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焉・夜のフレンド


😊葬・祝

分からないなりに、何とかやって行きますよ
常は小柄な少年。けれど、落ち着いた眼差しは怜悧に、唇は色付き薄らとわらう。真白い繊手が、おいでなさいと手招いて。果たして彼は、誰なのか。何なのか。全てを曖昧に、狭間の彼はただただわらう。私が何かって?さあ、何だと思います?わらって、わらう。正体はね、知られちゃあいけないんですよ。ちりぃん。報せる鈴の音。鈴を外せば厄招き。青年の形をした厄災が、鏡面の眼でただわらう。ふぅわりふわり。後ろの正面だぁれ。
同類

😊イシャ・ハイ

――La、La♪
*降り立った世界は見知らぬ不思議と恐怖に溢れていた。けれど歌えば平気、お友達も一緒だからこわくないの。*歌を口ずさみ、小鳥達を連れ、いきものを愛する。亡くした記憶の欠片に、時折立ち止まってふるえる夜がある。*色素のないましろの髪、夢で視る彩を映しとった星空の双眸。*一度眠りに墜ちるととことん長い。ひとりぼっちの恋のおしまいが来て、彼にはもう永久に逢えない。ひとりで悪夢をやり過ごすことが増えた。
愛らしい

😊片稲禾・りゅうこ

や、元気かあヒトの子。
🐉がお~りゅうこさんだぞ。畏れ讃え敬えたもれ。🐉なんつって!我、別にそんな仰々しい神ではないのだった。気楽にど~ぞ。お互い楽に生きような?🐉不思議な髪だろう。気になる?触ると手が融けるからやめた方が身のためだぜ。ま、冗談だけどな。🐉ま~~~一面緑の田舎にいたらサラッと忘れられたわけよ。うはは!ヒトの子は可愛いな!🐉ところでなあ、この辺に旨い飯屋とかない?腹減ったんだ。
同類

😊飴屋坂・あんか

夜に影踏み、ころんと飴色
*とある飴屋の昔話。夜な夜な飴を買いに来る女のあとをつけると、そこはとある寺の墓。掘り返せば女の骸と共に、生きた赤子が飴を舐めていた。*母の執念を抱いて寺で育てられ、気付けば長く若いまま人として生きた。*妖怪25年生、幽世からUDCアースのインターネットに繋がるてづくりホームページで詩を綴る。*よく躰が透ける。眼鏡はブルーライトカット用。*いやあ、わしも人だか妖だか、ようわからんげんわ!
同類