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皐月・灯 2019年8月13日


古いペントハウスの内側に広がる魔術工房。
入ってすぐ脇を見れば、コルクボードが壁に打ち付けられているのがわかるだろう。
工房主は電脳空間に情報を記録できるゆえに、無用の長物と化していたが――。
そうでない者が相手なら、まだ役割は消えていない。


「…………これは」


――人の少ない街の一角を根城とする者同士、ふたり。




皐月・灯(喪失のヴァナルガンド・f00069)
ユア・アラマート(ブルームケージ・f00261)




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ユア・アラマート 2019年8月13日
(走り書きのようなメモが赤いピンで留められている) 「近くに用があったから寄ってみたが、留守だったのでお土産だけ置いていく」
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皐月・灯 2019年8月13日
(決して綺麗とは言えない癖のある字で、ふせんがピン留めしてある)「どこのシュークリームだったか今度教えろ」
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ユア・アラマート 2019年8月15日
(隅っこに小さなシュークリームの絵が書いたメモが留まっている) 「おかえり。仕事に出てるようだったから、勝手に掃除だけしておいた。ちなみにこの間のシュークリームな、私の手作りだ。店を忘れたとか嘘をついてごめん、なんか恥ずかしかったんだ」
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ユア・アラマート 2019年8月15日
「また食べたかったら作るよ」
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皐月・灯 2019年8月15日
「明後日頼む。あと、霊髪が残りすくねーから、それも貰いに行く」
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皐月・灯 2019年8月15日
「それとお前、髪留め忘れていったろ。この下に置いとくからな」
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ユア・アラマート 2019年8月19日
「髪留め探しておいてくれてありがとう。お前に貰ったものだったし、なくしたと思って寝室引っくり返したよ。店で待ってるから、いつでも来てくれて構わない」
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皐月・灯 2019年9月2日
「今度から外したら枕元に置いとけ。それと、お前んち牛乳切れてたぞ」
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ユア・アラマート 2019年9月3日
「牛乳、買って帰るよ。というか、この間来た時全部飲んだろう。これ以上背を伸ばされたら置いていかれるじゃないか」
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皐月・灯 2019年9月14日
「起きねーお前が悪い。もし置いてけぼりにしたって、必要なときは屈んでやるよ」
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ユア・アラマート 2019年9月30日
「もっと強く起こしてくれれば起きたんだ。この間見たらまた少し大きくなったな。屈んだら恨むぞ」
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皐月・灯 2019年10月1日
「お前の耳を勘定に入れなきゃ、もうオレのが少し高いかもな。
 屈むなってんなら、お前が背伸びするか?」
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ユア・アラマート 2019年10月6日
「まだそっちのほうがいいんだが。背伸びですら届かない日が来ると思うと憂鬱だ。もう外を歩いてる時に姉弟みたいには見られなくなりそうだな」
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皐月・灯 2019年10月14日
「オレはそのほうがいい」

「書き忘れた。寝室の柱に印あったろ。あれが今のオレの背だ」
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ユア・アラマート 2019年10月15日
「けんかならかうぞ」(強めの筆圧)
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皐月・灯 2019年10月23日
「まだほとんど変わらねーんだからいーだろ。それより、コーヒー豆は煙草屋の裏手の店で良かったか?」
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ユア・アラマート 2019年10月31日
「いずれ大差付ける気まんまんなのが見える」「ああ、それで大丈夫だ。ついでにゼラチンを買ってきて欲しい。コーヒーゼリーを作ろうと思ってな」
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皐月・灯 2019年11月6日
「なら明日、お前の店が終わるころに持ってく。……コーヒーゼリーはいいけど、苦くすんなよ」
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ユア・アラマート 2019年11月12日
「生クリーム多めに盛ってやるから、それじゃだめか?」
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