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天荒北斗の陣

#サムライエンパイア


「まるで歯が立たん……!」
 物見台より戦況を眺め歯噛みするのは、正に蹂躙されんとする砦、その名も『北斗砦』を守備する侍大将である。
 数多の戦をくぐり抜けたその身は、老境に至るも未だ衰えるものではない。だが、この有り様はどうだ?
 冥府より還りしモノ共との戦は、己が青春を捧げたそれとは全く異質なものであることを認めざるを得ない。
 現に、あの妙な絡繰人形を引き連れた男一人に好き放題される始末。救援など、とても間に合うまい。
 この砦を枕に討ち死にか、と覚悟すると、背後からガヤガヤと威勢の良い声が迫る。
「お前らみてェなサンピン共に任せてらんねェってんだよ!」
 領内に屯する博徒の類いか。その脇には浪人と思しき姿も見える。
 武士でなくとも、腕に覚えのあるものはいる。この状況では頼もしい戦力だ。
 しかし――。焼け石に水であるという、確信に近い予感もあった。

「正に、天荒の地と言うべき土地柄だそうだ」
 ゆらゆらと、サムライエンパイアの景色が映し出されるグリモアベースで、馮・志廉(千里独行・f04696)は語りかける。
 戦場となる北斗砦は山間にある。砦が守るその地は、山に囲まれた天険の地である。僅かに居住可能な土地の形がちょうど柄杓の様である事から、その名がついた。
 しかし、険しいばかりで資源にも乏しく、戦略的重要性にも欠ける。大名同士で争っていた時代ならともかく、現在は寂れた僻地である。
 大局的に見れば、侍達が全滅してまで守り抜くべき地では無いのかも知れない。だが。
「どんな場所にも住む人があり、暮らしがある。容易く奪われてよいものでは、無い」
 力強く断言すると、戦況の確認に入る。

 攻め寄せているのは、サムライエンパイアのオブリビオンフォーミュラーと目されている信長配下の軍勢。遂に攻勢を仕掛けるほどの戦力を得たものらしい。
 赤い具足に身を包んだ武将が、餓鬼どもを兵卒として一軍を成している。
 その先手を務めるは、強力なオブリビオンである『伊原幻塔斎』だ。当人の戦闘力はもとより、その絡繰人形の手勢も、猟兵の力を持たぬ者達の手には負えない。
 まずは幻塔斎を討ち取り、北斗砦の軍勢を立て直す必要がある。
 味方戦力も多くはない。槍組、弓組、鉄砲組の足軽がそれぞれ数十名。虎の子の騎馬武者が二十騎程。
 加えて、集った侠客や武芸者が数十名。腕は立つものの、烏合の衆ではある。

「敵の数も多い。餓鬼たちを相手取るには、北斗砦の兵達と協力する必要がある」
 侍達は天下自在符で、侠客達は実力を示せば十分に協力してくれるだろう。共に戦い、この天荒の地を守り抜くのだ。


鉄錆
 鉄錆と申します。
 今回は、山間の砦で信長の軍勢を迎え撃つシナリオとなります。

 第一章は猟兵達で、敵の一番槍である『伊原幻塔斎』と絡繰軍団を撃破し、味方軍勢を立て直します。
 第二章では『餓鬼』の軍勢を相手に、軍勢同士のぶつかり合いとなります。餓鬼達が相手なら北斗砦の軍勢も戦力として数える事ができますので、采配を振るって頂く事も出来ます。砦は山道を塞ぐ形で建てられており、寄せ手は一方からのみやって来ます。
 もちろん、放っておいても侍大将が指揮を行いますので、個人としての戦いに集中しても問題ありません。
 第三章は、強力なオブリビオンである『戦国武将』との決戦を行います。この戦いには猟兵ではない兵達は参加しませんので、存分に力を振るって下さい。
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第1章 ボス戦 『伊原幻塔斎』

POW   :    茶運び人形
【絡繰人形が運んできた茶を飲む】事で【黒い瘴気で全身を包んだ姿】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    弓曳童子
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【長弓を持つ絡繰人形】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    文字書き人形
【絡繰人形が『縛』や『毒』等の文字を書く事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【その文字に応じた効果の呪詛】で攻撃する。
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 鬨の声は、聞こえない。
 あるのは、悲鳴、呻き、怨嗟――。次々と湧いて出る絡繰共の矢に、筆に次々と斃れて行く足軽達。
 助勢をかってでた侠客浪士達も、歯が立たないのに何ら変わりは無かった。
 戦場が諦観に包まれるなか、突如として現れた者達がいる。
 ――猟兵。
枦山・涼香
では、立て直しに必要な時間を稼ぐといたしましょう
せいぜい派手に戦って、勝機があるところを見せませんとね
士気が低くては勝てるものも勝てません

数多の狐火を周囲に浮かべ攻め寄せる敵へと斬り込みます
「絡繰などで止められると思うな!

絡繰は大太刀でなぎ払いつつ、多少の傷は気にせずに幻塔斎の元へ

殺気を浴びせて怯む相手とも思いませんが、受ければ只ではすまぬと思わせる斬撃で圧を掛けていきます
手数では劣ろうとも、研ぎ澄ました一刀でひっくり返してみせましょう
相手が踏み込んできたときに合わせ、命中を重視した狐炎歪曲斬を振るいます

一太刀浴びせたならば
「わたしたちが来たからにはこの戦、負けはありません

と大見得を切って鼓舞


四宮・かごめ
(しゅたっ)天魔の軍勢、彼方此方で好き勝手している様子。
お助け申そう。にんにん。

あの男、強さの大部分を人形に依存しているらしい。まずは数を減らさなくては。
【地形の利用】や【見切り】、【目立たない】などで被弾を最小限に抑えながら近付き、なるべく沢山の敵を射程に収めた所で忍法四宮流・梁塵秘抄を発動。一気に薙ぎ払う。敵に追いつかれる前に【逃げ足】と【ダッシュ】で撤退。細かいことは良いでござる。にんにん。



 人が戦うために必要なものは何か?
 武器?城?――それらも重要な要素では有る。しかし、何よりも必要なものは、士気。戦いに挑む、強い意思だ。
 枦山・涼香(烈華なる黒狐・f01881)は、それを深く理解していた。
 侍大将に天下自在符を見せて助太刀を申し出た涼香は、ず、とその身には不釣り合いとも見える大太刀を抜く。
「まずは、立て直しに必要な時間を稼いで見せましょう」
 さらりと言ってのけた涼香の隣に、しゅたっ、と降り立つ影ひとつ。四宮・かごめ(たけのこ忍者・f12455)だ。
「あの絡繰男、その強さの大部分を人形に頼っている様子」
 忍の技で先駆けて、戦場の様子や幻塔斎の戦力を観察してきたのだ。かごめもまた、この砦に活力を甦らせようと動く者。
「お助け申そう」
 侍大将に一言そう告げると、かごめはしゅばっ、とその場から消え去る。とぼけた雰囲気からは想像もつかぬが、やはり忍、と老武士は感じ入るのだった。

 ポッ、ポッ、ポッ……と火が灯る。涼香の廻りに浮かぶ狐火。その青白い輝きは、静かな中にも激しい心を備えた涼香の心にも似る。
 今は、その輝きを戦場で鮮やかに舞わせ、味方を鼓舞するのだ。
「絡繰などで止められると思うな!」
 疲れ知らずの人形によって、矢は絶え間なく放たれる。その中に楔を打ち込むべく、涼香は単身斬り込むのだ。
 迫り来る矢を、その手の大太刀で大きく、それでいて鋭く払いのける涼香。全ては無理だ。命中せず、その身を裂く程度の矢は捨て置く。
 そうで無くては、この陣を突破し、幻塔斎の元へはたどり着けない。弓曳童子共を薙ぎ払い、幻塔斎への道が開けたと見えた瞬間。
 更にその奥に、文字書き人形達が控えていた。或いは、誘い込まれたか――。

 その間にまたもやしゅたっ、と降り立つ影ひとつ。かごめだ。
 涼香が派手に突撃するその陰で、スルリと陣中に忍び込んでいた。
 位置は敵陣のど真ん中。狙い通りと、その手の腰鉈を掲げると、それは竹の花弁に変じてパッと散る。
 激しい花吹雪は周囲の人形共を巻き込み、切り裂いて行く。これぞ『忍法四宮流・梁塵秘抄』。
「――四宮流、とくとご賞味あれ」

 薙ぎ倒される人形共のその隙間。今度こそ、道は開けた。
 陣を立て直される前に一太刀。勝負は一瞬だ。
 激しい剣気を放てば、幻塔斎もまた応じる。この男、単なる技師に非ず。
 岩をも砕く力を持つ、絡繰の右腕が涼香に鋭く迫る!
 しかし、涼香を打つ事は無かった。朱の大太刀が纏う蒼炎は間合いを狂わせた。
 一気に炎を凝縮させて間を詰めれば、一閃。
 血を流した幻塔斎は獣の如く後退し、人形共に紛れた。

「わたしたちが来たからにはこの戦、負けはありません!」
 砦に向き直り、皆に大見得を切る涼香。無論、砦には歓声が上がった。
「まずは十分でござろう」
 撤退を促すかごめに、どうやって?と戸惑う涼香。
「細かいことは良いでござる。にんにん」
 そうとぼけて見せるかごめだが、その細かい事を丁寧に見ることこそ、忍の手腕。かごめの眼は既に逃げ道を捉えている。
 かくして二人は敵陣に一番槍を着け、見事逃げおおせて見せたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

天春御・優桃
さ、暴れるとするか。

転地鉄塵、戴天空刃を展開。
山間、射ち下しか。良い立地だ。
木々や崖を【地形の利用】で【空中戦】、【ジャンプ】【ダッシュ】合わせて【ダンス】が如くな。

【存在感】【誘惑】【時間稼ぎ】で弓矢やらの囮になりながら、斜線を通す。上の兵が矢やら攻撃の標的になれば、優先的に排除。
【第六感】合わせて、周囲に気を配り続ける。
連携乱して飛び出す奴とか、流石にこの状況じゃいねえか、杞憂だな。

壁を這い上がられてりゃ、槍隊に頼む。鉄塵の刃で追い落とせるなら落とすがな。
カラクリが少なく、兵に任せられるなら、親玉の方を狙っていこうか。

よう。随分と壮健な爺さんだ。
ちょいと遊んでくれねえか?

アドリブ歓迎


逢坂・宵
久々のサムライエンパイアですが
いまだに苛烈な戦いが続いているのですね
こういう戦いこそ、僕たち猟兵の本領発揮の役どころ
さぁ、全力で戦いましょう

「地形の利用」でできうる限り狙撃に望ましい立ち位置を確保しつつ
「第六感」で射程と射線が開けるタイミングを狙います
僕は後方支援かつ遠距離砲台ですので
前衛で切り込む皆さんの邪魔になることがあってはいけません

「属性攻撃」「一斉発射」「鎧無視攻撃」「高速詠唱」「全力魔法」「2回攻撃」を乗せた
『天航アストロゲーション』で狙い撃ちを行います

敵の「文字書き人形」については「オーラ防御」と「呪詛耐性」で耐え切り
「カウンター」「衝撃波」で対応しましょう



 天険の地たる北斗砦。その理を深く解し、己に利する者達がある。
 木々の間を舞うが如く駆け抜ける天春御・優桃(天地霞む・f16718)。
 見晴らしの良い高地を確保して敵陣を見据える逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)。
 彼らは期せずして、しかし抜群の連携を発揮する事となる。

 先に猟兵達に手痛い襲撃を受けた幻塔斎だったが、すぐさま立て直し、強引に砦の攻略にかかった。
 拠点を失えば猟兵と言えど退かざるを得まいとの判断である。
 弓曳童子の矢は正確。味方の弓や鉄砲等はこのままでは為す術無く撃ち抜かれてゆくだろう。
 させじと空より躍り出るは優桃。その手足に纏わせた塵鉄、烈風、いずれも鋭い。
 砦を狙った童子を切り裂くや、その残骸を蹴り再び舞い上がる。こうなれば、優桃を無視して砦に射かける等出来はしない。
 童子達の注意を一身に集めて駆け、跳ね、舞う優桃。味方を射たれず、味方に射たれず。無論自陣からの矢や弾丸の射線も塞がぬよう戦っている。
 この距離なら鉄砲での援護が期待できよう……そう考えた優桃の頭上を通過したのは予期もせぬ物。
 ――隕石だ。

 それは高台から狙い撃つ、宵の『天航アストロゲーション』によるもの。
 この局面における自らの役割を後方支援と見定めた宵は、遠距離からの砲撃に徹しているのだ。
 全線で優桃が作り出した隙を正確に、かつ激しく、宵のもたらす隕石が打ち崩してゆく。
 歴戦の侍大将を未知の技術、圧倒的な力で翻弄した幻塔斎も、今度は逆に度肝を抜かれる事となった。
 今だかつて、このような天災とも呼べる支援砲撃を受ける戦場など体験した事は無いのだから。
 これぞ、猟兵の戦い。
 その時、がさりと音がする。脇から這い出して来るは、文字書き人形。見つかったか。
「ふふ、流石ですね。それでこそ、全力の出し甲斐もあると言うものです」
 人形が、筆を走らせ飛び掛かる……!

 優桃と、強力な掩護射撃によって童子達は蹴散らされた。ヒュウッと口笛を吹いた優桃は、砦の守備は十分と見て、幻塔斎に向けて駆ける。
 最も見つかりづらい経路を行き――。居た。
「よう。随分と壮健な爺さんだ。ちょいと遊んでくれねえか?」
 如何なる時も余裕は崩さぬ。まるで旧知の肩を叩くかの如く、自然に、無理無く、そして鋭く、切りつける。
 幻塔斎もさるもの、十分に渡り合うが、突如飛来した隕石が幻塔斎を狙う。
 その呪詛に対する深い造詣から、文字書き人形を何とか退けた宵が、砲撃を再開したのだ。
 轟音と爆風に浮き足立つ幻塔斎。優桃の姿を見失ったが……優桃は、翔んでいた。
 『塵鉄』により全身に風を纏った優桃は隕石のもたらした爆風に乗って飛び上がり、上空から塵の刃を撃ち下ろす!
 その刃は鋭く、幻塔斎の絡繰の右腕を深く抉ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神酒坂・恭二郎
「さて。こんな僻地に何の用事かねぇ」
着流し姿で現れ、蹂躙を邪魔しよう。
ここにはこの暮らしがある。冥土還りは及びじゃない。
「お還りはこちらだよ。まずは俺から相手をしてくれ」

スペース手拭いを抜いて、一振りし人形の首に絡め。
手首の返して強く引いて首を捥ぐ攻撃で先手を狙う。【クイックドロウ、ロープワーク】。
後は戦況に合せ、布を鞭、槍、斧等に使い分け、千変万化の布操術で暴れつつ、からくり人形を蹴散らしつつ、本命は【茶運び人形】。
布鞭の攻撃の隙間に【おびき寄せ】、制限した時間と空間の中での動きを【見切り】、背中を当てる体当たり【グラップル、鎧無視攻撃】で【カウンター】を狙おう。

【改変連携歓迎】


両角・式夜
背後には砦、向かうは大軍勢……
よいな!実に良い!!
しかも後方にも強者が控えてると言うのがまたたまらんな!

先ずは、あのからくり技師をなんとかせねばならんか。
ならば、わしはガンガン攻めさせて貰おうかな
援護は誰かがするだろうしな

幾らかの怪我は【激痛耐性】で無視するぞ!
【敵を盾にする】で、文字書き人形の文字を防ぎながら、技師本人に肉薄出来ないだろうか?
あれだけは動きが制限されそうだから、気を付けねばな!

他の人形は【薙ぎ払い】でもなんとかなるだろう
技師さえ何とか抑えれば、かなり楽になるからな!味方も援護や救助もしやすくなるだろうしな!

(アドリブ、絡み大歓迎です!)



 殺気漂う北斗の地に、二人の着流しが映える。
 片や赤。片や緑。
 この戦場の空気に武者震いし高揚を隠しきれぬ両角・式夜(銀錫赤竜・f01415)と、飄々とした風情の中に義を湛える神酒坂・恭二郎(スペース剣豪・f09970)だ。
「こんな僻地に何の用事かねぇ」
「いやいや、こんな地だからこそ、たまらんではないか!」
 互いに視線を交わせば、笑み。片やニヒルに、片や無垢に。
 それが合図だっかたのように、人形の陣に向けて駆け出した。

 式夜の狙いは単純明快。攻めて、攻めて、攻め抜いて、幻塔斎を狙う事だ。
 幸い、城の防備も他の猟兵の活躍で問題ない。当たるを幸い、その手に握る紅の刀、『都祁愚姉香』で次々と童子共を薙ぎ払ってゆく。
 無論、矢は次々と飛来する。当然、可能な限りは払いのける。残念ながら、幾らかの矢はその身に傷をつけてゆく。
 だが、それが何だ?この身に受ける痛みなど、目の前の大目標に比べたら、意識するだけ損と言うものだ。
 そうら、とうとう目標の幻塔斎のお出ましだ。脇に控えるは、茶運び人形に文字書き人形。警戒すべきその筆先を鋭く見据えると、紅刀で刺し貫いた絡繰童子を前面に据えて盾とする。来るなら来い!
 ――その背後。僅かに致命傷を免れた弓曳童子が、ギリギリと弓を引き絞っていた。狙いは、式夜。

 いざ、満を持した矢は放たれた!……が、放った筈の矢は式夜へと飛んでは射ない。
 何が起きたか、と首を廻す童子が捉えたのは、手拭いで巻き取った矢を弄ぶ恭二郎の姿。そして、それは最期の景色でもある。
 次の瞬間、毒蛇の如く鋭く伸びる手拭いが童子の首に巻きつくや、恭二郎の手首の返しと共にそれをもぎ取ったのだ。
「冥土還りの小僧さん達、お還りはこっちだよ」
 恭二郎を排除せんと寄ってくる童子達に飛び込むや、スペース手拭いが奔る。
 振るえば鞭、突けば槍、叩きつければ斧と化す。
 その軌道、その間合い、百変千幻し到底読めるものではない。

 手拭いは、とうとう式夜と対峙していた幻塔斎達にまで間合いを延ばした。
 敵味方入り乱れて激しく立ち回る中、流石幻塔斎は異変にいち早く気づく。
「いかん!」
 だが、時既に遅し。彼にとって重要なサポート要因である茶運び人形は、トン、と背中に軽い衝撃を感じた。それは、背中合わせに立つ恭二郎の背。舞わせた手拭いに誘い込まれ、必殺の間合いへ――。
 次の瞬間、その背からの激しい衝撃に吹き飛ぶのだった。
「ほら、ぼさっとしてる暇があるのか!?」
 幻塔斎が振り向けば、唐竹割りに両断された文字書き人形の姿。
 剛勇の二人にこれ程肉薄されては、戦の指揮などできるものではない。
 式夜の狙いは、見事的中したと言えよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

三条・姿見
SPD/※アドリブ、連携可

どんな場所にも住む人があり、暮らしがある…
概ね、同意見だ。見過ごすわけにはいかないだろう

抜刀し、白兵戦にて応じよう。
【2回攻撃】を主軸に手数を稼ぐ。距離を取るなら【撃剣】投擲で追撃を。
…武器の刃には全て【マヒ攻撃】の薬を仕込んでいる。
人形召喚までが勝負とも言えるだろう。
可能な限り敵の動きを制限し、次の策へと繋げたい。

弓曳童子召喚後は【早業】にて【鋼糸】を放つ。
…狙うは、伊原幻塔斎。
動きの鈍った【敵を盾にする】ことで弓兵相手の場を凌ぎ、
【カレイドスコープ】にて各個撃破を試みる。

人形の集合、合体は反撃の好機。弓の一射を【残像】で回避後、
距離を詰め【なぎ払い】を仕掛ける。


音羽・浄雲
※アドリブ、連携歓迎です。

 風にはためく木瓜紋。浄雲はその旗をよく知っていた。
「織田。悪鬼共が顕世に障りを為さんとしますか」
 怨みに焦がれる気持ちを抑えただ静かに印を結んだ。唱えた術は音羽忍法【餓者髑髏】、地面に広がった赤黒い八卦陣から骸の兵者の一団が顕現する。
「命も心もない絡繰に我が音羽衆は負けません。さあ織田の将よ、我等が意趣返しをとくと味合わせて差し上げましょう」
 腰から抜いた【謀り長慶】を敵将に差せば、合図を待ちわびていた音羽衆が駆けだした。浄雲もそのあとに続いて駆け出す。
 敵は弓兵、されどこちらは既に一度死した身であり死も恐れなければ矢を受けても止まらない精兵達。狙うは敵将の首一つ。



 猟兵達と幻塔斎が激しくぶつかり合う、更にその奥。音羽・浄雲(怨讐の忍狐・f02651)の目に微かに映るは、風にはためく木瓜紋。
 脳裏から決して消えてはくれぬその印を目の当たりにし、心中に去来するは無
念、怨嗟、復讐心。
 キッと見据えるその横に立つ、一人のヤドリガミ。三条・姿見(鏡面仕上げ・f07852)だ。
 同じく必ず遂行せねばならぬ目的がある者として、その鏡に彼女の姿は如何に写るのか。
 だが今は、この地に住まう無辜の民のために、その力を振るうのだ。
 猟兵達の戦いで乱れきった陣を抜け、一気に幻塔斎を討ち果たすべく、二人は動き出した。

 最早、幻塔斎を側で守る強力な人形も無い。城攻めのために弓曳童子を散開させていたのも今となっては痛恨。
 容易く幻塔斎に接近する事ができた姿見は、その刀『封刃・写』で斬りかかる。
 その太刀筋は鋭い。尋常のものが一振りする間に、一体何度襲いかかるのか?
 再び弓曳童子が数を揃える前に、可能な限り……。

「織田。悪鬼共が顕世に障りを為さんとしますか」
 追い立てられる幻塔斎を前に、冷たく言い放つ浄雲。
 勿論、かの男に直接恨みのある訳では無い。だが、織田の軍門に居るのならば同じこと。必ず首を挙げるのだ。
 そんな事は口には出さない。ただ静かに印を結べば、足元に広がる八卦の陣。血のように赤黒いそれから染み出るように顕れるは、かつての仲間。骸の兵士達。
 どこか哀しげとも思えるそれらは、浄雲の采配を待つ。

 再び数が揃いつつある弓曳童子の群れの中に幻塔斎が退こうとした時、僅かに油断したか。姿見が放った撃剣が、掠り傷を作った。
 到底致命の一撃足り得ず、無視して問題ない。が、姿見は口角を上げる。次の策だ。
 幻塔斎が姿見を射るよう命じたのと、姿見が放った鋼糸が幻塔斎の右腕に巻きついた事、それと幻塔斎が己の体の異変に気付いたのは殆ど同時だった。
 姿見は幻塔斎を引き込んで盾にする策。だが、射撃中止の指示は無い。弓の正確を信じる故だ。
 引き込みよりも僅かに速く矢が姿見を捉えるか、と見えたとき、多数の壁が現れた。骸の音羽衆だ。
 矢も、死も恐れない。何せ、既に死している。
 浄雲の指示のもと、痺れに動けぬ幻塔斎に殺到する音羽衆。
 阻止せんと動く弓曳童子達は、『カレイドスコープ』に阻まれる。
 ひとつ、絶叫が上がった後の沈黙。
 積み重なった音羽衆の下から這いずり出た浄雲が、その手に掲げたものは、幻塔斎の――首。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『餓鬼』

POW   :    共喰い
戦闘中に食べた【弱った仲間の身体の一部】の量と質に応じて【自身の傷が癒え】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    飢餓の極地
【究極の飢餓状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ   :    満たされぬ満腹感
予め【腹を空かせておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
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 先鋒は討たれた。
 降ってわいた勝機に沸き立つ北斗砦だったが、すぐさま第二陣の餓鬼共が迫る。
 その数は多く、一々戦っていれば猟兵と言えど切りがないが……。
 侍達は勇み立つ。侠客連も、気炎を上げる。
 砦の将兵一丸となり、魔王の軍勢を押し返すのだ。
四宮・かごめ
少々、数が少ない様子。槍兵を貸しまする。

ーー死霊槍兵、三十六。
これを四人一組に。前線を駆け回らせ、他の軍勢を支援させまする。
長槍の死角に潜り込んだ餓鬼を四人で押さえつけ、滅多刺し。あるいは攻撃に晒された弓鉄砲の盾に。二人になった組は合体して好きに動いて貰うつもりにございまする。他に侍大将殿の指示があれば如何様にも。

……。良し。これで好きに動けるでござる。それがしは竹把台明神と【ジャンプ】【クライミング】【ロープワーク】などを駆使して、どこか餓鬼共が登って来られない場所を探し、そこから印字を【投擲】。【地形を利用】して思い切り打ち下ろすつもりにござる。にんにん。



 餓鬼の軍勢が、動き出した。
 元々天険の地であり、侵攻路はある程度限られる砦である。敵が採ったのは、正面から殺到する人海……ならぬ、鬼海戦術。
 そしてそれは、如何なる奇策よりも驚異であった。

「少々、数が少ない様子。兵を貸しまする」
 何もない、と思っていた所に突如現れたかごめの提案に、侍大将は驚愕しつつも受け入れる。
 しかし、どこにそのような兵が?と訝しむ侍大将を横目に、かごめは印を結ぶ。
 尋常の忍法に非ず。四宮流の中でも、特に外法に区分される技術。
 その名も『突捨』。かごめが念ずれば、死したる兵を喚び出すのだ。
 果たして、それは顕れる。如何にもという天冠を頂いた落武者狩りの死霊兵、その数三十六。
 それぞれを四人組に分けると各足軽組に振り分けたのだった。
「ありがたや!采配はお任せあれ!」
「よく働くでござるよ。タダで。にんにん」

 かくして死霊兵達を預けたかごめは、断崖絶壁を駆け上る。
 岩を蹴り、蔦を取り、あわや落下か?と見えるや、実に都合よく生えている竹を足場に、見事な足取りでどんどん登って行く。
 この竹、何を隠そうかごめの守護霊である。足場となるために時々に出現するのだ。とはいえ、やはり超人的な身体感覚と言えよう。
 茶を喫する程の時も経たず、目的の場所にたどり着いたかごめは、戦場を一望する。
 激突する両軍の中にあって、死霊兵達は、その竹槍で殺到したり、弓組の盾となったり。
 事前に伝えた戦法の通り、侍大将は上手く彼らを使ってくれているようだ。お陰で味方の損害は今のところ見受けられない。
 満足げにひとつ頷くと、傍らに落ちている石ころを拾う。たかが石ころ。だが。
 遥か下の餓鬼共目掛けて打たれたそれは――弾丸と化した。
 餓鬼は高所からの狙撃に気付くも、到底近づけるものではない。
 前方からは足軽や死霊兵、上からは弾丸のごとき飛礫。進むに進めず、引くに引けず。
「まだまだ、弾はいくらでもあるでござるよ」
 一石二鬼、或いは三鬼。次々と打ち倒して行くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神酒坂・恭二郎
「難しい話じゃあない。体勢を崩した奴だけ討てば良いのさ」
砦の将兵に告げて、刀も抜かずに陣頭に立つ。

やる事は単純で必要なのは【覚悟】だけだ。
機敏な動きで敵を【おびき寄せ】、緩急及び微妙な視線や体重移動で敵の攻撃を誘導して【見切り】外させる。古伝に言う蜃気楼の極意だ。
大振りがあれば【カウンター】の【グラップル】で、背を押しあるいは足を払う。
長丁場の基本は無駄な動きをせず、最小限の動きで済ませる事だ。

「ほい、三丁あがり」

何せ今回は後ろに味方がいる。十分に崩すだけで、トドメはあちらでしてくれる寸法だ。
とにかく気が滅入る相手である。
貧乏籤を引いた好漢達には華を持たせてやりたいものだ。

【アドリブ連携歓迎】


音羽・浄雲
※アドリブ、連携歓迎です。

 敵は数多、一方此方は士気は高く猟兵を擁しているが数では圧倒的に劣る。多勢に無勢とまでは言わないまでも損失も多いと浄雲は判断した。
「寡戦とあらば一計案じると致しましょうか」
 浄雲の少数精鋭の忍びの出。多を討つ策はいくつか覚えがあると、数人の侍衆と侠客を集めた。
「数で劣る我等は彼奴等の脚を穿ちましょう」
 侍と侠客を前線に出すわけにはいかない中で浄雲が立てた策は彼等による弓鉄砲の掃射だ。
 彼等の放った飛び道具を囮にし、本命は浄雲の張り巡らせた絡新婦による足止めと詭り久秀による殺傷。上に気を取らせ下から絡めとる二段構えの罠。
「彼方は群羊、此方は猛虎。勝敗は数に非ず」



 狂おしい叫びをあげて、もの凄まじい勢いで攻め立ててくる、餓鬼の一団がある。
 敵将の采配か。膠着する戦場を貫かんと放たれた、極限の飢餓状態まで追い込まれた餓鬼達だ。
 生者を喰らうまでは決して止まらぬ。さながら狂える虎の様な、そういう一団だった。
 士気を比べるなら、味方衆は呑まれかねない勢い。ここは押さえどころと見た恭二郎と浄雲は、侍や侠客達の中から腕の立つものを選りすぐり、餓鬼の進路上に立ちはだかった。

「数で劣る我等は彼奴等の脚を穿ちましょう」
 そう言って浄雲は、今や目前まで迫った餓鬼達の前に立つ。もとより音羽は少数精鋭。寡を以て衆を討つは常套。
 少し間を空け並び立つ恭二郎。
「難しい話じゃあない。体勢を崩した奴だけ討てば良いのさ」
 後方に控える侠客達にさらりと告げれば、刀も抜かずに鷹揚に構える。
 そして、浄雲の合図と共に、強弓が自慢の物達が我先にと餓鬼達に向けて矢を放ち始めた。

 極度の飢えが、むしろ餓鬼の力を大幅に増す。降り注ぐ矢も、打ち払い進む。
 ゆらりと立つ恭二郎は、その群れに虚しく飲み込まれた……否。
 恭二郎の視線の動き、微かな揺らぎ、或いは僅かな呼吸の拍子。
 それらが、ただ本能の塊となって襲い来る餓鬼共の本能に働きかける。飛びかかろう、喰らい付こう、避けよう――。
 各々に仕掛けたほんの小さな崩しは、大群の中にあって倍増する。
 或いは恭二郎が、押してやり、或いは鬼同士でぶつかり合い。
 ギリギリの所で恭二郎をすり抜けた鬼達は、待ってましたとばかり長脇差を振り上げた侠客達によって次々と討ち果たされて行く。
「後ろに味方が居るってのは、いいもんだ」
 義士に華を持たせる、粋な計らいであった。

 無論、中には矢も払い除け、鬼同士でぶつからず、何とか無事にすり抜けてくる鬼もある。
 後もう少し駆け上れば、念願の食事だ。
 一心不乱に進もうと足を動かす餓鬼達だったが……あちらで一体、こちらで一体、次々とつんのめり、バタバタと倒れて行く。
 彼らは、降り注ぐ矢と恭二郎の奇っ怪な技を警戒する余り、失念していたのだ。もう一人、忍の居たことを。
 餓鬼が足を見やれば、何かが絡まって動けぬ。これは……蜘蛛の糸?
 然り。これぞ音羽忍法『絡新婦』。復讐鬼たる浄雲が、雑兵であろうとも織田の手先を見逃せようか?
 浄雲の手には、またもや糸の様なもの。だが、先程とは違う。この糸は、斬れる。
 絡まり倒れた餓鬼共は、憐れ細切れ、或いは矢の餌食、いずれかの運命をたどることとなる。
 かくて食い止められた餓鬼。今となっては、どちらが虎か、明らかであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

逢坂・宵
ふふ、ふふふ……
集団戦ですか、実に燃えますねぇ
僕は、実は単体の敵よりも集団戦のほうが得意なんです
だって―――数が多ければ多いほど、当たりやすいでしょう?

「地形の利用」と「第六感」で敵を集めるにふさわしい場所を推測・判断
「存在感」をもって敵を「おびき寄せ」て
僕自身は同じく「第六感」で判断した「目立たない」で様子を見やすいところに隠れていましょうか
「視力」がありますから、たとえ距離が離れていても問題ありません

「属性攻撃」「一斉発射」「鎧無視攻撃」「高速詠唱」「全力魔法」「2回攻撃」「範囲攻撃」をのせた
【天撃アストロフィジックス】で敵の殲滅を図ります

ほうら、星は美しいでしょう
冥途の土産にお持ちなさい



 敵大将には、懸念があった。
 それは、幻塔斎が討たれる前後に見えた、流星。
 遠方にて詳細は見えずとも、歴戦の勘がそれを支援砲撃であると見抜かせた。
 軍勢にとっての脅威……。餓鬼の別動隊を組織して砲撃に最も都合の良い地を割り出し、向かわせたのだった。

 砦周辺の地図を前に唸る侍大将に、宵が語りかける。戦場の高揚を隠すつもりも無く、どこか楽しげですらある。
「ふふ……。ここ、でしょうね。僕は、ここに向かいます」
「いや、しかしここでは……!」
 異議を唱えようとする侍大将を視線で制し、微笑みかける宵。
「大丈夫、僕の勘は当たるんですよ」
 そう言って駆け出した宵を侍大将は見送る。最早、猟兵の皆を信ずることのみが、この地を守り抜く唯一の方策なのだから。

 宵が侍大将と図っていたのは、砲撃を行うための見晴らしの良い場所である。
 しかし、最も砲撃に都合の良い場所は、敵将も見逃すはずが無い。
 その地点に、別動隊の餓鬼達が殺到する。あわや、星を降らすこと叶わじか……?
 だが、その地点に宵の姿は無い。そして狼狽える餓鬼共の頭上に、星は降り注いだ。

「これは良い。狙う必要もありませんね」
 宵が陣取ったのは、更なる奥地。あえて最も砲撃に適した場所では無かったのだ。
 自分を狙いに来る策を読んで逆手に取り、逆に別動隊を一網打尽。
 餓鬼共の冥土の土産には、少々この星々は壮麗に過ぎるかも知れない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

三条・姿見
POW/アドリブ、連携可
同案既出時は援護へ

過去の記憶を手繰ろう。
鏡たる俺がいた部屋で、机上の駒へと向かう当主の背。
広げられた地形図…さて、どのような配置だったか

地の利はある。兵達を借り【地形の利用】を試みよう。
槍組と侠客は砦を背に迎撃態勢を。…最終防衛線だ。
弓組は鉄砲組と二手に分かれ、山道より外れた高台に。
騎馬武者はさらにその先へ回り込み潜伏

餓鬼をある程度引き付け、
銃の射程へ差し掛かる位置にて【大爆炎符】発動。
発破が合図だ。敵後方より騎馬武者をけしかけ
同時に左右より一斉に射掛ける。統率を乱し、混乱に乗じよう
弓と鉄砲組は乱戦の際、逃れる個体の優先撃破を。

“共食い”は俺が。【2回攻撃】にて対処する


天春御・優桃
猛れよ、ツワモノ。

UC「地吹」発動して、天地の【属性攻撃】を宿らせ、侍や侠客の味方を強化しつつ、神出鬼没の遊撃に出る。

【ダンス】のように舞い【ダッシュ】【ジャンプ】【地形の利用】を駆使して【空中戦】
味方兵の動きを見つつ、効果的に戦場をかき回す。

はっ、大見栄切るなら相応に働いてみせろ。
符持ちに手柄かっさらわれて、引き下がるタチかよ。

血気盛んな奴らを焚き付けて、意気を高める。
死なねえように、目は付けておくさ。
【誘惑】【存在感】で自分に攻撃を誘引して、擬似的に庇ってやる。
敏いやつは気づくか。まあ黙っておいてくれるだろ。

アドリブ連携など歓迎


両角・式夜
うーむ、目指せ!一騎当千!だな。

軍略についてはわしの専門外だしな
そっちはそっちに長けた者に任せるとしよう!
であれば、わしは思うままに暴れるとしよう!
この地竜が、お前等に食われる前に喰ってやろう!

防御面では【武器受け】や【敵を盾にする】を活用しようか
多勢で気にする事はひとつ。囲まれない事だな!
突進はするが、出過ぎず、仲間の援護射撃が届く範囲を意識せねばな
なぁに、留まらず動けば囲まれる事も無かろう
囲まれたり背後には【第六感】と言う危険察知で動く方がノータイムで対応していけそうだ

集団と言うのは動きが単調になりがちだ
そこを轟折で力ずくに押し込んでくれよう!

(アドリブ、連携大歓迎です!)



 覚えている。鏡たる俺の前で、卓上の駒を何度も、何度も行き来させる、当主の背を。
 今、自分も同じように地図を指差し、隊の配置を論じてみれば……案外、覚えているものだ。理屈は聞かずとも、ずっと見ていたから。
 侍大将と確認を行い、姿見は侍達に采配を振るう。今までは、防衛戦。今この時より、織田の軍勢を撃ち破る戦になるのだ。
 全軍に指揮が行き届けば、狙い通りの陣形に。砦の正面に槍、侠客隊。脇の高地に弓、鉄砲隊。そして大きく戦場を迂回させ、敵陣を切り裂く切り札としての騎馬武者隊を敵後方へ。
 ぶつかり合いから砦ギリギリまで引きずり込み、一挙に畳み掛けるのだ。
 だが、一抹の不安も残る。果たして、砦前の槍、侠客隊が受けきれるかどうか……。

「見事なものですな!」
 眉間に皺を寄せて戦場を睨み付ける姿見に、あくまで朗らかに語りかけるのは、式夜。
 彼女は軍略を弄ぶ事はしない。それを得意とする物が指揮を採れば良いと考えているし、また、彼女は確りとそれを信じる事ができる。
 そうであってこそ。
「おかげで、わしは思うままに暴れられますぞ!」
 まさしく腕がなる、といった所。
 その姿に、姿見は光明を得る思いがした。

「この地竜が、お前等に食われる前に喰ってやろう!」
 迫る餓鬼の軍勢を前に、式夜が吼える。
 正面で受け止める戦力が少ない事は理解している。なればこそ、自らが一軍の働きをする覚悟。
 愛刀『都祁愚姉香』を片手に、式夜は単騎、突撃を敢行した。その姿、一騎当千。
 勿論、考え無し等では無い。彼女なりに、対多数の方法論を持っていた。
 まず、四方を囲まれぬ事。切り込む時でも必ず退路を作り、動き回って捉えさせない。
 もう一つ、集団で動くとどうしても行動に制限が多くなり、或いは隣に釣られ、自然動きは単調となる。そこを、式夜は見逃さない。
 力任せに振るわれる深紅の刀は、的確に餓鬼共の数を磨り減らして行く。

 派手にぶつかり合いながら、そうと悟られぬよう、じわり、じわりと戦線は後退して行く。
 今。
 機を見定めた姿見は、『大爆炎符』を放つ。派手な爆炎を巻き上げるそれは、左右に潜ませた弓鉄砲の斉射の合図であり、迂回を完了した騎兵の突撃の狼煙でもある。
 果たして、策は的中した。四方を攻撃に晒された餓鬼の軍勢は、たちまち混乱に陥る。
 勝利は確実と見えたが……。やはり、オブリビオン。やはり、織田の軍。
 奇声を上げて暴れまわる餓鬼は、それだけでも十分な脅威。
 背後から突撃を仕掛けた騎馬隊の足が、徐々に鈍って行く。このままでは、敵陣に取り残され――全滅は必至。

「はっ!大見栄切るなら相応に働いてみせろ」
 一陣鉄風――。
 つむじ風が騎馬隊を包んだかと思うと、男はそこに現れていた。
 塵鉄と旋風を纏うその男の名は、天春御・優桃。
 いつ?どうやって?そのような疑問は意味をなさぬ。現に、彼はここに現れた。
 流れるように餓鬼の群れに斬り込むや、その塵鉄は次々と餓鬼の地しぶきを上げて行く。
「符持ちに手柄かっさらわれて、引き下がるタチかよ?」
 名誉こそ、武士の命とも言うべきもの。かように言われて奮起せぬようでは、士道が許さぬ。
 息を吹き返した様に気勢を上げて、再び騎馬隊は全身する。必ずや、砦まで貫き通すのだ。
 その様子に優桃は笑みを浮かべる。勿論、意気を上げるのみではない。『地吹』の風を受けた侍達は、その体全てに力が漲っていた。

 優桃率いる騎馬隊は、道なき道を切り開き進む。騎馬は、その質量で。だが、馬を持たぬ優桃は?
 空である。
 餓鬼の頭を蹴り、宙に浮かび上がるのだ。
 少しも無理のないその様は、まるで地を歩むようでもあり、優雅に舞うようでもある。
 優桃が崩し進む道を騎馬隊は行く。そしてとうとう――突き抜けた。

 とうとう、砦の前で三人は合流を果たしたのである。
 その頃には、真っ二つに切り裂かれた敵軍は最早集団的な抵抗などできはしなかった。
 砦の全軍をもって、敗残の餓鬼を討ち取ってゆくのみ。
 事、成れり。顔を見合わせた三人は、誰からともなく朗らかな笑い声をあげたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『戦国武将』

POW   :    合戦具足
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【自分の城の一部もしくは武者鎧】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD   :    乱世斬
【日本刀による衝撃波を伴う斬撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    戦国兵団
【自分に従う兵士達】の霊を召喚する。これは【火縄銃】や【弓矢】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 勝敗は決した。
 織田の軍勢は粉々に粉砕され、もはや合戦の体をなさない。
 それでも尚、戦場を離れぬ者が在る。
 織田の軍勢を束ねた将である。
 彼は、進む。用兵の上では、既に、一敗地にまみれていると言うのに。
 退いたとしても、このような惨敗を喫して処刑を避けられるはずもない。
 例えこの砦を自分一人で皆殺しにしたとしても、失った兵の多さを考えれば、結末が変わるとも思えぬ。
 だから、なすべき事は一つ。
 猟兵共の首を並べて、自らも果てるのだ。
 これ程の猟兵達を相手に相討ちであれば、武士の本懐と言えよう。

「猟兵共、いざ参れ。」
 ずるりと、二振りの陣太刀を抜き放った。
天春御・優桃
 一番槍は頂くぜ。
 腕の一本はいただきてえが、罅の一本は入れさせてもらおうか。

【空中戦】【ダンス】【ダッシュ】【ジャンプ】で斬り結ぶ。
【誘惑】【存在感】で意識を引き付けたら、【時間稼ぎ】は終わりだ。

 UC羽斫。
 脚部に集めた風鉄の双刃の天地【属性攻撃】で猛攻に出る。

 空間を刃に、土塵を鉄に。強化した能力をフルに使っていく。

 42秒。俺が役立たずになるまでに、削り取ってやる。

 まあ、時間が経ったら後は任せるか。
 十二分に時間は稼げたろうしな。

 あとは砦から侍らと見ておくとするさ。

 アドリブ歓迎。
 



 吹き荒ぶ旋風と共に、優桃は敵将の前に立ちはだかった。
 風に煽られて濛々と立ち込める土煙を挟んでなお、互いの覇気は十分に伝わる。
 何がきっかけとなったか――同時に動いた二人は、一方は烈風塵鉄、一方は太刀二刀、激しく斬り結ぶ。
 武将が十字に構えて突撃を仕掛ければ、優桃は高く跳ね上がり、空中に逃れる。
 否、逃れたのでは無い。彼にとって、空中こそが地の利有る戦場。空を舞うは、地を行くのに等しい。
 時に旋風に乗り、時に太刀の背を蹴り、地に足を着くこと無く、常に上方より仕掛ける優桃。
 尋常の武術では無い。その舞は更に土煙を舞い上げ、一方的に仕掛けていると見えた。
 しかし、敵もさるもの。徐々に目を慣らし、拍子を計り、次の一刀こそは必ずや優桃を捉える。
 そう確信を持って振り上げた一刀。果たして、刃は優桃に命中する。しかし、その手応えは――!
「なんと!?」

 今までの優桃が用いていた、烈風や塵鉄にはあり得ぬ、硬質かつ大質量の感触に、覚えず太刀を取り落としかける武将。
 太刀を防ぎたるは、優桃がその両足に纏った双翼の大刃、『羽斫』だ。
 機を待っていたのは敵のみに非ず。両者の動きによって激しく動いた空間を、視界が霞むほどに立ち上る土煙を、全て両足に集めたのだ。
 十分な準備の末に生み出されたそれは、強靭かつ鋭い。空を舞うその様は、さながら天を覆う怪鳥。

 羽斫を得た優桃の動きは、これまでとは格段に違う。
 一度は見切ったと考えていた武将も、防戦に徹する他無い。
 太刀は毀れ、前立ても斬り落とされる。
 鋭い蹴撃が鎧袖を穿ち、血を噴き出した所で、猛攻は突如止んだ。
「おっと、時間切れだ」
 軽やかにそう言い残すと、見るも鮮やかに退いて行く優桃。呆気にとられた武将が追い縋ろうとしたときには、すでに間合いの遥か彼方だ。

 攻めるも退くも一際鮮やかな男。それが此度の一番槍、天春御・優桃だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

三条・姿見
POW/アドリブ、連携可

あの刀は…どちらも俺の知るものではないようだ。
だが、ここで退く理由にはならない。
雌雄を決し、任務を全うする

奴は手練れだ。ならば距離を取り、敵の間合いの外側から。
【撃剣】を投擲、【範囲攻撃】を主体に立ち回る。
打ち合いを避け、こちらへ届く敵の刃は【残像】を餌に退避。
【早業】にて迎撃を狙う。刀を狙っての【衝撃波】で
太刀筋を乱し、その間に【2回攻撃】を叩き込んでも良いだろう

上記、敵の切り札に対する布石も兼ねたい。
周囲の無機物、敵の鎧…【地形の利用】を駆使して放つ撃剣には
【大爆炎符】を仕込んだものがある。取り込んだ敵を内より爆破する狙いだ。
隙は逃さん。抜刀し【2回攻撃】で追撃する


神酒坂・恭二郎
【アドリブ、連携歓迎】

「流石は織田の将だ。性根が据わっているねぇ」

事の善悪はさておき、認めるべきは認めよう。
だが、奴にくれてやるのは完敗の二文字だけだ。

刀を抜いて霞に構える。
相手が巨大であり、衝撃波を纏った斬撃を振り回そうが手順は変らない。
期を待ち、機を見て、気をもって制すだ。

・戦闘
まずリーチの差は厳しいので、【覚悟】を決めて相手の攻撃を引き付け【見切り】で粘る。
兵団の攻撃は緩急の歩法の【残像】で翻弄し、【敵を盾にする】で武者の体を上手く使おう。
相手が焦れて荒い技が来るのを待ち勝負だ。
【カウンター、グラップル、クイックドロウ】で交差し、渾身のUCで“徹し”【鎧無視攻撃】の掌打を狙う。


逢坂・宵
軍を預けられた大将みずからおいでなさるとは、その覚悟、心意気や良し
不肖この僕、お相手のひとりをお務めしましょう
大将というのは常に兵を鼓舞し、兵の心のよりどころとなるべく大きく構え、そして兵の誰よりも強くあるのが理想です
貴殿はその理想論にたがわぬお方であるのでしょう
であるならば、僕ら猟兵の全力をもってお相手いたしましょう
星を操る術師がいたこと、冥途の土産にお持ちください

危ないときは「オーラ防御」で攻撃を防ぎつつ「咄嗟の一撃」による「カウンター」で「マヒ攻撃」を行い、けん制とします
「鎧無視攻撃」「2回攻撃」「属性攻撃」「全力魔法」「破魔」をもって
【サモン・メテオライト】で攻撃いたしましょう



 見事出鼻を挫かれたと言えよう。しかし武将は、それでも進む。己にはそもそも退く道など無いのだ。

「流石は織田の将だ。性根が据わっているねぇ」
 ひゅう、と口笛を鳴らす恭二郎。尤も、茶化している訳では無い。彼なりに敵将を認めているのだ。
「大将みずからおいでなさるのですからね。その心意気や良し、といったところですか」
 宵もまた、風雅な態度は崩さぬながらも、敵将の態度に意気に感ずる所がある。
「だからといって、奴にくれてやれるのは……完敗の二文字だけだがな」
 もとより、それで手を抜く者達では無い。

 眼前に現れた猟兵達の前に、再度気合いを入れ直す武将は、供回りでもある兵団を喚び出した。
 その手には、弓、鉄砲、そして鎧櫃。
「うぬら二人、いや三人、冥府への供となって貰おう」
 現れたる三人目、姿見は、じっと敵将の刀を見つめる。なるほど悪い品では無い。だが、自分の求める物でも無い。
 興は薄れども、ここで退いてやる理由にもならぬ。
「悪いが、付き合ってはやれんな」
 刀を抜き、十分な距離を取る姿見達。
 真に恐れるべきは武将の太刀であって雑兵共の飛び道具では無いと、皆図らずも見切っていた。

 兵団の鉄砲が火を噴いた刹那、戦闘は始まった。
 姿見は、飛びすさり武将の間合いの外へ。
 迂闊な間合いはとれない。
 ……まだだ。……まだ。……まだ届く。
 単にその太刀が長大であるだけでは無い。剣気は刃となって放たれ、半端な距離では真っ二つだろう。
 間を外しながらも、懐より取り出した撃剣を放ち兵団への牽制も忘れない。
 目まぐるしく立ち回る中で、撃剣の一本が鎧櫃に突き立つ。それを見届けると、姿見は僅かに口の端を持ち上げた。

 対して恭二郎は、敢えて迫るべしと、寧ろ敵将の眼前に飛び込んでいった。
 愛刀『銀河一文字』を霞に構える恭二郎。霞構えはその名の通り、相手に霞をかけたかの様に間合いを狂わせる。
 一瞬、武将の判断に迷いが生ずる。剣気を放つべきか?直接撃つべきか?
 その一瞬に、恭二郎は乗ずるのだ。一瞬あれば、十分な余裕が生まれる。
 その余裕を以て武将に付かず離れず、影のごとくつきまとう恭二郎。
 雑兵の砲火も緩急の歩法で翻弄し、敵の焦りを誘う。
 ――撃つのは、勝って後だ。

 一方、宵を目掛けて、雑兵は一斉に矢弾を放った。軍勢が散々苦しめられた流星を警戒しているのだ。
 あわれ、蜂の巣か――。無論、そうはならぬ。
 宵がその手の『宵帝の杖』を一振りすれば、星屑を撒いたかのようなきらめきと共に、重厚な魔力が壁となって立ち上がる。
 高々雑兵の飛び道具では、これを破るなど無理な話と言うものだ。
 転じて、宵が放つ星の力に満ち溢れた魔力は、雑兵共を飲み込んで行く。
 姿見、恭二郎とも力を合わせ、外堀を埋めるが如く、武将の供回りたる兵団は次々と斃れて行った。

 またもや、己一人。既に兵団は亡く、猟兵達には囲まれた。
 だが、武将は未だ己を疑わぬ。何故ならば。
 武将は、目の前の転がる鎧櫃に拳を打ち付けた。
 鎧櫃が展開するや否や、周囲の無機物をも巻き込んで武将の身に纏いつき――その姿は、先程に倍する程に変じた。
 これぞ奥の手、『合戦具足』。

 放たれた剣風に、同じく剣風をぶつけて逸らす姿見。
 確かに、力を増している。その事は実感したが、己の勝利を疑わぬのは姿見も同じ。既に、術中なのだから。
 転じて恭二郎に斬りかかる武将。先程は捉えられなかったが、具足の力を以てすれば。
 だが――結果は変わらない。先程よりも、明らかに惜しい。惜しいのだが、致命の一撃を与えるには僅かに足りぬ。

 疑念が生まれる。まさか、合戦具足をもってしても……?
 そう言えば、もう一人はどうした。見やれば、何やら集中している様子。
 先に奴を――。

 それこそが、宵の誘い。己に向けられた敵意に応える、『サモン・メテオライト』の罠だ。
「――あなたに、終わらない夜を」
 突如出現した巨大な隕石は、武将の頭上に降る。
 武将が如何に逃げようとも、それは追い続ける!

 隕石の出現によって防戦に転じた武将に、姿見が斬りかかる。
 二方より攻め立てられる武将の目に映るは、恭二郎の不敵な笑み――。
 ここに至り、武将は平静を失った。反射的に恭二郎に斬りかかった太刀筋は、甘い。それは、恭二郎が、そして姿見が狙い続けた機。

 爆音。
 それも、同時に二つ。
 一つは、具足と共に巻き込んだ撃剣に仕込まれた『大爆炎符』が、自慢の具足の内部で爆ぜた音。
 一つは、必勝の機を逃さず、武将の鍔元にまで踏み込んだ恭二郎が放った渾身の気――超高密度に圧縮した風桜子の渦が、自慢の具足を透過して内部に叩き込まれた音。
 二つの力は、暴れまわるも逃げ場が無い。何せこの具足、本当に堅牢無比だ。
 そして、力を無く膝を着いた武将の頭上に、隕石は墜落したのだった。
「星を操る術師がいたこと、そして貴殿を破った猟兵、砦の皆のこと。冥途の土産にお持ちください」

 斯くして、この天荒の地、北斗は守られた。
 今夜は、侍も侠客も無く、勝利を喜び合おう。
 きっと明日からはまた、互いにいがみ合う日常に戻る。
 しかしそれは、猟兵が、砦の皆が、命がけで守った、掛け替えの無い日常なのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月10日


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30




種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠上崎・真鶴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト