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宿将と落ち武者と蘇る弓矢

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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「ふう、飲み過ぎてしもうたわい」
 月も出ない夜、年老いた侍が一人で帰路についていた、名は石井長景(いしい・ながかげ)九州の小藩を実質1人で支え、幼き藩主がようやく元服し跡目を継いだ、これで安心して隠居ができる、若き藩主に引退を申し入れ、惜しまれつつも明日より隠居生活を始める、それを祝した宴の帰り、一人になりたいと共も連れずに夜道を歩いていた。
「思えば先代、先先代の時から仕え、ようやく肩の荷が下りた、懐かしいのう、あの戦場を掛けた日々、あの頃はしがない足軽じゃった、おお、こんな雑兵を何度切ったことか」
 長景が最後に見たのはボロボロの具足と刀を持った落ち武者のような侍、だがそれは長景が酔って見た幻などでは無かった。
「何?お主ら何者!」
 長景は刀を抜こうとするが酒が反応を遅らせ、落ち武者の刃が長景の首を切り裂いた。
「はっはっはっ、さあ戦国の無念を晴らすのです、私の弓と矢の刻銘によって再び蘇った侍たちよ!」
 その様子を見ていた青い髪の青年が不敵な笑みを浮かべていた。

「猟兵の皆さん、大変なのです!サムライエンパイアでこんな予知を見たのです!」
 リリィエル・ロックウェル(クレヨンの勇者・f01438)は猟兵たちに呼びかける、集まった猟兵たちにぺこりと頭を下げると一呼吸置いて説明を始める。
「とっても頑張って家を支えたお爺さんを戦国時代の侍を蘇らせて操って殺そうとしているオブリビオンがいるのです、このお爺さんを守ってほしいのもありますが、侍を蘇らせている黒幕の退治をお願いしたいのです」
 リリィエルは更に説明を続ける。
「場所は九州北部のとある小さな藩なのです、蘇った侍は夜、一人で歩いているお爺さんを狙ってくるので助けてあげてほしいのです、お爺さんが皆さんを妖しいと思うかもしれませんが、その時は天下自在符を見せれば納得すると思うのです、手段はお任せしますがお爺さんの安全は確保してくださいなのです、お爺さんはお侍さんですが高齢な上に酒に酔っているため戦力としては期待しちゃダメなのです」
 家光さんも便利な物を渡してくれたのです、と嬉しそうにつぶやくリリィエル、更に説明は続いて。
「お爺さんを助けたら今度は力押しで蘇った侍がいっぱい現れるはずなので、ここからは侍を倒していけば黒幕がきっと出てくると思うのです」
 リリィエルは真面目な顔になって猟兵たちを見つめる。
「お爺さんはこれから穏やかな第2の人生が待っているのです、それを壊そうとするオブリビオンをやっつけて欲しいのです、猟兵の皆さんよろしくお願いするのです、それでは皆さん忘れものはありませんね?サムライエンパイアの世界に飛ぶのです!」


忍P
 忍Pです、ゾンビ物のような物だから九州だな!
 と言うわけでゾンビ物ではありませんがゾンビみたいなものを倒してゾンビみたいな物を作っている黒幕を倒すシナリオです。
 オープニングでも説明はしましたがお爺さんは戦力にはなりません、護衛対象としてしっかり守ってあげてください。
 それでは良いプレイングをお待ちしています。
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第1章 冒険 『おまえの首をくれ』

POW   :    正々堂々一対一で勝負

SPD   :    地の利がある場所に罠など仕掛ける

WIZ   :    アイテムやユーベルコードを上手く活用

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

月杜・屠
「……老将の有終を汚すは無粋というもの。影ながら護るも忍の務めと言えるわね」

祝宴の最中は気配を断って、場の周辺を見回り警護を務めるわ。
不審なる者がいれば、速やかにお引き取り願うわね。

祝宴後は長景殿に気取られぬよう距離を取り、スキル「忍び足」を使いつつ、無事帰宅するまで警護を続けるわ。

襲撃の際には、素早く長景殿と敵方との間に入り、対峙するわね。

「残念ながら狼藉を許すわけにはいかないわ」

次いで自らに触れ、ユーベルコード 「幻影傀儡の術」で自身の分身を創り出し、長景殿の護衛とし、長景殿と共に後へ下がらせるわ。
多少の役には立つかもしれない。


稲宮・桐葉
勝者と敗者に分かれたとはいえ、目指すところは天下泰平であったじゃろうにの
それを乱す駒にされようとは憐れよのぅ

老侍を斬ろうとする落ち武者のゾンビのようなものを《機巧大狐ちゃん》で体当たりして【吹き飛ばし】てしまうのじゃ
そのまま【かばう】態勢をとらせるぞ

わらわは老侍の傍に飛び降り《ムラサマブレード》を構えるのじゃ
「ご老人、お護りいたすのじゃ!」
不審がられたら手っ取り早く【誘惑】するのじゃ
…《ムラサマブレード》の突っ込みがありそうじゃが…
なお難航しそうなら素直に「天下自在符」を示すかの

老侍を護るようにユーベルコード《フォックスファイア》を展開するのじゃ
手を出そうものなら炎を叩きつけるのじゃ


大塚・霧華
「…死して尚、人に遣われて冥府から呼び出されましたか。哀れですね。私がまた送り返して差し上げます。」

現れた落ち武者が長景殿に振り下ろす刃に割って入り、その刃を刀で受け流す。そして長景殿に「ここはお任せを。安全な場所へ。」と後ろに下がらせて落ち武者と相対します。

敵はボロボロの風体といっても遅いとは限りません。あれは形だけ。気を抜かずに相手の出方を待ち、最初は回避重視で動きを見極めます。大方の剣筋が見えたなら、落ち武者の一撃を下に受け流すようにして隙を作り、上に斬りあげるような形の袈裟懸けで『剣刃一閃』にて一刀両断にします。

事が終わって自身を問われたなら『天下自在符』にて説明します。



「ふむ、流石にここに襲撃してくる度胸は無い、と見えるわね」
 月杜・屠(滅殺忍・f01931)は祝宴が行われている城の祝宴が行われている部屋の天井裏から様子を覗いていた、決して大きな城ではないが戦国時代の影響が色濃く残る山城、警備に当たる兵士も十名少々、小さな城の警戒ならば十分。
 兵士、城に仕えている者にも妖しい者はいない、祝宴の邪魔をするわけにはいかず、屠は祝宴が終わるまで陰ながらの警護を続けた。
「やはり一人になる時が本番か、ならば私は影として守り抜くのみね」
 祝宴が終わり、長景は帰り路の途中で他の家臣とも別れ一人家路に就く、その僅か後方で屠は気配を消して警護を続ける、酒に酔っている長景はそのことに気付く様子もない。
「思えば先代、先先代の時から仕え、ようやく肩の荷が下りた、懐かしいのう、あの戦場を掛けた日々、あの頃はしがない足軽じゃった、おお、こんな雑兵を何度切ったことか」
 長景が予知に有った言葉を漏らす、その目の前には落ち武者が刀を構え今にも長景を襲おうとしていた。
「ご老人、お護りいたすのじゃ!」
 稲宮・桐葉(戦狐巫女・f02156)の絡繰、機巧大狐ちゃんが落ち武者を吹き飛ばし冬の休耕田に叩き落される。
「ここはお任せを。安全な場所へ」
 大塚・霧華(人間の剣豪・f05077)は長景と落ち武者の間に割って入り、長景へ後ろに下がってもらう用に頼む、長景は後ろに付いていた屠が姿を表して護衛に付いた。
「お、お主らは一体」
「説明はあれを退けてからいたします、今は長景殿の味方とだけ知っていただければ結構」
 屠は自らに触れて分身を作りだし長景の護衛を任せ、自らは霧華と共に落ち武者と対峙する。
「さて、このような不届き者1人きり捨てるぐらいなら訳無いのじゃ」
 桐葉も相棒であるムラマサブレード抜き落ち武者と対峙する、落ち武者は休耕田から這い上がるとそのボロボロの外見からは想像もつかないほどの素早い動き、幾つもの戦場をかけた熟練の兵士の動きで霧華に切りかかる、霧華は刀を受けて鍔迫り合いに持ち込む。
「ただの生ける屍ではありませんね、剣筋だけは生きている」
 霧華は落ち武者の剣筋を見極めることに集中していた、決してただの屍ではない、何か強烈な怨念を感じる、怒りを伴った剣筋、力比べは不利、そう判断すれば力で押す落ち武者の刀を上から下へと受け流す。
「貰った!」
 上段に構えた霧華の刀が落ち武者の肩から胴へ袈裟切りに切る、落ち武者はその一撃で崩れ落ち、体は塵となって消え去った。

「助かった、礼を言う、改めて説明をしていただきたい、お主ら何者じゃ」
 長景は3人に対して礼を言う、しかしその目は幾多の戦場を駆け抜けた戦国武将の目に戻っていた、が体はそれについて行けず酒の残った体は今だふらついていた。
「おや、やはり老いても戦国の世を生きたもののふじゃ、どれ、ここはわらわの魅力で」
「ちょっと待て!やるならもうちょっと若いの!爺さん誘惑してどうする!」
 桐葉のムラマサブレードが誘惑しようとする桐葉を止める、長景は驚いてムラマサブレードと桐葉を見る。
「妖刀の類か、面妖な!」
 警戒を強める長景に桐葉はさすがに誘惑を諦め懐から天下自在符を見せた。
「我らは江戸におわす上様よりの使いの者、これを見ていただければ分かるじゃろうて」
 天下自在符を見た長景は目を見開く。
「おお、これが天下自在符か、生きている間にお目にかかれるとはのう」
 警戒を解き安堵の表情を見せる長景、しかし屠は周囲の警戒を怠っていなかった。
「皆、まだ長景殿の首を敵は諦めていないみたいよ」
 今だ落ち武者の気配が消えていないことを周囲に伝える、まだ始まったばかり、猟兵たちは再び武器を構えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ルルティア・サーゲイト
「何、通りすがりの……花魁よ!」
 折角花魁(風の)衣装なので今回は花魁と言う事にしておこう。
「腐れ野武士か。生憎と彼岸花の持ち合わせは無い」
 片翼で空を叩き宙を蹴る。勢いを止めずに大鎌で次々と薙ぎ払い、それによってさらに加速して威力も速度も上げていくのが我がサーゲイト流殲術。
「貴様如きに見せる業は無い!」
 例え高所にあろうとも瞬く間に距離を詰める縮地法は元は侍の技法と聞く。瞬間移動等ではなく、回転による加減速より瞬時に距離を詰められたと錯覚させる技法は妾が自ら編み出したものじゃが、何か老侍には通じる物があるかもしれぬのう。



 まだ落ち武者は完全に消え去ったわけではない、新たな落ち武者が現れ襲い掛かってくる、そこへルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)が背中の羽を羽ばたかせて空中を蹴るかのように現れる。
「腐れ野武士か。生憎と彼岸花の持ち合わせは無い」
 ルルティアが手に持った大鎌を振り回し落ち武者を薙ぎ払う、回転運動が加速を促し、加速が大鎌の威力を強くする。
「お主もまた江戸よりの使者か?」
 長景が上空のルルティアに問いかける、上から見上げるルルティアの太腿は何も履いていないように見えた。
「何、通りすがりの……花魁よ!」
「花魁?何故?」
 なぜこの片田舎に花魁が?と長景は疑問に思う、だが今の状況がそれを許してはくれなかった。
「まあ、先ほどの体捌きは見事な物であった、ご助力は感謝せねばなるまいて」
 回転によって距離を詰める歩法は侍の技術に通じる、それを空中でこなすのならば相当な使い手だろう、長景はルルティアの力を認めていた。
「礼には及ばぬ、それよりもこれを脱する方法を考えねばのう」
 落ち武者は数を増やしつつある、猟兵たちの出現により敵が焦りを見せているのか、はたまた全力で猟兵と長景を殺しに来たのか、戦いは激しさを増していく。

成功 🔵​🔵​🔴​

キーア・エントール
こんばんは、天よりお迎えに参りました

冗談はさておき、まずは脱出でしょうか
とりあえず憑いてきた霊たちに頑張って貰っている間に、お爺さんを安全な場所まで連れて行きましょう
何を以って感知しているかはわかりませんが、音を拾っているならば、騒霊の子に騒いで貰えば撹乱になるでしょう
恐怖を感じるだけの知性があるならば、振る舞いにてそれを与えて行動を鈍らせられれば御の字です
同意が得られれば、神格生誕の源にてお爺さんを隠してしまいます
一時ですが、我慢してください
貴方達の文化風に言えば、浄土や釈迦の掌みたいなものですので。

アドリブ、絡み歓迎


エリカ・ブランシュ
(※アドリブなど歓迎)

(正直……お化けとかは苦手だけど……)んな事言ってらんないわよね。
ここまで頑張って来たお爺さんを護るために【勇気】振り絞っていくわよっ!
「頑張って来た人が報われない未来なんて認めない!アタシが絶対にお爺さんの幸せな未来を護るんだからっ!」

とにもかくにもお爺さんを護らないとね。
オチムシャの攻撃を【盾受け】で防ぎながら、お爺さんを【かばう】事を最優先に動こうかしら。
他の皆がオチムシャを処理してくれるまで【時間稼ぎ】しつつ、余裕があればArtemisをぶち込んでやるわ!
「覚悟なさい!アタシの魔法は簡単には避けらんないわよっ!」



「お化けとか怖いし、苦手なんだけど」
 エリカ・ブランシュ(寂しさに揺れる白い花・f11942)はレイピアを抜く、その切っ先は微かに震えている、だがその足は確かに前を向き、落ち武者に向かって踏みこむ。
「頑張って来た人が報われない未来なんて認めない!アタシが絶対にお爺さんの幸せな未来を護るんだからっ!」
 自分を奮い立たせる言葉と共にレイピアで落ち武者の体を突く、レイピアは落ち武者の肩を貫くが落ち武者も刀を振って反撃する。
「キーア、お爺さんを安全な場所へ、ここはアタシが食い止めるから!」
 キーア・エントール(完全聖・f02455)は長景に近寄り肩を貸す。
「こんばんは、天よりお迎えに参りました」
 これは冗談ですが、と付け加え。
「失礼ですが長景様、貴方の知っている場所で安全が確保できそうな場所に心当たりはありませんか?」
「ふむ、それなら」
 突然現れた猟兵にすっかり慣れたのか、酒が残っているのか長景はキーアの問いにも冷静を保ちしばし考える。
「ワシの屋敷かのう、城は遠いし殿に万が一があってはワシは腹を切らねばならぬ、屋敷なれば今息子は城に詰めておる、妻は先だ照れてしもうたからワシ一人だけじゃ」
「そうですか、奥さんを……失礼しました」
 奥さんのことはつらいことを聞いてしまったと謝るキーア、そのすぐ先でエリカが落ち武者の刀を縦で防ぎながら叫ぶ。
「早くしなさいよ!こっちは必至に足止めしてやってるんだからね!」
「失礼、エリカさん、長景様御屋敷の場所を教えていただければ私が安全にお運びいたします、危険な物ではありませんのでご安心を」
 キーアは長景から屋敷の場所を聞くと光の環が長景の手に触れる、光の環に吸い込まれた長景は中の神殿に目を丸くする。
「こ、これは面妖な」
「はは、面妖と来ましたか、私には見慣れた光景なんですが、エリカさんこの場は引きましょう」
 キーアはエリカに声をかけて撤退の準備をしようとする、それを聞いたエリカは落ち武者を押し返してユーベルコードの準備に入る。
「オッケー!最後にこいつをぶち込んでやるわMagicCode・Artemis!!」
 レイピアの切っ先から放たれた魔法の矢が落ち武者を貫き、吹き飛ばせば落ち武者は動かなくなり霧散する。
「さっさと逃げるわよ、こんな真冬の田んぼ道じゃ寒くってたまらないわ」
 エリカは体を震わせてレイピアを腰に収めてキーアの後を追いつつ落ち武者の追手が来ないかを警戒しながら畦道を掛ける、今の所追手は来ない、長景の屋敷まで無事にたどり着くことができた。
「長景様、着きました」
 キーアは長景を神格生誕の源から出す、長景は周りを見渡せば確かに自分の屋敷だと確認する。
「いや、輿に乗っているかと思うほど快適であったわい、しかし」
 屋敷の塀の向こうから呻き声がする、落ち武者の声だ、キーアとエリカは武器を構える、エリカは長景に向かって言った。
「お爺さん、アイツらの狙いはアンタなんだから奥へ、大将なんだからドーンと構えてないさい、絶対アタシたちが守って見せるから!」 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『落武者』

POW   :    無情なる無念
自身に【すでに倒された他の落武者達の怨念】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    欠落の決意
【武器や肉弾戦】による素早い一撃を放つ。また、【首や四肢が欠落する】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    妄執の猛撃
【持っている武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルルティア・サーゲイト
「彼岸花の持ち合わせは無いが、別の花ならある」
 携えた大鎌を中空でゆらり、と振るう。当然、そこには何もなくただ空を斬るのみ。流れる動きで二度、三度と大鎌を振るう。
「天武に捧ぐ桜花の舞」
 その刃先から桜の花弁が散り、全てを魅了するように舞う。
「天武」
 そして、円を描く動きから垂直に飛び上り(見えそう)
「桜花陣ッ!」
 真下に大鎌を振り下ろす。地面に突き立てた瞬間、一瞬にして桜吹雪は消え、ただ斬られたという事実のみが残る。
「ふふ、見目の良さではコレが一番じゃろう。何せ、今宵の妾は花魁じゃからのう。美しく散らせてやろうぞ」


エリカ・ブランシュ
(※アドリブなど歓迎)

さてと、ここからがお爺さん防衛の本番ってとこかしら。
お爺さんだけでなく、家にも被害出さないようにしてあげたいところね。

とりあえず、オチムシャの気が向いてるお爺さんとその家から気を逸らすために、「どこ向いてんのよ!アンタ達の相手はアタシがしてあげるわ。纏めてかかってきなさいっ!」て、大声で宣言しながら【存在感】を出して、オチムシャを【おびき寄せ】たいわね。
あとは、オチムシャ達の攻撃を【オーラ防御】と【盾受け】で凌ぎながら、味方がオチムシャの処理してくれるまで【時間稼ぎ】するわ。
敵の攻撃を防ぎきれそうにない時はAigisで強引に防いでやるんだから!


大塚・霧華
「ふむ。…屋敷まで追いかけてくるとは殊勝な心懸けです。ですがこの先へは行かせられませぬ故、冥府に戻って頂きます。」

私は屋敷の門の前で待ち構えて来る敵を排除して行きます。落ち武者へ向けて一気に駆け抜け、『剣刃一閃』にて頭から股下まで一刀両断に。下手に部位だけを切り落すなどをせずに一撃一撃、相手を上から下まで真っ二つにするように斬り捨てていきます。

敵の攻撃は『見切り』にて刀で受け流したり、体捌きにて回避。
「……どれだけ数が来ようが同じこと。ここは通しません。」
この中に敵の親玉がいれば良いのですが、このような場所には来ないでしょう。一応、周囲の気配だけは探っておきます。


稲宮・桐葉
わらわも《機巧大狐ちゃん》を駆り長景殿の屋敷に向かうとしようぞ

屋敷近くの高台から敵に気づかれぬよう状況を確認じゃ
長景殿は屋敷の中、幾人かの猟兵も塀の内側に入っておるようじゃな

屋敷の動きに合わせてわらわも行動開始じゃ
《機巧大狐ちゃん》から《雷上動》を受け取り、一体ずつ狙い撃ち(【スナイパー】)してやろう
【早業】にて次々射倒してやるのじゃ

わらわの居場所を敵に悟られたようならば、孤立して囲まれてはかなわぬゆえ、《機巧大狐ちゃん》に跨り、屋敷の近くの猟兵と合流、連携するぞ

《神楽鈴》を振り奏で【破魔】を試みるぞ
効果が見込めなければ妖刀に持ち替え斬り込むのじゃ
UCも使い敵を攪乱しながら倒すのじゃ



 長景の屋敷、その正門の前にエリカ・ブランシュ(寂しさに揺れる白い花・f11942)が立ちふさがる。
「どこ向いてんのよ!アンタ達の相手はアタシがしてあげるわ。纏めてかかってきなさいっ!」
 正門から襲い掛かってくる落ち武者が数体エリカに向かってくる、その1体をレイピアを構えて迎え打とうとするエリカの目の前で。
 落ち武者の頭が吹き飛び、目の前を矢が霞める、事前に打ち合わせていたから誰が撃ったかはわかる、エリカは矢が飛んできた方向を向いて、ジェスチャーをする。
(ちょっと、目の前、危ないでしょ、もっと奥、奥の方狙って!)

「おい、エリカがなんかやってるぞ」
 稲宮・桐葉(戦狐巫女・f02156)の腰に差している妖刀ムラマサブレードが桐葉にエリカのジェスチャーを告げる、桐葉は屋敷近くの高台から己の愛用する弓、雷上動に次の矢を構え。
「まったくしょうがないのう、ちょっと掠めただけじゃろ」
「掠めるな!当たったらヤベーだろ!」
 ムラマサブレードの突っ込みに冗談じゃ、と一言だけ呟いて再び矢を放つ、今度は屋敷から離れた落ち武者の頭を一撃で射貫く、矢を引き、撃つ、これを数回繰り返し落ち武者の後続を確実に減らしていった。
「ほれ、これで文句なかろう?」
「ああ、これなら文句はねーぜ、それより落ち武者がこっち来てるぞ」
 桐葉の援護射撃の位置に気付いた落ち武者が数体高台に接近しているのをムラマサブレードが発見する、すると桐葉は大型2輪バイク、機巧大狐ちゃんに雷上動を格納、機巧大狐ちゃんのエンジンを掛ける。
「居場所がばれたならさっさと退散じゃ、屋敷に向かうぞ」
 高台を下りて全速で屋敷に向かう、その途中で落ち武者1体に出くわすが。
「飛びだし注意、機巧大狐ちゃんは急には止まれぬのじゃ!」
 そのまま跳ね飛ばし、落ち武者は空高く舞う、そして屋敷につくとエリカが正門を必死に守っていた。
「待たせたのうエリカ、ここからはわらわ参上じゃ!」
「あんたね!さっきみたいなスレスレの射撃やめてよね!アタシに当たるかと思ったじゃない!」
 エリカは桐葉が到着した瞬間怒鳴る、そして落ち武者の方を向いて。
「正門はアタシに任せて、あんたは西側、これでルルティアが東側に専念できるわ」
「そうか、了解した」
 桐葉は西門に以降とするがエリカの小さな一言を聞こえないふりをしていた。
「助かったわ、ありがとう、じゃとよ、ちゃんと礼も言えるではないか」
 西の塀の前に付くと桐葉は神楽鈴を鳴らし、落ち武者の魂を浄化する、正門に比べれば少ない数だったため守ること自体は容易、後は下手を打たない事、それを胸に桐葉は西門の守備に立つ。
「ここは通行止めよ!アタシが、絶対護るんだから!!」
 そしてエリカのMagicCode・Aigisが正門と正面の塀を完全防御形態で守る、正門前で仁王立ちするエリカに落ち武者たちも手が出せない状態だった。
「エリカさん、お待たせしました、長景殿は屋敷の奥にお連れしました」
 屋敷から大塚・霧華(人間の剣豪・f05077)が正門から刀、銘刀『華菖蒲(ハナショウブ)』を抜いて上段に構え一刀両断、落ち武者は唐竹割りで真っ二つに切り捨てられる、霧華の剣刃一閃は落ち武者の残存勢力を次々に切って行った。
「さすが、これなら私は屋敷を守るのに専念できるって物だわ」
 攻撃は霧華、防御はエリカ、正門の攻防は猟兵が優勢を維持していた。
「さすがにこの中にはいないようですね」
 霧華は戦いの最中でも周囲の気配を探る、この中に親玉がいないかを警戒していた、近くには感じない、だがどこか遠くで違う視線を感じる、それは少しづつだが敵意を強めているように感じた。
「このままいけばこの視線の主も出てきそうですね、備えなければ」

「彼岸花の持ち合わせは無いが、別の花ならある」
 ルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)は屋敷の東側の塀の上で大鎌を2,3度宙に振る、そうしているうちにいつの間にか辺りには桜の花びらが待っていた。
「天武に捧ぐ桜花の舞」
 ルルティアは塀の上から垂直に飛び上がりくるりと回転、際どいアングルだがギリギリ見えていない。
「天武桜花陣!」
 桜の花びらが舞い散り、花びらが消えた後には落ち武者たちは切られたという事実と共に細切れになっていた、大鎌が桜の花びらとなって落ち武者たちを切っていたのだった。
「ふふ、見目の良さではコレが一番じゃろう。何せ、今宵の妾は花魁じゃからのう。美しく散らせてやろうぞ、これにてこっちの敵はあらかた片付いたのう、次に備えるとするか」
 まだ黒幕が残っている、これだけ計画を台無しにしてやったなら必ず現れる、ルルティアは既に次の戦いに備えていた。

「ふう、これでひとまず安心かと」
 霧華は落ち武者を壊滅させ、後続も来ない事を確認すれば刀を修める。
「しかしまだ黒幕が残っておろう、これで終わりなどありえん、これからが本番じゃろう」
 ルルティアも正門に移動して大鎌を構える、機巧大狐ちゃんに乗った桐葉も同じ考えのようで警戒を解いていなかった、そこに空気を裂くような音がした。
「危ない!」
 エリカが身を挺して矢を縦で防ぐ、その正面に今までの落ち武者とはまた違う気配を感じた、霧華は再び刀を抜く。
「落ち武者を倒されて謀を台無しにされたから痺れを切らしたようですね、皆さん、気を付けてください、こいつが恐らく今回の黒幕です」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『刻命』の阿頼耶識』

POW   :    私は今、『禁忌の果て』に至る
対象の攻撃を軽減する【半人半獣の戦闘形態】に変身しつつ、【蒼炎を纏った矢】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    『刻命』よ、力の一端を開放しなさい
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【仮初の命を与えた絶対服従の傀儡】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
WIZ   :    では…切り札といきましょう
自身が戦闘で瀕死になると【自身と全く同じ姿をした2体の分身】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はセリオン・アーヴニルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 青い髪に手に弓矢を持った青年『刻命』の阿頼耶識は猟兵たちを見据える。
「こんな片田舎までやってくるとは猟兵も随分ヒマとお見受けします、しかしここまで計画を台無しにされた以上私自らが動かざるを得ない」
 阿羅屋敷は矢をつがえ、猟兵たちを睨みつける。
「ここで猟兵を打ち倒せばもう怖いものはありません、この屋敷の老人どころかこの小藩全てをわが刻命で生ける屍といたしましょう!」
ルルティア・サーゲイト
「生憎と片田舎とて見過ごせぬのが我等猟兵と言う物。我等の事を思うなら大人しく斬られてくれれば良い」
 大鎌を構え、
「無論、そんな戯言を聞くとは思っておらぬが」
 距離を詰めるべく跳躍する。さて、そのまま詰めさせてくれるなら死閃永断衝でばっさり斬るのじゃがそうもいくまい。得意の弓矢で叩き落としにかかる筈。
 その矢を大鎌で受け止め、そっくりそのまま送り返す。それが、
「牙を滅する障壁と為せ、滅牙絶障壁ッ!」
 遠距離攻撃しか取れぬが、遠距離戦闘を主としない妾の持つ唯一の遠距離への反撃専用技である。


エリカ・ブランシュ
(※アドリブなど歓迎)

アンタみたいなのが居るからこっちはヒマできないのよっ!
それに、アタシ達猟兵と、お爺さん。どっちも簡単に倒せるなんて思わないことね!

アイツの攻撃……。飛び道具なのは厄介なとこね。
味方の方にアイツの矢が飛んで来たらアタシが【盾受け】しながら【かばう】ようにしようかしら。
その時は【オーラ防御】で防御をさらに固めとくのも忘れないようにしないとね。
あとはアイツが隙をついてお爺さんのところに行かないように、チャンスがあればGleipnirを撃ち込んで鎖で繋いでやるわ。
アタシとアイツが鎖で繋がるからリスクはあるけど……。それは【覚悟】の上で護りと援護に徹するわよ!


稲宮・桐葉
つまらぬ御託に、小さき野望
お主の様な小物に猟兵は負けはせんのじゃ!
狐耳を指でもぞもぞ掻きながら阿頼耶識のセリフを聞き流し、鼻で笑って挑発してやるのじゃ
無駄にプライドが高そうじゃし少しでも冷静さを失ってくれたら儲けものなのじゃ

敵は弓矢を使うか…
…まぁ、わざわざ同じ土俵に上がってやる事もあるまい
腰の《ムラサマブレード》を抜き『真の姿』解放からのUC発動じゃ!
高速移動で敵の懐に飛び込み接近戦に持ち込むのじゃ
間合いを取られても、ムラサマブレードの絶叫からは逃れられまいて

ムラサマブレードよ、日ごろ我の命を削っている分はしっかり働いてもらうぞ
刀が折れる勢いで敵に打ち込むぞ


負傷時は《聖朱紋》にて傷を癒すぞ



「つまらぬ御託に、小さき野望、お主の様な小物に猟兵は負けはせんのじゃ!」
「生憎と片田舎とて見過ごせぬのが我等猟兵と言う物。我等の事を思うなら大人しく斬られてくれれば良い」
 稲宮・桐葉(戦狐巫女・f02156)とルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)は阿頼耶識の言葉を鼻で笑い桐葉は狐耳を指で掻きルルティアは欠伸をかみ殺す、御託には付き合っていられないと言わんばかりの態度に阿頼耶識は己のユーベルコードを発動させた。
「その減らず口もすぐに叩け無くして差し上げます、私は今『禁忌の果て』に至るのだから!」
 阿頼耶識は自らの姿を半人半獣の戦闘形態に変え弓を引く、蒼炎を纏った矢を数本同時に引き3人に放った。
「エリカ、屋敷に流れ矢が来ないように頼むぞ、妾にはこれがある」
「これって何よこれって」
 エリカ・ブランシュ(寂しさに揺れる白い花・f11942)文句は言うがルルティアの技量は信じているし、この場でハッタリは言わないだろうと飛んでくる矢を盾で受け流し、屋敷にも飛んで行かないようにオーラで防ぐ
「これとはこれじゃ!牙を滅する障壁と為せ、滅牙絶障壁ッ!」
 ルルティア・サーゲイトが大鎌を構える、飛んできた矢を大鎌で受け止めれば矢は阿頼耶識へと跳ね返っていった。
「何!私の矢をそのまま返したですって、だが!」
 阿頼耶識は帰ってきた矢を素早く次の矢を放ち鏃を合わせて弾いた。
「ほう、口だけではなかったようじゃな、だが、それで安心して隙を見せるのが3流じゃ、今じゃ桐葉!!」
「承知!行くぞムラマサブレード!わらわの命の分きりきり働け!」
 桐葉は真の姿を解放し一気に阿頼耶識の懐に入る 、ムラマサブレードを全力で振るう、真の姿の力で振るわれるムラマサブレードは青い闘気を纏いその刀身を軋ませ。
「いたたたたたた!桐葉、お願いだからもうちょっとソフトに!優しく!折れる、折れるから!ぽきっと行くから!」
「大丈夫行ける行ける、刀身が軋むとか気のせいじゃ」
「確実に軋んでるって!俺の寿命が先に終わるから優しく!」
 ムラマサブレードの絶叫が響き渡る。
「くっ!狐に懐を取られるとは」
 阿頼耶識は慌てて距離を取ろうとするが右手に光の環を繋げられ引っ張られる。
「MagicCode・Gleipnir、逃がさないっての、弓を使う以上距離は取らせないわよ、アンタみたいなのが居るからこっちはヒマできないのよっ!それに、アタシ達猟兵と、お爺さん。どっちも簡単に倒せるなんて思わないことね!」
「この、小娘が!!」
 パワーでは阿羅屋敷の方が上、エリカは逆に少しづつ引きづられてしまう。
「ちょ、力負けするんなんて、このままじゃ」
 阿頼耶識の右手が弦にかかって弓矢を引かれようとする、だが阿頼耶識は頭部に生暖かい感覚を感じた。
「妾がいることを忘れるとは弓主として未熟、視野を広く持たねばならぬぞ」
 ルルティアが阿頼耶識の頭部に足を絡めて乗っかる。
「あなた、履いてな」
 阿羅屋敷が言葉を言い終わる前にルルティアは足を阿頼耶識の首に絡めたまま前方へ回って阿頼耶識を投げ飛ばす。
「よし、ナイスじゃルルティア、エリカ、派手に飛ばすでな、お主も飛ばされたく無かったらそのユーベルコードを外しとくのじゃ!ムラマサブレード!本気の絶叫を聞かせてやろうぞ!」
 桐葉の妖刀哭尸 ~刀舞・怨反し~による音波の衝撃が阿頼耶識を直撃、襟かは直前で光の輪を外し、阿頼耶識は地面の何度かバウンドして遠くまで吹き飛ばされる。
「やったか!」
 ムラマサブレードが言うと桐葉は露骨にいやそうな顔をして。
「フラグを立てるなバカ者」
 血まみれだがまだ戦闘が可能だとばかりにゆっくりと歩いてくる阿頼耶識の姿が近づいてくる。
「戦いの最中にやったか、は禁句ってよく言うけどホントだったわね」
 エリカは遠距離からの矢の攻撃に備えその動向をじっと見守っていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

コロッサス・ロードス
「此処は御老体がその生涯をかけて守り続けた場所。
 貴様如き人面獣心の輩が奪って良い物など塵一つ無いと知れ」

●戦術
『武器受け』『盾受け』『オーラ防御』等の防御技能を活かす為、また仲間を『かばう』事で被害を抑える為にも、敵に肉薄して『おびき寄せ』攻撃を誘う

●攻撃
初撃は『怪力』『鎧砕き』で防御を崩し、二の太刀で防御の隙を突く『2回攻撃』を通常攻撃の基本型とす

敵の攻撃型コードに対しては、弓を構える等の所作を素早く『見切り』、『カウンター』を合わせる為に相討ち『覚悟』で敵の懐に飛び込み、『捨て身の一撃』【黎明の剣】を放つ

「俺はこの地に縁も所縁も無い……だが、今は御老体に代わってこの地を守る剣と成ろうぞ」


ルルティア・サーゲイト
「ふふふ、妾の秘密を知ってしもうたか」
 まあ、隠す気が無いが。
「今宵の妾は花魁。代金は安くないぞ、その首を頂く!」
 無論、既にはいてないので最大戦速である。分身を盾にしようがばっさり斬り捨て本体の首を狙う。
 それに、
「滅牙絶障壁、忘れてはおらぬじゃろうな?」
 分身を盾にして本体が弓を番えようとも妾にはコレがある。元々飛び道具相手に距離を詰める訓練はよくしておる。縮地法はその結実である。
「小藩全てに野心が留まる小物よ。何事も為せずに散るがよい。残影舞踏陣ッ!」



 阿羅屋敷は決して軽くないダメージを負っていた、だがその足を止めることは無い。
「まだだ、まだやれる」
 人への憎悪、これだけを胸に歩き続ける、そこに人影が見える、阿頼耶識に味方はいない、ならば。
「新手か」
「いかにも、此処は御老体がその生涯をかけて守り続けた場所、貴様如き人面獣心の輩が奪って良い物など塵一つ無いと知れ」
 コロッサス・ロードス(金剛神将・f03956)はその2メートル近い巨体を震わせ愛用の剛剣『終焉砕き』を抜き阿頼耶識に肉薄する、終焉砕きを一振りする、阿頼耶識は咄嗟に刻銘で受けるがその重さに手にしびれを感じ、動きが止まる。
「隙を見せたな」
 コロッサスは終焉砕きを横薙ぎぎに振り阿頼耶識の胴を狙う、阿頼耶識は辛うじて後ろに飛んで直撃だけは避ける。
「躱したか、次は無いと思え」
 コロッサスは終焉砕きを再び構える、そこへ後ろからルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)が屋敷から離れ追いついてきた。
「援軍か、ありがたいことじゃ」
「味方、だな俺はコロッサス・ロードスだ」
 コロッサスはルルティアの格好には猟兵にはよくある事としてさして気にせず、ダッシュで阿頼耶識との距離を詰める。
「そう慌てるな、2対1じゃぞ」
 コロッサスよりも早く、キマイラの翼と独特の歩法による縮地法により阿頼耶識に接近する。
「今宵の妾は花魁。代金は安くないぞ、その首を頂く!」
 ルルティアは阿頼耶識の首めがけて大鎌を振るう、阿頼耶識はその一撃を屈んで躱しにやりと笑う。
「2対1?違いますね、2対2です」
 阿羅屋敷は自分と同じ分身を呼びだし、ルルティアの背後から弓を放とうとする、後ろから追いかけたコロッサスがその様子を見て全速力で駆ける。
「背後からの奇襲、ここは戦場だ、卑怯とは言わん」
 コロッサスがその矢を撃った瞬間素手で掴んだ、矢の蒼炎が皮膚を焦がすが表情一つ変えることは無く懐に飛び込む、阿頼耶識の分身は虚を突かれたのか容易く懐に飛び込まれ。
「我、神魂気魄の閃撃を以て獣心を断つ」
 コロッサスは紅き神火と払暁の輝きを宿す神剣を顕現させる、その力は30センチしか届かないが、その距離ならば必殺。
「食らえ!黎明の剣!」
 コロッサスの黎明の剣が阿頼耶識の分身を貫き、一撃で分身を吹き飛ばす。
「馬鹿な、一撃ですと」
 秘策として出した分身を一撃で消し飛ばされた阿頼耶識は一瞬呆然とする、その隙をルルティアが見逃すはずが無く。
「戦いの最中に目の前を見ておらぬ、小藩全てに野心が留まる小物よ。何事も為せずに散るがよい。残影舞踏陣ッ!」
 大鎌が阿頼耶識の胸を切り裂く、履いてない故の最大速度、阿頼耶識が辛うじて後退するが膝を付いて息を整え立ちあがる、追い詰められているのは明白だった。
「ふふふ、妾の秘密を知ってしもうた以上生かしてはおけんからのう」
「秘密?何だそれは」
 コロッサスがルルティアの横に立って秘密とは何かと聞く、ルルティアはにやりと笑い。
「秘密じゃ」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

メルフローレ・カノン
押しかけ助っ人の形で恐縮です。
目前のオブリビオンを撃破すればいいのですね。

私の得物は主にメイスですが
状況次第で予備武器の剣も活用します。

敵は矢を射てくるようですので
[見切り][武器受け]を活かしてかわしたり
[なぎ払い]で矢を払ってしのぎます。
攻撃を耐える状況になったら【無敵城塞】で耐えます
他の方の負担を減らし、攻撃の糸口になれば幸いです。
「ここは堪えてみせます。

攻撃に際しては、
[力溜め]の上で、[2回攻撃][鎧砕き]を活用して
ガンガン殴っていきましょう。
[気絶攻撃]で敵の体や武器を打ち動きを鈍らせて
これも他の人の攻撃の支援とします。


大塚・霧華
「貴方の力はこの程度ですか?…大技であれば見せて頂きたいものです。」

 皆さんが追い込んでくれましたので、数太刀切り結んでから敵の切り札を誘います。相手も瀕死なら使ってくる技を。そのタイミングで一気に駆け寄り、私の技の一つ「封魔斬撃「凛華・一閃」」を発動。相手に一太刀与えるなりWIZの技を封じる技。もちろん自分の寿命も対価に支払うのですが…。

封じられたことによる動揺の隙に、敵を一気に斬り伏せます。
そして、私も軽く吐血。
「くふっ…。この技の反動は重いですね。阿頼耶識とやらとの命なら対価としても悪くはないですか。」

終わった後は死した者達(怨霊も含めて)への供養を坊主にお願いして祈祷をあげておきます。



「貴方の力はこの程度ですか?…大技であれば見せて頂きたいものです。」
  大塚・霧華(人間の剣豪・f05077)は阿頼耶識に刀を向けて見据える、追い込まれた阿頼耶識は弓手に力を入れて弓を引き、矢に蒼炎を纏う。
「敗れた切り札は2度と使えない、そう思っているようですね」
 阿羅屋敷は再び己の分身を出そうとする、阿頼耶識の蓄積したダメージと疲労が生んだ隙を霧華は見逃すことは無く懐に詰め寄る。
「我が一閃、体を斬るだけにあらず。…凛たる華の刃にて魔を斬りて封となす」
 霧華の刀が阿頼耶識を襲う、阿頼耶識は辛うじて後ろに引いて避けるが僅かに掠めた切っ先が薄皮一枚届き頬を切る。
「いい踏みこみでしたが残念でしたね、ここからは私の、何?わが分身が!」
 出現しかけた阿頼耶識の分身が霧となって消える、霧華はもう一歩踏み込んで袈裟切りに刀を振るい阿頼耶識をその刃が捉えた。
「封魔斬撃『凛華・一閃』あなたの力、封じさせていただきました」
 霧華の口から血が滲む、封印を施す代償として生命力を削るユーベルコードは維持するだけでも体力を消耗していく。
「勝負を焦りましたね!」
 霧華の消耗をチャンスとばかりに阿頼耶識の矢が霧華を目掛けて飛ぶ、その矢は霧華の体に突き刺さろうとした。
「おおっと危ない、押しかけ助っ人メルフローレ・カノンただいま参上!」
 メルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)の無敵城塞が阿頼耶識の矢を弾いた。
「助太刀痛み入ります、あと少しですご助力願います」
 霧華はカノンに礼を言い呼吸を整える、カノンはメイスを抜いて霧華に微笑み。
「とにかくあの目の前のオブリビオンを倒せばいいのですね、それじゃ行きます!」
 カノンはメイスを振り被り阿頼耶識に打ち下す、阿頼耶識は弓で受けるがメイスの重さと衝撃には不慣れなのか、ダメージの蓄積が限界に達しようとしているのか防御に専念して攻撃をしようとしなかった。
「もう限界みたいですね、これでトドメです!」
 カノンはメイスを上段に構えて振り下ろそうとする、しかし阿頼耶識はその瞬間前蹴りでカノンの鳩尾を蹴る、思わぬカウンターにカノンの呼吸が一瞬止まって攻撃も途切れる、阿頼耶識は蹴りの反動で間合いを取った。
「はぁ、はぁ……まだです、まだ負けるわけにはいきません」
 なりふり構わぬ行動、阿頼耶識が追い詰められている証拠でもあった、呼吸を整えた霧華はカノンの隣に移動して背中を擦る。
「けほっ、けほっ、すみません、だけどもうすぐですよ、かなり追い詰められています」
 呼吸を整えたカノンは涙目になりながらもメイスを構える。
「ええ、だが窮鼠猫を噛むと言います、ここからは詰めろですよ」
 将棋ならもう詰めの段階、だからこそ慎重に、霧華の目は決して油断を感じさせることは無かった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アス・ブリューゲルト
俺の力はいらないかと思ったが、後一押しが必要なようだな。
敵が仲間達を狙った瞬間、弾幕でガードする。
「残念だが、俺もいるんでね」
弓矢と銃弾の応酬になると思うが、見切りも使って、精一杯、傷ついた仲間に当たらないよう、二丁の熱線銃で応戦。
両足がサイボーグでよかった。走って相手のスタミナを切らしたところで、両手で銃を構えて、撃つ……振りをして全力のサイコキネシスを放つ。
「だまし打ちってやつだな。貴様もよくやる手だろ?」
とにっと笑みを浮かべる。
「貴様がするように、俺達もやらないと誰が言った?」
可能であれば、たたみ込むように弾を撃ち込みながら、止めと言わんばかりのサイコキネシスを放つ。
「後は頼んだぜ?」



 アス・ブリューゲルト(サイボーグのフォースナイト・f13168)はこれが猟兵としての初陣だった。
「初めての仕事でこの鉄火場とは中々ハードじゃねえか」
 敵はすでにボロボロ、これを美味しいと捉えるかはこれから次第。
「まだだ、まだ私は負けるわけにはいかない」
 阿羅屋敷はすでに気力だけでその身を支え弓を引く、後ろでダメージを受けている仲間が射線に入らないように2丁のブラスターを打ちながら阿頼耶識の撃つ矢を射抜く、阿頼耶識もまた最後の意地か、2丁拳銃の弾幕にも劣らないスピードで矢を撃ち続ける、だが蓄積したダメージは阿頼耶識の体を先に限界へと向かわせていた、弓を引く手は握力を失い弓の勢いが落ちる。
「今だ!」
 アスは両手でブラスターを構える阿頼耶識は最早反射と本能で弓を引く、ブラスターよりも早く矢を放てば勝てる、そう思わせた事自体がアスの計画通り、アスの全力のサイコキネシスが阿頼耶識のホディを貫く。
「だまし打ちってやつだな。貴様もよくやる手だろ?」
 アスはにっとした笑みを浮かべとどめを刺そうとありったけのブラスターの弾丸を阿頼耶識にに叩きこみ、最後のサイコキネシスが阿頼耶識を遥か後方に吹き飛ばす。
「まさか……この私が、こんな所で」
 阿羅屋敷はこの言葉を最後に動かなくなる、アスはブラスターの最後の一発を阿頼耶識の眉間に打ち込んで。
「後を頼む、事も無いな」
 アスの初陣はオブリビオンに最後のとどめを刺す大手柄となった。

 猟兵達は長景に妖異、オブリビオンの退治が完了したことを報告し、それぞれの下いた世界に帰って行った。
 長景は後に日記にこのような記述を残している。
 
 隠居の日、妖異に出合う、されど助太刀が有りこれを退けて候
 在る者は大鎌を持ちし花魁の姿をして候
 また在る者は金色の髪のくのいちに候
 また在る者は黒髪の凛とした女武者に候
 また在る者は口を聞く面妖な妖刀を携えた妖狐に候
 また在る者は銀の髪と細き針の如し剣を操る女子に候
 また在る者は五尺に届く偉丈夫に候
 また在る者は背中に白き羽を生やした妙齢の女に候
 また在る者は珍しき形の実棍を持ちし女子に候
 また在る者は二丁の短筒を操りし若き男に候
 何れも姿形は違えど強者にて候

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月27日


挿絵イラスト