旅の終わり
団長:ユーヴァ・イラスキ
団員 1
友好 0
始まらなければ、終わらない
女が、草原の只中で旅の終わりを迎えていた。
黒く細長い、深海魚の様な高級車を何日も放置して、毎日空を眺めている。
旅団紹介
「どうしてこんな処に留まっておられるのですか?」
『運転手が居なくなってしまったから。私は運転なんて出来ないし』
「だからここで命を諦めると?」
『生きていたって仕様が無いわ。戦火に焼かれて死ねればよかったのに。
無理に逃がされて、必要も無いのに護衛して、挙句に先に逝くなんて――勝手な話』
「では、何故自死を選ばないのですか? 餓えて死ぬのは辛いでしょう」
『死に方なんて、習っていないわ。無理よ、手が震えるし』
「それならば、北の丘の向こうに安楽死を生業とする闇医者の知り合いが居ます。
なに、車で行けば短い旅です。運転なんて簡単な物ですよ。私が教えます。
そこで、ゆるりと楽になれますよ」
そして、彼女は――
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→全友好旅団を見る(0
)
→退団報告
「どうしてこんな処に留まっておられるのですか?」
『運転手が居なくなってしまったから。私は運転なんて出来ないし』
「だからここで命を諦めると?」
『生きていたって仕様が無いわ。戦火に焼かれて死ねればよかったのに。
無理に逃がされて、必要も無いのに護衛して、挙句に先に逝くなんて――勝手な話』
「では、何故自死を選ばないのですか? 餓えて死ぬのは辛いでしょう」
『死に方なんて、習っていないわ。無理よ、手が震えるし』
「それならば、北の丘の向こうに安楽死を生業とする闇医者の知り合いが居ます。
なに、車で行けば短い旅です。運転なんて簡単な物ですよ。私が教えます。
そこで、ゆるりと楽になれますよ」
そして、彼女は――
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