朱戀温泉殺人事件 ――その後
篝・倫太郎 2020年1月31日
桜花となって影朧が散ったのを見届けて、猟兵達は帰路に着いた――
ある者は影朧の有り様を想って。
ある者は自らの『戀』を想って。
そして、ある者は隣に在る者を想って。
帰り着いた場所で、二人小さく息を吐く。
自分達の想いの有り様と、その想いの果てに起こした『行動』を思い返して。
よっこいせ、とすっかり身に馴染んだ縁側に腰を降ろした倫太郎は、想うところがあるのか黙したままの夜彦を見上げると笑って問うた。
で、あんたの感情は『戀』なの?『愛』なの?
それは酷く軽い言の葉ではあったけれど、問う声色は酷く真っ直ぐに――
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https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=19256
殺人事件(?)シナリオお疲れ様でした。
別名:殺し愛反省会
場所:サムライエンパイアでの活動時に拠点としている庵
※注意※
最大50発言を目途に、それ以前でもキリが良い処で終了
1
月舘・夜彦 2020年1月31日
(縁側から聞こえる彼の声に振り返り、少し考えるように俯いた後に顔を上げる)
――愛、でしょうな。
戀と言い表すには、余りにも色々な感情が混じってしまっている。私はそのような気がしてなりません。貴方は、如何なのですか?
篝・倫太郎 2020年1月31日
(俯いた後、上げられた夜彦の顔に安心したように笑って)俺も『愛』なんじゃねぇのかな……まぁ、本気も本気の恋愛なんざ、あんたが初めてだから実際のとこ、戀だの愛だの名前を付けて呼べるほど、自分の感情を知ってる訳でもねぇからさ……他の奴から見たら『戀』なのかもしんねぇけど……(肩を竦めて笑い)
月舘・夜彦 2020年2月1日
周りが如何であれ、自分が如何感じるかですよ(肩を竦める様子に微笑みながら歩いていき、隣に腰掛ける)私はどちらも経験しているから、違いが判るのかもしれません。……相手が好きで、自分を想って欲しいという気持ち。勿論今もありますが、前者の方が強いような気がします。
篝・倫太郎 2020年2月1日
それなら、愛って事で一つ頼むわ(あっさりとしれっとそう返すと、何も言わずに隣へと腰掛けた夜彦に対して、幾分か幼い嬉しそうな笑みを浮かべて迎え入れて)ちぇー……経験不足だって言われるとぐぅの音も出ねぇや……俺は、あんたの事が欲しいのは……勿論、あるけど。どっちかつーと、あんたが楽しかったり嬉しかったりするのを見てぇなぁとか一緒に体感してぇなぁってのが強い、かな……?(そう続けながら夜彦の手に自分の手を重ねて、きゅっと握り)あんたが楽しそうだったり嬉しそうだったりすると、俺も、楽しいし嬉しい、から……(少し考え)これは、戀なんだろか?愛なんだろか?経験者、教えてくれよ?(そんな風に尋ねると小さく笑う)
月舘・夜彦 2020年2月1日
はい、ではそうしましょう(迷い無く返す彼にくすくすと笑いながら頷く)おや、お付き合いの経験は倫太郎殿の方があるはずですよ?ですが、貴方が思うように私も色々な事を倫太郎殿と知っていきたいと思っております(握られた手へ視線を向けて目を細め)そこで私に問うのは少し意地が悪い気がしますが……戀に近い、でしょうか。楽しいや嬉しいといった気持ちだけでなく、悲しいや苦しいも共に抱ける事が愛なのでは、と。……経験者の言葉ですが、如何ですか?
篝・倫太郎 2020年2月1日
あ!……んたはんっと、意地が悪い……ぞ?(うぐぐっと息を詰まらせるようにしてからちぇーっと息を吐き)交際経験と恋愛感情は比例するとは限らねぇの……!俺、大概付き合って、って言われる側だったし。、「好きじゃなくても嫌いじゃないなら!」って言うから付き合ってたんだもん……(言いながら、あ、これ大概ろくでもねぇな?と自分で思い返すと深く息を吐き出して)んー……悲しいとか苦しい、は……なんだろな。あんたに関しちゃ、全部俺が受け持つからあんたもう良いじゃんって思っちまうんだよなぁ……(空いた手でわしわしと項を掻き、ぼそり)……でも、そういうもんか……(なるほど?と考える)
月舘・夜彦 2020年2月2日
私が意地が悪いのなら、お互い様です。UDCアースの方々は互いに想っていなくともお付き合いをされる文化があるのですか……?(想像も出来ないと言いたげに難しい顔をして問う)いいえ、全部自分がするというのは甘えのようで納得出来ません。倫太郎殿とは持ちつ持たれつの関係で在りたく思います。
篝・倫太郎 2020年2月2日
お互い様ならいいや(自分だけが意地が悪いのはどうかと思うし、夜彦だけが…なんて、最初から思ってない事に気付いて笑う)付き合ってる間に情が沸くかもしれねぇ……みたいなのなんじゃねぇの?俺、その辺良く判んないってのは前にも言った気が……する、けど?まぁ、うん。好きでもない相手と交際ってな本来はシマセン。ぅん(そそそっと視線を外してぼそり)や、実際はそんなの出来ねぇけど、そう思っちまうんだってば……(繋いだ手をぐい!っと引いてぎゅーっと抱きしめて)……俺にはそれくらいしたって全然足りねぇくらいに価値があるんだってコト。あんたの存在は。(耳許でそう囁いて)
月舘・夜彦 2020年2月2日
相手が倫太郎殿に好きになって欲しくて、尽くした事もあるのかもしれませんよ。これからは同じでは無いのですから、これ以上は言いませんが(視線を外す様子に片眉を下げて)……っ、倫太郎殿?(手を引かれて前のめりになった所を抱き締められる)……貴方は、一度言い出したら止めるつもりは無いのですね。私の代わりに抱えようなんて、物好き所ではありませんよ(囁かれた言葉は嬉しくもあり、胸の高鳴りを覚えながら抱き締める腕に触れる)
篝・倫太郎 2020年2月2日
まぁ、そーなんだろなぁ……でも、無理だったし?(小さく肩を竦めて笑い)うぐー……言われたくねぇですぅ……(むむむー?と拗ねながら考え)だって、無理だもん。止め方判んねーもん。(きっぱりとそう返すと緩々な笑みを浮かべて)夜彦のコトに関しちゃ、物好き越えて変人でも構わないって思ってンだけど、俺。つーか、あんただって多分本質は同じだと思うけどな……単純に、惚れてるから笑ってて欲しいし、幸せだけ渡してぇなって思っちまうんだもんよ……(だって、もう良いじゃん。あんた、もう充分シンドイ思いしたんだからさ、もう、そう言うのは要らねぇだろ……そう思いながら笑う。笑って告げる)夜彦、やっぱ俺あんたの事すげぇ好き。
月舘・夜彦 2020年2月3日
……貴方は本当に躊躇い無く言葉を並べてきますね(黙って聞いていたが、最後の言葉に居た堪れず呟いて)何からこんな事に……戀と愛の違いを話していて、倫太郎殿が仰るものはきっと……。あぁ、もう。いいです(考えながら言葉を続けるも、言葉にするのが気恥ずかしくなり俯く)
篝・倫太郎 2020年2月3日
あんたに関しちゃ、素直に言うって決めてンの、俺。(にへらと緩く笑ってそう告げる)良くねぇよ……なんだよ……すげぇ気になるじゃん……おれが言うのは、ナニ?(続いた言葉を途中で打ち切られると、やはり気になるモノだから、そう問う)やーひこ?言わねぇと、噛むけどいい?(自分でも相当に頭の沸いた発言だなァなんて思いながら冗談めかしながら腕の中に抱き込んだ男にそう声を掛け、やはり笑う)
月舘・夜彦 2020年2月4日
言いますから噛まないでください……。貴方があのように仰るから、私も少し動揺してしまったのですからね(俯いていた顔を上げる)相手に幸せになって欲しいと、対価を払わずして尽くすという行為は少なくとも戀ではなく、愛と言うのではないでしょうか。
篝・倫太郎 2020年2月4日
ちぇー……折角噛もうと思ったのにぃ……(ザーンネン。そうおどけた調子で返して、続いた言葉に瞬きを一つ。それからきょとりと首を傾げ)動揺?え?なん……(で?そう問う前に返ってきた言葉に些か幼い印象の笑みを零して)何を対価って言うのか判んねーけど。俺が対価だって思うもんはあるし、それはとっくに先払いで貰ってるからなぁ……(うーん?と考えながら)でも、そっか……夜彦から見たら俺のこれは愛か。ならいいや。俺のこれはあんただけに向けたもんだから、どう思ってどう受け止めるかはあんた次第だ……(えーっと?そう呟いて言葉を探して手繰り寄せて)えっと、だから……あんただけの、俺だから。(更に考えて)……一応、返品可だけど……(小さく小さく呟きを零して)
月舘・夜彦 2020年2月4日
だめです。犬や猫ではないのですから(咳払いして姿勢を正す)私から何かを払った記憶は無いような気がしますが、私はそのように受け止めています。……(己だけ、という言葉に少し黙り込み)先程までの饒舌は何処へやら……。今更突き返すような事はしません。そもそも、私を独りにはさせられないのでしょう?ならば、貴方の方こそ責任を取って頂かなくては困ります。
篝・倫太郎 2020年2月4日
犬猫じゃなくたって……つか、人だって恋人噛むくらいはするっての……(軽い口調でそう返し、姿勢を正した様子に小さく笑んで)払ってるんだよなぁ……まぁ、あんたのと同じで「俺はそう思った」ってやつだけどな……?色々貰ってるンですけど?とりあえず『居場所』とか『故郷』とか?あぁ、あと……『命の使い道』もかな?(指折り数えつつそう返し)うん。させらんないつか、させねぇもん。責任は取らない。つか、好きだから、そうするンだよ、夜彦。『責任』が生じなくても、あんたと一緒に居たいから、一緒に居ますぅ。一応、今後の為に言質取っとこうかなーって思っただけだし(きっぱりとそう返しておけば、ちょっとした不安から零れた言葉も冗談にならないだろうかと思いながら)
月舘・夜彦 2020年2月5日
恋人は、噛むもの……?(分からない様子で返された言葉を反芻する)貴方が欲していたものを与えられたのならば幸いですが、それは私も同じです(話している間に責任という言葉を思い返し)だからと言って、その恩の為に居る訳ではなく……居たいから、ですね。それから、居て欲しいです。
篝・倫太郎 2020年2月5日
つーか、『噛むもの』じゃなくて、『噛んでも許される』かな?(反芻する様子にその情報を上書きしてから、何度か瞬いて笑う)ん。俺もだ。あんたが欲しかったものを渡せてたならいいし、責任とかそういうんじゃねぇで居てくれるンなら、いい。(夜彦の言葉に嬉しそうに破顔して)好きだぜ、夜彦
月舘・夜彦 2020年2月5日
なるほど、親しい間柄で戯れる事と似たようなものなのですね(理解した様子で頷く)倫太郎殿……(続いた言葉と彼の表情に釣られ、嬉しそうに微笑んで)私も貴方が好きです。私を助けてくれたからではなく、貴方そのものを好いております。
月舘・夜彦 2020年2月5日
(彼を見つめていたが、ふと思い出し)……だからこそ、お互いの行為は反省するべきなのだと思うのです。
篝・倫太郎 2020年2月5日
似たような……つーよりも、手段の一つ?(頷く様子に、続いた言葉に、息を飲んでからくしゃりと笑う)ぅん?ぅん(こくこくと頷き)……あんたのそれを疑った事はねぇぞ?俺(しみじみと、噛みしめるように)でも、言われると嬉しいな?あんた、あんまり言ってくれねぇし。
篝・倫太郎 2020年2月5日
反省?え?なんで?(本当に判っていない様子できょとりと幼い表情を浮かべて夜彦を見た)
月舘・夜彦 2020年2月5日
仮であれ、私は貴方を毒殺してしまったのですからね。気の迷いだったとしても貴方を殺めようとしてしまったのは事実。改心せねば。
篝・倫太郎 2020年2月5日
え?嬉しかったけど、俺(はて?と首を傾げつつも。夜彦の言葉になぁんだ、そんなこと。そうにこにこと笑い)俺、気の迷いじゃなかったりしてたけどなぁ……
月舘・夜彦 2020年2月6日
貴方は、本当にそのつもりで……?(笑う彼の言葉に目を見張って問う)
篝・倫太郎 2020年2月6日
んー?だってさ、元々招待状出した影朧は招待客を殺そうとあれこれ画策してますよ、って場所だっただろ?で、まぁ……あれだ……(項をかしりと一度だけ撫でて)そんな奴に、嘘でも真似事でも、あんたを「殺す」なんてそんなコト、されんの我慢なんねぇなって?なら、俺が「殺す」し?そんな『特別』をさ……俺が誰かに譲ると思うワケ?
月舘・夜彦 2020年2月6日
……そうですか?(複雑な表情で話に耳を傾けていたが、彼の意図は全く理解出来ないものでは無い。だからこそ反省しないのだろう、と)……そうですね。貴方はそのように考える方でしたね。だから、これ以上は何も言いません。ですが……貴方こそ、私の行為に何か思う所は無いのですか?
篝・倫太郎 2020年2月6日
うん?そのように、ってどのように?(きょとんとした後、何も言いません。の一言には嬉しそうに笑って返し)……え?思う処?……思う処……んーっと、すげぇ嬉しかったけど?(思い返して、そう告げて。なぜか酷く照れた顔をしてみせた)
月舘・夜彦 2020年2月6日
私が何かをされるくらいなら自分がやる、と。他の世界の文化を楽しむ時も共に初めてを経験出来る事が嬉しいと仰っていたので、きっとそれに似ているのだろうと思いました(思い返して和んだように微笑んでいたが)……嬉しい、は意外ですね。毒薬でしたから、かなり苦しかったのではと思ったのですが(心配そうな表情で彼を見る)
篝・倫太郎 2020年2月6日
うん……(夜彦の言葉に素直にこくりと頷いて)……意外?なんで?……って、そこ?え?や、苦しかったのは苦しかったけど……。極端な話、あんたを殺そうとした俺と俺を殺そうとしたあんたと。どっちも同じじゃねぇの?違う、のかな?(首を捻って考えて)あ、そうか……あんたが俺を殺そうとした理由、聞いてないからか……(心配そうな夜彦の顔を見遣り)なぁ、なんで俺の事、殺そうとしたんだ?(直球で尋ねた)
月舘・夜彦 2020年2月7日
戦いを終えた後、怒るのではと思っておりましたので。それは、恐らくは同じかと(改めて理由を尋ねられて考えるように目を伏せる)……いずれにせよ、貴方が先立ってしまうのであれば、今終わりにしてしまってもと考えてしまったが故の行動です。
篝・倫太郎 2020年2月7日
……なんで、怒んなきゃなんねーのさ……(不思議そうに呟き、続いた言葉には無邪気に笑う)あ、ならやっぱ同じだな。対象が人と時間の違いはあるけど、同じだ。俺は俺以外の奴が勝手に俺からあんたを奪うのが嫌で、それなら俺自身の手でって思ったし。あんたはあんたで、あんた以外の……時間ってやつがあんたから俺を奪うのが嫌であんた自身の手で、って事だろ……?(ほら、一緒だ。と嬉しそう、心底嬉しそうに笑い)やっぱりなんで怒ると思ったんだか……
月舘・夜彦 2020年2月7日
好いた相手に殺意を向けられるのですから、悲しみや怒りを感じるのは当然ではないのでしょうか。とは言え、貴方のその様子からそうでは無いようですが(笑ってばかりの彼へ様子を窺うように見つめ、話に耳を傾ける)……時間が、奪う。そうですね、時間から貴方を奪われないようにする為の行為。そう例えるのならば、納得は出来ます。
篝・倫太郎 2020年2月7日
え?そういうもん?(夜彦の言葉に、はて?と首を傾げ)……哀しみとか怒りとかそう言うのはなかったけどな、俺……。言っただろ?嬉しかった、って(あっさりとそう告げて、自分を窺う夜彦の様子にまた無邪気に笑う)結局のところさ……えーっと、まぁ、うん。独占欲だから、俺のは。で、俺はあんたのも、『そう』だと思ったから?だから、物凄ぇ嬉しかった(自分の『嬉しい』という感情の根底を辿り、同じだと思ったから嬉しいのだと伝えて、再び笑って見せた)
月舘・夜彦 2020年2月8日
本当に……嬉しいと思うのは、貴方くらいではないでしょうか(無邪気な笑みに安堵したように微笑み返して)私自身、思っていた以上に欲が深いようで驚かされます。それも貴方だからこそなのかもしれませんが。さて……反省会と言う程ではないですが、お互いに問題は無かったという事で良いでしょうか。
篝・倫太郎 2020年2月8日
そっか……、あんたがそう言うならそうなのかもな?つか……夜彦は、そういうの、おかしいと思うか?(俺、良く判んなくてサ、と肩を竦めて笑い)前にも言ったけど……俺に対して、ならいくらでもドーゾ?あんたの欲を貰えるなんてな、光栄だってな?(そう告げながら益々にこにこと笑って)や、だから、そもそも、俺はずーっと問題ないから話さなきゃいけないコトないって……(夜彦の確認に瞬きを数度してから深く深く三度笑った)
月舘・夜彦 2020年2月9日
前例が無いので判断出来ませんが少なくとも私は変とは思っておりませんよ。むしろ、貴方らしいような気がして納得しております。……驚いているだけであって、貴方には甘えさせて貰っています(目を細めて頷いて)おや、そうでしたね。ですが素直に話をして良かったです。このような機会は無いに等しいですが、同じ事があっても迷いは無さそうです。
篝・倫太郎 2020年2月9日
ん。あんたが『変』とか『嫌』とかそーゆーんじゃなきゃ、いいや。そんな言われたら流石に俺も凹む自信あるもんよ。……ぅン(こくりと頷くと嬉しそうに笑って、夜彦の額にぐいぐい自分の額を押し付ける)そだな……(夜彦の言葉にうんうんと納得した様子で頷き返すと)あのさ、折角だし、ついでだから言っとく。……あんたの独占欲が俺を終わらせる程に強いモンなの嬉しかったし。同じくらいに、あんたのその選択で終われる事も嬉しいなァなんて思ったから。ホント、夜彦はいつだって俺に欲しいものばっかりくれる。ありがとな?
月舘・夜彦 2020年2月9日
人それぞれですから、そのような事は言いませんのでご安心を(話す合間に額が合わさり、少し驚いたように瞬くも言葉に目を細め)それならば私もです。私の気持ちが貴方の重荷になっていなければと思う時もありますが、貴方はそれを嬉しいと伝えてくださる。だから、私は安心して素直に気持ちを伝えられます。ありがとうございます、倫太郎殿。
篝・倫太郎 2020年2月10日
ん……(ご安心を、の一言に嬉し気にこくりと頷き)あ、でも、そう思ったら、教えてくれなきゃヤだぜ?(笑ってそう返すと顔を上げ、頬を軽く啄む)重荷なのは俺の方かなぁって思ってンだけど?つーか、実際嬉しいんだもんよ。もしかしたら、人によっては『重荷』になるかもしれねぇ規模のあんたの気持ちが俺に向けられてるってコトが、どうしようもなく嬉しいんだよなぁ(ふにゃりと緩い笑みを浮かべ)後、だ……俺の場合は割と重荷規模の『なんか』が、あった方が良い気がする。でねぇと揺らぐ気がすっからさ……。で、どういたしまして、だ。
月舘・夜彦 2020年2月11日
はい、話さずにいて良い事はありませんでしたからね(頬を啄まれ、くすぐったそうに目を細める)つまりは私が我儘を言った方が貴方は安心するし、嬉しいという事なのでしょうか。
篝・倫太郎 2020年2月11日
そだな。あんたは一人迷走するし、俺は勝手に諦めるし?良い事なかったもんな(思い出してくすくす笑い)んー……我儘に関しちゃ、叶えられるかは別だけどな?あんたが思ってる事とか考えてる事とか?そーゆーのが知れるのは素直に嬉しいぜ?嫉妬も、独占欲も、あんたから俺に向けられたモンなら俺は嬉しいから(きっぱり言い切って笑う)
月舘・夜彦 2020年2月12日
本当……あの時はお互い言葉足らずでしたからね(思い出して気恥ずかしそうに笑って)叶わなくとも貴方ならば受け止めてくださるような気がします。ですから、貴方も気にせず我儘を言ってくださいね。出来る限り叶えたいです。
篝・倫太郎 2020年2月13日
あの時は……言わない方がいいって思ってたからなぁ、俺の場合。わざと言葉足らずにしてたつーか……(肩を竦めるも続いた言葉に瞳を瞬いて)そりゃ、あんたの中に生まれた願いなら、ちゃんと聞くし、受け止めるさ。『俺に対してだから』生まれた我儘なら謹んでイタダキマス、ってな?んー……それも今の所、叶ってるからなぁ……それに、そう言ってくれるのが、すげぇ嬉しい。好きだぜ、夜彦。(そう柔らかく笑んだ)
月舘・夜彦 2020年2月13日
ですが、もう済んだ話です(竦めた彼の肩に手を添える)今は叶っているとしても追々出てくる事もあるでしょうから気長に待っていますよ。私も貴方に何か出来る事が嬉しいのですからね(頷いて聞いていたが、告げられた言葉に嬉しそうに微笑んで)はい、私も倫太郎殿が好きです。
篝・倫太郎 2020年2月14日
ん、そだな。でも、あんたとの記憶だから、それも俺には大事なんだってコト。(肩に添えられた手に自分の手を重ねて)うん。出てきたら……な?あんたは案外と先回りしちまう。で、俺に言わせねぇで叶えてくれちまうから(くすくす笑って)さて、そろそろ帰ろうぜ?陸彦と灯里が待ってる……陸彦は主に土産の豆大福を、かもしんねぇけど。(そう促して)
月舘・夜彦 2020年2月14日
では、今度からは私が動く前に教えてくださいね(くすくすと笑い返し)はい、帰りましょうか。特に陸彦は食べ盛りですから、今頃お腹を空かせているのかもしれません。
篝・倫太郎 2020年2月14日
お、おぅ、頑張るわ……(つーか、何が望みなのか、具体的に当てはまる言葉を見つけ出す前に行動で示してくれる場合はどうすれば?と考えながらもそう返し)だよなぁ……晩飯、何にすっかなぁ……(そう笑いながら予備動作無しで立ち上がると手を差し伸べた)じゃ、帰ろう
篝・倫太郎 2020年2月14日
いつも通り、差し伸べる手。
いつも通り、差し伸べられた手を取る。
真似事とは言え互いに凶行を果たしたその手を……
差し伸べる事にも、取る事にも躊躇はなく。
手に触れる互いの温度に二人、小さく笑んで帰路に着く。
喪われなかった温もりは確かに掌でとけた――
【了】