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白仙狐、器物と人心を惑わす

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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 怪しき影が跋扈するは、サムライエンパイアのとある領内。
 群れ為して虚空駆けるその影は、人の形。遮光器土偶と呼ばれる遺物の類。
 その背丈、1つ1つは小さきものなれど、空をわが物として自在に浮遊する。眼鏡の如き両目からは、光を放ち、人を焼く。
 領民達を脅かす土偶の群れ。それを使役するのは、城に棲むオブリビオン。
 しかして、城主が表に姿を見せることはなく。その事実は領民達の想像をかきたて、ほどなくこんな噂が領内に流布するようになった。
 土偶が守りし城には、人のみならず器物さえも惑わす仙狐が棲むのだ、と。

「サムライエンパイアにて、新たな事件の発生を報告いたします」
 ヴェルタール・バトラー(ウォーマシンの鎧装騎兵・f05099)が告げると、その背後が和風世界の景色に、さぁっ、と変わった。
「とある領内に、突如、オブリビオンの居城が出現。城主たる敵の元にたどり着き、これを討伐するのが、今回の最終目的でございます」
 しかし現在、城周辺では、たくさんの土偶が飛び回っている。そのため、容易には城に近づけないのだという。
「元々、城があった場所には遺跡があり、土偶はその遺物だったと思われます。オブリビオン……仙狐の影響で、このような怪異となってしまったのでしょう」
 怪異と化した土偶は、飛行能力を得ただけでなく、目から怪光線を放つ事もできるという。
「一種の防衛システムでございますね。これを突破して、城内への突入を図っていただきます」
 だが、城内もまた別の妖物の類によって防衛されている。これを突破しなければ、首魁である仙狐を討伐する事はできないだろう。
「皆様ならば、この異変を治め、平穏を取り戻す事も出来る事でしょう。まずは土偶とやらを、バキッ、と退治していただければこれ幸いにございます」
 ヴェルタールが、すっ、と頭を下げた。


七尾マサムネ
 七尾マサムネでございます。
 今回はサムライエンパイアでの冒険。

 敵のボスは、人心を惑わす魑魅魍魎の主、妖狐です。その力により使役される器物の怪異を突破し、狐退治をお願いします。

 それでは、皆さまのプレイング、お待ちしております。
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第1章 冒険 『飛べ!遮光器土偶』

POW   :    土偶を叩き割る

SPD   :    罠や地形を利用して捕獲を試みる

WIZ   :    アイテムやユーベルコードを上手く活用

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

マユラ・エリアル
土偶か…全く妙な仕掛けもあったものだ
妖狐というのは面倒な力を持つようだな…
まあいいさ、なんとかしてみるか

【WIZ】にて行動
土偶から距離をおいて氷刃展開を使用
氷の刃で土偶を凍らせるまたは撃ち落とし、一体ずつ処理していこう
近くによって来たら鉤爪で叩き落していくとしよう
その際には『なぎ払い』も活用しながら排除していく

とりあえず目に付く土偶を凍らせたら前進!
対処しきれないほどの多さなら進行方向の土偶のみ処理
技能『ダッシュ』で駆け抜けよう
光は右手のルーンソードでガード!


兎に角此処を抜けないと始まらないからな…
さっさと駆け抜けよう



件の領を訪れたマユラ・エリアル(氷刃の行方・f01439)が、飛空する土偶の群れ……何とも不思議なフレーズである……を視界にとらえた。
(「土偶か……全く妙な仕掛けもあったものだ。……まあいいさ、なんとかしてみるか」)
 距離があるゆえ、敵はまだマユラを認識してはいないようだ。それを確かめ、マユラは氷の刃を展開した。
 刃は、マユラの望む軌跡を描いて飛翔。見事、土偶の胸を貫いた。
 全身を氷に包まれ、1体が落下していくのを見て、他の土偶達がマユラの方を向いた。
 ぎん、と、双眸が不気味に光る。
 マユラ目指し、飛来する土偶達。それを、氷の刃で次々撃墜していく。が、破砕した土偶の陰から、別の土偶が突進してきた。
 だが、マユラは動じぬ。突破してきた土偶の頭部に、鉤爪を突き立てる。
 ひとしきり相手を凍結させたとみると、マユラは地を蹴った。
 四方から飛んでくる怪光線をかわし、あるいはルーンソードで弾きながら、疾走するマユラ。
 ここで足踏みしている理由は、ない。マユラはまとめて複数の土偶を薙ぎ払うと、白仙狐の城を目指す。

成功 🔵​🔵​🔴​

闇之雲・夜太狼
WIZで行動
アドリブ・絡みも歓迎!

せっかくのいい天気が台無しだね~
これはもう俺たちがパパッと解決しないとね!

さあさあ、御立合いをば、土偶諸君
寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
この俺、夜太狼がお送りするのは、演目その名も『泡沫夢幻』!
御覧の通りこの手には、種も仕掛けもございません
しかしひとたび輪を作り、そこに息を吹き込めば、ふわりふわりと漂う泡が不埒な輩を逃がしません!

まずは上記口上+【おびき寄せ】で土偶たちの気を引いて、「バブル・バインド」で動きを止めるよ
これで落ちればそれでいいけど、そうじゃなければマジックアームガッチャーで叩き落としちゃおう

覚えておきなよ仙狐ちゃん
この空に土偶は似合わないのさ


草野・千秋
【POW】
オリジナルユーベルコードで攻撃力を上げてから
土偶を叩き割る!
サイボーグのこの怪力、魅せてあげましょうか?
せいっ!(ガシャーン)
機械の筋肉がうなる!

目からの怪光線には注意
常に警戒しておく
まずは露払いといきますか
みんななら出来ます!



「サイボーグのこの怪力、魅せてあげましょうか?」
 がしゃーん!
 派手な音を辺りに響かせ、土偶が1体、土塊に還った。
 破砕をもたらした主、草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)が、自分を囲む土偶達を見つめる。
 土偶側は、攻めあぐねていた。今の千秋は、炎、水、風……エレメントの力を宿した戦士。
 そちらが来ないのなら。全ての力を攻撃力に変換し、拳に集約させると、千秋は土偶へと突撃した。
「せいっ!」
 気合一発。
 ひとたび機械の筋肉が唸れば、土偶が弾け飛ぶ。
 直後、気配を察知し、千秋がその場を退いた。刹那の後、しゅばっ、と光線が空間を走る。別の土偶からの報復は、千秋ではなく虚空を焼くのみに終わる。
 千秋の注意は、土偶達の目元に向けられている。光線の源が目元なら、視線を見ていれば、射線は容易に読みとれる。
「まずは露払いといきますか。みんななら出来ます!」
 共に戦う猟兵達を頼もしく感じつつ、断罪の拳を振るう千秋。
 ちらり、一瞬送った視線の向こうから、陽気な声が聞こえてくる。
「土偶がいっぱいで、せっかくのいい天気が台無しだね~。これはもう俺たちがパパッと解決しないとね!」
 闇之雲・夜太狼(クライウルフ・f07230)は、千秋に振った手を、ぱんぱん、と打った。
「さあさあ、御立合いをば、土偶諸君。寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」
 夜太狼のおびき寄せに反応し、土偶達が接近して来る。
「この俺、夜太狼がお送りするのは、演目その名も『泡沫夢幻』! 御覧の通りこの手には、種も仕掛けもございません。しかしひとたび輪を作り、そこに息を吹き込めば、ふわりふわりと漂う泡が不埒な輩を逃がしません!」
 夜太狼がそこまで告げた時には、既に土偶達は、バブル・バインドの餌食だ。
 シャボン玉に包まれた土偶は、特徴的な手足を、ジタバタさせる事も出来ぬ。
 逃れたもの達とて、許されたわけではない。夜太狼のマジックアームガッチャーにとらえられ、1体、また1体と、叩き落とされていく。
「覚えておきなよ仙狐ちゃん。この空に土偶は似合わないのさ」
 夜太狼の言葉は、視線の先に望む城、高みの見物をしているであろう黒幕に向いていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

忠海・雷火
まだ甚大な被害が出ていないのが幸いね
この数相手は面倒だけれど、今の内に狩ってしまいましょう

まずは上空からも含めて視線を遮れるような場所を数カ所探す。森が近くにあれば丁度良い
自分はそこに潜み、ユーベルコードで死霊達を召喚
彼らに「土器を殲滅しろ」という最低限の命令だけ行い、まず手近な土器の方へ向かわせ倒させる

恐らく音を聞いた土偶達も集まってくるでしょうから、その場は彼らに任せ、身を隠せる別の場所へと静かに移動
死霊が倒されれば再召喚し、土器へ向かわせ、自分は捜索されない内に移動の繰り返し

もし見つかった場合は、敵攻撃の直撃を避ける事に集中
傷を受けて召喚が解除されたら刀による自力戦闘に突入、敵を倒す



(「まだ領内や人々に甚大な被害が出ていないのが幸いね。この数相手は面倒だけれど、今の内に狩ってしまいましょう」)
 付近の森に潜み、敵土偶群と、猟兵の戦いを観察する忠海・雷火(多重人格者のグールドライバー・f03441)。
 敵群が自分に気づいていない事を確かめ、雷火は力を発動した。
 リザレクト・オブリビオン……召喚された死霊騎士と死霊蛇竜達に、雷火は命じる。「土器を殲滅しろ」と。
 ただ1つの命に従い、死霊達が、戦場へと足を踏みいれた。
 奇襲を受けた土偶が、砕け散る。仲間が攻撃を受けたと知った土偶達は、すぐさま迎撃に移った。
 土偶と死霊が入り乱れる様子を確認し、雷火は、静かに移動を開始した。他の猟兵、そして死霊の相手で手いっぱいの土偶は、雷火を標的にする余裕はない。
 また1体、破壊される土偶。しかし、攻撃後の隙を狙われ、死霊騎士が倒れる。
 しかし、まるで堪えた様子はなく、再びその姿が浮かび上がる。雷火による再召喚だ。自身が傷を負わぬ限り、使役される死霊達もまた、不屈。
 そして雷火は、少しずつ城へと近づいていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

シェラフィール・ディー
「器物までに及ぶ支配というのは、驚かされます。…光景も含めてですが…」
空飛び光を放つ土偶の衛士…こういったものを面妖と呼ぶのでしょうか…
とはいえ、油断は禁物、かつ中へと突入前に消耗は避けたい所です

「飛び回る敵には、それ相応の対処法が御座います」

[WIZ]:UC【湖鳴剣】
特殊な歩法による[残像]回避を行いつつ
神速の納刀術による鍔鳴りに乗せ波紋状のフォースを放ち万物経絡を麻痺せしめます
落ちたるモノであれば回収も容易いでしょう
…後の処分に関してはお任せです
もしかすると、何かの役に立たないともいえない…ということに…

「なんというか…妙に愛嬌があります。…壊すのは憚られますね」


御剣・神夜
POW行動

空を飛ぶ土偶………なんともシュールな光景ですねぇ
ですが、人々を脅かしているのは事実。ひとつ残らず叩き割りましょうか。

空を飛ぶ土偶を一つ残らず叩き落します
とは言え、空を飛んでいるわけですから普通に攻撃しても届きませんよね
遮蔽物などを利用して低空になったところを一気に叩き割りましょう
何機か普通に壊して見つかったら逃げて追いかけてきたら橋の下などに移動して下をくぐってきたやつをたたき割りましょうか
こういう時遠距離攻撃があれば楽ですが、飛び道具は不得手ですし、自分に出来ることをします
「しかし、簡単に壊れるんですね。この土偶」



少しずつ城への道が開けていく中、シェラフィール・ディー(オニキスロード・f03454)もまた、土偶の歓迎を受けていた。
「器物までに及ぶ支配というのは、驚かされます。……この光景も含めてですが……」
 空を飛び、光を放つ土偶の衛士。これを面妖と呼ばずして何とするか。
「とはいったものの……妙に愛嬌があります。……壊すのは憚られますね」
 しかし、外見に惑わされぬよう、気を引き締めるシェラフィール。城内への突入前に消耗してしまうのは、避けたい所だ。
 四方から攻撃を仕掛けてくる土偶達。しかし、彼らがとらえたのは、シェラフィールの残像に過ぎぬ。特殊な歩法による回避術である。
 そして、神速の納刀術が、鍔鳴りを起こす。それは波紋状のフォースとなり、シェラフィールの周囲に伝播した。
 すると土偶が、突如硬直したかと思うと、力なく地面へと落下していく。白仙狐の妖力。土偶達の原動力たるその流れに干渉し、マヒさせたのである。
 動きを封じた土偶達の処分を他の猟兵にゆだねると、シェラフィールは、更に歩みを進める。
 猟兵達の奮戦により、土偶は徐々に数を減らし、城の側へ押し込まれていく。
「空を飛ぶ土偶……なんともシュールな光景ですねぇ。ですが、人々を脅かしているのは事実。ひとつ残らず叩き割りましょうか」
 御剣・神夜(桜花繚乱・f02570)は、他の猟兵の攻撃によって高度を下げた敵を狙い、叩き割っていた。
 シェラフィールがマヒさせた土偶達も、確実に処分していく。飛び道具が不得手な神夜だが、それならそれで、方法はあるのだ。
「しかし、意外と簡単に壊れるんですね。この土偶」
 数の多さと遠距離からの光線は脅威だが、個々の戦闘能力は低い様だ。
 神夜を放置してはまずいと、土偶達が編隊を為し、接近して来る。
 すると神夜は、身を翻し、逃走の姿勢を見せた。城の方に向かうと、内部につながる橋が見えてくる。
 すかさず、その下に体を滑り込ませる。そのまま追ってきた土偶は、待ち構えていた神夜の餌食となった。光線を撃つ間もなく、次々粉砕されていく。
 追撃が止む頃には、周囲の土偶もほとんど駆逐された後だった。空が、広い。
 神夜は、橋上に立つと、黒幕の潜む城を見上げた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『黄泉の本坪鈴』

POW   :    黄泉の門
【黄泉の門が開き飛び出してくる炎 】が命中した対象を燃やす。放たれた【地獄の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    人魂の炎
レベル×1個の【人魂 】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
WIZ   :    後悔の念
【本坪鈴本体 】から【後悔の念を強制的に呼び起こす念】を放ち、【自身が一番後悔している過去の幻を見せる事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


土偶達を突破し、城への道が切り開かれた。
 城内に突入した猟兵達は、辺りに満ちる妖気を感じとった。土偶達の時よりも、濃い。ここに、件の白仙狐がいるのは間違いあるまい。
 首魁の元に急がんとする猟兵達は、しかし、廊下を行く足を止めた。
 鈴だ。神社で見られる、本坪鈴(ほんつぼすず)。それが、妖怪変化となって、襲い掛かって来たのである。
 これもまた、仙狐の妖の力に惑わされたものか……猟兵達は、行く手を阻む妖物との戦いに挑む。
シェラフィール・ディー
「魔除けの鈴と聞いた覚えがありますが…」
罰当たりがいたのか、あるいはそれすらも惑わかす仙狐の妖力の為せる業なのか
とはいえ、立ちふさがるのならば排除するのみ。です

「…これが終われば鎮めて頂きましょう。ということで、お覚悟を」

【刻印呪眼:狂瀾庭園】
影より触手を召喚し攻撃致します。
なんというか、罰当たり的にはダメ押しという気もしますが恐るべき炎を扱うとあれば…
「防御させつつ、数で押し切りましょう」
私自身への攻撃にだけは気を払いつつ、他の方の援護を主に。
…稀に制御を外れて自身に襲い掛かるような触手ですので、多少燃えてもいい気味ですしね。はい


御剣・神夜
手厳しい歓迎ですね。ですが、望む所
我らの本懐はこの先にいるということがハッキリしたのですから
さぁ、教えてあげましょう。猟兵に狙われたらどうなるのかを

黄泉の門、人魂の炎は遠距離攻撃も可能と思われるので距離を取られると厄介なので、なるべく自分の距離にしてから戦う
自分の妨害をする黄泉の門、人魂の炎はなるべく斬り払うか、避けるかして進む。どちらも難しいのならば、被弾覚悟で突っ込む
後悔の念は、そこまで後悔していることがないので対して気にもせずそのまま斬りかかる


マユラ・エリアル
土器の次は鈴か…
古物に余程縁のある城主らしいな
早く次に進みたいんだが…まあ仕方ない
此処で体を温めてから行くとするか

●戦闘
【POW】を利用
『力溜め』『なぎ払い』『2回攻撃』を活用して近接戦闘を仕掛ける
【宝珠解放】を使用、攻撃回数を重視して敵の殲滅に集中
左手の鉤爪で敵を纏めてなぎ払いながら進もう
敵の炎はルーンソードと鉤爪で切り払ったり、回避も試みる

まあ、運動不足解消には丁度良いのかもしれないな
だがあまり数が多いのだけは勘弁…だな
しかし白仙狐か、どんな化け狐が待っているのやら
楽しみになってきたじゃあないか

●アドリブ・絡み等歓迎


忠海・雷火
道具に罪は無いけれど、行手を塞ぐならば仕方ない。押し通らせて貰うわ

然程広い廊下でも無さそうだけれど
敵は多いし、他の人達と共闘する事にしましょう
私は最先頭を進む人の、3m程後方からユーベルコードを放ち
討ち漏らしであったり、先頭の人に集まってくる敵や飛ばしてくる炎をも範囲に含め、纏めて薙ぎ払うわ
それでも倒せなかった敵は、前に進んで刀で斬る

上記に加え、射線に別の敵を挟むようにする等で、炎にはある程度対処出来そうだけれど
後悔の念が厄介ね。見えない攻撃だから、第六感を働かせて見切るよう心がける
それでも命中してしまった場合は、その都度すぐに人格を切り替えて対応
それぞれで精神が違う以上、リカバリーは効く筈



「これはまた手厳しい歓迎ですね。ですが、望む所。我らの本懐はこの先にいるということがハッキリしたのですから」
 城内廊下。侵入者を拒む本坪鈴の群れに、御剣・神夜が刃を向けた。
 敵の戦闘力は、先ほどの土偶より高そうだ。だが、神夜達とて、ここからが本領だ。
「さぁ、教えてあげましょう。猟兵に狙われたらどうなるのかを」
 ひらひらと、重さを感じさせない動きで、神夜に近づいて来る本坪鈴。
 そちらに気を取られている隙を狙うように、後方から人魂が飛んでくる。その軌道を読み切り、くぐり抜ける神夜。
 得意とする近接戦闘に持ち込んでしまえばこちらのものだ。
 しかし今度は、虚空から炎が噴き出した。神夜を少々燃やしたが、大した傷ではない。引火部分を払って、先へ進む。
 待ち構えていた本坪鈴が、黒い念を立ち昇らせた。神夜の心にするりと侵入しようと試みる。神夜の許しなしに引き出される過去……しかし。
「あいにく、そこまで後悔していることはないのですよね」
 残念でしたね、と微笑み。
 神夜は、本坪鈴を両断した。真っ二つに。
 その手並みに、見事、と感嘆するマユラ・エリアル。
「土器の次は鈴か……古物に余程縁のある城主らしいな」
 一刻も早く仙狐のところに、と、マユラの心も逸る。
 しかし、衛士がいるなら、その歓迎をむげには出来ないのも事実。正直、土偶相手では、物足りなさもあった。ここで体を万全に温めていくのも、悪くあるまい。
 先ほどの土偶は、情報収集の役割も持っていたのだろうか。こちらの脅威度は伝わっているようだ。本坪鈴が一度に3体、マユラに向かって来る。
 だが、かえって好都合。マユラの左手の鉤爪が閃く。まとめて薙ぎ払われた敵 が、妖力を失い、ただの鈴に成り果て、塵となる。
「運動不足の解消にはちょうどいい」
 その時、後方から熱の気配。それを察知したマユラは、右手のルーンソードで、熱源たる炎を切り払った。
 しかし、迫る炎は1つにあらず。防御が間に合わないならと、マユラは軽やかな身のこなしで炎をかわした。
「さてさて、どんな化け狐が待っているのやら。楽しみになってきたじゃあないか」
 マユラの戦意は高まるばかりだ。
 さて、本坪鈴の配置と挙動から推測するに、仙狐は城の上層階にいると思われた。
「これは本来、魔除けの鈴と聞いた覚えがありますが……」
 シェラフィール・ディーが、階段を守護するように宙を漂う本坪鈴を見つめる。
 罰当たりがいたのか、あるいは、仙狐の妖力の高さゆえか。
 いずれにせよ、シェラフィール達の前に立ちふさがるのなら、排除するしかあるまい。
「……これが終われば鎮めて頂きましょう。ということで、お覚悟を」
 そう告げてシェラフィールが召喚したのは、十二本の指と、八本の舌。いずれも人ならざる存在、混沌に属するものの一部だ。
 鈴と同じく、あるいはそれ以上の不浄をまとった指や舌は、触手のように、本坪鈴を次々と絡めとっていく。防戦に回らせ、こちらも数で押し切る策だ。
 自身と同等の力を発揮するとはいえ、シェラフィールが被弾すれば使役の力も途切れてしまう。被弾を極力避けられるよう後方に控え、他の猟兵達の援護に専念する。
 気づけば舌の一本が燃やされたようだが、シェラフィールはさして気にしたふうもない。
「稀に制御を外れてこちらに襲い掛かるような触手ですので、多少燃えても、良い気味です」
 そしてまた1つ、本坪鈴が落下する。
 凍てつく桜の花びらにて敵を始末したのは、忠海・雷火。
 この廊下、幅はさして広くはない。が、相手は浮遊することで空間を十全に利用して、こちらの撃退を狙って来る。
「道具に罪は無いけれど、行手を塞ぐならば仕方ない。押し通らせて貰うわ」
 仲間達の3m程後方から、雷火のユーベルコード【氷桜雪花】が力を発揮する。前線で撃墜され、転がって来た鈴に、とどめを刺す。
 前線の神夜やマユラに殺到する敵へも、氷桜を舞わせて、進撃を支援する。
 敵も雷火を食い止めようとするが、炎を撃とうとしても、前にする仲間が邪魔で、狙いを定められぬ。
 もちろん、偶然ではない。雷火の誘導だ。
 射線上に敵同士が重なるように位置取る事で、攻撃を封じたのだ。
 それでも散発的に飛来する炎から、壁を走る事で逃れる雷火。不意に、何かに導かれるようにして、バックステップを試みた。標的を失った念の塊が、虚空に溶けこんでいく。
 後悔の念を呼び起す妖力から雷火を救ったのは、己の第六感。
 狙いを外して無念そうな本坪鈴を、雷火の刀が斬り捨てた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

マユラ・エリアル
全く、数が多い
もう少し此処で数減らしをしないといけないか
ならば氷刃の本懐、見せてやろう
其方が数で来るというのなら、此方も数で対抗しようじゃないか

●戦闘
【WIZ】で戦闘
少し後方に移動し詠唱開始
『全力魔法』『2回攻撃』を活用して攻撃だ
【氷刃展開】で魔法の刃を召喚
多量の氷の刃で鈴を切り刻むか
1体の敵に対して複数の刃で取り囲むように展開し撃破

さて、氷刃の檻に囚われて貰おう
後悔の念は厄介だが、まあ『第六感』を駆使して回避しよう
後悔の念を公開されるのは勘弁だな…なんてな



 マユラは、一向に減る様子を見せぬ敵群に辟易していた。
「もう少し数減らしをしないといけないか。ならば氷刃の本懐、見せてやろう」
 向こうが数を力とするのなら、こちらは、数と質で対抗するまでだ。
 マユラは、バックステップで少し後方に移動すると、詠唱を開始した。
 そこに、敵の邪悪なる念が襲来する。
 だがマユラは、集中を継続したまま。体は、第六感にゆだねる。無意識に近い状態で、念の流れをかわしていく。
「後悔の念を公開されるのは勘弁だな……なんてな」
「…………」
 本坪鈴、無反応。
 いや、何かリアクションされても困るのだが。
「さて、氷刃の檻に囚われて貰おう」
 【氷刃展開】。マユラが全力を注いだ魔法の刃が、猛威を振るう。
 煌めく氷の刃が、城内を乱舞した。それは一度ならず二度までも。
「……!!」
 圧倒的な力。なすすべもなく、凍り、切断されていく本坪鈴達。
 マユラ渾身の氷刃が止んだ後、本坪鈴の姿は、一つ残らず消え去っていた。猟兵を阻むものは、もういない。
 いよいよ、本丸。
 白仙狐とのご対面の時間だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『傾国の白仙狐』

POW   :    その精、喰ろうてやろうぞ
【全身】から【魅了の術】を放ち、【幻惑】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    出でよ我が僕、死ぬまで遊んでおやり
【自身に従属する妖狐】の霊を召喚する。これは【剣】や【電撃】で攻撃する能力を持つ。
WIZ   :    妾の炎に焼かれて死ぬがよい
レベル×1個の【狐火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は御狐・稲見之守です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 本丸。
 猟兵達を迎えたのは、かの白仙狐であった。
「おや、わらわの可愛い子達を壊してくれたのは、そなた達かえ?」
 ふっくらとした尻尾で、虚空を撫でまわしながら、仙狐が問うた。
 その声は艶めかしく、なるほど魅了の力がこもっているようだ。
「その顔、土偶やら鈴やらを使役するとは変わった趣向とでも思っておるな? お見通しじゃぞ」
 ころころと。鈴を鳴らすような笑い声。
 が、楽し気な表情は、すぐに真顔にとって代わる。
「……ただ、わらわは愛しておるのよ。人も器物も、平等に、のう」
 殊勝、ともいえる声音に、猟兵が戸惑う。
 しかし、仙狐の口が再び笑みを為した。
「そうじゃ。人も器物も、等しくわらわの道具にすぎぬ。砕かれようが殺されようが、わらわの心は微塵も痛まぬでのう! ほほほほ」
 ゆらり。仙狐が立ち上がる。
 その全身に宿る妖気は、これまでの妖物とは比較にならぬ。そもそも、比べる事さえおこがましく思えるほどに。
「悪い事は言わん。大人しく、我が力の前に屈服せえ。さすれば、わらわの下僕として永劫、可愛がってやるから、のう!」
 ぶわっ!
 仙狐の妖力が、物理的な力持つ風として吹き付けた。
 決戦の時だ。
マユラ・エリアル
何?永遠に扶養家族として養ってくれるのか?
なるほど小遣い次第では考えなくもないが
オヤツタイムも必要だな…まあ、冗談だが
道具扱いされるのは勘弁だ、真っ向勝負と行こうじゃないか
ここで潰えろ雌狐め
さあ、スタイリッシュに行こうじゃないか!

●戦闘
【WIZ】で戦闘
『全力魔法』『2回攻撃』を活用
遠距離から【氷塊召喚】を使用
『2回攻撃』で2つの氷塊を召喚
1つは仙狐に、1つは地形を狙って攻撃
氷で覆った地形の上で戦ってこちらの優位を取るぞ
近接戦闘に持ち込んだら、左手の鉤爪で攻撃『なぎ払い』を行う
敵の狐火はガントレットでガード若しくは『第六感』も駆使しながら回避を試みる



●アドリブ等大歓迎


忠海・雷火
強いのは間違いないようだけれど、屈服なんて冗談じゃない
死ぬのは貴女の方よ

さて、使う技が厄介ね
近付けば魅了を思い切り喰らいそうだから、ネクロオーブで召喚した雑霊を、離れた位置から仙狐へ嗾ける
相手が呼ぶ妖狐の霊や狐火には、それらを対象としてユーベルコードを使用
範囲攻撃での薙ぎ払いは任せて頂戴
ついでに仙狐も範囲内に入れられれば、多少のダメージ源にはなる筈

誘き寄せという程ではないけれど、恐らく嫌がられる戦法だとは思うから
敵攻撃の見切りに専念しつつ、上記の立ち回りで敵の意識を此方に向けさせたい
注意を引けば、他の人が仙狐に攻撃し易くなるでしょうし
例え私が直接攻撃出来ずとも、補助に回る事で支援になればと思う



「おお、活きのよさそうな下僕志願者が来たのう」
「何? 永遠に扶養家族として養ってくれるのか?」
 ふくよかな尾をくゆらせ、虚空を撫でる仙狐に、マユラ・エリアルが応じた。
「なるほど、小遣い次第では考えなくもない。ああそれと、オヤツタイムも必要だな……」
「構わぬぞえ? もっとも、わらわの術にかかれば、楽しむ心も失せるがのう」
 ほほほ、と笑うと、仙狐は眷属を召喚した。
 一頭の、狐。妖力の塊であるその獣は、耳や尻尾をゆらめかせ、マユラに襲い掛かる。
 相手に距離を詰められる前に。マユラは両手に力を収束ざせ、一度に2つの氷塊を呼び寄せた。
「冗談を真に受けるとは、案外可愛いところもあるじゃないか。道具扱いされるのは勘弁だ」
 『だ』のタイミングで、氷塊の1つが、妖狐を阻んだ。
 衝突の瞬間、妖狐の全身が凍り付いたかと思うと、妖力の粒子と化して、四散した。
 その間に、もう1つの氷塊は、役目を果たしていた。辺りに、氷の化粧が施されていく。氷上の戦いは、マユラの得手とするところだ。
「大人しく屈せよ。なあに、苦しみなど1つもない」
「強いのは間違いないようだけれど、屈服なんて冗談じゃない。死ぬのは貴女の方よ」
 忠海・雷火が、仙狐の視線を受け流した。ここまで来て、屈するつもりはない。
 だが、相手の使う妖術は厄介だ。雷火は肌で感じていた。相手の質が、これまでの傀儡どもとは違う事を。
 相手から距離を置きつつ、雷火はネクロオーブで召喚した雑霊を差し向ける。
が、雑霊をいなしながら、仙狐が笑う。
「わらわが本物の召喚術というものを教えてやろう」
 1つ、2つ、と。仙狐の周りを、狐火が彩る。
 灯った数が9つに至った時、火は雷火へと飛びかかった。
 対する雷火は、得物を凍てついた桜の花びらへと変え、応戦した。
 火と氷。相反する力がぶつかり合い、白い霊力の煙を上げて互いに打ち消し合った。
「わらわへの意趣返しのつもりかえ? 厄介じゃのう」
 仙狐の言葉の中に、かすかにいらだちが混じる。
 新たに妖力を練り上げ、雷火を狙う。
 だが、それこそ雷火の術中にはまったというもの。自分に意識を向けらせる事で、他の猟兵が攻撃する好機を生み出すのだ。
「ここで潰えろ雌狐め」
 マユラの声が響いた直後。鉤爪が、仙狐の豊満な体をなぎ払った。
 反撃の狐火をガントレットで弾き飛ばした向こう。仙狐の悔し気な顔が見えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

メルヴァ・ローズリオ
これはこれは、とても生きが良くて美味しそうな狐さん………その記憶、私に頂戴?


ヴァンパイアの使い魔と言ったら蝙蝠でしょ?私の可愛い可愛い蝙蝠のお手伝いさん達に頑張ってもらうね。魅了は全身から………?回避のしようが無いじゃない。これは様子見して、術が切れたら使い魔とともに一気に距離を詰める。【目潰し】して背後を取って、そのまま【吸血】 血と一緒に精神もいただきます。攻撃は蝙蝠に肉壁になってもらう………ごめんね?


魅了しようとした相手に堕とされる気分はどう?中々良いでしょ?


アドリブなど、大歓迎です。



 戦いに集中していたメルヴァ・ローズリオ(強き意志を喰らう弱き捕食者・f12398)は、精神が揺らぐのを感じた。
 原因は分かっている。仙狐の全身から立ち昇る妖気だ。
 全てを魅力する狐の魔性……ひとたび発現すれば、幻惑の檻の中に囚われ、体の自由は奪われる。
 抵抗が難しいのなら。メルヴァは、あえて耐え忍ぶ事を選んだ。
「ほほ、可愛い下僕がまた1人……うぬ?」
 幻惑が弱まった瞬間、メルヴァが反撃に出た。
 仙狐が狐を眷属とするなら、ヴァンパイアは蝙蝠。可愛い使い魔と共に、一気に敵の間合いを侵略するメルヴァ。
「ええい、邪魔をするでない」
 飛びかかった蝙蝠は、執拗に、仙狐の目潰しを狙う。
 使い魔が相手をしている間に、メルヴァは動く。敵の背後へと。
「とても活きが良くて美味しそうな狐さん……その記憶、私に頂戴?」
 仙狐の首筋に、牙を立てるメルヴァ。血以上に精神、記憶を奪い取られ、仙狐を脱力感が襲った。
「魅了しようとした相手に堕とされる気分はどう? 中々良いでしょ?」
「う、ぬう……」
 蠱惑的な笑みを見せるメルヴァと、しかめ面の仙狐。先ほどとは立場が逆転していた。

成功 🔵​🔵​🔴​

御剣・神夜
正に悪女。という言葉を体現しているような敵ですね
人と物を平等に愛する。それは当たり前なことで特別な事ではないのですから
行きましょう。牙龍。あの狐に本当の絆というものを教えてあげましょう

魅了しようとしてきたら、下唇を強くかんでこらえる。それでもだめなら血が出るほど強く、あるいは噛み千切るほど強く噛んで攻撃する
狐の霊が召喚されたら遠距離攻撃の雷は厄介なので一斉射などされないよう早めに潰す。刀は邪魔しに来ないのならばスルー。邪魔するなら斬り捨てる
狐火を放ってきたら斬り払って距離を詰めて攻撃する
「これが、私と愛刀の力です!!」


マユラ・エリアル
全く、人を下僕扱いとはけしからんな
さて、体も暖まってきたところだ
そろそろ本気でいくぞ
それに、そっちもそろそろ辛くなってきたんじゃないか?

●戦闘
攻撃のために一旦距離を取る
その後ユーベルコード【氷刃展開】を使用
100本の氷の刃だ、回避できるか?
『全力魔法』で一気に削るぞ
全力の氷の刃で仙狐を包囲
一斉発射で逃げ場を断つ
特に足元を狙い、敵の機動力を奪う
足元を凍らせれば動けまい
その傲慢チキな態度、改めてもらおうか


くらえ、氷刃の檻に囚われろ

敵の攻撃に対しては、変わらずガントレットと鉤爪で切り払う

●アドリブ等歓迎



「正に悪女という言葉を体現したような狐ですね。人と物を平等に愛する。それは当たり前なことで特別な事ではないのですから」
 傲慢の化身の如く振舞う敵を、御剣・神夜はそう評した。
 そして決意をこめ、愛刀に手をかける。自身の背丈ほどもある、まさに豪刀。
「行きましょう。牙龍。あの狐に本当の絆というものを教えてあげましょう」
「そう気張るでない。わらわの絆の方が心地よいぞえ?」
 仙狐の瞳が、輝いた。
 妖瞳、そして全身から発せられる魅了の力。
「く……!」
 甘美な誘いが、神夜の心に絡みついてくる。抵抗をやめてしまえば、どれだけ楽だろう。
 だが、偽りの安寧にとらわれまいと、下唇を強く噛んでこらえる神夜。つう、と赤い筋が、おとがいへと伝う。
 その時、妖力がぷつりと絶たれた。マユラ・エリアルが妖狐に仕掛けたのだ。
「さて、体も暖まってきたところだ。そろそろ本気でいくぞ」
 滑るように、床を行くマユラ。
「ええい、下僕となるか、死か。選ばせてやるからはよう選べ」
 仙狐の呼び出した狐火達が融合し、9つに凝縮された。
 熱塊が乱舞する。仙狐には、マユラが焼き尽くされる光景が見えていた事だろう。
 だが、仙狐の双眸は、驚きに彩られる。
 狐火が、1つ残らず切り払われたのだ。熱風に髪をなびかせ、悠然と立つマユラ。
「全力でそれか? そっちもそろそろ辛くなってきたんじゃないか?」
「やかましい! ならばこれは!」
 乱暴な動作で、眷属を招来する仙狐。
 ばちり、と帯電する妖狐を見て、神夜は魅了の残滓を振り切り、斬りかかった。
 神夜と狐、交錯する二者。
 倒れたのは、妖狐。神夜の背後、煙めいて霧散すると、虚空に溶けていく。
「わらわの可愛い下僕を……まあ、また代わりを呼び出せばよい」
 つまらなさそうに呟く仙狐。その心根こそ、悪たるゆえん。
 それを断つべく、神夜が再び刀を振るった。渾身の斬撃!
「これが、私と愛刀の力です!!」
 床板がめくり上がる程の威力。神夜の一刀が、仙狐を大きく切り裂いた。
「くおお……わ、わらわにこのような傷を……!」
 傷口を押さえ、よろめく仙狐。もはや、余裕のベールは剥がされた。
 神夜の攻撃の間に距離を取っていたマユラが、氷刃を操る。切っ先の全てが、仙狐を狙う。
「1振りの太刀も防げないところ悪いが、100本の氷の刃だ、回避できるか?」
 氷刃の雨が、仙狐の視界を白く染める。
 切り、裂き、貫き、蹂躙する。
「し、しのいだぞえ……」
 ぼろぼろの衣、大きく開かれた胸元を押さえる仙狐。
 一歩、踏み出そうとした足は、何かに引っ張られる。見れば、氷刃の生み出した氷塊が、足を覆っていた。
「さあ、その傲慢チキな態度、改めてもらおうか」
 刻一刻と追い詰められる仙狐に、マユラが言の葉の刃を突きつけた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ダリア・エーデルシュタイン
道具とはね、愛して、愛でて、愛しむものだよ。
ただ使い捨てるキミは道具の『主』に相応しくない。
だいぶ追い詰められているようだし、そろそろご退場願おうか?

愛用のカードに口づけして、動きを止められている妖狐に向けて放とう。
『Kiss of death』――死への予告状を、キミに。

戦闘では距離をとり、相手の動きを注視しながら、回避を基本として立ち回るよ。
全てを完全に回避なんてできないだろうけど、なるべく浅くすむようにしないとね。
相手が足を止めている今がチャンスだ。
カードを次々と放って余裕と意識を奪い、他の人がとどめを刺しやすいようにするよ


ラムダ・ツァオ
凌いだのね、お疲れさま。
じゃ、次も凌げるわよね。
ということで遅ればせながら一気に仕掛けるわ。

外套を目くらまし代わりに狐に放り投げ、
その隙にシーブズギャンビットで切り裂くつもりよ。
出来れば喉を狙いたいところだけど、無理は禁物。
狙いやすいのは四肢か尻尾あたりかしら。
切り裂いた後はそのまま駆け抜け、次の隙を伺うわ。
攻撃を見切るのも足にも自信があるし、
必要なら前に出て囮役も務めるわよ。
ただ、魅了の術がある以上、迂闊な接近は危険ね。
隙を伺うならやはり攻撃直後かしら。

攻撃手段を奪い、油断なく伺い、機を見て仕留める。
獲物を狩る常套手段よ。
野生を忘れた狐には少し難しいかもしれないわね。


荒谷・つかさ
ふうん?
まあ、貴女の愛がどんな物だろうと。
今ここで、叩き潰す事に何ら変わりはないわね。

魅了が厄介……でも、頑張れば耐えられないことも無いみたいね。
なら、かけられている時間をできるだけ短時間で済ませるわ。

まず大剣「零式・改二」に「属性攻撃」技能で風の刃を纏わせる。
次に「ジャンプ」技能で出来るだけ高く跳躍、高所から重力加速度を乗せて【荒谷流重剣術奥義・稲妻彗星落とし】を発動。
大剣に着けたブースターで自分自身を仙狐へ向けて「吹き飛ばし」て更に加速。
「怪力」技能で正確に剣を操り、「鎧砕き」技能で如何なる防御も打ち砕く一撃を放つわ。
魅了は「勇気」と「気合い」で跳ねのけるわよ。

我が剣に、打ち砕けぬ物無し!



 氷結に足を止められた妖狐を、女怪盗が狙う。
「『Kiss of death』――死への予告状を、キミに」
 颯爽と参上したダリア・エーデルシュタイン(反撃の怪盗エース・オブ・ハート・f12598)が、愛用のカードに口づけ1つ。
 だが、宣告の札が突き立つ寸前、仙狐の尾がそれを払った。
 しかし、仙狐の額を彩る珠の汗を、ダリアは見逃してはいない。
「今のを凌いだのね、お疲れさま。じゃ、次も凌げるわよね」
「!?」
 ラムダ・ツァオ(影・f00001)の声に乗り、投じられた外套が、仙狐の視界を奪った。
「目くらましのつもりかえ?」
 ラムダの耳を打つ、仙狐の嘲笑。どんな顔をしているのか、想像するのは容易い。
 外套を脱ぎ捨てたのは、一種の儀式。相手の命を刈り取るための。
 仙狐が、外套を払いのける。その時には既に、ラムダの刃が眼前に迫っている。
 切っ先が目指すのは、相手の喉。今ならば行ける。
「……っ!」
 ダガーの一閃が、仙狐の白い喉に赤を刻みつけた。
 接近時の勢いそのままに、仙狐の間合いから離脱するラムダ。大回りして勢いを殺すと、次なる攻撃の機会を探る。
 ラムダが態勢を整える時間を稼ぐように、ダリアが口を開く。
「道具とはね、愛して、愛でて、愛しむものだよ」
「道具とは、使い、擦り減らし、棄てるものぞ」
「悲しいね。ただ使い捨てるキミは、道具の『主』に相応しくない」
 仙狐とダリア、二者の言葉が、不可視の剣戟を演じる。
「まあ、貴女の愛がどんな物だろうと。今ここで、叩き潰す事に何ら変わりはないわね」
 荒谷・つかさ(護剣銀風・f02032)の大剣『零式・改二』が、風の刃をまとう。
「できる……かえ?」
 首に傷を受け、体は十全でないとはいえ、魅了の力は失われぬ。
 波のように襲う甘美な誘惑に、つかさは勇敢なる心、そして気合で抗う。これをしのいだ時こそ、決着の一撃を放つ好機。
 敵が魅了に注力する隙に、ラムダが床を蹴った。これまでの攻防で本丸も損傷が激しいが、多少足場が悪いくらいで猟兵にはちょうどいい。
 刹那、閃き、尻尾に突き立つラムダのダガー。瞬間、魅了の効力が途切れる。 
 攻撃手段を奪い、油断なく伺い、機を見て仕留める……それすなわち、
「獲物を狩る常套手段よ。野生を忘れた狐には、逃れるのは少し難しいかもしれないわ、ね」
 語尾の『ね』が跳ねたのは、狐火を避けるため、身を翻したからだ。
 ラムダの一撃によって心を解放したつかさは、最高の一撃を放つべく、距離を取る。
 一方、ダリアへは、新たな狐の妖霊が差し向けられる。
「だいぶ追い詰められているようだし、そろそろご退場願おうか?」
 妖狐の足さばき、攻撃のきっかけ……挙動1つ1つを注視し、かすり傷にとどめるダリア。
 主の余力を反映してか、妖狐のフットワークは重い。
 焦りゆえに、大振りとなった刀をバック転でかわすと、ダリアは続けざまにカードを放った。
 とととっ、とリズミカルに突き立つ札。
 主の盾となった妖狐を、霊界へと送り返す。もはや仙狐を守るものは、ない。
「さあ、後は託したよ」
 ダリアが促し、つかさがジャンプした。天井を突き抜けん勢いの跳躍。
 落下と同時、『零式・改二』に備わったブースターが点火。更に天井を蹴り、つかさ自身の体を吹き飛ばす。
 加速につぐ加速。つかさの膂力をもってすれば、大剣を御する事も容易い。
「これで終わりよ」
 重力加速度をたっぷり乗せた、【荒谷流重剣術奥義・稲妻彗星落とし】。
 つかさのもてる力と技全てを注ぎ込んだ一刀が、白仙狐を頭頂から両断した。
 とっさの防御も、鎧すら砕くつかさには何の障害ともならぬ。
「ば……かな……わらわの野望が……!」
「我が剣に、打ち砕けぬ物無し!」
 着地し、大剣を振り切ったつかさの背後で、白仙狐は遂に消え去ったのである。
 主を失った城が、崩壊を始める。
 脱出に成功した猟兵達は、野望の全てが潰えたのを見届け、安堵したのだった。

 かくして、領内を騒がせた空飛ぶ土偶、そして首魁たる白仙狐は討たれた。
 もし支配が本格的に行われていれば、器物はおろか、人々さえも仙狐の道具と成り果てた事だろう。
 見事、脅威を払った猟兵達の活躍は、領民達の間で語り草になったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月24日


挿絵イラスト