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アースクライシス2019⑯〜追い詰めろ、超宇宙人!

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #スーパープルトン #ラグランジュポイント


●超星人は死なず
 クライング・ジェネシスの登場により、佳境へと突入するヒーローズアースでの戦い。流れは猟兵達へと向いているが、しかし全てが順調に進んでいるわけでもない。
「まったく……今回の敵幹部、やけにしぶといわね。このまま取り逃がすのも癪だし、倒せそうなやつから倒しておきたいところだけど……」
 そのためには、もう少しばかり手が足りない。そう言って、神楽・鈴音(歩く賽銭箱ハンマー・f11259)が猟兵達に持って来たのは、スーパーステルス宇宙船にて猟兵達を待ち構える、スーパープルトンの討伐だった。
「もう、知っている人も多いと思うけど、念のため説明しておくわよ。スーパープルトンっていうのはジェネシスエイト……要するに、今回の戦争を引き起こした、クライング・ジェネシス軍の幹部連中ね。他人の力を奪うことのできる、強力な宇宙人を倒して欲しいの」
 既に、何度かスーパープルトンへ挑んだ者もいるだろう。故に、攻略法も判明しつつあるが、しかしそれでも油断はできない。
「今回、スーパープルトンは、あなた達を沼地のような湿地帯を再現した場所で待ち構えているわ。特に遮蔽物もない、開けたところね。戦う場所は浅瀬になるから、沼に足を取られる心配もないわ」
 そんなスーパープルトンだが、他のジェネシスエイトと同様に、猟兵達に先んじてユーベルコードによる先制攻撃を行って来る。これをユーベルコードで阻止したり、スーパープルトンより先に攻撃したりするのは不可能なので、なんとかして初撃を捌きつつ、相手のユーベルコードに対して有効な反撃を繰り出さねばならない。
 基本的に、この先制攻撃への対策から反撃への流れは、セットとして考えた方が良いだろう。初撃で倒されてしまっては、いくら素晴らしい反撃作戦を考えたところで意味はない。反対に、初撃だけを防いだところで、敵のユーベルコードに対抗する策がなければ、どうにもならない。
「スーパープルトンは、以前の戦いで自分が倒した、マジェスターズっていうヒーローチームの力を駆使してくるわ。自分で力を使うだけじゃなくて、ヒーローを呼び出して戦わせることもしてくる、えげつない敵よ」
 それでも、どんな技や能力にも、必ず穴というものが存在する。いつまでも、奪った力に胡坐をかいて、最強を騙っていられると思うなと、この傲慢な宇宙人に思い知らせてやって欲しい。
 そう言って、鈴音は猟兵達を、スーパープルトンの待つステルス宇宙船の湿地帯エリアへと転送した。


雷紋寺音弥
 こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。

 このシナリオは戦争シナリオです。
 1章だけで完結する、特殊なシナリオとなります。
 敵のユーベルコードへの対処法を編み出し、実際に成功させることで、プレイングボーナスが得られます。

 出現する敵は『スーパー・プルトン』です。
 殺した相手の能力を奪う力を持っており、かつて殺害したヒーローチーム『マジェスターズ』のユーベルコードを操ります。
 スーパー・プルトンは猟兵達に先んじて、必ずユーベルコードを使った先制攻撃をして来ます。
 この先制攻撃に対してユーベルコードでの対処は間に合いません。
 初撃をどのように凌ぐのかが、対処を成功させる鍵となります。

●プレイング採用基準
 戦争も大詰めになりましたので、基本的に先着順で採用致します。
 内容的に不採用とならない限りは、苦戦の判定が混ざる可能性もあります。
 シナリオ成功に必要な🔵が溜まった場合、その時点で残りのプレイングは全て採用せずにお返し致します(なるべくたくさんの依頼を、早いペースで『シナリオ成功』にさせるための措置です。ご了承ください)。
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第1章 ボス戦 『スーパープルトン』

POW   :    マジェスティック・ミックス
【「マジェスティックマン」の武装化する骨】【「ミス・タイフーン」の風を操る力】【「アバドンボーイ」の全てを喰らう口】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    マジェスティック・アッセンブル
【5人組のヒーローチーム「マジェスターズ」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    マジェスティック・ツインズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【炎と光を操る「ザ・サンシャイン」】と【ダイヤの体を持つ「ダイヤジャイアント」】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
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九条・救助
敵は先制してツインズを出す
2対1の喧嘩、正攻法じゃ勝ち目はあるまい
間合いを取って攻撃を躱しながら反撃に出るタイミングを探る
氷矢の投射、氷の【属性攻撃/範囲攻撃】。サンシャインの熱には届くまい
クトネシリカや神水剣での近接戦もダイヤジャイアントには通らない
勝てない、と膝を屈する。もう手がない。諦めた
……と、思わせる

容易くとどめを刺せると余裕を見せるならば、そこが付け入る隙だ
【反転】
この胸に火を灯す。灼熱の異能を発現させる
ビートブレイザー……!熱と光の【属性攻撃】だッ!
射線は通っている。ならば届く!
くたばれ、スーパープルトン星人ッ!
血みどろになろうが泥にまみれようが、ヒーローが諦めるわけがないッ!



●不屈のヒーロー
 スーパープルトン。ジェネシスエイトの一角である宇宙人と、猟兵達は既に何度戦ったことだろう。
 クローンも合わせれば、この戦争で散って行ったスーパープルトンの数は40や50では収まらない。それでも未だステルス宇宙船の中に居座り続けるとは、なんともしぶとい相手である。
 だが、後少し勝利を積み重ねれば、スーパープルトンを骸の海へと完全に送り返せる。そのために、九条・救助(ビートブレイザー・f17275)は敵の待ち構える、湿地帯を再現したエリアへと足を踏み入れていた。
「ギシャーシャシャシャシャ! マッタク、シツコイレンチュウダ! オレサマハ、ムテキ! ダレニモ、コロスコトナド、デキナイノダ!」
「……確かに、しぶとさだけなら一級品だな」
 今までも、散々倒されて来たくせに、何を言うかと救助は思った。だが、実際に倒しても倒しても復活するため、少なくともしぶとさだけならば、ゴキブリ級と言っても過言ではなさそうだ。
「モウ、オマエタチトノ、タタカイモ、アキテキタ! サイショカラ、ゼンリョクデ、ツブサセテモラウ!」
 情けや容赦の欠片も見せず、スーパープルトンはマジェスターズの中でも特に強力なヒーローである、ザ・サンシャインとダイヤジャイアントを呼び出して来た。しかも、その強さのレベルと自分と同じに引き上げるという、恐るべき強化のおまけつきで。
「2対1の喧嘩……正攻法じゃ勝ち目はないな」
 剛腕と火炎、そして凄まじい熱量を持った光線が、次々に救助へと襲い掛かる。距離を取って応戦しようとする救助だったが、相手の攻撃の射程圏外に逃れていては、自分の攻撃も届かない。
「ギシャーシャシャシャシャ! ドウシタ、ニゲルダケカ?」
「くっ……!」
 勝ち誇ったようにして笑うスーパープルトンに対し、救助は言い返すことばさえ見つからない。氷矢を投げて攻撃するも、それらはザ・サンシャインの熱にやられ、悉く溶解されてしまい意味が無い。ならば、氷の刃を以て接近戦を挑もうにも、あまりに激しい敵の攻撃に近づくことさえままならず、ようやく接近できたと思えば、その攻撃はダイヤジャイアントの強固な身体によって阻まれる。
「駄目だ……このままでは、勝てない……」
 砕け散った氷の剣を片手に、救助は沼地へ膝を突いた。抵抗の意思さえ示さない相手など、スーパープルトンにとっては獲物でしかない。
「モウ、コウサンカ? ズイブント、ナサケナイヤツダ!」
 一気にトドメを刺させるべく、ダイヤジャイアントとザ・サンシャインが、同時に救助へと攻撃を仕掛けた。だが、それこそが、救助が狙っていた最大の隙。勝利を確信して疑わない瞬間というのは、どうしても心に油断が生じるもの。
「……今だ! チェンジ! ソレスタルフォーム!」
 ザ・サンシャインの光線が当たる直前、救助は全身を灼熱の異能による光と熱で覆い、放たれた光線を吸収した。
「ギョ、ギョ、ギョ!? ナ、ナンダト!?」
 驚いたのは、スーパープルトンだ。確実に勝てるを踏んでいたのに、ここに来て救助がパワーアップするなど、考えてもいなかった。
「ヌォォォォッ!!」
 ならば、肉弾戦で仕留めてやろうと、ダイヤジャイアントが救助に仕掛けた。が、ダイヤは高温で燃えるもの。今の救助の身体を殴るのは、ダイヤジャイアントにとっては自殺行為に等しい行動。
「グワァァァァッ! 熱ッ! も、燃えるぅぅぅ!!」
 案の定、救助に触れようとした瞬間に拳が発火し、もはや戦いどころの騒ぎではない。そして、ダイヤジャイアントが錯乱して場を離れたことで、スーパープルトンの姿が丸見えに。
「射線は通っている。ならば……届く!」
 そんなに熱や炎で攻撃させるのが好きなら、自分でもそれを食らってみろ。殺されて、力を奪われ利用され続けるザ・サンシャイン。そんな彼の怒りを代弁するかのように、救助は熱線でスーパープルトンを焼き払った。
「くたばれ、スーパープルトン星人ッ! ビートブレイザァァァッ!!」
「ギシャァァァァッ!!」
 沼地の水が瞬時に蒸発し、凄まじい蒸気が立ち昇る。血反吐を吐き、泥水を啜ることになったとしても、ヒーローは決して諦めない。それを自らの身を以て体現し、救助は悪の異星人を、沼地へリアの奥まで吹き飛ばした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴木・志乃
誰か言ってたよ
ダイヤって燃えるって


それが分かってて上手く対応できるかは私次第だけどね
【オーラ防御】展開
【第六感】と【聞き耳】で炎や敵の気配を察知、行動を【見切り】【スライディング】で回避!少しでも軽傷になるように立ち回るよ

基本的に上記の行動でちょこまか立ち回り、【高速詠唱】で簡易レーザーカッターを生み出しダイヤをつけ狙う
……ように見せかけてシャインの炎攻撃を誘発。この時射線にダイヤが来るように立ち回りUC(ロープワーク)でダイヤ捕縛(自分はスライディング退避)、火だるまダイヤを【全力魔法】【早業】【念動力】でプルトンまでコロコロし炎で【なぎ払い】
当然プルトンもUCで捕縛



●泥濘に沈め
 かつて、自分が倒したヒーローの技を使うだけでなく、時にヒーロー自身を呼び出して戦わせることもできスーパープルトン。だが、その呼び出す組み合わせに致命的な欠陥があることを、鈴木・志乃(ブラック・f12101)は見抜いていた。
(「誰か言ってたよ。ダイヤって燃えるって」)
 ダイヤジャイアントと、ザ・サンシャイン。マジェスターズの中でも最も高い攻撃力と防御力を誇るペアだが、しかし性質的な相性が致命的に悪い。
 ダイヤは炭素の同位体である以上、一定以上の高温で発火する。しかも、一度でも発火してしまったが最後、当然のことながらダイヤの利点である堅さも失われ、一般的な炭と同様に崩れ落ちながら燃え尽きるだけだ。
(「まあ、それが分かってて上手く対応できるかは、私次第だけどね」)
 薄く靄のかかった沼地の真ん中で、志乃は闘気で全身を包みながら敵の接近に備える。視界は悪過ぎるという程ではないが、卑怯卑劣を地で行くのがスーパープルトン。この状況を利用しないという手はなく、果たして彼女の予想通り、後方から凄まじい光線が飛んで来た。
「……させない!」
 辛うじてスライディングで避けるも、まだ殺気は消えていない。攻撃を避けた方向に現れたのは、光輝くダイヤの巨体。地球上のあらゆる物体の中でも最硬を誇る、モース硬度10の最強ボディ。
「今度は力押しですか。でも……遅い!」
 レーザーカッターを生成しつつ、ダイヤジャイアントへ斬り掛かる。超高温のレーザーは、ダイヤモンドを燃焼させることこそしないが、しかし局部的に加熱されると、ダイヤモンドはその部位が炭酸ガスとして消失するのだ。
「ガァァァッ! お、俺の腕がぁぁぁっ!!」
 最強の肉体を切断されると思っていなかったのか、ダイヤジャイアントは腕を斬り落とされて大きく怯んだ。ならば、今度は自分が迎撃するとばかりに炎を放って来るザ・サンシャインだったが、それこそが志乃の狙っていた最大のチャンスだった。
「大人しくした方が身のためですよ」
 暴れるダイヤジャイアントを縛り上げ、ザ・サンシャインの炎に対する壁とする。哀れ、ダイヤの身体が激しく燃え上がったところで、志乃は念力も駆使してダイヤジャイアントの身体を転がすと、先程から後方で指示を出しているだけだった、スーパープルトンへと叩きつけた。
「ギシャァァァッ! ば、馬鹿なぁぁぁぁっ!!」
 沼地を転がったことで炎こそ鎮火してしまったが、それでもダイヤの巨体など叩きつけられれば、それだけで大きなダメージとなる。ダイヤジャイアントとザ・サンシャインの身体は直ぐに消えてしまったが、巨体に押し潰されたことで、スーパープルトンは沼地の底へ、成す術もなく沈んで行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティエル・ティエリエル
ふふーん、ボスのクライング・ジェネシスと一緒に骸の海に送り返してやるぞー♪

呼び出された5人組のヒーローに対して「敵を盾にする」ような立ち回りで複数から同時に襲いかかられないように立ち回るね!
生前のヒーロー達だってボクみたいなサイズの相手とは戦い慣れていないはず!
その隙をついてまずは一番相性の悪そうなミス・タイフーンからやっつけるね♪

風での妨害がなくなればこっちのもの!
オーラで作った刃で切り裂いていって新しく呼び戻す前に【ハイパーお姫様斬り】で切り裂いてやるね!
借り物の力になんて負けないぞー



●クロス・ファイト?
「グググ……オノレ、リョウヘイメ……」
 沼地の泥を払いながら、スーパープルトンは拳を握り締めながら立ち上がった。
 自分を散々に手こずらせた、マジェスターズの力。それを以て猟兵を倒そうとしたものの、二度も手痛い反撃を食らってしまった。
 こうなったら、もう手段は選ばない。次に現れる猟兵こそ、この沼の中に沈めてやる。そう決意し、猟兵達を待ち構えるスーパープルトンだったが……そんな彼の前に現れたのは、屈強なる巨漢でもなければ、歴戦の暗殺者でもなかった。
「キミがスーパープルトンだな! ふふーん……ボスのクライング・ジェネシスと一緒に骸の海に送り返してやるぞー♪」
 ドヤ顔で現れたのは、なんと身の丈が20cmに満たない妖精の少女。さすがに、これには呆気に取られるスーパープルトンだったが、同時に勝利を確信してもいた。
「ギシャーシャシャシャシャ! キサマノヨウナ、チッポケナヤツナド、ワレノテキデハナイ!」
 一気呵成に叩き潰してやろうと、スーパープルトンはヒーローチーム『マジェスターズ』を具現化させると、躊躇うことなくティエルを攻撃させた。
「うわっ、正面!? あ、当たっちゃう!!」
 慌てて姿勢を屈めたことで、ザ・サンシャインの放った熱線を避けたティエルだったが、マジェスターズの攻撃はそれで終わらない。
 叩きつけられたダイヤジャイアントの拳が空を切り、沼地の水と泥が盛大な飛沫を上げて飛散する。それに続く形で、今度はマジェスティックマンが、自らの骨より作り出した剣でティエルのことを斬り付けてくる。それらを全て、身の小ささを生かして避けるティエルだったが、しかし風を操るミス・タイフーンが、ティエルの退路を断つべく突風を飛ばして来た。
「ちょこまかと動き回って、面倒な子ね。一思いに死ねるのがせめてもの幸せだってこと、教えてあげるわ!」
「え……きゃあっ!!」
 泥水を巻き上げて荒れ狂う風に煽られ、バランスを崩したティエルが落下して行く。その下に待ち構えているのは、大口を開いたアドバンボーイだ。
「うわわ! こんなところで食べられたら、不幸な女で終わっちゃうよ!!」
 飲み込まれる瞬間、なんとか体勢を立て直したティエルは、辛くもアドバンボーイの口から逃れて飛び上がった。
 このまま戦っても、いずれは追い詰められてしまう。ならば、厄介な突風を飛ばして来る、ミス・タイフーンから倒すしかない。
「やらせないよ!」
 再び風を呼ばれるより先に、ティエルはレイピアを抜いてミス・タイフーンの懐に飛び込んだ。その剣先に宿るのは、オーラの刃。質量の小ささを補うべく、彼女の編み出した必殺の一撃。
「必殺の、お姫様斬りだぁっ!」
 まずは、ミス・タイフーンを擦れ違い様に斬り倒し、続けて返す刀でアバドンボーイの足を斬る。別に、最後まで止めを刺す必要はない。本当に悪いのは誰なのか、ティエルとて十分に理解しているつもりだ。
「くそっ! 調子に乗るな!」
 再び、ザ・サンシャインが光線を放って来たものの、ティエルはそれを軽く避け、マジェスティックマンに一直線! 骨の剣と斬り結びつつ、オーラの刃で剣を折ると、そのままスーパープルトンの頭上を取り。
「いっくぞー! ハイパーお姫様斬りだー☆」
 オーラの刃を最大出力で展開すると、そのまま真一文字に振り下ろした。
「キミなんか……いっちゃぇぇぇぇっ!」
「ギシャァァァッ!」
 光の剣が、スーパープルトンの身体を一直線に裂いて行く。スーパープルトンにとって不幸中の幸いだったのは、ティエルの刃が人間の使う剣と比べても、そこまでリーチが長くなかったことであろう。
「コ、コイツハ、タマラン! テッタイダァ!!」
 顔面から股の間に掛けて傷口を刻み込まれ、スーパープルトンは後始末をマジェスターズ達に任せて逃げ出した。だが、身体を両断こそされなかったものの、ティエルの一撃によって、悪辣な宇宙人はかなりのダメージを負ったようだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミルケン・ピーチ
SPDで行きます

あなたと相まみえるのも何度目でしょうか
この戦争で培った【戦闘知識】で、彼らの弱点を突いていきます

ダイヤジャイアントは巨体を盾にできるので、その陰に隠れて他のヒーローの攻撃をぶつけつつ【アナザーミルクプリーズ】を発動
私は【早業】でミス・タイフーンとザ・サンシャインの遠距離組に近づき刺突剣で【暗殺】
ぺしぇは光線銃でマジェスティックマンとアバドンボーイをを撃ち【催眠術】をかけて近距離型同士での同士討ちを誘います

得意な射程以外には弱い…それが彼らの弱点です

倒すか無力化したらスーパープルトンへ
あなたの弱点は…誰かの力を借りなくては戦えないこと!
二人がかりでの【2回攻撃】で一気に仕留めます



●特盛りで持って行け!
 顔面から股の間まで傷を負いながらも、スーパープルトンはしぶとく生きていた。
 だが、それでも彼が追い込まれているのは間違いない。それはスーパープルトン自身も承知しており、だからこそ猟兵の出現に、今まで以上に神経質になっていた。
「ドコダ……ドコカラクル、リョウヘイメ……」
 とにかく、自分を守らせなければ。早々にマジェスターズを呼び出すスーパープルトンだったが、そんな彼の前に現れたミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)は、複数の敵を前にしても余裕の表情を崩さなかった。
「あなたと相まみえるのも何度目でしょうか」
 既に彼女は、7回近くスーパープルトンと戦っている。それら全てが異なる戦場での出来事である以上、もはやモグラ叩きにも等しい戦いだ。
 もっとも、そんなモグラ叩き作戦において、ミルケンは常に良質な戦果を叩きだしてきた。故に、もはやスーパープルトンを恐れる必要などないのだ。なぜなら、マジェスターズを含め、敵の動きや戦法は、全てミルケンの頭の中に戦闘知識としてインプットされているのだから。
「ヌォッ! アラワレタナ、リョウヘイ! マジェスターズ、ワレヲマモレ!」
 進退極まったスーパープルトンが、マジェスターズを一斉にミルケンへ向けて嗾けて来た。だが、このスーパープルトンにとっては初めての戦いであっても、ミルケンにとっては既に見慣れた光景だ。
「フンゴォォォォッ!! 鉄拳制……あぎゃぁぁぁっ!!」
 案の定、ミルケンによって盾代わりにされたダイヤジャイアントの身体が、速攻でザ・サンシャインの光線を食らって燃え上がった。
 ダイヤモンドは、炎に弱い。それなのに、チーム内に炎使いがいるとか、なんというかバランスの悪い連中だ。
「くそっ! 早く炎を消すんだ、ミス・タイフーン!」
 戦力ダウンを懸念してか、マジェスティックマンはミス・タイフーンに、風で沼地の水を舞い上がらせて、それをダイヤジャイアントに叩き付けさせた。
「ア……ァァァ……」
 全身から煙を上げながら、ダイヤジャイアントの身体が消火されて行く。だが、そちらに意識が集中してしまったことで、マジェスターズ達の猛攻が一瞬だけ止まった。
「特盛おかわりいっぱいぱい! アナザーミルクプリーズ!」
 すかさず、ミルケンはユーベルコードを発動させる。それにより呼び出されたのは……彼女のもうひとつの依代である、花園・ぺしぇだ。
「やっほー! 助けに来たよー!」
 助っ人に馳せ参じたぺしぇが、ミルケンに手を振っている。マスクを装着していない彼女は、齢6歳の幼女に過ぎない。果たして、本当に役に立つのかと思われたが、それは無用な心配というものだ。
「私が斬り込む間、骨使いと大口のヒーローは任せましたよ!」
「おっけー!」
 ミス・タイフーンとザ・サンシャインに斬り込んで行くミルケンを見送りながら、ぺしぇは謎の光線銃で、マジェスティックマンとアバドンボーイを攻撃した。どこからどう見ても、玩具の銃にしか見えなかったが……この銃の真価は、破壊ではなく洗脳にある。
 玩具の光線など大した威力もないだろうと舐めていた二人のヒーローは、ぺしぇの光線の直撃を食らってしまった。当然、その光線にはダメージを与える力などないが……光線の効果によって、目の前の味方まで敵に見え始めるとなれば、話は別だ。
「な、なんだ、これは!? いつの間に、こんなに敵が!?」
「関係ないぜ! どいつも、こいつも、全部食ってやる!」
 光線を食らったマジェスティックマンとアバドンボーイは、途端に同士討ちを始めてしまう始末。こうなると、もうチームワークもへったくれもない。ドサクサに紛れ、ミルケンはミス・タイフーンとザ・サンシャインの急所を突いて始末すると、ダイヤジャイアントが起き上がるよりも早く、スーパープルトンの背後を取った。
「……ギシャッ!? イ、イツノマニ!!」
 手駒の大半を失ったスーパープルトンに、もはや抗うだけの力は残されていない。マジェスターズを再召喚するという手もあるが、それをするよりもミルケン達が攻撃する方が僅かに早い。
「得意な射程以外には弱い……それが彼らの弱点です。そして、あなたの弱点は……誰かの力を借りなくては戦えないこと!」
 その、力の借り方でさえ、なっていない。力を借りるということは、決して一方的な搾取ではない。互いに信頼し、背中を預け、共に戦うことで、初めて借りた力は何倍にもなって自分を助けてくれるのだから。
「悪い宇宙人は、お仕置きだ~!」
「これで終わりです! いい加減に、骸の海へと戻りなさい!」
 満身創痍なスーパープルトンに、ぺしぇの光線銃から放たれた光線が炸裂し、そこを逃さずミルケンが貫く。急所を穿たれ、スーパープルトンが幾度目かの死を迎えると同時に、ミルケンの戦歴に、新たなスーパープルトンの討伐記録が刻まれた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月28日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト