2
【祭】蝶よ、花よ

神埜・常盤 2020年3月4日


探偵事務所には、貌のない美貌のマヌカンが在る。
式神の依り代ゆえ、彼女はいつも同じ衣装に髪型。

――これでは哀れと、気まぐれな男は思った。
なにせ弥生月は「ひな祭り」なる、女性の節句があるのだ。
このひと月くらいはせめて、飾り立ててやろう。

さて、流行りのデパアトより買い求めたるは、
――麗しい赤色の鹿鳴ドレス。
更には化粧品や、靴や、煌びやかな装飾品の数々。
これでマヌカンを飾ってやるのだ。
雛段の最上に座す、あの御雛様のように――。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
●あそびかた
何のことは無いダイス遊び。
出目に沿ってマヌカンにお粧しさせてあげましょう。

●賽の目表
十の位       一の位
1,2 → 青色の   1,2 → 靴
3,4 → 赤色の   3,4 → 爪紅
5,6 → 黄色の   5,6 → 首飾り
7,8 → 白色の   7,8 → 髪飾り
9,0 → 黒色の   9,0 → 手袋

偶数 → 心なしか喜んでいるような……
奇数 → 貌がないので表情など分からない
ぞろ目 → 不服そう

●お招き
初見既知問わず
お目に留まれば何人でも、どなたでもどうぞ

●いつまで
一週間ほどで〆




2





神埜・常盤 2020年3月4日
……猫に小判とは、きっと斯ういう事を云うのだろうなァ。(白手袋の指先は、どれを手繰るか選びかねている。)
0
神埜・常盤 2020年3月4日
(矢張り、赤い髪飾りを手に取る。明細によると、コレは“ヘアクリップ”というらしい。)なんだこれ、何処に付けるんだ……?(ウウンと頭を悩ませた後、巻いた後ろ髪にパチリ。)合ってるかね、これ。(マヌカンは、うんともすんとも言わない。)
0
火狸・さつま 2020年3月4日
きゅヤーん!(遊んでー!と、元気にやって来た狐は首を傾げた。)こヤん???(なに、してる、の???と、周囲をちょろちょろ。状況を飲み込めたなら、真剣に選びはじめた。ふんふんくんくん)
0
火狸・さつま 2020年3月4日
(同じ色、赤色の髪飾りを手にする。バランス良く、ぱちんっと留め)きゅっ♪(可愛い、よ!と、声をかければ、少し喜んで貰えたような…?)
0
ジュジュ・ブランロジエ 2020年3月4日
こんにちはー!(元気な挨拶と共に遠慮なく入ってくる)あっ、なんか楽しそうなことしてる~。『おめかしおめかし~!』(メボンゴが楽しそうに跳ねた)
0
ジュジュ・ブランロジエ 2020年3月4日
(黄色い靴を手にとり恭しく跪いて彼女に履かせる) 春らしい明るい色の靴も素敵だよね。気に入ってくれるといいな~。『かわいい~!』(メボンゴが万歳した)
0
コノハ・ライゼ 2020年3月4日
(ひょっこり)おや! ドレスもよく似合うじゃないの、とってもキレイねぇ。おめかしおめかし……他には何が似合うかしら。
0
コノハ・ライゼ 2020年3月4日
(ドレスと同じくらい鮮やかな黄色。花のように象ったリボンピンを優しく髪に挿す)明るい色は気分もアガるわよ。どう? (手を取って恭しく一礼。きっと喜んでると根拠なく信じて)
0
神埜・常盤 2020年3月5日
……オヤ。(視界に映るのは――華やかな赤い飾りと、黄のリボンを髪に揺らし、春めいた靴を履くマヌカンの晴れ姿。思わず瞬いて)これはまた綺麗に飾って貰ったものだねェ、おまえ。有難う諸君、僕も持ち主としてもう少し手伝おう。
0
神埜・常盤 2020年3月5日
(黒真珠の首飾りを、丁重に其の首へと掛けてやる。赤いドレスによく映えた。)――中々、良いんじゃないかね。(心なしか、無貌の婦人が笑ったような、)
0
マリアドール・シュシュ 2020年3月6日
ごきげんよう(瑠璃色のドレスを摘まんで軽くお辞儀)まぁまぁ!可愛らしいお人形さん。胸元の黒真珠の首飾りが更に気品さを醸し出していて、よく映えるのよ。マリアも飾ってあげたいのだわ。何にしようかしら…。
0
マリアドール・シュシュ 2020年3月6日
そうだわ!手袋にしましょう(黒と迷ったけれど、純白の華レースをふんだんにあしらったフィンガーレスのショーティーを手に取りそっと嵌めて)指先まで美しくなった気がするのよ(表情は読み取れずとも喜んでくれると信じて)
0
神埜・常盤 2020年3月7日
おお、お洒落な手袋を嵌めさせて貰ったねェ。まるで……貴婦人みたいじゃァないか。有り難う、お嬢さん。(胸に手を当て、紳士然と腰を折り)さァ、次は何を飾ろうか。
0
神埜・常盤 2020年3月7日
(選び間違えていたなァ……。)あァ、もうひとつ彩が有っても良いだろうか。(白い頸へと蒼銀のロザリオネックレスを、そっと飾って)……さて、おひいさまのお気に召すかね。
0
神埜・常盤 2020年3月12日
(最後にもう少し飾ってやろう。指先を遊ばせながら、装飾に手を伸ばし)
0
神埜・常盤 2020年3月12日
必要かね、コレ?(無粋な事を宣いながら、赤い爪紅をマヌカンの爪へと塗って行く)
0
神埜・常盤 2020年3月12日
(赤いドレスのおひいさまは、二色の髪飾りに月色のお靴を履いて楽しげだ。黒真珠と青銀のロザリオを胸に揺らし、レース越しの指先からは密やかな赤が覗いていた。)
0
神埜・常盤 2020年3月12日
はは、中々に美人じゃないか。居間に飾っておこう。(来訪者に見せびらかすのだと笑いながら、マヌカンを抱え上げるのだった。)
0
神埜・常盤 2020年3月12日
〆 (お付き合い有り難う御座いました。)
0