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お伊勢よいとこ、一度はおいで

#UDCアース #【Q】 #お祭り2019


●せっかくの浴衣ですので
「和風にいきたいの思いますの!」
 そう言って深護・刹那(花誘う蝶・f03199)は浴衣姿で明後日の方向を指差した。そう、浴衣である。
「目的地は、UDCアースの日本。日本人なら誰しも一度は耳にしたことがある、『お伊勢さん』に行きますわ」
 そんなわけでお伊勢参りでございます。

●伊勢神宮って
 本来は伊勢地方にある125の宮社の総称なのだ、とかの豆知識はさておいて。
「今回は、内宮とそのすぐ側にあるおかげ横丁へ参りましょう」
 内宮とは天照大御神を祀る皇大神宮の別称というか、愛称みたいなもの。内宮さんと呼ばれているのです。

 大きな鳥居をくぐって宇治橋を渡ればそこはもう内宮の境内。本殿たる正宮まではそこそこの距離があり、正宮まで直行して鳥居までの往復で、30分強というところ。
「直行、と言ったからにはたくさん寄り道もありまして」
 そう。境内には、正宮以外にもたくさんスポットがある。
 例えば、別宮と言われる、天照大神以外の神様を祀っている社。また、手水舎とは別に、五十鈴川のほとりまで行って手を洗うこともできる。他にも神馬の厩舎があったり、お守りが売っている社務所とかあったり。
「残念ながら、今の時期は神楽殿を使うイベントがありませんが」
 それを差っ引いたとしても、全部回ると2時間以上余裕でかかるロングツアーになる。後でおかげ横丁を楽しむことを考えるならば、ポイントを絞って数カ所訪れる程度にしておくといいだろう。

「参拝が終われば、あとはおかげ横丁で遊びますわよ」
 おかげ横丁とは、昔の街並みを再現した観光地のような商店街のような。そのため、様々なお店が並んでいる。
 おかげ横丁の入り口は内宮の鳥居を出たすぐとなり。土産物屋や料理店はもちろん、銀行やコンビニ、果ては自販機まで、昔の木目調で作られているという徹底ぶりだ。
 お店としては、伊勢エビのせんべいなどが買える土産物屋。伊勢名物のうどんなどを食べることができる料理店。伊勢名物のあんこ餅やはんぺん、ご当地サイダーなどをテイクアウトできる食品店。
「そして、革細工とか組紐とか招き猫とかの工芸店がありますわ」
 縁日の日ならおかげ横丁のど真ん中で太鼓などの演芸もやっているのだが、この日はお休みの模様だ。
「とにかくいっぱい遊ぶところがありますので」
 帰りのグリモア便に遅れないように、こちらも数カ所に絞って楽しむといいだろう。
「それでは皆さん、参りますわよー」
 浴衣姿の刹那がバスガイドのように、皆を先導するのであった。


るちる
「このシナリオは【日常】の章のみでオブリビオンとの戦闘が発生しないため、獲得EXP・WPが少なめとなります」

 はじめまして、あるいはこんにちは、三重県民のるちるがお伊勢参りをお届けします。とは言っても地元ってほどの土地勘は無いので、詳しい人がいましたら、その点はご容赦くださいな。

 あれもこれもと色々あるお伊勢さんですが、ぶっちゃけオープニングだけでは何があるかは書き切れません(汗)
 そのため、どんなものがあるかは、伊勢神宮ないしはおかげ横丁でぐぐってくださると助かります……。あ、ちなみにGoogleビュー使うと、木目な銀行とかファミマとか見れますよ!

 プレイングでは行動をある程度絞った方が良いかと思います。
 内宮さんで1〜2箇所+おかげ横丁で1〜2箇所で1プレイングくらいの感じで。もちろん、内宮さんだけとかおかげ横丁だけとかも問題なしです。
 同行者やグループがある場合は【】で明示をお願いします。
 また、当シナリオは雰囲気や性質上、サポートプレイングは採用しない方針です。

 刹那は後述のるちるの参拝ルートに沿ってお伊勢さんを散策しています。お誘いいただいた場合のみリプレイに参上させていただきます(それ以外は原則的に現れません)

 執筆は日曜の夜から開始する予定です。平日に入ると執筆速度が落ちちゃう関係で、プレイングは可能なら月曜日(祝日)の24時までにお送りいただけると嬉しいです。

 それでは皆さんのプレイングお待ちしています。

●参考・るちるの参拝ルート
「内宮」
 鳥居→宇治橋→手水舎→五十鈴川のほとり→瀧祭神→別宮風祈日宮→正宮→別宮荒祭宮→社務所(お守り買う)→御厩→宇治橋→鳥居。
「おかげ横丁」
 有名なあんこ餅のお店で出来立てあんこ餅を食べる→はんぺんやでチーズ入りはんぺんを食べる→牛肉コロッケを買って帰る。
 こんな感じでだいたい1時間+1時間の2時間くらいです。
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第1章 日常 『【Q】旅行とかどうでしょう』

POW   :    とにかく気力体力の続く限り、旅行先を満喫する

SPD   :    旅行先で目ざとく面白いものを見つけて楽しむ

WIZ   :    事前に下調べを行い、綿密に計画を立てて楽しむ

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
アイ・リスパー
【恋華荘】
「ここが正宮ですか。神様という非科学的なものは信じませんが、現状を打破するには仕方ありません……!」

(胸が大きくなりますように……!)

いちごさんに振り向いてもらうには、もはや手段は選びません!

そのあと、社務所で恋愛成就の御守りを買います。

「えっ、な、何を買ったかは……秘密ですっ!」

いちごさんが持つガイドブックを覗き込みながら、おかげ横丁を散策し……

「見て下さい、こちらのお店、キーホルダーに名前を入れてくれるみたいですよ!」

いちごさんと私の名前が入ったキーホルダーを買って、いちごさんにプレゼントします!

そのあと、道に迷いながらも宇宙食みたいなうどんを食べたりして楽しく過ごします。


彩波・いちご
【恋華荘】の3人で内宮参拝です

「私も来るのは初めてなんですよね」
ガイドブック片手に2人を案内しつつ鳥居から順々に
「立派ですねぇ…」
正宮でお参りをし(このまま皆と健やかに過ごせますように)
そしてお守りを…なんで安産祈願(汗

その後はおかげ横丁に
キーホルダーなんかを見たりしながら
「あ、ありがとうございます」
プレゼントは大切に受け取ります

そして3人で伊勢うどんのお店へ
「これが伊勢うどんですか…」
うどんといわれて出てきたのに、まさか汁なしとは思わず
普通とはまるで違うのを見てなんとなく感慨にふけってみたり…
…って、ですよね、2人にはわかりませんよね(苦笑
余所のうどんについて2人に説明しつつ食べましょう


アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子

「ここがUDCアースの神殿ですかー」

A&Wの神殿とは違った造りに感心の声が漏れます。
あ、中には入らず、ここでお祈りするのですね。

「(いちごさんともっと仲良くなれますように……
い、いえ、騎士として、あくまで清い関係でですね……)」

その後は社務所で聖印……御守りというんでしたっけ?を買いましょう。
けど、いちごさんにはどれがいいのでしょう?

「あの、この中で女性向きの御守りはどのあたりでしょうか?」

適当に『安産祈願』と書かれた御守りを買って
いちごさんにプレゼントします。

そのあとはガイドブックを見ながら、おかげ横丁でキーホルダーを見たり、
うどんを食べたりして楽しみます。



●【恋華荘】の3人は
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)、アルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)は大鳥居をくぐった後、並んで宇治橋を渡っていた。木製の宇治橋の全長はなんと100mちょい。そして片側通行でも3人が並んで十分なほど幅があるのだから、相当大きい。
「私も来るのは初めてなんですよね」
 そう言いながらいちごは片手に持ったガイドブックを見つつ、宇治橋を渡り終えたところにある鳥居をくぐる。
 そこからは玉砂利の参拝道。しゃりしゃりと玉砂利を踏みしめながら、まっすぐ向かうのは正宮であった。ゆるーく曲がった参拝道を進み、辿り着いたのは大きな階段。そこをあがっていくと、ようやく正宮があるエリアだ。
「ここがUDCアースの神殿ですかー」
 階段を上り切ったところでアルテミスが呟く。彼女の脳裏にあるのはアックス&ウィザーズの神殿の様子。見た目からして随分と造りが違う神宮に零れる吐息は感心の声。
「立派ですねぇ……」
 アルテミスの横でいちごもまた正宮の様子にほう、とひと息、同意を示して。
 そんな二人の後ろでアイは若干鬼気迫る表情で佇んでおりました。
(神様という非科学的なものは信じませんが、現状を打破するには仕方ありません……!)
 視線鋭く、視界に収めるのは正宮の玉垣と御幌(みとばり)と呼ばれる白い布。
「あ、中には入らず、ここでお祈りするのですね。」
 そう、アルテミスの呟いた通り、ここがお参りする場所なのだ。
 そんなわけで、3人が並んで、御幌の前で二拝二拍手一礼。そして心の内に思うのは。
(このまま皆と健やかに過ごせますように)
 いちご。
(いちごさんともっと仲良くなれますように……い、いえ、騎士として、あくまで清い関係でですね……)
 アルテミス。そう、女の子同士、もっと仲良くなりたいという、普通のお願いである。……はずだ。
(胸が大きくなりますように……!)
 アイ。これが本当の神頼み。いちごに振り向いてもらうには、もはや手段は選ばないアイであった。なお、心の中なので神様以外には誰にも漏れていないぞ、安心してね!

 お参りを終えて、正宮から社務所へ歩いていく3人。ここではアイに加えて、アルテミスもじーっとお守りを見ていた。
「あの、この中で女性向きの聖印……じゃなかった、御守りはどのあたりでしょうか?」
 うっかり聖印とか言っちゃうのはアックス&ウィザーズ仕様である。質問したまではよかったのだが、何か誤解が生じたようで?
「いちごさん、これを」
「あ、はい。ありがとうございます。……なんで安産祈願?」
 アルテミスからプレゼントされたお守りを見て、いちごの頬には汗ひとすじ。どうしてこうなったのか。アルテミス、意味がよくわかってないのか首を傾げています。
「あ、アイさんもお守り買ったんですね。何を……」
「えっ、な、何を買ったかは……秘密ですっ!」
「えっ、あ、はい」
 すごい勢いのアイに押し切られるいちご。なお、ばっちり恋愛成就のお守りだったりしました。

●おかげ横丁にて
 お守りも買って、参拝を終えた3人は、再びガイドブックを覗き込みながら、おかげ横丁へ足を伸ばす。
「ここがおかげ横丁ですかー」
 こちらでもきょろきょろと周囲の様子に感心しているアルテミス。いちごがガイドブックで案内をするのだが、興味を引いたものの前ではどうしても足が止まりがち。
 そんな中、アイが見つけたのは。
「見て下さい、こちらのお店、キーホルダーに名前を入れてくれるみたいですよ!」
 タグ状あるいはコイン状のキーホルダーに名前を彫ってくれるお店でした。店の前に並べてある品を見ているいちごとアルテミスをよそに、アイはしゅぱっとカウンターへ。
「お願いします!」
 と差し出すのはキーホルダー。もちろん彫ってもらったのはいちごと自分の名前である。それを外から見えない、伊勢な感じの紙袋に入れてもらい、たたたっと走るはいちごの元。
「いちごさん、これ!」
 と袋ごと渡してプレゼント完了である。
「あ、ありがとうございます」
 アイの勢いに押されながらも、大切に受け取るいちご。ただし、すぐに中を見ようとしたら必死なアイに止められたので、開封の儀は家に帰ってからである。

 そんなこんなで、次に向かったのは伊勢名物のおうどんのお店。慣れない町並みに、人混み。そんな中を迷いながらようやくたどり着くと、ほっとため息と共に休憩タイム。
 頼んだ伊勢名物のおうどんが出てきたところで、いちごが覗き込む。
「これがお伊勢のうどんですか……」
 そう言ってしまうのは理由がある。というのは、お伊勢のうどんは汁無し。しょう油のような色をしたタレが直接うどんにかかっているのだ。
 見ていてもしょうがないので、おうどんを口に運ぶ3人。
「宇宙食みたいな……」
 と言ったのはアイ。そう、お伊勢のうどんは何故かコシがない。めっちゃふにゅふにゅだったりする。それにタレをつけて食べるのだから。
「普通とはまるで違いますねえ……」
 といちごが感慨にふけるのもさもありなん。
 ただ、その普通がどうにもアルテミスには伝わっていないようで?
「……って、ですよね、わかりませんよね」
 微苦笑するいちごが、他のうどんについて、アルテミスとアイに説明しながら、さらにお伊勢のうどんを口に運んで行く。

 そんな感じで、概ね平和に【恋華荘】のお伊勢参りは過ぎていくのでした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と

共に仕立てた浴衣を纏い伊勢参りへ
本当に広いなと内宮を歩きつつ御幌の前へ
二拝二拍一拝後、宵と共に過ごせる日々に感謝する様祈ろう
…人の神に祈る、か
だがなんだ。感謝を伝えられる者が居るという事は良い物だな

その後は御守を購入しおかげ横丁でコロッケの買い食いを
仄かに甘いそれを口に運びながら甘味の店が無いか見回す…も
宵の口元にコロッケが付いている様を捉えれば手を伸ばし己の口に運んでみよう
…?どうかしたのか?
不思議そうな顔をした宵へ首を傾がせながらも甘味の茶屋を見つければ手を引き其方に向おう
ああ、甘味を食ったら何処に行こうか
まだまだ日は高い故、偶にはゆっくりとデートをするのも良いだろう?


逢坂・宵
ザッフィーロ君(f06826)と

本当に、広い境内に静謐な空気が満ちて心が洗われるようですと言葉を返し
御幌の前へ立ったならば二礼二柏手一拝し手を合わせ
ここの神へと常からの平穏に感謝を捧げましょう

それから御守を購入しておかげ横丁へ
コロッケを買ってそぞろ歩きましょう
揚げたてホクホクのそれを頬張りつつ
この先に甘味の店があると聞きました
そう言ったならば口元についた食べかすを掬われてぽかんと
……きみは普通にそういうことするからずるいですね、と笑って
引かれた手に手を取って指を絡め合わせて

ええ、ともに参りましょう
そうですね、せっかくですから甘味巡りをしましょう
きみとの甘いデートを、もっと甘くしましょうね



●指輪と天図盤がつなぐ手
 UDCアースの伊勢の地。共に仕立てた浴衣を纏って、ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)と逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)は肩を並べて、玉砂利の参拝道を歩いていた。
「本当に広いな」
 とザッフィーロが呟けば。
「ええ、本当に」
 と宵が頷き返す。そして改めて境内を見渡す宵。
「広い境内に静謐な空気が満ちて、心が洗われるようです」
 そう言った宵にザッフィーロが小さく笑みを返した。

 そうして正宮。御幌(みとばり)の前に立った二人はそこで二礼二柏手一拝。手を合わせて心に想うのは、共に感謝の想い。
(ここの神へと常からの平穏に感謝を捧げましょう)
 と宵は祈り。
(宵と共に過ごせる日々に感謝する様祈ろう)
 隣に在るザッフィーロは、『今この時』のような日々を祈る。

「……人の神に祈る、か」
 参拝後の帰路でザッフィーロがふと呟く。それは彼の、ヤドリガミとしての本体、そして成り立ちを考えれば、とても、とても様々な想いが込められた言葉だったのかもしれない。しかし、今は。視界に入るのは、呟きに反応した宵の顔。
「だがなんだ。感謝を伝えられる者が居るという事は良い物だな」
 そう、言葉を紡いで。二人は再び玉砂利の上を歩いていく。

 途中、御守を買って、その足でおかげ横丁へ。
 牛肉コロッケのお店で揚げたてコロッケをテイクアウトすれば、それを頬張りながら、さらにおかげ横丁を歩く。
 仄かに甘いコロッケを口に運びながら、ザッフィーロが甘味の店が無いか見回す。
「ここらには無いか」
「この先に甘味の店があると聞きました」
 何かで調べてきたのか、宵がザッフィーロに言葉を返して。
「……」
 しかし返ってきたのは無言の視線。
「ザッフィー……」
 何事かと宵が名前を呼ぼうとした瞬間、伸びてきたのはザッフィーロの手。その手は宵の口元で何かを掬い、そのままザッフィーロの口へ運ばれていく。
 その様子にぽかんとしながら、宵はようやく何が起こったのかを理解する。『自分の口元についていたコロッケをザッフィーロが食べたのだ』と。
「……? どうかしたのか?」
 宵のぽかんとした様子に今度はザッフィーロが首を傾げるが。
「……きみは普通にそういうことするからずるいですね」
 返ってきたのは宵の微苦笑。
「よくわからないが、言っていた甘味の茶屋はアレだろう?」
 いつのまにやら目的地に近づいていたらしい。ザッフィーロが宵の手を取って歩き出す。
「ええ」
 返す言葉は小さく、されど。引かれた手に指を絡め合わせる力はきゅっと強く。

「ああ、甘味を食ったら何処に行こうか」
 茶屋にて。頼んだ甘味すら届いていない段階でザッフィーロがそう言う。きょとんとする宵にザッフィーロは空を仰ぐ。
「まだまだ日は高い故、偶にはゆっくりとデートをするのも良いだろう?」
 その言葉の意を感じた宵は、一度目を丸くして。そして微笑む。
「ええ、ともに参りましょう。……せっかくですから甘味巡りなど」
 まだまだ、事前に調べた甘味処はあるのだから。

 ――きみとの甘いデートを、もっと甘くしましょうね。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ヘスティア・イクテュス
【魚宮】
伊勢神宮
なんていうか空気が澄んでる感があるわね~
長期の休みでないこの時期に人が多いのは流石ってところかしら?

というか千里テンションがいつもより高いわね…
あっ、確かに松は見ごたえあるわね

千里に教えてもらって
二礼二拍手一礼
お願いはそうね。平和になったけどクェーサービーストやら
色々また起こりそうだし自分の世界の平和を

帰りは千里に教えてもらった通り全部の擬宝珠を触って…
えっこれだけで良かったの?


おかげ横丁では色々食べたいわね
有名な赤福に煎餅、串焼き、うどん、サイダー
あっ真珠とかも良いわね

あっ近江牛よ近江牛!
千里!買って!!


※千里はなんか面倒見のいいただの友人


六道銭・千里
【魚宮】
伊勢神宮か
いや、数年前にも来たけどほんまこの感じがえぇわ~

あの松とか見てるだけでもう何時間も過ごせそうでな
流石にそんなわけにはいかんけど

そんなわけでまぁ色々参拝手順は略で正宮へ
二礼二拍手一礼
願いはそうやなぁ、まぁまだ平和も取り戻しとるわけちゃうし
この世界の平和をな

帰りは橋の擬宝珠を触って
また来れたらええなぁ


おかげ横丁ではまぁ赤福やら色々お土産に買わななぁ…
近江牛を催促するヘスに苦笑いしつつ
流石にそんだけ食ったら腹壊すし、俺の財布ももたんわと
まぁ串焼き1本位は奢ったるわ



※ヘスは妹みたいな感じのするただの友人



●伊勢神宮、と二人は口を揃え
 玉砂利の参拝道を歩く二人は、六道銭・千里(冥府への水先案内人・f05038)とヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)。その雰囲気は恋人のそれではなく、仲の良い友人のもの。強いて言うなら、面倒見の良い兄と快活な妹といった雰囲気だろうか。
「いや、数年前にも来たけどほんまこの感じがえぇわ~」
 とUDCアースを界隈とする千里が感嘆の言葉を零せば。
「なんていうか空気が澄んでる感があるわね~」
 スペースシップワールドを故郷とするヘスティアも千里の言葉に同意を示す。くるり見渡す境内の中はそこそこに人がいて。
「長期の休みでないこの時期に人が多いのは流石ってところかしら?」
 そんな言葉で同意を取ろうとした相手である千里は。
「あの松とか見てるだけでもう何時間も過ごせそうでな」
 めっちゃ松を見てた。そう、境内にはたくさんの松が植えてある。そんな千里を見るヘスティアの胸中は。
(千里、テンションがいつもより高いわね……)
 とか思ったりするのだが、実際千里が指差す先を見てみると。
「あっ、確かに見ごたえあるわね」
 こっちでもまた感心するのでした。
「流石に今日はそんなわけにはいかんけど」
 と冷静になった千里に連れられて。二人は正宮まで行くのでした。

「こうするんや」
「ふむふむ」
 とヘスティアは千里に参拝の仕方を教えてもらい。
 二人揃って、二礼二拍手一礼。込める願いは……。
(まぁまだ平和も取り戻しとるわけちゃうし)
(平和になったけど、色々また起こりそうだし)
 奇しくも同じベクトルで。UDCアースはいまだ事件の多い世界であり、スペースシップワールドは新たな脅威、クエーサービーストやらが出現している。そう、猟兵としては今なお気が緩められない状態。そんな中で。
(この世界の平和をな)
(自分の世界の平和を)
 千里とヘスティアは、それぞれの世界の平和を願う。

 帰りの宇治橋にて立ち止まる千里。その手は橋の欄干、その上にある擬宝珠に伸びていて。
「何してるの?」
「ご利益あるんやで」
 ヘスティアの言葉に千里がそう答える。そう、この擬宝珠にはちょっとした謂れとご利益があるのだ。
(また来れたらええなぁ)
 そんなことを思いながら擬宝珠を撫でる千里。
「えっこれだけで良かったの?」
「えっ」
 ヘスティアの言葉に千里が振り向くと、彼女は全部の擬宝珠を触り終えたところでして。その行動力、とってもナイス。

●おかげ横丁もばっちりです
 おかげ横丁を練り歩く千里とヘスティア。二人とも立ち並ぶ店に、店頭販売されている商品を眺めていくのだが。
「色々お土産に買わななぁ……」
「おかげ横丁では色々食べたいわね」
 とまぁ目的はばっちり真反対だったりするが、それはそれ。
 伊勢名物なあんこ餅を買うために並んでいる千里に対して、目についたお煎餅とかうどんとかサイダーとかを少しずつ、しかしばっちりキープしていくヘスティア。もちろんあんこ餅もばっちり。
「あっ真珠とかも良いわね」
「どんだけ買うつもりなんや」
 ヘスティアの言葉に千里のツッコミが入るが、彼女は止まらない。
「あっ! 近江牛よ近江牛! 千里買って!!」
 見かけた近江牛の看板に、千里の手を取っておねだりするヘスティア。その勢いはまるっと牛一頭買って欲しい感じのそれ。
「流石にそんだけ食ったら腹壊すし、俺の財布ももたんわ」
「えー」
 ため息をつきながらお断りする千里に肩を落とすヘスティア。そんな様子に微苦笑した千里は財布を取り出して。
「まぁ串焼き1本位は奢ったるわ」
「やったー!」
 千里の言葉に復活するヘスティアでありました。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

神坂・露
この土地ってキラキラしてるー♪何だか気分いい~v
参拝の途中だけど。すっごく身体が軽くて上々ね♪
ウキウキしてたら不思議そうに見られちゃった。えへ。
「…いけないわv」
折角のお伊勢さんの内宮なんだから参拝だけは無いわ。
勿体ないからじっくりゆっくり色々と見てまわる。
…あ。でもでもでも。立ち入り禁止の先は行かない。
お腹が減ったら軽く何か食べるわね。お店を探すわ。
えっと。内宮鳥居を出てからだったわね?ルンv
食べつつ。これからのことと親友のことを考えるわ。
食べ終わったら工芸展に行く。
親友はやっぱり誘えばよかったな、って。
神社嫌いだからなぁ~。ヤミノケンゾクって理由で。
「…お土産買ってこv」うん。決ぃ~めた♪



●パワースポット?
「この土地ってキラキラしてるー♪何だか気分いい~」
 境内の、目に見えぬ力を感じて、神坂・露(親友大好き子犬娘・f19223)はとても上機嫌だった。『すっごく身体が軽くて上々ね♪』と参拝道でスキップしかねない勢いで。そんな様子の露に周りの参拝客は首を傾げ。
「……いけないわ」
 えへ、と小さく笑みを零しつつ、気を取り直して露は参拝へ向かう。

(折角のお伊勢さんの内宮なんだから参拝だけは無いわ)
 参拝を終えた露は、『勿体ないから』と、境内の中をじっくりゆっくりと見てまわる。古式ゆかしい建物ながら、伊勢神宮の正宮は定期的に遷宮といって社が建て直される。つい近年に建て直された正宮はとても新しくて、とても長い歴史のある神宮とは思えない。しかし、それもまたお伊勢さんなのだ、と露はその雰囲気を味わっていた。

 別宮などを回っていたら程よくお腹が空いてきて。露はおかげ横丁へ向かうことにする。
「えっと、鳥居を出てから……」
 鳥居を出て右手に見えるおかげ横丁の入り口。そちらへ足を伸ばして、探すのはとりあえず何か食べるもの。横丁の中心を通る道に出ているお店で、串焼きやらはんぺんやらを買って、それを頬張りながら。
 ふと考えるのは、親友のこと。
(やっぱり誘えばよかったな)
 とは思うものの、その親友は神社のようなところが嫌いなようだ。その出自からすれば、わからないではない。しかし露としては一緒に来たかったという思いもあったりして。
「……お土産買ってこ」
 そう決めて、今度は工芸店へ足を運ぶ。
 親友に合うのはどれだろうか。そんなことを思いながら。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈍・小太刀
お伊勢さん
餡子のお餅がすっごく美味しい所だ!
でも一人で行くのもな…
刹那、お願い付き合って!

ええと、先ずはお参りから
母方の実家が神社なので作法とかは知ってるけど
堅苦しいのは正直苦手だったり
それでも参道を歩けば小さい頃に家族で参拝した時の記憶が重なり
懐かしく感じながらお参りを

参拝が終わったらお楽しみの食べ歩き!
そう、これだよこれ!(餡子餅を前に、うきうき♪
口に運べば、滑らかな感触と甘味に至福の一時
おうどんも気になるし、はんぺんも美味しそう!
…べ、別にはしゃいでる訳じゃないからね?(※はしゃいでる

いっぱい楽しめたら
それは刹那のお陰様
だからそっとお礼の言葉を
ええとその、ありがとね

※合わせ・アドリブ歓迎



●二人で歩くお伊勢さん
 鈍・小太刀(ある雨の日の猟兵・f12224)は、UDCアースに転送されてきた後、目の前の鳥居……を見てから、おかげ横丁の方へ向いた。
(お伊勢さん! 餡子のお餅がすっごく美味しい所だ!)
 間違いではないのだけれど、何故そっちからいったの?
 ともあれ、興味はあれど一人で行くのも……と悩んでた時、横を通り過ぎて行ったのは、最後に自分を転送させたグリモア猟兵の刹那であった。
「刹那、お願い付き合って!」
「は、はい?」
 直球を受けて目を白黒させた刹那。小太刀の話を聞いて、笑顔で快諾するのであった。

 そんなわけで二人は並んでお伊勢さんのお参りに。しゃりしゃりと玉砂利を踏みながら、訪れたのは正宮の玉垣、そして御幌(みとばり)である。
「ええと……」
 お伊勢に合わせて手提げてきた巾着の中をこそこそと探りながら、小太刀はお参りの作法を思い出す。母方の実家が神社なのでそういう作法は一通り知っているのだが、正直なところ堅苦しいのは苦手だったりする小太刀。
(それでも……)
 不意に後ろを振り返る小太刀。そこにあるのは大きな階段、そして今まで通ってきた参拝道。刹那と歩いている時に、脳裏によぎったのは小さい頃に家族で参拝した時の記憶。そんな懐かしい気持ちを感じながら、小太刀は手を合わせるのでした。

「というわけで、ここからがメインですわね?」
「ち、違うわよっ?!」
 と刹那が長し目で悪戯っぽい笑みで話を振れば、小太刀は小太刀で否定はするものの、視線はまっすぐおかげ横丁に吸い込まれていまして。

 そう、お楽しみの食べ歩きである!

 早速向かうのは、伊勢名物なあんこ餅のお店。小さな座敷で二人並んで、座って待つこと5分ほど。手元に届けられたのは手のひらサイズのお皿に乗っているあんこ餅が3つほど。
「そう、これだよこれ!」
 とうきうきした気分を隠すことなく、小太刀はお箸を手に、いただきます!
 口に運べば、滑らかな感触とほろり解けていくあんこ。そして口の中に広がる甘味に至福のひと時である!
 ぺろりとたいらげて、二人は温かいお茶をいただいて。
「おうどんも気になるし、はんぺんも美味しそう!」
 ガイドのリーフレットを二人で覗き込みながら、この後の相談である。そのはしゃぎっぷりを真横で見守る刹那の視線に気付いた小太刀は。
「……べ、別にはしゃいでる訳じゃないからね?」
「ええ、わかってますわ」
 刹那の笑顔が全てを物語っていたのです。とか言いながら、刹那からも提案があった。
「おうどんを食べるなら、先にしましょう」
「えっ、それはどういう……?」
「あのおうどんは……あれは賭けにするには危険な食べ物なのですわ……」
 あのおうどんの評価は本当に両極端に二分されちゃうので……。

 そんなこんなでおかげ横丁を一通り練り歩いた小太刀と刹那。
「刹那」
「はい?」
 帰りのグリモア便の用意をしている刹那に小太刀が声をかける。夕焼けの中、ちょっと照れくさそうにほっぺをかきながら、視線も少し逸らし気味で。それでも小太刀の口から零れてくる言葉は。
「ええとその、ありがとね」
「ふふ。どういたしまして、ですわ」
 小太刀の気持ちがこもった言葉に、刹那は満面の笑顔を返す。

 皆が楽しんでくれたのなら。それが刹那にとって一番嬉しいのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年09月22日


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#【Q】
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#お祭り2019


30




種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト