1
【RP】うぶめと天狗の鬼遊び

御十八・時雨 2021年6月11日


日差し強まり、山間も文字通り燃えるような赤。
紅葉の木々を分けて伸びる長い道には鳥居が乱れ建ち、遠く、ぽつねんと聳える社へ参拝客たちを導く。
の、だが。
この日参道に立つのは二羽の鳥。否、もののけの子供と天狗の娘。
まるめた新聞紙の刀を手に、うぶめの子は元気よく拳を握っていた。

「コノエさま!おにごっこいたしましょう!!」


📜遊び方・壱
・最初に賽子を投げて逃げる側(民)と追う側(鬼)を決めます
※この注意書の後に転がす賽子の出目により近い方が鬼です

・鬼はゆっくり十を数えます
・民はその間に逃げつつ、一回賽子を振ります
・十数え終わったら鬼は賽子を振りながら【はい】【ろー】を選んで、民の逃げ道(賽子の出目)を予測します
・予測が外れたら民は逃げます(もう一回賽子を振り、勝負します)
・見事予測が当たったら剣の勝負!

📜遊び方・弐
・最初に民側が一度賽子を振ります
・その後、お互いに斬り合いながら【はい】【ろー】を選び、賽子を転がします
・正解した方が剣の勝負の勝者です。剣の勝負に勝ったら鬼と民は交代します
※どっちも正解の場合は出目と近い数値の方が勝ちます

勝負は三本、あるいは山を駆け登ってしまうまで!




【はい】
2
【ろー】
0
1





御十八・時雨 2021年6月11日
(水無月、某日)
(普段とは違う稽古をすることになった二人は、稽古も兼ねた鬼ごっこを行うこととなった)

【※鬼決め用賽子です】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
(丸めた新聞紙の刀を手に、目の前に対面する産女の子を眺める)
(真剣を使わないいわば遊戯、だが遊戯とはいえこれもまた一つの訓練でもあった)

…では、始めましょう。時雨様

【※鬼決め用賽子】
0
御十八・時雨 2021年6月11日
へい、此度は宜しくお願い致しまする。……ではまず鬼決めですね。
じゃーん、けーん、(ぽい)【※うぶめの鬼決め判定用】
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【出目に近い方が鬼なので、最初は時雨が鬼となります】

あ、まけました。おれが鬼ですね。十数えますのでどうぞお逃げください。(言って、うぶめはしゃがんで目隠しした)【鬼遊び、開始!】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
(言われるがままじゃんけんを行う。どうやら勝ったようだ)

…わかりました。では私は今回は逃げる側、ですね。
(産女の子が目隠しするや否や、少し間を置いてから…かっ、と下駄を蹴る音とともにその場から消えていった)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
(……いつーつ、むーっつ、ななーつ、やーっつ、ここのーつ)

……とお!よし、追いかけまする!!(一際明るく笑った子供は、新聞紙の刀を手にして参道を見遣る)
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【失敗】(駆け出すも、姿は捕らえられないまま。下駄の音だけが跳ねている)
(十秒とは言え、差は随分と広がっているようだ)
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
…少し距離ができましたね。
さて…時雨様、お手並み拝見といたしましょう。

(風の音にかき消されながらも、少女の声は静かに一人響く)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
(このような場合はどうすればいいのだったか)(かか様は「攻め込む時は気配だけではなく、心も消せ」とおっしゃっていた。消す、とはどうするか)(とにかく思考を空に、無に)
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【発見!】(駆け抜け、捉えたその姿へと一足。幼子はひゅうと風を切るように跳んできた)

――! 見つけました、コノエさま。(お覚悟、と普段よりと数段短い刀を構えた)【剣の戦い、開始!】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
…―――!
(近くで別の風の音が聞こえる。それはどんどんと近づき、やがて影となり、影は実体となって現れる)

…お見事です、時雨様。
…ですが、勝負はここからでございます。
(す…と片手で新聞刀を前に構え、迎え撃つ。いつも抜き身の刀を晒さない彼女のスタイルには見られないものだろう)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
――参ります。
(低空を飛ぶ燕の如く、低い姿勢から斬りかかる。材質こそ新聞紙だが、当たれば多少は痛い。防ぐか、当てるか)
(無効票)
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
…!
(低い体勢から放たれる一閃。子供の体格だからこそできる戦法に少し驚くもその表情に戸惑いは見せない)
(刀身を下に下ろし、放たれた刃を受け流し上に弾いた上で、即座に切り返しの一撃を放たんと新聞紙を振りかかった)
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【判定:双方成功→数値の近いコノエ様の勝ち!】

ぴゃっ(ぱこーん、と命中するコノエ様の新聞紙刀)
……う、お見事です……やはりお強いです……(負けてしまったので再び鬼。うぶめはその場でしゃがんで、また十を数え始めた)

【鬼遊び、開始!】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
(軽い音と共に可愛い鳴き声が聞こえれば、す…と構えを解いて)
…少し動きが直線的ではありました、時雨様。
ですがその動き…筋は悪くはありません。

…では、再び私は逃げましょう。
(そう呟き、再び下駄の音が鳴り出すとともに足音が消えていった)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
……やーっつ、ここのーつ、とお!
(立ち上がれば背は遠く、追うにも木々が行く手を阻む)

……うむむ、直線的、と仰ってましたが。むむむ……(太刀筋が読まれやすいのは剣を扱うものとしては痛手だ。戦法を考えねばならない)……とかく、追いましょう。
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【発見!】(社へ向かう参道を進むのではなく、木々の合間を最高速度で駆けて追い付いた)

見つけました、次こそは!
【剣の戦い、開始!】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
…今回は随分と早かったようですね。
(見つかるや否やそう呟く)

…ですが…ここで一本を取らなければ、また同じことの繰り返し…ですよ。
(再び片手で剣を構えて、臨戦態勢へと移行する)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
なればこそ、同じ轍は踏みませぬ。――参ります。
(静か。息を殺して間合いを詰めれば逆袈裟に斬り上げる)
(無効票)
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
(先ほどとは違い、慎重でありつつも確実な一手。しかし――)

…そこです。
(ふっ…と相手の斬撃を避ければ、そのまま絶妙な力加減で相手に向かって振り下ろす)
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【コノエ様の勝ち!】
ぴっ(ぽこーーん!)
(完全に避けられしょんぼりうぶめ)

むむ、やはりコノエ様。一筋縄ではいかないお方……
(もうじき社に辿り着く。これが最後の勝負となるだろう)……む、負けません。次こそは!(と、しゃがんで数を数え出す。いーち!にーい!と気合いもこもっていた)

【鬼遊び、開始!】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
…遊戯とはいえ、剣の腕で手を抜いてしまっては時雨様のためにはなりませんので。
(いつもの愛想のなさげな表情ながらもそう呟きながら)
…では、最後の勝負といたしましょう。

(気合のこもった声に少しだけ、ほんのわずかな期待を込めながら、足音がその場から消えていった)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
ここのーつ、とお!
(いよいよ後がない。それどころか、これが賊との戦いであったなら二度は命を落としている)

……次は、ない。(覚悟を決めて立ち上がれば追い掛ける)
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【失敗】(先程と同じように山道を行く。木々の隙間、縫うように駆けるもまだ姿を捉えられない)(少しばかり策を練る。はいりさまならこのような場合どうするか)
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
(風が吹き、茂みの音が少しだけざわつく)
(音は小さく、時に大きく、様々な場所から響いていく)

(耳を立て、集中すればやがてそこから影を捉えることもできるだろう)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
(ぴんと、学の足りない頭に閃いた。まだここからなら間に合う。うぶめの子は一気に山道を駆け上がった)
(無効票)
0
御十八・時雨 2021年6月11日
【発見】
(少しの遠回り、道ならざる道を駆け上がって行けば、社の手前。大鳥居の下)
(終点にてうぶめの子は息を整えて、追うべき相手が此方に来るのを待った。そして)

――いざ。(姿を見つければ刃を構えた)

【剣の戦い、開始】
0
朱葉・コノエ 2021年6月11日
(空を切り、駆ける足の先を見据えれば、その少年がすでに待ち構えていた)
…待ち伏せ、というわけですか。
…いいでしょう。それが時雨様の選択であれば……私はそれを迎え撃つまで。

(速度をそのままに飛び出せば、刀を構えて突撃する)
0
御十八・時雨 2021年6月12日
(一呼吸)――ゆきまする。
(少しは落ち着いて相手を見られるようになっていた。今打てる最高の一刀を。幼い剣士は奇策を用いず、上段より真っ直ぐに剣を振るった)
(【はい】)
0
朱葉・コノエ 2021年6月12日
―――
(小細工はなし、正面から正々堂々と向かう姿勢に視線を向け、上段から構えた剣を横から薙ぐように振るい、剣をはじくようにして一閃を放っていった)
(【はい】)
0
御十八・時雨 2021年6月12日
【コノエ様の勝ち!】
(剣が弾かれ、ひゅう、と風が薙ぐ。そして)

ぴゃっ!!!(すぽーん!と小気味のいい音と共にうぶめの子は完全敗北した)

【鬼遊び、終了!】
0
朱葉・コノエ 2021年6月12日
―――……
(心地よい音が響いたと同時に、飛んで行ったであろう新聞紙の刀を空いた手でぽすっとキャッチする)

…今回は、私の勝利…ということになりますね。
時雨様、お手合わせありがとうございました。
(無表情のまま小さくお礼を言えば、そのまま素直に頭を下げるのだった)
0
御十八・時雨 2021年6月12日
うう……おれはまだまだ未熟にございますれば……お手合わせ有難うございます、コノエ様。(しょわしょわしているが痛いとかはない。なんせりゅうこさんお手製しんぶんし刀、すごくいい音は出るが怪我させるような代物ではない)

……それにしても。
0
御十八・時雨 2021年6月12日
コノエ様は、本当にお強いのですね……!太刀筋、見えるのに防げないものと全く見えなくてすこーんと一本取られたのがあって、おれずっとびっくりしてました!

(このうぶめ、全く怯んでなかった)
0
朱葉・コノエ 2021年6月12日
…いかんせん、このような抜き身での刃はあまり本来の実力は出せなかったとは思いますが…
(とはいえ純粋な少年の羨望の眼差しはコノエ自身少し今までになかった体験でもあった)
…少しでも時雨様の剣の参考になれば、このような形で付き合った甲斐がありましたね。

(そういってそっと先ほど手にした相手の新聞刀を差しだして、返してあげる)
0
御十八・時雨 2021年6月12日
そういえば……コノエ様は居合いがお得意であらせられましたか?また機があれば、コノエ様の得意な型というのを見せていただきたいです!(ぴょいぴょい跳ねて興奮した様子のうぶめの子であったが、新聞刀を渡されれば大人しく受け取った)
0
朱葉・コノエ 2021年6月12日
…えぇ、その時がありましたら披露いたしましょう。
(そういってぴょんと跳ねる様子の産女の頭に、そっとぽんと手を置いて)

…私も、共に剣を振れる仲間がいるというのは…初めてですから。
時雨様の剣を、その成長を…見てみたいものです。
0
御十八・時雨 2021年6月12日
?(最初、よくわかってなかったが頭に手を置かれたと気が付けばものすごく大人しく「撫でてくださるので?」と見上げた)

そう、でございますか?えへへ……なればおれ、うんと修行してうんと強くなって、肩を並べて戦えるようになってみせまする!(ぴるぴる、翼が震えている。とても喜んでいるようだ)
0
御十八・時雨 2021年6月12日
(そうこうしている内に時は八つ時。遠くから茶の用意が出来たと師の声が聞こえれば、うぶめの子は元気よく返事して天狗の娘と共に向かう)
(よく動き、よく戦った後の茶は、勝敗関係なく美味であろう)
0
御十八・時雨 2021年6月12日
【〆】(結果→コノエ様の完全勝利!)
0