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第六天囲~調子に乗らせるな

#サムライエンパイア


●十二将軍議
 街道が整備され、徳川幕府の威光が遍く世に行き渡っていて、なお。その光届かぬ場所は確かに存在する。
「――勅命が下った」
 そのような闇に覆われた場所のひとつに集うのは12の影。その中心で声を張り上げるのは面布で顔を隠した伝令だ。面布に施されているのは木瓜紋と「天下布武」の4文字。掲げる勅書には12の名が記されていた。
「あのお方の命である。木瓜紋に参じた者への勅命である」
 伝令の声に耳を傾ける12の姿は、歴戦の風格漂わせる将から百鬼夜行の妖まで千差万別。その共通点は彼らが皆、過去の残滓たるオブリビオンであること。
「――天下布武、覇道の妨げとなる城を落とすべし! 独断専行、単騎駆け一切無用。連なり励めとのお達しである!」
 一息……伝令が大声を出すための呼吸を入れる。
「――商人よ、お主には一度城の外で待って貰い、他の者が戦いを始めた時、増援として突入して貰う」
 ニヤニヤと、怪しい笑みを浮かべつつ頷く悪徳商人。
 続き呼ばれる名が12を数えた後、一瞬の静寂を挟んで影たちは一斉に動き出す。
 ここに産声を上げるはオブリビオンの大軍勢。過ぎ去ったはずの戦国が、今の世に蘇る。

●増援を阻止せよ
「はいはい注目、はい注目! サムライエンパイアで事件だよ!」
 と大きな声で叫ぶのはグリモア猟兵の真白。
 ……だけではなく、どうやら他にも多数のグリモア猟兵もいて、しかも全員が全員同じ場所へ向かってほしいと言っていた。
「今、織田信長っていうオブリビオン・フォーミュラが暴れてるのは知ってるよね? それがとある城を攻め落とそうとしてるんだけど、まあこれが大群で……しかも皆、場所はほぼ同じなんだけど、その中でも違う所をみたいでもう大変。という事で皆で動きを共有して全員でこの大進軍を食い止めようって話なんだ」
 うんうんと頷く真白。
「で、今回のお城は海に隣接してて、港がある平地にあるお城で、わたしが送り出すのは城の外! どうも普通の人に紛れて増援へと入ろうとしてるらしいから、食い止めてほしいんだ! ……入られたら大惨事になりかねないし!」
 一度咳を入れて説明し出す真白。
「で、その増援部隊にいるのが、悪いお代官様、に似たオブリビオン、山賊……っぽいオブリビオン、そして最後、主犯格であるすごい悪い商人……らしいオブリビオンだよ。山賊はいっぱい居るけど、残り二人は一人ずつ。でも悪代官も悪徳商人も仲間を出してくるから気を付けること! で、場所なんだけど……」
 と地図を見せ、城外を指差す真白。
「まあ、もう一度言うけど……入られる前に、つまりは外だね」
 頷く。入られたら対処しきれないからだ。何せ数が多い。
「ちなみに、先頭は悪代官が担当してるらしいよ。調子乗ってるんだろうね? それで一番後ろが悪徳商人、間に山賊がいっぱいいるよ」
 と、転送準備を始めながら話す真白。
「ここもまた地味だけど、後に凄く効くと思うから……気を抜かないで、頑張ってほしいな。それじゃ、いってらっしゃい!」


みらつば
 超大型連携。どうもみらつばです。

 今回は純粋な戦闘となります。皆様の熱いプレイング、お待ちしております。また、集団戦には協力してくれる侍がいます。

 マスターページにも書いてありますが、あまりにもフラグメントを無視した内容の場合、残念ながら不採用になる可能性があります。先走りすぎにも注意してください。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『悪代官』

POW   :    ええい、出会え出会えー!
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【部下の侍オブリビオン】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
SPD   :    斬り捨ててくれる!
【乱心状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ   :    どちらが本物かわかるまい!
【悪代官そっくりの影武者】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
👑11
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レイ・キャスケット
※他猟兵との連携・アドリブ歓迎

これが武士の戦ってやつなんだね?
先の戦争ほど規模は大きくないけどオブリビオンの大群襲来とあれば放置するわけにはいかないよね

手下が沢山いても本体が二人に増えても全部倒すのは変わらないし、大した違いはないかな?
【高速詠唱】の応用、氷礫と光線の【属性攻撃】魔法を無詠唱で乱れ撃ちで牽制するよ

無詠唱と連射性能に特化してる分攻撃は直線的で威力も控えめだから慣れてくれば回避や防御するのはそう難しくないと思うんだ
けど、その慣れが命取りだよ
ボクの≪リフレクト・リフレクティア≫は通常魔法とほぼ同じ挙動から繰り出される
普通の魔法とUCののった魔法、その威力は比べるまでもなく明らかに違う


コノハ・タツガミ
アドリブ・連携歓迎さね

【WIZ】

さ、あまり戦う者の姿には見えないけれど、オブリビオン相手に油断はできないかね

【指定UC】を使いミズチの分霊を召喚し戦うよ。【オーラ防御】で攻撃を防ぎつつ、距離をとって分霊の【範囲攻撃】で敵を攻撃するとするかい。

おや、2つに増えたね。ま、それならそれでやりようがあるさね

【影武者】で増えた敵に分霊で両方同時に攻撃し動きを鈍らせるとするかね

的が2つぐらいなら、両方攻撃するだけだよ

近くの敵に【宝珠:神の矢】の雷【属性攻撃】を放ち、もう1人に【誘導弾】によって敵を追うように【チャクラム】の投擲で追い打ちさね

ミズチの頭を撫で)本物だろうと偽物だろうと敵には違いないさね?



 荒れた戦場に、二人のの少女が降り立つ。
「む、何奴!」
「……先の戦争ほど規模は大きくないけど……オブリビオンの大群襲来とあれば、放置するわけにはいかないよね!」
 一番槍として降り立ったのはレイ。そして、
「あまり戦う者の姿には見えないけれど、オブリビオン相手に油断はできないかね」
 コノハだ。そしてそのフードには、ミズチという蒼い蛇が顔を覗かせている。
「ふん、なんだ小童共か。……だが油断は出来んな。こうなれば……」
 と、言うと、なんと急に二人に分身した悪代官。……いや、良く見たらほんのちょっと、かなり微妙に違う。……影武者か!
「おや、2つに増えたね」
「なるほど、これが武士の戦ってやつなんだね?」
「……ちょっと違うと思うけど、ま、それならそれでやりようがあるさね」
「確かに、全部倒すのは変わらないし、大した違いはないかな?」
「ぐぬぬ、言いたいだけ言いおって……!」
「ならば貴様から相手してやる!」
 影武者と同時に懐の刀を抜き、攻める悪代官。狙いはコノハのようだ。
 しかしそれも、コノハは上手い具合にオーラの防御で防ぎ、弾く。
「おおっと、私かい? それなら……」
 目を閉じ、呼吸を整える。
「龍は踊り、全ては凍れ……ってやつさ」
 フードから飛び出したミズチも増える。こっちも正確には分霊だが、それでもかなり多い。
「さ、行くよ。的が2つぐらいなら、両方攻撃するだけさね」
 まずはミズチの分霊が、二人の悪代官へと噛みついていく。
「ぐっ、何だこいつは!」
「か、体が、動かん!」
「本物だろうと偽物だろうと敵には違いないさね?」
 先ずは一発目、宝珠を握り魔力を込めれば雷の矢がそこから放たれ、前に出てた一人目を貫く。
「ぐふっ!?」
 そして次はチャクラムへと魔力を通し、その後ろの二人目を切り裂く。
「が、はっ!?」
「やるじゃん、これはボクも負けてられないね!」
「むむう、なら次は貴様だ、せえええい!!」
 ターゲット変更。次はレイへと迫りかかる、が。
「そんな直線的に向かってきたら、当てるのも余裕だよ!」
 素早い詠唱からの、氷礫と光線の合わさった魔法の乱れ撃ち。いや、もはや素早いどころか、詠唱を全くしていないのだ。
 そのお陰で乱れ撃ちのスピード自体も上がっていて、牽制のつもりだったとしても二人に見事に命中している。
「くっ、こいつもか!」
「前に出るのもこれじゃあ一苦労だ……だが!」
 しかし慣れてきたのか悪代官本人の方は避けて前へと進んでいく。
「貰った!」
 しかしこの油断が命取り。にやりと笑うレイ。
 実際、この乱れ撃ちは当たっていても所詮牽制は牽制。直線的で威力低めの攻撃なのだから、回避や防御でだんだん慣れてくるのは当たり前のようなものなのだ。
 その隙をレイは見逃さなかった。
「今だ!クラッシュドアイス!」
 向かってくる悪代官に向けて、氷の塊をぶつける。
「なっ!?」
 その勢いによろける悪代官だが、まだこの技は終わりではない。ぶつかった勢いで氷塊が割れれば、完全に準備は完了する。
「からの……リフレクト・リフレクティア!」
 光線を相手へと放てば、その光は氷を介して乱反射し、まるで光の檻のようになる。
「な、なんだ……ぐはっ!?」
 もちろん乱反射した光線は悪代官へも向かっていき、ダメージを与えていく。
「油断した……クソっ、ここからは本気だぞ!」
 最初に油断出来ないって言ったじゃないか。しかもここまでも本気、ここからも本気。
 しかしそれでも虚勢を張る悪代官。だがこちらもまだまだ油断はできない。まずはこの一番槍を倒す事に集中だ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

御剣・刀也
こんな奴までも来るとわな
まぁ、お前が楽しませてくれるとは思わないが、戦場で会ったのがお前の不幸
大人しく俺に斬られろ

出会え出会えで部下を出されたら合体されたら面倒なので合体される前に斬り捨てる
斬り捨ててくれるで乱心状態になったら、緩急を使ってゆっくりした動作から一瞬の隙で一気に踏み入って捨て身の一撃で斬り捨てる
影武者を呼ばれたら特に焦る事もせず、何方かが本物だろうと第六感でどっちかを斬り捨てる
「戦場では俺は死人。死人は死を恐れない。ま、お前にはいってもわからんだろうな。だからわかる必要はない。さっさと斬られろ」


七草・華癒
連携、アドリブ歓迎

いいねいいね、実にわかりやすい悪代官様だ。
悪口、暴言の神のボクとしては是非お話ししたいところだけど、
怒られそうだから別の方法で楽しませてもらうよ。


取り出したるは呪詛の札。呪詛や怨念目白押し。
といっても代官様はそういうの慣れっこそうだからね、
あえてこれを地面に叩きつける。そうすると・・・出ましたかわいい怨霊達。
相手が恨まれていればいるほど怨霊たちは多く、活発になるけど・・・
楽しみだなぁ、どれだけの怨霊が出てくるんだろう。

ずっと見ていたいけど流石に自重。
ま、お仲間さんがいるなら敵の動きを止めてトドメを刺してもらうし、
いないならいないでボクが霊符で攻撃するよ。
ちょっと惜しいけどね。


鏡磨・シロミ
(アドリブ・連携歓迎)

【WIZ】
───戦の気配。
久しぶりね、この底冷えするような殺気の渦巻きは。
であれば、最初から上げていきましょう。
油断は死に直結しかねないからね。

【WIZ+108】【見切り19】【変装12】【目立たない6】をそれぞれ使用し、UC«鏡像分身»を発動。
追跡対象は前線で戦闘をこなしている猟兵の仲間たち。

最初は分身と共に戦況の把握に務め、その後は周囲の敵に警戒されぬよう変装しつつ隠密行動に徹し、仲間達に逐次戦況の報告と取り巻きが発生した際の相手を担う。

悪代官の相手は他の仲間に一任し、私は取り巻きとの戦闘を引き受けて妨害などを防ぎつつ、仲間が危機的状況に陥ったらフォローに向かうわ。



「こんな奴までも来るとはな……」
「何を、貴様!」
「まぁ、お前が楽しませてくれるとは思わないが、戦場で会ったのがお前の不幸。大人しく俺に斬られろ」
 次に出てきたのは刀也、だけでなく。
「いいねいいね、実にわかりやすい悪代官様だ」
 悪口の神、華癒。さらに、
「───戦の気配。久しぶりね、この底冷えするような殺気の渦巻きは」
 シロミ。合わせて三人、敵の目の前に立つ。
「ええい、出会え出会え!」
 そう言うと悪代官の周りにやいやいと大量の部下達が現れる。
「私は今は支援、だからまずは……」
 さっさとその敵の集団に変装し、その状態で分身を放つシロミ。これで敵の偵察準備は完了だ。
「そして、かかれ!」
「ふん、これぐらい、朝飯前だ」
 まずは刀也がその一人を居合切りの要領で素早く斬り伏せる。
「どんどん行け!」
 と、次々と部下を行かせる、が。
「紫外光子、放出!」
 シロミが電磁波を放ち、全員を止める。
「あがっ、ががががが」
「ふん、口程にも無い」
 止めてる敵を斬るなど、刀也にとっては、いや、誰にとっても簡単だ。出てきた部下もバッサバッサと斬り捨てて行く。
「ぐ、ぐぐう、おのれ……!」
「覚悟しな」
「ま、まだだ!」
 と、今度は影武者を出す。しかしこっちはこっちで。
「悪口、暴言の神のボクとしては是非お話ししたいところだけど、怒られそうだから別の方法で楽しませてもらうよ」
 華癒が取りだすのは呪詛の札。それだけじゃない。怨念も目白押しだ。
「……といっても、代官様は慣れっこかな、こういうの、も!」
 その札を地面にたたきつければ、出るわ出るわ可愛い怨霊達。……え、怨霊は可愛くない?まあまあそう言わずに。
「代官様が恨まれていれば居るほど、多く、活発になるんだよ……さぁ、楽しみだなぁ……♪」
 ……ここまで、沢山の侍が殺されてきた。言わずとも分かるだろう。
 その数は、どんどん増えて行く。侍達の恨みを込めて。
「な、何だこれは!」
「離せ、クソ、クソぉ!!」
「ふむ、やるな」
 と、関心する刀也の後ろへと、シロミが伝言に走る。
「後ろから見てたから分かったの。今、後ろに居るのが本物、前が影武者、だよ」
「助かる、それじゃあ……」
 その刀、獅子吼をどちらへも向ける。
「覚悟は、良いか」
「く、クソ、こんな、拘束くらい……!」
 しかし、外れない。
「ばぁか♪」
 恨みの強さが、強すぎるのだ。
「戦場では俺は死人。死人は死を恐れない。ま、お前にはいってもわからんだろうな」
 まずは下から上の斬り上げで、影武者へとトドメを刺す。やはり影武者なだけあってか、やや脆い。
 そして、最後。
「だからわかる必要はない。さっさと斬られろ」
 上段の構えから、持てる力を振り絞って、一気に、鋭く、振り下ろす。
「がぁ、ぁ……この、わしが……」
 ばたり、と悪代官が倒れて行く。まずは先陣を切った一人目を、見事に撃破していく。
「代官が倒されたぞ!」
 しかし、その後に続くのは。
「クソ、こうなったら数で!」
 大量の山賊、山賊、山賊。
 しかし、それに負ける猟兵ではない。しかも今は侍達も勢いに乗って立ち直り始めた。さあ、進撃開始だ!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『山賊』

POW   :    山賊斬り
【近接斬撃武器】が命中した対象を切断する。
SPD   :    つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ   :    下賤の笑い
【下卑た笑い声】を聞いて共感した対象全てを治療する。
👑11
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コノハ・タツガミ
アドリブ・連携歓迎さね

【WIZ】

次は賊かい?まったく敵も節操がないね

【指定UC】を使い、辺りの石を狼の姿をした使徒へと変換するかね

さ、下僕たちよ、貪るがいいさね

ミズチを盾に【オーラ防御・盾受け】で攻撃を防ぎながら、30匹を超える狼の姿の使徒達を指揮して山賊を追い立てるとするかね

逃げないと、狼の餌になるよ

欠伸混じりに攻撃するコノハの手には【宝珠:神の矢】が握られ、【全力魔法・誘導弾・2回攻撃】で山賊の足を狙って風の矢の【属性攻撃】が襲いかかる

機動力さえ削げば、あとは下僕の仕事さね。ま、生きたまま食われるのは少しゾッとしないけれどね


御剣・刀也
お前らごときが、俺たちの相手を?
舐められたもんだな。まぁいい。お前らを斬り倒して大将に出てきてもらおうか

山賊斬りは第六感、見切り、残像を使って、避けるか弾くかしつつ、カウンターで斬り捨てる
つぶて投げは第六感、見切り、残像で避けて自分の距離まで持っていって自分の距離にしたら斬り捨てる
下賤の笑いで治療しようとしたら、笑っている姿を見ているだけでイライラしてきて、さっさと殺しに行く
「お前らの顔は見飽きた。それに、その笑いはイラつく。さっさと消えろ」



「おうおうおう、やってくれるじゃねえか、ええ?」
「ただで済むとは思うなよ?」
 と、やいやいと出てきた山賊達。
「全く、次は賊かい? 敵も節操がないね」
「ああ、舐められたもんだな。まぁいい。お前らを斬り倒して大将に出てきてもらおうか」
「さ、行こうかね」
 そしてそんな大量の山賊の前に立ちはだかるのは、コノハと刀也。
「行くぞオラァ!」
 と、早速悪代官にトドメを刺しに行った刀也に向かって、何人もの山賊がその小刀を振り回して襲いかかる。
「お前らごときが、俺たちの相手になると思ってるのか?」
 が、その小刀を自らの感覚で綺麗に見切り、
「なっ!?」
 まず一人目は上に弾けば、そのままがら空きになった腹を斬る。
「クソがっ!」
 そして二人目は大振りの横切りを綺麗に残像が残る程の速さで見切って避け、その背中を斬り捨てる。
 その後もどんどん敵を斬り伏せていく刀也。しかし、
「くっ、しかし数が多いな……!」
 そう、数が中々減らない。だがここで、
「ここは私の出番かね」
 と、コノハがそう言うと、周囲の石がどんどんと変化していく。
「さ、下僕よ、汝らの主はここに……そして、貪るがいいさね」
 石が変化したのは、狼。それも、1匹2匹じゃない。30匹を超える、もはや群れと行っていい程の数だ。
「何だあの狼共は!」
「怯むな、行け!」
 そう言って突撃していった山賊達は、
「逃げないと、狼の餌になるよ」
 狼に噛まれ、傷だらけになり。
「まずい、避けながら敵の方へ――」
 と、避けようとした者は、
「そう簡単にはいかないさね」
 と、欠伸混じりのコノハの手にある宝珠から放たれる風の矢で、足元を掬われる。
「うわっ、あ、来るな、来るな!」
「機動力さえ削げば、あとは下僕の仕事さね。ま、生きたまま食われるのは……と、もう聞こえてないかね」
 気付けば山賊の一部が、もはや肉片と化していた。
「……ひひ、ひひ、ふざけるなよ、こんなの、認めねえよ……いひひ……」
 笑いだす山賊達。しかしその笑いだした山賊も、狼に食べられたり、
「お前らの顔は見飽きた。それに、その笑いはイラつく。さっさと消えろ」
 刀也に喉を掻き切られ、笑えないようにされてしまったり。
 それでも侍達を圧倒しただけあって、まだまだ後ろにも数は控えている。
 だが、侍達も勢いが戻ってきて、少しずつ押し始めている。この調子で行けば完全に押し込む事も出来るだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

七草・華癒
アドリブ連携歓迎

これまた素敵な賊の方々じゃないか、いいねぇ良い暴言が響きそうだ。
けれど敵としてはちょっとインパクトに欠けるんじゃない?代官様の後だとさ。

ま、正直言うと雑魚だよね、ざぁこ♪
今のうちにお帰り頂いたほうがいいんじゃないー?
・・・なんて言ったり罵声を浴びせたりして、
敵意をこちらに向けてきたらこっちのもの。
出ましたボクのUC「怨霊達の宴」。
この子達は負の感情を喰らう。ボクに向けてきた感情をそのまま追尾するわけだ。
そしてこの怨霊の塊のような姿を見たり仲間が襲われてるのを見て少しでも恐怖すれば・・・
その人達も標的の仲間入りってわけさ。
さぁ、聞かせてよ恐怖の悲鳴を!そして苦し紛れの罵声をさぁ!



「おやおや、これまた素敵な賊の方々じゃないか、良いねぇ、良い暴言がもう既に響いてるよ♪」
 笑いながら、楽しそうに山賊の前に立ったのは華癒。
「あん?」
「けれど敵としてはちょっとインパクトに欠けるんじゃない?代官様の後だとさ。ま、正直言うと雑魚だよね、ざぁこ♪ そういう訳で……今のうちにお帰り頂いたほうがいいんじゃない? なんてね!」
「なんだと、テメェ!」
 その言葉一つ一つで煽りたてれば、山賊達も流石に苛立ちを隠せなくなる。が、そうなってしまえばもはやこっちのものだ。
「おっと、さっきの見てなかったの?」
 と、地面に触れるようにすれば、そこから出てくるのは巨大な塊。
 しかも良く見てみれば、それは数多の死者達が集まってできていた。まさに、恐怖。
「な、なんなんだアレは!」
「さぁ、もっと見せてよ! 君達の醜くも美しい素敵な感情を!」
 そしてその塊からは、怨霊達がどんどん湧いて出てきている。しかもこの技は怒りや悲しみ、敵意や恐怖……つまり負の感情へと向かって迫っていくのだ。
 ……つまりは。
「なんだ、こい……ぐはっ」
「おい、大丈夫か!? ひっ、ち、近寄るな、やめろ! うわあああ!!」
 怒りが恐怖を呼び、その怒りと恐怖が怨霊を呼ぶ。そしてその怨霊は怒りと恐怖の元を攻撃して、それが怒りと恐怖が……と、つまりはほぼ無限ループという訳だ。
「そうそう、そうやって聞かせてよ恐怖の悲鳴を! そして苦し紛れの罵声をさぁ!」
 笑いの止まらない華癒。しかしその華癒と怨霊のお陰で、山賊達もどんどん沈んでいく。
 猟兵達と侍達の進撃は、まだまだ止まりそうにも無さそうだ!

大成功 🔵​🔵​🔵​

鏡磨・シロミ
次は… なに、賊の相手?
面倒ね… 時間も余りかけたくないし、ここはさっさと切り抜けちゃいましょうか。

★SPD
SPD+72を使用し【指定UC】を発動。
白狐ハクと共に山賊相手に白兵戦を仕掛けるよ。

「多勢に無勢とはよく言うけれど、要所を見極めてつき崩してやれば烏合の衆に早変わりなのよね」

悪代官戦同様、最初は「見切り」で戦況の把握に務めつつ、相手勢力の嫌がること… つまり、効果の高い攻め方を考え、行動に移すよ。
この場合なら… 他の猟兵達が起こした混乱に乗じて、速さを生かした奇襲を仕掛けて着実に相手の頭数を減らすのが良さそうだね。

相手からの攻撃や奇襲は「見切り」「第六感」「オーラ防御」を駆使して防ぐよ。


レイ・キャスケット
さぁて、雑魚の数もずいぶん減ってきたし、掃討戦と行きたい所
このまま猟兵だけで押し切ってもいいけどお侍さん達にもお仕事させてあげないとね

自分達の城は自分達で守る、当然でしょ?って発破をかけるよ
青色の≪可能性の鍵≫でお侍さん達の身体能力を爆上げ支援しつつ、赤色の鍵で山賊のお口はチャック(施錠)
こっちの負傷兵には≪純白の輝きは生命を運ぶ≫で治療をして戦線の維持をするよ

まぁ残りこの程度の相手と数なら直接手伝わなくても何とかなると思うけど
即死したら治療も出来ないしね、危なげなら【高速詠唱】の雷【属性魔法】を発射してフォローするよ。



「次は……なに、賊の相手?」
 大惨事の後にやってきたのはシロミだ。
「面倒ね……それに、 時間もあまりかけたくないし……そうね、ここはさっさと切り抜けちゃいましょうか」
 それと、別の所にもう一人。
「雑魚の数もずいぶん減ってきたし、掃討戦と行きたい所だね」
 レイだ。そのレイは、前線へ復帰した侍とは別の、まだ怯える侍達へと語りかける。
「さて……ここまで巻き返したけど。まだ怯んでるの? ……自分達の城は自分達で守る、それぐらい当然でしょ? その当然を果たす為にも……今こそ、攻め時だよ!」
 と、レイのユーベルコード、可能性の鍵の一つ、青色の鍵が侍達へと刺されば、
「な、なんか力が湧いてくるぞ!」
「これなら、行ける気がする……!」
「行くぞお前ら!」
「「「うおおおおおお!!!」」」
 一方のシロミも、着々と準備を進めている。
「おいで、ハク」
 召喚されたのは、大きさ3mにもなる狐、ハク。しかもユーベルコードも共有しているから驚きだ。
「行きましょう」
 そして騎乗すれば一気に走りだす。そして青い鍵で強化され、勢いづいた侍達も、
「続けー!」
 それに続くように走りだす。
「クソ、こうなったらこうするしか無い!」
 と、地面にある石を拾ってぶん投げる、が、それを避けて華麗に走るハク。そしてその山賊はすぐにシロミの鏡月の餌食となる。
 次々と石つぶてが投げられるが、一人と一匹、素晴らしいコンビネーションで避けつつ、次々と山賊達を倒していく。
「こんなのあり得るか?絶対あり得ねえよ……ははは……」
 もはや笑う事しかできない山賊だったが、レイはその笑いすらも許さない。
「はい、笑うのもダメ、だよ」
 笑っていた山賊達の口へと差し込まれたのは、先ほど使った青色の鍵とは違う、赤色の鍵。
 さらに違っているのは、先程は開けていたが今度は逆。閉めている。つまりは、口を施錠している訳だからもう笑えすらしないのだ。
 慌てて口を押さえる山賊だったが、その隙に侍達が山賊を斬っていく。
「こっちを見ろ!」
「ぐわっ!?」
「……危なげなら手伝おうかな、って思ってたけど……これなら大丈夫だね」
 次々と倒していく様子を見て、頷くレイ。
 その勢いそのまま、シロミや侍達の快進撃のお陰でついに。
「これで、最後!」
「なん、だと……」
 すべての山賊を退ける事に成功したのだ。それを確認してハクから降りるシロミ。
 しかし。
「ぎゃっ!?」
 響いたのは一発の銃声と、先頭の侍の悲鳴。さらにその後に続いたのは、
「な、何者だ……!?」
 もう一人、侍の倒れる音。そして、その先に居たのは。
「全く……先に行くなとあれだけ言っておいたろうに……皆早々と死におって」
 戦場に似合わぬ和服姿の男。そう、これがこの隊を率いていた商人だ。
 もっとも、商人といっても悪徳な上にオブリビオンだが。
 その隣に居たのは浪人の先生……らしきオブリビオン。もちろんすぐに下がったが、隙を出てまた出てきそうな予感がひしひしとしている。
「仕方ない、私が直々に相手するとしようか……」
 短筒を撫で、再び構える商人。……この商人に対しては侍達も敵いそうにもない。
 だが、これで最後の一人。いや二人?どちらでもいい。ともかく最後だ。
 気を引き締めて、この戦場を終わらせろ!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『悪徳商人』

POW   :    先生、お願いします!
【オブリビオンの浪人の先生】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    短筒での発砲
【短筒】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    か、金ならいくらでもやる!
【懐】から【黄金の最中】を放ち、【魅了】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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御剣・刀也
後はてめぇだけか
なんとも、興味をそそられねぇ相手だな
まぁいい。お前を潰してこの戦いもおしまいだ

浪人を出されたら邪魔をしてくる奴以外は相手にせず悪徳商人目指して近づいて斬り捨てる。邪魔しに来る奴は斬り捨てて悪徳商人に突っ込む
短筒で狙われたら第六感、見切り、残像で避けて次を装填される前に距離を潰して近づいて捨て身の一撃で斬り捨てる
金を出されたら全く興味を示さず、むしろそんな事までして生きようとする姿にあきれ返り、興味も何もなくし、詰まらなさそうに斬り捨てる
「商人が戦場に出てくんじゃねぇよ。ま、言っても無駄か。今度は地獄で金勘定してろ」


七草・華癒
最後で商人かぁ、まさに時代劇だね。
ま、罵声が聞ければなんでもいいけれど。

うーん、同じことをやるのつまんないから苦手なんだけどな。
もっかい頼むよ、ボクのかわいい怨霊たち。
地面にまた札を叩きつけて、怨霊の手を呼び出すよ。
相手のWIZは黄金の最中を放つみたいだけど・・・
気にせず恨みを晴らしに行く怨霊もいれば黄金に飛びつく怨霊もいるだろうね。
つまりボクが拾わなくても黄金はなくなっちゃうわけだ。
貴重なお金なのに無駄になってねぇどんな気持ち?
聞かせてよ!とびっきりの罵声を!

・・・ま、どうあろうと退治はするんだけどね。
UCで浪人と商人の隙ができたほうに直接札を当てに行くよ。
とびきりの呪詛をプレゼント、だよ。



「後はてめぇだけ、か」
「最後で商人かぁ、まさに時代劇だね!」
「ただ何とも、興味をそそられねぇ相手だな……まぁいい。お前を潰せばこの戦いもおしまいだ」
「ま、ボクは罵声が聞ければ何でも良いけれど」
 と、この悪徳商人へと最初に辿りついたのは刀也と華癒。
「ふん、此処まで来たのは認めてやる。だが、ここで終わりだ」
 しっかりと二人を睨みつける悪徳商人。
「うーん、同じことをやるのつまんないから苦手なんだけど。やっぱり構えとこ。もっかい頼むよ、ボクのかわいい怨霊たち」
 それを見た華癒は何が来ても良いように怨霊達を周りへと召喚して構えておく。
 と、ふとその二人へと悪徳商人が語りかける。
「しかし、殺すのも勿体ない……コイツで私の仲間になれば、見逃してやろう」
 と、懐から商人が出したのは、猟兵達を魅了する黄金の最中。……だが。
「……全く、そんな物には興味は無い」
 と、刀也は呆れたように言い放ち。一方の華癒は。
「あらら、皆好き勝手やっちゃってるね?」
 というか正確には華癒の召喚した怨霊達はそんなの無視して悪徳商人を捕まえに行く。……一部はどうも黄金の最中の方を狙いに行っているようだが。
「何っ!?か、返せ!」
 商人は慌てて追おうとするがもう遅い。気がつけば怨霊達によってがっちりとホールドされてしまう。
「く、離せ馬鹿どもが!」
「おーおー、言ってる。でももっとあるでしょ? ねぇ、もっともっと聞かせてよ! とびっきりの罵声を!」
 相変わらず煽りながらもとびっきりの笑顔を見せる華癒。しかし、商人にはまだ攻撃手段があった。
「くっ、先生、頼みます!」
 そう、浪人の先生が残っていた。
「うむ、任せておけ!」
 と、すぐさま華癒の方へと走っていく。
「しまっ――」
 怨霊が全員行ってしまった華癒、万事休す……かと、思いきや。
「金に物を言わした挙句、他人任せか。全く、くだらん」
 と、その先生の前へと出て、下段から一気に切り捨てる。
「なっ……!?」
 あっという間に切り捨てられた先生を見て唖然とする悪徳商人。
「商人が戦場に出てくんじゃねぇよ。ま、言っても無駄か。今度は地獄で金勘定してろ」
 そのまま悪徳商人の前まで来る刀也。そして一気に上段の構えを見せる。
「うぐ、ぐ、動ければ……!」
 必死にもがく悪徳商人だったが、前へと体を傾けた瞬間。
「はーい、皆ありがとうね」
 と、華癒が怨霊を引っ込める。もちろん前かがみだった悪徳商人は、そのまま前へと倒れこみ。
「終わりだ、この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!!」
 刀也の振り下ろした刀が、綺麗に倒れてる途中の頭へと入ってしまう。
「ぐ、は」
 と、そこへ怨霊達を一度引っ込めた華癒が歩いてくる。
「貴重なお金も無駄になって、頭にも一撃当てられて。ねぇ、どんな気持ち?」
 と、札を構えて、にやりと笑う華癒。
「最後に、というかおまけにとびきりの呪詛のプレゼントだよ、ざぁこ♪」
 べしーん、と頭へ札を叩きつける。
「な、にぃぃ!?」
 呪詛も怨念もさっきの一撃も、すべて頭から受け止めてしまった悪徳商人。
「ま、まだ、終わらん、よ!」
 なんかもう既にギリギリのように見えるが、それでも立ち上がる。
 ……あまりにも哀れすぎる。しかしまだ油断はできなさそうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

レイ・キャスケット
商人なら商人らしく屋敷に引きこもって悪巧みしてればいいのにでしゃばってくるからその寂しい頭を重点的に狙われちゃうんだよ(まげに対する理解不足)

予め「付与の羽衣」に雷を纏わせ手掌を翳すだけで通常魔法相当の雷弾を複数放ち【高速詠唱】の速度もあげておくね

普通に戦って形勢不利とみるや黄金ちらつかせるとか、お金の力しか信用してないんだね?
そんなに好きなら金に抱かれて躯の海に沈めばいいんじゃない?
≪三魔一体の法≫で投げられた「黄金」を介した「電撃」の「竜巻」で物理と魔法を組み合わせた【属性攻撃】を放つよ

ボクらはお金に興味無かったけど一般兵にばら撒かれて後ろから刺されても厄介だし、きっちり〆ておかないとね



「全く、商人なら商人らしく屋敷に引きこもって悪巧みしてれば良いのに……そうやって出しゃばってくるから、頭寂しくなっちゃうしそこを狙われちゃうんだよ?」
「これはそういう髪型だ、馬鹿者!」
 やってきたのはまげに対する理解が不足していたレイ。ただ、羽衣に電気がぱちぱちと纏われている。
「さ、さっさとやっちゃおっか」
 力を込めればその手に雷の弾が浮かぶ。
「ふん、お主みたいのとは戦いたく無いんでな……」
 と、懐に手を入れる商人。
「形勢不利と見てお金をちらつかせて、やめさせるつもりだね?」
「その通りだ。お前らも……」
「お、おお、金だ」
 金に目が眩む侍達。だが、
「させないよ」
 その黄金が差し出されるタイミングで、雷を放ってそれを上へと弾く。
「なっ……! 貴様!」
「そんなに好きなら……」
 そう言うと、その黄金へ向けとびゅん、と風が吹き始める。その風はどんどんと強くなり、渦を巻いて……。
「金に抱かれて躯の海に沈めばいいんじゃない?」
 商人の懐に入っていた黄金が、いくつか一緒に飛ばされて、金の舞う雷の竜巻が完成した。
「な、何をする貴様――」
 その商人の腹に、唐突な黄金の一撃。風に巻き込まれた黄金が飛ばされて直撃したようだ。
 しかもそれだけではない。それに向かって竜巻に含まれていた雷が放たれていったのだ。
「あがががががかがが!?」
 痺れる商人。そして、この技を出した当の本人は。
「こうなりたくなきゃ、黄金に目が眩まないようにね?」
「は、はいい!!」
 怖がる侍達。それはそうと、さっきの一撃は商人にかなり効いたようだ。しかし、まだ生きている。
 このまま押し切って、躯の海へと帰してやれ!

大成功 🔵​🔵​🔵​

コノハ・タツガミ
真の姿で戦うよ。アドリブ・連携歓迎だよ

【WIZ】

おや、商人が戦場にまで出てくるのだね

あまり戦闘能力は高そうには見えないけれど、どうしたものかね。たまには真面目に動くとするよ。【戒めのネックレス】を引きちぎり、真の姿を開放さね、【指定UC】を用い力の解放を行うよ

さ、少々お付き合いいただこうかね?

【範囲攻撃・全力魔法・誘導弾・属性攻撃・2回攻撃】を使い、高速で飛翔し上空から【宝珠:神の矢】による雷の矢を落とすとするかね

神の雷、その身に受けるがいいさね

黄金の最中を一瞥し、電気伝導率の良いそれに雷を集中して落とすとしようかね

後生大事に抱えたそれはあの世まで持っていけるのかい?



「もう瀕死のように見えるけど……ま、たまには真面目に動くとするさね」
「う、ぐう……」
 ギリギリ立ちあがった商人の前へと立ちはだかったのは、胸元のネックレスを握ったコノハだ。
「さ、少々お付き合いいただこうかね? ……時に因果は逆しまに流れる、ってね!」
 と、握ったネックレスを思い切り引きちぎれば、黒い翼が背中から生え、その姿がみるみる内に変化していく。
 侍達も、その姿に驚きを隠せないようで、少しずつ離れて行く。
「な、何だ……!?」
 それを見た商人は、出来る限りの警戒をしていく、が。
「もう何をしても遅いさね」
 その姿のまま、飛翔していく真の姿のコノハ。そして、上空で構えるは、宝珠。
「神の雷、その身に受けるがいいさね」 
「神だと……!?」
 ついにその場に尻もちをついてしまう商人。その懐から、黄金の最中が落ちる。
「ん、丁度いい的があるね」
 その黄金の最中を一瞥すれば、すぐさまそれへと狙いを定め、宝珠から鋭い雷を飛ばしていく。
 しかも、真の姿とユーベルコードの合わせ技で、威力がとてつもなく上がっている。
 さらによく考えてみれば、黄金の最中は金属だし電気伝導率は良いし、それが懐にまだ有る訳だから、雷もそちらへと誘導されて……。
「!?」
 そう、心臓めがけて雷一突き、その威力は痺れる、焦げるどころじゃなく、消し炭になるまで。
「……後生大事に抱えたそれはあの世まで持っていけるのかい?」
 全力の雷をくらい、一気にその場から消えてしまった商人のオブリビオン。
 そしてそのまま空を浮遊し、そこにオブリビオンが居たであろう場所を見下ろすコノハ。
 一瞬の静寂の後に、誰かが歓声をあげる。
「か、勝ったぞ!」
「守りきったんだ、この場所を!」
「助かった……」
 そう、猟兵の助けがあったとはいえ、ここを守りきったのだ。喜ぶのも仕方ない。
 これで変に敵が増えて、滅茶苦茶にされる事は無くなった。我々の大勝利だ!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月29日


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#サムライエンパイア


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠犬憑・転助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
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 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠犬憑・転助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト