【誰歓】終幕、そのあと
ロキ・バロックヒート 2021年9月4日
ひとつの神話が幕を閉じた
きっと語り継がれることはないだろう
往々にして、悲劇になることなく終わったお話こそ
忘れられてゆくものだから
天地が引っくり返った訳でもない
この日も世界に夜が訪れる
***
UDCアース、夕方
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=36535
救済/犬塚ひなこMSさま
そのあとのお話
参加不参加問わず
シナリオ中の出来事は知っていても知らなくても構いません
どなたでも先着で1:1募集
30レス程度かキリの良いところ、もしくは10日間音沙汰なしで〆
だらだらとひとりで続ける可能性もあり
メタ×
0
ロキ・バロックヒート 2021年9月4日
(手を翳せば、指の隙間から抜けた橙色が肌を染めた。夜景が素晴らしいと噂の展望台で、ひとに混じって、ひとにしか見えない者が、ぼんやりと陽が沈むのを待っている)(ただ、待つのは得意ではないから。手持無沙汰になった手が、細っこい首筋にぺたりと触れた。はた、とついそのまま止まる)……なんか、なくなったらなくなったで、寂しいものだね。
檪・朱希 2021年9月4日
……ロキ?
(あれから暫く。身体を休めてから、街中を歩いて……ふと、あなたの『音』が聞こえた気がした。その方向へ向かって……声をかけてみる)
ロキ・バロックヒート 2021年9月10日
(名を呼ぶ声というものは、耳に届きやすいのだと云う。夕焼けを映していた顔を、そちらへ向けた)朱希ちゃん。(こちらはいろ、を見ている。張るでもない声音で、呟くように。見てくれは首枷がない以外は、以前とは変わらない)
檪・朱希 2021年9月13日
(変わらない『音』に、ほっとして)
良かった、あれから元気そうで……あれ?
(ふと気付いた。何かが無くなっているような?)
ロキ、首にあったのは……なくなったの?
(そう首を傾げる朱希の前に、見えるなら……青と橙の蝶がそれぞれ羽ばたいているのが分かるだろう)