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看板猟兵、あるいは客寄せ猟兵

#アックス&ウィザーズ


●売り捌け猟兵
 グリモアベースに集まる猟兵達は、思い思いの時間を過ごしていた。
「ごめんあそばせ。お手隙の方はいらっしゃる?」
 グリモア猟兵のスウィートドール・シュガー(甘言・f00081)はグリモアを出現させ、背景を剣と魔法の世界へと変える。
「今回予知したのはアックス&ウィザーズ世界の事なのよ。ピンクのスライム型オブリビオンが現れるから、これを退治して欲しいの」
 こちらから攻撃しなければ比較的に安全な類だが、オブリビオンはオブリビオン。放っておくわけにもいかない。
 そして厄介なことに、このピンクのスライム型オブリビオンをボスとして取り巻く山賊が、結構な数、出てしまったのだ。
 人から外れた山賊はもうオブリビオンだ、遠慮なく倒してくれて構わない。
「山賊が街や人を襲っては困るでしょう? それでね」
 オブリビオンの出現場所については、街の近くである――という大雑把な予知しかできなかったと、スウィートドールは申し訳なさそうに俯く。
「でも安心して。街にね、詳しいことを知っている方がいらっしゃるの」
 街はずれで雑貨屋を営む女性が出現場所の情報を持っていることは予知したと、顔を上げパチリと両手を叩いた。
 ――ただ。その女性は明るく快活な性格だが、かなりちゃっかりしているようで。商人はタダでは教えない。良い機会だし商品を売りさばいてもらっちゃおうと考えているらしい。
「お店の商品が半分以上売れるまでは、情報を教えてくれそうにないの……」
 スウィートドールは頬に手を当て、ため息を零した。

●女性店主センスゼロ
 店はかわいい小物やよく効く薬草も仕入れている、手広く幅広い雑貨屋なのだが。
 立地が街はずれで大通りからも外れている事と、商品が乱雑に置かれていて何の店か分からない事。それらの要因で客があまり寄り付かない。
 たまに客が入っても、如何せんごちゃごちゃし過ぎていてすぐに帰ってしまう。
 垂直に言うならば、女性店主のレイアウトセンスは壊滅的であった。冒険者用の商品と一般人用の商品を隣同士に置く程度には。
 めげずに足を運んでくれた客に声を掛けてはいるが、客入りも売れ行きも良くない。
 そんなところに情報が欲しいと人――猟兵。情報が欲しい人物に情報以外の商品を売りつけるのは、商人のプライドが許さない。お金を取って情報を渡すのは、なんだかつまらない。
 そうして女性店主が思い付いたのが、客寄せだ。目標は店の在庫が半分を切るまで。
「そういうことで、まずは売り子とか客寄せをして、それからオブリビオン退治になるわ」
 頑張って売って、情報をもらってきてね。
 大通りからは外れているが人通りはまばらにあることも補足して、スウィートドールは猟兵達に深々と頭を下げ、声援を送った。


飛鳥湊
 初めまして。あるいは二度目かもしれません。
 お世話になっております。飛鳥湊と申します。

 今回は、売って売って売って、情報を手に入れ、倒して倒して倒して倒す感じになるかと。
 猟兵は商品を売りさばくことができるのか、私は皆さんの素敵なプレイングをうまいこと捌けるのか、楽しみです。皆さんの素敵なプレイング、お待ちしておりますね!
 グリモア猟兵のスウィートドールは登場しません。今回も動く転送装置です。

●店について
 オープニングでも触れましたが、立地と店主のセンスが壊滅的です。
 商品は、小物や薬草の他にも雑貨屋にありそうなものならあると思います。手広く幅広いので。

●店主について
 レイアウトセンスが壊滅的な女性。まだ二十代。もうすぐ三十代。未婚。
 明るく快活で大雑把。面白いことが好きだが、商人としてのプライドはあるようです。
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第1章 冒険 『店の売り子手伝い』

POW   :    とにかく通りかかる人に声をかける

SPD   :    自分の特技を披露して衆目を集める

WIZ   :    商品の配置や看板などを魅力的なものに改善する

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●これはひどい
 雑貨屋に着いた猟兵達は店の中を見て、思った以上の惨状に息を飲んだ。
 聞いた通り冒険者用と一般人用の商品が分別されておらず、山のように積まれていたり、乱雑に商品を並べた棚や、挙句は袋のままになっているものさえある。
「いやぁ、悪いわね!」
 そこへ店の奥から女性店主が――全く悪いとは思っていない笑顔で猟兵達を迎える。
「店の在庫を半分にすれば、情報でもなんでもあげるから! よろしくね!」
 グッと親指を立てて、何かお店の事で聞きたいことがあれば声を掛けてねー、とカウンターらしき場所へと足を進めていった。
クネウス・ウィギンシティ
「こういうことは、初めて店を持つ方にありがちですね。先ずは、この店をどうにかしないと……」

以下の内容で改善
・【WIZ(力仕事なのでPOW希望】
・方針:商品の配置や看板などを魅力的なものに改善する
・技能:メカニック
・UC:ブーストジャンプ(SPD)高所作業用

(商品配置用の棚建造)
「コンビニにあるような三次元の陳列棚でも作りますか。1商品の陳列スペースが小さければ雑多感が薄れますね。『雑多=何でも揃うを店のウリにする』手もあります」

(高所設置用の看板の建造)
「立地が悪い以上、看板だけでも高くして目立たせないと。文字は『猟兵御用達』『女性冒険者歓迎』『小物から薬草まで、全て当店で揃います』っと」


ヴィリヤ・カヤラ
【WIZ】
ヴィリヤです、よろしくね!
まずは情報をゲットする為にもお手伝いだね。
私は店内の整理をしようかな。

扱いに注意が必要な商品があるか店主に聞いて、
棚に置く時にも注意書きを書いて貼っておくね。

紙にどんな商品があるかと、
数をメモしながら作業するね。
まず冒険者用と一般人用で分けて、
更に薬と、雑貨、小物と分類分け。
後は棚に並べながら整理したら大丈夫かな?
可愛い系の小物はアクセサリーを周りに配置したり飾って並べてみるね。

店主に聞いてオススメ品があるなら2種類くらいを
入口から見えやすい所に置くのも良いかもだね。
これで少しは分かりやすくなるかな?

商品のメモは在庫管理にも使えるから店主に渡しておくね。


ウィル・キュラー
アックス・ウィザーズ世界は俺の生まれ育った世界…
だが故郷の土を踏むのは家出して以来
おいおい懐かしいじゃねーの

ちっ…妙な感傷に浸っちまったな
んじゃオブリビオン退治始めるとすっか

●行動指針
愛車のバイク「メーア」に乗って、比較的人気の多そうな大通りを疾走(事故らねーように今回は速度は控えめにしとくかね)
ぱらりらぱらりら
派手にクラクション鳴らすぜ

店は雑貨屋だったか? メインのターゲットは女子供だろうしリーゼント剥き出しよかはウサギの被り物でもしといたほうがいいかね
店名をデカデカと書いた派手な旗をバイクに取り付けておくのも忘れない用意周到な俺
通行人の興味を店に惹きつけるぜ

興味のありそうな奴は店までご案内


ミンツェ・リンデガルド
※UCはspdですが、プレイングはwizです。

「この有り様じゃ商売にならんじゃろ…」
話を聞くとおそらく、思わず地が出てしまうほどのヤバさだと思うけど、まあ頑張って良くしていこう!

レイアウト 、大切!
薬なら薬、武器なら武器みたいに物ごとにまとめて、看板を付けたりしてどこに何があるか分かりやすくしよう。
さらに家庭で使うもの、冒険者が使うものみたいに、似たようなジャンルでエリアを作ろう。例えば冒険者が武器を買いに来た時に近くの棚に防具があったらついでに買っていってくれるかもしれないしね!

UCで呼んだ自分の量産機 には、作業を手伝ってもらうよ。というか最近使い方が荒すぎてそのうち怒られそう…


玖篠・迅
【WIZ】これはー…どうすりゃいいんだ?
えーっと、まずは「掃除」だな!そんで一緒に整理整頓だ。
まずは商品を一般人用と冒険者用に大きく分けるだろ。
店に商品を並べる時に、この区画は一般人用の商品、ここの区画は冒険者用の商品って決めておく。
そうなれば今後もお客さんが目的のもの見つけやすくなるんじゃないかな

特に需要が高いものは店先とか目立つ位置に並べる
どれがいいかは「第六感」と「野生の勘」で選ぶのと、いい物仕入れてるってことは店主のお姉さん目利きだろうし聞いてみよ。
お客さんから聞くのもよさそうだな

あとは看板だな。よく効く薬草とか小物とか色々あるし、何でも屋とかにして明るい目立つ色を選んだりはどうかな。


エドゥアルト・ルーデル
見てるでござるよ!!
客寄せってェのはこうやるんだよォーッ!!

■UC
影の追跡者の召喚

■改善
とにかく陳列だ!陳列を改善するでござるよ!
なんか気がついたら出るようになった【影の追跡者】を召喚!
店のレイアウトから変えますぞ!客の動線を考え移動しやすいように陳列卓を配置!影の追跡者!陳列卓の反対側持って!

次!オススメ商品と売れ筋商品2つを聞きますぞ!売れ筋は店の顔!オススメもプッシュしなくちゃあならん!
視線移動のZ型を意識、そして強い商品の間にオススメを置くことで価値がある商品と見せる!左上から売れ筋1、オススメ、売れ筋2…と配置!影の追跡者!商品を配置して!

最後に売れてますポップで飾りターンエンド!


アノルルイ・ブラエニオン
委細承知!

店主に質問
「しかし店主、これでは何を売っているのかわからん。大体でいいから何が売っているか教えてくれるか?」

答えの内容をメモし、それを書いた看板を用意
店の名前と、店の場所が載った周辺の簡単な地図も描く

まずは「ここに来ればこれが買える」という情報が必要だ
そして「ここに雑貨屋がある」という主張もな

それらを衆目に触れさせる!
大通りにて看板を足元に立てて【パフォーマンス】【楽器演奏】【歌唱】を活用して人目を引くぞ

歌う歌はCMソング
店の名前と商品を歌詞に取り入れた歌を即興でつくる

例:
「傷ついた貴方の心 歌声で癒やしましょう
傷ついた貴方の体 薬草で癒やしましょう
ここにおいで 雑貨屋~♪」


柊・弥生
SPD

お店の配置とか詳しい事とかは私には分からないからお客を呼んでくるのよー?
街まで行ったらライオンライドで金色のタテガミのライオンに乗って、オカリナ吹きながら近くにいる小さな可愛い動物達も引き連れてみるのよ!

私たちは音楽隊なのよ!
皆んなで楽しく歌いながらお店の宣伝もしちゃうんだから!

「此処にはいっぱい良いものあるのよー!ぜひ来て欲しいのよー♪」



●頑張れ猟兵
「この有り様じゃ商売にならんじゃろ……」
 ミンツェ・リンデガルド(情報は餌・f01754)は思わず素に戻ってぽつりと零した。
「これはー……どうすりゃいいんだ?」
「こういうことは、初めて店を持つ方にありがちですね。先ずは、この店をどうにかしないと……」
 玖篠・迅(白龍爪花・f03758)の困惑した声にクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)が分析しながら返事をする。
「ヴィリヤです、よろしくね! 私は店内の整理をしようかな」
 ヴィリヤ・カヤラ(ダンピールのクレリック・f02681)は他の猟兵と店主へ自己紹介と挨拶をして、店の中へ。
「えーっと、うん。まずは掃除だな! そんで一緒に整理整頓だ」
 ヴィリヤに続き、迅も店の中へと入っていく。
「力を貸して! もう一人の私! よし、頑張って良くしていこう!」
 ミンツェは【マイ・ミラードール】で自分の複製機を呼び出し、先ほどとは違った見た目相応の言動で店の中へと進んだ。
「では私は、棚や看板を作って設置します」
 クネウスは必要な資材がないか店主に確認を取り、案内された場所で棚や看板を作り始める。
「とにかく陳列だ! 陳列を改善するでござるよ!」
 よく分からないが、気がついたら出るようになった影の追跡者の召喚を行ったエドゥアルト・ルーデル(ローンワンダラー・f10354)は、勢いよく店の中へ駆けこんで行った。
「店主、これでは何を売っているのかわからん。大体でいいから何が売っているか教えてくれるか?」
 呼び込みの為にも売り物の情報は必要だと、アノルルイ・ブラエニオン(変なエルフの吟遊詩人・f05107)は女性店主へと尋ねる。便乗するようにヴィリヤは、取扱注意の商品がないかと聞く。
「そうねー、わりとなんでもあるよ」
 アノルルイの質問に、冒険者用には薬草、ランタンや縄、武器、防具などなど。一般人向けにはアクセサリー、枕、香水、簡単な傷薬、軽いモンスター除けのアミュレット、石鹸……と、次々答えていく店主。
 本当に雑多な取り扱いをしていることを察する猟兵達。
「ほうほう、委細承知!」
 アノルルイは適宜メモをし、店主に礼を告げてから、看板の依頼をしにクネウスの下へ足を運ぶ。
「頑張ってねー! で、取り扱い注意だっけ? 主に割れ物かな。この香水とか」
 店主はヴィリヤの方へ向き直る。割れ物や、混ぜたら危ない魔術のかかった物、近づけると何故か壊れる商品を簡単に教えた。
 こうして猟兵達の大改造リフォームと呼び込み大作戦は始まった。

●掃除、整頓、レイアウト
 迅は軽く掃除を行い、一般人用の商品と冒険者用の商品を選り分けていく。
 ヴィリヤは選り分けられた商品を逐一メモしながら、更に取扱注意のモノと、薬、雑貨、小物の分類に分ける。
 全員一致で小さなポップや看板を作ることが決定し、冒険者用と一般人用の棚に分けることも決まった。ついでにジャンル分けや区画分けもすることに。
「コンビニにあるような三次元の陳列棚でも作りますか」
 その小さな看板から、収納しやすい棚、店に掲げる大きな看板まで作るのはクネウスだ。案内された場所でメカニックの技能を生かし、どんどん作っていく。
 棚は出来上がった傍から、エドゥアルトが影の追跡者とスピーディに運んでいく。
 ミンツェと最近酷使されている量産機は、パタパタと店を駆け回り、冒険者用の武器と防具を分けていく。
「わーお、すごーい」
 すごい早さで店の中が、整頓されていくのを店主はにこやかに見ていた。
 その間にも棚と小さな看板を作り終えたクネウスが、外に掲げる大きな看板について店主へと確認を取りに来る。
「外に看板を設置したいと思います」
「おお、いいわね。どんな?」
 店主はクネウスの方へ向かう。迅も看板に対して意見があるのか、ある程度整頓も終わったので一緒に。
「文字は『猟兵御用達』『女性冒険者歓迎』『小物から薬草まで、全て当店で揃います』と」
「看板、目立つような明るい色にするのは駄目か?」
 迅の言葉にクネウスは少し思案し、採用する。二人の相談を聞きながら、店主は首を傾げる。
「猟兵って何? 冒険者じゃないの? そういう風に名乗ってる冒険者?」
 アックス&ウィザーズ世界では猟兵の知識はなく、冒険者と区別がつかないのだ。さて、これは困った。どう説明したものかと、クネウスと迅。
「えー、あー……」
「まあでもいいや。面白そうだし。こう、新進気鋭の冒険者ってことなのよね?」
 あなた達みたいな。店主はウインクを一つ飛ばす。
 クネウスと迅は顔を見合わせてから、頷いた。
「じゃあおっけー!」
 そう言って楽しそうに店主は店へと戻っていくのであった。

「影の追跡者! 陳列卓の反対側持って!」
 エドゥアルトと影の追跡者が怒涛の如く、テーブルを運んでいく。お客さんの動線を考え、移動しやすい場所へと、必要なテーブルの数だけ、置いては運んでを繰り返し。
 一般人用の小さな看板やポップに、ミンツェとヴィリヤが可愛らしい飾りを施していた。ヴィリアは注意書き用の張り紙も作っている。
「後は棚に並べながら整理したら大丈夫かな?」
「うん、あたしはこっちやる!」
 ヴィリヤは一般人向けの棚に、整理しながら商品を並べ始める。可愛らしい小物の周りに、アクセサリーを配置して飾ってみたり一工夫。注意書きも忘れずに。
 ミンツェは冒険者向けの棚に複製機と向かい、似たようなジャンルで纏める。武器の横の棚にさり気無く防具を置いたりこちらも工夫を少々。
「ついでに買っていってくれるかもしれないしね!」
 こういったちょっとした事がお店の売り上げ貢献につながるのだ。
 掲げる看板の相談をしていて、店主より少し遅れて帰ってきた迅も配列を行う。お客さんが目的のものを見つけやすいように。
「オススメ商品と売れ筋商品を二つほど伺いたく! 売れ筋は店の顔! オススメもプッシュしなくちゃあならん!」
 テーブルを並べ終わったエドゥアルトが勢いを落とさず店主に迫る。
「え、あ、うん。オススメはいっぱいあるけど……」
「二つ!」
「あ、はい!」
 ヴィリヤと迅も同じことを考えていたので、耳を傾ける。
「一般人には、この光によって色が変わるバレッタかな。そんで冒険者にはこのランタン。ここに希少な鉱石を使っていて、光が普通のより遠くまで届くんだよね」
 どっちも製法と仕入れ先は秘密だけどね、と店主。
「これもいいものじゃないのか?」
 迅は小さなナイフを手に取る。第六感と野生の勘で、ピンときたものだ。
「ああ、よく分かったわね。それ、ワイバーンの爪でできてるのよ」
 頑丈で切れ味も良いから護身用にも冒険用にも使えるのよねー。と自慢げである。
 ヴィリヤはその話を聞いて、それらの商品を入り口近くのテーブルに持ってくる。
「なるほど、して売れ筋は?」
「……売れ筋ってほどじゃないけど、消耗品の薬草は売れてるわ」
 少しだけ口ごもる店主は気にせずに、必要なことを聞いたエドゥアルトはまた素早く動き出す。
「強い商品の間にオススメを置くことで価値がある商品と見せる!」
 視線移動などの科学的観点を基に売れ筋、オススメ……と、並べていく。
「影の追跡者! 商品を配置して!」
 わたわたと商品を配列する影の追跡者と、一緒になって動くヴィリヤと迅。
 エドゥアルトは配列が終わった場所へ、売れてます、と書かれたポップをサッと飾り付ける。
「ターンエンド!」
 咆えて、エドゥアルトはやり切った顔。そして真っ白に燃え尽きた。
「……なんていうか、すごいんだけど……この、えー?」
 店主は真似はできないな、と思った。他の猟兵もちょっと思った。
 そんなこんなで猟兵達の頑張りが実り、店内の劇的すぎるビフォーとアフターが出来上がった。
 内装は綺麗にわかりやすく、お客さんが手に取ってみるのにも最適になった。
「レイアウト、大切!」
 ミンツェは綺麗に整頓されたお店を見て、うんうんと満足そうに首を動かす。
「あとはお客さんの需要次第で、ちょっと配置変えればいけるな」
 迅はお客さんへの対応も考える。
「これ、商品のメモ。在庫管理にも使えるからね」
 ヴィリヤは店主へメモを差し出した。拝むように受け取る店主。
 お店の仕上げは、上に掲げる看板だ。
「ブースト機能、解放。跳躍開始」
 明るい色で塗られた看板をクネウスは【ブーストジャンプ】で運んでいく。高く、高く跳ぶ。
「立地が悪い以上、看板だけでも高くして目立たせないと」
 見事に目立つ高さ、絶妙に読める大きさの文字で書かれた看板の設置も完了だ。
「はー、すっごい。後はお客さんが来るかだわー」
 店内も店外も、すっきり整頓、とっても目立つ仕様に変わり、店主は感嘆の言葉しか出なかった。

●歌って、引き連れて、走って
「おいおい懐かしいじゃねーの」
 ウィル・キュラー(白銀キホーテ・f10064)はほんの少し、感傷に浸っていた。懐かしき故郷、アックス&ウィザーズ世界。この土を踏むのは家出して以来だった。
 そんな感傷を振り払うように、オブリビオン退治の第一歩として、客引きを始める。
「……ウサギの被り物でもしといたほうがいいかね」
 雑貨屋ということで、メインターゲットは女子供だろうと、自慢のリーゼントをウサギの被り物で隠す。
 ウィルは愛車のメーアにまたがり、安全な速度で人気の多い大通りを疾走していく。
 ぱらりらぱらりら! 独特の音を鳴らす愛車のメーアには、雑貨屋の名前がでかでかと書かれた旗が取り付けられ、風ではためく。
 珍しい乗り物に乗ったウサギの被り物をした人物に、子供たちは興味津々で目を輝かせて追いかけてくる。
 追いかけてくる子供に気付いたウィルは愛車を停め、子供の目線へとしゃがみ込む。
「おう、小物は好きか?」
「小物? ……おもちゃ?」
 おもちゃと聞かれ、ウィルは考える。雑貨屋におもちゃってあんのか?
「……お、おもちゃもあると思う」
「へー! どこ?」
 まずは子供たちを雑貨屋までご案内。それからまた大通りに戻り、走り出す。
 奥様方は少しばかり困惑していたが、逆に若い層や好奇心旺盛な冒険者は声を掛けてくる。
「それなんですか?」
「俺の愛車。バイクのメーアっつーんだ」
「……バイ、メ……?」
 おひとり様ご案内。
「ウサギだ! ウサギがなんか乗ってる! それ、お店の名前?」
「興味あるなら案内するぜ」
 なんだかんだと目立つ、ウィル――ウサギの被り物と、現地人からしたらよく分からない謎の乗り物バイクに、お客は釣られていくのであった。

 アノルルイは店主から聞いた商品を、クネウスに作ってもらった看板に書く。――ちょっと商品が多すぎたので看板は二つになっていたが。
 看板に雑貨屋の名前を書き、店の場所が乗った周辺地図も描くという周到ぶりである。
 それもこれも、ここに来ればこれが買えるという情報を人に伝える為。ここに雑貨屋があるという事を知らしめる為。
 その情報を衆目に触れさせれば、お客は来るのだ!
 ウィルとは違う大通りに赴いたアノルルイは、看板を足元に立てた。
「傷ついた貴方の心 歌声で癒やしましょう 傷ついた貴方の体 薬草で癒やしましょう ここにおいで ニックナック~♪」
 リュートの弦を弾き、雑貨屋のコマーシャルソングを即興で作り、歌い上げる。ニックナックは雑貨屋の名前だ。
 持てる技能を駆使して人目を惹く。パフォーマンスと歌が気になったのか何人かが足を止めて、聞き入る。
「人生暗闇の中でも 歌えば明るくなる 行く先暗闇の中でも ランタン一つ明るくなる ここにおいで ニックナック~♪」
 楽器の奏でる音に人が集まる、アノルルイは絶えることなく即興のコマーシャルソングを歌い続ける。
 一人二人と、雑貨屋の方角へ足を運ぶのが見える。
 看板を確認する人の姿も。アノルルイはにんまり笑いながら、歌う。誘いの歌は大通りに響く。
 
 お店の配置などは分からない柊・弥生(獣婚師・f01110)は、お店の近くでお客さんを呼ぶ事にした。
 着いてすぐにライオンライドで召喚した金のたてがみを靡かせるライオンに乗り、陶器のようなオカリナを吹く。
 動物会話で近くの可愛らしい小動物も誘って、引き連れて、ちょっとしたアニマルマーチを作り上げていく。
「私たちは音楽隊なのよ!」
 オカリナから唇を放し、道行く人に声を掛ける。
 小鳥や、猫が歌うように鳴く。
「此処にはいっぱい良いものあるのよー! ぜひ来て欲しいのよー♪」
 小動物を引き連れた小さな――本当に小さな少女は動物たちのお姫様の様で。
 小さな可愛い動物達と、ライオンに乗った小さな可愛らしい少女は、楽しく歌ってお店の宣伝をする。
「あら、可愛らしい。其処には何があるの?」
 一人の女性が声を掛ける。
「良いものいっぱいあるのよ! 行けば分かるのよー♪」
 弥生はにっこりと笑う。その笑顔につられた女性はお店へと入っていった。
「もっともっと、呼んじゃうのよー!」
 小さな音楽隊は、楽し気な歌を歌いお客さんをも引き連れていくのであった。

●いらっしゃいませー!
 不意に雑貨屋の扉が開く。
「あ、いらっしゃいませ!」
 店主が出迎えたのは小さな子供のお客さんだった。
「おもちゃがあるって聞いたの!」
「おもちゃならこっちだよ!」
 見た目の歳が近いミンツェが案内する。
「すっごい見やすい!」
 子供は楽しそうに、おもちゃとぬいぐるみのあるエリアではしゃぐ。
 また扉が開く。
「ランタンがあるって聞いたんだけど」
 今度は女性の冒険者。ヴィリヤが入り口近くのオススメのコーナーに女性を連れていく。
「薬草が欲しいんだが」
「ねえ、看板見たんだけど」
「良いものってなにかなー」
「ウサギの人のオススメだもんね」
 看板や、客寄せのお陰で、まるで嘘のように次々とお客さんが入ってくる。
 真っ白に燃え尽きてる場合じゃなくなったエドゥアルトも、接客対応を開始する。
「今欲しいモノとかあるか?」
「そうね、やっぱり……」
 迅はお客さんから需要を聞き出し、たまに配置を変える。
「お店の中、結構きれいだな。お、このロングソードいいな、ついでに買うか!」
「わあ、この小物かわいー! この指輪もいいなー!」
 小さな工夫で、目的以外のものを買ってくれるお客さん。
「すみません、石鹸とお茶ってここで買えますか?」
「はい、両方ともあります」
 雑多ではなく何でも揃う店をウリにする。クネウスは接客しながら、うまくいったと瞼を閉じる。
 絶え間なく入ってくるお客さんに、てんやわんやになる猟兵。それでもスペースをうまく使った配置に、店内は荒れることなく。
「ひゃー、すごいすごい! こんなに来るなんて!」
 店主はうれしい悲鳴を上げている。
「ありがとうございましたー!」
「いらっしゃいませ!」
「キミここの看板娘? かわいいねー」
「ねえねえ、おにーさん!」
 猟兵達は接客を続ける。途中で帰還した客引き係も、接客に引っ張りこんで。
 次々とお客さんを招いては送り出す。
 雑貨屋は繁盛に繁盛を続けて、開店、改装、客引きから六時間ほどで、お店の在庫は半分になっていた。
「嘘みたい……ほんっとうにありがとう!」
 お客さんの波がある程度落ち着き、店主は猟兵達にお茶を出す。
「すごいのね、あなた達」
 約束通り情報、教えるわ。
「街の西の方にね――」

 最後にお店の配列のアドバイスやらレイアウトの極意を伝授してもらった店主は、感謝を述べながらあなた達を見送った。
「よかったらまた来てね! 気を付けてー」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『山賊』

POW   :    山賊斬り
【装備している刃物】が命中した対象を切断する。
SPD   :    つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ   :    下賤の雄叫び
【下卑た叫び】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
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店主から手に入れた情報によれば街の西側にある丘で、オブリビオンが出るらしい。
 尤も、店主はオブリビオンの事は知らないのでピンクの大きな物体を見た、ついでに山賊の痕跡も見つけた、と言っていたが。
 猟兵達が丘に向かえば、確かに気配がする。警戒しながら周囲を見渡せば――。
「おうおう、なんだぁ?」
「はっはぁ! 今日は獲物から来てくれたみたいだぜ!」
 何も知らない山賊がわらわらと湧いて出た。
 山賊達を蹴散らそうと猟兵達は各々戦闘の準備をする。
クネウス・ウィギンシティ
「初めてこの世界に足を踏み入れましたが、賊は何処も同じですか」
「看板にも『猟兵御用達』と書いたので成功させなきゃですね」

以下内容で攻撃します。
・【SPD】UC:ARTEMIS(アルテミス)
・戦闘準備:ドローン展開
・説明:【ドローンの索敵】により、レベルの二乗(16×16=256)mまでの視認している対象を、【アームドフォート】で攻撃する。
技能:スナイパー・先制攻撃・視力(狙撃)、メカニック(ドローン操作)

(ドローン展開)
「目標を映像にて視認。情報を共有します」

(狙撃)
「先ずは、味方の背後を取らせぬように数を減らしましょう」
「CODE:ARTEMIS。狩猟の女神よ。彼の者らに安らかな死を」


ミンツェ・リンデガルド
※spdでプレイング、使用UC「ボムバリアー」

「先手必勝!」

spdと「迷彩」を生かして敵陣に切り込み、
中からお得意の「範囲攻撃」でぶっ飛ばすよ!
漏らした相手は他の人がやってくれる
だろうから、とりあえずあっちこっちで
ボンボンやってこう!


ヴィリヤ・カヤラ
向こうから来てくれたし探す手間は省けたね。

山賊がどのくらいいるか分からないし、
死角からの攻撃も恐いから周囲には気をつけるね。
戦闘時は仲間との連携重視。

まずは敵の数が多い所を狙って氷晶で攻撃。
数の多いうちは氷晶をメインにして、
減ってきたら
ジャッジメント・クルセイドも使いながら
ダメージの多い敵から確実に倒していくね。

あ、山賊に聞けるなら聞いてみようかな。
大きいスライムって何か特別な攻撃とかしてくる?
何か教えてくれたらあまり痛くしないように頑張るよ…出来るだけね。


アノルルイ・ブラエニオン
「まずは私が奴らの動きを止める」
仲間に告げてから前に出る

先手を取れればそのままユーベルコード使用
先手をとられたら【見切り】で攻撃を回避
囲まれたら【ダッシュ】で逃げ距離を稼ぐ

・ユーベルコード
「問答無用! 私の演奏を聞け!」
【楽器演奏】を応用、【パフォーマンス】で注目をひきつつ【サウンド・オブ・エンタイスマント】を使用するぞ

敵の動きを封じられたら味方に攻撃を促す
「今だ、諸君!」

もし味方に効果が出たら軽く体当たりして正気に返す

味方が攻撃を始め、優勢なようなら弓で【援護射撃】する


玖篠・迅
店主のお姉さんが見た、ピンクの大きな物体ってなんだろって思ったけどそれがオブリビオンか。店のレイアウトの事でそっちをすっかり忘れてた…。

まずは山賊だったな。囲まれると大変そうだし、錬成カミヤドリで器物の手毬を複製。
山賊の足元に「目立たない」ように転がして踏ませて転ばす「時間稼ぎ」を狙ったり、隙を作って他の猟兵が戦いやすくなるように援護する感じでやってみるか。
攻撃するときは数の多さを利用して「フェイント」入れて確実に当ててく感じで。
まるいものにご用心ってな


エドゥアルト・ルーデル
見るからにきったネェ山賊共でござるね!
所詮は山賊、蹴散らすでござるよ!

■UC
ただの感

■戦闘
SPDを活かし、敵を陽動して味方が攻撃しやすいように援護するゾイ!
味方よりも一足先に行動し、敵集団と一定の距離を保ったまま側面を駆け抜け敵の目を引きますぞ
敵が放つ【石つぶて】に対し【経験と直感から】弾道を予測して自分に当たらない石は避け、
直撃する石については技能の【スナイパー】や【クイックドロウ】【時間稼ぎ】を使い銃弾で撃ち落としながら粘り強く戦いますぞ

味方が攻撃を始めたらそのまま側面から味方の背後を狙う敵を狙って援護射撃して終わり!


ウィル・キュラー
お前らが山賊か…
面白れぇじゃねえの
元宇宙海賊の俺がケンカの相手になるぜ(腕をボキボキ鳴らす)

つーか賊には賊の信念っつーモンがあんだろ?
俺のいた海賊団では丸腰の一般人を襲わねえのがマナーだったもんよ
てめーらはシロート相手にケンカ売るとかダサいことしてんじゃねーぜ

まず「メーア魏夜羅苦死亜」を使って愛車の宇宙バイク「メーア」をグレードアップ
…行くぜ、相棒

その後はメーアに乗って速度つけながら熱線銃で援護射撃
距離が近い敵には零距離射撃で応戦だぜ

つぶて投げには熱線銃で対抗するぜ
遠当ては俺の十八番なんだよ

下賤の雄叫びは…
ダセエこと言ってんじゃねえ!
と言い切れねーかもしれない、内容によっては…



●対山賊
「初めてこの世界に足を踏み入れましたが、賊は何処も同じですか」
「あぁん!? やんのかテメェ!」
 ガンを飛ばしてくる山賊を、クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は冷静な目で見返し、ドローンの展開を始める。 
 その間にも猟兵達の前方と左右に、出るわ出るわ大量の山賊。
「店主のお姉さんが見た、ピンクの大きな物体ってなんだろって思ったけど……」
 玖篠・迅(白龍爪花・f03758)はお店のレイアウトに気を取られていて、オブリビオンの存在をちょっと忘れかけていた。
「まずは山賊だな」
 そっと錬成カミヤドリで、手毬を複製する迅。
「お前らが山賊か……面白れぇじゃねえの。元宇宙海賊の俺がケンカの相手になるぜ」
 腕をぼきぼきと鳴らしたウィル・キュラー(白銀キホーテ・f10064)がギロリと山賊を睨みつける。
「はぁ~? 宇宙海賊ぅ~? 何言ってんだテメェ?」
「隙あり! 先手必勝!」
 下卑た笑いでウィルを煽る山賊に、迷彩を用いて近づいたミンツェ・リンデガルド(情報は餌・f01754)が突っ込み、【ボムバリアー】で大量の爆弾を投げつけた。
「な、なんだぁ!? 何が起き、だばぁ!?」
 ボンボンと景気の良い音と共に範囲攻撃で吹き飛ぶ山賊。しかし無差別攻撃の爆弾は味方にも降り注ぐ。
「向こうから来てくれたし探す手間は省けたね、っと」
 周囲を警戒していたヴィリヤ・カヤラ(ダンピールのクレリック・f02681)が飛んできた爆弾と山賊を【氷晶】で撃ち落とす。
「なんだってんだ! 野郎共、こいつらを始末するぞ! 身包み剥がしちまえ!」
「ヒヒッ、女共は好きにしなぁ!」
 貫かれた仲間を見て、山賊は叫ぶ。
 共鳴するように他の山賊の声が上がれば、山賊達の動きは先ほどよりも洗練されたものになる。
 一度距離を取る猟兵達。――前方の奥ではどっかんどっかんとミンツェの爆弾で山賊が飛んでいたが。
「私が奴らの動きを止める」
 上手いこと爆弾を見切って避けていたアノルルイ・ブラエニオン(変なエルフの吟遊詩人・f05107)が、猟兵達の前に出る。
「ふっ、貴殿だけに良い格好はさせないでござる。所詮は山賊、蹴散らすでござるよ!」
 ついでにエドゥアルト・ルーデル(ローンワンダラー・f10354)も行動に出る。
「はっはぁ! おっさん二人で何ができるってんだぁ? 黙って俺らに」
「問答無用! 私の演奏を聞け!」
 嘗め切った態度で薄汚れた刃物を振り回す山賊に、アノルルイは詩人のリュートを奏でる。パフォーマンスじみた大げさな振る舞いもあり、山賊達はがっつりと聞き入ってしまう。
「♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪……」
「やだ……いい曲……」
 アノルルイの【サウンド・オブ・エンタイスマント】は美しい音色で感動を起こす。動きの止まる山賊が続出した。
 エドゥアルトは動きを止めなかった山賊の側面を駆け抜け、目を引き、陽動を行う。
「なんだこいつ!」
「見える! 拙者にも敵が見えるでござるよ!」
 投げつけられた石つぶてをエドゥアルトは【ただの勘】で避けていく。額に光が走ったり、種が弾けたわけではないが、素早い動きに翻弄される山賊。
 避け切れなかった石つぶても銃弾で撃ち落として、粘り強く時間稼ぎをしていく。おっさん達、結構強い。
「今だ、諸君!」
 アノルルイの号令に猟兵達は一斉に攻撃を開始する。
「目標を映像にて視認。情報を共有します」
 ドローンの展開が終わったクネウスは【ARTEMIS】を起動させる。
「背後を取らせぬように数を減らしましょう」
 浮遊するアームドフォート、Anti DeusEx Cannon 「ゲオルギウス」とINCORPORATING ARMED FORT「リア・ファル」で次々と山賊を狙撃し、数を減らす。
「行くぜ、相棒」
 ウィルは【メーア魏夜羅苦死亜】でメーアをグレードアップさせ颯爽と走りながら、山賊と石つぶてを仕留めていく。
「シロート相手にケンカ売るとかダサいことしてんじゃねーぜ」
「ダサかろうがなんだろうが、俺らはこうして生きてんだ!」
 山賊は咆える。ていうかお前らぜってーシロートじゃねえだろ! その言葉にウィルは、ダセエこと言ってんじゃねえ、とは言えず。
「ちっ……」
 舌打ちをしながら熱線銃を放つ。後ろから刃物を振り回し近づいてきた山賊には零距離射撃で一撃。
 氷晶で着々と敵の数を減らしていたヴィリヤは、ふと山賊に問いかける。
「大きいスライムって何か特別な攻撃とかしてくる?」
「誰が教えるか! ボスはなぁ、ピンクで俺らよりも増えるんだ!」
 スライムは増えるらしい事が判明。
「ありがと。あまり痛くしないように頑張るよ……出来るだけね」
 答えてくれた山賊に、ヴィリヤはジャッジメント・クルセイドで一撃。また一人、山賊が沈む。
 ヴィリヤがハッと後ろを振り向けば、後ろに回り込もうとした山賊達と目が合う。と、思ったら山賊達は何故か転んだ。
「おぅあ!?」
「おい、どうしとぉべっ!」
 叫び声に気が付いた山賊が何事かと、駆けよればまた転んで――。
 原因は山賊の足元に転がった手毬だった。こっそりと目立たないように、迅が放ったものだ。
「まるいものにご用心ってな」
 迅はニッと笑う。フェイントを交えて確実に一人ずつ倒していく。味方の為に山賊達の隙をどんどんと作る方針だ。
「遠当ては俺の十八番なんだよ」
 お前らに負けやしねえ。仲間の手が届かない山賊達をウィルがグレードアップしたメーアを駆りながら撃ち落とす。
 エドゥアルトとアノルルイは味方の背後に気を配り、援護射撃で山賊を牽制する。
「氷よ射抜け!」
「CODE:ARTEMIS。狩猟の女神よ。彼の者らに安らかな死を」
 転がったり牽制されたり隙を作られたり、踏んだり蹴ったりな山賊にヴィリヤとクネウスが止めを刺していく。
 ミンツェは漏らした山賊は仲間達が何とかしてくれると、完全に信じているので遠慮なくどっかんどっかん。爆弾の無差別攻撃がたまに味方に行っても、それぞれが器用に避けていく。
 ――なんだなんだと慌てふためいていれば狙撃され、逃げようにも爆弾が飛び交い、後退を選択しても余さず攻撃され、動かずにいれば格好の的。突撃すれば、死。
 お互いに支援しフォローをし合う猟兵達に、死角など無く。山賊は文字通り蹴散らされていった。
「ボス……助けてください、ボスっ!」
 生き残った数えるほどもいない山賊が、悲鳴を上げる。同時にヴィリヤの氷晶が命中し、残りはミンツェの爆弾で吹っ飛ばされ、山賊達は全滅した。
 山賊の悲鳴が届いたのか、それともただ単に出現する時間だったのか。
 ぽよんぽよんと愉快な音をたて、ピンクの大きな物体が丘へと上がってくる。――倒された山賊が山になっている、丘へ。
「看板にも『猟兵御用達』と書いたので、成功させなきゃですね」
 現れた山賊達のボスにクネウスは呟く。その言葉に猟兵達は頷いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『ポゥリン』

POW   :    増える
レベル×5体の、小型の戦闘用【ポゥリン・ミニ 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
SPD   :    固まる
全身を【漬物石 】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ   :    伸びる
自身の肉体を【液体スライム 】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ピンクのソイツ
 ぽよん、ぽよん。ピンクのスライムは丘へ上がる。
 転がる山賊の死体も気に留めず。ぽよん、ぽよん、ぽよん。
 ふと、動きを止める。視界に入るのは猟兵達。ぽよん、ぷるぷるぷる。
 スライムは震える。あいつらは、敵だ。逃げよう。――だめだ、逃げられない。
 ならば、とスライムは猟兵へと向き直った。
クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎

「少々かわいそうですが、降りかかる火の粉は払います」

以下、内容で攻撃します。
・【POW】
・UC:Claíomh Solais
・技能:視力、先制攻撃、一斉発射、スナイパー(UC)
・UC説明:【アームドフォートのチャージキャノン】を放ち、自身からレベル(18)m半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
「エネルギーフルチャージ完了。シュート!」

(敵UCに対して)
「数が増えるのであれば、増えた敵ごとなぎ払えば問題ありません」


アノルルイ・ブラエニオン
厄介な身体だな
こう言った手合いは……
行動を阻害して変異させるのを防ぐしかない

雑魚戦に続き
【サウンド・オブ・エンタイスマント】!

「Oh! ポゥリ~~~ン
ちょっと美味しそう~
その色彩はきっとピーチ味」

などと【歌唱】【楽器演奏】【パフォーマンス】も(無駄に)併用するぞ

攻撃が効くうちに行動を封じ、味方に攻撃させる!
「今だ! 諸君!」

行動を封じたら自分も攻撃、弓で【援護射撃】する
増えたポゥリン・ミニがいればそれを優先、数を減らす
囲まれたら【ダッシュ】で逃げ、充分な距離をとる
攻撃は【見切り】で回避


ヴィリヤ・カヤラ
あのスライムちょっと可愛いね。
でも、倒さないとだから頑張るよ!

戦闘は仲間との連携重視。
山賊がスライムは増えるって言ってたから、
もし増えたら氷晶で倒していくね。
出来るだけ本体に集中出来るようにしたいしね。

遠距離攻撃も危なそうだからスライムの形状が変わったら、
仲間に知らせつつ攻撃を防ぐ用意もして様子を見るね。
仲間が避けられなさそうな攻撃が来て、
割り込めそうならフォローで攻撃を防ぎに行くね!

もう少しで倒せそうなら氷晶と
ジャッジメント・クルセイドも使って頑張るよ!


ミンツェ・リンデガルド
※powプレイングです。

「お疲れのところ悪いけど働いてもらうよ!」
UC「インスタント・ウエポン」でさっき
倒した山賊たちを操り人形にして
攻撃するよ!

相手が増えるみたいだから
こっちも複数体動かして分身を潰しつつ
本体にも攻撃だね。

あと多くの山賊を操るんで
「情報収集」「戦闘知識」で
周りの人の邪魔にならないように戦い
ます!

攻撃の邪魔になったり、
攻撃に巻き込んだりしないように
気を付けるよ。


玖篠・迅
おお、ほんとにピンクだ。
ピンクってことは、あれがスライムでボスなんだよな。
……あいつ話せるのか?山賊たちどうやって意志疎通してたんだ?

さっき山賊たちがボスはあいつらより増えるって言ってたし、そうなると厄介だから他の猟兵と協力したり「七星七縛符」で対策してく。
タイミングは「第六感」と「野生の勘」で何か感じたらその時に仕掛けるな。増える前に震えたりしたらわかりやすいんだけどなあ。

「七星七縛符」が間に合わなかったときは、朱夏で「範囲攻撃」の「なぎ払い」とか、「2回攻撃」でとにかく数を減らしてく。
離れたやつには霊符を投げて攻撃で。
目のあたり狙って目くらましとか、「破魔」が効果あったりしないかな


エドゥアルト・ルーデル
しっかしなんでまたスライムが盗賊の頭領なんざやってんだろうな?
爆撃した後ゆっくり考えますかな

■UC
Sturz KampfFlugzeug

■戦闘
急降下爆撃の時間だオラァ!!
出せるだけの小型【爆撃機部隊】を召喚!そこから速攻魔法発動!技能【先制攻撃】を用いて先制急降下爆撃でござる!爆撃に味方を巻き込むとやばいからな
【液体スライム】を出そうが 貴様は ねんいりに 殺す
拙者のターンはまだ終わっちゃいないぜ!技能【2回攻撃】発動!第二次攻撃開始!再度の急降下爆撃でござる!
言ったでござろう 貴様は ねんいりに 殺す

アドリブOKですぞ



●ぷるん
 ピンクのスライムはぷるんぷるんと揺れながら、猟兵達と相対する。
「お疲れのところ悪いけど、働いてもらうよ!」
 ミンツェ・リンデガルド(情報は餌・f01754)は【インスタント・ウエポン】で、先ほど倒した山賊を操り人形にして戦いに備えた。ボロボロのまま動き出す山賊。
 ぷるり、ぷるぷる。部下を操り人形にされたピンクのスライム――ポゥリンは猟兵達をつぶらな目で見つめる。
「あのスライムちょっと可愛いね。でも、倒さないとだから頑張るよ!」
 ヴィリヤ・カヤラ(ダンピールのクレリック・f02681)はポゥリンの見た目にほんの少し和んだが、気を引き締める。
「おお、ほんとにピンクだ。ピンクってことは、あれがスライムでボスなんだよな」
 玖篠・迅(白龍爪花・f03758)が誰に問う訳でもなく、素直な感想と共に呟く。
「恐らく間違いないかと」
 それに答えたのはクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)だ。
 会話の間にもクネウスがアームドフォートを用いて先制攻撃を仕掛ける。
 ポゥリンは痛そうに目をぎゅっと瞑った。しかし、それだけだった。ぷるりとした柔軟な身体は、まるで攻撃が通っていないかの様に揺れるだけ。
「厄介な身体だな。こう言った手合いは……」
「急降下爆撃の時間だオラァ!!」
 アノルルイ・ブラエニオン(変なエルフの吟遊詩人・f05107)が十八番を演出しようとする――が、それはエドゥアルト・ルーデル(ローンワンダラー・f10354)に遮られた。
「休んでいる暇はないぞ、出撃だ!」
 エドゥアルトは肋骨三本くらい折ってる人を引きずるような気迫のまま、【Sturz KampfFlugzeug】で小型の爆撃機部隊を大量に召喚する。
 爆撃に味方を巻き込まない為の速攻攻撃だ。
「貴様は、ねんいりに、殺す」
 その言葉の通り、念入りに爆撃されていくポゥリン。ぷるんぷるんと体が揺れ、瞑る目は泣き出しそうな程。
 爆撃の度に揺れる身体。ポゥリンは部隊が過ぎるのを待ち、じっと耐える。
 ふと途絶えた攻撃にポゥリンは、パチリと目を開けた。終わった? と、でも言うように猟兵達を、エドゥアルトを見つめる。
「なに勘違いしてやがる。拙者のターンはまだ終わっちゃいないぜ!」
 ここで二回攻撃が発動! 第二次攻撃開始! 再度、急降下爆撃の嵐に見舞われるポゥリン!
「言ったでござろう。貴様は、ねんいりに、殺す」
「もうやめて、エドゥアルトぉ!」
 あまりにボンボンと爆撃されるポゥリンがちょっと可哀想になったのか、それともその場のノリか、遮られた事へのちょっとした仕返しか――アノルルイがエドゥアルトにタックルをかます。
「ぐふっ」
 は、な、せ! と、エドゥアルトは言いたかった。でも思いの外、タックルがいい具合に決まったので言えなかった。
「(拙者の心残りはそれだけでござる)」
 エドゥアルトは、ずさぁと勢いよく地面に転がった。

●ぽよん
 二度も爆撃を食らったポゥリンは少々焦げながら、痛そうに震える。
「スライムに結構ダメージいったみたいだよ、畳み掛けよう!」
 仲間に声を掛けるヴィリヤは、ポゥリンの形状が少し変化していることに気付く。
「スライムの形が!」
 注意を促すヴィリヤにアノルルイが、今度こそ自分の出番だと進み出る。
「こう言った手合いは、行動を阻害して変異させるのを防ぐしかない」
 詩人のリュートを構えるアノルルイ。今回も【サウンド・オブ・エンタイスマント】で感動を呼び起こす。
「Oh! ポゥリ~~~ン♪ ちょっと美味しそう~♪ その色彩はきっとピーチ味♪」
 無駄に良い歌唱力と楽器演奏技術、それらを合わせたパフォーマンスをポゥリンに見せつける。
「!」
 感動しているのか何なのかよく分からないが、ポゥリンは目を潤ませ、形状変化が止まった。
「今だ! 諸君!」
 アノルルイの掛け声に、デジャビュを感じながらも猟兵達は攻撃を開始する。
「効果あったりしないかな」
 迅は霊符で目を重点的に狙い、破魔を試みる。
 破魔が効いてるのかは分からないが、ポゥリンは目を開けることが出来なくなった。
「攻撃に巻き込んだりしないように気を付けるよ!」
 ミンツェは――盗賊戦で味方に攻撃が行ったことを気にしているのか――うまいこと情報収集しながら戦闘知識を生かし、あやつり人形となった大量の盗賊をポゥリンに嗾ける。
 ジャッジメント・クルセイドで確実に攻撃を当てるのはヴィリヤだ。
 アノルルイは離れた位置から弓で援護を行う。地面に転がったままのエドゥアルトは、その状態で銃器による援護を。
「少々かわいそうですが、降りかかる火の粉は払います」
 クネウスも攻撃を撃ち込み、ポゥリンにダメージを与えていく。
 ぼこぼこにされたポゥリンは涙目になりながら、感動を振り払い行動に出た。
 ――ぽこん、と小さな音がした。
「今だ!」
 その音を聞いた迅は何かを感じ取り、ポゥリンに護符を投げつけた。
 ゆっくりとポゥリンの身体からポゥリン・ミニが召喚され始める。――が、ほんの数十匹増えた所で突然召喚が止まる。
 不思議そうに、慌てたように体を震わすポゥリン。迅が七星七縛符を発動したのが理解できないのだ。
 もっともっと増えるはずなのに――百匹位にはなる筈なのに――と、でも言いたげに身体をぷるぷる、ぽよぽよと揺らす。
 それでも数十匹増えた事に違いはないと判断したのか、ポゥリンはポゥリン・ミニと共に猟兵達に突撃する。
「悪い、全部は間に合わなかった……!」
 じわじわと削れていく寿命の感覚に歯を食い縛りながら、迅は九尾扇の朱夏でポゥリン・ミニを薙ぎ払う。
「エネルギーフルチャージ完了。シュート!」
 クネウスは間髪入れずに【Claíomh Solais】でポゥリンとポゥリン・ミニを一斉攻撃。
「大丈夫です。数が増えるのであれば、増えた敵ごとなぎ払えば問題ありません」
「まったくその通りだね!」
 クネウスの言葉に同意を示しつつ、盗賊達で分身を潰していくミンツェ。
「氷よ射抜け!」
 転がっているエドゥアルトをフォローしながら、なるべく本体を集中的に狙ってヴィリヤは【氷晶】を放つ。
 アノルルイは囲まれないよう走りながら援護。エドゥアルトも念入りに援護。
 猟兵達の息の合った攻撃に数十匹のポゥリン・ミニはあっという間に倒され消えていった。
 残されたのは息も絶え絶えなポゥリンのみ。ポゥリンは最後の力で、液状になり逃げようと試みる。
「逃がさないよ!」
「これで終わりです」
 ヴィリヤの【氷晶】とクネウスの【Claíomh Solais】が、ポゥリンへと突き刺さり、吹き飛ばす。
 ぐちゃり。最後は呆気なく、ポゥリンはその身体を再び骸の海へと戻していった。

●不思議!
 こうして、無事にオブリビオンを倒すことに成功した猟兵達。
 歓声を上げるもの、ほっと胸を撫で下ろすもの、色々だ。
 そこで疑問を持っていた者達が、零す。
「しっかしなんでまたスライムが、盗賊の頭領なんざやってたんだろうな?」
 エドゥアルトは、ふぅむと首を傾げる。
「それ、俺も気になってた。あいつ話せたのか? 山賊たちどうやって意志疎通してたんだ?」
 迅の素朴な疑問に、はたと動きを止めて考え込む猟兵達。――確かに、どうやって?
「ボディランゲージじゃないか? 歌も効くみたいだし」
 何故か得意げに答えるアノルルイ。
「オブリビオンには独特の、何か通じるものがある、とか……?」
 考察し始めるクネウス。
「よく分かんないね」
 そういうモノなのかな、とヴィリヤ。
「まあ色々あるんだよ。オブリビオンも色々ね」
 どこか達観気味に答えるミンツェ。

 そんなこんなと会話をしながら、帰り際に雑貨屋へ顔出し――店主に大変歓迎され、ついでにまた手伝わされながらも――帰還する猟兵達であった。
 オブリビオンの不思議がちょっと増えた、のかも知れない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月04日
宿敵 『ポゥリン』 を撃破!


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#アックス&ウィザーズ


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は小宮・あきです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト