【日々徒然:6】文月、朝顔姫
境・花世 2019年7月1日
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金銀砂子をちりばめた夜も明ける小暑の頃、
ひとびとはその花の開くのを心待ちに朝を迎える。
碧落の青に入道雲の白、夏を映して色とりどりの、
それは織姫と彦星の逢瀬が叶ったあかし。
――ごらんよ、今年も朝顔姫がさいたよ。
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短文雑談。RP推奨。
前後の流れは気にせずどうぞ。
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境・花世 2019年7月1日
(夏の明け六つ、如雨露を手にした女が庭にきららかな露をまきちらしている。仕事から帰ってきたばかりなのかUDCアースの服装のままで、くぁりとあくびを噛みころしながら)
境・花世 2019年7月1日
ねむいけど寝るまえに水あげとかないと萎れちゃうからなあ……んん、ねむ、まぶし。
リル・ルリ 2019年7月1日
花世おはよう。……これから寝るところ?(ゆるりふわふわ、穹泳ぐ。朝のお散游)お花、に水をあげるの?
境・花世 2019年7月1日
あれ、リルあさはやいねえ、おはよ。(口調がなんだかむにゃむにゃしている) うん、昨日ちょっと仕事が長引いて。けどこの時期はまめに水あげないとすぐ乾涸びちゃうからしとかないとなんだ、……リルはお水たりてる? だいじょうぶ?
リル・ルリ 2019年7月1日
ふふ。お眠なようす。そんな花世をみれるなんて、早起きしてよかったよ。おつかれさま。そうなんだ、すぐ干からびちゃうのか。僕?僕は……かわくよ。水のヴェールを纏うんだ。如雨露でかけてくれてもいいよ
蘭・七結 2019年7月2日
まあ、おはよう。カヨさん、リルさん。カヨさんは、おしごとおわりかしら。おかえりなさい。(降りそそぐ粒たちをながめて。) ……わあ。色鮮やかで、キレイなお花だわ。このお花は、なんという名前なのでしょう。
リル・ルリ 2019年7月3日
七結だ。七結、おはよう(ふわりくるり、まわりを泳ぐ。朝は涼しいので結構元気だ)あ、それ僕も気になる。なんておはな?
ベスティア・クローヴェル 2019年7月3日
今日は一番乗りだと思ったのに、もう集まってる。随分と早起きが多い。それだけ、ここの花を見るのが楽しみなのだろうけど。(縁側に手荷物を置いて袖捲りをして)花世、手入れ手伝おうか?
亀甲・桐葉 2019年7月3日
(どことなく、ふらふらふわふわした足取りで門をくぐる。何となく今日は人が集まりそうな予感がして。朝とはいえ、眩しい陽光に目は殆ど閉じたまま。小さなぬいぐるみと共に、音を頼っていつもの縁側にお邪魔する)……んん。おはよう、ござ、ます。みなさん、お早いですね……くぁ、(欠伸をぎりぎり、飲み込んで)おみずやり、わたしも、おてつだいします、よ……ぁふ…
オルハ・オランシュ 2019年7月3日
おはよう!本当、みんな早いね。花世と桐葉はまだ眠たそうだけど。ふふふ。……ここに来ると花に詳しくなれるよね。この可愛い花のこと、私も知りたいな。もちろん手入れの手伝いはいくらでも!
レイッツァ・ウルヒリン 2019年7月5日
一番の花はここにいる皆だけど、なんてね。おはよう、今日もいい日だね。花も凛と咲いて美しいや。花世さんと桐葉さんはまだ眠い?なら手入れは代わりにやっておくよ。皆でやればあっという間さ。
境・花世 2019年7月5日
あは、みんな早起きで頼もしい。皆で一気にやったらすぐ終わるね、これでわたしと桐葉の睡眠も安泰だ。(揺らめく人魚の尾鰭にも澄んだ水をこぼして悪戯に笑う。空になったところで遠慮なく隣のきみへとひょいと手渡し)
境・花世 2019年7月5日
この花は朝顔。エンパイアではずいぶん愛されてるみたいで、庭にも最初からたくさん植わってたんだ。見目もすずしげでこの時季に似合いだよね。――ほんとに、もうすっかり夏だなあ。
縁城・陽 2019年7月5日
おはよーさん!皆早ぇなー!(走って入ってくる。どの程度走っていたのか、流れ出る汗を拭きつつ)お、皆なにしてんだ?朝顔咲いてるのか……手入れかー……手伝いは大丈夫か?(縁側に座り、足をぷらぷらさせて様子を見ている)
リル・ルリ 2019年7月5日
ふふ、1番のお花はここにいるみんな。レイッツァのそれ、僕好きだな。みんなおはよ。(尾びれに零れた水滴を嬉しげに弾く。やっぱり水はここちいい)あさがお。これはあさがおというの。まぁるくて可愛い花だね。昼や夜には、見たことない花だ
蘭・七結 2019年7月6日
ふふ。おはよう、リルさん。皆さんも、お早いのね。(くるりら。およぐ月光色の揺らぎを追って。) まあ、ステキだわ。レイッツァさん。ひとり、またひとり。異なった色をもつお花だこと。……アサガオ。アサガオというのね。お花を眺むために、はやおきができそうだわ。
ベスティア・クローヴェル 2019年7月6日
(続々とやってくる面々に軽く手を振り)みんなもおはよう。レイッツァが、素面でそういう台詞を言えるタイプだと初めてしった。ちょっと驚き。(手持無沙汰になり、陽の隣に腰を下ろし)アサガオ、か。紫陽花と同じように、この花にも「花言葉」というものはあるの?
境・花世 2019年7月6日
如雨露がひとつしかないから、手伝いは順番こだと助かるよ。井戸行って汲んで水遣ってまた汲んでって往復するのが意外に重労働で……、今度UDCからポンプとホース持ってきちゃおうかな。(縁側に腰おろし、朝の風にそよりと目を細める)
境・花世 2019年7月6日
花ことばはいくつかあるけど、わたしは“はかない恋”が似合いですき。朝にだけいっとき咲いて萎れてしまう花をそう見立てるの、この国のひとはロマンチストだなあって。
縁城・陽 2019年7月7日
そーだなー、朝顔は色で花言葉が変わるんだったぜ、確か(ベスティアを見上げつつ)たとえばあの青のは"儚い"とかな……朝に咲いて枯れる、一瞬の花だからこそかもな。(汗を拭き終わり、様子を眺め)水汲むならオレやってこよーか?どうせ作るならキマイラFの謎技術で作ったポンプとかだと楽そーだぜ。
雛月・朔 2019年7月9日
おはようございます。お庭の花に水やりですか?最近は暑いですから花も喜ぶでしょうね。(縁側に向かい、そのまま腰を下ろす)
ベスティア・クローヴェル 2019年7月10日
儚い…恋、か。(しばしの間、じっと青い朝顔を眺め)……ねぇ、陽。朝顔も、前にレイッツァが言っていたように、アルカリ性と酸性とかいうので色が変わるの?
蘭・七結 2019年7月10日
まあ。とりどりの色で、その花言葉が変わるのね。なんだか、とても不思議だわ。(手近い紫をじいと眺めて。) ……ふふ、はあい。順番こ、ね。井戸はあちらかしら。(かるい如雨露を手に、向こう側をみつめる。)
亀甲・桐葉 2019年7月10日
(かくり、かくりと少しの夢現。賑わう声で緩やかに覚醒してゆく寝惚けた頭。何となく――昔、この花を育てていたことが、あった気がした。)……花言葉。今でこそすきですが、昔は考えたこともなかったかも。こんなに広いお庭いっぱいの水やりが大変なことも、しりませんでしたし。……あ、わたしも汲んで、きま、ふぁ…きます…!(噛んだのは知らないふり。順番この言葉通り、後に続いて)
イア・エエングラ 2019年7月11日
雨の降ったら、お水を遣るのも楽かしら。でもそしたらまた、すこうし退屈するかしら、な。(くるり、回したのは今日は日傘だ。順番こと駈けてく背見遣り、)朝に咲いたら朝顔ならば、お昼に咲いたら昼顔で、夜に咲いたら夜顔かしら、ね、……咲く時間だけで決まっているのかな。秘めることばも、かわるだろか。
リル・ルリ 2019年7月13日
あさがお、は朝にしか咲かないお花で、「儚い戀」というんだ?夜の、1日だけしか咲かない月下美人と似ているね(僕、月下美人すきなんだ、と微笑んで)月下美人は夜顔なのかも。色と、時間ではなことばがかわるなんて。つけたひとは、ろまんちすとだね
レイッツァ・ウルヒリン 2019年7月13日
ふふ、本当ロマンチストだよね。花はそれだけそういう想像力を掻き立てられるモチーフだって事だ。儚い戀かぁ、ちょっぴり切ない。はぁい、順番こ順番こ(ジョウロが回ってくるのを待つ)
縁城・陽 2019年7月13日
ん、酸性アルカリ性で花の色が変わるの、朝顔も確かそーだぜ。不思議な感じだよな。(仲良く如雨露を使いまわしてるのを眺め)朝顔も地の力には逆らえない、ってところか……(ふぁ、と軽く欠伸し)
蘭・七結 2019年7月14日
(たぷり、空の如雨露を満たし。ゆるやかな足取りで、とりどりの花たちの元へと。) ……はかない戀。さんと、あるかり。アサガオも、アジサイとおんなじ性質のお花、なのかしら。(透明な雨を降らせ、花貌にしずくを作ってゆく。注ぎ終えたのなら、如雨露の在り処は、次のあなたへ。)
亀甲・桐葉 2019年7月15日
お借り、しますね(すこぅしだけ軽くなった如雨露を借りて、それでも両手で重そうに持って。旭陽にきらめく透明な露を、くるりくるりとばらまいた)……やっぱり、育つところの違いって、お花にとって大きなことなのでしょうか。お色――顔立ちが変わっちゃうくらいですものね。そのひとつの表情が〝儚い恋〟なのは……ちょっとだけ、せつないかも。(また少し軽くなった如雨露を、そっととなりのひとへと廻しながら。)
オルハ・オランシュ 2019年7月15日
ありがとう、桐葉(受け取った如雨露。この重さならば、まだ半分以上は水が入っているだろうか。さらさらと水を撒きながら)儚い恋、かぁ……。花言葉って誰が考えたんだろう?でも、花を見てそうやって想像を膨らませたくなる気持ちはわからないでもないや(まだ水の残る如雨露は、律儀に順番を待つレイッツァへ)花も土……、育つ場所によって、どんな風に咲くのか変わってくるんだね。
ベスティア・クローヴェル 2019年7月15日
同じように色が変わる花でも、咲く時間帯や時期によって言葉が違う。ロマンチックかどうかはわからないけれど、とても不思議。(レイッツァへと回された如雨露を眺めながら、大人しく順番待ちつつ)誰か言葉を考えたのかは興味がある。「儚い恋」なんて意味を込めた人の恋が、儚く散っていないことを祈るばかり。どうせ恋をするなら、幸せなものの方が嬉しいもの
リル・ルリ 2019年7月16日
ふふ、そうだね。(与えられる水をこくこくのんで、潤うかのような花を葉をみて柔く微笑む)育つ場所によって色が変わる、なんてひとみたいだね。……儚い戀、一時咲いてしぼんでしまっても、その後に実りがあるならば。それはそれで、しあわせはあるのかも、なんてことも思ったよ。あさがお、の種は。みたことがないや
レイッツァ・ウルヒリン 2019年7月17日
(オルハさんから如雨露を受け取り、花に「お水だよー」なんて話しかけながら水をやる)花言葉自体は現代的なイメージだけど、花から連想されるお話や想いは古い書物にも載ってるよね。みんなの想像が集まって出来たのかもしれないね。あとは花言葉って変わる事もあるらしいし。青いバラとか、有名だよね(ベスティアさんへと如雨露を手渡す)
ベスティア・クローヴェル 2019年7月17日
(如雨露を受け取り、乾いている場所を探して水を撒く)花言葉って変わるのか。であれば、考えた人だけではなくて、本当に色々な人の想いが籠っているものなんだね。残念ながら、青い薔薇は見たことがないけれど
境・花世 2019年7月22日
(如雨露の溢すやわらかな水音に時折うとうとしながら、誰かの言葉が聞こえるたびに一瞬ぱちりと目をさます) ……あり得るはずもない青い薔薇の花言葉は“不可能”だったんだって。だけどひとの叡智を集めて咲かせることが出来てからは“夢が叶う”に変わったんだよ。――だから、朝顔も。どこかの世界に朝と夏を越えても咲く品種が見つかったら、“永遠の恋”に変われるかもしれない。
境・花世 2019年7月22日
そういうの、みんなでさがそ、……ね。(ほんのり笑って縁側にころんと倒れる。いよいよ眠気の限界がやってきたらしい) ぐう。
亀甲・桐葉 2019年7月23日
奇跡の、青薔薇――。(見たことはないけれど。それはきっと、沢山の運命とそれに抗うちからで出来た、結晶なんだろう。ちくりと痛む頭の片隅。……けれど、正直それよりも、)わぁ、わぁ、花世さん。いくら夏でも、風邪は大丈夫でも、変なところで寝たら身体を悪くしちゃいます。(眠気のほうが、一大事。)ど、どなたか掛けるもの、とか…ありますかっ。
雛月・朔 2019年7月25日
(縁側で微笑みながら)おやおや最後まで言わずに寝てしまうとは締まりませんね。えーと薄手のものは…たしか先月の大掃除の時に…ここに…。(立ち上がり中へ入り押し入れからブランケットのようなものを出す)
縁城・陽 2019年7月27日
かけるものというか敷くものがあったほーがいーのか……?縁側より畳のある場所のがいーかもな。っと(抱えあげようとしつつ)眠り姫じゃねーんだから、寝るならちゃんとした場所でねろよなー、ったく。
ベスティア・クローヴェル 2019年7月28日
(如雨露の中身が空っぽになったのを確認して、次は誰の番かと見渡せば、花世を運ぼうとする陽が目に入る)陽、大丈夫? 落とさずにちゃんと運べる? 抱き上げで運ぶと落としそうでちょっと心配。布団持ってきて、その上に乗せて2、3人で運んだ方が多分安全。
リル・ルリ 2019年7月29日
(不変の愛、なんて花言葉になったらすてきだ。春も夏も、昼も夜もこえてさいていておくれ、なんて願いをこめて朝顔をみていた)……はれ?花世、ねちゃった?おそとは、暑くなってきたから心配だね。力持ちのひと、いるかな(ベスティアに賛成、と頷いて、きょとり、見渡して)
縁城・陽 2019年7月30日
二人ともオレが羅刹ってこと忘れてねーか?花世くれーなら軽いし余裕余裕(抱え上げて)ん、やっぱ軽ぃや。……ただ、手は塞がってるからだれか布団、敷いてくれると助かるぜー。
蘭・七結 2019年7月30日
(花言葉のひとつひとつを、心の奥そこで反芻して。じいと眺めた色が、常の夜にて咲いたのなら。どんなに美しいことでしょう。) わあ。すごいわ、ヨウさん。……お布団。先日干したふかふかのお布団が、あったかしら。
ベスティア・クローヴェル 2019年8月3日
羅刹と言う事を忘れてはいない。普段、陽以外の羅刹と関わる機会がないから、力持ちだということを失念していた。とりあえず、いつまでも抱えさせておくわけにはいかないし、布団を探してくる(部屋の奥へと布団を探しにトタトタ駆けていく)
境・花世 2019年8月4日
(抱えられても敷かれた布団の上に下ろされても、いっこうに起きる気配を見せないまま。すうすう穏やかに眠っている) んん、もう食べられない、……むにゃ……。(安心したように、そんな平和な寝言すらこぼして)
境・花世 2019年8月4日
(やがてたっぷりと潤った朝顔が上りきった陽に蕾を閉じる。それまでは――庭に集うひとびとの声は途切れることのない、賑やかでやさしい子守歌だった)