0
【RP】日常という名の風景と

鏡島・嵐 2019年9月1日


仮住まいとしている迷い家がある小高い山を下り、林を抜け、ぽつぽつと点在する街灯を頼りに畦道を行くと、最寄りの鉄道駅に辿り着く。
普段から乗り降りする客は殆どいないのだろう。駅の周囲にはコンビニエンスストアも無く、ただ一面の田畑と、こんもりとした小さな木立が点在するのみ。
その駅から電車に揺られ、数駅隔てたところにある近くの街――そこそこの規模と人口を擁する、地方都市と呼んでも差し支えない街である――を目指す。

事の発端は携帯端末に舞い込んだ、一通のメール。

“――ひとつ、UDCアースは日本の街を散策したいと思うのですが、ご一緒に如何ですか?”

友人のたっての誘いとあっては、断る道理は無く。
どの街にするか、いつ、どこで落ち合うかをとんとん拍子に相談で決め、それじゃあ楽しみにしてる……と約束したのが数日前。
そして、今日がその日だった。

『ご乗車ありがとうございます。まもなく――、――です。お出口は左側、3番乗り場となります。お乗り換えは……』
ぼんやりと車窓の外の風景に見入っていた意識が、目的の駅が近いというアナウンスに引き戻される。
平日、朝10時過ぎ。
そんな時間帯でも空きの多い座席を立ち、開いた扉からプラットホームに降り立つ。
この電車に乗ってくることは予め伝えてある。几帳面な彼のことだ、遅刻することなく約束の場所で待っていることだろう。

夏が過ぎ、暦の上ではもう秋のはずなのだが、9月の初旬では未だ陽射しや気温に夏の名残りが見て取れる。
――さて、今日はどこへ足を伸ばそうか。




入室(ごきげんよう)
0
離席中(ちょっと失礼)
0
置きレス(今宵はここまで)
0
退室(ごきげんよう)
2
0





トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月14日
文明の光は星明りを遠ざけるものですからね。もっとも、それを真の意味で知ったのは故郷以外の空を見上げた時からですが。この世界で言うプラネタリウムのようなものでしたので、天候に左右されぬ利点はありますが……ね。(やはり天然自然には敵いません、と笑って)
しかし、暖かい飲み物を飲みながらの天体観測ですか……汁物やシチューなどの料理を囲みながら行うのも良いかもしれませんね。食事を取れば生身の方でも寒さは気にならぬでしょうし……。いえ、その材料を確保し持ち運ぶのは一苦労ですか。 (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月14日
レトルトがある世界なら多少は楽になるけど、そうじゃねえ世界だと汁物の料理は完成品も材料も持ち歩くんは大変だからなぁ。宿を別に取ってそこから持って行くか、それ以外の料理で妥協するか……まあ、そこら辺は時と場合と気分によりにけり、だな(笑って)

とは言え、やっぱ野営は好き好んでやるもんじゃねえよ。体力的にも精神的にも、屋根と寝床のある場所で休息取るんが一番だ。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月15日
汁物はまず水の確保や輸送が大変ですからね。近くに水源があれば話は別なのでしょうが。まあ、その水源が飲めるものとは限らないという可能性もありますので中々に大変です。(苦笑し)

野営はある意味で最終手段でもありますからね。だからこそ、古の人々は水源を中心に宿場町などを整備していたのでしょうし、その場所へ辿り着く為に旅程を調整する等の試行錯誤を繰り返した訳で……。
旅とは快適さを求める人類の苦闘の歴史なのかもしれませんね。 (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月16日
飲める水が豊富にあるってのは、実はすげえ恵まれてるコトなんだよな。おれも旅をするようになって、そのありがたみがとてもよくわかるようになった。

そういうんも含めて、少しずつ旅のノウハウってのは進歩してきてるとは思うな。文明の遅れてる場所だとまだまだそういうんはわかりにくいかもしれねーけど……それでも、長い目で見れば、きっと快適になったモノはあるはずだって、そう思いてえな。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月16日
水が貴重なのは私の故郷も似たようなものですね、特に小型の宇宙船では顕著でした。長距離航行の際、氷の小惑星から採取出来れば良いのですが、そうでない場合は基本は『使用』した水を『浄化』して使う事になりますので……。(なにやら奥歯に物が挟まった言い方をしつつ)

文明が遅れている場所で長距離の旅を行うケース……確か『遊牧』という生活様式がUDCアース含め多くの世界であった筈。彼らの生活様式も長年の経験の蓄積によるものでしょうが……鏡島様は接触されたことはありますか? (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月16日
ええと、UDCアースでもA&Wでも会ったことあるな、遊牧民の人。動物いっぱい引き連れてるから素朴なイメージが強ぇけど、意外に外との交流もあって商売上手なんだよな。そうじゃねえと自分達じゃ作れねえ、生活に必要な品物が手に入らないからなんだろうけどさ。……見方を変えれば、ちょっと毛色の変わった行商人って風に捉えることもできるかもだ。実際、キャラバンを兼業してる遊牧民の人も居たしな。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月17日
商売上手……成程、そのような特色もあったとは。知識不足から自給自足の生活を行っている印象を持っておりましたが、考えてみれば外界との交流も必要不可欠でしたね。家畜やその副産物の取引相手の事を失念しておりました。(驚いたように緑光を瞬かせ)
そういえば、A&Wで遭遇したキャラバンと遭遇した際、口車に乗せられてお連れの方と共に道具を思わず購入したことがありましたね……。旅慣れた商売人の生活によって磨かれた手強さというものを実感した一幕でした。
鏡島様もそう言った経験は御座いますか? (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月17日
まあいっぺんくらいはそういうこともあったな。とは言え今ほど金を持ってなかった時の話だから、無茶な買い物は出来なかったわけだけどさ。
おれの勝手な印象だけど、商売やってる人って、どこの世界でも逞しい……つうか、強かなイメージがあるんだよな。どんな人間でも客にするし、どんな手を使っても儲けに結び付けるみてえな、良くも悪くもそういうイメージがある気ィする。
つっても、当の本人たちに言わせりゃ、商売の基本は「互いに幸せになろう」ってことらしいからな。本質的には悪人、では無ぇはずだ(肩を竦めつつ、へらりと笑って) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月18日
悪人であればそれは商人ではなく『詐欺師』の類ですからね。商売で一番大切なのは『信用』ですから。(深くうなずき)
ですが、その強かさは顧客にとっては頭を悩ませませすね。私の身体や装甲、武装に兵器に消耗品……売買取引内容の更新の時期になりますと、私の最大の後援者の皆様が最大最強の敵と思えます。
(喧々諤々の交渉を想起したのか頭痛がすると言いたげなジェスチャーをし)
UDCアースのテンプル騎士団は財産管理の権利を利用し騎士道に抵触しかねない程に富を蓄えたと見聞いたしましたが、その必要性が薄々理解出来ますね……。 (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月18日
ははっ、殴り合いや傷つけ合い以外の“戦い”ってわけか。流石のおれもそういうんは怖いとは思わねーけど……いや、全然違う意味で怖いんかもな?

(テンプル騎士団の逸話を聞き、手を顎に当てて)世知辛ぇ話だけど、そりゃあ金や物は無いよりあった方がイイってことだろうな。名だたる騎士団も丼勘定じゃ務まらなかったってワケだ。
おれも金の話はそんなに詳しいわけじゃねえけど……一か月とか一年間の予算を立てて、その通りに金を動かして、帳簿をまとめて……ってのがすげえ大仕事なんはわかるつもりだ。何せそのお金に関わる奴皆の未来に責任があるわけだもんな。(小声で)……暇な時にやってる勉強、もうちょっと数学頑張った方がイイかな?(隣の騎士に気取られぬよう“むぅ”と唸り) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月19日
(揶揄う様に笑みを含ませつつ)
ふふふ、怖いというより恐ろしいと表現すべきでしょうか。下手をすれば自分が不利益を被っていることに気付かない可能性もあるのです。私の取引先の方々も契約内容に不備をワザと紛れ込ませて、電子頭脳が劣化していないかチェックしていますよ。お互いに一定以上の信頼があって織り込み済みだから出来ることですが。
……数学も大切ですが、契約書の読み方や法律の把握も重要ですね。法は弱者ではなく、知識ある者の味方という無慈悲な側面もあるのですから。
(感度の高いセンサーの耳に入っていたらしく、こっそり呟き)
まあ、尋常の生活の範囲ではあまり気にする必要は無いと思います。この世界のこの国では専門家である弁護士に相談することも出来ますので…ん?
(自分の言葉にふと何か思い至ったのか、頷いて)
ある意味、依頼人を法を駆使して庇護し、代理人として戦う弁護士は近代の『騎士』と呼べるのかもしれませんね。 (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月20日
法と秩序を武器にして戦う「騎士」ってわけか。……言われてみればそういうモンかも知れねーな。血の流れねえ、信念と信念のぶつけ合いだ。命を失くすことは無ぇけど、それでも「戦い」のひとつの形ではあるんだよな。……うん、ちょっと怖ぇかもだ(身震いするような仕種をしてみせ) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月21日
……規則も無く、情けも無用。取返しの付かぬ命の遣り取りで恐怖することは当然ですが。鏡島様は『血を流さぬ戦い』の『何を』恐れているのですか?
(幾つかの候補を電子頭脳の裡に浮かべつつ、身震いする友人の心底を測るように尋ね) (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月21日
(心の奥底まで見透かすようなトリテレイアの翠緑の光に、戸惑うような視線を返す)
……命を失くすことは無くても、負ければ何かを失うなり、堪えるなりしなきゃならないんだよな。金とか土地みてえな即物的なモンから……信頼とか名誉みてえな目に見えないモンまでいろいろ。勿論、悪ィことして裁かれるんは別だけどさ。
仮に相手に何の非も無かったとしても、自分が信じるものや大切にするもののためには、そいつに勝たなくちゃいけねえ。誰とも争いたくねえって思ってても、いつかはそういう衝突を経験するんは避けられねえし、勝ちを譲ることも出来ねえ。……それを考えると、ちょっと……な。
(まだそういう覚悟は自分には無ぇから……と続く少年の言葉は、どこか弱弱しさを含んだものであり) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月22日
(言葉に耳を傾けるように静止し)
……どんな手段を用いたとしても、『争い』の中で喪失するものは存在します。御伽噺の中でさえ、悪役は敗れ去り野望は潰えるもの。いわんや現実では……。(残念そうに首を振り)
ですが、闘争と勝利、そしてそれによって生まれる敗者こそが生物が日々の糧を得、進化を促し、新たな領域へと歩みを進める為に必要不可欠な要素であることも事実です。でなければ、私の様な種族が……ウォーマシンが生まれることなども無かったでしょう。
(掲げた鋼の拳を握り締め、銀河帝国の人型戦闘ロボット種族の系譜に連なる機械の騎士は固く冷たく断言し)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月22日
……ですがね、鏡島様。ヒトは理性ある存在でもあると私は考えるのです。
決闘を終えた騎士達が、勝敗に関わらず互いの健闘を称え友情が芽生えるように。論を戦わせた人々が互いの思惑を理解し、新たな境地を発見する切っ掛けともなるように。
御伽噺のような理想論ではありますが……皿に乗ったパイを取り合うゼロサムゲームの範疇に留まらず、新しいモノを生み出すことだって、きっと出来る筈なのです。
(真摯に、願う様に、朗々と言葉を紡ぎ)
ウォーマシンとして断言いたしますが、鏡島様のそのお考えは勝敗において明確に不利となります。
ですが……その『相手を思いやれる』ことこそがヒトの戦いにおいて重要で大切な事であると、私は思いますよ。
……願わくば、『生み出す』為に戦いたいものですね。
(声は軟らかく、笑う様に緑光を瞬かせ頷き) (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月22日
やっぱそっか……おれは基本、戦いとか勝負事には向いてねえってわけだ。まあ自分でもわかっちゃいたし、向いてたら向いてたで複雑だったろうけどさ(自嘲するような、けれどどこかさばさばした口調で)
……だけど、ぶつかり合うことでしか生まれねえモンがあるっていうなら、それはちゃんと肯定しないとな。そういうモンを一つずつ積み上げて、人間が一歩一歩前に進んできたっていうんなら、猶更だ。
(ひとつ頷き、騎士のセンサーアイに細めた視線と笑顔を返した) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月23日
鉄火場や修羅場に嬉々として赴き、獅子奮迅の戦いをする鏡島様……というお姿は、少しシュミレートが難しいですね。(苦笑の音声を漏らし)
それは兎も角、戦いに向いていなくとも存外、戦いにおいて不利という訳では無いものですよ。よく言われますが、臆病な兵士は生き残って経験を積み、勇敢な兵よりも多くの敵を倒し…。
(そこまで言って、自分の言動が戦闘方面に偏り過ぎていることに気付き、首を振って)
鏡島様は戦士ではなく『旅人』ですから、人と人とのぶつかり合いに第3者の立場で遭遇することも多いかもしれません。その際に、多くの見聞から得た知見や意見が彼らの諍いを収める『新たな要素』となること…調停者となることを私としては期待したいですね。
(『勿論、危険やトラブルからは距離を置く…というのが快適な旅の最適解であることは承知済みですよ?』とウィンクするように緑光を瞬かせる) (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月24日
横から諍いを調停って……迂闊に贔屓とかできねえし、ヘタしたら両方から恨まれそうだし……どう考えても難しい役回りじゃねえ?(むむむ、と眉を顰める)
おれは今のとこ人生で経験したトラブルなんてのは、傍から見たらガキのじゃれ合いみてーなモンくらいだけど……あんまりドロドロした諍いは、正直見たくねえなぁ。
つっても、修羅場鉄火場ってのはこっちにその気が無くても、向こうから巻き込みに来るってこともあるんだよな。オブリビオンとの戦いもある種そういう側面があるしさ。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月24日
まあ、難しいものなのは仰る通りです。
私の故郷でもフォースナイトの流派によっては、『セイバーを抜いて争いを収めて次善。真の宇宙の騎士は剣を用いず平穏を齎すものなれば』等と、その域に達することを理想としておりますが、逆説的にそれが困難であることの証明でもあります。なにより負の感情に晒され過ぎて、悪の道に堕する危険もあるそうですからね……。(サイキックの素養無き私にとっては伝聞でしか知ることが出来ないのですが、と残念そうに呟き)
ですが、巻き込まれても鏡島様は逃げずに立ち向かう……そうですよね? (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月25日
(疑問というより確認に近い騎士の問いに、少しだけ困ったような表情で)
……そりゃあな。見知った奴が困ってる顔を放っておくんは落ち着かねえし、出来るなら力になりてえって思うんは人情だし、性分だ。……トラブルの内容次第じゃ首突っ込まねえ方がイイ場合もあるし、そういう時は自重すっけどさ。
でもやっぱり……自分の手が届く範囲にいる親しい人間くらいは、幸せに笑っててほしい。勿論おれだってそういう人たちと一緒に笑いてえ。だからまあ……自分を犠牲にするほど、おれは出来た人間じゃねえってことかな。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月26日
……出来た人間ではないと、そう卑下する必要は無いかと思います。
自分を犠牲に他人の幸いを求める…自己犠牲は賛美されることが多いですが、それは部外者である第3者が口にするからこそ。
当事者である救った者は救われませんし、救われた者も重い記憶を背負うことになるのですから。
(同意の頷きを返しつつ、振り返る。御伽噺の騎士達の献身と自己犠牲に憧れ美徳と奉ずる自分自身を。己が吐いた言葉の内容を電子頭脳で弾き出して尚、騎士の道を進まんとすることを辞められない己。自己診断を何度繰り返しても『狂っている』という結論が導きだされ)
鏡島様は……旅路の果てに「めでたしめでたし」に辿り着けるかもしれませんね。(嬉しそうに頷く。目の前の友人は自分よりも『大人』なのだ、心配する必要など無いのだと確信したように) (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月27日
おれの旅の果てに、そんな結末が待ってるかもしれねえ、ってか。
……そうだな。一生懸命の報酬がそんな奇蹟なら、やりがいもあるってモンだ(深く頷いて)
だからアンタも、追いかけてるモンを諦めねえでほしいな。ハッピーエンドを目指すんは長く苦しい道だけど……間違ってねえって、おれは信じてえからさ。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月28日
(笑みが浮かぶ声と共に頷いて)
諦めることはいたしませんよ。むしろ諦め「られない」と言うべきでしょうか……。一度機械に定められた思考ルーチンは簡単には変わることはありませんからね。
ただ…鏡島様のハッピーエンドとは違い、私の考えるハッピーエンドは目指すことは正しくとも、到達しない方が良いかもしれません。
(ふと、思い至ったように首を傾げ) (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月28日
正しくても、到達しない方がいい……?(眉を顰めて反芻し)
それってハッピーエンドとは言えねえんじゃねえのかな。おれにとってのハッピーエンドは「自分も含めた皆が満足いく結末」ってのを考えてたんだけど……それとも、アンタとおれじゃ、ハッピーエンドの定義が違うってことなんか? (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月29日
(定義、という言葉に頷きを返し)
ええ、その通りです。私の定義するハッピーエンドとは『めでたしめでたしで締めくくられた騎士の御伽噺』……これ以上の悲劇も、苦難も、闘争も、騎士の出番も無い最終ページなのですから。
つまり私の最終目標は、騎士の、ウォーマシンの存在意義のこの世からの消滅ということになります。
(御伽噺を振舞いの標とし、その結末を目標と定めた狂気の戦機。ヒトではない機械故の論理性が導き出した最終結論を高らかに謳い上げ) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月29日
……ですがね、鏡島様。ヒトがヒトである限り戦いが終わらないのはウォーマシンである私という存在が証明しておりますし……。
なにより悲劇も幸福も、闘争も発展も、内包してこその『未来』でしょう。
私一人が満足して活動を終えるなら兎も角、これからの数多の新しい命や意思を蔑ろにする訳にはいかないのですから。
(御伽噺と機械の論理が下した結論を、御伽噺の優しさと機械の合理で否定して。矛盾と情という機械の狂気抱えた戦機は苦笑の声を漏らした) (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月29日
(騎士の言葉に、瞑目し)
……それも難しいよな。現実はおとぎ話のように甘くねえ。ひとつのハッピーエンドを迎えても、また新しい悲劇、新しい葛藤が待ち構える。オブリビオンを潰しても、また別のオブリビオンが世界を脅かす――怖い思いをして戦い抜いても、また怖い思いをしなきゃなんねえ……儘ならねえモンだ。
(微かに震える瞼を開く)
でも逆に考えれば、物語は生きてる限りずっと続くってことだよな。選択と努力次第で、その内容はいくらでもいいモンにしていける……それも一人じゃねえ……皆の力で、さ。そう考えれば、悪い話じゃねえよな。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2020年12月31日
ええ、物語は、世界とは子々孫々へと続いていくもの。今を生きるヒトや私の様に活動している存在が積み上げていったものが作り上げてゆく物。
私も機械である以上、何時かは故郷の技術革新に置いて行かれるでしょうが、その時までに世界に…誰かに何かを残し、良き方向へ導けたならばそれは『幸い』と言えるでしょうね。
(嬉しそうに首肯を返し)
……ですが、やはり結末を見届けられないのは心残りですが。
(己が思考回路の根幹はやはり納得していないのか、どこか大の大人が不貞腐れたような雰囲気で不平を苦笑交じりに漏らし)
鏡島様は皆と紡いだ物語を、どの様な形で次世代へ繋いでいくのでしょうね。ご両親のように旅という形を通じてなのか、おばあ様のように教えを通じてなのか……それはこれから次第……なのでしょうね。 (無効票)
0
鏡島・嵐 2020年12月31日
それは仕方ねえよ。おれだって結末がどうなるかは見届けられねえし。……これはそれくらい長い長い物語ってこった。
(子供のように不満を露にする騎士をまあまあと宥め)

ホント、どういう風に伝わるんだろうな。祖母ちゃんみたいに口伝えになるんか、親父やおふくろみたいに後ろ姿で教えるんか……一つだけ言えるんは、どんな形にせよ、事情を知らねえ奴にはマジのおとぎ話っぽく聞こえるってことだ。オブリビオンのことも、たくさんの世界を股にかけた旅も、何せスケールがデケぇもんな(笑って) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月3日
(顎に指を当て上を向き)
UDCアースではオブリビオンに関する情報の統制が行われているのも影響がありますね。そのまま伝えるより、何らかの形で変化を加えるべきでしょうか……。
……旅行記の体裁で怪奇小説という形で書き記してみる、というのも良いかもしれませんね。鏡島様の視点から見た光景と言うのも興味があります。
(少しアイセンサーを瞬かせ) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月3日
「伝奇小説」ってヤツか。おれもたまに読むけど。SFともファンタジーともちょっと違う、でもそういうんを含む不思議な話ってのが、確かにピッタリ合う気はするな。……ちょっと聞いただけだとフィクションっぽいけど、ところがどっこい実話なんですってのが、なんともすげえトコだ。
まあおれは文才はあるのか無えのか自分じゃよくわかんねえから、いざ書く段になってどう描いたモンかすげえ悩むだろうけどな(笑って) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月5日
一般に知られていない文化、風習を取り上げているからこそ作品に独特な雰囲気が混ざるのでしょうね。(同意の頷きを返し)
……文才が無いのは私も頭を悩ませますね。世界各地の騎士の御伽噺を収集する際に伝聞したものを書き記す際は、どうしても他の作品の内容とのクオリティの差がついてしまいまして。吟遊詩人の歌詞や、書物の写本ならその点は困らないのですが……。(笑みに困ったように苦笑いの音声漏らし) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月5日
前にも言った通り、おれ旅日記をつけてるんだけど、あれはどっちかつーと「記録」なんだよな。単に何があったかを「記録」するってだけなら文才なんて要らねえけど、「記録」に色を付けて「物語」に仕立てるってなると難しいよな。
その辺の感性を磨こうと思ったら、いろいろな物語とか詩に触れて学ぶんが正道なんだろうけど……アンタの様子見てると、それも思うようにはいかねえみてえだなぁ。やっぱ難しいんか?(首を傾げ) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月6日
(首肯を返し)それは勿論。
詩人や作家の視点やその表現法は彼らの価値観や思考によって成り立っておりますからね…。
『この場面ではこう表現する』などと過去のデータを大量に参照し類型を蓄積していけばその作家個人の文体の模倣は出来るでしょう。
ですが、それをすると『私個人』…トリテレイアの感性ではありません。…オリジナリティというものは中々身に付くものではありませんね。(苦笑を声音に滲ませ) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月7日
そりゃまあ、簡単に身に付いたら世の小説家や文豪は立つ瀬が無くなっちまうし、そうだからこそ“珠玉の”作品ってのはもてはやされるんだろうしなぁ。おれら素人はまず真似から初めて、徐々に我流でアレンジする、って試行錯誤をしねえとだ(笑って)
……あとは、人生経験ってのも関係するんだろうな。祖母ちゃんにも言われたけど、齢をとって経験を重ねるってのは、実は大事なコトなんだよな。おれのように年端も行かない時分で普通じゃねえ力を持っちまうと、ついついそういうのを誤解しちまうけどさ。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月8日
確かに人生経験、実地での体験というものは様々な場面で影響を与えますね。個人差もありますが私達ウォーマシンは稼働時から一般常識や知識をデータとして所持し活動を始めますが、どうしても経験値不足の最初期は生身の方との『ズレ』が大きな思考や行動を取りがちですから……。
(私も稼働初期は…と感慨深げに呟き)
実体験に勝るものなし、とは一概に言えませんが重要な要素です。
しかし、聡明な鏡島様がそのような誤解をしているとは傍目から見て考えにくいのですが、気付かされた出来事でもあったのですか?
(首を傾げ尋ね) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月8日
おれが直接経験したわけじゃねえけど、そういう話を聞いたことがある。
おれの顔馴染みのUDCエージェントの中に、わりと齢いったおっさんが居てさ。そのおっさんは猟兵の存在が明らかになる前から最前線で活動してきた……所謂「たたき上げ」の人なんだけど、何年か前に自分から希望して訓練教官に配置換えになったんだ。
んで、そのおっさんが事あるごとにおれに思い出話だの愚痴だのを聞かせてきてさ。「若い奴は力任せに能力を揮うからイカン」とか、実際にそれであわや作戦が失敗しかけたとか、そんな話。
そういう話をこんこんとおれに垂れた後、決まって「坊主も俺ぐらいの齢になればわかるようになるから覚えとけ」って言葉で締めくくるんだよ。……だから、実際齢を食えばそういう実感が湧くようになるんかなって(勿論、今はまだわかんねーけどさ……と苦笑交じりに続け) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月9日
(静かに耳を傾け)なるほど…確かにその方の仰られる事は頷けますね。(尤もらしく頷き)
私の故郷には重火器を装備した機動装甲を纏い宇宙空間を自在に飛び回る鎧装騎兵と呼ばれる兵種が存在します。
時に小惑星帯やデブリ帯を潜り抜ける必要がある以上、リスクも高い職業でもありますが…やはり、訓練学校を卒業したてのお若い方の事故率が突出して高い統計結果があります。
宇宙を駆ける快感に酔いしれ、装備の力に溺れ、自身の力量を見誤る……経験不足から起こる悲劇です。(悩まし気に、憂う様に肩を落とし)卑近な例えですと、車やバイク、宇宙船等の乗り物の免許を取った若者にも同じことが言えるでしょうか。
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月9日
そうした事例を多く見ると、教導する立場となった際に次代の若者に同じ轍を踏んでほしくないと口を酸っぱくして注意したくなるという物です。どうかその方が何度も同じ話を繰り返しても、気を悪くなさらないでくださいね。
歳を経ずとも、経験を積んで誰かに何かを教える立場となれば、鏡島様もすぐに実感いたしますよ。
(ウォーマシン故に前線での実戦経験は30年近く、さらに精神年齢や立場がUDCエージェントに近い故に彼に同情的な機械騎士は苦笑交じりにフォローし)
……まあ、力任せに能力を揮うなというその方の金言に関しては、私も耳が痛い点が多いのですが。騎士の務めとはいえウォーマシン故の戦法に頼り過ぎてリスクの見極めが少々荒くなる自覚が…。
(なにやらぶつぶつ呟いていたが我に返り、指を立て)
もっとも、経験を積んで慎重さを身に付け失敗を未然に防げることも確かですが、失われる物もあることも忘れてはいけませんね。 (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月9日
別に気ィ悪くなったりはしねえよ。年上の人の長話に付き合うんは、祖母ちゃんで鍛えられてっしな(へらりと笑う)
にしても……ふーん、鎧装騎兵の人たちもそういう傾向なんか。車の免許とかだと、免許取りたての時よりむしろある程度慣れてからの方が事故が多いって聞いたことあるけど……そういうモンなんかな? 出来ることが増えるってのも楽じゃねえなあ。
でも……そうだな、アンタの言う通りなんかもな。状況が待ってくれないってコトは戦い以外の場所でもあるだろうし……せめてそういう時は、最善の選択を素早く選び取りてえな。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月11日
多くの物事や付随するリスクを把握しすぎて身動きが取れなくなる……『思い切り』という物は大切にしたいものですね。
(或いは、その言葉は友人への言葉というよりも己への戒めだったのかもしれない。ウォーマシン故のリスク計算と騎士として為すべき事の板挟み……それに懊悩し終わりなき演算を続ける己への)

……状況が待ってくれないといえば……。
現在時刻も日も沈む頃合いとなってきましたね。そろそろ私達もここから出るべきでしょうか。
(時計も見ずに時刻を測るのはウォーマシン故か。周囲で帰り支度を始める若者達の姿がちらほらとするなか提案し) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月11日
え、もうそんな時間なんか?
(言われて、携帯端末で時刻を確認する。この時期ではもう日没が近い時刻が表示されており)
……うわー、時間が経つの速ぇなぁ……もう外だいぶ暗くなってるんじゃねえかな?
……とりあえず、駅に向かうか。
(騎士を促して外に向かう。少年の言葉通り、外は黄昏時を迎えていた) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月12日
(最初の待ち合わせの場所であった駅前に到着し)
半日以上過ごしていたというところでしょうか……。
(沈みゆく西日にセンサーアイの緑光を細めつつ、機械騎士はタクシーなどが停車する駅前のロータリーの前に佇む。どうやらUDC組織支部に滞在しているグリモア猟兵経由で帰る予定らしく、組織へ輸送車両の手配をしているらしい。
……巨体でUDCアースの公共交通機関が利用しづらいのである)

ですが、とても有意義な休日の時間を過ごせました。
(眺めていた道中で購入した土産……アンティーク店のブックカバーや書店の童話全集を胴部の収納スペースに収め)
この世界の「普通の人々の暮らし」という物にも多く触れることが出来ましたし……お付き合いして頂いた鏡島様には感謝の言葉もありません。この世界の大衆食堂のような場所などこの機会が無ければ訪れることは無かったでしょうから。
(機械騎士は少年に向き直って頭を下げ) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月12日
うん、そう言ってもらえたんなら何よりだ。イイ土産も買えたみてえだし(収納されてゆく品々を眺め、微笑んで)
街歩きは旅の基本だからな。おれも久々に初心に返った気がして楽しかった。
また時間があるなら、こういうの一緒に楽しみてえな(笑って) (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月13日
ええ、また貴方とこうした時間を過ごしたいものです。
次の機会があれば、私の故郷をご案内するのも良いかもしれませんね。
資源衛星から見上げる恒星の輝きか、ガス状惑星の氷のリングか……観光名所となると候補に迷います。
勿論、今回の様にSSWの普通の宇宙船の中を巡るのも良いかもしれません。……船によって設備や食事の質に上下がありますのでその辺りのご希望などもお聞かせ頂くことにもなりますが。 (無効票)
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月13日
(冗談を交えつつ笑みににこやかに応えていると、宅配トラックに偽装したUDC組織の車両が到着する。違和感を与えぬ猟兵の異能があるとはいえ流石にヒトが乗り込むのは奇異に映るのか。
周囲の人々の注目を集めつつ、機械騎士は運転手が開いた観音開きの荷台に当然のように乗り込み)

……慣れておりますので。

(注目を浴びていることに気付いたのか、苦笑するような声で肩を竦めた後)
鏡島様、本日は大変お世話になりました。
それでは、またお会いしましょう。

(UDCエージェントの手によって扉が閉まるまで、名残を惜しむように荷台の中から手を振るのであった) (無効票)
0
鏡島・嵐 2021年1月13日
おう! おれの方こそ楽しかった!
またな!
(擬装トラックが見えなくなるまで手を振り返し)

……さーて、帰るか。
(一度空を見上げる。東の空には、冬の大三角が見えて)
0
鏡島・嵐 2021年1月13日
――少年と騎士が去った後も、日常という名の風景は続いてゆく。
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
日々の営みは少しずつ変化しながら、それでも大枠は変わらぬまま、様々なものを飲み込んで、一日一日、続いてゆくのだ――。



――「日常という名の風景と」XYZ. (退室(ごきげんよう))
0
トリテレイア・ゼロナイン 2021年1月14日
(【RP】UDCオブジェクト『ポリへドロン』調査記録 
準備が完了いたしました。こちらに移動をお願い致します)

→ https://tw6.jp/club/thread?thread_id=59271&mode=last50 (退室(ごきげんよう))
0