未不二・蛟羽のフレンド

大豪傑家は先祖代々武人の家系である。その初代は偉大なる武人たらんとしてこの姓を名乗ったが、こんな珍妙な姓を名乗る者がまともなはずもなく、歴代の大豪傑家当主は見事なまでの奇人変人ぞろいであった。そして周囲より今度こそはまともな当主をと望まれ『麗しの刃』と名付けられた次期当主の彼であったが、残念な事に、彼もまた歴代当主に負けず劣らずどころか、歴代最強クラスのダメ人間に成り果ててしまったのであった。

出身地はUDCアース茨城。数年前に消えた兄の存在を周囲の人間は両親を含め誰も知らない。異常者と見られながらも兄を真似、真相を追い求めるうちにUDCの存在へと行き着く。兄がそうであったように日常的にカメラを回し続け、映る雑踏にその姿を探した。◆敵も味方も自分自身も、全てが今を彩る愉快な演者。自分の見たいド派手な演出の為なら自己犠牲すら厭わない。◆好き：撮影・映画 ◆苦手：悲しつまらねえい物語

◆探偵物語が「打ち切りになった」物語の彼らたち。犯罪のエキスパート。 ◆教授、右腕、唯一の女、そして助手。 ◆利己的で世界のために動くのも、己らは世界なしで生きられない為である。UCの応用で四人格は今日もそれぞれ悪らしく。 ◆納得がいくまで議論、問答を繰り返す性分。そこに正義などない。悪(じぶん)が総てである。 ◆世界を滅ぼすよりも救う方が、今は難しくて面白い。

油揚げ好きからか妖狐や人狼に間違われることが多いが鉱物を削って作られた獣の像を本体とするヤドリガミ。様々な人の手を渡り歩くなかで自我を持ちいつしか人としての姿を得るようになった。名は最後の持ち主からの贈物//世の醜さを知りそれでもヒトの傍を選んだお人好し。//始まりの場所は忘れても終わりの場所は好きに選べるさ、と。己が生を旅と呼ぶ。//独特の感性を持つ事を自覚しており「変わり者」と自称する。

獣を操り自然と暮らす隠れ里に生まれた少女は生後まもなくオラトリオに覚醒する。しかしその変化は母の心を病ませ異なる姿への恐怖は少女を天の御使と称し地下世界へと閉じ込める口実となった。 親からの愛を知らずされど寄り添う温もりを里の獣から教わり育ったある日。 隠れ里の壊滅と共に自由の身となった少女は初めて目にする本物の空の下、猟兵になる事を決めるのだった。//

人狼病の少年。元々はどこかの施設から逃げてきた実験体。施設で「喰ってしまった」実験体仲間の人狼達と共に在る――とはいえ、それが本当に「彼ら」なのか、記憶が作った幻に過ぎないのかは、わからない。　//不愛想でどこか投げ遣りな雰囲気。自分の命は最早搾りかすのようなもの、と認識し、その使い道を探っている。意味が欲しい。誰かの記憶に残りたい。そんな事ばかりの己が、後ろめたくもあるのだ、本当は。

ガジェッティアにしてUDCメカニック。4月25日生まれ。歴史ある街を故郷に持つ旅人。生き別れの父と兄を探して旅をしている。というのは建前で、胸に抱くやり場のない創作欲求をどうにか昇華しようとインスピレーションを探している。技術者であり表現家。サイボーグ化を表面に出しているのは脊椎部分のみ。好きな物は可能性の広いもの、嫌いな物は過ぎた感情。電池は背中で食べる。

幼少時は人派ドラゴニアン部族の里で過ごしていた 竜派ドラゴニアンの夫と結ばれ、冒険者夫婦として幾つもの遺跡や国々を旅していたが、夫を目前で殺されてから一線を退いている。その際、身重だった自身も重傷を負い、お腹にいた子を失っている。腹部にある大きな傷跡もそのときのもの。 夫や子に再び逢いたいという一心で死霊術士の力を開花させ、これ以上悲しみを繰り返さないため、戦場に立ち他者を救い続けると誓った

人間の剣豪にして咎人殺し。5月30日生まれの20歳女性。実験体として辛い日々を送っていたが2人の親友がいた為耐えることができた。大切な親友を1人失っており未だにそれが心の傷となっている。困っている人を放ってはおけない性格だが、若干戦闘狂な一面もある。

◆貧民街にて孤児院を営む、気怠げな雰囲気を纏ったシスター。体裁はそれになりにきちんと整えているが、信仰心は薄い。◆孤児院は若い精気を集めるためとかなんとか。◆最近わりと人生楽しんでるように見えるのは、出会いのおかげなのだろう。◆真の姿では名前通りの八つの尾を持つ、「九尾のなり損ない」。◆黒と白ではまるで別人だが、単にテンションが違うだけ。意外と表情豊かなのがその証左。

滅んだ筈の一族の最後の裔。生まれて直ぐに競売にかけられ、籠の中で育つ。彼女の姿は純白の竜〝だった〟けれど鱗は次第に黒く、黒く、忌まわしいとされる黒竜となり、籠の中から放り出された。涙脆く、やさしいものに触れたくて、探して。知らない事ばかりの広い籠の外を彷徨い見つけたのは燃える朝焼け。光の焔は全てを包んで、燃やして、闇に閉ざされた鱗を剥ぎ落とした。星の原石は暁の色を宿して、美しく気高く瞬く。

騎兵槍型の星船に生まれた電脳魔術士。普段はラボで気ままに電脳魔術の研鑽に励んでいる。故郷の星船を守るために時には鎧装騎兵として頑張ることも。性格は柔軟で使えるものは上官でも酷使がモットー。味付け濃いめのジャンクフードが好き。バグが出ないコードはもっと好き。予期せぬバグを使いこなしてこそ真の電脳英雄だとは偏屈親父の談。(24年2月skeb依頼開始。依頼人名　百万雷帝さんだら)←本人確認用

別垢行きました

目の下に隈のある、陰鬱な印象を与える痩躯の青年。両手に黒手袋をしている。■本業は小説家。■陰気で強気。情深い。■媒介道具の万年筆「隠世の夢」は「記述した事象を現実にする」能力を持つＵＤＣオブジェクトで、ユーベルコードだけでなく戦闘の殆どが「文章を書く事」を主体に行われる。■かつて自覚なくオブジェクトを使用して起こしてしまった惨劇を悪夢に見続けている。■ⅠＣＶ：岡本信彦

航"宙"集団第一中隊第二小隊"デア・フィンケン"所属の若きパイロット。スペースシップ護衛を主任務として、愛機の宇宙戦闘機で宇宙を駆る。グリモア猟兵としての力に目覚めたのは最近のこと。まだまだ彼の予知は未熟なよう。//任務のとき以外は普通の男の子。よく遊び、よく遊び、勉強は最低限。好きな食べ物は焼き肉。好きなジュースはコーラ。宇宙育ちで重力下で肉体を用いて遊ぶことに興味津々。最近の野望は彼女が欲しい

　こんにちは、エンパイアにある江戸幕府の将軍、徳川家光です！　みんなは僕の事「上様」って呼びますけど、好きに呼んでくださって結構ですよ。天下自在符はお役に立ってますか？　僕自身も、柳生新陰流とグリモアを修得してるので、そこそこお役に立てるかと。ただ、嫁がめちゃくちゃいっぱいいるんで、夜は帰らなきゃいけないのが難点なんですけどね。これから、どうぞよろしくお願いします！

元に戻しました◆とある国の宮廷指南役であったが、自由を愛し過ぎるが故に国元を離れ気儘に流れ行く旅人となった。風の精霊フロゥラを連れ、渡り歩く様は風の如くと評される。◆空中浮遊を常時展開◆真の姿(獣型)へ戻れば主食は魔鉱石「晶精霊」…狩の後ごく稀にコレクションをしている。略称は魔晶◆感情欄の空きは依頼用◆…猫でありながら、猟犬と呼ばれる意味を識る者は少ない。

気が赴くままに旅をしている妖狐。優秀な陰陽師を多く輩出している名家の出身。生まれつき力が強く跡継ぎとして期待され厳しい教育を受けていたがある日あまりの厳しさ故に弟に全て押し付け家を飛び出した。以来数年間は根無し草だった。一度は実家に連れ戻されたが両親を説得し条件付きで旅を続けている。とある能力のせいで大食らいで燃費が悪いのが玉に瑕

A&Wの元傭兵元冒険者、今はUDCアースでワルイコトや何でも屋。粗雑だが基本は冷静で皮肉っぽい。闘争と殺人に喜びを覚え、自分に対して強い意志を持つ者と戦い殺されることを望む。しかし現在は迷いが生じており答えを得るまでは生きることを選ぶ。良心良識も頭で理解しているが、黒い欲求がそれに勝る悪人。身内に優しいが同時に殺意も抱ける倒錯者。左胸には猟兵になる切欠の傷、左腕には誓いの傷痕がある。

◆猟兵となった日に父から「世の中を知って力を付けたら俺を殺しに来い」と城から出された◆猟兵になるまで故郷の城から出ない生活だった為、一般の倫理観は後付け知識。時々忘れる。◆輸血パックは苦手。吸血にお金が掛かるのでカフェ経営とは別の仕事も時々。◆無自覚ファザコン◆猟兵の仕事で右目を失う。試行錯誤の結果、UDCを使って黒くなった白目部分は色の可変が白黒で可能に。

◆生者と死者の情念を呪焔と変え、氷の魔術と共に扱う竜もどき。力の源は嘗て受けた呪いだと笑う。◆犬のように人好きで快活。何でも顔に出るし物事も真に受ける。口ぶりは尊大だが腰は低く、物覚えは良いが頭は悪い。◇――という人間の仮面の裏に無口と無表情を隠す怪物。倫理と道理を知らない臆病な草食竜。◇神の如く世界を愛そうとした竜は、贔屓を知って博愛の夢を諦めた。それでも、◇世界は愛と希望に満ちている。

生まれながらに光を宿し、周囲から恐れられ、迫害された過去を持つ。//異形の身なれど溢れ出す光は本物。//過去は憎まない。ただ美しいと感じた未来を見るため、生きとし生けるものを救う為に日々活動に勤しんでいる。//医療の心得・知識はあるのだが、見た目のせいかあまり信用されないのが悩みの種。◆「啓示」を捨て去り、己を知る為。泥は歩みを続ける。

●血液に加えて対象の精神を喰らう力を持つ化物……だが、普段は見るだけ一般人。●本人曰く、吸血鬼らしい弱点はあらかた克服しているらしい。が、最近、夏の日差しに当てられてへたっていたとかいないとか。●過去を多く語らない……というか、取り込んだ記憶のせいで最早、己の事などとうに忘れてしまったようだ。●光を包み込む漆黒の翼と、麻痺毒を仕込んだ爪牙を使ったのは、いつだろう。脳裏に今は亡きあの……誰だったか？

■どこかの世界の何処かの施設で実験体として過ごしていた少女。なにもない、言葉さえ知らない少女は、希望も絶望も知らずただそこにいた。　■傭兵たちの襲撃。壊滅した施設。少ない生き残りの彼女は、紅い人に救われた。　■何も知らなかった少女は保護者のご飯を知ってしまった。世界がぺかーーーって光った気分。　■保護者の作ったご飯が何より大好き。 ■慣れない人には激しい人見知りが発動する模様。

深山の寺で幼少から仏道と武道の修行をしていたが、国や世界の乱れを知り、自らの力と内なる衝動を、世のため人のため生かすのは今、と山を下り旅に出た。 仏の加護は失っても、世界の安定を取り戻すための漫遊は、修行でもあり巡礼でもある（一人称：拙僧）

●様々な世界を放浪した末に自我の機能を得た、自己進化・成長型ミレナリィドール。関節部が見えないシームレスタイプ。●自我が起動してから日が浅く、年齢は外見相応。表情の起伏が薄い上に判り辛い。抑揚のない、棒読みじみた喋り方が素。●趣味は猟兵観察とUDCアースのサブカル。●割とふりーだむでシリアスブレイクしていくスタイル。。火力系脳筋。依頼に行ったら食いしん坊属性が付いた。旅団勧誘募集中。

顔は女寄りだが言動が災いてノリがよいお調子者な青年。毒の知識は秀才型。機械に対してはわりと天才肌で感覚的にひよこメカや武器を作り上げる。特殊な人狼病を発症以来、髪や爪は伸びるが、身長は伸びず、そして不老と見られる。実は異世界？出身だが後に師となる存在にUDCアースへ拉致され、彼の代わりに猟兵になったが、ついに再会を果たす。今の性格は師の影響が多く昔は機械的なアサシン。名字は無い。本名アイエイド

　黒髪、海色の瞳をした槍のヤドリガミ。名前は恩人に貰った銘。方言（丁寧語は自然に話せるが面倒）で喋る所為か、老成している様に見えるが、実際は外見より少し大人びている程度。生真面目だが優しく朗らか。わらび餅と日本茶が好物。（身長は140cm台前半固定）。

穏やかに話し一歩引いた立ち位置を好む、線が細く中性的な青年。常に携帯する黒剣は本人の雰囲気とあまり釣り合わない◆昏い魂を宿したとき猟兵になった。敵を欺き、煽り、屈辱に染めることを趣味とし、敵には悪意、味方には優しさをもって接する。なお敵味方の基準は邪悪な自分より悪辣か否か◆胸鎧との一体化で全身黒の甲冑姿になる。黒剣の自由な変形は異形の怪物の片鱗◆真の姿：実年齢より大人びた赤い竜人、に見える魂喰い。

本体は匕首。数々の人の手に渡り、あらゆるものを斬ってきた。鬼を斬った刀だ、きっと本性は鬼の様に恐ろしいのだろう。いや、龍を斬った刀だ、龍の加護が宿るだろう。人々は噂する。故に、その姿は不定に、曖昧に。鏡の様に想いを映し、異形を映す。//…とかやってたらなんかキマヒュに来ていた。戦う相手もいないのでゲームで紛らわすウチにどハマり、今に至る。ぐうたらでがさつ。喧嘩とゲームと酒を愛する色々残念系干物女子

体も気も小さいヤドリガミの少年。本体は青い石に鳥の装飾の首飾り。対の品であるらしく、その片割れを双子の姉と称し探している。口癖は「あうあう」。

全身を黒衣に包み一切の露出がないクリスタリアンの少女。 その黒衣は彼女の生まれながらの光、本来は人を癒すソレがクリスタリアンとしての体との相性が良く、この場合悪く？増幅反射されあまりにも眩しいため封じ込めているとのこと。 自分が何者かはわからなくても自分がなにを成すべきかはわかっている...つもり

Gerald Charles Byrne Maddockがフルネーム。イギリス人。猟兵になる前からロンドンのパーティ会場で演奏者やDJとして活動している。心身共に男で恋愛対象は両方。モノクロの刺青を入れている。No music,No lifeな音楽人間。料理も得意。酒も煙草も好き。新しいもの好きで臨機応変、文化圏が違う習慣や食べ物も躊躇いなく試す。父・母・弟の家族構成だが16歳で家出以来下宿生活。

◆情報処理能力に特化して作られた実験体の最優秀成功例。身体機能は最低限で成長を抑止しており子供並みの体躯しかない。◆スペックは全面的に脳に振り向けられ、スペースシップワールドの物理法則解明に多大な功績を残す。更にその枠にとらわれないオブリビオンに興味を持ち、研究を突き詰めて法則が異なる別世界の証明をしたことで猟兵となる。◆知識欲の塊で自分の理解した理論の中で世界を動かしたいストイックなエゴイスト

サムライエンパイアの京都に代々伝わる小さな神社の跡継ぎにして陰陽師。明るく口達者、人懐っこい表情を見せる。が、笑顔で腹黒い言葉を吐き、飄々と冗談も交える掴み所の無い男。善悪よりも自身の気持ちに素直で自分勝手なだけ、と本人は言う。◆神隠しでUDCアースへ。自己研鑽に余念がなく、他世界の術や神話、科学や文化も隔てなく学び、UDC組織にて刻印の力も得た。◆タロットや貴石に霊力篭めて符の代わりに用いる。

歌を届ける狐が一匹。名前をもじって、「いなり」とかいう渾名で呼ばれると喜ぶかもしれないとか何とか。しかし呼び方はお好きなように。歌で人を応援したい、勇気をあげたいと思い、他人の喜んでいる顔を見るのが好き。自分のことは二の次三の次。理論よりも感覚派。考えるのが苦手。ゆるい生き方をしたいしチャラい。ゆるちゃら。兎にも角にも明るく振る舞う。

幼き日の幻想を抱いたまま成長した結果いつの間に多重人格者になっていた青年。中学生時代の記憶がない。主人格は厨二的尊大な言い回しを多用するが、語彙に詰まると副人格の｢ヒイラギ｣が現れ解説もとい通訳を行う。普段はヒイラギが会社員として過ごし、退勤後は柊夜で過ごすことが多い。眼鏡をかけている方がヒイラギ。好きな物は祝福されし光の楽園(自然豊かな場所)、嫌いな物は闇の棺に支配されし空間(暗くて狭い場所)。

幼い頃の孤独故に、ひとに親切にしたいという気持ちが強い猫背のエルフ。しかし、強面と不健康な顔色と長い前髪と……外見的な要因ゆえに相手には怖がられてしまいがち。ショックだがめげない。誰かの孤独を少しでも埋められることが一番大切だと考えている。表情筋を鍛えるために歌を始めたが、効果の程は定かではない。好きな物は甘い物と良い天気。嫌いな物は寂しい顔。夢は動物達に埋もれて寝ること。

■0と1の狭間にたゆたう。白髪褐色、無愛想な男が一人。肌を見せるのを嫌い 白いコートとマフラーでその身を隠す。彼らに 主人格という概念はない。私が私で、君が俺。貴方がプラニスフィアに出会ったというなら、それはきっと【" "(NULL)】だろう。分解が趣味の男で、プラニスフィアのまとめ役だ。戦いに酔う癖がある以外は 至極マトモに人のよう。当人は悪癖と嫌うが。/(日常は基本ヌルのみ)

春に鳴る 雷。そう誰かが名前を呼んだ。UDCを宿す実験で、人の常から幾ばくかずれて生きている。時々子供のように首を傾げて、人とは何かを考える。林檎の花と散歩が好き。生まれた時から共に在る、蜂によく似た者共が 身体を喰らい巣を作る。青く染まる憂鬱な視界の中で、自分は人間なのか 化け物なのかもよくわからず。今日も街を歩いて 人間らしさを探しに行く。

かつて辺境を治めた一族に迎えられ、家の興亡を見守り続けた鏡が目覚めたヤドリガミ。／その容姿は“終わりの日”、戦装束に身を包み家宝の刀を持ち去った、かつての当主のひとり息子を映している。／廃墟となった屋敷の中で力を蓄え、やがて奪い去られた刀を求め肉体を得て旅立った。

美しい吹きガラスの香水瓶を使ったストームグラスのヤドリガミ。少し間延びしたような話し方が脱力系の雰囲気を感じさせる。女性のような出で立ちだが、声を聴けば男だとすぐに判断が付く。オネエ系のつもりは全く無いが、ファッションの拘りは強い。穏やかで優しく、頼りがいのあるお兄さんのようにも見えるが、誰に対してもそんな感じで接し、心の深いところへは潜り込ませてはくれない距離感を保ち続ける。

ＵＤＣアース出身の一般人ながら、スターライダーにしてサイキッカー。失踪した友人、本見もとみ・じゅん準を探す為に原付と見まごうほどのぼろい宇宙バイクに乗って自分で探す羽目になった。オブリビオンとなっていた準を『送った』後、友のオブリビオン化の真相とその先にある自らの宿命を探して奔走する。噂を求めて世界を跨ぎ、過去と未来の狭間で今を必死で生き抜いて。駆け続ける先で彼女を待つのは一体どんな結末か。

記憶喪失の少女。気が付いたら父母と兄、妹。血の繋がりはないが優しい家族の元で暮らしていた。自分が誰なのかわからない事はそれほど重要じゃない、目の前で苦しむ姿を無視できない事だけはわかった。◆生まれ故郷には赤子から英才教育を施し作り出す精鋭部隊育成計画が存在していたらしい。父と名乗る“だれか”からそう聞いた。私はその計画の中で不適合とされ日常へ捨てられたのだと。ありがたい、おかげで私は戦えるのだ。

山奥の隠れ里で生まれ育った羅刹の男性。大概のことに鷹揚だが、それは他への無理解からくるもの。人の心が分からないが故に、人に興味を持ち、人を知ろうと里から出てきた。/術の心得は特にないが、一族の特性として鮮緑の雷撃を操る。基本的には武器に纏わせて扱うが、手脚の一動作で雷撃を飛ばすこともする。/新しい物好き。機械類の扱いの飲み込みも早い。便利なものは抵抗なく取り込んでいく。

極寒の地にて、白い毛並みを持つ一族の中で唯一、黒い毛並みで生まれてきた。この差異が災いを呼ぶとして迫害を受け、早々に故郷を追い出された。それからは、自らが災いを呼ぶものではないという事を証明するため、各地で善神とされる神々に奉仕し、善行を重ねてきた。//暗い過去を断ち切ろうと、普段は常に強がって生活しているが、本来は気が弱い性格であるため、その仮面は外れがちである。

一番、初めに忘れたのは声だった。その声が話しかけたから、夢想に妄執を重ね錯覚したのに。その声に、いらえるために虚ろは、歪をゆがめて成ったのに。憶えているものは、――成り立ちも知れないと哂う男。鳴らぬ拍動の代わりに跳ねる声を、冷たい表の代わりに滾る熱を。かわるがわるの代替ばかり。

物心ついた時から海に惹かれ、海を愛してやまない男。束縛を良しとせず自由気侭己の好きなように、己のやりたいようにして日々生きている。独自に海洋学・海獣医学を学び知恵として身に着けようとしている。普段は落ち着きのある性格だが、こと戦闘となると非常に好戦的になりがち。それでも当人曰く「ここ最近はセーブしている方」らしいが。研究にも熱心で実際に自分の目で確かめたい主義。その為ならばどんな負傷も厭わない。

見た目こそ普通の人間ではあるが、彼女の身体の約90%、脳を含む中枢神経組織と一部の臓器以外が全て人工有機物に置換されている。何故このような人体改造を受けたのかは彼女自身にも記憶に無く、施術者もまた不明である。しかしながらお人好しである彼女はこの状況を「この力で人助けをしなきゃ、ですっ！」と前向きに捉え、猟兵として活動を始めたのだった。 眼鏡を掛けてはいるが、視力自体は常人より遥かに上である。

念発火能力者として意図的な生を受け、代償に色素が欠落。陽光を避け過ごして来た。◆優しい口調と中性的な見目で穏やかな印象。好奇心旺盛。普段は寛容で呑気だが、不機嫌や本気の時は別人の如く鋭利な表情と本来の粗暴な性格を見せる。◆本職は司書にして作家。但し遅筆で寡作。夜行性。瞬発力は高く剣道有段者。致命的に体力が低く持久力に欠け、すぐに力尽きて寝込む。本名は紅くれのり紀だが音読みで名乗り呼ばせる。