迷宮新歓コンパ! ~レア素材を求めて
●グリモアベース
「はい、そういうわけで皆様にはうさぎ狩りに行って欲しいのですわ」
一体どういうわけなのか。中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格であるシルヴァーナの言葉に首を傾げる猟兵達。
「冗談ですわ。とりあえず、最終的にしてほしいことを先に言ったほうが、流れが分かりやすいと思いまして」
いたずらっぽく微笑み、シルヴァーナは話を進める。
「この頃、学園内にもオブリビオンが出現する事件も多発しているようですし、まだ迷宮に入ったことのない新入生でもある程度身を守れるように、経験の蓄積や装備の充実も兼ねて、特殊な武器を落とす災魔を狩りに行って欲しいんですの」
それでうさぎ狩りだという。アルダワの迷宮には何種類かうさぎ型の災魔がいたはずだ。
「今回、あなた方にお願いしたいターゲットは『ダンジョン罠うさぎ』ですわ。変異種も確認されている災魔ですが、今回は特に変異を起こしていないベーシックなやつを狩りますわ」
トラップの設置や改造で学生達を困らせる災魔だ。ちなみに性欲が強い。
「彼ら彼女らが使っている武器が、非常に切れ味がいいようでして、学生の中には戦利品としてそのまま愛用している方もいるぐらいですわ。今回はそれを手に入れ欲しいんですの」
ちなみに、素材の金属自体が特殊な魔力が宿っているようで、鋳潰して別の武器に精製しても、普通の武器に比べて切れ味が鋭いらしい。
「あと、ユーベルコードで人参を食べていたりするくらい人参好きですから、人参を使った料理か何かで釣ってみても、倒すのに役立つかもしれませんわ。というわけで、蒸気機関を借りて、料理などをできるようにしておきましたの。蒸気を使って蒸し料理などが作れますわ」
蒸した人参は甘みが増す。人参以外でも、蒸し料理はダンジョン内でもそうお目にかかれるものではないかもしれないから、相手の目を引くには充分だろう。
「ついでに料理を作る過程で新入生とも交流してもいいですわね」
今回ダンジョンに一緒に潜る新入生は何人かおり、猟兵の仕事にダンジョンの探索や戦闘のエスコートも兼ねているらしい。
「それでは皆様、よろしくお願いいたしますわ」
そう言ってシルヴァーナは猟兵をアルダワに送るのだった。
麦門冬
こんにちは、マスターの麦門冬(むぎとふゆ)です。今回は緊急性のある予知というよりも、学園側からもらってきた依頼みたいなものです。なので、OPは社交性のある方の人格でお送りいたしました。
基本的にはダンジョンに潜って、うさぎを倒し、レア素材を拾ってくるだけのお仕事です。
第1章では、みんなで蒸気機関を使って蒸し料理などを作ります。作りたければ蒸し料理でないものでも構いませんが。新入生と交流するのもいいでしょう。また、ここで作った料理を第3章で使っても構いません。
第2章では、ダンジョンの障害を潜り抜けてもらいます。新入生にいいところを見せられるでしょうか?
第3章ではいよいよダンジョン罠うさぎと戦ってもらいます。成功度がある程度貯まれば、レア素材は集まったことになりますので、何も考えずに敵を倒しまくってもOKです(が、素材が集まりやすそうな工夫等があればプレイングボーナスに考慮します)。ここでも新入生にいいところを見せてあげましょう。
以下、補足事項です。
●新入生
何人かいるようですが、名前があって基本的にリプレイの描写上で絡むのはこの二人と思ってください。
ゲイル(マジックナイト 14歳 男)
風魔法が得意。兄弟がすでに学生であり、その伝手で転校生(猟兵)を紹介してもらった。割と生真面目。
ユラ(竜騎士 13歳 女)
ふんわりした感じの女の子。ドラゴンランスは竜形態で使役することが多ので、サブウェポンにいい剣が欲しい。
●料理
蒸気機関を借りられたので、蒸し料理が豊富に作れるわけですが、特に料理の種類に拘る必要はありません。好きなもの作るでも、罠うさぎが好みそうなものを想像して作るでも、味見に徹するでも構いません。
●ダンジョン罠うさぎ
ダンジョンに巣食ううさぎ型災魔です。性欲が強い。手にナタのような武器を持っており、これが今回集めるアイテムです。SPDのユーベルコードを使用する際にこの武器をよく使うようです。
●落とした武器
希望すれば、猟兵が持ち帰ることも可能です。データを持ったアイテムとして欲しければ、「ガレージ」で作成を行ってください。
それでは皆様の冒険をお待ちしております。
第1章 日常
『蒸気機関を利用して』
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POW : 沢山作って沢山食べる
SPD : 色々な料理を作って食べる
WIZ : より美味しくなるよう味を研究しながら作って食べる
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●まずは自己紹介
「新入生のゲイルと申します! 先輩方にはご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします!」
「ユラなの~。よろしくおねがいしますなの~」
蒸気機関が使用できる調理場で新入生と挨拶を交わしたとき、目についたのこの二人だ。片方は緊張でガチガチだし、もう片方は緊張感の欠片もないほど緩んでいる。
猟兵達は新入生と挨拶を交わすと、一緒に調理を開始するのだった。
ウィーリィ・チゥシャン
(WIZ)
「すっげーなこれ! どうやって使うんだ?」
初めて見る調理器具に興味津々で、学生たちに使い方を教わりながら色々な料理を作ってみる。
まずは丸鶏にもち米を詰めた蒸し物。
旨味を逃がさず余分な脂を落とし、肉汁を吸ったご飯と一緒に召し上がれ。
次は白身魚の蓮の葉蒸し。
さっぱりした身に蓮の葉の香りがベストマッチ!
で、器具の使い方を大体掴んだところで本題のウサギ用の料理に入る。
奴らの注意を惹くには味だけじゃなく匂いも大事。
人参を蒸して出た水に味付けしてバターを絡め人参の香りを活かしたソースを作り、蒸した豚肉と人参を交互に刺した串にかければ出来上がり。
作った料理はせっかくなのでみんなに振舞う。
シャーリー・ネィド
(POW)
おいしそーな匂いにつられてやってきたよ!
あ、ウソウソ。ちゃんとやる事はやるから
ボクが作るのはニンジンのケーキ
蒸したニンジンを摩り下ろして生地に混ぜ、間にニンジンのムースを挟み、そしてホイップクリームとニンジンのジュレでデコれば出来上がりっ☆
…なんだけどボク料理した事ないから誰か得意な人に手伝ってもらおっと
せっかくだから新入生の分も作ってみんなで食べよ?
「ボクはシャーリィだよ。よろしく!」
そしてお喋りしながらこれまでの冒険を語って聞かせる
「…という訳でイタズラ兎さんはエッチないたずらとか仕掛けてくるから気をつけてね?」
(※個人の感想です)
栗花落・澪
適度な緊張感は大事だけど
あんまりガチガチ過ぎても上手く動けなくなっちゃうからね
出来れば早めに緊張は解してあげたいな
というわけで早速【料理】しますかぁ
ウサギ用に比較的簡単な人参蒸しケーキでも作ろうかな
薄力粉やベーキングパウダーを振るいにかけて
人参はすりおろして
ボウルに入れたら混ぜ合わせながら水を入れ
容器に入れてじっくり蒸せば完成
時間が余れば2人のためにプリンも追加
ほんとは冷やすのに時間が掛かるけど
【指定UC】達に氷魔法で冷気を操らせ冷却時短
カラメルに使う水飴は僕の★Candy popを炎の【全力魔法】で溶かしたもの
どう?美味しいでしょ
甘いものには不思議な力があるからね
少しは気持ちも落ち着いたかな
クラウン・アンダーウッド
アドリブ・連携 大歓迎
「さてさて、料理を作るとしようか。精々、蒸し料理の最高の味を引き出してみせようじゃないか!」
蒸す時間、人参の切り方等様々な試行錯誤をして【情報収集】しつつ、自身が出来る最高の蒸し料理を作る。
黙々とした作業じゃ味気ないから、[応援特化型人形]のアンサンブルの音楽で楽しい雰囲気を演出しよう。
せっかくの機会だ。新入生と交流を図ろうか。料理を[からくり人形]に任せつつ、新入生に声をかける。「やぁ、初めまして。ボクの名前はクラウン・アンダーウッド。気軽にクラウンって呼んでくれるかな?ボクと『トモダチ』になってよ♪」
●ドキドキお料理タイム
「すっげーなこれ! どうやって使うんだ?」
蒸気機関による蒸し器に興味津々なのはウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)だ。猟兵として様々な世界を渡ったウィーリィであれば似たような道具は見たことがあるだろう。だからこそ、似たような道具でも、どういう力を元にして、どういう原理で動いているのかが違えば、同じように使っていても料理の仕上がりに違いが出ることも知っている。
「まずは手慣らしに、色々料理を作ってみるか」
学生達に使いからを教わりながら蒸し料理を作り始めるウィーリィ。
「さてさて、ボクも料理を作るとしようか。精々、蒸し料理の最高の味を引き出してみせようじゃないか!」
そして同じく料理を始めるのは懐中時計のヤドリガミ、クラウン・アンダーウッド(探求する道化師・f19033)だ。こちらもまずは人参の切り方や蒸気機関の扱い方などの情報を集めつつ、料理の精度を上げるようだ。
「データを集めるのに良いお手本がいて助かったよ。一緒に勉強させてもらうよウィーリィ」
「ああ、しっかり見ててくれよなクラウン」
同じ方向性で動いている者同士、互いの料理の仕上がりの具合なども見ながら蒸し器の出力や蒸気の量など調整してゆくようだ。
「おっと、その前に。ただ黙々と作業していても味気ないからね。楽しくやろう」
そう言うとクラウンは自身の応援特化型人形達に音楽を演奏させる。
「さて、向こうはどうなってるかな」
ウィーリィはそう言うと、数々の冒険をしてきた相棒の方をチラリと見やった。
「おいしそーな匂いにつられてやってきたよ! あ、ウソウソ。ちゃんとやる事はやるから。ボクはシャーリィだよ。よろしく!」
そんな風に新入生に挨拶をかましたのはシャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)だ。
「はい! よろしくお願いします!」
「なの~」
シャーリーに挨拶を返す新入生達。
(適度な緊張感は大事だけど、あんまりガチガチ過ぎても上手く動けなくなっちゃうからね。出来れば早めに緊張は解してあげたいな)
新入生の、特にガチガチになっているゲイルを気にかけているのは栗花落・澪(泡沫の花・f03165)だ。今回の料理を機会に、緊張を解いてあげられればと思っている。
「というわけで早速料理しますかぁ」
エプロンをキュッと締め、やる気を出す澪。
「ところで~、何を作るの~?」
ユラの何気ない質問にシャーリーがふふりと不敵な笑みを浮かべて答える。
「ボクが作るのはニンジンのケーキだよ!」
そしてスラスラと作り方を説明する。
「蒸したニンジンを摩り下ろして生地に混ぜ、間にニンジンのムースを挟み、そしてホイップクリームとニンジンのジュレでデコれば出来上がりっ☆ …なんだけどボク料理した事ないから誰か得意な人に手伝ってもらおっと」
「後半なんかサラッとトンデモナイこと言ってない!?」
シャーリーの説明に即座にツッコミを入れる澪。
「まあ、僕の方はもっと簡単に作れるような人参蒸しケーキを作る予定だったから、手伝うよ?」
澪の作る蒸しケーキは薄力粉やベーキングパウダーを振るいにかけたものにすりおろした人参を混ぜ合わせながら水を入れて生地を作り、あとは容器に入れてじっくり蒸せば完成、というものなので工程はシャーリーのものよりはシンプルだ。
「え、本当? やったー!」
「ついでに、余裕があればプリンも作ろうか」
「わ~い♪」
「わ~いなの~」
更にスイーツが追加されることに手放しで喜ぶ女性陣。
「あの、他の人を手伝った上に更にプリンまで……いいんですか?」
一方ゲイルは澪のことを心配するが、
「大丈夫大丈夫。なんだったら、人参蒸しケーキの生地づくりは二人にお願いしようかな? 教えてあげるから」
「あ、はい! 教えていただけるなら、自分にも手伝えるかと」
(これで緊張は少しほぐれたかな?)
澪は心の中でそう呟きつつ、ケーキ作りを行うメンバー達を取りまとめるのだった。
「よし、こんなところだな」
「へえ、蒸した時に出てきた人参の水分にバターを絡めてソースを作っちゃうなんて面白いね」
「そうだろ? あとはこれを串にかければ完成だ」
蒸気機関の蒸し器の使い方をマスターしたウィーリィとクラウンは蒸した豚肉と人参を交互に串に刺したものに、特製ソースをかけてゆく。
「よし、うまくできたんじゃないか?」
「人参の甘い香りもそうだけど、バターの香りも相まって、これならうさぎ達もイチコロじゃないかな?」
自分達の料理の目処も立ったところで、ウィーリィはケーキ作りを行っているチームのを方見る。
その時、ケーキ作り班から上がる火柱。
「シャーリーが何かやったか!?」
その様子を見て慌てて駆けつけるウィーリィ。
「あ、ウィーリィくん見て見てすごいよ。ウィーリィくんのユーベルコードみたいだよね。やっぱ派手に火が上がると男の料理! って感じするよね」
駆け寄ったウィーリィにシャーリーがのんきに語りかける。
「今、澪さんがプリンのカラメルソースを作ってるの~」
ユラの言葉でハッとしてよく見てみると、火柱の根本で澪が鍋の中にヘラを入れてカラメルソース作りをしていた。
「お、おい!そんな火力でカラメルソースなんて作ったらあっという間に焦げて……ない!?」
鍋を覗き込むとうっすら茶色く色づき始めている甘い匂いのする液体が。
「僕の持ってるアメ、『Candy pop』は魔力が込められてるからね。ちょっとやそっとの火力じゃ焦げ付いたりしないんだよ」
そう言いながらヘラを動かす澪は炎魔法に全魔力を注いだせいか少しふらついていた。
「新入生に、とびきりのものを作ってあげたくて……」
そう言ってよろめく澪。そこを咄嗟にウィーリィが支える。
「お前の料理に対する『想い』と『覚悟』は伝わったッ! 俺も手伝ってやるから無理はすんな」
自身も炎を出し、澪の負担を減らすウィーリィ。
「青春だね」
「なの~」
そんな料理男子達の姿を見守る女性陣。
「……」
状況についていけずポカンとしているゲイル。
「なんなんだろうね、これ」
そんな集団を一歩引いて見ているクラウン。ちなみに彼の応援人形達が奏でるアンサンブルはものすごく盛り上がっていた。
●ワクワク実食タイム
「この鶏の中にご飯が詰まっている料理、おいしいです。ご飯に肉汁が詰まっていて」
「こっちもさっぱりした白身魚に蓮の葉の香りがベストマァッチ! なの~」
料理を一通り終えた一同は、ダンジョン攻略用以外に作った料理や、攻略用のものでも、余分に作ったものなどをみんなで食べていた。
今、新入生達が食べているのはウィーリィとクラウンが蒸し器の手慣らしにと作っていた料理で、丸鶏の中にもち米を入れた蒸し物と白身魚の蓮の葉無視だ。
「そうか? もっとうまく蒸せてたら見がもっと柔らかくできたとは思うんだが」
「そうだよ。ウィーリィくんはもっとすごいんだから」
「何でそこでお前が自慢げなんだよ」
胸を張るシャーリーをジト目で見るウィーリィ。
「そうだ、ウィーリィくん。ボクね、人参のケーキ作ったんだよ。すごいでしょ? 褒めてもいいんだよ?」
「手伝ってもらってたんだろ? 話は聞いてるぞ」
そんな二人の会話を微笑ましく見守る面々。そしておかずとなるような料理を食べ終えたら、今度は澪が先程作っていたプリンをみんなに持ってくる。【極めて小さい天使の物量アタック】で召喚されたミニ澪(一部卵入り)が冷気魔法で程よく冷やしていたので、食べるにはちょうどよい温度になっていた。
「舌触りがなめらかで、おいしいですね」
「カラメルソースがまろやかなビターさととてもいい匂いなのー」
評価はなかなか上々のようだ。
「どう?美味しいでしょ。甘いものには不思議な力があるからね。少しは気持ちも落ち着いたかな」
その様子を見て澪が語りかける。料理を一緒にしたこの数時間でゲイルの固さはだいぶほぐれてきているように見える。
「はい、大丈夫だと思います」
「大丈夫なの~」
ユラは元から変わっていないが、ゲイルも落ち着いて話していて、問題はなさそうだ。
「この様子なら、ダンジョンに入っても大丈夫かもしれないね。では、改めて挨拶させてもらうよ。ボクの名前はクラウン・アンダーウッド。気軽にクラウンって呼んでくれるかな?」
そしてクラウンが新入生二人に語りかけ、手を差し出す。
「ボクと『トモダチ』になってよ♪」
「はい、よろしくお願いします」
「オトモダチなの~」
その言葉にもしっかり受け答えしている。もう大丈夫だろう。
「ああ、そうだ。ダンジョンに入る前に、今回戦う敵のことについて話さないとね」
そういうと、シャーリーは今まで戦った罠うさぎとの思い出を語る。エッチなトラップにかかって大変だったとかエッチなトラップにかかって大変だったとかエッチな能力の変異種と戦って大変だったとか。
「…という訳でイタズラ兎さんはエッチないたずらとか仕掛けてくるから気をつけてね?」
そう、シャーリーは締めくくる。
「分かったの~」
ユラからは元気な返事は聞こえたが、ゲイルは顔を赤くして黙りこくってしまった。そしてその時の情景を想像してしまったのか、シャーリーに顔を合わせづらそうにしている。
「あれ?」
「一転して大丈夫そうじゃなくなったんだが」
シャーリーをジト目で見るウィーリィ。ちなみに、シャーリーの体験談にあった冒険には一緒にウィーリィも出ており、ウィーリィの顔も赤い。
(ま、まあ、緊張で固くなっていたのとは違う感じだし、なんとかなるかな?)
そうであって欲しいと願いつつ、澪は心の中でそう独りごちるのだった。
成功
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第2章 冒険
『突破せよ!!巨岩警報発令中』
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POW : ぶっ壊す!
SPD : 走れ!
WIZ : 岩をどうにかして止めればいいじゃないか!
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●いざダンジョンへ
新入生と打ち解けることもできた猟兵達は迷宮内のダンジョン罠うさぎが生息しているポイントへと、迷宮の中へと進んでいた。
「みなさんが一緒なのは分かってはいるんですが、何だか緊張しちゃいますね」
ゲイルは緊張するとは言ってはいたが、落ち着き払って周囲の警戒を行っている。
「あ、戻ってきたの~」
ユラのドラゴンランス(竜形態)と共に先行偵察していた猟兵が戻ってくる。持って帰ってきた情報によると、次の部屋はそれなり厄介そうだ。
「大きな岩がゴロゴロ~ってなってて、潰されたらぺしゃんこになっちゃうかも~」
その言葉通り、次の部屋は大きな岩がゴロゴロと絶えずたくさん転がっている部屋のようだ。場所によっては通路や足場が狭く、回避するのが苦労する場所が多いだろう。
猟兵達は新入生にいいところを見せられるだろうか。
栗花落・澪
なるほど、岩の罠ね…
どこまでお役に立てるかはわからないけど
出来る限りの事はやってみましょうか
★Venti Alaに風魔法を宿し
いつでも身軽に【空中戦】に持ち込めるよう準備
基本的にはゲイルさんやユラさんの側でオーラ防御を張り護衛しつつ
★杖から放つ雷の【高速詠唱、属性攻撃】で可能な限り撃ち墜とす
勿論他の猟兵達も信用してるから
他の猟兵で対処出来そうなら任せたり
逆に援護したりと協力
魔法じゃ破壊が難しそうなほど大きな岩が来た場合跳躍
空中でバク転しつつ
靴に宿した風魔法で蹴り、弾き飛ばし
この大岩を利用して後から来る小さな岩を破壊しつつ
最後には【指定UC +範囲攻撃】で大岩ごと砕いて
素早くオーラ防御護衛に戻る
シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
(POW)
んー、いくらボク達の力で障害を突破しても後に続く新入生がクリアできなかったら意味ないんじゃない?
だから、ボク達で新入生たちの道を拓くよ
「ちょっと待っててね。『攻略マップ』作ってくるから」
【エクストリームミッション】を発動させ、ウィーリィくんと一緒に力ずくで障害を突破しながら迷宮を進んで周囲の地図を作成する
迷宮の構造だけじゃなく「大岩が転がってくるタイミング」や「避難できるだけの空間のあるポイント」などを書き留めておく
「あ、メモしてる間大岩はウィーリィくんで何とかしてね?」
そしてゴールまでの比較的安全なルートを探して新入生たちに教える
ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
(POW)
シャーリーと一緒にダンジョン探索。
彼女がマッピングしている間、転がってくる岩を『鎧砕き』+『二回攻撃』で叩いて砕き彼女を『かばう』。
そして大岩の転がってくる方向やその間隔を彼女に伝えマップ作製の手伝い。
しっかし次から次へとキリがないな、これ。
やり過ごすにせよ力ずくで突破するにしても一苦労だぜ。
ちょっと難易度下げるとするか。
通路の狭くなっている個所を『料理の鉄刃』で斬り拓き、岩を避けて通りやすくしたりショートカットできるようにする。
もたもたしてるとせっかくの料理が冷めちまうからな!
●道を切り拓け
「なるほど、岩の罠ね…どこまでお役に立てるかはわからないけど、出来る限りの事はやってみましょうか」
澪は魔靴『Venti Ala』に風の魔法を宿し、ふわりと浮く。
「わあすごい、ゲイルくんと同じ風魔法なの~。ゲイルくんもできる?」
「いやいやいや、俺じゃ無理だって。仮に浮けたとしても、併用して他の事なんかできないって」
澪の何気ない所作にも新入生達は感嘆の声が上がる。魔法の扱い一つ取っても、アルダワの学生と猟兵とでは如実なまでに差が出る。
「それじゃ、僕達の後についてきてね」
そう言うと、澪はゲイルとユラの周囲に魔力の壁を作り、岩がぶつかった時のダメージを軽減できるようにする。
「よし、それじゃあ新入生の守りは任せたよ!」
その様子を見たシャーリーが【エクストリームミッション】を発動させ、宇宙バイクをサメ型のパワードスーツに変形させて身に纏う。そしてズンズンと先に進んでゆく。
「ちょっと! そんな早く進まれるとはぐれて……」
その様子にゲイルが声を掛けるが、
「んー、いくらボク達の力で障害を突破しても後に続く新入生がクリアできなかったら意味ないんじゃない? だから、ボク達でキミ達の道を拓くよ」
「道?」
「そ。だからちょっと待っててね。『攻略マップ』作ってくるから」
そう言うとシャーリーはそのまま岩を弾き飛ばしながら進んでゆき、
「そんな訳でちょっと待っててくれな」
それにウィーリィがついて行くのだった。
「あ、メモしてる間大岩はウィーリィくんで何とかしてね?」
迷宮を進んで周囲の地図を作成している間、シャーリーがウィーリィに何気なく言い放つ。
「俺がかよ! いや、分かっててついてきたんだけどよ」
ウィーリィは大包丁を抜き放つと、【料理の鉄刃】によってシャーリーめがけて転がってきた大岩を十字に斬り、打ち砕く。
「そうそう、その調子でね~」
そう言いながらシャーリーは地図を描き進めてゆく・迷宮の構造だけではなく「大岩が転がってくるタイミング」や「避難できるだけの空間のあるポイント」なども書き留めている。
「しっかし次から次へとキリがないな、これ。やり過ごすにせよ力ずくで突破するにしても一苦労だぜ」
次々転がる岩を砕きながらウィーリィは呟き、そしてあることを実行する。
「ちょっと難易度下げるとするか。シャーリー、ここのポイントに、避難できるポイントを書き加えといてくれ」
「え? そう言うポイントなさそうだけど……」
「今から作るんだよ」
そう言ってウィーリーは今度は大岩ではなく、周囲の壁を切裂き、即席の避難所を作る。
「次はそっちの壁ぶち抜いてショートカットするぞ」
「はーい」
などといった勢いでダンジョンのリフォームが行われていく。
「もたもたしてるとせっかくの料理が冷めちまうからな!」
シャーリーとウィーリィが奥でリフォームを行っている間、新入生の護衛をしていた澪はというと、
「はっ!」
単純な魔法攻撃では壊せないような大きなを岩を、空中でバク宙しながら蹴り返していた。力ではなく、靴に纏わせた風の魔法の力である。
「香り高く舞い遊べ」
そのまま後から転がってきた小さな岩を巻き込んで、大岩ごとユーベルコード【Orage de fleurs】によって巻き起こる、花の嵐で打ち砕く。
「わあ、すごいなの~」
「装備に風を纏わせて……うーん」
一連の動きに、ゲイルは同じ風魔法の使い手として、澪の動きから色々と学び取ろうとしているようである。
「地図、作ってきたよ~」
そんな折、シャーリーとウィーリィが攻略マップを書き上げて戻ってきた。
「それじゃ、あとは新入生だけで進んでみよっか」
「「はい!」」
シャーリーの言葉に新入生達が元気に返事をする。
新入生達はシャーリーの描いた地図を元に大岩の障害を乗り越えて進んでゆく。時折大岩を避けるのに使った避難ポイントなどにはウィーリィの作ったものも混ざっていた。そして、
「ユラ、そっちの岩を頼む」
「分かったなの~」
自分達で対処できそうなサイズのものは自分達の武器で弾きながら進んでゆく。特にゲイルは澪の風魔法から、自分やユラの武器に風魔法を纏わせることなども試しているようである。
「これなら大丈夫そうかな?」
新入生を引き連れた猟兵一行は大岩の転がるフロアをだいぶ進むことができた。
大成功
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クラウン・アンダーウッド
アドリブ 大歓迎
ボクはほぼ戦力外だなぁ。たいして役にたちそうにないや。
まぁ、やるだけやってみようか。
複数の[応援特化型人形]の人形楽団のマーチで味方を【鼓舞】しようかな。
UCを使用して、[投げナイフ]を持たせた複数の[からくり人形]の強化(狂化)を行い、ボクは[ガントレット]で岩を破壊しながら進もうかな。
岩の弱点を[懐中時計]の【情報収集】【第六感】で掌握して的確に攻撃しようか。
味方が危険だったら、人形が【オーラ防御】で【かばう】ことで何とかしよう。
最悪、新入生を[カバン型移動工房]に入ってもらおうかな。
いいところなんて一つも見ることが出来なくなるけどね。
●ちょっといいとこ見せてみたい
「ボクはほぼ戦力外だなぁ。たいして役にたちそうにないや」
飄々とした態度で一行の後ろを詰めるのはクラウンだ。危なかったらすぐ庇えるように後ろから見守っていたようだ。もしも危険であれば、新入生達をカバン型移動工房に避難させようと思っていたようだが、他の猟兵達がダンジョンの攻略難度を落としくれたおかげで、そこまでする必要はなさそうだ。
「まぁ、やるだけやってみようか」
代わりにと、クラウンは自身の操る応援特化型人形を展開し、人形楽団のマーチによって仲間を鼓舞する。
「楽しくなってきたの~」
「これは……よし!」
行進曲は元々軍隊で行進の足並みを演奏されていた曲である。音楽によって心を奮い立たせるだけでなく、一定のリズムに足並みをそろえさせることによって、みんなの連携も良くなってきているように見える。
「とは言っても、みんなここまで頑張ってきているしね」
不意にクラウンが前に出る。
「ちょっとはいいところを見せてあげようかな」
そう言うと、クラウンはからくり人形を取り出し、整列させる。
「さぁ、パーティーの始まりだ!!」
クラウンがそう宣言するとともに、からくり人形の瞳が光り、大きな岩石に向けて無数の投げナイフを投擲してゆく。岩の脆い部分を狙ったのか、ナイフが突き刺さったところから岩にヒビが入ってゆく。
そして、ヒビが入ったところへ、ガントレットを装着したクラウンの拳が突き刺さる。その衝撃で岩は木っ端未自沈に砕け散る。
「お見事です!」
「すごいの~」
「まあ、ざっとこんなものだね」
クラウンの技に歓声を上げる新入生達。それにクラウンは飄々と答える。先程のユーベルコード【狂妄舞踏】はからくり人形の攻撃回数を飛躍的に上げる技だが、味方を攻撃しなかった場合、使用者の寿命を蝕んでゆく技である。寿命が削られている様子などは少しも見せず、笑顔を保っている。
クラウンが破壊した岩を過ぎたあたりで、転がってくる岩はもう無くなっていた。障害のあるフロアは越えたようだ。目当ての災魔がいるフロアまでもうすぐだ。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 集団戦
『ダンジョン罠うさぎ』
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POW : ニンジンもぐもぐ
戦闘中に食べた【人参】の量と質に応じて【可愛さをアピールし】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : ヴォーパルスラッシュ
【多くの者の首を斬り落としてきた一撃】が命中した対象を切断する。
WIZ : えげつない多段トラップ
【動きを拘束する罠】が命中した対象に対し、高威力高命中の【性格の悪さがにじみ出ているような罠】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11
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●素材狩りの時間です
「わあ、うさぎさんがいっぱいなの~」
岩石が転がるフロアを抜けた先には、うさぎ型の災魔『ダンジョン罠うさぎ』がゾロゾロといた。
「お、侵入者だ」
「どうする首刎ねちゃう?」
「可愛い女の子がいるから、色々とお楽しみしたいなあ」
「ああ、じゃあ格好いいお兄さんは私がもらう~」
「じゃあ、あっちの少年は私がいただいちゃおうかな?」
「なんだか美味しそうな匂いもする」
などと猟兵達を見るや騒ぎ始める。パッと見た感じではよく分からないが、オスの個体とメスの個体がいるようだ。
「まあ、なにわともあれ」
「まずは大人しくさせてからだよね」
臨戦態勢に入る罠うさぎ達。中にはナタのようなものを取り出すものもいる。
「あれが、今回の目的の武器……」
「とても強そうなの~」
目当ての武器を目の当たりにして、新入生達にも緊張感が高まる。……おそらくは高まっている。
「できるだけ、あの武器を出させた状態で倒せば、武器を落としやすくなりますかね?災魔はこちらの攻撃に合わせて、攻撃の種類を変えてくると聞いたことがあります」
「むむ、どう攻撃したらいいか分からないけど、がんばってみるの~」
猟兵達よ、敵を倒してレアアイテムをゲットせよ!
栗花落・澪
ゲイルさん
風魔法の応用はわかってきた?
ちょっと連携してみよっか
と、その前にー
じゃんっ
と人参蒸しケーキ登場
存分に堪能してね
“お代”はしっかりいただきますけど
ゲイルさん、風を起こして!
炎の【高速詠唱、属性攻撃、範囲攻撃】を放ちながら指示
風は炎の勢いを高めてくれる
妨害は無意味だよ
この口が動く限り何度だって撃てるんだから
止めたいなら僕を倒してごらん?
まとめて相手してあげる
目的は僕にヘイトを集め一斉に襲いかからせること
ギリギリまで攻撃を引きつけ
風魔法を宿した★Venti Alaの【空中戦、空中浮遊】で攻撃範囲から一気に離脱
密集地帯に【破魔の指定UC】
火加減にはご注意を
※いたずらとらぶる巻き込まれご自由に
メルフローレ・カノン
戦いの匂いにつられて、
遅ればせながらやってきましたが……
物騒な状況になってますね。
目前の敵を撃破しつつ某首刎ねの剣を奪えばいい旨は了解です。
それでは……全力で行きますよ!
私の得物はメインがメイス、サブが剣です。
[2回攻撃][なぎ払い]で多数の敵に対応します。
また、剣を持った敵に[マヒ攻撃}[気絶攻撃}[武器落とし]を仕掛け
敵の動きを止め、剣を奪いましょう。
そして、遠距離から【神の見えざる手】で
念動力で剣を奪ったりもします。
「神よ、その見えざる手を、暫しお貸しください。
敵の罠は[見切り]でかわします。
剣の攻撃は[武器受け]やウナギ時計などによる[盾受け]で止め
その後[怪力]で剣を剥ぎ取ります。
●もぐもぐタイム か~ら~の~~
「ゲイルさん、風魔法の応用はわかってきた? じゃあ、ちょっと連携してみよっか」
「はい!」
澪はゲイルにそう声を掛ける。ダンジョンを攻略する際に風魔法を使っている様子を見ていて、戦闘も大丈夫だろうと判断はできた。彼は猟兵ではないのでトリニティエンハンスのように三属性を操るような芸当は無理そうだが、風だけならなんとかなりそうだ。
「と、その前にー、じゃんっ!」
澪が出したのは学園で作っていた人参蒸しケーキだ。
「存分に堪能してね」
そう言って罠うさぎ達に差し出す。
「わ、何々ー?」
「おいしそー」
「ふわふわしていい匂い~」
「かわいい~」
人参が使われていると言うので、罠うさぎ達は興味津々だ。そして、そのまま食べ始める。中にはケーキは自分の顔の近くまで持っていって可愛さアピールしている者もいたが。
「戦いの匂いにつられて、遅ればせながらやってきましたが……あれ? 戦いの匂いというよりお菓子の匂い? どういう状況になってます?」
遅れて到着したメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)は戦闘がもう始まっていると思っていたのだが、そこで行われていたのは優雅な【ニンジンもぐもぐ】なタイムだった。
「みんなに蒸しケーキをごちそうしているところだよ。もちろん、お代はこれからいただくけど」
「なるほど、目前の敵を撃破しつつ某首刎ねの剣を奪えばいい旨は了解です。それでは……全力で行きますよ!」
澪の言葉に、だいたいのことはわかったらしく、メイスを抜いて突撃するメルフローレ。
「わ、何だ!」
「おやつを邪魔するとはふてぇやつだ!」
「お仕置きしないと!」
そのメルフローレに対してうさぎたちが応戦する。
「今だよ! ゲイルさん、風を起こして!」
「分かりました! 風よ、火に力を与え、炎と化せ!」
メルフローレに注意が行ったところで澪は素早く魔法で火をうさぎ達へと放ち、ゲイルがそれに追従するように風を送る。風が火を取り込み、強力となって襲いかかる。
「熱い熱い!」
「罠うさぎに騙し討ちとは上等じゃない!」
完全な不意打ちを受けて戦線が乱れているが、ようやく武器を抜いて反撃の態勢に入る罠うさぎ達。
「武器を出しましたね。神よ、その見えざる手を、暫しお貸しください」
メルフローレが詠唱を唱えると【神の見えざる手】によって罠うさぎたちの武器を奪い取ってしまう。
「武器が勝手に!」
そして、奪ったナタのような武器を手にすると、メイスと共に振り、斬り込んでゆく。
「ふむ、なかなかの切れ味ですね」
「仲間の武器を返せ!」
運良く奪われずに済んだ罠うさぎがナタを振り上げ、斬りかかるが、メルフローレはそれを同じくナタで受け止めてメイスで殴り返す。
「ぐはっ!」
「もう一本ゲットです!」
ひるんだ隙に武器を落とさせ、自分のものにする。
「メルフローレさん、武器をこっちに!」
澪はメルフローレが神の見えざる手で奪った武器を受け取ると、大半はゲイルに預け、両手に一振りずつ持って宙へ飛び、ワナウサギの集団の上空へ飛び出す。
「止めたいなら僕を倒してごらん? まとめて相手してあげる」
「可愛い顔して誘ってくれちゃって」
「捕まえたらひんむいてやる!」
「そして鎖骨や鼠径部のあたりをうへへ」
澪の挑発に罠うさぎ達は自慢の跳躍力で飛びかかり、時には斬りかかる。澪は風魔法を込めた魔靴で器用に宙を跳躍して回避しつつ、ゲイルやメルフローレのいる場所から離脱する。
「火加減にはご注意を。全ての者に光あれ」
そして、全身から放出される、魔を浄化する光【Fiat lux】を放つ。罠うさぎは動物型の災魔で悪魔やアンデッド、魔法生物ほど浄化の力が効く相手ではないが、光の熱量で灼き尽くす。範囲内の無差別攻撃にはなるが、メルフローレ達とは距離をとってある。
「うわあああああ!!」
「きゃあああああ!!」
度重なる攻撃で弱っていた罠うさぎ達にはこれが決め手となり、生き残った者もメルフローレが仕留めてゆく。
「こんなところかな?」
そう言って澪はゲイルのところへ戻ってくる。武器も倒す前に奪ったおかげか、罠うさぎと一緒に骸の海へ還らず残っているものは割とある。
「れ、澪さん!? ふ、服!」
ゲイルが素っ頓狂な声を上げ、澪の胸元のあたりを指差す。
「服? あ!」
よく見ると澪の服がぱっくりと切り裂かれており、白い肌が露出している。敵の攻撃を紙一重で避けていたつもりだったが、服が裂かれていたようだ。
「でも、怪我はしてないから大丈夫だよ」
「いや、でも、年頃の娘さんがそんな肌を露わにするするものでもないですし。ちょっと羽織るもの用意しますから待っていてくださいね」
などと言って顔を赤くしながらゴソゴソしだすゲイルに、澪はゲイルが勘違いしていることに気づいて頬を膨らませる。
「誰が娘さんか。僕は男だよ!」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アルマニア・シングリッド
【ヤド箱】
盛大に遅刻してしまいましたが
獲物(という名の罠うさぎのレア武器)を狩るタイミングには間に合いました
さぁ、確保しますよー(滅多に見せない超☆いい笑顔
呪砲
あらゆるものを盗む怪盗
己の一撃も、えげつない罠もうさぎたちが受けてくださいな(盗む攻撃
うさぎたちの武器は
ありがたくいただきますね(早業・盗む・スナイパー
それはもう在庫処分に困るくらい(クイックドロウ・高速詠唱でUC連続使用
後で山分けです
あ、人参まで盗んでた
我ハ古キ書ノ一遍ナリを五百枚展開
情報収集・地形の利用で罠の位置を索敵
敵のUC対策にオーラ&拠点防御を皆さんに付与
念動力で罠発動阻止
クラウンさんは今日もクレイジーですね
アドリブ歓迎
クラウン・アンダーウッド
【ヤド箱】アルマニアさんと。
アドリブ 歓迎
さてさて、目的の品を集めるとしますか♪
鋳潰して投げナイフを新調したいからねぇ。
近接戦闘して敵のSPDのUCを誘う。
《真の姿》顔の左側がひび割れ崩れ落ち、激しく燃える地獄の炎が顔を出し、両手のガントレットが炎に包まれる。
唯唯、相手をぐちゃぐちゃにしたい欲求に支配される。
狂気に染まったからくり人形達が味方[主人]を投げナイフで切り裂き、その身を返り血のように吹き出した地獄の炎で紅く染めあげる。
人形から受けた傷はヤドリガミの特性で修復する。
周囲を【情報収集】【第六感】で掌握して、自信はガントレットで攻撃。人形達は敵を各個撃破し、多少の傷は炎を物質化して補う。
●時計と手帳のうさぎ狩り
「さてさて、目的の品を集めるとしますか♪ 鋳潰して投げナイフを新調したいからねぇ」
飄々とし様子で罠うさぎ達を見据えるのはクラウンだ。罠うさぎ達の使っているナタは使われている金属も特殊な魔力が備わっており、別の武器へ精製しても、異様な切れ味を誇ると言われてる。罠うさぎ達が【ヴォーパルスラッシュ】という技を使う際によく使われる武器のため、そこから作り直された武器もヴォーパルソードやヴォーパルアクスといった名前で呼ばれることが多いらしい。もちろんナイフに作り直しても切れ味の鋭いものができるだろう。
「盛大に遅刻してしまいましたが、獲物を狩るタイミングには間に合いました」
そう言ってクラウンのそばに現れたのはアルマニア・シングリッド(世界≪全て≫の私≪アルマニア≫を継承せし空想召喚師・f03794)、クラウンとはまた異なるヤドリガミだ。二人は旅団で今回の狩りに一緒に行くことを話していたらしい。
「ああ、ちょうどいいところだね。ぜひとも一緒に狩りましょう」
そんなアルマニアにクラウンは笑顔で声を掛ける。
「ええ、もちろんです。さぁ、確保しますよー」
そう言った彼女の表情は普段無表情の彼女が見せないような、とてもいい笑顔をしていた。
「私達の相手はそこにお兄さんとお姉さん?」
「美味しく頂いちゃおうかな?」
罠うさぎ達は二人の侵入者に興味津々だが、こちらが興味があるのは彼らの武器だけだ。
「さぁ、パーティーの始まりだ!!」
クラウンはそう言うと、顔の左側がひび割れ崩れ落ち、激しく燃える地獄の炎が顔を出す。そして、両手のガントレットが炎に包まれる。これがクラウンの埒外の存在としての真の姿である。
そして、クラウンがその姿を取ると共に、クラウンの操るからくり人形がクラウンを切り裂く。
「何だあいつ、見た目が変わったと思った途端に自分を攻撃した?」
「自分の力を制御できなかったのかな? バカだなあ」
「あーあ、イケメンだったのにもったいない」
クラウンの攻撃が自爆したと判断した罠うさぎ達は口々に勝手なことを言うが、クラウンの【狂妄舞踏】はここからが本番である。
「行け!」
ブレイズキャリバーでもあるクラウンの傷口から地獄の炎が吹き出し、からくり人形達の身体を赤く染め上げる。そしてからくり人形達は狂ったように罠うさぎ達へ襲いかかる
「何これ怖い!」
「しかも攻撃の勢いが……痛ッ!」
炎を纏い、爆発的に攻撃回数を増やしたからくり人形に罠うさぎはナタを振り回して応戦する。
「クラウンさんは今日もクレイジーですね」
などとのんきなことを言っているアルマニアだが、彼女は彼女で自身の想像力に魔力を込め、罠うさぎ達が武器を出すタイミングを伺っていた。
「数多の魔弾をその身に刻みなさい。サモンッ!」
アルマニアが撃ち出すのは【呪砲召喚】によって生み出された魔法の弾丸。弾丸に込める魔法はアルマニアの空想の力。
「あらゆるものを盗む怪盗。己の一撃も、えげつない罠もうさぎたちが受けてくださいな」
アルマニアがイメージしたものは怪盗。罠うさぎ達のお宝を奪うにはピッタリだろう。
『予告しよう。君達のお宝を頂戴する』
弾丸達はそう宣言すると、からくり人形に気を取られていた罠うさぎ達へと飛んでゆき、まとわりつく。
「あ、僕の武器が!」
「服の中に入ってきた!」
「きゃあ! エッチ!」
そして罠うさぎ達の武器を始め、様々なアイテムを盗んでゆく。
「うさぎたちの武器は、ありがたくいただきますね。それはもう在庫処分に困るくらいに」
怪盗達が持ってきた戦利品に気分はホクホクなアルマニア。更に奪ってきたのは武器だけではなかったようで、
「あ、人参まで盗んでた。あと、スイッチ?」
手元にあるのは、うさぎ達の主食であろう人参。そして謎のスイッチ。
「それは、ああして使うみたいですね」
クラウンが指さした先では、からくり人形に追い詰められた罠うさぎのうちの一体がスイッチを取り出して押す。すると、【えげつない多段トラップ】により、からくり人形の足元に落とし穴が開き、落っこちていった。
「なるほど」
スイッチの用途を理解した手帳のヤドリガミであるアルマニアは自身の一部である紙片【我ハ古キ書ノ一篇ナリ】を500枚ほどフロア内に展開すると、周囲に罠が仕掛けられていないか探索する。
「なるほど、だいたい場所は把握しました」
罠があると思しき場所にそのまま魔力リソースでもある我ハ古キ書ノ一篇ナリをセットし、直接念動力をかけて発動しないようにする。そして、
「何だこの紙?」
罠うさぎが動き回っている際に紙片を踏もうとした瞬間にさっと避け、スイッチを押して罠を発動させる。その上にいた罠うさぎが落とし穴に落ちていった。落ちた先にも仕掛けがあるのは把握済みだ。
「あーーーーーーっ! ぎゃーーーーーーーー!!」
「誰だスイッチ押した奴!?」
「あ、あいついつの間にスイッチを!」
罠うさぎ達が気づいた時はもう遅い。クラウンのからくり人形による猛攻とアルマニアの魔弾とトラップによるサポートで、二人が相手していた罠うさぎ達は一掃されたのだった。
「クラウンさん、後で山分けです」
戦利品に満足したのかアルマニアはクラウンにそう声をかける。
「人参とスイッチは何に使えるかな?」
目当ての物以外の配分はどうすべきかと、クラウンは思考を巡らせるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・POW】
いや~ん、可愛い兎さんがいっぱい♪
しかも男女両方いるなんて最高ね❤
巨乳を強調したセクシーポーズで
男の子から【誘惑】
お姉さんとイイコトしましょ❤
あらあら、私を取り合って喧嘩しないで。
まとめて面倒見てアゲル♪
彼らの性欲を【催眠術】で引き出し
私の体を堪能させつつ【生命力吸収】よ❤
触れられる度に私の愛欲も高まり
『欲望解放』で愛欲に比例して戦闘力増強!
ここからは女の子も襲うわよ♪
人参を食べて自己強化しようとしても
今の私は最大4400km/hもの速度で飛べる。
人参を取り上げて、兎さんの
下のお口や 後ろのお口に 突っ込むわ❤
……レアアイテムはどうしたって?
こ、これぞ、魔剣キャロットよ!(
●ごちそう おかわり無料
「いや~ん、可愛い兎さんがいっぱい♪ しかも男女両方いるなんて最高ね」
そう言って罠うさぎの巣窟に足を踏み入れたのはドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)だ。
「おやおや、お姉さんだって可愛いよ?」
「最高だなんて言うなら試してみるかい?」
罠うさぎ達もやる気満々である。そこに更に油を注ぐようにドゥルールは巨乳を強調したセクシーポーズでオスの集団に誘惑する。
「お姉さんとイイコトしましょ♪」
「そりゃもちろんでさあ!」
「ちょっと待て、俺が先だ!」
「おいおいがっつくなよ、品がない。ここは僕が」
もちろん抵抗などせず本能に従う罠うさぎである。
「あらあら、私を取り合って喧嘩しないで。まとめて面倒見てアゲル♪」
そして、妖艶な瞳を輝かせると罠うさぎ達の性欲を引き出すようにしつつ、その身を貪らせる(比喩表現)のだった。
「ふふ、ごちそうさま♪」
色々な生命力を吸われてぐったりしている罠うさぎの集団の中からドゥルールはゆっくり立ち上がると、次はメスの集団に目をつける。
「あたし達を男子達みたいに甘く見ないようにね!」
「おねーさんを絶対落として……きゃあっ!」
などと彼女達が口々に言っていた時に、突然ドゥルールの気崩れていた服が弾け飛ぶ。
「ありのままの私を見せてあげる!」
ユーベルコード【欲望開放】によってパワーアップしたドゥルールの姿がそこにあった。よく見ると、見えてはいけない部分は月下香の花びらが覆われている。花言葉は『危険な楽しみ』
「服を脱いで臨戦態勢ってわけね。それならこちらも……あれ?」
ユーベルコード【ニンジンもぐもぐ】の為に、人参を取り出したはずがいつの間にか消えている。
「お探しのものはこれかしら?」
ドゥルールの手には彼女達が食べようとした人参があった。
「いつの間に!」
強化されたドゥルールの飛翔速度はマッハ3を超えるのだ。
「人参なら、私が色々なところから食べさせてあげる♪」
「うふふ。貴女達もおいしかったわ♪」
何度か反撃は受けたものの、メスの集団もおいしくいただいたドゥルール。なかなか満足できたと思ったその時、
こりこりこりこり……
硬いものを咀嚼する音がドゥルールの耳に聞こえる。そちらを見ると、先程倒したオスの集団が人参を食べて体力の回復を測っていた。
「時間を稼いでくれたおかげで、なんとか回復できた」
「彼女達の犠牲は無駄にしない」
そう言って目をギラつかせながら襲いかかってくるオス達。恐るべきはうさぎの性欲か。
「あらあら、おかわりもOKなのね! 来て頂戴♪」
だが、ドゥルールは一歩も引くことはなかった。
倒しては別の集団が復活し、それをまた倒してを繰り返した末に、相手していた全ての罠うさぎをようやく満足させて骸の海に還すことが出来た。生命力を吸収しながらとは言え、その他の疲労が色々とすごい。しばらく休まないと動けないかもしれない。
「おねーさん大丈夫なのー?」
そんなドゥルールにのんきに声をかけてくるものがいた。新入生のユラだ。
「ええ……大丈夫よ」
正直返事をするのもけだるいが、一応返しておく。
「おねーさんはうさぎさんの武器を手に入れられたのー?」
「……あ」
そこでドゥルールは思い出した。このダンジョン進行の目的がそもそもは罠うさぎの武器を集めることだったことに。
「えっと……」
とりあえずの体裁は整えようと周囲に戦利品が落ちていないか見渡す。そして、見つける。
「こ、これぞ、魔剣キャロットよ!」
手にしたのは罠うさぎが持っていた人参。彼女達の色々なところを突いてはいたので、武器としてカウントしても問題ないだろう。恐らくは。
「ま、魔剣なの!? すごいの!きっと他の人は手に入れていないやつなの!」
新入生は特に疑うこと無く目を輝かせる。
「この魔剣、どんな力が眠ってるなの?」
「それは……」
オブリビオンよりもある意味厄介かもしれない。疲労がある程度抜けるまで、ドゥルールは新入生のおしゃべりに付き合わされるのだった。
成功
🔵🔵🔴
ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
目的は罠うさぎの持っているナタ。
だから、それを使わせるように仕向ける。
そんな訳で。
「いっただっきまーす!」
最初に作ったニンジン料理を、うさぎ達の目の前で美味しそうに(実際美味しいし)食べる。
奴らの目の前で好物を食べるのを見せつける事で罠を仕掛ける余裕を奪い、ナタでの攻撃を誘う。
で、奴らが襲いかかってきたところで『カウンター』で『シーブズ・ギャンビット』の早業で『二回攻撃』を叩き込んで仕留めていく。
「ひーふーみー……っと。大漁大漁!」
シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
さっそくうさぎさんのお出ましね
それじゃ、作戦開始!
と言ってもウィーリィくんと二人で作った料理をおいしく召し上がるだけの簡単なお仕事です
人参ケーキおいしー♪
ウィーリィくんの料理もおいしそうだね!
ボクにもちょうだい?
とかやりながらうさぎ達を挑発してくいついてくるのを待つ
で、我慢できずにナタを手にしたところへ熱戦銃の【クイックドロウ】やフォースカトラスの【2回攻撃】でうさぎ達を退治!
「ひゃくへんへいこう!(※串をもぐもぐしながら「作戦成功」と言ってるらしい)」
●おいしいハンティング
「さっそくうさぎさんのお出ましね。それじゃ、作戦開始!」
そういうと、シャーリーはウィーリィと共に荷物の中からそれぞれが作った料理を出して、広げる。
「いっただっきまーす!」
手を合わせ、さっそく自分の作った料理に手を伸ばすウィーリィ。学園で作っていた人参と豚肉の蒸し物である。
「うまい!」
蒸すことで凝縮した人参の甘味と豚肉の旨味が口に広がり、バターソースがそれらと調和しながらも素材の味を引き立たせる。美味しそうに食べてうさぎをおびき寄せる作戦だが、美味しそうに食べることは問題ないだろう。なぜなら実際おいしいのだから。
「ウィーリィくんの料理もおいしそうだね! ボクにもちょうだい?」
「おう、食え食え」
そう言って、シャーリーもウィーリーの料理にかじりつく。
「おいしー!」
「だろ?」
「じゃあ、今度はボクの人参ケーキ食べてよ」
そう言って、今度はシャーリーがケーキを差し出し、
「はい、あ~ん」
おもむろにフォークで一口大にしたものをウィーリィに差し出す。
「ちょ、お前! 自分で食べるからいいって!」
「そう? あー、人参ケーキおいしー♪」
そんな狼狽するウィーリィを眺めながらケーキをぱくつくシャーリー。こちらのケーキも、スポンジ生地、ムース、生クリーム、そしてジュレと同じ人参の風味がするものの、場所によって味や香りの強さ、舌触りなどが異なり、一口食べただけでも様々な味わいを楽しむことができる。
「おうおう、見せつけてくれちゃってんじゃねーか!」
「あたいらの前でそんな美味しそうなものを食べるとはどういう了見よ」
妙にガラの悪い罠うさぎの集団が二人に絡んできた。それに対し、ウィーリィとシャーリーは罠うさぎ達の方を見ると、
「お、このケーキうまいな」
「でしょー」
改めて食事を再開する。
「無視すんなやー!」
「こうなったら、実力を行使する!」
「食料を奪った後は……うへへ」
無視されたことに怒りを覚え、ナタを抜いて襲いかかってくる。
「かかった!」
待ってましたと言わんばかりに二人は即座に武器を抜いて迎撃体制に入る。シャーリーのマスケット型熱線銃『シューティングスター』から【クイックドロウ】による光線が発射され、罠うさぎ達の手を撃ち、ナタを落とさせる。そこへすかさずウィーリィの【シーブズ・ギャンビット】による包丁二連撃が炸裂し、罠うさぎ達を仕留めてゆく。
罠うさぎ達には苦しめられてきた過去のある二人だが、それは罠うさぎの仕掛けた罠によるものだ。罠を仕掛けたり発動させたりする機会を与えずに正攻法に持ち込めば、こちらのものである。
「ひゃくへんへいこう!」
「あー、作戦成功って言いたいんだろうが、口の中のもん、ちゃんと飲み込んでから喋れよな」
罠うさぎをあっという間に全滅させて得意げなシャーリーにウィーリィがツッコむ。
「ひーふーみー……っと。大漁大漁!」
「ところでウィーリィくん」
罠うさぎの落とした武器を拾い集めているウィーリィにシャーリーが声をかける。
「ん? どうした?」
「あのね……」
ちょっともじもじした感じのシャーリィ。
「シーブズ・ギャンビット使う時に脱ぐことあったら先に教えてね。ボクも心の準備が必要だから」
「いや、脱がねぇし!」
シーブズ・ギャンビット…服を脱げば脱ぐほど動きが加速するユーベルコードである。
●戦果は上々
「皆さん、今日はいろいろとありがとうございました!」
「ありがとうなの~」
新入生達は無事に罠うさぎ達の武器を手に入れることができたようだ。それだけでなく、先輩の手を借りたことで少しは鍛えられてきているので、一端の学生として、ダンジョンの探索や災魔の撃退などに力になれる日はそう遠くはないだろう。
今日の冒険の成果や反省などについて話しつつ、猟兵と新入生達は帰路につくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵