海水浴の季節はまだ終わらない
●リゾートへのお誘い
「連日の戦争への出撃お疲れ様です。
でも、たまには休暇が欲しいですわよね?」
集まった猟兵達を前に、眼鏡の美人女医、黒岩・りんご(禁断の果実・f00537)は語り始めた。
なぜか彼女は水着姿である。
紺の競泳水着に包まれたはちきれんばかりのボディがまぶしい。
「わたくしの格好からもわかるかと思いますが、今回は海水浴のお誘いです。
場所はスペースシップワールドにあるリゾート船『ミルキーウェイ号』。
地上の海岸を模した広大なリゾート空間のあるこの船では、水着でのイベントとかもよく行われているそうなんですけれど……今回は特にそういう事もなく普通に海水浴をお楽しみいただけますわ」
よく見るとりんごの水着とか髪とかは少し濡れている気もする。もしかして一足先にいってきたとこだったりする……?
「常夏の透き通るような青い海がとても綺麗ですわ。
波打ち際で水遊びするもよし、沖合で泳いだり潜ったりするもよし。
浜辺で砂遊びしたりスイカ割りとかもいいかもですね。
楽しみ方は人それぞれだと思いますわ」
説明用の映像を示しながら、りんごはとても楽しそうに語っている。
「ちなみに今回はイベントは特にはありませんが、リゾート船の宣伝用の写真を撮るカメラマンが来ているらしいので、絵になりそうな水着姿とか、絵になりそうなカップルとかがいれば、記念写真撮ってもらえるかもしれませんよ」
もちろん写真を撮られたくないのなら断れるので安心してほしい。
「というわけで、リゾート船での一日、どうぞ楽しんできてくださいな!」
雅瑠璃
このシナリオは【日常】の章のみでオブリビオンとの戦闘が発生しないため、獲得EXP・WPが少なめとなります。
というわけで、こんにちは、またはこんばんは。
雅です。
前回は肝試しでしたけど、普通に海水浴の方が需要あるのかなー……と今回はストレートに。
相変わらず、カップル的なあれこれとか書きたいので、お誘いあわせの上で来てくれると嬉しいデス(笑)
もちろん、おひとりさまも大歓迎ですよっ。
オープニングで言っている写真については、特に撮られたくないなら気にしなくて大丈夫です。
トラブルアクシデントの類は、相手と打ち合わせの上でどうぞ(笑)
言うまでもないですが、一般のイベントなので、公序良俗にはお気を付けを。
グリモア猟兵のりんごは、お呼ばれしたらお邪魔することもあるかと思います。
というわけで、皆さんの素敵なプレイングお待ちしています。
夏の思い出を作りましょう!
第1章 日常
『猟兵達の夏休み』
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POW : 海で思いっきり遊ぶ
SPD : 釣りや素潜りに勤しむ
WIZ : 砂浜でセンスを発揮する
👑5
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マリア・テミルカーノヴァ
(POW判定で)
今年の水着コンテストで着た水着を着て夏を楽しみます。
もちろん日焼け止めもしっかり塗っておきます。
で、りんごさんもお呼びします。
もしよければ、水かけっことか泳いでみたりとかしませんか?
思いっきり泳いでいると、なんだか世の憂いを忘れそうです。
夏を楽しむのは、今のうちしかできないですから。
それにしても、りんごさんの水着も実にお似合いです。
青い競泳水着、さまになってて、いいなぁと見とれちゃいます。
来年はスポーティーな競泳水着も、試してみようか迷いますね。
最後に記念写真を。
ポーズは清楚さを意識した感じで。
かわいく撮ってくれると嬉しいですね。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・水着:『JC』参照
・◎/♥♥♥
■行動
成程、ゆっくり出来そうですねぇ。
楽しみですぅ。
体型的に『浮く』のは得意ですが、その分『速く泳ぐ』『潜る』等は苦手ですので、『フロート』を御用意して、まったりと波間に浮かびましょう。
最近は、色々と面白い『フロート』が出ているみたいですから、何か変わったものが有りましたら、其方をお借りしたいですぅ(『お任せ』希望/無ければ『ジンベエザメ』)。
後は、皆さんの様子を見守りますぅ。
あら?
お写真ですかぁ?
だ、大丈夫ですし、ポーズ等の要請は従いますが、少々恥ずかしいですねぇ。
最近発育の進行が著しく、『衣装』の調整が多くなっておりますし(ぷるぷる)。
言葉・栞
【アドリブ・連携歓迎です】
【ハプニングも度合いもお任せでお願いします】
【POW】
せ、折角新しい水着を買ったのですから…海水浴にチャレンジを!
皆さんカップルでの参加でしょうか…
もしかして一人は私、だけとか…?
一緒に遊んでくださる方が居てくれると嬉しいのですが…
さ、撮影ですか?その…一人だと寂しいのでりんごさんと一緒に撮影なら…
ポーズはパレオを広げて少し気取ってみます…けど、恥ずかしいですね…
撮影が終われば、波打ち際を歩いたり、海に入りますね
え、波で水着が?そんなトラブルなんてなかなかありませんよね?(フラグですかね?)
アリス・スラクシナ
肝試しの次は海水浴か。ま、あの二人と親睦を深めるいい機会だ。
ただまあ、水着を着ないといけないなら、下半身に気をつけたい。
……こんな身体じゃなければ普通に楽しめたのだろうが。
色々楽しみたいところだが、泳ぎたいところだ。
ずっと任務ばかりであれだったからな。たまにはいいだろう。
◎
エルーゼ・フーシェン
肝試しの次は海水浴で気分を変えよう!
アリスから敬語などは止めるように言われたっけ。軍属や部下じゃないのも理由みたい。
まずは泳いで、それからビーチで色々と楽しむのがいいかも。
◎
絡みOK(男女問わず)
藤宮・華澄
肝試しの次は海水浴、楽しもうっと!
最初に泳いで、それからビーチか。
色々あるからねえ。何がいいかな。
水鉄砲とかバレーとかあるから迷うわよね。
思い出になればいいな。
◎
絡みOK(男女問わず)
瀬戸・舞奈
りんごさんを誘って海水浴だよっ
でも、これって宇宙船の中で海岸線再現してるんだよね
正確には海水浴というか規模が桁違いのプールになるのかな?
まぁそんな疑問は一旦置いておいて、今は楽しまなきゃだよね!
……りんごさん、やっぱり水着だとスタイルいいのが目立つね
むぅ、それに比べて舞奈は……あ、そうだ。りんごさんが舞奈の水着選んでくれる?
あ、絆創膏どうしよう。傷晒すのも、見苦しいだろうし
あ、ソフトクリーム売ってるよ!
舞奈はチョコ頼むから、りんごさんはミルクで食べさせあいっこしよっか
交互に食べればミックスになるもんね
泳ぐよりも波打ち際や浅瀬で水遊びのがいいかなぁ
あ、今子供っぽいって思ったでしょ!
アドリブ歓迎
●乙女たちの海水浴!
「……りんごさん、やっぱり水着だとスタイルいいのが目立つね。
むぅ、それに比べて舞奈は……」
リゾート船『ミルキーウェイ』の更衣室で、瀬戸・舞奈(チョコスキー・f03384)は同行している黒岩・りんごの身体をじーっと眺めながら、そんなことを呟いていた。
「舞奈さんはまだまだこれから成長するでしょうし、気にしすぎることはないですよ?」
話を振られたりんごは、愛用の競泳水着に着替えながら、くすくすと笑っている。
「そうかなぁ……そうだといいんだけど。
あ、そうだ。りんごさんが舞奈の水着選んでくれる?」
そんな舞奈の手には、りんご同様の競泳水着……というかスク水?があったのだが、問われたりんごはそれを取り上げ、少女らしく可愛らしいセパレートの水着を渡すのだった。
「若いんですから、お洒落の心を忘れてはいけませんよ。
……あ、傷跡が気になるなら、絆創膏はそのままでも。水で剥がれないように気を付けて」
「はーい」
頬の絆創膏をどうしようかと悩んでいたことまで見抜かれ、叶わないなと思う舞奈である。
というわけで、そんな2人は連れ添ってリゾートビーチへとやってきた。
「わぁ……すごい。けど、これって宇宙船の中で海岸線再現してるんだよね?
じゃあ海水浴というか規模が桁違いのプールになるのかな?」
「一応海水も再現しているようなので、あまり細かなことは気にしないでいいと思いますよ?」
2人で浜辺を歩いて海へと向かう。
その途中で舞奈は、ソフトクリームの売店を見かけてりんごを引っ張っていった。
「ソフトクリーム売ってるよ!」
「はいはい。やっぱりチョコ味で?」
「もちろん!」
りんごは苦笑しながら、舞奈にチョコ味のソフトクリームを買ってあげると、自分もミルク味のを一つ買う。
すると、脇から舞奈がりんごのソフトクリームをぺろりと舐めた。
「舞奈さん?」
「えへへ。りんごさんも舞奈の食べる?
交互に食べればミックスになるもんね」
そう言って笑顔で自分のを差し出す舞奈に、りんごは苦笑しつつぺろりと舐めるのだった。
「はぁ~。ゆっくりできますねぇ~」
さてその頃、沖合にはジンベエザメのフロートに抱きつくようにしてぷかぷか浮いている夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)がいた。
牛柄のセパレートの水着に、豊か過ぎる胸を収めて、ぷかぷかと浮かんでいる。最近発育の進行も激しく、衣装選びにはいろいろ困っているのだが、この水着は十分似合っていた。
体型的に浮くのは得意だが、泳ぐのは苦手というるこるにとっては、こうやってのんびりとぷかぷか浮かんでいるのは至福の時だろう。
そうして沖合から浜辺の人たちの様子を見守るように眺めていた。
「おやぁ……?」
そんな彼女は、波打ち際で和やかに楽しんでいる3人組と、1人できょろきょろしている人を見かけていた。
「あの人たちも猟兵みたいですねぇ……ご一緒してみましょうか~?」
るこるはのんびりぱしゃぱしゃとバタ足でフロートをゆっくり波打ち際まで移動させていくのだった。
なお、その背後に高波が迫っていることに、るこるはまだ気づいていない……。
「肝試しの次は海水浴か……ま、2人と親睦を深めるいい機会だな」
るこるが見かけた3人組の方の1人、アリス・スラクシナ(トリガー・シックス・f21329)は、目の前ではしゃいでいる2人を見ながら微笑みを浮かべていた。
ちなみにアリスの水着は、上は豊かなバストを強調するビキニだが、下はホットパンツである。両性具有な彼女の身体の特殊性もあるので、目の前の2人のような大胆なものを着ることはできないのだ。こんな体じゃなければもう少し楽しめたのかもと苦笑するが、こればかりは仕方ない。
「さて、いろいろできそうだけど、何しよっか?」
その大胆な2人の片割れ、真っ赤な紐のようなスリングショットに豊かな胸を収めきれているのかどうか……という格好の藤宮・華澄(新米猟兵・f17614)は、隣にいるスリングショットに近いくらい前面が大きく露出している白いハイネックのハイレグワンピース姿のエルーゼ・フーシェン(双刃使い・f13445)に問いかけた。
「そうですね。大尉はどうしますか? ……あ、ごめんなさい。敬語はやめるようにでしたね」
エルーゼは思案しつつ、アリスの方に振り向いて問いかけるが、つい敬語で問うてしまっていたのに気づき、頭を下げる。上司部下の関係でもないのだからと言われてはいるが、まだ慣れない様子。
「ああ。軍属じゃないんだから、敬語など不要だ。
それより、私はお前たちのしたいことに付き合うよ。何をする?」
「そうねぇ。水鉄砲とかバレーとかあるから迷うわよね……それともまずは泳ごうか?」
エルーゼと違い、華澄の方はもう慣れているのか、それとも素でこれなのか、友達口調で会話していた。
「彼女たち。よかったら一緒しない?」
「えー、どうしよっか?」
とにかく露出度も高くて目立つ美人たちが揃っているため、このように一般客からナンパもされているが、それは適当にあしらいつつ3人で何をするかワイワイ楽しんでいるのだった。
……という状況を、近くでひとり眺めている少女がいた。
言葉・栞(開巻有益・f14552)である。
「皆さんカップルとかグループとかでの参加でしょうか……。
もしかして1人は私、だけとか……?」
目の前でアリスたちがナンパグループと話しているのを見たり、あるいは周りを見れば一般客のカップルが溢れていたりと、実際には決してそうではないはずなのだが(例えば沖合にぷかぷか浮かぶるこるも1人で来ているわけだし)人見知りで内気だが寂しがり屋な栞の場合、その性格のせいもあってますます独りが気になってしまっていた。
そんな栞の格好は、豊かなバストを強調しているようなハイネックのビキニであり、当然のように前述のアリスたち3人同様にビーチの一般客の注目を集めてはいたのだが、その視線もまた栞を戸惑わせているのだった。
(「どうしましょう。一緒に遊んでくださる方が居てくれると嬉しいのですが……」)
そう思ってうろついていると、声をかけてきた人がいた。
それはナンパ……ではなく、ミルキーウェイ号の広報のカメラマンだ。
「さ、撮影ですか? その……」
PR用の写真を撮らせてほしいという依頼に、どうしようかとおろおろする栞であった。
さてその頃、舞奈とりんごがどうしていたかというと、2人は食べ歩きも終えてビーチへと向かっていくところだった。
「あ、舞奈は泳ぐよりも、波打ち際や浅瀬で水遊びのがいいかなぁ」
「ではそうしましょうか?」
くすっと笑いながら答えるりんごに、舞奈は今子供っぽいって思ったでしょとちょっぴり不満顔でぽかぽかとりんごを叩いていた。
とはいえ、りんごにとても懐いている舞奈だ。表情は実に楽しそうにころころと変わっている。
そんな中、2人に(というかりんごに)声をかけた人がいた。
「あ、りんごさん。
もしよければ、背中にオイル塗ってもらっていいですか?」
「あら、マリアさん。ええ、構いませんよ?」
りんごに声をかけたのは、マリア・テミルカーノヴァ(電子の海を彷徨う光・f00043)だ。マリアは一見清楚な蒼白いワンピース……その実胸元とか腋、そして背中など大胆露出の水着で、ビーチに敷いたレジャーシートの上で腕などに日焼け止めを塗りながら遊ぶ準備をしていたところ、りんごを見かけて声をかけたという事らしい。
りんごがあっさりと承諾するので、舞奈が内心ちょっとむむむとなっていたかもしれないが、りんごとマリアは気付かなかったようでそのまま話が弾んでいた。
「それにしても、りんごさんの水着も実にお似合いです。
競泳水着がさまになってて、いいなぁ……と見とれちゃいます」
「またまた。こんな何の変哲もない競泳水着にお世辞なんていりませんよ。
マリアさんこそ可愛らしさと大胆さを併せ持ってて、よくお似合いじゃないですか」
「そうでしょうか? 私はりんごさんのを見て、来年はスポーティーな競泳水着も試してみようか迷うんですけれど……ひゃっ」
「あ、すみません、冷たかったです?
……っと、はい、これで終わりです」
「終わった? それじゃ泳ぎにいこっか!」
オイル塗りや2人の会話が終わるまでおとなしく見ていた舞奈が、終わったのを見ると再びりんごを取り戻すべく(?)、引っ張っていく。
「もぉ、そんなに慌てなくても。……マリアさんも?」
「ええ、ご一緒させてください」
「む、……ま、いっか。それじゃみんなでおよごー!」
というわけで3人で連れ添ってビーチの方に向かっていくと、さらに声がかかるのだった。
「あ、ああっ、りんごさん、助けてくださーい」
水着姿が素敵だとカメラマンに口説かれ、写真撮影を請われていた栞は、困ったようにあたりをきょろきょろ見渡していたら、そこにようやく知り合いの顔を見つけて声をかけたのだ。
「あら、栞さん、どうされました?」
「その……写真のモデル頼まれたんですけれど、1人だと寂しいので……りんごさんと一緒なら……と」
写真撮影もそうだが、1人で寂しさを感じていた栞にとってはようやく知り合いの顔が見えたことも大きかったのかもしれない。
「ええと、という事ですがいいですか?
栞さんと違って、わたくしはそんなモデルになれるような水着でもないですが……」
「かまいませんよ。お姉さんも素敵なプロポーションで実に映えますから!
そちらの貴方も一緒にどうですか?」
「え、私もですか?」
というわけで、カメラマンに話を振られたマリアも含めて、3人でポーズを決めて撮影されることに。
栞は半透明のパレオをつまんでちょっと気取った感じにあざとく、マリアとりんごはその左右で清楚で大人の女性といったイメージで。
プロポーション抜群な美人3人のポートレートは、きっと宣伝効果も高いだろう。
カメラマンは3人に礼を言うとそのまま去っていった。
「……ところで舞奈は?」
ちょっと同じ写真に映すには格差が大きすぎたのではないでしょうかね?
「もー! りんごさん、泳ぐよっ!」
「あ、はいっ……栞さんもマリアさんもご一緒に……?」
半ばやけっぱちになった舞奈に引きずられるようにりんごと、そして栞やマリアも海へと入っていく。
「あーれー……」
「?」
4人は、アリスたち3人とも合流して、波打ち際から少し沖に入り、軽く泳ぎながら遊んでいた。
そんな中、ちょっと大きな波とともに、ジンベエザメが飛んできた。
「サメ
……?!」
「というかるこるさん……?」
ざっぱーーーん。
他の猟兵を見かけて沖合から泳いで来たら途中で波にのまれて一気に運ばれてきたるこるである。
その波は、るこるを含め8人を一気に飲み込んでいった。
「ぷはぁ……びっくりした!」
「ほんとうですね。皆さん大丈夫です……?」
波打ち際まで運ばれた舞奈やりんごが水面から顔を出した。
そして見渡すとすぐにりんごは、栞に正面から抱きつくのだった。
「大丈夫です……きゃっ?! り、りんごさん?」
「りんごさん何してるの?!」
栞を抱きしめながら、りんごは周りを見渡す。
「お前たち、大丈夫か。水着を流されたりしていないか?」
自身のビキニのブラをなおしながら、アリスは華澄とエルーゼの安全を確認する。案の定2人は細い水着がずれてしまっているようで慌てて胸をかくしていた。
「あわわっ?!」
特に華澄の細い水着はあまりにも衝撃に弱かったことは伝えておこう。
「急に大きな波に攫われてビックリしましたぁ」
「大丈夫ですか? 災難でしたね」
るこるとマリアは無事のようで互いに顔を見合わせている。
舞奈ももちろん最初に顔を出しただけに問題なさそうで、りんごは栞を抱きしめながらホッとするのだった。
「あ、あの、りんごさん……?」
「他の皆さんは大丈夫そうですね……とりあえず咄嗟にこうやって隠しましたが、水着なおしましょうか、栞さん?」
「えっ……きゃあああ?!」
栞の水着のブラは、波にのまれた時に思いっきり上に捲れあがっていたのだった。
りんごが抱きついて隠している間に、慌ててなおそうとする栞。
野次馬も集まってきたために、その視線が気になってなかなか手も進まない。
さらに。
「あら? お写真ですかぁ?
だ、大丈夫ですし、ポーズ等の要請は従いますが、少々恥ずかしいですねぇ」
先程のカメラマンが戻ってきたらしく、水にぬれた美女集団の写真を撮りたいとか言い出していて、るこるがそれに答えていた。
「ま、待ってください、今はダメですー?!」
結果、りんごに抱きしめられたままの栞の悲鳴が響いたのである。
その後、ちゃんと水着も直し8人で撮影も受け、改めて賑やかにリゾートを楽しみ、あっという間に1日は過ぎていくのだった。
大成功
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