「こんにちはですの。皆様お集まり戴き感謝ですわっ」霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)は笑顔を絶やさず猟兵達を迎えるとどこからか黒服がやってきてお茶を淹れていく。のんびりしているわけにはいかないが……と思いつつ流されお茶の時間が終わったところでようやく話が始まるようだ。
「みなさまには桜ミラージュでの事件を解決してほしいですの。被害者になる予知が出た方々は事前に保護し安全は確保できてますの。ただ、犯人が影朧である事が確認されている以上このままにはしておけませんわっ」報告書を読み思わずぐっと力を込めてしまう。肝心の作戦がまだなので慌てて報告書を広げ咳払い。こほん、とわざとらしくした後にこう続ける。
「みなさまには被害に遭う方々の代わりに被害者になって影朧を退治してほしいですわっ」予知によれば連続殺人事件さえ起きれば影朧は姿を現すらしい。猟兵であれば普通の人間が死ぬようなことに遭ったとしても生還できるだろう。多分……。
「皆様にはこのガラス細工を収集している資産家が所有している屋敷のお客様や関係者などとして過ごしてほしいですの」ちなみにこの他にも色々な物を収集しては館まるごとコレクションの展示に使うという何でも集めなければ気が済まない困った人物が所有者らしい。今回の件に関しては犯人というわけでもないので所有者については特に触れなくていいだろう。
まずこの館の客として振舞って目立つような行動をしてほしいということ。いかにも被害に遭いそうな客として犯人にアピールしてみるといいだろう。名探偵役をしてもいいし謎の人物でも意味ありげな話をする人物を演じてもいい。ドラマに出てくるようないかにもなフラグを立てて気を引くのもいいかもしれない。
「それではみなさま、がんばってこの事件を解決してくださいですわっ」事件は事件、楽しみにしてはいけないと思いつつ結末を気にしながら送り出すちさであった。
きりりん
おひさしぶりです。
色々ありましてやっと二つ目のシナリオが出せます。不慣れなところもあるとは思いますが頑張りますのでよろしくお願いします。
一章はまず館へと向かいお客または関係者として振舞ってください。内容は自由ですが犯人(影朧です)が連続殺人のターゲットと選びたくなるような行動をするといいでしょう。ドラマとかで被害に遭う登場人物のようなありがちなもので大丈夫です。ネタが被っても気にしない方向で好きな事をしてみてください。掃除のボランティアの成果は評価に入りませんので登場人物としての振舞いのみでも参加可能とします。
二章はいよいよ事件が起こります。犠牲になる(ふりをする)のは猟兵のみなさまです。犯人を捜しにいって返り討ちに遭うのもよし、こんな死のトリックに引っかかって死んでみよう、とかそういうので楽しみつつやられてしまってください。プレイングに引っかかりたい死のトリックがあればそのように犠牲になるかもしれません。
推理を働かせて事件の解決を目指して生き残る探偵役はいません。
参加者のみなさまは等しく何かしらが原因で犠牲になりますので絶対敗北は許されない、ふりでも死にたくないというキャラクターの方はご注意ください。
三章はいよいよ連続殺人を成功させた(と思ってる)影朧が姿を現します。動機とかは喋るかもしれませんし、喋らないかもしれません。ドラマっぽい展開を続けてもいいですし戦闘でとにかくやっつけてやる、でもいいです。見事ボスを撃破したらクリアとなります。
ガラス細工等は特に内容には関係がないので触れなくても話は進みます。
所謂エロ方面のきついプレイングはマスタリングか不採用になります。普通のプレイングはなるべく採用します。
未熟ではありますが本シナリオでは参加者の皆さまよろしくお願いします。
第1章 日常
『掃除のボランティア』
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POW : 花弁を一気に集めて! 一気に処理する!
SPD : 東奔西走。花弁がある場所に急行する。
WIZ : 花弁の位置を魔法で特定したり、使い魔等を向かわせたりする。
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フロッシュ・フェローチェス
※アドリブOK
ずいぶん奇妙な……けど猟兵だからこそ出来る事、ね。
事件が起こるなら見過ごせないか、アタシなりにやってみよう。
そも自分は人間じゃなくて――っとここが例の屋敷?
これが、ガラス細工?予想してた物よりずっと精巧で……生き生きしてる。こういう技術もずっと受け継がれてるんだな。良い機会だ、じっくり見て行こう。
アピールは……この格好で来てるんだし、それっぽく振舞ってみるか。
――最近巷の噂から妙な情報が出て来てね。
怪しい場所がここ含め複数あったから、下見に来たんだ。
ああ、別に心配はいらないよ?
アタシはこれまで数々の事件を解決してきた。誰であろうが遅れは取らないね。
……なんて振舞えば良いかな……?
篁・綾
POW分野に。
アドリブ連携歓迎で。
一人旅の女学生風を装ってお客として潜入しましょう。
一人旅の娘はさぞ無防備に映るでしょう・・・たぶん、きっと。
…まず娘の一人旅があるのかどうかという問題もあるけれど。
UDCでは普通にあるようだし、多分大丈夫でしょう…
…異質に映っていたらどうしようかしら。
細かい世情はよくわからないのよね。
まぁ、物憂げな演技をしたりしながら、それとなく周囲の【情報収集】をしつつ、出方を見ましょう。
後で役に立つかも知れないし…
まぁ、【誘き寄せ】は得意な方だから…なんとかなると信じたいわね。
●ある館にて
ここ、サクラミラージュのとある自然豊かな景色。この中にその館は存在する。この一角にはカフェや土産物屋などもあるらしい。ガラス細工収集家の屋敷にて予知がなければ死亡していた者に代わり猟兵が一人、この屋敷を見上げる。
「ここが例の屋敷ね。悪くないわ」そう呟くのはフロッシュ・フェローチェス(疾咬の神速者・f04767)である。
「お嬢様、本日はよくいらっしゃいました。ご主人様のコレクションはこちらで公開しておりますのでごゆるりとお過ごしください」入り口で執事らしき人物に迎えられ案内をされる。そのまま屋敷の案内図を受け取り展示室に向かうと無数のガラス細工に迎えられる。屋敷の中も豪華な作りではあったがここは独特な空気を感じられる。
「どんなものかと思ったらこれがガラス細工?」予想していたよりも精巧で職人の技を感じられる作品に驚き一つ一つ眺めていく。よい機会を得られた、そう思うと今回の仕事は悪くない。次の作品へと視線を向けるとそこに自分以外の客がいるのに気付く。
女学生を装った篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)も気付き軽く会釈をしてそのまま作品を眺めるのを再開する。入り口では一人旅の女学生でこの館のガラス細工に興味があってきたと伝えると「たまにそういう方もいらっしゃいます」と返事がありと特に問題もなく入ることができた。ここでは女学生で通したほうが良さそうだ。
今のところフロッシュの他には少し離れたところで男女一名ずついて何か話しているのを確認した。こちらも気になるところだが……。
フロッシュは綾に近づき「最近妙な情報がいくつかあってね。ここから下見にきたんだ」と話しかける。どちらもすぐに猟兵だと気が付きつつ意図を察して話を合わせ『今回の噂』について誰に聞こえてもいいように話をする。
「アタシはこれまで数々の事件を解決してきた、今回ももちろん解決する。アタシが後れを取るわけないさ」自信満々の表情でそう言い切り再びガラス細工を眺めつつ調査を再開する。
綾は聞いた話に不安そうな動きをしてみたり何か気になる部分はないか調べてみた。ガラス細工の展示室には一見何もないように見える。しかし何かが気になる。よくわからないのだがここでも何か行われるような気がする。
そこで男女は話が終わったようで男性のほうがこちらに向かってくる。ここで話しかけ何か聞き出せないか、そう思って近づくと
「あんたも死にたくなければ早く帰ったほうがいいんじゃないか」と言うだけ言って去っていってしまった。
影朧が現れるまであとどれくらいだろうか。作戦は把握しているが迫る危機に緊張せずにはいられなかった……。
大成功
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心禰・白雨(サポート)
14歳の羅刹の男の子です。
むかし行方不明の妹に髪を結ってもらう約束をした為
伸ばし放題の白い髪が特徴です。
前向きでやんちゃな俺様っ子ですが
白黒はっきりしない事は嫌いで
困ってる人を見過ごさない正義感はあります。
文化的にはサムライエンパイアとUDCを少し履修していて。
初めて見る別の世界の物には驚き興味津々です。
特技は力持ち。
戦闘では糸を操る器用な事もできますが。
殴ったり握り潰したりする方が得意です。
良俗に反するような事でなければ
行動やリアクションにNGはありません。
どうぞよろしくお任せいたします。
山梨・玄信(サポート)
ドワーフの破戒僧×シーフ、13歳の男です。
普段の口調は「おっさん(わし、お主、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?
戦闘では気の放出による範囲攻撃と、拳での2回攻撃を好んで使用。技能の攻撃で牽制してから、UCでとどめを刺すスタイルです。
防御は見切りと第六感による回避と、オーラ防御と激痛耐性による受けを行います。
事件解決には、地道な聞き込みや正面からの説得を好んで行います。逆に搦め手は苦手です。
ネタやギャグではお好きな様に動かしてください。容赦なく酷い目に遭わせても構いません。
色恋沙汰とお色気には無関心。リア充は爆破します(RB団員)が過激な事はしません。
アドリブ、絡み歓迎です。
●訪問者
先の二人が館の中を新たな訪問者がやってきていた。一人は長く白い髪が特徴的な少年。彼は初めて来たサクラミラージュの桜を眺めている心禰・白雨(赤糸結び・f02212)。もう一人の来客がきたのをきっかけにその様子を見ることに興味が移っていった。
入口の執事らしき人物は
「本日はよくいらっしゃいました」
先ほどと同じように案内をする。だが今回は少し様子が違っている。
「わしはこの館である噂を聞いて聞いてきたんじゃが何か気付いた事はないじゃろうか?」
口調からしておっさんぽさが溢れている少年に会い戸惑いを見せている。山梨・玄信(ドワーフの破戒僧・f06912)はまず入口で聞き込みをすると決め一つ一つ地道に聞き込みをしていく。白雨と比べると見た目も背もかなり違うが実は玄信のほうが一才年下である。
「は、はぁ。そう言われましても……。私も先日よりこちらにお仕えしておりまして……。何やら急にこちらの館で欠員が出たとかなんとか。私もプロでございますからたとえ何があろうとも仕事は全うさせて頂きます」
年ははるかに上に見えるが物怖じせず、腕組みをしながら質問をぶつけては考え頭の中で確認していく。そのように振舞い探偵役として見せるつもりなのだ。
「そろそろ中入ろうぜ。大した事知らねーみたいだしよ」
白雨もいつの間にか玄信の隣にきていて切り上げるようにと話に入ってくる。
「うむ、いろいろすまんのう。どれ、わしも館の中を見せてもらうかの。」
これまでの調査では重要な話は聞けなかったものの館での調査としては十分だろう。館の中でも続けていけばいずれ向こうからやってくるはずなのだ。
「せっかくだし俺もこの中見せてもらうぜ。面白いもの、あるんだよな?」
白雨もそう言うと屋敷の中へと踏み出す。
「ではこちらへ。案内図はこちらでございます」と案内図を渡される。
よく見るとこの執事、かなり体格がよくこの仕事をする前は何か特殊な仕事をしていたのではと感じられ動きにも無駄がない。
「わしも鍛えておるほうじゃがお主も相当じゃな。」
玄信がそう声をかけると
「いえいえ、私などとても……お客様のほうが鍛えておられるようで素晴らしく思います」
笑顔で執事はそう応じる。鍛え上げた肉体を披露すべきか、そんな事を玄信は考えていたが
「ではこちらへ」と館の中へと押し込まれてしまう。ここは素直に中の調査をしたほうがいいだろう。
「ところでここの客はどのような客が多いじゃろうか?」
玄信は最後にこう質問する。
「学生さんからお年寄り、カップルもいらっしゃいます」
変わらず笑顔でそう答える執事。白雨は可愛い子が来ていればラッキーだぜ、と期待しおじさん達?のやりとりはスルーする。
「カップル……じゃと?」
だが玄信の何かに火をつけてしまったようだ。
「……当館でのトラブルは困りますゆえ」
この館の危機を感じ取った執事はそう呟くのだった。
成功
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鵜飼・章(サポート)
僕は鵜飼章。現代地球人の男。
職業は絵本作家で趣味は一人旅。
ステシも参考に自由に動かしてね。
●性格
『マイペース』『良くも悪くも人間離れしてる』ってよく言われる。
焦ったり怒ったり、その他激しい感情を覚えることは無いかな。
【コミュ力】や【優しさ】で誰にでも人当たりよく接するよ。
●行動
話術で敵や人を動かしたり、鴉や虫を使った偵察や小細工が得意なんだ。
魔導書【自然数の集合】で色々な動物を出せるから必要なら使ってね。
戦闘には動物も使うけど【早業/投擲】で物理攻撃もする。
痛覚は鈍いけど打たれ弱いから、攻撃は受けずにかわすタイプ。
何でもやってみたいから日常も楽しみたいな。
UCはMSさんが使いたい物を使ってね。
●最後の訪問者
何人かの猟兵を迎えそれぞれの行動を開始した頃、また一人この屋敷へと辿り着く物がいた。
「なかなか面白い屋敷だね。絵本の題材にするには向かないが楽しませてもらうよ」
鵜飼・章(シュレディンガーの鵺・f03255)は屋敷を見上げそう呟く。屋敷へと入る前にネイルカラーを塗り、さりげなく屋敷の周囲を確認させていた鴉から情報を回収する。
「本日はよくいらっしゃいました。お客様はお一人ですかな?」
笑顔でそう迎えられ、
「そうだね。僕は一人旅が趣味でね。面白いと噂される館を見にきたんだよ」
章は受付をしている執事と思われる男にそう答える。
「噂は……わかりかねますが館と館が所有するコレクションを一般のお客様にも見られるようにと開放しております」
おそらく対応マニュアル通りであろう、と思われるがこれといって引っかかる点はない。今のところ、であるが。
「それはそれは……。僕は絵本作家でね、創作意欲が湧くものがあればいいね」
今回の目的は別だが常に新しい知識を求めているのは確かである。
「それでしたらご満足頂けるかと……。良い刺激になる事は間違いありません」
男は終始笑顔のまま章にも先に屋敷にきている猟兵と同じように案内図を渡してくる。
「すまないね、楽しませてもらうよ……と」
案内図を受け取り損ねたところ男が素早くフォローする。
「落とさずに済んで良かったですな」
最後にそう言葉をかけ男はまた受付に戻っていく。
章は案内を見つつ進んでいく。この館でこの後何が起こるかもわかっている。ここで自分以外の猟兵が何をもって解決へと導くのか、それを見届けるのもまた人間というものを知り、人間になるきっかけになるのではと残りの虫を解き放つ。
「さて、僕はこれから何をしてみせようか……」
知識欲を満たすべく闇へと一歩踏み込むのであった。
成功
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第2章 冒険
『イッツ・レイトショウ』
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POW : 登場人物になぞらえた行動を取って囮となり、犯人をあぶり出す。
SPD : 登場人物に似た人を尾行・護衛して、犯人をおびき出す。
WIZ : 原作を調べて次の事件の場所や犠牲になりそうな人物を推測、犯人の目的を予想する。
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●殺意の在処
いよいよだ……。我の求める財を求める者もまた同罪である。この館に集いし罪人に死の報いを。
私は得る。全ての者の死によって。
時はもう近い。あとは死を待つだけ……。楽しみでならない。全ては私のものになる。
山梨・玄信
ここは体力のあるわしは被害者になった方が良いじゃろう。
入り口で問題も起こした事じゃし、資産家の財産を狙う悪者になっておくか。
【POWを使用】
いかにも館の秘密を探っているように、コソコソとあちこちをスケッチしたり、メモを取ったりしているのじゃ。
誰かに見られたら慌ててメモを仕舞い、適当に取り繕うぞ。
殺人事件が起きたら嫌そうな顔をし、誰も居ない所で「ちっ、仕事がやりにくくなったのじゃ」と呟くのじゃ。
ある程度時間が経ったら、物陰に向かって如何にも誰かに話しているように「とうとう、この館の秘密を掴んだぞい」と言うのじゃ。
殺される時は、見切りで致命傷は避けつつ「お、お前は!」と叫んで死んだフリをするぞ。
篁・綾
アドリブ連携歓迎…と一応。
POW分野で行っておきましょうか。
…さて、お前の望む夢は何かしら。
事前に【情報収集】した上で、無防備っぽく動いて相手を【誘き寄せ】るわ。
【第六感】で危険を感知したら、指定UCを発動。
自身は身をかわし、そっと犯人の望む幻に入れ替わりましょう。
…まぁ、感知に失敗しても多分なんとかなるわよ。
その時は死んだふりでもしましょう。
大した膂力のない女学生と踏んでいるのだろうから、まぁ想像通りにさせてみましょうか。
【忍び足】で距離を取り、【視力】で観察しましょう。
…得物を使うまでもないと踏んだか、素手で行きそうね。
…体格的にはまぁ、そうなのでしょうけれど、微妙な気分だわ。
●宴の始まり
「ここは……こんなものじゃな」
山梨・玄信は広い屋敷の中秘密を探るべく何かを見つけてはメモを取り、あるいはスケッチをする。そうしながら考えは犯人を誘き寄せるべく思考する。資産家の財産を狙う悪者としてこの犠牲者という役目を果たそう、と。
「わしにしてはスケッチもうまくないかのぅ」
メモを見返しそんなことを呟きながら次に向かう場所を確認する。だが、再び館の探索をしようとし誰かの気配を感じ慌ててメモをしまう。そろそろか、と攻撃に備えながら
「な、なんじゃ。わしはまだ何もしておらんぞっ」
玄信はとっさにそう言い放つがその直後、目的の相手ではない事を確認する。
「あら、何かするつもりかしら?。いかにも怪しいおじさんがいたら私としては危険を感じずにはいられないわね」
同じく屋敷の中を調べていた篁・綾は情報収集の結果を元に襲われそうな部屋を順番に回っていた。
「なにもせん……。怪しいはないんじゃないかのぅ。わしはこう見えてもじゃな……」
怪しいとかおじさんと呼ばれた事に玄信は反論しようとしたがその前に
「私、ここ通って下に行きたいんだけどいいかしら?」
玄信はおそらく猟兵、であれば別々に行動し隙を見せておびき出したほうがいいだろうと判断していた。そろそろ事件が起こる、そういう予感もあった。他の猟兵がいるのであれば一人になり隙を見せる必要がある。そう、私が被害者になるためのね。なんだかおかしな感じで引っかかるけどこれも仕事よ。
「しかし広さだけはあるわね……。」
玄信を置いていく形で歩いてはみたものの階段までは距離があった。少しげんなりしつつ階段を降りようとした時、浮遊感に襲われる。
「あっ……」
普通の大人よりはるかに強い力で押され、声を上げる間もなく落下していく……。
●
玄信は気になって綾を追ってきたがまさか、そんな事になってるとは。驚きと共に次は自分が狙われるのではという恐怖、この事件により人の目に晒される事に苛立っていた。
「仕事がしにくくなったのじゃ……。このままではうまく資産を持ち出せないのぅ。さて、どうするかじゃが」
そう呟き近くの部屋へと入っていく。そして次の手は……。そうして落ち着きを取り戻しメモを順番に眺める。
「とうとうこの屋敷の秘密を掴んだぞい!」
そう叫び立ち上がる。その時、何かの影が玄信へと落ちていく。振り向いた先には……。
「お、お前は!……」
誰かを確認したような気がするがそれより先に玄信のいた場所はシャンデリアに圧し潰されていた。
●
「私を突き落とそうとするのはひどいわね」
そう呟き綾は突き落とされたはずの階段で身なりを整える。幻を見せ死んだふりをしたとはいえ、いい気分ではないだろう。
「さて、正体を見せてもらうわね。楽しみだわ……」
影朧が現れるまであと少し、その時を待つ。服を脱いで上半身裸ではあるが玄信は戦いに備えるのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
パルル・ブラックベリー(サポート)
フェアリーのサウンドソルジャー × ビーストマスター
年齢 15歳 女
外見 23.9cm 金の瞳 ピンクの髪 色白の肌
一人称はパルルちゃん
仲間には君付けちゃん付け
エロ以外なら基本的に何をさせてもOKです。アイドルムーブさせなくてもいいです。ボコボコにしても構いません。普段はぶりっ子してますがすぐに皮が剥がれます
戦闘時は暴言で【挑発】しながら敵の気を引く立ち回りがメインです。たまに亜音速域のビンタで攻撃もします
冒険時は偽札で雇ったファンという名のサクラを動員した人海戦術で何とかしようとします。クズです
日常時はぶりっ子でアイドルらしく目立つ様に振舞います。ウザいです
採用の是非は自由です
●特別公演
「みんなー!ありがとー☆」
大きな部屋をステージにパルル・ブラックベリー(腹黒フェアリー・f10498)は笑顔でファンに応える。粘り強い交渉の結果ミニライヴを行っていたパルルはその成果に満足していた。この辺では公演はめったにありませんから、交渉にあたり是非にと推した住民もファンも全てお金で雇ったファンである。
「今回も応援にきてくれたのね、嬉しいよぉ。キャハッ☆」
などと一人一人握手をしている、とみせかけて今日の報酬を渡していたりする。その報酬も実は偽札なのだがそれに気付く頃にはもう仕事を終えて帰っているだろう。そんな可哀想な協力者も送り出すのも最後になり
「あたしが目立つために存分に歌わせてもらったが本当に殺しにくるのかよ」
誰もいなくなり振舞いにも気を使わなくなりある意味リラックスする。今回犠牲者として死んだふりをしたらあまりの演技の上手さにドラマの仕事でもこないかと、ドラマにも出演するアイドルとして活動できるのでは?そんな計算もあったりする。見に来るとしたら同じ猟兵だけかもしれないが……。
「いっそあたしが犯人役とかやってみてぇなぁ」
そう、今後の順調なアイドルとしての成功を思い浮かべ幸せな気分になっている時ガタっという音がし、人影に気が付いた時には自分を照らしていたライトが崩れ降り注ぎ、その衝撃はその場にはなかった奈落を作り上げる。
「え、こんなコントのオチみたいな……いーやーーー」
そうしてまた一人犠牲が増えたのだった。
成功
🔵🔵🔴
高柳・零
SPD
(画面を銀色にして体を布で隠し、鏡のフリをしています)
「既に被害者が2人ですか。こっそり忍び込んでおいて正解でした」
天井裏に移動し、各部屋の様子を確認します。気になる物などがあれば、人が近くに居ないのを確認してから降りて調べます。
また、殺されそうな人が部屋に居る時はじっとして観察し、出来れば犯人の顔を見ます。
(被害者は本当に死ぬ訳ではないので)
誰かに発見されそうになったら、体の小ささを活かして物陰に身を隠します。無理そうなら、タンスや机の上などで鏡のフリをします。
不審に思われて叩かれたり放り投げられた時は、無敵城塞で耐えます。
犯人に襲撃された時も同様の対応で。
アドリブ歓迎です。
●テレビウムは見た
「また犠牲者が出たようですね。こっそり忍び込んでいましたが……恐ろしい」
高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)はこっそり忍び込み楽屋の鏡として隠れ待機していたのだ。
「しかし、犯人は見えませんでしたね」
そう呟き天井裏へとするすると上り、各部屋を確認していく。先ほど見たステージ、そして大きなシャンデリアの砕けてる部屋……。盟友である玄信は無事だろうか、と思い、そのまま確認を続けていく。
「あれから何も起こってないようですね」
どの部屋を見て回っても今は新たな犠牲者が出るような事は起こっていないようだ。とすれば……と考えているうちに誰かの気配が近づき、それを察知し物陰に隠れる。体が小さいので普通であればまずみつからないだろう。
どうやら男女二名が何やら言い合っているようだがうまく聞き取れない。このままでは何か重要な証言を逃すのでは?と思い物陰に隠れながら近づいていく。その時
「お客様、本日はもう閉館されてますのでお引き取りください」
その言葉に振り向く瞬間、固いもので殴られたような衝撃を受ける。二度、三度……と叩きつけられ、そして零は動かなくなる。
満足するような表情を浮かべたと思われる影はどこかへ消え、その影を追うようにこの場に誰もいなくなる。
辺りが静まり日付が変わる頃、零は再び動き出す。
「ふぅ、無敵城塞がなければ本当に死ぬかと思いましたよ」
計画通り、これで影朧がどこかに姿を現すだろう。猟兵たちは最後の仕事に向けて動き出すのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『三悪ワルイカー一味』
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POW : 実行犯:イカさま手品師のスクイラー
【シルクハット型ワームホールによる窃盗】が命中した対象に対し、高威力高命中の【武器や服を剥ぎ取り相手を無力化する攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : リーダー:イカがわしい美貌のイカージョ
【知覚した者を洗脳し意のままに操る色仕掛け】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 参謀:イカれた発明家のゲソッキー
自身からレベルm半径内の無機物を【リモコンで、黒煙噴き出す無敵蒸気機関メカ】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
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●現れる影朧
「全て準備整いました、イカージョ様」
シルクハットを手に頭を下げ、報告をする。男の名はスクイラー。
「金持ちからはみんな奪いなさい!みんなよ!」
命令するはイカージョと呼ばれた女。
「いい素材があったらくださいよぉ、イカージョさまぁ」
とにかく媚を売り分け前を多く貰って怪しい発明をしたいゲソッキーという男。
「いいから黙って運び出しなさいっ」
そうして仕事を開始する。
今まさに、決着の時を迎えたのであった。
マルグレーテ・エストリゼン(サポート)
「そこまでだ。それ以上の横暴、この私が許さん」
私の戦闘法を説明する
離れた位置から死霊を召喚するか、血統覚醒して接近戦で組み付いての格闘と吸血だ
「来たれ、我が蛇龍騎士! 蹂躙せよ!」
「血を頂く!」
強気に攻めるが(面白くなる場合は)慢心して足元を掬われ、敵の強さを引き立たせつつ味方に助けられて見せ場を作ることもあるな…
「ふっ、たわいもない……なにっ!?」
「ばかな! この私が?!」
割とたやすく狼狽する
戦闘以外でも同様、こちらはあらゆる面で一般人未満なのでさらに顕著と言える
路線はシリアスでもコミカルでもキュートでもセクシー……まだ早いかもしれないが
リプレイが面白くなるなら何でもするとも
「そこまでだ。それ以上の横暴、この私が許さん!」
「だ、誰でゲソ!ここにはもう誰もいるわけが……」
そこには腕組みをした少女が一人、自信満ちた表情で立っていた。
「この私がみえみえな盗みなど許すわけがないだろう?影朧であれば逃がすわけにはいかないな」
「たかが一人、やーっておしまい!ゲソッキー!」
イカージョはゲソッキーへ撃退の指示を出しお宝の積み込みを再開する。
「ご褒美、期待してますよぉ、イカージョさまぁ」
ゲソッキーはスイッチを取り出し下卑た笑いを浮かべマルグレーテを舐めるように視線を向ける。
「私に勝てると思っているのか?来たれ、我が蛇龍騎士!そして蹂躙せよ!」
マルグレーテは手を振りかざし蛇龍騎士を召喚し迎え撃つ。
「今週のゲソッキー様のメカはこれでゲソ!」
周囲の無機物を黒煙を噴き出す無敵蒸気機関メカと変え突撃してくる。
「行け!蛇龍騎士!」
「押し潰してやるでゲソ!」
蛇龍騎士二度三度と切り結びやがてゲソッキーのメカを粉砕する。
「ふっ、たわいもない……なにっ!?」
勝利を確信していたマルグレーテの表情が驚きに変わる。
「メカはまだまだあるでゲソ」
無敵蒸気機関メカは再度構築され攻撃態勢へと移っていく。
「この私が……負けるわけにはいかないのだ!」
マルグレーテは諦めない、戦いはまだ始まったばかりなのだから。
成功
🔵🔵🔴
火土金水・明
「なんだか、懐かしいノリの影朧達ですね。」「とりあえず、この世に悪の栄えたためしはないですよ。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、他の方に合わせ【援護射撃】にして【高速詠唱】した【破魔】を付けた【属性攻撃】の【全力魔法】の【サンダーボルト】を【範囲攻撃】にして、『三悪ワルイカー一味』達が何処に移動しても巻き込めようにして【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「さあ、お仕置きの時間です。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
山梨・玄信
………気のせいか、とても懐かしい感じがするんじゃ。
いや、そんな事は無いな。13歳が40年以上前の記憶を持っている筈がないのじゃ。
【SPDを使用】
残念ながら、わしは身長1m以上の女性には興味がないのじゃ。
序でに言えばRB団(リア充爆発しろ団)の団員じゃ。色気は効かぬぞ。(具体的にはオーラ防御と激痛耐性で耐えます)
攻撃に耐え切ったら、今度はこちらから行くのじゃ。
先ずは気の放出(範囲攻撃)で3人を吹き飛ばして分断し、UCのスピードに2回攻撃を載せて動き回り各個撃破するぞい。
手強いようなら、褌一丁になって更に加速するのじゃ。
「RB団が色香に負けられるか!」
「ほうれ、お仕置きじゃぞ」
アドリブ歓迎じゃ。
篁・綾
アドリブ連携歓迎で。
…頓狂な集団なのね。…というか私どれに押されたのかしら。変なおじさまでいいのかしら。
【フェイント】を掛けつつ、刀から舞い散る桜で【目潰し】しながら、
【空中戦、残像】を駆使して間合いを詰めるわ。
【2回攻撃、衝撃波、マヒ攻撃、範囲攻撃、毒使い】を駆使して敵陣を撹乱。
間合いに入ったら【残像、空中戦】で一気に距離を詰め、【鎧無視攻撃】を駆使して指定UCを発動。
相手を桜吹雪に還元してくわ。
敵からの攻撃は【第六感、見切り】で感知し【残像、フェイント】で回避を。
【オーラ防御、武器受け、激痛耐性】で防御を。
…ちょっとその。服は取られたくないから、まずい場合は武器を囮にしましょうか。
●硝子の杜の事件簿解決編
「……そこまでよ」
白銀の刃でメカに斬りつけついでにゲソッキーに蹴りつけ着地する。
「またでゲソ!……だ、誰でゲソ!」
何かお約束のように叫ぶゲソッキー。
「……頓狂な集団なのね。…というか私どれに押されたのかしら。変なおじさまでいいのかしら?」
綾は一味を睨み、切っ先を突き付ける。
「俺じゃないでゲソ!」
「イカにも、この屋敷で客を始末するのは我の役目」
ゲソッキーはじたばたとし、スクイラーは特に気にした様子もなくあっさり認める。
「つまりワシを襲ったのもお主じゃな」
道着を気直した玄信、そして火土金水・明(人間のウィザード・f01561)も姿を現す。
「そこの謎の美女はともかく我が殺したはずの二人が何故生きている……?」
スクイラーは表情には現さないがこの状況が信じられないようだ。
「どうでもいいのよ!まーたあなたは失敗したんでしょうが!」
イカージョは怒りスクイラーの背中をばしばし叩いている。
「私たちは猟兵よ……とりあえず、この世に悪の栄えたためしはないですよ」
人差し指でイカージョ達を指さし名乗りを上げる。
「まさか……噂の超弩級戦力」
イカージョ達はここにきて自分たちの動きを読まれていたことを悟る。
「……気のせいか、とても懐かしい感じがするんじゃが」
「私もなんだか懐かしいノリの影朧達だと思ってたのよね」
「……悪役の末路は決まっているものよ」
猟兵達はそれぞれ思い思いの言葉を発し戦闘態勢へと移る。
綾は彼岸桜を一振り……舞い散る桜の中残像を残し一閃。
「私は美女とは呼ばないのね、残念だわ」
「失礼した。あなた様も美女でございます、お嬢様」
タキシードを斬り、傷ついても迫るスクイラーはシルクハットでの攻撃を放つ。
「タネも仕掛けもございません……」
シルクハットから取り出したるは彼岸桜。綾は残像を残し後ずさるが
「これで終わりでございます」
スクイラーの巨躯が迫りその手で綾を捉える。だが、その手で掴むのは桜の花びら。その瞬間、桜の花びらはスクイラーを包み、膝をつく。
「散れ、乱桜散華……」
もう一つの刃、明月による一撃はシルクハットを切り裂きスクイラーはそのまま桜の中へと埋もれていく。
「これ以上あたしの子分どもはやらせないわっ」
イカージョは服をはだけ際どいポーズを取り精神への攻撃を周囲へと展開する。
「さすがイカージョ様、お美しいでゲソ!」
先ほどまで綾に踏まれていたゲソッキーも立ち上がり興奮した様子で次々とイカージョを称える言葉を投げかけていく。
だが玄信は目を閉じ深刻な様子で首を振る。
「な、なんであたしの攻撃がきかないのっ。」
焦るイカージョに目を開き愁いを帯びた瞳で
「わしは……わしはじゃな、残念ながら身長1m以上の女性には興味がないのじゃぁぁぁっ!色気なんぞ聞かぬわっ」
玄信心の叫びがその場にこだまする。
「えっ……お、おう」
という感じにワルイカー一味はちょっと引き、一味の緊急会議が始まる。
「さらにじゃな、わしはRB団団員じゃ。色香に負けるわけがなかろう。知っておるか?、RB団とは……」
と演説が続いていたが
「えーい、お前たち、やっておしまい!」
無敵蒸気機関メカが、イカージョの攻撃が、玄信へと降り注ぎ爆発が起こる。
「げ、玄信さーんっ……」
明が援護射撃に入る間もなく倒され、イカージョ達は爆破してやったわっと盛り上がっている中それはやってきた。
「ほうれ、お仕置きじゃぞ」
大成功
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