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【1:1】装い新たに

フラン・スティレット　2021年8月10日

フラン・スティレット　2021年8月10日
……たしかに、ウィオの背は伸びた。けど……まだこっち、だろ。（足を止めたのは、キッズ服売り場の一角。彼を子供扱いするつもりはないけれど、微笑みかける表情は、ほんの少し悪戯っぽく）どれどれ。……130……140……。ん、ウィオに合うサイズもありそうだ。（手頃なプリントTシャツのラベルを確認して。――偶然手に取ったそれは、大人用と遜色ないデザインで。ジュニア・ティーン向けとは言え、少しばかり背伸びできそうな洋服も幾つか目に入る）
夏服は安くなってるし、もう秋服が入ってる時期だ。どうだ？何か着てみたい服とかあるか？……もし浮かばないなら、俺が見繕ってやるよ。

津雲・ウィオ　2021年8月12日
……むむむ。ぅや。しんちょー的にはそーかもしれませぬが、こう、こう。（しかして最近は子供向けの品でも良い生地が扱われているのもあり、見た目は立派なもので。下がる看板から目を逸らせば立派な衣装並び）ん。オトナのヒトが着ていそうなものでござるが、小さめのもあるのでござるがー……。（やっぱり自分が着るイメージが湧かないようで、日頃から遊ぶ母のセンスに頼っているのもあってか決めあぐね）……お、お任せしてもいいならっ。

フラン・スティレット　2021年8月12日
“子供服”じゃご不満か？キッズと言っても幅広いからな。ウィオだと、ジュニアとかティーンズって言うのか。ま、もう少しで大人ってことさ。（お茶を濁すようだけれど、宥めるように微笑みかけた）
言ったな？それじゃ……。（機嫌よく腕を組み、棚から棚へと歩を進めて。ハンガーを手に取っては戻し、Tシャツを開いては畳み……）ポロシャツなんてどうだ。……ほら、大人っぽく見える。（そっと子ぎつねの上体に重ねたのは、濃紺のポロシャツ。落ち着きを感じさせる一着で）下は……クロップド、とか。まだ暑い日が続くだろうし。（続けて合わせたパンツは、ベージュの七分丈。細身ですっきりとした印象）
……ふふふ。細いから何でも似合うな。気に入ったのがあったら、試着してみなよ。（すっかり満足げな笑みを浮かべて、試着室を指し示す）

津雲・ウィオ　2021年8月15日
……んむむむむ。フランどのは時々意地悪でござる……っ。（自身の年齢も外見も相応ではあると自覚している分、頬が少し膨れた。笑みに悪気が無いと伝われば心居直し）
ん。ぽろしゃつー……ぉぉー。（中学校の制服もそうだが、襟が付き始めるだけで印象も変わる……と子供心ながらに思っている子ぎつね。少し目を輝かせつつ、胸板に乗せるように衣装重ね）ふむ、ふむ。いつも着てるのより、ちょっぴり長いカンジ。……じゃぁ、折角にござるのでー？（二着抱えてこくりこくり。何度か振り返りながら試着室に入れば、ごそごそと音立てて）……ぉー、おー。（どうやら鏡を見ているのか、そんな声）

フラン・スティレット　2021年8月15日
ふふ……。そんなつもりはないんだけど、な。……ああ、行ってきな。ゆっくりでいいからさ。（彼に対して、ついつい悪戯心を覗かせてしまうのは事実だけれど。振り返る子ぎつねを、微笑と共に見送って）
（待つ間、ぶらりと売り場を見て回る。ふと手に取ったのは、幾つかのタンクトップと、半袖のシャツ。それらをカーゴパンツに合わせていたところ――試着室から漏れる声を聞いた）……どうした。気に入ったか？どんな感じか見せてくれよ。（鏡越しに自身の姿を確かめる子ぎつねを思い浮かべて、くすりと笑みを零す。新たに選んだ衣服の束を手に、カーテン越しに声をかけた）

津雲・ウィオ　2021年8月17日
――ん。（がさりごそりとしていた物音は止んでおり、ふと聞こえればカーテンが開かれた。姿を現したのは、まじないで尾耳を一度収納していたのもあってか、日本ではそう見掛けないような少年の姿。選ばれた衣装もさぞ合うようで）ど、どうでござろうか。……さすがに穴はありませぬゆえ、ちょっと狐なトコロは仕舞ってござるがー。（くるりくるりと反転し、おかしなところは無いかと全身を見せるように回っている）

フラン・スティレット　2021年8月18日
……！へぇー……。（はっとして子ぎつねを見て、ぱちぱちと瞳を瞬かせた。衣装を替えた彼の姿は――）洒落た中学生って感じ。狐の耳と尻尾がないとちょっと不思議だけど……優等生っぽく見える。うん、よく似合ってるじゃん。（その佇まいをまじまじと見つめて、腕を組んでは深く頷く。柄にもなく楽しげな様子が見て取れる）
……とりあえず、他の服も見てみるか？……タンクトップって、普段は着る？（無地の物、英字プリントが施されたもの……幾つかのタンクトップを開いて示す。――中性的な印象の彼に、敢えてアクティブなスタイルを、と）一枚だけだと寂しいかもしれないけど、インナーにも使えるし。ほら、シャツと合わせたり。……好きな色とかあるか？（白、黒、青、半袖のシャツを重ねては、子ぎつねの顔を覗き込む）

津雲・ウィオ　2021年8月20日
えへっへー。（移り変わる感情が体質で伝われば、尾を引っ込めている分、手を合わせたり身揺らしたりと喜び表現）組織の方々の管理が届いてない場所は、ちゃんと引込めてたりしまする。ふふぅ。優等生～♪（悪戯を好むあやかし的には少し離れた言葉だが、現代狐はそう気にしない。見られるままにくるりくるりと回って姿を見せた）
たんくとっぷー……ぅや。何やら薄手というか～……お外で運動してるヒトが着ているのを見てござる、そちらの服。普段はゆるめのシャツばかりでござるゆえ、着ませぬなっ。（身体の成長を望んでの事だが、それは口噤み）ふむぅ。さむーい季節にはいいのでござろうかー……（腕を左右平行に開いて、次々に合わされる衣装を見下ろして）青とかいいのカモ……？

フラン・スティレット　2021年8月21日
ああ、名門中学に通ってそうだ。実際のウィオも優等生……なのかはわからないけど。……ふふ。（喜びを示す彼に、ころころと笑いかける。自分が選んだ服を着て楽しんでもらえるのは、それは嬉しい経験で）
ふぅん。やっぱ着ない、か。……ルーズなのが好きなんだ？ま、今回はジャストサイズで……ほら。シャツと重ねれば、ラフだけど大人っぽく見えると思うよ。（予想通りとほくそ笑む。爽やかなライトブルーの半袖シャツに、グレーのタンクトップを選んだ）下はそのクロップドでも合いそうだけど……カーゴなんてどう？ポケット多くて便利だし。（オリーブグリーンのカーゴパンツを開く。アクティブでやんちゃな印象の中に、テーパードシルエットによるスマートさもあって）

津雲・ウィオ　2021年8月24日
……通知表では褒められがち、とのコトを、かーさまから聞いてはいまする？　学校はふつーの場所みたいでござるがっ。（衣服の先輩が楽しげにする度、思い当る所は無くて小首を傾げる）
でも、これぐらいならすっきり落ち着いて着心地もよくござるゆえ、お気に入りになるカモしれませぬ。ふふ～。（目論み通り、と次に選ばれる品を見れば、またそわりと身揺らし期待十分な様子）ポケットいっぱいー……ぅや。便利そうでござるな。それに広がりがあって着易そう～。（試着室からじぃ、とフランの手元を覗き込むように身を乗り出して）

フラン・スティレット　2021年8月24日
へぇー、そいつは立派なことで。……まぁ、まだ一年だからな。これからが本番さ、気を抜くなよ。ふふ……。（きっと、彼の母親も鼻高々に違いない。子ぎつねがずっと真っ直ぐでいてくれることを願い、激励の意を込めて）
ああ。動き易そうだし、外で遊ぶのにもいいかも。……俺も、ガキの頃に似たようなのを履いてたっけ。ポケットに物騒な玩具を詰め込んで、な。（肩を竦めて苦笑する。幼少時代が少々やんちゃだったのは、彼も知っての通り。――ふと、衣嚢に不思議な道具を詰め込む子ぎつねの姿が浮かんだ）……さて。もちろん、着てみる……よな？（衣服の束を押し付けるように差し出して。乗り気な様子の子ぎつねに付け込んで、悪戯っぽく微笑みを向ける）

津雲・ウィオ　2021年8月28日
……むむむ。年上のヒトにそう言われたら、より気が抜けなくなってしまいまする……っ。（激動の言葉は先程までの調子のせいか、未だ甘いと言われている気がした。むん、と気合入れ）
ん。ん。あんまりたくさん動くのは苦手でござるがー……ぅや。フランどのの事でござるゆえ、何やらぱんぱんにしていそうでござるな。くふふ。（暮らす国は違うが、ビーダマだとか駄菓子屋に並ぶようなグッズを想像しつつ、くすりと笑う。互いに違う姿を浮かべ）ふふふ～。折角の機会でござるゆえ、もちろん頂きまするよっ。（両腕突き出して束を受け取り、片目でぱちりとありがとうの挨拶。そそっと再び引っ込めば、ごそりと音が立ち始め）

フラン・スティレット　2021年8月28日
へへ、そうこなくちゃ。いい心意気じゃん。……じゃ、俺はその辺ふらふらしてるからさ。（楽しげに肩を揺らして。片目をつむって返せば、ひらりひらりと手を振った）
（余った衣服を畳み直して棚へと戻す。ふらりと売り場を巡れば、一組の母子の姿が目に映った。――若い母親が上機嫌に息子の洋服を見繕う間、幼い息子は所在なさげに母親のスカートを掴んでいる）――……ふふ。（試着室に居る子ぎつねにも、あんな時期があったのだろうか。そっと微笑みをたたえて、再びカーテンの傍へ）

津雲・ウィオ　2021年8月30日
（先ほどまで着ていたものは、スマホカメラでパシャりとしてからフランに返した。気配が離れるとお着替え第二ラウンド。選んでもらった二つ目の組み合わせを手にする。薄手だなーとタンクトップを手に……）
……んー、ぉー。おー？（暫く経ったあと、そんな声がカーテンの中から聞こえている。相変わらず回っているのか足踏み音がとすりとすりと）

フラン・スティレット　2021年8月30日
（盗み聞くつもりはないけれど、声と物音は耳に届く。鏡に向かって身を動かす子ぎつねの姿が頭に浮かぶのも、それは仕方のないことで）……ん、んッ。（頬が緩むのを感じて、気を取り直して咳払い。戻ったよ、と伝えるように）
……どんな調子だ。ウィオにはあまり馴染みのないタイプの格好なんじゃない？（もしかすると、ちょっとしたイメージチェンジかも。あれこれと想像を膨らませて、今か今かと彼を待つ）

津雲・ウィオ　2021年9月3日
む。（フランが声を出すなり、カーテンが引かれる音。再び装い新たに、少し外で"遊んで”いそうな姿となった子ぎつねの姿。店員にお願いしていたのか、取ってもらったキャップを被れば）
どうでござろうか。ふふぅ。着ている途中から、どことなーくいもーとどのっぽいなぁ、とお願いした次第っ。……ちゃんと穴開けてもらわないと、ちょっと聞こえづらくござるが。ふふぅ。（最後の一言は顔を寄せて抑え気味に。両腕広げてくるりと回るのは、家で着せ替え状態にあっている時の癖なのやら）

フラン・スティレット　2021年9月4日
あ、いつの間に。……なるほど、やるじゃん。小物にも気を使わないとな。（離れていても、兄妹はいつも繋がっているよう。双子の絆が微笑ましくて）ま、この世界で過ごす以上、加工が必要なのは仕方ないところだな。キマイラフューチャーとかなら、俺達に合う服や装飾品も多くありそうだが。（自身の白い角に指先でそっと触れる。彼の不便も少し分かる、と）
しかし、さっきとがらりと変わったな。優等生から……悪戯っ子、って感じかな。ふふ……。（回る彼の姿を見つめて、くすりと笑う。少しだけ揶揄うように）でも、似合ってる。やっぱ、青系はウィオに合うね。……アクティブなイメージのタンクトップとカーゴパンツ。その上にシャツを羽織る、と。系統の違うアイテムを混ぜても、案外馴染むから面白いだろ。

津雲・ウィオ　2021年9月5日
……かーさまやヴィオに付き合ってると、何となーく。
フランどのに頂いたブローチから興味も広がったり？（当て嵌まる小物を意識し始めたらしい。小首を傾げた）
キマイラさんたちは、お姿たくさんだからネー。おーだーめいど、とかもありそう。ふふぅ。（想像すれば楽しげな光景。角か耳か、翼か尾か、そのようなやり取りも多そうな。フランの姿もその中にありそうで）ん。ヴィオっぽーいって言った通り、少し元気なイメージかも。お外はこういうのもいいかも。青青～。フランは赤とか黒とか、でも真っ白なのも似合いそう？（鏡を見直し頷いて、帽子の位置を整えたりとノリ気も見て分かるぐらい。互いの彩色を想いながらの試着の時間は伸び伸びと進み）

フラン・スティレット　2021年9月6日
……！へぇ。まぁ、ふと手に取ったモノが興味を持つきっかけになるってのは、よくあることかもな。……ふふ。（思いがけぬ嬉しい言葉に、ぱちくりと瞬いて。努めて冷静を装うけれど、ふわりと笑みが溢れた）
ああ。騒がしそうなところだが……新しいファッションを探しに、遊びに行くのも悪くないかも。（そう思うのはきっと、共に過ごす友人が居るからのこと。遠い未来の世界で、好奇心を顕に尾を振る子ぎつねを夢想する）
知っての通り、暗色はよく使うよ。……でも。最近は、白にも挑戦しようって思っててさ。（鏡越しに子ぎつねの姿を眺めて。――少年が成長するように、自身の内面も変わりつつあるのだろう。少しずつではあるけれど、良い方向に）……どうだ。さっきのコーデとどっちが気に入った？

津雲・ウィオ　2021年9月8日
きゅっきゅっきゅ～と磨かれては箱に収められるダケだと、かわいそーでござるゆえ。くふっふー。（キャップを少しずらし、頭半分だけ被るようにする。やはり少し音が籠っていたらしい）
ん。ん。こーいう場所もステキでござるが、異世界の衣料品店もよきよきっ。着物の生地はエンパイアがやはり良質ーと、とーさまも言ってござった。（今度またどこか行ってみようと一人思案顔。頷く）
はいな、白色～。水着のお姿も似合ってござったゆえ。ふふー。……Σどちらかっ。（不意に聞かれると数秒ごとに頭が傾く）……どっちも、はいけませぬかっ。ぅや、折角なのでヴィオみたいなこちらはーとは思いまするが！

フラン・スティレット　2021年9月8日
……そうだな。アクセや小物は眺めてるだけでも楽しいけど、やっぱり身に着けるのが一番だ。（帽子が似合う心優しい少年に、そっと笑みを向けて。それは、送り主にとっても同じことだから）
よくばりな子ぎつねめ。時には、どれかひとつを選ばないといけないこともあるんだぞ。（小言を言いはするけれど、それは最も嬉しい答え。にやりと口端を上げて見せる）なんて、冗談。じゃ、両方買っちまうか。俺の奢りだ。……その前に。……少しだけ、俺も服を見ていく。ほら、せっかく来たわけだし……まぁ、ちょっと付き合えよ。（ついでだからと、どこか言い訳がましく言う。照れくさくはあるけれど、これまでのやり取りを経て、その気になったのかも）

津雲・ウィオ　2021年9月14日
ん。ん。似合う衣装があれば、なおの事～。
フランどのは小物を万遍なく回して、使われていそうなイメージがありまする。くふふ。（お洒落グッズが詰まった棚を想像し）
どーにもぴしゃりーと選ぶのは苦手でー……Σぅや。奢りはー……はっ。はいな、お付き合いさせていただきまする！（あれよあれよと一式籠の中。押されるのにも弱い辺りは、将来性が危ぶまれる子ぎつねであり）

フラン・スティレット　2021年9月19日
そうではある、かな。ま、アクセの類は最低限、だけどな。機能性が第一、さ。（こそばゆげに笑みを返す。ドレッサーに眠る、ささやかなジュエリーケースを頭に浮かべて）
遠慮すんな、もう夏服はセールの時期だ。……実は、安くなってるのから選んでたってわけ。（ラベルを示せば、中々の値下げ幅。抜かりないだろ、と肩を竦めて）……洒落た奴は最新の秋物を見に来てるんだろうが、流行り廃りには興味なくてさ。周りに関係なく、良いと感じたモノを選びたい。……ついでに安く、な。（同意を求めて首を傾げる。――倹約気質はきっと、幼少期の経験故）
じゃ、先に行ってる。……元の服に着替えたら、ちゃんとカゴも持ってこいよ。忘れ物しないで、な。（婦人服売り場へを顎で指して。念入りに指を振っては、身を翻した）

フラン・スティレット　2021年9月19日
（足早に向かった先はスカートの売り場。ひとりの間に一度目を通しておこう、と。――すぐに、マネキンに着せられたプリーツスカートに目を奪われた。けれど、ミドル、ロング、何れにせよ自分にはフェミニン過ぎるだろうかと、顔を横に振る）……はぁ。（ため息まじりに、トップスが並ぶ一角へと逃げ込んで。先程交わした言葉を思い出して、ゆったりとした白のニットを手に取る。ふと、半妖の少年がやって来るであろう方へと視線を向けた）

津雲・ウィオ　2021年9月21日
（きっと大事に使われて、継がれ継がれてヤドリガミとなるのだろうか、なんて思いながらも、元々着ていた衣服を手に取って）
おー……何だか主婦の技、みたいな。フランどの、おつよい。
（一人暮らしも長いのだろうか、時期を見計らう術が何だかたくましいなとか、雑談を交わしていると服を着る手が少し遅くなってしまったり）拙者もその時その時ー……かーさまがコレいいよねーと持ってきた物が大半でござるがっ。大体趣味が合うのが詳しいところ。くふふー……Σはっ。はいな、直ぐに行きまするっ。（慌てていると足が縺れて転んだり、軽く頭をぶつけたり、それはさて置き）

津雲・ウィオ　2021年9月21日
――ひどい目に遭ったー。フランはどこカナー……。
（痛む頭を擦りながら、衣服棚の壁の列を覗き込んでは移動、移動。婦人服ともなると数も多く、暫く探す羽目になるも）
……何かあったのでござる？（溜息を吐く姿を目撃し、後を追えばソレを手にしていた。伝わる感情から若干の負、と、正の間。何とも悶えるような間を感じ取れば小首を傾げ）

フラン・スティレット　2021年9月22日
……お、来たな。（にっと笑みを向けて、子ぎつねを迎えた）あぁ、その……。ちょっと迷って、な。……ウィオこそどうかしたか？（感情で察するところがあったのだろうか。誤魔化すことは諦めて、問題ない、と苦笑を浮かべる）
ほら、さっき白が似合いそうだって言ってくれたろ。これから肌寒い時期に使えそうだし……こんなのどうだろ。（身に当てて示したのは、白のケーブルニットのカーディガン。ふんわりゆったり、優しげで可愛らしい印象。普段と違う雰囲気だけに、どこか気恥ずかしげな様子は隠しきれず）……で。迷ってるのは、下に何を合わせるか、でさ。……スカート、一枚くらい持っておこうかなって。ほ、ほら……潜入とか、変装にも、役に立つかもしれないし……。（視線を泳がせて、ぽそぽそと打ち明ける。その用途は、言い訳でしかないのだけれど）

津雲・ウィオ　2021年9月26日
ちょっと頭をぶつけたダケでござるがー……お悩み？（コブができる程ではないにしても、少し痛む頭を擦る。苦笑を見れば小首を傾げ、はてどうしたのやらと）
はいな、確かに。……ぁや、ふふぅ。ふんわりやわらかな雰囲気がしますれば、髪も括られればお似合いになるかと思いまするっ。（こくりこくりと頷きながら着ている姿を浮かべ）下の方ー……なるほど、スカートござるか。言った通り髪型も変えれば、上のふわふわと合わせてかわいい雰囲気になるかと～？（言い訳に首を傾げながら、もう既に合わせて着ているシーンまで想像していた。あっさり肯定）

フラン・スティレット　2021年9月28日
えぇ？まったく、気をつけろよ。……大きくなっても、そそっかしいんだから。（子ぎつねの額を指先でつついて、桜色の髪にぽんぽんと触れた。子供扱いするようだけど、それは少しばかりの心配故）
そお？それじゃ、ひとつ選ぼうかな……。（平静を装うけれど、彼の迷いのない言葉が嬉しくて。踵を返して、スカートの売り場へと歩を進める。――自身の衣嚢をそっと探って、ヘアゴムの存在を確かめた）……うーん。白に合わせるとなると、ここらへんか。……いくつか試してみるから、少し待っててくれ。退屈なら他の売り場に足を伸ばしても構わないが……迷子にはなるなよ。ふふふ……。（手に取ったのは、黒、ベージュ、カーキ。何れも落ち着いた色合いのミドルとロング。試着室へ向かう前にもう一度だけ、悪戯っぽくお子様扱い）

津雲・ウィオ　2021年10月4日
フランどのがぱたぱたと行かれるので仕方なくござるよっ。（小突かれれば若干反り、あやされればまぁよいかと諦める。伝わる感情からも嫌らしさが感じられないのもあったけれど）
（フランの靴音の後を追うように、子ぎつねの靴音が続く。到着すれば男子的に見慣れない衣装エリアに視線をあちらこちらへと）ん。見ているだけでも楽しくござるゆえ、問題ありませぬ。（彼女が手にする衣装は、選び終えてからの楽しみに。自身は妹が着そうだなと想えそうなものを見付けては立ち止まり、確認していた。やはりカジュアルなイメージが強いようで）

フラン・スティレット　2021年10月12日
（試着室のカーテンをぴしゃりと閉めて、鏡と向き合う。見れば、頬に赤みが差していた。だって、自らスカートを選ぶなんて初めてのことなのだから）――……よし。（一通りを試して手応えは感じたけれど、なかなか決心は付かず。覚悟を決めようとヘアゴムを咥えて、両の手で後ろ髪を纏めた）
（そっとカーテンを開けて。試着室の外へと踏み出せば、高めの位置で結んだ赤髪のポニーテールと、カーキのロングプリーツスカートがふわりと揺れた。子ぎつねを探すその立ち姿は、打って変わって淑やかなもので）……。ウィオ……？（照れくさそうに、囁くような小声で彼を呼ぶ）

津雲・ウィオ　2021年10月15日
（色々な姿の妹を浮かべながら、うろちょろと女物のエリアを歩き続ける。近しい秋に備えてか、落ち着いた色彩の布地のものが多いように感じられ、大人しげな姿を想像していた）
……ぅや。（大きな狐耳がその声を拾えば、てててと衣服棚の壁の向こうへ）はて。……おお、何だかちょっとオトナな雰囲気。お似合いでござるよ、フランどの。ふふぅ。（高く結った髪にカンジの違うスタイルに、一寸気付けなかったらしい。赤毛なのに何処か大人しい姿を見れば、うんうんと頷いて、そういうのもいいと肯定し）

フラン・スティレット　2021年10月25日
……ほ、本当……？おかしくない、か……？（紅潮した顔を伏せて、か細い声で問う。けれど、彼が正直なのはよく分かってもいて）……大人な雰囲気、か。……ふふ。（少しの自信を得て、思わず笑みが溢れる。先程の子ぎつねを真似て、控えめにくるりと回れば今一度、ロング丈のスカートがなめらかに揺れて広がった）
さて、と。……どうしようかな。サイズも良い感じだし……買っちゃおう、かな……。（手近な鏡と向き合い、ぽつりと呟く。それは同意を求めての一言で。――勇気を出すために、子ぎつねに甘えてしまおう、と）

津雲・ウィオ　2021年10月27日
はいな。特に違和感もありませぬしー……しいて言えば、お顔が真っ赤なのは気になってござるが。（はてと小首を傾げ、どことなく濃淡な喜色の感情が伝わる理由を考えていた）
ん、ん。買ってしまえば後はもう着るだけにござるゆえ、折角なのでっ。（広がるスカートはさぞ楽しげで、悩まれていると感じ取れば軽率に背を押す。それを甘えとは感じられずに唯々共に遊びに来た友人への言葉として送って）

フラン・スティレット　2021年11月10日
っ……！そ、それは、その……あ、厚着で、熱がこもって……。だから……仕方ない、だろっ。（言い訳を交えて、熱を持った頬を手のひらで扇ぐ。人前でこんな服装をするのは初めてなのだからとは言い出せず、ぷくりと頬を膨れさせた）
ウィオもそう言ってくれるなら……うーん。……よし。思い切って買っちまうか。……折角だから、な。（思案するふりをしては、機嫌よく肩を揺らした。――背中を押してくれた子ぎつねに、こっそりと感謝して）じゃ、着替えるから少し待ってろよ。……そうだ、買い物が済んだら、飯を食ってから帰ろうよ。フードコートがあるみたいだから、ウィオが好きなモノも見つかるだろ。（これも折角だからと、にやりと笑む。ふたりで食事を共にすれば、きっと楽しい時間を過ごせるだろうから）

津雲・ウィオ　2021年11月18日
くふふ。それは致し方ありませぬな、室内ならさぞ蒸してしまってござろうし。（伝わる感情で察しはするものの、似合うのは本音なのでそうからかわず、むくれる顔に笑みを向けた）
はいな、お買い上げっ。（試着室に戻るフランを見送れば、昼食の提案。その言葉に時間も時間ゆえに腹も鳴ってしまい）フードコートのお食事、大体おいしいから好きでござるよ。ふふぅ。きつねそばとかーハンバーガーとかー、何でもあって楽しく。（尾を振りながら返事を返し、互いに見えない中でご機嫌なのだろう。のびのびとした昼の一幕は、そんな具合に楽しげに続いた）

フラン・スティレット　2021年12月4日
……そういうことだ。（腰に手を当てそっぽを向いて、ばつが悪そうに装って。――きっと彼には感情が伝わっているだろうけど、構わなかった。不器用な自分の気持ちを解って貰えるような、そんな気がして）
ふふ……。俺も腹が減ってきたところさ。……好きなもん食えよ。育ち盛りなんだから。（腹の虫が鳴けば、くすりと笑みを向ける。腹いっぱい食わせてやる、とでも言いたげに）……よし。決まりだな。そうとなれば、急がば回れ、だ。（ひらり、肩越しに手を振って。再び試着室に立てば、ぴしゃりとカーテンを閉めた）

フラン・スティレット　2021年12月5日
（カーテンを開けて再び姿を見せた頃には、頬の紅潮はすっかり引いていて。男の子なのだからと、買い物カゴを子ぎつねに押し付けて、いつも通り、男勝りの広い歩幅で会計へと向かう。――新たな装いで、彼は、自分は、どんな日々を送るのだろう。すぐそばにある未来に思いを馳せて、そっと短く微笑を浮かべた）

フラン・スティレット　2021年12月5日
（〆）