯篭を作る。そして、和紙に絵の具でルピナスを描き、綺麗な灯篭が完成した。職人に見送られながらも、彼女は灯篭流しに向かった。
●ペイル・ビビッド(淡色弾ける筆先の軌跡・f01836)の灯篭流し
流れる灯篭の数々…そして、ルピナスを描いた灯篭の灯りに思うのは、故郷の村で一番長い気だったおじいさん。晴れの日にはいつも散歩に出てきて、あたしのスケッチを上手だねってほめてくれた。……だけど去年の春のある日、おじいさんは突然散歩に来なくなっちゃったんだ。どうしたんだろう?って思ったら、寝ている間に息を引き取ったって…。
「おじいさんのこと、あたしは絶対に忘れない。もっとたくさん絵を描いて、いつかおとーさんみたいな画家になる!」
…もちろん、カッコいい大人のおねーさんにも、ね?…そんなことを呟きながら、彼女は流れゆく灯篭を、延々と眺めるのだった。
大成功
🔵🔵🔵