巴・奏汰のフレンド

▼指環を前に誓約を交わした者がその誓約を守り続ける限り、願いを叶えるための力となる…古ぼけた指環に宿るヤドリガミ。指環の現所有者は自分自身。長い時を共にしたかつての所有者が願った「平穏な日常」を守る為、自らの意思で猟兵となり日々を過ごしている。新たな誓約が交わされるその時まで。▼物静かで穏かな性格。感情表現は控えめだが人当たりはよく動物にも好かれやすい。▼趣味は昼寝、隙あらば寝る。外見年齢20歳。

故郷は戦場だった。両親に教わった力は、旅先でも戦力と重宝された。猟兵への所属も力のお陰。助けられているし不満は無い。ただ祖父母から聞いた祈りは…もっと穏やかなものだった。雅久に出会い、平和への祈りの様だと評され、静かな感動を覚えた。力を手に戦う事に誇りを持てる。芽生えた心と共に、雅久の隣を歩き始めた。動きやすさから男装を好む。男と見られても気にしないが、雅久が望むならドレスも吝かではない。

平凡を望む、が望む程に相反する世を痛感し…ならば望む世にしようと立つ。しかし、そう思う事自体が、世を手中に治めようとする者達と近しい感覚なのだと自覚するのは幾度かの戦いを経た後だった。それでも動かぬ者は喰われる。己の進退を己で開く為、仲間と笑み過ごせる今日の為、剣を取る。日常で突出する事は望まず、生きる事と友との縁を己から手放さなぬ事が信条の陽気で前向きな奴。…キセは出会った時から女性だぞ？(笑み

白い翼のオラトリオ。髪には白い小さな花がぽつりぽつりと生えている。外見年齢15歳。実年齢は二十歳を超えており、真の姿が解放されると大人の姿に戻る。 カナと出会うまでは友人であるドラゴンと共に旅をしていたが、血を提供する契約を交わしてからはカナと同居し一所に留まっている。おいしいご飯を食べさせてもらいゲームをして過ごす生活も悪くない。 騙されやすそうなカナが放っておけず、契約に乗る体で共にいる。

■鳥籠のヤドリガミを自称する青年。それを示すかのごとく覆いのされた鳥籠を持ち歩くが、本体はその中の"鳥の剥製”。かつて人の乱獲により絶滅した種で数多の好事家の手に渡った後に博物館で展示されていた■もちろん彼に鳥であった記憶など無い。しかし彼に向けられた憐みと好奇の視線は自身を見る者への不信を根付かせるに十分なものだった。今日も彼は人々の営みを呆れと疑問の目で見つめている。