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集まれ! おもしろ猟兵コンテスト!

#キマイラフューチャー #戦後



「最近、猟兵の人たちあんまり来ないよなー」
「怪人さんたちも引退してる人が多いみたいだしねー」
 ここは色んな意味で平和になったキマイラフューチャー。なんやかんやあってオブリビオンの驚異が殆どなくなってしまい、それを解消するために現れる猟兵達も少なくなりちょっと刺激が足りない。
「ようし、じゃあさ来ないのならこちらから呼ぼうぜ!」
「えーでも理由も無いのにどうやって呼ぶのさ」
 そう聞かれたキマイラがコンコンして白い布を取り出し、そこに次の言葉を書き込む。
『集まれ! おもしろ猟兵コンテスト!』
 これが他の世界ならばえーって感じの表情されるところである。しかしここはキマイラフューチャー。
「良いね!」
 そしてそんな企画に引きつけられるのもいまして。
「……猟兵だって!? 俺も準備だ!」


「おもしろ猟兵コンテストがキマイラフューチャーで開催されます」
 自動・販売機(何の変哲もないただの自動販売機・f14256)が淡々と説明する。ヒマすぎないかキマイラフューチャー。まあもっとも平和になった世界を見に行くのも良いとは思うが。概ね猟兵ってだけで喜びそうだし。
「現地の住民は猟兵を歓迎します。またコンテストの名目上、最も面白いとされた猟兵に賞が贈られるようです」
 しかし彼らのツボというのは謎だ。割と何でもプラス評価な気はするけど。
「そしてイベントの最中に怪人たちが乱入してきます。これの撃退もお願いします」
 ついでの勢いで依頼された。まあ大した相手では無いらしいが、ここでの戦いぶりも評価に入るらしい。というかこんなイベントに襲撃かけるとか怪人は何を考えているのか。
「コンテスト自体は自薦他薦を問いません。それでは良い1日を」


西灰三
いつもお世話になっています。
西灰三です。
今回は平和になったキマイラフューチャーでの依頼をお送りします。

以下補足。
・この依頼ではキャラクター自身の意志ではなく、他の誰かによる応募でこの場にいることにしても構いません。「友達が勝手に応募しちゃって~」みたいなのでもいいですし、何かよくわからない内にこの場にいたとかでも問題有りません。
・キマイラ達の評価はランダム(3D6)+プレイング等評価(0~+2)で決まります。マスターもどうなるか知らない。
・ユーベルコード、アイテム、その他設定によるパフォーマンスもアリです。危険球や暴投はこちらで弾きます。
・最終的な結果は第三章で発表されます。戦闘シーンもパフォーマンスの一環として見られます。余裕だな。

来たれパフォーマー。
それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 日常 『無限握手会』

POW   :    気合いでサインや握手の全てに応える

SPD   :    速さと技量でサインや握手に応える

WIZ   :    魔力や賢さを活かしサインや握手に応える

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
御形・菘
はーっはっはっは! 皆の衆には寂しい思いをさせてしまっておったか、すまんのう!
呼ばれた気がして妾、推参! 皆が元気そうで妾は嬉しいぞ!(なんか高い所から飛び降りて派手に登場)
さあ、妾が存分に楽しませるとしようではないか!

生配信や動画で見たこともあるであろうが、此度は奥義を生で見せてやろう!
というか妾もこの技、ある意味で本気で使ったことはないのでな
普通のコンコンコンではないぞ!
キマフュを再び割り開くぐらいの勢いで! 全力の左腕を……地面に叩き込む!
そう、展開範囲をマックスにした、落花狼藉・散華世界の発動よ!
まして地元でなら、えらいことになるのは必然!
はっはっは、全世界をエモさで満たしてくれよう!


ディスターブ・オフィディアン
第二人格で行動
◆パフォーマンス内容
UCで『ドン・フリーダム』の幻影を身にまとい、彼女の物真似をします

◆詳細
先に「システム・フラワーズ」のピンクの花びらの幻影を会場内に散らし、あの戦争――イベント?を連想させた上で、ドンフリーダムの姿で登壇
「あらあら皆様、ずいぶんと楽しそうですわね」
声はボイチェンで変更し、復活した怪人のボスを装って喋ります
「このちょうてんさい『ドン・フリーダム』、復活の手段の一つや二つ百や一万あるに決まっているでしょう」

「さあもう一度パーティを始めましょう! ――『集まれ! おもしろ猟兵コンテスト!』」
大げさな決めポーズと共に幻影解除
「開口一番、ドンフリーダムの仮装でした!」




 イベントが始まると聞いて集まったキマイラ達、しかしステージの上には誰も立っていない。キマイラ達が「誰も来ないの?」「まだー?」とざわめき始めた頃、どこからか大きな声が鳴り響く。
「はーっはっはっは! 皆の衆には寂しい思いをさせてしまっておったか、すまんのう!」
 キマイラ達が見回すとその内の一人が高所に立っている一つの影を指差す。キマイラ達が一斉にそちらに向くと、その影は大きくジャンプする。
「とうっ!」
 そしてステージに着地して振り返る、それは御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)だ。
「呼ばれた気がして妾、推参! 皆が元気そうで妾は嬉しいぞ! ……さあ、妾が存分に楽しませるとしようではないか!」
 ステージから巻き起こる大歓声。それに答えるように菘は左腕を持ち上げる。
「生配信や動画で見たこともあるであろうが、此度は奥義を生で見せてやろう!」
「奥義!?」
「なんなんだ!?」
「早く見せて!」
 期待を口にするキマイラ達に彼女は改めて説明する。
「これからやるのはコンコンコンじゃ。しかし! ただのコンコンコンではないぞ! しかと目とカメラに焼き付けておけ!」
 菘が拳を床に強く叩きつけると同時にそこから無数の花びらが現れて、辺り一面をシステムフラワーズにあったそれと同じものに変えていく。あらゆるものに花が宿り超エモい空間が構成されていく。キマイラ達もこれには大興奮。
「はっはっは、全世界をエモさで満たしてくれよう!」
 この中心にいる自分も注目が集まっているはずだ。そんなドヤ顔をする彼女に一つの言葉が投げかけられる。
「よくやってくれましたわ」
「お、お主は……! まさか!」
 彼女の隣には先のバトルオブフラワーズで倒されたはずのドン・フリーダムの姿が底にあった。
「あらあら皆様、ずいぶんと楽しそうですわね」
「お主はあの時妾の視聴率の糧となったはず……!」
「このちょうてんさい『ドン・フリーダム』、復活の手段の一つや二つ百や一万あるに決まっているでしょう」
「なん……じゃと……!」
 突然復活したドン・フリーダム! キマイラ達もテンションの上がり過ぎで気絶者続出である。エモい通り越してヤバい。
「さあもう一度パーティを始めましょう! ――『集まれ! おもしろ猟兵コンテスト!』」
 同時にその姿がシルクハットを被ったディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)の礼をした姿へと変わる。そのままシルクハットを振ったままステージ袖へと戻る彼を菘が追う。
「どうですか、ドンフリーダムの仮装は!」
「してやられたわ! しかし妾抜きではここまで盛り上がらなかったろう?」
 パフォーマー二人は火花を散らす、負けられない戦いがここにある。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

宇冠・由
「あの、どうして私はここにいるのでしょうか……?」
いつの間にか立たされたステージ台、呼びかかる声援

「いえあの、こんな見た目ですけど私はお笑い芸人ではなく、お嬢様を目指しておりましてですね……」
しかしこれを無碍にしてはお嬢様としての度量が伺い知れてしまいます
何事も全力で取り組みましょう!

まずは握手会、私は全身燃えるブレイズキャリバー、勿論腕も燃えていますがご安心くださいな
可燃の有無は決められます、握手する相手を燃やすほど無作法者ではありません
(握手で並ぶ方々も、立ち続けてお疲れかもしれません。せめて【智天使の抱擁】の光で、握手した方々の疲労を回復して差し上げましょう)
「楽しんでいってくださいね」




「あの、どうして私はここにいるのでしょうか……?」
 いつの間にか花開くステージの上、客席には無数のオーディエンスが既に温まっている。いや別に自身の体の炎とかそういうのではなく。そんな感じで立ちすくむ宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)。
「いえあの、こんな見た目ですけど私はお笑い芸人ではなく、お嬢様を目指しておりましてですね……」
「オジョウサマー! イエー!」
 聞いていないみたいです。と言うかマスクから存外に可愛らしい声が出てくる事によって更に注目度が上がってる。彼らの期待に満ちた表情を見て彼女はぐっと言葉を飲み込む。
(「こ、これを無碍にしてはお嬢様としての度量が伺い知れてしまいます!」)
 由は心の中で拳をぐっと握る。
「きょ、今日は皆さん集まってくれてありがとうございます! これより握手会を始めますのでよろしくおねがいします!」
 彼女は段を降り、用意してあった握手会のスペースに移動する。しかし何より彼女の体は燃えている。手を出しあぐねるキマイラ青年の手をそっと彼女は抑える。
「大丈夫ですよ、可燃の有無は決められます。ご安心くださいな」
 キマイラ青年は由が輝いているように見えた、いや実際に輝いてついでに周りの行列の疲れも癒やしているんだけど。
「今日は楽しんでいってくださいね」
 そう、今日ここに来ている猟兵は彼女だけではない。他にも沢山の猟兵が来ているのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

宇冠・龍
(娘の由(f01211)の勇姿を陰ながら見守ります。いえ、決して面白そうだなとか邪な気持ちは……ちょっぴりとだけ)
※別描写でも構いません

握手会ですか……沢山の方がいらっしゃいますね
人がごった返していて、整理したほうがいいでしょうか?
【談天雕竜】で百の亡霊を召喚、工事などで使用する誘導棒を装備し、整列に努めさせます
コンテストにまで保護者同伴と思われては、由に煙たがられてしまいますからね。なるべく見つからないようにしませんと

(途中、握手を求めてくる方がいますけど、なんなのでしょうか?)
コンテストの参加者としての自覚ないまま、握手しながら誘導を進めます




(「ああ、あの子があんなに輝いて……」)
 物陰から娘の活躍する様子をそっと覗き込んでいるのは宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)。カーチャン……良い人ぶってるけど、ぶっちゃけ本人に無断で応募したのあなたですよね?
(「いえ、決して面白そうだなとか邪な気持ちは……ちょっぴりとだけ」)
 やっぱりそうですよね? そう言う彼女も猟兵であるのだけれど、何故かスタッフジャンパーと帽子をかぶってついでに誘導棒も持っている。あと同じ格好の悪霊が百体列整理をしている。
(「コンテストにまで保護者同伴と思われては、由に煙たがられてしまいますからね。なるべく見つからないようにしませんと」)
 この服装はカモフラージュのつもりなの。どこの世の中に亡霊呼び出してイベント運営するネクロマンサーがいるの。ああ決まらイラフューチャーならいるよね、ごめん。
(「ところで」)
 彼女は一つ疑問に思う。
(「途中、握手を求めてくる方がいますけど、なんなのでしょうか?」)
 たぶんね、このスタッフのチーフの猟兵だとあなた以外はみんな分かっているんだと思うの。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ
アドリブ絡みOK

おもしろい…?
色白いって言われたことならあるけど…
……なんでもない

賢さを活かしサインや握手に応える

「うわぁ…たくさん来ているなぁ…」
握手会やサイン会を早く終わらせる為にも[存在感、殺気、威厳]と共にファンの人たちに[恐怖を与え]ながらさっさと終わらせよう

もし困ったファンや刃物を持ったファンがいたら
彼らが暴れないように【とても怖いな仲間達】を召喚して警護してもらおうかな

あとは…鉄塊剣とか拷問具や妖刀とか鞭を触らせて[戦闘知識と部位破壊]の方法を[優しく]教えてあげようかな

あぁ、言っておくけどさっき教えた事は
よい子も悪い子もマネしちゃあ駄目だよ…
さもないと…ね…?




「おもしろい……?」
 仇死原・アンナ(炎獄の執行人・f09978)がぼそっと言う。ダークセイヴァーと言うハードな世界の、これまたハードな人生を送ってきた女性である。
「色白いって言われたことならあるけど……」
 それは面(おも)白いの誤読ではなかろうか。
「……なんでもない」
 少しだけ頬に紅が差した気がする。そんな彼女は握手会のエリアで並ぶキマイラ達の姿に圧倒されていた。
「うわぁ……たくさん来ているなぁ……」
 そして彼女の机の上にはいつも戦いの時に使っている鉄塊剣や拷問具や妖刀や鞭などが置かれている。え、何で臨戦状態なの?
「優しく……使い方を教えてみようと思って……、手足を折る戦い方とか」
 怖いよ!?
「大丈夫。教えた事はよい子も悪い子もマネさせないようにするから。もし真似したら……」
 そういう意味の怖さじゃない、というかそのフレーズも別の意味で怖いから!
「だって早く終わらせたいから……」
 彼女の後ろに控える黒尽くめの仮面達も首肯する。とても怖いなこの一族!? まあでもキマイラ達って恐怖耐性強そうよね。こわーいとか言いながら笑ってるし。どう考えても早めのハロウィンにしか思われてなさそうです本当にありがとうございました。

成功 🔵​🔵​🔴​

北千住・ちくわちゃん
アドリブ歓迎

ちくわちゃんは自薦でコンテストにエントリー☆
みんなーっ、気軽にいいねしてね☆

頭の穴からキラキラ光を放ちながら、ダンス&【パフォーマンス】!
可愛いマスコットらしさ溢れる振り付けで踊ったり、動画サイトの自分のチャンネルでバズったネタを目の前で実演してみるよ
「ちくわの穴でコーラメ〇トスしてみた」
「手作りちくわ笛であのヒット曲を演奏してみた」
「ちくわがちくわ料理作ってみた」

握手会では気前よくサインもサービス
ウォーマシンの機動力を活かして素早くサインを書いてよりたくさんのキマイラさんに配ってあげるよ
「ついでにちくわ穴スタンプぺったん☆大切にしてね!」




「みんなーっ、気軽にいいねしてね☆」
 ステージの上でポーズを決めてウィンクをするのは北千住・ちくわちゃん(愛よりもいいねが欲しい・f17794)。その名の通りちくわ状のスレンダーボディは観客を魅了する、彼女の魅惑の中心である空間からはきらめくビームが絶え間なく吹き出ている。
「やあっ!」
 短い手足を動かしてゆるキャラっぽい踊りを見せたと思ったら、突然演舞し始めたり、ブレイクダンスをし始めたり、彼女が踊るたびに光も四方八方に撒き散らされている。今、彼女は輝いている。彼女が踊り切るとオーディエンスから拍手が巻き起こる。
「じゃあ次はちくわちゃんねるでも好評だったのを実演するよー☆」
 自らの穴にコーラを湛えて某菓子を投入することで泡まみれになったり、ちくわの笛でカノンでロックな曲を吹いてみたり、ちくわなのにちくわ料理作ってみたり。キマイラの皆さんの感性が心配です。
「次はちくわちゃんの握手会だよー☆」
 キマイラたちと握手をしながら合間合間にサインを書いていくちくわちゃん、渡す直前で色紙を頭上に。
「ついでにちくわ穴スタンプぺったん☆ 大切にしてね!」
 色紙からはみ出てますよ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

滝舘・穂刈
これはお米の素晴らしさを伝えるチャンスだな!!

「炊きたてごはんは平和の証!
お米を愛するサラリーマン炊飯器ヒーロー
スイハンジャー炊飯!
…もとい推参!」
ビシッとキメポーズをとったら
さっそくアピールだ!

「コンコンコンもいいが、炊飯器で炊いた炊きたてご飯も最高だぞ!」
炊きたて塩おにぎりを観客の皆に配ろう

なに!?
塩おにぎりだけでは味気ない!?
く…っ、白米の魅力は塩にぎりが至高なのだが
致し方あるまい。

賑やかなキマフューキッズのために
今こそ繰り出そう
彩り豊かなりし七色の具材……!


おかか
ツナマヨ
明太子
梅干し
肉味噌
高菜

それぞれを詰めた七種のおにぎり
そしてスペシャルな全部のせ特大にぎり

これで、どうだー!!




「炊きたてごはんは平和の証! お米を愛するサラリーマン炊飯器ヒーロー、スイハンジャー炊飯! ……もとい推参! とう!」
 ステージに突如現れた謎のヒーロー滝舘・穂刈(炊きたてご飯ヒーロー・スイハンジャー・f06740)はしゃもじと茶碗を持った格好いいポーズを決める、決まった。
「まずは挨拶代わりにこれだ! 炊飯器で炊いた炊きたてご飯も最高だぞ!」
 超高速で炊きたてほかほかご飯をよそいおにぎりを作成し、それを超絶コントロールでキマイラ達の手元や開いた口に投げつける。ちゃんと海苔付きだぞ!
「おいしー!」
「うめー!」
「うむうむ、そうだろうそうだろう」
 腕組みをしてうなずくスイハンジャー! しかしその彼の前で物足りなさげなキマイラの少年が!
「ねー、これはこれでおいしいけど、もっと違う味のはないの?」
「なに!?」
「だってこれだけだと塩の味しかしないじゃん」
「塩おにぎりだけでは味気ない!?」
 食べざかりのわんぱく少年にはタンパク質が足りないらしい。やはり米本来の旨さを感じるためには少々年齢を要するらしい。
「く……っ、白米の魅力は塩にぎりが至高なのだが……致し方あるまい」
 ぶんとスイハンジャーが腕を振るうと机の上に七色の具材が並ぶ。
「海を渡る鮭! 最硬の食材おかか! 魔性のコンビツナマヨ! 赤い情熱明太子! 王道中の王道梅干し! 動物性と植物性のマリアージュ肉味噌! ピリリと脇を固める高菜!」
 それらを一つずつに収めたおにぎりを振る舞う、これはこれで好評のようだ。
「……そして! これが! そしてスペシャルな全部のせ特大にぎりだ! これで、どうだー!!」
 その特大おにぎりの向かう先は先程の少年の元、バシッとそれを受け取った少年は大きく口を広げてぱくっと。
「……おいしい!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

大豪傑・麗刃
個性の尊重を旨とする鬼神軍として、おもしろと聞いては参戦しないわけにはいかのしおから!

んで握手?とにかく多数をこなせばよいのであるな。
ならばあの秘技を使わねばなるまい。

存在感のある残像を伴ったダッシュで往復することにより、質量のある残像を発生!早業で握手することでさらに効率アップ!これで一度に多数のファンに握手したりサインしたりできるのだ!
これぞ他人から単細胞と呼ばれるわたしだからこそできる秘技!細胞分裂!!(別に分裂ではない)

……
今だれか、あやしいとか変な顔だとか、そういうたぐいのことを言わな、書かなかったか?
そ、そ、そなコトゆーコは、麗ちゃんぶつじょ!!
(変態的衝動発動しさらに分身を強化)




「個性の尊重を旨とする鬼神軍として、おもしろと聞いては参戦しないわけにはいかのしおから!」
 大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)がばさっとマントを翻して現れる。ぶっちゃけ着流しとの相性は微妙なのだが、そこはそれキマイラフューチャーである。マントというだけでプライオリティが高い。ところでどことなく空気が昭和っぽいのは気のせいですかね。
「……んで握手? とにかく多数をこなせばよいのであるな。……ならばあの被疑を使わねばなるまい」
 キマイラ達の前でダッシュを行ったり来たり、確かに速いけどそれを見せたいわけではない。その存在感を醸し出しながら残像を残す麗刃。しかしいつからからかそれぞれの残像が別の動きをし始める。
「何これ何これー!?」
「これぞ他人から単細胞と呼ばれるわたしだからこそできる秘技! 細胞分裂!!」
 違う、そうじゃない。
「これで一度に多数のファンに握手したりサインしたりできるのだ!」
 そのまま握手会場に行きキマイラ達を握手する麗刃。ふとその内の一人が空を睨む。
「……。今だれか、あやしいとか変な顔だとか、そういうたぐいのことを言わな、書かなかったか?」
 いえいえそんな。ネタの古さがニ周回って新鮮とか、若い子分かるのかなってそんな事は思ったけど書いていないですぞ?
「そ、そ、そなコトゆーコは、麗ちゃんぶつじょ!!」
 おうやってみるならやってみ、痛! 分身でハシゴ作って殴ってきやがった!? そのフレーズが古いって、大体このやり取りも前時代的で……ぐえー。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鏡島・嵐
判定:【WIZ】
なんかヘンな招待状が届いたから来てみたんだけど……コンテスト? 猟兵の? ……なんだそれ。
強さを競うんだったら他の奴に頼めば……違う? 何か芸を見せてくれって?
……うーん、これも何かの縁だ。やってみっか。

《笛吹き男の凱歌》で道化師と一緒に演奏とか歌とかを披露。
この手の動画はここじゃきっと溢れるほどあるだろうけど、ウチの道化師は引き出しいっぱいあるから、どんな楽器でもどんなジャンルにも対応できるぞ。トランペットで雅楽とか、エレキギターで民族音楽とか。
あと、おれもちょっと〈歌唱〉で歌を披露したり(無自覚だが、めちゃくちゃ美声)

これでウケなかったら……ちょっと悲しいな、うん。




「なんかヘンな招待状が届いたから来てみたんだけど……なんだこれ」
 鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)。招待状にはおもしろ猟兵コンテストとあった。強さなら他の猟兵の出番だろうが。ともかく彼の目の前で繰り広げられているのは、なかなか常軌を逸しているパフォーマンス大会だ。
「ねえねえ! 君も猟兵なんでしょ! 何か見せてよ!」
 近くにいたキマイラの少女が嵐に問いかける、見上げられた彼は頬を掻いてからうなずく。
「……うーん、これも何かの縁だ。やってみっか」
 そう彼は答えると彼はリュートをジェスターを喚び出す。
「じゃあ一曲頼むよ」
 道化師は帽子を上に持ち上げると弦をかき鳴らし、アコースティックな音を奏で始める。このキマイラフューチャーに置いては、意外と生音というのは貴重である。道行くキマイラ達が立ち止まり、聞き入る。
「ウチの道化師は引き出しいっぱいあるからどんな楽器でもどんなジャンルにも対応できるぞ。トランペットで雅楽とか、エレキギターで民族音楽とか」
 嵐がそう言うとミュージックソーでクラシックとか鉄琴でガムランとか適当言ってくる。最も道化師の方はノリノリでリクエスト答えていくけど。
「ねえ兄ちゃん、兄ちゃんは何もしないの?」
 ふと途中から来た少年が嵐に問いかける。その様子を見ていた道化師も彼の方を見ている。
「あー、じゃあ一曲歌うか」
 即座に道化師は楽器をアコースティックギターに持ち替えて彼の知っている曲を引き始める。それは彼が旅先で気に入って時折口ずさんでいた歌。渡り鳥の友は口笛か鼻歌と相場が決まっているのだ。彼が歌うことに集中しているとキマイラ達が彼の美声に引かれて集まってくる。曲が終わって彼が目を開ければ彼を沢山の観客が取り巻いていたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『トラウマメイカー』

POW   :    突然のマイナーチェンジ
自身が戦闘で瀕死になると【作画が違う本人】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    崩壊した作画のままでオンエア
自身の身体部位ひとつを【濁ったインクの怪物】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    脈絡のないファニーファニーフレンズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【可愛いガールフレンド】と【オッチョコチョイな友人】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
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 キマイラ達の歓声が上がる会場。それに引かれてやってきたのは動画投稿者の成れの果てトラウマメイカーが現れる。きっと妬みやら嫉みやらそんな感情でこの催しを台無しにするために来たのだろう。
 キマイラ達は声を上げながらオブリビオンから逃げていく、が彼らの視線はちらちらと猟兵の方に向けられている。猟兵達は彼らの期待に答えるべく雑に現れたオブリビオンに立ち向かう。
宇冠・由
(頭だけのオブリビオンとか、もしお母様(f00173)がいらっしゃったら気を病んでしまいかねませんね。いなくてほっとしますわ)
※描写別でお願いします

私はブレイズキャリバー、地獄の炎を操る者
炎を壁上にしたオーラ防御で観客の皆様をかばい守りつつ、二振りの火炎剣で応戦しますわ

姿が変わるならこちらも同じ手を
仮面を割って一時的に真の姿へ変身
純白のドレスの端を摘んで礼儀正しく一礼を
「皆様、どうか慌てず騒がず最後までお楽しみくださいませ」

誰一人として傷つけさせはしません
より速く、より正確に
トラウマメイカー達をおびき寄せつつ、地獄の炎の火柱をあげて攻撃
全て骸の海へとお帰り願います




トラウマメイカーの姿を目にした宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)は、キマイラ達に詫びを短く伝えると、オブリビオンの前に飛び出す。
(「頭だけのオブリビオンとか、もしお母様がいらっしゃったら気を病んでしまいかねませんね。いなくてほっとしますわ」)
 後ろを少し振り返り手をかざせばオブリビオンとキマイラを仕切るように地獄の炎の壁が生まれる。それはブレイズキャリバーとしての彼女の力。
「皆様はそこでお待ち下さいね」
 トラウマメイカーはその頭を積み重ねたトーテムポールのような形状を分割して体当りしてくる。それを彼女は二本の炎の剣で迎撃し追い払う。
「意外と頑丈なようですね」
「クケッケケケ!」
 トラウマメイカーに追撃しあっさりと焼き切る由、しかしその燃えカスの中からまた別の角張ったキュビズム的な姿のトラウマメイカーが生じてくる。
「姿が変わると聞いていましたが……ならばこちらも」
 彼女のぬいぐるみの頭部の中に、炎で出来た体が吸い込まれていく。次の瞬間ぬいぐるみは内側から燃え尽き、中からドレス姿の少女がふわりと現れる。
「皆様、どうか慌てず騒がず最後までお楽しみくださいませ」
 キマイラ達にスカートの裾をつまんで一礼すると、彼らから歓声が上がる。だがそれを不服と感じたのかトラウマメイカーが彼女の背から襲いかかる。しかし。
「誰一人として傷つけさせはしません」
 炎の剣がその口の中に突き立てられ炎上する。そして反対側の剣は別の頭を正確に薙ぎまたたく間に燃やし尽くしていく。
「これでお終いです」
 最後の頭部には炎の剣を投げつけて炎上させる。
「骸の海へ、お帰り下さい」

大成功 🔵​🔵​🔵​

宇冠・龍
(ああ、由(f01211)があんなにも立派に戦って……!)
※描写は別でお願いします

スタッフ用の帽子を目深にかぶって正体を隠し、あくまで一スタッフとして振舞います
※正規スタッフではありません

スタッフの格好をした百体の亡霊たちに、くれーまーの対応に当たらせましょう
※正規スタッフでは(ry

(頭部だけの存在は、私としてもいい気分はしませんしね)
頭を食べられることに少々、嫌な思い出があるもので

手にした誘導棒が真価を発揮するとき
「誘導棒キック」と亡霊が蹴り上げれば
衝撃波を伴いながらトラウマメイカー達が空を舞い

「誘導棒ビーム」と霊達が声高に叫べば
口から極太の怪光線がトラウマメイカーたちを飲み込むことでしょう




(「ああ、由があんなにも立派に戦って……!」)
 愛娘の活躍する姿に湧くキマイラ達、その中で列整理をしていた宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)(スタジャンとキャップ着用)が口元に指を当てている。そりゃね、娘の晴れ舞台ですからね。なお正規スタッフではない模様。
『危ないから近づかないで下さいねー』
 彼女の操る悪霊達もキマイラ達を前に行かせないように動きを制している。重ねて言いますが正規スタッフではありません。大切なことなので二度書きました。
(「それにしても……」)
 トラウマメイカーの姿を見て母は思う。
(「頭部だけの存在は、私としてもいい気分はしませんしね」)
 頭部、と言う所に余りいい思い出がない。発祥からして因縁の相手とは無関係な相手ではあるのだろうけれど。その内の一体が警備員の守るキマイラ達に自らの存在を誇示しようと転がってくる。
『誘導棒キック!』
 なんかいい声が流れると共に、近くにいた亡霊がロングシュートを決める。それでもまだ近づいてくる相手には別の亡霊が誘導棒を突きつける。
『誘導棒ビーム!』
 とこれまたいい声で叫びが聞こえ、謎光線が敵を討つ。……ノリの良い亡霊達である。彼らの活躍をさておいて龍は娘の活躍を見つめるのであった。誘導棒すげえ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御形・菘
なるほど、頂点に挑み夢破れた者どもの残骸というわけか
はっはっは、ならばここに現れることができたのを、天祐と喜び涙を流すがよい!
なんせ妾の動画高評価の糧となれるのであるからな!

ちょいダメげなビジュアルはナイスであるが、妾がさらに一工夫入れてやろう
右手を上げ、指を鳴らし、高らかに鳴り響けファンファーレ!
もちろん怪人ども以外の炎は即消すぞ

はーっはっはっは! 今のお主らはアツく輝いておる!
そしてここから先はド派手なバトルタイムよ
さあ来い! 妾の左腕が大歓迎してやろう!
観客が、生配信の視聴者が、そしてこの先に編集動画を見るであろう全ての者が! 心を震わせる、素晴らしい戦いをしようではないか!




「なるほど、頂点に挑み夢破れた者どもの残骸というわけか」
 ばさりと翼をはためかせてトラウマメイカーの前に立った御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は手ぐすねを引いている。その様子にトラウマメイカー達は虚ろな視線を向ける。
「はっはっは、ならばここに現れることができたのを、天祐と喜び涙を流すがよい! なんせ妾の動画高評価の糧となれるのであるからな!」
 それはトラウマメイカーという思いの残骸を逆なでする言動であったのだろう、大きな口を顎が外れんばかりの勢いで開き、菘に向かって飛びかかってくる。
「そのちょいダメげなビジュアルはナイスであるが、妾がさらに一工夫入れてやろう」
 彼女の指がパチリと鳴ると同時に、高らかに鳴り響くファンファーレが敵の体を弾き、そして炎を点火する。
「はーっはっはっは! この妾だけを刮目して見よ!」
 その炎は菘に対する闘志を掻き立てる。何より彼女はより多くの視聴数をもっているのが彼らには分かる。到底見逃せる相手ではない。
はーっはっはっは! 今のお主らはアツく輝いておる! そしてここから先はド派手なバトルタイムよ! さあ来い!」
 大きな爪を備えた左腕を構えて、誘うように指を動かす菘。
「見るが良いトラウマメイカー! ここは良き舞台だ!」
 トラウマメイカーが動き、菘も同時に動く。真正面からの殴り合い。
「観客が、生配信の視聴者が、そしてこの先に編集動画を見るであろう全ての者が! 心を震わせる、素晴らしい戦いをしようではないか!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディスターブ・オフィディアン
アドリブ歓迎です

「なんというかみんな濃いなぁ。ここは一つ王道で行こう」
ヒーローってのはそれだけで見栄えがするものだしね
と、第二人格から第三人格へ移行し戦闘開始
「人々を守るためとあれば是非もない、今ひとたび牙無き人の刃となりましょう」
村雨小太刀を抜き避難中の住人を守るようにダッシュで位置取り、武器受けで住人を庇いながら戦闘
「お怪我はありませんか? では一刻も早く安全な場所へ!」

敵に対しては二回攻撃を駆使して応戦、隙を見てUCを発動
「仁義礼智忠信孝悌! ――村雨丸!」
掛け声とともに村雨小太刀の封印を解除して大太刀へ
複数体を巻き込むように薙ぎ払い
「私がいる限り、人々にかすり傷一つ負わせはしない!」




「なんというかみんな濃いなあ。ここは一つ王道で行こう」
 マジシャンのような姿であったディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)が自らの身を赤いカーテンで包めば、次に中から現れるのは浪人のような姿。
「人々を守るためとあれば是非もない、今ひとたび牙無き人の刃となりましょう」
 前の人格に伝え、彼はキマイラ達の元に急ぐ。
「お怪我はありませんか? 一刻も早く安全な場所へ!」」
「……サムライだ!」
「……んん?」
「こうチャンバラでズバってやるんでしょ?」
 この人格は知らない、この世界の住人が割とユルいノリで生きていることを。
「だがここは危険……」
「イェーガーがいるんなら大丈夫でしょ!」
 確信を持って返される言葉にたじろぐディスターブ。確かにある程度の防衛は他の猟兵も行ってはいるので間違いはないのだが。
「……分かりました、危なくなったら逃げてくださいね」
「はーい!」
 キマイラを残し困惑気味に前に出るディスターブ、それでも敵を前にすると戦いに集中し、巧みに刃を振るい敵を切り捨てていく。その剣技を止める為に複数方向から押されても彼は動じない。
「仁義礼智忠信孝悌! ――村雨丸!」
 手にした小太刀が大太刀と化し、その勢いのままに複数の敵を薙ぎ払う。
「私がいる限り、人々にかすり傷一つ負わせはしない!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

鏡島・嵐
判定:【WIZ】
えぇ!? パフォーマンスの次は戦闘能力を競うのかよ? わりと本格的だな、このコンテスト……戦うんは怖ぇからヤなんだけどな……。
(どうやら敵の出現をコンテストの一環と勘違いしている模様)

ともかく戦闘なら《二十五番目の錫の兵隊》を使用、後ろから《兵隊》とか他の仲間を〈援護射撃〉〈鼓舞〉で支援しながら適宜《兵隊》に指示を飛ばしつつ戦う。
仲間を呼ばれるみてぇだけど、可能な限り本体を優先的に攻撃するようにして、余計な手間は増やさないようにしてぇな。

……コンテストの趣旨的に面白く戦えばいいんか? スリングショットで癇癪玉を撃って派手に炸裂させるとかすればいいんかな。
(注:勘違いです)


仇死原・アンナ
アドリブ絡みOK

あ…敵だ…
面白く倒す…難しいなぁ…
とにかくやろう…

【とても怖いな仲間達】には一般キマイラ達への警備をしてもらおう
戦闘区域に入られたら困るし危ないからね

鉄塊剣を振るい[怪力、なぎ払い]で敵群を吹き飛ばし、妖刀を抜いて[串刺し、早業]で仕留めていこう

敵の攻撃を鉄塊剣による[武器受け]、[見切り]で防御回避

「お呼びじゃあないんだ…消えろ…」
敵の呼び出したフレンズは鞭を振るい[ロープワーク、マヒ攻撃]で締めあげて拷問具で[傷口をえぐる部位破壊]で痛め付けよう

フレンズを惨たらしく痛め付け、敵群に[恐怖を与え精神攻撃]でトラウマを植え付けてやろう…




「あ……敵だ……」
「えぇ!? パフォーマンスの次は戦闘能力を競うのかよ?」
 雑に現れた敵の姿を見た仇死原・アンナ(炎獄の執行人・f09978)と鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)は直ぐに臨戦態勢に入りキマイラ達の前に立ちはだかる。
「……面白く倒す……難しいなぁ……。とにかくやろう……」
「わりと本格的だな、このコンテスト……戦うんは怖ぇからヤなんだけどな……」
 別にコンテストの一環というわけでもない、ないのだがキマイラ達の期待の眼差しは猟兵達に向けられている。そもそも人によってはグリモア猟兵の説明受けてないのもいるから仕方ないとも言えなくもない。
「あなた達は警備を。私は前に出る……」
 アンナはとても怖い仲間達にキマイラ達を任せて前に出る。なんか近寄った瞬間に歓声が上がった気がするが、彼女は意にも介さず複数のトラウマメイカーの前に真の姿を現して2つの剣を握る。
「……邪魔……」
 一振りは鉄の処女の頭部を鍔に設えた鉄塊剣、もう一振りは肉厚のサーベルのような妖刀。彼女が腕を振るうたび無数の頭部が吹き飛び、串刺しにされていく。
「おれ達も援護だ、行け《兵隊》!」
「まかせろ」
 嵐に呼ばれたのは片足の部分だけ別の素材の錫の兵士。銃剣をしっかりと構えてアンナの死角から近づいていた敵に向かって引き金を引く。ぱんと音が鳴り響けば頭部の一つが弾け飛ぶ。
「助かる」
 礼を端的に言うアンナの前では、劣勢だと判断したのかファンシーさを増したトラウマメイカーが伸びて現れる。直様に彼女は鎖の鞭を伸ばし動かれる前に止める。
「お呼びじゃあないんだ……消えろ……」
 更に脈絡なく呼びされた彼のフレンズ達に、鎖で締め付ける様子を見せてひるませる。彼女の殺気に飲まれて動けなくなったフレンズ達に嵐と《兵隊》がかんしゃく玉と稲妻の一撃を与えて、その姿を消滅させる。
「……これでコンテストの趣旨的にはいいんかな?」
「いいんじゃないかな……後ろで盛り上がってるし……」
 二人の会話を耳にした《兵隊》は思う。これ多分普通に襲ってきただけの敵ではないかと。でも野暮なことは言わないしっかり者であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

大豪傑・麗刃
ぶきみであやしいやつなのだ!
わたしもよくぶきみとかあやしいとかいわれるが、ここまでではないのだ!

さて。
『敵は倒す』『一般キマイラから高い評価も得る』
『両方』やらなくっちゃあならないってのが『猟兵』のつらいところだな
覚悟はいいか?わたしはできてる

ここはひとつ、あの秘技を使おう。

はああああああああ(それっぽい気合)

(スーパー変態人発動!)

これだけ光ってみせればきっと評価爆上げなのだ!
そして右手に刀を2本!左手に脇差を2本(と呼ぶには大きすぎるバスタード・ヒーローソード)!これで敵を斬って斬って斬りまくるだけなのだ!
敵がなんか召喚してきたとしても、また倒せばいいだけなのだ!もう一度戦えるドンなのだ!




 ドドドドドド、と擬音っぽい空気が流れている中、妙に影が印象的な表情で大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)はトラウマメイカーと対峙していた。さほど距離があるわけでもないはずなのだが、その間合いが妙に広く感じる。
(「ぶきみであやしいやつなのだ……! わたしもよくぶきみとかあやしいとかいわれるが、ここまでではないのだ……!」)
 汗を額に浮かべて相手を伺う麗刃、フーと息を吐いて呟く。
「『敵は倒す』『一般キマイラから高い評価も得る』……『両方』やらなくっちゃあならないってのが『猟兵』のつらいところだな。覚悟はいいか? わたしはできてる」
 なんだか分からない覚悟を決めた麗刃は足をやや広げ拳を握る。
「はああああああああ!」
 彼が気合を入れるとともに髪の毛が金色に光って逆立ち、体からも激しいオーラが立ち上る。これこそユーベルコード『スーパー変態人』である。これ以上危なくて深く書けない。
「これだけ光ってみせればきっと評価爆上げなのだ!」
 そう言って右手に二本、左手にも二本、剣を持つ。どうやって持っているのかは心の目で確かみてみろ。
「うぉー! 行くのだー!」
 ズバズバと敵を切り捨てていく彼は輝いている、物理的に。

大成功 🔵​🔵​🔵​

北千住・ちくわちゃん
アドリブ・絡み歓迎

みんなーっ、安心してね!
こんな怪人、ちくわちゃんたちがサクッと倒しちゃうよ☆
だから、危なくないようにこの線の内側に入らないで見ててね!
(危なくなさそうなところでロープを張って仕切り)

【超ちくわキャノン】で攻撃
細かい攻撃をひたすらちまちま当てて、ちょっとずつ確実に削っていくよ
敵を観察しながら様子を【情報収集】して、弱そうな箇所が分かればそこを狙い撃ち
瀕死になって作画が違うやつが出てきても、勢いは緩めず攻撃
「あれ? なんかキミ看板と顔違わない?」
マイク【パフォーマンス】で煽って注意を引き付けて、他の猟兵が攻撃する隙をいーっぱい作っちゃうよ☆




「みんなーっ、安心してね!」
 半身を捻りスマイルをキマイラ達に向ける北千住・ちくわちゃん(愛よりもいいねが欲しい・f17794)。
「こんな怪人、ちくわちゃんたちがサクッと倒しちゃうよ☆ 危ないからそこで見ててね!」
 既に多くの猟兵がキマイラ達に対する防衛線を張っている。そこから出ないようにと伝えてからちくわちゃんもまたオブリビオンと相対する。
「よーし、いっくよー☆」
 ちくわちゃんは体をくの字にして頭部をトラウマメイカーに向ける、そこから放たれるのは魔法の弾丸だ。小刻みに射撃を行い、ダメージを蓄積していく。見た目に反して割と地味目の戦法である。
「そこだよっ!」
 トラウマメイカーのアンバランスな部分に向かって魔弾を放ち体勢を削っていくちくわちゃんここらへんウォーマシンっぽい行動である。しかし彼女の攻撃は確実な分、相手に反撃を許しがちだ。傷ついたトラウマメイカーは劇画調の分身を呼び出して反撃を試みる。
「あれ? なんかキミ看板と顔違わない?」
 それはトラウマメイカーにとっては、痛いところを付かれてしまったのかも知れない。彼らはちくわちゃんを許さないというように走り寄ってくる。
「こっちこっち~☆」
 マイクを片手に逃げる彼女が向かうのは、攻撃力の高い猟兵の近く。彼女にとってはナビゲートもお手の物だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

滝舘・穂刈
現れたな、悪いやつらめ!

だが米は万物に対して平等にその美味しさと美しさを与えてくれる…
故に!
俺はお前達にも美味しい米をふるまおう!
そして米の美味しさに目覚め、悔い改めるがいい!

くらえ、『天祥米散礼賛光』――!!

米シャワーを降り注がせ、ついでにガールフレンドとオッチョコチョイな友人、そして本人の3人(?)の前に、塩にぎりをそっと置く

「はじめに、米ありき――。
人は米を食べてその美味しさに目覚めた時、心も洗われ、生まれたばかりの赤児のように無垢な心へと還る。
さぁ、食べるといい」

※ギャグキャラなのでどういう扱いでも大丈夫です
ぶっ倒されても問題ありません




「現れたな、悪い奴らめ!」
 しゃもじをトラウマメイカーに突きつけた滝舘・穂刈(炊きたてご飯ヒーロー・スイハンジャー・f06740)! 何故か敵も神妙に聞いてるぞ!
「だが米は万物に対して平等にその美味しさと美しさを与えてくれる……故に!」
 トラウマメイカー達がぐぐっとその体に(頭しかないけど)力を入れて攻撃の体勢を整える。そしてスイハンジャーは叫ぶ!
「俺はお前達にも美味しい米をふるまおう! そして米の美味しさに目覚め、悔い改めるがいい!」
 トラウマメイカーはその宣言に対して頭を分割させ、更に友人二人を呼び出して飛びかかる。しかしスイハンジャーは何一つ慌てない!
「くらえ、『天祥米散礼賛光』――!!」
 そして放たれるは渾身の塩にぎり、それは迷いを残すオブリビオンに対する祝福である!
「はじめに、米ありき――。人は米を食べてその美味しさに目覚めた時、心も洗われ、生まれたばかりの赤児のように無垢な心へと還る。……さぁ、食べるといい」
 思わず手渡された塩にぎりの芳しく懐かしき香り、それに誘われるように彼らは塩にぎりを一齧りする。……瞬間、彼らの脳裏に思い出がフラッシュバックする。

 素晴らしい動画を見たときの高揚感。
 神絵師のイラストに対する尊み。
 初めて作品を上げた時の不安。
 閲覧者のコメントを見た時の喜び。
 ――ああなんでこんな大切なことを忘れてしまっていたのだろう。

 オブリビオンになる前の記憶を思い出した彼らは、キラキラと光るように爆発し消失する。
 天祥米散礼賛光(オイワイライスシャワー)、彼らの向かう先に幸あれ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『パスト・フォーサイス』

POW   :    来い!俺様の手下どもっ!!質より量で押し潰せ!!
【相手している猟兵の10倍の数の雑魚キャラ】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!!
【武器を使った怒涛の連続攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    俺様は逃げるから、後は任せたぞ!俺様ちゃん人形!
自身が戦闘で瀕死になると【逃げる時間稼ぎ用の巨大パスト君ぬいぐるみ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑7
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「ここか! 会場は!」
 トラウマメイカーを片付けてやれやれとしている猟兵とキマイラ達。しかし全く空気の読めない怪人が一人ノコノコと現れる。最近オブリビオンフォーミュラの後釜を狙っているらしいパスト・フォーサイスくんだ。何しに来たんだか。
「ここで人気の出た猟兵を倒せば俺様の実力が最強ってことを示せるチャンスだからだ!」
 その割に一戦後狙うとかコスいっすね。
「うるさい! 勝てば良いんだ勝てば! そうすれば俺が一番強いって事だろ!」
 君通算で相当数ボコられてるよね? ともかくノリだけで現れたこの怪人を叩きのめしてコンテストでの評価を上げちゃおう!
滝舘・穂刈
(昇天するオブリビオンを合掌して見送っていた)
…むむ?
米による祝福の果て、天に召された尊き光景を汚すとは、無粋な!

そのような悪ガキ君には天誅ならぬ米誅をくらわせてやろう!
杓文字を使って頭をパカーンと叩きにいくぞ!

むむ!?
なんだこのたくさんの雑魚キャラは!
くそっ、杓文字ではリーチが短すぎて1匹ずつ倒すしかない!
…だが、このスイハンジャー。
米を1粒1粒数えることも苦にならぬ男――

あれは米
これも米
――うむ!

では1粒1粒、丁寧に潰して上新粉にしてくれよう!!

(杓文字でたくさんの雑魚敵を1匹ずつ丁寧に潰していきます。
途中で知らぬ間に敵の本体が倒れてしまったとかでも全然OKです)




 その時、滝舘・穂刈(炊きたてご飯ヒーロー・スイハンジャー・f06740)は祈っていた。
「おい! こっちを見ろ!」
 塩おにぎりを食し初心を思い出していったオブリビオン、スイハンジャーはそんな彼らに手を合わせその道行きを祈っていた。
「この俺様が来てるんだぞ! 無視するな!」
 深い精神状態にあるスイハンジャーにはその言葉は通じない。あくまで無視されたと思ったパストはいよいよ実力行使に移る。
「こうなれば……来い! 俺様の手下どもっ!!」
 彼に呼び出されるちっこい雑魚キャラ達。彼らはスイハンジャーの足元をぺちぺちと叩く。
「むむ!? なんだこのたくさんの雑魚キャラは!」
「ようやく気づいたか……! お前たちを倒してこの俺様の強さを示すのだ!」
「そのようなことで、米による祝福の果て、天に召された尊き光景を汚すとは、無粋な!」
 びしっとしゃもじを突きつける。
「ワルガキ君には天誅ならぬ米誅をくらわせてやろう!」
 彼がしゃもじを振るえば近くに寄ってきていた雑魚キャラが上新粉に変わる。え、変わるの?
「くそっ、杓文字ではリーチが短すぎて1匹ずつ倒すしかない!」
「そんなチンケな武器でこいつらを倒すことが出来るかな?」
 雑魚キャラに混じってパトスが殴りかかってくるがスイハンジャーは金属の刃よりも強靭なしゃもじでそれを受け止める。
「……だが、このスイハンジャー。米を1粒1粒数えることも苦にならぬ男――」
「ハッ! それがどうしたと言うんだ!」
「あれは米、これも米。――うむ!」
 スイハンジャーはしゃもじを雑魚キャラ達に突きつける。なおお茶碗一杯分の米粒の数は3250くらいらしいぞ! ここにいる雑魚キャラとは数が違う!
「では1粒1粒、丁寧に潰して上新粉にしてくれよう!!」
「やれるものならやってみやがれ!」
 なお残った上新粉は米粉ベーグルになりました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディスターブ・オフィディアン
第二人格で行動
◆パフォーマンス内容
ヒーローショウのお約束、観客の声援でヒーロー復活

◆行動
まず雑魚キャラに落ちつぶされて死にます。もといダミー人形と入れ替わって死んだふり
相手が勝ち誇ったタイミングで場内にアナウンス
『大変、猟兵がやられてしまった! 応援の言葉をかけて、みんなで猟兵を助けるんだ! さあ皆一緒に『頑張れ! イェーガーッ!』』
言いくるめて声援を煽り、高いところから再登場

「はーっはっは! この世にボクがいる限り悪の栄えたためしなし!
 覚悟しろ、今のボクはみんなの応援で百人力だっ!」
その後イカサマカードの投擲で雑魚を攻撃

パストへジョーカーの札を投げつけて
「名刺代わりだ、受け取り給え」




「ギャー!?」
 雑魚キャラの群れに押しつぶされたディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)の叫び声が上がる。彼が倒されたことによってキマイラ達から悲鳴が上がる。
「俺様にかかれば猟兵なんてこんなもんだ!」
 ぐっと拳を握るパストは完全にディスターブを倒したと考えて他に雑魚キャラに狙われている猟兵を攻撃しにいく。
「これなら……勝てる! 勝てるぞ!」
 調子に乗るパスト。しかし彼の表情が固まる。会場のどこかからこんなアナウンスが聞こえてくるからだ。
『大変、猟兵がやられてしまった! 応援の言葉をかけて、みんなで猟兵を助けるんだ!』
「ば、バカ! そんな事するな!」
 しかしアナウンスは無情にも呼びかけられる。
『さあ皆一緒に『頑張れ! イェーガーッ!』』
 そして上空から無数のカードが鋭くばら撒かれ雑魚キャラ達を貫いていく。
「「はーっはっは! この世にボクがいる限り悪の栄えたためしなし! 覚悟しろ、今のボクはみんなの応援で百人力だっ!」
「くそっどこにいる!」
 ディスターブの声に反応するパスト、そんな彼にも一枚のカードが投げつけられる。
「名刺代わりだ、受け取り給え」
 射線の出元を確認すれば山高帽のディスターブが高所から見下ろしていた。
「くそ、卑怯だぞ降りてこい!」
 そんな彼をディスターブと地面に突き刺さったジョーカーの顔は笑っていた。
「気をつけるが良いさ、猟兵はまだまだいるからね」

大成功 🔵​🔵​🔵​

北千住・ちくわちゃん
わぁ、わざわざ私たち猟兵の活躍のためのボコられ役になりに来てくれたんだね!
ありがとーっ☆

【ベルセルクトリガー】発動
中身は鋼鉄なちくわボディをフルスイングで、呼ばれた雑魚キャラともども敵を殴り倒しちゃうよ☆
穴に仕込んだ家庭用花火を頭から吹き出しながら(※あくまで【パフォーマンス】です)、
派手なアクションでいーっぱい目立っちゃおう☆
防御よりも攻撃一辺倒で、目に楽しげなアクションショーって感じで頑張っちゃうよ

気になるコンテストの結果は……
ちくわちゃんが上位ならものすごく喜ぶし、他の人が勝ったら優勝者を大いにお祝いして場を盛り上げちゃうよ!




「わぁ、わざわざ私たち猟兵の活躍のためのボコられ役になりに来てくれたんだね! ありがとーっ☆」
「ちげえ! 俺様はお前たちをここで下し強さを証明するために来たんだ!」
 北千住・ちくわちゃん(愛よりもいいねが欲しい・f17794)が性懲りも無く現れたパストにズレた礼をする。無論彼は即座に否定するがまあ状況的に見ればそんなものである。
「大体お前なんだよ!」
「ちくわちゃんはちくわちゃんだよ☆」
 頭から花火吹いているちくわ状の喋る何かを相手にすればまあそんな疑問が出ても仕方ない。
「わけわかんねえ……! 行け雑魚キャラ達! こんなネタキャラどうにかしてしまえ!」
 ものすごく適当な命令を受けた雑魚キャラ達がちくわちゃんに集る、しかし同時にちくわちゃんの目が赤く光る。
「え~い!」
 ちくわちゃんがその細長い体で雑魚キャラを打ち払う。
「……今、なんか鉄っぽい音しなかったか?」
「ちくわちゃんのヒミツだよ☆」
 花火を振りまきながら暴れまわるちくわちゃんによって蹴散らされていく雑魚キャラ達。その度に自動車の人身事故のような音が聞こえてくる。
「コイツは……やべえ!」
 音もさることながら表情もあんまり変わってない事もヤバさを醸し出している。パストは雑魚キャラ達を犠牲にしそそくさとこの場を離れようとする。
「ちくわちゃんストラーイク☆」
 その背中に体当たりを受けながらも彼はなんとか逃げ出す。
「これでコンテストの結果もいただきだよ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

大豪傑・麗刃
今回はどう考えてもシリアス依頼ではないのだ。
シリアスではないのにこれをやるのも何であるのだが、ここは応援してくれるみんなのためにも、特別大サービスで大盤振る振る舞いをしてやるしかないのだ。

つーことで。

はああああああああああああ(それっぽい気合)

(スーパー変態人2発動!!)

んで右手に刀2本!左手に脇差(と呼ぶには大きすぎる剣)を2本!
猛烈なダッシュで、存在感を乗せた残像をばらまきながら(敵をかく乱させる効果あるのかないのかは知らん)突き進み、一気に敵を粉砕する!
雑魚キャラとやらを出して来たら、4刀流+2回攻撃でワンアクション8体倒せる(ような気がしている)からそれ繰り返せばすぐに全滅するのだ!




 雑魚キャラ達に囲まれていた大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)は腕を組んで考えていた。
(「今回はどう考えてもシリアス依頼ではないのだ」)
 まあキマイラフューチャーでシリアスな依頼は中々ないし。そもそもシリアスなプレイングあんまり来ないし……。
(「シリアスではないのにこれをやるのも何であるのだが、ここは応援してくれるみんなのためにも、特別大サービスで大盤振る振る舞いをしてやるしかないのだ」)
 気をつけろ、ギャグキャラがシリアスに走るのと死亡率が跳ね上がるぞ。
「つーことで。はああああああああああああ!」
 なんか麗刃の髪が伸びた、あと空を高速で飛べるようになった。スーパー変態人の、そのひとつ上、スーパー変態人2へと変身する。なんか電気っぽいのがパチパチいっていて周りの雑魚キャラ達も引いてるし。
「んで右手に刀2本! 左手に脇差を2本!」
 相変わらずどんな風に持っているのか分からない装備の仕方で、しかも残像を残しながら敵を切り裂いていく。
「4刀流+2回攻撃でワンアクション8体倒せるはずなのだ!」
 にとうりゅう+みだれうちかな? ともかくズバズバザクザクと敵を切り捨てていく麗刃であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ
アドリブ絡みOK

あ…また敵だ…
めんどくさいからさっさと面白く倒そう…

鉄塊剣による[なぎ払い、範囲攻撃、衝撃波]で攻撃しよう

敵の攻撃は鉄塊剣での[武器受け]、[ジャンプ、ダッシュ]で防御回避

敵が逃げたらワタシはぬいぐるみを[おびき寄せ]つつ
調子に乗った敵の眼前に【とても怖いな仲間達】を突然出現させて[だまし討ち]して囲い込もう

逃げ出せないように[恐怖を与えつつ]、ぬいぐるみを仕留めたら本体をさっさと鉄塊剣による[怪力]で屠ろうか…

コンテストの優勝者が決まったら素直に祝福しよう
きっと【とても怖いな仲間達】も優勝者を胴上げしてくれるだろう…

もし私だったら…照れちゃうかもしれないね…


鏡島・嵐
判定:【WIZ】
……なんでちゃんとボス戦まであるんだよ。本格的過ぎねえ?
つーか思ったんだけどこれコンテストと何も関係無ぇ普通の敵なんじゃ……(今更気付く)
まあいいや、とりあえず倒しておこうか……怖ぇけどさ。

他の味方を〈援護射撃〉で支援したり、〈目潰し〉とか〈武器落とし〉で相手を妨害したりして、戦いが有利に運ぶようにしてえな。
おれ一人っていうなら、〈第六感〉を働かせつつ相手の攻撃を〈見切り〉、隙を見て反撃を加えるようにしていく。
……ぬいぐるみを代理にして逃げを打たれそうになったら、《逆転結界・魔鏡幻像》でそいつを打ち消して〈目潰し〉も併用して逃げを封じにかかる。




「あ……また敵だ……」
「……なんでちゃんとボス戦まであるんだよ。本格的過ぎねえ?」
 仇死原・アンナ(炎獄の執行人・f09978)と鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)がほうほうの体で現れたパストに対しそんな事を呟く。
「ちょっと待て、お前たちは俺様を何だと……」
「……面白く倒すための……敵……?」
「いや、待ってくれ。もしかしたらコンテストと何も関係無ぇ普通の敵なんじゃ……」
「色々違うわ! 倒されるのはお前たちで、このコンテストは俺様が先に目をつけたんだ!」
 それやっぱり無関係じゃね。
「まあいいや、とりあえず倒しておこうか……怖ぇけどさ」
「面倒くさいけど……仕方ないね……」
「お前たち俺様の話聞いてた?」
 いまいち本気になりきれない相手だがアンナが即座に動き斬りかかる。パストは彼女の重い攻撃を受け止めると弾き飛ばして反撃に転じる。
「……意外と……やるのね……」
「当たり前よ!」
 しかし返す刃は逆にアンナに鉄塊剣で受け止められる。鍔迫り合いによる拮抗状態と貴ころで嵐が叫ぶ。
「どいてくれ!」
 アンナが武器を手放してその場でジャンプする、そして対応の遅れたパストに向かって嵐のスリングから放たれた礫パストの顔面に突き刺さる。
「ぐえっ!?」
 着地したアンナが武器を拾い、怯むパストを追撃する。しかしその気配を察したのか彼は背を向けて逃げ出す。
「おい! 逃げるなよ!」
「逃げるんじゃねえ、これは転進だ!」
 しかし彼が嵐に振り返ってそう言い返した時、彼は何者かにぶつかる。
「いってえな! どこに目をつけ……て……」
 彼がそちらへ目を向けると、アンナの連れていたとても怖い仲間達が処刑道具を鳴らして立っていた。
「…………」
「あ……あ……」
 パストの背後で地面を踏む音が聞こえる。そこには武器を構えたアンナが立っていた。前門の虎、後門の狼というやつである。
(「やられる……!」)
 即座にパストは自身を模した巨大なぬいぐるみを召喚して壁とする。巨大ぬいぐるみは拳を振り下ろしアンナを追い払う。
「……邪魔……ね……」
「これはおれに任せろ!」
 巨体を見上げるアンナの後ろで嵐が一枚の鏡を掲げる。
「鏡の彼方の庭園、白と赤の王国、映る容はもう一つの世界。彼方と此方は触れ合うこと能わず。……幻遊びはお終いだ」
 その鏡に映し出されたのは巨像の虚像。そして虚像は鏡写しの形を持って現実にも現れ、ぬいぐるみ同士でガッツリと四つに組む。
「行ってくれ!」
 嵐が激を飛ばすと、アンナが剣を横向きに大きく構える。そして軸足にぐいと力を込め剣を振るい、ぬいぐるみの足を切り捨てる。
「……邪魔……」
 白い綿が舞い散りながら倒れるのを見た彼女は呟く。そして本体を探そうと辺りを見回す。……姿が見えない。
「……逃げたのか?」
 嵐も敵を探す。もっともこれだけ猟兵が多くいる所で、簡単に逃げられるわけがないのだが。彼らは会場のどこかにいるであろうパストの足取りを追うことにした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

宇冠・由
※お母様(f00173)と描写別希望

「ふふっ、元気な方ですわね」
ですがここはあくまでコンテスト会場
血で血を洗う戦場ではありませんわ
ここでは強さではなく、楽しんだ人が強者なのです。楽しんだ人が、真の勝者でしてよ

真の姿のまま戦います
ショーの司会のお姉さんのように、驚きながらパスト・フォーサイスや雑魚敵の紹介をしつつ
「これではコンテストがめちゃくちゃになってしまいます。さぁ、皆様で猟兵を呼びましょう!」
拍手をすれば、地獄の炎が火柱の如くあがり、ヒーローショーの如く熱い演出が打ちあがります

順位発表はお母様の名前を見て驚きます
上でも下でも構いません
観客の方が少しでも元気になれたのなら本望ですわ




 周りにあるものにも構わず逃げるパストの背を微笑ましく見ていたのは宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)。今の彼女は真の姿である少女の姿だ。
「ふふっ、元気な方ですわね」
 先程までアナウンスエリアにいた彼女は観戦するキマイラ達に向かって、パストや猟兵の能力の解説を行っていたのだ。なんだかんだで戦闘も解説がなければ楽しむことは難しいのだ。
(「そうここはここはあくまでコンテスト会場。血で血を洗う戦場ではありませんわ。ここでは強さではなく、楽しんだ人が強者なのです。楽しんだ人が、真の勝者でしてよ」)
 ふんわりと飛び上がりながらマイクを握る由。既に会場は彼女が温めている。序盤の緊張はもう完全に取れているようだ。
『これではコンテストがめちゃくちゃになってしまいます。さぁ、皆様でさらに猟兵を呼びましょう!』
 彼女がキマイラ達に呼びかけると、会場のそこかしこから『イェーガー!』と大きな声と拍手の音が鳴り響く。それと同時にパストの進行方向に地獄の炎の柱が上がる。
「うおっ熱っ!?」
「ここはあなたの強さを誇示する場所では有りませんわよ?」
「うるさい! 知ったことか!」
 由とパストは数度打ち合う、由は見た目を重視しての戦いを意識し、辺りに炎の粉が舞い散る。しかしそれも後ろから追ってきた猟兵の姿を見たパストが多勢に無勢だと逃げ出す。
「覚えてろ!」
 わかりやすい捨て台詞を吐いて去っていくパスト、彼女もそれを追おうとした所でディスプレイに並んだコンテストの結果が目に入り足が留まる。それは自分の順位が存外に高かった事ではなく、その中に見知った名前があったから。
「お、お母様!?」
 自分の母親がこの会場にいる、という事は何をしていたのか見ていたはずである。果たして今どこにいるのだろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

宇冠・龍
由(f01211)に見つからないように帽子を目深に被って行動
※描写別希望
※可能なら順位下位希望

「アピールはいいですが、順番は守りましょうね」
型破りは目新しく好まれるかもしれませんが、掟破りは審査員も観客の皆さんも困ってしまいます
ルールは守りましょう
大会はみんなで楽しむものですからね


スタッフに扮した亡霊たち
誘導棒を一つに合わせて光る巨大武器に
亡霊のひとりが、武器を縦一文字に振り下ろすと、光の弧を描きながら同時に伸びるエネルギーの刃で相手を叩きます(非殺傷)

(どうして、私の名前があるのでしょうか……?)
順位発表後、コンテストに参加した覚えがなく、小首を傾げます




 母親の宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)方は相変わらずスタッフに紛れていた。
(「どうして、私の名前があるのでしょうか……?」)
 彼女は娘と同じものを見ていて首を傾げていた、そもそもノミネートしてないし。猟兵であることまではバレているだろうが、名前までとなると中々謎だ。キマイラ達の中に猟兵マニアでもいるのだろうか。
「どけどけー!」
 はて、と悩んでいた龍の近くを列をかき乱しながら逃げようとしているパストが現れる。警備スタッフのチーフとして潜り込んでいる以上、彼の迷惑行為は咎めなければならない。
「アピールはいいですが、順番は守りましょうね。型破りは目新しく好まれるかもしれませんが、掟破りは審査員も観客の皆さんも困ってしまいます。ルールは守りましょう。大会はみんなで楽しむものですからね」
「何だよおばさん! 邪魔するな……いって!」
 おもむろに何も言わず警備員が誘導棒でパストを殴る。まるでそれは禁句であるというように。
「ねえ、あなた?」
 凄い優しい声で警備員とパトスに龍の声がかけられる。表情も微笑んだままなのがちょっと怖い。
「少しその子には大人しくなって貰う必要があるんじゃないかしら?」
 死霊警備員は首をカクカクと動かすと他の警備員を呼び、誘導棒を合成して大きな電柱サイズに強化する。
「おいちょっと待てそんなもので殴られたら死」
 大丈夫非殺傷だから。巨大非殺傷武器でパストは吹き飛ばされあらぬ方向へと飛んでいってしまう。龍はそんな彼に目をやることもなく考えを巡らせる。
(「どうして私が猟兵だと分かったのでしょうか……」)
 あ、まだそこなんだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御形・菘
はっはっは、なんだお主か! 相変わらず頑張っておるの〜
いつもキャラが立っておって実に素晴らしい!
ドラゴンはお留守番か? まあ今回もよろしく頼むぞ!(※これで通算3戦目)

ラストは妾の究極奥義で締めるとしよう!
右手を上げ、指を鳴らし……さあ観客の皆も一緒に! スクリーン! カモン!
はーっはっはっは! 今日も元気かのう皆の衆よ!
妾に無限大のパワーを与えてくれる、歓声を! 喝采を! 存分に浴びせてくれ!

さて、妾の準備は万端であるぞ?
魅せてみるがよい、お主の全力を! 妾の左腕が丸ごと粉砕してくれよう!
マジな話、手下に頼るとか、逃げる算段を考えるとかが無ければ、きっと強者(配信者)となれたであろうにな!




「……おかしい、なんでこんなに俺様がボロボロになっているんだ?」
 頭に大きな十時の絆創膏をつけたパストがよろよろと歩いている、そんな彼に大きな笑い声がかけられる。
「はっはっは、元気ないのうお主! さっきまでの威勢はどうした!」
 猟兵に良いようにされてきたパトスに御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は檄を飛ばす。
「うるせえ! 俺様はまだ負けを認めちゃいねえ!」
「成程、心はまだ折れては居らぬようだな、ドラゴンも留守というのに頑張るものだ!」
「お前らなんか俺様一人で充分だ!」
 パトスは武器を握り立ちはだかる菘をにらみつける。その様子を見て菘はニヤリと笑う。
「それでは此度も終わりを始めよう! この妾の妾の究極奥義でな!」
 彼女が指をパチリと弾くと辺り一面から轟音が聞こえてくる。
「……さあ観客の皆も一緒に! スクリーン! カモン!」
 彼女がそう叫ぶと、二人を取り巻くように多数の双方向性ディスプレイが現れる。
「はーっはっはっは! 今日も元気かのう皆の衆よ!」
 彼女がそう聞けばディスプレイと会場から歓声が上がる。
「これだけ観客がいるのか、この俺様の実力を見せつけるチャンスだな!」
「ほう、臆さぬか。聞こえるだろうこの歓声が! これが妾に無限大のパワーを与えてくれるのにも関わらずにか!」
「大舞台なら見せ場だろ! こんな所で怯えるわきゃねーよ!」
 戦闘態勢を崩さないパストに何も言わず構えを取る菘。
「魅せてみるがよい、お主の全力を! 妾の左腕が丸ごと粉砕してくれよう!」
「行くぜ! おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!!」
 パトスの本気の連続攻撃、二方向から絶え間なく放たれる斬撃は相対する菘の左腕に防御を強いる。
「どうした! お前の実力は口だけかよ!」
「言ってくれる! だが妾はこう見えてもお主を認めておるのじゃぞ!」
「だったら俺様に倒されろよ!」
「悪いがそれはできん!」
 不意に彼女の左腕がパトスの武器を掴み、その柄を粉砕する。そして気が抜けた彼の顎に向かってアッパーを放ち彼を星に変えた。
「……マジな話、手下に頼るとか、逃げる算段を考えるとかが無ければ、きっと強者となれたであろうにな!」
 ハッハッハと笑う菘の元に、そそくさと黒装束達が集まる。確か彼らは別の猟兵の連れていた者たちだったはずだが。
『おもしろ猟兵コンテストの結果発表! 今回のMVJは真の蛇神にして邪神のあなた様です!』
 それと同時に黒装束達が彼女の体を胴上げする、彼らと共に来ていた猟兵も手を叩き、頭部から派手な花火を打ち上げる者もいる。この場を見ている全ての観客達も同様だ。何よりも徹頭徹尾観客の心を震わせる事に腐心していた彼女に栄光がもたらされた事に異論を挟むものはいないだろう。
「皆の衆よ! また会おう!」
 コンテストの終わり間際、彼女はそう言った。画面越しであっても会って心震わせることが出来る。そんな彼女の確信に満ちた言葉でイベントは終わる。しかし、エモーショナルな猟兵達の活躍はまだまだ終わらないのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年09月30日


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#キマイラフューチャー
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#戦後


30




種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は百目鬼・明日多です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト