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怪獣決戦は修学旅行の定番艦で

#スペースシップワールド #戦後


●古の船
 オールドシップ、オブザーヴァー……かつてスペースシップワールドに惑星があった頃に就航したという、古さを競えばこの世界で五指に入る艦だ。惑星ひとつ全ての文化を保存している、とまで囁かれるオブザーヴァー。その特徴は他の船では見られない食文化や施設、催し物である。
 スペースシップワールドにおける一種の世界遺産とも言えるその船に、今、オブリビオンの魔手が迫りつつあった――。

●古の怪
 ところ変わってグリモアベース。スペースシップワールド――の中でも相当珍しいタイプの宇宙船を背景にニコラが猟兵たちに声をかけていた。どうやら、スペースシップワールドの珍しい船がオブリビオンによって狙われているのだという。
「転移先はオールドシップ・オブザーヴァーと呼ばれるかなり古い艦よ。初期型の宇宙食を食べたり、歴史的な機械を展示した博物館に行ったりとか、そういうのが目玉の観光艦よ」
 嘘か真か、その就航は十数世紀前。オブザーヴァーとの交流がある艦では、教育課程のカリキュラムにオブザーヴァーへの留学や修学旅行が含まれているところも少なくないとのことだ。
「――それで、本題の方に入るのだけれど」
 ロケーションの説明は終わった、とニコラが今回起きる事件についての説明に移る。
「……古の宇宙怪獣が、オブザーヴァーと接触するわ。それらを撃破してちょうだい」
 ――宇宙怪獣。文字通り、宇宙に生息する生物の内、その巨大さや厄介な性質から「怪物」としての号を与えられたモノたち。現存するモノもいれば、かつて滅びてオブリビオンへとその身を墜としたものもいるが……こうやって猟兵たちに声がかかるということは、今回の相手はかつての滅びから蘇ったオブリビオンに類するのだろう。
「ニコラが予知できたのは『コズモメーバ』と呼ばれる宇宙船をも喰らう宇宙怪獣と『メルビレイ』と呼ばれる鯨のような巨大怪獣がいつかオブザーヴァーを襲う、ということ」
 いつ、その宇宙怪獣がオブザーヴァーへと襲い掛かるのか……それは予知の範疇にない。遠からずいつか襲い来る脅威。ピンポイントに迎え撃つのではなく、待ち受けることが今回猟兵たちにできることだという。
 だから、とニコラは簡単な予定表を猟兵たちに開示する。
「とりあえず、しばらくオブザーヴァーに逗留してちょうだい。気分的には、それこそ留学や修学旅行みたいにね――そして、宇宙怪獣たちが来たら、それらを迎撃してちょうだい」
 逗留の日程は数日。交代で宇宙怪獣の警戒をするにしても、行く場所を絞ればオブザーヴァーにある遺跡博物館やイベントに参加する時間は十分にあるだろう。
「――さて、それじゃあこの条件でこの依頼に参加してくれる方はどうぞ前へ」
 転移先はオブザーヴァー内にある観光案内所。泊まる場所も各自の気分で選んでいい、とのことだった。


Reyo
 はじめましての方ははじめまして。そうでない方はいつもありがとうございます。現代日本で修学旅行といえば京都ですが、スペースシップワールドでもそういう「定番の艦」があるそうです。

 艦齢4ケタという驚異の艦、オールドシップ・オブザーヴァーはそんな修学旅行の定番艦です。そこに迫りくるオブリビオンの魔手を払うため、皆様にはしばらくの間オブザーヴァーに逗留していただくこととなります。

 では、各章の注意点について。

●第1章:古代文明船での1日
 なんとなくそれっぽいスポットと技能(POW:食事系、SPD:博物館系、WIZ:イベント系)を指定していただければそれっぽい感じの雰囲気を演出します。
 もちろん、実はこんな観光名所があるんだよ! というのを書いていただいても大丈夫です。ホテルでダラダラする? ……まぁ、そういうのもありですね!

●第2章:コズモメーバ
 この章から宇宙空間での戦闘となります。
 個体のサイズはおよそ猟兵大です。人工物ならなんでも食べるようなので、持ち込む装備品などにご注意ください。コズモメーバに食べられた装備類は本シナリオ中には修理できない想定ですのであらかじめご了承ください。

●第3章:『彷徨する災厄』メルビレイ
 この章も宇宙空間での戦闘となります。
 サイズはオールドシップ・オブザーヴァーと同等かそれ以上です。つまり下手すれば数km単位のサイズで、攻撃のためにその体内に潜り込むこともできます。タフなことが想定されるので頑張ってください。

 以上となります。
 それでは、どうぞよろしくお願いします。
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第1章 日常 『古代文明船の一日』

POW   :    普段口にしない食べ物を体験する

SPD   :    普段入れない遺跡を体験する

WIZ   :    普段目にしない儀式を体験する

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大道寺・優依
【心境】
「スペースシップワールドの昔の船や宇宙食ですか…興味ありますね。」
特に宇宙食とか宇宙食とか宇宙食とか…。

【行動】
今はフリータイムですね。
いつオブビリオンと遭遇するかわかりません。
いつ戦闘になってもいいように自己管理を行いいつでも備える。
常在戦場の精神です。ええ、これは戦闘中お腹がすかないための備えです。
食堂へ直行して、いただきます。えーっと、このメニューに書いてるのとりあえず一通りお願いします。
ええ、大丈夫です『大食い』には自信がありますし。
この程度の量では腹3分目です。

アドリブ、他猟兵との絡み歓迎します


イリーツァ・ウーツェ
【POW】
SSWでは保存食が発達していると聞いた。
地上でも長く保つ食糧。調理手順が簡易な品が望ましい。
歯応えがあれば尚良い。
売っているだろうか。
味見はしない。あれは腹が減る。
大丈夫だ、舌は肥えていない。



●レストラン・パウチメイトにて
 オールドシップ・オブザーヴァーにおいて、その店は「浅く広く」をとことんまで極めたレストランであった。店名はパウチメイト……宇宙開拓黎明期の製法で作った保存食から惑星崩壊後に成立した艦内プラントを用いた調理食まで、よほどマニアックなものでなければ大概のものがメニューに載っている。店内での食事に加え、持ち歩けるメニューであればテイクアウトにも対応。さらにはお土産用のレトルトパウチの販売と、食品関連であればまずは外せない名店だ。
「店員、なるべく調理手順が簡単かつ長く保つのはどれだ?」
「あら、その服装は……貴方も猟兵さまですね、いらっしゃいませ。長期保存が可能なものでしたらこちらにありますが――」
 そんなパウチメイトのお土産ショップに足を踏み入れたのはイリーツァ・ウーツェ(盾の竜・f14324)である。店員に話しかけながら店内を見回したイリーツァの目には、店舗の入り口こそ分かれていてもお土産ショップとレストランスペースが繋がっているのが映った。
「……貴方も、と?」
 店員の後ろを追って数歩。ふと、イリーツァは案内する店員の言葉に引っかかりを覚えて口に出す。
「ほかにも来ているのか、同僚が」
「ええ、そうなんです。近くで帝国の残党でも出たのですか?」
 棚の間を歩きながら、イリーツァの言葉に応えて店員がレストランスペースの方を示す――その手の先にはパーティー用の大机を1つ占領する程に並べられた宇宙食の満漢全席を食す女猟兵が1人。瀟洒なシスター服を着た彼女の名は大道寺・優依(人間のクレリック・f06004)――フードファイターの性質をもつ優依は、戦闘前のコンディショニングとしてこの店を訪れたようだ。
「あちらの猟兵の方も凄くて……入って早々、とりあえずメニューの1ページ目を全て出してくれというオーダーには皆驚いていましたよ」
 そろそろ3ページ目のメニューに入っていますね、と笑う店員の言葉に、イリーツァは暫く悩んだ後にあることを尋ねた。
「ふむ……店員、レストランメニューに載っているものも持ち帰れるか?」
「ええ、7割がたのメニューはお土産用のパックがございますよ」
「――少しあの同僚と話をしてくる」
 判りました、と返して一礼する店員を軽く拝み、イリーツァはレストランスペースへ歩を進める。優依のほうも歩み寄ってくるイリーツァにすぐ気づいたのか、皿に盛られていた硬いゼリー状のものをつるりと平らげて待つ。
「――歯応えのあるメニューを教えてもらえるか?」
「……自分で試さなくても良いの?」
 互いが猟兵であることは先の店員の言葉からも明らか。自己紹介もそこそこに、イリーツァは優依に疑問を投げた――実際に食べてみてお勧めはないか、と。この世界の住人である店員に尋ねるより、同僚である優依に尋ねた方が他世界人のレビューとしては確実だろうとの考えだ。
「味見はしない主義だ――あれは腹が減る」
「わたしが食べた範囲でのお勧めであるなら……」
 口元をナプキンで拭い、優依はぺらぺらとメニューを捲る――店員の言う3ページ目、というのは見開きでの話だったらしい。
「味とか、こだわりはあるの?」
「舌は肥えてない。歯応えが重要だ」
「わかったわ――それなら、これとかどう?」
 イリーツァに読みやすい方向で差し出されるメニュー。優依の指が示しているのは、開拓黎明期のメニューでも特に古いものである「圧縮食」という形式のものだ。味の種類こそ少ないが、掌に乗る程度の1袋が常人の1週間分の食糧になるというコンパクトさは宇宙開拓初期ならではのものだ。
「歯応えは?」
「1口分喰いちぎるのに1分掛ったわ」
「――十分だな、助かる」
 ぺこりと優依に頭を下げ、イリーツァはショップスペースへ。件の圧縮食を買い込むつもりだろう。
「あ、次はこのページをください」
 そんな同僚の後ろ姿を見送りつつ、優依はメニューの折り返しとなる4ページ目のオーダーを店員に伝えるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クネウス・ウィギンシティ
@
「観光艦ですか、新鮮ですね」

【SPD】:博物館系、科学館に入り浸る(UCなし)

エンジニアとして技術系の展示施設、科学館へ。
「初期型の小型宇宙船に、初期型のサーチドローン……正直、持って帰りたいぐらいですね」
【メカニック】の端くれとして、自分達が使っている技術の原型に触れて感慨深いですね。

展示物は時代をテーマに区分けされている様子(【世界知識】)。やがて『銀河帝国との戦いの時代』の展示物に差し掛かり。
「宇宙戦争の時代ですか……」

伝説の解放軍、当時の戦士達の幾つかの現存する資料を拝見しながら
「過去の勇者達の記録は残さなければいけませんね」
今後の戦いに向けて気を引き締めます。



●オブザーヴァー科学技術歴史館にて
 修学旅行のメッカというだけあり、オブザーヴァーには様々な歴史的資料を収蔵した歴史館が多数ある。どんな行程にも組み込まれることの多いものとしては科学技術歴史館や開拓史館、帝国談話館がある。それぞれが冠する名前の通りのものを収蔵しており、一部の資料は教科書にも載っているようなものである。
 ――さて、視点をそのうちの1つに移そう。場所は科学技術歴史館。宇宙船の建造方法の推移やその途中に生まれた小型宇宙艇であるスペースバイクの歴史、そして銀河帝国との戦争が生んだ様々な技術の躍進――ただ科学技術の発展とその理由を淡々と説明する潔い場所だ。
「なるほど、スペースバイクはやはり小型宇宙船の系譜にあるのですね――こちらは初期型のサーチドローン!?」
 貸し出しの音声案内に耳を傾けつつ、クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)はエンジニアらしい興奮を隠しきれずにいた。工兵の技術研修で訪れるはずだったが、世界転移に巻き込まれたせいでその予定は成就せず……そして紆余曲折の後にようやく訪れることが出来た、ということもその興奮に拍車をかけているのだろう。
 時代の流れに沿って配置されている展示物を眺めていけば、クネウスの使う現行技術の基礎や大元、あるいは途中で淘汰されてしまった遺失技術に近いものなどエンジニアとしての好奇心を刺激するものは枚挙に暇がない。
「……戦争というものは技術を進歩させる。必要は発展の母とは言いますが――」
 そうして差し掛かった宇宙戦争……銀河帝国勃興期の展示スペースで、クネウスは哀しげに言葉を漏らす。かつての解放軍、あるいはそこに集った戦士たちの資料は、あくまでも科学技術の観点からのものでありいっそ味気ない程――しかし、技術者であるからこそ感じることのできる「何か」があるのだろう。クネウスは深くため息を吐き、じっくりとその資料を眺める。
 かつて世界を救った者たち。世界の過去を為す土台である彼らの功績を噛みしめて、クネウスは来る戦いに向けての覚悟を硬く胸中に抱いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シン・ドレッドノート
アドリブ連携OK
【SPD】

歴史ある宇宙船、じっくり見物させていただきましょう。
とは言え、他の世界からしてみれば、十分に進んだ技術なんでしょうけど。

「これが初期のエンジンですか…出力の割に、ずいぶん大型ですね」
スペースバイクの博物館に行って、初期型から最新のバイクまでの長い歴史を見学するとしましょう。

アンティークなバイクも味があって良いものですねぇ…先人の苦労の跡も、うかがえますし。
「おぉ、これはかつてのスズカ8年耐久レースの優勝バイクではありませんか」
さすが歴史ある博物館、貴重な物を見せていただきました。

最新のバイク展示のコーナーでは、貴紅に使えそうなパーツを色々と物色させてもらいますね。


月山・カムイ

SPD

博物館……という事は、この世界で我々にとっての地球についての記録や、宇宙に出た理由なんかも展示されているのでしょうかね?
流石に古すぎて記録は残ってないかな……あ、宇宙バイクの起源なんかがありますか

スペースシップワールドの歴史について調べるつもりが、気付くと宇宙バイクの歴史について調べてたりする
最初期は惑星移民を行う際の調査に使われてたとか、戦争によってどういった発展をしていったのかとか
そういった昔のネタを色々見られると面白いかもですね
多分宇宙船を小型化する過程で、発生したと思うのですが……

見終わったら昔の宇宙バイクのカタログ的なパンフレットでも見ながら、カフェでのんびりしている



●オブザーヴァー科学技術歴史館・別館にて
 科学技術とは、無数に枝分かれする系統樹のようなものだ。文字として表せば数行で終わってしまうような新技術の開発や技術者たちの苦労も、実際には果てしない研鑽の末に得られている。そしてそういった行間の出来事は、ある特定の分野について深く知るのに避けられぬこと。
 ――などという建前をもとに、科学技術歴史館にはひとつの別館がある。またの名を、スペースバイク展示館。小型宇宙艇から発展し、かつての銀河帝国が機械化歩兵のために実用化へとこぎつけたスペースバイク。その速度に、あるいはカスタム性に魅せられた者は決して少なくない。
 そこを訪れた2人の猟兵も、スペースシップワールドのスペースバイクを元とした己のカスタムバイクを持つ者であった。
 かたやシン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)、貴紅というスペースバイクを駆る彼は最初からその別館が目当て。
 かたや月山・カムイ(絶影・f01363)、最初は真面目にスペースシップワールドの歴史を学んでいたが、スペースバイクに特化した別館の魅力に抗いきれなかったZX650の騎手。
「これが初期型エンジン……出力の割に、随分と大型ですね」
「本館の方で見てきましたが、もともとは小型宇宙艇だそうで。もともと、バイクに載せられるような小型かつ高出力のものはなかったんでしょう」
 別館駐車場に止めたそれぞれの愛車を見て意気投合したシンとカムイは、別館の展示物を連れ立って眺めながら展示物に関する意見交換を怠らない。
「ああ、そこら辺のことは本館の方で詳しく見れるんでしたか?」
「ええ、此処に来る前に軽く見ただけですが……」
「バイクに関する展示がもう少し多ければ、あちらもじっくり見る気が起きるんですがねぇ」
 苦笑するシンに、カムイも同調してはにかむ。「スペースバイクに関する資料は別館にて」という案内を受けてカムイは本館見学を途中で切り上げてきており、本館見学に身が入らなかったのは同じなのだ。
「ほう、こちらはアンティークバイクですか――実用性より、趣味のほうが強く出ているようですね」
「と、いうと?」
「ほら、この部分を見てください」
 次いで、シンの言うアンティークバイクをしげしげと眺めるカムイ。シンは元からこの別館を目当てに来ているからか下調べもばっちり。アンティークバイクの型番や、最初期においては「金持ちの道楽」のようなものであったことを流暢に語っていく。
「――そしてまぁ、ここにある年間耐久レースに用いられたようなバイクになるのですが」
「……年間耐久?」
「失敬。いえ、文字通りスペースバイクに数年乗りっぱなしで宇宙を走るという競技なのです」
 そう、かつてのスペースバイクは出力の低さなどからそこまで速度が出ていない。それ故に生まれたのがサバイバルじみた年間耐久レースなのだが――ざっくばらんにまとめればシンがカムイに説明した一言がすべてだ。スペースバイクに年単位で乗りっぱなしになって宇宙を走る、ただそれだけの狂気的競技。しかし、そういった「熱意あるバカ」が居たからこそ今のスペースバイクがあるのもまた事実だと展示された資料が雄弁に語る。
「さて……そろそろお待ちかねの近代バイクコーナーですね」
「――なんでも、近年のスペースバイクも展示しているとか」
「ですです」
 そしてそこを通りすぎれば近代スペースバイクのコーナー。いくつかの有名企業も協賛しているという展示コーナーであり――この別館の本質でもある場所。自分たちが乗るバイクに関連する歴史や技術が詳らかに語られていることもあって、2人の興奮はこれまでよりも増す。
 そして展示コーナーを過ぎれば、特許切れのカスタムパーツが捨て値で売られ各企業の新型バイクが観客を魅了するべく煌びやかに飾られるショップスペース。特定の日に限るが各社の技術スタッフが居る時もあり、技術相談にも応じてくれる――無論、さりげなくその社のパーツを勧められるのまでがセットだが。
 そんな「スペースバイク乗りたちの楽園」をとことんまで堪能して、シンとカムイはオブザーヴァーでの1日を楽しむのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

パル・オールドシェル
【SPD】
こんなに旧い船がまだ現役だなんて。とても大切にされてきたんですね……

折角の機会なので艦内を見て回りましょう。船と同じ永きを生きた機械たちに会ってみたいです。
へぇ……旧解放軍の戦闘用ドロイドも展示されてるんですか。
キミは一体どんな生涯を経験したのかな。存在意義は果たせましたか?
ここでこうして休んでいるということはきっと見事に勤め上げたんでしょうね。
僕は……僕は、どうだったのかな。失くしたメモリーの中に、キミ達に誇れるような過去があればいいのだけど。
いつか僕も、キミ達のように胸を張って機能停止できる日が来るのかな。
――その日まで、僕はヒトを守り続けます。
それじゃあまた、先輩。



●戦争談話館にて
 戦争談話館……技術や歴史ではなく、かつての銀河帝国の行為を語った様々な談話を集めた場所。展示されている中には稼働限界という寿命を迎えたウォーマシンも少なくなく、多くはその傍に「彼ら」の語った戦争体験のメモリーがセットで置かれている。
「ただ旧いだけではなく、大切にされてきたのですね……」
 パル・オールドシェル(古き戦友・f10995)は自分の先祖ともいえる彼らの安らかな佇まいを眺めながらそう呟く。オブザーヴァーを訪れた時に感じた「古い船が大事にされて今なお現役である」という事への感心とはまた違う、きっちりと弔われていることへの郷愁じみた感覚。
 展示されているのはウォーマシンに限らず、さらにその原点ともいえる戦闘用ドロイドも多数。しかも銀河帝国や解放軍といった陣営を問わず収集されているようであり、展示スペースの一部では「かつての戦争の姿」として演劇の1シーンのような置き方をされている者も居た。
「――一体、どのような生涯だったのでしょうね」
 展示スペースを区切るガラスを撫でて、パルはそう呟く。
 オブリビオンフォーミュラーとなった銀河皇帝。かつての彼に仕えていたであろうウォーマシンやドロイドたち。あるいは、かつての彼を討ったのかもしれない者たち。もしかしたら――オブリビオンとして蘇り、パルがその手で討った者のかつての姿もここに居るのかもしれない。
「……ここでこうやって休んでいるという事は、きっとその存在意義を果たすことができたんでしょうね」
 どこか羨ましげに漏らすパルの内に、彼らに誇れるような過去は無い――正確にいえば、どこかで無くしてしまった。そんな思いを胸に抱いて、長い時間をかけて展示スペースを歩み終えればショップスペースに繋がる通路にはドロイドとウォーマシンが「さよなら」の形に手を挙げていた。
「――いつか、キミたちのように胸を張って『終われる』日まで」
 穏やかな機能停止か、それとも破壊による死か。あるいは、また別の何かか――グリモア猟兵としての能力でも未知である己の行き先を思いながら、パルはゆっくりと「彼ら」に敬礼して展示スペースを出る。
「その日まで、僕はヒトを守り続けます。だから、その日にまた会いましょう、先輩」
 コツコツと足音を鳴らしながら去るパル。その背後で、ギギ、と金属の軋む音がした。

 ――贈るべきは別れの姿勢ではない。再び会うその日まで、健やかであれ、戦士よ。

 それは、既に魂のないドロイドとウォーマシンの手が敬礼の位置へと落ちた音。額に当たって止まったその手は、戦いに向かうパルを励ますような姿をしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『コズモメーバ』

POW   :    コズモゾア増殖
【分裂によって自身と同じサイズの別個体】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    暴食性シスト
戦闘中に食べた【人工物】の量と質に応じて【急激に成長し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    ヴェノマ器官
自身の肉体を【体内で生成した猛毒で覆って紫色】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
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●災厄、来たれり
 ――猟兵たちが思い思いの休日を過ごし、数日。
 ソレは唐突にやってきた。

『オブザーヴァーに居られるすべての方へ連絡します。当艦は現在巡行状態にありますが、進路上にコズモメーバの反応が検知されました。コズモメーバを回避するため、方向転換および進行方向を変更します。転進に際して慣性制御装置を用いますが、オブアーヴァー艦内で揺れや一時的な重力方向の変化が生じることがあります。注意してください』

 艦内全域を対象とした放送。宇宙怪獣がオブザーヴァーのレーダーに引っかかったのだ。
 そして、予知によるのなら――オブザーヴァーは転進の努力空しくコスモメーバに食い尽くされ、脱出艇や残骸もその後に来るメルビレイが綺麗に平らげてしまう。オブザーヴァーを守りその未来を覆すには、宇宙空間に出撃してオブリビオンを撃退するしかない。
 為すべきことを為す時間が来た――猟兵たちはそれぞれの方法でもって宇宙空間へと出撃し、オブザーヴァーの進路上に居る宇宙怪獣の元へと向かうのであった。
大道寺・優依
【心境】
「実は宇宙での戦闘は初めてなんですよねー。」


【行動】
船内にて宇宙服をお借りしますね。
ちょっとお古のようですが、性能は問題ないようです。
宇宙は初めてなのでロープもお借りして入り口と胴体を繋げておきます。そんな装備で大丈夫ですか?

戦闘ですが、先ほどの宇宙食と手持ちのソウルフードを事前にたっぷりいただいておきました。
『フードファイト・ワイルドモード』でカロリー消化と肉体強化の効果を発揮。強化された『怪力』でメイスによる攻撃でコズモメーバをオブザーヴァーが引き離して行きます。
あっちにいってくださいねぐえぇ(調子に乗りすぎてロープの限界に達した)

アドリブ、他猟兵との絡みOKです


パル・オールドシェル
敵が来ましたか。
この船を、宇宙の記憶をここで失う訳にはいきません。全力で迎撃します!

敵は人工物を捕食するのならば、僕自身を囮として【時間稼ぎ】し【拠点防御】を遂行するまで。
何を以て彼らが捕食の優先順位を決めているかは不明ですが、誘導は可能でしょう。
ヒューマン・カウルを展開、人型機動兵器の出力であればエネルギー量はウォーマシン単機の比ではありません。
所持する全てのジャケット、対艦誘導弾や追加推進器も全て投じて高エネルギー高質量体として陽動、接触された側から装備を投棄、爆破して敵を漸減します。

装備を全て失ったならば、最後には僕自身の機体も餌にしましょう。
さあ食いつきなさい。此処より先へ行かせは――


シン・ドレッドノート
アドリブ連携OK
【SPD】

「さて、出撃といきますか」
貴紅に騎乗、宇宙空間に飛び出します。
移動手段が無い方は、タンデムしていただいてもよろしいですよ?

人工物を食べると言うことですし、うかつにビットを展開できませんねぇ…。
ここは距離をとって、実体のない物で戦闘するとしましょう。

真紅銃の熱線でフェイントの牽制射撃を行いつつ、精霊石の銃のセイフティを解除。
「精霊石に宿りし精霊よ、その力を解き放て!」
【精霊たちの輪舞】による大出力の雷の【属性攻撃】を、敵が集まっているところに撃ち込みます。

敵の攻撃に対しては騎乗技術を駆使して回避しつつ、避けきれない攻撃に対しては閃光の魔盾のビームを展開して受け流します。


イリーツァ・ウーツェ
【POW】
出たな。翼を出して出撃する。
増殖か。杖撃とは相性が悪いな。
ならば水を生み、敵を包み込む。
そのまま拳大まで圧縮し、凍らせてUCを打ち込む。
(怪力)
地上にあって地形を破壊する衝撃を、小さな氷塊に全て注ぎ込むのだ。
細胞の一片も残るまい。
一連の手順を手早く繰り返し、確実に数を減らす。
……広範囲を殲滅可能な技を、考えるべきかもしれんな。


月山・カムイ
あー、これはまたグロイですね
近付きたくはないですが、船や他の猟兵を狙われると厄介か……
ならば、取り込もうとするその触腕を切り刻むとしますか

ZRX650を駆って遊撃行動を行う
こちらや味方を狙って伸ばされるヴェノマ器官をユーベルコードにて一気に粉微塵に切り裂き、他の猟兵を守る行動を行う
猛毒は厄介ですが伸ばしたその器官を船に触れる前に切り刻めば、食われる事も防ぐことができるでしょう

本体への攻撃は味方に任せ、こちらは防衛行動と味方を守る事に注力して宙を駆け回りましょう

こういう手合を焼き払う術は持ちませんし……猛毒を分泌する相手と喰らい合いは流石に勘弁願いたいですからね
ですので、まもりはお任せ下さい



●スペースファイター、出撃
 艦載機や観光艦の出入り口となる発着ゲートにて。
「コズモメーバはこの出入口の方向を12時として、およそ2時の方向。距離は10sk程度です」
 発着ゲートに詰めかけた猟兵たちの問いに答えた管制官は、その言葉と共にスペースバイクなどの小型機が出入りするためのゲートへとつながる道へのパスを発行した。なお、skとはスペースシップワールドで用いられている距離単位である。一部の猟兵の持つスペースバイクであればおよそ10分ほどの距離だ。
「しかし、よろしいのですか? 確かに宇宙怪獣の脅威はありますが、猟兵の方に出ていただく程のこととは……」
「念のため、という言葉もあります。万が一にも、この船とこの船に納められた記憶を失う訳にはいきませんので」
 宙間戦闘用のヒューマン・カウルを装着したパルの力強い一言。思いのこもったその言葉に管制官もそれ以上の追及はせず、猟兵たちがオブザーヴァーのために動いているという信頼を沈黙で示した。
「遅くなりましたー。宇宙での戦闘は初めてなのですが、これでいいですか?」
 他の者にやや遅れて到着したのは優依。纏っているのはやや旧式の宇宙服であり、艦内レンタル品であることを示すオブザーヴァーのシップエンブレムが随所に施されていた。
「おや、これはまた珍しいものを……現地までは私の貴紅でお連れしましょう。他に移動手段のない方は?」
 シンの言葉に残る猟兵――イリーツァとカムイは首を横に振った。イリーツァは極薄のフィルムスーツで覆われた翼を軽くはためかせ、カムイは愛機ZRX650を示す。アーマーに身を包んだパルは言うまでもないだろう。
「あのぉ、ロープも持ってきたんですけど……どこか結ぶ場所はあるでしょうか?」
 おずおずと優依が切り出すのは、安全確保のためのロープ。係留フックに加え、小惑星などに打ち込むためのアンカーが付いている。確かに、バイクに結んでは優依の体があっちこっちに振り回されることになりかねない。
「現地までシンが運ぶのなら、適当な係留地点は私が探そう――バイク持ちや鎧装騎兵には前線に出てもらうほうが効果的だ」
 それを見て手を挙げたのはイリーツァ。
 ここまでの会話でもって、現場における役割分担が大まかに決まるのであった。

●宇宙の大食漢
 宇宙空間は真空とされ、何もない印象が強いが――その実、星間物質や星間ガスの漂う空間は思っている以上に情報を伝達する。例えば光、例えば熱……そして僅かながらとはいえ、音。
 オブザーヴァーから数sk離れた地点を迎撃地点と定めた猟兵たちの視界に広がるのは、ちかちかと瞬く恒星の光と――毒々しい色合いをしたコズモメーバの姿。ぬぢゅり、ぐちゅり、という生々しい増殖の光景は見るだけで粘つく音が耳を舐めてくるような不快さ。
「――人工物を捕食するのであれば、この場で最もエネルギー量の高い僕を狙うはずです!」
 道中打ち合わせた作戦――パルを囮役に、機動力の高いシンとカムイが遊撃。そしてイリーツァと優依が撃ち漏らしの掃討を行うという役割分担――に従い、パルが真っ先に突出した。一瞬遅れて通信に乗った「オールウェポンズ・フリー」という電子音に合わせ、突っ込んだパルを中心として宇宙に爆炎の花が咲く。爆発音こそ間遠だが、その衝撃波はコズモメーバを薙ぎ払ってなお猟兵たちの腹に響く重さ。
「吹き飛んでいるのを見ると余計にグロいですね――あまり近づかず、一気に刻ませてもらいますか」
「では、遊撃の中でもカムイ君が前衛ということで。私は精霊たちの遠隔攻撃で行きます」
 パルが駆け抜けた後、千切れてなお再生・増殖しようとするコスモメーバの元へとカムイとシンの追撃が刺さる。バイク乗りの2人が繰り出すのは、突撃進路上を悉く撫で斬りにする斬撃投射と精霊魔法を用いた極太ビームによる薙ぎ払い。そのどちらもが非実体をメインにした攻撃故に、コズモメーバも捕食する対象が無くボロボロと溶けるようにして死滅していく。
 とはいえ、数が数だ――3人の猟兵が突撃し切り開いたルートも、後から押し寄せる他のコズモメーバたちですぐに埋め尽くされてしまう。ルートから遠い個体にとってはオブザーヴァーへ向かう方が優先されているのか、そもそも猟兵の誘いに乗らないコズモメーバも居り――
「ここは通行止めだ――細胞の一片も残しはせんぞ」
 オブザーヴァーへ向かったコズモメーバの一団を、イリーツァの生み出した水が包む。放射冷却により一瞬で凍結したそれは巨大なアイスボールとなり、直後、それに肉薄したイリーツァの放つ拳がコズモメーバごと氷塊を打ち砕いた。一瞬でフリーズドライされたコズモメーバたちに、その強烈な一撃に耐えるだけの強度があるはずもない。
「――ふん、圧縮するまでもない。外見通り、手応えはないようだな」
 地上での癖か、パン、と手を払ったイリーツァの背後から迫る別のコズモメーバ。
「とと、イリーツァさん、頭を下げてくださいねぇ!」
 そこに飛んできたのは小惑星にアンカーロープで体をつないだ優依だ。振りかぶったメイスを勢いよくぶん回せば、コズモメーバをクリティカルに捉える見事なバッティング。分裂する余裕すら与えぬ痛烈なフルスイングはコズモメーバの死骸を質量兵器に転化し、ホームランボールのようにぶっ飛んだコズモメーバが他の個体を巻き込んではるか彼方で爆発四散した。
「――助かった」
「いえいえ、それほどでもありまぐぇっ!?」
 拝むイリーツァに笑顔で応じる優依だが、言葉の途中でアンカーロープが伸び切って彼女の腹部を締め付けたらしい。どうにか淑女としての尊厳を保ちつつも、ヘルメットの中で優依の顔が一瞬青くなった。

●戦場の亡霊
「しかし、これだけ数が多いとなると――纏めて薙ぎ払う術が欲しくなりますね! ……ヴェノマ器官、切断しましたよ!」
 直接的に刃を当てては、コズモメーバに武器を食われる――その対策として、毒分泌器官の切断へと専念しはじめたカムイが、周辺に存在するコズモメーバたちのを粗方斬り終えたところで告げる。
「了解! ――精霊石に宿りし精霊よ、その力を解き放て!」
 そして無力化されたコズモメーバたちを、シンの一撃がまとめて吹き飛ばす。とはいえ、片手に閃光の魔盾を展開しながらの動きは開戦当初よりややキレが悪い――疲労の蓄積がバカにならないのだ。
 後方で討ち漏らしを叩くイリーツァと優依にかかる負担も時間を経るごとに増加しており、ようやくコズモメーバの群れに限りが見えてきたものの消耗戦の色が隠せずにいる。
「――対艦誘導弾、追加推進器、フォールオフ。残弾、ゼロ……なるほど、ここからは僕も白兵戦ですか」
 そして時間による消耗が最も大きいのは、最前線で囮として立ち回り続けるパルである。最後の1発を残した弾倉を投棄・爆破することで撃破数を稼ぐなど工夫はしたものの、それももはや限界のようだ。
「……エネルギー回路、オーバーフロウ! あと少しなら、僕自身が餌となってやり遂げましょう」
「無理はしないでくださいね、パルさん!」
 今度はロープの長さに気を付けながらメイスをフルスイングした優依がパルを気遣う声を通信に乗せる。が――
「それでも――やらなきゃならない時って、あるでしょう? パル・オールドシェル、吶喊します!」
 装甲の継ぎ目から余剰エネルギーを排出せねばならないほどの全力全開。気力を振り絞ったパルの全力に、コズモメーバたちが一気に引き寄せられていく。
「さぁ、食いつきなさい! ここより先へ、行かせは……!」
「「「「パル(さん)!!!!」」」」
 わらわらと、一瞬でコズモメーバの形成する球の中に飲み込まれるパル。残るコズモメーバたちが一斉にパルに襲い掛かった形となり、その球のサイズは直径100m程度をくだらない。
 それを見て他の猟兵たちが悲鳴を上げ、しかし彼女の覚悟を無駄にせぬために全力で攻撃を仕掛けていく。パルの体がコズモメーバに食い尽くされるのと、猟兵たちがパルの元に引き寄せられた最後のコズモメーバたちを倒しきるのが先か。
 ――そうやって、全力を振り絞った猟兵たちの思いに応えるかのようにして、不意にコズモメーバ球を割る閃光が奔った。
「――何が起こったのかは判りませんが」
 カムイの斬撃が、閃光で割れたコズモメーバ球をさらに細かく分割する。
「――この好機、逃しませんよ!」
 精霊銃の乱れ撃ち……精霊たちに己の魔力を提供しての連射を放つシン。
「ぶちかましますから、パルさんの救助はお願いします! ――いけぇ、小惑星ハンマー!」
 アンカーロープの繋がった小惑星を、ユーベルコードで強化された全身の力を使ってぶん回してコズモメーバ球にぶち当てる優依。
「――その任、請け負った。人をピックアップするのは、私の十八番だからな……!」
 そしてそれら攻撃で生まれた隙を突いて、最も小回りの利く移動方法……翼を持つイリーツァが突っ込む。

 ――良き戦士たちだ。この宇宙、頼んだぞ。

 コズモメーバ球に突っ込んだイリーツァの耳元に届いたのはその囁き。パルの体をピックアップする瞬間にすれ違ったのは、純白の装甲に旧解放軍のエンブレムを描いた人型機動兵器。
「誰だか知らんが――助かった」
 翼を撓めて、全力で羽ばたいてコズモメーバ球から脱出するイリーツァ。その姿を見送り、純白の機動兵器は軽く頷いた。
 そして、イリーツァが他の猟兵たちの元へと帰還したその瞬間――残るコズモメーバを全て巻き込む規模の爆発が巻き起こる。
 爆発が終わり、その場に残るコズモメーバの反応はゼロ。パルの記憶が呼んだ「彼」の協力を得て、猟兵たちはコズモメーバの撃退を完遂したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『彷徨する災厄』メルビレイ』

POW   :    星覆う巨躯
【満たされる事のない飢餓感】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【宇宙船や星をも飲み込む超弩級の巨体】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    星砕く巨躯
【満たされる事のない飢餓感の暴走】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【防御ごと粉砕する超弩級のヒレ】で攻撃する。
WIZ   :    星呑む巨躯
【超弩級の存在への戦慄】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【星をも飲み込む巨大な口】から、高命中力の【宇宙船をも捉える巨大な舌】を飛ばす。
👑7
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●星喰らう大鯨
 コズモメーバの殲滅から数分。オォン、という宇宙空間でも響く超音波じみた音が猟兵たちの「体」を叩いた。
 猟兵が介入しなかった場合、オブザーヴァーの残骸を喰らいつくしていたであろう宇宙大怪獣メルビレイだ。宇宙の漆黒に溶け込むその黒肌の巨体は、星の光が隠されることによってその威容が否応にもなく強調される。数sk離れているはずなのにうっすらと見えるその輪郭から分かるのは、その巨体がオブザーヴァーと同等かそれ以上のサイズであること。猟兵など、その巨体からすれば蚊のようなサイズでしかない。
 ――しかし、それでもやらねばならないのだ。ここで猟兵が退いては、メルビレイが食すのがオブザーヴァーの残骸からオブザーヴァーそのものに変わるだけなのだから。
 コズモメーバとの戦闘で失われた装備もあるだろうが、補給の時間はない。かの巨躯をも制する猟兵としての力を見せつけるときは――今だ。
シン・ドレッドノート
アドリブ連携OK
【SPD】

引き続き、タンデムされる方はご一緒にどうぞ。
この巨体に下手な防御は無意味。
機動性を上げつつ、敵の動きを見切り、回避を優先した操縦を行います。

「どれほど巨体でも、急所はあるはずです」
電脳ゴーグル『怪盗の単眼鏡』で観察した敵の解析を行いつつ、貴紅に騎乗して狙い撃つべき場所を探します。
必要なら体内に潜り込んででも、有効な部位を見つけ出しましょう。

「貫け、真紅の衝撃!」
急所を見つけたら、先程は温存していた真紅銃にライフルビットとソードビットを合体させて出力アップ、スナイパーのようにしっかりと狙いをつけて【真紅の狙撃手】による最大出力の真紅の光弾を3連射。敵の攻撃を封じますね。


イリーツァ・ウーツェ
【POW】
目を狙う……と言いたい所だが。
恐らく、他に同じ事を考える者が居るだろう。
なので、私は中から攻撃する。
UCを発動し、潰した目から潜り込む。
他の生き物同様に、鯨の目と脳は近い場所にある。
これだけ大きな体躯ならば、視神経の通る道でも潜り込めるだろう。
なにせ我々は蚊のサイズだ。
そのまま全力で脳を破壊する。脳は鍛えられないからな。
武器を使うより手っ取り早く両手と翼で掻き混ぜてやろう。
(UC+怪力+水泳(柔らかいので))
目から攻撃できる技は持っていないようだしな。
蚊に脳を刺されて死ぬがいい。


パル・オールドシェル
僕は――僕は、撃墜されてしまったんですね。
……後悔は無いけれど、まだ僕は役割を果たしきっていない。
ゆえに――”私”は望みます。
護るための力を。私に与えられた行動原則を遵守するための武器を。

惑星護る機巧、本来私が至るはずだった未成の”IF”の顕現。
護るべき惑星は喪われてしまったけれど、せめてあの船は沈めさせない。

私は【祈り】ます。大いなる力に抗うための力がありますよう。
かつて私に望まれた役割を、今彼らのために果たしましょう。

勝利を【祈り】、戦艦にすら匹敵する巨槍による大質量大威力の【捨て身の一撃】、そして全身に内蔵されたミサイルや対空砲の【一斉発射】による飽和攻撃で敵を討ち、船を守り抜きます。


クネウス・ウィギンシティ
@
「如何に強力で巨大であろうと頭部だけは弱点であるはず」

【POW】メルビレイの頭部を狙う

先程(2章)は、オブザーヴァーの甲板に待機していました。
甲板から送電ケーブルを引き出して自分と接続します(【メカニック】【防具改造】)。
「エネルギーバイパスをオブザーヴァーと接続……アームドフォートへのエネルギー充填完了」

アームドフォートに【呪殺弾】を込め、【スナイパー】として荷電粒子砲で頭部(脳)を狙撃します。
「CODE:GROUND ZERO。一掃します!」


月山・カムイ
来ましたか、星喰らい
アレ程の巨体の前には、私程度の矮小な存在などどれ程の……等と言っても居られませんね
私は守る為に来たのですから、ここでその巨体、断ち切らせていただく!

剣刃一閃とは断ち切る概念の様なものである
と、私は考えている
呪いを断ち切り、魔を断ち切る
ならば、その巨体であろうとも防御ごと粉砕する超弩級のヒレであろうとも、宇宙船をも捉える巨大な舌であろうとも
その動きを見切り、カウンターの刃を捨て身で叩き込めば、真っ二つに断ち切れるのではないか

できるのでは、ではない
やってみせるのだ
そうして出来た大きな隙があれば、あとは他の猟兵達に背中を預けられるだろう
頼みますよ


大道寺・優依
【心境】
「きゃー鯨です。鯨ですよ。」
鯨波美味しいんですよ。しかも貴重です…え?オブビリオンだから食べれない…そうなんですか…残念です。

【行動】
さっきのでカロリー消費したのでちょっとオブサーヴァーの格納庫に戻ってカロリー再摂取ができないのがつらいですが、宇宙食は宇宙服越しでもチューチューできるので肉味の宇宙食で我慢します。
何この感じ。目の前に巨大肉があるのに、実際に口にするのはジェル状の肉味宇宙食。…むなしい。。鯨喰いたいです…。

この悲しみをフードファイト・ワイルドモードで凶化、もとい強化したアタシの『怪力』で全力スイングのメイスで鯨のどたまを殴り倒します。

アドリブ、他猟兵との絡み:OK



●宙を泳ぐもの
 オォン、という声は鯨のソレに似て、しかしそのサイズは馬鹿げたほどに大きい。
 コズモメーバの群れを掃討し終えて数分――既にメルビレイは猟兵たちの眼前へと迫っていた。
「来ましたか、星喰らい……」
 愛機に跨り、近接戦を挑むべくメルビレイへと走るカムイ。あまりのサイズ感の違いに全く近づけている気がしない上に、メルビレイの方は猟兵の存在を無視するかのようにオブザーヴァーに向けて悠々と泳いでいる。
「ああも大きいと、下手な防御は無意味でしょうね――回避を重視して参りましょう」
 カムイのやや後ろを追うのは優依をタンデムさせたシンだ。装備したモノクル――シンプルな外見に様々な機能を盛り込んだ怪盗の単眼鏡が次々と表示するメルビレイの解析結果をシンが仲間と共有する。全長1sk程度のメルビレイの巨体は、どういう理屈かいわゆる水生の鯨をそのままスケールアップしたものであるらしい。
「見た時からそう思ってましたけれど、やっぱり鯨なんですね! ――鯨って美味しいんですよ!」
「――鯨が美味いのには同意するが、あれはオブリビオンだ。おそらく、喰えんぞ」
 シンの言葉に一気にテンションを上げる優依だが、それをばっさりと切り捨てるイリーツァ。
「……それは、残念、です」
 目に見えてしゅんとなる優依。食べれるのならば食べるつもりだったのは、フードファイターならではと言えよう。
「さて、しかしどうやって攻めたものですかね……」
 メルビレイと猟兵の距離はあと数百sm――カムイがそう呟いた時、はるか後方からメルビレイ目掛けて強力な一射が撃ち込まれた。

●超長距離狙撃
 時を少しさかのぼり、オブザーヴァー。その甲板にて。
「ええ、送電ケーブルをお借りします――はい、はい。ええ、停電などが起きることはないです。少々、チャージに借りるだけですので」
 クネウスはオブザーヴァー管制官と通信でやり取りをしつつ、アームドフォート「リア・ファル」にオブザーヴァーの電源ユニットを接続する。艦のバイパスと接続され、アームドフォート内へと急速チャージされていくエネルギー。姿勢固定用のアンカーを船外作業用フレームに接続し、クネウスは満充電を待機する。
「――シンさんはこちらにまで情報を送ってくれてますか。狙撃手として前線観測手の存在はありがたい……」
 クネウスの視界に映るのは前線から送られてくるメルビレイの位置情報――彼我の距離は数skをくだらない。亜光速まで加速されたクネウスの狙撃でも射撃、即着弾とはいかない遠さだ。
「距離補正良し、着弾時刻による補正良し――Sea of Corpsesとの最終接続、良し。その巨体、まずはこの一撃で穿たせてもらいましょう!」
 CODE:GROUND ZERO。超加速された荷電粒子という単純が故に重い一撃。
 数瞬後、クネウスの肩部ランチャーから放たれた眩い光がはるか彼方を泳ぐメルビレイの頭部へと直撃した。

●作戦名:Inch Boy
 最前線。クネウスの一撃はメルビレイの頭部を抉り、その肉を真空中にまき散らしていた。
「さぁ、一撃が入りましたよ――敵の足止めはお任せください! 行きますよ、ビット!」
 苦悶の声をあげてその巨体を撓めるメルビレイに対し、シンが追撃をかける。先のコズモメーバ戦では温存していた2種のビットと真紅銃――ライフルビットとソードビットを接続したことにより出力を強化したその銃によるバースト射撃がメルビレイの傷跡に次々と突き刺さる。
「ただでさえ痛む部分を連続して抉れば――そうそう自由には動けないでしょう!」
 真紅の光弾が着弾地点で根を張るようにして滲み込む。メルビレイの動きを阻害する魔力を込めたそれが、一時的とはいえメルビレイの動きを鈍らせる。
「じゃあ、それに続きますね――鯨を食べられないフラストレーション、食らいなさい!」
 そして、シンの貴紅から飛び降りた優依がアンカーロープを投げてメルビレイの頭部へ突っ込む。抉れた肉の下、露出した骨へアンカーをぶっさし、全力で振りかぶったメイスをぶつければ「ゴゥン」という重い音と共にメルビレイが揺れた――真上から叩き下ろしたその一撃、メルビレイの巨体からすれば面ではなく点で穿つその打撃は効果的に脳を揺らした。
「――食べられないのなら、肉味宇宙食じゃなくて魚味にしておけばよかった……」
 その嘆きを漏らしながら優依はメイスを乱打、乱打。目の前に美味そうなクジラ肉(オブリビオン)があるのにそれを食べられない、その上持ち込む宇宙食のチョイスを間違えたせいで空しさは倍では済まない。それを発散するように振るわれるメイス攻撃は、通常のオブリビオンが相手であれば一撃必殺の威力。
「――というわけで、脳震盪アタックはお任せください」
 ドゴン――ブン、ドゴン。チューブ食を一口吸う度にぶん回されるメイスがじわじわとメルビレイを苛む――が、決定打にはなり得ない。脳震盪で動きを縛れても、その頭蓋骨はメイスでぶち破るには分厚すぎるのだ。
「であれば――『私』ももうひと働きさせてもらいたい」
 ――その声は、不意に通信に乗った。
 闇を切り裂くのは白い装甲。全ての装備を使い切ったはずのパルが、真の姿を解放することによって最後の装備を取り出して戦線に復帰したのだ。
「この装備で護るべき惑星は既に無く。されど護ることのできる人は、この宇宙に生きている! かつての祈りを胸に、道を切り開きます!」
 星間物質を束ねて作り出した槍は長さ100mを下らぬ巨槍。アタッチメントに基部を固定し突撃する姿は、もはやパルが1つの槍と化したに等しい。
「――なるほど、外がダメなら内側から! 援護します!」
 パルの意図に気づいたカムイが即座にZX650のハンドルを切る。目指すはメルビレイの口――体の内側に繋がる通路、その入り口。
「剣刃一閃、これはただの剣技に非ず。いわば万物を切断する概念……メルビレイ、その巨体、真っ二つにさせていただきます!」
 ――斬、と。メルビレイの鋭い牙を叩き折り顎を割り、カムイの一撃がパルの道行を開く。
「――援護に感謝を。あとは任せます」
 そしてそこへパルが突っ込んだ。槍の一撃をメルビレイの喉奥へと叩き込み、口の中でぶっぱなすのは無数のエネルギーミサイル。狭い空間で打ち出されたそれは臨界ギリギリまで爆圧を高め――限界を超えた瞬間に全方向に向けて爆散した。
「――まったく、オブリビオンを相手にするたびに自爆するなんてバカがあるか」
 その爆風を突っ切るようにして飛ぶ影がひとつ。ミサイル臨界寸前にメルビレイの口に突っ込み、脱出時には爆圧に乗ってパルの体を拾ったのはイリーツァだ。
「そうやって突っ込む貴方も大概だと思いますけどね」
「こういった形で人を拾うのが仕事なものでな……パルは任せた」
 全身煤だらけになったイリーツァからパルを受け取るのはカムイだ。
「……外側からの援護は私たちにお任せを。何か目途が立ったのでしょう?」
「ああ、メルビレイには――蚊に刺されて死んでもらう」
 翼を広げ再びメルビレイの口へ突っ込んでいくイリーツァ――さすがにメルビレイも目前の「蚊」が己を殺しうる存在であると気付いたのか、折れた牙を剥きヒレで迎撃を試みる。
「――座標データ、送りますよ!」
『……受け取った!』
 が……ヒレが宙を叩くために振り上げられた瞬間にはるか後方からクネウスの狙撃が突き刺さる。シンの送る位置情報を元に行われる精密狙撃――その結果であるヒレに穿たれた孔を通り、イリーツァが再度メルビレイの口へ迫る。
「――それじゃあ、お口をあーんしましょうねぇ!」
 次いで、優依の強烈な打撃がメルビレイの頭蓋を叩く。強烈な衝撃はメルビレイの口を強引に開かせ、その隙間を縫ってイリーツァがついに口の中へと飛び込んだ。
「槍を借りるぞ、パル」
 そしてイリーツァが狙うのは、メルビレイの口内に突き刺さったパルの巨大槍。飛翔の勢いを足し、さらにはユーベルコードにより体のリミッターを全て外した一撃――掌底が巨大槍の石突を強烈に打った。
 ―――肉を穿ち神経を抉る生々しい音は、幸いなことに真空がその大半をカットした。
 メルビレイの喉奥に刺さっていた槍はその後端を押されることによりそのより奥へ――頸骨の隙間を穿つようにして叩き込まれ、メルビレイの脳髄を的確に抉る。
「――いかな宇宙怪獣とて、脳は鍛えられまい?」
 その掌底に続き、イリーツァが繰り出すのは無数の乱打。翼をも用いた打撃が槍を叩くたび、その衝撃で槍が動きメルビレイの脳髄をかき混ぜていく。
 その乱打が十数発を数えたところで――メルビレイは断末魔を上げて絶命した。

●オブザーヴァーの新展示物
 ――猟兵がオブザーヴァーに迫ったオブリビオンを撃退してからしばらく。
 既に彼らはそれぞれの世界へ帰還して久しいが……グリモア猟兵を通じてある招待チケットが彼らのもとへ届いた。

 ――宇宙怪獣標本展、開催

 さすがにコズモメーバは標本であっても危険だからかそのラインナップにはないが、今回猟兵たちが倒したメルビレイの頭蓋骨が目玉となる展示イベントが開かれるのだという。
 オブザーヴァーという古い船が未だに現役でスペースシップワールドの人々を魅了してやまない理由の一端をその展示イベントに見つつ、猟兵たちは自分たちの功績が歴史のひとつに加わった実感を得るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年06月23日


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 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#スペースシップワールド
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#戦後


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は黒玻璃・ミコです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト